【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。

« 犬神サアカス團~ゴーゴー!ゴールデンウィーク! | メイン | GRANRODEO LIVE 2018 『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』~私の新潟<中編> »

2018年7月18日 (水)

GRANRODEO LIVE 2018 『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』~私の新潟<前編>

  
今日の記事はMarshall Blog史上最長のタイトルかも…。
「ごったく」というのは「大騒ぎ」みたいな意味なのね?
GRANRODEOのe-ZUKAさんが、故郷である新潟県十日町市に錦を飾ったコンサートのレポート。
そりゃ大騒ぎになるにキマってる!
Marshall Blog、初の新潟遠征。

10ところで、「凱旋」という言葉を耳にしたロック・ファンが放っておけないのが下のアルバムでしょう。
若いロデオ・ガールやロデオ・ボーイのために少しだけウンチクを固めさせてね。
下のアルバムはジェフ・ベックというイギリスのギタリストのインスト・アルバム(歌なし)の名作で、ギター・キッズなら間違いなく通っているレコードだったのね。
もちろんe-ZUKAさんも散々お聴きになっているハズ。
プロデューサーはジョージ・マーチン…ビートルズを育てた人ね。
このアルバム、元々のタイトルは『Blow by Blow』というんだけど、昔、このアルバムには『ギター殺人者の凱旋』という邦題が付いていた。
変でしょう?
「blow by blow」というのはボクシングから来た慣用表現で、直訳すれば「一発ずつ」ということなんだけど、「具に(つぶさに)」という意味。ま、「細かく丁寧に」というか…。
選手が繰り出すパンチ一発ずつを細かく実況する…みたいなところから定着した表現なのだそうだ。
私はこのレコードを今から40年以上前、13、14歳の頃に聴いた。
そんな子供でも『ギター殺人者の凱旋』という題名は「おかしいんじゃね?」と思った。
だって、元のタイトルの『Blow by Blow』には「ギター」といういう言葉も、「殺人者」という言葉も入っていないことが一目瞭然でしょ?

20cdそれが何だって『ギター殺人者の凱旋』などというキテレツなタイトルになったのかを大分後になって知った。
コレはアメリカのレコード会社が宣伝のために考えた「The Return of the Axe Murderer」というキャッチ・コピーを、日本のレコード会社が律儀に直訳してアルバムのタイトルにしちゃったんだね。
ちなみに「axe(アックス)」というのは、「斧(おの)」という意味。昔のジャズのスラングで「楽器」という意味を表す。
サキソフォンも「アックス」、ギターも「アックス」。まぁ、そのミュージシャンの「武器」みたいなイメージなんだろうね。
コレが私の「凱旋」。
パリに行ったこともなければ、年上の友人もいない…あ、コレは「パイセン」か?

30adということで、今日から3日間にわたってBlow by Blowでe-ZUKAさんの凱旋コンサートをレポートします。
行かれなかったお友達のロデオ・ガール、ロデオ・ボーイにもこのレポートのことを教えてあげてくださいね!要するに拡散して、みんなで「ごったく」してね…ということです。

C_gottaku 私がコンサートにお邪魔したのは、2日目の5月20日の日曜日。
朝早く東京を発って関越自動車道をまっしぐら!
快調、快調!

C_d4ああ~、いい天気だ~!気分がいい~!新緑が美しい~!
普段東京にいると気がつかないんだけど、「遠くが見える」ってのは実に気持ちのいいことだ。
自分の目がよろこんでいるのがわかる。
そして、空気!
この歳になるとね、「空気のウマさ」ってのが本当によくわかるんですよ。
コレのちょうど1週間前にはやっぱりMarshall Blogの取材で名古屋へ行ったんだけど、車の運転が好きではない私でもそれほどシンドくなかった。今回は十日町まで片道230km…それなら楽勝、楽勝!

C_d2せっかくの出張取材なので、いつも通りチョイと寄り道。
例によって「古い町並み」を探して訪ねてみた。

40ココは湯沢の先、目的地の十日町の隣の南魚沼市六日町。
高崎から長岡の寺泊に抜ける三国街道、29番目の宿場町だったところ。

50「古い町並み」と言っても、古いモノがそのまま残っているというワケではない。
街おこしで昔風の新しい建物が並んでいるということ。
郵便局もこの通り。

60コレは信用金庫かな?

70コレらが大層よくできていて実におもしろいのよ。
100建物だけでなく、ディテイルにもこだわっていて安っぽい感じが全くない。

80公衆トイレだってこんな具合。

90建物の間から姿をのぞかせる山々のナント美しいことよ!

