GRANRODEO LIVE 2016 G11 ROCK☆SHOW -TRECAN ▶⦿◀ PARTY- <後編>
楽器チームの素晴らしいソロ演技が終わったところでショウは後半に突入する。
衣装替えした二人。
今回は真ん中で「Can Do」。
もう演っちゃうの?!
オラオラ、後半も盛り上がっていくぞ~!
間髪入れず「Once & Forever」。
キャッチーな曲だけどギター・ソロの濃度は高い。
それがグラン流!
演奏中に足がつってしまったというe-ZUKAさん。
「皿うどん」を引き合いに、今回導入されている「サラウンド・サウンド・システム」を紹介した。
曲は「背徳の鼓動」へ。
シットリのマイナー・ムードから…
ドラマチックな展開を見せる。
コレはスゴイ歌詞だね。
「I believe 行く道はなくとも まだ見ぬサーカス一座と 旅する夢に抱かれて幾度眠る」…なんて。
寺山修司っぽくてカッコいい!
KISHOWさんの熱唱をギターに置き換えたかのようなe-ZUKAさんのソロ!
アンプ・テンポな曲だけがGRANRODEOの魅力ではない。
ココでメンバーがステージから降りる。
すると舞台の上から白い布が降りてきた。
「偏愛の輪舞曲」のSEに合わせてヒラヒラとエアリアル・ダンスを披露。
アブアブアブ!
コレ、今気が付いたんだけど、布は二本だったのね?…あ、それなら自分もできる!ということでは決してありません。
硬いポールと違って、どうやって横になってたんだっけかナァ~、とチョット不思議に思っていたもんで…謎が解けました。
写真撮ってるとそっちに夢中になっちゃってとこどころ記憶がないのです。
長いことロック・コンサートを観て来たけどこういうのは初めてだナァ。
とてもステキな演出だ。
ワルツになるところからのギター・ソロがカッチョええ~!
「輪舞曲(ロンド)」というのは曲の形式のことね。「ロンド形式」。
モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は「大ロンド形式」というヤツ。
またここから怒涛の盛り上がりセクションに入るよ~!
「RIMFIRE」と「紫炎」をカマす。
「RIMFIRE」カッコいいよね~。KISHOWさんの声がタマりまへんナァ~。
で、コレ「rimfire(リムファイア)」とは何ぞや?と思って辞書を引いたファンも少なくなかったのでは?
「周辺起爆式」なんて出てるでしょう?でも何のことやら?
私も初めて見た単語。
「rim」はリムショットとかいうようにヘリのこと。「fire」は発火とここまでは検討がつく…。
そこでチョイと調べてみると、コレは弾薬の発火方式のひとつ。
かつて主流だったピンファイア方式に代わって普及したもので、カートリッジのシリの外周のリム部に発火薬を詰めて、そのリムを撃鉄が叩いて発火する仕組み。
私、小学生の時にモデルガンに夢中になったことがありましてね。
で、このリムファイア方式は、 その後センターファイアという方式に主流の座を奪われることになる。
ナゼならリム内に発火薬を均一に詰めることが難しく、不発の確率がセンターファイア方式に比べてはるかに高かったかららしい。 しかし、単純な構造なため大量生産がきくため、価格が非常に安く、民生用途では広く普及しているとのこと。
GRANRODEOは勉強になるナァ。
ここから最後まではスロットル全開!
お客さんも待ってましたの大騒ぎ!
あのSEが流れただけで大歓声が沸き上がるヘヴィ・チューン「Rose Hip Bullet」。
コレのPVはいいよね~。いきなりMarshallでスタートするし…。
曲が始まる直前にe-ZUKAさんの右手がアップになってピックを指の中で転がすでしょ?
アレ、わかるな~。ピックを使う人はよくやる仕草だ。
本編の最後がもうそこまで来てる…「modern strange cowboy」!
このPVに映っているMarshallはJCM2000 TSL100。
e-ZUKAさんの愛機はJCM2000 DSL50だ。
目も覚めるようなスピード・チューンが会場の隅から隅までを引っ掻き回すのだ。
そして、またまたジャ~ンプ!
え?よくそんなにジャンプするところが撮れるなって?ズット待ってるのよ。
KISHOWさんが飛ぶ気配を出すのをず~っと観察してるんだよ。
こんなに飛んでくれるんだもん、うまくとらなきゃバチが当たる!
「楽しすぎるぜ!いつまでもやっていたいッ!急遽決まったライブなのに本当にありがとう。アレ、なんか出て来た…」
ステージの上手にセットされたのはGRANRODEOの電飾が施されたアップライト・ピアノ。
e-ZUKAさんが手で人形劇ををしてくれている。
「次は必ず演る曲です。オレたちの曲だと思っている…13年前に出会って夢をかなえた…」とセンチメンタルにスタートするのは…
いいナァ~!
ポール・マッカトニーもマッサオのGRANRODEOのロックンロール賛歌!
火星や金星までスッ飛ぶテンション!
コレコレコレコレ、このギターソロ。
「♪チュララ。チュララ」と、こういうソロが巷で弾かれなくって久しい。
徹頭徹尾「Rock」だから私はGRANRODEOが好きなのだ!
