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2019年4月

2019年4月27日 (土)

always 20th Anniversary Party

 
八王子のイベント制作会社、「株式会社always」が今年で創立20周年を迎え、その記念パーティがにぎやかに開催された。

10_2alwaysさんは、イベントの制作だけでなく、音楽プロダクションや音響&照明機器のレンタル、スタジオ運営など、音楽エンタテインメント周辺のあらゆる業務に携わっていらっしゃる。
20年か…。
この業界の20年は大変だと思う。
取り扱い商品が流行に左右されにくいであろう墓石屋や呉服屋の20年とは「時の流れ方」が違う。
イヤ、もちろん墓石屋さんだって最近は「墓を作らない」なんて驚くべき風潮があったりしてご苦労は絶えないことだろう。
しかし、やはり芸能周りのことは、常に斯界の動きに気を配り、新鮮なアイデアをヒネリ出さなければならないし、音響や照明等の舞台テクノロジーの進化に敏感でなければクライアントがすぐにヨソへ行ってしまうことだろう。
してみると、「alwaysさんの20年」は神社の数百年に相当するのではなかろうか。

20alwaysさんとは、主に田川ヒロアキが使用するMarshallを通じてお付き合いさせて頂くことになった。
Marshall Blogで毎年レポートしている『Sports of Heart』もオルウェイズさんがらみ。
25今はもうなくなってしまったがTAGAWAも出演した筑波サーキットのイベントもオルウェイズさん仕切りだった。
もっと以前、SHOW-YAが出演した富士スピードウェイのイベントでもご一緒させて頂いたっけ。
だから私もカレコレ8年になるのかな?

26舞台仕事だけでなく、ヒロアキくんのアルバム、『Ave Maria』と『Theme Park』の写真はオルウェイズさんのスタジオをお借りして撮影させて頂いたのよ。

D_am

D_tm さて、パーティ。
会場は地元八王子の京王プラザホテル「翔王の間」。30オルウェイズさんの20周年を祝福しに訪れる方がいかに大勢いらっしゃるかを知るかのような大きな会場。

40続々と集まるお客様。

100開宴時間になり、照明が落ち、司会の帖佐ゆり子さんが登場
「帖佐(ちょうさ)」さん…お珍しい。
早速調べてみると、やっぱり九州。
珍名度は高く全国で約1,900人。鹿児島に多い姓のようだ。
九州は珍名さんの宝庫だからね。

55vそして、2つの大きなスクリーンに『always20年の歩み』が投影された。

50_2そして、帖佐さんのご紹介でステージに現れたのは…

60_2株式会社always代表取締役、安藤弘之。
「本日はたくさんの方にお越し頂き誠にありがとうございます。20周年を迎え、ひとつの区切りをつけてお世話になっている皆様に御礼の気持ちを伝えたく席を設けさせて頂きました」
とご挨拶。
当時は広島、神戸、福知山からお越しになられた方もいらっしゃったそうだ。
「震災から8年、イベントを通じて皆様の絆を深めて前に進んで行きたいと思います」

70vそして、alwaysのスタッフが壇上に上がり、ひとりずつ紹介された。

80その後主賓のご挨拶が続き、株式会社無洲、『がんばっぺ福島』主宰の浅野正義さんのご発声で乾杯の儀が執り行われた。
…って、何だか会社の宴会の記録係りをやってるような感じになってきたな。
ま、ココまでは仕方ない。

110vでも、大丈夫。
後はこんな感じ。
ナント、BARAKAの高見一生さんがお見えになっていてビックリ!

290v加藤登紀子さんからもお祝いのビデオメッセージが届けられた。
そして、お料理とお酒を頂きながら記念の余興を楽しむ。
 
まずは今話題になっていると聞く、「八王子芸妓衆」。
alwaysさんは芸妓衆の「八王子祭り」の音響や「八王子をどり」の舞台制作を手掛けている。

120地方の皆さん。

130_2菜乃佳さん

140成華さん

150「地方(じかた)」というのは踊りの伴奏をする、要するにバンドさんのことね。
対して踊りを受け持つのは「立方(たちかた)」という。

160小太郎さん

180てる葉さん
 
立方の皆さんは出番の後、お客さんのお相手をされていたが、さすがはプロ。
メチャクチャ上手なお客さんのあしらい方にビックリ!

190v_2芸といい、立ち居振る舞いといい、コチラの唄と三味線の方が滅法カッコよかった。

170v続いてはREGINAのダンス・パフォーマンス。
オワッ!
ビックリした!
センターの方は「カーヴィー・ダンス」の樫木裕実さんじゃないの!
シャープなダンスでお客さんの目をくぎ付け!

200_2こうなるかな…とは思ったけど、案の定社長が呼ばれてステージに!

210安藤さん、スゲエな~。
私だったら絶対にできない!
以前にも書いたように踊りだけはムリ。泣いて勘弁してもらう。

220v_2ところがドッコイ、安藤さん一番楽しそうに身体を動かしていた!

230REGINAは2008年に解散したが、この日のために11年ぶりに再結集されたのだそうだ。

実はですね…私、樫木先生の「カーヴィー・ダンス」をしばらくの間やっていたことがあったんよ。
アレは家内が買って来たのかな?
家にDVDがあって、毎日それに合わせて身体を動かしていた。
というのは、それほどハードでないのがよくてね。ジェーン・フォンダのヤツも昔よくやったけど、アレはチトきつかった。
それと、樫木先生は声もすごくステキで、「ハイ、あ~る~く」なんて言われると、ついガンバっちゃうの。

240続いて伊達めぐみさん。

250京都生まれで八王子育ちの民謡テイストの歌手。
張りのある歌声で会場の雰囲気をたったひとりで盛り上げた!

260vポーズもキマった!

270vお楽しみの抽選会。
となりに居合わせたご年配の女性と「当たった!」、「当たらない!」でスッカリ盛り上がってしまった!

280_3そして、ステージに上がったのは佐藤誠バンド。

300_2佐藤誠

310v友成好宏

320v_2山内薫
 
友成さんと山内さんは大槻さんのBeppのメンバーだ!

330v小野秀夫
 
ココで小野さんにお会いするとは!

340vピュアなフュージョン・サウンドのインストルメンタル・ナンバー「RE-BIRTH SONG」を披露。
佐藤さんはかつてalwaysがマネージメントをしていた「クライマックス」のリーダーで、安藤さんとのお付き合いは28年にもなるそうだ。
佐藤さん現在「ペドロ&カプリシャス」に在籍している。

D_s41a0206そしてシンガーの峠恵子が加わる。
恵子さんは大学に在学している時にCBSソニーにスカウトされ、同時期に加瀬邦彦の指名によってザ・ ワイルドワンズの25周年企画のリードボーカルに抜擢され、サンミュージックからデビュー。
alwaysとのお付き合いも20年の長きにわたっているそうだ。

360十八番のカーペンダーズ・ナンバーを熱唱。
「Yesterday Once More」、「I Need to be in Love(青春の輝き)」、「Top of the World」…やっぱりいいね、カーペンダーズは。
今はこういう年代を超えて誰もが知っている歌が絶滅してしまった。350v_2宴もたけなわでございますが、ココでトリのご登場。
田川ヒロアキ!
今、アメリカ行っちゃってるけどね。
 
「こんばんは。田川ヒロアキです。20周年おめでとうございます!
私はちょうど10年前に2009年に安藤さんに出会いました。今の私があるのもalwaysさんのおかげです!」とまずはご挨拶。

370_2そして、ギター・ソロで「Seascape」。
ん~、相変わらずの美しい音!

380v今日のMarshallは愛器JVM210Hと1936V。

390v_2そこにベースとドラムスが加わる。

400曲は田川ヒロアキのテーマ「My Eternal Dream」。

410vベースは仮谷克之。

420vドラムスは高インボム。
高くん、久しぶり!

430v気心の知れた仲間と記念すべきステージに立ったヒロアキくん。

440とても気持ちよさそうに演奏していた。

450v「ありがとうございます。ライブには色々とトラブルがあるもんです」
そうだ、そういえばヒロアキくんが演奏中にエフェクターに刺さっているケーブルを足に引っ掛けてハズしてしまって音が出なくなっちゃったんだ。
一番前で写真を撮っていたので、私がそのケーブルを刺して無事復活。
そしたら、それを見ていたalwaysのスタッフさんが後で「あのカメラの人、あんなこともできるんですか!」と驚いていたと聞いた。
あの、どっちかというと、カメラよりそっちが本職なんですよ~。
でも最近のギターの機材って複雑でもう手が出せない。
ヒロアキくんのシステムがアタマに入っていたし、とてもシンプルだからこんなことができたのです。
やっぱりシンプルが一番。音もいいし。
460_2「安藤さんとはサーキットのお仕事もたくさんさせて頂きました。
今日のセットリストは安藤さんのリクエストで構成されています。次も安藤さんのリクエストです」

490v_2ビートルズの「All my Loving」。

470_aml今日はビートルズ好きにお安藤さんに捧げるべく、シットリとしたアレンジにしたとのこと。

480v_2ココでメンバーを紹介。
「この3人で10年前に演っています。今回も安藤さんのリクエストでやってまいりました。
全部安藤さんがサポートしてくれました。アレからちょうど10年です。
…20年続けるってとても大変なことだと思います。
その20年の間に安藤さんがたくさんの縁をつなげてくれました」
そしてLAレコーディングについて触れた。

500_2そのLAのヒロアキくんからたった今…ホントにたった今速報の写真がMarshall Blogに届いたので紹介しておくね。
 
レコーディング時のようす。
アメリカでも弾き方は変わらず。
変わらないのはギターアンプも同じ。
Marshall JVM210Hと1960V。
今日のイベントと丸っきり同じセットですな。
アメリカのMarshallのアーティスト担当のヒューがバッチリ手配をしてくれた。
Hiroaki TagawaはMarshallのInstagramの動画を通じて海外のMarshallの連中にもスッカリおなじみなのだ!
Thank you very much , Hugh!!  He couldn't make it without your generous support!!

1vもうね、ヒロアキくんが弾くたびにバンドの連中が「Amazing!」だの「Incredible!」だの「Awesome!」だのと大騒ぎなんだって!
なんだよ、Marshallの動画を見てないのかよ!
「Made in Japan」のスゴさを思い知ったか!

2コレはダビングしているところかな?
Space Echoが置いてある。
やっぱり洋の東西を問わずアナログ機材は不可欠なんだな。
やっぱり電圧が高い分、Marshallの音もかなり違って響いたとのこと。
次回はイギリスの230Vでゼヒ!

3 PV撮影の衣装を買いに行ったところ。
いいブーツが見つかったかな?

4vそして撮影。
アブね~な~、そんなとこ乗っかっちゃって!
サンタモニカだそうです。
撮影していると警備の人が駆けつけて来たそう。
ナニを言うのかと思ったら「Hey you!  Don't play the guitar in wrong way!」だって。
ウソ。
でも結構撮影に関しては小うるさいらしい。チョットここでは言えないけど、今、私はこのあたりのことにとても敏感なのだ。
とにかく、音も動画も仕上がりが楽しみだ!
美瑞穂さん、写真どうもありがとう!間に合いました。

5v さて、ヒロアキくんのステージも最後の曲。

510やはりここは一発車の曲を…ということで「キミを乗せて」。

520v安藤さんに10年間の感謝の気持ちを込めて…。
今日の助手席は安藤社長だ~!

525リズム隊の2人も息の合ったプレイでヒロアキくんの演奏を支えた。

530v

540v「20周年、おめでとうございま~す!」
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

550vそして、最後はalways取締役の盛田さんから閉会のご挨拶。
盛田さんはいつも「Sports of Heart」の時にご丁寧にMarshallの面倒をみて頂いている。

560vその様子をうれしそうに見守る安藤社長。
alwaysの未来は安泰だ!

570終宴後はお客様のお見送り。

590一方、楽屋では出演者の皆さんで記念撮影。
alwaysさん、20周年おめでとうございます!
 
alwaysの詳しい情報はコチラ⇒公式ホームページ

600 

200 

(一部敬称略 2019年3月12日 京王プラザホテル八王子 翔王の間にて撮影)

2019年4月25日 (木)

The Road from Honky Tokyo vol.2~Luther Smoke Dokeyes登場!

 
今日はまたクイズから。
「信天翁」と書いてナンと読む?
 
答えは「アホウドリ」。
天に信(まか)せて、同じ場所で魚が来るのを一日中ジッ~待っている翁(おきな=ご老人)のような白い鳥という意味なのだそうだ。
イヤ、鳥のことはどうでもいい。
「ネコの町」で知られる谷中に「信天翁」という古本屋があった。結構マニアックな品揃えが気に入っていたんだけど2か月前に閉店しちゃった。
店主は比較的若い方だったけど、もう古本屋を廃業してしまうのだそうだ。
一方、高円寺で40年続いた中古レコード屋が今月で閉店するという投稿をfacebookにしたところ存外にたくさんの反応を皆さまから頂戴した。
こういうのはホントにイヤだね。
すごく寂しくなる。
私のような古い人間には、本もレコードもITに蹂躙され続けているようにしか見えない。
やぱり音楽は記録媒体が回って再現するものだし、本は紙で味わうものだと私は確信している。
「本」と言うものは、手に紙の重みを感じ、インクのニオイを味わい(古本の場合はカビのニオイ)、目で追い終わったページを繰るモノとキマっているのである。
日本はイギリスと並ぶ世界に冠たる文学王国だ。
それがナニが悲しくてディスプレイの本なんぞを読む必要があるのだ。
「電子書籍化を望む」なんていうことが信じられないワケ。
ITは便利なモノだし、使い方によってはとても合理的なモノでもあるけど、ITの進出によって失うモノも少ないくないことを意識してやって欲しいと思うんだよね。
金儲けばっかりじゃダメなのよ。
そして、それらは一旦失うと二度と取り戻せないモノであることが多いということも意識して然るべきだと思う。
で、その信天翁が閉店する間際にやっていた処分セールで手に入れたのが下のアイテム。
「黒門町」の10枚組CD&ブック・ボックスセット。
いつも書いているように、志ん生はジャズ・ギターで言えばウェス・モンゴメリー、黒門町の師匠、桂文楽はパット・マルティーノ。「黒門町」は今の上野広小路とか御徒町のあたりね。
ジャズの方はナンダカンダでウェスに軍配が上がり、落語も八代目文楽より五代目志ん生を聴く機会の方がはるかに多い。
ところが黒門町の噺を無性に聴きたくなる時も少なくない。
そこで圧倒的に良心的な値段が付いていたので何の迷いもなくこのセットを買い込んだ。
ちなみに「黒門」というのは徳川家の菩提寺である寛永寺の入り口にあった門のことで、今の上野恩賜公園(春は阿鼻叫喚のヨッパライ地獄になるエリアね)の入り口辺りにあった。
上野戦争で薩長軍にボッコボコにされたが、オリジナルが南千住の方に移設されて残っている。
鉄砲の弾の穴だらけよ。
今度また『私のディープ浅草』で紹介するので覚悟しておいてチョーダイ。
10さて、ココまではイントロのイントロ。
落語を引き合いに出したくて、強引にアホウドリまで引っ張り出した。
実にゴージャスな構成でなかろうか?
ナゼならこの記事がMarshall Blogの12年目の最初記事だからであ~る。
さて、落語。
別の記事でも書いたが、落語が今また元気なのだそうだ。
若手の噺家が出現し、それを観に若者が積極的に寄席に足を運んでいるらしい。
そして、そこで出演していたベテランの噺家にも興味が広がっているとか…。
つまり、「落語」という古典芸能がキチンと若い世代に伝承されているのだ。
ナゼ、ロックにコレができない!?
熊さんや八っつあんや横丁の凸凹やアンニャモンニャの舞台は100年も前なんだぞ!
なのに今のロックはクリエイテビティという面においては、たった50年前のロックの足元にも及ばないじゃないか!
ロックのベテランの世代と若い世代の交流は演る側にも楽しむ側にも大きなメリットがあると思うのだが…この2つの世代の間にできた無意味な溝が埋まる気配は一向になさそうだ。
今日はそんな時代を背景に現れた、若きロックの伝道者のライブ・レポート。

D_aeh3 そのバンドの名前はLuther Smoke Dokeyes(ルーサー・スモーク・ドゥーキーズ)。
頭文字を並べて「LSD」。
今日のレポートはLSDのホーム、神田淡路町のTHE SHOJIMARUから。
「淡路町」については以前やったね…アレも調べていてすごくおもしろかったっけ。
興味のある人はコチラをどうぞ。

20vところで、どうやってLSDとお近づきになったのかと言うと、以前からTHE SHOUJIMARUに出演しているamber lumberのおススメがあったのがひとつ。
そして、NATALアーティストの石川達也くんが渋谷でドラムのクリニックを開催した時にLSDのJohnnyくんが来て、達也くんが紹介してれたのがキッカケだった。

25vこの3人がLuther Smoke Dokeyes。
Jonny

30v伴航平

40v山口翔也

50v全員が平成8年(1996年)生まれの23歳。
そんな3人が集まってサザン・ロックやカントリー・テイストの音楽をコピーではなく自分たちのオリジナル曲で追及しているのである。

501曲目は「Far East Cowboy」。
「デモCD」という形で、手売りだけで流通させた曲。

60続けて「Win, Lose or Draw」じゃなくて、「Win, Lose or Honky Tonk」。こんなタイトルを見せられちゃうと桃が食べたくなっちゃう?
サウンドもごっきげん!
コレも「Far East Cowboy」と同時に発表された。
実はこの日に初めてLSDのサウンドを耳にしたのだが、それまでに会ったJohnnyくんとステージの上のJohnnyくんがゼンゼン別人でビックリ仰天!
私が知っていた、腰が低くてとても静かなJohnnyくんがアメリカ南部からやって来た若いミュージシャンになっていたからだ!
声がいいのよ。

80_wlh23歳の若者が、こんな曲を作って、そしてサラっと演奏しちゃうだなんて、ここ35年ぐらいの間に誰が一体期待し、想像していただろうか?

100v勝っても負けても、私にとっての「Honky Tonk」はカントリーでもなければ、ストーンズでもなけれし、キース・エマーソンでもない…絶対的に的にコレなんですけどね。

110cdカントリー調に「One More Scotch, One More Bourbon, One More Beer」。
このタイトル、イギリス、フランス、ドイツってところか?
スコッチはスコットランド、バーボンはフランスの「ブルボン王朝」が語源、そしてドイツで飲むバイツェン・ビヤはすこぶるウマい。
「One More Scotch, One More Bourbon, One More Beer」と来て、最後は「One for the road」と締めくくろう!
しかし、3人とも演奏している姿が実に楽しそうなんだな~。
このご時世にJ-POPに目もくれないこんな若者がよく3人も揃ったもんだよ。

125テンガロン・ハットをかぶったJohnnyくん。
「ありがとうございます!」
大きな歓声。
「XXちゃ~ん!」と呼び声がかかる。
「チョット!オレ、このバンドでは『Johnny』って呼ばれてるんだから!本名で呼ばないでよ!」
しゃべるといつものJohnnyくんになる。
「新曲を演りたいと思います」

130テンガロン・ハットとMarshall…いいね。
実際にその2つを結び付けているのは白いカール・コードだけ。
Marshallにレスポールを直つなぎしているのだ。

150v曲は「The Sunset」。

140_ss落ち着いてユッタリとした雰囲気の曲がまたよく似合う。
160_otb短いMCを挟んで「On the Border」。

D_0r4a0103 まるであったかいスープを飲んでいるかのようなウォーム・サウンド。

155しかし、ギター・ソロは「ウォーム」というより「ホット」なのだ!
135vどうでもいい話なんだけど、ベースの航平くんが、私が大学を出て就職した会社の同期のヤツにウリふたつで驚いたんよ。
しかも、ソイツに会ったのは22歳の時だから年恰好もドンズバ!
体育会系枠で入社した彼は、サウナ風呂に1時間以上入っていてもヘッチャラだった。
また、みんなで戸隠に行った時は、折悪く視界が1mもないほどの猛吹雪でリフトが止まっていた。しかし彼は「せっかく来たんだから」と、スキー板を担いで自力ではるか彼方のゲレンデのテッペンまで歩いて上がり、それを3回ほど繰り返した。宿に帰って来た時、眉毛もまつ毛も完全に凍っていたが、ニコニコとまるで意に介さないようすだった。
そんな彼も大盛の豚骨ラーメンの「コッテリ・スープ」を最後の一滴まで飲み干した時はゲロを吐いたらしい。
失敬、失敬!
あまりにも似ているのでついこんなことを思い出してしまったのよ。
 
もちろん航平くんはそんな私の同期とは関係なく、芯を喰ったベースらしいベースサウンドを聞かせてくれる。

170コーラスもバッチリ!