110コレはバッタか?キリギリスかな?
かつては雪がココまで積もった…という記録を記したポール。
スゴイよ!
このポールの一番上の線昭和58年の3.7mという記録。
私も富山や長野に住んでいたことがあって、当然雪もガンガン降った。でもそんなのはカワイイ部類だわね。

115v雪国のアーケード、がんぎ。
コレは小学校の社会科で習った。

120v_2この看板がすごくいいよね。

130v_2がんぎは長野の飯山なんかでも見たことがあるけど、昔はスゴかったろうね。
この左側が雪で真っ白い壁になっちゃうんだからね。

140v_2消雪パイプは富山で初めて体験した。
富山では「融雪パイプ」って呼んでたような気がするな。
初め「あ~、あ~、グシャグシャになっちゃって!」なんて思ったけど、ひとたび消雪パイプのないところへ行くと、コレのありがたさがすぐにわかったわ。

150古い消雪パイプはスチールで作ってあるため、サビが出てこうして道が赤く染まってしまう。
なんかいい風合いだけどね。
今ではステンレスや塩ビ管を埋設しているそうだ。
長野は消雪パイプがなかった。
どんなに雪が降っても、翌朝ひとたび太陽が昇ると雪はすぐに溶けてしまうから。

160v_2ウワ~「磐城セメント」か…住友セメント系ですな。
同時に肥料を取り扱っている。
地方へ行くと、こうしてセメントと肥料の販売を兼業しているお店が多かった。
昔はセメントは国土を作り、肥料は食物を作る社会的にとても重要なアイテムで、そう簡単に誰でも取り扱うことが出来なかった。
だからこういう「〇〇特約店」なんて看板を掲げるのはとてつもなく大きな名誉なことであり、コレらを「金看板」と呼んだ。
実際、文字に金箔が施されていたこともあったのかも知れない。

180どんなのかは見て来なかったけど、「江戸時代の風景を楽しめます」なんてのもあった。

190色々なお店があって、それらを見て回るのも興味深い。

200通りかかった「食料品、酒、土産物、荒物、雑貨 in ワン・ショップ」に足を止める。
この手のアイテムは東京では見かけない。
「着ござ」なんて言葉は初めて聞いた。

210気になって「着ござ」を調べてみた。
夏場にこうやって背中に装着して、日光や雨露を遮る。
太陽に背中を向けて農作業をするのはさぞかし辛かったのだろう。
きっと涼しんだよ。
コレ、東京でも今が使い時だよね…950円なら買ってくればヨカッタ。今日、渋谷に行くときに使えたのにナァ…。
昔のモノってのは本当によくできていてムダがない。

C_kgzコレは「袖カバー」。
畑のおバアちゃんたちって大抵この花柄のカバーをお揃いで付けてる。
こういうところで買うのか…。

220しかし…人がいない。車も走らない。
清々しててすご~く気持ちがいい!

230さっきから私が上ったり下ったりしている目抜き通りを「牧之通り」という。
「牧之(ぼくし)」というのは、鈴木牧之という明和7年(1770年)にこの地に生まれた商人にして随筆家のこと。

240牧之は19歳の時に縮織物を売りに江戸に出たところ、あまりにも江戸の人たちが雪国の生活を知らなかったことに大層驚いた。
そりゃそうですよ。インターネットどころか本だってロクにない時代、イヤ、字が読めない人が多かった時代なんだから。
それで牧之は一念発起して山東京伝らの助けを得て『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』という随筆を著した。
内容は雪国に暮らす人々の生活や悲喜劇をオムニバスで綴ったモノで、バカ受けして当時の超ベストセラーになったそうだ。
私も読んでみようと思って既に買ってある。
270bk牧之は絵も得意で、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の挿絵を描いたり、山水画が良寛和尚から絶賛されたというのだからスゴい才能の持ち主だ。
その鈴木牧之の記念館が牧之通りからチョット入ったところにあったので入ってみた。
「北越雪譜」の執筆に関わる資料や、昔の六日町の生活用具や写真が飾ってあってなかなか面白かった。

250牧之の句碑。
「そっと置く ものに音あり 夜の雪」
わかるナァ~。
雪が降るとすべての音を雪が吸ってしまって反響がなくなるでしょ?いわゆる「デッド」な状態。
そうすると辺りが静まり返ってしまい、どんな小さな物音でも聞こえてしまうという雪の夜の静けさを謳った句…だと思うんですけど。
当然、当時の江戸の人たちはそんな経験がないので、『北越雪譜』を読んで感動していたんでしょうな。
260v_2そして、ひと山越えてお隣の十日町へ!
e-ZUKAさんの故郷。
今日のコンサート会場はココ、「十日町市越後妻有文化ホール・段十ろう」。