即座に猛アンコール。
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」…
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」…
まだ出て来そうにないのでCM。
GRANRODEOは今月の23日、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期のエンディング主題歌「少年の果て」をリリースする。
コチラはCD+DVDの初回限定盤。
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」…
こっちはCDだけの通常盤だ。
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」…
まだ時間がかかりそうなので便乗してマーシャル・コマーシャル。
コレは9月末に日本でも発売開始となったMarshall初のモデリング・アンプCODE25とCODE50。
54年の長きにわたってギター・アンプの王座に君臨するMarshallの歴代のモデルのサウンドが詰まった夢のアンプ。
コレがまたお買い得なんだ~。
初回入荷分は即完売しちゃったけど、またすぐ入荷するハズなのでゼヒ.。
e-ZUKAさんが使っているDSLの音も入ってるよ!
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロ」…。
モノスゴイ歓声の中、お召し替えして登場!
「コレやらないと終わらないでしょ!」
二曲目は「Go For Ot!」。
IGPXは…
●GRANRODEOはじめての人!
●今回のツアーで他の公演にも行ってG11に来た人!
●ツアー全公演行ってからG11に来た人!
…等々。
やっぱり盛り上がるね!楽しいね!
「これアンコールだったね!盛り上がっちゃったね~タップリやってます。お客様は神様です!」
そして告知をはさんで…
「今日、オレ、見つけちゃったかも…。キミたちの笑顔とオレたちの笑顔が合わさって希望となる宝物もの…」
チャンと言った!(何のことかわからない人は<前編>を読み返してね)
「『希望の彼方』を聴いてください」
e-ZULAさんのアコギに合わせてシットリと歌いアンコールの幕を降ろした。コレは314?414?…「ESシステム」とかなつかしいナァ。あ、こっちの話。
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、
「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロデオ!」、「グラン!」「ロ」…。
もう一回登場!
楽しかった大コンサートにふさわしい楽しくゴージャスなフィナーレ。
FIRE HORNSのメンバー全員に個別にからむe-ZUKAさん。律儀だ~。
ボリューム満点の『G11』。
「ROCK☆SHOW」の名の通り素晴らしいエンターテインメント・ショウだった。
こういうのこそ「エクストラヴァガンザ」というのだ!
瀧田さんの華麗なテクニックに操られる多弦ベースがクリエイトする豊かな低音。
瀧田さんとの完璧なコンビネーションでストレートアヘッドにバンドをドライブさせるVALさんのドラミング。
そして、男が聴いてもホレボレしちゃうカッコいいKISHOWさんの声。
まったくフェイクをせず、最初から最後まで猛ダッシュで絶唱し続けるKISHOWさんの姿にはいつも感動してしまう。
そして、e-ZUKAさんのギター。
ヘヴィなリズム隊、カッコいい声のボーカル、ギター・リフとギター・ソロ…「ロック」というものはこれらの要素で完結する音楽だ。
でも、ココで触れておきたいのはe-ZUKAさんの作る曲、すなわちGRANRODEOの音楽について。
GRANRODEOの曲ってどれもギターの魅力にあふれているでしょう?
普通、e-ZUKAさんの演奏を目の当たりにすれば誰だって「ギターってカッコいい!」って思うでしょう?
それは、もちろんプレイがカッコいいからなんだけど、実はそれよりも先にe-ZUKAさんが作る曲がそういう風にさせていることを知っておくべきだ。
どうしてギターがそんなにカッコよく響くか…e-ZUKAさんの作る曲は1970年代のロック、すなわち「オリジナリティ豊かなロックの黄金時代」のエキスに満ち溢れているからだと思うのだ。
それは、カッコいいギターがなければロックがニッチもサッチもいかなかった時代。Marshallがなければあり得なかったロックの時代とも言えよう。
そのロックがロックらしい、最も魅力的なスタイルを誇っていた40年前の音楽に最新のテクノロジーやテイストをマブしているのが私のGRANRODEOの音楽の分析だ。
e-ZUKAさんはそうしてオリジナル曲でロックのコアな部分の遺産を伝承しているのだ。
ここに集まった約一万人のファン、全国の数万・数十万のファンとGRANRODEOとの間には様々な人気アニメが介在していることは百も二百も承知している。
でも、キッカケはアニメだったかもしれないけど、ファンの皆さんはこの音楽の魅力を実際に十分理解し、楽しんでいるワケでしょう?
しからば、ゼヒこうしたロックをジャンジャン浴びてもらって、音楽ライフを豊かにしてもらいたいと思う。
自分から探さなきゃダメよ。残念ながら待っていても向こうからはやって来ないから。
手前ミソながらMarshall Blogを参考にしてもらうのもいいだろう。
反対に、ロック・ファンを標榜している連中にも、アニソンとの間の垣根を取り払ってGRANRODEOのようなキチっとしたロックを聴いてもらいたいと願うな~。
ロックとアニメソングの間にある垣根なんて低くてスカスカじゃないか!向こう側が透けて見えてる。
ファンの往来によって双方のますますの繁栄を願うばかりである。
なんか宴会の挨拶みたいになっちゃったな…。
では、一本締めではなくて…
お楽しみのプレゼント・コーナー!
KISHOWさんはキックしてタオル。
ナント、GRANRODEOが、日本が世界に誇るLOUDNESSと共演する!
12月29日に開催される『Rock Beats Cancer FES Vol.5』がソレ。
コリャお年玉を年内にもらっちゃうようなもんだ!楽しみ~!
GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website