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2019年8月19日 (月)

田川ヒロアキ~超絶デモンストレーション&セッション大会

 
『セブンパークアリオ』という柏にあるショッピング・センター…今は「ショッピング・モール」って呼ぶことの方が多いのかな?
ものすごくデカい設備にビックリ。
ところがこの日、朝一番で市川で用事を済ませて柏に向かったんだけど、道が殺人的に混んでいる上に住所を何度カーナビに入れてもゼンゼンそれらしいところへ誘導してくれずにエラく困ってしまった。
設備が巨大なせいか辺りに案内の標識も見当たらない。
ハナっから完全にカーナビに頼りきってしまっているもんだから、もうこうなると手も足も出ない。
コレがITに頼りすぎた人間の末路だ。
辛抱タマらず行き先のお店の方に電話をして順路を教えて頂いた。聞いたところによると、最近住所の変更があったとかでカーナビが対応できないらしい。
まったく…便利なんだか不便なんだか。
結局、梨畑を横目に40km弱の道程に2時間以上もかかってしまって大遅刻!
ゴメンナサイ…。

10今回の取材はコレ。
田川ヒロアキの『超絶デモンストレーション&セッション大会』。
「キラキラ~」と、インパクトの強い告知ポスターが人気を呼んでいた。
イラスト内の「火」の上に「〇」が乗っている古代エジプトのヒエログラフでも見ることができないであろう模様はセッションに参加している方々。
ヒロアキくんがセッションの指揮をしているところを写実的に描いている。
というのは冗談で、ヒロアキ・ファンは先刻ご存知であろうが、このイラストはヒロアキくんの名盤『THEME PARK』のジャケットの原案となったモノ。
仕上がりは全く似ても似つかないモノになったが、やぱりオリジナリティが強い創作物はこうしてその命を永らえるものなのだ。

20v『超絶デモンストレーション&セッション大会』ということで、デモンストレーションのパートでは人気のSTUDIOシリーズからCLASSICとVINTAGEを使ってヒロアキくんの美しいMarshallサウンドを出してもらった。
会場は島村楽器のセブンパークアリオ柏店さん。
30なんて言うとエラそうなんだけど、とんでもないことでございまして…ヒロアキくんがサウンド・メイキングを主眼に「エフェクト・ペダルの新商品とJVMやSTUDIOのデモンストレーションをする」とうことを耳にして、私が強引に「それならSTUDIOシリーズを全部紹介して!」と押し付けてしまったのだ。
というのも、実はSTUDIOシリーズのPRの他にもうひとつ個人的なもくろみがありましてな…。
とにかく!島村さんもヒロアキくんも私のワガママを快く受け入れてくださったのだ。
それなのに大遅刻しちまった!ゴメンね~。

40この日司会を務めた島村楽器山口さんの「今、ノリにノッているギタリスト」という紹介で登場したヒロアキくん。
60vバッキングトラックを使って2曲演奏。
まずは「Seascape」。

50MarshallはJVM410Hと1960A。
ご存知の通りヒロアキくんは2チャンネルのJVM210Hを愛用している。
しかし、2チャンネルだの、4チャンネルだのJVMについて書いたのは久しぶりだな。
2007年からやってるからね…2007年は記念すべき年でしてね。
Marshallの本社で開催したこのJVMの発表会でイギリスに行った時に私はタバコをピタリと止めたのだ!アレから12年…ひと吸いもしていません。

70デフォルトの足元の状態。
お、そのブーツはこないだアメリカでゲットしたヤツ?

90続けて「Bound」。

80vエキサイティングな演奏でJVMの魅力を引き出してくれる。

100デモンストレーションでもキメのポーズはバッチリ!

110v「皆さま、ようこそお越しくださいました。
八王子から電車で3時間半ぐらいかかりました」
八王子~柏は86kmだって。
こっちは市川から34kmで2時間半だぜ。いかに道が混んでいたかがわかるでしょ?

120v今日は久しぶりのセッション大会なので楽しみにしています」
オープニングの挨拶の後、LAでのレコーディング他の近況を報告した。

135そして、愛用の機材の説明。
ギターから始まって足元の機材を紹介。
この後、エフェクト・ペダルのメーカーのご担当者にご登場頂き、実際に新商品のデモンストレーションを見せてくれた。
リハーサルの時、メーカーの方から使い方を教えてもらって、チョチョチョとイジっただけで「なるほどね」なんてやってた。
同じブランドのペダルを日頃から使っているとはいえスゴイ。すぐにマスターしちゃう。
…というのは、最近のこの手の機材って、機能満載で慣れないと使い方がサッパリわからないでしょう?
3分前にやった操作がもう思い出せない世代にはなかなかにキツい。
実は私、何年か前にバンドを1度だけやることになって、Marshallにはナイショだけど、このメーカーさんのヒロアキくんが使っているのと同じマルチ・エフェクターを買った。小さいやつね、持ち運びに便利だから。
で、やっぱり使い方がわからなくて、どうしたかというと電話でヒロアキくんに全部教えてもらった。まったく、「取説を読め!」って言うんだよね~。
もっとも初めからヒロアキくんに教えてもらうつもりで同じヤツを買ったんだけどね。
結果、音はいいし、とても使いやすかったです。
130ヒロアキくんは「JVMの大ファン」と言いながらその魅力も丁寧に説明してくれた。
そして、私。
「Marshall Roadshow」と称して、昔はこういう仕事を頻繁にやらせて頂いた。
島村さんにもGalneriusのSyuちゃんと何回もお邪魔させてもらったのよ。錦糸町他、都内のお店はもちろん、札幌、新潟、仙台、名古屋、八王子店からそのままSyuちゃんの車で松本店に移動して連チャンでやったこともあった。
他にも大村孝佳さん、藤岡幹大さん…なつかしいな。
CONCERTO MOONの島さんなんかもずいぶんお手合わせ願った。大宮店で開催した時なんかは故ジーノ・ロートさんまで観に来てくれた。
客席から英語で質問して来たりなんかしてね。
で、フト考えてみると、お付き合いが10年になるヒロアキくんとは楽器フェアでデモをお願いしたことはあったが、この類のトークがらみのイベントでご一緒させていただいたことがなかった。
そんなこともあって、今回は是非ヒロアキくんと一緒にSTUDIOシリーズのデモンストレーションをやらせて頂きたかったのです。
コレが最初の方に書いた私の「もくろみ」。