290開場時間にはまだ間があるけど、すでに大勢のロデオ・ガールやロデオ・ボーイで大賑わい。

300そして、会場の前にはテントがゾロゾロと並んでいる。

310チョット覗いてみるよ~。

320「e-ZUKさんのお母さんカレー」!
「我が子を思う母の優しさタップリのレシピ」だって!
だから毎日カレーでもいいのか~。

330こっちはGRANRODEグッズの販売。

340コチラは…またカレー!

350「チャーキカレー」が大好評!

360ナント、「チャーキカレー」を買うとGRANRODEOのロゴ入りの「十日町専門店会協同組合」さんの茶封筒に入れてくれる!

370水もGRANRODEO!

380イヤ~、賑やかで楽しいわ~。

390館内では丁度パッチワーク展を開催していた。

400私、パッチワークって好きなのよ。
もちろん眺めるだけね。

450コレはGRANRODEOには全く関係ありません。

460こっち、こっち!
凱旋コンサートだけあって、ロビーには地元の皆さんからの祝い花がドッサリ!
せっかくだからご芳名を挙げておきましょう。
「十日町そば 春日屋」さま、「十日町高校音楽部ギター班OB」さま、「十日町高校昭和60年卒業生有志一同」さま、「南中学校昭和57年卒業生有志一同」さま…

470「十日町高校昭和60年卒業生有志一同」さま2基目、「十日町専門店会協同組合」さま、ファンのみなさま。

480ファンから送られた祝い花がまた凝ってること!
ビールにギター。

490「飯塚酒」も!
ビンが指板になってる。これがホントの「ボトルネック」!

500そして楽屋に飾ってあった鉢植。
e-ZUKAさんのご兄妹の皆様から…感動的。

520さて、ステージの方はというと…

530やった~!
いつも通りのMarshallの壁。
やっぱりGRANRODEOのステージはコレでないと!

540e-ZUKAさんご愛用のJCM2000 DSL50。

550足元のようす。

560さてさてお待たせしました!
いよいよ『e-ZUKA 十日町凱旋ロデオごったく:あさささ、ごーぎだども あちこたねぇすけこらっしゃい』の始まり始まり~!
「十日町小唄」とそれ合わせた手拍子に包まれてステージに上がるGRANRODEO!

565オープニングは「SEED BLASTER」!

570KISHOW(谷山紀章)

580ve-ZUKA(飯塚昌明)

590vそしてベースは瀧田イサム。

600vドラムスにSHiN。

610vん~、このエキサイトメント!
やっぱり新潟で観てもGRANRODEOはGRANRODEO!

620_sb「いくぞ十日町!」

625vおかえりなさ~い!

630vGRANRODEOのコンサートがスタートした時につい口にしてしまう「独りごと」が私にはある。
今回もやっぱり言ってしまった…「カッコいい~!」って。

63470年代からロック・コンサートを観続けているこのオッサンが何の違和感もなく入り込めるコンサートがGRANRODEOのシヨウなのだ!

635そう思わせるひとつの理由はこの景色。
「e-ZUKAさん+Marshallフル・スタックの壁」なんだよね。
どんなに会場の音響設備が進化しても「ロックのコンサート」っていうのはこうあるべきなんですよ。

640_sn2曲目は「SUPERNOVA」。

660この曲のイントロのギターの5~6小節目がカッコいいんだよね~。
「え、そっち?」みたいな。
710そして、切れ味鋭いe-ZUKAさんのソロ。
音にムダがないのだ!
720vもう1曲いっちゃうよ!
KISHOWさんのア・カペラで始まるのは「Pierrot Dancin'」。

700vしかし…この曲もカッコいいナァ。
730トリッキーなキメからギター・ソロへ行くところなんてトリハダもんですわ。
私がハードロックで演ってもらいたいことが沢山詰め込まれているのです!
670vやっぱり「張り切ってる感」がガンガン出ているe-ZUKAさん!
「錦を飾る」ってどういう気持ちなんだろうナァ?
うれしいんだろナァ。

690GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

3_img_2986<中編>につづく

※Instagramのフォローもよろしくね!Marshall Blogに未掲載の写真もチラホラ!⇒marshallamps_shige 

200  
(一部敬称略 2018年5月20日 新潟県十日町市越後妻有文化ホール・段十ろうにて撮影)