Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

ライブ・レポート Feed

2013年7月16日 (火)

Steve Hackett GENESIS Revisited 2013 Japan Tour<前編>

15歳の頃からプログレッシブ・ロックを聴きはじめ、ジャーマン系を除いては比較的広い範囲にわたって夢中になった。それがFrank Zappaにつながり、Jazzに行き着き…。もちろんプログレッシブ・ロックに行き着くまでにはハード・ロックもよく聴いたけど、やっぱりプログレッシブ・ロックは好きだな。

15年ぐらい前に来日したミュージシャンに「イギリスではプログレッシブ・ロックは今、どうなんですか?」なんて何も知らずに訊いたことがあった。「ナニ、Prog Rockのこと言ってんの?あのね、イギリスではそんなもん聴いてるヤツなんてひとりもいないよ!」と言われ驚いた。え、プログレッシブ・ロックとハード・ロックはあなた方の誇りなのではないの…?

それぐらいプログレッシブ・ロック好きなんだけど、どーも苦手だった、Genesisだけは…。『Tresspass』以降のレコードは『Seconds Out』まで持っていたし、Peter Gabrielの最初のソロ・アルバム(Hipgnosisのヤツね)は大好きだったんだけど、どうあがいてもGenesisの音楽に周波数が合わなかったんだよね。

一番最初に買ったGenesisのアルバムは『Foxtrot』だったんだけど、思えばコレがよくなかったのかも…。今は無き秋葉原の石丸電気のレコード館で480円のカットアウト盤を買った。帰ってさっそく聴いてみた。A面を聴き、B面に移るとメロトロンのサウンドがドバーっと出て来た。アコースティック・ギターの美しいハーモニクスではなくて、私が買った『Foxtrot』はB面も重厚なメロトロンの音でスタートしたのだった。「ナンカA面の曲によく似てるな…。ま、プログレだからこんなもんか…」なんて勝手に納得として聴いていると、「♪Watcher of the skies watcher of all」なんて歌ってる。「チョット待てよ…コレ、完全にA面と同じじゃねーか!」

それでもこっちは子供なもんだから、そういう作品なのかと思って聴き進めていくと、もう絶対にA面と同じ。「Supper's Ready」なんか出て来やしない…。

そう、このカットアウト盤、ミスプレスでAB両面同じモノが入っていたのだ。たとえ480円でもガッカリしたナァ。その後、ダマして友達に売っちゃったけど、その友達もすぐに気づいて文句言われた。でも返品は認めなかった(鬼)。

この印象がよくなかった…というのはあったけど、1978年の来日公演には新宿の厚生年金に観に行った。12月で確か期末試験の最中だったんだよな…。親に怒られたのを覚えてる。

覚えていないのはコンサートの内容。時期的に『…And Then There Were Three…』の曲が多かったのかな?とにかくPhil Collinsのタンバリンのソロと美しい照明だけはとても印象的だった。行っておいてよかった。これがその時のプログラム。 とにかく、ナンカ大仰なワリには盛り上がりに欠けるというのがGenesisの音楽の印象で、どんなに聴いても覚えられないんだよね。「Watcher~」みたいのはいいんだけど…。
それでどうも夢中になれないで来た。
以前、大谷令文さんとGenesisの話しをしていて、彼が実に細かいところまで『Lamb』を聴き込んでいたのを知って驚いたことがあった。

さて、ところが!である。Genesisすごく好きになっちゃったんだよね。それはいつからかと言うと、頻繁にイギリスに行くようになってからなのだ。だからそう古い話ではない。

よくGenesisって「いかにもイギリスらしいバンド」って言われるでしょ。それがすごくよくわかるような気になったんですな。つまり、イギリスを好きになったらGenesisが付いてきた…みたいな。

以前にもどこかに書いたけど、ホテルからMarshallの工場へテクテク歩いて通う時なんか、「Listen to the Music」なんて絶対に口ずさまない。「The Weight」なんてまったく出て来ない。
出るのはね、「Supper's Lady」よ。じゃなかったら「I Know What I Like」よ。
こんなこと考えてるのはおそらく自分だけだと思うけど、とにかくGenesis=イギリスなのね、私の中では。