140後からねじ込んで来たくせに、ま、私もマイクを握っちゃうと、も~しゃべりたいことが後から後から出て来ちゃってサ。
ヒロアキくんもやりにくかったと思うよ。悪かったね~。

150でも、ニラんだ通り、STUDIO CLASSICとSTUDIO VINTAGEで素晴らしいサウンドを聴かせてくれた。
1959をパワー・リダクトしたSTUDIO VINTAGEに、ギターを直結して、ボリュームを7以上に上げて出して弾いた時のヒロアキくんの表情が忘れられない。
どういう表情かって?…もちろん「ニンマリ」。

160コレが私の表情。
この写真をMarshall Recordsの若い友達に見せたら「コレ、英語でしゃべってんの?」なんて言いやがんの。
どうやら私が連中と英語を話す時はこういう顔になっているらしい。
やっぱりアタマの中で文法を考えながら猛スピードで英作文をやるだもん、こんな顔にもなるわな。
でもね、わかってんの…単語が出て来ないとナゼが目がこうなっちゃうの。
この日は日本語でやらせて頂きました。
圧倒的に流暢なもんで…はい。

170私のトーク・コーナーの後…じゃない、大人気のMarshall STUDIOシリーズのデモの後はヒロアキくんのパフォーマンス。

170v_lt『Theme Park』収録の「Lofty Tree」。
もちろん「タンス太鼓」の話もしてくれた。

180v休憩を挟んでいよいよセッション大会!
予め曲目を決めておいてお店のウェブサイトで各パートを募った。
1曲目はヒロアキくんのテーマソング「My Eternal Dream」。

190ギターはセブンパークアリオ柏店の山口さん。
山口さんはヒロアキくんのライブ会場でご一緒になることが多く、以前から存じ上げていた。
そんな背景もあって、今回の私の「ねじ込み」を快諾してくださった。
そんなヒロアキ・ファンゆえ、もちろん大熱演!

200vベースは板山さん。
板山さんもヒロアキくんファミリーのひとり。
今着ている「FRETPIANO」ロゴのTシャツは板山さんのデザインだ。

210vドラムスのくまさん。
くまさんも大のヒロアキ・サポーター。
ライブ会場ではいつもご一緒させて頂いている。

220vそして、もう一人のギターは田川さん。
あ、知ってるか。

230v続いてのお題は「Keep Flying」。

240ボーカルズにテルさん。
GLAYのコピー・バンドをやっているんだって。

250vそのコピー・バンドで一緒に活動している渡瀬さん。

260vギターとベースはそのまま。
山口さん、楽しそうだな~。

2703曲目は「Victory!」。
下関の「関門JAPANボクシングジム」のテーマ・ソング。
ボクシング・ジムということで激メタル仕上げにしたところ、「メタルすぎる」という理由でマイルドに階差したという例のヤツ。
ギターはまだ山口さん…もはや「山口まつり」だ!

280ドラムスが替わって拓実くん。

290v板山さんは出ずっぱり!ごくろうさまです。

300v4番目のセットは「Ride the Wind」をプレイ。

310ギターは山口さんから富永さんにスイッチ。

320v富永さんも大のMarshallファンでいつもMarshall Blogをサポートしてくださっている。
この時はご本人の希望でSTUDIO VINTAGEのコンボ、SV20Cを使用。

330最後は「キミをのせて」。

340ギターは天野くん。
天野くん、Marshallはセッティングのコツについて質問してくれた。

350vボーカルズはふたたびテルさん。
ヒロアキくん以外の人が「キミをのせて」を歌うのを初めて聴いた!

360天野くんのソロ!
カッコいい~。

370vヘアスタイルが対照的な2人の共演!
天野くん、ヘアスタイルはずっとコレをキープすると約束してくれた。なんかうれしい。

380そして〆の1曲。
2020年のウェルカム・ソングとしてLAでレコーディングしてきた「Sky」の日本語バージョンを披露した。

390ものすごくバラエティに富んだ内容だったね~。
またいつか喋らせてね。

400v最後は写真OKの皆さんで記念撮影。

410それともう1枚。
実は拓実くんと天野くんは、今週末の24日にヒロアキくんがTAGAWAで出演されるイベント『相模湖ミュージックパーク』のスタッフを務めている。
「来てね~!」って言ってる。
420いつもは屋外だけど、今回は屋内の「相模湖公民館」で開催されるので安心ね。
入場は無料!
 
相模湖ミュージックパークの詳しい情報はコチラ⇒相模湖観光協会

430vそして、ヒロアキくんの「Sky」。
いよいよジャケットが出来上がった!
デザインはMarshall Blogでもおなじみ、『Ave Maria』、『THEME PARK』のジャケットを担当した「下町のひとりヒプノシス」、梅村昇史。
こないだウチもD_Driveの国内盤の帯とライナーノーツのデザインをお願いしたのよ。
相変わらずいい仕事しよる。
今、DVDも鋭意制作してますからね!お楽しみに!

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

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(一部敬称略 2019年7月13日 島村楽器セブンパークアリオ柏店にて撮影)