120_oms6曲目は「Keep On Hankin'」。
「Keep on Hangin'(ガンバっていけ!)」のシャレですな?
しかし、ハンク・ウィリアムスは聴かないよ~!
レオン・ラッセルの『Hank』は持っているけど、果たしてどんな曲が入っていたのかまったく記憶にない。

180_koh歌詞もオモシロイね。
「基本HANK忘れるべからずです」…スイマセン。
ハンク・ウィリアムスに「♪ナッシュビルまでは遠いの?」みたいな曲でもあるのだろうか?
知らないよ、そんなこと…私には訊かないで!

190vコレはね「やったね!」って言ってあげたい。イヤ、実際に電話でJohnnyくんに言ったんだけどね。
7曲目に演奏した「Drinkin' Whiskey With Dad」という曲。

200_dwwdチョットLynard Skynardの「Don't Ask me Questions」を思わせるイントロに続く歌詞がスゴい。
「♪時は平成 場所はお江戸 台東区南側」…こんな歌詞見たことない。
…と思ったらちゃんと「Sweet Home Alabama」が出て来るヨ。でも気分はナゼかフロリダ。
どうなってんだッ?
でもお父さんと飲んでいるのは台東区。いいね~。

240vサウンドは何の飾りもないエイト・ビートのストレート・チューン。コレでいい。
ナゼ、私がこの歌詞がスゴいと思うかと言うと、「台東区南側」という地名が入っているから。
「続東京ワッショイ」みたいな曲は別にして、日本のロックの歌詞って固有名詞が出て来ることが洋楽に比べて圧倒的に少ないんだよね。
特にサザン・ロックは地名がやたらと出て来るでしょ?
The Kinksだって「Denmark Street」とか「Waterloo Station」とかロンドンの地名がバンバン出て来る。
日本の音楽でコレに相当するのは民謡か浪曲か演歌ぐらいだよね。
人名もそう。
ポールなんてすごくウマいよね。
「Vera, Chuck and Dave」とか「Sister Susie, Brother John, Martin Luther(←偶然!), Phil and Don」なんて名前だけ並べて歌詞にしちゃう。
コレを日本がやるとどうしても「お富さん」とか「サチコ」とか「そんな夕子のほれました」とかになっちゃう。
もちろん「いとしのエリー」とか例外も多いけどね。

220v地名はムズカシイよね。特にサザン・ロックでよく見る旅をテーマにした「ロード・ソング」みたいなヤツ。
メンフィスとかアラバマとかメイコンとかスパータンバーグ(←ヘヘヘ、コレはサウス・キャロライナのThe Marshall Tucker Bandの地元)みたいな地名が出て来るからカッコいいワケで…。
これを日本風にやると…

諏訪湖を超えて来たぜ辰野まで
ココで飯田線にtransfer
飯田ラインのdestination
Just like 両国 Old房総、not 妄想
飯田ライン 駅間very close
やたらと止まってlonly heart
伊那北、沢渡、駒ケ根カツどん
ソース not エッグ、ベイベ~

ようやく座光寺、元善光寺

こっちがOriginal善光寺
短い回廊、もう帰ろう

みたいなことをサザン・ロックはやってるハズなんですよ。
「Rumblin' Man」にしたって、あんな状況日本じゃ考えられないもんね。
それをJohnnyくんが「台東区の南側」でやってくれたように感じるワケ。
 
とにかく、酒が飲めてお父さんと仲がいい人は、元気なウチに一緒にイッパイやっておくといい。
私も実家に帰るたびに付き合った。
それでも映画の話や昔の浅草の話をもっと聞いておけばヨカッタと大後悔している。
今の今でもMarshall Blogを書いていて「あ~!お父さんがいれば訊けたのにナァ!」ということがよくあるんだよ。

230v「今日は発表がありまして…ナント、4月3日に我々のファースト・ミニ・アルバムが全国流通することになりました!」

250v航平くんが手にしているのがそのミニ・アルバム。

260コレ…『The Jukebox is Playin'』。
レコーディングでは1959SLPが使用された…直結。
現場は大変だったらしい。そりゃそうだ。
このMCの前に演奏した3曲はこのアルバムからのチョイス。
ジャケットのWurlitzerのアイデアはJohnnyが敬愛するジョージ・ジョーンズの曲の歌い出しから思いついたそうだ。
ジョージ・ジョーンズって誰やねん?270cdそして、この日使用したMarshallの紹介もしてくれた。
このコンボは昨年のNAMMで発表したORIGINの50W 1x12"コンボのORIGIN50C。
さっきも書いた通り、コレにレスポールを直つなぎ。コレがホントの「オリジン」だってばよ!
それはそれは素晴らしいサウンドで、スッカリORIGINを見直してしまったよ。
やっぱり直はいいね。
「男らしい」とかよく言うけど、男も女も関係ない。
ギターとアンプの間に何にもないんだもん、音が良くなるにキマってるわ。トラブルも起きないしね。
カール・コードでハイが大人しくなったのもヨカッタのかも。
再興に太く、ヌケつサウンドだった。
値段もお手ごろだし…恐るべし、ORIGIN!

280「オレ、いつもより汗をかいてる…」とジャケットを脱ぐと、その下にはこんなTシャツ。

90私のHonky Tonkはコレ。
もういいか。
110cdカウベルを叩くJohnnyくんと航平くん。
♪ガツツガツツガツツツガツガツ…

290リズムはセカンド・ライン。
でも雰囲気は今にも「♪Spotcheck Billy got down on his hands & knees」と始まっちゃいそう!
メッチャごきげん!

300曲は『The Jukebox is Playin'』収録の「Ramblin' Rider」。

310歌詞に「Dr. John」と「Littele Feat」が出てくる。
アタシャ、サンプラザで観ましたからね、ローウェル・ジョージ。
歌詞には「ガルシア」なんて人名も出て来る。
サム・ペキンパーかと思ったらDeadの方。
Greatful Deadはとうとう日本に来なかった。Steve Miller BandとVan Morrisonももう来ないだろうね。
「♪70's年代にひとっとび」か…。
世の中で「クラシック」として扱っているロックとか「古き良きわが青春のロック」って80年代が主流なんだよね。
そういうのに接するたびに自分の古さに愕然とする。70年代ロックで育った私は原始人で言えばミンガスもビックリの直立猿人ぐらいだよな~。
60年代中盤から75年ぐらいまでが私にとっての「ロック」。今でもそれ以降のロックをプライベートで聴く機会はない。
でもLSDのサウンドは何の抵抗もなく私の脳ミソに入り込んでくる。
そんなチームなのだ。

320vジョニーくん、コレね、電話で話した『Sailin' Shoes』。
ロンドンはウォレス・コレクションという博物館に飾ってあるジャン・オノレ・フラグナールというフランスの画家の「ブランコ(The Swing)」という作品。

330こんな風にしちゃうネオン・パークがいい加減スゴイわ。
ちなみにウォレス・コレクションの隣はEMIの元本社ビル。ビートルズの赤盤と青盤のジャケ写を撮ったところね。

12ssあの2枚のジャケット写真はアンガス・マクビーンというフォトグラファーが撮影したんだけど、その時の様子が、こんなビートルズにまつわるロンドンの名所を紹介している本に簡単に書いてあって、読むと実にオモシロイ。
この手の本をかき集めては、ロンドンに行く度にシラミ潰しに現場を訪れているのだ。
ロンドンは狭いからこんなことができる。
サザン・ロックの名所めぐりなんてそう簡単にはできないよ。

D_ba2 LSDのステージも大詰め。
残すは2曲。
まずはミニ・アルバム収録の「Jukebox Blues」。
こんな曲!…今の若い人を10,000人集めて逆さにしても絶対に出て来ないぞ!

340_jbb「♪大音量のGeorge Jones」…だからジョージ・ジョーンズって一体誰なのサ…と思ってYouTubeを見て納得。
ドカントリー。
ジョージ・ジョーンズなんて日本で言うと「山田太郎」みたいな名前だけど、カントリーの大御所なのだ。
道理で知らないワケだ。
私、ジャズやロックだけでなく、現代音楽も民族音楽も大好きなんだけど、人生でカントリーだけはまったく聴いてこなかったのです。
多分なんですが…コレからも一生カントリー聴かないまま人生を終わらせると思う。
もうチョット言うと、サザン・ロックもあんまり得意ではなくて、中学から高校にかけて、本当に有名どころをツラっと聴いただけなんです。
そんな私に「大丈夫ですか?」と心配してくれるJohnnyくんなのだが、とにかくLSDは私をゴキゲンにしてくれる…なんて書くとアブナイか?
サザンロックで好きなのはThe Marshall Tucker BandとBlack Oak Arkansas。
Toy Coldwellなんていいよね。Marshallじゃないけど…Marshall Tuckerのクセに。「This ol' Cowboy」なんて死ぬほど聴いたわ。
ちなみにLuther Smoke Dokeyesというバンド名に意味はないのだそうだ。
でも、サザロックのバンド名は「3ワーズ」という印象がJohnnyくんにはあって、それに合致している。
冠詞は無視して…今上げたBlack Oak Arkansas、Marshall Tucker Band。なるほど。
Allman Brothers Band、Charlie Daniels Band…人名+Bandというだけの感じもするが…。

350v本編を締めくくったのはアルバムのオープナーの「Last Train To Memphis」。
先日、事務所に長い付き合いのベテラン・ギタリストが来てくれて『The Jukebox is Playin'』を聴かせてみた。
イントロの2拍目ぐらいで彼はこう言った「お、サザンロックじゃん!」
LSD恐るべし!

360_lttm

370サザンロックにボトルネックは欠かせない。
もちろんJohnnyくんはボトルネックもバッチリ!
これがレスポールと直につないだORIGINと組み合わさって信じられない位いい音なんだよ!

380奇を衒うことなくJohnnyくんの作品を通じて「いい音楽を作ろう!」という気概が伝わって来るリズム隊も素晴らしい。

390vとにかくナニがあっても続けて欲しい。まずはそこから。

400vココで今日の記事の冒頭に戻る。
とにかく、オジさんたちだけでなくバンドのメンバーと同世代の若者にLSDが出演するライブハウスに来てもらって、観て、聴いて、感じて欲しいと思うのだ。

410アンコールはLSDの前に出演した日暮士歳朗さんがLSDに加わって1曲演奏した。

450曲は「Shake Hands Blues」。

4602人のギター・バトル!

480vココも見応え十分だった!

490vまたのLSDのステージを楽しみにしている。
それまでにジョージ・ジョーンズを勉強しておかなきゃ!…ヤ~ダよ。
 
Luther Smoke Dokeyesの詳しい情報はコチラ⇒facebook

500もうやらなきゃならないことがイッパイありすぎて、毎日更新が困難になっちゃったけど、12年目に入ったMarshall Blog…毎日チェックしてね。
LSDともどもこれからもよろしくお願いします。
 
あ、このアルバム、最後にブルーグラス調の「Luther's Breakdown」という曲が入っているんだけど、「Foggy Mountain Breakdown」みたいにどうしてこういう曲は「Breakdown」なのかね?

510cd<オマケ>
その有名な「Foggy Moutain Breakdown」を作曲したのがブルー・グラス・バンジョーの大御所、アール・スクラッグス。
「カントリーは聴かない」と言っても何枚かは私も持っていてね(友達からもらったんだけど)。
で、スクラッグスのバンド、The Earl Scruggs Revueのこの1975年のアルバム『Anniversary Special Volume One』にまだブレイクする前のビリー・ジョエルの名前を発見して驚いたのは34年ぐらい前の話。
当時、ビリー・ジョエルは飛ぶ鳥を落とす勢いだったからね。「こんな仕事をしてたのか…」と感心した。
もうひとつは、ナゼかアルヴィン・リーが参加している。
オイちょっと待てよ!
アルバート・リーの間違いじゃないのか?カントリーだぞ!
アルヴィン・リーなの。
チャンとカントリーっぽく弾いていてなかなかにカッコいい。ビリー・ジョエルのピアノもテクニカルで最高。
なんだ、いいじゃん、カントリー。

でも、カントリーのギターの人ってホントすごいよね…超絶。
あの世界もイングヴェイ派よろしく、ブレント・メイスンとかジョニー・ハイランドとか後継者がシッカリしている感じがする。
一度、ロンドンのギターの展示会でスゴいプレイを見ちゃってさ。
誰かと思ったらジェリー・ドナヒューだったの。
あまりのオリジナリティと技術に圧倒されて結構腰が抜けたな。

Esr
 

200 

(一部敬称略 2019年3月9日 神田THE SHOJIMARUにて撮影)

2019年4月22日 (月)

大山まき Presents Howling Night


時々「~をするために生まれて来たような人」っているじゃない?
職人、芸人、スポーツ選手、医師、教師、公務員、サラリーマン、無職…「無職」は仕事じゃないか。職業に貴賤はないワケで、自分の仕事を愛し、とにかく夢中になって働くことができるのはとても幸せなことだ。
「~をするために生まれて来たような人」なんて呼ばれるシチュエーションに収まるのはとりわけ幸せなことではなかろうか?
今日の記事の主役、「大山まき」はまさにそんな人だと思う。
すなわち「ロックを歌うために生まれて来た人」だ。
Marshall Blogへは2017年5月以来、2回目のご登場。
あれからもう2年か~。
ドラムのPONさんに誘われてチッタ川崎で初めて観た時は感動したね~。
イギリス人なら間違いなく「Blimey!(ブライミー!=アッと驚くタメ五郎!)」と言うところだった。
それ以降、まきちゃんの歌声を聴くチャンスをズッと窺っていたのだが、なかなかそのチャンスがなかった。
しかし、ついにチャンス到来!
明後日の24日にリリースされるニュー・アルバム『MONSTER』のレコ発ライブにお邪魔してきたのだ。
10v開催は3月2日。
ずいぶん前からレコ発をやっていたんだね~。
少しでも早くみんなに聴かせたくなるような満足のいく出来、ということだったのだろう。
実際、その通りなのだ!

20vコレがそのニュー・アルバム『MONSTER』。
まきちゃんのロックの魅力がタップリ詰め込まれた8曲入りのフル・アルバムだ。

40cdこの日、昼の部はまきちゃんが長い間取り組んでいる「アコメタル」のワンマン。
そしてこれからレポートする夜の部は、Rie a.k.a. Suzakuとのダブル・ヘッドライナーという企画。
昼間の熱演の疲れなどおくびにも出さずステージに登場した夜のまきちゃん。

50大山まき

0r4a0846 斉田和典60v志太郎

70v佐野優

80そして、山口PON昌人!

90v今日もNATALを従えての登板。
110遠慮なくにパワフルに演って頂きました。

1001曲目は『MOSTER』のクローザー「Pair Letter」。

120_plコレコレコレコレコレコレ~!
ノッケから「まきちゃん節」が大炸裂。
2年前、この歌いっぷりにヤラれたのだ!

130vギター・チーム2人の華麗なソロ!

140v

150vそして灼熱のビートを送り込む強靭なリズム隊!

D_s41a0832

160v昼間の「アコメタル」から連続でご覧になっている方も多かったハズ。
しかし、そんな客席に「疲労感」はまったくなし。
まきちゃんのパワーに真っ向からブツかり合う高テンションで臨んだ!

1702曲目も『MONSTER』から「Karma」。

180_kmこれまた胸のすくドライビング・チューン。

190v草食系ロックに喝を入れているかのようなまきちゃんの絶唱があまりにも素晴らしい!

200vさらに『MONSTER』から「Survivor」。

210_svそうそう!やっぱりまきちゃんはヨソとは違う…こういうヘヴィなシャッフルなんて今、他では聴けないよ。

210vこの手の真のロック・ボイスでなきゃたとえ演ったとしても聴いていられないけどね。

220「どうもありがとう!
みんな良い顔してる!ナゼなら…ってか?
私のレコ発なのだ~」
♪ドコドン、ジャ~~~ン(E)。
「最後まで楽しんでいってください!
さて、ロック好きのみんなはマジメでいい人にキマっています。
私のルーツの音楽を演ります」

230mcナニかと思ったら「Stormbringer」。

240_sbDeep Purpleの1974年のアルバム『Stormbringer』のタイトル・チューン。
250vこの辺りのDeep Purpleはリフ・ロックの最高地点だよね。
またこういうロックの時代に戻ってきてもらいたい…と思っている人は日本に相当いることでしょうな。
イギリスはこういうタイプのオリジナル曲を演る若いバンドが絶え間なく出て来るんだよね。
280まきちゃんがせっかく機会を作ってくれたのでチョットやっておくと、『Stormbringer』のジャケットはコレ。
「嵐の使者」だからして、竜巻の上をペガサスが降りて来てる絵。
コレは元々は1927年にルシール・ハンドバーグという女性がミネソタで撮った写真が元になっている。

Sb その写真がコレ。
なるほど。Lh そして、この写真を使ったジャケットがもうひとつ。
世紀の問題作、名作として名高いMiles Davisの『Bitches Brew』がソレ。
こっちはマティ・クラーワインという人の作品。
マティは以前、他の記事でも紹介したが、ジャズやロックのアルバム・ジャケットをたくさん手掛けたドイツの画家。
このアルバムが出てこないジャズの指南書はまずないというぐらいの名盤選の常連で、ジャズを聴き始めの頃にどうしても聴いてしまうんね。
でもこんなの聴いたらジャズなんか好きにはならんて。
ナニを演っているのかサッパリわからないし、Bennie Maupinのバス・クラリネットがやたらと薄気味悪いし…。
ところが、ガマンして何度も何度も聴いていると、ある時から「アララ!カッコいいじゃん!」ということになる。
要するに他にない音楽なので、最初のウチは耳や脳が音楽に着いていかないんだね。知らない音楽を聴くのはツライものだ。
そんな音楽をクリエイトしたMiles Davisはやっぱりエライ。

12bb_2そしてエライのはまきちゃん。
こういうトラディショナルなハードロックを勉強しているからこそ、こうしたシッカリしたロックが演れるワケだ。

260続いてもDeep Purpleで「Space Truckin'」。
フ~ン、こんなん好きなのか~。
30v以前、チッタで観た時のJanisの「Move Over」のイメージが強かったものだからチョット意外。
Deep Purpleのコピーバンドは今でもたくさんあるけれど、レパートリーは大抵MKIIIじゃない?演っている人にその理由を尋ねたことがあった。
そしたら、イアン・ギランを歌える人がいない…とか言ってた。
まきちゃん、出番です。
まきちゃんの歌で『Who Do WE Think We Are(紫の肖像)』の全曲実演…なんて聴いてみたいナァ。

D_s41a0639 ギター・バトル。
0r4a0761審判はまきちゃん。

0r4a0759 どっちが勝ったのかな~?
引き分け~!
ナゼなら2人ともMarshallだから。
Marshallプレイヤーはみんな同じファミリーのメンバーなのだ。

0r4a0763 コール&レスポンスも交えて大盛り上がり!

