【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。

« 美食 de ROCK!~MASHAとMAKABEとMVPとMarshall | メイン | 薔薇色☆摩天楼サアカス<前編>~ザ・キャプテンズ »

2019年5月14日 (火)

BURNY PLAYS STUDIO RANGE~日下部正則STUDIOシリーズを弾く

 
おかげさまで大好評のSTUDIOシリーズ。
この週末に大阪で開催されたサウンド・メッセでもD_Driveのデモンストレーションで大注目を浴びたようだ。

1250 さて、そのSTUDIOシリーズ…日下部"BURNY"正則(以下、バーニー)に試してもらった!
 
いいわ~。いいんだわ~。
普通であれば単に「STUDIOシリーズがいいんだわ~」となるんだろうけど、私の場合はそうはいかない。
「いいんだわ~、バーニーのギターとSTUDIOシリーズ!」となる。
「ロック・ギターはこう弾け!」と言わんばかりのプレイを最上のサウンドで満喫するゴキゲンな午後になった。
「アレレ?そんなこと言ってるけど、キャビは1936じゃん?」って言うんでしょ?
20そうなの。
このキャビはバーニー愛用の1936。
スピーカーはCelestionのCreambackが搭載されている。いいんだよね~、Creamback。
音に厚みがあって、暖かくて、でも甘すぎない。
バーニーは1987Xの傍ら、このキャビネットを21Wのブティック・アンプと共に使用している。
で、「Marshall」から20Wのフル・バルブ・モデルが出たと知って、「それじゃ実戦さながらに」と、試奏に際してはいつも現場で使っているこのキャビネットを持参してくれたのだ。
つまり、ステージでの即戦力候補としての試奏。
「キミ!こんなアンプ、一体どこで!」…そんなモデルがこの「ビズリーチ」なのだ。
違う!…「STUDIOシリーズ」なのだ!
30vまずはSTUDIO VINTAGEのヘッドSV20Hから。
ナントならば、バーニーはかつてJCM800 2210を愛用していたからだ。

180 ん~、いいナァ~。
さすが勝手知ったるところ、チョチョチョとセッティングしてアッという間に素晴らしいロック・サウンドを作って見せてくれた。
バーニーの音なんだけど、JCM800の音…でもJCM800の音なんだけどバーニーの音なのよ。
それがいい優れたギタリストといいアンプのステキな関係。

Oa_0r4a0027続いてはSTUDIO CLASSC、SC20H。
バーニーのお目当てはコチラ。420 そのポイントはマスター・ボリューム。
え?1959ベースのSC20Hにはマスター・ボリュームなんかついてないじゃないか!って?
そう、付いていないからバーニーは興味を持ってくれたの。
マスター・ボリュームとセンド&リターンがなければないほど音はよくなるからね。
ジェフ・ベックはここのところ1959SLPか1987Xでしょ?理由はそれらしい。

50vストラトキャスターでトライ。
リンクは一切使わず。
ごく小音量でSV20Hを試すと、HIGHがカリンカリン、LOWはモッサモッサでどうにもならない。
そこでリンクの出番となるワケだけど、今度はLOUDNESS1とLOUDNESS2のミックス具合が殺人的に難しい。
チョット触っただけでサウンドが激変してしまうのだ。
私が大学の時に使っていた70年代中盤製のJMP1959を思い出す。
ところが、ボリュームをガッと上げるとアータ、リンクなんてとんでもないよ!
HIGHもLOWも単体で信じられないぐらい素晴らしいサウンド!
そういうことなんだよね~。
バーニーご持参の1936とは相性バッチリ。
つまり実戦で何ら問題なしということがわかった!

60さて、お次はシリーズ全モデルをお試し頂くよ。
まずはSTUDIO CLASSICから。

70今度はさっき試したSV20Cを2×12"キャビネットのSV212で弾く。

321 コレがまたいい。
バーニー持参の1936とのマッチングも素晴らしかったが、バランスの取れたサウンドのこのキャビネットも文句のつけようがない。

80ヘッドはそのままに今度は1×12"のSC112を試す。

280 ドワッ!なんだのこの低音!
1912なんかもそうだったけど、Marshallの1×12"の低音のリッチ加減はタマらんね。
それでいて音像が実にシャープだ。

