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2014年12月 9日 (火)

Charles Locke Welcome Party <前編>~Charles Locke & アカシックレコーズ

タイトルにあるCharles Locke(チャールズ・ローク)はLA在住のシンガーソングライターで、The Rolling Stones、Bob Dylan、Paul Simon、Jesse Ed Davis、Tom Petty等々、名だたるアーティストのコンサー­ト音楽の制作を手がけてきた。
先般レポートしたMr.Tのコンサートにも出演していた女流ベーシスト、駒沢さっ­きがアメリカにいた時代にLocke氏と親交を深め、今回のライブが実現した。
今回の来日公演は全5回。
その千秋楽には個性豊かなゲスト・バンドが共演し、楽しい音楽イベントとなった。

当日のトップ・バッターはアカシックレコーズ。

10ボーカルは平山純枝。

20松川純一郎のギター。

30vベースは尾形慶次郎。

40vそして、ドラムは英太郎。

50v英太郎さんはNATAL(ナタール)プレイヤー。

60アッシュのキットを愛用してくれている。

70vアカシックレコーズはクラシックなロックからソウル、R&Bの名曲を演奏するバンド。

80ボーカルの純枝さんをフィーチュアした聴かせるバンドだ。

90何しろ純枝さん、声がデカい!ソウルフルなボーカルと底抜けに明るいキャラクターがダイナミックなことこの上ない。

100そして、そのボーカルをガッチリと固めるベテラン・バンド陣のパフォーマンスが素晴らしいのだ。

110オープニングはStevie Wonderの『Fulfillingness' First Finale』から「You Haven't Done Nothing」。

120私はソウルは「超」がつく全く門外漢なんだけど、このあたり、すなわち『Music of my Mind』から『Hotter Than July』までの70年代のアルバムは全部持っていて時々聴いている。
どれもこれも信じられないぐらいの曲のクォリティの高さだよね。
何年か前にSummer SonicでStevie Wonderが来日した時、野球場のステージにトリで出演した。
最後まで丸々観たいのはヤマヤマだが、帰りの電車が混むのがイヤなので、早めに切り上げることにした。どうしたかというと、知らない曲が出てきた時点で席を立つことにした。ところが…「Living for the City」やら「Don't You Worry 'bout Thing」やら演る曲、演る曲、どれも知ってる曲どころか好きな曲ばっかりで、ほとんど全部観てしまったことがあった。
今更私がStevie Wonderのスゴさを語ったところでクソの役にも立たないことはよくわかっている。
ナニが言いたいのかというと、このアカシックレコーズ、選曲がいいのよ!

130続いては「Somebody to Love」。

2_img_0212Jefferson系統はナゼかダメなんだよね。どうしても受け付けない。サンフランシスコに行った時、Grace Slickの家も遠巻きに見たりしたんだけど…(だからナンダ?)。
さすがにこの曲はいいけどね。アカシックの演奏もゴキゲンだ!

150v自然に元気づけられてしまうような活気あふれるMCからつなげたのはPatti Austinの「Havana Candy」という曲。カリプソだ。いい曲だね~、コレ。純枝さんにピッタリだ。
カリプソはいいよね。このウキウキするようなリズムとメロディが「かわら版」の役割をしていたというのだからおもしろい。要するに「河内音頭」だ。

160vつづいてThe Yardbirdsの「Shape of Things」。

170v松川さんは過去にベースの尾形さんといっしょに何度か旧Marshall Blogにお出になって頂いたことがあった。
今日はMarshallでドライブしまくり!

180アカシックはJeff Beck Groupバージョンでこの曲をプレイ。つまりボーカルはRod Stewart。Rodまでカバーする純枝さんのふり幅がハンパじゃない?
この曲、何といっても好きなのはNazarethバージョンだな。Dan McCaffertyの歌がなんといってもスゴイ。まるで別の曲のようだが、原曲の雰囲気を壊さない。ココがNazarethの優秀なところで、Joni Mitchellの「This Flight Tonight」をバリバリのハードロックで演ったとこなんかあまりにもカッコよかった。
アカシックも演ったらどうかしら「This Flight Night」。

185vMichael Jacksonの「Never can Say Goodbye」。「♪ノノノ。ノノノ」ね。

190ん~、「英太郎さん+NATAL」いいナァ~。
アッシュのバシッとした音色がこうした曲にもバッチリとマッチする。

200続いてはOtisの「Hard to Handle」。

205この日、尾形さんは体調がかなり思わしくなかったそうだ…なんてことをツユとも感じさせない確かなグルーヴ!ルックスからしてグルーヴしてる!

