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2014年12月19日 (金)

BATTLE OF FORCE 2014 <前編> HURRY SCUARY&QUORUM

今から30年以上前、1982年の話し。
当時、LOUDNESSやBOW WOW、子供ばんど、カルメン・マキ&5X等、ハードでへヴィなロックが市民権を得、今までにない盛り上がりを見せていた。
1982年10月24日、新宿ロフトにMARINOと44 MAGNUMが出演した。それは『関西へヴィメタル東京殴り込みギグ』と銘打ったイベントで、関西で活躍しているへヴィ・メタル・バンドを紹介するのが目的だった。この前日と前々日にはEARTHSHAKERが2日連続で新宿ロフトに出演していた。
このイベントが大成功し、その流れで1984年、関西へヴィ・メタルの歴史的名盤といわれている『Battle of Metal』や『Heavy Metal Force』というアルバムが制作された。
今日レポートするのは、これらのアルバムの30周年を記念して催されたジャパニーズ・メタルの一夜『BATTLE OF FORCE 2014』だ。

冒頭、音楽評論家の大野祥之氏がステージ上に上がり、このコンサートに素敵な解説を付け加えてくれた。
なぜなら、『関西へヴィメタル東京殴り込みギグ』の企画を新宿ロフトに持ち込み、ブームに火をつけた人こそ大野さんだったのだから…。
30年前のことをまるで昨日のことのように話す大野さん。いい時代だった。
会場は超満員。
あの当時の熱気をそのままお客さんが持ち帰ってくれたかのようだ。

05このコンサートは東京と大阪で開催され、それぞれにオープニング・アクトが登場した。

10_2東京公演はおなじみQUORUM。

20浪岡真太郎

30v北川遊太

40v盆子原幸人

50石川達也

60v有り体に書けば「大先輩バンドに混ざって本格的なパフォーマンスを展開してオープニング・アクトの重責を見事に果たした」…とかなんとかなるんだろう。

80もちろんそのことに間違いはないのだが、育った環境がまったく異なる若者が30年の時を経て、同じ音楽の土俵に上がっていることを感慨深く思うのだ。

90v逆に言うと、30~40年前はみんなこんな感じだったんだけどね…。
でも、QUORUMにチープなレトロ感がないのは、やはろ70年代洋楽、つまりハード・ロックの芯にガッツリ喰いついているからだろう。
140v
今日も冴えわたる遊太くんのギター!
110v
もちろん遊太くんのギターもQUORUMのサウンドもMarshallなしには考えられない。だって、Marshallがなければできなかった音楽を演ってるんだから!

100vパワフルでタイトなドラミングを展開する達也くんはNATAL。

120達也くんは残念ながら今年末を以て脱退してしまう。今後の彼の活躍にも大いに期待したい。

130vハープも披露した真太郎くん。先月はIan Paiceとの共演を果たした。

150v今年は年間100回のライブ達成をめざしてまっしぐらに駆け抜けてきたQUORUM。
来年はSXSWへの出演も決まったという。
新ドラマーを迎えての新たな展開が実に楽しみだ。

QUORUMの詳しい情報はコチラ⇒QUORUM Official Site

160当日2番手で登場したのはMEDUSAだったのだが、記事のバランスを考慮して構成をアレンジする。
Marshall Blogでは先にHURRY SCUARYにご登場いただくことにしよう!

170南安秀

180vトミー・ポートマン

190v西野潤一

200v出原卓

210vそして、中間英明。

220v中間さんひっさしぶりだな~。この日、中間さんにお会いできるのも楽しみのひとつだった。
自分では「ゼンゼン変わっちゃったよ~」なんておっしゃっていたが、何にも変わっちゃいない!
330v
そして、変わらないものがもうひとつ。
それはMarshall。
240v
1959を背に相変わらずの轟音で楽しそうに、うれしそうに、ギターを弾きまくる中間さんが実に印象的だった。

230オープニングは「Inquisition」。

260この日を待ち望んでいたお客さんも多かったのだろう。ものすごい歓声!

270vソロの時は当然、中間さんが何かをキメるたびに客席がシャープに反応する。
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切れ味のよい重低音でグイグイとバンドを引っ張る西野さん。

280vこのイベントのためにわざわざアメリカから駆けつけたというトミー。

290出原さんは「Legend Of Rock」や「鹿鳴館伝説」等のレポートでMarshall Blogには時折ご登場頂いている日本を代表するウルトラ・パワー・ヒッター。古巣でのプレイがこれまた素晴らしい!

300v2曲目は「Dirty Street」。「静」から「動」へハードに展開する構成。わかっちゃいるけどコレがタマらん!コレでいいのだ!

310vミディアム・テンポでジックリ聞かせる「We Can Try Again」。
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中間さんのソロ・アルバム『Point of No Return』から「In 2040, On The Beach」。メロディアスにして徹底的にハードなギター・ソロ!これぞ中間節。

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続けて同じくソロ・アルバムから「Wings of Destiny」。この曲カッコいいナァ~。

2_img_0341 自在にメロディを操る指さばきが美しい。
この『Point of No Return』というアルバム、サウンド・プロデューサーとして森園勝敏さんが参画していて、だいぶ前にこの作品について森さんに尋ねたことがあった。
「もう完成していてほとんど手を入れる必要がなかったナァ」とおっしゃっていた。
こんな曲を聴けば、森さんの言葉も即座に納得できる。

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西野さんとトミーのコーラスが素敵な「Open Your Eyes」。

295時代のロックを代表するかのような「Crazy」。

2_img_0470雄々しく叫び狂うボーカルとギターに感動する。

350vそして最後は「Feelin' High」。

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イヤ~、なんかひとつの格闘技の試合を見たような、ひとっ風呂浴びたような…軽薄な音楽しか見当たらない今にあっては暑苦しいほどの重厚感…しかし、コレこそが一時代「ロック」って呼ばれていた音楽そのものなんだよね。
30年という風雪に耐え抜いた「ロック」に最大の賛辞を送りたい。

360v中間英明の詳しい情報はコチラ⇒Official Website

370v<後編>につづく

380NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年11月2日目黒鹿鳴館にて撮影)

***** お 知 ら せ *****
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帯(腰巻)が付くとこんな感じ。

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