100v1912はクローズド・バックだったけど、STUDIOシリーズの1×12"はハーフオープン。

310 そして、最後に1x12"コンボのSV20C。
「あ~!」と最初はコンボ感丸出しのサウンドにビックリ。
ところが不思議なことにすぐに耳が慣れちゃうんだな。
スタックとのサウンドの差はすぐに気にならなくなり、コンボのコンボたるサウンドを愉しむ。

120それぞれのモデルでスタンバイ・スイッチの上を押して出力5WのLOW状態にして試してもみたが、実戦で使うような音の大きさだと「あんま変わんないね!」って感じ。
音がまろやかになる…程度かな?
そもそも大きい音を出したくてボリュームを上げているワケだから、そこで出力の設定を下げるのはナンセンスなのだ。
やはり、このスイッチは家のような大きな音の出せない場所で、極端に音を小さくしたい時の方が有効だ。

240 次はお待ちかねのSTUDIO CLASSICシリーズ。
情けないことに最近はスッカリ物覚えが悪くなって、いくら頭に叩き込んだつもりでも、どっちがVINTAGEでどっちがCLASSICかわからなくなっちゃう。
私なんかはオリジナルJCM800が現役で活躍していた時代の人間なモノだから、JCM800タイプのモデルをVINTAGEと呼ぶのがシックリと来ないんだよね。
自分の方がよっぽどヴィンテージなんだよ。
一方、1959タイプの方はさんざん「VINTAGEシリーズ」として取り扱ったので、どうしても「CLASSIC」という言葉が引っ付きにくい。
ま、自分の年齢は完全にクラシックなんだけどね。

130VINTAGEシリーズの時と同様に20WヘッドのSC20Cを2x12"キャビネットのSV212につないでみる。

530 ボリュームを上げる。
ハイ、言うことなし。
この音の厚み!そしてやっぱりバランスがいい。
そして何たる芳醇なサウンド!デジタル・アンプには絶対にマネできまい!
爆音でもちっともうるさくない。
やっぱりこうなるとスゴイのはバーニーのプレイ!
出てくる、出てくる、ロックのカタマリのようなフレーズ!
バーニーは決して口に出して言わないけど、「ロック・ギターはこうやって弾くんだよ!」と指が言ってた。

150次に1×12"キャビネットのSC112で弾く。

500 当然、印象はSC112の時と同じ。
1×12"とは思えないリッチな低音が炸裂!

160今回のSTUDIOシリーズに搭載されているスピーカー、Celestion G12 V-TypeはVINTAGEもCLASSICも共通だ。

380 最後はコンボのSC20C。

340 当然だけど、コレも印象はVINTAGEの時と同じ。
コンボ・サウンド愛好派の方にはバッチリのモデルだ。
今回、飽くまでも「実戦でイケるかどうか?」の見極めのための試奏で、バーニーは普段ステージで使っているペダル・ボードを持参してくれたんだけど、結局最初から最後までアンプ直でやっちゃった。
ひとつにはそれほど生音が素晴らしいということと、コレだけ生音がよければギターとアンプの間に何をつないでも心配なし…ということ。
結果、「大合格」~!
やっぱりロックやMarshallの酸いも甘いも知っているギタリストに良い評価をもらうのはうれしいね。
この仕事冥利に尽きるってもんだ。
そして、STUDIOシリーズのサウンドにも酔ったが、バーニーが弾く我々世代のロックのリフやソロ・フレーズも十分に楽しませて頂いた。
しかし、ビートルズも知らない今の若いギタリストさんたちって、こういう時にナニを弾いて試しているのかしらん?

170思う存分STUDIOシリーズを愉しんだ後は、事務所でお楽しみの打ち上げコーナー。
バーニーとイッパイやったのはずいぶん久しぶりのことで、前回は何年も前の渋谷でのことだった。
その時は、故藤岡幹大も一緒だった。
そんな話も交えつつ、昔の日本のロック業界や名古屋のロック・シーンの話、さらに70年代のロックの話で大いに盛り上がった。
音楽に詳しい人とのおしゃべりは本当に楽しい。
ん?こうしてバーニーがジムに会うのは2000年のMarshall祭り以来じゃない?
あれから19年も経ったんだ…。
 
バーニーの詳しい情報はコチラ⇒日下部 ”BURNY” 正則(guitar)The Official Website
180vSTUDIOシリーズの詳しい情報はコチラ⇒Marshall Blog

200_3