300「どうもありがとう!
私、この日に賭けていました。この3月2日を『レコ発』にしたくてレコーディングをガンバったんです!生で聴いてもらいたかったから!」
そして、メンバー紹介。
「PONさんはどうしても参加したい!と今日来てくれました。歌うドラムスを披露してくれます」
下手のギターの志太郎さんを除いて今日ステージに上がっているのは全員『MONSTER』のレコーディング・メンバーなのだ。
「生の演奏をみなさんにお聴かせしたかったんです!」

310_teココで1曲『MONSTER』から離れて「手の鳴るほうへ」。
女子ハンドボール・チーム「大阪ラヴィッツ」の公式タイアップ・ソング。

340v_sdd_2 そしてまた『MONSTER』から「Swingout」。

330タイトル通りの4ビート。
でも「Swingout」は「空振り」という意味ね。
4ビートはムズカシイね。

355続けて2013年のファースト・ミニ・アルバム『愛すべきけものたちへ』から「修羅場 de ダンス?」。

360_stf#9thが効いたソリッドなナンバー。
まきちゃんって声の質は言うに及ばず、その声をうまく使った歌い回しがやたらとカッコいいんだよね。
いわゆるロックの歌い方。
ポール・ロジャースとかスティーヴ・マリオットとかレイ・デイヴィスとか、もっと言うとポール・チャップマンとかディメトリオ・ストラトスとか…みんな自分だけの歌い方のスタイルってあるじゃない?
ああいうのを確立している。だから他のシンガーとはチト違う。

370vPONさん、絶好調!
後の方で暴れまくっております!

380「ココはお風呂ですか?暑いね~!すっぴんに近くなって来たよ」
とにかくスゴイ汗!

395vまさに激演の証。
その清々しい汗はコレぐらい気持ちよい!

396そして、最後のセクション。
「自分の中に生まれたモンスターをもっともっと大きく育てたい。ロックやライブハウスを喰らい尽くしたいんですよ!
いい景色を見せられると思うのでみんなも付いてきてください!
新しい曲を演ります。今日はありがとう!」

S41a0991『MONSTER』から2曲目の「Satisfaction」。

400_monコレはいかにも「まきちゃん」っぽいナンバーだね。
節々の締めくくり方がメッチャかっこいい。
普通の人はなかなかこうは歌えない。

365vうん、この曲、すごくいいわ~。

410そして、本編の最後はタイトル・チューンの「MONSTER」。
サビのメロディがとても印象的だ。

S41a0979まきちゃんだけでなく、バンドもモンスター級のパフォーマンスで本編を締めくくった。

420v

430v

440v

450vやっぱNATAL、音いい~。
この音抜けの良さはまきちゃんのパワフルな声には持って来いだ。

460しかし…今でも方々で引っ張りダコのまきちゃんだけど、コレ、もう少ししたらこのあたりの世界は「まきちゃんの声一色」になっちゃうんじゃないの?
イヤ、もうなってるか?
問答無用でカッコいいわ。
未体験の人は「ロックを歌うために生まれて来た人」のライブにゼヒお出かけください。
 
大山まきの詳しい情報はコチラ⇒Oyama Maki official website

465アンコールは「♪ロンリ、ロンリ」の「Rock'n'Roll」。

4706月26日、『Top Runner』でメジャー・デビューを果たすRie a.k.a. Suzakuが加わる。

480vRieちゃんの登場にお客さんも大喜び!

490最後もビシっとキメて…

500『MONSTER』発日記念ライブの幕を降ろした。
あ~、カッコよかった。
アタシャ、帰りの車の中でも興奮しっぱなしだったわ!

510v終演後のPONさん。
リクエストにより、FEEL SO BADのTシャツ姿のPONさんをパチリ。
ナントならば、前回PONさんがココCrescendoに出演した時は冬樹さんと一緒だったのだ。
それを思い出しての1枚。
 
その時のようすはコチラ⇒FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01 ~TOKYO~" <後編>

520v大山まきニュー・アルバム『MONSTER』は4月24日リリース!

40cd

200

(一部敬称略 2019年3月2日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影 ※Thank you very much for your cooperation on the backline and the desirable lighting, Maki and Crescendo!)

2019年4月19日 (金)

Marshallの造形美を愉しむ~STUDIOレンジ写真集

 

おかげさまでサウンドもルックスも大好評のSTUDIOシリーズ。
今日はですね、事務所で写真を撮ってみたので、そのSTUDIOシリーズからVINTAGEとCLASSICを取り上げてMarshallの造形美をジックリ味わってみようかという企画。
要するにSTUDIOシリーズ写真集。
「写真集」なんて初めてじゃない?
イヤ、毎回ヘタな文章を組み合わせた写真集みたいなものか?
今日は「写真集」なので、機能がどうだとか、音がどうとか…ということは書かないつもり。
あ、ひとつ…今日のタイトルのこと。
我々は何かの一連のカタマリをよく「シリーズ」って呼ぶでしょ?もちろん間違えではないんだけど、英語圏の人って同じ意味ではこの言葉をあんまり使わない気がするんだよね。
見ていると、我々が言う「シリーズ」のことを英語圏の人は「range(レンジ)」って呼んでる。
「連なり(series)」より「幅(range)」ということなのかしらん?
今日はこの言葉で統一してみるね。

10まずはVINTAGEレンジから。
1×12"コンボのSV20C。

20スモール・ゴールド・ロゴと美しいソルト&ペッパー・フレットを味わう。

30ゴールドのパイピングとビーディング、レヴァント・カバリングはビンテージの証。

40このプレキシ・グラス仕様のコントロール・パネルのツラ構えがまたいい。

50SVシリーズは4インプットということもあって1959の20Wバージョンという風に理解している人も多いようだけど、それは違う。
何回も書いている通り、1959というモデルは「100W、4インプット、マスターボリュームなし」…というのが厳然たる定義。
出力が20Wとなった途端、それは1959ではなくなる。
だから「1959タイプ」っていうことね。

60下から見上げたリア・パネル。

80次はSVレンジの1×12"エクステンション・キャビネットのSV112。
まず、フルフェイスのソルト&ペッパー・フレットが目を惹くよね~。
Marshallのフルフェイス・キャビネットって間違いなくカッコいい。

90エクステンション・キャビネットの天端はハンドルのみののっぺらぼう。
でもこの2本のゴールド・ビーディングがデザインを引き締めているね。

0r4a0061リアの様子。

100スピーカーはレンジ共通のCelestion製12"、70W…Celestion V。

110SV20CをSV112の上に乗せてみるとこういう感じになる。
この場合、アンプもキャビネットもインピーダンスが16Ωなので、2x16Ωというスピーカー・アウトプットに結線してやれば上下両方とも鳴らすことができる。
120v次に2×12"キャビネットのSV212。

130vリアの様子。

140vインプット・ジャックはもちろんビンテージ・タイプ。

150タテ長キャビ、いいよね。

160v_2 SV212にはメタル・ハンドルが採用されている。

170vキャビネットをひっくり返すとホラ…。

180別売りのキャスターを取り付けることができるようになっているのだ。

190SV20CをSV212に乗せる。
この場合、インピーダンス・マッチングが取れないので3つのスピーカーを全部同時に鳴らすことは不可能。
SV20CでSV212を鳴らすということになる。

245v続いてヘッドのSV20H。

200_2パッと見ると大きさからして2061Xみたいじゃんね。

225ところがドッコイ、同じ20Wでもこっちは4インプット。「1959タイプ」だから。
LOUDNESSという表示もうれしいね。

220ピン・スイッチとスクエア・パイロットランプもうれしい。

219ゴールド・メッシュをあしらったリア全体の様子は1959ゆずりだが、パネルは黒でその使い勝手も近代風。
1959が誕生した1965年には「センド&リターン」も「DI OUT」もなかったからね。230SV20HをSV212の上に乗っけてみる。

240v同じくSV112の上に乗せるとこういう雰囲気。

250v…と、ココまで来るとやってみたくなるのは三段積み。
SV20HとSV112とSV212を積み上げるとこうなった。
でも、これもインピーダンス・マッチングが取れないのでどちらかのキャビネット1台しか鳴らすことはできないのであしからず。

260v続いてCLASSIC。
同じようにコンボから。
コチラは1x12"のSC20C。

2701981年に発表されたJCM800レンジには2204のコンボ・バージョンの4010や2205の4210等の1×12"コンボがラインナップされていたが、やっぱり雰囲気はゼンゼン違うね。

280JCM800だからロッカー・スイッチ。
今のパーツは表面が曲線になっているけど、昔はカクッとしていた。

290この忠実に再現されたフォントがいいんだよね。

300リアのようす。
昨日はSVレンジと同じ。

310SCの1x12"エクステンション・キャビネットはSC112。

330コチラはエレファント・グレインのカバリング。

340リアの様子。

350インプット・ジャックは円錐形のタイプ。

360スピーカーはSVと同じCelestion製12"、70W…Celestion V。

370またSC20CとSC112を組み合わせてみると、こんな感じ。

380vSCの2x12"スピーカー・キャビネットはSC212。

390_2リアはこんな感じ。

400_2こちらのハンドルは1960と同じプラスティック製だ。
もちろんSV212同様に別売りのキャスターを取り付けることができる。

410vまたSC20CをSC212の上に乗せてみる。
何か上下で「他人同士」っていう感じがしないでもないな。
この場合もSCの時と同じく、インピーダンス・マッチングが取れないので3つのスピーカーを全部同時に鳴らすことは不可能。
SC20CでSC212を鳴らす、ということになる。

D_0r4a3100ヘッドはSC20H。
2203タイプ。
同じように言っておくと、2203の定義は「100W、2インプット、マスター・ボリューム付き」ね。
だからこれは「2203タイプ」ということになる。

4202203に見慣れていると、チョット窮屈な感じがしないでもないけど、この雰囲気はやっぱりステキ。

425パイピングを太い白にしたのも大正解だった。

4301981年にJCM800レンジが発表された時、この両側にまで延びたフロント・パネルのデザインは大きな反響を呼んだらしい。
大学生だった1981年当時、私は70年代製のJMPの1959と1960AXを持っていたけど、世間がそうなっていたことは知らなかったな。
私には「100Wか50W」、「三段積みか二段積」の別しかなかった。
それは今ではこんなことをしているんだから人生どうなるかわからない。

440リアの様子。

450SVと同じね。

460SV20HをSV212に乗せる。

470vSV112に乗せるとこう。
どうなの?
私の印象というか、好みというか、ヘッドと1x12"の組み合わせはSCの方がスキッとしていて、2x12"の場合はSVの方がビシっとキマっているような感じがするな。
きっとフレット・クロスの色の影響なんでしょう。
それと112キャビネットの縁の厚みだ!

D_0r4a3093こっちも三段にしてみると、こんな感じ。
この場合もSV同様、インピーダンス・マッチングが取れないのでどちらかのキャビネット1台しか鳴らすことはできないのであしからず。

0r4a0288いかがでしたでしょうか、黒と白と金のMarshallの世界。
やっぱり最高にカッコいいね。
いまだにストラトキャスターやレスポールが揺るぎないギターの王者の地位を確保している一方、ボタンひとつでどんなことでもできて、メンテもラクラク、そしてどんな音も出してしまうデジタル機材の登場でギター・アンプの世界はずいぶん様子が変わってしまった。
音の良し悪しについては、百歩譲って好みと用途で意見が分かれるところだと思うけど、機材のルックスのカッコよさが忘れられようとしているのではないか?大きな危惧があるんだよね。
今ではホンモノのMarshall三段積みを見たことがない若いミュージシャンがいるんだから。
でもね、デジタル・アンプに音のモノマネはできたとしても、そしてどんなに便利で手軽であろうとも、Marshallのようなルックスのカッコよさだけはマネできないでしょう。
え?外側だけ貸してくれって?ダメよ、ダメダメ!
どうしてこの黒と白と金で出来た箱がこれほどまでにカッコいいのか…。
コレは音楽を作り出した箱なのだ。
だからカッコいいのだ。
目覚めよ真のギタリストたち!
STUDIOレンジ好評発売中。
それにしても、Marshallをキチっと撮影するのは実にムズカシイ。

500

200_3

2019年4月18日 (木)

がんばっぺ福島!応援の集い 2019


今年もお声をかけて頂いてお邪魔してきた福島応援イベント『がんばっぺ福島!応援の集い』。
場所は前回と同じベルサール東京日本橋。

10ロビーには今回も福島各地から集まった特産品や名物がドッサリ!

20最近こういう魚の缶詰を見かけるけど流行ってるの?

30「呑んで応援」…もちろん福島の銘酒は欠かせない。

70運転があるので私は今年も呑めない!

50スイーツがあるからいいや!
私は両刀使いです。

60思い出の「ままどおる」。
へ~、スペイン語の「mamador」は「お乳を飲む子」っていう意味なんだ。

80日本酒だけじゃなくて、ワインもバッチリ!

110缶チューハイはスペシャル・バージョンの「ふくしまポンチ」。
そうそう!
この「ポンチ」って言葉がヘンだな…って思ってたんだ。
だってヘンじゃない?「ポンチ」って。
調べてみると、イギリス辺りが発祥の果物とアルコール飲料を混ぜたモノを「パンチ(punch)」と呼んでいて、オランダ経由の「ポンス」という名前で日本にも古くから伝わっていた。
日本では酒類だけでなく酸味の果汁のことも「ポンス」と呼ぶようになって、コレが「ポン酢」の語源になってるんだって!
知らんけど。
で、明治になると、英語の「punch」の音訳…おそらくイギリス人の「ポーンチ」みたいな発音を聞いちゃったんだろうね…「ポンチ」と呼ばれるようになったのだそうだ。
あのシロップに浸した「フルーツ・ポンチ」は銀座千疋屋が考案し、1923年に発売された。
1923年といえば大正12年。関東大震災があった年でありMarshallの創始者ジム・マーシャルが生まれた年。
すなわち、ジムとフルーツ・ポンチは同じ年ということになる。
この「フルーツ・ポンチ」の方は「punch」とは関係なく、明治時代に描かれた浮世絵の一種の「ポンチ絵」の「ポンチ」から転用したそうだ。
ココまでやると当然知りたくなるのが「いかれポンチ」の語源。
コレは「若旦那」を意味する「ぼんち」の音が変化したものらしい。あの落語で言えば吉原好きが昂じて自宅の二階に吉原を作っちゃう「二階ぞめき」の若旦那みたいなヤツだね。
ああ、Marshall Blogは勉強になるな~。

130上の缶詰以外の海産物や…

140ラーメンまで揃ってる。

90おっと!
コレは下関産だわ。

150開場前のようす。
スゲエ!向こうが霞んでら!

160大勢のお客さんでゴッタ返すロビー。

170600を優に超す席に空きはない。

175今回席に用意された食事。

180地元高校生からのメッセージ付きだ。

190福島の食材を使ったご膳。

200_2調理はもちろん株式会社無洲さん。

210そして開宴。

215まずは黙祷。

220そして、主催者である毎日新聞社の取締役営業総本部長 広田勝己さんからご挨拶。

D_s41a0009 集いの第1部は「福島の未来と高校生からのメッセージ」。
「地域とともに歩む農業高校として」と題したスピーチをしたのは相馬農業高校の女子2人。
このマイクを握っている彼女、信じられないぐらいの美しい声と語り口で、聞いていて思わずウットリしてしまった。

240続いてはいわき海星高校の男子2人による「未来へ向かって go ahead!」。

250内堀福島県知事が加わり対談が行われた。

260そして、知事の音頭で「ふくしま大好き!」と声高らかにコールされた。
なんか…今日のMarshall Blog、議事録みたいに進行しておりますな。
新入社員の頃はよくやらされたよ。
「仕事の内容を理解するには議事録を取るのが一番手っ取り早いんだ」なんて言われてよ。
230そして相馬農業高校の2人が「相馬流山踊り」を披露。

270_2最近、伝統芸能というか、郷土芸能というのか、こういうモノにすごく興味を持つようになって来た。

280v

290v そしていわき海星高校は「じゃんがら念仏踊り」を披露。

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310jココから第2部の「応援の集い」。
司会は今年も中井美穂さん。
前回はノドの調子が悪くて大変だったけど、今年はバッチリと鈴を鳴らすようなお声を聴かせてくれた。
その中井さんが、さっきの相馬農業高校の女子の美しい声をホメていたからね。
プロがホメるんだから間違いない。

300vそして、今回も株式会社無洲の浅野正義社長が司会者として壇上に登った。

320v「宴」といえばコレ!
恒例の鏡開き。

330もちろん樽の中身は福島の銘酒だ。

340ココから最後まではパフォーマンスが続いた。
伊達郡川俣町を拠点に活動を展開する「山木屋太鼓」。

360一糸乱れぬド迫力の演奏!

370

380a

380c_2

D_s41a0085

D_400 紅一点の彼女は笛に太鼓にと大活躍でひと際観客の目を惹いた。

380b_2続いて松平恒和さんのクインテット。
昨年に続いてのご登場。

410松平恒和

420v上野まこと

430v仁井田真樹

440福澤宏明

450vそしてドラムスは五十嵐公太!

460v公太さん、シャープなブラシ捌きでバッチリとスイングしてた。
まずこのクインテットで「Take the 'A' Train」を演奏。S41a0194リーダーの松平さんはそのお名前が示す通り、会津藩の最後の藩主、松平容保公のひ孫さんですからね。
いいですか?
おジイちゃんのお父さん、あるいはお父さんのおジイちゃんが会津藩主だったんですよ。
昨年は「戊辰百五十年」の法被をお召になられてご出演された。
やっぱりね、良家の方は周囲に醸し出している雰囲気が違うんですよ。
ウチもかつては里見家の流れを汲む上州の一国一城の主だったんだけど、没落しちゃってさ~。
このザマよ。
でもMarshall城は明け渡さんぞ。
昨年、吉村昭の『彰義隊』を読んだばかりの時にお会いしてしまったものだからエラく興奮してしまった。
私は英吉利の禄を食ませて頂いておりますが、国内では佐幕派に属しております。
 
もちろんクラリネットの演奏も藩主級。
ベニー・グッドマンやバディ・デ・フランコやピー・ウィー・ラッセルなんかを聴く機会はないけど、クラリネット・ジャズが主役のスイングもタマにはいいものだ。
後期のウディ・ハーマンは好き!

S41a0205そして、シンガーの唐橋宙子さんが加わる。
宙子さんは前回「福島三人娘×」で出演されていた。

470vこのメンバーで演奏したのは「my Favorite Things」、「When You Wish Upon a Star」、そして「It's a Wonderful World」。
おなじみの曲ばかりで会場はホンワカ・ムード。

480ココも人気のコーナー。
いわきのスパリゾートハワイアンズダンシングチームが登場しての「みんなで踊ろうフラダンス!(仮)」。
今回はミッチリと練習を積んだ無洲のスタッフによる指導付き。
指導してくれたのは葉子さんと…

490あすかさん。
510v歌詞に合わせてフリを丁寧に説明してくれた。

500中井さんも…

520v浅野社長も…

530vそしてお客さんもみんな一緒にフラを楽しんだよ。

540その後は本職の方々による華麗なパフォーマンス。

560v

570

580v

590v宙子さんも加わってそのフラと一緒になってその美しい声を聴かせてくれた。

595

610

620

630いいね、フラは。
ハワイ行ったことないけど。

S41a0273 またまたステージの様子がガラリと変わって次はギターの弾き語りでave(エイヴ)さん。

640福島市出身のaveさんは「福島の景色が見えるラブソングを」をテーマに地元を拠点に活動を展開している。
まさに魂のこもったオリジナル曲を披露。

650vそして、浅野社長からのリクエストに応える形で歌ったのが…ナント、「アンパンマン・マーチ」。
aveさん、声質も歌い方も説得力がハンパでなくて、もう今すぐ冷やし中華が出て来そうなパワーなのだ。
ん~、ギター1本の弾き語りも素晴らしいが、バンド形態でコテコテのブリティッシュ・ロックをaveさんに歌ってもらいたいと思うのはロック・ファン全員の願望ではなかろうか…などと思ってしまった!

660さて、今回の『がんばっぺ福島!』もいよいよクライマックス。
バンド演奏…っていうのもヘンだな…ミニ・ライブか?
さっき松平さんのコンボでドラムスをプレイした公太さんは浅野社長の同級生。
「国語の先生が来ています」…なんて情報が飛び出した!
「今日はなつかしい曲もたくさん用意してあります。楽しんでください!」
このコーナーを楽しみにおいでのご年配の方も多いのではなかろうか?
今年もココからの盛り上がりが楽しみだ!

