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2019年8月

2019年8月29日 (木)

踊る田川ヒロアキ!~ Tokyo Tokyo Festivalから

 

ここのところテレビを見ていると、パラリンピックに関する報道や宣伝の分量の多さに圧倒される。
自国開催ということもあるのか、ヘタをするとオリンピック関連の報道より接する機会が多いのではないか?…と思えるほど。
とてもいいことだと思うけど、日本人ってのは「オッソロしく熱しやすく、あまりにも冷めやすい」ので、一過性の現象で終わらないよう、広めることよりも継続することの方がムズカシイでしょうね。
海外に倣ってやっているんでしょうけど、土台「歴史」が違う。
歴史が違うということは「意識」が違うということだから。
では、このパラリンピックの歴史をチョット勉強してみましょう。
「発祥の地」とされているのはナント、Marshallの本社があるバッキンガムシャーのエイルズベリー(Aylesbury)という町。つまり、またイギリス!
実はMarshall Recordsのピーターがココの町の出身で、その昔、King Crimsonが来て演奏したライブハウスがあるのが自慢だ…と言っていた。
日本でも行政区画の変わり目で「ようこそメガネの町 鯖江へ」みたいな標識を見かけるでしょう?
ああいうのがイギリスにもあって、エイルズベリーを通り過ぎる時に「Birthpalce of the Paralympics」という標識を見た記憶がある。
Marshallがあるブレッチリ―は何の町だか知ってる?
ブレッチリ―のエリアに入る時に見かける標識には「Welcome to home of codebreakers」って書いてある。
「ようこそ暗号解読者の故郷へ」ということね。
で、エイルズベリーにあるストーク・マンデビル病院というところで開催された戦争で負傷した兵士たちのリハビリテーションとして開催されたスポーツ競技会が発祥とされているらしい。
その時は「手術よりスポーツ!」というスローガンだった。
そして気になるのは語源。
「Para-」という接頭辞がついているので「複数の」的な意味合いがあるのは想像がつくんだけど、さにあらず。
元は「Paraplegia(パラプレジア)」の「Para-」と「Olympic」の合成語で、「ストーク・マンデビル競技大会」のアダ名として「パラリンピック」という名称が使われていた。
パラプレジアとは脊髄損傷等による下半身がマヒしてしまった方々を指す言葉だ。
しかし、その後発展を続けたこの競技会は半身不随者以外の人たちの参加するようになり、1985年にIOCは「パラリンピック」の名称を正式に認め、同時に「Para-」を「平行」の解釈に変更し「もうひとつのオリンピック」という意味合いを持たせるようになった。
 
そんなオリンピック/パラリンピックの機会に日本を訪れる海外のお客さまを迎える曲「Sky」を制作した田川ヒロアキ。
リリースを前にパラリンピック関連のイベントに登場した。

730cd場所は立川からモノレールで2駅ぐらいの「立飛」というところ。
完全に生まれて初めて来た。

10駅の傍らには巨大なショッピングセンター、「ららぽーと」。
というか、このショッピングセンターのための駅なのね?

20イベント会場のロケーションは屋外。
あいにくの雨模様。

30『Tokyo Tokyo Festival』という東京都のイベント。
ほんの少しだけ都民税の元を取ったゼ。

40「No Border "ARTS x SPORTS” 芸術とスポーツの融合」という触れ込み。
ヒロアキくんは「ART」で登場だ。
この写真、まだ使ってもらってありがたいです。
『Ave Maria』のジャケット用に私が撮ったモノ。

50現在リハ中。
8:00からヒロアキくんのリハーサルだっていうから、アータ、6時半に家を出て来たよ。
メッチャ久しぶりの早朝の電車だったゼ。

60ステージはこんな感じ。

70開演時間が近づきお客さんがジャンジャン集まって来た。
どうでもいいことなんだけど、日本のサラリーマンのYシャツってのは「白」だよね~。
水色が関の山で、色や柄の付いたYシャツを着ているサラリーマンの比率が海外に比べて桁違いに低い…気がする。
別に悪いこっちゃないんですよ。
コレも「日本の風景だな~」って思うだけ。

80イベントが始まった。

90いきなりヒロアキくん登場。

100何台ものテレビカメラが入っていた。

490もちろんお供はMarshall。

110v愛用のJVMはJVMでも、今日は1x12"コンボのJVM215C。

120弾いたのは「Seascape」。
コレはヒロアキくんコーナーの最初に弾いているワケではなくて、今回の『Tokyo Tokyo Festival』全体のオープニングの序曲になった。

130今まで『Sports of Heart』や各種の関連イベントに出演して来たヒロアキくんだけに、今回のこのイベントも「出て当然」というイメージだが、オフィシャル・サイトを通してお声がかかり、オーディションを受け、そしてそれを通り抜けての出演だったそうだ。
おめでとう!140v司会はカミナリの2人。

150今日は長州に水戸だな~!
私は彰義隊だから。

160ステージの横には手話通訳がついた。
手話でお笑いを伝えるというのは相当ムズカシイだろうな~。

170小池都知事登場。
「オリンピックまで1年と2日…東京オリンピックが2回目という方はいらっしゃいますか?」
オレだ、オレだ、オレだ~!
ま、2歳だったけどね。
1964年のオリンピックは10月に開催されたんだね~…ってそれが「体育の日」になったんだもんね。
56年も前の10月となると大分すずしかったのかしら?

180ちなみにこの年はマイルス・デイヴィスが初来日していて、オリンピックに先立つこと3か月、今はなき新宿の厚生年金会館大ホールでコンサ―トを開いた。
その時のライブ盤がこの『Miles in Tokyo』。
今はジャケットが変わってしまったけど、私は断然こっちの古バージョン。
そして、ビートルズがやって来るのはこの4年後だ。

Mt 「皆さん、ご存知ですか?『パラリンピック』というのは1964年の東京オリンピックの時に初めて開催されたんですよ~!」
しかし、本職とは言え、おしゃべり上手だな~。
まず、声がいいもんね。
「パラリンピック」と「オリンピック」を同時に開催したのは1960年のローマが最初で、『パラリンピック』という名称が使われたのは東京大会が初めてだったらしい。

190v続いてステージに登場したのは、2008年の北京パラリンピックの走り幅跳びで銀メダルを獲得した日本の義足陸上競技選手初のパラリンピック・メダリスト、山本篤。

200vさらにMarshallを最高に美しい音で鳴らすギタリスト、田川ヒロアキ。

210vそして、意表をつく登場の仕方をした…

220義足のダンサー、大前光市。

230そして、音楽界代表でヒロアキくんもご挨拶。

260イギリス製も韓国製もないホンモノのGuv'norとの共演!
S41a0156これまで村岡山口県知事、林前文科大臣らとの共演を果たしてきた、ヒロアキくん。
今度は東京都知事だ!
もうこうなったら次の都知事選に立候補だな…公約は「Marshallファースト」でお願いします!

270

 

 

出演者勢揃いで記念撮影。

280カミナリはネタも披露。

290手話通訳が交代。
やっぱりこの仕事は大変なんだろうね。
考えてみれば同時通訳だもん。
テレビのニュース英語の同通なんかも5分ぐらいで交代するでしょ?
アレ精神的にメッチャ大変だからなんだって。
何しろ日本語は世界の言語の中でも最も英語から遠いとされているからね。

300「9回しか言ってないだろ!」バチン!
昔、「暴力漫才」ってのがスゴク流行ったんだよね。
それに大笑いしている父を見ていつも母が怒っていたのを思い出す。
今では「パワハラ」だのナンダのでできないだろうね、あんなの。

310そこへヌラ~っと忍び寄る大前さん…

320ココからは大前さんのコーナー。

330vオリジナリティあふれるコレオグラフィとシャープな動きでお客さんの目を惹き付ける。

340バックにMarshallが入っている…というのもうれしかったりして。350v紙吹雪舞う中演舞を終了し、大前さんに大きな拍手が浴びせられた。

360vそして、ヒロアキくんコーナー。

3701曲目は「キミを乗せて」。

380vJVMとのコンビは絶好調!

390再びひところご挨拶。
「オリンピックまであと368日…来年は閏年ですからね…」
ヒロアキくん、閏年まで考慮していたのがスゴイな…と思っちゃった。

400もちろん手話通訳付き。

410vココで新ネタを披露。
パッヘルベルの「カノン」。

420_c「心休まる曲」のま、そこはヒロアキくんのアレンジらしく、後半はドッカンドッカンと暴れまくってくれた。
スゲえアレンジだったぞ。
465_2この曲、何かと今でも耳にすることが多いけど、作られたのは1680年頃。
例によって1680年がいつ頃のことかと調べてみると…綱吉が五代将軍になった年だって。
バッハより前だからね~。
340年も前の新曲。
今から300年以上歌い、あるいは演奏され続ける曲って出て来るかな?
「Let It Be」はどうだ?
イヤ、その前に人類がもたないだろうな。
460しかし、いい音出しよるわ~。わかっちゃいるんですよ、でも美しい。
440_s後で聞いたんだけど、ペダルをやみくもにつなげるのではなく、専門家にJVM用にチューンナップしてもらったんだって。
ヒロアキくんのJVMの使い方は単純明快。
だから音がいい。
まず、100%歪みはJVMで作る。
クリーンはクランチ・トーンをギターのボリュームを下げて作る。
あとは空間系のエフェクターをセンド&リターンにカマしているだけ。
まぁ、Marahallが聞いたら泣いて喜ぶような模範的なJVMの使い方。
シンプルだからトラブルもほとんどない。

445約10年ほど前、ヒロアキくんはデジタル・アンプを使っていた。
その後、私と知り合って、デジタル/真空管のJMDを経て現在のJVMになった。
ヒロアキくんが置かれた環境を考慮すればデジタル・アンプの方がラクにキマってるんだよね、今流行りのヤツとか…。
でも、もうJVMからは逃れられない。
天然ものの「味の良さ」を知ってしまったからだ。
そして、我々はこの美しいトーンをジックリと味わえるというワケ。
430vヒロアキくんコーナーを締めくくったのは冒頭で紹介したウェルカム・ソング「Sky」の日本語バージョン。
この曲、ただメロディや歌詞をナゾるだけじゃなくて、バッキングのコード(ヴォイシング)をよ~く聴いてみて。
メロディを引き立てる仕掛けがたくさん詰まっているから。

450vこのエンディングのフェルマータのフィードバック!
何の引っ掛かりもなく一発でキメて見せたのには驚いた。
そして、ヒロアキくんも盛大な喝采を浴びた!

470vこういうのって「あんなに激しかった雨が田川ヒロアキが登場して演奏を始めるとウソのように止んで太陽が会場を照らした。やはり天気の神様もヒロアキくんを応援してくれているようだ」ってなりがちじゃない?
ヒロアキくんが出て来たら雨脚がドンドン強くなって、テントの隙間から降り落ちてくる雨でカメラがビチョビチョになっちゃったよ!
壊れていたら修理代の請求書がそちらに行きますのでヨロシク!

480さて、実はココからがクライマックス。
大前さんが登場して…

500vステージにひとり残って「チゴイネルワイゼン」を奏でるヒロアキくんにからみつく。

510v

520サングラスを交換。

530おお~、そんなことをして大丈夫なのか?

540v激しい動きに思わず笑いがこぼれてしまうヒロアキくん。
コレ、全く休むことなくズ~ッとギターを弾き続けているからね!

550v今度は背中合わせでしゃがみ込む。

560足を引っ張られてズルズルとステージ上を引き回してもらったヒロアキくん。

570存外に楽しそうなヒロアキくん!
こんな経験は滅多にできないぞ!

580vまだズーっと弾いてる。
ホントに1回も止まってない

590実はこのあたりのことはマネージャーの美瑞穂さんからリハーサルの動画を見せてもらっていてナニをやるかを知っていたんだけど。もしこの時初めて見ていたら相当ビックリしただろうな~。

600いわゆる「扇」の隊形。
チョットこれはコワかった…でも弾いてる!

610大前さんは真っ逆さまになってくれた。

630vキマった~!

640vチョット髪の毛ッ!

650想像を絶するエキサイティングなパフォーマンスの後は出演者の座談会。

660カミナリの2人からアスリートやアーティストの裏話を聞き出す。

670普段聞くことのできない話にお客さんたちは興味津々。

680vヒロアキくんも楽しそうに語っていた。

690ということで、オリンピック/パラリンピックまであと1年。

710次は9月に開催される『Sports of Heart』ですな。

720そして、同じく9月にリリースされる「Sky」。
私の立場から言うと、わざわざシカゴからロスまで運んだJVMで録音した逸品でございます。
皆さんどうぞよろしくお願いします!
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

730cd_2 

200_2
(一部敬称略 2019年8月23日 ららぽーと立川立飛にて撮影)

2019年8月27日 (火)

美女と金髪と野獣 2019 ~ TSPとフィナーレの巻

 
この週末で13本の興行をすべて終了させた2019年の『美女と金髪と野獣』。
Marshall Blogのレポートも今回が最終回。

10vトリを飾ったのはTSP。

20Shu

30vHINA

60vRIKI

40vYou+。

50v今年も安定の「ShuサウンドPowered by Marshall」でうれしいね。

70JMP-1+EL34 100/100+MF400Aというコンビネーションだ。

80v1曲目は「ビーツ」。

906月5日にリリースされたミニ・アルバム『Scream & Rebellion』からのチョイス。
現メンバーとなって初めてのアルバムだそう。

145cdそうだよな~、TSPはMarshall Blogに登場頂くたびにメンバーが変わっていたからな~。
でもこの4人は前回の美女金をレポートした時と同じだから。
ずっと続くとよろしいな。

110v続いても同ミニ・アルバムから「Loud Party」。
歌詞は全く聞き取れないjけど、まさにコレこそが「Loud Party」でしょう!

120vHINAちゃんの歌も炸裂。
声がロックだからね~。バッチリよ!

130v2015年のセカンド・アルバム『TSP II』から「the times」。

150D_DriveもそうだったようにTSPもギンギンの曲でセットリストを組んで来た。
そこがこのイベントの魅力というワケか。
お客さんも大変だぜ!

140でもこの通り大喜び!

190ところどころでブチかまされるShuちゃんの必殺ソロ!
こんだけ激しく演るとなるとやっぱMarshallじゃないとダメだね。

160vシングル『Tribal Revolution』から「Break Myself」。

170v「ビーツ」、「Loud Party」等、ド迫力のノドで客席を揺さぶったHINAちゃん。
もちろん鉄壁のドラミングでもお客さんをノックアウト!

180TSPライブの名物、サークル・モッシュは欠かせない。

210最後は『Scream & Rebellion』収録の2曲で締めくくった。

200「Scream Out」と「Arise」だ!

240v

250v

230v

260v6月29日には『Live & Scream』というDVDもリリースしているTSP。
冒頭に書いたように『美女金』ツアーは終了したが、ノリにノッているのだ!
 

TSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP OFFICIAL WEB SITE

265dvdそして、コレも『美女金』名物のセッション・コーナー。
出演者が2班に分かれて最後の激演を展開した。

270第1班が演奏したのは…ナンダナンダ?百恵ちゃんの「ロックンロール・ウィドウ」。

280高校3年の時に文化祭で演っていたヤツがいたな~。
Shuちゃんも知っているあの講堂ね。
歌ったヤツが「カッコカッコ」を何回やるのかわからなくて四苦八苦していた。

290みんな楽しそうです。300第2班はXの曲。

310こんな風に盛り上がりました!

320vステージに静かにマイクを置いてお別れを告げるまきちゃん。
「牛殺しのマス大山」とか呼ばれていたけど、最後は百恵ちゃんだった。

330vそして記念撮影。
また来年~!

340 

200
(一部敬称略 2019年7月16日 六本木Morph Tokyoにて撮影)

2019年8月26日 (月)

GENKI SESSION ~Summer of Love~★Marshall GALA2最新情報!

