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2019年2月21日 (木)

アゴが落ちるぞ、D_Drive!

 
食べ物や言葉は違っても、そこは同じ人間だからしてモノの捉え方が共通しているのがオモシロイ。
例えばアンプなんかの底面についている、私たちが「足」と呼んでいるゴムやプラスチックでできたパーツね…アレ英語で「feet」って言うのね。つまり「足」。
また、ラック式アンプでラックに取り付けるための出っ張りがあるでしょ?普通我々は「耳」って呼んでいるけど、アレは英語でも「ear」っていうの。つまり「耳」。
この手のモノで驚いたのは、下の写真みたいなヤツ。
我々はこういう独立してナニかがひとカタマリに集まっている状態のモノを指して「島」って言うでしょ?
コレ、英語でも「island」って言うんですよ。
だからこのポールが写っているVintage Modernの展示のコーナーを「Vintage Modern island」って呼ぶワケ。
海外で生活したことがない私はこうしてひとつひとつ体験しながら英語を勉強しているのです。
だって、「足」も「耳」も「島」も『出る単』に出て来ないもんね。
だから学習に膨大な時間がかかりますな。

280 そこで、今日の記事のタイトル。
コレを見てニヤリとする人は、エンタテインメント英語によく接している人。
「アゴが落ちる」を英語で言うと「jaw-dropping」。
メチャクチャ驚くと、我々は上品に「開いた口がふさがらない」と言うけど、英語ではダイナミックに「アゴが落っこちゃう」と言う。
アングリ…ってヤツね。
コレは「島=island」みたいに双方向ではないけれど、イメージは十分に伝わる。
チョット脱線で…しからば美味しものを食べた時の「ほっぺが落ちる」というのを英語でどう言うのがふさわしいか…。
残念ながら「cheek-dropping」ではなくて、「mouth watering」…つまり「ヨダレが止まらい」になるそうだ。
今日は「jaw-dropping」な演奏が「mouth watering」なD_Driveのその後の話題。

10r4a0033 2月3日の夜、Marshall ROCORDSとの契約を発表した直後にMETALTALKというイギリスのウエブ・マガジンにそのことが掲載されたことは既に報告した。
コレがさ~、大変だったんだよね~、D_Driveぅ!
今だから言うけど、情報解禁より先に下の記事が出てしまって上へ下への大騒ぎ。
その騒ぎたるや、新しい元号「光文」を東京日日新聞(今の毎日新聞)にスッパ抜かれてしまったので急遽予定を変えて「昭和」にした…どころじゃない。
危うく「D_Drive」というバンド名を変えて「Go_Picnic」かなんかにしなきゃ収まらないところだった!
朝5時すぎに東京に向かう車の中のYukiちゃんから「シゲさん!エライことになってますがな!」という電話をもらって、眠い目をこすりながら何度もイギリスとメールのやりとりをし続けて、どうにか引っ込めてもらった。
だから記事の日付が「2月1日」になってるでしょ?
情報の解禁に関しては、私自らが厳しい箝口令(かんこうれい)を敷いていただけに示しがつかないからね。
その記事はコチラ⇒METALTALK

1mtl  
そんな甲斐もあってか、正式に発表した後にはD_DriveとMarshall RECORDSの契約の情報がアッという間に広がり、注目を浴びてひと安心。
しかし、今の世の中、恐ろしいもんだね。
2月3日の午前11時(現地時間=グリニッジ標準時)までは、おそらくは誰もその名を知らなかったであろう、日本のインスト・ロック・バンド「D_Drive」のSeiji、Yuki、Toshi、Chiiko名前が瞬時にして地球の裏側に人たちに広まってしまうんだから…。
やはり、「日本のバンドが海外に行って演奏する」というのではなく、イギリスの音楽ファンで知らぬ者はまずいない「Marshall」の名を冠したレコード・レーベルが日本の名も知らぬバンドと正式に契約をした…ということは最大級のインパクトであったようだ。

