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2022年1月

2022年1月31日 (月)

GRANRODEO LIVE 2022 G16 ROCK☆SHOW "RODEO-SOUNDS PARADE"<後編>

 
ココまで10曲を演奏したところで早くも『G16 ROCK☆SHOW』の本編は後半に突入する。
まずはガラリを雰囲気を変えてGRANRODEOのステージでは定番のアコースティック・ナンバー。
その前にKISHOWさんとe-ZUKAさんのMC。
 
KISHOWさん(以下「K」):久々に頭がカニっぽくなってないですか?大丈夫ですかね?
e-ZUKAさん(以下「e」):イヤ~、楽しい!。
大勢の皆さんと一緒に演れるのが本当にうれしい!
皆さんのご協力で演らせてもらっています。
だから本当に楽しくて…リハから楽しくて!
スタジオのリハーサルで、終わっちゃっていいくらいの満足感を得たので、後はいかにみなさんに楽しんで頂けるか?ということです。
K:そうなんですよね。今日もリハを直前にやって…2時間くらいやるんですけど、ボクはアレが楽しくて、楽しくて!
e:今日は全曲や演ったんですよね。アレ楽しかったよね!
K:楽しかった~!
e:オレは久々に左足がツリましたよ。
K:ボクは汗が次々吹き出しちゃって!
 
曲はシットリ&ジックリに「恋音」。

10この曲では健ちゃんもアコギに持ち替え。
瀧田さんもアコースティック・ベースを奏でた。20v音はすれども姿は見えぬMaoくんのピアノととともに「偏愛の輪舞曲」。
この曲の後、GRANRODEOの2人は一旦ステージから姿を消した。
Granrodeo0r4a0102舞台の上に残ったのはサンパレ楽団。
楽団員各人がその腕前を思う存分披露する大きな見せ場のひとつ!
 
SHINさんのドラム・ソロから始まって、瀧田イサムさんのベース…70v藤澤健至さんのギター・ソロを経て、姿は見えないけどMaoくんのキーボーズ…80vヴァイオリンの星野沙織さんとチェロの佐野まゆみさんから成るストリングス・セクションからは星野さんのソロ…90山下由紀子さんのパーカッションから…

100vりょうちゃんホーンズの皆さんにソロのバトンが渡される。
庵原良司さんのテナー・サックスから…110v吉澤達彦さんのトランペット…120vそして、半田信英さんのトロンボーンで曲を締めくくった。130vそして、衣装を替えたe-ZUKAさんが登場!
待ってましたのギター・ソロ!
曲は「ROCK SHOW ANTHEM」。
170e-ZUKAさんのギターっていいよな~。
繰り出してくるフレーズひとうひとつがいちいち味わい深い。
2011年にGRANRODEOを初めてZepp Tokyoで観た時、e-ZUKAさんが「枯葉」でギター・ソロを演ったんだよね。
「枯葉」はあるいは別の機会だったかもしれない。
とにかくバリバリとジャズを弾いた。
欧米のロック・ギタリストは平気でジャズを演っちゃう人が珍しくないけど、日本のロック・ギタリストはカラっきし出来ないのが普通。
だからビックリしちゃってね~。
しかも使っていたMarshallがVintage Modernというモデルで、その時も最高に音が良くてね。
スゲエ衝撃だったんよ。
今、思い返してみると、それより前、すなわちGRANRODEOを知る前にどうもe-ZUKAさんを拝見した記憶があって、背が高くて細身のギタリストがシレっとステージに出て来て、モノスゴいギター・ソロをガ~っと弾いて、ポーンとギターをほっぽり出してステージを降りた。
アレは何のイベントだったんだろうな~?
仕事柄ありとあらゆるギタリストに接して来ていて「ウワッ、こんなにウマい人がまだいるんだ!」とかなり驚いたことを覚えている。
アレ、今にして思うと多分e-ZUKAさんだったと思うんだよね。
ズ~っと気にはなっているんだけど、記憶の手がかりが少なすぎていまだにe-ZUKAさんに確認できないでいる。160e-ZUKAさんは健ちゃんのところへ移動して交替で弾いた後、バンドのメンバー全員の前に立って同じことをした。
ココもオモシロかった~!190続けてe-ZUKAさんのカッティングから「CANNON★BALL」。
私的にすごく「待ってました!」のナンバー。
だってこの曲、メチャクチャかっこいいんだもん!
180_ms確か最初に耳にしたのはCDの音源ではなく、どこかでのライブ・ステージだった。
KISHOWさんが歌うサビの「♪Cannonballみたいに」のメロディにヤラれてしまったんだね。
そして、もうひとつの魅力は「Db」と「E」のたった2つの音だけで作ったシンプル極まりないリフ。
まるでデューク・エリントンの「C Jam Blues」みたいじゃないか!(前にも書いたかな?)
このリフとサビのメロディが織りなす想定外の転調がすこぶる魅力的なのだ。
ゼンゼン青くない。200v_cb瀧田さんの情熱的なアクションがまた盛り上がり度に拍車をかけるのナンのって!210v『G16』もクライマックス!
もうこの辺りは手が付けられないほどのノリノリ状態。
そこへ「♪シャ~ニムニ」!220_snmn気分爽快なドライビング・チューンでKISHOWさんジャーンプ!
245ve-ZUKAさんも花道へ!
みんな喜んでたな~。
240e-ZUKAさんと健ちゃんの師弟ギター。バトル!
健ちゃんもe-ZUKAさんの薫陶を受けているだけあって、実にいいフレーズを叩き出してくる!
その2人の壮絶なバトルをジャッジするのはKISHOWさん。
ココは仲良く「引き分け」ということで…。230今回も言っておこう…「2人はMarshall」。
 
e-ZUKAさんはJCM2000 DSL50と…1201960BVのコンビネーション。
右端に見えているのe-ZUKAさんとYOUNG GUITAR誌のコラボレーションで誕生したビンテージ風味のオリジナルストラップ。130一方、今回のステージに上がっていた唯一のアンプ類が健ちゃんが使用したJVM410Hと1960B。
健ちゃんがこのモデルをちょっとオモシロい使い方をしていることを後日聞いたので別の機会に紹介したいと思う。115v お次は「♪No! Place! Like A! Stage!」。
みんな合唱したいよね~。
248nこの曲のギター・ソロって…。
私が知っている限り、こんなストレートでヘヴィなロック・ナンバーにこんなソロのアイデアをブチ込んでいる日本人のギタリストって今e-ZUKAさんだけなんじゃないかな?
こういう複雑なフレーズって激しいロックの曲調の中で弾くと埋もれちゃいがちなんだけど、e-ZUKAさんが弾くと見事にそのフレーズのカッコよさが前に出て来る。
ま、Marshallをお使い頂いている…ということもあるのかな? 宣伝、宣伝!
とにかくカッコいい!
これとか「Urban Street」とかタマりませんよ。
247vバンド陣のノリようも最高潮だ!2801枚だけ逆さに生えている竜の鱗に触ったかのような激しいこの曲のリフは、すごく耳馴染みがあって実にいいんですわ。290振り回したりポコポコ叩いたりとオリジナルグッズの「ツインスティックメガホン」を駆使したKISHOWさん。
声が出せないので2階席のお客さんなんかは景気よくポコポコやって応援していた。
もう少しの辛抱だよ、きっと。
246v_npls本編最後の曲を前にGRANRODEOの2人からご挨拶。
まずはKISHOWさん。
「ハイ、ありがとうございます。
昨日もそうだったんですが、2日間演ってダレることなく、もうスゴかったんですが、『G15』という、もう2年前にとっくに終えたハズの『15周年のグランロディオ』をすべて昨日やり遂げました。
明けて今日が『G16』…コレも本当は去年演る予定だったんです。
我々もう17年やってますから。
チョットずつ時間をかけて逆時計周りでやっております。
ロデオボーイ、ロデオガールの皆さんが今日この現場に駆けつけてくれるのにもそれなりの勇気が要ったと思うし、実際に足を運んで頂いたからには、最後まで笑顔で笑って演ろうよ!と、そういう気持ちでおります。
今日も今日とて最高の日でございます!
ありがとうございます!」
続いてe-ZUKAさん。
「本当に楽しいね!ありがとうございます。
それなりの葛藤で来てくださったと思うし、来れなかった人もいるけど、来ないから嫌い!…なんてこと無いし。
それぞれの楽しみ方がありますし。
配信をご覧の%$な#*さん…噛むナァ~、オレ俺って。
本当にひとつになれましたね。そういう感じがしますよ。
今、大変な世の中でね、べつにミュージシャンだけが大変なんじゃなくて、エッセンシャルワーカーとか医療従事者の方々、本当に大変な時期を乗り越えて、また大変な時期を迎えてしまっている。
大変だと思いますが、これからもまだ続くかも知れませんが、ネ、大丈夫。
みんなには、GRANRODEOが付いている!……年甲斐もなく言ってしまった。
そしてオレたちは、みんなが必要です!」
「皆がひとつになれた」…ということで本編の最後に「the one」を取り上げた。295_on本編の最後を飾るにふさわしいドラマチックな1曲。300_oneココへ来てベスストを脱ぎ捨てたKISHOWさん、
情熱的な歌声が世界遺産登録を目指す代々木体育館の隅々まで響き渡った。305vこうして『G16 ROCK☆SHOW』の本編が終了。310以前はココで「グラン!」、「ロデオ!」の掛け合いコール合戦が始まるところだが今回はなし。
声が出せないからね。
もうしばらくのガマン、ガマン!
 
そしてメンバー全員がステージに現れてのアンコール。
まずは、アルバム『FAB LOVE』収録の曲順と同じく本編最後の「the one」から「Take it easy」をつなげた。320ステージの上は全員お揃いのTシャツにお召し替え。330v

340

350

360短い「テュッティ(全員で同じメロディを奏でること)」がメチャクチャかっこいい!
まさに「テ―キリージー(イギリスだと"テイク・イット・イージー")」なほんわかムードで1曲でした。
楽しいね~。370KISHOWさん、頭にタオルを巻いて…
「アンコールありがとうございます!イヤ~楽しいなぁ。
ハイ、呼ばれて飛び出てGRANRODEOですけれども…告知をさせてください。
アンコール呼ばれなかったら、コレは出来なかったワケです」
9枚目のアルバムやそれに伴う全国ツアーについて触れた。
そして、当日残念ながら参加できなかったMaoくんから寄せられた手紙を代読した。
今回は僕が不在になってしまって、内容が1部変更になってしまい本当に申し訳ございません。
まずは治します。
今日、ココにお越しの皆さま、配信をご覧の皆さま、より一層GRANRODEOさんにパワーをもらっていると思います。
その力で元気な毎日を送ってください。
ボクは布団の中から会場へエールを送ります…Mao
という具合。
するとKISHOWさんが…「本当にステキな2日間。
昨日と今日、内容を全部変えて演ってよかったなと思ってます。
『この世界って美しい』って思っちゃいましょう。
そういう曲で閉めたいと思います。
みんな、またお会いしましょう!」
と締めくくった。380vKISHOWさんのMC通り、最後の最後は『Instict』の最後に収録されている「Beautuful World」を披露。
「instinct(=本能)」は『試験に出る英単語』ではかなり最初の方に出て来る「受験英語では必ず押さえておく必要がある重要な英単語」とされているが、ワタクシ、20年以上英語を使って仕事をしているけれども、ただの一度も外人との会話やメールでこの単語を、聞いたことも使ったこともないのはコレいかに?
400最近はこういう「ドンガラガッタ節」のリズムの曲を見かけることがなくなった。
だからすごく新鮮に聞える。
日本の音楽界って恐ろしいまでのスピードで「リズム貧乏」が進んでいるんですよ。
だからe-ZUKAさんのような色んな音楽を知っている音楽家にバラエティに富んだ曲を作ってもらって、幅広い人たちに聴いてもらいたいといつも思っているんです。
「KISHOWでチャチャチャ」とか、「e-ZUKA Zouk」とか…絶対カッコいいよ。
ちなみに「ズーク(zouk)」というのは中南米方面の比較的新しい音楽のひとつ。
390v「♪止まぬ雨はないけれど 晴れない空もないだろう」…いいこと言うな~。410vそして、この日最後のジャ~ンプ!420vソーシャル・ディスタンスに気を配ってか、いつもよりお互いに接近しなかったGRANRODEOの2人。
最後はこうした光景が見られた。430やっぱりいいね、この2人が揃うと!
コレがGRANRODEO!440最後は全員でご挨拶。
まずは正面。450そして背面。460「サンパレの皆さん、サポートメンバー、ありがとう!
後で和民でね!…ウソだけど」とKISHOWさん。
「本当にありがとうございました。幸せです!
みんなの顔見てると、準備してきてよかったと思います。
うれしかったです。
またこういう大きなところでドカンと演れるように頑張りますんで応援してください!」とe-ZUKAさんが締めくくった。
そして、最後の最後に2人は拳を合わせた。4703月26日のZepp Hanedaからスタートするアルバムを引っ提げてのツアー「GRANRODEO LIVE TOUR 2022 “Question”」も発表となり、この先がとても楽しみなGRANRODEO。
今年は「ロデオごったく」になりそうだ!
 
GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website480

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 200(一部敬称略 2022年1月15日 国立代々木競技場第一体育館にて撮影)

2022年1月28日 (金)

日下部"BURNY"正則とキムタクとMarshall~BURNEY MEETS STUDIO RANGE

 
最近は「Kōki」さんが大変なご活躍で、テレビから「コーキさん、コーキさん」と聞こえてくるたびにドキっとして、わかっちゃいるけど、ついついそちらの方を見てしまう。
もちろんそのテレビの中のその「コーキさん」がバリバリとカッコいいベースを弾いている…などということはまずあり得ない。
 
今日はその「コーキさん」のお父様、木村拓哉さんの話題から。
キムタクが1月19日に『Next Destination』という新しいアルバムを発表した。
こんな感じ⇒Next Destination公式ページ

そして、このアルバムのレコーディングに我らが日下部"BURNY"正則が参加したのだ!
友人がこのようなビッグな現場に関わるということの喜びもさることながら、BURNYが奏でる「筋金入りのホンモノのロック・ギター」のサウンドがそうした機会を通して多くの一般の人々の耳に届けられることも同様にうれしい。
6BURNYといえば、Marshall。
当然レコーディングにもMarshallが持ち込まれた。
しかも、STUDIOシリーズ。
※下の写真は当該のレコーディング時に撮られたものではありません。
1もうBURNYにはスッカリSTUDIOを気に入って頂きましてね~。3特注の白のSV20Hと以前から愛用していた同じく白い出で立ちの1936を組み合わせて愛用して頂いている。8レスポールとMarshall…コレが私にとってのデフォルトのBURNY。
もうあの音が聞こえてくるようでしょ?7このレコーディング以外にも話題の現場から引っ張りダコのBURNY。
長年にわたって音楽生活を共にしてきたMarshallをお供に益々ご活躍されることを願って止まない。
ガンバれ、BURNY!9さて、おかげさまでSTUDIOシリーズは相変わらずの人気です。
残念ながらMarshallもご多分に漏れずコロナ騒ぎで大幅に製造や出荷が遅れていて、輸入発売元によれば、一部のお客様にご迷惑をおかけしている状況にあるようですが、STUDIOシリーズは逃げも隠れもしません。
「コロナ憎んでMarshall憎まず」…かかる状況をご理解の上、ご容赦頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。1250ところで、BURNYは最近になってSTUDIOシリーズを導入したワケではない。
彼は「小ぶりの1959」のようなモデルを予てから切望していたが、Marshallではそうしたモデルを持っていなかったので他社の小型のバルブ・アンプを使用していた。
そこへMarshallがSTUDIOシリーズを発表したものだから、比較的早いうちにお試し頂くことになった。
その時のようすが以下のレポート。
既に掲載したことがある記事なのでご覧になられた方も多くいらっしゃると思うが、諸般の事情でしばらくの間公開を控えていた。
それをココに再掲する。