 

年に一度のお楽しみ…『GENKI SESSION~Summer of Love~』に久しぶりにお邪魔してきた。
やっぱりスゴイね。
落語で言えば、まるで志ん生、文楽、圓生、金馬、可楽、といった「昭和の名人」が集まってGENKIさんの歌をみんなで盛り上げているような充実した安定感がケタ違いに素晴らしい。
コレは「昭和の」と付けたところがミソ。
「平成の名人」でも、ましてや「令和の名人」でもこの安定感や空気感を醸し出すことは不可能なのだ。
音楽の専門学校が林立し、音楽雑誌どころか、インターネットでいくらでも器楽演奏や機材の情報が無料で手に入る昨今、楽器を達者に弾きこなす若者がゴマンと増えたが、今日登場する「名人」たちのように「ロックの空気」を匂わせてくれるミュージシャンは本当に少なくなった。
ロックがアニメやゲームの付属品となってしまい、生まれた時からそれが当たり前の若者にはそれもムリからぬこと。
大衆音楽の頂点であるロックが時代とともに変容していくのは当然であることは理解しているが、私は70年代の中頃まで持てるオリジナリティを極限まで開花させたロックは「昭和の音楽」だと思うのだ。
その昭和の音楽の芳香漂う中『GENKI SESSION』を拝見する時、いつもこんなことを考えてしまうのだが、その思いは年々強くなっていくようだ。
そして、その芳しい空気を4年ぶりに思いっ切り吸い込んできた!

10_2このGENKIさんとステージを共にした名人の方々は…
 
大谷令文

20v難波弘之

30水野雅章

40v高橋ロジャー知久

50久々の令文さんのMarshall艶姿!

60なんかこの1959群を見るとホッとするわ。
「ロックの良心」すら感じるね。
そして、「ロックギターはこういう機材で弾きなさい」という厳しさも。

70足元のようす。

80オープニングは「Hallelujah I Love her so」。
続けてMontroseの「I Got the Fire」。
この曲、久しぶりに聴いたな~。Montroseはナンダカンダで人気あるね~。特に初期。
私なんかヘソ曲がりだからHipgnosisのジャケットも手伝って『Jump on It』なんか好きなんだけど。
そうそう、実はこないだロンドンに行った時、Hipgnosisの事務所跡というのを訪ねて来た。興味のある人は後日の『名所めぐり』をお楽しみに!
ところで、前にも書いたけど、1978年の『Live Under the Sky』のTony WilliamsグルーブのRonnie Montrose見たかったナァ。Brian Auger付きで!見た人に会ったことないんだよな~。
令文さんとはこの話をしたことはないんだけど、ご覧になってるかな?

90「Communication Breakdown」~「How Many More Times」~「Whole Lotta Love」の3曲で構成したLed Zeppelinメドレー。

100手に隠れて見えなかったんだけど、短いボトルネックかな?
胸のポケットからソレを取り出して右手に持ち、ディレイを盛大にかけて弦の上を滑らせて、あの「Whole Lotta Love」の幻想的なパートを実にうまく再現していた。あの「♪プイシ、プイシ」のところね。

S41a0080 もう1曲Led Zeppelinナンバーが続いた。
レスポール・スタンダードに持ち替えて令文さんが弾くあの有名なイントロは「Since I've Been Lovin' You」。
125vソロもタップリ…しかし、いい音だな~。
私が子供の頃に屋根裏やロフトで聴いたあの音…「ロックのギター」の音だ。
イヤ、Marshall1959の音だ!

110vGENKI SESSIONスタンダードのひとつ「Move Over」。
令文さんはストラトキャスターに持ち替え。
130vGENKIさんの歌の素晴らしさは書くだけ無駄。素晴らしいにキマってるから。
この曲の水野さんのベースですよ。
アタシャ、コレが大好きなの。
いかにも正統派なベース・サウンドでどこまでも疾走していくランニング・ベースが今回も気持ちいい~!
140vカバー・バージョン多数の人気曲、Bill Withersの「Ain't no Sunshine」。

0r4a0039 GENKIさんと令文さんで奏でた「樹のうた」と「いつものように」のNOIZナンバーで第1部を締めくくった。

S41a0137 第2部。
今回は第1部のショッパナからGENKIさんのトークがにぎやかに咲き乱れ、第2部がスタートが9時過ぎになる…という海外のコンサートのような展開。
でも第2部のスタートはド派手だったぜ~!
新しいレパートリーだという「Lay Down, Stay Down」。もちろんDeep Purpleのアレね。
もうひとつDeep Purpleをつなげて「Lady Double Dealer」。

160しかし、このストラトキャスターの時の音がタマらんね。
特にフロント・ピックアップの時。
Marshallとストラトキャスターを組み合わせてこんなに太いサウンドを出すギタリストって、今、世界でも他にいないんじゃないの?
今流行りのあのデジタル装置の音と比べてごらんよ。どんなに音に鈍感な人でもその違いがハッキリわかるにキマってる。
ヤッパリ真空管アンプを使いきる腕なんだって!
最近、令文さんは残念ながらあまり頻繁に活動をされていないけど、このサウンドを聴いたことがない人は、チャンスがあれば今回みたいにチャンとした令文さん所有のMarshallのバックラインで弾くライブを観に行った方がいい。
老いも若き…時に「若き」は行くべきだって!デジタル機器をつばげて「いい音だ!」と悦に浸っている若者は必ず行くべし、行くべし!(2回言ってやった)

180難波さんがボーカルズを取る「花・太陽・雨」。
歌い出しのメロディが印象的でスケールの大きな曲だ。

190つづけては、GENKIさんの声が存分に楽める「Cry me a River」。
 
昔、「Cry me a riverって一体どういう意味なんだろう?」とズット思っていて、ある日ジャズ通の年配の方から「川一本分泣く」ことだと教わった。
コレ、前に書いたね?
しかし、すごい涙の量だ。お別れした相手へのメソメソした恨み節。
脱線します。
というのはMarshallが初めてハンドワイアード・シリーズという高級機種のシリーズを始めた時、渡辺香津美さんが、その中から1974Xというモデルを使って、渋谷のオーチャード・ホールで満員の観衆の前でこの曲をア・カペラで弾いてくれたのだ。

7_1974x
私はバラードをそれほど好んで聴かないんだけど、この曲は比較的お気に入りで、その時以来ますます好きになった。
ジュリー・ロンドンの1955年のヒット曲。
このアルバム、バーニー・ケッセルの伴奏が破天荒に素晴らしい。

Jl そういえば香津美さん、その昔、バーニー・ケッセルとハーブ・エリスと新宿ロフトで共演されたことがあったとおっしゃっていた。
コレ、「The Great Guitars」という向こうの企画の日本バージョンね。

GgバーニーはThe Beach Boysの『Pet Sounds』でもギターを弾いてるんよ。
超一流のセッション・ギタリストだったか…か、ジャズでは喰えなかったのかは知らないけど。
ま、後者でしょうな。
「Wouldn't It Be Nice」のイントロをバニやんが弾いていると勝手に思い込んで聴くと、ケッセル・ファンの私としては稀代の名盤『Pet Sounds』を喜びもひとしおなのだ。

Ps さて、「Cry me a River」は『Pete Kelly's Blues(邦題:「皆殺しのトランペット」←ヒドさを通り越して十分に笑える!当時は何にでも'皆殺し'って付けていたのかもしれない」)』という1955年の映画の挿入歌。
チョット調べてみると、コレが音楽家にまつわる犯罪劇で、ジャネット・リーやエドモンド・オブライエン、リー・マーヴィンとなかなかにすごいキャスト。
更に興味を惹くのが音楽界からの共演者で、エラ・フィッツジェラルド、ペギ―・リー、それこそハーブ・エリス、ジョージ・ヴァン・エプスまで出ているらしい。
観たい!
で、当初「Cry me a River」は映画の中でエラが歌う予定だったが彼女は他の曲を歌った。
ところが、この映画を企画、監督、主演したジャック・ウェッブが名曲「Cry me a River」をそのまま埋もれさせるのはモッタイないと、離婚したばかりの元細君、ジュリー・ロンドンに歌わせたところコレが大ヒット!
わからないもんです。
だって、エラはもうケタ違いの大スターだったからね。生前は世界で一番ギャラの高い女性シンガーだったんだから!

Pkb 私は反対にエラ・バージョンをよく耳にした。
1961年の『Clap Hands, Here Comes Charlie!』というスタンダード集。
「Clap Hands, Here Comes Charlie!」というのは1920年代の古い曲のタイトル。
もし、ジャズを聴かない人でこの曲を知っているロック・ファンがいたらベラボーにスゴイ。
Chそれはコレ。
Electric Light Orchestraのファースト・アルバム。
後年、ジェフ・リンの書く数々のポップ・チューンのおかげで押しも押されぬ人気バンドになってしまったが、やっぱりコレが一番聴ける。
ナントならばロイ・ウッドがまだいた頃の作品だから。
ストリングスを効果的に使ったELOだけのロックが展開できているのは一重にロイ・ウッドの才によるところだろう。
そのロイ・ウッドが「Mahattan Rumble(49th Street masacare)」という物騒なタイトルの曲の中で「♪Clap hands! Here comes Charlie!」と2回ほど叫ぶのだ。
実際、アルバムの中でこの曲が一番カッコいい。
 
以上で脱線終わり。
川一本分、流されたな。本当はまだ河口を広げることができるんだけど止めておく。でも久しぶりに気持ちの良い脱線だった。

EloこのGENKI SESSIONバージョンの「Cry Me a River」でハッとさせらるのは水野さんのベース。
何コーラス目かで延々とペダルトーンをキメて見せる。
そこから動き出すベース・ラインはまさに快感!
120第2部でもNOIZのレパートリー「Hey Bro.」を披露。
そして、The Whoの「Real Me」。
「Real Me」は以前からGENKI SESSIONで取り上げている曲だが、今回は吾妻光良さんをゲストに迎えてのパフォーマンス。
ラップスチール・ギターにストラップを付けて登場した吾妻さん。
誰がこの曲にボトルネック・ギターを絡ませるなんてアイデアを思いついたんだろう?
メッチャかっこよかった。
 
GENKIさんがMCでも触れていたんだけど、令文さんが駅の階段で腰を強打して大変状態だった。
私もこないだ横浜で雨の日に階段で足を滑らせて腰を強く打ってしまってね~。
骨が折れたかと思ってマジでコワかった。
1週間は激痛だったけど、骨に異常はなかったようで何とかその後痛みが和らいで助かった。
令文さんは本当にツラそうだった。
時折GENKIさんが令文の腰を気遣うシーンがまたヨカッタんだ。
とにかく令文さん、お大事にしてくださいまし。
200その後もGENKI SESSIONスタンダードの「30 Days in the Hole」、メンバー各々のソロをフィーチュアした「Gimme Some Lovin'」。240vココでも水野さんのベースがプレイ、サウンドともに圧巻だった…と思ったら!
ベース・アンプのヘッドはEDEN WT-800でした!
うれし、ありがたし。
そして、「All or Nothing」と続けて本編を終了した。

210アンコールではGENKIさん難波さんの「Imagine」…

230吾妻さんが再び加わっての「Going Down」、「Summertime Blues」、やっぱりコレでしょ?の「アッコちゃん」ですべてのプログラムを終了した。
この日は全てイス席だったんだけど、大正解でしたね!

250イヤ~、やっぱり「昭和の名人芸」は問答無用でスゴかった。
とにかく、今日も令文さんの1959サウンドにヤラれたわ!

260vあのネ、皆さんが思っている以上に、私はロックの将来に関して心配しているんですよ。
こういうすごい芸がそのまま残すことができればどれだけ素晴らしいか…。
冒頭に書いたけど、音楽ってのは「音」だけじゃないから。
「空気」も含めて「音楽」なワケ。
その「空気」はその時代に生きた人でないと絶対に持ち合わせることができない。
デジタル・アンプが真空管アンプの音を完全には出来ないように、どんなにテクノロジーが進歩しても「空気」を作り出すことは不可能だ。
でも、後進はその「空気」が持っている「精神」を学び、後世に残すことはできるだろう。
幸いなことに、最近ホンノ少しだけそうした黄金時代の「ロックの精神」を感じさせる、洋楽に薫陶を受けた若いバンドが出て来た。
Luther Smoke Dokeyes(ルーサー・スモーク・ドゥ―キーズ)なんてのはとてもいい例だ。
Marshall Blogはそんな若いバンドさんを徹底的にフォローしてあげたいと思っている。
そして願わくば、若い人たちにそういう音楽を楽しんでもらうことを切望している。
今、ひとつアイデアがあって、イギリスに出す企画書の下書きをしているところ。

260 
 
<Marshall GALA2情報>

さて!
一部のSNSで発表しておりますが、Marshall GALA2にGENKIさんをお迎えすることになりました。

265s出番はKelly SIMONZさんのセット。
Marshall Blogでもレポートした通り、kellyさんはMark Boalsとの共演を果たしたばかり。
そして今度はGENKIさんという日本のロック・ボーカルズの最高峰とのコラボレーションを実現させます。
こんなの観れるのはMarahall GALAだけすよ~!

7_ksmg2 Marshall GALA2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します!
11月9日、東京キネマ倶楽部でお待ちしています!

 

200
(一部敬称略 2019年8月23日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2019年8月22日 (木)

美女と金髪と野獣 2019 ~ D_Driveの巻

 

6_marshall_gala_2_logo2_3

『美女と金髪と野獣 2019』レポートの第2弾。
Mardelasに次いでステージに上がったのは…

10v_2D_Drive!

20_3まずはSeijiさんの号砲一発「Attraction 4D」。

30v_2Yuki

40vToshi

50v_2Chiiko

60v_2SeijiさんもスッカリJVM。

80_4dコレね。

90vYukiちゃんもJVMに替わって一段と音がよくなった!

100vコレね。

110vToshiくんはまたWT-800に戻ってブリブリ。

120コレね。

130vもちろんChiikoちゃんもNATAL。

140v_2コレね。
使い回しのウォルナットのキットに自分のモデルのタムを組み合わせた。
155矢継ぎ早に「M16」。

160_m立て板の水のごとく「The Last Revenge」が続いた。

170v_lrここまで全部イギリスでブチかまして来た曲。
エラくウケていたっけ…もうソロソロで丸2ヶ月経つじゃん。
あ~あ、ロンドン行きたいな~。

180「改めまして、D_Driveです。『美女金』へようこそ!
私たちもこうして仲良しのバンドと回ることができてうれしいです。
私たちD_DriveはMarshall Recordsから世界デビューしてイギリスへ行ってきました。
世界デビュー・アルバム『Maximum Impact』は聴いて頂けましたか?」

190_2そしてマイクがSeijiさんに渡されてアルバム『Maximum Impact』の説明をしてくれた。

7_s41a0203コレが『Maximum Impact』の原盤…要するに世界バージョン。

305_cd_2そしてこっちはD_Driveのライブ会場でしか買えない国内バージョン。
世界バージョンとチョット色目が違うが、コレは写真のせいで、実物は世界バージョンと同じ色合い(私が撮ったのではありませんから!)。
国内バージョンには帯と20ページのブックレットがついている。
コレがまたオモシロい。他では読むことができないメンバー自身の曲目解説を私がまとめて読みやすい文章に書き替えた。
写真もタップリ収録されている。

同時に発売されたLPも「音がいい!」と大好評だ。
終演後、これらのアイテムがバンバン売れていくの横眼で見ていたんだけど…うれしいね。
とても気分のいいモノです。
お買い上げ頂きました皆さん、どうもありがとうございます!

12obi1 ショウは早くも後半に突入。
曲は「GEKIRIN-逆鱗-」。

200Yukiちゃん作のヘヴィナンバーで会場がますます熱気を帯びる!

210vこのポーズは「Russian Roulette」!
ナンカ久しぶりのような感じがするな。

230v_2この曲のリフはSeiji節そのもの!
本当は『Maximum Impact』にいれたかったんだけどね…実際、イギリスのライターさんにその理由を訊かれたよ。

220この日のToshiくんのイードゥンの音はマジでスゴかった。ギャグかと思うぐらい。
あんまりスゴかったのでジーっと聴いていたらToshiくんと目が合ってお互いに笑ってしまった。
こんなのイードゥンでなきゃムリ。
あの殺人的に重いキャビは伊達や酔狂ではないのだ。
D_Driveのレポートの時はEDENを「エデン」ではなく「イードゥン」と表記しているが、はじめのうちはチョットふざけていた感じだったんだけど、Toshiくんの協力のおかげで「イードゥン」の方がシックリ来るようになっちゃった!
だって、海外へ行ってごらん。
「エデン」なんていう人はひとりもいないんだから。
だから「EDEN」も「イードゥン」にしちゃえばいいんだよ。
かのKISSだって今でこそ「キッス」って呼んでいるけど、デビューした頃は「キス」って表記してたよ。

240v「火の玉リズムセクション」の核、チーさま。
この日もNATALでドライブしまくった!
250vD_Driveの出番の最後は「Screw Driver」。

260今日のセットリストはスゴかったね。
「攻め」のセットリスト。
後でSeijiさんにこのあたりのことを尋ねると、やはりその通りで、短い時間でD_Driveのぶっちぎり感を演出したとのこと。

270

280v_2

290v

300v 

改めまして…ChiikoちゃんもNATALドラムスを愛用していま~す!