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10r4a0331_1

10r4a0128

1s41a0107_1そしてまた今回、イギリスの総合音楽系ウェブマガジン「DISTROLUTION」で取り上げて頂いた。
 
記事はコチラ⇒DISTROLUTION
 
上の「METALTALK」もそうなんだけど、実はコレらの記事にはD_Driveが世界デビューしたことが報道されているということの他にも大きな個人的な喜びが含まれていましてね…それが今日のオープニング・トークの英語の学習の話題につながって来る。
というのは、記事内のD_Driveのプロフィール関連の英文は私が書いたものをそのまま使ってくれているの。
特にうれしかったのが、その「jaw-dropping guitar」や「fireball rhythm section(火の玉のようなリズム隊)」というチョット変わった英語表現。
「jaw-dropping」というのは輸入教則ビデオの仕事をしていた時に覚えた表現。
「fireball」はDeep Purpleではなくて、Jerry Lee Lewisから。

1dst「DISTROLUTION」の方にはMarshall RECORDSのプロデューサー、スティーブ・タネットのインタビューが掲載されている。
こんな感じ…
「Marshall RECORDSは常に'卓越'と'音楽的才能'を探しています。その点、日本で最も爆発的なインストゥルメンタル・バンドとされるD_Driveは完璧なクォリティを実現しているんです」
なるほど…。
そしてタネさんのインタビューに続いてSeijiさんへのインタビューも掲載されている。
もちろん英語。
どんなことを言っているのかと言うと…
「Marshall RECORDSと契約できてメッチャうれしいです。そして、我々の音楽が海外の人たちに認められたことを大変うれしく思います。私たちの音楽はインストルメンタルですので言葉の壁がありません。世界中の音楽好きを我々の『ドライビング・ロック』でノックアウトします!」
Seijiさんもイギリス英語をしゃべらせたら「Blimey!」とか「Lovely!」とかバッチリなんだけど、コレは一応私が英訳させて頂いた。
そして、jaw-droppingだったのは、私が書いた英文は原文のままでほぼ訂正なし。
またまたうれしかった。
「出る単」の一番最初に出ている「intellect」すら知らなかった「英語オンチ」がコツコツと独学で勉強して書いたそのままの英文を本場の人たちが読んでくれているんだもの。
まさに自分も世界デビューした感じですよ。

10r4a0027と、私のことなんかどうでもいいんだけど、英語といえばYukiちゃん。
もうご覧になった方も多いと思うけど、その2月3日に契約を発表した時の動画をもう一度ココに掲載しておこう。
長年海外に住んでいた英語の達人がこのビデオを見て「アラ~、この子英語上手ね~」と感心していた…と聞いた。

そして、来る6月1日に開催される「Marshall LIVE」の告知ビデオも。
コチラはSeijiさんのセリフも素晴らしい!

コレらだけじゃござんせんよ。
Marshall RECORDSのオフィシャル・ウェブサイトにも…

Logo「Introducing D_Drive」として契約のニュースが掲載されている。
 
コチラ⇒Marshall RECORDS Official Website/NEWS

1mar1ARTISTSのページにも他のイギリスのバンドに混ざってD_Driveが!
何せイギリス以外では初めての海外アーティストだからね。
 
コチラ⇒Marshall RECORDS Official Website/ARTISTS

1mar4

さらに今度はドイツでも!
読めないけどリンクしておくね…コチラ

1ger 以前は、いつも忙しそうにしているレコード会社の人を見ていて「ナニがそんなに忙しいんだろう?」なんて思ったこともあったけど…とにかくやらなきゃならないことが山積みで忙しいわ!
「アーティストひとり世に出す」というのがこんなに大変なこととは知らなんだ。
10r4a9625でも、アゴが落ちるような活躍を期待しつつ、矢吹丈を見つけた丹下段平にでもなったつもりで私も世界の裏方でガンバります。
次はMarshall LIVEとCDのリリース。
現在、契約の都合でインターネットでD_Driveの音源が聴けなくなっているけどCDのリリースまでもうチョット待っててね!

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