遅ればせながらGenesisの魅力がわかってきたところへ持ってきて、うまい具合にSteve Hackettが来るっていうじゃない…しかも全曲Genesisのレパートリー。うれしくて小躍りしたね。そう、しかもSteveはずっぷりMarshallのプレイヤーなのだ!
20_2 ステージ上のMarshall。1987Xのハーフ・スタックが2セット。これがSteveのBacklineだ。
30_2 開演前、ギター・テクの人に話を聞く。この1987はビンテージでもなんでもなく、2002年にMarshall社創業40周年を記念して再生産を始めてからの再リイシュー・モデル。平たく言えば今のSend & Returnつきのヤツだ。
キャビはなんかスピーカーをイジッてるらしい。

Steveに会うのは日比谷野外音楽堂で開催された2010年の『PROGRESSIVE ROCK FES 2010』以来。気が遠くなるようなとても暑い日だった。昨日も野音に行ってきたけど、このフェスの時の方が全然暑かった。

もうあまりにも暑くて耐え切れず、Renaissanceは四人囃子の森さんや大二さんとおしゃべりしながら楽屋で鑑賞させていただいた。でもSteveのバンドの出番は日が落ちてからだったので、しっかり観て、そして撮影させていただいた。

出番の前に楽屋に挨拶に行くと、もう本当にいつも写真で見ている通りのイメージの上品な立居振舞いでSteveは私を迎えてくれた。
すると「本当はね、私は50Wが好みなんだ。今回はどうしても間に合わなくて100Wを弾くがね…」と切り出してきた。そうこの時はJCM800シリーズの1959が2台レンタルされていた。
どうもSteveの中には1959も1987もVintageもクソもなくて、100Wか50Wかのチョイスしかないように受け取れた。昔からMarshallを使っている人の特徴だね。

と、あれから3年。まぁそういう過去もあって今回は1987Xを1台持参したようだ。
ちなみにギター・テクの人曰く、モニター卓も持参したとのこと。「イヤ~、大変だったよ~」って言ってた。
そしてリハが終わったSteveにバックステージの廊下でバッタリと遭遇。
するとSteveが私の顔を見るなり、スッと自分の楽屋に入ってまた廊下に戻ってきた。Steveの手にはなんと、3年前に野音の楽屋でプレゼントしたMarshallのデリバリー・バッグが握られていた!
「コレ、本当に便利なんだよ。いつも使っているんだ。改めて礼を言うよ!」
…と言ってくれた。
うれしかった。バッグを大切に使ってくれているのはもちろんだが、私のことを明確に覚えていてくれたのがもっとうれしかった!
この手の話しではJohn Paul Jonesの時と双璧をなすな。JPJの時はMarshallの扇子だった。
アータ、Genesisのギターですよ!Led Zeppelinのベースですよ!そんな方々に顔を覚えていてもらえるなんて、そりゃシアワセこの上ないですよ、ブリティッシュ・ミーハーとしては!
40_2 そんなこともあったのでニコニコしながら開演を待つ。
私がお邪魔したのは3回公演の最終日。日曜日。イス席の会場はもうパンパン!本当はいつもの通りステージ前っツラで撮りたいところなんだけど、もうステージと客席のスキマがないぐらいの超満員で、客席の上下から撮影させて頂いた。アングルのパターンが少ないのはそのせいである。予めご了承いただきたい。