360

370さて、既報の通りD_Driveは『Marshall GALA2』に出演して頂きます。

6_marshall_gala_2_logo2_4前回に引き続いての登場。
今回はMarshall Recordsアーティストとして舞台に上がるのだ!

340_2ジョンとの再会も楽しみですな。
Marshallの人たちはホントにD_Driveの活躍を期待しているからね。

350_2GALA2に行こうと思っているけど、11月はまだ先なので予定がハッキリせずチケットを買い控えている方が多くいらっしゃると聞きました。
本コンサートは長丁場なのでイス席のみの立ち見なし。お客さんを詰め混むようなことは一切しません。
よって売り切れた時点でチケット販売は終了となり、おひとりの追加入場もできなくなります。
ですのでゼヒお早めにチケットをお求めくださいませ!
当日はMarshall GALAオリジナル・グッズを会場限定で販売もさせて頂きます。
 
Marshall GALA2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します!
11月9日、東京キネマ倶楽部でお待ちしています!

 

200
(一部敬称略 2019年7月16日 六本木Morph Tokyoにて撮影)

美女と金髪と野獣 2019 ~ 大山まきの巻

 

6_marshall_gala_2_logo2_2 TSPとD_Driveの共同企画『美女と野獣と金髪』が今年も開催され、各地を回っている。
6月21日の福山からスタートしたこの企画のツアーも今週末の町田で千秋楽を迎える。
今日はその中から7月15日の六本木morphでのもようをレポートする。

10vこの日はフォーマン…じゃない、4つのバンドが出演。
トッパー…じゃない、オープナーは大山まき。

20_2大山まき

30v斉田和典

50v志太郎

60v佐野優

70v山口PON昌人

80vPONさんはNATAL。
この日は出演するすべてのドラマーさんにNATALを使い回して頂いた。
このキットの素材はウォルナット。
10"、12"、16"、22"というコンフィギュレーション。

90これはPONさん愛用のスネア・ドラム。
NATALのBEADED/HAMMERED STEEL SNARE(ビーデッド/ハンマード・スチール・スネア)の13"x8"。
ルックス通りの厚みのある性格的なサウンドはシャープなPONさんのドラミングを一層際立たせる。

1001曲目は「Karma」。

1104月にリリースされたフル・アルバム『Monster』からの1曲。
この日、2曲を除き、すべてこのアルバムに収録されている曲でセットリストを固めた。

40cd2曲目は「Survivor」。

120_svヘヴィな3連のリズムとサビのメロディがとても印象的な曲。
今の若いバンドさんってこんな曲出来ないでしょう?演らないだけなのかな?
いずれにしてもシャッフルとかブギのような3連の曲はそのうち絶滅すると私はニラんでいる。

130テクニカルなギター・ソロも炸裂。
当然斉田さんはMarshallを使用。
そもそも使っているギターがいいね!

140vドッコドッコとゴキゲンにバンドをハネ上がらせるPONさんのドラミンングがまた気持ちいい!
しかし、NATALっていい音だな~。
このバスドラの引き締まったサウンドがタマらんぜよ!

150簡単な挨拶の後、「ジャジーな曲を…」と紹介したのは「Swing Out」。

170_soまきちゃんの紹介通りの4ビートのバウンス・ナンバー。

190中間部のキメからギター・ソロへ。

200vまきちゃんの絞り出すようなシャウトっぷりが素晴らしい!

7_0r4a0050 「とうとうやって来ました、美女金の東京!
メッチャすごいね!
個人的に私は4日連続でライブしました。倒れるかと思ったけど楽しくて仕方ない!
初めての人もいると思うので自己紹介がわりの私のルーツの曲を演ります」

210v_mc3月の単独公演では「ルーツの曲」としてDeep Purpleのナンバーを演奏した。
そして、この日はジャニス。

220_mo私が初めてまきちゃんを観た時にも歌った「Move Over」。

230v志太郎さんのソロ。
志太郎さんも根っからのMarshall派なんだけど、この日は使えるMarshallが1台しかなく、やむなく別ブランドのアンプを使用。240イヤイヤ、このエキサイティングな弾きっぷりで十分Marshall魂が伝わって来ましたぜ!

250「元気ですね~!この分じゃTSPの時にはみんな倒れちゃうんじゃないですか?」
ホント、モノスゴイ盛り上がりようだったからね。
「今年は東京にイッパイくることになりそうなんです」…と、9月15日のアコメタルのワンマン・ライブと11月9日の『Marshall GALA2』について触れた。

260v_mcこの日演奏した『Monster』に収録されていないで2曲のウチのひとつ、「修羅場 de ダンス?」。
2854日連続でノドを酷使しているとは到底思えない超パワフルな歌いっぷり。
尻上がりにますますシャウトが激しくなってくる。
270_sdこの曲では佐野さんのベース・ソロもタップリとフィーチュア。

290PONさんのソロ!

310vイケイケ~!
PONさんのドラムはハデでいいな~。
聴いててスカっとするわい!

300ギター・チームも負けていない!

320

330ココはまきちゃんのコーナーのハイライトのひとつだった!

340客席をあおりまくる まきちゃん!
こんな「あおり」なら大歓迎?
 
ところで、あの「あおり運転」って言葉は、前に走っている車をどかそうと車間距離を極端に詰めてプレッシャーをかける運転を意味したと思うんだけど…。
今では危険で悪質な運転をすべて「あおり運転」と呼んでいるようで、アレがどうもシックリ来ない。
だいたいナンで追い越されることに怒りを感じるのかがそもそも理解できん。
それとタクシーの運転マナーの悪さが目立つね。
客を乗せたり降ろしたりする時に、平気でウンインカ―なしで道の真ん中で停止する車のなんと多いことよ。アレにはみんな怒ってるぞ!

280vメンバーもお客さんもスッカリまきちゃんにあおられて、とてもいい感じ!

350続けてバリッバリのドライビング・チューン「Pain Letter」。

360_plコレもいかにも「まきちゃんっぽい」ナンバー。

7_0r4a0026 オープニングの「Karma」といい、この曲といい、「いかにもまきちゃん」と思わせるところが立派である。
それだけ個性があるということだから。
テレビで取り扱われるようなどこを切っても同じようにしか聴こえない音楽やっているバンドさんとは関係ない世界に、最近すごくいい若手が出て来ている感じがする。
いよいよ「先祖返り」が始まったのかな?…なんて期待しているんだけどね。
Marshall Blogはそういう若手さんをドンドン応援していきたいと思うのです。

370v出番を締めくくったのはそのアルバムのタイトル・チューン「Monster」。

380_msとにかく「まきちゃん」っぽい!
この声、この歌い方でしか実現できない音楽なのだ!
このサビのメロデイ、一発で覚えたわ!

390

400

410v

420

430vノッケから凄まじいテンションで2019年の『美女金』を盛り上げたまきちゃん達なのであった。

440v大山まきの詳しい情報はコチラ⇒Oyama Maki official website

450 
…ということで11月9日、『Marshall GALA2』でまきちゃんに暴れて頂きます。

6_marshall_gala_2_logo2 まきちゃんの出番は『Marshall GALA2』でしか観ることのできないワンオフ・バンド「The Coral Candies」。
「Coral」ってのは「珊瑚」のことね。
 
出演は…
SHOW-YAから五十嵐sun-go美貴

460vまきちゃん

470v池尻家から池尻喜子。
ジョーダン・ルーデス系のハードなプレイヤー。

480vLAZY guns BRISKYからAzu。

490vそして、AZAZEL/M.D.M.S.からMAYO。
…というスリリングな面々。
スゲエ楽しみ。

500v次…NATAL。

505山口PON昌人はNATALドラムスを愛用しています!

510そのPONさんも『Marshall GALA2』にご出演頂きます。
PONさんのチームは「Gotwee 3 with Kazue Akao」。
 
Kruberablinkaの赤尾和重。

520vCONCERTO MOONの島紀史。

530v日本ベース界の最高峰のひとつ、小笠原義弘。

540vそして、PONさま!
これも『Marshall GALA2』でしか観ることができないワンオフ・ユニット。
ああ、早く観たい!

550vGALA2に行こうと思っているけど、11月はまだ先なので予定がハッキリせずチケットを買い控えている方が多くいらっしゃると聞きました。
本コンサートは長丁場なのでイス席のみの立ち見なし。お客さんを詰め混むようなことは一切しません。
よって売り切れた時点でチケット販売は終了となり、おひとりの追加入場もできなくなります。
ですのでゼヒお早めにチケットをお求めくださいませ!
当日はMarshall GALAオリジナル・グッズを会場限定で販売もさせて頂きます。
 
Marshall GALA2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します!

27nb11月9日、東京キネマ倶楽部でお待ちしています!

 

200
(一部敬称略 2019年7月16日 六本木Morph Tokyoにて撮影)

2019年8月20日 (火)

HELL FREEZES OVER in N.W.O.B.H.M 40TH ANNIVERSARY SPECIAL GIG

 

27nb

「え?タイトルに『N.W.O.B.H.M』ってあるのに今日はお寺でスタート?」
そう、間違いない。
今日の主役のバンド名にちなんで、神奈川県は保土ヶ谷にある「神戸山天徳院」からスタートする。
天徳院は小田原北条家の家臣、小野筑後守が帰依し華林榮公和尚となり、1573年に曹洞宗寺院として建立。
その後、文久年間(1861~1864年)に小机雲松院九世明山宗鑑和尚が中興し、曹洞宗寺院として開山した。
だから今は曹洞宗の寺院だ。
「曹洞宗」と言えば永平寺。
久しぶりにやると~、雲水の「起きて半畳、寝て一畳」や「法戦(ほっせん)」で知られるヘヴィな修行の永平寺の山門には扉がなく、両側の柱にこんなことが書いてある。
「家庭厳峻不容陸老従真門入(かていげんしゅん、りくろうのしんもんよりいるをゆるさず)」
反対側には…「鎖鑰放閑遮莫善財進一歩来(さやくほうかん、さもあらばあれ ぜんざいのいっぽをすすめきたることを)」
コレは、「永平寺の山門には扉がないので、誰でもいつでも入って来ることができるけど、ココはメッチャ厳しいんところだからして、チャラチャラした気持ちで来ようとするヤツは入れてやらんけんね~!」
すると「でも、もし本当にヤル気があるなら入れてあげてもいいよ。アナタにとってとてもいい結果をもたらしますよ」
…いう意味。
「善財(ぜんざい)」というのは「善哉」とも書き、サンスクリット語が元になっている。仏様が弟子をホメる時に使う言葉なのだそうだ。
そう、あの甘味処で食べる「ぜんざい」の語源。
で、ナンでこの寺が出て来るのかというと、天徳院は家内の実家の菩提寺で、昔から盆暮れに墓参しているワケ。
ココには以前からとても気になっていたモノがあって、前々から今日の主役のHELL FREEZES OVER(以下「HFO」)の記事でそれを紹介したかったの。
つい先日、義祖母の十三回忌があり、ようやくその「気になっていたモノ」の写真を撮ることができたので、それを紹介させて頂く。

10_2HFOが一番最初にMarshall Blogに登場した時、そのバンド名の意味を説明した。
海外で「Hell」といえば「火」。とにかく「火」のイメージらしい。
地獄は炎に包まれた灼熱地獄で、相当アッチッチなワケよ。
だからそれを凍らせる(freeze over)なんてことは不可能なの。
「Hell freezes over(地獄が凍る)」というのは、そんな不可能を可能にすることを表現する慣用句だということを書いた。
一方、日本のHellはどうか…ということをこの天徳院に収蔵されている、閻魔大王を中心に描いた「地獄」のジオラマ」が教えてくれる。
今風に言えば「地獄のフィギュア」か「地獄マップ」ということになろうか。
戦前の作品だという。
よく残っていたよ。20というのは、1945年5月29日、アメリカ軍はが横浜地区を徹底的に爆撃したからだ。
いわゆる「横浜大空襲」。
アメリカ軍は工業地、商業地、住宅地が入り組んだエリアに焼夷弾を落としたことがなかったため、横浜でそれを実験したのだ。
JR東神奈川駅、相鉄線平沼橋駅、横浜市役所、日枝神社、大鳥国民学校(現大鳥小学校)の5ヶ所に狙いを定めて爆撃し、その効果を測定した。
木造の家がどれぐらい燃えやすいかなど実際に木造家屋を作って事前に綿密に研究したことはよく知られている。
死者は8,000人とも1万人。
その2ヶ月半前の「東京大空襲」も同じ。
強風の日を予測して襲撃し、風が爆撃にどんな有利な効果をもたらすかを測定した。
そして、たった2時間半の間に10万人の市民の命を奪った。
この空襲を指揮したカーティス・ルメイは1964年に「勲一等旭日大綬章(一番強い勲章)」が与えられた。理由は自衛隊の育成に貢献したから…とされている。
この勲章は通常天皇陛下が手渡すことになっているが、昭和天皇はコレをお断りした。
いまだに「アメリカ、アメリカ」と騒いでいる若い人はこういう本を一度読んでおくとよい。
特に東京の人は。
「ジュニア新書」とあるけど、トンデモナイ!
大人が読んでも十分にショックを受けるようなことがゴマンと書いてある。 

Ij_2  一介の楽器の宣伝のブログが何でこんなことを書いているのかと言うと、日本は学校で戦争のことを教えないに等しいかなりヤバい国だからね。
今日みたいな若いバンドを取り扱う時にワザと書いて啓蒙している。
「♪カ~モンベイビ~」もいいけど、かつてアメリカが日本にナニをしたか…、また日本が世界にナニをしたのか…ということを若い人に知ってもらう機会を作りたいのだ。
自主的にドンドン歴史を勉強して、賢くならないと!
賢くなって自分が正しいと思う行動を取ってください。
人生、アニメとゲームじゃあまりにもモッタイないよ!
そして、とにかく平和でないと音楽なんてやってられないし、楽器が売れないのよ!…ナンチャッテ。
 
さて、その地獄のジオラマ…やっぱり火の出番は欠かせない。

50_2「釜ゆで地獄」。
かなりの強火だ。
釜が横川の釜めし弁当の入れ物と全く同じだ。ま、釜はどれも同じか…。
釜めしおいしいよね~。
浅草の「むつみ」が一番好き。混んじゃうとイヤだから場所を探したりしないでね!
60コレは「血の池地獄」。
このあたりは「カンダタ」でおなじみだ。

40_2コレは「積んでは壊し、壊しては積んで」の「賽の河原」。
父母の供養のために小石を積み上げて子供たちが塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされてしまう。
ちなみに「賽の河原」は英語で「The Children's Limbo」というんだって。
「limbo」というのは天国の地獄の間にいてキリストと関わりを持たなかった人が集まる場所のことで、転じて「宙ぶらりん」という意味があり、「どっちつかずの」状態を指す時に「in limbo」という表現を使うらしい。私は残念ながら実際に誰かが口にしているのを聞いたことがないけど。
この「limbo」の「l」を「b」に替えると「ビンボー」ね。
「bimbo」とは「貧しい」という意味ではなくて、「ふしだらな女」という意味のスラング。

91そこへ地獄菩薩が現れて子供たちを救う。
70_2後に見えているのは、Budgieもビックリの「針の山」。
私の友達のイギリス人は、「Budgie」をハッキリと「ブジー」と発音します。

80しかし、見ようによっては家族や鬼と一緒に温泉に入りに来ているようにも見えるな。
お婆ちゃんに抑えられている赤い金太郎を付けた子なんか実に楽しそうだ。

90_2この老人もそう。
まさか、コレって地獄に堕ちても「♪心配ないさ~!」とかいう意味なのかな?
生半可な知識では読みほどけないフィギュアなのかも知れない。
いずれにしても「火」一辺倒の西洋の地獄に比べて何とバラエティに富んだ地獄だろう。
こんなところにも連綿と受け継がれる日本の文化のキメ細かさが窺えるのではなかろうか?

