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2014年12月10日 (水)

Charles Locke Welcom Party <後編>~マルベリーズ

昨日の続き…。
何だか知らんけど、ド~ップリとハマッちゃったのがこのマルベリーズ。
オープニングは「人間狩り」という曲。
10ボーカルとキーボードの★(スタァ)。

20v_2ギターのクッキー。

30vベースはカミーユ。

40vドラムは英太郎。

50v英太郎さんのNATALはアッシュ。フィニッシュはホワイト・スウォール。どこへ行くにも持っていく英太郎さんの相棒だ。

60マルベリーズを知ったのはこの英太郎さんのNATALがらみ。
今回で実物を見るのは2回目。彼ら流に言えば「2回目の逢瀬」。何となく初めて見る前からこうなるような妙な予感があったんだよな。「こうなる」っていうのは「ハマっちゃう」ってこと。
そんな危ないバンドがマルベリーズ…。

70v今回物販コーナーでおもしろいものを見つけた。
LPの上に乗っている向かって右のハガキ大のもの。要するに絵ハガキ、というか年賀状。

80Frank Zappaの『Absolutely Free』になってる!

90もういっちょ。こっちは『Freak Out!』。このデザインを転用しているのはよく見かける。「Help, I'm a Rock!」ということか?

100Zappaネタに限らずこういうことはドンドンやってもらいたい。近い将来消滅するかもしれないLPやCDジャケットの楽しさやおもしろさ、ひいては黄金時代のロックのの素晴らしさをアッピールするいいキッカケになるかもしれないからだ。110カッコいいリフから始まる2曲目は「暴虐のオベリスク」。

130へへへ、実はこの曲、私のリクエストなんだ~!スタァさん、ありがとう。
世直しの戦いに臨む勇ましい兵士の物語が、疾走感あふれる正統派ハード・ロックに乗せて語られる一大スペクタクル!

140vアルバムでは「愛のプロローグ」という1分程度の小品に連続して収録されているのだが、この曲に入る瞬間、ナゼかElton Johnの『Goodbye Yellow Brick Road』の「Funeral for a Friend」~「Love Lies Bleeding」の流れをいつも思い出す。
160v
3年ぐらい前にイギリスでEltonを見た時、オープニングがこの流れだった。小便チビリそうになった。
バンドのメンバーはギターがDavey Johnstone、ドラムがNigel Olssonだった。もうひとつの方ももらしそうになった。でも、海外に行くと食生活が変わって胃腸の弱い私は便通が悪くなってしまうので、もらす心配はない。
残念ながら全盛期のベースDee Murrayは亡くなってしまったので、その姿を見ることはできない。
そういえば、一時日本のTVコマーシャルに盛んに出ていたハンサムなチェロのデュオ・チームもステージに上がっていたっけ。

150v「♪最後の戦だ!狼煙を上げろ!」…このルックスとは何の関係も見い出せないところがまたいい。
こんな曲、今時他にゼッタイない。最高にカッコいいよ。
何の「戦い」を素材にしたんだろう?今度会ったら訊いてみよう。

アルバムだとコレに続いて「クリスティーナ」という曲が入っているんだけど、これがカンツォーネなんだよね。寡聞にしてよくは知らないが、ロック・バンドでカンツォーネっぽい曲で思い浮かぶのはなんといっても10ccの『Original Soundtrack』に入っている「The Film of my Love」だ。情熱的でいいもんだ。
ちなみに私はChristina、Christine、Christian、Christopherという名前の友達を取り揃えている。全部ひっくるめて「クリス」だ!

関係ないけど、能登半島の突端に「狼煙」っていう地名の場所があるの知ってる?

170スタァさんがピアノに向かい、ファースト・アルバム収録の「恋のつぶて」。

190vこの曲がまたいいんだわ~。
この夏、マルベリーズのCDをゲットして、車の中で聴きながら家内と葉山へ行ったんだけど、帰りには彼女、ほとんどの曲に合わせて「♪フムフム」とメロディを口ずさんでいたからね。
その中の一曲。
ようするに曲がよくできていて、耳になじみやすいということ。

200「僕は君より美しい」…。というか、今時女性の方が男性よりよっぽど雄々しくて、「私はあなたよりたくましい」ということも言えるのではないかしらん?

210「僕なき世界」

220そしてまたスタァさんがピアノに…「恋の願い」だ。「My Melancholy Blues」気分?
前回の「Bohemian Rhapsody」~「海よ」はヨカッタな~。

240私は「なつかしの昭和」のように、「昭和」を懐かしむ表現や類する行為がすごくイヤなのね。なぜなら自分の中身、特に好きな映画や音楽は100%「昭和」だから。いまだに昭和に生きているのだ。
だって音楽や映画のピークは「昭和」にしかないワケ(ロックは年代として70年代中盤まで)。そのほとんどがオリジナルだから古くなることもない。
ここで敢えていえば、マルベリーズの魅力は「昭和の魅力」なのかもしれない。それは「なつかしい」という意味ではなく、「ロックの黄金時代」が詰まっているということなのだ。

250vこのハードなロッカバラードには一種のハイライトが仕込まれている。

260それはクッキーさんのスペシャル・パフォーマンス。客席に降りて、「コレは」とお目当ての女性のためにギター・ソロを捧げるのだ。

270こんな感じ。
写真撮ってるよ、この娘!この写真、後でどうするんだろうね~?
透さんはマーチング用のドラムでコレをよくやってたナァ。(メイクはなしよ)アレも最高におもしろかった。

290国内盤『Something/Anything』のToddだ~!
この国内盤、中学生の時に買ってずっと持っていたんだけど、だいぶ後になってディスク・ユニオンに売ってしまった。それがものすごい高価だったのでビックリしたことがあった。
売らなきゃヨカッタ…。

…とこんな感じでクッキーさんがグイグイ迫り寄ってくれるのだ!

