always 20th Anniversary Party
八王子のイベント制作会社、「株式会社always」が今年で創立20周年を迎え、その記念パーティがにぎやかに開催された。
alwaysさんは、イベントの制作だけでなく、音楽プロダクションや音響&照明機器のレンタル、スタジオ運営など、音楽エンタテインメント周辺のあらゆる業務に携わっていらっしゃる。
20年か…。
この業界の20年は大変だと思う。
取り扱い商品が流行に左右されにくいであろう墓石屋や呉服屋の20年とは「時の流れ方」が違う。
イヤ、もちろん墓石屋さんだって最近は「墓を作らない」なんて驚くべき風潮があったりしてご苦労は絶えないことだろう。
しかし、やはり芸能周りのことは、常に斯界の動きに気を配り、新鮮なアイデアをヒネリ出さなければならないし、音響や照明等の舞台テクノロジーの進化に敏感でなければクライアントがすぐにヨソへ行ってしまうことだろう。
してみると、「alwaysさんの20年」は神社の数百年に相当するのではなかろうか。
alwaysさんとは、主に田川ヒロアキが使用するMarshallを通じてお付き合いさせて頂くことになった。
Marshall Blogで毎年レポートしている『Sports of Heart』もオルウェイズさんがらみ。
今はもうなくなってしまったがTAGAWAも出演した筑波サーキットのイベントもオルウェイズさん仕切りだった。
もっと以前、SHOW-YAが出演した富士スピードウェイのイベントでもご一緒させて頂いたっけ。
だから私もカレコレ8年になるのかな?
舞台仕事だけでなく、ヒロアキくんのアルバム、『Ave Maria』と『Theme Park』の写真はオルウェイズさんのスタジオをお借りして撮影させて頂いたのよ。
さて、パーティ。
会場は地元八王子の京王プラザホテル「翔王の間」。オルウェイズさんの20周年を祝福しに訪れる方がいかに大勢いらっしゃるかを知るかのような大きな会場。
開宴時間になり、照明が落ち、司会の帖佐ゆり子さんが登場
「帖佐(ちょうさ)」さん…お珍しい。
早速調べてみると、やっぱり九州。
珍名度は高く全国で約1,900人。鹿児島に多い姓のようだ。
九州は珍名さんの宝庫だからね。
そして、2つの大きなスクリーンに『always20年の歩み』が投影された。
株式会社always代表取締役、安藤弘之。
「本日はたくさんの方にお越し頂き誠にありがとうございます。20周年を迎え、ひとつの区切りをつけてお世話になっている皆様に御礼の気持ちを伝えたく席を設けさせて頂きました」
とご挨拶。
当時は広島、神戸、福知山からお越しになられた方もいらっしゃったそうだ。
「震災から8年、イベントを通じて皆様の絆を深めて前に進んで行きたいと思います」
そして、alwaysのスタッフが壇上に上がり、ひとりずつ紹介された。
その後主賓のご挨拶が続き、株式会社無洲、『がんばっぺ福島』主宰の浅野正義さんのご発声で乾杯の儀が執り行われた。
…って、何だか会社の宴会の記録係りをやってるような感じになってきたな。
ま、ココまでは仕方ない。
でも、大丈夫。
後はこんな感じ。
ナント、BARAKAの高見一生さんがお見えになっていてビックリ!
加藤登紀子さんからもお祝いのビデオメッセージが届けられた。
そして、お料理とお酒を頂きながら記念の余興を楽しむ。
まずは今話題になっていると聞く、「八王子芸妓衆」。
alwaysさんは芸妓衆の「八王子祭り」の音響や「八王子をどり」の舞台制作を手掛けている。
「地方(じかた)」というのは踊りの伴奏をする、要するにバンドさんのことね。
対して踊りを受け持つのは「立方(たちかた)」という。
てる葉さん
立方の皆さんは出番の後、お客さんのお相手をされていたが、さすがはプロ。
メチャクチャ上手なお客さんのあしらい方にビックリ!
芸といい、立ち居振る舞いといい、コチラの唄と三味線の方が滅法カッコよかった。
続いてはREGINAのダンス・パフォーマンス。
オワッ!
ビックリした!
センターの方は「カーヴィー・ダンス」の樫木裕実さんじゃないの!
シャープなダンスでお客さんの目をくぎ付け!
こうなるかな…とは思ったけど、案の定社長が呼ばれてステージに!
安藤さん、スゲエな~。
私だったら絶対にできない!
以前にも書いたように踊りだけはムリ。泣いて勘弁してもらう。
ところがドッコイ、安藤さん一番楽しそうに身体を動かしていた!
REGINAは2008年に解散したが、この日のために11年ぶりに再結集されたのだそうだ。
実はですね…私、樫木先生の「カーヴィー・ダンス」をしばらくの間やっていたことがあったんよ。
アレは家内が買って来たのかな?
家にDVDがあって、毎日それに合わせて身体を動かしていた。
というのは、それほどハードでないのがよくてね。ジェーン・フォンダのヤツも昔よくやったけど、アレはチトきつかった。
それと、樫木先生は声もすごくステキで、「ハイ、あ~る~く」なんて言われると、ついガンバっちゃうの。
京都生まれで八王子育ちの民謡テイストの歌手。
張りのある歌声で会場の雰囲気をたったひとりで盛り上げた!
お楽しみの抽選会。
となりに居合わせたご年配の女性と「当たった!」、「当たらない!」でスッカリ盛り上がってしまった!
山内薫
友成さんと山内さんは大槻さんのBeppのメンバーだ!