665まずステージに上がったのはATOMIC POODLE(アトミック・プードル)!

670加納秀人

680v今日もアゲてる満園庄太郎!

690v庄太郎ちゃんは今日はMarshall。

695vそしてドラムスはもちろん五十嵐公太。

700vロックのカタマリのようなトリオ。
オリジナル曲をブチかまして一気に会場の熱気を倍増させた!

705ドラゴン・ファイヤーも完璧にキマった!
今日はウマく撮れた!
ムズカシイんだよコレをウマく撮るの。

710vそして、そこに加わったのが田村直美と…

720出たな長州!田川ヒロアキ!

730vヒロアキくんも当然Marshall。
JCM800 2203と1960A。

740vココでまた爆発的に盛り上がっちゃった。
大ヒット曲、「ゆずれない願い」が飛び出したから!

750vバンドの迫力もスゴイけど、お客さんの迫力もスゴイ!…という感じで客席を見ている庄太郎ちゃん。

760「昭和のアイドル歌手と言えば松田聖子…のライバルといえば中森明菜。明菜ちゃんの曲を演ってみたいと思います!」と「飾りじゃないのよ涙は」を熱演。

770秀人さんの明菜ちゃんは初めて聴いたな~。

790そして矢継ぎ早に「TOKIO」。

800こんなの盛り上がるにキマってるよね。
ちなみに、今一番前でこうして写真を撮っておりますが、左右と後ろにはピッタリとノリまくったお客さまに囲んで頂いております。
写真は撮れても、ま~ったく身動きは取れず。

810直美さん、Marshall BlogにはNAONのYAON以来のご登場だけど、相変わらずのキュートでパワフルなパフォーマンスがとてもステキだった!

820フィニ~ッシュ!

830「フッフッフッフッフッフッフッフッ…」
会場全体が熱気に満ち満ちたところでどこからか不気味な笑い声が…。
「お前らにも福島の酒を飲ませてやろうかッ!」
デーモン閣下が登場!
私のとなりにいた女性が「ね、ね、ホンモノなの?」って訊いてきた。
曲は「蝋人形の館」。

840vまたまた盛り上がっちゃうよね~。
しかし…外道と悪魔だからね、スゴイ学校だな。

850こうなると公太さんが同窓だとは思えない?
870閣下の母畑(ぼば)温泉の湯治の経験の話から、福島の被災者のことを歌った曲「SOLA」を披露。

860そして、直美さんが再びステージに上がり「勝手にシンドバッド」を演奏した。

実は、私は学校は違えど浅野さんや公太さんと同学年でしてね。
高校3年の時に隣に座っていた川島くんがこの曲のシングル盤を学校に持って来たのを覚えている。
川島くんはベースをやっていて、文化祭で一緒に「誰がカバやねんロックンロールショー」の「どこかで狼が鳴いている」を演奏したのを今思い出した。
古い話だナァ。
あ、私はK組でした

880ヒロアキくんもとても楽しそうに演奏していた。
何かいい感じのコンビネーションですな!

890_2そしてフィナーレ。

900ココはザ・サベージの奥島さんにご登場頂き、定番の「いつまでもいつまでも」を大合唱。

910客席で歌っていた若い女性に「この曲をご存知なんですか?」と尋ねたところ、「いいえ、でもこのイベントで覚えたんです。とてもいい曲だから!」とおしゃっていた。

930もうこれからは、そうおいそれとは「名曲」なんて出て来ないでしょう。
こうして音楽の財産を受け継いでいくのはとてもいいことだと思う。

920最後はこれまたこのイベントの定番の「時代」。

940vみんなで楽しく歌って第4回目の『がんばっぺ福島!』は幕を降ろした。

D_0r4a0614 福島の皆さん、がんばってください!
 
がんばっぺ福島!の詳しい情報はコチラ⇒スペシャル・サイト

950

200 
(一部敬称略 2019年3月2日 ベルサーレ東京日本橋にて撮影)

2019年4月17日 (水)

居酒屋でぃ~どらいぶ<2019年2月の巻:その2 Happy Birthday Seiji>

 

今日の『居酒屋でぃ~どらいぶ』の主役はSeijiさん。
タイトルにある通りD_Driveの親分のお誕生会ライブなのだ。

05vレポートの前に!
昨日のMarshall Blogは見てくれた?
D_Driveの世界デビュー・アルバム『MAXIMUM IMPACT』の情報が解禁となってチョットした「メイキング・オブ」を書いてみた。
ジャケットのデザインに関しては、日本だけでなく、やっぱり海外からの評判がすごくいいみたい。
まずはひと安心。
コレで5月3日に配信リリースされるシングル「Attraction 4D」を聴いて、完全に生まれ変わったD_Drive音源にビックリしてもらって、5月31日のアルバム・リリースにつなげて頂きたい。
その頃、D_Driveはイギリスに行って、世界でお披露目…ということになる。
すべてうまく行きますように!
皆さん、ご支援よろしくお願い申し上げます。

10cd_2_2で、昨日載せなかったんだけど、コレがCDの表面。
もちろん昨日紹介したBAD TOUCHのギタリスト、ダニエル・シーキングスの作品。
ヘヘヘ、わかる?
チャッカリ、Marshall BlogのURLを入れてもらっちゃった!
イヤイヤ、D_DriveとMarshall Blogは一心同体みたいなものだからして、当然の措置なのだ!
ということで、今日もD_Drive!

20cd今回の「居酒屋」は2月22日の分。
「2」ばっかりだね。
トランプの大富豪だったらバッチリの配カードだ。
『Catch22』の話はしたことがあるよね…そうだ、LOUDNESSの記事だ。
高崎さんのお誕生日が2月22日だったのでそんなことを書いたんだ。
GRANRODEOのe-ZUKAさんも2月22日生まれで、お母さんに「高崎晃と同じ誕生日に産んでください!」と頼んだとか…。
Seijiさんはドンズバの2月22日生まれではないけれど、誕生日が極めて近い。
しかし、スゴイな2月生まれは!
何しろ伊藤広規さんをはじめとした2月生まれのミュージシャンが集まった「THE FEB」っていうチームがあるぐらいだからね。
下はそのTHE FEBのライブ・アルバム。
私がライナー・ノーツと写真を担当させて頂いているのでどうぞよろしく。

Feb Seiji

30vYuki

40vToshi

50vChiiko

60vいつもの顔ぶれで始まったのは久しぶりの「Hyper Driving High」。

70_hdhしばらくの間この曲をオープニングに持って来ていた時期があったせいか、何となく「D_Driveのテーマ」という印象が私にはある。

80懐かしくもあり、久しぶりで新鮮でもあり…10年の歴史のなせる業か?

902曲目は「Cassis Orange」。

100v_co伝統のキラー・チューンで一気にブッ飛ばす!

S41a0116 3曲目はYukiちゃんの最近の作品「Begin Again」。

120v_ba印象的なメイン・テーマのメロディと2度出て来るそれを飲み込むような大サビの大仰なメロディの対比がドラマチック。
構成がオモシロイ。
もちろん「D名物」のギター・ソリ(ツイン・リード・ソロ)もすさまじい。
こういうのを副旋律も全部頭に叩き込まなきゃならないんだからな~。
D_Driveは大変だよ。
耳の肥えた世界の音楽ファンはきっとそれをわかってくれると信じている。
130「みなさん、こんばんは!
今日は何と言ってもリーダーSeijiさんの『バースデイライブ<関東編>』ですからね」
実は地元大阪で既に一度開催しているのでコレが2回目となる。
だから<関東編>というのをくっつけた。
でも、Seijiさんがお誕生日公演をやってもらったのは今回が初めてだったんだって。
「Seijiさんのイベントなので、後でお祝いしてもらおうと思っているんじゃないですか~?
ネェ、Seijiさん?」

140「いつもは運転があるのでお酒は飲めませんが、今日はイキますよ~!」
この手の形はコップで日本酒か?!

150ハイ、お楽しみは後にとっておいて「The Lat Revenge」行ってみよう!

160_lrそれこそ「居酒屋甲子園」のテーマ!
お楽しみを控えたSeijiさんの弾くリフにも力が入る!

180vそして、火の玉リズム隊(Fireball Rhythm Section)炸裂!190

170vガラっと変わってユッタリと「The Shape of Your Life」。

200_solYukiちゃんがお姉さんのことをイメージして作った曲。
そのダンサーであり、コレオグラファーであるお姉さんのYukariさんとD_Driveの共演も来年1月に決定した。
この公演のことをMarshallに報告したところ、Yukiちゃん姉妹の才能に驚嘆し、エラく喜んでいた。
ロックバンドでそんなことを演るのは珍しいからね。
当然この曲が取り上げられることだろう。
その共演作『チェリーを三つ、入れてください。』をMarshall Blogの記事にしているので未読の方は是非コチラをご覧あれ!
  ↓ ↓ ↓
Let's Face the Music and Dance!~ 『チェリーを三つ、入れてください。』

Nk0r4a0260 春に向けてのシーズンでしか演らない「どこかで春が」。
間が空くので毎回復習するのが大変だとか…今年はこの時が初めてだったそう。
コレをお披露目したのは2013年の『ライブ六弦心』というイベントだった。
6年前…その時のSeijiさんとYukiちゃんの様子をチョット見てみようか?

220_dh場所は東京キネマ倶楽部。

270 ギターのイベントだったので出演したのはSeijiさんとYukiちゃんだけ。

250vYukiちゃんはズッと青いバラだったんだな~。

260v そして今!
次の曲「Attraction 4D」は5月3日に先行シングル・リリースされるのでよろしくです。

230v_a4そして、「Attraction 4D」が収録されているのはフル・アルバム『MAXIMUM IMPACT』。
こちらは5月31日のリリース!

240cd_2そして「Unkind Rain」。
この曲は『MAXIMUM IMPACT』に収録された唯一のバラードとなる。

S41a0151

『居酒屋でぃ~どらいぶ』名物セッションコーナー!

260_rrSeijiさんパートでのご参加は「さいしょ(税所?しまった!綴りを確認させてもらっておけばヨカッタ)」さん。
Marshall Blogでは昨年10月に「Cassis Orange」でご参加された時のことをレポートしている。

270v今回は「Russian Roulette」をプレイ。
ディ・メオラみたいなレス・ポールでこの曲な華麗なリフをキメてくれた!

280_230分のフリータイムを挟んで、第2部の初めはToshiくんの奏でる「Happy Birthday」でスタート。
コレはずいぶん前に書いたことがあったんだけど、皆さん、このお誕生日のテーマソング、「♪Happy birthday to you」という歌詞以外で歌っているのを聴いたことがありますか?
このパートは世界共通で「♪Happy birthday to you」と歌うモノばかりと思っていたんだけど、ロンドンのホテル内のレストランで若い人がお誕生会をやっていてこの歌を歌ったのを聴いてビックリ仰天!
「♪ヨ~ムホレデ~ットサメアハ~」
ぐらいの歌詞だったのかな?
コレはヘブライ語なんだけど、ニジェールとかコンゴでは「♪ホンゲラ・クワ・スィク・ヤコ・ヤ・クザリワ」とか、モンゴルでは「♪トゥルスン・ウドゥリーン・バヤリン・メンド・フルギー」とかやっている可能性がある。
このモンゴルの歌詞は絶対に歌いにくいぞ!

310v_hbd本日の主役SeijiさんがVで弾くのは「Gradation」。

320v_gdまた余計なことなんだけど、D_Driveのレパートリーの中ではチョット毛色の変わったこの曲。
先日ライブで聴いていてハッと気が付いた。
イントロがThe Kinksの「I'll Remember」という曲によく似てるのだ。
「I'll remember everything you said to me」とRay Daviesがホンワカ歌うこの曲が実にいい曲なんだな。
そう、名曲っていうのはどこか何かに似ているモノなんですよ。
ナゼかというと、人間って全く聴いたことのないモノや見たことのないモノにいきなり迎合する能力に乏しいのね。
だから、どこか、何か自分が知っている点を見つけようとする習性があるらしい。
そして、それを見つけた時にスッポリとハマっちゃうんだな。
もっともイントロが「I'll Remember」に近いことを発見するはるか前に「Gradation」は名曲だと思っていたけど…。

12ftf

お次はChiikoちゃんのドラムから! 360v「GEKIRIN -逆鱗-」だ~!

340v今日もヘヴィに演ってくれました!

350vココでメンバーの皆さんがSeijiさんにナニをプレゼントしたかを披露。
実際にはすでに大阪でプレゼントしているので今日はアイテムの発表だけ。
Chiikoちゃんはホット・アイマスク。

370v_2ToshiくんはSeijiさんから「使いにくい」と評価されたコンピュータのマウス…などなど。

380vYukiちゃんがMarshall RCORDSやMarshall LIVEについて述べた後、この日の1ヶ月後の大阪での10周年記念コンサートで大きなサプライズが控えていることを発表。
ああ、もうそれも終わっちゃったんだ…詳しくは後日マーブロね。

400v

390v

-煽り-

11.Russian Roulette
12.Screw driver
13.Over REV

-en-
14.1,000,000 hp

そして居酒屋は最終セクションへ!
酒場の「最終セクション」なんてチト恐ろしいね。オエエエ~なんつってね。(失礼!)
もう私は深酒に耐えられる歳でもないし…もうチョット飲み過ぎると翌日が恐ろしくてしょうがない。

420_rr何となく久しぶり…あ、さっき'さいしょさん'が弾いてくれたけど…の「Russian Roulette」。
440vこの曲のスリリングな展開はいつ聴いても素晴らしい。
でも『MAXIMUM IMPACT』には入れなかったんだぜ!
もちろん悩んださ~。
でも、色々考えてのことなのさ。

430vそして「Screw Driver」。

450_sdこの曲は実にいいね。
ピョンピョン飛んでいる場合ではないぐらいいい。

460本編を締めくくったのは「Over Rev」。
コレ珍しい。

470v_or今日も大いに盛り上がりました!
ナントまぁ、にぎやかな居酒屋なことよ!

480vアンコール。
「どうもありがとうございます!
ボクは幸せです。とてもうれしいです!
皆さんの熱い応援があるからアンコールもできるのです。
でも、もっと熱くなって欲しいと思います。皆さんスタンダップ!
最後の曲は一体感が必要なんです!
皆さん踊りましょう!」

490皆さん、大好き「1,000,000 hp」をドップリ演ってくれた。
ゴメンね、この時ビデオを撮っていたので写真がないの。

Nk3hpでも、とにかくお客さんがステージと一体になって大騒ぎになっていたよ~!

500_hp今日もMarshallとEDENとNATALがD_Driveの音楽をお届けしました。

510v

520v

530v

540D_Driveの世界デビュー・アルバム『MAMIMUM IMPACT』の詳しい情報はコチラをご覧ください。
↓ ↓ ↓
D_Driveの世界デビュー・アルバム

550cdそして、D_Driveのイギリス公演は…
6月1日がMArshall ARENAでの『Marshall LIVE』。

560_22日がカムデン・タウンの『CAMDEN ROCKS FESTIVAL』。

570_cr_2そして、4日が同じくカムデン・タウンのDr. Martens Boot Room。

Dmbr 「ブライミー!イギリスで待ってまっせ~!」
Seijiさん、お誕生日おめでとう。

580 

200 
(一部敬称略 2019年2月22日 本八幡Route Fourteenにて撮影)

2019年4月16日 (火)

D_Driveの世界デビュー・アルバム

 
去る3月30日、地元大阪で結成10周年を記念するコンサートを開催したD_Drive。

Nk0r4a0040 私もMarshall並びにMarshall RECORDSのスタッフとして、祝辞を含む前説を担当させて頂いた。
詳しくは後日のMarshall Blogでのライブ・レポートをご覧頂きたい。

Nk0r4a0345 さて、その前説の中では、当然のことながらMarshall RECORDSからリリースされるD_Driveのデビュー・アルバムのことについて触れた…が、まだイギリスから情報解禁のお許しが出ていない時分だったので、詳しいことには一切触れることがせきなかった。

10そして、いよいよ公開する時が来た!
もうモッタイぶらずにド~ンといっちゃいます。
タイトルは『MAXIMUM IMPACT』。
ジャケットはコレ!

10cd_2タイトルで私が提案したのは、日本人が考えつきそうにない、いかにもイギリスっぽい雰囲気の単語を並べることだった。
何か「アイデアを出せ」っていうので、自分なりに20個ぐらいの候補を考え、またイギリスのスタッフからも色々とアイデアを出してもらったのだが、どうもピンと来なかった。
私のアイデアはまた例によって映画のタイトルやジャズやロックの名曲をもじったモノ、あるいはイギリスで実際に体験した聞き覚えのない英語表現などだった。
我ながらかなりいい線いっていたと思うのだが、ダメだって言うんだよ…チッ!
とにかく、このアルバムは日本だけでなく、イヤ、むしろ日本を含む「世界」に出て行ってもらうアルバムなので、かつては7つの海を征服した大英帝国の方のお沙汰を待つことにした。
そんな折、D_Driveのワールドワイド・マーケティングについてMarshallの社長、ジョン・エラリーと連絡をとり合っていたところ、彼から「Marshall RECORDSと連携して、とにかくMaximum Impactを与えなければならない」という発言があった。
ん?…「Maximum Impact」?
ソレ、インパクト強いんじゃない?実際にイギリスの人が口にした生きた英語なワケだし…。
と思って、ジョンの許可を得たうえでMarshall RECORDSに提案させてもらった。
ジョンって実際、我々が学校で絶対に習わない英単語の使い方を時々するんだよね。
で、私としては「The」をつけた方がカッコいいじゃん?と思って英語の勉強のためにもRECORDSの担当者に相談してみた。
すると、「'The'を付けると、文章のような感じになってしまって、すごく固いイメージになっちゃうんだ」と言うではないの。
某100円ショップに行くと「ザ・文房具」とか「ザ・靴下」とかいう案内板を見かけるけど、アレを英語圏の人が見ると固く感じるんだな?
我々ときたら英語っぽくなるので、何でも「the」をつけちゃうけど、案外そうでもない。
反対に冠詞をつけなさすぎるとどうなるか…コレもアメリカ人に尋ねたことがあるんだけど、「教養がない人」と思われるのだそうです。
おっと、思わず脱線しちまった。
結局、「お!それいいね!」という話になって『MAXIMUM IMPACT』に落ち着いたというワケ。
実際にね、彼らにとってD_Driveの音楽とルックスはインパクトがメッチャ強いんだよ。
 
こっちはLPレコードのジャケット。もちろん同じデザイン。

20cdこのジャケットのデザインを手がけてくれたのは…実はギタリスト。

21vダニエル・シーキングスというBAD TOUCHのギタリストなのだ。
BAD TOUCHはD_Driveのレーベル・メイトだからね。
D_Driveとはかなり雰囲気が違う。
やっぱ外人の脂っこさったらないね。

BtこのMarshall RECORDSからの第1作『SHAKE A LEG』のジャケット・デザインもダニエルの作品。
コレもBad Touchどころか、メッチャGood Touch!
見た瞬間に「いい!」と思ったもん。だからダニエルが担当してくれると聞いた時はうれしかった。
世界を狙うためにMarshall RECORDSは従来のD_Driveの音源アイテムのビジュアルをガラっと変えたがっていて、ダニエルがその仕事に適役だと判断したのだろう。

23BAD TOUCHはトラディショナルなブリティッシュ・ハードロックを前面に押し出したカッコいいチーム。
6月1日のMarshall LIVEではBAD TOUCHと一緒になるのがとても楽しみだ。
ダニエルもD_Driveのナマの演奏を相当楽しみにしているに違いない。