【BURNY PLAYS STUDIO RANGE~日下部正則STUDIOシリーズを弾く】

STUDIOシリーズを日下部"BURNY"正則(以下、バーニー)に試してもらった。
 
いいわ~。いいんだわ~。
普通であれば単に「STUDIOシリーズがいいんだわ~」となるんだろうけど、私の場合はそうはいかない。
「いいんだわ~、バーニーのギターとSTUDIOシリーズのコンビネーションが!」となる。
この日、「ロック・ギターはこう弾け!」と言わんばかりのプレイを最上のサウンドで満喫するゴキゲンな午後になった。
「アレレ?そんなこと言ってるけど、キャビは1936じゃん?」って言うんでしょ?
20そうなの。
このキャビはバーニー愛用の1936。
スピーカーはCelestionのCreambackが搭載されている。
いいんだよね~、Creamback。
音に厚みがあって、暖かくて、でも甘すぎない。
バーニーは1987Xの傍ら、このキャビネットを21Wのブティック・アンプと共に使用している。
で、「Marshall」から20Wのフル・バルブ・モデルが出たと知って、「それじゃ実戦さながらに」と、この試奏に際してはいつも現場で使っている自前のキャビネットを持参してくれたのだ。
つまり、ステージでの即戦力機材としての試奏。
「キミ!こんなアンプ、一体どこで!」…そんな「ビズリーチ」みたいなモデルが「STUDIOシリーズ」なのだ!
30vまずはSTUDIO CLASSICのヘッドSC20Hから。
ナントならば、バーニーはかつてJCM800 2210を愛用していたからだ。

180 ん~、いいナァ~。
さすが勝手知ったるところ、チョチョチョとセッティングしてアッという間に素晴らしいロックギター・サウンドを作って見せてくれた。
バーニーの音なんだけど、JCM800の音…でもJCM800の音なんだけどバーニーの音なのよ。
それが優れたギタリストといいアンプのステキな関係。

Oa_0r4a0027続いてはSTUDIO VINTAGE、SV20H。
バーニーの本命はコチラ。420 そのポイントはマスター・ボリューム。
え?1959ベースのSV20Hにはマスター・ボリュームなんかついてないじゃないか!って?
そう、付いていないからバーニーは興味を持ってくれたの。
マスター・ボリュームとセンド&リターンはない方が間違いなく音が良いからね。
ジェフ・ベックはここのところ1959SLPか1987Xでしょ?
どうも理由はそれらしい。50vストラトキャスターでトライ。
リンク接続は一切使わず。
ごく小音量でSV20Hを試すと、HIGHがカリンカリン、LOWはモッサモッサでどうにもならない。
そこでリンクの出番となるワケだけど、そうするとLOUDNESS1とLOUDNESS2のミックス具合がなかなかに難しい。
チョット触っただけでサウンドが激変してしまうのだ。
私が大学の時に使っていた70年代中盤製のJMP1959を思い出す。
ところが、このSV20Hときたらアータ、「リンク」なんてとんでもないよ!
ガッとボリュームを上げるとHIGHもLOWも単体で信じられないぐらい素晴らしいサウンドが出て来る!
そういうことなんだよね~。
バーニーご持参の1936との相性もバッチリ。
つまり実戦で何ら問題なしということがわかった!

60さて、お次はシリーズ全モデルをお試し頂くよ。
まずはSTUDIO CLASSICから。70今度はさっき試したSC20Hを2×12"キャビネットのSC212で弾く。

321 コレがまたいい。
バーニー持参の1936とのマッチングも素晴らしかったが、バランスの取れたサウンドのこのキャビネットも文句のつけようがない。

80ヘッドはそのままに今度は1×12"のSC112を試す。

280 ドワッ!なんだのこの低音!
1912なんかもそうだったけど、Marshallの1×12"の低音のリッチ加減はタマらんね。
それでいて音像が実にシャープだ。100v1912はクローズド・バックだったけど、STUDIOシリーズの1×12"はハーフオープン。

310 そして、最後に1x12"コンボのSC20C。
「あ~!」と最初はコンボ感丸出しのサウンドにビックリ。
ところが不思議なことにすぐに耳が慣れちゃうんだな。
スタックとのサウンドの差はすぐに気にならなくなり、コンボのコンボたるサウンドを愉しむ。120それぞれのモデルでスタンバイ・スイッチの上を押して出力5WのLOW状態にして試してもみたが、実戦で使うような音の大きさだと「あんま変わんないね!」って感じ。
音がまろやかになる…程度かな?
そもそも大きい音を出したくてボリュームを上げているワケだから、そこで出力の設定を下げるのはナンセンスなのだ。
やはり、このスイッチは家のような大きな音の出せない場所で、極端に音を小さくしたい時の方が有効だ。240 次はお待ちかねのSTUDIO VINTAGEシリーズ。
情けないことに最近はスッカリ物覚えが悪くなって、いくら頭に叩き込んだつもりでも、どっちがVINTAGEでどっちがCLASSICかわからなくなっちゃう。
私なんかはオリジナルJCM800が現役で活躍していた時代の人間だから、JCM800タイプのモデルをCLASSICと呼ぶのがシックリと来ないんだよね。
自分の方がよっぽどクラシックなんだよ。130CLASSICシリーズの時と同様に20WヘッドのSV20Hを2x12"キャビネットのSV212につないでみる。

530 ボリュームを上げる。
ハイ、言うことなし。
この音の厚み!そしてやっぱりバランスがいい。
そして何たる芳醇なサウンド!
デジタル・アンプには絶対にマネできまい!
爆音でもちっともうるさくない。
やっぱりこうなるとスゴイのはバーニーのプレイ!
出てくる、出てくる、ロックのカタマリのようなフレーズ。
バーニーは決して口に出して言わないけど、「ロック・ギターはこうやって弾くんだよ!」と指が言ってた。150次に1×12"キャビネットのSV112で弾く。

500 当然、印象はSV112の時と同じ。
1×12"とは思えないリッチな低音が炸裂!160今回のSTUDIOシリーズに搭載されているスピーカー、Celestion G12 V-TypeはVINTAGEもCLASSICも共通だ。380 最後はコンボのSV20C。

340 当然だけど、コレも印象はCLASSICの時と同じ。
コンボ・サウンド愛好派の方にはバッチリのモデルだ。
今回、飽くまでも「実戦でイケるかどうか?」の見極めのための試奏で、バーニーは普段ステージで使っているペダル・ボードを持参してくれたんだけど、結局最初から最後までアンプ直でやっちゃった。
ひとつにはそれほど生音が素晴らしいということと、コレだけ生音がよければギターとアンプの間に何をつないでも心配なし…ということ。
結果、「大合格」~!
やっぱりロックやMarshallの酸いも甘いも知っているギタリストに良い評価をもらうのはうれしいね。
この仕事冥利に尽きるってもんだ。
そして、STUDIOシリーズのサウンドにも酔ったが、バーニーが弾く我々世代のロックのリフやソロ・フレーズも十分に楽しませて頂いた。
しかし、ビートルズも知らない今の若いギタリストさんたちって、こういう時にナニを弾いて試しているのかしらん?

170思う存分STUDIOシリーズを愉しんだ後は、事務所でお楽しみの打ち上げコーナー。
バーニーとイッパイやったのはずいぶん久しぶりのことで、前回は何年も前の渋谷でのことだった。
その時は、故藤岡幹大氏も一緒だったっけ。
そんな話も交えつつ、昔の日本のロック業界や名古屋のロック・シーンの話、さらに70年代のロックの話で大いに盛り上がった。
音楽に詳しい人とのおしゃべりは本当に楽しい。
ん?こうしてバーニーがジムに会うのは2000年のMarshall祭り以来じゃない?
あれから19年も経ったんだ…。
 
バーニーの詳しい情報はコチラ⇒日下部 ”BURNY” 正則(guitar)The Official Website
180vSTUDIOシリーズの詳しい情報はコチラ⇒Marshall Blog 

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2022年1月26日 (水)

GRANRODEO LIVE 2022 G16 ROCK☆SHOW "RODEO-SOUNDS PARADE"<前編>

 
チョー久しぶりにやって来た「国立代々木競技場」。10_2 佐渡の金山のスッタモンダをヨソに、ココも「世界遺産」の登録を狙っているとは知らなんだ。
フランスのル・コルビュジエが設計した上野の「西洋美術館」が2016年に世界遺産となったけど、もしこの代々木競技場が登録されるとなると、日本人が設計した建造物では初の世界遺産登録になるそうだ。
ロンドンへ行くたびに悔しい思いをするんだけど、日本は関東大震災(来年で100年!)と太平洋戦争で古い建物が焼けてしまったので、こういうことをして文化的な遺産を後世に伝えるのは大変いいことだと思う。
でもね…この設備は1964年の東京オリンピックのために造った施設なワケだけど、実はその時、ヘタをするとこの体育館なんかよりよっぽど文化的に高価値だった都内の歴史的建造物を「オリンピックのためだから」と平気で破壊してしまったらしい。
それが今頃になって「世界遺産登録」の動きをするなんてなんて皮肉な話だろう。
イギリス人は絶対にそういうことをしないからね。
当時の日本は高度成長期の色々な事情があったにせよ、残念ながらこの辺りの民度に関しては今なお欧米とは大きな隔たりがあることを認めざるを得ない。
15さて、今日は待ちに待ったGRANRODEO。
久しぶりだ~…と思って過去のMarshall Blogを調べてみた。
LOUDNESSのイベントへの出演が何度かあってGRANRODEOのステージには接していたものの、「単独の公演」ということなると、ナント、2018年の十日町以来のことだった!
あの時も楽しかったな~。
730この時のようすはコチラね。
  ↓ ↓ ↓
GRANRODEO LIVE 2018 『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』~私の新潟<前編>
同<中編>
同<後編>
 
この時勉強したのが、冬の魚沼の暮らしを描いた江戸天保年間の大ベストセラー『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』。
十日町のコンサートから帰って来てすぐにアマゾンにオーダーした。
全部は読んでいないが、雪道で遭難して凍死を覚悟したところ、偶然見つけた洞窟に逃げ込み、そこで冬眠していたクマに助けられて生き残った話…などなかなかにオモシロイ。
今年は寒さが厳しいので雪国の方々は大変な日々を送られていることと思う。
私も富山と長野の暮らしを通算約10年ほど経験したので、雪の苦労を少しは知っているつもり。0r4a0880_2そして、今回の代々木体育館は1月14日と15日の2日連続公演。
その2日目、『G16 ROCK☆SHOW』にお邪魔して来た。
 
久しぶりの代々木体育館だ~…と思って過去のMarshall Blogを調べてみた。
『G11 ROCK☆SHOW』以来5年ぶりのことだった。Img_0037 その時のようすはコチラね。
  ↓ ↓ ↓
GRANRODEO LIVE 2016 G11 ROCK☆SHOW -TRECAN ▶⦿◀ PARTY- <前編>
同<後編>
 
ま、こうして齢を重ねるとこうして過去を振りたがるモノなのよ。
しからば、私が初めてGRANRODEOのショウにお邪魔させて頂いたのはいつのことだったか…。
コレも調べてみると、2011年2月、今な無きZEPP TOKYOでの『LIVE TOUR 2011 REACH FOR THE BULLET』だった。
もう11年も前!
  
幸運にもそんな長いお付き合いをさせて頂いているものだから、今回スタッフの皆さんと久しぶりにお会いした時に色んなことを思い出して、抱き合いはしなかったものの、ホロっと来てしまったよ。
さながらパニック映画でよく見かける大災害の生存者同氏の思いがけない再会の場面のような気分。
「い、生きていたのか…ヨカッタ!」みたいな。
GRANRODEOの現場はそんなウォームなところなのだ。
16開場前のようす。
今回はアリーナ中央に舞台を設営した全方位スタイルを採った。20舞台の上からの景色。
あの一番奥には、かつて高飛び込みの台があった。
私は小学校6年生の時にココの「飛び込み教室」に参加して、ひと夏の間、週に1回通っていた。
今となってはココがプールだったことを知らない人がいるとことを知って驚いた。
戦前は陸軍の練兵場(兵隊を訓練するところ)だったんだよ…自分で見たワケじゃないけど。
すぐ隣のかつて渋谷公会堂があったところには「衛戍監獄(えいじゅかんごく)」という陸軍の刑務所があって、昭和11年に勃発した「二・二六事件」の首謀者たちはそこで処刑された。
敗戦後、この体育館の場所には「ワシントンハイツ」というアメリカ軍の兵舎並びにその家族用の居住宿舎が建てられた。
だからココは戦後のある期間、「アメリカ」だったんよ。30今回、ステージの上にはMarshallの壁が見当たらない。
90下手に設置されたハーフ・スタックがひとつ。
コレはサポート・ギタリスト、藤沢健至さんのJVM410と1960B。
115v(尾崎放哉風)Marshallのうらに廻る。
予備のJVM410Hが控えていた。
プロは大事なステージでは必ずスペアを用意する。
エアロスミスは「スペアのスペア」まで準備しておかないと気が済まないらしい。
116vステージの下には健至さんが使用するギターがズラリ。
117下手側(KISHOWさん側)の花道。
写真の左下に赤く見えているのはe-ZUKAさんの機材群。
40こんな感じ。
110e-ZUKAさんはもちろんMarshall。
長年愛用しているJCM2000 DSL50が2台。
120スピーカー・キャビネットは1960BV。130そして、e-ZUKAさんの愛竿がズラリ。140コッチにも。

150v今回は全方位型ステージということでGRANRODEOのコンサートのシンボル「Marshallの壁」はなし。
チョット寂しいナ…と思ったらトンデモない!
見たまえキミ!…ステージの下を!
80ズラリとMarshallがハメこまれている!60スピーカー・キャビネットだけでなくアンプ・ヘッドも!70それが照明に照らされて実にいい感じ!
私も仕事柄色んなMarshallの設置パターンを見て来たけど、こんなの初めて!
やっぱりGRANRODEOのコンサートには「Marshallズラリ」がつきものなのさ!50コレが本番ではどうなるかとワクワクしながら開演を待つ。
客電が落ちて、お客さんが振るペンライトが一面に広がって「キレイだな~」とボケっとしていたら…バンッ!

