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2022年1月28日 (金)

日下部"BURNY"正則とキムタクとMarshall~BURNEY MEETS STUDIO RANGE

 
最近は「Kōki」さんが大変なご活躍で、テレビから「コーキさん、コーキさん」と聞こえてくるたびにドキっとして、わかっちゃいるけど、ついついそちらの方を見てしまう。
もちろんそのテレビの中のその「コーキさん」がバリバリとカッコいいベースを弾いている…などということはまずあり得ない。
 
今日はその「コーキさん」のお父様、木村拓哉さんの話題から。
キムタクが1月19日に『Next Destination』という新しいアルバムを発表した。
こんな感じ⇒Next Destination公式ページ

そして、このアルバムのレコーディングに我らが日下部"BURNY"正則が参加したのだ!
友人がこのようなビッグな現場に関わるということの喜びもさることながら、BURNYが奏でる「筋金入りのホンモノのロック・ギター」のサウンドがそうした機会を通して多くの一般の人々の耳に届けられることも同様にうれしい。
6BURNYといえば、Marshall。
当然レコーディングにもMarshallが持ち込まれた。
しかも、STUDIOシリーズ。
※下の写真は当該のレコーディング時に撮られたものではありません。
1もうBURNYにはスッカリSTUDIOを気に入って頂きましてね~。3特注の白のSV20Hと以前から愛用していた同じく白い出で立ちの1936を組み合わせて愛用して頂いている。8レスポールとMarshall…コレが私にとってのデフォルトのBURNY。
もうあの音が聞こえてくるようでしょ?7このレコーディング以外にも話題の現場から引っ張りダコのBURNY。
長年にわたって音楽生活を共にしてきたMarshallをお供に益々ご活躍されることを願って止まない。
ガンバれ、BURNY!9さて、おかげさまでSTUDIOシリーズは相変わらずの人気です。
残念ながらMarshallもご多分に漏れずコロナ騒ぎで大幅に製造や出荷が遅れていて、輸入発売元によれば、一部のお客様にご迷惑をおかけしている状況にあるようですが、STUDIOシリーズは逃げも隠れもしません。
「コロナ憎んでMarshall憎まず」…かかる状況をご理解の上、ご容赦頂きますよう何卒よろしくお願い申し上げます。1250ところで、BURNYは最近になってSTUDIOシリーズを導入したワケではない。
彼は「小ぶりの1959」のようなモデルを予てから切望していたが、Marshallではそうしたモデルを持っていなかったので他社の小型のバルブ・アンプを使用していた。
そこへMarshallがSTUDIOシリーズを発表したものだから、比較的早いうちにお試し頂くことになった。
その時のようすが以下のレポート。
既に掲載したことがある記事なのでご覧になられた方も多くいらっしゃると思うが、諸般の事情でしばらくの間公開を控えていた。
それをココに再掲する。

【BURNY PLAYS STUDIO RANGE~日下部正則STUDIOシリーズを弾く】

STUDIOシリーズを日下部"BURNY"正則(以下、バーニー)に試してもらった。
 
いいわ~。いいんだわ~。
普通であれば単に「STUDIOシリーズがいいんだわ~」となるんだろうけど、私の場合はそうはいかない。
「いいんだわ~、バーニーのギターとSTUDIOシリーズのコンビネーションが!」となる。
この日、「ロック・ギターはこう弾け!」と言わんばかりのプレイを最上のサウンドで満喫するゴキゲンな午後になった。
「アレレ?そんなこと言ってるけど、キャビは1936じゃん?」って言うんでしょ?
20そうなの。
このキャビはバーニー愛用の1936。
スピーカーはCelestionのCreambackが搭載されている。
いいんだよね~、Creamback。
音に厚みがあって、暖かくて、でも甘すぎない。
バーニーは1987Xの傍ら、このキャビネットを21Wのブティック・アンプと共に使用している。
で、「Marshall」から20Wのフル・バルブ・モデルが出たと知って、「それじゃ実戦さながらに」と、この試奏に際してはいつも現場で使っている自前のキャビネットを持参してくれたのだ。
つまり、ステージでの即戦力機材としての試奏。
「キミ!こんなアンプ、一体どこで!」…そんな「ビズリーチ」みたいなモデルが「STUDIOシリーズ」なのだ!
30vまずはSTUDIO CLASSICのヘッドSC20Hから。
ナントならば、バーニーはかつてJCM800 2210を愛用していたからだ。

180 ん~、いいナァ~。
さすが勝手知ったるところ、チョチョチョとセッティングしてアッという間に素晴らしいロックギター・サウンドを作って見せてくれた。
バーニーの音なんだけど、JCM800の音…でもJCM800の音なんだけどバーニーの音なのよ。
それが優れたギタリストといいアンプのステキな関係。

Oa_0r4a0027続いてはSTUDIO VINTAGE、SV20H。
バーニーの本命はコチラ。420 そのポイントはマスター・ボリューム。
え?1959ベースのSV20Hにはマスター・ボリュームなんかついてないじゃないか!って?
そう、付いていないからバーニーは興味を持ってくれたの。
マスター・ボリュームとセンド&リターンはない方が間違いなく音が良いからね。
ジェフ・ベックはここのところ1959SLPか1987Xでしょ?
どうも理由はそれらしい。50vストラトキャスターでトライ。
リンク接続は一切使わず。
ごく小音量でSV20Hを試すと、HIGHがカリンカリン、LOWはモッサモッサでどうにもならない。
そこでリンクの出番となるワケだけど、そうするとLOUDNESS1とLOUDNESS2のミックス具合がなかなかに難しい。
チョット触っただけでサウンドが激変してしまうのだ。
私が大学の時に使っていた70年代中盤製のJMP1959を思い出す。
ところが、このSV20Hときたらアータ、「リンク」なんてとんでもないよ!
ガッとボリュームを上げるとHIGHもLOWも単体で信じられないぐらい素晴らしいサウンドが出て来る!
そういうことなんだよね~。
バーニーご持参の1936との相性もバッチリ。
つまり実戦で何ら問題なしということがわかった!