2470年代ロックで育ち、50~60年代ジャズを長年愛聴している私はジャケットにはうるさいよ。
最近は時間がなくてできなくなっちゃったけど、このブログの『Music Jacket Gallery』をやっていたのもそのせい。
『MAXIMUM IMPACT』のデザインは一発で気に入った。
配色や背景のパターンが異なる候補作がいくつかあった中で、D_Driveのみんなと相談してコレに決定した。
デザインに関しては一切リクエストをしなかった。
ただ、本番のデザインに入る前に「こんな感じのイラスト」と、ダニエルの他の作品を送って来たのだが、そこに「ムカデ(centipede)」が描かれていて、Seijiさんから「ムカデだけはチョット…」というリクエストが出てそれを伝えたのみ。
イギリス人の感覚で世界にインパクトを与える意匠であればいいと思っていた。
それで出てきたのがこのデザイン。
西洋人が曲解した変な和風でもないし、イラストの雰囲気といい、配色といい、とてもいいと思う。
このジャケット・デザインを目にして、CDを取り出して、そこから流れ出る音楽を大音量で聴く…間違いなく聴き手にMaximumなImpactを与えることだろう。

20cdCDの仕様はデジパック。
下が裏ジャケ。
このデザインもいいな~。
収録曲は;
1.  Attraction 4D
2.  M16
3.  Cassis Orange
4.  Lost Block
5.  GEKIRIN -逆鱗-
6.  Unkind Rain
7.  Gradation
8.  Mr. Rat Boots
9.  The Last Revenge
10. Screw Driver
…の全10曲。
LPは収録時間の関係で「Mr. Rat Boots」はオミットされている。
 
どれもD_Driveのライブでは常連のおなじみの曲ばかり。
中には「アレ?Russin Rouletteは?」とか「なんだ、Runnaway Boyが入ってないじゃん!」なんていうファンもいらっしゃることだろう。
慌てない、慌てない!
コレはゴールではなくてスタートなんだから!
まだまだこの先があるってこと。
 
この選曲も大変だったけどオモシロかったな。
まず、Marshall RECORDSから「CDの収録曲は10曲にしましょう」という指定が来た。
イギリスに早くから音源を送っておいて、D_Driveと私とMarshall RECORDSで各自が選んだ10曲を「セ~ノ」で見せあって、3者のチョイスが合致した曲はまず採用することにした。
意見が分かれた曲は最終的にD_Driveに判断をゆだねた。
イギリス人の感性と我々の感覚にズレが出て来るかな?と思ったのだが、やっぱり洋の東西は違っても、比較的嗜好の方向性は似通っていて「ああ、ヤッパリ~?」みたいな感じでスンナリ決まった。
ただ、ココに入らなかった曲について、それらはふさわしく…といかいうことはゼンゼンなくて、次回以降にキープしておこうという「出し惜しみ精神」で断腸の思いで切り分けたということを知っておいて頂きたい。
曲順は日本サイドの希望通りにしてくれた。
私も何度も音源を聴いて提案させて頂き、この曲順に落ち着いた。
私の持論は音源でもコンサートでも、「大切なのは2曲目」だと思っていて、和風のメロディを持ち、ライブでも人気の「M16」は適任だと思う。

Rearsleeve1さて、今回CDに収録された曲はどれも既に発表されているナンバーであり、D_Driveのライブ・ステージでおなじみのモノばかりだけど、『MAXIMUM IMPACT』は既出の作品と内容がゼンゼン違う。
まず、ベース・トラックはToshiくんがプレイしたモノにすべて差し替わった。
ベース・パートが曲に与える影響って信じられないぐらい大きいからね。
楽しみでしょう?

Nk0r4a0265そのToshiくんが差し替えたベース・トラックを含むミキシングを一から担当して頂いたのはニューヨーク在住のレコーディング・エンジニア、Akihiro Nishimuraさん。
Avatarスタジオでキャリアをスタートさせ、2010年にブルックリンで自分のスタジオを開設。
レコーディング/ミキシング・エンジニアとして辣腕を奮い、現在はロングアイランドにスタジオを構えている。
手がけたアーティストはライオネル・リッチー、シンディ・ローパー、ショーン・レノン他、ポール・マッカートニーやレディ・ガガとの仕事にも参画した経験をお持ちの方。
私なんかがAkiさんのクライアントを拝見して興奮しちゃうのは、ウィントン・マルサリスやジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、小曽根真等々のジャズ・ミュージシャン。
それと、ノートルダムが大変なことになっちゃったけど、グラミー賞にノミネートされたブロードウェイ・キャストによるアルバム『An American in Paris(巴里のアメリカ人)』にもその名を連ねている。
ああ、『巴里のアメリカ人』…書きだすと止まらなくなっちゃうんだけど、「Embracable You」、「S'wonderful」、「Our Love is Here to Stay」、そして「I Got Rhythm」…ガーシュインの必殺の名曲をタップリと詰め込んだこのミュージカル映画を一体何度観たことか!
お友達になりたいわ~。
 
Akihiro Nishimuraの詳しい情報はコチラ⇒Akihiro Nishimua Official Website

Anミキシングが完了したら次はマスタリング。
Akiさんがロングアイランドでミキシングしてくれた音源が運ばれた先(実際は送信)はココ。
わかる?

30ヒント:この落書き。大西洋を渡っています。

40もうわかっちゃったか?

50そう、『MAXIMUM IMPACT』の音源はこのアビィ・ロード・スタジオでマスタリングされたのだ!

60マスタリングを担当してくれたのはクリスチャン・ライト。
クリスチャンは英米の数多くのヒット・アルバムの制作に携わっていて、これまでフランツ・フェルディナンド、ブラー、レディオヘッド、コールドプレイ、ブライアン・フェリー、マッシブ・アタック、そしてエド・シーランの作品を手がけている。
リマスター・ワークとしてクリームやエルヴィス、エラ・フィッツジェラルドの音源も担当した。
また、映画のサウンドトラックの仕事でも活躍しており、『ハリー・ポッター』シリーズの2作、またアカデミー賞を獲得した2013年の『Gravity(邦題:ゼロ・グラヴィティ)』のサウンドトラック等もクリスチャンの仕事だ。

しかし、このマスタリングの作業ってのはスゴイね。
どんな音楽も、演奏も、ミキシングもこの最後の工程にかかっている。
もちろん『MAXIMUM IMPACT』のマスタリングに関しても素晴らしい仕事をやってのけてくれた。
私は居合わせなかったが、D_Driveのメンバーがクリスチャンのマスタリング音源を初めて聴いた時、大騒ぎになったらしいよ。
 
クリスチャン・ライトの詳しい情報はコチラ⇒Abbey Road Studios Official Website

65一方、クリスチャンはD_Driveの音源を聴いてどう思ったのだろうか?
6月にイギリスに行った時に会える機会があったらゼヒとも訊いてみたい!
そして、帰りは当然4人でコレをやるでしょ?
歩く順番はSeiji→Yuki→Chiiko→Toshiか?

70ちなみに、あのジャケットを撮影した時、先頭を歩いていたジョンの視界の様子はこんな感じだった。

80『MAXIMUM IMPACT』は5月31 日配信発売予定。
現在下記にて予約受付中!

iTunes

amazon music

また、コレに先立って1曲目に収録されている「Attraction 4D」が5月3日よりシングル配信スタートとなる。
フィジカル・プロダクツの販売については追ってアナウンスします。
もうひとつ…D_Driveライブ会場限定で日本限定の国内バージョンを発売しますのでお楽しみに!

10cd_2次…D_Driveが6月1日にMarshall ARENAで開催する「Marshall LIVE」に出演することは何度も紹介している通り。

70ml『MAXIMUM IMPACT』の「5月31日発売」というのは、実はこのイベントをニラんでのこと。
ヨーロッパ初お目見えのMarshall LIVEの会場でお客さんに「Maximum Impact」を与えて、CDやレコードをガンガン売っちゃおう!という算段だ。

80mlさて、今度はイギリスの話…まずは6月1日にMarshall LIVEでガツンと演るでしょ?

Nk0r4a0078その翌日の6月2日はロンドンの中心からチョイと北に移動したカムデン・タウンのロック・フェスティバルに出演する。
前日のMarshall LIVEの終演が夜中の12時だっていうのよ…みんな身体大丈夫かな~。
ま、「ひとりで地球を7周半分運転した男」、Seijiさんはビクともしないだろう。
動けなくなったらオンブしてもらおうっと!
 
ちなみにこのフェスの名称はシャレになってるのね。
閘門(川のエレベーター)のことを英語で「lock」というんだけど、カムデンには有名なCamden Lockというのがあって、それに引っ掛けているのだ。
カムデンは原宿の竹下通りとアメ横を足しで2で割って50を掛けたぐらいの感じの街で、ライブハウスもたくさんある。
『CAMDEN ROCKS』は会期の2日間、20ヶ所の会場には総計400のバンドが出演するロンドンで最大のロック・フェスティバルなのだ。

90s_2D_Driveももう公式ウェブサイトで紹介されているよ。
出演場所と時間はひと月前に決定するということなので、もうすぐだ。
D_Driveの他にも2、3の日本のバンドも出演するようだ。

CAMDEN ROCKS FESTIVALの詳しい情報はコチラ⇒Official Website100_2一日空けて、6月4日。
米も味噌も醤油もないこの数日間…この頃には身体が一体どうなっているんだろう?パンじゃ無理だぜ!
4日はまたカムデン。
「Dr. Martens」という人気の靴のブランドがあるでしょ?
このカムデンにあるお店はDr. Martensのフラッグ・ショップになっていて、中がライブハウスになっている。

110v_2ん~、いい店だ。
MarshallだけでなくNATALまで置いてある!
手前のツアーケースみたいのはイス。
このステージでも一発カマして頂きます。

Nkdm どうも店内はロックのメモラビリアが展示してあるようで、コレも楽しみ。

130v_2そして、イギリスから帰って来たらすぐに東京での「10周年記念コンサート」。
この時に『MAMIMUM IMPACT』の国内盤が初売りできるように今作業をしております。

480 それが終わって、夏も過ぎて10月に入れば、今度はすぐに上海の『Music China』。
MarshallのブースでD_Driveがデモンストレーションをするのです。
ココでの反応も楽しみなんだよね~。140v_2まずは皆さん、『MAXIMUM IMPACT』をよろしくお願いします。(←今ココ)

10cd_2D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

Nk0r4a0124

200

(一部敬称略)

2019年4月11日 (木)

Sound Experience 29 <後編>~ Strange,Beautiful and Loud

 
さて、29回目の『Sound Experience』。
お?…と、ここまで書いて気がついた。
「29」は素数じゃんね。10番目の素数。
「2」と「5」を除く「素数」を逆数…つまり「1/素数」にして、小数で表すと全て循環小数になるんだって。
知ってた?
循環小数って学校で習ったでしょ?
1/3の0.33333みたいに、小数点以下の数字がある区切りで繰り返すヤツ。
素数である「29」も、もちろん例外ではなく、1/29を小数にすると0.034482758620689655172413793103448275862068965517241379310
344827586206896551724137931
...になるんだけど、色分けした数字の列がこの後も永遠に続くワケ。
このひとくくりの数字の列を「循環節」という。
で、この循環節を構成する数字の個数は、29の場合は28個。
29の前の素数の23は22個。
29の2つ後に出て来る素数の37は36個。
そう、つまり素数を逆数にして小数で表した時にできる循環節を構成する数字の個数は、常に当該の素数から1を引いた時の数と等しくなるっていうんだよ。
コレ例外もあって、例えば29の次の素数31の循環節の数字は15個なんだけど、31-1は30でしょ?
その15は30の約数。
同様に13の場合の循環節の数字の個数は6個。ね、13から1を引くと12…そして、6は12の約数。
つまり、「素数-1=循環節の数字の数」が成立しない素数は、その循環節を構成する数字の個数が必ず「素数-1=循環節の数字の数」の約数になるんだって!
メチャクチャおもしろくない?
でも、こうした単純な定理ほど証明するのが厄介らしい。
「フェルマーの定理」なんてのは有名だもんね。
数学はカラっきしダメだけど、こういうのはすごく好き。
だってこんなどうでもいいことに太古の昔から真剣に取り組んでいる人たちがいるワケで…ロマンを感じない?
数字という芸術に対するあまりにも深い愛情とでも言おうか?
この「数字」を「音楽」に置き換えた時に浮かび上がってくるのが三宅さんだ。
果てしなくつづく音楽の循環節。
もちろん三宅さんが取り組んでいるのは「どうでもいいこと」などではなく、今の音楽界に最も必要なモノだと思うのだ。
久しぶりの三軒茶屋!

10三宅庸介

20v今日もJVM210Hと1960BV。

30vね、このポコンと跳ね上がったストラップ・ハンドルが「三宅庸介使用中」の目印。
そういえば、他にもコレをやっている人がいたナァ。誰だったっけかナァ?

35_2河野充生

40v金光健司50v金光さんはPONさんと同じくNATAL Cafe Racerを使用。

6013か月ぶりのSBLの三軒茶屋…オープニング曲のキッカケを出したのは金光さんのスネアドラムだった。

70_if曲は「if」。

80SBLのキラー・チューンのひとつ。
納得のいくスタート!

90そうかな~、アレからそんなに経つかな~?
前回書いた通り、私は「28」にお邪魔できなかったので、SBLのこの景色を見るのは2017年の11月17日以来になる。
ベースは征史さんだった。
すると、私は15ヶ月ぶりになるのか…でもそんな感じもしないナァ。
三宅さんの強靭な音楽は時の流れをも超越してしまうのだ。

1002曲目に人気曲「murt'n akush」を持ってきた。
なんか三宅さんもホームへの帰還をとても楽しんでいるようだ。

110v_mk金光さんも絶対に同じ。

120vこの音色で繰り出されるあのフレーズ!
やはり現場の雰囲気も音楽の一部分だね。

130そのまま続けて「bloom」。

0r4a0352SBLのファースト・アルバム『Lotus and Visceral Songs』に収録されているこの曲のベースを弾いているのは河野さんだ。
勝手知ったるSBLミュージック、何の違和感もない。
ドラムスは金光さんだったので、アルバムの完全再現ということになった。

150v「皆さん、こんばんは~。メッチャ静か…」
久しぶりに接する三宅さんの熱演にお客さんが圧倒されていたのだ。
「ココでは13ヶ月ぶりぐらいですかね?一昨年の12月以来になります。
コチラでお世話になるようになってどれぐらい経つのかな?…2002年か、2003年、ベースの河野くんの紹介で出るようになったんです…だから17年ぐらいになるのかな?
歳も取るよね…ココで自分の音だったり、音楽を作ってきたような気がします。
そんな大事な場所なので死ぬ間際にはココが走馬灯のように回るんでしょうね」
と、復活に際しての感慨を吐露した。

160vそして…
「1年間、出入り禁止だったんですが、こうしてやっと出られるようになりました。
やっぱり音が大きいんですね。
だからまた出られなくなるかもしれない。
やっと戻って来ることができてカッコいいこと言うワケではないんですが、ココに出ることがボクの人生の一部になっているんですね。
チョットずつ音を小さくしていこうかな?
また出られることを祈っていてください」
そしてメンバーを紹介。
「チョット大きな音でお騒がせしますがしばしお付き合いください」

Nk0r4a0343 続けてファースト・アルバムから「Stratify」。
久しぶりだ!

170_stココの話とは別に…
なんだか最近は「爆音」がスミに追いやられている感じがして寂しいね。
あるいは、「爆音」という言葉がギャグになっているように思う。
昔は「爆音」なんて言葉もなかったしね。
ロックはもう姿も形も精神も本当に昔と変わってしまった感じだ。
そして、ベテランまでがその「爆音」を敬遠していることが大変心配なんだな。
演るロックのタイプにもよるんだけど、いくらPAが発達したとしてもやっぱり中音が小さいロックはおもしろくないよ。
外で聞いていて迫力が違うんだよね。

180だからノンちゃんや三宅さんのような、ロックの原形を知っているギタリストに何とか頑張ってもらいたい!
そもそもライブで三宅さんのこの曲をチマチマした音で聴いたって魅力半減でしょう。
Marshall通してこのフレーズが空気を震わすところを味わわなきゃウソだ。

190v_p金光さんはファースト・アルバムでこの曲もプレイしている。
でもベースは河野さんではなくて征史さんだった。

200_2そのまま「petal」へ。

265vいつか三宅さんが「愛奏曲」とMCで語っていたのが忘れられない。
そしてこの曲の独特なメロディは一度聴いたら忘れようにも忘れられない。

0r4a0427 ガツンと「devil」。

210_dv力強いスティックさばきで猛然と切り込んで来る金光さん。

220一心不乱に音に紡ぐ河野さんの達観した感のあるベース・ラインが魅力的だ!

240前回も書いたが、三宅さんが最も気持ちを解放して曲と同化したプレイができるという曲。
今日もバッチリ人間と曲が溶け合っていますな。

230v最後は「virtue」。
この曲もアルバムでは金光さんがドラムスをプレイしている。

260_vt三宅さんのレパートリーの中ではさっき演った「bloom」とともに一番古い部類に入る作品。

280vこの曲を三軒茶屋復活の締めくくりに持って来たのは三宅さんのこの曲への思い入れの大きさがなせる業か…。

290「スリーピースのロックバンドが激しいブルースの演奏の演り方でヴィヴァルディが如く美術的な旋律をプレイする」…というのがこの曲のコンセプトだと三宅さんは言う。

300vそんなオリジナリティあふれる音楽をこうしてキチンとしたロックの音量で聴くことこそ「美徳(virtue)」なのだ!

0r4a0425

320v

330v三宅さん、GRAPEFRUIT MOONでも復活おめでとうございます!
またココでこの姿が見れるようになってうれしいね。
そして次回、5月7日のSound Experience「30」!
お相手はYOUさんの「You-VAL メロン with 淳」。VALさん久しぶりだ!
Marshall Blogでライブ・レポートを掲載する際には、可能な限りさかのぼってその歴史を振り返ってみましょうか…お楽しみに!
 
Strange, Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒facebook

140v_bl_2  

200

 (一部敬称略 2019年2月18日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

2019年4月10日 (水)

Sound Experience 29 <前編>~ Gotwee 3(Pon, Gan & Non)

 
久しぶりの『Sound Experience』のレポート。
前回「28」がココ三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONで開催されたのは2017年12月27日のこと。
私は先約があってお邪魔できなかった。
そして、29回目の開催。
約13ヶ月ぶりにStrange,Beautiful and LoudがGRAPEFRUIT MOONに帰って来たのだ。
今回のお相手は以前Marshall BlogでもレポートしたGotwee 3。

10v_2楽屋のようす…ゴ、ゴツイ!
でも、ロックの香りがプンプンだ。
話題はDeep Purpleを中心に据えたハード・ロックに尽きる。
開宴前も休憩中も終演後もロックか楽器の話。
今までズットそうしてきたし、これからもズットそうしていくに違いない連中。
 
まず、ステージに上がったのは…

20コチラ…あ、間違えた!

