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2019年2月

2019年2月28日 (木)

【訃報】倉田冬樹さんのこと


昨日の朝、当日掲載するMarshall Blogの原稿の推敲をしている時に鳴った電話の声の主は山口PON昌人さんだった。
「ど~も~、PONで~す」
という第一声に変わりはないが、いつもに比べてずいぶんと大人しい。
そして、次にPONさんが口にした言葉でナニが起こったのかがすぐにわかった。
「良くない報せなんですよ」
ちょうど1年前、BLIND BIRDの直志さんが急逝した時と同じだった。
「倉田冬樹が亡くなりました」
 
予てから療養中ということは存じ上げていたがあまりにも突然の訃報に絶句した。
チョット前に写真のことで病床からメールが送られて来たばかりだったのに…。
2月21日にお亡くなりになったと聞いた。
まだ52歳だったそうだ。
 
私はこんな年齢なので、FEEL SO BADといえば上の子が幼い時に夢中になって見ていた「『地獄先生ぬ~べ~』の主題歌のバンド」ということぐらいしか知らなかった。
上の子は当時ピアノをやっていて、頼まれて「バリバリ最強No.1」の譜面起こしをやったこともあった。
ギタリストの三宅庸介さん→ドラマーの金光健司さんというルートでPONさんとお近づきになった時は、その人が「バリバリ」のドラマーであることすら知らなかった。
やがてFEEL SO BADが再結成し、新しくレーベルを立ち上げ、『FSB TURBO DREAMS NIGHT』というイベント・タイトルでそのお披露目をしたのが2016年の12月16日のこと。

10この時初めてFEEL SO BADのステージを拝見した。

25 当然のことながら使用するJVM410Hのことで冬樹さんとはそれ以前にお会いして何度かやり取りはしていたが生演奏はこの時が初めてだった。

40「バリバリ」しか知らなかった私には、披露する再結成後の曲がどれもも存外に楽しく、ARESZと出会うキッカケともなったこのイベントの収穫は大きかった。

30その後、お互いを知るために交わした冬樹さんとの音楽に関するメールは楽しかったな。
ロックのことよりもストラヴィンスキー等の近代クラシックの話題で盛り上がった。

50vコレは2017年3月17日に開催されただりあさんのソロ・プロジェクトのライブに冬樹さんがゲスト出演した時のようす。
70vARESZとFEEL SO BADのベースの翔己くんとドラムスと硬派なインスト曲を元気に演奏して見せてくれた。

60翌年の7月には『美女と金髪と野獣』にも出演。

80冬樹さんと楽屋でモデリング・アンプの是非や功罪についておしゃべりをしたことを覚えている。

90vこのイベントは主催がTSPとD_Driveなので、仲の良いミュージシャンが集った格好になり、とても楽しかった。

100その6日後の2017年7月7日にはFEEl SO BAD主催のイベントが吉祥寺で開催された。

110ARESZやNAKED MACHINEを伴った『LIVE PENTAGON』と銘打ったレコ発ライブ。

120vレコ発ライブではあったんだけど、アルバムにしゅうろくされていない昔の曲も演奏して大層盛り上がった!

130そして、2017年10年21日。
FEEL SO BADの25周年イヤーのキックオフのイベント。

140私にはコレが最後のFEEL SO BADであり、冬樹さんだった。
ライブ以外にも、落花生をお土産にMarshallの事務所にお越し頂いたことも何度かあったが、ライブは後にも先にもコレだけ。

150v冬樹さんが私のために作ってくれた「FSB CREW」のネーム・タグは一生の宝物だ。
ご丁寧に私の生年を会員番号に刻んでくれた。

160こうして思い返して見ると、冬樹さんには10回もお会いしていないのかも知れない。
冒頭に書いたように、失礼ながら私は昔のFEEL SO BADを今でもほとんど知らないが、この事務所に来る私よりひと回り以上若い子たちはよく「FEEL SO BADに大きな影響を受けた」ということを口にする。
冬樹さんはお会いするたびに音楽や楽器のことを語ってくれた「音楽の熱血漢」だった。
そして、言葉の端々に「人のやらないことをしたい」という強い独創精神が感じられた。
そのウチに来る若い子たちは、FEEL SO BADのそういうところに惹かれたのだろうと思う。
日本のロック界はまたひとつ強力なオリジナリティを失ったのだ。
 
冬樹さん、Marahallを弾いてくれてありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠りください。

170v
<Marshall BlogのFEEL SO BAD>
◎2016年12月16日
I FEEL SO GOOD!~FEEL SO BADのレーベル発足! <前編>
I FEEL SO GOOD!~FEEL SO BADのレーベル発足! <後編>
 
◎2017年3月17日
LIVE SHOWCASE 3・2・1 GO!~川島だりあバンドの巻
 
◎2017年7月1日
美女と金髪と野獣 2017 <前編>~FEEL SO BADとD_Drive
 
◎2017年7月7日
FSB presents "LIVE PENTAGON vol.01 ~TOKYO~" <後編> : FEEL SO BAD
 
◎2017年10月21日
FEEL SO BAD~25th Anniversary Kickoff Party
 

200

2019年2月27日 (水)

激突!!SAITAMMER SLAM 第47戦 ~ 新生IOSIS登場


先日、埼玉へ行った際に氷川神社を参詣した。
どうせなら晴れた日にお邪魔したいところなんだけど、滅多に来るチャンスがないので仕方ない。
でもね、雨の日の参拝は「洗い清める」と言って悪いことではない…ともされているんよ。
この大宮の氷川神社は武蔵国の「一宮(いちのみや)」なのね。
いつかもやったように、一宮というのはその地域で最も格の高い神社のことで、国司というエライ人が一番先に巡拝する先なんだね。
「〇〇国一宮」という言い方をして「あ、ウチ、一宮ですから」と、その格式の高さを表す。
ご存知の通り、東京は昔「武蔵の国」といってたでしょ?だから東京の一宮はこの大宮の氷川神社ということになる。
そんな大きなお宮があるところだから「大宮」…氷川神社の門前町として栄え、中山道69次の5番目の宿場町としてさらに繁栄を続けたのが大宮という街。
それと、武蔵の国に関しては多摩の「小野神社」というのも一宮になってるな。
なんで2つあるのかは知りません。
同じように他の有名な一宮を見てみると…
例えば安芸国(広島)はやっぱり厳島神社じゃん?ココは何度行っても素晴らしい。牡蠣は苦手だけど。
信濃国(長野)は御柱祭りで有名な諏訪大社ですよ。
相模国(神奈川)は交通安全で名高い寒川神社。アソコ、行くの大変なんだよね。
出雲国(島根)は当然、出雲大社。高校の修学旅行で行った。
伊勢国(三重)はダントツで伊勢神宮だと思うでしょう?ところがドッコイ、鈴鹿の椿大神社(つばきおおがみやしろ)なんだな。ココは全国にある猿田彦神社の「元祖」を伊勢の当の「猿田彦神社」と争っている…ということをご存知の方は相当Marshall Blogを熱心にお読み頂いている方に違いない。

10境内でこんなものを発見。
「戦艦武蔵の碑」…埼玉には海も無いのにナンでやねん?
先に理由を書いておくとですナァ、戦艦武蔵の「武蔵」は「武蔵一宮」の「武蔵」で、艦内の神社は「氷川神社」の分社だったそうだ。
碑によると、「広島の呉で就航式が行われ、氷川神社から6人の神職が出向き、式が執り行われた」とある。
アレ?
武蔵は大和と基本的に同じ戦艦だけど、呉の海軍工廠で作られたのは大和では?
そして、武蔵は三菱重工業長崎造船所で建造されたハズ…と思ったんだけど、竣工式だけは海軍の施設ということで海軍工廠があった呉でやったんだね、きっと。

20ちなみに、横浜港の山下公園の傍らに浮かんでいる氷川丸ね。知ってるでしょ?
昭和5年に建造された氷川丸は、唯一現存する戦前の貨客船として国の重要文化財になっているですよ。
戦時中には病院船として運用されて幾多の危機を乗り越え、終戦直後は引き揚げ船として活躍。
昭和35年まで北太平洋航路で運航を続け、ナント、238回も太平洋を横断した超働き者なのです。
で、この「氷川丸」という名前もこの大宮の氷川神社に由来しているそうだ。
ブリッジの神棚には氷川神社の祭神が勧請されているんだって。
子供の頃は何回も中へ入ったものだけど、もうずいぶんご無沙汰だナァ。
こういう歴史を知ると俄然、興味津々。
今度、横浜に行った時にこのあたりを踏まえてジックリ見てこようかな。

1hmさて、戦艦武蔵。
下がありし日の武蔵…か、大和か…。
インターネットなんかでは同じ写真で武蔵だったり大和だったり。基本的に同じ戦艦だったのでムリもないが、双方、連合艦隊の旗艦(これがホントのフラッグシップ)で世界最大級の超弩級戦艦だった。
当時の日本の科学技術の粋を結集した鉄壁の設計で、「絶対に沈まない不沈艦」というのが最大の特徴だった。
攻撃力に関しても世界最大にして最強の46cm砲を3基備えていた。
コレ、どれぐらいの威力だったかというと、子供の体重ほどの爆薬を積んだ普通車が40km先の標的まで正確にスッ飛んで行くイメージだとか。
何しろ砲弾を撃つ瞬間、何かの物陰に隠れずに傍にいると、爆音で内臓が破裂してしまうというのだから、Marshallの爆音など可愛いものだ。
しかし、武蔵や大和に搭載された46cmは、「軍艦vs.軍艦」を想定したもので、射程距離の長い大砲を積んで、なるべく遠くから敵艦を攻めるというのが有効な兵法だった。
しかし結局、武蔵は軍艦に対しては1発も砲弾を撃ち放つことがなかったらしい。
また、大和も砲弾を敵艦に当てたことがなく、司令官が「ナゼ、命中しないのだ?!」と部下を叱責すると、部下が「敵艦が動くからであります」という信じられない言い訳をした…という話を何かで読んだことがある。

30武蔵は国家的な機密で、三菱重工業の長崎造船所で秘密裡に建造された。
何しろ全長が263mもあって、ジャンボジェット機を3機並べたのと同じぐらいの大きさで、作っている時は誰も全体の姿を見たことがなかったという。
また他で作ればいいのに、長崎にはアメリカやイギリスの領事館があったため、棕櫚(ヤシの木の葉っぱみたいなヤツね)で作ったムシロで製作現場をスッポリと覆い隠した。
何しろ巨大な艦船ゆえ、そのムシロに使われる棕櫚の量も膨大で、一時期には日本にあった棕櫚のすべてが長崎に集中したという。
それだけデカい施設ゆえ、地元の人たちはそのムシロの中で「バケモノを作っている」と言っていたそうだ。
ハイ、また得意の吉村昭先生。
戦艦武蔵についても書いていらっしゃるので興味のある方はどうぞ。

40b吉村さんでもう1冊。
小説は「取材7割、書くは3割」なんて言われているでしょ?Marshall Blogですらそれに近いことをやっている。
寿司じゃないけど、何せいい内容はネタが命なのだ。
で、吉村先生は小説の下地となった取材の内容も何冊かの本にしていて、コレがまた滅法面白い。
下の『戦史の証言者たち』というのもその内の1冊で、『戦艦武蔵』を書く時に取材した武蔵の進水式の時の様子が、「進水の神様」の異名を取った大宮さんという方へのインタビュー形式で収録されている。
とにかく前例のないデカさだし、秘密にしなきゃいけないし…で苦労が絶えず、武蔵が長崎港に浮いた瞬間、みんな感激の涙を流したのだそうだ。50チョットここで脱線。
前の文章で「超弩級」という言葉を使った。
下は1906年に進水したイギリスの軍艦。
名前を「ドレッドノート」という。
英名は「HMS Dreadnaught」というが、いつかもやったけど、「HMS」は「His(またはHer) Majesty's Ship」の略。
「His Majesty」の「His」とは、この時のイングランドの君主ジョージ5世のこと。
今なら『Abbey Road』でおなじみの「Her Majesty Ship」となり、当然エリザベス2世女王のことを指す。
で、「Dreadnaught」というのは「Dread=恐れ」が「naught=ゼロ」、すなわち「恐れ知らず」という意味で、実際に当時は世界で最も強力な軍艦だった。
その強さたるや「超弩級」!
そう、この「超弩級」の「弩」はカタカナで「ド」と書くこともあるけど、この「ド」は「ドレッドノート艦」のことなんだね。
すなわち、「ドレッドノートよりマジでスゲえ!」というのが「超弩級」の意味。
まさに大和や武蔵は「超弩級」だったワケ。

Dnそして取り出したはこの形のアコースティック・ギター。
CF Martin社が開発した「D」と呼ばれるこういうボディ・シェイプことを「ドレッドノート」って言うでしょ。
「D」は「ドレッドノート」の「D」だから。
上のドレッドノート艦をタテに輪切りにするとこういう形になるんだってよ。
だからこの形のことを「ドレッドノート」というのだそう。
あ~あ、ドレッドノート艦が輪切りになっているところを見てみたかったな~。

Dngさて、もう一度戦艦武蔵に話を戻して今日のオープニング・トークを締めくくることにしよう。
超弩級の不沈艦武蔵は昭和19年10月にフィリピンのシブヤン海というところで、5度にわたるアメリカ戦闘機の猛攻撃を受け、発された1発の魚雷がドテっ腹に命中した。
それぐらいでは何でもなかったハズだったのだが、艦の重要機能を守っていた装甲板がめくりあがり、海水の抵抗を受けスピードも出せず、大海原の真ん中で逃げも隠れもできず、さりとて自慢の46cm砲は戦艦を責める時に使うモノなので役にも立たない。
4度目の攻撃に米軍は100機もの戦闘機を送り込んだそうだ。
そうして武蔵は海のサンドバッグと化した。
戦争はもう完全に飛行機でする時代に変わっていたのだ。皮肉にもこのことを教えたのは真珠湾を空爆した日本海軍だったという。
かくして2,399人を乗せた武蔵は大きく艦体を傾けフィリピンの海の暗闇に消えて行った。
泣いて騒ぐ者、お母さんの名前を呼んで助けを求める者でそれはそれは悲惨な最後だった。
そうして生還した者は全部で430人。
その後、彼らは陸上線に送り込まれて結局ほとんどの人が命を落としたのだそうだ。
そんなバカな!せっかく命拾いしたのに…丸っきりの犬死だ。
 
今日のような若いバンドさんを扱う記事は若い人が見る機会もあるだろうと、故意に戦争に関する文章を掲載した。
ひとりでも多くの若者が戦争の悲惨さや愚かさを知って、日本では学校で戦争のことを教えないので、興味を持ったら自発的に勉強し、同じ過ちを犯さないようにひとりひとりが意識を高めてくれることを期待する。
まずは必ず選挙に行きましょう。

60そしてやってきたのはおなじみ西川口Hearts!

70今日は『激突!!SAITAMMER SLAM 第47戦』というハード&メタル系のバンドが集まるイベントなのだ!

80vトップで登場したは4人組のガール・バンド、Olivia Sugar。

100_osLISA

110vmia

120vEli

130vRay

140vガッツのあるハードロック・サウンドでドカンとイベントの滑り出しを盛り上げた!

Olivia Sugarの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE

150続いては静岡から参加のBOOTS WALKER。

160_bw前のバンドとはガラリと変わって…

170男のニオイがプンプンの…

180vトリオ・ハードロック・ミュージック!

190vやっぱりロックは肉食でいい!
 
BOOTS WALKERの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter

2003番手はCerveteri。
「チェルヴェーテリ」というのはイタリアの地名か…。

210_cerveteriHina

220vIsao

230vhiro

240vkazuma

250v2018年1月結成という新しいチームながら、絶妙のアンサンブルでハードなサウンドを聴かせてくれた。
 
Cerveteriの詳しい情報はコチラ⇒official website

260続いてはHeaven's Crow。

270HINA

1s41a0198 SHUN

290GAKU

300vKusama

310vkaito

320v偶然ながらもMarshall Blogには2回目の登場となるHeaven's Crow。
こうなるとすごく親近感が湧くから不思議なものだ。

330相変わらずの小気味のよいストレ―トなロックンロール。
先日D_Driveのインタビューが出ていたので「Burrn!」の姉妹誌「METALLION」をめくっていたらHeaven's Crowが紹介されていてチトうれしかった。

280HEAVEN'S CROWの詳しい情報はコチラ⇒official website

350さて、今日の記事のタイトルにある、生まれ変わったIOSISがステージに上がった。

360鷲塚真志

370v真壁雄太

380v雄太くんのシンボル、Marshall Silver Jubileeのハーフ・スタック。

390v颯(はやて)

400v颯くんはEDEN(イードゥン)のTerra Nova TN501を使用。

410同じくEDENのプリアンプDI、WTDIも愛用している。

420瀧村 和也

430v和也くんはNATAL。
アッシュのホワイト・スワール。

440今日のバンドさん全員に使ってもらったキット。

450さて、新生IOSISはどんなかな?

460オープニングは以前のメンバーと吹き込んだデビュー盤に収録されていた「Never Look Back」。

470v雄太くんのソロ炸裂。

4752曲目もかッ飛ばして「Freesia」。

530先回のベーシストはトラだったけど颯くんは正式メンバーとして参加している。
19歳か?今年20歳か?
いわゆる「若さあふれるプレイ」。若いってのはヤッパリいいもんだね。

500v今回初めて拝見した和也くんのドラミング。
思った以上に折り目正しいプレイ。
素早い手の動きが素晴らしい。

510コチラ、相変わらずのシュレッディング三昧!
まぁ、指がよく回ること、回ること!

550v「改めまして明けましておめでとうございます!IOSISです!
久しぶりのHeartsです。前回とはメンバーは替わりました」…と、ココでメンバー紹介。
おう、そういえばギターも換わったな。
三宅庸介、島紀史と同じ黒いストラト…お、おい!まさか大谷一門に入ろうとしているんじゃないだろうなッ!?