1曲目はあの思い出のメロトロンのサウンド!「Watcher of the Skies」でステージは始まる。
50_2 これがナマで聴けるとはネェ~。
60_2 今回の来日メンバーは;
Steve Hackett
80v_2 フルート、サックス、キーボード、コーラス、ちょっとしたパーカッションのRob Townsend。この人は野音の時も参加していた。
90v_2 、リードヴォーカルのNad Sylvan。
100v_2 ベースはLee Pomeroy。この人も野音の時のメンバー。
PomeroyといえばDave Pomeroy。やっぱりベース…ナンカ関係あるのかな?ないか。
110v_2 キーボードはRoger King。この人も野音に出てた。
120v_2 ドラムはGary O'Tool。この人も野音の時のドラマーか。えらく雰囲気が違うな…。
「オトゥール」さんといえばピーター・オトゥール。彼はアイルランドの出身だそうだ。この人もそうかな?「ロレンス」ばかり有名なピーター・オトゥールだけど『マーフィの戦い』という作品もメチャクチャおもしろいよ。
130v_2 やっぱりスゴイ大歓声!みんな待ってたんだネェ。日本ってのは本当に素晴らしい国だ。いまだにこうしてプログレッシブ・ロックが楽しまれているんだから。王室&皇室、島国、長い歴史…イギリスと日本の共通項を思い浮かべずにはいられない。やっぱりアメリカよりイギリスなんだよな~。
140_2 2曲目は『Lamb』から「Chamber of 32 Doors」。
150v_2 ボーカルのNadが後方の台上に立って歌う。デカい人だナァ~。
300_2この人、ちょっと聞くといかにもPeterっぽいんだけど、どちらかといえばPeterよりもAcqua FragileからPFMに加入したBernard Lanzettiに声が似てると思うんだけどいかがだろう…。
160v Steveの紹介で始まった曲は「Dancing with the Moonlight Knight」。
170_2 「♪Can you tell me where my country lies…」 ん~、鳥肌だ~!
180v もうマーブロでは何度も書いて来たけど、この曲が1曲目に収録されている1973年発表の5枚目のスタジオ・アルバム『Selling England by the Pound(月影の騎士)』は、英Classic Rock誌の別冊『RROG ROCK』が選ぶベスト30プログレッシブ・ロック・アルバムの1位を獲得している。確かに名曲ぞろいだもんね。
190v_2 物悲しく静謐なオープニングからエキサイティングなパートに入る。今でいうライト・ハンド奏法。エディよりはるか昔から存在するテクニック。でも少なくともSteveの方がEddieより早くからこのテクニックを曲に導入していた。
Sh_img_0574 バンドが一丸となった壮絶なパフォーマンス!
210_2こういうところこそがプログレッシブ・ロックの醍醐味だよね~。 
200_2 リッケンから12弦とベースのダブルネックに持ち替えたLeePomeroy。
310vこの楽器がずいぶん多くのパートでSteveのギター・パートをサポートしていた。
220v それにしてもこんな前半にこんないい曲演っちゃって大丈夫なのかいな?なんて心配もしたけどゼンゼン大丈夫。セットリストもらってたから…。
225v 続いてはまた『Lamb』から「Fly on a Windshild」と「Broadway Melody of 1974」、そして「The Lamia」。
230_2 この「Fly」はいつ聴いても強烈な曲だよね。何とも重苦しいサウンドがたまらん。これは前回野音でも演奏してた。Steveのお気に入りなのかしらん?
240_2 曲のイメージを完全に把握して熱唱するNad。ちょっと見ると照明の加減で「♪0120何とかかんとか906」みたいだけど、その熱演ぶりは見事。イヤ、むしろこうしたシアトリカルな曲だけに共通項があったりするかもしれない。
250_2 まじめ~なMCを展開するSteve。楽屋の時と全然変わらん。
260_2 でも投げキッスなんかしちゃったりして!
270_2 1987Xのハーフ・スタックを背中にしょったSteve。やっぱり絵になるね。
280_2 お、聴きなれたイントロ!「The Musical Box」。
290v 美しいフルートが絡む。
320_2 この曲のエキサイティングなパートはこのコンサートの聴きどころのひとつだった。特にエンディングは会場のファン全員が頭で合わせていた。あ、私も…。
330_2 <後編>つづく
340v(敬称略 2013年6月9日 Club CITTAにて撮影)

2013年7月11日 (木)

DAMIJAW 47都道府県 tour“Be with You!!!!!”2~原田喧太 Plays Marshall!

