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2019年4月25日 (木)

The Road from Honky Tokyo vol.2~Luther Smoke Dokeyes登場!

 
今日はまたクイズから。
「信天翁」と書いてナンと読む?
 
答えは「アホウドリ」。
天に信(まか)せて、同じ場所で魚が来るのを一日中ジッ~待っている翁(おきな=ご老人)のような白い鳥という意味なのだそうだ。
イヤ、鳥のことはどうでもいい。
「ネコの町」で知られる谷中に「信天翁」という古本屋があった。結構マニアックな品揃えが気に入っていたんだけど2か月前に閉店しちゃった。
店主は比較的若い方だったけど、もう古本屋を廃業してしまうのだそうだ。
一方、高円寺で40年続いた中古レコード屋が今月で閉店するという投稿をfacebookにしたところ存外にたくさんの反応を皆さまから頂戴した。
こういうのはホントにイヤだね。
すごく寂しくなる。
私のような古い人間には、本もレコードもITに蹂躙され続けているようにしか見えない。
やぱり音楽は記録媒体が回って再現するものだし、本は紙で味わうものだと私は確信している。
「本」と言うものは、手に紙の重みを感じ、インクのニオイを味わい(古本の場合はカビのニオイ)、目で追い終わったページを繰るモノとキマっているのである。
日本はイギリスと並ぶ世界に冠たる文学王国だ。
それがナニが悲しくてディスプレイの本なんぞを読む必要があるのだ。
「電子書籍化を望む」なんていうことが信じられないワケ。
ITは便利なモノだし、使い方によってはとても合理的なモノでもあるけど、ITの進出によって失うモノも少ないくないことを意識してやって欲しいと思うんだよね。
金儲けばっかりじゃダメなのよ。
そして、それらは一旦失うと二度と取り戻せないモノであることが多いということも意識して然るべきだと思う。
で、その信天翁が閉店する間際にやっていた処分セールで手に入れたのが下のアイテム。
「黒門町」の10枚組CD&ブック・ボックスセット。
いつも書いているように、志ん生はジャズ・ギターで言えばウェス・モンゴメリー、黒門町の師匠、桂文楽はパット・マルティーノ。「黒門町」は今の上野広小路とか御徒町のあたりね。
ジャズの方はナンダカンダでウェスに軍配が上がり、落語も八代目文楽より五代目志ん生を聴く機会の方がはるかに多い。
ところが黒門町の噺を無性に聴きたくなる時も少なくない。
そこで圧倒的に良心的な値段が付いていたので何の迷いもなくこのセットを買い込んだ。
ちなみに「黒門」というのは徳川家の菩提寺である寛永寺の入り口にあった門のことで、今の上野恩賜公園(春は阿鼻叫喚のヨッパライ地獄になるエリアね)の入り口辺りにあった。
上野戦争で薩長軍にボッコボコにされたが、オリジナルが南千住の方に移設されて残っている。
鉄砲の弾の穴だらけよ。
今度また『私のディープ浅草』で紹介するので覚悟しておいてチョーダイ。
10さて、ココまではイントロのイントロ。
落語を引き合いに出したくて、強引にアホウドリまで引っ張り出した。
実にゴージャスな構成でなかろうか?
ナゼならこの記事がMarshall Blogの12年目の最初記事だからであ~る。
さて、落語。
別の記事でも書いたが、落語が今また元気なのだそうだ。
若手の噺家が出現し、それを観に若者が積極的に寄席に足を運んでいるらしい。
そして、そこで出演していたベテランの噺家にも興味が広がっているとか…。
つまり、「落語」という古典芸能がキチンと若い世代に伝承されているのだ。
ナゼ、ロックにコレができない!?
熊さんや八っつあんや横丁の凸凹やアンニャモンニャの舞台は100年も前なんだぞ!
なのに今のロックはクリエイテビティという面においては、たった50年前のロックの足元にも及ばないじゃないか!
ロックのベテランの世代と若い世代の交流は演る側にも楽しむ側にも大きなメリットがあると思うのだが…この2つの世代の間にできた無意味な溝が埋まる気配は一向になさそうだ。
今日はそんな時代を背景に現れた、若きロックの伝道者のライブ・レポート。