5703曲目もCDに収録されている「Cold Dusk」。

485コレもまた聞く者に息をつかせぬスピード・チューン。

520拓也くんの素早いストロークがモノを言う!

S41a0317この2人のコンビもバッチリだ。
可愛がってるんだネェ。
何しろ同じ学校の先輩後輩だからね。

540とにかく弾きまくる雄太くん。
新しいメンバーでの再スタートをとても楽しんでいるようだ。

4804曲目は「Love Bite」。

580短い挨拶を挟んで「Forever」で持ち時間を使いきった。

600vま、ハッキリ言ってしまうと、昨年の5月4日に同じ場所でお披露目した内容とほぼ同じだったのだが、ガラっと変わったね~。
リズム隊が変わるとこんなにも違うなんだね~。わかっちゃいるけどね。

610今後もいいオリジナル曲をジャンジャン作って仲良くガンバってください。
 

IOSISの詳しい情報はコチラ⇒Official Twitter

620SAITAMMER SLAMもいよいよトリを迎える。
しかし、47回ってスゴイよ。
いつも言っているけど、何事も「始める」のはそうムズカシイことではない。
「続ける」のは「始める」の何十倍もムズカシイからね。
このステッカーを見ると「10TH ANNIVERSARY」とある。
10年続けるってのは並大抵のことではないですよ。
ま、我がMarshall Blogも昨年丸10年を迎えましたけどね。

90_2『激突!!SAITAMMER SLAM 第47戦』のトリを飾ったのは…

630HELLHOUND!

640Crossfire

650vLucifer's Heritage

660Blackwind

670Mountain King

680十字砲火、魔王の遺産、黒風、山王…皆さん、スゴイお名前だな~。
どれもバンド名かアルバム・タイトルみたいだ。
2002年結成の大ベテラン。
昨年の6月にリリースした『THE OATH OF ALLEGIANCE TO THE KINGS OF HEAVY METAL / 鋼鉄の軍団』も大好評だ。

685cdCrossfireさん曰く、「メタル鏡開き」!
まさに鋼鉄の餅が粉々に飛び散るかのようなメタル・パフォーマンス。

700やっぱりこういうロックとMarshall…人類にはコレが必要なんだ!

710vリリースした全アルバムがワールドワイド・ディストリビューションされている。
スゴイことだ。

720そして、2004年と2008年にはドイツのメタル・フェスティバルの舞台に上がっているだけあって、奥の奥までキチっとした演奏が実に気持ちいい!

770Crossfireさんの「コレでもか!」とばかりの至れり尽くせりのステージングが深く印象に残った。
またヘビメタ・ブームが来るといいですな~。

0r4a0474 5バンド出演とだけあって、「コリャ長くて年寄りにはシンドいぞ~」と正直思ったけど、アッという間に終わっちゃった楽しいイベントだった! 
 
HELLHOUNDの詳しい情報はコチラ⇒HELLHOUND OFFICIAL SITE

780

200_2
(一部敬称略 2019年1月12日 西川口HEARTSにて撮影)

2019年2月26日 (火)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~GO! ROCK! <後編>

 
お正月恒例「曾我泰久バースデイ・ライブ」のレポートの<後編>。
ショウは中盤に入り、後はもうとにかくヤッチンに合わせて最後まで思いっきりノッて楽しんじゃえばいいだけ。
それではイってみよう~!…と思ったけど、止めた。
少しだけ水を差してみましょう。

10_2放っておけば一日中座っていることも珍しくない仕事の環境ゆえ、今に始まったことではないんだけど天気さえ良ければなるべく歩くように努めている。
もちろん足腰が弱らないようにと、健康のためなのだが、大好きなロンドンの街を自由に、そして楽に自分の足で見て回りたいがための鍛錬でもあるんだよね。
片道約3.5kmをトボトボと歩いて行って、折り返し地点のブックオフで古本を見て帰って来るのが好きなコースのひとつ。
チェックするコーナーは「映画」と「音楽」と「歴史」と新書。特に探しているモノでもない限り、文学作品は吉村昭以外は滅多にチェックしない。もちろん100円のコーナー優先だ。
そして、ある日のこと…「音楽」のコーナーで下の雑誌を見つけて買って来た。
「Key Station #」という初めてお目にかかる日本のロックに関する音楽誌。
奥付けを見ると、2004年の10 月にこの創刊号が発売されいて、次号は翌年の1月発行予定というから季刊誌なのか…。
私は仕事の関係がない限り、新しい日本のロック系の音楽を自発的に聴くことは100%ないので、パラパラとめくって中身をサラっと見ても海から来たミュージシャンか、山にお住いのバンドかもよくわからない。
「新しい日本のロック系の音楽」と言っても15年も前の雑誌なのだが、私の場合、80年代のロックも新しい部類に入れいるので仕方がない。
それにもかかわらず買ってみたのは、何しろ表紙の「総力特集ザ・グッバイ (ナント20ページ!)」という表記が目についたからだ。

20_2表紙をめくると「グッバイでいっぱい!!」なんてカラー・ページが出て来て、若き日のヤッチンの姿をタップリ拝見させて頂こう…と思ったら写真はココだけ。

3020ページの特集は業界のファンや関係者が対談形式でTHE GOOD-BYEの魅力を分析する…というものなんだけど……。
"字が小さすぎて読めな~い!ってヤツね。ヤッチンにはナイショだよ"
このフォント、雑誌にはあるまじき低い級数でしょう。
それでも老眼鏡をかけて、歯を食いしばって読んでみると…本秀康さんと当該誌の編集長さんの対談。
この本さん(以下敬称略)という人はレコードコレクター誌で「レコスケくん」を描いている人だね?
『ALBUM』という作品について語っている部分をチョット抜粋させて頂くと…
 
本:そう、いい曲が多いでしょ?あと洋楽マニアが喜びそうなアイデアがコンセプトから曲作りにまでふんだんに盛り込まれてる。
スズキ:なんか一人一人もう音楽性が決まっちゃってて、やる曲もカラーが決まっているんだけど、それぞれが完成されているじゃない。
本:そうそう。
スズキ:特にヤッチンとか。
本:そうだね。ヤッチンがやっていることはアレはもうね、あそこまでやったらもう日本では受け入れられないよ。「Good Lovin'」とかあんなの洋楽でしょ、完全に。「Do you know my name?」と「FLUFFY DAYS」のメドレーのあの感じは今までなかったと思うんだよね。洋楽的すぎるというか、日本では。
 
この『ALBUM』というアルバムがリリースされたのは1988年のことで、その頃から日本の一般大衆はもう完全に「洋楽を聴かない」のが当たり前になっちゃっていたことがわかる。
アノね、言っておきますけど、日本人のポピュラー音楽は10000%洋楽に教わったんですよ。

40こんなに難しいことを考えてTHE GOOD-BYEの音楽を聴いている人がいることにも驚かされるが、なるほど…という部分もあるな…。
「なるほど」と思うのは「だから私もヤッチンの曲が好きなのか…」ということ。
私の人生、自分の趣味で聴いて来た音楽は、クラシックやジャズも含めて90%ぐらい洋楽なの。
イヤ、もっとかも知れないな。
ショウの後半は、そんな私が好きなヤッチンの曲が目白押しなのだ!

50今年のバースデイ・ライブのメンバーは…
曾我泰久

60v_2田川ヒロアキ。ガワタ~!

70v和佐田達彦

80v_2ファンキー末吉

90v_2sourcesから…
野津永恒

100_2加賀谷綾太郎と日高隼人

110_2ギターを降ろしてシットリと歌った後は「Over the blue」。

120_otb続けて「愛を育てよう」。

130_asyこの曲、今日はずいぶんと浅いところでの登場だ。いつもはアンコールとかもっと後半に出て来るもんね。
145お客さんはホッコリ・ムードでヤッチンを盛り立てる。

140ガラっと変わって「OH MY GOD!」。

150_omgヒロアキくんのギター・ソロもバッチリきまりました!

160_2ヒロアキくんのMarshallはJVM210Hと1960A。
"大きく見える!お、新色?"
"いつものブラック"

170vファンキーさんの歯切れのよいドラミングからスタートしたのは…

180v定番「流されて」。

190_nsこの曲の和佐田さんのベースもタマりまへんナァ~。

200vその低音サウンドを支えているのはEDEN。
WT-600とD410XSTが2台の組み合わせ。

210vしかし、この曲でのお2人のコンビネーションは素晴らしすぎる。
安心してノッていられるって感じ?

220ヤッチンも気持ちよさそうだ!

230vファンキーさんの「♪タンタンタタタンタツツタツタタン」のパターンが聞こえて来た!
あ、言っておきますが、私チャンと譜面を書くことができるし、結構書くのもスキですから。
でも反対に読むのは大キライなのです。
コレは譜面を書くのと読むのとでは使う脳ミソの場所が違うかららしい…なんて話を聞いたことがある。

240_add「♪子供のころは~」…「アポロでドライヴ」はとても好きな曲。

250vヒロアキくんのコーラスがまたいいんだよ。

260いよいよ本番もクライマックスに差しかかる!

270あ、とうとうギンギラのジャケットを脱いだ!
「やっと脱げるタイミングが来た!」
中盤から7曲ブっ通しだったからね!
「ソロソロ終わりに近づいてきました!皆さん、タオルの準備はできていますか?着てるモノでもいいですよ!投げた時に隣の人に当たらないように!」
さすがヤッチン!気配りがスゴイ!

280_yyyもちろん曲は「Yes! Yes!! Yes!!!」。290_21回目の「ナイス!」
実は「ナイス」の写真を撮るのはムズカシイんですよ。
ナゼかと言うと、皆さんがタオルを投げた瞬間に必ず照明を明るくするでしょ?
暗くても明るすぎてもウマく撮れない。その光の量を予想するのがムズカシイ。

300v_2やっぱりこうしたお客さんと息の合ったパフォーマンスが期待できる曲は楽しいね!

310vレンズを換えて2回目の「ナイス!」
はい、またうまく行った~!

320_2ヒロアキくんのハードなギター・ソロも挟まれて…

330_2最後の「ナイス!」。
回数を重ねるにしたがって、投げるタオルの高さが増していくのは人情というモノか?

340ファンキーさんのドライブ満点のドラミングと…

350v和佐田さんのウネるベースで始まったのは「UP BEAT」。

360v去年はオープニングだったこの曲。
今年は本編の最後に持って来たよ!…「ナイス!」

370vココでもヒロアキくんの必殺のソロ!
ファンキーさんが向こうから見てる。

380和佐田さんとのカラミは欠かせません!

390最高に盛り上がって本番の幕を降ろした!

400vヤッチンのお供をしたのはMarshall。
"大きく見えるね、Marshallは…ココ、ヤッチンが生まれる1年前からギター・アンプを作ってるんだね"

410vアンコールは今日のイベントTシャツに着替えての登場。
「皆さま、ありがとうございました。去年も楽しかったけど、今年は本当に最高のスタートとなりました。
去年の『55』のように、今回は特に節目の年ではありませんでしたが、明日からは『GO! ROCK!』でいきます!
型にはハマらず、やりたいことをやります。
たった一度の人生、人のためでなくて、自分のために楽しみたい。
『GO! ROCK!』の一歩が踏み出せました!」

415vアンコールの1曲目はヤッチンのギターから始まった。

420v_ybコレもとても好きな曲、「約束の場所で」。

425この曲なんかは今日の記事の冒頭の対談の「洋楽云々」という部分が実にうまく出ていると思う。
私世代で『Rubber Soul』なんかも含めて比較的に熱心にビートルズを聴いている人なんかは、このコーラスとサビの対比なんかはすごおもしろく感じると思うんだよね。
ヤッチンの音楽的センスのスゴイところでしょう。

430ヒロアキくん、LAにこのTシャツを持って行って「I LOVEヤッチン!」ってやってくるそうです。

440v_2もちろん全員オソロ!

450v_2

460

470vココでもう一度sourcesのヴァイオリンの2人が登場して最後のフル・メンバー。

480_rg曲は「ロマンティックゲーム」。
コレもサビがいいんだよ。
楽しいな~!

490ココからは2回目のアンコール。

500_pbmコレも定番「Please Believe Me」。

510ヤッチンとヒロアキくんのツイン・リード!

520いよいよ最後の最後!

530最後もビートルズ好きにはこのサウンドの雰囲気がタマらない「21st Century」!

540v最後までゴキゲンなステージ。
その大きなカギのひとつを握っているのが和佐田さんベース!

550ギターだけでなく多くのコーラス・パートを完璧にこなしたヒロアキくん。
自分のコンサートでコーラスを演ることはまずないからね。
スゴイ活躍ぶりなのだ。

560vスネア・ドラムのバッター・ヘッドが破れてしまったファンキーさん。
誰にもわからないように最後まで叩き切ったのは百戦錬磨の超ベテランのなせるワザ!

570「ありがとうございます!今日皆さんから頂いたパワーを小出しにして行きたいと思います。
お忙しい中お越し頂きありがとうございます!ボクはシアワセ者です!」

590また来年も「明けましておめでとう!」でお会いしましょう!
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

600 

200
(一部敬称略 2019年1月6日 渋谷ストリーム・ホールにて撮影)

2019年2月25日 (月)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~GO! ROCK! <前編>

 
「新年明けましておめでとうございま~す!今年もよろしくお願いしま~す!」
ここ数年、コレで私の向こう1年の仕事が始まっている。
そう、ヤッチンのバースデイ・コンサートの第一声だ。

10曾我泰久

20田川ヒロアキ

30v野津永恒

35和佐田達彦

40vファンキー末吉

50v…という、仕事始めにはおなじめのお歴々。
親戚ですらこうしてお正月にキマって顔を合わせるなんてことはないからね。
そして、このコンサートがアッという間にやって来るんだよ。
「GO! GO!」をやったかと思ったら本当にアッという間に「GO! ROCK!」になっちゃったよ!
私はヤッチンと学年が一緒だでね、一緒に「GO! ROCK!」させて頂いた1日だった。
 
さて、今年もいつもと変わらないのはヤッチンとMarshall。
ありがたいこってす。

55JVM410Hと1960A。
60vヒロアキくんも当然Marshall。70コチラはJVM210Hと1960A。
アンプ・ヘッドの1台はスペア。

80v足元のようす。
JVMの売りのひとつであるフットコントローラーを大変うまく使っていらっしゃる。

90v2人のMarshallを並べるとこんな感じ。
いい眺めだ。

最近はワイモバイルのテレビCMがうれしいマーシャルなのでア~~~~~~ル。
Marshallの伸びやかなサウンドに感謝して「ア~ル」を長くしてみました。

100和佐田さんはEDEN。

110D410XSTという4×10"スピーカー・キャビネットが2台と…

120vアンプ・ヘッドはWT-600。
 
EDENは日本では「エデン」と読んだり書いたりしているけど、本当の発音は「イードゥン」といいます。
今、コレをMarshall RECORDSから世界デビューを果たしたD_DriveのベーシストToshiくんが広めてくれているんだけど、浸透したらおもしろいな。

130今年のオープニングは「ハダカノココロ」。

140_hkカメラのシャッターを切りながらこの歌声を耳にした瞬間、「今年も1年ガンバルぞ~!」となる。

150vそんな気持ちに拍車をかけてくれるかのようなエキサイティングなプレイ。

160ヒロアキくんと…

170ヤッチンの…

180白熱のギター・バトル!

190「さぁ~、ますます盛り上がって行くよ!準備はいいかい?」
ファンキーさんのドラムをバックに客席をあおるヤッチン。
そのまま2曲目の「Round & Around」へとつなげる。

S41a0106 さらにもう1曲…「45rpm」。
今回もとても気持ちのよいノリノリのオープニングだ!

210v_45「2019年が始まりました。今回のバースデイ・ライブは1日前倒ししました。いつも応援してくださっている方々にチョットでも恩返しできるように頑張ります!」
何でも大みそかには86歳になられるお父様の具合が悪くなって病院にお連れしたとか…。
アレ?昭和7年のお生まれ?8年かしら?
昭和8年なら私の父と同じですわ。
ココまでのノリノリ・ムードはどこへやら、病院でお父さんの服を着替えさせてあげたらお身体が細くなってて…なんて話をされていたけど、そうなんだよね。
ウチはもう4年前から着替えさせることもできなくなっちゃったけど、お父さんというのはやっぱり「逞しい」というイメージがあるからね。
検査の結果、お父様はA型のインフルエンザで大事には至らなかったとのことでヨカッタ。
しかし、今度はヤッチン自身がインフルエンザに罹っているのではないか?…と、かなりビビったが、ご本人もセーフ。
そしてこの日に臨んだ。
インフルエンザをブッ飛ばしたオープニングだったのだ。

220_mc次は「Midnight Train」。
アラ~、ココで演っちゃう?

230_mt「私自ら輝いています!」という、浅草の伝法院通りでも見かけないギンギラのジャケット!…「暑いけど行けるところまで着ます!」
ノリノリの曲で攻めているから大変だ!

240v続けて「XYZ」。

250v_xyzココでTHE GOOD-BYEのニューアルバム制作の進捗状況が報告された。
「何曲かはできていますが、それを超える曲を作っていきます。
そして、8月31日までに頑張って自分たちの納得のいく曲を仕上げます。
THE GOOD-BYEの35周年イヤー真っただ中なので応援よろしくお願いします!」

260_mcsourcesのヴァイオリン2人が加わって「Virgin Snow」。

260_vs加賀谷綾太郎

270v日高隼人

280v弦の2人が加わってよりふくよかになったサウンドをバックに歌い込むヤッチン。

290ヒロアキくんのギター・ソロ。
いい音だ~。
実に美しい。
ヤッチンが今回のLAレコーディングのプロジェクトを紹介して観客に応援を乞うてくれたんだよね。

300v続いては「僕の月面計画」。

310_bgゴキゲンな和佐田さんのベース!