60さて、お次はシリーズ全モデルをお試し頂くよ。
まずはSTUDIO CLASSICから。70今度はさっき試したSC20Hを2×12"キャビネットのSC212で弾く。

321 コレがまたいい。
バーニー持参の1936とのマッチングも素晴らしかったが、バランスの取れたサウンドのこのキャビネットも文句のつけようがない。

80ヘッドはそのままに今度は1×12"のSC112を試す。

280 ドワッ!なんだのこの低音!
1912なんかもそうだったけど、Marshallの1×12"の低音のリッチ加減はタマらんね。
それでいて音像が実にシャープだ。100v1912はクローズド・バックだったけど、STUDIOシリーズの1×12"はハーフオープン。

310 そして、最後に1x12"コンボのSC20C。
「あ~!」と最初はコンボ感丸出しのサウンドにビックリ。
ところが不思議なことにすぐに耳が慣れちゃうんだな。
スタックとのサウンドの差はすぐに気にならなくなり、コンボのコンボたるサウンドを愉しむ。120それぞれのモデルでスタンバイ・スイッチの上を押して出力5WのLOW状態にして試してもみたが、実戦で使うような音の大きさだと「あんま変わんないね!」って感じ。
音がまろやかになる…程度かな?
そもそも大きい音を出したくてボリュームを上げているワケだから、そこで出力の設定を下げるのはナンセンスなのだ。
やはり、このスイッチは家のような大きな音の出せない場所で、極端に音を小さくしたい時の方が有効だ。240 次はお待ちかねのSTUDIO VINTAGEシリーズ。
情けないことに最近はスッカリ物覚えが悪くなって、いくら頭に叩き込んだつもりでも、どっちがVINTAGEでどっちがCLASSICかわからなくなっちゃう。
私なんかはオリジナルJCM800が現役で活躍していた時代の人間だから、JCM800タイプのモデルをCLASSICと呼ぶのがシックリと来ないんだよね。
自分の方がよっぽどクラシックなんだよ。130CLASSICシリーズの時と同様に20WヘッドのSV20Hを2x12"キャビネットのSV212につないでみる。

530 ボリュームを上げる。
ハイ、言うことなし。
この音の厚み!そしてやっぱりバランスがいい。
そして何たる芳醇なサウンド!
デジタル・アンプには絶対にマネできまい!
爆音でもちっともうるさくない。
やっぱりこうなるとスゴイのはバーニーのプレイ!
出てくる、出てくる、ロックのカタマリのようなフレーズ。
バーニーは決して口に出して言わないけど、「ロック・ギターはこうやって弾くんだよ!」と指が言ってた。150次に1×12"キャビネットのSV112で弾く。

500 当然、印象はSV112の時と同じ。
1×12"とは思えないリッチな低音が炸裂!160今回のSTUDIOシリーズに搭載されているスピーカー、Celestion G12 V-TypeはVINTAGEもCLASSICも共通だ。380 最後はコンボのSV20C。

340 当然だけど、コレも印象はCLASSICの時と同じ。
コンボ・サウンド愛好派の方にはバッチリのモデルだ。
今回、飽くまでも「実戦でイケるかどうか?」の見極めのための試奏で、バーニーは普段ステージで使っているペダル・ボードを持参してくれたんだけど、結局最初から最後までアンプ直でやっちゃった。
ひとつにはそれほど生音が素晴らしいということと、コレだけ生音がよければギターとアンプの間に何をつないでも心配なし…ということ。
結果、「大合格」~!
やっぱりロックやMarshallの酸いも甘いも知っているギタリストに良い評価をもらうのはうれしいね。
この仕事冥利に尽きるってもんだ。
そして、STUDIOシリーズのサウンドにも酔ったが、バーニーが弾く我々世代のロックのリフやソロ・フレーズも十分に楽しませて頂いた。
しかし、ビートルズも知らない今の若いギタリストさんたちって、こういう時にナニを弾いて試しているのかしらん?

170思う存分STUDIOシリーズを愉しんだ後は、事務所でお楽しみの打ち上げコーナー。
バーニーとイッパイやったのはずいぶん久しぶりのことで、前回は何年も前の渋谷でのことだった。
その時は、故藤岡幹大氏も一緒だったっけ。
そんな話も交えつつ、昔の日本のロック業界や名古屋のロック・シーンの話、さらに70年代のロックの話で大いに盛り上がった。
音楽に詳しい人とのおしゃべりは本当に楽しい。
ん?こうしてバーニーがジムに会うのは2000年のMarshall祭り以来じゃない?
あれから19年も経ったんだ…。
 
バーニーの詳しい情報はコチラ⇒日下部 ”BURNY” 正則(guitar)The Official Website
180vSTUDIOシリーズの詳しい情報はコチラ⇒Marshall Blog 

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