D_aeh3 そのバンドの名前はLuther Smoke Dokeyes(ルーサー・スモーク・ドゥーキーズ)。
頭文字を並べて「LSD」。
今日のレポートはLSDのホーム、神田淡路町のTHE SHOJIMARUから。
「淡路町」については以前やったね…アレも調べていてすごくおもしろかったっけ。
興味のある人はコチラをどうぞ。

20vところで、どうやってLSDとお近づきになったのかと言うと、以前からTHE SHOUJIMARUに出演しているamber lumberのおススメがあったのがひとつ。
そして、NATALアーティストの石川達也くんが渋谷でドラムのクリニックを開催した時にLSDのJohnnyくんが来て、達也くんが紹介してれたのがキッカケだった。

25vこの3人がLuther Smoke Dokeyes。
Jonny

30v伴航平

40v山口翔也

50v全員が平成8年(1996年)生まれの23歳。
そんな3人が集まってサザン・ロックやカントリー・テイストの音楽をコピーではなく自分たちのオリジナル曲で追及しているのである。

501曲目は「Far East Cowboy」。
「デモCD」という形で、手売りだけで流通させた曲。

60続けて「Win, Lose or Draw」じゃなくて、「Win, Lose or Honky Tonk」。こんなタイトルを見せられちゃうと桃が食べたくなっちゃう?
サウンドもごっきげん!
コレも「Far East Cowboy」と同時に発表された。
実はこの日に初めてLSDのサウンドを耳にしたのだが、それまでに会ったJohnnyくんとステージの上のJohnnyくんがゼンゼン別人でビックリ仰天!
私が知っていた、腰が低くてとても静かなJohnnyくんがアメリカ南部からやって来た若いミュージシャンになっていたからだ!
声がいいのよ。

80_wlh23歳の若者が、こんな曲を作って、そしてサラっと演奏しちゃうだなんて、ここ35年ぐらいの間に誰が一体期待し、想像していただろうか?

100v勝っても負けても、私にとっての「Honky Tonk」はカントリーでもなければ、ストーンズでもなけれし、キース・エマーソンでもない…絶対的に的にコレなんですけどね。

110cdカントリー調に「One More Scotch, One More Bourbon, One More Beer」。
このタイトル、イギリス、フランス、ドイツってところか?
スコッチはスコットランド、バーボンはフランスの「ブルボン王朝」が語源、そしてドイツで飲むバイツェン・ビヤはすこぶるウマい。
「One More Scotch, One More Bourbon, One More Beer」と来て、最後は「One for the road」と締めくくろう!
しかし、3人とも演奏している姿が実に楽しそうなんだな~。
このご時世にJ-POPに目もくれないこんな若者がよく3人も揃ったもんだよ。

125テンガロン・ハットをかぶったJohnnyくん。
「ありがとうございます!」
大きな歓声。
「XXちゃ~ん!」と呼び声がかかる。
「チョット!オレ、このバンドでは『Johnny』って呼ばれてるんだから!本名で呼ばないでよ!」
しゃべるといつものJohnnyくんになる。
「新曲を演りたいと思います」

130テンガロン・ハットとMarshall…いいね。
実際にその2つを結び付けているのは白いカール・コードだけ。
Marshallにレスポールを直つなぎしているのだ。

150v曲は「The Sunset」。

140_ss落ち着いてユッタリとした雰囲気の曲がまたよく似合う。
160_otb短いMCを挟んで「On the Border」。

D_0r4a0103 まるであったかいスープを飲んでいるかのようなウォーム・サウンド。

155しかし、ギター・ソロは「ウォーム」というより「ホット」なのだ!
135vどうでもいい話なんだけど、ベースの航平くんが、私が大学を出て就職した会社の同期のヤツにウリふたつで驚いたんよ。
しかも、ソイツに会ったのは22歳の時だから年恰好もドンズバ!
体育会系枠で入社した彼は、サウナ風呂に1時間以上入っていてもヘッチャラだった。
また、みんなで戸隠に行った時は、折悪く視界が1mもないほどの猛吹雪でリフトが止まっていた。しかし彼は「せっかく来たんだから」と、スキー板を担いで自力ではるか彼方のゲレンデのテッペンまで歩いて上がり、それを3回ほど繰り返した。宿に帰って来た時、眉毛もまつ毛も完全に凍っていたが、ニコニコとまるで意に介さないようすだった。
そんな彼も大盛の豚骨ラーメンの「コッテリ・スープ」を最後の一滴まで飲み干した時はゲロを吐いたらしい。
失敬、失敬!
あまりにも似ているのでついこんなことを思い出してしまったのよ。
 
もちろん航平くんはそんな私の同期とは関係なく、芯を喰ったベースらしいベースサウンドを聞かせてくれる。

170コーラスもバッチリ!