315v_2野津さんのキーボーズ・ソロと…

320ヤッチンのギター・ソロもフィーチュアされる。
曲のバランスを第一に考えて、やたらめったらギター・ソロで出て来ないのがヤッチン流。
もっとバンバン弾いちゃえばいいのに!といつも思うのよ。

330「今日は新しい試みということで、グッズを買って頂いたお客様におみくじを引いてもらいました。
おめでたい年のはじめなので何かが当たる『曾我おみくじ』」S41a0091コレが物販コーナーに建立された「曾我おみくじ」コーナー。

0r4a0562「極超々大吉」を引くと、ヤッチンのサインが入ったこの今回のTシャツが頂けます。

0r4a0568「曾我大吉」はこのサイン入りパネル…といった具合。

0r4a0563物販コーナーではカレンダーや昨年のバースディ・ライブを収録したDVD等が並べられた。
ん~、どれもいい写真だ!…ナンチャッテ。0r4a0565「曾我泰久誕生ストーリー」を語ってから、アコースティック・ギターを手にしての「愛はひらめきの中に」。

340v_ahそして、「お気楽にいこう!」。

350_okri最上のリズム隊がバツグンに楽しい瞬間を演出する。

410ん~、考えて見ると衛藤さんの歌以外でこの曲を聴いたのは初めてかも…。
こういう曲だったのか…。

420v「2曲続けて聴いて頂きました。
歌詞の中に色んなヒントが含まれています。
悩んだって始まらない…あと何回ライブが出来るかと言ったら、もう1回1回のライブを楽しむしかない。
自分が変わらなければ何も変わらない。
ここから先は好きなことしかやりたくない…」

430mc「好きな音楽を好きな人と演って、好きな歌を歌って、ライブをやって、おいしいものを食べて、そんな時間を過ごしたいと思うようになりました。
ポール・マッカートニーとまではとても言えませんが…でもあと20年ですよ。
そんな幸せな時間を作ってくれた皆様に感謝の気持ちを込めて次の曲を歌ってみたいと思います」

S41a0211ギターを降ろしたヤッチンがマイクを手にして歌ったのは…「Melodies for You」。440vそして「Dear Friend」。

450vつづきは<後編>で…
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com
 

200
(一部敬称略 2019年1月6日 渋谷ストリーム・ホールにて撮影)

2019年2月21日 (木)

アゴが落ちるぞ、D_Drive!

 
食べ物や言葉は違っても、そこは同じ人間だからしてモノの捉え方が共通しているのがオモシロイ。
例えばアンプなんかの底面についている、私たちが「足」と呼んでいるゴムやプラスチックでできたパーツね…アレ英語で「feet」って言うのね。つまり「足」。
また、ラック式アンプでラックに取り付けるための出っ張りがあるでしょ?普通我々は「耳」って呼んでいるけど、アレは英語でも「ear」っていうの。つまり「耳」。
この手のモノで驚いたのは、下の写真みたいなヤツ。
我々はこういう独立してナニかがひとカタマリに集まっている状態のモノを指して「島」って言うでしょ?
コレ、英語でも「island」って言うんですよ。
だからこのポールが写っているVintage Modernの展示のコーナーを「Vintage Modern island」って呼ぶワケ。
海外で生活したことがない私はこうしてひとつひとつ体験しながら英語を勉強しているのです。
だって、「足」も「耳」も「島」も『出る単』に出て来ないもんね。
だから学習に膨大な時間がかかりますな。

280 そこで、今日の記事のタイトル。
コレを見てニヤリとする人は、エンタテインメント英語によく接している人。
「アゴが落ちる」を英語で言うと「jaw-dropping」。
メチャクチャ驚くと、我々は上品に「開いた口がふさがらない」と言うけど、英語ではダイナミックに「アゴが落っこちゃう」と言う。
アングリ…ってヤツね。
コレは「島=island」みたいに双方向ではないけれど、イメージは十分に伝わる。
チョット脱線で…しからば美味しものを食べた時の「ほっぺが落ちる」というのを英語でどう言うのがふさわしいか…。
残念ながら「cheek-dropping」ではなくて、「mouth watering」…つまり「ヨダレが止まらい」になるそうだ。
今日は「jaw-dropping」な演奏が「mouth watering」なD_Driveのその後の話題。

10r4a0033 2月3日の夜、Marshall ROCORDSとの契約を発表した直後にMETALTALKというイギリスのウエブ・マガジンにそのことが掲載されたことは既に報告した。
コレがさ~、大変だったんだよね~、D_Driveぅ!
今だから言うけど、情報解禁より先に下の記事が出てしまって上へ下への大騒ぎ。
その騒ぎたるや、新しい元号「光文」を東京日日新聞(今の毎日新聞)にスッパ抜かれてしまったので急遽予定を変えて「昭和」にした…どころじゃない。
危うく「D_Drive」というバンド名を変えて「Go_Picnic」かなんかにしなきゃ収まらないところだった!
朝5時すぎに東京に向かう車の中のYukiちゃんから「シゲさん!エライことになってますがな!」という電話をもらって、眠い目をこすりながら何度もイギリスとメールのやりとりをし続けて、どうにか引っ込めてもらった。
だから記事の日付が「2月1日」になってるでしょ?
情報の解禁に関しては、私自らが厳しい箝口令(かんこうれい)を敷いていただけに示しがつかないからね。
その記事はコチラ⇒METALTALK

1mtl  
そんな甲斐もあってか、正式に発表した後にはD_DriveとMarshall RECORDSの契約の情報がアッという間に広がり、注目を浴びてひと安心。
しかし、今の世の中、恐ろしいもんだね。
2月3日の午前11時(現地時間=グリニッジ標準時)までは、おそらくは誰もその名を知らなかったであろう、日本のインスト・ロック・バンド「D_Drive」のSeiji、Yuki、Toshi、Chiiko名前が瞬時にして地球の裏側に人たちに広まってしまうんだから…。
やはり、「日本のバンドが海外に行って演奏する」というのではなく、イギリスの音楽ファンで知らぬ者はまずいない「Marshall」の名を冠したレコード・レーベルが日本の名も知らぬバンドと正式に契約をした…ということは最大級のインパクトであったようだ。

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10r4a0331_1

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1s41a0107_1そしてまた今回、イギリスの総合音楽系ウェブマガジン「DISTROLUTION」で取り上げて頂いた。
 
記事はコチラ⇒DISTROLUTION
 
上の「METALTALK」もそうなんだけど、実はコレらの記事にはD_Driveが世界デビューしたことが報道されているということの他にも大きな個人的な喜びが含まれていましてね…それが今日のオープニング・トークの英語の学習の話題につながって来る。
というのは、記事内のD_Driveのプロフィール関連の英文は私が書いたものをそのまま使ってくれているの。
特にうれしかったのが、その「jaw-dropping guitar」や「fireball rhythm section(火の玉のようなリズム隊)」というチョット変わった英語表現。
「jaw-dropping」というのは輸入教則ビデオの仕事をしていた時に覚えた表現。
「fireball」はDeep Purpleではなくて、Jerry Lee Lewisから。

1dst「DISTROLUTION」の方にはMarshall RECORDSのプロデューサー、スティーブ・タネットのインタビューが掲載されている。
こんな感じ…
「Marshall RECORDSは常に'卓越'と'音楽的才能'を探しています。その点、日本で最も爆発的なインストゥルメンタル・バンドとされるD_Driveは完璧なクォリティを実現しているんです」
なるほど…。
そしてタネさんのインタビューに続いてSeijiさんへのインタビューも掲載されている。
もちろん英語。
どんなことを言っているのかと言うと…
「Marshall RECORDSと契約できてメッチャうれしいです。そして、我々の音楽が海外の人たちに認められたことを大変うれしく思います。私たちの音楽はインストルメンタルですので言葉の壁がありません。世界中の音楽好きを我々の『ドライビング・ロック』でノックアウトします!」
Seijiさんもイギリス英語をしゃべらせたら「Blimey!」とか「Lovely!」とかバッチリなんだけど、コレは一応私が英訳させて頂いた。
そして、jaw-droppingだったのは、私が書いた英文は原文のままでほぼ訂正なし。
またまたうれしかった。
「出る単」の一番最初に出ている「intellect」すら知らなかった「英語オンチ」がコツコツと独学で勉強して書いたそのままの英文を本場の人たちが読んでくれているんだもの。
まさに自分も世界デビューした感じですよ。

10r4a0027と、私のことなんかどうでもいいんだけど、英語といえばYukiちゃん。
もうご覧になった方も多いと思うけど、その2月3日に契約を発表した時の動画をもう一度ココに掲載しておこう。
長年海外に住んでいた英語の達人がこのビデオを見て「アラ~、この子英語上手ね~」と感心していた…と聞いた。

そして、来る6月1日に開催される「Marshall LIVE」の告知ビデオも。
コチラはSeijiさんのセリフも素晴らしい!

コレらだけじゃござんせんよ。
Marshall RECORDSのオフィシャル・ウェブサイトにも…

Logo「Introducing D_Drive」として契約のニュースが掲載されている。
 
コチラ⇒Marshall RECORDS Official Website/NEWS

1mar1ARTISTSのページにも他のイギリスのバンドに混ざってD_Driveが!
何せイギリス以外では初めての海外アーティストだからね。
 
コチラ⇒Marshall RECORDS Official Website/ARTISTS

1mar4

さらに今度はドイツでも!
読めないけどリンクしておくね…コチラ

1ger 以前は、いつも忙しそうにしているレコード会社の人を見ていて「ナニがそんなに忙しいんだろう?」なんて思ったこともあったけど…とにかくやらなきゃならないことが山積みで忙しいわ!
「アーティストひとり世に出す」というのがこんなに大変なこととは知らなんだ。
10r4a9625でも、アゴが落ちるような活躍を期待しつつ、矢吹丈を見つけた丹下段平にでもなったつもりで私も世界の裏方でガンバります。
次はMarshall LIVEとCDのリリース。
現在、契約の都合でインターネットでD_Driveの音源が聴けなくなっているけどCDのリリースまでもうチョット待っててね!

10r4a0006

200

2019年2月19日 (火)

LOUDNESS World Tour 2018 "RISE TO GLORY" RELOADED <後編>

 
昨年末に開催されたLOUDNESSの単独公演、『LOUDNESS World Tour 2018 "RISE TO GLORY" RELOADED 』レポートの<後編>。
ここまでのセットリストは脇目もふらず最近作『RISE TO GLORY』の収録曲。
どれもがステキだ!

10cd「まだまだ大丈夫ですか~?アタマ振れますか~?速いのいきますよ~!」

20_2ドワ~!
アルバム中最もハードな「Massive Tornado」だ!
まさに4人が竜巻となってすべてを破壊し尽くしてしまうかのようなパフォーマンス!

30_mt二井原実

S41a0535高崎晃

50v山下昌良

60v西田竜一

70_2この曲も中間部のキメがいいんだよね。
LOUDNESSのキメってどれもシンプルなのに実に味わい深いんだよね。
80_2ギター・ソロ…これまた竜巻以上の暴れよう!
  
調べてみるとアメリカで竜巻の発生頻度が高いのはカンザス、オクラホマ、フロリダらしい。
60年以上前にアメリカ人と結婚して彼の地に渡った私の母方の叔母から聞いた話…彼女はケンタッキーに長く住んでいて竜巻の被害には遭ったことはないそうだが、アメリカで発生する天災でダントツで恐ろしいのは「竜巻」だそうだ。
ま、日本みたいに地震はほとんどないからね。
何しろ、特大サイズのアメリカの竜巻は一瞬にしてすべてを根こそぎ破壊して持ち去ってしまうのだそうだ。
これで高崎さんのソロのスゴさが想像できよう。

90そして、二井原さんの「♪Massive tonado~」の絶叫。
CDでも十分スゴイけど、ナマで聴いてみな…ブッ飛ぶこと請け合いだぜ!

100続けて「Why and for Whom」。
ク~、コレも「いかにもLOUDNESS!」の1曲。
110_2この曲も今回が初ナマ。
アルバム中で最も長尺のナンバー。
次々と変化を見せる曲の展開がスリリングだ。
英語圏の人と接していると目的格関係代名詞の「whom」ってまず見たり聞いたりすることがないんだよね。
みんな省略するか、口語では「who」で代用しちゃう。
「whom」ってカッコいいと思うんだけどな…。「The Who」とヴァン・モリソンの「Them」を合体させたみたいでしょ?

130vさらにアルバムの最後に収録されている「Rain」。

140_raコレは以前からコンサートで取り上げられている。
CDで初めて聴いた時、このイントロにはビックリした。

150ところが曲の重さとこのイントロ&エンディングのメロディの対比がおもしろくてね…すごく好きな曲。

160v高崎さんのソロも最高にドラマチック。

180_2二井原さんの情感豊かな歌い回しも感動モノ。
「みんなで大切にしている曲」って感じがするのです。

170_2「以上で緊張の時間がおわりました!」
そう、コレでアルバム冒頭のインスト曲「8118」を除いて『RISE TO GLORY』収録の全曲をナマ演奏したことになる。
「今年の大みそかはRISE TO GLORY』を聴きながらイッパイやりながら新年を迎えてくださいね!
さて、次いきますよ~!」

190「♪ゴーン、ゴーン」…といってもカルロスではないよ!
鐘の音ふたつ。

200_swra梵鐘の音、高崎さんのギターに続いてドバ~っとブっぱなしたのは…
240_2「The Sun Will Rise Again」だ!
それにしても、スゴイ声!

210スカっとするよね~。

220vどこを切ってもLOUDNESS節が飛び出してくる!

230この曲のギター・ソロなんかはもう「ゴージャス」という言葉しか出て来ないわ。
やっぱり曲がスゴイのね!だからギター・ソロもスゴくなる。

275vそして、聴かせどころは二井原さんのカデンツァ(歌も「カデンツァ」というのかどうかは知りません)。
「♪The su~n~…will rise~…a…ga~in~」と声を振り絞る二井原さんに観客全員の目と耳が集まった。

S41a0134 ハードなドラムスのイントロ。

250v_kop最近では珍しい「King of Pain」だ!

260これまた手に汗握るスピード・チューン。

270客席をアオる二井原さん。
ものスゴい歓声!

0r4a0354というのも次がみんな大好き「In the Mirror」だから!

290v凄まじいまでの盛り上がりようだった。
これ以上の盛り上がりがあれば「教えてよ」って感じ。

300「LOUDNESSはもう30何年やってますけど、今日初めて開演前に円陣を組んだんですよ。
ホラ、よく外タレがやってるじゃないですか。
円陣組んじゃいました…夢が叶いました」
え、二井原さん、円陣組みたかったんですか?
確かにステージに上がる直前に裏で「エイエイオー」とやっていらっしゃるのを見かけたことがありませんが…。
「外タレ」か…我々世代の言葉ですね。
多分今の若い人たちは使わない言葉…ということに先日気がついた。
「来年もたくさんライブをやる予定です。結構ガッツリやりますよ!近いうちに発表がありますので楽しみに待っていてください!」
と、この後に発表されたのが『JEALOUSY』と『HURRICANE EYES』収録の曲を中心としたプログラムを引っ提げてのツアー。
この時は二井原さん、「『JELOUSY』を30年ぶりに聴いてみたんですけどね、いいですわ~!」とだけ口にした。
それを聞いた高崎さんがすかさず…
「そんなに聴いてなかったんかいッ!」

310_mcこうしてショウは最後のセクションに突入した。320_ldlまずは「Long Distance Love」。

330vまさにアルバム『JELOUSY』からの1曲。

340_tlh…とくれば『HURRICANE EYES』からも1曲ということで「This Lonly Heart」を演奏した。
サービス満点のLOUDNESSからの「予告編」っていうことね。

350v楽しい時間は過ぎるのが早いわ。
次で本編最後。

360_cd「Crazy Doctor」を持って来た!
この4人の手からは誰も逃げられない!

370

380v

390v

400vそして、いよいよエンディング!

S41a1032 もう客席は大騒ぎ!
今回も全員大満足だったことは間違いないだろう。

410_2今日も素晴らしいプレイで満員のお客さんを魅了した高崎さん。

420vその「世界がうらやむ高崎サウンド」Marshallがサポートさせて頂いております。

100v_2 110_2_2アンコールは"あんぱん"さんの登場から!

430_2会場が「あんぱ~ん!」の掛け声に溢れてしまう。
480_2高崎さんが弾き始めたリフは「Loudness」。

440_lnそう、LOUDNESSなのだ!

450とても療養していたとは思えないパワフルでワイルドなドラミング!

460vやっぱりココは感動のシーンだったね。
実は私もホロっと来てしまったよ。

470_2「もうひとりドラマーがいます!」
竜さんが呼びこまれた。

480v当然ココはドラム・バトルとなる。

490

500_2あーすればこーする、こーすればあーするのガチンコ勝負!

510

520_2そしてお互いを称え合った。

530ふたりとも世界のLOUDNESSのドラムスを支えているのだ。

540_2「みなさ~ん!聞こえますか?
元気な声を出してください!
いきますよ~!」

550「イエ~イ!」

560何のことはない、"あんぱん"さんが一番元気なのだ!

570「イエ~イ!」

580激しいながらも心温まるドラムス演奏に続いて演奏したのは「S.D.I.」。

590_sdi猛然と突き進むLOUDNESSの4人…イヤ、5人!
ツイン・ドラムスの「S.D.I.」なのだ!

600

610

620

630v

640vお疲れさまでした!
"あんぱん"さん、うれしそう!

660竜さんにお礼を伝える"あんぱん"さん。
終演後、"あんぱん"さんは私にまでご挨拶してくれた…恐縮しちゃいますよ。

670高崎さんからお客さんにピックのプレゼント。

680二井原さんはファンの皆さんと握手。
ヨカッタね~!

690ステージを去る間際にハグる2人。
二井原さんの顔!