突然規格外の爆発音!
コレには驚いたゼ~。
155そして、GRANRODEOの2人が姿を現した。160ますはアコースティックで「welcome to the world」。170そして、バンドが加わって「BEFORE THE DAWN」。180KISHOW(谷山紀章)190e-ZUKA(飯塚昌明)200v瀧田イサム210vSHiN

220…といういつものメンバーに加えて…
 
藤澤健至230vパーカッションの山下由紀子。240v三管編成のホーン・セクションは「りょうちゃんホーンズ」。250そしてヴァイオリンの星野沙織と佐野まゆみのチェロが加わった。
何たる豪華な布陣。
GRANRODEOの大きなステージにはよくホーン・セクションが加わるが今回はストリングスまで!
もうこうなるとチョットした管弦楽団よ。
尚、この編成は2日目の『G16』だけ。260まるでクラシックのコンサートで、演奏の直前に指揮者がオーケストラの面々に向かってコンタクトを取っているかのようなe-ZUKAさんのしぐさ。
「よろしく頼むゼイ!」というところ。Granrodeos41a0085 久しぶりのe-ZUKAさんの生のギター。
いつもは「Marshall」のロゴが後ろに観ているんだけど、今回は下。
今日もたくさんカッコいいフレーズを弾いてくれることであろう。430v すごい歓声!…と言いたいところだけど、声はダメよ、ダメダメ。
溜まりに溜まったお客さんの興奮は大きな拍手と熱気になってステージのメンバーに届けられた。
300曲は続けて「We wanna R&R SHOW 2022」へ。
生配信用のカメラ・クレーン2台がブインブイン動き回る。270やっぱりKISHOWさんの声はいいナァ~!280v盛り上がること必至のストレートなエイト・ビート・ナンバー。290v早速ゴキゲンなギター・ソロいただきました!410v瀧田さんも冒頭から猛ハッスル!440v健ちゃんもステージ下手の奥の方でギンギンにノリまくってる!
e-ZUKAさんと瀧田さんと健ちゃんの3人が織りなすこの光景…450そうだ『おれパラ』の富士急ハイランド以来だ!
アレももう5年前か~!
あの時はGRANRODEOのおかげで「富士講」を勉強することができた。
「吉田うどん」はアレから一度も食べていない。
  
この時のようすはコチラね。
  ↓ ↓ ↓
-おれパラ- 10th Anniversary ORE!! SUMMER~私の富士山 <前編>
同<後編>

530 ココで2人のMC。
まずはKISHOWさん。
「皆さん、こんばんは!GRANRODEOです。
『G16』へようこそ!
ご覧の通り今回は『GRANRODEO LIVE 2022 G16 ROCK☆SHOW ”RODEO-SOUNDS PARADE”』ということで、“SOUNDS PARADE=サンパレ"…『サンパレ楽団』でございます。
勝手にボクが名付けさせて頂きました。
大所帯なもんですから、リハも重ねに重ね『よし行くぞ!』って感じで強烈な爆発音…割と段取りの記憶が飛んでしまったような?
客席の皆様におかれましては、死人とか出てないですかね?
大丈夫ですか?
最後までこのステージ上で楽しんでいきたいと思います。
皆さんも同じように楽しんで欲しいと思います」
爆発音、かなりスゴかったです。
「ココで鳴らす?」という想定外の演出もあいまって、皆さんマジでぶっタマげておいででしたよ。
そしてe-ZUKAさんのMCは定番の滑り出しで…。
「G16ベイビ―!こんばんは、e-ZUKAです!
”RODEO-SOUNDS PARADE=サンパレ"。
『サンパレ楽団』、あっぱれ!
うれしいです!
今日、残念ながらキーボードのMaoくんが不参加という形になったんですけど、昨日いろいろ協力してもらってデーターのやり取りをしました。
キーボードの音だけはマオくんの音が流れております。
だからマオくんだけ今日は間違えません!
後でお話ししますけど、症状も軽いということで…。
参加できないのは残念だということで。まぁ、今日はこのメンバーで楽しんでいきましょう!」
Maoくんとは9月に会ったばかりとはいえ、会えなくて残念!
そして、この日も生配信が行われていることについてKISHOWさんが説明した。Mc MCの後は「Treasure Pleasure」。
Granrodeo0r4a0061_2KISHOWさんも上着を脱いで「Punky Funky Love」。S41a0294 ステージ下手ではe-ZUKAさんが花道に出張。
周りのお客さん大喜び!Granrodeo0r4a0072続けておなじみ「バラライ」。Granrodeo0r4a0096ココで雰囲気がガラリと変わる。
ヴァイオリンの星野さんが有名なパガニーニの「24のカプリース」をシットリと弾いたのだ。
曲はそのまま「偏愛の輪舞曲」へ。460vチョットここで脱線。
Marshall Blogにパガニーニが出て来るなんてことはメッタにありませんからね。
ココはロンドンのマリルボンにある「王立音楽院(Royal Academy of Music)」。
エルトン・ジョンはココのOB。
リック・ウェイクマンは中退。
写真は同校の博物館で、ココがやたらとスゴイ。
ベートーヴェンが弾いていたピアノだの、ストラディバリウスやアマティなんかがゾロゾロ展示してある。
もちろん入館無料。Img_0601 そこに飾ってあるのがニコロ・パガニーニの肖像画。
パガニーニは超人的な演奏技巧…いわゆる「超絶」っていうヤツですな…を用いて数々の名曲を残したが、秘密主義者で誰にもわからないように暗号で楽譜を書いていた。
そんな行為に加え、身体が弱く不健康なルックスから「悪魔に魂を売ってその才能を手に入れた」という噂が立ったという。
その証拠にある時、コンサートの演奏中に弦が切れてしまった。
連続してまた1本切れ、さらにまた1本切れ、とうとう最後の1本まで切れてしまった…しかし、パガニーニのヴァイオリンからは音が出続けていた…という。
ウッソだろ~。
ま、あんなに美しい音楽とは対照的にそれだけ神秘的な音楽家だったらしい。
そこでこの肖像画をよく見てみると…Img_0582 ね、ヴァイオリンも弦が切れちゃってるの。
私はこの弦の話をかなり昔から知っていたので、この肖像画を目にした時は「やっぱり!」とうれしくなった。
脱線終わり。Img_0583 今度はヴァイオリンとパーカッションでアイリッシュ風味の「フォルテ」。S41a0445 星野さんの奏でる美しいヴァイオリン・ソロが会場に鳴り響いた。S41a0364 「Blue Pandra Box」ではジェット・スモークがドバーっと飛び出して雰囲気を盛り上げた。
この辺りは毛色の変わった曲が連なっていてまたオモシロかったね!Granrodeo0r4a0108 『カルマとラビリンス』と同じ曲順で「silence」。
e-ZUKAさんの弾くシャープなリフから猛烈に疾駆するドライビング・ナンバー。S41a0327「♪silence!」…今回はみんなで歌うことができなかったけど、きっともうチョットのガマンだよ。
S41a0493GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

Granrodeo0r4a0116 <後編>につづく
 

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 200(一部敬称略 2022年1月15日 国立代々木競技場第一体育館にて撮影



2022年1月24日 (月)

NEMOPHILA 『REVIVE ~It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!~』<後編>

 
生来ヘソ曲がりの私は人がゴッタ返しているような場所に行くことが苦痛で仕方ない。
巷間で話題になっている行列ができる店でも、その行列が少しでも長めだと簡単に諦めちゃう。
でもね、毎年季節になるとテレビでレポートされる茨城の「国営ひたち公園」の様子を目にすると、混雑をガマンしてでもあの一面に広がる450万本と言われるネモフィラを見てみたいと思うよね。
今年は思い切って行ってみようかな…。

Np_4さて、その「Nemophila」…語源はギリシア語。
「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」が組み合わさった言葉で、原種が森の周辺の明るい日だまりに自生することからその名が付いたそうだ。
品種はいくつかあるようだが代表的なタイプは青いヤツで、花の中心が白く、そのルックスを「目」に見立てて、英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれているんだって。
だから花言葉は「可憐」。
まさにNEMOPHILAにピッタリの花言葉ではあ~りませんか!
そのネモフィラの花を形どった「桔梗紋」のようなあのロゴ・マークがまたいいんだよね。
 
さて、NEMOPHILAフルメンバーによる初有観客ワンマンライブ『PEVIVE ~IT’s sooooo nice to finally meet you!!!!!~』も後半に差し掛かる。
普通は最後に持って来るお客さんとの記念撮影をココで済ませちゃったのもNEMOPHILA流。
だから後はもうひたすら燃え尽きるのみ!10_hp昨年シングルでリリースされ『REVIVE』にも収録されているハラグチサン作の「Hypnosis」。
我々70年代のロックで育った世代だとどうしても「y」を「i」に替えて、さらに「p」と「n」の間に「g」を入れて「Hipgnosis(ヒプノシス)」としたくなってしまうのが「催眠術」を意味するこの「hypnosis」という言葉。
「Hipgnosis」は皆さんご存知の一連のピンク・フロイド他、数多くのブリティッシュ・ロックの名盤ののジャケットのデザインを担当した会社の名前。
一昨年、ロンドンの事務所跡を訪れた時には感動して泣いたわ。
 
Hipgnosisが気になる人はコチラをどうぞ⇒【Music Jacket Gallery】緊急特集!Hipgnosis Collection~Progressive Rock Works
20vこの曲、10月の配信ライブの時に初めて聴いて一発で気に入ってしまった。
40v_2私は民族音楽が大好きで、クルアーンとかカッワーリーとかライとか、とりわけ中近東の音楽に興味があるのでひとたまりもなかったね。
30v_2アラビックなギターリフにヘヴィなリズム。50v_3そして、エキゾチックな魅惑のメロディ・ライン。
NEMOPHILAが他とは違うことを見せつけてくれる1曲だと思う。
あ、そういえば今回はハラグチサン宅の壁画のポーズが出なかったナ。60v_2『REVIVE』でも「Hypnosis」と連続して収録されている「Game Over」を立て続けに演奏。
95_crテンポを落としてmayuちゃんがシッカリと歌い込む。80中盤からはギターの2人をフィーチュアしたインストゥルメンタル・パートが曲を引き継ぐ。100_crこういうギター三昧のクダリもNEMOPHILAならではだよね。
最近の若いバンドさんのステージでは絶対に観ることができないシーン。
S41a0500 言って許されるのかどうかわからないけど、70年代ロックの精神がココにあるように思えるんだよね。
あのロックが一番クリエイティブだった時代の芳香がNEMOPHILAのステージには漂っている。
簡単に言えば…「カッコいい!」。
70_goそんなSAKIちゃんのプレイをサポートするのがMarshall JVM410Hと1960A。
やっぱりいいな、Marshallサウンド!
270vそのギター・チームの熱演に応じるようなmayuちゃんの熱唱ぶりも感動的だった。100v_2mayuちゃんはもう1曲、「Creature」を感情豊かに歌い上げ観客を魅了した。111vシットリめに2曲聴かせたところで、葉月ちゃんから「Zeppツアー」の告知、SAKIちゃんから改めてファンへのお礼の言葉があった。
そしてmayuちゃん…
「ナントみなさん!もうラスト・スパートでございます。
ラスト・スパートイケるかぁ~!」
アッという間に最後のセクションだ!115vmayuちゃんがコールした次の曲のタイトルは「MONSTERS」!!
2020年2月リリースのシングル『OIRAN』のカップリング曲。
120_mon各メンバーに絡んでバイブスをアゲるmayuちゃん。130私、もちろん普段は「バイブス」なんていう言葉は使いませんよ。
今、初めて使いました。
我々の「バイブス」って言ったらビーチ・ボーイズの「Good Vibrations(1966年)」ですから!
あ、それと日本が世界に誇る大ギタリスト、渡辺香津美さんに「Good Vibes(1974年)」という曲があるわ。140さらに各自がカラミ合ってバイブスをさらに高めていく!150この盛り上げようはまさに「ROCK'N MONSTERS」!160v『REVIVE』に戻って「Change the World」。
ドラムスのアレンジがいいな~。180vハラグチさんのベースが唸って…
170_ctwギター・ソロ!190vひたすらストレートに突っ走るエイト・ビート・チューン。
210vこういうシンプルなドライビング・ナンバーをサラっと演るところがクールなんだよね~。230オリャ~、スカっとするゼイッ!
330v両手を広げて観客の拍手に応えるmayuちゃん。220v_mc本編で残された2曲は『NAONのYAON 2021』で演奏した曲。
つまり私のNEMOPHILA初体験ナンバーたち。
あの時はビックリしたわナァ~。
雨が降っていることも忘れてカメラのファインダー越しにジックリ観てしまったよ。
今日もジックリやらせてもらってます!230_2最後の2曲のはじめは「DISSENSION」。240v_2SAKIちゃんが弾くリフが地獄から鳴り響いてくる!S41a0050 葉月ちゃんのソロもたけり狂う!250vでも、この曲ってサビのコーラスがカワイイんだよね。
「カワイイ」といえば…家内がチョット前にロックが好きな若い姪っコにNEMOPHILAのことを教えてあげたところ、彼女はすぐにサブスクで聴いてくれてね。
「メッチャかっこいい!」と彼女は一発でファンになっちゃった。
その後、数日前に公開したこのレポートの<前編>を見てその姪っ子は家内にこう連絡して来た。
「あんなにカワイイ人たちがあんなスゴイ演奏しているのを知ってビックリした!」
そういうことなのよね。
 
そして、本編の最後。
「どうもありがとうございました!
まだ終わらないぞ~…ラスト1曲!
『OIRAN』!」280v_oiまた景気よく炎がドバ~!
コレ、前の方にいると熱いのよ!…もういいか。290_2「♪ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ!」
曲はNEMOPHILAのキラー・チューンのひとつ。
そして、コレぞ私が初めて接したNEMOPHILA。300v5人が一丸となる。
340それこそ炎のパフォーマンス!320vフロント4人が揃い踏みするフォーメーションもバッチリ!370クライマックス~!
360_2フォーメーションから2人のギター・ソロへ!310_2泣いても笑ってもコレが本編最後のギター・ソロ。
2人も最高に気合の入ったプレイを見せてくれた。260v_2あ~、終わっちゃった~!
こうしてNEMOPHILAフルメンバーによる初の有観客ワンマンライブの本編が終了した。350アンコール。
再びステージに姿を現した5人が円陣を組んで最後のパフォーマンスに臨む。
380「ラスト!みなさん、今日は本当にありがとうございました。
最後の1曲聴いてください。行くぞ~!」390vTシャツに着替えた5人が最後を締めくくったのは『REVIVE』から「Life」。
緩急自在に猛烈にバンドをドライブさせたリズム隊の2人。
400v_2最後の最後にはドッカ~ンとハジけ飛ぶのかと思っていたら渋めのナンバーを持って来た。
ニクイじゃないの!
コレもMEMOPHILA流。470v_2全編を通じて存分にエキサイティングなプレイを見せてくれたギター・チームの2人。450_2最後の最後までスキを全く見せることのない完璧なプレイ。
430v私にはツイン・ギターの新しい可能性が提されたように見えた。
420vそしてフィナーレ。
アンコールを含めて全17曲。
長さも実にちょうどいい!
も~、最近のコンサートはみんな長すぎだっつーの!
コンサートはもうチョット観たいところで終わらせるのが一番いい。
そんなところもヨカッタ。
この日もステージに送られたのは拍手だけであったが、6月のZeppツアーの時には割れんばかりの歓声が浴びせかけられることを期待しよう。490感極まってmayuちゃん(泣)!
480v_2そんなmayuちゃんの肩に手を回して感動を分かち合ったSAKIちゃんの姿も印象的だった。
SAKIちゃんもかつては『NAONのYAON』の舞台で感激の涙を流したからね。
NEMOPHILAは今年4月29日開催の『NAONのYAON 2022』への出演も決定している。
楽しみだ~!
 