ピュアなフュージョン・サウンドのインストルメンタル・ナンバー「RE-BIRTH SONG」を披露。
佐藤さんはかつてalwaysがマネージメントをしていた「クライマックス」のリーダーで、安藤さんとのお付き合いは28年にもなるそうだ。
佐藤さん現在「ペドロ&カプリシャス」に在籍している。
そしてシンガーの峠恵子が加わる。
恵子さんは大学に在学している時にCBSソニーにスカウトされ、同時期に加瀬邦彦の指名によってザ・ ワイルドワンズの25周年企画のリードボーカルに抜擢され、サンミュージックからデビュー。
alwaysとのお付き合いも20年の長きにわたっているそうだ。
十八番のカーペンダーズ・ナンバーを熱唱。
「Yesterday Once More」、「I Need to be in Love(青春の輝き)」、「Top of the World」…やっぱりいいね、カーペンダーズは。
今はこういう年代を超えて誰もが知っている歌が絶滅してしまった。宴もたけなわでございますが、ココでトリのご登場。
田川ヒロアキ!
今、アメリカ行っちゃってるけどね。
「こんばんは。田川ヒロアキです。20周年おめでとうございます!
私はちょうど10年前に2009年に安藤さんに出会いました。今の私があるのもalwaysさんのおかげです!」とまずはご挨拶。
そして、ギター・ソロで「Seascape」。
ん~、相変わらずの美しい音!
曲は田川ヒロアキのテーマ「My Eternal Dream」。
「ありがとうございます。ライブには色々とトラブルがあるもんです」
そうだ、そういえばヒロアキくんが演奏中にエフェクターに刺さっているケーブルを足に引っ掛けてハズしてしまって音が出なくなっちゃったんだ。
一番前で写真を撮っていたので、私がそのケーブルを刺して無事復活。
そしたら、それを見ていたalwaysのスタッフさんが後で「あのカメラの人、あんなこともできるんですか!」と驚いていたと聞いた。
あの、どっちかというと、カメラよりそっちが本職なんですよ~。
でも最近のギターの機材って複雑でもう手が出せない。
ヒロアキくんのシステムがアタマに入っていたし、とてもシンプルだからこんなことができたのです。
やっぱりシンプルが一番。音もいいし。
「安藤さんとはサーキットのお仕事もたくさんさせて頂きました。
今日のセットリストは安藤さんのリクエストで構成されています。次も安藤さんのリクエストです」
今日はビートルズ好きにお安藤さんに捧げるべく、シットリとしたアレンジにしたとのこと。
ココでメンバーを紹介。
「この3人で10年前に演っています。今回も安藤さんのリクエストでやってまいりました。
全部安藤さんがサポートしてくれました。アレからちょうど10年です。
…20年続けるってとても大変なことだと思います。
その20年の間に安藤さんがたくさんの縁をつなげてくれました」
そしてLAレコーディングについて触れた。
そのLAのヒロアキくんからたった今…ホントにたった今速報の写真がMarshall Blogに届いたので紹介しておくね。
レコーディング時のようす。
アメリカでも弾き方は変わらず。
変わらないのはギターアンプも同じ。
Marshall JVM210Hと1960V。
今日のイベントと丸っきり同じセットですな。
アメリカのMarshallのアーティスト担当のヒューがバッチリ手配をしてくれた。
Hiroaki TagawaはMarshallのInstagramの動画を通じて海外のMarshallの連中にもスッカリおなじみなのだ!
Thank you very much , Hugh!! He couldn't make it without your generous support!!
もうね、ヒロアキくんが弾くたびにバンドの連中が「Amazing!」だの「Incredible!」だの「Awesome!」だのと大騒ぎなんだって!
なんだよ、Marshallの動画を見てないのかよ!
「Made in Japan」のスゴさを思い知ったか!
コレはダビングしているところかな?
Space Echoが置いてある。
やっぱり洋の東西を問わずアナログ機材は不可欠なんだな。
やっぱり電圧が高い分、Marshallの音もかなり違って響いたとのこと。
次回はイギリスの230Vでゼヒ!
PV撮影の衣装を買いに行ったところ。
いいブーツが見つかったかな?
そして撮影。
アブね~な~、そんなとこ乗っかっちゃって!
サンタモニカだそうです。
撮影していると警備の人が駆けつけて来たそう。
ナニを言うのかと思ったら「Hey you! Don't play the guitar in wrong way!」だって。
ウソ。
でも結構撮影に関しては小うるさいらしい。チョットここでは言えないけど、今、私はこのあたりのことにとても敏感なのだ。
とにかく、音も動画も仕上がりが楽しみだ!
美瑞穂さん、写真どうもありがとう!間に合いました。
安藤さんに10年間の感謝の気持ちを込めて…。
今日の助手席は安藤社長だ~!
リズム隊の2人も息の合ったプレイでヒロアキくんの演奏を支えた。
「20周年、おめでとうございま~す!」
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano
そして、最後はalways取締役の盛田さんから閉会のご挨拶。
盛田さんはいつも「Sports of Heart」の時にご丁寧にMarshallの面倒をみて頂いている。
その様子をうれしそうに見守る安藤社長。
alwaysの未来は安泰だ!
一方、楽屋では出演者の皆さんで記念撮影。
alwaysさん、20周年おめでとうございます!
alwaysの詳しい情報はコチラ⇒公式ホームページ
(一部敬称略 2019年3月12日 京王プラザホテル八王子 翔王の間にて撮影)