700v割れんばかりの拍手と歓声に包まれてLOUDNESSはステージを降りた。

710さて、『Rock Beats Cancer Fes』のレポートでも触れたように、昨年末にリリースされた『JEALOUSY』の30周年記念限定アルバムが注目されている中、同アルバムと『HURRICANE EYES』収録の曲を中心とした日本のファンのための特別なライブが決定している。
この2019年最初となる国内ツアーは5月15日の名古屋を皮切りに、5月31日の東京までの7本。
見逃せないね~!
LOUDNESSファンは企画がテンコ盛りでうらやましいね…それこそ「Jealousy」じゃない?
でも、それだけの財産と足跡を作って来たということなのだ。
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

2cds

 

200_2 
(一部敬称略 2018年12月30日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月18日 (月)

LOUDNESS World Tour 2018 "RISE TO GLORY" -RELOADED- <前編>

 

朝から晩まで事務所にこもっていることが多いので、ここ数年はテレビを見る時間がそれ以前に比べて極端に少なくなった。
私は連続ドラマの類を観ることは全くないし、テレビで映画を観ることもなくなったし、音楽番組を見たところでMarshallがどれぐらい出ているかをチェックするだけだし…いつの間にか興味を持って見るモノと言えば報道系の番組とコマーシャルぐらいになってしまった。
そこで……いいね~、アレ。
吉岡里帆ちゃんや芦田愛菜ちゃんや猫がバンドをやる移動通信会社のCM。
「食べてミルフィーユ」だの、「シャケナベイビー」だの、「しょうがないわね」だの、ダジャレを連発してお弁当自慢をする出演者の背後にはMGやDSLのハーフスタックが思いっきり映り込んでいるではないの!
コレはうれしかった。もちろんイギリスの本社にも報告した。
プロデューサーさん、Marshallがお好きなのかしら?
おもしろいお話があれば喜んで協力しますよ~!
連絡待ってま~シャル…ナンチャッテ!
 
反対に愕然としたのは、大手動画サイトのコマーシャル。
人気のバンドが出ていてこう言う…
「音楽はいい映像やミュージック・ビデオがなければ活きてこないし…」
ハァァァァァァァァ?
キミ、それは断じて違う。
「音楽」ってそんなもんじゃないよ。
そんな映像やらビデオなんかなくたって、音だけで人の心を揺さぶることができる芸術のことを「音楽」っていうんだよ。
もっと古今東西の色んな音楽を聴いてチャンと勉強してごらん?
…と、はじめは思ったけど、私の考え違いではないか…ということに気がついた。
コレは動画配信会社のCM用の宣伝惹句だもんね。
「せっかくいい音楽を作っても埋もれてしまっては意味がない。そして今のIT時代、その作った音楽を世間一般に広めるためには、ビデオを作って動画サイトを通じて世間に広めるのが一番手っ取り早い」…ということをアッピールするための発言なのだろう。
先日もココにも書いたように、確かに今の若いバンドさんは音源より先に動画を作るらしいからナァ。
でも、ロックの黄金時代を体験した我々世代には、こうした言動は「ロックの斜陽感」を自らさらけ出しているように見えるのはないであろうか?
ミュージック・ビデオの開祖といわれるLol CremeやKevin Godleyがコレを聞いたら「こんなハズじゃなかった…」って言うと思うのです。
だから順番がおかしくなっちゃってるんだよね。
「いい音楽を作ろう」ということよりも、有名になりたいとか、少しでも大きな会場で演奏をしたい…とか、そればっかりが先に来てしまっているの。
「音楽」もひとつの仕事だからして、それでひと山当てようというのは一向に構わない。
誰だって自分のやっている仕事に夢を求めるものだ。
しかし、そうして時代の手法に則って一時的には人様の注目を浴びることができても、その音楽が後世に残ることはほとんどあり得ない。
「音楽家の仕事」というものは、孫子の代まで歌われるような聴く人の心を揺さぶる音楽を作って、それを形にしてお客さんに買ってもらって、その曲をナマの演奏で披露して、そしてまた次の音楽を作る…コレの繰り返しこそが音楽家の生業だと思うんですよ。
本当は「カッコいいビデオ」なんて作っている時間があれば「人を感動させるいい曲」を作るべきなんですよ。
そして、その音楽家の生業を世界レベルで40年近くにわたって続けているのがLOUDNESSというワケ。
LOUDNESSは昨年も1月に『RISE TO GLORY』という新しいアルバムを発表してワールド・ツアーを実現した。

45cdツアーは3月から始まった国内での巡業を経て、チェコ、ドイツ、オランダ、ベルギー、スロヴァキア等のヨーロッパ諸国を巡った。

10r4a1108そして、2018年もホントに最後…『Rock Beats Cancer Fes』の翌日、12月30日に『RELOADED』と副題された単独公演が開催された。

10「reloaded」というのは「再び荷物を積む」とか「再び弾丸を込める」なんてのが普通の意味。
「load」ってのは、出荷の積み込みを頼む時なんかによく使うね。
では反対に荷物を降ろすのはナンと言うか…コレは簡単、「unload」と言ってやればいい。
ちなみに、よく言う「ローディ」というのは、荷物を積み降ろしするのでこの言葉と関係がありそうだけど、そうではありませんからね。
あっちは「roadie」だから。
ローディは「地方公演のマネージャー」というのが本来の意味。向こうの人はツアーをすることを「on the road」と言うからね。
で、こういう風にして公演や映画に使われる「reloaded」と言うのは「続」という意味。
『マトリックス リローデッド』なんてのがそれ。

20今日のステージはガッツリとMarshallが並んでいる。
LOUDNESSのステージにはやっぱりこの光景がピッタリだ。
コレが「ロック」なのだ!

30客電が落ち、ものスゴイ歓声の中に姿を現したLOUDNESSの面々。

40二井原実

50高崎晃

60山下昌良

70西田竜一

80サングラス姿で登場した高崎さん。

90v今日も高崎さんのお供はMarshall JMP-1を含む…

100v世界がうらやむ「高崎セット」。

110足元のようすはこう。

120高崎さんは2月13日発売のギター・マガジン内のマーシャル特集のインタビューにご登場頂き、このバックラインを紹介されている。

130オープニングは『RISE TO GLORY』の2曲目「Soul on Fire」。

140_sofこの1年LOUDNESSのステージを拝見して来たが、早くも重要なレパートリーのひとつになった感がある曲。
ハードな中に適度なポップ感を込めているサジ加減が素晴らしい。

150v中間部のキメからのギター・ソロ。

160ノッケから炸裂する高崎さんのソロに、LOUDNESSサウンドに…

170お客さん、大よろこび~!
私もハナタカダカな気分になってしまってスミマセン。
でも、現場でこういう大歓声に包まれてカメラを手にしていると、このエキサイティングな瞬間を少しでもうまく記録しよう!と、気合は入りまくるね。

180アルバム通りに曲を進めて「I'm Still Alive」で猛突進!

190_isaこのギター・ソロもスゴイよね。

200v必ず耳に残るメロディを挟み込むのが高崎さん流のギター・ソロ。
この曲もそんなメロディが組み込まれている。

210v「トリハダが立っています。この年末の30日にこんなにたくさん集まってくれてありがとう!
恒例になったEXシアターのライブですが、今年出したアルバム『RISE TO GLORY』で今日、本邦初公開する曲があります。
(ライブで披露するのは)みんなも初めて、ボクらも初めてとなります。
初めて同士よろしくお願いします!」

220v_mc続いてもアルバム通りの展開で「Go for Broke」。
高崎さんのヘヴィなリフでスタート。
しかし、いい音だニャ~。230v_gfbおお~っと!
LOUDNESSにしてはコレは珍しい。
途中でやり直し。
しかし、そこはLOUDNES…ニコニコ動画の生放送が入っていてもヘッチャラ。
納得のいくように演らせてもらうぜ!
250この曲のソロもいいんだ。
出だしのメロディでガツンとポップなメロディで惹きつけておいて最後のディミニッシュのアルペジオまで一気にハードに弾き切る。
たった20秒チョットなのにキチンとした物語が作られている。
私が40歳ぐらい若かったらコピーにチャレンジしているところなんだがな…もう耳も指もボロボロなので止めておきます。

240アコギを手にして二井原さんが弾き語るのは「Ares' Lament」。
お客さんと大合唱。

270_uisそして高崎さんのアコギが絡んで…

270v『RISE TO GLORY』から「Until I See the Light」。

290アコギでセンシティブなフレーズを奏でてから…

300vヘヴィなバラード・パートに突入。

310そして高崎さんのメランコリックなギター・ソロで曲は幕を降ろす。

320まだアルバム通りに曲は続くよ…「The Voice」。
340vこの曲はハードなリフでスタートするけど、曲自体はとても聴きやすい仕上がりなんだよね。
つまり、ハードさとポップさのミックス具合が実に自然なのだ。
でも、いくらポップな部分があっても甘くはならない。
そこがカッコいいんだな。
ポール・ギルバートが私に「LOUDNESSの曲はとてもメロディアスだ」と言っていたのを思い出す。
ポールが言っている「メロディアス」というのは、「ロックのメロディアスさ」なんだよね。
今の若いバンドさんの言う「メロディアス」とは感覚が違う。

330_voハードロックのお手本のようなギター・リフで始まるのは「No Limit」。
ここへ来てアルバムの曲順から離れる。

350_nlこういうミディアム・ファストのヘヴィ・チューンとなるともう独壇場ですな。
それもこのリズム隊がバンドを完璧に律動させるから。

360v

370vク~、同じことばっかり書いて申し訳ないんだけど、このギター・ソロが何とも素晴らしい。
開放弦やスウィープで組み立てた、これまた20秒の高崎ワールド。
20秒じゃ短すぎる!
こういう風に「もっと弾いて!」…って思わせなきゃダメね。

380ココのセクション、すなわち「The Voice」と「No Limits」はさっき二井原さんがおっしゃった「初めて」シリーズ。
今まで1年もの間、演ってこなかったのが不思議なぐらいの完璧なパフォーマンスですよ。
しかも、「No Limits」は二井原さんが今回のアルバムで一番お好きな曲なのだとか…。

390二井原さんがステージから降りる。

400_ksステージに残った3人で演奏するのは「KAMA SUTRA」。

410『RISE TO GLORY』は「8118」というインストゥルメンタル曲で幕を開け、また中間にこの「KAMA SUTRA」が挟み込まれアルバム全体のインタールードの役割を果たしている。

420ナニせ、曲自体がカッコいいよね。
こんなにシンプルなのに聴きごたえ満点だ。
こういう音楽に動画なんぞいらん!音だけで十二分にカッコいい。

430そのまま竜さんのドラム・ソロへ。
スティックで思う存分叩きまくった後は…

440v素手でシンバルをメッタ打ち!

Rそしてお客さんとのコール&レスポンス。

S41a0510 また乱打!

S41a0514イエイ!
今日も全科目バッチリとキメてくれた竜さん!

470「西田竜一~!"あんぱん"が今年の2月に脳梗塞で倒れて史上最悪なことになってしまいましたが、西田くんのおかげで何とか2018年を乗り切ることができたました!
もう一度西田竜一に大きな拍手を!」
惜しみない拍手と歓声が竜さんに送られた。
「"あんぱん"は昨日5曲ほど叩いてくれましたからね。あともう少しです。このバンドのメンバーはアスリートなんでね。あんぱんにも大きな拍手をお願いします!
ところで、ニュー・アルバムはどうですか?楽しんでくれていますか?
いい緊張感の中で演っております!」

480高崎さんがドラムスのライザーに座る。

0r4a0195印象的なタッピングのイントロ!
曲はアルバム・タイトル曲の「Rise to Glory」。

490v_rtg目も覚めるドライビング・チューンをお見舞いして前半を終了した。

500

510v

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530vLOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

540

200 
(一部敬称略 2018年12月30日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月16日 (土)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY4:最終回>】~高崎セッション&感動のフィナーレ!

 
さて、6回目の『Rock Beats Cancer Fes』もいよいよ最後のセクションに差しかかる。
今回トリを飾ったのは「高崎セッション」と銘打った高崎晃を中心にしたジャム・セッションだ。
ココでしか見ることができない異色の顔合わせがバカスカ実現しちゃうというワケ。
最初のセットは…

270_whenボーカルズにJAM Projectから遠藤正明。

280vギターはMR.JIMMYの、そして世界のジミー桜井。

290_2そしてドラムスは…え?…高崎晃!

300vベースは桜井さんの盟友、MR.JIMMYからジョンジー大塚。

310_4Led Zeppelinだからね、ブリッティッシュ・ハードだからね、そして最高のロック・ミュージックだからね…当然Marshallの出番となるワケよ。
何時間も前から出ずっぱりだけど…。

320v_3さて、ナニを演るんだろう?
気合いの入った高崎さんのヘヴィなドラムで始まったのは…

390「When the Levee Breaks」。
超久しぶりに聴いた~。
この曲ってLed Zeppelinの純粋なオリジナル曲ではなくて、カバーなんだよね。
アルバム・クレジットにあるメンバーの4人以外の名前がその元の作者で、Menphis Minnieという女性黒人ブルース奏者。
作者といっても、もうこの曲はPD(パブリック・ドメイン)になっているぐらい古い曲。
どれぐらい古いのかというと1929年…昭和4年。
「levee」というのは「堤防」のことね…アメリカの英語。
で、この曲は「もしこのまま雨が降り続いたら堤防が壊れてしまう…堤防が壊れてしまったら私たちには行くところがない」という悲惨な歌。
最初のコーラスが終わったところでロバート・プラントが何度か「Oh well」と言うんだけど、この曲が最後に収められているアルバム『(通称)Led Zeppelin IV』の一番最初の曲は大人気曲の「Black Dog」。「♪ヘヘイマ~マ」ね。
この「Black Dog」の元になっているのはFleetwood Macの「Oh Well」だと云われているんだよね。
勝手な想像をすれば、アルバムの最後でプラントが一番最初の曲のタネ明かしをしたのでは…なんてね。
イギリスでは「堤防」のことを普通「bank」って言うハズ。「bank」と言っても「銀行」じゃないよ。競輪なんかで出て来る「バンク」ね。
ロンドンの地下鉄でテムズ川沿いに「Enbankment(土手)」っていう名前の駅があるぐらい。

330v_3しかし、ロバート・プラントがこんな古い(当時で約40年前)ブルースを聴いていて、それを題材に選んでいる…というのがスゴいと思う。
ちゃ~んと過去の偉大な音楽を熱心に聴いて勉強しているということよ。
ロックにおいては、こういうところに欧米のミュージシャンと日本人のミュージシャンのルーツの違いを感じるね。
音楽のスタート・ラインがゼンゼン違うのよ。
とにかく今、音楽は先祖返りするしか生き残る術はないと思っているのです。

10r4a0041 ところでこの曲、オリジナルを聴いて、Led Zeppelinが演った「When the Levee Breaks」だって気が付く人はいないんじゃないかな?
ハーモニカとボトルネックが大きなアクセントとなっているこの曲。
遠藤さんのハーモニカも桜井さんのボトルネックも完璧だった!
0r4a0051それと、この曲を今回のレパートリーに選らんだ人もスゴいな。
高崎さんかな?
桜井さんかな?
340_2ちなみにイギリス人が『Four Stickers』と呼んでいるその4枚目のLed Zeppelinのアルバムは、数年前イギリスの『Classic Rock』誌で有識者が選ぶ「Best British Rock Album」の第1位に選ばれていた。
さらにちなみに、それのプログレッシブ・ロック部門ではGenesisの『Selling England by the Pound』が一等賞だった。
こういうイギリス人の感覚もまた、日本人とのロックの文化や歴史の違いを感じさせる。0r4a0034高崎さんからご挨拶。
「『Rock Beats Cancer Fes』にたくさんご来場頂きありがとうございます。
引き続き『樋口宗孝がん研究基金』へのご支援をよろしくお願いします」
そして、セッションのメンバーを紹介した。
「ソックリでしょう、ジミー・ペイジに~。
桜井くんとは80年代からよく顔を合わせていたんやけど、4年半前に渡米したんよね。勇気あるよね。
それで本家のジミーさんにも認められたんやから!」

S41a1242私は桜井さんと知り合ってから20年弱になるかしら?
実は、桜井さんに初めてお目にかかったのって、池袋の楽器店で開催された高崎さんのイベントの時だったんだよね。
何たる偶然!
「レッド・ツェッペリンを追求しているんですよ」と、桜井さん自らご丁寧に挨拶をして頂いたのをよく覚えている。
その後、何度もMR.JIMMYのステージにお邪魔したり、Led Zeppagainではオフィシャルで写真を撮らせて頂いたりもした。
下の写真は最近のモノです。

1jimmy おもしろかったのは、2010年に桜井さんとほぼ1週間違いで同じ舞台に上がったことだ。
場所は福島の郡山美術館。
『スウィンギン・ロンドン50's-60's』という特別展で、私は鮎川誠さんとシーナさんとの鼎談にご招待頂き、桜井さんはその翌週に同じ会場でギターをお弾きになられたのだ。
アレから9年かよ!
その時の様子はコチラ

1london さて、高崎さんの紹介でステージに姿を現したのは2番目のシンガー、福山芳樹。
「ジミー・ペイジってホンモノはこんなに痩せてるんですね!」
そう、その郡山の時にジミー・ペイジの衣装の実物が展示されていたんだけど、「子供のズボンか?!」というぐらい細いのよ!
桜井さんはそこまでコピーしてるからね。
「イエイエ、でも日本へ帰って来て10日で3kg増えました」
以前桜井さん、アメリカぐらしは「食べ物がツライ…」っておっしゃってた。
そうだと思うよ~。若い時ならまだしも、齢を重ねてからのアメリカの食事はさぞかしツライと思う。
私なんざ2、3日で音を上げちゃう。
桜井さんの場合、恋しくなるのは「へぎそば」だとか。
「へぎそば」といえば十日町!「へぎそば」はアメリカじゃ無理でしょうからね~。
コレはまた後で。

350_2「メジャーな曲じゃないけど」と前置きして演奏したのは『Led Zeppelin III』から「Ont on the Tiles」。

360v「Black Dog」のイントロとしてはおなじみだけど、この曲自体を選ぶ人って見たことなかった。
さすが高崎セッション!

370_2プラントばりの福山さんの歌声があまりにもエキサイティング!