120_oms6曲目は「Keep On Hankin'」。
「Keep on Hangin'(ガンバっていけ!)」のシャレですな?
しかし、ハンク・ウィリアムスは聴かないよ~!
レオン・ラッセルの『Hank』は持っているけど、果たしてどんな曲が入っていたのかまったく記憶にない。

180_koh歌詞もオモシロイね。
「基本HANK忘れるべからずです」…スイマセン。
ハンク・ウィリアムスに「♪ナッシュビルまでは遠いの?」みたいな曲でもあるのだろうか?
知らないよ、そんなこと…私には訊かないで!

190vコレはね「やったね!」って言ってあげたい。イヤ、実際に電話でJohnnyくんに言ったんだけどね。
7曲目に演奏した「Drinkin' Whiskey With Dad」という曲。

200_dwwdチョットLynard Skynardの「Don't Ask me Questions」を思わせるイントロに続く歌詞がスゴい。
「♪時は平成 場所はお江戸 台東区南側」…こんな歌詞見たことない。
…と思ったらちゃんと「Sweet Home Alabama」が出て来るヨ。でも気分はナゼかフロリダ。
どうなってんだッ?
でもお父さんと飲んでいるのは台東区。いいね~。

240vサウンドは何の飾りもないエイト・ビートのストレート・チューン。コレでいい。
ナゼ、私がこの歌詞がスゴいと思うかと言うと、「台東区南側」という地名が入っているから。
「続東京ワッショイ」みたいな曲は別にして、日本のロックの歌詞って固有名詞が出て来ることが洋楽に比べて圧倒的に少ないんだよね。
特にサザン・ロックは地名がやたらと出て来るでしょ?
The Kinksだって「Denmark Street」とか「Waterloo Station」とかロンドンの地名がバンバン出て来る。
日本の音楽でコレに相当するのは民謡か浪曲か演歌ぐらいだよね。
人名もそう。
ポールなんてすごくウマいよね。
「Vera, Chuck and Dave」とか「Sister Susie, Brother John, Martin Luther(←偶然!), Phil and Don」なんて名前だけ並べて歌詞にしちゃう。
コレを日本がやるとどうしても「お富さん」とか「サチコ」とか「そんな夕子のほれました」とかになっちゃう。
もちろん「いとしのエリー」とか例外も多いけどね。

220v地名はムズカシイよね。特にサザン・ロックでよく見る旅をテーマにした「ロード・ソング」みたいなヤツ。
メンフィスとかアラバマとかメイコンとかスパータンバーグ(←ヘヘヘ、コレはサウス・キャロライナのThe Marshall Tucker Bandの地元)みたいな地名が出て来るからカッコいいワケで…。
これを日本風にやると…

諏訪湖を超えて来たぜ辰野まで
ココで飯田線にtransfer
飯田ラインのdestination
Just like 両国 Old房総、not 妄想
飯田ライン 駅間very close
やたらと止まってlonly heart
伊那北、沢渡、駒ケ根カツどん
ソース not エッグ、ベイベ~

ようやく座光寺、元善光寺

こっちがOriginal善光寺
短い回廊、もう帰ろう

みたいなことをサザン・ロックはやってるハズなんですよ。
「Rumblin' Man」にしたって、あんな状況日本じゃ考えられないもんね。
それをJohnnyくんが「台東区の南側」でやってくれたように感じるワケ。
 
とにかく、酒が飲めてお父さんと仲がいい人は、元気なウチに一緒にイッパイやっておくといい。
私も実家に帰るたびに付き合った。
それでも映画の話や昔の浅草の話をもっと聞いておけばヨカッタと大後悔している。
今の今でもMarshall Blogを書いていて「あ~!お父さんがいれば訊けたのにナァ!」ということがよくあるんだよ。