30小学校の頃、牛乳ビンのフタを集めなかった?
アレどうして「ポン」って言ったかね?
手の平を上に向けて、人差し指のツメで牛乳ビンのフタのハジッコを押し込んでヒックリ返して遊ぶヤツ。
アレには燃えたな~。
絶対に負けないフタなんてのがあってね。
当時テレビで『タイガーマスク』をやっていて、すぐにひっくり返されちゃうフタは「虎の穴行きだ!」なんて言って、靴の裏で踏んづけて、なるべくペッチャンコにしてヒックリ返されにくくしたもんですよ。
若い人は当然知らないでしょう?…50年も前の話だよ。
そもそも、今は牛乳ビンのフタも見なくなったもんね。
我々の世代はゲームなんかなくても楽しく遊ぶことができたんだよ。
関係ないけど、この「ヒックリ返る」という表現ね、社会人になって富山に赴任した時、会社の先輩が何かを指して「それテックリ返しといてくれ!」とおっしゃったのには驚いた。

Sg_ridさて、ここからが本番。
まずステージに上がったのはロック重機トリオ、Gotwee3。
ゴツイってことね。

40ロードローラー担当の山口PON昌人

50vブルドーザー担当の小笠原OGAN義弘

60vパワーショベル担当の島NON紀史

70vノンちゃんは今日も愛用のMarshall MAJOR 1967とJCM800時代の1960Bを持ち込んだ。

80vオープニングはDeep Purpleの「Wring That Neck」。

90_wtnこのイントロのギターの音一発でノンちゃんワールドが爆発する!
演奏前に「決め事はなし進めていきますので、そのスリルを皆様に楽しんで頂ければと思います」なんて言ってたけど、決め事があってもなくてもスリリングなのだ。

100v2曲目を歌うのはPONさん。
Van Halenの「Somebody Get me a Docter」。
コレはいいんだけど、最近ですね~、Marshallの連中と英語で接触する時、なるべく「get」を使わないようにしているんですよ。
何の映画だったかは忘れちゃったけど、お母さんが子供に向かって「getはなるべく使わないようにしなさい」というシーンがあった。
「お里が知れる」ということらしい。
それと「~がある」という時に「I got~」ってアメリカ人はよく言うでしょ?ガーシュインの「I Got Rhythm」みたいなヤツ。
アレ、イギリス人って必ず「I've got~」って言うんだよね。ウチの社長と話をしていてそれを発見した。
それからなるべく「I've」にしようとしているんだけど、なかなか直らん。
130vPONさんが叩いたNATALのCafe Racer。
「赤と黒」…まるでスタンダール?
「赤と黒」とか「パルムの僧院」とか高校の時に読んだけどサッパリおもしろくなかったな…ということだけ覚えている。

140ノンちゃん同様、歌だけでなくドラミングにも強烈な「PON節」をアッピールしてくれた。
「PON節」…なんか削って食べられそうだな。「

150オガンちゃんもノリノリ!280v「昨晩はひたちなか市まで行ってごっついライブをやって来ました。
『お前ら2人がしゃべり過ぎ!』って山口メンバーに怒られましたので、今日はしゃべらないことにキメました。
今日はタップリと山口メンバーにしゃべってもらおうと思います。
きっとオモシロくなりますよ!」
200「今日は平日なのにこんなに沢山おいで下さいましてありがとうございます!
ちゃんと音楽が届くように頑張ります!」
マジメ。

210今度はノンちゃんの歌で「Mandrake Root」。

160v_mrバツグンのロック・グルーヴを聴かせてくれるオガンちゃん。

170今日もEDEN。
Terra Nova TN501とD410XST。
オガンちゃんが弾くとものすごくふくよかに鳴るんだよね。

180vこの強靭なリズム隊のバックアップを受けて…

190ノンちゃんのソロにも力が入る!

0r4a0147「ボク、PONさんのドラム、好きなんですよ」とノンちゃん。
「こんなにヤカマシく、グルーヴィに叩く人っていないでしょ?
コレ、誉め言葉ですよ!
でもヤカマシイでしょ?
このあたりを皆さんに味わって頂きたい」

120「ハハハ!共に難聴になろうぜ!」
ココでPONさんから直志さんのことでひと言。
「この後に出るベースの河野くんとBLIND BIRDというバンドを長い間やってきて、ボーカルズの桐嶋直志が昨年の2月21日に心不全で他界しました。
アレから1年…今日は彼を偲んで演奏しています。
彼は楽しいことが好きな男でした。
今日は衣装も当時のままでこうして出ています。
残されたボクらは命を全うするまでその時間を大切にしていきたいと思っています」S41a0135 「悲しい思いをすることはたくさんあるけど、我々は楽器を弾くことでしか表現をすることができません。
心を込めて弾きますので聴いてください」…と「Parisienne Walkways」。

260v続いてもムーディにCozy Powellの「Sunset」。
しかし、Gary Mooreってのは人気あるね~。

290v最後はRitchie Blackmore's Rainbowのファースト・アルバムから「Still I'm Sad」。
この曲がいつも「You Fool No One」に聞こえてしまうのは私のバカ耳だけなのか?

230Garyもいいけど、やっぱノンちゃんといえばリッチーだわな~。

240v前にも書いた通り、このゴツイ曲がThe Yardbirdsとはね~。

250vしかもこの3人にかかるとますますゴツさが増すぜ!

270v_cpgmま、言っちゃ悪いんだけど、このチームは何と言うか、「気負い」みたいなモノが全くなくて、根っからのロックバカ(失敬!ホメ言葉ですから!)が集まって無責任に演奏している感じがしていいんだよナァ~。

300_sisやっぱりこういうシチュエーションは本当に演奏能力が高くないと観ている方はイヤになっちゃうからね。

310この3人は最高だ!

S41a0033_2 アララ、アッという間に終わっちゃったよ!

320<つづく>
 

200

 (一部敬称略 2019年2月18日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

 

2019年4月 9日 (火)

杉本篤彦~25枚目のアルバム『CLUB DAZZ』発売記念コンサート

 
今日は赤坂のジャズ・クラブ「B flat」から。
以前、Marshallの配達には来たことがあるんだけど、取材でお邪魔するのは今回がはじめて。
ところで、音を半音下げる「フラット」のことを「b」って表記するでしょう?アルファベットの「B」の小文字の「b」みたいな…。
反対に半音上げるのは「#」。
元に戻すのは「♮」。
コレって全部「B」の小文字の「b」が元になってるんだぜ。
ところで、「Bb」ってすごくいいキーだと思わない?
ロック・ギターからジャズ・ギターに転向してブルースを演る時、絶対に「F「より「Bb」の方が弾きやすい。
「A」のすぐお隣りだからロック感覚でフィンガーボードを捉えることができるんだもん。
Joe Passなんかはよく「G」で演るんだけど、アレはなんでかナァ?
もちろん「F」や「B」がダントツの標準キーで、次いで「C」、「Eb」、「Ab」ぐらいの頻度でキーが選ばれるのは管楽器のため。
「管楽器の連中を殺すには刃物は要らぬ、'A'か'E'があればいい」…と言ったのは私だが、管楽器の方々にロック・バンドのフォーマットに参加してもらい、こうしたキーでアドリブ・ソロを演ってもらうとオモシロイぐらい苦労する姿を見ることができる。
ロックで使うキーは管楽器奏者にとって鬼門なのだ。
その最高峰は#が6個つく「F#」だろう。「A」は3個、「E」は4個。
楽器の構造がそうさせるのか、比較的b系は6個必要とするGbの前のDbまでは結構持ちこたえるようだ。

10v今日の出演はおなじみの杉本篤彦。

20v開演時間通りにステージに上がった杉本さん。
相変わらずの名調子でひと言ご挨拶。
「お寒い中今日はありがとうございます。インフルが流行っていますけど、久しぶりにコンピューターのプログラミングでCDを作りました。それを今日初めてバンドで演奏します」
前作の『Tomorrow Land』はカルテット編成の一発撮りのスタジオ・ライブ録音だったからね。

30vこれがその新作の『CLUB DAZZ』。
通算25枚目の杉本さんのリーダー・アルバムだ。

40cdオープニングはアルバム同様に「Winter Sky」。
冬が嫌いな杉本さんが、冬を好きになろうとして作った曲。

50ギターと後で2曲ほど歌を披露する杉本篤彦。

60_ws進藤陽悟

70v平石カツミ

80v板垣正美

90v杉本さんは今日もMarshall。

100vMG100DFXだ!
コレがまた実にいい音!
かのウェス・モンゴメリーもトランジスタ・アンプを愛用していたんだよ。
もうずいぶん古い話になるが、思い返してみるに杉本さんとの出会いもこのMGシリーズを通してだった。
ご存知の通り、MGシリーズはエントリー・レベルのモデルだけど、そんなの関係ない!
このふくよかで澄んだ美しいサウンド。
杉本さんの独特のピッキングとマッチして素晴らしい音を聴かせてくれた。

110MGシリーズは「MG Gold」として昨年のNAMMでリニューアルが発表された。
100Wモデルはもうないけどね。
新しくこの世に出て来るギター・アンプの100W種は絶滅の危機に瀕しているんだよ。
フン、それでいいのかね、ロック・ギターは。
今日はたまたまジャズをやってるけど。Mgg杉本さんは40年ぐらい前の11月にお父様を飛行機事故で亡くしていて、その日は空は晴れていたのにとても寒かったのだそうだ。
その「寒空」に対するトラウマを払拭するためにこの曲を作ったとのこと。
杉本さんらしい温かいフュージョン・ギター・サウンド。
寒い寒い冬空の下から暖房のきいた我が家へ帰って来た感じ?
「冬も悪くないな…」とギターが言っているようだ、

120v
この曲と「冬」で思い出したのはこのアルバム。
Wes MontgomeryとJimmy Smithの『The Dynamic Duo』。
理由はこのアルバムに入っている「Baby, It's Cold Outside(外は寒いよ)」という愛らしい冬の曲が入っているからだ。
でも、このアルバムはナント言っても1曲目の「Down by the Riverside」のWesのソロですよね、杉本さん。
ノッケからカッコいいんだけど、2コーラス目のターンバックで小便チビります。
コレと『Fullhouse』の「Blue'n'Boogie」と『Half Note』の「No Blues」が私にとってのWesのブルースの3大名演。
お、そういえば、この「Down by the Riverside」もキーは「Eb」だ。
コレ、1987年に梅田の第二ビルの地下二階にあった中古レコード屋で買ったんだよな…こんなツマらんことだけはナゼか覚えている。

Dd 「昨年は友人のアイデアで全国の色々なところでディスコ・イベントをやりました。すごく勉強になりました。
ボクもジャズを取り入れてダンス・ミュージックを作ってみたいと思い、友人が『Dazz』という言葉を作ってくれました。
そして、途中でリズムが変わったりするオモシロイ曲ができました」

130アルバムの2番目に収録されているタイトル・チューン「Club Dazz」をプレイ。
杉本さんはいつか是方さんとモロにEarth, Wind & Fireの曲を演ってディスコっていたが、この曲はもっとソフィティケイトされているイメージ。
中間部のキメのメロディがカッコいい!

170v_npng進藤さんのキーボーズ・ソロも大きくフィーチュアされた。

150v「昔、高校から社会人までアメリカン・フットボールを8年ぐらいやっていましてね…去年色々とトラブルがありました」
杉本さんは日大から日産に進まれたのだ!
そして、アメフトの関係の友人から委嘱されて「甲子園ボウル」のテーマ・ソングをお作りになられた。
実際に甲子園ボウルに招待されて甲子園球場にご自身がお作りになった曲が鳴り響いて大いに感動されたという…。

160「No Pain, No Gain」という曲。
ゴンゴンとランで突き進んで何度もファースト・ダウンをゲットしているようなイメージ。
それもそのハズ杉本さんのポジションはランニング・バック。
パスを投げたり、取ったりというプレイではなく、地上戦で足で稼いで勝負するポジションだ。
そして、曲はハードに盛り上がってタッチダウンをキメる。

140v_dzトライフォーポイントをキメてくれたのは平石さんのベース・ソロ!
アレ?よく見ると…

180アンプはEDEN(正しい発音は「イードゥン」)じゃないの~!

190次は杉本さんのボーカルズを味わうコーナー。
曲は「We are all Related」。
「やり取りが盛んなワリには人間同士の関係が薄くなっているように感じます。
孤独を感じている人もいるんではないでしょうか?」
囁くように、また語り掛けるように、シンプルなメロディを歌い上げる杉本さん。

210v進藤さんのピアノが曲全体を優しく包み込む。

220第1部の最後を飾ったのは「Kambi Bolongo」。
アフリカの言葉で「大いなる川」という意味だそうだ。
杉本さんは小さい頃にリンカーンの伝記の舞台で鎖につながれた黒人奴隷の姿を見て衝撃を受け、さらに中学生の時に「ルーツ」を観て、人間の愚かな差別や争いについて考えるようになったという。
「ルーツ」は本当に衝撃的だったよね。
ウチの下の子にDVDを借りて来て見せたところ、やっぱり最後まで夢中になって観ていた。
私は1回目の最初の方を床屋のテレビで観たのを覚えている。
ナゼかというと、その床屋のオバサンが、テレビに映し出されるクンタ・キンテたちのアフリカの生活の様子を見て「ヤダね~、こういう生活はしたくないね~」としきりに言っていたからだ。
見るからにアメリカの歴史には興味などないようなオバサンだったからそんな発言も無理はない。
でも、ITにがんじがらめになって、危険でおかしな食べ物だらけの今の生活もなかなかにヒドイものだと思うけどね。

230_kb黒人奴隷についてはこういう本があるので興味のある方は読んでみるといい…なんてエラそうに言うといかにも私も読んでいるようなんだけど、実は字が小さすぎて最後まで読めな~い!(健さんには内緒だよ)
それと訳文があまりにも堅苦しすぎて何度挑戦しても途中でめげてしまうのだ。
でも、コレによると、黒人だけでなく、当時は白人の奴隷というのが大勢いて、それは悲惨な目に遭わされていたらしい。
アレックス・ヘイリーのおかげもあって「黒人奴隷」といえば北米がすぐに舞台になるけど、南米も相当ヒドかったんだよ。Kt 板垣さんのソロ!
板さんとは2017年7月のアニソンのイベント以来。
あの時は驚いたわ~。

240平石さんのベース・ソロ…

250vそして、杉本さんのソロでアフリカの世界を締めくくった。

260休憩を挟んで第2部は「泥棒の曲を演ります」と、前作『Tomorrow Land』から「怪人二十面相」からスタート。
ココでも進藤さんのピアノ・ソロから始まり、各メンバーがソロを披露した。

280_20

290

300杉本さん、この曲がお気に入りなんだね。
葉山でもたいてい演奏するもんね。

310いつもの杉本さんスタイル。
このオクターブを人差し指と薬指で片づけちゃうところがスゴイのだ。
普通、小指を使うでしょ?

315「ありがとうございます…ふところは大丈夫でしたか?」とお得意のパンチラインもキマった。
江戸川乱歩…いいよね~。
大正って素敵だ。
杉本さんは歴史がお好きで新鮮組の土方歳三をテーマにした「Abordage」という曲を作っている。
「Abordage」についてはコチラに書いておいたので興味のある方はどうぞ。
そして、今回杉本さんは坂本龍馬のテーマをお作りになり、ニューアルバムに収録した。

320vココでスペシャル・ゲスト。
その龍馬のテーマの作曲を委嘱した坂本匡弘(まさひろ)さん。
杉本さん、うれしそう。

340坂本さんはその名の通り郷士坂本家の十代目なのだ。
「ちょうど明治維新150年の去年、杉本さんとヒョンなことからご縁ができて、幕末の話で盛り上がり、龍馬の曲を作りませんか?…という話をして実現しました」

350「(龍馬の妻の)おりょうのお墓も杉本さんのお住まいのエリアにあるので、何か縁があるのかな?と思っています。ということで一緒におりょうのテーマも作ってもらいました」
私はといえば、先月は再び松平容保のひ孫さんとご一緒させてもらった。会津では去年は「戊辰150年」だった。

360まずは龍馬のテーマ「Dragon Horse」。
新選組のだんだら模様の入ったギターで坂本龍馬のテーマを奏でる杉本さん!
コレが本当のフュージョンである!

380_ry龍馬が薩長同盟を結ばんと東奔西走しているイメージか?
サビにキャッチーなメロディを配置して#9のキメでコーラスを締めくくる。
杉本さんのこの曲に込めた気合いがメッチャ伝わって来る。
370_dfそして、続いて「RYO」。
おりょうさんは男勝りだったが曲はメローに仕上がったとのこと。
たしかに…。
ホンワカしたメロディが大変に心地よい。
この2曲は長く演奏していきたいとのこと。
双方、会心の出来だったに違いない。

400vアルバムには重いテーマの曲も収録された。
それが次の「Pacific~太平洋組曲~」だ。
太平洋戦争で命を落としたすべての人を追悼するレクイエム。
「平成は戦争がない時代でした。ボクの音楽のテーマは平和です」
でも、ジャンプする前には必ずかがまなければならないでしょ?
最近の世間の情勢を見ていると、平成の最後半は次の時代でジャンプするための準備の期間だったのではなかろうか?…なんて私は心配している。
ところで、我々って学校で戦争のことをほとんど教わらないでしょう?
英語を勉強するよりよっぽど大切なことだと思うんですけどネェ。

390_pc第2部でも杉本さんのやさしい歌声が披露された。
何となく前作の『Tomorrow Land』と多くの共通項を感じさせる「それでも風は吹く」。
そう、Anyway the Wind blowなのだ!
コレはQueenじゃないよ、Frank Zappaだよ。
杉本さんの「風」は追い風だ!

410v_skf本編最後の曲はアルバムの最後に収録されている「A Peace of Rainbow」。
お友達が「元気を出して!」と送って来た虹の写真にインスパイアされて作った1曲。
「ノスタルジックな曲」という杉本さんの形容はバッチリ。杉本さんや私の世代だと小学校の低学年の自分にテレビから流れてきたようなメロディかな?
なんか目をつぶって聴きたくなるね。

420結局、間に「怪人二十面相」を挟んで、アルバム全曲を収録曲順に演奏して見せてくれた。
レコ発の鏡のようなライブ!

430v

440v

450v

460vアンコールは前作『Tomorrow Land』から。

470v『Tomorrow Land』には東北に向けた作った曲が3編収録されていたが、その中から「遥かなる大地へ」を演奏。

480シェイクのビートに乗ってそよ風のように、杉本さんのギターが赤坂の街をやさしく吹き抜けていった。

490vおお、「DAZZ…」!
帰り道、赤坂の一ツ木通りで発見。
「dazzle」とは「目をくらませる」という意味。
もし、次回作で杉本さんが織田信長にちなんだ曲を演ったら間違いなくこの写真の影響って言われるよ。

500しかし、いい音だった!

杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦オフィシャルブログ

510 

200_3 
(一部敬称略 2019年2月14日) 赤坂Bbにて撮影)

 

2019年4月 8日 (月)

Let's Face the Music and Dance!~ 『チェリーを三つ、入れてください。』


今日の記事のタイトル「Let's Face the Music and Dance」って何のことやらご存知?
1936年のアメリカ映画『艦隊を追って(Follow the Fleet)』のためにアーヴィング・バーリンが書いた曲のタイトルで、ジャズのスタンダードにもなっている。
アーヴィング・バーリンはかの「White Christmas」を作曲した人ね。もちろん今でも世界中の人が口ずさんでいるたくさんの名曲を作り上げたアメリカの超大作曲家だ。(バーリンは以前にもココに登場しているので興味のある人は読んでみて!)
私は35年以上前、大学生の時に下のジャッキー・マクリーンの『Swing Swang Swingin'』でこの曲を覚えた。
このアルバム、すごく好きで今でも時々CD棚から引っ張り出しては聴いている。
でもこの「Let's Face the Music and Dance」の意味を知ったのはココ数年のこと。
この「face」は「顔」じゃないよ、「~に向かう」という動詞。
「音楽と踊りに面と向かおう」って一体なんのコッチャ?