30_2さて、ウチの地獄。
HELL FREEZES OVERは去る6月、『N.W.O.B.H.M 40TH ANNIVERSARY SPECIAL GIG』というイベントに出演した。
Venom Inc.とGirlschoolをヘッドライナーに据えた豪華なステージ。

93v恥ずかしながら私はこの「N.W.O.B.H.M.」という言葉をリアルタイムでは知らなくてネェ。
私がハードロックに夢中になっていた70年代の後半から80年代の最初の頃にはこんな言葉は使われていなかったと思う。
Iron Maidenが出て来た頃かな?
いつも書いているようにその頃はロックから遠ざかり出した頃だったので、私の耳に入ってこなかっただけなのかも知れない。
そしてMarshallの仕事をするようになって「N.W.O.B.H.M.」という言葉があって、それが「New Wave Of British Heavy Metal」の略だと知って驚いた。
この頭文字を口にするのはその正式名称を毎回頭に思い浮かべる必要があるのではないか?
それなら略称ではなく正式名称で呼んだ方が早いのではないか?
コレ、いまだにわからないんだけど、ファンの皆さんは「エヌダブリューオービーエイチエム」と常時呼んでいるのかしらん?
例えば…
 
「おう!メイデンのあの新しいヤツ聴いた?」
「メイデンってエヌダブリューオービーエイチエムのメイデンか?」
「そりゃそうだよ、メイデンといえばエヌダブリューオービーエイチエムにキマってら」
「そりゃそうだよな…でも、オレ最近あんまりエヌダブリューオービーエイチエム聴いてないんだよ」
「エ~、あんなにエヌダブリューオービーエイチエムが好きだったオマエが?」
「そうなんだよ、ちょっとエヌダブリューオービーエイチエムのロック以外も聴いてみたくてさ」
「よせよせ!エヌダブリューオービーエイチエムが一番にキマってるから!だってエヌダブリューオービーエイチエムにはMarshallがふんだんに使われているからな!」
「おう、そうだよな!マーシャルアンプリフィケーションピーエルシーはやっぱ最高だよな!」
ってな具合になっているのだろうか?
ならんな。
 
あんまり余計なことを書くとニックに怒られそうだからコレぐらいにしておこう。
ニックとはニック・ボウコットのこと。
エヌダブリューオービーエイチエムの一派、Grim Reaperの創設者。
お互いに「TDSM(私)」、「ADSM(ニック)」と呼び合う仲良しなのだ。
 
ということで、MBがN.W.O.B.H.Mのイベントに出演したHFOのステージのようすをレポートする。

953番手でステージに上がったHELL FREEZES OVER。

110転換の間、客席に空隙が目立ったが、出番が始まった頃にはお客さんがパンパンに集まりノッケからテンション高し!
これぞエヌダブリューオービーエイチエムのライブ!

120TREBLE "GAINER" AIDYSHO

130vRYOTO

140vHIROTOMO

150vTAKUYA MASHIKO

160vTom Leaper170vオープニングは「GRANT YOU METAL」。
「grant」か…いいね。
「お前がメタルのを認めてやろう」ってなイメージかな?

200v_2一発目はドッカ~ンとバリバリの急速調でくるかと思いきやさにあらず。
270_2ドッシリとしたヘヴィ・チューンを持って来たよ。
260こういうのもいいんじゃないスか?
バンドの余裕を感じるね。

TomくんはNATALプレイヤーなんだけど、今日はイベントなので使い回しのキットを使用。
220もちろんRYOTOくんと…

210v_2HIROTOMOくんのギター・ソロがバッチリとフィーチュアされた。
安心のMarshall 1959サウンド。
やっぱりコレやね、我々エヌダブリューオービーエイチエム以前の世代はこの音が一番シックリ来る。

250続けての2曲目は「HELLRAISER」。

230キタキタキタ~!

180耳をつんざくメタル地獄!

190_2ステージの中央でツイン・リード・メロディを奏でるギターの2人にひときわ大きな歓声が浴びせられる。
もはやお客さん全員がHellraiserだ!
 
RYOTOくんのTシャツは「Goes to 11」だな?好きだね~。

290もうイッチョ、「PHANTOM HELICOPTER ATTACK」!

280_2コレまたHFOらしいギンギンのメタル・チューン。
このバンドの曲って、チョット聴いただけでHFOとわかる独特のバンド全体の節回しみたいなモノを持ってるんだよね。

350それが日本人っぽくもあり、外人っぽくもあってオモシロい。
ひとつ確実に言えることは、今の日本の若いメタルのバンドとは音楽を作る思考が全く違うということだろう。
要するにヘヴィメタルの類をやっているそこら辺の普通の子とこの人たちが聴いて来た音楽が決定的に異なるということね。
わかりやすく言えば、この人たちのルーツは完全に洋楽ということ。
インプットするモノが違えば、アウトプットされるモノがこれだけ違うという好例だろう。

310_2ところで、題名に「ヘリコプター」という言葉が使われているロックの曲は私は2つしか知らない。
ひとつはこの曲。
もうひとつは…RYOTOくん、答えてみなさい!
ピンポ~ン、「I'm Going Home by Helicopter」ね。
ジャズではカウント・ベイシーの「Whirlybird(ワーリーバード)」という曲。「whirlybird」とはドンズバで「ヘリコプター」という意味。

0r4a0108_2 さらに続けて「END THE BREATH OF THE NIGHT」。 370って、オマエら『Speed Metal Assault』からの曲をゼンゼン演らねーじゃねーか!
そうか…そうだよね。
もう次の段階に行ってるのね?
そうでなきゃイカン。
Sma「今日は早い時間から駆けつけてくれてありがとう!
昼間っからマジで最高だぜ!
オレたちはコレで出番を終わるけど、最後まで楽しんでいってくれよ!」
この上から目線がまたいいのだ。
HFOのロックには「ありがとう」も「がんばろう」もない。
あるのはメタルの無間地獄だ!

240_2そして最後はその『SPEED METAL ASSAULT』から「OVERWHELM」。
HFO節に満ち満ちたキラー・チューンで5人は出番を終えた。

330v

320v_2

340v

350v_2

380vこの場にHFO目当てでいらしていたお客さんがどれだけいたのか見当もつかないが、演奏が終わった後の「なんだ、このバンド、いいじゃん」感がメッチャ強かったことを書き加えておくことにする。
LOUDNESSと同じステージに立った去年のRed Bullの時のアレだ。

HELL FREEZES OVERの詳しい情報はコチラ⇒Official website

400…ということで、既報の通りこの若きエヌダブリューオービーエイチエムの雄にもMarshall GALA2に出演して頂くことになっている。
 
さてGALA2、行こうと思っているけど、11月はまだ先なので予定がハッキリせずチケットを買い控えている方が多くいらっしゃると聞きました。
本コンサートは長丁場なのでイス席のみの立ち見なし。お客さんを詰め混むようなことは一切しません。
よって売り切れた時点でチケット販売は終了となり、おひとりの追加入場もできなくなります。
ですのでゼヒお早めにチケットをお求めくださいませ!
当日はMarshall GALAオリジナル・グッズを会場限定で販売もさせて頂きます。
 
Marshall GALA2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します!

27nb耳の肥えたお客さんがステージをジックリと見据える機会にHELL FREEZES OVERがどう立ち回るのか…今から楽しみでならない。
いつも通り「おいオマエら!ヘルレイザーになっちまったか?」と上から目線でやってもらいたいナァ。
だってそれがロックじゃないか!
Gainer

Ryoto

Hirotomo

Takuya

Tom11月9日、東京キネマ倶楽部でお待ちしています!

 

200
(一部敬称略 2019年6月2日 吉祥寺CLUB SEATAにて撮影)

2019年8月19日 (月)

田川ヒロアキ~超絶デモンストレーション&セッション大会

 
『セブンパークアリオ』という柏にあるショッピング・センター…今は「ショッピング・モール」って呼ぶことの方が多いのかな?
ものすごくデカい設備にビックリ。
ところがこの日、朝一番で市川で用事を済ませて柏に向かったんだけど、道が殺人的に混んでいる上に住所を何度カーナビに入れてもゼンゼンそれらしいところへ誘導してくれずにエラく困ってしまった。
設備が巨大なせいか辺りに案内の標識も見当たらない。
ハナっから完全にカーナビに頼りきってしまっているもんだから、もうこうなると手も足も出ない。
コレがITに頼りすぎた人間の末路だ。
辛抱タマらず行き先のお店の方に電話をして順路を教えて頂いた。聞いたところによると、最近住所の変更があったとかでカーナビが対応できないらしい。
まったく…便利なんだか不便なんだか。
結局、梨畑を横目に40km弱の道程に2時間以上もかかってしまって大遅刻!
ゴメンナサイ…。

10今回の取材はコレ。
田川ヒロアキの『超絶デモンストレーション&セッション大会』。
「キラキラ~」と、インパクトの強い告知ポスターが人気を呼んでいた。
イラスト内の「火」の上に「〇」が乗っている古代エジプトのヒエログラフでも見ることができないであろう模様はセッションに参加している方々。
ヒロアキくんがセッションの指揮をしているところを写実的に描いている。
というのは冗談で、ヒロアキ・ファンは先刻ご存知であろうが、このイラストはヒロアキくんの名盤『THEME PARK』のジャケットの原案となったモノ。
仕上がりは全く似ても似つかないモノになったが、やぱりオリジナリティが強い創作物はこうしてその命を永らえるものなのだ。

20v『超絶デモンストレーション&セッション大会』ということで、デモンストレーションのパートでは人気のSTUDIOシリーズからCLASSICとVINTAGEを使ってヒロアキくんの美しいMarshallサウンドを出してもらった。
会場は島村楽器のセブンパークアリオ柏店さん。
30なんて言うとエラそうなんだけど、とんでもないことでございまして…ヒロアキくんがサウンド・メイキングを主眼に「エフェクト・ペダルの新商品とJVMやSTUDIOのデモンストレーションをする」とうことを耳にして、私が強引に「それならSTUDIOシリーズを全部紹介して!」と押し付けてしまったのだ。
というのも、実はSTUDIOシリーズのPRの他にもうひとつ個人的なもくろみがありましてな…。
とにかく!島村さんもヒロアキくんも私のワガママを快く受け入れてくださったのだ。
それなのに大遅刻しちまった!ゴメンね~。

40この日司会を務めた島村楽器山口さんの「今、ノリにノッているギタリスト」という紹介で登場したヒロアキくん。
60vバッキングトラックを使って2曲演奏。
まずは「Seascape」。

50MarshallはJVM410Hと1960A。
ご存知の通りヒロアキくんは2チャンネルのJVM210Hを愛用している。
しかし、2チャンネルだの、4チャンネルだのJVMについて書いたのは久しぶりだな。
2007年からやってるからね…2007年は記念すべき年でしてね。
Marshallの本社で開催したこのJVMの発表会でイギリスに行った時に私はタバコをピタリと止めたのだ!アレから12年…ひと吸いもしていません。

70デフォルトの足元の状態。
お、そのブーツはこないだアメリカでゲットしたヤツ?

90続けて「Bound」。

80vエキサイティングな演奏でJVMの魅力を引き出してくれる。

100デモンストレーションでもキメのポーズはバッチリ!

110v「皆さま、ようこそお越しくださいました。
八王子から電車で3時間半ぐらいかかりました」
八王子~柏は86kmだって。
こっちは市川から34kmで2時間半だぜ。いかに道が混んでいたかがわかるでしょ?

120v今日は久しぶりのセッション大会なので楽しみにしています」
オープニングの挨拶の後、LAでのレコーディング他の近況を報告した。

135そして、愛用の機材の説明。
ギターから始まって足元の機材を紹介。
この後、エフェクト・ペダルのメーカーのご担当者にご登場頂き、実際に新商品のデモンストレーションを見せてくれた。
リハーサルの時、メーカーの方から使い方を教えてもらって、チョチョチョとイジっただけで「なるほどね」なんてやってた。
同じブランドのペダルを日頃から使っているとはいえスゴイ。すぐにマスターしちゃう。
…というのは、最近のこの手の機材って、機能満載で慣れないと使い方がサッパリわからないでしょう?
3分前にやった操作がもう思い出せない世代にはなかなかにキツい。
実は私、何年か前にバンドを1度だけやることになって、Marshallにはナイショだけど、このメーカーさんのヒロアキくんが使っているのと同じマルチ・エフェクターを買った。小さいやつね、持ち運びに便利だから。
で、やっぱり使い方がわからなくて、どうしたかというと電話でヒロアキくんに全部教えてもらった。まったく、「取説を読め!」って言うんだよね~。
もっとも初めからヒロアキくんに教えてもらうつもりで同じヤツを買ったんだけどね。
結果、音はいいし、とても使いやすかったです。
130ヒロアキくんは「JVMの大ファン」と言いながらその魅力も丁寧に説明してくれた。
そして、私。
「Marshall Roadshow」と称して、昔はこういう仕事を頻繁にやらせて頂いた。
島村さんにもGalneriusのSyuちゃんと何回もお邪魔させてもらったのよ。錦糸町他、都内のお店はもちろん、札幌、新潟、仙台、名古屋、八王子店からそのままSyuちゃんの車で松本店に移動して連チャンでやったこともあった。
他にも大村孝佳さん、藤岡幹大さん…なつかしいな。
CONCERTO MOONの島さんなんかもずいぶんお手合わせ願った。大宮店で開催した時なんかは故ジーノ・ロートさんまで観に来てくれた。
客席から英語で質問して来たりなんかしてね。
で、フト考えてみると、お付き合いが10年になるヒロアキくんとは楽器フェアでデモをお願いしたことはあったが、この類のトークがらみのイベントでご一緒させていただいたことがなかった。
そんなこともあって、今回は是非ヒロアキくんと一緒にSTUDIOシリーズのデモンストレーションをやらせて頂きたかったのです。
コレが最初の方に書いた私の「もくろみ」。

140後からねじ込んで来たくせに、ま、私もマイクを握っちゃうと、も~しゃべりたいことが後から後から出て来ちゃってサ。
ヒロアキくんもやりにくかったと思うよ。悪かったね~。

150でも、ニラんだ通り、STUDIO CLASSICとSTUDIO VINTAGEで素晴らしいサウンドを聴かせてくれた。
1959をパワー・リダクトしたSTUDIO VINTAGEに、ギターを直結して、ボリュームを7以上に上げて出して弾いた時のヒロアキくんの表情が忘れられない。
どういう表情かって?…もちろん「ニンマリ」。

160コレが私の表情。
この写真をMarshall Recordsの若い友達に見せたら「コレ、英語でしゃべってんの?」なんて言いやがんの。
どうやら私が連中と英語を話す時はこういう顔になっているらしい。
やっぱりアタマの中で文法を考えながら猛スピードで英作文をやるだもん、こんな顔にもなるわな。
でもね、わかってんの…単語が出て来ないとナゼが目がこうなっちゃうの。
この日は日本語でやらせて頂きました。
圧倒的に流暢なもんで…はい。

170私のトーク・コーナーの後…じゃない、大人気のMarshall STUDIOシリーズのデモの後はヒロアキくんのパフォーマンス。

170v_lt『Theme Park』収録の「Lofty Tree」。
もちろん「タンス太鼓」の話もしてくれた。

180v休憩を挟んでいよいよセッション大会!
予め曲目を決めておいてお店のウェブサイトで各パートを募った。
1曲目はヒロアキくんのテーマソング「My Eternal Dream」。

190ギターはセブンパークアリオ柏店の山口さん。
山口さんはヒロアキくんのライブ会場でご一緒になることが多く、以前から存じ上げていた。
そんな背景もあって、今回の私の「ねじ込み」を快諾してくださった。
そんなヒロアキ・ファンゆえ、もちろん大熱演!