以前勤めていた会社に「日本のすべての県庁所在地に行ったことがある」のが自慢の先輩社員がいた。もちろん社用でそうした都市を飛び回っていたのだが、本当に「すべて」を回ったとなると結構スゴイことで、普通のサラリーマンでコンプリートを達成した人は案外いないのではなかろうか。ちなみに建設に関連している仕事だ。
ミュージシャンとなると仕事柄そうした経験を持ち合わせている人はグッと多くなるだろうし、もう何周もした人も多かろう。いずれにしても大変なことには違いない。移動だけでも大きな労苦を強いられるだろうし、知らない土地で過ごす休日も初めは目新しかろうが、たまには落ち着く自分の家でゴロゴロしたいという時も多かろう。
しかし、ツアーは続くのだ!
10して、その47都道府県をくまなく回るツアーを1月にスタートし、5月に終了させたのがka-yu率いるDAMIJAW。現代の伊能忠孝か松尾芭蕉か…しかも、2011年に続いてこれが2回目!
20v ギターは我らが原田喧太!
30v Marshall Blog、久しぶりの登場だ!
120vそのヴァーサティリティあふれるプレイはますます磨きがかかり、まるで助さんと格さんをひとりで演じているようなギター・プレイ!ってナニ言ってんだ?! ようするに頼りがいがあるギターだってことよ!100vその喧太をサポートするのが2セットのJVM410HとMF280B。
40 足元のようす。
50 開演前にパチリ!
60v そんな喧太を擁したDAMIJAW…
70 私は以前にもDAMIJAWのステージに何回かお邪魔させてもらっている。
80v たたみこむようなパワフルさが痛快で、以前にも増して力がみなぎっているように感じたね。
95vこの公演が長い長いツアーの最終日で、よけいにエキサイトしていただろう…ということを割り引いてもすさまじい演奏だった。
130v 喧太の暴れようは、ま、いつも通りなんだけど…
90要所、要所に出てくるソロが実に充実していて、また一段と円熟味を増してきた!
140v コーラスもバッチリ!歌うまいからね、喧ちゃんは。お、ナンダこのパイプは?!
そうトーキング・モジュレーターもチョコッと使用されたのであった。
150 喧ちゃんのギターの持ち味が生かされているのは何もアップ・テンポの攻撃的な曲ばかりではない。
170v おとなしめの曲での抒情的なプレイも実に感動的だ。
160vDAMIJAWのショウのハイライト!
ka-yuが「はい、お前!」、「そこの赤いシャツ!」、「そっちのモジャモジャ」とか、ステージからひとりひとりに抽出してステージに上がらせて、みんなで踊り狂うのだ。
180 このコーナーが最高にエキサイティング!大好き!ああ、オレももう30歳若かったらナァ~!
190 緑っぽく光っているのは喧ちゃんのギターのポジション・ドット。こんなところでソロをキメている!
このコーナーのスゴイところはお客さんの節度。ka-yuに選ばれるとサッとステージに上がってきて、ひとしきり踊り狂った後、サッとまた客席に帰り元の状態に収まる。ダラダラしない。選ばれた時のその喜びようを見るのも私的楽しみのひとつ。
200 バラエティに富んだ曲調をもったレパートリーが続く。
210v でも、やっぱりこのバンドはへヴィにロックロックしたナンバーが私には一番シックリくる。
220v 喧太がMarshallで奏でる重々しいギターリフがカッコいいのと、ka-yuのパワフル歌とペースが前面に押し出されるからなのであろう。  240_2 昔はふたりでMarshallのクリニックなんかよくやったんだよね~。最後にJim Marshallが来日した時の楽器フェアではデモ演奏で熱演してくれたっけ。250v DAMIJAW以外にも幅広い音楽ジャンルと人的ネットワークで多くのファンを魅了する原田喧太。ますます楽しみなギタリストだ。
260v_2 さて、こうして盛り上がった「DAMIJAW 47都道府県tour "Be with You!!!!!2"」。このO-EASTでの千秋楽のようすを完全収録したDVD&Blu-rayが2013年9月25日に発売されることが決定した!DAMIJAW初の映像作品。

特典映像には、47都道府県ツアーの名シーンも収録している。DAMIJAWの魅力を是非あなたのお茶の間で!
230原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site

270v_3 
DAMIJAWの詳しい情報はコチラ⇒DAMIJAW Official Web Site
280(一部敬称略 2013年5月17日 渋谷O-EASTにて撮影)

2013年7月 9日 (火)

摩天楼オペラ GLORIA TOUR -GRAND FINALE-

超満員のZepp Tokyo。立錐の余地まるでなし。

10_2 今日この空間を支配するのは摩天楼オペラ。Marshall Blogがリニューアルしてから初の登場だ。
20_2 摩天楼オペラは今年3月に『喝采と激情のグロリア』というニューアルバムを発表した。これが初回限定盤。豪華なゴールドのボックス仕様。
First こちらは通常盤。
このアルバム、いいんだゼ~。何しろ曲のクォリティが高く、そしてスケールがデカい。摩天楼オペラの音に接したのは久しぶりだったが、インスト・パートの充実ぶり等、そのグレード・アップぶりに舌を巻いてしまった!
Ordinary そして今日のZeppはアルバム発売ツアーの千秋楽なのだ。名付けて『GLORIA TOUR -GRAND FINALE-』。そりゃ満員にもなるわな!
30以前と変わらないメンバーがうれしい…

