美女と金髪と野獣 2019 ~ 大山まきの巻
TSPとD_Driveの共同企画『美女と野獣と金髪』が今年も開催され、各地を回っている。
6月21日の福山からスタートしたこの企画のツアーも今週末の町田で千秋楽を迎える。
今日はその中から7月15日の六本木morphでのもようをレポートする。
この日はフォーマン…じゃない、4つのバンドが出演。
トッパー…じゃない、オープナーは大山まき。
PONさんはNATAL。
この日は出演するすべてのドラマーさんにNATALを使い回して頂いた。
このキットの素材はウォルナット。
10"、12"、16"、22"というコンフィギュレーション。
これはPONさん愛用のスネア・ドラム。
NATALのBEADED/HAMMERED STEEL SNARE(ビーデッド/ハンマード・スチール・スネア)の13"x8"。
ルックス通りの厚みのある性格的なサウンドはシャープなPONさんのドラミングを一層際立たせる。
4月にリリースされたフル・アルバム『Monster』からの1曲。
この日、2曲を除き、すべてこのアルバムに収録されている曲でセットリストを固めた。
ヘヴィな3連のリズムとサビのメロディがとても印象的な曲。
今の若いバンドさんってこんな曲出来ないでしょう?演らないだけなのかな?
いずれにしてもシャッフルとかブギのような3連の曲はそのうち絶滅すると私はニラんでいる。
テクニカルなギター・ソロも炸裂。
当然斉田さんはMarshallを使用。
そもそも使っているギターがいいね!
ドッコドッコとゴキゲンにバンドをハネ上がらせるPONさんのドラミンングがまた気持ちいい!
しかし、NATALっていい音だな~。
このバスドラの引き締まったサウンドがタマらんぜよ!
簡単な挨拶の後、「ジャジーな曲を…」と紹介したのは「Swing Out」。
「とうとうやって来ました、美女金の東京!
メッチャすごいね!
個人的に私は4日連続でライブしました。倒れるかと思ったけど楽しくて仕方ない!
初めての人もいると思うので自己紹介がわりの私のルーツの曲を演ります」
3月の単独公演では「ルーツの曲」としてDeep Purpleのナンバーを演奏した。
そして、この日はジャニス。
私が初めてまきちゃんを観た時にも歌った「Move Over」。
志太郎さんのソロ。
志太郎さんも根っからのMarshall派なんだけど、この日は使えるMarshallが1台しかなく、やむなく別ブランドのアンプを使用。イヤイヤ、このエキサイティングな弾きっぷりで十分Marshall魂が伝わって来ましたぜ!
「元気ですね~!この分じゃTSPの時にはみんな倒れちゃうんじゃないですか?」
ホント、モノスゴイ盛り上がりようだったからね。
「今年は東京にイッパイくることになりそうなんです」…と、9月15日のアコメタルのワンマン・ライブと11月9日の『Marshall GALA2』について触れた。
この日演奏した『Monster』に収録されていないで2曲のウチのひとつ、「修羅場 de ダンス?」。
4日連続でノドを酷使しているとは到底思えない超パワフルな歌いっぷり。
尻上がりにますますシャウトが激しくなってくる。この曲では佐野さんのベース・ソロもタップリとフィーチュア。
PONさんのソロ!
イケイケ~!
PONさんのドラムはハデでいいな~。
聴いててスカっとするわい!
客席をあおりまくる まきちゃん!
こんな「あおり」なら大歓迎?
ところで、あの「あおり運転」って言葉は、前に走っている車をどかそうと車間距離を極端に詰めてプレッシャーをかける運転を意味したと思うんだけど…。
今では危険で悪質な運転をすべて「あおり運転」と呼んでいるようで、アレがどうもシックリ来ない。
だいたいナンで追い越されることに怒りを感じるのかがそもそも理解できん。
それとタクシーの運転マナーの悪さが目立つね。
客を乗せたり降ろしたりする時に、平気でウンインカ―なしで道の真ん中で停止する車のなんと多いことよ。アレにはみんな怒ってるぞ!
メンバーもお客さんもスッカリまきちゃんにあおられて、とてもいい感じ!
続けてバリッバリのドライビング・チューン「Pain Letter」。
オープニングの「Karma」といい、この曲といい、「いかにもまきちゃん」と思わせるところが立派である。
それだけ個性があるということだから。
テレビで取り扱われるようなどこを切っても同じようにしか聴こえない音楽やっているバンドさんとは関係ない世界に、最近すごくいい若手が出て来ている感じがする。
いよいよ「先祖返り」が始まったのかな?…なんて期待しているんだけどね。
Marshall Blogはそういう若手さんをドンドン応援していきたいと思うのです。
出番を締めくくったのはそのアルバムのタイトル・チューン「Monster」。
とにかく「まきちゃん」っぽい!
この声、この歌い方でしか実現できない音楽なのだ!
このサビのメロデイ、一発で覚えたわ!
ノッケから凄まじいテンションで2019年の『美女金』を盛り上げたまきちゃん達なのであった。
大山まきの詳しい情報はコチラ⇒Oyama Maki official website
…ということで11月9日、『Marshall GALA2』でまきちゃんに暴れて頂きます。
まきちゃんの出番は『Marshall GALA2』でしか観ることのできないワンオフ・バンド「The Coral Candies」。
「Coral」ってのは「珊瑚」のことね。
出演は…
SHOW-YAから五十嵐sun-go美貴
池尻家から池尻喜子。
ジョーダン・ルーデス系のハードなプレイヤー。
そして、AZAZEL/M.D.M.S.からMAYO。
…というスリリングな面々。
スゲエ楽しみ。
そのPONさんも『Marshall GALA2』にご出演頂きます。
PONさんのチームは「Gotwee 3 with Kazue Akao」。
Kruberablinkaの赤尾和重。
そして、PONさま!
これも『Marshall GALA2』でしか観ることができないワンオフ・ユニット。
ああ、早く観たい!
GALA2に行こうと思っているけど、11月はまだ先なので予定がハッキリせずチケットを買い控えている方が多くいらっしゃると聞きました。
本コンサートは長丁場なのでイス席のみの立ち見なし。お客さんを詰め混むようなことは一切しません。
よって売り切れた時点でチケット販売は終了となり、おひとりの追加入場もできなくなります。
ですのでゼヒお早めにチケットをお求めくださいませ!
当日はMarshall GALAオリジナル・グッズを会場限定で販売もさせて頂きます。
Marshall GALA2の詳しい情報はコチラ⇒Marshall GALA 2の詳細を発表します!