NEMOPHILAの詳しい情報はコチラ⇒NEMOPHILA Official Website

500_2オッと!冒頭で書き忘れた。
NEMOPHILAが何人にも愛されるワケ…「それはネモフィラ」のもうひとつの花言葉が「Everyehre success」だから。

0r4a0012 

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 200(一部敬称略 2022年1月9日 LINE CUBE SHIBUYAにて撮影)

2022年1月21日 (金)

NEMOPHILA 『REVIVE ~It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!~』<前編>

 
「満を持して」…というのはまさにこういう時に使う表現なんだろうネェ。
NEMOPHILA初の有観客ワンマンライブ。
過去NEMOPHILAはMarshall Blogに2度ほどご登場頂いている。
最初は昨年4月の『NAONのYAON 2021』。
あいにくの悪天候だったけど、雨なんかブッ飛ばしてしまうかのような強烈なパフォーマンスで正直ビックリしたわ。
そして、2回目はファースト・フルアルバム『REVIVE』をリリースする前の10月の配信ライブだった。
そうだわ…考えてみれば両方ともお客さんがいなかった。
そして、その10月の配信ライブの時に発表したのが今月9日に開催した初の有観客でのワンマンライブ。
いきなりのLINE CUBE SHIBUYAはさすが!
発表後ほどなくしてチケットはソールドアウト。
「ゆるく」も「ふわふわ」もしていない怒涛の進撃には目を見張るばかりのNEMOPHILAなのだ!
今日はその待望のワンマンライブのレポートの<前編>。1_pos当日の楽屋に設置されたホワイト・ボード。
バンド・メンバーやスタッフからの激励のメッセージが書き込まれた。
「ゆるふわ」でとってもいい雰囲気!
楽しんでいこう!06カウントダウンが始まり、「0」になり客電が落ちると紗幕に5人の姿が投影される。
高まる緊張感。
コレぞライブ・コンサートの醍醐味!
10そして紗幕が振り落とされてNEMOPHILAが姿を見せた!20mayu30vSAKIS41a0417 葉月50vハラグチサン60vむらたたむ70vSAKiちゃんは愛用のMarshall。80vJVM410のハーフ・スタックのタトゥー・モデル。
このデザインを施したのはロンドンに隣接するサーリー(エリック・クラプトンやジェフ・ベックの地元)のエミリー・ウッドというタトゥー・アーティスト。
右下にある「SANTISIMA MUERTE」というのは「サンタ・ムエルテ」と言って、メキシコの民族カソリック主義においての「死の聖母」という意味。
このルックスで女神さまなんよ。
ありとあらゆる願いを叶えてくれる存在として信じられていて、悪いお願いすらも受け入れちゃう。
そこで、メキシコでは恵まれない一般市民から犯罪者に至るまで様々な人々に信仰が普及しているのだそうだ。
そんな女神さまが地球を手にしている…どういう意味なんだろうね。90v記念すべきライブのオープニングは「鬼灯」。
問答無用のド迫力!
110サビのメロディがとても印象的!
100vそしてドバーっとジェット・スモーク。
ノッケからのド派手な演出に客席は大興奮。
ロック・コンサートはやっぱりこうでなくちゃイケねぇゼ!120間髪入れずにスタートした2曲目。
たむちゃんの叩き出すストレートなエイトビートが爽快!130v_rai曲は「雷霆-RAITEI-」。
2020年8月にリリースしたシングル。
やっぱり歌のメロディが凝っていてカッコいい。140vそして葉月ちゃんと…
150v
SAKIちゃんのギターが炸裂!160ナンだろうね…もう理屈抜きにカッコいいわ!180「こんにちは!
はじめまして…NEMOPHILAで~す。
演りたくて…演ってよかった。イェーイ、ありがとうございます!
じゃあ、早速そのままこのままいくぞ!
最後まで楽しんでいってくださ~い!」
そうか、「はじめまして」なのね~。
初対面とはとても思えないキップの良さが何とも素晴らしい。
370v続けて演奏したのは「SORAI」。
いいね~、3連。
シャッフルとかブギのリズムを若いバンドさんで耳にすることがホント珍しくなっているからね、うれしいわ。200vこの曲も「♪Sorai, sorai」とmayuちゃんが熱唱するパートが実に印象的だ。
「SORAI」は「爽籟」と前回のMarshall Blogに書いた。200v_sorこの曲もギターのバッキングのアンサンブルがカッコいいんだよね。205ドラムスの前で猛然とアタマを振る4人。
もちろん客席も同じ状態になっている!210ココまで3曲は昨年12月にリリースしたばかりのファースト・アルバム『REVIVE』からのチョイス。

1st

2nd
続けて「Night Flight」。
このダイナミックで美しい照明が全編を通じての大きな見どころだった。220_nf葉月ちゃんのソロ…
90SAKIちゃんのソロ…以前にも書いたけど、近寄ったり離れたり、この2人が織りなすギター・アンサンブルの色彩はとてつもなく魅力的だ。
これまで「ギター2人」というインストゥルメンタリゼーションのバンドは数えきれないほどあったけど、こういう風に2本のギターが聞こえて来たことはなかった。
すごくオモシロイ。240vみんなで揃ってポーズ。
265ナニを表したポーズか知りませんが、とにかくピタリとキマった!260vもう1曲続けたのは「Breaking Out」。
たむちゃんと…270v_bomayuちゃんによる交替のボーカルズが楽しい。280v先回の配信ライブでも取り上げていた曲。
たむちゃんがリード・ボーカルズを取ったことでとてもよく覚えている。
「ウワ~、色んなことやるな~」と思って…。290図太い音色でソロを弾きまくるSAKIちゃん。
何しろ背後に控えしはどんな願いでも叶えてくれるイギリス製の「死の聖母」ですからね。
安心して暴れまくってくださいまし。295vそしてステージ狭しと練り歩く!300ココまで5曲。
迫りくるパワー・サウンドは10曲聴いたぐらいの充足感があるな。
ま~、とにかくスゴイ。
そして、とても楽しい!310「うれしい~!
今日はNEMOPHILAのいわゆる『It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!』というイベントで、ホント皆さんのお陰で私たちはココに立っておりますよ!
ありがとうございます。せっかくなのでメンバー紹介させてください。
190v_m「たむで~す!
こんばんは。元気ですか?
(お客さんの拍手)
ワァ~すごい。
みんなの心臓にバスドラムを突き刺そうと思います…ということで、皆さん、楽しんでいってくださ~い!」
330v…と、思いっきり水をチュ~。
340v「どうも、ベースのハラグチサンで~す。
お越しいただきありがとうございます。
たくさんベースを弾くので皆さんの身体から色んな物を出したいと思います。
よろしくお願いします」
350v「ハイ、葉月で~す!
こんばんは。
私はギターのズクズク音で皆さんの脳ミソをかき回す役目を頑張りたいと思いま~す!」360SAKIちゃんからも「よく来たね~。
1階も2階も3階も見えてますよ~…ありがとね~。
配信も見えてないと思って油断するんじゃないよ~!
最後までよろしくお願いしま~す!」
とひと言あって…
「ボーカルのmayuで~す。
どうもありがとうございます。
私たち有観客ライブ自体は約2年ぶりで、久しぶりに演れるということで…。
こんなにたくさんの方に集まって頂きありがとうございます!」
320v「配信の方々もね、私たちは同じエネルギーを送っているんで、テレビの前かも知れないかもけどココにいるのと同じように全力で楽しんでくださ~い!
そんな我々は、先月ファースト・アルバム『REVIVE』をリリースいたしました!
今日はね、そのアルバムの曲からメッチャ演るので、聴いて来たよ~という方は灼熱の熱さになるんじゃないかと思います」375次の曲では炎がゴォォォォォ!
いわゆる「ファイヤー・ファウンテン」が派手にステージを演出する。
ハハン、だから「灼熱の暑さ」って言ったのか…。
コレ、前の方にいると熱いんよ!380_rv演奏したのはNEMOPHILAのファースト・アルバムのタイトル・チューンにしてオープナーの「REVIVE」。
目の覚めるようなドライビング・ナンバー。390ギター2人のソロと…Vアンサンブルが絡み合う場面は「スリリング」としか言いようがあるまい!
410曲に呼応する炎が文字通り演奏を灼熱のパフォーマンスへと昇華させた!
前の方にいるとホントに熱いんよ。
420次もまたハード&ヘヴィ極まりない!
ハラグチサンのボーカルズ!430v_blそしてmayuちゃんのデス・ヴォイス。
この対比が実にいい!S41a0444 ココでもギター2人のソロ。
450vそして、ツイン・リードのアンサンブル。
440矢継ぎ早に、まずリズム隊が爆発する「FIGHTER」。
たむちゃんと…460v_ftハラグチサンの鉄壁のコンビネーションがウネル、ウネル!
450そこへ切り込むギター・チームの2人が弾くリフ!
480vみんなカッコいい~!
470v「♪飛ばせ、飛ばせ」、「♪めざせ、めざせ」のフレーズがやたらと耳に残る。
カッコいいイントロと印象に残る歌のメロディ、そしてコンパクトな曲の長さ…コレ、シェル・タルミーが聴いていたらさぞかしよろこんだろうな~。490vイケイケ、リズム隊!500ベースと…510vドラムスの掛け合いで大盛り上がり!520vハラグチサンが弾きまくる!
ステージ上手では残りの3人がグルグルと走り回っていました。530vエンディングには由利徹もビックリだ!
まさかの「♪チンチロリンのカックン」で〆た!540vしかし、見せ場の多いバンドだわ~。
観ていて一瞬たりとも目を離せる場面がない!0r4a0361_2 中央のお立ち台の上でハラグチサンのチョッパーが炸裂!
今は「チョッパー」って言わないか…「スラップ」ね?
550_rrもう「♪バカチコ、バカチコ」と愉快痛快!555演ってるハラグチサンも楽しそう!560曲は『REVIVE』から「Rollin' Rollin'」。570vこの曲でも豪快なギター・ソロがブッ放される。
590vギター・ソロもテクニック・ファーストということでは決してなく、曲調に合わせた音楽的なソロであるところが楽しい。
つまりどこも聴き逃すことができないのだ!580vだいたいこの辺りまでがショウの前半。
 
NEMOPHILAの詳しい情報はコチラ⇒NEMOPHILA Official Website

600<後編>につづく
 

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2022年1月17日 (月)

しみっちょ RETURNS!! ~『清水保光ワークス』をMarshall的に楽しむ


♪旅ィゆけば~ 駿河の道に~ 茶の香り…
 
いいね~、浪曲。
イエイエ、真剣です…ホントに好きなの。
いい加減長いこと色んな音楽を聴いて来ているもんだから、たいがいのロックやジャズにはもう心を動かされなくなっちゃいましてね…プライベートの時の話しですよ。
仕事に関係なくナニかを聴く時には浪曲とか長唄が実にいいんですよ。
民謡なんかもいいね。
とりわけ浪曲がスキかな?
浪曲ってアメ横でマグロやイクラを安売りしているオジさんみたいな声で唸っているだけだと思っているでしょう?
違うんですよ…浪曲って踊りこそないけれど、情景を描いた歌とト書きとセリフをひとりの人が全部こなす「ひとりミュージカル」なんですよ。
大学生の時に少しだけ浪曲を聴いてコレに気がついたんだけど、あの時は落語に夢中になってしまった。
「曲師」と呼ばれる三味線を弾きながら合いの手を入れる女性と2人で演じるので正確には「2人ミュージカル」なんだけどね。
下は私の貧弱な「浪曲コレクション」のウチの広沢虎造のLPとCD。
10一番最初に挙げた一節は虎造の十八番、『清水次郎長伝』の最初の巻「勝五郎の義心」の冒頭。
こういうメロディの付いているパートを「外題付け(げだいづけ)」っていうんだけど、恐らく私ぐらいの世代だったらみんなマネゴトでコレを唸ることができるのではないか?
おジイちゃんが風呂で歌っていた…とか言ってね。
 
「食いねぇ、食いねぇ、寿司食いねぇ。どこの生まれだって?」
「神田の生まれよ!」
なんて聞いたことあるでしょ?
コレも『清水次郎長伝』の中の「石松三十国船」という、遠州森町の石松が四国の金毘羅さんにお礼参りに行った帰りの船の中で繰り広げられる場面。
コレを虎造のドスのきいた声で読まれるとも~タマらんのよ!
 
そういえば一昨年、私も家内と金毘羅さんに中学校の修学旅行以来45年ぶりにお邪魔したわ。
0r4a1806奥社までの1,368段、何とか上がりきったけど、気持ち悪くなっちゃったよ。0r4a1855 あ、浪曲は「読む」といいます。
義太夫は「語る」。
落語は「話す」。
ドラムスは「叩く」。
じゃ、太鼓は?…「打つ」といいます。
しかし、虎造師匠、おっそろしくアー写の少ない方で、「写真」というとコレばっか。
Tigerまだロックもジャズもない時代…大道芸上がりということで、落語よりは地位が低かったけど、そりゃ浪曲の人気はバツグンだった…らしい。
老若男女を問わず、みんなラジオにガップリとしがみついて聴いていた。
その大スター中の大スターが広沢虎造。
この人はギターで言えばヴァン・ヘイレンぐらいすごい人だったんよ。
何しろニューヨークに巡業に行った時、虎造の公演を観たルイ・アームストロングが楽屋に訪ねて来て「あなたは日本のブルースマンだ!」と言ったというんだから。
そしてどこへ行ってもリクエストされたのが「清水次郎長伝」。
とにかく「清水」、「清水」。
それだけ人気のあった芸もテレビの出現によってアッという間にすたれてしまった。
そんな虎造の一代記が下の『江戸っ子だってねえ』。
馴染みのある場所がバンバン出て来てメチャクチャおもしろかった。

Bookさて、今日の主役は同じ「清水」でも「清水保光」。
「清水」といえば「田安」、「一橋」と並ぶ徳川御三卿の一角だ。
それに「保光」という名前が連なって「しみずやすみつ」なんていうご芳名を耳にすると、次期将軍さま候補のおひとりのようだが、「しみっちょ」の愛称で親しまれる清水さんは、HELLEN、PLANET EARTH、CYCLONE等で活躍した長いキャリアを誇る腕利きギタリストだ。
ちなみに「清水次郎長」の「清水」は苗字ではなくて地名ですからね。
次郎長親分の名前は「山本長五郎」さんといいます。
30vMarshallのTシャツにMarshallのリスト・バンド。
もう大変な「Marshall loyal」な方でしてね。
ギタリストの皆さんが全員清水さんみたいなら大変助かるてぇヤツですよ。
20もちろんシャツやグッズだけでなく、ステージの清水さんの背後には常にMarshall。
元々はJCM800 2203を愛用していたが、2006年にVintage Modernが発売されてすぐに導入して頂いた。
確か楽器屋さんのご紹介だったように記憶しているが、その頃お近づきにさせて頂いた。60v清水さんのVintage Modern 2466。
実にいいアンプだった。65vその後、Marshall初のデジタル・アンプJMD:1がリリースされ、これまたお気に召して頂いた。702010年頃のようす。
MarshallのTシャツにリストバンド。
背後にはMarshall。
40当時の清水さんのバック・ライン。
向かって左のヘッドはJMD100H、右が2466。
1960の上のキャビはロゴが付いているだけでMarshallではない。
ウワ、誰かカーテンのすき間からこっちを見てる!…今気がついた。
75私とは年がひとつ違うだけということもあって、とても仲良くして頂き、かつてはこんなこともあったっけ。80ポールのレコ発イベントで。
この後、帰り道に餃子でイッパイやった。90vそんなだったから、いつも律儀にご自身の作品を届けて頂いた。
私は元々積極的にシングル盤を買うことがなかったので、コレは恐らく私の人生の中で「一番最後にゲットした新品のアナログ・シングル盤」になるであろうアイテム。
HELLENの「The Fortune/Liar」という2曲を収めたEP盤。
やはりずいぶん前に清水さんに頂戴した。
私は趣味関連のアイテムは決して断捨離しませんから。
ツマらなくて途中で読むのを止めた本は容赦なくブックオフ送りにするけど…。
0r4a0006_2CYCLONEも取材させて頂いた。
ATOMIC TORNADOのダッチ―(弟)と大内さんが加入した時。
230v「アコギ以外、最初から最後までVintage Modernで録ったんですよ!」と、もちろんCYCLONEのファースト・アルバムCDもお預かりした。
66cdそしてしばらく第一線から退いていた清水さんだったが、今般、過去の作品が時代に合わせてリメイクされ『清水保光ワークス』と銘打って、華々しくリイシューされたのだ!
しみっちょ Is Back!
 