380_2高崎さんのドラムスがまた絶好調と来てる!
430v_fb「Immigrant Song」とか「Whole Lotta Love」とか「Stairway to Heaven」とか「Heartbreaker」などを演らずしてスッカリLed Zeppelin色の染めた桜井さん…サスガ!
そして、私はいつかノン・スモークのステージの桜井さんを撮らせて頂きたいのであった。
 
ジミー桜井の詳しい情報はコチラ⇒MR.JIMMY OFFICIAL WEBSITE

410v_2ココで新しく加わるゲストを紹介して、猛然とドラムスを叩き出す高崎さん。
私たち世代には一聴してそれとわかるドラミング・フレーズ。
コレが後で大変なことに…。

295メンバーは…影山さんにe-ZUKAさん。

440_3そしてANTHEMから柴田直人。

450v沖縄から駆けつけて頂いたジョージ紫!

460_3もうココでLed Zeppelinから一気にDeep Purpleに空気が変わった!
曲は「Fireball」!

470vそれにしてもこの鬼のような高崎さんのドラミング一体なんだ!?
あまりにも激しい!

475v「Fireball」といえばベース・ソロ。
柴田さんのダイナミックなプレイが圧巻。

480ve-ZUKAさんもは絶妙のバッキングでバンドをドライブさせる。
ココでも変則的に高崎さんとの共演となった。

490v_3影山さんの完璧な激唱が気持ちよい!
600まさに客席に突っ込む「火の玉」のような演奏だった!

500_2大きな歓声に応えるドラマー高崎晃!

510v_3高崎さんがドラム席を離れ、Marshallを背後にギターを手にする。
奏でるのは名リフ…「Burn」だ。

520_2そして…コレは写真の配置ミスではない。
チューニングが安定せずギターを交換したのだ。珍しい。
しかし、この時の高崎さんにはチューニングよりも大変なことが起こっていたそうだ。
翌日、開演前の楽屋でお聞きした話…
「昨日、ドラムスすごかったですね~!」と私。
「せやろ」と高崎さん。
「特にFireball!バリバリでしたね!」
「ガハハハハ!死ぬかとかと思たわ。チョットやりすぎたな…。やりすぎて手がおかしなってしもたな。Burnがエラく弾きにくかったわ」
「高崎さんでもそんなことがあるんですか?」
「あるある~!やっぱりドラムスとギターでは使っている筋肉が違うんやナァ。ガハハハハ!」
いやいや、ギターはトラブっちゃったけど、プレイはいつも通り完璧でございました。

530_2ドラムスは西田竜一。

560v影山さんの歌でしょ…

540_2高崎さんのギター…

580v柴田さんのベースじゃん?

550vそれにLOUDNESSと海外を回って来た竜さんでしょ?

610加えて「紫」からジョージさんだからね~…コレ、今考えられる日本一の「Burn」じゃないの?

570_2こんな光景が見れたお客さん超ラッキ~!

590そんなこと言われなくてもわかっていらっしゃるお客様の皆さん、いいように盛り上がっております。
4時間以上立ちっぱなし!

620そしていよいよフィナーレ!
630高崎さんからお客様へご来場の御礼と『樋口宗孝がん研究基金』への支援のお願いが述べられた。

640出演者の皆さんも口々にご挨拶。
二井原さん「お疲れさまでした!ちなみに"あんぱん"くんは療養で先に帰りました。"あんぱん"にも拍手してやってください!
タッカン、お疲れさまです!」
増子さん「呼んで頂いてありがとうございます!かなり勉強させて頂きました。スゴイですね~、ハイ・トーン!」

650影山さん「どうでした?今日は?」
KISHOWさん「今日、ボク、ギャラ要らないです!仕事納めがこのステージでヨカッタと思います!」

660オールスター・キャストの1曲は…

670Led Zeppelinで「Rock 'n' Roll」。

680マイクに徹する高崎さん。
歌がとても上手だからね。いつかナニかのイベントで高崎さんがBoz Scaggsの「We Are All Alone」を聴いたことがあったけどすごくヨカッタ。

690大活躍だったJAM Project!

700この手のオールスター・セッションのお楽しみ、同じパートの共演。
キーボーズ・チームは双方大ベテランのツーショット。

710ベース・パートも同様。
日本を代表する2大ハード・ロック・ベーシスト!720vギター・パートは…

150_2あ、コレ、十日町のへぎそばだ!
ちょっとヌルヌルしていて、すごくおいしいの。
 
ギター・チームは新潟県は十日町の奇跡。イヤ、日本ギター界の奇跡!
十日町が生んだ2大ギタリストの共演だ!
ふたりともデカい!
「e-ZUKAさん、桜井さんを語る」はコチラのGANRODEOのライブ・レポートをご覧くだされ。
そして、e-ZUKAさんのお兄さんと同じ年で仲良しだった桜井さんから今回お聞きした話…

730v「飯塚くんの家に遊びに行きますでしょ?
で、e-ZUKAさんの家に遊びに行くと、弟の昌明くんがギターを弾いているワケですよ。
それが、まだ小学生なのに、バリバリ弾けていて、もうウマいのなんのって!」
なんだ、子供の頃からウマかったんじゃん、e-ZUKAさん。
しかし、世界のジミー桜井とGRANRODEOのe-ZUKAさんがこの「飯塚テレビ電化」で同じ時間を過ごしていたなんて…やっぱり「十日町の奇跡」だね~。

40_2 ステージへ戻って…
センターではKISHOWさんんも「♪ロンリ、ロンリ」と大盛り上がり!

740イケイケ~、竜さんのピックアップ・ソロ!

750終了~!
「よいお年を!」
高崎さん、お疲れさまでした!

760最後はみんなで記念撮影。

7704時間半の大イベント。
お客さんもお疲れさまでした~!
また次回、楽しみにしております!

790樋口宗孝がん研究基金(MHF)の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

800

200

(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月15日 (金)

【号外的に】D_Driveからのお知らせ…というか、マーレコからのお知らせ

 
Marshall RECORDSと契約を果たしたD_Drive。

10r4a3540 2月3日の夜8時にそのニュースを流した(もうこの瞬間までの2日間はハラホロヒレハラだったのよ!)途端、D_Driveサイドに「どこでD_Driveの音楽が聴けるのか?」という問い合わせが殺到し、その後も「聴かせろ~、聴かせろ~!」とパニック状態に陥っていると聞いた。
ま、さすがにそこまで言うと「オーバー」のそしりは免れないけど、でも、世界中からかなりの反響があって今日まで続いているそうだ。
Yukiちゃんも英語の練習の甲斐があったというモノです。
で、そんなD_Driveの音源を聴きたい方々にはご迷惑をおかけしてしまっているんだけど、レーベルとの契約の関係で今一時的にインターネットでは聴けなくなっているのね。
そんな状況を鑑み、Marshall RECORDSのプロデューサーからこんなメッセージが届いた。


そうなのです。
タネさんが「もうすぐ!」って言っているのは、今現在D_DriveはMarshall RECORDSからのデビュー・アルバムを制作中ということなのです。
あ~、どんなんか言いたいな~、ダメよダメダメ!
Yukiちゃんもビデオの中で言っているように、近いうちにスゴイ一撃をカマしますので少しの間待っててくださいね~!
お小遣い貯めておいてね~!
ラブリッ!

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY3>】~怒髪天、JAM Project、LAZY、GRANRODEO

 
怒髪天のステージの続きから…。
2曲を演奏し終わったところでステージが一気ににぎやかになる。
JAM Projectの面々が怒髪天にジョイントしたのだ。

360影山ヒロノブ

370v遠藤正明

380奥井雅美

390v_2きただにひろし

400v福山芳樹

410曲はド派手に「限界バトル」。

440_2『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』のエンディング・テーマ。

430_2さっきまでの怒髪天単独のステージと曲調がガラリと変わり異色感満点!
そのまま『激闘!クラッシュギアTURBO』から「Crush Gear Fight!!」へ。

420歌のうまい方々がいっぺんに4人も加わって熱唱するなんてのはモノすごい迫力ですな~。
興奮の2曲だった!

450増子さん、「JAM Projectの曲で試練を受けたので、次はボクたちの曲で試練をうけてもらいます。
大丈夫です。酔っ払っても歌える曲ですから!」
…とステージに居残った”きただに”さんと「酒燃料爆進曲」を演奏。
コレまたにぎやかな曲だナァ~。

460_2最後はまたプレーンの怒髪天に戻って「オトナノススメ」と「雪割り桜」を演奏して4人はステージを降りた。
Img_0072シンプルでストレート。そして何よりも楽しい!ロックの原点を見たような気がしたわ。
35周年おめでとうございます!

470_2

480_2

490

500怒髪天の詳しい情報はコチラ⇒怒髪天オフィシャルウェブサイト

510v_24番手はLAZY。
このステージを楽しみに会場へ足を運んだお客さんも多かったハズ。

10_3影山ヒロノブ

20_2高崎晃

30_2井上俊次

40vリズム隊のサポートは山本直哉と…

50v村石雅行

60_31曲目は「Wandering Soul」。

70_19772017年の12月にリリースされたシングル『Slow and Steady』のオープナー。

Ldv_2 印象的なサビのメロディが耳に残る。

80v作曲を担当したのは井上さん。
120もちろん高崎さんのギター・ソロもバッチリとフィーチュア。

90v素晴らしいギター・サウンドはもちろんMarshallから!
97LAZYのステージの高崎さんは、影山さんと微笑みあったり…

95井上さんに歩み寄ったり…とホッコリ・ムード。
コレがまたいいんだな~。

96この曲でも極上のギター・ソロで観客の耳を惹きつけた。
1352曲目も同シングルから。
高崎さんの作曲による「1977」。
1977年はLAZYが最初のシングル盤をリリースした年だ。

130v「『Rock Beats Cancer Fes』にお越し頂きありがとうございます!
LAZYは年に1度、この12月に演奏するのがイッパイイッパイっていう感じなんですが、樋口さんの命日も過ぎて、こうしてまた12月にLAZYが出来てとてもうれしいです!
毎年12月になると思うのは、肉体がなくなったとしても、オレたちの魂はシッカリと音楽の中に生きているということです」

100_mc「もう過ぎてしまいましたが、皆さんにクリスマスの歌をお送りします」
と影山さんがギターを手にした歌ったのは「Happiness」。
同じくシングルに収録された影山さんの作品。
こうしてメンバー各自が1曲ずつ作曲を手がけたシングル収録曲をすべて演奏した。

110v_2続いては1978年のシングル「地獄の天使」。

S41a1032影山さんがMCでおっしゃっていたが、歌詞がホントにスゴい!
「♪白い女のまぼろし抱いて ぼくはケモノになるよ」
「♪嘘でかためた吐息の中で ぼくは腐っていくよ」
「♪糸をひくよなくちづけかわし チーズみたいに溶けていく」
作詞はなかにし礼さん。
この頃はテレビで放映されるような曲もこうして限りなく濃密だったんだね。
今の「草食ロック」の何とサラっとしたことよ!

0r4a0908 「LAZYもコラボを演ります!」と影山さんのMCに導かれてステージに姿を現したのは…

140この日、2度目の登場となる奥井雅美。
曲は1979年のシングル、「BABY I MAKE A MOTION」。

150_2「♪I make a motion」の振り付けもバッチリ!
楽しいね~。

160_2再びギターを手にした影山さんが次の曲を説明する。
「LAZYの曲って、あまりハモらないじゃないですか。今日はこの曲をハモったらキレイなんじゃないかと思って…」と、JAM Projectの中間を迎え入れた。

170_2ベースの故田中宏幸さんの作品でリード・ボーカルズも担当した、名盤の誉れ高い『宇宙船地球号』からの1曲…「ロンリースター」。
今日は影山さんのリードに…

180JAM Projectの4人のコーラスが合体して感動的な演奏を聴かせてくれた。

190_3LAZYのコラボは続く。
今度はGRANRODEOだ!
影山さん「GRANRODEOさん、今日のイベントで最年少ですよ!」
KISHOWさん「緊張してます!先輩たちが元気すぎて腰が痛いなんて言っていられませんね!」

250e-ZUKAさん「大好きなんです!これからもよろしくお願いします!」
高崎さんがe-ZUKAさんの誕生日が自分と同じであることに触れると…
「そうなんです!母ちゃんにあの人と同じ日に産んでくれ!ってお願いしていたんです!」
だから同じ誕生日だったのか~。

260_2演奏したのは前曲に引き続いて『宇宙船地球号』から「DREAMER」。

200_4前回はフィナーレで全員参加したセッションの「Crazy Nights」で高崎さんと共演したe-ZUKAさん。
今回はKISHOWさんと2人きりでLAZYにジョイントし、ファンをよろこばせた。

210e-ZUKAさん、ニコニコでとてもうれしそう!

220_2そうそう、その前回の「Crazy Nights」でも影山さん+KISHOWさんのデュット・シーンがあったんだよね。

230ギター・チームも当然こういうシーンになる。
大きな歓声が2人に浴びせかけられた。
ココも今回のLAZYのステージの大きな見せどころだった。

240_2演奏後、e-ZUKAさんは高崎さんと固い握手を交わした。
『Rock Beats Cancer Fes vol.6』はまだまだ見どころを残して続きます。

0r4a0009さて、LAZYでもうひとつ…2017年12月に開催された『LAZY 40th Anniversary Special Live "Slow and Steady"』がDVD化された。
LAZYの40年分の思い詰め込まれた1枚。
そのDVDがこの日数量限定で販売されたことを申し添えておく。
 
詳しい情報はコチラ⇒LAZY 40th Anniversary Site

Ldv_1 <つづく>
 

200

(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月14日 (木)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY2>】~GRANRODEO&怒髪天


第6回目の『Rock Beats Cancer Fes』…2番目にステージに上がったのはGRANRODEO。

10_2KISHOW(谷山紀章)

20ve-ZUKA(飯塚昌明)

30vそしてリズム隊はベースの瀧田イサムと…

40_2ドラムスのSHIN。

50_2「Pierrot Dancin'」で幕を開けたGRANRODEOのステージ。
2曲目は「ROSE HIP-BULLET」。
今日もイントロドンで客席は大爆発だ!
ロデオボーイズやロデオガールズに「イントロドン」は古すぎるか?

70v_rhb普段のコンサートでも人気のこの曲、今日もイントロの最初の音コンマ数秒で大盛り上がりということよ!

80_2e-ZUKAさんがMarshallのDSLにプラグ・インするところから始まるMVには感動したよね。
あのカッコよさは相変わらずだ。

90非の打ちどころがないギター・ソロ!
マイクをe-ZUKAさんのギターに向けるKISHOWさん、お定まりのポーズ。

60_2「こんばんは!2年ぶり3回目のGRANRODEOです!戻ってまいりました~!
いつもは最年長なんですが、ココでは最年少ということで、14年目となるGRANRODEO…ゼヒ名前だけでも覚えて帰ってください。
今日が今年の歌い納めです!最後までお付き合いください」とKISHOWさんからまずはご挨拶。

100v_mcそしてe-ZUKAさん。
「『Rock Beats Cancer』ベイベー!ありがとうございます!
今日はですね、ジミー桜井さん…ボクの田舎の先輩と一緒ですからね~。
38年前に隠し録りしたモノを見せて『この時からずっと憧れていました!』と伝えました。
…というワケで桜井さんに恥ずかしくない演奏したいのですが…すでに限界ですッ!」

0r4a01503曲目も景気よく「BEASTFUL」。

120v_2ステージ中央で寄り添う2人に大きな歓声が上がる!

130_27弦のVから繰り出される極上のフレーズたち。

110v_bf力唱に次ぐ力唱はいつもの通り。
KISHOWさんのほとばしる汗がステージの熱気の証!

0r4a0145続いては昨年10月にリリースしたミニ・アルバム『M・S COWBOYの逆襲』から「Imaginary Song」。

140_isコレまたKISHOWさんのハイテンションな歌声がタップリ味わえるハード・チューン。
ああ、やっぱり「ハードロック」はいいナァ。
ね、ロデオ・ボーイやロデオ・ガールの皆さん、いいでしょう?
こういう肉汁がしたたるような、熱のある激しい音楽を「ロック」っていうんだよ。

150v「ココでスペシャル・ゲスト…一緒にGRANRODEOの曲を歌ってくれるという先輩…」

170_cd…と紹介されたのは、JAM Projectから、きただにひろし。
選んだ曲は「Can Do」。180v_2"きただに"さんもどうにもならないぐらいテンション高し!
猛烈に元気のよい「Can Do」でキャンドゥしちゃった!(ココ、「感動」のダシャレになってます)

190_2この曲でもツボを得た中身の濃いギター・ソロをサラリと聴かせてくれる。
「もっと弾いて!」と思わせるソロ。
音楽優先でギターを弾く人のソロはこうなる。
聴いててゲップが出るような長いギター・ソロはイカンよ。

200_3「ここら辺で盛り上がるヤツを演りたいと思います!」と「NO PLACE LIKE A STAGE」!
エ~、盛り上がり過ぎちゃうんじゃないスか!?
220v7弦の特長を活かしたリフが暴れまくる!
「Can Do」のソロなんかもそうなんだけど、e-ZUKAさんのピッキングって手首を軸にして精密機械のように正確に手の甲を動かすサマがとても美しい。
今月発売のYOUNG GUITARのコラムに「1996年にピッキングのスランプに陥った」と書いていらっしゃる。信じられん。
ギターを始めて数年というのなら話はわかるが、1996年って結構最近じゃない?
やっぱり「名手」と言われる人たちは「悩み」から解放されることはないのか?