10cd答えは「現実を直視しようじゃないか」とか「結果を受け入れようよ」とかいうような意味。
「face the music」という「現実に直面する」を意味する慣用表現があるのです。
実際に外人がこの表現を口にしている場面にそれこそ直面したことはないんだけど、ナンで「music」なの?って思うでしょう。
調べてみると…。
役者さんが出番の前にメッチャ緊張してしまったとするでしょ。
でも、当然のことながら舞台に上がってお客さんと向き合わなければならない。仕事だから。
舞台と客席の間にはオーケストラ・ピットがあってそこから音楽が流れ出て来る。
もう逃げられないんだから、その音楽とガッツリ向き合いなさい…というのがこの表現の由来らしい。
そこでこの表現をもじって、「音楽」だけじゃなく、「踊り」も引っ付けてしまって1曲シャレこんだのがこの「Let's Face the Music and Dance 」という曲。
クラシック音楽は別にして、昔は「音楽は踊るためのモノ」という風潮が強かったからね。
上のアルバムなんかもそうだけど、少人数で構成されるジャズのバンドのことを「コンボ・スタイル」というんだけど、元々はオーケストラのメンバーたちで結成されていた。
そのオーケストラは飽くまでもダンスの伴奏要員で、音楽を鑑賞させるためのモノではなかったんだね。
で、踊りのコーナーの間の休憩の時に腕の立つミュージシャンが数人集まってソロだけを聴かせるコンボ・ジャズを始めた。
それがいつの間にやら「ジャズ」といえば「カルテット」とか「クインテット」とかいう編成でソロを聴かせるスタイルが主流になっていったんだね。
だから音楽と踊りというモノは絶対に切っても切れない関係にあるのです。
せっかくだからこの「Let's Face the Music and Dance」のシーンを見てみましょう。
歌って踊るのはフレッド・アステアとジンジャー・ロジャース。

カッコいいね~。
こんなオッサンがよ~。
声もいいナァ~。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャース、いわゆる「ジンジャーとフレッド」は世界がうらやむこういう歌と踊りの名コンビだった。
下の写真を見てみて。
コレはチェコのプラハにあるビルディング。
このビルのニックネームを「ジンジャーとフレッド」というのだそうだ。
設計が先か、アダ名が先か知らないけれど、建物のデザインもさることながらこのアダ名をつけた人に座布団を100枚ぐらいあげたいね。
プラハは一度でいいから行ってみたい。
何でも街をひと歩きすると靴の裏が犬のウンコだらけになってしまうとか…。
街のようすがあまりにも美しいので足元に気を遣っていられないというのだ。
ロンドンも同様だけど、犬のウンコはそうそう落ちていない。Gf今日は音楽と踊りの融合の話題。
 
以前にも書いた通り、私は踊りは丸っきりダメ。
1秒でも踊りたくない。
「YMCA」のフリすらやりたくない。
好きな「Rocky Horror Show」も「Time Warp」は見るだけでいい。
でも、上のアステアのような上品な踊りを見るのはとても楽しい。
「上品」とワザワザ言葉を足したのは、チョット前まで盛んにテレビで勝ち抜き戦をやっていた黒人系のヒップホップ・ダンスみたいなモノとを区別するためだ。
ブレイク・ダンス以降のアレはもう苦手。スゴイとは思うけどね。
ミュージカルなんかを見つけている私のような古い人間は、やっぱりダンスには「優雅さ」を期待してしまうのが普通ではなかろうか?
にもかかわらず、25年ぐらい前にニューヨークに行った時に「絶対コレを観よう」とキメていたのが『Bringin' Da Noise, Bringin' Da Funk』という黒人のミュージカル。
コレもう最高には素晴らしかったですよ。
ニグロ・スピリチュアルズから始まって、デューク・エリントンのジャズの黄金時代を経て現在のヒップホップに至る黒人のエンターテインメント文化を音楽とダンスで綴った一編。
お目当ては、下のプログラムの表紙に出ているセイビオン・グローバーのタップ・ダンスだった。
「グレゴリー・ハインズの後継者」との呼び声が高かったそのパフォーマンスは評判以上で、大いに感銘を受けた。
この人、ゼンゼン名前を聞かなくなっちゃったけど、どうしているのかナァ。
それと、自慢としては、ラスヴェガスでサミー・デイヴィスJr.のタップを生で見ていますから。
あの時も感動して顔が人形みたいに(Dollface)になっちゃったよ。

Nk0r4a0248そして、音楽と踊りの融合の最高峰と言えば、ナント言っても「バレエ」でしょうな。
残念ながらホンモノのバレエは観たことがないんだけど大いに興味はある。
だってスゴイ音楽がたくさんあるからね。
例えばイゴール・ストラヴィンスキー。プロコフィエフなんかもいいナァ。
下は上野の東京文化会館で見つけたストラヴィンスキーの絵ハガキ。
たまたま『火の鳥』の格好をしているけど、ストラヴィンスキーのバレエ音楽と言えば、やっぱり『春の祭典』でしょう。

20そして、『春の祭典』といえばヴァーツラフ・ニジンスキー。
以前『ロンドンぶらり途中下車の旅 2015』という記事では「ヴァスラフ」と表記して、ニジンスキーを見出したセルゲイ・ディアギレフのロシアのバレエ団体『バレエ・リュス(Ballet Russes)』のことを少し書いた。
110特段ニンジンがスキでもない上に、こんなことをしているのはハーバート・ロス監督の『ニジンスキー』という映画が大好きだから。
ハーバート・ロスはピーター・オトゥールの『チップス先生さようなら』でデビューし、バーブラの『ファニー・レディ』や『愛と喝采の日々(The Turning Point)』、『フットルース』。マイケル・J・フォックスの『摩天楼はバラ色に(The Secret of my Success)』)』、『マグノリアの花たち(Steel Magnolias)』等を撮ったアメリカ映画の巨匠中の巨匠。
『グッバイ・ガール』なんて何回観たかわからないけど、今見てもきっと最後に号泣しちゃうだろう。ま、コレは脚本がニール・サイモンということも大きいけどね。
で、『ニジンスキー』…DVDを買おうと思っってamazonで検索してみたんだけど、国内盤が出ていない!
コレぞ日本のエンターテインメント民度の低さ!どんなにアニメが世界進出を果たそうとこうした娯楽のバックグラウンドができていないことの表れか。
51ikllhoygl_sx342_上でリンクした拙稿にも記したように、この映画の中に『春の祭典』の振り付けを担当したニジンスキーに変拍子のパート(あのエイト・ビートのカッコいいところ)を指南するシーンがあって、何度やってもそれを理解できないニジンスキーに対してストラヴィンスキーが癇癪を起すシーンがある。
ニジンスキーはダンサーとしては超人的な能力を持っていたが、コレオグラファーとしてはイマイチだったらしい。
とはいえ、指揮者として活躍したストラヴィンスキーは自分で作ったその変拍子のパートをうまく指揮することができず、4/4拍子にアレンジし直したとか…オイオイ。
『春の祭典』は1913年、パリのシャンゼリゼ劇場のこけら落とし公演としてモントゥーの指揮で初演された。
ニジンスキーはそんな時代の人だから、映像が残っていないらしい。
振り付けは譜面にするワケにもいかないので、動画が残せない限り正確に記録しておくことはできない。
コレがニジンスキー。
10mひとっ飛びだったらしいからね。

Vnそして、amazonでDVDを探していたら『シャネル&ストラヴィンスキー』なんて映画を見つけてすぐに買って観てみた。
シャネルは「ココ・シャネル」のことね。
彼女はストラヴィンスキーの才能に恋をして家族丸ごと経済的な援助を施し、ディアギレフにも多額の寄付をして財政難に苦しんでいたバレエ・リュスの運営を援助した。
映画としては、シャネルとストラヴィンスキーの単なる不倫スト―リーということになるんだけど、冒頭のシーンがスゴイ。
そこを観ただけでもDVDを買った甲斐があった。
そのシャンゼリゼ劇場の『春の祭典』の初演の様子を実に巧みに描いているのだ。
あまりに斬新な音楽と舞踏ゆえ、観客が不支持派と支持派に真っ二つに分かれ、「止めろ!」、「続けろ!」で本番中に取っ組み合いのケンカをしたというのは有名な話。
ココでニジンスキーがしたとされる振り付けが見れるんだけど、それがホンモノに近いとすれば確かにかなり刺激的だわ。
少なくともバレエには見えない。
違う言い方をすると、当時は人が聴いたことや見たことのない芸術がまだまだ沢山あったということよ。
ストラヴィンスキーもその振り付けが気にくわなかったらしい。
バレエは原作を元にして作曲家が音楽を作り、それに振り付けを施すからね。ヘンな振り付けをされたらそりゃ作曲家は癪にさわるワケよ。
『春の祭典』はオーケストラの編成も変わっていて、バレエとしてあまり上演されることがないらしいが、ニジンスキー振り付けはもう使われていないと聞いた。
Cs脱線するけど、画家の藤田嗣治は1913年にパリに渡り、この『春の祭典』を観た…とかいう文章をどこかで読んだ記憶があるんだけどホントかな?
渡欧したのと初演が1913年で同じなんだよね。
藤田は黒田清輝にキラわれていたんだってね。才能を妬まれたんだよ。
ビックリしたのは、半年ほど前に行った『藤田嗣治展』で知ったんだけど、この人、ルーマニアの作曲家/ヴァイオリニストのジョルジュ・エネスコとも関係があったっていうんだよね。
エネスコはユーディ・メニューインの師匠。
ラヴェルと親交が深く、ラヴェルは出来上がったばかりのヴァイオリン・ソナタの譜面をエネスコに渡し、初見で弾いてもらった。
最後まで弾き終わると、エネスコは譜面を閉じて「モーリス、もう1回やってみよう」と前回より正確に、そして格段に素晴らしい演奏をして見せたという。
それを傍らで見ていた若き日のメニューインは興奮を抑えきれなかったという。
メニューイン自身がドキュメンタリーで語っていたので事実だろう。
芸術には「爆発」も必要だが、肝心なのは「記憶力」と「体力」と「無神経さ」だと思う。こういうのをすべてひっくるめて『才能』と呼ぶ…私にはナニひとつ備わっていないじゃないか!

150 舞台は変わってパリから神戸へ。

Nk0r4a0248兵庫県ゆかりのアーティストをフィーチャーした『チェリーを三つ、入れてください。』という、音楽、舞踊、そしてマルチ・メディアが融合する異色の舞台作品が来年の1月に上演されることになった。
だからココまで音楽と舞踏の話を書いて来た。
ココからが本題だ。
 
主宰はニューヨーク在住の舞踊家、振付家、Yukari。

40vYukariさんは、ニューヨークとパレスチナを拠点に国際的に活動するコンテンポラリー・ダンスカンパニー、「Yaa Samar! Dance Theatre」の主要メンバー。
海外ツアーに参加する傍ら、アメリカを中心にミュージカルやオペラ、そしてミュージック・ビデオなどにパフォーマーとして出演し、また振付も提供している。
さらに、マルチメディア・アート・グループ「ARis」にも振付兼パフォーマーとして参加している。

60で、この世界を股にかけて活動しているYukariさん、D_DriveのYukiちゃんの実のお姉さんなのだ。

30vYukiちゃんも元々はバレリーナだからね。
ね、バッチリとポワント(つま先立ち)をキメ込んでる。
絶対こんなことできないわ。
そもそも、4番とか5番とか、基本的な立ち方だけで足がツっちゃうこと間違いない。
 
バレエはルイ14世の加護の元、フランスで発達したからね、だから用語も全部フランス語。
そして、音楽家たちもこぞってパリでバレエ音楽を作った。
さっきの『春の祭典』も同様で、英語では『The Rite of Spring』と呼んでいるけど、原題は『Le sacre du printemps』という。
「sacre」は英語の「sacred(神聖な)」。「primtemps」は「プランタン」だから「デパート」という意味だね…ウソウソ、「春」ですな。
D_Driveも今度バレエ用の曲をひとつ作ってYukiちゃんに舞ってもらったらどうだろうか?
それをフランスに行った時にお披露目する。
もちろんその時のバンド名は「D_Conduire(デ・コンデュリア)だ。

70vそして、『チェリーを三つ、入れてください。』の音楽を担当するのが我らがD_Drive!

50s「Unkind Rain」か、はたまた「GEKIRINー逆鱗ー」か、Yukiちゃんがお姉さんをテーマに作った「Shape of Your Life」は欠かせまい…しかし一体D_Driveの音楽とコラボする舞踏とはどういうモノなのか!…観たい!
だって、どういう振り付けがあの独特なメロディや複雑なキメに施されるのか興味津々だよ。
ニジンスキーに見せたいじゃん?
かつてパット・メセニーが「今、バレエの音楽に取り組んでいるんだ」とうれしそうに何かのインタビューで答えていたが、やっぱりこういう創作活動は音楽家冥利に尽きるよね。
そんな舞台をMarshall、NATAL、EDENがお手伝いするのもうれしいね。Nk0r4a0037 しかし、ニューヨーク在住で世界を股にかける舞踏家とイギリスのレーベルから世界デビューしたギタリスト…何て才能豊かな姉妹だろう!

80vその2人が手を組んで制作されるのが『チェリーを三つ、入れてください。』。
個人が繋がることによって描きだされていく人間模様を、様々なジャンルのダンス・パフォーマーがソロや群舞の多様な演技を通して表現するという内容だ。
そして、その表現の中心のひとつがD_Driveの生演奏。
加えてパフォーマーはワークショップとオーディションによって選出される兵庫県にゆかりのあ人々なのだ。

90v公演日程は2020年1月11日(土)の昼夜2回と1月12日(日)の昼公演の計3回。
会場は「神戸アートビレッジセンターKAVCホール」。
チケットは2019年秋より発売される予定だそうだ。
そして、本公演の開催に伴い、Yukariさんによるダンスワークショップと出演者オーデションが開催される。
我こそは!という兵庫に関わりを持つダンス自慢は応募すべし!
 
詳しい情報はコチラ⇒ENTERART公式ウェブサイト

100v久しぶりに神戸行っちゃおうかな~。行けば2011年に山下達郎さんのコンサートにお邪魔して以来だ!

 

200 
(一部敬称略 ※写真協力:Yuki)

 

2019年4月 6日 (土)

和洋折衷 -異国の宴- Vol.2~FATE GEAR

 
本年1月9日にEP『Headless Goddess』をリリースしたFATE GEAR。
EPか…我々が若い頃はLP(Long Play)に対して、シングル盤をEP(Extended Play)としていたように記憶しているが、誰かがシングル盤のことを「EP」と呼んでいるところに出くわした覚えがない。
「ドーナツ盤」っていうのはよく耳にしたけどね。
しからば、いい機会なのでこの場でシッカリと覚えるぞ!
今、「EP」という音楽ソフト用語の定義は「収録時間がLPよりは短いが、シングル盤よりは長い」となっているらしい。
イヤ、英語圏では元々そういう意味ではあったのだが、日本人が勝手に「EP=シングル盤」というふうに誤用していたようだ。
ボーナス・トラックを含む7曲で構成された『Headless Goddess』はまさに「EP」。
ジャケットのデザインは今回も「Haruka画伯」!
とってもいいと思います。

10cdずいぶん先のことだと思っていた、フランス、ベルギー、スイスと回るFATE GEARのヨーロッパ・ツアーがもう終わってしまった。
最後に触れるけど、各地で大ウケだったとMina隊長からお聞きした。
そのツアーのためにFATE GEARはクラウドファンディングを実施した。
感心しちゃったんだけど、何もフランスで良いワインを飲み、ドイツでおししいウインナー・ソーセージを食べるために資金集めをしたワケではない。
どこの会場でも最良の状態でFATE GEARの音楽がアッピールできるように、キチンとした機材を調達するために資金を集めたのだそうだ。
「FAKE GEAR」じゃロクな演奏はできないからね!

70vそのクラウドファンディングの返戻品の一部がコレ。
EPのタイトル曲「Headless Goddess」のMVを撮影した時のスチール写真で構成したフォトブック。

20写真を撮ったのは…オレ。
50この撮影のことはすでにMarshall Blogでレポートしたけど、暗くて大変だった!
60特にErika様の動きが尋常じゃなく速く、そして激しいもんだからよ~。

40でもこうして自分の撮った写真が何かの形になるのはとてもうれしいものです。
苦労した甲斐があったというものです。
隊長、どうもありがとう!
そして、お帰りなさい!
30そして今日のMarshall Blogはヨーロッパに旅立つ約1か月前に開催されたイベントのレポートの後半。
昨日レポートした犬神サアカス團に続いて、いよいよこの日のトリ、FATE GEARがステージに上がった!

80Mina隊長

90v隊長は当然Marshall。

100Yuri

110vErika

120vHaruka

130vHarukaちゃんはNATALね。

140今日の歌の売り組員は…
NANA

150vオープニングは今回の『Headless Goddess』にボーナストラックとして再録された「MEGABULLETS」。

160_mbコレがまたノッケからスゴイのよ!
「ガールズ・スチーム・メタル楽団」と歌ってあるだけあって、生半可な蒸気じゃない!
我々「Steam」といえば、すぐにマイルス・デイヴィスだけど、FATE GEARの方はホントの暴走機関車状態!
「飾りのついた四輪馬車」などお呼びではない!(←マイルスの『Steamin'』というアルバムの1曲目は「Surry with the Fringe on Top(飾りのついた四輪馬車)」というスタンダード・ナンバーなのです)。

170隊長のギター・ソロ!
「待ってました!」とばかりに客席が沸き返る。

180vYuriちゃんのキーボーズのソロも鮮やかにキマった!

190隊長のヘヴィなイントロ・リフから始まる2曲目も新EPから「Lifer」。
電光石火のドライビング・チューンだ。

200v_lfリズム隊がまた気の毒なぐらいに激しい!
どんな感じかというと…

210こんな感じ!
Erikaさまはマジでスゴイよ。その迫力たるや機関車どころじゃない!

220続けて「Chained-Destiny」。

230_cd昨年の4月にリリースしたアルバム『' Years Ago』からの1曲。

240vこの曲も隊長のリフから。
EP収録の「Skykiller」。

250v_skコレまた胸のすくようなスピード・チューン。
「♪Skykiller~」のメロディが耳に残る。

270Harukaちゃん大変なんだよ。
MVの撮影の時も一番出番が多かったからね。
ドラムスはいつも後ろで映っていなければならないので、どうしても参加テイクの数が多くなってしまうのだ。
でもNATALは飛びっきり鳴りがいいからね。
皆さん叩いていてラクだとおっしゃる。もちろん音質もバッチリ!

260v情感豊かに歌い上げる隊長のソロ!

280しかし、スゴイ!
3055曲目は2017年の『OZ -Rebellion-』から「Scars in my Life」。

290おお~!サビのメロディがなつかしい。

300隊長のギターと…

310Yuriちゃんのキーボーズのバトルがスリル満点なのだ。

S41a0666ココでシンガーが交代する。
コレが適材適所で音楽を作っていくユニット制のいいところ。
音楽界の「働き方改革」だ!
320NANAちゃんに替わってステージに上がったのは魔威呼。
曲はシットリと「Romancer」。

330格闘系のハード・チューンだけでなく、こうしたスロー・ナンバーにも的確な演奏を見せてくれるフレキシブルなリズム隊。
350

340v_fw再び『OZ -Rebellion-』から「Farewell -炎の餞-」。

360vチョット変わったメロディのギター・ソロが魅力的。

370v『Headless Goddess』に戻って「Fade Out」。
イントロの隊長のギターに続くのは…

380_foFATE GEARのソフトな一面。
460キャッチーなメロディが聴く者の耳をガッチリと捉えて離さない。

390v隊長のソロ。
このステージでCD通り隊長が弾いたかどうかはさすがに覚えていないが、CDだとソロ7~8小節のメロディがスゴイ。
どうやって考えたんだろう?…普通じゃ絶対に出て来ないであろう音の使い方。
キーがAbmでコードがE→Gbと上がって行くところでGbのブルース・ペンタトニックをガツンと弾いて、コードがAbmに戻ったところでGbブルース・ペンタトニックの3番目の音であるBをヒットして3度解決させている。
ものすごいアウト感があって面白い。

410vそして、ハイライト!

420_hgNANAちゃんがステージに戻り、MV通り魔威呼ちゃんと「Headless Goddess」を共演したのだ!

430ファンの皆さんは予想も期待もしていたことでしょう。

435それだけに皆さん、大喜び!
最高潮に達した客席の雰囲気に6人が一丸となった灼熱の演奏で応えた!

440v

S41a0494

400v

470v

480v

490vこうして全9曲、渡欧前に思う存分FATE GEARの魅力をブチまけた。

500アンコールは出演者が入り混じってのセッション。
「『和洋折衷』ですが、今日は『和』を選んでみました」

5101曲目はFATE GEARの「7 Years Ago」。
そしてもう1曲は初音ミクの「千本桜」をにぎやかに演奏して終了!