その第1弾がCYCLONEの『Rising Sun』。
2011年にライヴ会場のみで販売されていたEPをリマスターしてオフィシャルCDとしてリリース。100cd今回のリマスターに当たっては、ギターはすべてMG2DFXを鳴らして録音したのだそうだ。
コレ、今はもう作っていない電池駆動も可能なデジタルFX搭載の2Wのトランジスタ・アンプなんだけど、自宅レコーディングの時に愛用しているプロ・ギタリストが結構いるんだよね。
「小ワッテージでレコーディングに適したサウンドが得られて便利」ということなのだろう。
実はアノ時Marshallは「電池駆動でストリートで使えます!」ということをフィーチュアしたかったんだけどね。
ま、使いやすくて音が良ければそれでよし!…と。

Mg2fx
続いて…。
下は2015年に初めてソロ名義でリリースしたミニ・アルバム『Wind from the East』。
リリースの時、Marshall Blogでこんなことを書いていた。
 
清水さんはこのソロ・アルバムのエレクトリック・ギターのほとんどのパートをMG2FXを使い、マイクを立てて家で録ったのだそうだ。
曰く、「いかにDTMでうまく録音してもギターの音はどこかでアンプを通さないとダメ。
ギターはその音だけ録っても絶対うまくいかない。
どんない小かろうとアンプを使って、空気を一緒に録音しないとダメなんです。
ライン入力でそのまま録ったギターの音ほどツマらないものはない。

ギターは絶対にアンプが必要なんです」
何だか私と示し合わせたようなコメントだが、下打ち合わせなど一切何もしていない。
清水さんも私と同世代だが、コレは本当にカッコいいロックやギター・サウンドを聴いて育った世代の共通の意見なのではなかろうか?
 
この昔の記事に書いたように清水さんはこのアルバムのレコーディングでも全てのエレクトリック・ギターの録音にMG2FXを使用した。
と、聞いた風なことを言っているけど実は聴いたことがなかったのよ。
130cdで、このソロのアルバムに歌モノを中心に制作した2枚目のソロ・ミニアルバムである『Burning Spirit』を合体したのが『清水保光ワークス第2弾』の『Wind from the East 2021』。
コレがね~、とてもオモシロかった!
私の感覚から言わせて頂くと、奇を衒う寸前かチョットやりすぎのところまで自分の好きなことを自由にやらかしてしまっているところが実にいい。
私はこういう姿勢が大好きでしてね。
1曲目の「Geronimo's Hill」には笑ったわ!
というのは、我々の世代が小学校の時に「マカロニ・ウエスタン」がすごく流行ったんですよ。
おっと!英語圏では「スパゲティ・ウエスタン」ね。
この1曲目で引用されている印象的なメロディはエンニコ・モリコーネの『続・夕陽のガンマン(The Good, The Bad and The Ugly)』ですな。
この辺りの映画につけられた音楽ってどれもいい曲なんだけど、ほとんど全部同じで聴き分けが付かないんだよね。
エレクトリック・シタールのワルツのパートも奇想天外。
2曲目のスパニッシュ風味のアコギのパートなんかもオモシロイ。
コレがなければ市中にゴロゴロしている「一山いくらの」ただの「イングヴェイ・スタイルの速弾きインスト・ナンバー」になっちゃうところだけど、そこはさすが しみっちょ!
『Burning Spirit』に収録されていた歌モノもバッチリ!
とても聴きごたえのあるまさに渾身の1曲。 
120cdこの『Wind from the East 2021』のリマスター作業では、MG2FXで録ったバッキングのパートはそのままに、ソロのトラックは1曲を除いて全部CODE25で録り直した。
タイトル・チューンの「Wind from the East 2021」に至っては収録されている全てのギタートラックをCODE25でもう一度録音し直したという。

1_code25left_2清水さんはホントつい最近CODE25をゲットしたばかりなんだけど、アッという間に自家薬籠中に取り入れてしまったわ。140v下は実際のCODE25を使ってのギター・トラックの録音作業のようす。
ギター・アンプを通して録音した時の「空気感」を重視してCODE25はクローゼットに収められた。160vマイクはダイナミックとコンデンサーの混合使用。170

180CODEのアンプ・セッティングはこんな感じ。190_ilGAINは3.3と低め。
Volumeも控えめ。
200_ilGAINを下げ目にしておいてCODE内のFXで歪みを加えている。
210_ilそれと、ソロのレコーディングで活躍したのが清水さんのアイデアを盛り込んだ「ワウ半開きエフェクター」。
CODE25を使って実演をしているビデオがあるので紹介しておく。
さらに『清水保光ワークス第3弾』は、ライヴ会場のみで販売されていた作品や期間限定配信の楽曲をすべてを網羅した初公式CD化ナンバーを含むアンソロジー盤。
PLANET DUZZLE名義の『Survive』。
親しみやすくパンチの効いた「日本のハードロック」が楽しい1枚。
このアルバムのレコーディングでもMG2FXが活躍したそうだ。
110cd♪ナナナナ~、ナナナナ~、しみっちょ、もういっちょ!
1993年にリリースされたPLANET EARTH唯一のアルバム『BIG BANG』も『清水保光ワークス』とは別に復活!
これまたイキのいいナンバーが目白押しのゴキゲンな1枚。

135cdさらに今回の怒涛のリイシューを記念してTシャツも制作された。
「SHIMIZU WORKS」のロゴ・サインがイカしてる。0r4a0681 なんか最近、今頃になってコロナの悪い影響が出て来た感じで、若いバンドさんが軒並み活動休止とかドンドン解散に追い込まれている感じがする。
そんな中、清水さんのようなベテランがライブではなく、精魂込めて作った「作品」を掲げて元気に活動してくれるのはうれしい限りでしてね。
やっぱり音楽家の一番の仕事は「音楽を作る」ことだから。
これからも個性豊かな音楽作品を送り出してくれることを期待して止まない。
ガンバレ、しみっちょ!
これからもMarshallをよろしくお願いします!
50清水保光の詳しい情報はコチラ⇒YASUMITSU SHIMIZU OFFICIAL WEBSITE

220v

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 200

2022年1月13日 (木)

D_Drive クリスマス・ライブ 2021 <第2部>

 
D_Driveのクリスマス・ライブ…狂熱のジャンケン大会の間に会場内の空気もスッカリ入れ替わって<第2部>に突入する。10休む間もなくそれぞれの楽器を手に取って演奏に取りかかった4人。20_u<第2部>のスタートはSeijiさんの新しい作品「U_Me」。
「ウメ」じゃなくて「ユーミ―」ね。
「桜の曲は数あれど、梅を歌った曲はなし」
コレがこの曲のタネ明かし…梅だけに。30v展開部でYukiちゃんが必ずこの姿勢になる。
フィンガー・ストレッチが大変なのです。40v和旋法を取り入れた印象的な曲。
私は最近「浪曲」にチョット凝っていましてね、まさにタイムリーな曲調なのです。50vライブでサラっと演るのも良いが、この曲はジックリとスタジオで作り込んだバージョンを聴くのを大変楽しみにしている。60v音楽の制作においては、外部からの影響を一切受けることを是としないSeijiさんのモットーが浮き出た一作だと思う。
Img_8936ところで前回のフロア・タイプのレポートで紹介した自家製の梅干しね…7img_0933 ついに2、3日前に食べてみた。
コレが絶品!
梅のクォリティが高かったのか、私の干し方がヨカッタのか、いつになく美味しい梅干しが出来上がった。
時期がもう少しズレていたらジャンケン大会の景品にしたかったぐらいよ。
Marshallのロゴは入っていないけどね。
化学薬品だらけの市販の梅干しとは全く異なる梅と塩だけで作った梅干し。
おいしいにキマってるわね。0r4a0845続いては「The Shape of Your Life」。70v_solYukiちゃんがお姉さんの由佳梨さんに捧げたしっとりナンバー。80今日もタップリと情感を込めて弾いてくれた。0r4a0207 ガラっと変わってYukiちゃんが賑やかに弦をかき鳴らす!90v_wiまだ音源になっていないナンバー「Wings」。100「始めファンキー、後メタル」というD_Driveの新機軸。
コレもシッカリと作り込んでレコーディングしてもらうのを楽しみにしている。110「『U_Me』から『Wings』までをお聴き頂きました。
『Wings』はまだ音源になっていないのですが、セカンド・アルバムも来年あたり出来たらいいなぁ~なんて思っています、ハイ。
皆さんも楽しみにして頂ければと思います。
では、次はドロップDのギターに持ち替えて、ちょっと寒さをポカポカにするような気持ちをお届けしたいと思います」
120v「ほっこりした気分ですよね…カモメやクジラが啼いてる。
横浜も港町ですからね。
我々は神戸ですからね…同じ港町ですから似てますよね。
東の横浜、西の神戸みたいな。中華街も有名だし。
横浜いいですよね~」

ま、新横浜には港はありませんが…。
横浜はドンドンと領地を広げた結果、今では大阪を抜いて日本で2番目の大都市ですからね。
「港町横浜」どころか「山の横浜」なんてエリアも珍しくなくなってしまった。
本当の「江戸の下町」が日本橋、神田、浅草、せいぜい深川ぐらいなのと同じように、本当の「港町の横浜」というのは今でいう「中区」ぐらいなものでしょう。
ウチは母の実家がその中区の石川町にあった関係で、私は生まれた時から横浜には馴染み深いのね。
おまけに家内も横浜なので「横浜」のことを書き出したらキリがないのでココでは控えるけど、ひとつ…横浜と神戸が似ているのは、「港」ということで江戸末期に「外国人居留地」があったことが大きいんじゃないかしらん?
外国の文化が入りやすかったということで、両方とも「~発祥の地」ってのをたくさん抱えているしね。
外国人居留地というと、昔は本牧に「米軍横浜海浜住宅地区」っていうのがあってね、私が大学に入ったぐらいの頃まで本牧の街並みは完全にアメリカだった。
そういえば、本牧には「LINDY」という「日本のディスコの発祥の店」なんてのもあったっけな。
ちなみにこのディスコティック(Discotique)」という言葉はフランスの映画監督でジェーン・フォンダのダンナさんだったロジェ・バディムが作った言葉だとか…だからこんなフランス語っぽい綴りなんだね…と勝手に思っている。
0r4a0488「さっきお話した2月の12、13日にまたココに戻ってまいります。
ゼヒゼヒその時もまたお越し頂きたいな、と思います。よろしくお願いします!
さて皆さん、D_Drive感謝の47都道府県ドライビングツアー、皆様からのお力添えのお陰で無事に47県全て回らせて頂きました。ありがとうございました!
47都府県すべてお邪魔したんですけど、ツアー・ファイナルが来年決定しております。
2月大阪の十三GABU、そして3月21日にはお隣のNEW SIDE BEACHです。
新横浜は大阪より後の開催で本当の『ツアー・ファイナル』ということになりますので我々も気合が入ります!
来年も楽しみにしていて頂きたいのですが、どうかこの2つのライブもよろしくお願いします。
ガンバります!」
…とお客さんに手を合わせるYukiちゃん。
3月21日か…ウ~ン、オモシロイことになると思うんだけどナァ。
皆さん、乞うご期待。
Img_9459「カモメが啼く」とSeijiさんが言っていたのは次の「Gradation」のこと。
Seijiさん、今度スライド・バーとディレイでカモメの鳴き声を演ったら?0r4a0504サオ・チームはココでギターを持ち替えてドロップD仕様となる。140「Gradation」でホッコリした後は雰囲気をガラリと変えて「音楽の運動会」!150_hp曲はもちろん「1000000 hp」。
 
各メンバーが死力を尽くして全力疾走する!
そのサポートをするのはMarshallファミリー。160vSeijiさんのJVM410H+1960B。170v_1Yukiちゃんも突っ走る!180vお供はMarshall JVM410H+1960A。190vToshiくんも暴れる!0r4a0595 EDEN WT-800とD210XST+D410XSTがバックアップ。210vChiikoちゃんも怒涛の進撃!230vNATALが付いてるぞ!240やっぱりコレは盛り上がるな~。
こんな曲演っているのは世界広しといえどもD_Driveだけじゃん?245v「ありがとうございます!
もうD_Driveも今年最後のライブとなります。
今年は何本演ったんでしょうね…最初、どこから始まったのかナァ?」
とYukiちゃんが考えていると、Toshiくんやお客さんから情報が提供された。
2021年最初のライブは大阪西中島の「Live Bar D.III」というお店。
御堂筋線の「西中島南方」?
この駅名を最初に目にした時は読むことができなかった。
それから、2021年に何本ライブを演ったか?
コレはお客さんから「約50本」という情報がもたらされてToshiくんが調べたところ、正解は「51本」。
お客さんスゴし!
全部お越し頂いているからね。すぐわかっちゃう。
「来年もいい感じでライブが決まって来てるんで、ウェブサイトでチェックしてみてください。ちなみに毎年恒例の『福DVD』が1月にございますので…」
副DVDと物販の話をして…
「昨年の最後のライブもココ、新横浜strageだったようです。
では最後2曲。演っても大丈夫ですか?」Img_9464 2021年のD_Drveのライブの締めくくりゾーンに入るよ!
まずは「♪とおりゃんせ、とおりゃんせ」の「Russian Roulette」。
260v_rrコレだって世界のどこを探してもこんな曲ないよ。270「最初はグー!」まだジャンケン大会をしているYukiちゃん(←ウソです)。
295Yukいちゃんのソロから…
280vSeijiさんのソロへ。0r4a0478 そして、徹底的に攻めまくるアンサンブルの至芸!
スゴイね。290v次もSeijiさんが弾くリフから!0r4a0588 2021年、D_Driveの最後のライブの締めくくりは「Screw Driver」に決定しました!300_sd飛べ~!0r4a0552 いつもより本数は少なかったとはいえ、2021年も充実したライブを見せてくれました!
390v

320v_2
350v
360vお疲れさまでした。
370vアンコールで再登場。
Yukiちゃんがファンの方から「Blue Rose」の花束をプレゼントして頂いたところで…410記念撮影。420「今日は皆さま、本当にありがとうございました!
こうして今年も無事に予定通り…イエ、『予定通り』というか、色々ありましたけれども…ライブを行わせて頂くことができました。
本当に感謝です。
皆さん、体調とか雪とかには十分に気をつけてくださいね。
D_Driveは1月もライブがありますので、どこかの会場でお会い出来たらと思っております。
よろしくお願いします!」
早速、今週末ね。
「ラストの1曲はギターも持ち替えちゃったりしましてSeijiさん作曲の『Breakout』いこうかなと思っておりますが、ハーレの曲ですね。
エンジンがすごい音するんですよ!
この前、お客さんが乗って来てくれまして広島の福山で拝見したんですけど、Seijiさんの興奮具合が若干コワかったです。
こんなヘビーな曲を今年最後に皆さんに聞いて頂こうかと思っておりますが、皆さん準備はいいでしょうか?」430v急に思い出した。
かつてチャールズ・ブロンソンの主演で『ブレイクアウト』というアクション映画があった。
共演がロバート・デュバルにジル・アイアランドでね。
ジルは当時のブロンソンの奥さんだった。
公開が1975年の5月だっていうから私が中学1年生の時か。
有楽町へひとりで観に行ったナァ。
その時以降観たことがなくて内容はほとんど記憶にないんだけど、とにかくメチャクチャおもしろかったのだけは覚えている。
ちなみに『荒野の七人』の頃のブロンソンって「チャールズ・ブチンスキー」って名乗っていたんだよね。
ん~、マンダム…って、若い人はサッパリわからないだろうナァ。1_bo_2 Seijiさんの「Breakout」も何らブチンスキーに引けを取ることのないオモシロさ!
この曲、ごっついアンサンブルを締めくくるフレーズがスゴくてね。
よくこんなの考えついたナ~と、Seijiさんのアイデアに脱帽。
早くレコーディングして音源になるといいね。4407弦ギター2本と…

450

460v5弦ベースを駆使したヘヴィ作品。470v4649!330「どうもありがとうございます!」
 
ライブ予定がギッシリ詰まっているD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒ D_Drive official website
490
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 200(一部敬称略 2021年12月26日 新横浜Strageにて撮影)

2022年1月11日 (火)

