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2014年12月

2014年12月 2日 (火)

【私的に号外】感動した!

ちょっとイヤらしいことをして申し訳ないんだけど…。
先週、単車の話しをした時に、BBCでMarshallのドキュメンタリーが放送されるって書いたでしょ。
アレ、イギリスでは金曜日の夜10時、日本時間では朝の6時に放送されたんだけど、何とか見ようとして、アノ手コノ手でトライしたんだけどどうしても見ることができなかった。
ま、BBCの視聴料を払っているワケでもなし、そう簡単見れるワケもないんだろうけど…。

しかし、見たい。見たい、見たい、見たい、見たい、見たい、見たい、見たい、見たい!!

…ということでチョイと職権乱用させて頂いた。
つまり見たということ。
そして、感動して泣いちゃった。最近何でも泣いちゃうんだけどサ…。

当然番組の内容はMarshallの歴史ストーリーが中心になる。
ちょうど今、例のマーシャルの本を脱稿したばかりだし、今までも数えきれないぐらい「Marshallの歴史」について語らせてもらって来て、もはや耳にも舌にも指にもタコ状態なのね。
私は恐らく日本で一番回数多くMarshallの歴史についてグダグダしゃべった人間なんじゃないかな?
それが、この番組を見て感動しちゃったのよ。
さすがBBC。やっぱりBBC。
ダテに『Monty Python』も『Fawlty Towers』も『Mr. Bean』も送り出しちゃいない。

ナゼ、ジムがアンプをつくり始めたか、どうやって最初のMarshallを作ったか…もちろんこの手のMarshallの歴史は諳んじていくらでも話せるけど、実際にJim MarshallやKen Bran、Ken Flegg、Terry Marshall、Phil Wells、社長Jonathan Ellery、親友Nick Bowcottらが出てきて話した日には説得力がケタ違いなのだ。
これでもしDudley Cravenが生きていたらもっとスゴかった。

そして、もちろんMarshall関連のミュージシャンの証言がスゴイ。
Pete Townshendは出ずっぱりで、ずっと「爆音」と「歪み」の話しばかりしてるし、Mick Underwood、Big Jim Sullivan,Rick Parfitt(Status Quo)、Steve Hackett、Jon Lord、Bernie Marsden、Andt Scott(いくらSweetだからって甘いモノ食べすぎなんじゃないの?!)、Lemmy、そしてもちろんZakk、Doug、Slash。Spinal Tapも!

さらに挿入されているライブ・フッテージに感動。私は無精で細々とYouTubeをチェックしたりしないので、初めて見る画像ばかりでうれしいなったらうれしいな。
中でもうれしかったのは1965年のThe Who、Steve MarriottがMarshallに囲まれているとことか、Free(Paul Kossoffが結構映る)、それに『Old Grey Whistle Test』に出た時のThin Lizzyとかね。
一昨日、三宅さんと『Old Grey Whistle Test』の話しをしたばかりだったのでビックリ!
あ、Deep Purpleも初めてのがあった(ノンちゃんは見てるんだろうけど…)
それにしてもThe Shadowsってのはスゴかったんだね~。

あるロック・ジャーナリストがこう言う。「Claptonは『神』だったんだ。そして、Jimiは『神』を殺してしまったんだ!」
見てて思ったのは、もしMarshallがなかったらホントにロックは一体どうしていたんだろう?ってこと。コレを見たら恐らく全員が思うでしょう。
ロックがMarshallで、Marshallがロックだって。
それはサウンドだけでなく見た目も含めての話し。あまりにスゴイ業績。
そんな会社で働かせてもらっていることに感謝感激…そして涙。

それとね、まだ元気な時のJimが「Everybody Loves Somebody」を歌うシーンがある。歌い終わってニコとほほ笑むその姿で涙がドバと出てしまった。
ああ、Jimと「S'wonderful」でも歌わせてもらっておけばヨカッタ…。

これだけ書いておいて無責任なこと言いますが、皆さんもどこかでゼヒご覧頂けるように祈ってます。

やっぱりMarshallは素晴らしい!

それにしてもこの番組の宣伝のバナー、イカしてる~!

Bbc

つしまみれ~Album Concept Special Circuit 10 NIGHTS

ひっさしぶり~、つしまみれ!
Marshall Blogが新しくなってから初めての登場。
ある日、いきなりまりちゃんから電話をもらってコンサートへのお誘いを頂戴した。
残念ながらその日は先約が入っていたが、「待てよ…会場はもうひとつの現場と目と鼻の先…」ということでダブル・ヘッダーを組ませてもらった。

10ショウは書道のパフォーマンスからスタートした。

20「バンドは水物」か…。
「水物」ってだいたいナンダ?
どれどれ…「一時的な利益だけで、長続きする見込みのないこと」、なるほど…。
または、「運に左右されやすく、予想外の結果を見ることの多い物事」…ん~、何ともコメントしづらいな。
昔、「水商売」ってのは「水」を使って料理をしたり、皿洗いをしたりする仕事のことだと思っていた。要するにこの「水」と同じだ。
しかし、人間の身体の60~65%は水分でできいる。だから我々には「水」は重要なのだ!