230v「今日は発表がありまして…ナント、4月3日に我々のファースト・ミニ・アルバムが全国流通することになりました!」

250v航平くんが手にしているのがそのミニ・アルバム。

260コレ…『The Jukebox is Playin'』。
レコーディングでは1959SLPが使用された…直結。
現場は大変だったらしい。そりゃそうだ。
このMCの前に演奏した3曲はこのアルバムからのチョイス。
ジャケットのWurlitzerのアイデアはJohnnyが敬愛するジョージ・ジョーンズの曲の歌い出しから思いついたそうだ。
ジョージ・ジョーンズって誰やねん?270cdそして、この日使用したMarshallの紹介もしてくれた。
このコンボは昨年のNAMMで発表したORIGINの50W 1x12"コンボのORIGIN50C。
さっきも書いた通り、コレにレスポールを直つなぎ。コレがホントの「オリジン」だってばよ!
それはそれは素晴らしいサウンドで、スッカリORIGINを見直してしまったよ。
やっぱり直はいいね。
「男らしい」とかよく言うけど、男も女も関係ない。
ギターとアンプの間に何にもないんだもん、音が良くなるにキマってるわ。トラブルも起きないしね。
カール・コードでハイが大人しくなったのもヨカッタのかも。
再興に太く、ヌケつサウンドだった。
値段もお手ごろだし…恐るべし、ORIGIN!

280「オレ、いつもより汗をかいてる…」とジャケットを脱ぐと、その下にはこんなTシャツ。

90私のHonky Tonkはコレ。
もういいか。
110cdカウベルを叩くJohnnyくんと航平くん。
♪ガツツガツツガツツツガツガツ…

290リズムはセカンド・ライン。
でも雰囲気は今にも「♪Spotcheck Billy got down on his hands & knees」と始まっちゃいそう!
メッチャごきげん!

300曲は『The Jukebox is Playin'』収録の「Ramblin' Rider」。

310歌詞に「Dr. John」と「Littele Feat」が出てくる。
アタシャ、サンプラザで観ましたからね、ローウェル・ジョージ。
歌詞には「ガルシア」なんて人名も出て来る。
サム・ペキンパーかと思ったらDeadの方。
Greatful Deadはとうとう日本に来なかった。Steve Miller BandとVan Morrisonももう来ないだろうね。
「♪70's年代にひとっとび」か…。
世の中で「クラシック」として扱っているロックとか「古き良きわが青春のロック」って80年代が主流なんだよね。
そういうのに接するたびに自分の古さに愕然とする。70年代ロックで育った私は原始人で言えばミンガスもビックリの直立猿人ぐらいだよな~。
60年代中盤から75年ぐらいまでが私にとっての「ロック」。今でもそれ以降のロックをプライベートで聴く機会はない。
でもLSDのサウンドは何の抵抗もなく私の脳ミソに入り込んでくる。
そんなチームなのだ。

320vジョニーくん、コレね、電話で話した『Sailin' Shoes』。
ロンドンはウォレス・コレクションという博物館に飾ってあるジャン・オノレ・フラグナールというフランスの画家の「ブランコ(The Swing)」という作品。

330こんな風にしちゃうネオン・パークがいい加減スゴイわ。
ちなみにウォレス・コレクションの隣はEMIの元本社ビル。ビートルズの赤盤と青盤のジャケ写を撮ったところね。

12ssあの2枚のジャケット写真はアンガス・マクビーンというフォトグラファーが撮影したんだけど、その時の様子が、こんなビートルズにまつわるロンドンの名所を紹介している本に簡単に書いてあって、読むと実にオモシロイ。
この手の本をかき集めては、ロンドンに行く度にシラミ潰しに現場を訪れているのだ。
ロンドンは狭いからこんなことができる。
サザン・ロックの名所めぐりなんてそう簡単にはできないよ。

D_ba2 LSDのステージも大詰め。
残すは2曲。
まずはミニ・アルバム収録の「Jukebox Blues」。
こんな曲!…今の若い人を10,000人集めて逆さにしても絶対に出て来ないぞ!