D_Drive クリスマス・ライブ 2021 <第1部>

 
年末から年始にかけての記事によく書いているけど、クリスマスやらお正月やら、ますますそうした催事を通じての季節感覚が希薄になってきたな。
クリスマスのケーキを食べるでもなく、紅白を見るでもなく、大晦日であろうと夜の10時には決まって眠くなってくる。
そこで、床に入って本を読み出したら最後たった3分で夢の世界ヨ。
コレで1年が終わる。
朝が来て、初日の出を見るでもなく、私はおせち料理が好きではないし…。
せいぜい見る初夢といえば、進入禁止の道路に入って警官に違反切符を切られる悪夢ぐらいのモノだ。
ああ、こんな年末年始に誰がした!
そんな中で唯一季節を感じさせてくれる催しはクリスマスのライブぐらいか?
年明け早々はさすがにライブをやらないからね。
そうしてみると国際劇場の「ニューイヤーロック・フェスティバル」なんてのが猛烈に懐かしいね。
観に行っていたワケではないんだけど、家が近いので自転車で国際劇場まで行って雰囲気だけ味わって来たものだった。
 
そういうワケでウチの唯一のクリスマス・イベント。
昨年12月25日と26日の2日間にわたって開催したD_Driveの『クリスマス・ライブ』。
今回は2日目にお邪魔してきた。10v会場は新横浜のStrage。
ということはいつも通りのフロア・ライブ。
すなわちPAなしでお送りするD_Driveの「生音アンサンブル」。20いつもの通り客席から登場する「プロレス入場」スタイルで登場した4人。30Seiji120vSeijiさんはいつものJVM410Hのハーフスタック。
今回のスピーカー・キャビネットのチョイスはBaseタイプ。40vヘッドの上にはクリスマスの飾りをあしらった。50こちらもおなじみYukiちゃんのトレードマークのMarshall。
JVM410Hと1960A。
特にクリスマスの飾りつけを施していない分…60vクリスマス装束で自らをデコレイト。Img_8962 Toshi140v愛用のEDEN WT-800とD210XSTとD410XST。70vアンプの上には大きなサンタクロース仕様の靴下が…。
何が入ってるのかしらん?80vChiikocちゃんは本人がトナカイ仕様。
似合うな~。150vChiikoちゃんのNATAL。90Chiikoちゃん側からの景色はこんな感じ。
ペダルもNATAL。100ドラム・キットにはいつもの青いチカチカ以外にこんな飾りつけを施した。110♪ガ~フガフガフフ…Seijiさんが弾く「Atraction 4D」の景気のいいリフで<第1部>がスタート。160_4d今日もチケットはソールドアウト。
演奏にも気合が入るゼ!
250v続けて2曲目はYukiちゃん作の「Now or Never」。
久しぶりじゃん?
170ムズカシイんだって…この曲のSeijiさんのパート。
作曲者はやっぱりどうしても長年培った自分なりの運指でメロディを作るからね。
このチームが演奏する曲のレベルにおいて、人の弾き方のクセに自分を合わせるのは並大抵のことじゃないだろう…なんてことを全く感じさせない安定したプレイ。0r4a0144 トナカイのChiikoちゃん。
コレをかぶっているとモノスゴク暑いんだそうです。
それだけじゃなくて、どうも舞台の上が暑いらしい。
いつも「暑い!」って言ってるもんね。
そこへ持って来て被り物を身に付けたりしたらソリャ大変だわ。
280「Happy Holiday!D_Driveです。
新横浜Strage、『クリスマス・ライブ』の2日目です。
皆さま、ご来場ありがとうございます。
昨日お越し頂いた方もいらっしゃるかと存じますが、今日も楽しく過ごしていきたいと思いますので最後までよろしくお願いします!」
200「さっきは『Attraction 4D』から始まり『Now or Never』と久しぶりの曲も演りました。
いつもだったら『換気タイム』の休憩時間がありますが、今回はその時にチョットしたゲームがございます。
休憩というか、途中でゲームが挟まるという感じでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。
次はシングルから聞いて頂きたいと思います」210vまずは「Thumbs Up」。
暑いもんで早々にトナカイから脱出したChiikoちゃん。
Img_9371
ちなみにエスキモーの皆さんはトナカイ(正確には「カリブー」という)の肉や内臓だけでなく、脳ミソや骨髄まで頂くそうです。
そして、厳しい冬用の保存食として夏の間に捕獲した海鳥を内臓と肉を除去したトナカイの中に詰め込んで発酵させる。
コレは「キャビック」といって、エスキモーの方々はにじみ出る発酵した液体をすすり、やはり海鳥の脳ミソまで頂くそうだ。
コレの臭さたるや、「世界の激クサ料理」のベスト(ワースト?)5にランクインされるほどらしい。
有償はあの有名なスウェーデンの「シュールストレミング」というヤツ。
私はとても無理。
それと、エスキモーは冬にアザラシの内臓を生で食べる。
コレは別にレバ刺しが好物というワケではなくて、生野菜が全く手に入らない冬の間、アザラシの生の臓物からビタミンCを確保して壊血病に罹患するのを防ぐため。
エスキモーの生活については新田次郎の『アラスカ物語』をどうぞ。
メチャクチャ面白い。Am_3 一方、イギリス人はやはり生鮮食品が欠乏する長い航海に出る時にコレをライムでやった。
ライムからビタミンCを摂取した。
だからイギリス人には「Limey(ライム野郎)」という蔑称がある。
Seijiさんが「オーマイガー!」的によく使うイギリスのスラング「ブライミー!(Blimey)」は「Limey」に「B」をくっつけただけだけど、語源は全く違う。
こっちは「God blind me!(神様に目を覆われる)」⇒「Blind me!」⇒「Blimey」になったそうな。

1_lime ちなみにビタミンB1が欠乏すると脚気になる。
日本で最初に脚気の予防法を発見した海軍医「高木兼寛」の話はまた別の機会に…コレがまたメチャクチャおもしろい。Kt_2 さて、「Thumbs Up」は『Marshall GALA2』の初演以来、色んなバージョンが登場して我々を楽しませ続けてくれているが、この「Thumbs Up」ポーズだけは変わらず。
220_tu皆さん、だいぶ板について来た。230vYukiちゃんもフードを外してポーズ。240v全員が主役のこのナンバー、はじめはヨソでは聴くことのできないメロディに奇抜さが際立ったが、耳慣れた今では実に親しみやすい音列になった。Img_9505 次々と現れるSeijiメロディが実にグー!0r4a0129 「Thumbs Up」に続いてリリースしたYukiちゃん作のシングル「Begin Again」。270v_baD_Driveの活動10周年を迎えて「新たな気持ちでもう一度始めよう!」という思いを込めて作られたヘヴィ・チューン。0r4a0335 もうこの時から3年も経ってしまった!
今年13年目のD_Drive、コロナはもうこれ以上D_Driveの活動を邪魔するな。290「ありがとうございます。
今日は本当に雪が降らなくてよかったですよ。
も~ね、どうしようかと思って…。
皆さん、寒い中お越しくださって本当にありがとうございます。
年末年始はメチャクチャ寒くなるらしいですよ。
ずっと前に『D_Driveの伝説』となって語り継がれてることがありましてね…Toshiくんがまだ加入するまえですもんね。
大雪で48時間くらい?」
300v「36時間ね。
東京から大阪間に帰るまで大雪で36時間かかったことがあったんです。
テレビで報道されるのは高速道路が止まっている所だけなんですよ。
でも実は高速道路には救助が来てくれるんですね。
食料物資まで届いて…ところがですよ、ボクら下道に居たんですよ。
国道246号線。
こっちはヒドかった。
でも報道が一切ないんですよ!
で、これはマズイということで、朝日放送に電話してヘリコプター飛ばしてもらったんです。
それで初めて下道の様子が届けられたんです。
で、それで”取材してよろしいですか?”、”ハイ、いいですよ”って返事して勝手につけられたニュースのタイトルが『孤独のミュージシャン』!」
そう、この時「食べ物がない」というので、差し入れをしてあげようと思ったんだけど、オモシロイからほったらかしておいた。
ウソウソ!
ホントに行ってあげようかと思ったんだけど、道路が不通になっていて、現場まで行くことができなかったのよ。
到底徒歩や自転車で行ける距離でもなかったし…。
あんなことが今後二度と起こらないように祈っています。
Img_9186ということで、Seijiさんの悲しげなギターから始まった次の曲は「Unkind Snow」。
あ、違う!310v_urYukiちゃんフィーチュアのバラード「Unkind Rain」。320長時間にわたって動かない機材車に閉じ込められた経験を描いた大作…だから違うって。
Yukiちゃんのギターがむせび泣く!
325vToshiくんのフレットレス・ベースによる哀感あふれるベースソロもフィーチュアされる。0r4a0082 曲はクライマックスを迎え、やがて哀しみの雨が上がる…ナンチャッテ。
 
そして、このツアーの帰途、岐阜あたりが大雪になってまた大変な目に遭ったらしい。
誰よッ?…D_Driveの「D」は「Disaster」の「D」だなんて言ってるのはッ?330ココからが<第1部>の最後のセクション。
派手に2曲イキます!
まずは「Advance and Attack」。350v_aaa「進撃の巨人」をイメージしてYukiちゃんが作った曲。0r4a0139 徹頭徹尾ヘビィにキメるこの曲、聴いていてスカっとするわい。
400続けてSeijiさんのおなじみの人力シーケンサーから始まる「The Last Revenge」。380v_lr初めて聴いた時からもうずいぶん時間が経つが、2人が奏でるテーマ・メロディはいつ聴いてもいいナァ。390v

420vそして掛け合いのシーンから…0r4a0274魅惑のスタント・シーンへ。430そして、「Mr. RAT Boots」のように曲の調子がガラリと変わるところが何ともカッコいい!
410vそして、Chiikoちゃんのピックアップ・ソロが曲を盛り上がる!
0r4a0353まさにD_Driveのキラー・チューンのひとつ。0r4a0255以上が<第1部>。
 
さっきYukiちゃんが言っていたように、ココで換気タイムを兼ねた『クリスマス・ジャンケン大会』!
340v「さ~いしょはグー!」…って、みんなナンでコレやるの?
ドリフが始めたの?
何の意味があるのか知りたいナァ。
450v「ジャンケンホイ!」…ってYukiちゃんはやっていたけど、関西は「ジャイケンホイ!」ってやるのかと思っていましたよ。
長野なんかでは子供たちがのん気に「♪ジャ~イ~ケン~でホッイッ」ってやってたね。
私が子供の頃によくやっていたのは「チッケット」だった。440Yukiちゃんに勝ったお客さんがD_Driveからのクリスマス・プレゼントをゲット。
470vプレゼントはToshiくんのEDENの上に乗っていた大きな靴下の中に格納してあった。
460テッテレ~!
我がMarshallからも気持ちだけのプレゼントを提供させて頂きました。480vロクなモノがなくてゴメンちゃい!
Marshallの耳栓とか…490Marshallのトランプとか…
500バッジとか…。
文字通りの「小物」でお恥ずかしい…。Img_9233 Yukiちゃん以外のメンバーもジャイケンをしたよ。490vこういうのは盛り上がっていいね。495他にもメッセンジャー・バッグと呼ばれているカバン。510コレはレアだよ。530vMarshallの雨合羽。
きっとフェスの時に使ってください…ということなんだろうな。
イギリス人は雨が降っても街中では傘をさしたり、合羽を着たりすることはないから。540vYukiちゃんが言ってくれたけど、なんだかんだで一番レアになりそうなのは、Yukiちゃんが持っているMarshall Recordsのビニール袋かも。
何しろプラスチック・ゴミを削減するために、もうイギリスではこういうが作れないっていうのよ。
やっぱり進んでるね。
520v楽しかったね~。
496最後にChiikoちゃんとYukiちゃんからお客さん全員にお菓子のプレゼントを配られた。550ハイ、換気も終了したので<第2部>に移りましょう!0r4a0097D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒ D_Drive official website


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Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。PhotoD_Driveの世界デビュー盤『Maximum Impact』が全部売れちゃってただ今入荷待ち!
またすぐに入って来るのでよろしく!7278829_ddrive_maximumimpact_615x60 帯と豪華ブックレットが付いている国内盤仕様の『Maximum Impact』はD_Driveのライブ会場でお買い求めください。
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 200(一部敬称略 2021年12月26日 新横浜Strageにて撮影)

2022年1月 6日 (木)

事務員Gの生配信500回突破記念! スペシャルトーク&ライブ

 
さいたまスーパーアリーナの中にある多目的ホール「TOIRO」。
こんなのあるなんて全く知らなかった。
クリスマス・ツリーが飾ってある通り、今日お送りするのは昨年12月18~19日にココで開催されたコンサートのレポート。
10主役は以前にも何度かMarshall Blogにご登場頂いているキーボード・プレイヤーの「事務員G」。
「ナニかひとつ『事務員Gはこれを続けている』というモノが欲しい」という衝動に端を発して12年前からズット毎週日曜日に生配信をしてきたGさん。
「最初は30週だけやってみよう」と思ってスタートしたこの企画が12年もの風雪に耐え、500回を突破した。
それを記念してのコンサート。
カメラ6台、音響も照明も飾り付けもキチンと仕込んだ豪華な有観客コンサート&配信となった。20出演はこれまでGさんの生配信に出演した「歌い手さん」や「奏者さん」たち。
音楽だけでなく、タイトル通りトークもタップリ交えてお送りするファンの皆さんにはタマらない内容。
私がお邪魔したのは2日目で4時間超えの上演。
前日には4時間半をもオーバーする大熱演を見せてくれたそうだ。
 
そのお供をしたのがステージの上の2台のMarshallのハーフ・スタック。
JCM2000 DSL100と1960Aが2台ずつ。30そしてNATAL。40ハードウェアもすべてNATAL。50叩き手はおなじみ伊藤"ショボン"太一。Img_8849 ギター・チームは…60以前にもMarshall Blogに何度かご登場頂いている[TEST]さん。70vそして、rafmaさん。80vいつもはウォルナットかバーチのNATALを愛用しているショボンちゃん。
今日のNATALはブビンガ。
その鳴りの良さに大変ご満悦のようす!85vしかし、ショボンちゃんのドラミングはいいナァ。
食事をする時と寝るとき以外はスティックを手放さないという鍛錬の成果がモロに反映されているかのような鉄壁なフォーマンスは見る者に揺るぎない安心感と幸福感を与えてくれる。90ビッグバンドでの4ビートも巧みにこなすその音楽性もあいまって、同年代のドラマーの中にあっては最も優秀なプレイヤーだと思う。100vMarshallサオ・チームも負けてはいない!
ソロからバッキングまで確かなテクニックで歌い手さんたちを引き立てた。110そして、このMarshallのふくよかなサウンド!
2人ともただギャンギャンと歪むばかりではないMarshallの魅力を引き出してくれた。120vショウは「てじな~にゃ」のマジシャン・チーム、山上兄弟がオープニングを務め、10人の歌い手さん他が登場し、全20曲を披露した。
その合間にトークの達人でもあるGさんと歌い手さんたちのおしゃべりがはさまって4時間チョット。
事務員Gさんの偉業を記念するするにふさわしいゴージャスなイベントとなった。
140ショボン並びに東京アクティブNEETsの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト 

0r4a0011 事務員Gの詳しい情報はコチラ⇒事務員G Official Web Site

160<オマケ>
下は昨年11月の「東北Marshall-NATALサミット」のようす。
SHOW-YAのギタリスト五十嵐☆sun-go☆美貴さんが自身のギター・イベントで秋田へお出かけになった際のひとコマ。
当日、ショボンちゃんが駆けつけてくれたのだ!
右がショボンちゃん。
真ん中がsun-goさん。
そして左がD_DriveのChiikoちゃん。Ak コロナのせいで2年がかりとなってしまったが、先月47都道府県すべてを回るツアーを終了させたD_Drive。
そのドラマーのChiikoちゃんもNATALプレイヤー。0r4a0383 コレがChiikoちゃんのNATAL…クリスマス仕様。
よかったらD_Driveのライブにもお出かけしてあげてくださいまし(情報は下)。
 
ボカァ、シアワセだナァ…こんな素晴らしいMarshallやNATALの仲間がいるなんて…。

0r4a0005 


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ただし、イギリスからの輸入盤のみを取り扱っております。

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D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Officiall Website
3806年間の第1回目にショボンちゃんも出演してくれたMarshallのコンサートの2回目『Marshall GALA2』のD_Driveのようすはコチラ。
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 200(一部敬称略 2021年12月19日 たまアリタウンTOIROにて撮影)

2022年1月 5日 (水)

田川ヒロアキ TOUR2021~東京ファイナル!