210vnplsそのe-ZUKAさんのコラムにPaul GilbertからJoe Passまで教則ビデオをよく見て勉強した…という話が書いてある。
一時期、その辺の教則ビデオの仕事をしていたのが私なんですわ。
e-ZUKAさんご愛用ありがとうございます。
そして、布川さんのビデオの話まで出て来て思わず笑ってしまった…結果は全く異なれど、私と同じことをされていたことを知ったから。
布川さんのビデオもおもしろかったけど、この本もおもしろかった。
e-ZUKAさんがコラムで書いていらっしゃることの他に「ジャズを演りたければ理論を覚えるよりフレーズをそのまま覚えちゃえ」という破天荒なやり方が痛快だった。
後に矢堀孝一さんのご紹介で一度だけ布川さんにお会いしたことがあるんだけど、もうビデオや本からそのまま出てきたような気さくな方だった。
この本、つい最近上梓されたような感じがするんだけど、本屋で買ってからもう26年も経ってた!
考えてみりゃ、この出版社自体がなくなっちゃったもんね。

10r4a1105 「NO PLACE LIKE A STAGE」に戻って…この曲のソロは絶品ですな。
アタマの開放弦を使ったフレーズが最高にカッコいい。
そこからクロマチックを含んだペンタトニック・フレーズを通過してチョットしたバップ・フレーズが組み合わされている。
ロックだけを勉強しているギタリストにはどう逆立ちしても出て来ないフレーズの組み立てだ。
エヘン!ココで例のジャズの教則ビデオの効果が出てるってもんよ。
私なんかはReturn to Foreverの「No Mystery」のChick Coreaを連想しちゃう。
思わず巻き戻して繰り返して聴いちゃうね。
あ、今は「巻き戻す」なんて言葉を使わないか?ナンて言うんだ?「引き返す」?
それとCDだと2:58のフレーズは高崎さんへのオマージでしょ…「Crazy Nights」。
問答無用でカッコいいわ。
そして、お2人の共通項は…そうMarshall!

S41a0535出番の最後を飾ったのは『Pierrot Dancin'』から「ナミダバナ」。

230_nbパワー全開!
全7曲でGRANRODEOの魅力を爆発させた4人だった!240

250v_2

260v

50_27月には全国ツアー『GRANRODEO LIVE TOUR 2019 "FAB LOVE"』も決定していて楽しみだね!
 
ところで、今回会場内を歩いていると、たくさんのロデオ・ガールに声をかけて頂いた。
「ブログ楽しみにしています!」とか「Marshall Blogいつも読んでいますよ!」とか…。
それにMarshall GALAのTシャツを着て来てくれたお嬢さんも2人いらっしゃった。
うれしいもんです。
本当にありがたいし、励みになります。
会場で私を見かけたらジャンジャン声をかけてください。そして、おだててください。
バカだからドンドンがんばっちゃいますんで!

270_2GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEo Official Website

2803番目に登場したのはガラリと雰囲気が変わって怒髪天。

290増子直純

300_2上原子友康

310_3清水泰次

320v_2坂詰克彦

330v_2私は怒髪天はコレが初体験。
「怒髪天」なんていい名前だ。
もうこっちはどんなに怒ったところで天を衝く髪の毛なんてありゃしないがな…。
オープニングは「セイノワ」。
いい曲だな。

340v若い人は知らないだろうけど、私が小学校5年生の時、少年マガジンに『愛と誠』というマンガの掲載が始まった。
今にして思うとナンだってあんな純愛物語が少年漫画誌に掲載されたのかすごく不思議なんだけど、その中に岩清水という秀才タイプの男の子がヒロインの早乙女愛に向かってこう告白する場面があった。
「早乙女愛…ボクはキミのためなら死ねる…」
子供心にこのセリフはショックだったね。
世の中には「こういうのがあるのか…」と思ってサ。
でもマンガの設定は高校生だぜ。そんなこと言うか?
でもね、50年近く経ってその時よりはるかに墓場が近くなった昨今思うのは、「人間死んだらおしまい」ということよ。
350好きな人のために死ぬよりも、増子さんが歌う通り「愛のために共に生きる」ほうがはるかにいい。
ああ、オレも枯れてきたナァ。
 
続けて昨年7月リリースの『夷曲一揆(ひなぶりいっき)』から「HONKAI」。
言ってくれましたね、歌ってくれましたね!
草食ロックの若者にゼヒ聴いてもらいたい1曲!

0r4a0809怒髪天の詳しい情報はコチラ⇒怒髪天オフィシャルウェブサイト

0r4a0813この続きは<DAY3>で!
 

200

(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月13日 (水)

【Rock Beats Cancer Fes vol.6<DAY1>】~オープニング&LOUDNESS

 
昨年の末を締めくくったのもLOUDNESSだった。
2日間にわたっての一大イベント。

10まずはおなじみ『Rock Beats Cancer』。
前回は2016年…今度で6度目の開催となった。

20開場時、ロビーは会場へ少しでも早く入らんとするファンの皆さんでスゴイ熱気。

30ズラリ並んだ物販コーナーも…35アッという間の大行列。

40もちろん『樋口宗孝がん研究基金』のブースも設置。

50多くの人の注目を集めた。

60客席は超満員!70開演前には『樋口宗孝がん研究基金』や『Rock Beats Cancer Fes』の主旨説明や活動内容スクリーンに投影された。

80開演時間になり、まずステージに上がったのはカラーボールのKazuna。

100「よろしくお願いします。歌う前に自己紹介をさせてください。
私は、23歳の大学生の時に胃がんになり、手術で胃の2/3を摘出しました。
再発予防のため、抗がん剤治療を受けました。
ナンで自分だけ?と思っていましたが、若年性がんになった『スタンドアップ』のメンバーと出会い、支えられて、辛いのは自分だけでなないと思いました。今度は自分ががんで苦しんでいる人たちを支えたいと思い、カラーボールを立ち上げました…
140vがんを経験した私たちだからこそ伝えられることがあるのではないかと思いました。
自分たちががんになった時、全く情報がなかったのです。
がんを経験した仲間たちに感謝の気持ちを込めて演奏します」
160こうしてKazunaちゃんが歌ったのは「for my」という曲。

125伴奏のギターを務めるのはタクミマサノリ。120vタクミさんの爪弾くギターの音色に乗って…

150澄んだKazunaちゃんの歌声が、満員の会場に響き渡る。

110v「心を込めた歌唱」とはまさにこういうことを指すのであろう。
1曲だけのステージではあったが、飾り気のない素直な歌が聴く者の心を揺さぶった。

130続いて…。
一礼をしてからドラム・キットの向こうに姿を現したのは…。

S41a0039 おお~、鈴木"あんぱん"政行!
380v少しドラムスを叩いて…

S41a0044 LOUDNESSのメンバー登場!
え、もう?

190しかも、高崎さんが奏でるこのリフでスタート。
「Crazy Nights」だ!

200観客をアオる二井原さん!

210v前回はトリでの登場だった…それが今回はトップバッターだ!
そこへ「Crazy Nights」だもん、盛り上がるにキマってるわね。

220怒涛の歓声を浴びてウネりまくるリズム隊。
絶好調な山下さんのベースと絡み合う…

230vダイナミックなドラムス!
"あんぱん"さんが帰って来たのだ!

240v9月に開催されたイベント『METAL WEEKEND』で既に”あんぱん”さんはプレイを披露しているが、私はお邪魔できなかったので、復帰後の"あんぱん"さんを目にするのはコレが初めて。
4人が揃った時の特別なパワーに接した感じがしてとてもうれしかった!

250v必殺のギター・ソロはいつもの「世界がうらやむ高崎トーン」で!

260高崎さんの背後はこんな感じ。
今日のMarshallは低層構造だ…ジミー・ペイジ風建築?

270ク~、やっぱこの音、このプレイですよ!
今日は持ち時間が少ないので1曲ずつ大切に聴かなきゃ!

270v「Say yeah~!
どうもLOUDNESSです!
今日はとっても短い時間です。でもこのイベントはタップリと続きますからね、最後まで楽しんで行ってください!」

280_mcもの悲しいアルペジオから、あのメロディに導かれて…

290v_hc二井原さんの歌が絡む。
0r4a0126そして、荒れ狂う三連のビート。

310曲はもちろん「Heavy Chains」。

320vついつい"あんぱん"さんに目が行ってしまうが、何の心配も必要としない完璧なドラミングだ。

330vビートがエイトに変わり炸裂するギター・ソロ。

340最後のアーム・ダウンの咆哮まで無駄な音がひとつもない!

350v加えて二井原さんの熱唱!
イカンイカン、つい力が入ってしまった。だってこの曲大好きなんだもん!
最近はこういうビートのロックを耳にしなくなった。
今、日本のロックからシャッフルやブギのような3連のビートが消えようとしているんですよ。
少なくとも若いバンドさんでブギを演っているところなんて見たことないでしょう?
ベテランのロックンローラーが引退したら、間違いなく日本のブギやシャッフルは絶滅するよ。
ナゼかというと、それらは日本人のルーツにないビートだから外国のロックをお手本にしないと出来ないリズムなんですよ。
その点、エイト・ビートはそうでもない。お経や祝詞はエイト・ビートだからね。
そういう意味でも私はこの曲を支持するのだ。

300「"あんぱん"が1年ぶりにステージに帰って来てくれました。1曲以上ステージでドラムスが叩けるまでに回復しました!」

360v_mc「あんぱ~ん!」
客席からの大きな声援に応える。

370「彼の様子を見ながら演っています。
大丈夫?」…と二井原さんの保護の下でのドラミング。
1月末発売の『Burrn!』誌のインタビューにも登場し、さっそく大忙しだ!390v続いては「Let It Go」。

400v_lig当然ココで一段と盛り上がる!

410v「♪Leit it go, let it go!」
会場は「レリゴ」の大合唱。

420v元気イッパイの"あんぱん"さん!完全にLet him go!440そしてコレ!

450_itm「In the Mirror」行くぞ~!

460完全にヒットパレード状態!
こういう出し惜しみをしない、LOUDNESSの気前のいいところが好き。
持ち時間が長くないのにマニアックな曲をワザと並べてイジワルするバンドって時々いるんだよ。
ダメダメ、そんなのドカ~ン!といかなきゃ!
ライブなんだから…フェスなんだから!

470しかし、この曲のベースって何度聴いてもメッチャかっこいい。

430ココでもドッカーンといったのは高崎さんのソロ。

480でも、どんなに盛り上がっていても絶対に乱暴なプレイはしない。
どんな時でも高崎さんのギター・ソロは美しい。

490v_2「次で最後の曲です」→「エ~!」…二井原さんがやらないので、自分でやっておいた。
そうなんですよ「エ~!」なんです。

「さて、次はイベントならではの曲です。ゲストが来てくれます。
怒髪天の上原子くん!」

495vステージに姿を見せた上原子友康。
まずは高崎さんと握手。
スゴイ緊張の表情!
上原子さんは留萌のご出身か…"あんぱん"さんとは北海道つながりだ。

500_cdヒット・パレードでまだ演っていない曲といえばまずはコレ…当然「Crazy Doctor」となる。

510vギターのゲストが入ってこの曲と来れば、見どころは当然アソコ。

520中間部のキメ!
寸分の狂いもなくハモった!

530緊張はされていたようではあったが、危なげないプレイで憧れの高崎さんとの共演を果たした上原子さん! 0r4a0313クライマックスに向けて猛然とドライブするリズム隊。

S41a0361

570さすがに5曲となると「モノ足りない感」は否めないけど、明日の単独公演もあるからね!

580いきなりLOUDNESSが出てくればそりゃ盛り上がるにキマっているけど、もう出て来ない…という寂しさもあるな。
でも、この日は後半で高崎さんが八面六臂の大活躍で観客を大いに喜ばせてくれたのだ。
その辺りは数日後のこのレポートで!

590v昨年末にリリースされた『JEALOUSY』の30周年記念限定アルバムが注目されている中、同アルバムと『HURRICANE EYES』収録の曲を中心とした日本のファンのための特別なライブが決定している。
この2019年最初となる国内ツアーは5月15日の名古屋を皮切りに、5月31日の東京までの7本。
見逃せないね~!
LOUDNESSファンは企画がテンコ盛りでうらやましいね…それこそ「Jealousy」じゃない?
でも、それだけの財産と足跡を作って来たということなのだ。
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

2cds

 

200_2 
(一部敬称略 2018年12月29日 六本木EXシアターにて撮影)

2019年2月12日 (火)

D_Driveからの重大発表! その2

 
9日前にMarshall RECORDSと契約したことを発表したD_Driveからもうイッチョ重大なお知らせ…。
今日もツベコベ言うのは後にして、まずはコレをご覧くだされ。

もうひとつ、こっちは英語版。
D_Driveには海外のファンもたくさんいるからね。
Yukiちゃんだけでなく、Seijiさんの流暢な英語にご注目!

…ということで、6月1日に開催されるMarshall LIVEにD_Driveがお呼ばれしちゃったのです!
ブライミ~!
ああ、本当に世界に行っちゃうのね…D_Drive。
さようなら…チガウチガウ!
とにかく、おめでとう!

1d_drive_social_image さて、気になるのはYukiちゃんがビデオの中で言っていた、Marshall LIVEの会場となるMarshall ARENA。

90s以前にMarshall Blogでゴチャゴチャと説明したことがあったけど、もう1回おさらいしておこう。
まずはMarshallのビデオから…。


Marahall ARENAがあるStadium MKの紹介ビデオもなかなかにスゴイ…大ゲサで!
ビデオの中にある「Arena MK」というのがMarshall ARENAのこと。
あのね~、この辺りってMarshallの工場から歩いて10分ぐらいのロケーションなんだけど、15年ぐらい前まではホントに何もなかったんよ。
昔からあった古いサッカー場がポコンとあるだけで、後はただの野ッパラだった。

ん~、「ロンドンから電車で30分」にはムリがあるような気もするが…。
コレが外観。

20_2車の展示会から国際レベルのスポーツの試合等、色々な用途に供されるアリーナ。
コンサートとなるとこんな感じになるようだ。
50_2このステージにD_Driveの4人が立つことになるのだ。
キャパは4,000人。

40_2ステージから客席を見るとこんな感じ。
60_2お客さんが入っていないとこんな感じ。
やっぱ広いわ~。

70_3こんな感じでチョット大掛かりな「居酒屋でぃ~どらいぶ」もできる。
コレはダーツの選手権のようす。
クリケットは当然のこととして、イギリスではテレビでダーツや「スヌーカー」と呼ばれるビリヤードにアニキみたいなゲームの試合を中継するからね。
こんなに遠くからダーツなんか見てておもしろいのかね?
長くて寒いイギリスの冬を少しでも楽しく過ごそうと、読書の他にこういう屋内ゲームが発達したんだろうね。

Darts ロビーはこんな感じらしい…って、オイちょっと、待てよ!
コレ、東京キネマ倶楽部のマネッコじゃねーか!
BETVICTORというのはイギリスの大手ブックメーカー。
ブックメーカーというのは、「賭け屋」のこと。
BETVICTORは私営なので、日本風に言うと仕組みとしては「ノミ屋」ということになろうか?
Ladbrokesなんてブックメーカーはロンドンを歩いてるとそこら中で見かける。
中に入るとよく犬のレースの中継をやってるよね。
ロイヤル・ファミリーの赤ちゃんの名前までを対象にしちゃう賭け事好きのイギリスだけど、戦争だけは賭けの対象にはしないルールになっているそうだ。
不謹慎だからか?それとも常勝国ゆえ賭けが成り立たないのか?…さすがにそれはないか。

80_4それでは、6月1日に開催される新しい1日限りのフェスティバル、Marshall Liveでお会いしましょう。Marshall.comでフル・ラインナップをチェックしてチケットをゲットしてね!
 
チケットはコチラ⇒Marshall本国ウェブサイト内Marshall Live特設ページ10_2

200_2

2019年2月11日 (月)

マーシャル現場主義。

 
明後日、2月13日発売のギターマガジン3月号。
『マーシャル現場主義。』と題してついにMarshall特集がやって来た!
表紙はCream時代のEric Clapton。
1959とSuper TREMOLOを背にレスポールを弾く有名な写真。

10r4a0397 「歴史的なお勉強はほどほどに…」
そう!もうそれでいいの。
時代は変わったのだ。若い人は歴史などに興味なないのよ。
いいの、いいの。
Marshallが音楽の現場で愛され続けてくれれば、それでいいのだ!

20でもやっぱり欠かせないのは「Marshallの歴史」を作ったレジェンドたち。

30商品の時系列に沿ってレジェンドたちがシッカリ紹介されている。

40そして、Marshallで音楽を作っている皆さんのインタビューや音作りのお話。
もちろん高崎さんもガッツリご登場して頂いている。

50Marshall BlogではもうすぐLOUDNESS特集をやるからね!
もうチョット待ってて!

51先日のNAMMで発表されたSTUDIOシリーズの生ちゃんによる試奏も掲載。

55おかげさまでメッチャ前評判がよいSTUDIOシリーズ。
イギリス製とあって皆さん、お値段をずいぶん気にしているようだけど…誌面にはお値段も載ってるよ。

56「新提案!家マーシャル」と題した小型コンボを紹介したページもあるよ。
「家マーシャル」か…。
大学の時の私の「家マーシャル」なんて1959と1960AXだったからね。
部屋に入れるとMarshallってメッチャでかいんだよね。
しかし、今から50年前は「いかにデカい音を出すか」に腐心していたのに、今ではPAの発達かなんか知らんけど、「いかに小さい音で鳴らすか」みたいなことになっちゃったもんね。
でもね、どんなにスゴいPAシステムが用意されていても、ステージの中音が大きくないとサマにならない音楽ってあることを知っておいてもらいたいね。
それはやっぱりMarshallがなければ実現しなかったであろう、カッコいいギター・リフやソロを盛り込んだ黄金時代のロックのことだ。
もちろん家では「家マーシャル」でいいんですよ。
この特集を読んで家でもステージでもMarahallでギターを楽しんでくださいまし。
 
ハイ、書店へGO!…イヤ、「カートに入れる」をクリック!…か。
輸入販売元のヤマハミュージックジャパンさん、リットーミュージックさん、どうもありがとうございました。

60 はじめに「歴史はもういい」みたいなことを書いたけど、もちろん興味のある人は遠慮なくMarshallの57年をさかのぼって欲しい。
その時の手引きになるのが、他社の書籍で恐縮なんだけど、コレ…『アンプ大名鑑[Marshall編](株式会社スペースシャワーネットワーク社刊)』。

70_2 そして、もう1冊がMarshall社の創立50周年を記念して刊行されたこの『Marshall Chronicle』。
この本では、Marshallの歴史を「The History of "The Father of LOUD"」と題して私が書き下ろさせて頂いたが…メッチャ気に入っているし、自信作なの。
工場やロンドンで撮った写真を散りばめてサ…。不明なところはMarshallに連絡して教えてもらったり。
また文章がいいんだ~、我ながら「愛」を感じるね。
大変だったけど、取り組んでいてすごく楽しかった。

80_3   

200

 

2019年2月 4日 (月)

実録!D_DriveがMarshall RECORDSと契約!