280v

今日もバッチリきまった。ギターも持ち替えて最後にもうひと暴れ!

300ギターもギターだけど、ストラップはまたスゴイ!

2_img_0585 ハチャトゥリアンの「剣の舞」。
コレ、以前ROLLYさんが歌っているのを見たことがあって、スタァさんに出自を尋ねたところ、尾藤イサオなのだそうだ。「♪サンド~」の尾藤さんね。
尾藤さんはウチの近所の小・中学校のOBで、ウチの子たちの先輩に当たる。また、叔父が同級生だった。元々尾藤さんは「♪サンド~」の前に本職はジャグラーで、子供の頃から舞台に立ち、その叔父によると学校にはほとんど来なかったらしい。傘の上でサイコロを転がすなんざお茶の子さいさいのハズだ。
230v
この曲、例の上へ下への大騒ぎっぷりで皆さんもよくご存じのことと思う。
大分前にMASAKIさんが「ひとりハチャトゥリアン」と称してベースで独奏していたのを見た日にゃハラが痛くなるほど笑った。

「ハチャトゥリアン」と聞いてこの曲以外のことを知っている人はかなり少ないのではないか?
もともと「ハチャトゥリアン」ってのはAram Khachaturianという名前。イニシャルは「K」なんだぜ!…なんて威張っている私も何にも知らないんだけど、『ガイーヌ組曲(Gayane Suites)』というアルバムを持ってる。
ハチャトゥリアンという人はアルメニア人(The Whoの「Armenia City in the Sky」好き!でもこれはThe Whoの曲ではなくてSpeedy Kingというイギリスのシンガーソングライターの作品)なんだけど、この曲、「アラビアのロレンス」がいつ出てきてもおかしくないようなエキゾチックなメロディがテンコ盛りになっていてなかなかに味わい深い。
この組曲はバレエのためのもので、第2曲の最後に「剣の舞(Saber dance)」が出てくるのだが、元々この曲は含まれていなかった。
ところがそのバレエの初演の前日に急に「剣を持って戦いの踊りを踊る」シーンが書き足されたもんだからサァ大変!
困ったのはハチャトゥリアン、慌てて徹夜で書き下ろしたのがこの「剣の舞」。
この慌てて作った曲がハチャトゥリアンの名を一躍有名にしたが、曲があまりにも有名になってしまい、「ヨォ!『ミスター剣の舞』!」なんて呼ばれ、この曲を書いたことを後悔したという。
ゼイタクを言うんじゃない!
カリンニコフだとかシマノフスキーとかオネゲルとか、鳴かず飛ばずの作曲家がいくらでもいるんだから!(オネゲルはメッチャかっこいいよ)
ハチャトゥリアンで思わず道草しちまった!
350
ところで!
取って付けたようで言いにくいんだけど、初めて聞いた時からスタァさんの声って尾藤イサオに近いと思ったんだよね。

310v実は私は尾藤イサオの声が好きで、高校ぐらいの時に「悲しき願い」のリバイバル・ヒットして、こうしてシングル盤を買ったんだ!
それもあってマルベリーズがいいのかもしれない。

2_img_0003 それに、ステージではギターを手にしないが、スタァさんは本格的なモデルを何台も保有する大のMarshallマニアなのだ!

340

最後は「君にグッバイ」。

320シャープなゴーゴー・ビートのイントロでドライブする名曲「君にハロー」の姉妹編。

330v「♪君にハロー」、「ハロー」とやるところを「♪君にグッ」、「バイ」とやる。オッシャレ~!
そして、半音ずつドンドン転調していく。

180

こういう自分のネタを使い回すところが実にシブイ。そう、Zappaがよく用いた手法だ。

360vみなさん、Sailorも好きなのかな?ショウを観ていると感じないんだけど、音源を聴いているとすごくそういう感じがする。
このバンドの人たちはとにかく音楽をよく聴いている。「よいミュージシャンはよいリスナーたれ」を地で行くような人たちだ。
だからクリエイトする音楽に厚みがある、そこがこのバンドの大きな魅力だ。
聴くべき音楽がたくさんある我々の世代はラッキーだ!

370リズム隊もゴージャス!

2_img_0452 NATALサウンドがマルベリーズの音楽にスッカリ溶け込んでいるのがうれしいよ!

380結成20年を迎えるマルベリーズ。益々の活躍を期待している!
あ、今日は「I Love Me」演らなかったな…。

390マルベリーズの詳しい情報はコチラ⇒マルベリーズ公式ファンサイト

400最後は出演者全員で「Yellow Submatrine」と他1曲。
にぎやかなフィナーレとなった!

410最後は駒ちゃんのご挨拶。
お疲れさまでした!

420vNATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

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(一部敬称略 2014年10月26日 吉祥寺ROCK JOINT GBにて撮影)

***** お 知 ら せ *****

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