520さて、少々FATE GEARの海外での情報を…
Mina隊長が送ってきてくれた3月のヨーロッパ・ツアーの写真。
 
まずコレは3月7日のベルギーのHuyでのようす。
盛り上がってますな~…でも、LEDのスゴイね。こりゃカメラマン泣かせだぞ。
スモークに逆光のLEDライトがベッタリ乗っちゃっうとこうなるんだ。
んなことはどうでもいいか…。
みんなうれしそう!
540一方、コチラは翌日8日~10日までベルギーのブリュッセルで開催された「MADE IN ASIA」というアニメ・マンガ系のコンベンションのようす。
スゴイね。
ペンが剣より強いのは先刻承知だけど、今や「アニメはロックより強し」ですナァ…ホンマ。

530そして、Mina隊長はクラウドファンディングのサポートを活用してツアー中はずっと程度のよいMarshallで演奏することができたそうだ。
コレはJCM2000 DSL100ですな。
パトロンさん、そして隊長、どうもありがとう!

550FATE GEARの海外に関する情報をもうひとつ。
今回のヨーロッパ・ツアーの旅程にはイギリスが入っていなかったのだが、10月の4~5日に行くことが決定した。
Mary's Bloodも出演する『METAL MATSURI』というイベント。
会場はイズリントンのO2アカデミー。
最寄りの駅は「Angel」ですな…ラブリッ!
ロックの本場でガツンとカマしてきてチョーダイ!
隊長、頼みましたゼ!

560vFATE GEARの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR official site

570

200

(一部敬称略 2019年2月9日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年4月 5日 (金)

和洋折衷 -異国の宴- Vol.2~犬神サアカス團

 
今日と明日でレポートするイベントはMarshallが結んだ縁で実現した…ハズ。
…というのは、昨年5月にMarshallの社長が来日した時に開いたパーティで、FATE GEARのMina隊長が同席した犬神サアカス團の情次さんをお誘いしたことに端を発しているのが今日の企画…のハズ。

Nkgp『和洋折衷 -異国の宴-』と題されたこのイベントには3つのバンドが出演した。
犬神サアカス團は2番目の登場。
最近作『東京2060』の冒頭の口上とともにステージに現れた4人。

10円陣を組む…最近作『東京2060』リリース後のライブでのルーティン。

20犬神明
 
明兄さんのドライブ感あふれるエイト・ビート。

25v使用しているドラムスはNATALだ!

90犬神凶子
 
明さんの小気味よいドラムスにセリフを乗せる。
「♪歌詞を間違えれりゃ叩かれる
ピッチが悪けりゃ叩かれる
元気に歌えばマジメにやれって叩かれる
マジメに歌えばノリが悪いって叩かれる」
ホントだよね~。

26v「盛り上がっていくぜ~!」
犬神サアカス團の「The Show Must Go On」がこの「ロックンロールを唄いきれ」。
『東京2060』のリード・チューン。
勘違いしている人が多いようなので言っておきますけど、有名なレオ・セイヤーの「The Show Must Go On」は「それでもショウは続くけど、負けずにガンバルぞ」という芸人魂の歌ではありませんからね。
アレは「それでもショウは続くけど、もうこれ以上できません」という敗者の歌なのよ。

「ロックンロールを唄いきれ」は歌詞と曲と演者がいい具合に組み合わさった犬神さんにしか作れないロック芸人讃歌だ。30犬神情次2号
 
ハード・ロック・ギターのお手本のようなサウンド!

50vもちろんそのギター・サウンドはMarshallあっての話。
今日も愛用のJCM800 2203でゴキゲンなプレイを聴かせてくれる。

60犬神ジン
 
今日もオープニングからテンションの高いプレイでブッチぎる!

70v「♪ワンツー!」
2曲目はグイと時間軸を過去に戻して「たからもの」。

100_tmこの曲は昨年の『ショートプレミアム興行』以来かな?
ハードなGSみたいな雰囲気がタマらん!

110「今日のお客さんは私たちのことを知らない人ばかりだと思います。
今年25周年を迎えました新人の犬神サアカス團です。
最近女の子のバンドさんからよく誘われて困っています…会場が男の人ばかりだから。
男は疲れてるのかな~…私は今日も元気イッパイがんばりたいと思います!」
190_mc次も明さんのドラムスがリードしてスタートするアルバムのタイトル・チューン「東京2060」。

130_2060情次さんのギターと…140凶子さんの3人が奏でる導入部のカッコよさったらないぜ!

150続いても『東京2060』から「牢獄」。

160_rgこうして聴いてみると、この曲も「ハードボイルドGS」って感じだな。

170GSは日本のロックのルーツなんだよ。
だから犬神のロックはとても心地よい。
日本のロックがオリジナリティを見せたのはGSからなのだ。
イギリスのロックの歴史と大きく異なり、幸か不幸か英語ができない日本人が自然にたどり着いたロックへの入り口がGSだったのだ。

180「他の2つのグループがお耽美かな?と思ったので、私たちもお耽美な感じの曲を持ってきました!」

120v_mcナニを演るのかと思ったら、『東京2060』から離れて『ここから何かが始まる』から「黒い花が嗤う」。
なるほどコイツァ、オタンビーだ!

200v_khwえ~、『ここ何』からもう4年も経っちゃったのッ?
始めてこの曲を聴いた時にはこのイントロ・リフというか、キメというか、トゥッティというか、その長さに驚いたものだった。

220vジャケットを脱いだ明兄さん。

230vこの曲ってマイナー・ブルースなんだよね。
「ブルース」に聞こえない犬神のブルース。
こうしたベーシックな要素をガッチリ取り込んでいるところがステキ。

240vおなじみ「光と影のトッカータ」。

250_hkt典型的な犬神のドライビング・チューン。

260ジン兄さんの暴れようがスゴイ!

270ココで大盛況だった単独公演の告知をして…
「楽しい時間はアッという間です。残り4曲!」
「エエ~!」
「"後見えてるよ~!" コレ、ひとつめのバンドさんが言ってたの。いいな~、と思ってやってみました。マネしていこう!

280_mc『東京2060』から「おやすみ」。

290_oyん~、どうしても亀有を思い出してしまう!
犬神レパートリーの中にあってはやや異色の一作。
前作『新宿ゴーゴー』の「マクンバの夜」では「2・3クラーベ」を聴かせてくれたけど、こういう毛色の変わったのを演るなら、今度は「火葬場ルンバ」とか「マンボ絶望」とか「詐欺師のフラメンコ~オレオレ!」とか、大胆にロック以外のリズムを取り入れてみてはいかがかしら?

300「さ~、せっかくだから私たちと歌おう!」
コレはもう定番でしょう。

310_arrコール&レスポンスから「暗黒礼賛ロックンロール」。

320vこの曲ってドアタマを派手に「食う」でしょ?
そこがミソなんですよ。

330vシンプルにして味わい深い「日本のハード・ロック」。

340いつも言っているけど、こういう曲を演るバンドの再興を切に願っています。

350v続けて前作『新宿ゴーゴー』から「栄光の日々」。

360_ehそして、最後は「最後のアイドル」…略して「最アイ」。
犬っ子さん達が手にしたポンポンで客席の最前列はまるで一気に花が咲いたようだ。
写真はないけど。

370v_hy今日、犬神サアカス團は「ロックンロールを唄いきれ」と「暗黒礼賛ロックンロール」の2曲を演奏した。
「ロックンロール」という単語が入った2曲だ。

380v凶子さんがその「ロックンロールを唄いきれ」で「♪斜陽の音楽産業に 明日がないの知ってるさ それでもコレしか出来ることがない」と歌う。
そして、数日前に内田裕也さんが亡くなった。
「ロックンロール」という言葉って、今後はもう犬神サアカス團しか使わないのではないか…なんて考えてしまった。
ナゼかというと、いつも書いているように、「言葉」というものはそれに該当する「物」が無くなると消滅してしまうからだ。

400v一方では裕也さんの訃報に際して「ロック魂」という言葉がやたらと耳に入ってきたが、一体「ロック魂」ってなんだろう。
すごく不思議な言葉に聞こえるんだよね。
回転レシーブをしながら歌ったり、大きな古タイヤを腰につけてギターを弾いたり、うさぎ跳びをしながらベースを弾いたり(ジン兄さんはコレに近い)、鉄ゲタをはいてバスドラムのペダルを踏んでいるバンドというのが私のイメージかな?
まさか…。
やっぱりロックのルーツをたどればわかるように「反骨精神」ということでしょうな。
しからば、今テレビに出ているような「ありがとロック」の若いバンドさんには「ロック魂」が宿っているって言えるのかな?
彼らにはそんなの必要ないか…。
ロックがまだマイナーな時代には「ロック魂」なんて言葉はなかったように思うんだけど、いつからこんな言葉が使われるようになったんだろう…AC/DCから始まったのかな?
『ロック魂』と邦題が付けられたAC/DCの1977年の4枚目のアルバム(日本ではデビュー・アルバムだったのかな?)の原題は「Let There Be Rock」ですからね。
この使役の「let」と「There is/There are構文」を組み合わせた文章は一瞬わかりにくいけど「ロックをあらしめよ」という意味で、「Let there b light(光よあれ)」という聖書の一文の転用だ。
聖書を読んだことのない私は、フランク・ザッパのライブ盤を聴いていてコレに気が付いた。
当時の日本のレコード会社の宣伝担当の人は「ロック魂」という邦題が浮かんで「やった!」と思っただろうな~。
実はこういうことこそが日本のロック・リスナーを「本来のあるべきロックの姿」から遠ざけている遠因のひとつだと思うんですよね。
私がとにかくこの4人に「犬神魂」を継続していってもらいたいと強く希望するばかりだ。

390vん?最後まで書いて気が付いた…鹿鳴館で犬神サアカス團を観たのは初めてのことだった!
 

「お父さん、お母さん、ヒットもないまま25周年を迎えてしまいました…。」
インディーズに返り咲いた犬神サアカス團の暗黒ロックを網羅した最新ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ -GOLD-』が6月5日にリリースされるのが待ちきれない!
25周年おめでとうございます!
 
犬神サアカス團の詳しい情報はコチラ⇒公式家頁

410v<つづく>
 
※今回は『私のディープ浅草』はお休みさせて頂きます。ネタは用意できているんだけど書く時間がないの!次回ゼヒ読んでやってください!

200

(一部敬称略 2019年2月9日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2019年4月 1日 (月)

機材自慢~D_Driveの新しいバックライン


♪れい~ら~
やっぱり、いわゆる「有識者」の中にも熱狂的なクラプトン・ファンがいたんでしょうナァ。
知らんけど…。
大のキンクス・ファンの私だったら…
L-O-L-A…♪ろう~ら
…にしちゃうんだけど。「ローラ元年」…カッコよくない?
知らんけど…。
辞書なら「えいわ」。
カギ屋なら「めいわ」。
んん~、いいのが出て来ないわ…後はご自分でアレンジしてくだされ。
とにかく!
「〇〇わ」の〇にどの文字が入ってもいいんだけど、やっぱり「へ」と「い」を代入してもらって「へいわ」を保ってもらいたいと思うよ。
しかし、今日のお昼に新しい元号が発表になった途端、facebookは「令和」だらけ。
皆さんがこんなに新しい元号に関心をお持ちだったことにビックリ。
 
週末、その「〇〇わ」に「な」と「に」を入れて「浪速」に行って来たよ。
何もかもスンゲエ混んでやがんの。
よくある新幹線とホテルがパックになっているヤツあるでしょ?
アレもなかなか適当なヤツがなくて、四苦八苦。
新幹線はエキストラ料金なしの通常の値段だと東京駅を朝6:30に出る「のぞみ」しか取れなくて、5時半に家を出たんよ。
そしたr東京駅は6時だというのに信じられないぐらいの大混雑!
行きも帰りも指定席は完売だった。
大阪もスゴイ人出だったよ。
なんなんスか、この混みようは?
1泊したものの、フリー・タイムがほとんどなかったのね。
でも2カ所だけ立ち寄りをして来た。
そのウチのひとつがこの大阪城。
大分前に大阪に2年半ほど住んでいたんだけど、1回も行ったことがなかったので思いきって行ってみた。
ハイ、大混雑。
こんな行列に並んだらせっかく貫き通している私の「アマノジャク人生」の名折れになるからね…「どうしようか?」と全く迷うことなく帰って来ちゃったよ。
で、「知らんけど」は今回教わって来た関西の表現。
英語で言えば「Anyway I don't know」ってとこか?
確かに使うよね、関西の人たち。
知らないのに言っちゃうところがワイルドにしてダイナミックだ。
スッカリ気に入っちゃったもんだからさっきから使わせてもらっています。
知らんけど…。

Nk0r4a0081 さて、ナンで大阪まで行って来たのかというと、D_Driveの10周年記念コンサートがあったからなのね。
その取材。
ライブの内容は「私の大阪」を引っ付けてまた後日レポートする予定だけど、その前に取り急ぎ当日使われた機材の紹介をさせて頂く。
D_Driveの10周年を記念するこの日に初めて皆さんの前に姿を現したバックラインだ。
D_DriveがMarshall RECORDSの契約アーティストの証としてMarshallが用意してくれたのだ。20まずはSeijiさんのMarshall。

30v基本モデルはJVM410Hと1960BX。
Seijiさんはもう最初からこの完成形を頭に描いていたので、仕様のチョイスに何の迷いもなし。

40v強いこだわり「その1」はロゴとフレット・クロス。
ナニがナンでも「ブロック・ロゴ」。
そして、今まで使っていたDSLにも採用されていた「ECフレット」。
このロゴは猛烈なビンテージ感を演出するよね。
ECフレットと組み合わさると余計に効果が増す。
60そしてこだわりの「その2」はコーナー・ガードなし。
イヤなんだって。
角ッコをブツけないでよ!
それから、レヴァント・カバリング。
さらにビンテージ・タイプのゴールド・ハンドル。

50コレは私と2人で相談して決めたゴールドの「パイピング」と「ビーディング」。
ビンテージ感を増強するのに効果大。

70そして、実際のステージに上がった。
このうれしそうな顔!

Nk0r4a0162 ヘッドの回路は市販のJVM410Hと同じ。
スピーカーユニットはBXなのでGreenbackが搭載されている。

ZつづいてYukiちゃんのMarshall。。
Seijiさんもとてもうれしそうだったけど、Yukiちゃんなんて一番最初に箱から出した時、「これから一緒にがんばろうね~」とJVMに話しかけてたからね。

90vヘッドはSeijiさんと同じくJVM410H。
キャビネットは1960A。

100vYukiちゃんは「デザイン、どうしようかな~」と考えていたが、「ナニ言ってんの?『白地にトレードマークの青いバラ』にキマってるじゃん!」と提案すると、「そんなことできるんですか?」。
そこで一発、私の答えは…「知らんがな」。
ウソですよ~。
120Yukiちゃんの希望を訊きつつ、カバリングは「ホワイト・エレファント・グレイン」、ハンドルはゴールド、ロゴはラージの黒…などとひとつひとつキメていった。

110ギターは青いバラの真ん中がYukiちゃんの頭文字の「Y」になっているけど、

Nk0r4a0328アンプは「Marshall」になってる…というワケ。

130コーナーガードは付いてます。

126そして、いよいよステージの上にセットされた~!

140vギター・チームさんはJVMのサウンドにインスパイアされてコレからも世界のリスナーを魅了するカッコいい曲をジャンジャン作ってくださいね。

Nk0r4a0270続いてウワサのFireball Rhythm SectionのNATAL。
コレがですね~、奇跡だったんだわ~。
もう絶対に間に合わないと思っていたら本番の2日前にイギリスから到着したの。
「10周年記念のコンサートなんです!」と、事情を話したら通関業者の方も親身になって迅速かつ的確に処理を進めてくれましてね。
偶然その担当者の家が配達先のSeijiさんの家に近いということもあって親切度アップ!
そうして、当時は無事にこうしてドラム・ライザーの上に乗せることができた。

150素材はメイプル。
コンフィギュレーションはタムが10" x 6"、12" x 7"。
バスドラムが22" x 16"と24" x 16"。

160フロア・タムが16" x 15"と18" x 15"。

170スネア・ドラムは14" x 5"。

180しかし、ホントNATALって音がいいよな~。
でも音だけじゃなくて、細かめの青いラメを存分に使ったこのフィニッシュがヤケクソに美しい!

Nk0r4a0128 Toshiくんはゴメンナサイなんだけど、自分で手を加えてくれた。
コレはイジワルでも何でもなくて、EDENはイジるところがないんですよ。

190vToshiくんが手を施してくれたのは、強い光が当たると見えるフロント・グリルの模様。
そして、4x10"キャビに使用LEDライト。
こうして見ると、何かカスミがかかってるみたいだな。

200vそして、本番。

220いいじゃないの~!
2人ともJVMがよく似合ってる!
もちろん音もバッチリ。

230ドラムスのサウンドも文句なし!
このバスドラムの音抜けの良さは一体どういうことなんだろう?

240そして、Toshiくんもギター・チームの新しいサウンドに一歩も引けと取らないエキサイティングなプレイを披露してくれた。250感動のコンサートだったの。
演者もお客さんもD_Driveが10年も続いたこと、そして世界デビューを果たしたことを本当に喜んでいるのが手に取るようにわかりましたよ。
MCでは、コンサートが終わるまでしつこく告知され続けるであろう「Marshall LIVE」の情報に触れた。
関西からもミルトン・キーンズに来てくれる方がいらっしゃっることを知ってとてもうれしいです。

1march_9d_drive_social_imageそして、この他に2つの重要な情報が公表された。
Yukiちゃんが発表したのはまず…
Marshall LIVEの翌日の6月2日、カムデン・タウンで開催されるロンドン最大のロックフェス『CAMDEN ROCKS FESTIVAL(カムデン・ロックス。フェスティバル)』への出演が決定した。
スゴイよ、これは。
カムデン・タウンにある20カ所のライブハウスに2日間で400のバンドが出演するというのだ。
D_Driveの出演会場と時間は…知らんけど。
…というのは、5月の上旬に発表になるらしい。
もうポスターにD_Driveの名前も入ってるんよ。
渋谷でもこういうのをやっているけど、さすが「ロックの国」。
規模が違う!
 
CAMDEN ROCKS FESTIVALの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

260ひとつ気をつけてもらいたいのはこのフェスの名称。
「ROCKS」と「S」が付く。
な~んでか?
知ってるけど。
実はカムデン・タウンは「ロック」でその名を知られているのです。
「カムデン・ロック」といって、「ロック(Lock)」、すなわち「閘門」がある街なの。
それと区別をしてるんだね。
知らんけど。
カムデンの詳しいことはこれから書く『名所めぐり』でやりましょう。

Nkimg_1722 そして、もうひとつ。
今度は中国。
イヤ~コレはね、ゼヒD_Driveにやらせたかったの。
昨年はイギリスの女子コンビのRewsが担当して一気に知名度を上げたから。
それは、10月10~13日に上海で開催される『music CHINA』。
Marshallのブースでデモンストレーションをすることが決定したのです!
日本の人はよく『上海メッセ』と呼んでいるようだけど、世界一の規模を誇ったフランクフルトの『MUSIK MESSE』が、時代が変わって中国に中心がシフトした。
だからこのYukiちゃんが持っているパネルにある四角いロゴがフランクフルトと共通なんだね。
会期中の来場者数は11万人を超える巨大な楽器の展示会。
今はNAMMが一番大きいのかな?
ロック楽器が中心のNAMMとは異なり、music CHINAはフランクフルトの時と同様にすべての音楽に使用される楽器を展示するので裾野が広い。
コレからもますます発展していくだろう。
知らんけど…だって私も行ったことないんだもん!
だからとても楽しみ。
NAMMの時もD_Driveはウケていたけど、あれから海外のファンも増えたので反応はあの時よりもずっとスゴイんじゃないかな?
 
music CHINAの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

280結成して10年。
こんな展開になるとはネェ。
アナタ方から人とは違うことをすることの尊さと、諦めずにそれを続けることの重要性を教えてもらったように思う。
おめでとうD_Drive!
ライブのレポートはまた後日。
 

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site

290

200_3 
(一部敬称略 ライブ写真:2019年3月30日 十三GABUにて撮影)