この洗いざらしでクタクタのTシャツ。
思い起こすと、このTシャツこそがD_Driveとの出会いになった。
90r4a0871コレはイギリスからホンの数枚だけ日本に送られて来たHANDWIREDシリーズのTシャツだから……2004年のことになる。
そのウチの1枚を、商品のデモンストレーションをして頂いた大阪のギタリストに差し上げた。
それからしばらくして、大阪の楽器店が主催する高校生のバンド・コンテストに私が審査員としてお呼ばれした時のことだ。
会場に着くと「審査員の先生(私のことね)はコチラの控室でしばらくお待ち頂いております」と主催のスタッフの女性が案内してくれた。
「ご親切にありがとうございます」とお礼を伝えて控室に入り、イスに腰かけて正面に座っていた人の姿を見てビックリ!
このTシャツを着ていたのだ。
上で触れた通り、このTシャツは数枚しか日本に入って来ていなかったので、私のルート以外には国内には出回っていないハズだった。
驚いた私はその人の名前を伺う前に「チョチョチョ、チョットすみません!そのTシャツ一体どうしたんですか?」と尋ねた。
早くもパチモンが出回っているのか、はたまたその人が私の知らないマーシャルの関係者かと思ったのだ。
「ハァ?…ギタリストの〇〇さんにもろたんですワ」
「〇〇さん?それ私のところから出したTシャツなんですよ!」
「あ、ホンマですか~」
このTシャツを着ていた人こそD_DriveのSeijiさんだったのだ。
イヤ、この時はまだD_Driveは結成されていなかった。
細身の〇〇さんにはサイズが大きすぎたため、Seijiさんに譲ったのだそうだ。
そうして、会話の口火が切られ、聞けばSeijiさんもギタリストでMarshallが大好きだとおっしゃってくれた…それならいい人にキマっている。
 
その後、毎年開催されるそのコンテストで数回顔を合わせているウチにとても近しくなった。
そしてある時、「こんなバンドを始めたんですわ…ディードライブっていいますねん」。
「エ?イードライブ」
「ちゃいますがな。ディードライブ!」
「あ、シードライブですか?」
「耳、悪いんとちゃいますか?シーとイーの間のディーですがな!」
「そうか、失礼しました!きードライブですね?」
「それ、ひらがなでっしゃろ!そう言われてみると、確かに’きィ’はイ段では’いィ’と’しィ’の間やナァ…」
お後がよろしいようで…。
ま、コレは冗談だけどね。
ちなみに噺家がやるこの「お後がよろしいようで…」の本当の意味を知っていますか?
コレはまた別の機会にやることにして、D_Driveの話を進めよう。
そうしてSeijiさんから頂いたアルバム『Something to Drink?』の1曲目の「Runaway Boy」を聴いてビックリ仰天!
「ナンやコレ?!…あ、関西弁がウツっちゃった。あの人、こんなことやってたの?!」
 
その後はD_Driveが東京に来る度に頻繁にライブにお邪魔させてもらうようになったんだね~。
このMarshall Blogを始めた時にも、一番最初の時から積極的に協力してくれた。
Seijiさんと出会って15年。
D_Driveが今年で結成10年。
思い返すと結構色んなことがあったし、やったな。
しかし、D_DriveとMarshallの間の10年で最大の出来事と言えば、ナントいっても昨日の夜8時に発表したMarshall RECORDSとの正式契約であろう。
ま、正直に言うと私もこんなことになるだろうなんて数年前までは想像すらしなかったし、プロジェクトが始まった時も、果たしてココまでたどり着けるかどうか半信半疑だったんですよ。
海外へ行って演奏して帰ってくるのではなく、レコード業界では新参者とはいえ、世界の音楽業界で50年以上のキャリアを持つ会社が運営するレーベルのアーティストとして世界にデビューするワケだから…。
だから今、とりあえず大きな重荷がようやくひとつ下りたような感覚でもあるです。
マーレコ・ロス?
今日はそんな契約まわりのお話を…。

05コレは契約書にサインをする時のようす。
「コレが契約書で~す!これからサインしちゃいま~す!」

10まずはリーダーのSeijiさんから。

20vSeijiさん「ただ今、サインの真っ最中で~す!」
Chiikoちゃん「シッカリやりなはれや!」

30実はこの契約の発端はナンだったかと言うと、Marshall Blogだったのです。
書いているのは私でも、Marshall BlogはMarshall社が運営しているブログだからして、イギリスでも見ている人が多く、ある時D_Driveの記事がMarshall RECORDSのプロデューサーの目に留まったのだ。
そして、彼はYouTubeでD_Driveのライブ動画をチェックしてビックリ!
「Blimey!(ブライミー!:'コイツぁ驚いた!'という意味のイギリス英語)この人たち、こんなことやってんのッ?ラブリーじゃない?」…ということで、すぐに私のところに連絡が来たワケ。
私が売り込んだワケではないのだ。
連絡を受けた私も驚いたよ~!
いつもマーブロに書いている通り、私は子供のころからレコード一本槍だったでしょ?
一生のうちで一度でいいからレコードに関する仕事がしてみたかったの。
だから、Marshall RECORDSが発足した時「自分だったら誰をプロデュースするかナァ」なんて、夢想にふけっていたのですよ。
もしそんなチャンスがあったとしたら、他のバンドがやっていないことに取り組んでいる、替えのきかないオリジナリティ豊かなバンドにするゾ!とキメていた。
そうして頭の中に思い浮かべたバンドのウチのひとつがD_Driveだった。
そしたらアータ、向こうから話が来たじゃないの!
 
ハイ、サインした?

40じゃ、次はYukiちゃん。
70v_2「今、2部目にサインしていま~す」
 
数日前の記事に記した通り、Marshall RECORDS所属のアーティストはイギリスの歌モノのバンドばかりだったので、東洋の…インストの…そしてバリバリと激しく楽器を弾きまくるD_Driveというチームが彼らには途轍もなく新鮮に映ったようだ。
とにかく欧米人は何よりもアーティストの個性を重んじるので「コレだ!」と思ったらしい。
やっぱり、プロの音楽家たるもの、人を同じことをやっていては絶対ダメなんだね。

60「コレでよし!…と」

90r4a3487 ハイ、次はToshiくん。
「オラオラ、借用書にチャッチャとサインせんかい!」…Marshallの取り立てはキツイぞ~。ウソウソ!

90大分前にレコード会社の友達から聞いた話では、日本はクラシックやジャズ、はたまたヒーリング系の音楽を除いてはインスト・バンド、つまり「歌なし」の音楽はとにかく当たらない…と相場がキマっているのだそうだ。
それを聞いて思ったのは、しからばクラシックの故郷であり、器楽演奏の長い受容史を持つヨーロッパだったらD_Driveの音楽にはどういう反応が来るのかしらん?
でもね、日本にも「歌なしポピュラー音楽」のブームってあったんだよ。
ひとつはポール・モーリア系のイージー・リスニング。
そして何と言ってもベンチャーズだよね。
コレも別のレコード会社の年配の方からお聞きした話なんだけど、当時のレコード会社ので洋楽部門で利益が出せていたバンドってベンチャーズだけだったんだって。
ビートルズですら、はじめのうちはベンチャーズの足元にも及ばなかったとか。
ちなみにストーンズは今でこそあんなだけど、日本でようやく利益が出せるようになったのはワーナーに移籍した後からで、LONDONレーベルの頃は事業的にはどうにもならなかったのだそうだ。
日本のリスナーにロックを聴く力がなかったんだよね。今またそうなっちゃったように見えるけどね。
で、ベンチャーズのブームは「エレキギターのブーム」という側面ももちろんあるけれど、間違いなくエレキギターを使った「音楽のブーム」だったんだよね。
楽器単体でブームが起こるってのはほとんどあり得ないと思う。
なぜならコンピューターがソフトなしでは動かないのと同じで、楽器には音楽が必要なの。
当時最高のソフトとそれを活かすハードがうまい具合に組み合わさったのがベンチャーズのブームだったワケですよ。
その証拠にベンチャーズのやった音楽っていまだに残ってるでしょ?「音楽」にこそ力があったのだ。
だからD_Driveには「21世紀のベンチャーズを目指せ!」って言ってるの。
器楽演奏がウマいのはよくわかったから、とにかくいい曲を作ることに情熱を傾けるべき…とSeijiさんと時折話をしているのね。
100v_2ハイ、最後の契約書にサインしてToshiくん契約完了。
Seijiさん「サインしよったで、コイツ。返済は来月の10日からやぞ!」…ウソですよ~。

105最後はChiikoちゃん。
しかし、みんなうれしそうだ。
そりゃそうだよね~、10年だもん。
その間、地球7周半ほどの距離を機材車で走り回って、800回を優に超すライブをこなして来たんだから。
こういう人たちはただ演奏してるだけじゃないからね。
自分たちで(Seijiさん)車を運転して移動して、機材を下ろして、セットして、サウンドチェックして、リハーサルして、本番やって、片づけて、次の場所に移動して…。
移動するにも晴れの日ばかりじゃないからね。
大雪で国道に2日間足止めをくらったこともあったし、避難勧告が出そうな大雨のエリアにも向かわなければならない。
ライブがない時は新しいネタを仕込んで、リハーサルをして、楽器の練習や手入れもしなければならないし、今となっては数々のSNSの更新は不可避だもんね。
しかも、D_Driveのような音楽は、「詞を書いてメロディを付けてイッチョ上がり!」なんてことが一切できないからね。
1曲作り上げるのが生半可な苦労ではない。
アマデウスじゃないんだから、人を感動させる「いいメロディ」なんてそう簡単に作れるモノじゃない…となると聴いている人を飽きさせないようにするスリリングな「仕掛け」を考えることになる。
コレがまた破天荒に大変なことなのだ。
いくら好きでやっていることとはいえ、「将来の保証が全くない」と言ってもよい労働環境下で10年の月日を費やすのは並大抵の努力と度胸がなくては乗り切れんよ。
普通、大学を卒業して就職して10年も経てば、会社の規模にもよるけど主任以上の何がしかの役職にもついて、給料もかなり上がる頃だ。
私だったらムリだわ…サラリーマンもムリだっただけど。
でも、10年ならまだ短い方かも知れない。
苦節25年なんていうバンドだっているからね。
とにかく日本は音楽の種類を問わず、音楽家が音楽で喰って行こうとする時の環境があまりにも厳しすぎるんではなかろうか?
とにかく10年諦めずによく頑張ったと思う。
若干の課外活動があったにせよ、メンバー全員が「D_Drive」という夢を追い続けて来たから続いたのだろう。
そして、その「夢」がひとつの大きな形になったのがこの瞬間だった。
結成しては1年も経たないで解散しちゃうような若いバンドはD_Driveを見習うべきだよ。

110_2Marshall RECORDSには先日紹介したようにREWSという女子ギター+女子ドラムスというデュオ・チームがすでにいて評判を呼んでいるのね。
そして、また奇しくも女子ギター&女子ドラムス!
イギリスは日本のようにガール・バンドが盛んではない。
だからD_Driveの女子チームのテクニカルな演奏にBlimey!だった…というのもお声がかかった理由のひとつだろう。
そして、Chiikoちゃんはコレにて正式にNATALエンドーサーになった。

120vコレにて4人のサインが完了。
お疲れさまでした!

130この後、私はコレらの書類をイギリスに送って、Marshall RECORDSサイドがそれにサインをして、D_Driveは正式に「Marshall RECORDSアーティスト」になった。
 
おめでとう、D_Drive!

140現在Marshall RECORDSからリリースされるファースト・アルバムを制作中。
これからD_Driveに関連する色んなニュースがジャンジャン飛び出してくることでしょう。
D_DriveメンバーのSNSやMarshall Blogをチェックしてね!
 
最後はプロデューサー気取りのオッサンと記念に1枚。
イヤ~、正直ココまで大変だったわ。
でもコレがゴールじゃない…ココからがスタートだから!
皆さん、D_Driveの応援をよろしくお願いします!
 
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE

160_2お!イギリスのメタル系ウェブ・マガジン、METALTALKで取り上げられている! 
詳しくはコチラ⇒METALTAL

9mt

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2019年2月 3日 (日)

D_Driveからの重大発表!

 
2019年2月3日午後8時…とうとうこの時がやって来た~!
  
結成10周年を迎えたD_Drive…

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今日はツベコベ言いません。
とにかくコレをご覧くだされ!

そう、Yukiちゃんが発表した通り、D_Driveが…

D_drive_negaイギリスのMarshall RECORDSと契約をして世界に向けてデビューすることになったのです!9mr…というワケで、英語でもごあいさつ。

今日はもうコレだけで十分。

おめでとうD_Drive!
自慢の「Driving Rock」で世界中の音楽ファンの心を揺さぶってやれ…Marshall、NATAL、EDENと一緒にね!
何だってこうなったのかは明日のMarshall Blogをお楽しみに!

Group 

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2019年2月 2日 (土)

BLINDMAN~新作『REACH FOR THE SKY』リリース記念ライブ

 
久しぶりのBLINDMAN。

20中村達也

30vRay

40v戸田達也

50v松井博樹

60v實成峻

70v達也さんはもちろんMarshall。

80JCM800 2203と1960Aのハーフスタック。

100v足元のようす。

110今日のレポートするライブに先立つとこと約ひと月。
BLINDMANはニューアルバムをリリースした。
コレがそのニューアルバム『REACH FOR THE SKY』。
ゴキゲンの仕上がりである。

120cdアートワークを手がけたのはFATE GEARのドラマー、森はるか。
はるかちゃんはもちろんFATE GEARのアルバムのアートワークを手がけていて、大好評の最新作『Headless Goddess』のアートワークもはるかちゃんの作品だ。
アレ、MVの写真もヨカッタでしょ?
そして、はるかちゃんはNATALドラマー。

130vBLINDMANの新譜はいつも楽しみだ。
よってこのレコ発ライブもとても楽しみにしていた。
で、注目のオープニングは「Now or Never」。

140_バンド全体がガッチリひとつになったイントロ。

150オルガンの音が効果的なんだ~。

160いいようにドライブしまくるリズム隊!

180v
190そして、この大サビのメロディ!
はじめて聴いた時、「ドワ~!そう来たか!」って思ったね。
そして、うれしいのはこの曲をアルバムの2曲目に持って来たこと。
さすが達也さん!
意識されてのことなのか、Marshall Blogをいつも読んでくれているのか…アルバムでもコンサートでも2曲目が重要なんですよ。
でもサ、この曲、もっと後で演って欲しかったナ…ニューアルバムの中で一番好きな曲なんだもん。
もうチョット取っておいてもらいたかった。
ま、ゼイタクは言うまい。170続けて前作『To the Light』のオープナー「Rising Sun」。

200_rs「ワンマン・ライブへようこそ!
東京でやるのは半年ぶりですかね?
今日のレコ発ライブ、我々も楽しみにしていました。最後までユックリとお楽しみください!
じゃ、新しいヤツいってみようか!」
おう!

210v_mc達也さんのズ太いギター・リフからスタートしたのは新作のオープナー「Strangers in the Night」。

220v_sitn私みたいなヤツだと、このタイトルを聞けばすぐフランク・シナトラを思い出しちゃうんだけど、当然違う。
一度聴いたら忘れないようなステキなメロディのサビを持った曲。

230『Evergreen』から「The Way to the Hill」。

240_wthまたニューアルバムから「The End of my Dream」。

250_eomd作曲したかのような実に密度の濃いギター・ソロ!

260続けても新作から「Roll the Dice」。

270_rtdこうしたミディアム・テンポのヘヴィ・ナンバーにもRayさんの声がピッタリだ。

280vココでも充実のギター・ソロ!
一段と大きな歓声が上がる。

285オラオラオラオラ~!
打って変わって目も覚めるようなドライビング・チューン「Survive」。
まずイントロのキメがカッコいい!

290_svこの「♪ゾンゾゾンゾゾン、ゾンゾゾンゾゾン」が気持ちいいぞ!

300MCをはさんでいよいよアレ。
チョット小耳にはさんだ話では、この「Da Doo Ron Ron」が賛否両論だったとか…。
私は断然「賛」ですよ。「賛」×∞。
コピーバンドではない、こういうベテランのバンドが自慢のオリジナル曲の合間にこうした名曲を取り込んで、その魅力を伝えることはとてもいいことだと思う。
CDを初めて聴いた時、曲名を見ないで1曲目、2曲目とゴキゲンに聴き進んで、コレが出て来た時は正直ヒックリ返って驚いたけどね。

310_drrそんなだから、どうしても気になって、達也さんにこの曲を取り上げたいきさつを尋ねてみた。
すると…
この曲に出会ったのはそれほど昔のことではなくて、フィル・スペクターのトリビュート盤で知ったそうだ。
自分が作る曲はどうしても凝ってしまいがちなので、以前のアルバムを作る時に何かシンプルなモノを収録したいと考え、カバー曲の候補を2つ選んだ。
そのうちの1曲がこの「Da Doo Ron Ron」。
そして、当時のバンド・メンバーに諮ったところ意見が合わず断念。
それから時が経って、再度取り組もうとしたが、前作はメンバーが替わったばかりだったので控えておいた。
そして、今回見事にご開帳と相成った…とのこと。
原曲のイメージをまったく損なうことなくBLINDMANタッチで仕上げたのはサスガ!
私は大好きです。
ちなみにThe Carpentersの『Now &Then』が好きです。320vこの辺りも盛り上がったよ~!
みんなで歌った「Why Did You Come Back」。

330wdcbそして、そのまま峻くんのドラム・ソロへ。

350v_ds全く気をてらうことのないベーシックかつストレートなソロ。
いかにも「ドラム~!」という感じのプレイがすがすがしい。

360メンバーがステージに戻り「Blazing Crisis」。

370_bc松井さんは白いシャツにお召替えだ。

380_alその松井さんのキーボーズに乗ってRayさんが感情を込めて歌い上げるバラード「Angels Ladder」。
この曲はニューアルバムのクローザー。

390v達也さんのMC。
「ライブハウスでロックバンドを観る…という文化を絶やしてはいけないと思います。だからBLINDMANはこれからもガンガンやっていきますのでよろしくお願いします!」
いいこと言うわ~!