3010周年を記念して盛大に開催されたコンサートのタイトルも「バンドは水物」だった。以前のMarshall Blogでもレポートしたっけ。
あの時は、会場のロビーにシャレで寿司屋の「すしまみれ」が出店を設置したりして何とも変わった雰囲気でおもしろかった。

そして今日レポートするこの日は、つしまみれの結成15周年を記念する一連の活動のグランドフィナーレのワンマン・コンサート。あれから5年か…。早いな。
「利益があるかどうか」は知らないけれど、「長続きする見込みのないこと」というのは完全に否定した3人。15周年だからね。彼女たちの活動は「水物」ではないってことよ。

40まり

40vやよい

50vみずえ

2_img_0119 イヤもう、音を聴いた瞬間、なつかしくて、なつかして…。昔の仲間ってのはホントにいいもんだ。タカダカ5年前とか思うかもしれないけど、この生き馬の目を抜くような業界、5年経つと世界は、ガラッと変わるからね。
そこで「つしまみれ」が昔とゼンゼン変わらず、全力疾走を続けていることがとてもうれしいのだ。
90

そして、もうひとつゼンゼン変わらないもの…それはまりちゃんのMarshall。

100Vintage Modern2466だ。
今は製造が終了してしまったが、Marshallの黎明期に使用されていたKT66をパワー・ステージに搭載した、ヴィンテージのサウンドをモダンで使いやすい機能で再現した優れものだった。
それをまりちゃんは大事に大事に使ってくれている。

110このコンサートがつしまみれ15年の歴史のマイルストーン的な位置づけでもあるのか、新旧のレパートリーを大混ぜに混ぜたパノラマ巨編。

80
「おじいちゃんのおズボン」やら…

2_img_0132「エアコンのリモコン」やら…

2_img_0155「タイム・ラグ」やら、懐かしい曲もゾロゾロで「頭クラクラ」するわ。うれしいね。

2_img_0228私はつしまみれの独特な世界が好きでしてね、言葉遊びと日常生活のあるあるが、実にうまく混ざりこんだ歌詞とチョットひねくれたポップ感覚のメロディの絡み方が絶妙なのだ。

120もちろんその世界を紡ぐまりちゃんの声と歌がいい。こんなことやってるけど…。マイクの匂いは大丈夫なのかな?
そして、相変わらず見事なのは平気で歌いながら複雑ギター・リフを弾いちゃうとこ。
歌が無意識なのか、ギターが無意識なのかコレはちょっとやそっとじゃマネできん。

130そして、まりちゃんを破天荒にバックアップする強靭なリズム隊。コーラスもバツグン。
やよいちゃんの歯切れのよいベースも健在!

140v「こんなに重いドラム他にいるか?!」とまりちゃんに紹介されたみずえちゃん。
いつもマーブロで紹介している通り、へヴィな音を出すガール・バンドの優秀なガール・ドラマーはたくさんいるが、確かにみずえちゃんのドラムはその中でも最重量級だろう。問答無用でカッコいい。

150もうひとつ、つしまみれ作品の魅力は「険悪ショッピング」とかあの「献血」のヤツとか、シアトリカルで、ややプログレッシブなサウンドにあると思うのだが、今回は両方とも出番なし。
こんな音を出すガール・バンド他にないでしょう?

160もちろんクライマックスには、まりちゃんがチャンと暴れまくる。

170これも何も変わっちゃいない。

180リズム隊も一丸となって引っ掻き回す!

190

200vまりちゃんは冒頭に使用した書道コーナーへ駆け寄り、歌いながらひとしきり屏風に何かを描くと…

210墨汁に浸したマスクを被った!
いわゆるシッチャカメッチャカ。これも相変わらずで安心した!

220年末には下北沢で5daysが控えていたり、以前より取り組んでいる海外での活動に力を入れたりと、15年経って尚元気なつしまみれなのであった。
まりちゃん、誘ってくれてありがとう!これからもよろしく!

230つしまみれの詳しい情報はコチラ⇒つしまみれオフィシャルウェブ

240v(一部敬称略 2014年10月17日 Club Asiaにて撮影)

***** お 知 ら せ *****

1993年に出版され、当時もっとも詳しかったマーシャルに関する書籍『THE HISTORY OF Marshall(日本語未訳)』を、マーシャルの創業50周年を記念し大幅に改訂・増補して2013年に出版されたのが『THE HISTORY OF Marshall THE FIRST FIFTY YEARS』。

B_original

そして、その日本語版がついに出来する!
レ アなアイテムを中心とした数百点にも及ぶ商品やマーシャルの歴史に名を残す重要人物のカラー写真(本邦初公開多数)、歴史的文書、ヴィンテージ・カタロ グ、販促アイテム、ミュージシャンや関係者の興味深い証言を満載してジム・マーシャルの波乱万丈の人生から、50年にわたって時代をロックし続けた名器た ちを立体的に詳述する。
マーシャル社が制作に全面的に協力したロックやギターを愛する者必携のマーシャル・バイブル!
なんて言うとカタっ苦しいけど、写真見てるだけでも十分に楽しいわ、コリャ!…という一冊。

J_cover

<内容>
ジ ム・マーシャル物語 爆音の父/Marshallサウンドの誕生/歴代のモデル(JTM45から新DSLまでを網羅)/スピーカー・キャビネット/50周年記念コンサート(コ レはマーブロが勝つな…/関連商品/Celestionスピーカーについて/マーシャル・シリアル・ナンバーの読み方…他、400ページ以上の充実したコ ンテンツ!