340_jbb「♪大音量のGeorge Jones」…だからジョージ・ジョーンズって一体誰なのサ…と思ってYouTubeを見て納得。
ドカントリー。
ジョージ・ジョーンズなんて日本で言うと「山田太郎」みたいな名前だけど、カントリーの大御所なのだ。
道理で知らないワケだ。
私、ジャズやロックだけでなく、現代音楽も民族音楽も大好きなんだけど、人生でカントリーだけはまったく聴いてこなかったのです。
多分なんですが…コレからも一生カントリー聴かないまま人生を終わらせると思う。
もうチョット言うと、サザン・ロックもあんまり得意ではなくて、中学から高校にかけて、本当に有名どころをツラっと聴いただけなんです。
そんな私に「大丈夫ですか?」と心配してくれるJohnnyくんなのだが、とにかくLSDは私をゴキゲンにしてくれる…なんて書くとアブナイか?
サザンロックで好きなのはThe Marshall Tucker BandとBlack Oak Arkansas。
Toy Coldwellなんていいよね。Marshallじゃないけど…Marshall Tuckerのクセに。「This ol' Cowboy」なんて死ぬほど聴いたわ。
ちなみにLuther Smoke Dokeyesというバンド名に意味はないのだそうだ。
でも、サザロックのバンド名は「3ワーズ」という印象がJohnnyくんにはあって、それに合致している。
冠詞は無視して…今上げたBlack Oak Arkansas、Marshall Tucker Band。なるほど。
Allman Brothers Band、Charlie Daniels Band…人名+Bandというだけの感じもするが…。

350v本編を締めくくったのはアルバムのオープナーの「Last Train To Memphis」。
先日、事務所に長い付き合いのベテラン・ギタリストが来てくれて『The Jukebox is Playin'』を聴かせてみた。
イントロの2拍目ぐらいで彼はこう言った「お、サザンロックじゃん!」
LSD恐るべし!

360_lttm

370サザンロックにボトルネックは欠かせない。
もちろんJohnnyくんはボトルネックもバッチリ!
これがレスポールと直につないだORIGINと組み合わさって信じられない位いい音なんだよ!

380奇を衒うことなくJohnnyくんの作品を通じて「いい音楽を作ろう!」という気概が伝わって来るリズム隊も素晴らしい。

390vとにかくナニがあっても続けて欲しい。まずはそこから。

400vココで今日の記事の冒頭に戻る。
とにかく、オジさんたちだけでなくバンドのメンバーと同世代の若者にLSDが出演するライブハウスに来てもらって、観て、聴いて、感じて欲しいと思うのだ。

410アンコールはLSDの前に出演した日暮士歳朗さんがLSDに加わって1曲演奏した。

450曲は「Shake Hands Blues」。

4602人のギター・バトル!

480vココも見応え十分だった!

490vまたのLSDのステージを楽しみにしている。
それまでにジョージ・ジョーンズを勉強しておかなきゃ!…ヤ~ダよ。
 
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500もうやらなきゃならないことがイッパイありすぎて、毎日更新が困難になっちゃったけど、12年目に入ったMarshall Blog…毎日チェックしてね。
LSDともどもこれからもよろしくお願いします。
 
あ、このアルバム、最後にブルーグラス調の「Luther's Breakdown」という曲が入っているんだけど、「Foggy Mountain Breakdown」みたいにどうしてこういう曲は「Breakdown」なのかね?

510cd<オマケ>
その有名な「Foggy Moutain Breakdown」を作曲したのがブルー・グラス・バンジョーの大御所、アール・スクラッグス。
「カントリーは聴かない」と言っても何枚かは私も持っていてね(友達からもらったんだけど)。
で、スクラッグスのバンド、The Earl Scruggs Revueのこの1975年のアルバム『Anniversary Special Volume One』にまだブレイクする前のビリー・ジョエルの名前を発見して驚いたのは34年ぐらい前の話。
当時、ビリー・ジョエルは飛ぶ鳥を落とす勢いだったからね。「こんな仕事をしてたのか…」と感心した。
もうひとつは、ナゼかアルヴィン・リーが参加している。
オイちょっと待てよ!
アルバート・リーの間違いじゃないのか?カントリーだぞ!
アルヴィン・リーなの。
チャンとカントリーっぽく弾いていてなかなかにカッコいい。ビリー・ジョエルのピアノもテクニカルで最高。
なんだ、いいじゃん、カントリー。

でも、カントリーのギターの人ってホントすごいよね…超絶。
あの世界もイングヴェイ派よろしく、ブレント・メイスンとかジョニー・ハイランドとか後継者がシッカリしている感じがする。
一度、ロンドンのギターの展示会でスゴいプレイを見ちゃってさ。
誰かと思ったらジェリー・ドナヒューだったの。
あまりのオリジナリティと技術に圧倒されて結構腰が抜けたな。

Esr
 

200 

(一部敬称略 2019年3月9日 神田THE SHOJIMARUにて撮影)