S41a0459ショウはまだやっと前半が終わったところ!
ドンドン盛り上がって来る!

400_tbコレも『Evergreen』から「Turning Back」。

410vそして、今度は達也さんのソロ・コーナー。

420gsすごく短かったけど、言いたいことは言い切った。
説得力のあるいい音!
最近はPAが発達したからとか言って、ロック・バンドのステージの中音がドンドン小さくなっていってるけど、アレはダメだね。
中音がある程度大きくないと、こっちで聴いていて迫力が伝わって来ない。
やっぱり100Wのギター・アンプってのがロックには必要なんだ。
やっぱりロックは肉食がいいでしょ?
Marshallは最上ランクの肉なんだぜ!

S41a0508お、Rayさんも着替えて来た。
スゴイ汗だったからね!
『Blazing Crisis』のオープナー「The Tears of God」。

470togそして、ニューアルバムからボサノバの「Blue Moon」。
コレも最初聴いた時はビックリしたナァ。タイトルも驚いたけど。
イヤ、「Blue Moon」というジャズのスタンダード曲があるんですよ。480v_bmまたガラっと替わってニューアルバムのタイトル・チューン「Reach for the Sky」。
UFOの「Lights OUt」を思い出させてくれる極上のハードロック・ナンバー!

490_rfsそして、MCをはさんで最後のセクション。
会場はスゴい熱気よ!
それに応えるようにドド~っと行ったよ!

500_tog「The Touch of Gray」…

510v_bh「Being Human」…

520v_itd「…in the Dark」…

520v_rwそして「Running Wild」。

530v4曲ブッ続けでドライブしまくって本編の幕を下ろした。

540vスゴイ歓声!
5人のこの熱演に歓声を惜しむ客は1人としてあるまい。

550アンコール。
「待たせてゴメンね。オッサンだから楽屋でひと息ついて来ちゃった。
今日はまだまだガンバらないといけない…と思わせてくれてありがとう!」
メンバーを紹介。
「このメンバーでアルバムを2枚出したことになります。
新しい歴史はココから始まりますので!」

555お揃いのTシャツに着替えた5人はアンコールで「To the Light」、「Waiting for the Day」、そして「Living a Lie」の3曲を演奏した。

560_en

570v

580v

590v

600v

610vイヤ~、ほんと充実のハードロック・ショウだった!

決してカッコつけるわけじゃないんだけど、最近ストラヴィンスキーとかショスタコーヴィチみたいな現代クラシックをやたらとよく聴くようになったでしょう?
すると、あんなに好きだったプログレッシブ・ロックがウソみたいにツマらなくなっちゃって…。
私、ロックの中でプログレが一番好きだったのに~!
反面、こうしたBLINDMANみたいな70年代のハードロック・サウンドってのはナンダカンダ言って無敵で唯一無二の音楽なんじゃないかな?…なんて思ってるんですよ。
すなわち、カッコいいリフとギターソロ、野太い声のボーカルズ、重くて頑丈なリズム隊、コレが「ロックの定義」なのではないか…と。
とりもなおさず「Marshallで演るロック」だよね。
ま、考えや感じ方は人それぞれですけど。
これからも、ガンバレBLINDMAN!
 
BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒BLINDMAN OFFICIAL SITE

620

200_2 
(一部敬称略 2018年12月23日 目黒鹿鳴館にて撮影)

レコードだ!CDだ!やっぱりモノだよ、モノ!


今日のタイトルにある「モノ」はステレオとかモノラルとかの「モノ」ではなくて、「物」ということね。
昨秋に導入したSpotifyが「便利」だの、「ラク」だの言ってきたけど、その感想に変わりはない。
でも、やっぱりダメだね。
最初はヨカッタんだけど、私のような古い人間には「音楽」を聴いているような感じが段々しなくなってきて、ナント言うか…ウ~ン、一種の「事務機器」に接しているみたいな感じ?
「アレを聴いてみようか?」とか、「コレはどうなんだろう?」と未知の音源に興味を持ってアクセスしていたのは初めのウチだけで、今現在、音楽的な活用法といえば何のことはない、昔から愛聴しているレコードやCDを引っ張り出すのが面倒だからSpotifyを使って聴いている…みたいな?
イヤ、「引っ張り出す」より「片づけなくていい」の方がありがたいかな。
未経験のアルバムを聴いた時にしても、チョット聴いて波長が合わないと「あ、ダメだコリャ…」ともう1分も経たないうちに打ち切っちゃう。
昔はサ、大枚2,500円も払って買ったレコードでコレは絶対にできなかったよね。
ウチのレコード棚には1回しか聴いたことのないアイテムが山ほどあるけど、1分聴いて止めた…なんてのはさすがに1枚もない。
中学生の頃は、不幸にして好みではなさそうなレコードにブチ当たった時でも好きになるまで意地で聴いたもんだったし。
とにかくタダ同然の音楽って頭に入って来てくれないんだよね。
何かインターネットで調べごとをする時に似ている。
ウェブサイトで何か調べるのはものすごく便利なんだけど、すぐ忘れちゃう。
反対に本を読んで、付箋を貼って得た知識の方がはるかに頭に残る。
ま、この年なので1回でナニかを覚えることが若い頃に比べで難しくなってしまったけど、本からの知識の方がどこか有機的で価値のあるように感じる…そりゃ本を買っているからね。
やっぱり音楽と同じだ。
でもコレも年寄りの古い感覚なんだろうね。
では、若い人はどうか…。
実際に尋ねてみた。
CD等の音楽商品を買ったり集めたりすることに魅力を感じない世代の子だ。
「ストリーミングやってるでしょ?」
「はい、音楽はストリーミングで聴いています」
「フフフン、オジさんも最近そうしているんだよ。でもさ、もし自分の聴きたいヤツがストリーミングで見つからなかったどうするの?お金を出してCDを買うの?」
「いいえ、CDは買いません。もしストリーミングで聴けなかったら、もう聴きません」
「え…」
このことである。
素人&年寄り考えで、タダ聴けちゃうそういうシステムにどうして手塩にかけた自分の大切な音楽をタダ同然で公開しちゃうのか不思議に思っていたけど、こういうことなのね。
そういう媒体に顔を出しておかないと、一生誰の耳にも止まらない可能性が高いんですよ。
とどのつまりはほぼ音楽でお金で取れない…ということじゃんね。
「オッサン、今頃ナニ言ってんだ?」と呆れられそうだけど、コレも実際にSpotifyを導入しなかったら最後まで理解できないことだったよ。
だって音楽ってそういうもんじゃないもん。
でもひとつ…Spotifyのカタを持つワケではないけど、こんな仕事をしていると「チョコっと聴いて調べたい音源」が必要な時なんかには途轍もなく便利だね。
コレには助かっています。
あ、更にもうひとつ。
数か月前に知り合った若いバンドさん。
ビデオの撮影でMarshallやEDENを使ってもらったんだけど、彼らビデオを作ってもCDを作らないのよ。
「それで大丈夫なの?ミュージシャンなのにCDなくていいの?」と訊くと、こういう答えが返ってきた。
「あ、いいんス。あの、いきなりCDを作っても1枚も売れないんッスよ。それよりビデオを作ってまずYouTubeにアップするんスよ。
それに引っ掛かってきて、ライブの動員が増えてくればCDを作るかも知れないス」
…だそうです。
世の中、そういうことになっています。
皮肉なもんでしてね、ロックが一般的になればなるほど、ロックで喰うのが難しくなる…という。
 
もうだいぶ前のことだけど、アメリカ人と話をしていて、「Physical Products」という言葉を初めて耳にした時はかなりショックだった。
寝ても覚めてもレコードだった青春時代を過ごした私には、その言葉が「悪魔の呪文」もしくは「この世の終わり」みたいに聞こえたもんだよ。
「やがてレコードやCDがこの世からなくなってしまうのか?」…けどマァ、なるようにしかならないね。
芸術よりも経済活動が優先だから…。
で、なるようにしてなったのが、レコードのリバイバルだっていうんだからこれまたフシギ極まりない。
さらに自分でもフシギに思っているのは、私がコレをあんまり快く思わないんだな。
だってそうでしょ?
1984年、CDが一般化し出した時、みんなどう言ったよ。
「最高の音質」って泣いて喜んで、座りションベンしたでしょうが…失敬。
「あ、そのアルバム持ってるよ。レコードじゃなくて、エヘン!CDで持ってるよ」なんてことを言ってたヤツがたくさんいたハズだ。
そんなヤツをうらやましく思うことなどなく、もちろん私は「レコードの貞操」を守っていたよ。
CDを凍らせるともっと音が良くなるなんて話もあった。
ところが、以前に何度か書いたように当時は転勤族でね、度重なる引っ越しの労苦に耐えかねて3,000枚以上のレコードを売ってCDに買い替えてしまったんだね。
音質に関してはどっちでもヨカッタ。
それから25年ぐらいは経ったか?
今度はレコード・ブームだってよ。ざけんなよ!…となるワケ。
もうね、Spotifyも経験したことだし…何でもいいわ。
とにかく死ぬまでに少しでも多くのいい音楽を聴きたいわ。
 
ハイ、結論!
とにかく、「音楽はモノで持っとけ」ということ。 
例の仏壇屋のキャチコピーこですよ。
「形は心をすすめ、心は形をもとめる」
ついでに言うと「性格は顔に出る。生活は身体に出る」…コレは関係ないか。とあるお寺の掲示板に書いてあった。
今日の話題はその「モノ」。
Marshall RECORDSのモノがしばらく前に届きましてね。
ようやくイジくる時間ができたので紹介させて頂く。

10まずは、BAD TOUCH。
現在Marshall RECORDSと契約しているアーティストはレコードとCDの両方をリリースしている。
収録曲数はレコードもCDも同じ。
あ、あの日本人が「ヴァイナル」っていう呼ぶのはイヤだな~。「レコード」って呼んで欲しいな~。
20コレがレコード・ジャケット。
いいね、デザインが!
コレをデザインしたのはこのバンドのギタリスト、Daniel 'Seeks' Seekings。ヤケに「求める」人だな~。

30裏はこんな感じ。

40そ~ら、「Marshall RECORDS」のロゴ。
70ダスト・ジャケットも付いてる。

60レコードのレーベルはこう。
ああ、いいニオイ。
輸入盤のニオイだよ。
こうして久しぶりに新しいレコードを手にしてみると…やっぱりレコードはいいな~。
考えて見ると、最後にレコードで新譜を買ったのはいつのことだろう?
Frank Zappaであることは間違いない。
そもそもレコードもCDもZappa以外は新品なんてまず買わなかったからね。

80こっちはCD。
デジパック仕様…悪いけど、小さくて頼りない感じがするナァ。
でも中身はいいよ~。
私がいつも言っている、古き良き伝統のハードロックを踏襲しつつ、今の世代のエキスが詰め込まれている感じ。
どうして日本の若いバンドってこういうのが出て来ないんだろう…それはロックのルーツが違うからなんだね。
イギリスの連中はブルース、もしくはブルース/ロック。
我々の国のロックのルーツはグループ・サウンズなんだよ。要するに歌謡曲だ。

90続いてはマーレコでは古株のコーンウェル出身、KING CREATUREの『VOLUME ONE』。
レコードはコレ。
ああ、コレもいいニオイ。
かつてウチの居間はディスクユニオンと同じニオイがするのが自慢だったんだよ。
だから便通がいいのなんのって!

100ク~「SIDE A」!タマらんね。
その下にMarshall RECORDSロゴ。

110コチラはCD。
コレもデジパック仕様。
KING CREATUREはシュレッド・ギターもふんだんに盛り込まれたマーレコの中では最もメタル寄りのバンド。
私あたりでも何の抵抗もなく聴ける。
先日のNAMMで演奏して来たようだ。

120コレはロンドンやベルファストをベースに活動を展開しているギター女子とドラム女子のデュオ・チーム、REWSの『PYRO』。
コレはCD。
REWSもNAMMで演奏して大きな反響を呼んだようだ。今度はニューヨークへお呼ばれだとか…。
いかにも「海外の女子ロック」という感じ。
不思議なんだよナァ。
イギリスは日本ほどガール・バンドが盛んではないんだけど、「英語で歌っている」とかいうことではなしに、女子でもチャンとこうして「イギリス風女子ロック・サウンド」になる。
やっぱり聴いている音楽が日本人と違うということなんだろうね。
そんな典型的な「海外の女子ロック」なんだけど、チョイとヒネった曲作りがとても魅力的だ。

140こっちがLP。
キャ~!カラー・レコード!
うれしいなったら、うれしいなッと!
1曲目のタイトルが「Let it Roll」っていうんだよ。
もちろん我々世代のアレとは違いますのであしからず。

130 REIGNING DAYSもマーレコでは古株だ。
ヘヴィだよ。
典型的な今の人のハード・ロックとでもいいましょうかね。
でも3曲目の「Chemical」という静かめの曲なんかおもしろいな。
短調の曲が多く日本の若いバンドなんかとはやっぱりゼンゼン雰囲気が違うね…Rockだ。

150今の西洋のロックと日本のロックの一番大きな音楽的な違いって、メロディのワザとらしさの違いだと思うんだよね。
こういうところにルーツの違いが出るね。
私なんかには、日本の若いバンドさんは無理してメロディを作り込んでいるように聞こえるんだよね。
そういうのは「歌謡曲」がやっていたことで、少なくとも「ロック」のやることではない。
でもね、奇妙なことにこの傾向が一番顕著に表れているのは、メロディのキャッチーさよりもパワーで押し切るはずのヘヴィメタル・バンドさんたちなんだよね。
あのサビ…一体誰があんな風にしちゃったの?
正直マーレコの中で一番印象が薄い感じだったんだけど、このバンド、一度見てみたいナァ。

1601989年に結成した北アイルランドのオルタネイティブ・ロックバンドのTherapy?のモノ。
アルバムは『CLEAVE』。
何となくHipgnosisを連想させるジャケット?
このアルバムがリリースされて初めて聴いた時、私にとってはちょっとパンキッシュで苦手な印象があったんだけど、聴き直してみると…いいね。

165「cleave」というのは「突き進む」とか「切り裂く」とかいう意味…まさにそんな感じ。
このバンドはドラムスがカッコいいな。

166最後のモノはコレ。
コレもまずジャケットがすこぶるよい。
Press to MECOの『Here's to the Fatigue』。
「fatigue」か…「出る単」に出てくるよね。「疲労」という意味。
このジャケットの絵はバンドのお友達かなんかが描いたらしいんだけど、Zappaの『Grand Wazoo』あたりのCal Schenkelの影響を受けているんじゃないかしら…なんて思ってしまう。
『Chunga's Revenge』の内ジャケにもイメージが似ている感じがする。

180若バンドなので「若い音」がするのは当然なんだけど、このチームはひと味違うな…と、大分前に初めて聴いた時に思った。
日本の若いバンドには絶対に出せないサウンド。
ハードだのヘヴィだの、とかいうことではなくて、メッチャ若い割には音楽が熟しているという感じがする。
そのカギはコーラスの多用と高度な演奏技術。
やっぱりそれなりの音楽を聴いていないとこうはならないワケで…Marshall RECORDSのプロデューサーに訊いてみたら大当たり。
3人ともFrank Zappaの大ファンなのだそうだ。
やっぱりね…「コーラスと高度な演奏技術」はZappaの影響を受けているに違いない。
それにCal Schenkelだって符合する。
でも音楽は『Freak Out』でもなければ『One Size Fits All』でも『Shiel Yerbouti』でも『Jazz from Hell』でもない。
Press to MECOの音楽なのだ。
コチラはCD。

190ガーンと見開くとThe Carpentersの『Now & Then』みたいになってるよ。
コレ、レコードでやればヨカッタのに!

200以上が現在のところのMarshall RECORDSのモノたち。
よろしくね!

今、音楽商材の和洋の売れ行きの比率はもう、9:1なんだって。
まぁ仕方ないよ、時代だから。
聞いた話によると、今の若い人にとっての「ロック」って「恋」の人なんだって?
松山千春じゃないよ!
まぁ仕方ないよ、時代に合わせて言葉の意味が変わることもある。
でも、このまんまの「ありがとロック」や「草食ロック」でいいのかね?
「仕方ない」じゃ済まされないんじゃないの~?
このまま放っておくと、日本のロックってこの後どうなって行くんだろう?
私が生きている間に顕著な変化が見られるかしら?チョット覗いてみたい気もするナ。
今日紹介したバンドは自分のところのバンドとあって正直ヒイキ目な聴き方をしちゃうんだけど、どのチームも、やっぱり「ロックのルーツ感」というものをシッカリ感じるんだよね。
ナント言ってもビートルズの国だからネェ。
そして、コレらのバンドには日本の「草食ロック」にはない、そしてロックには不可欠な強烈な「肉食」を感じるワケです。
そういえば、どなただったか忘れちゃったけど、Marshall Blogで以前から唱えていた、若い人のロックを指す「草食ロック」という言葉をごく自然に使っていた人がいらしてビックリしたよ。
私だけじゃなくて、やっぱり70年代あたりのロックを経験しているとそういう表現がごく自然に浮かぶんですな?
Marshall RECORDSのように我々も少しでいいから「肉食ロック」を取り戻して次の世代に「ロックはかくあるべき」を伝承したいものです。
え、「肉食ロックってどういうの?」かって?
Marshallをガツンとならす音楽のことよ。

10_2 

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