200vベースは板山さん。
板山さんもヒロアキくんファミリーのひとり。
今着ている「FRETPIANO」ロゴのTシャツは板山さんのデザインだ。

210vドラムスのくまさん。
くまさんも大のヒロアキ・サポーター。
ライブ会場ではいつもご一緒させて頂いている。

220vそして、もう一人のギターは田川さん。
あ、知ってるか。

230v続いてのお題は「Keep Flying」。

240ボーカルズにテルさん。
GLAYのコピー・バンドをやっているんだって。

250vそのコピー・バンドで一緒に活動している渡瀬さん。

260vギターとベースはそのまま。
山口さん、楽しそうだな~。

2703曲目は「Victory!」。
下関の「関門JAPANボクシングジム」のテーマ・ソング。
ボクシング・ジムということで激メタル仕上げにしたところ、「メタルすぎる」という理由でマイルドに階差したという例のヤツ。
ギターはまだ山口さん…もはや「山口まつり」だ!

280ドラムスが替わって拓実くん。

290v板山さんは出ずっぱり!ごくろうさまです。

300v4番目のセットは「Ride the Wind」をプレイ。

310ギターは山口さんから富永さんにスイッチ。

320v富永さんも大のMarshallファンでいつもMarshall Blogをサポートしてくださっている。
この時はご本人の希望でSTUDIO VINTAGEのコンボ、SV20Cを使用。

330最後は「キミをのせて」。

340ギターは天野くん。
天野くん、Marshallはセッティングのコツについて質問してくれた。

350vボーカルズはふたたびテルさん。
ヒロアキくん以外の人が「キミをのせて」を歌うのを初めて聴いた!

360天野くんのソロ!
カッコいい~。

370vヘアスタイルが対照的な2人の共演!
天野くん、ヘアスタイルはずっとコレをキープすると約束してくれた。なんかうれしい。

380そして〆の1曲。
2020年のウェルカム・ソングとしてLAでレコーディングしてきた「Sky」の日本語バージョンを披露した。

390ものすごくバラエティに富んだ内容だったね~。
またいつか喋らせてね。

400v最後は写真OKの皆さんで記念撮影。

410それともう1枚。
実は拓実くんと天野くんは、今週末の24日にヒロアキくんがTAGAWAで出演されるイベント『相模湖ミュージックパーク』のスタッフを務めている。
「来てね~!」って言ってる。
420いつもは屋外だけど、今回は屋内の「相模湖公民館」で開催されるので安心ね。
入場は無料!
 
相模湖ミュージックパークの詳しい情報はコチラ⇒相模湖観光協会

430vそして、ヒロアキくんの「Sky」。
いよいよジャケットが出来上がった!
デザインはMarshall Blogでもおなじみ、『Ave Maria』、『THEME PARK』のジャケットを担当した「下町のひとりヒプノシス」、梅村昇史。
こないだウチもD_Driveの国内盤の帯とライナーノーツのデザインをお願いしたのよ。
相変わらずいい仕事しよる。
今、DVDも鋭意制作してますからね!お楽しみに!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

440cd<Marshall STUDIOシリーズの関連記事>

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BURNY PLAYS STUDIO RANGE~日下部正則STUDIOシリーズを弾く

三宅庸介 MEETS STUDIOシリーズ <前編>

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Fury of Fear 西村守のSTUDIOシリーズ・デモンストレーション <STUDIO CLASSIC編>

Fury of Fear 西村守のSTUDIOシリーズ・デモンストレーション <STUDIO VINTAGE編>

30

200

(一部敬称略 2019年7月13日 島村楽器セブンパークアリオ柏店にて撮影)

2019年8月13日 (火)

酷暑お見舞い申し上げます

しかし、暑い。
早く冬になってもらいたい。
ところで…フト気が付いたんだけど、「暑中見舞い」って、プライベートで出してる?
私はここ数年出していないんだけど、そのせいかパタリと誰からも来なくなったな。
もしかしてこの慣習は絶滅したのかしらん。
それともウチが仲間外れにされているのかな?
ま、毎日フェイスブックで顔を突き合わせていりゃ「ご元気ですか?」もないもんだわな。
インターネットのおかげで風情がドンドン消え失せて行きますな。
でも消えないのは夏休み。
…ということでMarshall Blogも今週イッパイ更新をお休みさせて頂きます。
 
が!…
 
代わりにShige Blogは更新していきます。
よって私は休みなし。
コチラのお題は『イギリス紀行 2019』。
台風も近づいていることだし、家でゴロゴロされている方は是非ご覧くださいまし。
イヤね、ナンでコレをやっているかというと、早くShige Blogでスタンリー・キューブリックのことを書きたいのよ。
 
今日&明日はロンドンのパブのことを書いています。
ビール好き集まれ!

Shige Blogはコチラ⇒イギリス紀行2019 その4 ~ パブがスキ!<前編>

0r4a0566  

200

2019年8月 9日 (金)

Sound Experience 30 ~ Strange,Beautiful and Loud & YOU-VAL メロン with 淳

 

05とうとう『Sound Experience』も30回!
Marshall Blogで一番最初にレポートしたのはいつのことであったろうか…。
そこは10年以上の歴史を持つMarshall Blogじゃない?…どうしても気になって、三宅さんからのサポートを得ながら調べてみた。

10vさすが三宅さん、第1回目のことを明確に覚えていらして、その時のレポートがすぐに見つかった!
「第1回目」というのは、GRAPEFRUIT MOONで『Sound Experience』という名義の下で開いた一番最初のライブということね。
それは2010年11月2日のことで、記事は削除されてしまったのでリンクすることはできない。
そこで私が保管している「Marshall Blog Archive」から記事を引っ張り出してみた。
ゲストは令文さんで、三宅さんと共演した曲は「Diamond Dust」だった。

Se2 その頃の三宅さんはこんなペダルボードを使っていた。
この時からいくらか時間が経過して、高円寺のSHOW BOATのリハーサルの時にルーパーが故障。
三宅さんはその場で撤去。すると音がガラリと変わって一段とスゴいサウンドになったのをよく覚えている。

7_2pb 『Sound Experience』というと、もう今ではStrange,Beautiful and Loudとゲストバンドのダブル、あるいはトリプル・ヘッドライナー・ショウだと思われがちだし、現実的にそうなっているんだけど、SBLではない三宅さんで開催したこともある。
その一例が2011年8月29日の第3回目。三宅さんは「Orchestra Four」というチーム名で出演した。
その時のゲスト・バンドはヒロアキくんだった。
2人で「Little Wing」をプレイ。
この記事ももう見ることはできません…削除済みです。

Se32011年の末にMarshall Blogが終了。
それから10ヶ月ほど経った2012年の10月26日に復活。
そうしておかげさまで現在に至っているのだが、新しくなったMarshall Blogで一番最初にレポートした2012年12月19日の『Sound Experience』は第6回目で、不思議なことにこの時のゲストも令文さんだった。

450
そして、初回から9年後、『Sound Experience』は第30回目を迎えた。
何しろ第1回目から観ているワケだし、レポートのし甲斐があるというものだ。
ところが!
いつも開演前に三宅さんに「照明を明るめにしてください」とお願いするのだが、この時はウッカリしてた。
お願いすれば快く照明を明るくしてくれるんだけど、この時は完全に忘れてしまった!
その結果どうなったか…何しろベラボーに暗いのと、強烈なLED攻撃で2曲分ぐらいしか写真が撮れなかったのよ!
アレじゃジム・マーシャルでもノーマン・シーフでも撮れないよ。
そういう時は撮るだけ撮って、モノクロで焼いてしまうやり方もあるんだけど、私はアレがあまり好きではないのです。
みんな「雰囲気があるね」なんて言うけど、そんなのウソです。ゴマカシが利いているだけ。
コレは三宅さんとも意見が一致したところなんだけど、やっぱりせっかくのカラーなんだもん、総天然色で撮らなきゃ!
でも今のMarshall Blogになって、一本だけ総モノクロ写真で記事を書いたことがある。
スモークがキツすぎて物理的にほぼ撮影不能で、カラーだと写真にならなかったから…。
そりゃ初めからモノクロ作品として計算して撮るのはムズかしいですよ。
その代わりチャンと撮る技術があればヘタなカラー写真よりよっぽど色彩感が出たりする。
セシル・ビートンの写真なんかそう。
…ということで、記念すべき30回目にもかかわらず、写真の撮れ高が少なかったのでサラっとしたレポートをお送りします。

2030回目の『Sound Experience』のステージに立ったのは…

30三宅庸介

40vMarshallはJVM210Hと1960BVで固めた鉄壁の三宅シフト。

50v河野充生

60v金光KK健司

70v今日もNATALのバーチ。

80まずは「君が代」でスタート。

Sそして、そのまま「devil」へ。

90たたいかけるように「if」から「virtue」へとつなげた。

100三宅さんのMC…「ココで発足して『Strange,Beautiful and Loud』と名付けて30回目のライブです。
色々な方に来て頂いてセッションをして来ました。
あまりに音が大きいので出入り禁止になって、1年ほどお休みしましたけど、この2月に復活して…。
一番音が大きかった時はボリュームの目盛りが8ぐらいでしたが、今日はその半分以下の3.5で演っています」
しかし、ホントにいつからロックで小さな音が礼賛されるようになったんだ?
そもそもその辺りからしておかしいんだよ。
いくらPAが発達しても、バンドの音、つまりステージの中の音が小さいと聴いてて面白くないんだよね。
迫力がグンと落ちてしまう。
今の若い人はそういうことを知らない。
コレは音楽の問題で、ステージの中音が小さくても成立する音楽が跋扈しているからこういうことになったんでしょう。
古き良き70年代ハードロックが盛んだったら、小さな音がもてはやされることなんて絶対になかったハズだ。
そもそも、あんまり音が小さくなったらこのバンドの名前も『Strange,Beautiful and Quiet』に変えなきゃならないんだぞ!
そんなことした草葉の陰でジミがガッカリすらぁ!

120金光さんのリードで「murt'n akush」。
ナンカこのあたりはそれこそ「怒涛の!」って感じだった。

130皆さんはすごく意外に思われるかも知れないけど、三宅さんは私よりいくつか年下なのね。
ところが、その立ち居振る舞いと来たら…私よりとても思慮深く落ち着いているでしょ。
音楽のことも本当によく勉強していらっしゃる。
私のように縄文時代のロックだけに傾倒することなく、若いお弟子さんを抱えていらっしゃるので、新しいロックにも造詣が深い。
ま、私もジャズでは負けんがな。
ギターやレコーディング関連の機材にも並々ならぬこだわりを持っているのでケタ違いに詳しい。
で、何よりもそのあたりのバランス感覚が優れているので、色々なことで相談に乗ってもらったり、意見を求めたりすることが決して少なくないのね。
付き合いもいい加減長いし。
すると毎回、「なるほど」と思わされる適切なアドバイスをくださるワケ。
もちろん意見が合わないこともしょっちゅうなんだけど、そんな時もその合わない意見が後々参考になったりするんだナァ。
とにかく、ジミヘンのことは音楽なり機材なり人生なり、全部三宅さんに訊けばいいし、リッチー・ブラックモアだったらノンちゃんだし…なんと便利なことよ。
そんな三宅さんはもちろん気配りにも長けていらして、お付き合いしていて実に気持ちがいい。
そのひとつの表れとして、Marshall Blogに関連記事を掲載すると間髪を入れずに礼状を送ってくださる。
もちろん、Marshall BlogはMarshallのPRのいち手段としてやっている仕事のひとつなので、私はお互いさまだと思っているんだけど、三宅さんのお礼の仕方がとてもうれしいんですわ。
三宅さんは決して「取り上げてくださってありがとうございます」とか「出して頂いて感謝します」なんてことは言わない。
どう言うかというと…「残してくれてありがとうございます」とおっしゃる。
コレなんですよ。
たとえヘタな写真やツマらない文章でも、私が生きてMarshallに勤めている限りは半永久的に「いつ、どこで、ナニを、どういう風にして演ったか」ということがMCも含めてMarshall Blogに記録されるワケ。
大ゲサに言えば日本のロック・シーンの一部の歴史をMarshall Blogに刻んでいることを認めてくださっているのがうれしいのね。
「毎回、身体中の薄皮を剥ぐようにして感情や心を込めて演奏している」といつか三宅さん自身がおっしゃっていたけど、そうとなれば尚更何らかの形で記録に残しておくべきなのだ。
ビデオもいいけれど、毎回すべてを記録するのは大変だし、もしそれが残ったとしても、どうせ見るのはホンノ一部分であることが多いだろう。
その点、余計なことがたくさん書いてあるにせよ、絵本や絵日記を見るような感覚で過去の演奏にまためぐり合うことができるなんてスゴイことではないか!…と三宅さんは思ってくれているに違いない。
だから私だって気合い入れてやりますよ。
このことをズッと書きたいと思っていたのです。

140vSBLのステージは「petal」、「bloom」へと続いた。
そして、また三宅さんの薄皮が1枚剥けた。

160イヤ、リズム隊の2人の薄皮も剥けたことは間違いない。

17030回目を迎えた『Sound Experience』でもそんな演奏を見せてくれた3人だった。

180Strange, Beautiful and Loudの詳しい情報はコチラ⇒facebook

150続いてはYOUさん率いるYOU-VAL メロン with 淳。

190足立YOU祐二

200vYOUさん、今日はMarshallで鳴らしています。
ヘッドは三宅さんと同じJVM210H。キャビネットは1960BV。

210長谷川淳

220v長井VAL一郎
VALさん、お久しぶり~!

230vYOUさんは直近では22回目の『Sound Experience』にご登場頂いている。
その時は「3 tea 3」というバンド名義でのご出演。
YOUさんのバンド活動はバリエーションに富んでいるので、バンド名を完璧に頭に叩き込むのはなかなかに困難な作業だったりするのだ。
250しかし、どのチームでもYOUさんの音楽は一切ブレることがない。
今回の1曲目は「Gohst Song」という曲。
メロディがポップで耳馴染みはいいが、リズムは3/4+3/4+2/4だったり、サビで1回しか出て来ないメロディがあったりで一筋縄でいかない典型的なYOUミュージック。

240v曲は「Type B.」、「脳内列車」、「脳内列車 2」と続く。
この「脳内列車」だったかな?複雑すぎてリズムが読みほどけなかった。
でもメロディはどれもシンプルで歌詞を付ければそのまますぐに歌曲になるようなモノばかり。

255vそして、この集中力。
ギターの演奏に必要な部分意外の視界を一切断絶。
MCはなし。
もうYOUさん自身がギターになってしまったかのような楽器との一体感。
でも決して熱くなったりせず、徹頭徹尾クールなのだ。

260「My Sun」、「Garden」、「Blues Voice」、「The Thing」とただただ曲が続く。
そのどれもがまるでCDを聴いているように完璧で美しい。

270最後の曲の前のYOUさんのMC…「三宅くんのところ…本格的でしたね。
あれだけ本格的に演られるとコッチはナニをやってもチャラチャラにしか見えませんよね」
んなことはない。
YOUミュージック、私なんかにはメチャクチャ厳しい音楽に聴こえます。
そして最後を締めくくったのは「狂気のラビット 3」。

280さて、アンコールはゲストを迎えてのセッション!
いつもはSBLにゲストが加わるスタイルだが、今日はSBLの出番が先行なので三宅さんがYOUさんチームに合流してのセッション。
アレレ、セッションにしては三宅さんのMarshallがステージに上がっていないぞ~!

290三宅さんはギターすら下げていないし…。

320v…と思ったら、セッションはセッションでも「トーク・セッション」!

310vYOUさんの冗談かと思ったら本当におしゃべりだけ。
ところがコレがベラボーにオモシロい!
演奏もいいけど、コレも聞きたい!

330ま、ナンのトークかお知りになりたければ次回YOUさんが『Sound Experience』にご出演される際にゼヒGRAPEFRIT MOONにお出かけください。

340前回YOUさんが出演された記事を見たらアンコールのセッションの様子が我ながらすごく面白く書けているのでリンクをしておきましょう。
ね、ちゃんと「残してある」からこういうことができるの。
「ミュージシャンとMarshall Blogに歴史あり」なのだ。
 
ココをクリック⇒『Sound Experience 22~ 足立祐二 3 tea 3編的な?』

 
足立祐二の詳しい情報はコチラ的な?⇒You's Alien blog

350今日も演奏におしゃべりにと楽しい『Sound experience』だった。
三宅さん、30回おめでとうございます。
これからもズッ~と続けてくださいね。

360 <『Sound Experience 31』につづく>  

200

 (一部敬称略 2019年5月7日 三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONにて撮影)

2019年8月 8日 (木)

Mark Boals featuring Kelly SIMONZ~トリロジー完全再現ライブ <DAY2>

 

10_logo前日の興奮を東京キネマ倶楽部に丸々残したまま『Mark Boals featuring Kelly SIMONZ~トリロジー完全再現ライブ』は第2日目へと突入した。

20v_fl今日もまずは5人体制でスタート。

30_2Mark Boals

40vKelly SIMONZ

50vKellyさんの背景はやっぱりコレに限る!