帯(腰巻)が付くとこんな感じ。

J_cover_with_belt アンプ大名鑑[Marshall編]
著 者:マイケル・ドイル、ニック・ボウコット
監 修:ワタシ
発 売:12月19日(金)
体 裁:B5判/並製/400頁強(オールカラー)
価 格:本体4,500円+税

こちらでお買い求めになれます⇒amazon

2014年12月 1日 (月)

響姫祭2014東京 ~開催10回記念&I-RabBits10周年Anniversary episode.FINAL

『響姫祭』…「ひびきさい」と読む。
Marshall Blog初登場のI-RabBits主催のイベント。

出演は…
I-RabBits
ANARCHY STONE
オズ
SUNDAYS
sylph emew
Draft King
HEAD SPEAKER
Rondonrats。
寿美菜子
(O.A.) mimic.

名前に「姫」の文字が入っているように、コレぜ~んぶ、ボーカルが女性。
そう、女性ボーカルのバンドのみが出演するというコンサートなのだ。

そこで活躍したのがMarshall、NATAL、そしてEDEN。

10出演者は女性がフィーチュアされているだけにかしましいことこの上なし。

50

相手にとって不足なし…とMarshall、NATAL、EDENもかまびすしくステージをサポートさせてもらった。

40

60vEDENはWT-800とD410XSTのコンビ。

70vNATALはバーチのキット。フィニッシュはタバコ・フェイド。

90v

MarshallはJCM2000 DSLやらTSLやら。

80もちろんフル・ガール・バンドも登場。

120

130v

140v

150v

160v

170vもう言い飽きてきた感すらあるけど、やはりガール・パワーはスゴイ!ナニよりカッコいいわ!

175v

176_2オズはMarshall Blog登場2回目。

180v以前は「爆風スランプ」のトリビュート・コンサートで活躍してもらった。

190vMarshall、NATAL、EDENが活躍するメイン・ステージのとなり…サブ・ステージでも熱演が展開された。

20

30v_2

100

110v

そしてトリは主催者のI-RabBits!

200ボーカルとピアノのマイコ。

210ギターのトモ。

220ベースはイノ。

230vそして、ドラムはアイラビ君。叩きにくいだろうな~。

240vI-RabBitsは寿美菜子のバックも務めた。

I-RabBitsとしての出番ではご覧の通りの激演!

250触っただけで破裂しそうなパンパンの風船のような怒涛のパフォーマンスは圧巻だった!

260I-RabBitsの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEB SITE

270v最後は全員で記念撮影!

280……と楽しいイベントなのだが、2009年にスタートして今回が10回目。これだ最後なのだという。
残念だ!
それでも、一度でもマーブロでレポートできてヨカッタ!
それにしても恐るべし、ガール・パワー!

1_img_0008NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)

NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト

(一部敬称略 2014年10月17日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影)

*****お 知 ら せ*****

1993年に出版され、当時もっとも詳しかったマーシャルに関する書籍、『THE HISTORY OF Marshall(日本語未訳)』を、マーシャルの創業50周年を記念し大幅に改訂・増補して2013年に出版されたのが『THE HISTORY OF Marshall THE FIRST FIFTY YEARS』。

B_original
その日本語版がついに出来する!
レアなアイテムを中心とした数百点にも及ぶ商品やマーシャルの歴史に名を残す重要人物のカラー写真(本邦初公開多数)、歴史的文書、ヴィンテージ・カタログ、販促アイテム、ミュージシャンや関係者の興味深い証言を満載してジム・マーシャルの波乱万丈の人生から、50年にわたって時代をロックし続けた名器たちを立体的に詳述する。
マーシャル社が制作に全面的に協力したロックやギターを愛する者必携のマーシャル・バイブル!…なんて言うとカタっ苦しいけど、写真見てるだけでも十分に楽しいわ、コリャ!…という一冊。

J_cover
<内容>
ジ ム・マーシャル物語 爆音の父/Marshallサウンドの誕生/歴代のモデル(JTM45から新DSLまでを網羅)/スピーカー・キャビネット/50周年記念コンサート(コ レはマーブロが勝つな…/関連商品/Celestionスピーカーについて/マーシャル・シリアル・ナンバーの読み方…他、400ページ以上の充実したコ ンテンツ!

帯(腰巻)が付くとこんな感じ。

J_cover_with_belt
アンプ大名鑑[Marshall編]
著 者:マイケル・ドイル、ニック・ボウコット
監 修:ワタシ
発 売:12月19日(金)
体 裁:B5判/並製/400頁強(オールカラー)
価 格:本体4,500円+税

こちらでお買い求めになれます⇒amazon