 
パラリンピックの開会式への出演を機にいまや押しも押されぬ「注目の人」となった田川ヒロアキ。
長年サポートしてきたMarshallにとっても大変うれしいことである。
そのヒロアキくんが昨年11月の大阪を皮切りに関西、四国、中国地方を単身で訪れるツアーを実施した。
今日は12月11日に町田で開催したそのファイナル・ライブのレポート。T21オープニングはヒロアキくん独奏による「Seascape」。
いつも通りのスタート。
ん~、今日もいい音色だ!10vそのいい音を出しているのはMarshall。
ま、30%ぐらいね。
後の70%はヒロアキくんのウデ…イヤ、指。
でもその30%が重要なのよ。
愛用のJVM210Hと今日は2x12"スピーカー・キャビネット1936を使用。20vそこからつなげて「My Eternal Dream」。
40_medナンカ久しぶりだナァ。
カッコいいリフは相変わらず!
30この日ヒロアキくんをサポートしたのは…
 
石黒彰40v寺沢功一50v川口千里60vこの「まほろ座」のヒロアキくんのステージではおなじみの面々。
 
ヒロアキくんのテーマ曲(私が勝手にそう思っているんだけど…)だけあって、ノッケからソロに熱気がこもる!70v続いては「BOUND」。
100_rtwタイトル通りのゴキゲンなバウンス・ナンバー。
楽しく元気のよいショウの滑り出しとなった!
90vMCを挟んで「マツダファンフェスタ」の公式ソング「Ride the Wind」。
このイントロ…E|Gbm|Abm|と来て、B7でEに解決するのが普通だけどD7としているのがカッコいい…知らんけど。80_bdレーシング・カーが高速で突っ走るような疾走感がタマらん!Img_8455 ココで最近の活動に関する話に続いて次の曲を紹介。

ハイ、もうダメ!
ゴメンなさい…白状します。
ココまで見て来たかのようなことを書いたけど…見ていません。
でも曲は知っているのでライブ・レポートの体裁を整わせて頂いた。
実はこの日、昨日公開したひばりが丘のSilexのライブとダブル・ヘッダーを組んでいた。
12月に入るとコロナっ気も薄まり、一気にライブの数が多くなって、この12月11日はMarshall Blog向きの知り合いのライブが8つも重なってしまった!
ヒロアキくんのこのライブは前々から約束していたのでハズせない。
しかしどうせ町田まで行くなら…とひばりが丘を回ることにした。
東京と言っても広ぅござんして、私は東の生まれで西の方の地理には疎い。
でもひばりが丘も町田も家から遠いのは同じで、行ってしまえば同じだろう…と思い、カーナビで所要時間を調べてみた。
すると1時間半。
移動の時間は2時間あったので、楽勝だと思っていた。
ところが!
道がアホほど混んでいて、途中何回も渋滞に巻き込まれてしまった。
「男なら」、「家内を乗せて」、「Ride the Wind」状態の「Racing Star」と化したんだけど「Driving Jam」どころか「Traffic Jam」には到底勝ち目がない!
助けてください「マリア」さま!
「やっと、ずっと」走って町田に到着して「平和の風」が吹いた時には2時間半が経過していた…というストーリー。
ゴメン、ヒロアキくん!
130v安心してください!
ココからは現場にいます。
  
ヒロアキくんがMCで紹介した次の2曲は石黒さんと千里ちゃんの作品だった。
石黒さんの曲は「Rock 'n' Roll Hyper Drive」。30v以前石黒さんがSNSに上げていたのでこの曲は聴いたことがあるのです。
タイトル通りギターが効いたシンプルなエイト・ビートのロンクンロール…でもハイパー!
ところどころに顔を出すキメが実にカッコいい!
0r4a0218
プロの音楽家に向かって失礼なのは先刻承知だが…というのは、若い人を中心に音楽をあまり聴いているとは思えないミュージシャンって結構いらしてね、その点、石黒さんの音楽に対する探求心や好奇心は「立派」としか言いようがない。
常にジャンルを問わずに海外の新しい音楽を研究していらっしゃる。
そんなだからお会いする度にマニアックな会話をさせて頂くのを楽しみしている。
この日も直前に亡くなったバリー・ハリスやポーランドのベテラン歌手、ニーメンの話で盛り上がった。
また今度お会いした時にはナニか教えてもらおうっと!
150続いて千里ちゃんの「Onyx」。140_rrコチラは16ビートのバリッバリのフュージョン・チューン。Img_8757てらちんのファンキーなベースがうね~る~!180vそして千里ちゃんの目の覚めような鮮やかなスティックさばき!170vこれにて第1部終了。
最後しか観れなかったけど…。190vお召し替えをしてひとりでステージに姿を見せたヒロアキくん。
第2部のスタートだ。200まずはトークから…。
パラリンピック出演までの苦労と努力の話、テレビ出演の話、布袋さんの話、テレビCMの話、テレビ番組出演の話…積もる話が出てくる出てくる!210そして、ソロで1曲。
タイトルは「金メタル」。0r4a0313 そしてバンド・メンバーを呼び込んだ。
「石黒さん、千里ちゃん、てらちんさん、よろしくおねがいします!
次の曲はセットリストのデータを調べてみると、バンドでは8年前に演ったきり…。
石黒さんがアレンジしてくれました」
「次の曲」というのはアルバム『Ave Maria』収録の「Symphony」。
覚えてる…江古田のMarqueeだった。
高円寺にある煮干しラーメンの「太陽」が江古田にもあるのを知って驚いたのを覚えている。
と思ってコッチも確認してみたよ。
 
テッテレ~!
当たり。
この時のバンドはファンキーさん、石黒さん、仮谷さんの面々だった。
ものすごく暗くて撮影に四苦八苦したんよ。

その時の記事はコチラ⇒田川ヒロアキ~Live at Marquee

ね、Marshall Blogに残していればこうして容易に過去のライブにさかのぼることができる。
コレがヒロアキくんが言うところの「もはやMarshall Blogはひとつのメディアである」ということ。
なかなかビデオじゃこうはできないんよ。
しかし、こうしてみると「8年」というのは結構な時間ですな。
230「これ面倒クサイ曲だよね。
色んなことがありましたからね。
苦しみ,悲しみは作品に反映しやすい。
たまには幸せに満ちた人生も歩みたいけどね」240vCDでは6分半のパノラマ超大作。250_sy7/4拍子を基調とした「和」のテイストあふれる曲想がオモシロい。
260v石黒さんのキーボーズが「交響曲」よろしく分厚いサウンドを演出する。
しかし、8年も演っていなかったとは思えない親近感。
270vミニ・アルバム『Over Drive』から「Driving Jam」。280_djヒロアキくんのスキャットをフィーチュア。Img_8695 バンドの皆さんもそれぞれ破壊力の高いソロをカマしてくれた!290

300v

310vスカっとキメた!320v「サーキット場でズッとツアーをしていたという時期がありました。
それを記念して6年前に作ったのが『Over Drive』というCDです。
CDと言えば、私の新しいシングルCDがありまして、『Racing Star』というタイトルがついています。
3曲入りでお求めやすい価格になっておりますので…えへへ。
さて、ツアーをアチコチでやってきました。全部で11本くらいですね。
去年は本当に大変だったんですけど、ツアーができるようになってヨカッタなぁ~と…各地の皆さんのおかげだと思っています。
CDは各地で好評を頂きました。
よろしかったら聴いて頂きたいと思います。
千里ちゃんと寺沢さんもCDがあるそうですが、ご紹介いただいてもいいですか?」

Img_8469 「自筆イラスト、キーホルダー、色々持って来ました!…昔チョット漫画書いてたから。
ヤングギターという雑誌に『やったぜてらちん』という自分が主人公の4コマ漫画を描いてたんです。もう30年位前…ウン、自分が主人公なの。
原画全部持ってる。そんなことをやっていました。
当時、アニメ雑誌から正式なオファーがあったんですよ!
『ボクはミュージシャンなんで』とお断りしました。
そんなボクの落書きみたいな絵なんですけど、あとで覗いて行ってみてください」
スゲエ、てらちんが漫画を描いていたなんてゼンゼン知らなかった!340「私は何があるかよく覚えていないので告知させて頂きます」
千里ちゃんは5歳でドラムスを初めて来年が20周年!
それを記念して今週末から目黒のBlues Alleyで4日間連続のライブが催される。

350v石黒さんも山本恭司さんとのデュオ・ライブについて触れた。
「ワタクシ、こう見えても一応、国立音楽大学の作曲家卒です。
音大出てメタルやってるヤツいないよね!」Img_8447 …ということでメタルではない石黒さんの作品「約束」。360_ysヒロアキくんのよく歌うギターをフィーチュアしたバラード。
美しいメロディと音色がベスト・マッチした逸品。370vそして、おなじみ「Ave Maria」。380_amアレンジは石黒さん。
この曲は色んなところで聴いたナァ。
ジャケットの写真も撮らせてもらったし…私にとっては一番思い出の深い曲かも知れない。390しかしキレイな音だな~。
ギターの場合は歪み一辺倒で「いい音、いい音」と騒ぐけど、本当に「いい音」っていうのは楽器の音単体で決められるモノではなく、曲と本当にマッチしている楽器の音が「いい音」なんだよ。
それが「音楽」というよ。
この艶やかで柔らかく、深みのあるヒロアキくんが奏でる美しいMarshallの音。
他にギターの音色に一体ナニを望もうぞ。400vそしてガラリと変わって「キミを乗せて」。
ヒロアキくんの熱唱と…410vギター・ソロ。
440v石黒さんと…Img_8768 千里ちゃんのソロ。430vそして、てらちんのキメ・ポーズ!
420vぜ~んぶバッチリと収まった!Img_8488 「今日は貴重な土曜日に各地からお越し頂きありがとうございました。
このコロナ禍でまだ落ち着かない日々ですが、こうしてライブが出来たことは、みなさんが感染対策をしっかりしてくださったお陰です。
本当にありがとうございました。
パラリンピックに向けて作った曲『SKY』は、開会式で演奏はできませんでしたが、聖火リレー・イベントで萩で演奏することができました。
『SKY』を作って良かったと思っています。
今年の締めくくり。
色んなことがあった1年だったと思います。
私が信頼してるメンバーと『SKY』を演奏できるのは大変うれしく思います。
『SKY』聞いてください」450v2021年はパラリンピックで一気にブレイクしたヒロアキくんにとって一生忘れることができない1年だったと思う。
Marshallを通じてのサポートだけでなく、長年公私にわたってお付き合いさせて頂いて来た私としてもヒロアキくんのブレイクは自分のことのようにとてもうれしかった。
そんな1年でとりわけ重要だったのは、実はブレイク前の地元山口の皆さんと同じ時間を過ごした萩のステージだったと思っている。
ナゼなら「盲目のギタリスト」でもなく、「布袋寅泰と共演したギタリスト」でもなく、自分の音楽を演奏する「音楽家」田川ヒロアキの「夢」を心ゆくまで演じたからだ。
長い間ガンバって来たんだもん、どんな形にせよブレイクするのは大いに結構。
この調子でドンドン自分の音楽をクリエイトし続けて欲しいと思う。
「盲目のギタリスト」や「パラリンピックに登場した」という枕詞が付かなくなった時の「田川ヒロアキ」をとても楽しみにしている。
540_2
「Sky」を演奏する4人。400_kon今日は歌も…

460_skギターもとりわけ心に沁みた。470こうしてツアー・ファイナルの本編が終了した。 490アンコール。
ヒロアキくんは「Sky」Tシャツにお召し替え。
「ありがとうございます。満席ですよ。
実質ソールド・アウトだったんですけど、まほろ座のスタッフの方のご配慮で席を増やして頂きました。
あ、ギター、忘れちゃった!
千里ちゃん、スティック忘れて出たことある?」
千里ちゃんはスティックを忘れたことなど当然ありません。

Img_8736 するとてらちんが…「ベース忘れたことありました」
石黒さんも「キーボード忘れたことあるよ!ライブ終わって翌日行ったらあった。
この赤いヤツね」
ナンダナンダ!みんなしょうがないナァ、商売道具なのに!
かくいう私も高円寺のSHOW BOATの外にカメラ一式を忘れて来たことがあったけど…。
翌日SHOW-YAの撮影だったので、真っ青になって取りに戻ったら外ではなく、お店の中に忘れていたのでセーフだった。
あのね、てらちんは忘れているかもしれないけど、以前…それこそTAGAWAの時かな?
ライブの片づけが終わって、シルバーエレファントを出て吉祥寺の駅に向かっていたら先に帰ったハズのてらちんが駅の方から歩いて来た。
「どうしたの?」と尋ねると、「お店にベースを忘れて来ちゃった!」だって!
他にもスタジオにギターを忘れて来た人とか、結構みんなやってるんだよ。
J アンコールの1曲は「Racing Star」。500岡山サーキットで18台のレーシング・カーを使って撮影したミュージック・ビデオが話題になった。
550vコレもまったストレート・アヘッドなインスト・ナンバーでバンド・メンバーもノ~リノリ。520v530この曲は菅沼孝三さんに叩いて頂く予定だったという。
代わりに千里ちゃんが力演を見せてくれた。540

Img_8757_2 〆に取り掛かるヒロアキくん。
スライド・ウォッチでギュインギュイン!560フィニ~ッシュ!

570撮影タ~イム!

580そしてお客さんと記念撮影。590がんばれヒロアキくん!
 
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPianoImg_0002

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こんな商品を扱っています。
Keywest(キーウエスト)!