60Mistheria

70v_2KAZ

80v_2KAZさんのEDEN(イードゥン)。
今日もTerra Nova TN-501とD410XSTのコンビネーションだ。

90v_2Yosuke Yamada

100v_2今日のオープニングは前日の本編を締めくくった曲、「Rising Force」。

110_rf今日はヒョウ柄のジャケットで登場したKellyさん。
もちろん大絶好調だ!

120_2続けて「Liar」。
今日の方がお客さんの数が幾分多いのかな?

130_lrKellyさんのソロに盛大な歓声が送られる。

140v日本での公演の2本目…前日の大成功を受けてますますイキが合って来たかのように見えるフロントの2人。

145ココでKellyさんがもう1人メンバーを呼び込む。
「お客さんの中にはボクより彼女ばかり見ている人がいます!」

150_2コーラスのKarena。
ま、kellyさん仕方ないって!Karenaちゃん、キャ~イ~もん。
後で聞いたところによると、Karenaちゃんはイギリスのご出身だそうで…事前に知っていたらヘンリー八世の話でもしたかったな~。
「6人の奥さんで誰が一番好き?」みたいな。
「スウィーニー・トッド」でもいいや。
「アレ、事実だと思う?」な~んて。(実は今、軽く「スウィーニー・トッド」の研究中なのだ。詳しくは後日Shige Blogの『イギリス紀行2019』で!)

510v「『Trilogy』完全再現」で「Queen in Love」。
 
実は昨日ヒョンなことで知ったんだけど、私、ボールズさんには以前お会いしていましたわ。
「会った」と言ってもステージの上と客席なんだけど…。
それは2008年のUli Jon Rothのバンドの中野サンプラザホールでのこと。
気が付かず失礼しました。

175v_qilこの「火あぶりの刑」になってしまう女王はダレ?
スウェーデンの歴史はまったく知らないけど、イギリスが歌詞の題材になっているとすると一体誰なんだろう?
「火あぶりの刑」は失神するまでの間がやたらとキツいのだそうだ。そりゃそうだろう。
だからアン・ブーリンにしてもスコットランドのメアリーにしても斬首してるでしょ?
しかも、アン・ブーリンの場合は、一太刀で確実に首が落ちるように特に鋭利な剣をフランスから取り寄せて予行演習までしたという。
予行演習で実験台になった男性は自分の首を使うように喜んで申し出たそうだ。(←コレはホントかどうかわからないけど、イギリス人の友人から聞いた)
一方、メアリーは執行人が剣を振り下ろす時に手元が狂ってしまい、ひと振りで首が落ちなかったため、気の毒に、再度剣を二度振り落としたという。
落ちたメアリー女王の首の唇は少しの間動いていて、それはあたかも祈りを捧げているようだったらしい。
イギリスはそもそも死刑の多かった国で、火あぶりは魔女狩りや反逆罪を犯した者に下されるのが普通だったらしい。
レディ・ジェーン・グレイだの、ガイ・フォークスだの、イギリスのにひどく残酷な話がたくさんある。
 
とにかく残忍なまでに必殺のフレーズを弾き連ねるKellyさん。
もういっそのこと「The Excutioner of Six Strings(6弦の死刑執行人)」とでも呼ぶべきか!

180v思わず「Knucks」。
このグー同士をくっつけるジェスチャーは「knucks(ナックス)」って言うのだそうです。

190Kellyさんがアコースティック・ギターを手にする。

200v_fo時代はグッと下って1994年の『The Seventhe Sign』から「Forever One」。
この曲は前日には演奏されなかった。

210後半のスロー・テンポに乗ったKellyさんのシュレッディングが凄まじい!

220v「今からイングヴェイ・タイムです!」と次に持って来たのは「Far Beyond the Sun」。
Markがステージを降りている間のバンド陣による激演イッパ~ツ!

230v_fbs

240

250v_2

260vMarkが戻って「Fury」。

270_frそして「I am a Viking」。
昔、「ビッケ」っていうのがあったね。

280v_iv今日は『Trilogy』の収録曲の合間に他アルバムの人気曲を挟み込むようなプログラムだ。

290vね、次は『Rising Force』から「Little Savage」。

310昨日も書いたけど、この曲はカッコいいね。
起伏に富んだ曲の構成で、イギリス以外のヨーロッパの国出身のプログレ・バンドのレパートリーを想起させる…スキ。

300_lskellyさんもエキサイト!

320vMarkやKarenaが戻って来て「Fire」。

330_fr「Fire」だけに一段と会場が燃え上がる!

340Kellyさんもノリノリです!

350アルバム通りのオーダーで続けて「Magic Mirror」。
なるほど…この曲は日本のメタルの皆さんが演っているような曲のルーツの香りがプンプンしますな。
イングヴェイの影響力ってのはホントにスゴイな。
 
また書いておくけど、大分前に新宿厚生年金会館で会った時に「オレのことを『インギー』って呼ぶな」とご本人が厳におっしゃっていましたよ。
街でマルムスティーンさんに出くわしても「ハイ!インギー!」なんて絶対に呼ばないように…かなりイヤがっている様子だったから。こっちは親しみを込めているつもりでも、本人にはまさに「慇懃無礼」に聞こえるようです。

360Mistheriaのソロ・パフォーマンス。

370v_2昨日よりも激しく、圧倒的なテクニックでクラシカルなフレーズを編み上げていた。

380昨日はMarkがMistheriaの後を継いだけど、今日は趣向が変わってサブステージから小寺里枝が登場。

390水を打ったように静まり返った会場に小寺さんの弾くヴァイオリンの美しい音色が鶯谷に鳴り響く。
昔々、京都から来たお坊さんが「ナンやココはウグイスもおらへんのかいな…」と、京都からウグイスを持って来させて離した。
そして、「ホーホケキョ」とこの上野の山の東に美しいウグイスの鳴き声が聞こえるようになったことが「鶯谷」という地名の由来だ…ったような気がする。
今日は小寺さんがそのウグイスの役割を演じているワケだ。

400そして、そこに舞踏が加わる。
踊り手は瀬河華織。

410_2やっぱりこう、毛色の違うパフォーマンスが加わると雰囲気がガラっと変わっていいよね。
横河さんの赤い衣装と舞いは観る人の目に強く焼き付いたことと思う。

420_2そして、Mark。
歌うは前日と同じくプッチーニ。

430v_23人のコラボレーションによる「誰も寝てはならぬ」は間違いなく第2日の見どころのひとつとなったハズだ。

440そして、ステージは元の調子に戻って、『Marching Out』から「Soldier Without Faith」。

440_swf「♪Gotta get out of here」というプレーズがメッチャ耳に残る~。

450v_2しかし、改めて聴いているとディミニッシュの活躍ぶりがスゴイね。
すべての曲に使われている感じ?
ジョージ・ハリスンもロイ・ウッドもジャンゴもタジタジだ!

460さらにKellyさんのめくるめくテクニックを!
「Trilogy Suit Op:5」だ!

470_t5今日もバッチリキマった~!

480v_2ココでまたアコースティック・ギターを手にする。

490_molこの終盤でバラードをひとつ。
しかも2000年のアルバムから。
『War to End All Wars』の「Miracle of Life」。
Markの伸びやかな声にみんなが酔いしれた。
ホントに魅力的な声だ。

590_2もう1曲、1999年の『Alchemy』から「Hanger18, Area51」。
イングヴェイはこんなSi-Fiっぽい曲も作ってるのか…。
そして、この辺りのアルバムもMarkが歌っているのね?

S41a0225 Kellyさんからバンド・メンバーに関する楽しい話があって…「最後の曲になりました」
「エエ~!」
…ってもう『Trilogy』の曲は全部演ったんじゃないの?
ん?「まだ演っていない曲がある」って?500vそう!
アルバムのオープナー、「You Don't Remember, I'll Never Forget」。
今日は本編の最後に持って来た!
今日も一瞬のスキも見せない完璧な演奏を見せてくれた6人!

550_2

560v_2

S41a0566

580

S41a0490Markと…

540v本編が終了し、Kellyさんの激演にひときわ大きな歓声が浴びせられた。

600vメンバー全員、少しの疲れも見せずアンコールに突入。

610_gggアンコールは前日と同じ内容。
630v_2まずは激盛り上がりの「Gimme! Gimme! Gimme!」。
635ABBAってヨーロッパでいまだにスゴイ人気なのよ。
ケタ違いのスーパースターなの。
スウェーデンの超英雄というなんだろうね~。
スウェーデンってオリジナリティに富んだいいバンドが出て来るんだよね。
メタル方面はチョットわからないけど、AnekdotenとかMats/MorganとかFreak Kitchenとかメッチャかっこいい。
ちなみにAnekdotenは日本では「アネクドテン」と表記/発音しているけど、スウェーデン人の友人に確認したところ「アニクドウトゥン」みたいに発音していたのでスウィディッシュ・ロックがお好きな人は要注意。
あ、Mats/MorganもFreak Kitchenもザッパ・スクールでした。Mattias IA Eklundhという人、一度NAMMで少しだけZappaの話をしたことがあるんだけど、ものすごく感じのいい人だった。
In FlamesのBjörn Gelotteも最高に気持ちのいい人だったし…スウェーデン、いいな~。
スウェーデン・コーナーおわり。

640続いて「I'll See the Light Tonight」。
もう今日のショウも残りあとわずか!

650v_2「Kelly-Karena」のK2コンビもバッチリ!

660_2そして、Mistheriaとは幾度となく激しいバトルを繰り広げた。

650東京公演2Dyasの最後の最後を飾ったのは…

670v_2昨日同様、Markが歌うKellyさんの「Now Yout Turn」!

620v_2Kellyさん最後にひと暴れ~!
今度はkellyさん曲主体でゼヒ!

690v_2Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ official website

700_2さて、既報の通り11月9日に東京キネマ倶楽部で開催されるMarshallのイベント『Marshall GALA 2』にKellyさんとKAZさんが出演します!

7_ks2

7_kaz2Kellyさんのチーム他、Marshall GALAでしか観ることのできないパフォーマンスの数々をどうかお見逃しなく!
行こうと思っているけど、11月はまだ先なので予定もハッキリせずチケットを買い控えている方がいらっしゃると思います。
本コンサートは長丁場なのでイス席のみの立ち見なし。お客さんを詰め混むようなことは一切しません。
よって売り切れた時点でチケット販売は終了となり、おひとりの追加もできなくなります。
ですのでゼヒお早めにチケットをお求めくださいませ!
当日はMarshall GALAオリジナル・グッズを会場限定で販売もさせて頂きます。

27nbMarshall GALA2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します!

 
それとこの動画。
11月9日、Kellyさんのホーム、東京キネマ倶楽部でお待ちしています!

 

200
(一部敬称略 2019年5月22日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2019年8月 7日 (水)

Mark Boals featuring Kelly SIMONZ~トリロジー完全再現ライブ <DAY1>

  

10lgまたしても遅くなってスミマセン!…と言うのもチョット考えがありましてな。
『Mark Boals featuring Kelly SIMONZ~トリロジー完全再現ライブ』のライブ・レポート。
実は故意にこのレポートを掲載するタイミングをズラしたのです。
その間にご本人も動画や写真を公開されていて、「今更マーブロかよ!」なんて思うファンも多いかも知れませんな。
でも、んなこたぁ関係ない。
Marshall Blogに記録しておく価値のあるコンサートはナニがあっても記録して後世に残しておくことが大切なのだ。
そう「記録」はMarshall Blogの大きな使命であり、特長なのです。

20vところで、このコンサートを楽しみにしていたファンは多かったんじゃないの~?
会場となった東京キネマ倶楽部は満員。
開演前から期待に満ちたすごい緊張感が漂っていた。

30ステージにはMarshallの壁…雰囲気も満点!
やっぱりこうでなくちゃ。

40そして、いよいよ待ちに待ったショウがスタートした!

50Mark Boals

60vKellly SIMONZ

70vKAZ

80vKAZさんはEDEN。
今回はTerra Nova TN-501とD410XSTのコンビネーション。

90vYoskuke Yamada

100vMistheria

110vオープニングは「完全再現企画」らしく、アルバム『Trilogy』と同じく「You Don't Remember, I'll Never Forget」。

120予想通りの熱狂ぶり!

130Kellyさんは冒頭から剛速球投げまくり!
背後の1959がKellyさんのプレイを完全サポートする!

140ノッケからいかにも息が合っていそうな雰囲気を醸し出す2人。

150アルバム通りに2曲目は「Liar」が続く。

160v_lr中間部のキメの鬼気迫るソロ。
160v迎え撃つキーボーズ!

170vも~、初っ端からスロットル全開!
このまま最後まで行けるのか~!…ってなテンション。0r4a0105 ココでコーラスでKarenaが加わって6人体制となる。
「マークが彼女に捧げます」と演奏したのは…190v「Queen in Love」。

200_qilコレもアルバム通りの展開だ。
ファンの人たちはうれしいだろうナァ。
265Kellyさんがアコースティック・ギターを手にする。

230v_dlieココは『Trilogy』から離れて1985年のRising Forceのアルバム『Marching Out』から「Don't Let it End」。

240v曲の後半でKellyさん大爆発。
髪の毛の話じゃないよ。
土石流のようにフレーズが攻め来るのだ!

250v「マークに少し休憩をさせてあげましょう」
マークはステージを離れる。

260…ということはインスト曲。
また『Trilogy』に戻って「Crying」。
280v指板を縦横無尽に行き交う指が奏でるアコースティック・ギターが美しくももの悲しい。
270_crそのフィーリングをそのままエレクトリックに込めて歌い上げる。
お客さんたちはウットリ…みんな眼が♡♡になってたね。

290続けては『Trilogy』圏外から…

300v_fbsおお~、コレは知ってる!
「Far Beyond the Sun」だ!

310vKellyさんのソロと…

340vMistheriaとのバトル!

Img_0017_1 ファンにとっては、期待したいたことが期待通りに実現した瞬間だったのではなかろうか?

0r4a0334フロントを煽るリズム隊の完璧なパフォーマンスにも要注意だ!

350v「コレは知ってる!」なんて書くと、「なんだイングヴェイも知らないでMarshallのブログなんか書いてんのかよ!」なんて叱られそうだけど、ゴメンなさい…知らないの。
イングヴェイとは何度も仕事でご一緒してるんだけどね。
シグネチャー・モデル「YJM100」の最初のプロトタイプを本人に持っていた2人のウチの1人が私なんだけど、私は世代が大分古いのね。
私らの世代にとっての『Trilogy』は圧倒的にコッチなの。

12etでもね、イングヴェイの『Trirogy』というアルバム自体は発表された時から知ってる。
そのリリースされた1986年当時は、私はジャズ一辺倒で全くロックを聴いていなかったんだけど、家内の友人の彼氏がロック・ギターをやっていて、「コレを聴いてみて」と『Trilogy』が入ったカセットテープをプレゼントしてくれたのね。
私はもうジャズ・ギターに夢中だったので、残念ながら興味を持つことはなかったけれど、そのテープを聴いてとにかく思ったのは「スゲエな。今の若い人は大変だな~!こういうギターを演らなきゃならないなんて…。早いとこジャズに鞍替えしてヨカッタ!」ってことだった。
ま、そのジャズ・ギターもいまだにうまく弾けないけどよ。
でもイングヴェイの本当のスゴさを認識したのはそれからズッと後になってからのことだった。
それは、自分だけのテクニックを駆使して、自分だけの音楽をクリエイトし、多くのフォロワーを生んだことだ。
12yt Kellyさんの計らいによる休憩から戻ったMark。
でも本当は休憩なんて必要ないぐらいのパワーなんだぜ。
とてもいい声だ。

360v_fr曲は『Trilogy』に戻って「Fury」。

370vまた『Marching Out』から「I am a Viking」。
そういえばイングヴェイは「I'm a viking」ってよく言ってたよ。
ナンカちょっと悪ぶろうとする局面になると「ハッハッハッ、だってオレは海賊だからよ!」みたいな感じでこのフレーズを使っているのを何回も聞いた。
イングヴェイのペット・フレーズなのかな?

