秋CANTA '14 秋の少食健康習慣TOUR~千秋楽 at 新宿BLAZE
イヤ~、マイッた、マイった…。去年はセキひとつ出さなかったのに、2~3日前から高熱出してウンウン唸りながら寝込んでしまった。
ここ数年、熱なんか出したことなかったのでツラかったのなんのって!
今朝から大分ラクになった。
ところで、Marshall Blogによくご登場頂いているバンドやミュージシャンのコンサート会場にカメラを持ってお邪魔すると、たくさんのお客さんに声をかけられる。
「見てますよ!」
「いつも見てますよ!」
「こないだ鼻クソほじってたでしょ?」
「立小便したらダメですよ!」
「歯磨いてますか?」
「ウォシュレット長時間は体に良くないですよ!」
「万引きしたらすぐにつかまりますよ!」
とか…。
まるで保護観察期間の仮釈放中の元凶悪犯はこんな感じなのか?という気分になるが…というのは真っ赤なウソ。
ご覧になって頂いているのは私が鼻クソをほじり散らかしているところではなく、Marshall Blogのこと。
こうした激励のお言葉頂戴するのは実にうれしいものだ。Marshall Blogをやっている甲斐を感じる。
そして、こうした読者の皆さんの温かいお声が「毎日更新」の大きな原動力になっていることは間違いない。
私、褒められると伸びるタイプですのでドンドン声をかけてくださいね。その代り、文句は一切お断わりね。文句がある時は読まなきゃいいんだから。
怒られるとビビっちゃって何もできなくなるタイプですのでよろしくお願いします。
それで、最近フト気が付いたのだが、お声をかけて頂く確率というか機会というか、はたまたチャンスというか、状況というか、そういったものがバンドによってパターンが異なることがわかってきた。
例えば、Marshall Blogへのアクセス数がものすごい数に上る割には誰にも声をかけられないバンドもいれば、そうでないケースもある。
その中で、強力にポジティブなバンドのひとつがCANTAだ。
会場に入る時、開演前、終演後、退場時、私を見かけるとたくさんの方々から「Marshall Blog楽しみにしていま~す!」と本当によくお声をかけてくださる。
そんな熱心なCANTAファンの皆さんのご期待は裏切るわけにはいかない!…と床から這い出して今コレを書いているのであ~る!
どうしても年内にこの秋のツアーの千秋楽をアップしたかったからね!
そして、この記事が2014年のMarshall Blog納めになる。
実際に鳴らしているのはソデに設置してある1959RR。キャビネットはMF400B。
NATALである。
NATALは「ナタール」と「タ」にアクセント置いて発音する。ハイ、言ってみて!
「ナタール」。
1965創業のイギリスの老舗パーカッション・ブランド。
それをMarshall社が買収し、数年前からドラム・キットを生産している。
おかげさまで、Marshall Blogに登場してから1年チョット…多くの方からのご支持を頂戴し、自分でも信じられないぐらいのスピードで知名度がアップしている。
皆さん、ありがとうございます!
雷電さんのキットは10"、12"、16"、22"のアッシュでフィニッシュはグロス・ブラック。
「音がいい。自分の技術で楽器をコントロールしやすい」と大好評をいただき、先のデーモン閣下と今回のCANTAの秋のツアーで全面的にご使用頂いた。
それとすごくうれしかったのは雷電さんのこのお言葉…
「N-A-T-A-L…コレ、ロゴがすっげぇカッコいいんだよね~」
あ、ありがとうございます!同感ですッ!
…ということでステージ中央から下手をMarshall一家で占めさせて頂いたのが今回のCANTAのツアーなのだ!
CANTAファンなら間違いなく全員の方にチェックして頂いていると信じているが、このツアー、初日の柏の公演もMarshall Blogでレポートさせて頂いている。
そして、今日が千秋楽。もちろん会場は超満員!
前回のレポートではネタバレを避けるために一切曲目を記さなかったので今回は遠慮くなくセットリストに沿ってレポ―トしましょうね。
どのバンドも千秋楽になると演奏も完全にこなれて最高潮に達するケースが多いが、CANTAも同様。
3人が「吸ったり、吐いたり」、本当に呼吸も合わせているかのようなコンビネーションを見せてくれる。
続けて「愛という名の下に」。
サード・アルバムのタイトルがスラっと出て来なくてお客さんに助けてもらう…という子芝居つきで「Fly!」。
ルークさん、ギターをTriumph Vに変えて「Love Drives me Crazy」。
ルークさんのギターの音が好きだ。とにかく昔聴いたMarshallの音がするからだ。
特にこのVを弾いた時の音!