7keywestこんな感じ。

 
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 200(一部敬称略 2021年12月11日 町田 まほろ座にて撮影)

2022年1月 4日 (火)

Silex Presents 'Masha & Tatsuya Studio Live & Talk'

 
ひばりが丘…いかにも青春ドラマの舞台になっていそうな地名ですな。
生まれて初めてやって来た。10その「ひばりが丘」駅の北口から歩いてすぐのところにあるのが…20「STUDIO VITO」…「スタジオ・ヴィトー」という名前を聞いてすぐに連想したのが横浜元町と人形町の水天宮。
ひばりが丘と併せてこの3つの場所は切っても切れない関係にある。
ナンだかわかる?
ま、普通はわからないよ。
30vまず、横浜元町。
元町商店街の港側のハジッコにあるクレープ屋「ドン」。
ココは古いよ。
以前にもMarshall Blogで紹介したことがあるけど、私が大学生の時にはもうあった。
お年を召したものの、ご主人も相変わらずお元気で40年以上クレープを焼き続けていらっしゃる。
横浜出身の今の家内と元町でデートをした時は必ずココでクレープを食べていた。
私はいつも生クリームチョコだった。40vひばりが丘には今回お邪魔した「ヴィトー」。50そして、人形町の水天宮様のすぐ近くにあるイタリア料理店が「CORLEONE(コルレオーネ)」。
 
この3つをつなげると、「ドン・ヴィトー・コルレオーネ」。
ハイ、古い映画が好きな方であれば頭の中でニーノ・ロータのあのメロディが流れているハズだ。
60v「ドン・ヴィトー・コルレオーネ」は1972年公開の映画『ゴッドファーザー(Godfather)』でマーロン・ブランドが演じた主人公の役名。
スタジオの社長さんに店名の由来をお尋ねしたところ、やはり『ゴッドファーザー』というか、コッポラが大好きでいらっしゃるそうだ。
いいスタジオだ。
 
下は私の映画チラシのコレクションから。
『ゴッドファーザー』の方は50年前にロードショウ公開された時の実物。
誰かから譲り受けてずっと大事に保管してきた。
シネラマで上映したんだねェ。
今、「シネラマ」とか「70mm」なんて言葉を知っている若い人は、よほどの映画好きでなければひとりもいないだろう。
『PART II』は私が中学生の時に公開されてモノスゴく話題になっていたのを覚えている。
チラシはやはり46年前にロードショウ公開された時のモノで、有楽座かどこかで実際に私がもらって来たモノ。65スタジオ・ヴィトーの店内に飾ってあったパネル。
冒頭のシーン。
ギャングの親分、ドンの娘の結婚式の日、ある男が自分の娘に暴行を加えたチンピラに復讐をして欲しいとドンに頼む。
ドンはその男が面倒を嫌ってコルレオーネ一家を敬遠していたことを指摘し、依頼を引き受ける代わりに一家に忠誠を誓わせる場面。
「いつか…その日は来ないかも知れない…何がしかのお願いをしに私が君を訪ねることだろう。しかし、その日が来るまでこの正義は贈り物として受け取っておくがいい」がパネルにあるセリフの直訳。
映画ではこのセリフの後に「…of my daughter's wedding day」ともう少し続いていて、字幕では「いずれ わしが何か頼む事があるかもしれん その日まで裁きは娘の結婚祝いだ」となっている。
「justice」を「裁き」と捌いているところがウマいな。
ドンは特に生徒を募集しているワケではないのであしからず。
70vさて、このスタジオ・ヴィトーでナニがあったのかというと、タッタリアやバルジ―二やソロッツォらが集まって寄り合いをしたワケではない…くどいか?イヤ~、好きなもんで。
SilexのMashaと石川達也の2人によるライブ&トーク・ショウだ。
80sSilexもコロナに活動を制限され、大いに苦しんだチームのひとつだ。
後で出て来るが、2人は2016年に開催した第1回目の『Marshall GALA』で初めて共演し、続いてその3年後の『Marshall GALA2』の時も同じチームで出演してもらった。
その直後の2020年の年明けから達也くんが正式にSilexのメンバーとなって活動を開始しようとした矢先にコロナ勃発。
何というタイミングの悪さ!
それから早や丸2年、昨年末のヴァーチャル楽器フェアでMarshallやNATALのデモンストレーションをお願いしたこともあったが、退部活動と言う面においては悶々とした日々を過ごし続けている。
 
コレはちょうど達也くんがSilexに加入した頃の『Marshall GALA2』の時のビデオ。
この日Mashaくんが使用したMarshall。
1987、2203を弾いてきて、今コレ。
JMP-1を2203のパワーアンプにつないで1960AXを鳴らした。90v達也くんのNATAL。
材質はメイプル。
フィニッシュは「メタリック・ホワイト」と白地に細かいラメがまぶされたキレイなヤツ。
100達也くんはバスドラム・ペダルもNATAL製を愛用している。
メッチャ踏みやすいのだそうです。
ハイハット・スタンドはスタジオのモノを借用。110予約して頂いたお客さまが揃ったところで早速スタート。
 
「すごい!スタジオにこんなに人がいるなんて!」
120「第1部の司会を務めます石川達也です。
本日はお集まりいただきありがとうございます。
変わった形式でやっていきます。
コロナで思うようにライブ活動ができず、今までとやり方が違っていてもボクたちにできることはないかなぁ~…と思ってこういうスタイルになりました」
130v「より近い距離で…『ファンサービス』なんて言うと偉そうに聞こえるんで…『交流』?」140v「PAを通さない楽器の生音を楽しんでもらいたいと思います」155v「そして、こうしたリハーサル・スタジオで大きな音で楽しんで頂きます。
皆さん、あまりそういう経験無いと思いますので、その辺りも楽しんでください。
音が大きすぎたら耳栓を付けてくださいね。
今日は5曲を予定してます。
1部と2部で1曲違う5曲。
おしゃべり込みで1時間くらいを予定してます」160v「まず1曲演ってみます」
さすが優しいマシャタツ。事前に用意した耳栓をお客さんに配布した。170「♪ジョコジョ~ン」
音の大きさがどんなものかとMashaくんがチラリとサンプル音を出す。
お客さんの耳のサウンド・チェック。
「こんな感じなんですけど、大丈夫ですか?
耳栓持ってますか?
じゃ、さっそくいきますか!
前のギターとドラムに後ろのスピーカーでベースの音を足しますので違和感あるかもしれませんが、ご了承ください。
歌はありませんので、心の中で歌ってください。
5曲目はマシャ名義、そのほかはSilexの楽曲となります」
1801曲目は「Arise」。
2017年にリリースしたSilexのファースト・アルバムのタイトル・チューン。190_ar冒頭からMashaくん、クライング。
爆音のMashaくんは久しぶり。200vSilexのライブではおなじみだったこの曲を達也くんのドラミングで聴くのは初めて。
言い換えるとSilexのNATALサウンドは初めて。
双方とてもいい感じ!210vMashaくん、またギターを変えた。
今度はMoon Guitars。
イヤ~、私も好きでね、長野でハコバンをやっていた30年近く前に3本ほど持っていた。
当時あった東京のショウルームまでワザワザ信州から見に出て来た。
今日はキャビがCelestionのGreen Backを搭載した「1960X」とあってキャビネットのサウンド・キャラクター強し。220達也くんのNATALはMarshall GALAや先日の映画の撮影でも使われた勝手知ったるキット。230v「ファーストアルバムの1曲目を聞いて頂きました。アレンジが変わってる。
ボク、Silexで人前で叩いたのって、シングルの『In the Light of Destiny』をリリースした時の大阪だけなんですよね。
その1回だけで、発売して東京では何も披露もできていない」
かわいそうに…本当にツイてない!
さっそくトークのコーナーに入って行く。
「『Destiny』を出すに当たり、どうゆうコンセプトがありましたか?」

Img_8386 コレが達也くんが触れているシングル『In the Light of Destiny』。1_des 「2020年4月のリリースですね。
バンド自体は紆余曲折ありました。
「Destiny」は2年前、新しいボーカルズのダンを迎えて『新体制』という希望を込めて作った曲です。
メンバーとの出会いがあったからこその曲で、この『Destiny』を作ったことで自分に自信がついた。
Marshall GALAで達ちゃんと出会い、一緒に演奏して純粋な新メンバーに迎えた。
今までの自分や体制では作れなかったであろう曲ですね。
メンバーを見ながら、そして思いながら完成させた曲。
『このメンバーならではの曲』ということを感じてもらえたらうれしい。
そして、シングルを出せたことがうれしい。
誇らしくさえ思っています」
250v「また来年、さらに進化した物を出せたらなぁと思っていまして、コンセプトは特にないんですが、Silexならではの曲をたくさん作っていきたいと思っています。
バンドの個性やクセだったり、お互いのことを思った集合体だと思っているので、Silexの今のメンバーの個性を凝縮した個性的なアルバムを作りたいですね。
楽しみに待っていてください」
325「デモを聴いた時、すごくシッカリそれがわかりましたよ。
メンバーのことを想像してくれてるんだなぁ…と思いながらデモ音源を聞きました」
240コレがMashaくんが言っていた2人が初めて一緒に演奏した2016年の最初の『Marshall GALA』の時のようす。
90なつかしいね。
この時は「HE SHRED MASTERS」という名義でオープニングでご登場頂いた。2402すごい歓声だった。
それを聞いた瞬間、このイベントは間違いなく「うまくいく!」と思った。
実際うまくいった。
そして、2回目のMarshall GALA2にも2人にご出演をお願いし、コレまたうまくいった!
さて、3回目はどうなのよ?
今年は「Marshall創業60周年」なのに。

この時のようすはコチラ⇒【Marshall GALA レポート】 vol.3: THE SHRED MASTERS

250v2ということで2曲目はその「Destiny」。
Mashaくん、カメラに向かって指差し確認。
チャンと撮ってますよ~!
250_des達也くんお得意の「ベロ出しポーズ」。
コレをすることによって体温を少し下げる。260激情的なイントロ。
メンバーのことを想像して作ったというが、転調を重ねてドラマを積み上げていく曲想はいかにもMashaくんらしい!270ドライブ感あふれるドラミングは達也くんの真骨頂だ!280vソロもMashaくんカラー全開!
端正に構築されたソロ運びはMashaくんならではのもの。290v 続けて「Destiny」のカップリング曲。
バラードの「Made of Lies」。0r4a0095 「Masha」くんだけにクライング「ましまし」!
Img_8418_2この曲はよ~く知ってるんだ。0r4a0124ナンとならば、Mashaくんと一緒にこのビデオを作ったから。
ココで質問コーナー。
「お客様からボクたちに質問がありましたらどうぞ!」
300お客さんの質問に熱心に返答する2人。310vこうしたイベントならではの光景。320v続けて『Arise』収録のインスト曲「Forevermore」。
この曲って『Marshall GALA』の1曲目でも演奏したんだよね。0r4a0107 その後でこれまで何曲が演奏されたのかは数えたことがないが、『Marshall GALA』というイベントの記念すべきいっちばん最初の曲がこの「Forevermore」なんです。Img_8389そして、「体験コーナーあり」のお知らせに続いて最後の2曲を演奏した。0r4a0057まずはMashaくんが敬愛するジーノ・ロートに捧げた「Wind from the East」。
0r4a0030
メロディと丁寧なギター・プレイが完璧にマッチしたパフォーマンス。
「勝手に捧げた」なんて紹介していたけど、その想いが天国のジーノに届くかのような入魂のプレイだった。Img_8213そんな思い入れタップリのMashaくんをカッチリとサポートした達也くん。350vそしていよいよ最後の曲!370_wfeナント、まだ題名も付けていない新しい曲を披露した!
380v目の覚めるようなストレートなドライビング・チューン!330ウワ~、こりゃまたエラく作り込んだな~。
Mashaくんらしいわ。
大胆に3/4を取り入れているところなんかもカッコいい。
400v音源になるのがとても楽しみだ!
390v「以上で終了です!
今日はご来場いただきましてありがとうございました!」
1時間とチョットの短い時間ではあったが、充実した内容で訪れたファンを存分に楽しませた2人なのであった。
早くSilexとして活動できますように…それまで絶対に止めちゃダメだぞ!MarshallとNATALがいつも応援しているから!
 
Silexの詳しい情報はコチラ⇒Silex Official Website420

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Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」営業中です!
Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。

Photo こんな商品を扱っています。
Reigning Days(レイニング・デイズ)!

Reugniung_daysこのバンド、もう解散しちゃいましてね…なかなかいいバンドだったんよ。
音源はMarshall Recordsオンリー。

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 200(一部敬称略 2021年12月11日 ひばりが丘 STUDIO VITOにて撮影)

2022年1月 3日 (月)

明けましておめでとうございます


明けましておめでとうございます
 
イヤ~、年末のレコード大賞は盛り上がりましたな~。
Da-iCEの「CITRUS」が大賞を射止めたのはほぼ想像通りだったかな…ウソこけ。
そもそもどっちがチーム名でどっちが曲名かもわかりませんな。
生来こうした流行りモノの類には全く興味がないことは年がら年中Marshall Blogに書いている通りだけど、そんな私でも昔は「レコード大賞受賞曲」となれば、正確ではないにしろそれなりに歌えたもんだったゼ。
それがココまで日本の音楽にチンプンカンプンになるとはのう。
Marshall Blogの読者の皆さんは「CITRUS」っての歌えますか?…。
  
何でもアメリカのビルボード誌が発表したところによると、昨年中に米国内で最も売れた200枚のアルバムの中に、同年中にリリースされたロックやヘビメタのアルバムは1枚もランクインされなかったとか…。
ロックやヘビメタ系のアルバムでランクインされたのは、Queenの『Greatest Hits』やFleetwod Macの『Rumours』、Journeyの『Greatest Hits』にAC/DCの『Back in Black』等々。
もはや感覚としては『嗚呼、懐かしの昭和ロック全集<Queen編>』といったところか?
しかし、コレも当然のことだと思いますよ。
世の中のロックがこれだけ金太郎飴のように同じようなモノばかりになってしまえばいい加減飽きられるってばよ。
かつて70年代まで「ロック」と呼ばれていた音楽が80年代に入ってこんな風になっちゃってから40年、むしろよく続いていると思いますよ。
も~、制作者も消費者も何かひとつ当たると競うようにしてみんなで同じことをやって…。
でもね、そういう流行りすたりに沿ってお金を使ってくれる皆さんがいるからこそ経済が回っているのも確かでしてね。
おかげで私みたいなヘソ曲がりのアマノジャクが隅っこの方で好きなことをやっていられるのも流行を追い続けてくれる皆さんのおかげなんですね。
「イヤミ」に聞こえるかもしれないけど、最近は真剣にそう思っているのです。
その感謝の印に今年もMarshall Blogはマニアックに徹しよう!と新年の決意を固めましたわ、ハイ。

また徹底的に脱線して様々なウンチクを固めさせて頂きます。
 
しかし、コロナがこんなに長引くとは思っていなかったよネェ。
Marshall Blogもその余波で思うような行動ができなかった。
かつては多い時には年に150回以上通っていたライブも数えてみると昨年は31回。
Marshall Blogの記事はその70%がライブ・レポートだったので、そりゃネタに苦労しましたよ。
それでも124回更新することができた…と言っても、コレ、通常の約半分なの、トホホ。
12月ぐらいからは大分お邪魔できるライブの数も増えて来て、このまま順調に状況が回復すれば今年はもっと更新できるかな…と。
そうは問屋が卸さないか?1_ところで、今年は2022年…Marshallアンプが還暦を迎えました。
 
最初に製作したアンプは「Number One(ナンバー・ワン)」として知られ、23台の注文を取り付けてスタートした。
下がmarshallの本社の博物館に展示されているその実物。
何たる風格!
このアンプ…自分と同じ年なんだよね。
エライ違いだわ。
Img_7999かくして1962年9月、Marshallの第1号機は「Hanwell(ハンウェル)」というロンドンの西の外れにあったジム・マーシャルが最初に構えた楽器店から世に放たれた。
そして「Number One」は後に「JTM45」に発展する。

下の赤い看板の床屋がかつてジムの店舗があったところ。39後のジムの楽器店の広告。
「我々は有名なスターやバンドをサポートしています」…と、声高らかに謳っているアーティストは、ブライアン・プールとザ・トレメローズとイーデン・ケインとザ・ダウンビーツを筆頭に、あまり馴染みのない名前がゾロゾロと挙がっている。
ビートルズもなければローリング・ストーンズの名前もない。
Marshallは後発だったから。
それでも、スクリーミング・ロード・サッチ(ジムと仲良しだったらしい)、ロング・ジョン・ボールドリー(エルトン・ジョンの「ジョン」はこの人から採られている)の名前が見られ、The Whoのクレジットのすぐ後ろには(Detours)という表記があるところが時代を感じさせるではないの!
ちなみにブライアン・プールは、DECCAのオーディションでビートルズに勝った人。
数年前にMarshallの社長からブライアンのメール・アドレスを教えてもらい、ご本人とやりとりをしてMarshall Blogの説明をした時はうれしかった。
それに関する記事はコチラ⇒ビートルズに勝った男

Ads_2 「76」とあるのは上の床屋さん。
「93」はその向かい。
裏でキャビネットを作っていたとか。
こんな感じ。
40 その辺りのことが今ではプラークとなって近隣の建物の壁にひっ付いている。
下はそのレプリカ。Img_0534…という具合で今年は「Marshall 60th Anniversary」。
つまり「Diamond Jubilee(ダイヤモンド・ジュビリー)」の年となる。
イギリスではそれを祝したイベントが開催される予定になっている。
日本でもやることになっているのです…となると当然「Marshall GALA」か。
ちょうど前回から3年経つしね。
ま、コロナ次第なんですわ。 
 
今年もMarshallファミリー製品、Marshall Blog、Marshall Music Store Japanをお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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