380v_ivコチラは海賊以上の勇猛さでソロをキメまくるKellyさん。
ショウは中盤に差し掛かっているがテンションは上がる一方だ。

385vYosukeくんのイントロ・フィルが導いたのは…

410「Little Savage」。
1984年の『Rising Force』からの1曲。

400_lsこの曲カッコいいね~。

420『Trilogy』以外のナンバーに加えて、1984~1988年のイングヴェイの人気曲も詰め込まれたこのコンサート。
ファンにとってこの日のキネマ倶楽部は竜宮城のような空間だったに違いない。430vまた『Trilogy』に戻って「Fire」からアルバム通りに「Magic Mirror」を続けてプレイ。

440_frこのサンバーストのギターは出番が少なかったがそれだけにこの曲が印象的に映った。

445v場面はガラリと変わってMistheriaの無伴奏キーボーズ・ソロ。

450vクラシカルなフレーズを交えて、華麗なテクニックを惜しげもなく披露してくれた。

460v今度はサブ・ステージに現れたMark。

470Markをフィーチュアした曲は『トゥーランドット』の名アリア「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」。

480v素晴らしい声ですな~。
この脂っこさ!
とても寝てなんかいられません。
実は私はオペラ鑑賞に苦労しているんだけど、プッチーニはいいね。カッコいい。
「La Boheme(ラ・ボエム)」のアタマの「Nei cieli bigi」なんてもう最高。
その後はいつも寝てしまうのでわからないのだが…イケね!誰も寝てはならないんだった!
イタリアが「世界最高の音楽国」というのを実感させてくれる…ような気がする。
クラシックということではドイツが最強にして正道なんだろうけど、私はロシア派。
要するに19世紀後半以降の近代クラシック。メチャクチャかっこいい。
そういう意味ではフランスとアメリカも面白い。

490コレも『Marching Out』からで「Soldier Without Faith」。
このアルバムはずいぶん人気曲が入ってるんですな~。

510Markのパワーも全くしぼむことなくバリッバリの状態でクライマックスに向かう。

530vそして、『Trilogy』に残された曲に取り掛かる。
「Dark Ages」と…

520_daインストゥルメンタルの「Trilogy Suite Op:5」だ。

540v_ts5コレにて『Trilogy』打ち止め!

560v本編の最後にもう1曲。

570v_rf「Rising Force」をブチかましてファンを狂喜させた!

580vMarshallの壁をバックに大きな歓声に応えるkellyさん!

590そしてアンコール。

600_gggまずは「Gimmie! Gimmie! Gimme!」。
ノリノリの6人!
続けて「I'll See the Light Tonight」を取り上げた。コレも『Marching Out』なのか!

610v

620v

630v

650v

660

670vいよいよ最後。
「Markがボクの曲を覚えて来てくれました。ヨーロッパのツアーで演った曲をココで演奏できることは大変光栄です」とKellyさんが紹介したのは…

S41a0558 ケリー・スタンダードの「Now Your Turn」!

690vやっぱりシンガーがメロディをなぞると聴き慣れた曲がまったく別の曲に聴こえるからな~。
「声」というのは本当にスゴイ楽器だと思う。
実際声楽の皆さんは「声」のことを「楽器」って呼んでいるもんね。

710素晴らしい声とギターが超テンコ盛りで『Mark Boals featuring Kelly SIMONZ~トリロジー完全再現ライブ』の第1日目が締めくくられた。
お客さん、間違いなく大満足でしょう。

720Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ official website

730<DAY2につづく>  

 
さて、既報の通り11月9日に東京キネマ倶楽部で開催されるMarshallのイベント『Marshall GALA 2』にKellyさんとKAZさんが出演します!
27nb_2まだナニを演奏するのかを聞いてなくてね…どんな展開になるのかとても楽しみにしているのだ!

740v

750vKellyさんのチーム他、Marshall GALAでしか観ることのできないパフォーマンスの数々をどうかお見逃しなく!
「まだ11月まで大分あるから後でチケットをゲットしよう!」と思っていらっしゃる方は、とにかくすぐにお買い求めになることをオススメします。

 

200 
(一部敬称略 2019年5月22日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2019年8月 6日 (火)

Fury of Fear 西村守のSTUDIOシリーズ・デモンストレーション <STUDIO VINTAGE編>

  
前回に引き続いてFury of Fear 西村守によるSTUDIOシリーズのデモンストレーション。

0r4a0107今回は1965年に誕生し世界中で数えきれない名演、名盤を作りだしてきた100Wヘッド、1959をパワー・リダクトしたSTUDIO VINTAGEシリーズ。
ホラ、守くんの愛器が「早くSTUDIOで弾いてくれ~!」って言ってるよ…知らんけど。

0r4a0077 

<SV20H+SV212>
今回もSCの時と同じ手順で進めるよ。
まずは20WのヘッドSV20Cと…

420_22x12"スピーカー・キャビネットのSV212

530では、守くん、張り切ってどうぞ!

Marshall(以下:「M」)今度は1959ベースのSTUDIO VINTAGE。どうだった?まもちゃんは普段は1959だもんね。
通常の1959に比べてどうですか?
西村守(以下:「N」、文中は「まもちゃん」):はい。1959を弾くのってある意味「恐ろしい部分」があったりするんですけど、その時の緊張感が受け継がれていますね。
M:ハハハ!そんな物騒な!凶器じゃないんだから。
STUDIO CLASSICと比べるとどう?
N:やっぱりビンテージ感が強いし、音のレスポンスが速さが1959っぽいと思います。
それとハイの出方も1959っぽいし、EQがSCほど効かないのも1959っぽい!っていうか、EQなんかイジらなくてももう1959っぽいいい音がしてるんです!
M:やっぱり気に入ったか…。
N:ハイ!もうギターをつないで音を出した瞬間にその緊張感とビンテージ感が出るんですよ。
M:アレ?コレEQってほとんど全部ゼロじゃん?
N:ストラトでノーマルHIGH(INPUTの向かって左上)につなぐとハイがどうしてもキツすぎるので、1959の時もTREBLEとPRESENCEはゼロにしています。

0r4a0079 でも、コレ、全然違和感のない音ですよね。
M:まったく問題ない。
今はバッキングの音量に合わせて弾いてもらうためにアンプのボリュームを下げてブースターをつないで弾いてもらいました。
その前に、アンプ直で思いっきりボリュームを上げて試してもらったワケですたが、アレはいかがでした?
N:イヤ~、もう「コレがMarshall!」っていう音でしたよね。音の張りや圧力、適度な自然の歪み…そのままではシュレッド向きではありませんが、「極上のクランチ」とはあのことですよね。
アレが1959のいいところで、やっぱり音量を上げてこそ…ではないでしょうか?
音量を上げて得られる自然なゲインこそが最高のサウンドです。
繰り返しになりますが、レスポンスの速さが尋常ではない!

0r4a0057M:ルックスはどう?あんまり気にしない?
N:カッコいいですよ~!ボクは1959のルックスがMarshallの中で一番好きなんです。
M:キャビネットはスピーカーがさっきのSC212と同じなんですが、ヘッドが変わったことによってどんな変化があったと思う?
N:レスポンスが速くなったように感じました。言い換えるとヘッドの違いが忠実に出たという感じかな?
 
<スタンバイ・スイッチをLOWに変える>
SV20Hでもパワー・リダクションの様子を見てみよう!

470_2ではお願いします。
途中でスタンバイ・スイッチをLOWにするよ!

M:こっちのパワー・リダクションの様子はどう?
N:ボクはLOWの方が弾きやすいです。
M:あ、そう。
N:コレってパワーを切り替えてもゲインが下がらないんですよね。
M:収録音の波形の入力の幅をを見ていると3/5ぐらいになってるんよ。
「弾きやすい」ってどういう風に弾きやすくなるんですか?
N:音は小さくなってもゲインはそのままで…うまく言えないんですけど、ちょっとコンプがかった感じがして弾きやすい。
音の張りが抑えられるというか、トゲの部分がチョット引っ込むというか…とにかく弾きやすくなります。
でも、やっぱりあの直でつないで音量を上げたサウンドが一番ですね。
もしボクがシュレッドをやっていなかったら間違いなくあの音を使います。
M:コリャ、マズイことしちゃったかな?
 
<SV20H+SV112>
今度はキャビネットを換える。
ヘッドはそのままSV20Hで…

420_3スピーカー・キャビネットは1x12"のSV112というコンビネーション。

500_2Take it away, Mamoru!

N:ボクはコレが一番好きですね。
M:あ、そうなの?
N:はい。1959の良さがすごく出ていると思うんです。
キャビが1x12”になったせいかどうかはわからないんですが、音のレンジがチョットせまくなって、中域に張りがでてくる感じが「まさに!」って感じです。
で、ストラトキャスターとの相性がバッチリ。
M:アンプの出力とキャビネットの入力の関係があって、1959を何かのスピーカー1発入りのキャビネットで弾くことって普通ないもんね。

0r4a0064N:そうですよね。スピーカー1発キャビネットで1959系のモノを弾くのって初めてです。
M:そうだよね~。2発キャビはあるけどね。
N:それなのに1959っぽいサウンドが出ているのがすごく不思議な感じがします。
ボクはGreenbackを乗せた1936(2x12”キャビネット)も持っているんですけど、それに近い感じはします。
M:なるほど。
N:それとストラトキャスターとの相性ですよね。2x12”より暴れないし、ハイのヌケもいい意味で落ち着いているのでもうベスト・マッチだと思います。
M:スッカリお気に入りですな?
N:はい!もうこのまま家に置いておきたいです!
 

<SV20C>
それでは今回のトリ!
1x10"コンボのSV20C

340_2さっきのSCではコンボはシュレッダーには不向きという意見もあったけど、1959系の20Wコンボではどうかな?

N:ウワ~!コ~レはホントに1959を小さくしてコンボにした感じがしますね。
ボクの人生で一番いいコンボだと思います。
M:コレがホントの「まもちゃん号泣」?…ナンチャッテ。
N:イエほんと!張りがあって、サイズが小さくなったからか、音に粘りがあるんです。
もう「極上のコンボ」ですよ!
ミドルもあって、やっぱりストラトキャスターとの相性がすごくいいです。
音量も大きいですね!
M:SCの時の「スタックとコンボの差」と比べてコチラはどうですか?スタックとコンボの共通項が多いような…。
N:そうなんです!SCのコンボみたいに筐体全体がギンギンに鳴っている感じがしません。
なんか余裕を感じさせます。「スタック感」があるって言ったら変かな?
M:だったらスタックを使った方がいいんじゃないの?
N:(爆笑)でも、スタックに引けを取らないと思いますよ。

0r4a0086M:でも反対にスタックではこのサウンドは出せない。
N:粘り気ですよね。だから、本当にスタックとコンボのいいトコ取りしていると思います。
とにかくメチャクチャいいです!
M:アレ?チョット待って!それじゃ今日はコレが優勝?
N:ハイ、優勝です!さっきのSV20HSV112の組み合わせが絶対一番だと思っていたんですけど…コンボは粘りがあるから。
M:「粘り勝ち」かよ!
N:(爆笑)ボク、コンボは好きじゃなかったんですけど…今、すごく好きになりました。
M:持ち運びもラクだもんね…時代は変わるもんね。
でも、こうして形は変わってもロック・ギターのサウンドを作った1959や2203のサウンドが時代を超えて受け継がれているというのはとても良いことだし、Marshallにしかできないことだと思うんだよね。
N:Marshallならではですよね!
M:やっぱりコピーと違って、何事もオリジナルっていうのは計り知れないパワーを持っているもんだよね。
N:まったく。

0r4a0100_3 
<最後に(事務連絡)>

記事内で「1959系」とか「2203系」という表現を使っているけど、「系」とわざわざ付けているのは、STUDIO CLASSICやSTUDIO VINTAGEは1959でもなければ2203でもないから。
それでは、ナニが1959を1959たらしめているのかというと…
◎100ワット
◎マスター・ボリュームなし
◎4インプット
この3つの仕様が揃っていないモデルは見た目が似ていても「1959」と呼ぶことはできないし、反対にこれらの条件を満たしていれば赤かろうが、白かろうが、形が三角だろうが、丸だろうが「1959」を名乗る権利を持っている。
コレがMarshallが定めた「1959」というモデルの定義。

121959同様に2203の仕様は…
◎100ワット
◎マスター・ボリュームあり
◎2インプット
ということになる。
 
このあたりのことに興味がある人はコチラをどうぞ⇒フィル・ウェルズ・インタビュー~その3

122203守くん、どうもありがとうございました!
来る8月10日、Fury of Fearは『VILLAGE WEST! VOYAGE EAST!』というイベントに出演する。
コレは札幌か。
いいな~、涼しくて…と言いたいところだけど、最近の北海道の夏はヘタすりゃ東京より暑いもんね。
気をつけて行って来てね!
優也くんによろしく!
会ったらSTUDIOシリーズのことを話してあげて!彼も絶対好きなハズだから。
 
西村守の詳しい情報はコチラ⇒Fury of Fear official webite

12190810 <編集後記>
イヤ~、思い立ってやってみたのはいいけど、この2本の記事を作るのは並大抵のことじゃなかったですわ!
収録した音源のチェックはまもちゃんに納得のいくように任せたけど、他は全部ひとりでやっているので普段の記事の何倍もの時間がかかるのです。
でもオモシロかった。
評判が悪くなければまたやってみたいと思っています。
  

200 
(一部敬称略 2019年7月都内某スタジオにて撮影)

2019年8月 5日 (月)

Fury of Fear 西村守のSTUDIOシリーズ・デモンストレーション <STUDIO CLASSIC編>

 
ハイ、今日は時代遅れの新企画。
Marshall Blogも全面的に動画を導入してみました~!ジャコジョ~ン(←A)!
 
まぁ~、最近はなんでもかんでも動画じゃない?
何しろCDを作るよりMVを作る方が先決だっていうんだからね~。
「シゲさん、CDなんかアトアト!後でいいんスよ!まずは動画を作らないと!」…ジャラ~ン(←E7b9)
大分前、ウチに来る若いミュージシャンからそんな話を聞いた時は仰天したけど、今は平気。
今時の若い人たちはテレビも見ないし、雑誌や本も読まない、免許も要らない、選挙も行かない…YouTubeさえあればいいっていうんでしょ?
そりじゃいきなりCD作ったって誰も注目なんかしてくれないわな。
どうせビデオでも作ってYouTubeで宣伝しなきゃならないなら、最初からMVを作った方が手っ取り早いもんね。
でも、そんな状態で音楽を聴いてもらったところでどうすんの?…って感じもするけどね。
「音楽」と「動画」は違うモノだもん。コレもアニメの影響なんだろうね。音楽がオマケになっちゃってる。
でも先日、Marshall GALA2の紙芝居動画を作ったでしょ?
なるほど、ああいう動画の使い方はとっても便利だということはわかった。
 
でも今日はアレとは違う使い方。
何かMarshall Blogと動画を自然にからませるやり方はないもんかと考えていて、思いついた。
それは「動くカタログ」、ジャンジャーン(←G7b5⇒CM7)。
商品の魅力をアッピールする際に説明やインタビューだけより効果的なのはわかりきっているので、デモンストレーション動画を文章の間に入れてみた。
商品のデモ動画ってそう長い時間は見ていられないでしょう?
私なんかすぐに飽きちゃうもんね。絶対にみんなも飛ばし飛ばし見ているハズ。
そこでシンプルで短いデモンストレーション動画をいくつも作って、文章と合わせて読むと絵本を見ているような…そんな感覚になるような記事を目指してみた。
それだけのことなんだけど、「動画の間に文章を入れた」つもりではないことをわかってチョーダイ。
  
記念すべき本企画の最初の「犠牲者」…じゃない、記念すべき「第1回目のデモンストレーター」に任命させて頂いたのはFury of Fearの西村守。
守くんは日頃からイングヴェイ・スタイルのヘヴィメタルの復興と伝承に並々ならぬ熱意を注いでいる若きシュレッダーだ。
コピーではなく、あくまでFury of Fearのオリジナル曲で臨んでいるところが何ともうれしくも頼もしい。
そんな守くんがこのデモンストレーションのために短い曲を4つ書き下ろしてくれて、その中からSTUDIO各モデルのイメージに合った曲でデモ演奏をしてくれた。
まもちゃん、ありがとう!