220v
最後は「Superstition」。

240
出番の最後を飾るにふさわしいエキサイティングなプレイ!

210v猛然とドライブする4人!

230vジャズ以外の黒人音楽をほとんどと言っていいほど聴かない私には実にいい刺激になるアカシックレコーズのステージなのであった!

250ちなみに「アカシックレコード(Akashic Record)」というのはレコード会社ではないからね。
「アカシャ年代記」といって、宇宙の全ての現象を予め記載したデータバンクのことだそうだ。
我々がいつどこで何をするかとか、いつ生まれて、どう生きて、いつ死んで、どう輪廻転生するか等、全て書かれているんだって。
音楽だけでなく、色々と勉強になりました!

260vひとバンドはさんで登場したCharles Lockeのグループ。

270ボーカルとギター類、Charles Locke。

280vギターはそのまま松川純一郎。

290vベースはこのコンサートの仕掛け人でもある駒沢さつき。

300キーボード、逆瀬川隆司。

305vドラムは岡井大二。

310_2大二さん、今日は英太郎さんのアッシュのNATALを拝借。

320大二さんがいつも使っているNATALはバーチだ。

325さて、Charles。
音楽は典型的なシンガーソングライターによるアメリカン・ロック。

330ウマいもヘタも関係なく、「とにかく音楽を楽しんじゃおう!」というタイプ。

340この手のステージの特徴は演奏する側がまず楽しんじゃってる…ということだろう。
460v
バック陣ももちろん楽しそう!

350v大二さんの顔を見れば一目瞭然だ!

390
ギター・バトルなんてないない!誰かと一緒にプレイすることが楽しいのだ。

410
私もMarshallの仕事をするようになって、音楽に関係する多くの外人と接するようになって理解したことだが、やっぱり「音楽の在り方」みたいなものが日本人の意識とゼンゼン違うんだよね。
「おぬしら、歌詞にメロディをつけて口にすることがそんなに楽しいのか?!」と感心してしまう。
楽器関係もそう。
もちろん外人でも機材好きはゴロゴロしているし、機材を楽しんでいるのもよく伝わってくるんだけど、そこに必ず「音楽」がついて回っているように感じるんだよね。
Marshallもそう。
「何年製の1959のトランスがどうの」ということよりも「何年製の1959で誰が何を演奏した」ということの方が大切にしているイメージ。
日本でも年配の方々、つまりロックが上り調子にあった時代を過ごした人たちはこういう傾向があるように思う。ま、時代だから仕方のないことなんだけど…。私もアンプ屋、つまり機材屋だけど、子供の頃から約40年この世界に接してきて今の「機材狂奔時代」はさすがに行きすぎだと思うよ。
そうした時、こういうCharlesのような音楽のオーガニックさに迫力を感じる。

380
大二さんと鉄壁のコンビネーションを見せる駒ちゃん。Knackの「My Sharona」なんかカッコよかったよん!
ところでこの曲、大ヒット曲だけあって「♪ドドダダドッタ~ドッタ~ドドタ~」のところは誰でも知ってるとおもうけど、中盤から後半にかけたギター・ソロのところで曲調が変わりすぎるぐらい全く変わっちゃうの知ってた?

400大二さんのドラム・ソロ・コーナーも!

420日本人離れした大二さんのドラムを心底カッコいいと思う。

430vサラサラっとお茶漬けを流し込むように軽く叩き出すドラム・ソロは「名人芸」以外の何物でもない!

440日本のロックの権化、大二さんにはまだまだ教わりたいことが山ほどありましてな…。チョット今考えていることがあるのさ!

360v
ギター・チームも盛り上がってます!

450聞けばナント今回ツメツメのスケジュールで5日間完全連続の興行だったんだって!
そんな中、疲れを全く見せずに歌いきったMr. Locke!やっぱり楽しそう!

4705日間お疲れさまでした!
480
<後編>につづく

NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

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(一部敬称略 2014年10月26日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)

***** お 知 ら せ *****

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