実にきれいに枯れた中域が張り出していて、ハッキリと聞こえてくるピッキングひとつひとつの音がいかにも「エレクトリック・ギター」を感じさせてくれる。
続けて「No, No, No, Yeah, Yeah, Yeah!」。
コレはちょっとCANTAっぽくない感じがしてまた楽しいね。
自らのNATAL評を証明するかのような雷電さんの緩急自在なドラミングがまた素晴らしい!
ナゼかはわからないんだけど、私にとってこの「Fantasize」と「HEAVEN'S WAITING」ってモノすごくCANTAのイメージを感じるんだよね。歌詞といい、メロディといい、演奏といい…。
自分だけのCANTAの代表曲なのだ。それがまた不思議と『My Generator』に入ってる。
「Dry & Heavy Blues」では10ホール・ハーモニカをプレイ。
今日も絶好調のMASAKIさん。思う存分テクニックを駆使したダイナミックなベース・プレイは見ていて快感そのもの!
自身が主宰する「東上線の会」を終えたばかりだという。昔一度拝見したけど、アレ、おもしろかったナァ。MASAKIさんの「ひとりハチャトゥリアン」というのにはハラがよじれるほど笑った。
…ということで、プレイだけでなく今日もMC最高!
宅配便のネタで大爆笑を誘った。面白かったネ。
ヤカン・プレイは欠かせない。
もちろん叩き手の良さによるものだが、NATAL、いい音だな~!
11月21日が雷電さんのお誕生日…私と1日違いだ!そして、雷電さん、SHOW-YAのsun-goさんと同じ誕生日!
おめでたい儀式が終わっての本編最後の曲は「月とチャリとGuitar」。
本編12曲。これぐらいでいいのよ。
もうチョット聴きたいぐらいがいいの。サブ・タイトルにもあるでしょ、「少なめが調度いいよね!」って!アンコールもあるだろうし!
…で、ホラ、アンコール!
勝手に私のお待ちかね「HEAVEN'S WAITING」。何ともサビのメロディが印象的なのだ。
次は皆さんがお待ちかねだったのでは?
タオル回しの「春の嵐」!
男性客を大勢ステージに上げての大合唱!「ア・ソング・フォー・ジ・アダルト」。
代わる代わるマイクを手にしてみんな元気よく歌ってくれた。CANTAも以前に比べて男性客が増えたかな?
チョット関係ないけどひとこと…最近、アメリカで騒ぎになった『The Interview』とかいうコメディがあるでしょ?アレ、邦題頼むから「ジ・インタビュー」にしてもらいたいんだよね~。
続いて雷電さんたちも!
ペッチンペッチン頭を叩かれている左の人はベーシストの大桃俊樹さん。
最近は閣下のベンドで雷電さんと一緒にプレイされていた。
一見ステージのようだが、ルークさん達がたっているのはミキサー卓の前!お客さんは全員後ろを向いている。
イヤ~今日も色々盛りだくさんの楽しいステージでした。
来年も企画が盛りだくさんでCANTAの動きがますます楽しみだ!
CANTAの詳しい情報はコチラ⇒CANTA official web site
NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
(一部敬称略 2014年11月16日新宿BLAZEにて撮影)
***** お 知 ら せ *****
1993 年に出版され、当時もっとも詳しかったマーシャルに関する書籍『THE HISTORY OF Marshall(日本語未訳)』を、マーシャルの創業50周年を記念し大幅に改訂・増補して2013年に出版されたのが『THE HISTORY OF Marshall THE FIRST FIFTY YEARS』。
そして、その日本語版がついに出来した!
レ アなアイテムを中心とした数百点にも及ぶ商品やマーシャルの歴史に名を残す重要人物のカラー写真(本邦初公開多数)、歴史的文書、ヴィンテージ・カタロ グ、販促アイテム、ミュージシャンや関係者の興味深い証言を満載してジム・マーシャルの波乱万丈の人生から、50年にわたって時代をロックし続けた名器た ちを立体的に詳述する。
マーシャル社が制作に全面的に協力したロックやギターを愛する者必携のマーシャル・バイブル!
なんて言うとカタっ苦しいけど、写真見てるだけでも十分に楽しいわ、コリャ!…という一冊。
<内容>
ジ ム・マーシャル物語 爆音の父/Marshallサウンドの誕生/歴代のモデル(JTM45から新DSLまでを網羅)/スピーカー・キャビネット/50周年記念コンサート(コ レはマーブロが勝つな…/関連商品/Celestionスピーカーについて/マーシャル・シリアル・ナンバーの読み方…他、400ページ以上の充実したコ ンテンツ!
帯(腰巻)が付くとこんな感じ。
アンプ大名鑑[Marshall編]
著 者:マイケル・ドイル、ニック・ボウコット
監 修:ワタシ
発 売:12月19日(金)
体 裁:B5判/並製/400頁強(オールカラー)
価 格:本体4,500円+税
コチラでお買い求めになれます⇒amazon