0r4a0107さて、STUDIOシリーズ。
いつも書いているけどありがたいことに世界中で大ヒットしているようだ。
5月の終わりにMarshallの工場に行って来たけど、もうSTUDIOシリーズばっかりガンガン作っていた。
やっぱりみんなホンモノの真空管が作り出すギター・サウンドがいいのね?
そうにキマってる。
「似ている」とか「ソックリ」というのは「違う」と言明しているのと同じだからね。550vがSTUDIOファミリー。
1959、2203、Silver Jubilee2555をそれぞれ20W(5W)にパワー・リダクトしたSTUDIO VINTAGE、STUDIO CLASSIC、そしてSTUDIO JUBILEE。
守くんにはこの中から2203系のCLASSICと1959系のVINTAGEのヘッド、キャビネット、コンボをそれぞれデモンストレートしてもらった。
 
※STUDIOシリーズの概念を表現する時に、今まで「ダウンサイジング」という言葉を使っていたけどヤメた。Marshallがそんな言葉を使っていないから。Marshallは「Power reduction」としているので、Marshall Blogはコレからこの表現を使うことにします。(「reduction」は「削減」とか「縮小」とかいう意味ね)
へへへ、うるさいでしょう?細かいでしょう?でもMarshigeとしては、こういうことが大事だと思っているのですわ。

50_3今日はSTUDIO CLASSIC編。
 
<SC20H+SC212>
まずは20WヘッドのSC20Hと…

1802x12"スピーカー・キャビネットのSC212

321では守くん、お願いします!


Marshall(以下:「M」)どうだった?
西村守(以下:「N」、文中は「まもちゃん」):ハイ、感触的には…弾いた瞬間に「あ、コレはいいアンプだ!」と思いました。もうホントにいい!
M:まぁ、まもちゃんみたいなタイプだったらまずはそう来ると思ったよ!
N:(笑)「JCM800感」云々というより、とにかく弾きやすいアンプだと思います。
M:「2203のパワー・リダクト」という触れ込みになっていますが、ホンモノの2203に比べてどう思う?
N:シッカリと歪むんですけど、2203みたいなザラつき感がないと感じました。
ですから、コレはJCM800に似ているとか、似ていないとか、そんなことは全く関係なしに「このモデル」としてシッカリ使える「いいアンプ」です。

0r4a0021 M:EQはどんな感触?
N:EQの効きも2203に比べるとすごく敏感ですね。
そういう意味ではまるっきり『新しいモデル』として捉えても差し支えない。
M:なるほど。スピーカー・キャビネットはどうですか?まもちゃんはつも4x12”の1960を使ってるよね?
今弾いてもらったモデルは12インチのスピーカーがタテに2発入ってる。
N:ん~、1960と比べても何ら遜色ないと思います。ナンのストレスもなく弾けました。
M:スピーカーの種類も1960とは違うんだけど…。
N:ココでこうして弾いている分には何の違和感もなかったです。音圧も十分にあるし、「1960が大きすぎる」なんていう人にはピッタリなんじゃないでしょうか。
M:今の曲については?
N:ん~、特にないんですが、速いテンポの曲よりも、しっかりリズムがある曲にしたいと思ったんです。
 
<スタンバイ・スイッチをLOWにする>
STUDIOシリーズのスタンバイ・スイッチはパワー・リダクション・スイッチを兼ねていて、HIGHで20W、LOWにすると5Wの出力になる…だいたいよ。音の大きさがこのスイッチでカッキリ1/4になるなんてことは期待しちゃイヤ。
それを守くんが見せてくれるから。

240_2はい、守くん、途中でスタンバイ・スイッチをLOWに変えてくださいね。

…とまぁ。こういう感じ。
ご覧になった方は「そんなに小さくなりませんな…」と思うかもしれない。
そう、ビックリするほどは小さくなりはしないが、この差が宅録の時なんかに大変有効なのだそうだ。守くんの感想は次回の<STUDIO VINTAGE編>
 
<SC20H+SC112>
今度はヘッドはSC20Hのままで…

180_2スピーカー・キャビネットを1x12"のSC112と組み合わせる。

280_2守くん、お願いします!


M:今度はヘッドはそのままでキャビネットが1x12”になりました。
N:音圧的な違いはありますが、ヘッドのキャラクターが出るような感じがしましたね。
ヘッドのいい部分が目立つっていうのかな…音圧にゴマかされずにヘッドの特長がストレートに出ている感じ。
M:好みとしてはどう?
N:ボクはこの1x12”の方がいいですね。
M:オープンバック(SV112)とクローズドバック(SV212)の違いで気になるところはあった?
N:オープンとクローズの違いから来るものなのかどうかはわかりませんが、このSV112の方が音に空気がたくさん含まれているイメージがあるんです。
音の膨らみ方っていうのかな?
M:三宅さんの「ミルフィーユ」みたいなことを言うね~。

0r4a0005 N:ハハハ!ホントですか?
M:さては読んだな~?
N:え、読んでないですよ!
M:コラァァァ!Marshall Blogは毎日読みなさい!
N:あ、読んでます!
M:ウソつけ~!(2人とも爆笑)で、「空気」がなんだって?
N:あの、2x12”の方はバリ~ンって音が速いんです。
反対に1x12“は速くはないんですが空気を含んでいる感じがして、その分音が丸い。
M:どっちが好き?
N:ボクは1x12”が好きかな?
M:『速い』というのはレスポンスのこと?
N:そうです。2x12”の方がレスポンスは速いと思います。かといって1x12”が遅いとかいうことはゼンゼンないんですよ!十分に速いです。
M:まもちゃんは尊敬するギタリストの影響が強いせいか必ずストラトキャスターだよね。
N:ハイ。
M::そして、まもちゃんだけでなく、もう世界中の人がMarshallとストラトキャスターを組み合わせて弾いているじゃない?
もちろん人それぞれ好みがあるのはわかっているけど、今「Marshallとストラトキャスター」のコンビネーションということを考えた時、この2つのキャビネットのどちらが魅力的だと思う?
N:はい。もう大好きな組み合わせです。
ボクが思うには、ストラトキャスターは基本的にサウンドがトレブリーなので、空気を含んでいる丸いサウンドのキャビネットの方がいいと思いますのでSC112ですね。
ミッドがシッカリしているハムバッキングのギターなんかですと、レスポンスの速さもあってSC212の方が向いていると思います。
それと、「ストラトキャスター」ということで言うと、2203との相性はそんなにいいとはボクは思っていないんです。両方ともジャリジャリしますので。
そこへ行くとこのSC20Hはそのジャリジャリ感が薄いので、ストラトキャスターとの相性がものすごくいいと思います。
ですから、ボク、このSV20H…すごく好きです。
 
<SC20C>
最後に1x10"コンボのSC20Cを弾いてもらった。

70下に降ろして…と。
Mamoru, you're on!

M:今度はコンボです。
N:ん~、ボクはチョット難しかったです~。
M:フーム、『難しい』…それでどこをどう処理しましたか?
N:GAINが強い感じがしたんですね。
M:曲によるところも大きかったんじゃない?
N:そうですね。あとEQの効き方がヘッドと違うように感じました。
なので、ヘッドではMIDDLEを6~7にしていたのを4に下げました。
3だったTREBLEはゼロ。BASSはヘッドと同じで3です。
M:ずいぶん控えめなのね?
N:はい。でも、もうアンプ全体が鳴っている感じで…。割と音が暴れるので弾くのが難しかったです。
でも、音量的には調節しやすいので、そういう意味では使いやすいかも知れません。

0r4a0020M:ま、今日いきなり曲に合わせて弾いてもらったからね~。三宅さんなんかはコンボになるとBASSをイジるっておっしゃってた。
N:ボクはMIDDLEですね。MIDDLEの効き方がすごく違うのでビックリしました。
M:やっぱり同じアンプ、同じギターのモデルでもスタイルが違うと音の作り方がゼンゼン違うからおもしろいね。
N:今の曲も結構弾きまくり系でしたので、弾きやすくするために少しGAINを上げたんですね。そういう調整はすごくしやすいです。
M:まもちゃんみたいなシュレッダー・タイプのギタリストでコンボ・アンプを使っている人っている?
N:ボクは見たことがないナァ。
M:え、ゼロ?全くいないかな?
N:はい、全く見たことがないですよ!(2人とも大爆笑)
M:じゃ、シュレッダーのまもちゃんが今コンボを弾いてみて「だからコンボはな~」みたいに敬遠したくなる部分ってある?
N:ホントにこの箱全体がものすごく鳴りますでしょ?すると音が濁るんです。
M:濁る?
N:「濁る」という表現ではないかもしれませんが、スタックの方が音がクリアなんです。それとさっきみたいにスタックはレスポンスが速いのでシュレッドに向いているんです。
M:私もコンボ・アンプでシュレッドしている人は思い浮かばないけど…じゃ、シュレッダーの皆さんが「いつもスタックを使っているけど、コンボを使ってみるとすごくいいな…」なんてことはあり得ないワケね?
N:ん~、実際にステージでやってみたらまた違うのかな?
M:やってみる?
 
西村守の詳しい情報はコチラ⇒Fury of Fear official webite

0r4a0040<STUDIO VINTAGE編>につづく
 

200
(一部敬称略 2019年7月都内某スタジオにて撮影)

2019年8月 2日 (金)

スティーブ・バーニーのNATAL~布袋寅泰『GUITARHYTHM VI TOUR』から

 

市川市文化会館…ものすごく前に一度来たことがあるような、ないような…。
で、楽屋に荷物を置かせて頂いた時にスッと思い出した。
20年近く前、和田アキ子を観に来たことがあったのだ。
私の親友がアキ子さんのバンドでサックスを吹いていて、当時市川に住んでいたこともあり「近いんだから遊びにおいでよ」と誘われてお邪魔したのだった。
開演までの間、楽屋でその親友とズ~っとおしゃべりしてたので楽屋の様子をハッキリ覚えていたのだ。

10_2今日は布袋寅泰さんの『GUITARHYTHM VI TOUR』にお邪魔している。

25会場のロビーはゴージャスな物販コーナーが設置されていてファンの方々で大盛況。
「Welcome 2 "G VI" Tour!!!」と布袋さん直筆のメッセージが入ったタペストリー。みんな記念撮影をしていた。

20v 記念撮影といえばコレ!
「『GUITARHYTN VI』のロゴをバックに布袋さんのギターと写真を撮ろう!」のコーナー。
昔はこういうのハズかしくて絶対にできなかったんだけど、今は見つけたら率先してやっちゃうのです。
カッコいいべ?30さて、さてさて、どうして私が布袋さんのコンサートにお邪魔をしているのかというと…実はツアーを通して使用されているドラムスがNATALなのだ!

40叩き手はイギリスから出張して来たスティーブ・バーニー(Steve Barney)。

7_sb2 キットはMAPLE ORIGINALS。フィニッシュはホワイト・スパークル。

65シェルのコンフィギュレーションは10"、12"、16"、22"。60スネアは14"x8"のアルミニウムと…

7014"x5.5"のメイプル。

80ハードウェアもすべてNATAL。

90このバスドラムを薄切りにしたようなシェルはスティーブが「ゴング・ドラム」と呼んでいるもの。
スティーブはワザワザこれだけイギリスから持って来た。
最初、布袋さんサイドの方と「Gong Drum」ってなんだ?という話になって「ドラのことじゃないですか?」なんて散々悩んだんだけど、結果はコレでした。
効果的に叩いてドラミングにアクセントを付けていた。

100 コンサートは、よく私も使う表現だけど、「ステージと客席が一体となったような」っていうヤツ。
まさにソレ。
演者と観客の阿吽の呼吸が出来上がっているというか…。
何しろお客さんたちの布袋さんの音楽への入れ込みようが手に取るようにわかるエキサイティングなショウだった。
スティーブはこのNATALで8月24日の神奈川県民ホールでのツアー・ファイナルまで布袋さんをサポートしまくるのだ!
がんばれ!

7_sb4 実は大分前にもスティーブとやり取りをしたことはあったんだけど、実際にお会いするのはコレが初めて。
も~見た通りの気さくなオジちゃんで、私に会うなり「Marshall Liveどうだった?!」なんて言ってくれた。
布袋さんが選んだドラマーだけあって、もちろん腕は第一級!
NATALのいいところをギンギンにプッシュしてくれていた。
まだ、ツアーは8本残っているので、コレから行く予定にしているファンは是非ドラムスにも注目してね!
おかげさまでNATAL、ガンガン広まってます!

110v 

200_3 
(一部敬称略 2019年7月6日 千葉県市川市文化会館にて撮影 ※協力:YUTA TSUNODAさんからスティーブの写真をご提供頂きました)

2019年8月 1日 (木)

【NAONのYAON 2019】vol.8 : SHOW-YA <後編> & グランド・フィナーレ

  

SHOW-YAの持ち時間も残すところあと1曲!
エエ~!
…ということは『NAONのYAON 2019』の本編もあと1曲で終わりだよ~!
190最後を締めくくったのは「限界LOVERS」!
恵子さんも…

20_2sun-goさんも…

30v_2キャプテンも…

40さとさんも…

50v_2mittanも、この1曲ですべてを完全燃焼せんとするような激演!

60聴き慣れた曲が「平成最後」でいつもより感慨深い!?

65んなぁことはない。
いつの時代も最高だ。

70最後まで「sun-go式」轟音をブチかます!

80vラスト・スパート!
この「Last spurt」という言葉もネイティブの口から聞いたことがないな…。
10_2そして、いよいよフィニッシュ!
110いきますよ~。

130_2平成最後のサオ回し!

140_2

160_2

170_2ハイ、無事にキマった!
次に回す時は元号が変わってるんだね~。(もう終わっちゃったけど)

180_2平成最後のSHOW-YA終わった~!

200「みんな、今日は楽しんでもらえたかな?」
「オオオオオオオオオ!」
「それじゃ、今日出演してくれた全員、ステージに集合!」

210恵子さんが名前を読み上げてすぐに全員集合。

220「平成最後の『NAONのYAON』!今年もみんなありがとう!最後まで楽しんでいきましょう!準備はいいかい!」

230イベントのテーマソング「Rock Love」!

240いつものギター・ソロ回しで一段と盛り上がる!
YASHIROちゃん

250_2茉凛ちゃん

12_s41a1196 SAKURAちゃん

260AYUMIちゃん

270SAKIちゃん

280_2NAGISAちゃん

290そしてsun-goさん!

300そして…パ~ン!

310「Rock Love」!

330_2感動の瞬間。
コレを楽しみにしていたお客さんも多いハズだ。

320今年も感動的なフィナーレだった!

340少しポツリポツリと来ちゃったけど、みんな興奮して気が付かないんじゃないの?

350_2「みんなありがとう!」

355各出演者はめいめいにハグをして『NAONのYAON 2019』の舞台に別れを告げた。

360ステージに残ったSHOW-YAの5人。

370_2さらに恵子さんだけがステージに残る。
「今日はどうもありがとう!」

380「みんな~、愛してるよ~!」

390_2恵子さん、ホロっと来てた。 

400_2そして恵子バウアーでバイバイ!
すごいナァ、恵子さんは!
「無事に家に帰るまでが『NAONのYAON』ですからね~!」とは言わなかったけど、そういうこと。

410v…ということで、来年は「日比谷野音」ではなく会場を替えて開催されることになった。
だから『NAON NO YAON』だ。
また雰囲気が違ってきっと楽しいよ!
 

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト

420 
さて、ファンの方ならとっくにご存知のこととは思いますが、来たる11月9日(土)、sun-goさんが
イギリスMarshall社が提供するイベント『Marshall GALA 2』出演します。

他Marshall GALAでしか観ることのできないsun-goさんのパフォーマンスをどうかお見逃しなく!

5_sun_go2 Marshall GALA 2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します! <マーガラ情報 vol.1>

10  
<おしまい>

 

200_3 
(一部敬称略 2019年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)