苑 ~sono~
40v Anzi ~anzi~
50v 燿 ~yo~
60v 彩雨 ~ayame~
70v 悠 ~yu~
80v 開演前にはクラシック音楽が流され、摩天楼オペラのショウの雰囲気が高められていく。以前はラフマニノフのピアノ協奏曲第三番なんかが使われていたが、今回のはわからん。
そして客電が落ちる。
大歓声の中、いよいよショウがスタートする。
110ステージ上手を陣取るAnzi。
90 その背後にはMarshllの壁。
このゴージャスな雰囲気!
最後に摩天楼オペラを観たのはいつだろう?メジャー・デビューが決定した時かな?
100 何も変わっていない…と言いたいところだが、以前の何倍にもスケール・アップしたじゃないの~!
110v 1曲目はニュー・アルバムのオープナー「GLORIA」。
Mo_img_9906 レパートリーはニュー・アルバムに凝り固まることなく、旧作からの人気曲、代表曲もちりばめられる。 
130 前半、上着を脱ぐことなく、汗みどろの熱演を見える苑。
Y ステージ下手の燿と…
140v キーボードの彩雨。
170この二人もステージ狭しと暴れまくり…
150 ファンを狂喜させていた。 160v ステージ後方でバンドを猛プッシュする悠。
180 パワーあふれるドラミングで全編走り抜けた!
190v そして、Anzi。
200v 相変わらずめくるめくようなテクニックが素晴らしい!
210 「あんじ~!」…と観客からの歓声もひときわ高い。
220 シャープなリフから…
230v 流麗なシュレッディングまで、anziのソロは摩天楼オペラのハイライトのひとつだ。
250当然パートナーは長年の付き合いのMarshallだ。
240 ノリノリの大観衆!
260 2階の関係者席もノリノリだ!
270 曲が進むごとにますます会場の熱狂度がアップする!
280 ド派手なドラム・ソロを披露した悠。 
310 観客の反応もハデハデだ~!
320v 続いて燿のベース・ソロ。
290vニュー・アルバムの中の曲でも超低音を使ったプレイがフィーチュアされている。ここでは悠とのデュエットで痛快なプレイを見せてくれた。
300このリズム隊も摩天楼オペラ・サウンドの重要なカギを握っている。
330v 本編も大詰めの「喝采と激情のグロリア」では黒い聖歌隊がステージ後方のひな壇に登場!
370 モノモノしくも崇高な雰囲気。人の声ってスゴイ。
380 そして「GLORIA」をもう一度!こんな構成もおもしろい。
390 まさに客席と一体となったステージ!
400 結局、ニュー・アルバムからは「Freesia」を除いて全曲が演奏された。
340vアンコールには旧レパートリーから3曲が演奏され…
350vそれに収まりきらない観客を相手にダブル・アンコールで2曲。
410v 総勢23曲、情熱を込めた素晴らしい演奏でツアーは終了した。
420v これからもますますグレード・アップして暴れてもらいたい摩天楼オペラ。そして、ギター・ヒーローとしてのAnziの活躍にも大いに期待している。
忘れてはならないのはそのAnziをガッチリとサポートしているのはMarshallということだ。
430_2 摩天楼オペラの詳しい情報はコチラ⇒摩天楼オペラOFFICIAL WEBSITE
440
(一部敬称略 2013年6月8日Zepp Tokyoにて撮影)

2013年7月 8日 (月)

「様式美」でいこう!

 2012年9月7日 Shige Blog初出

「様式美」…いい表現だ。

いつから「様式美」というロックのジャンルが定着したのかは浅学にして知り得ないが、こうして日本語で、しかも漢字で表現できる音楽ジャンルがある…ということがうれしい。

だって日本人って「英語崇拝主義」よろしく何でも英語化しちゃうじゃん?そのくせ英語表現を好む割には英語が苦手だったりする人が多かったりするでしょ?

前にもどこかに書いたかもしれないが、不思議なのは携帯電話が「ケータイ」という日本語名で定着していること。アレどうして英語で呼ばなかったのかな?最近は「モバイル・フォン」とか英語で呼んでいるけど、以前は「セルラー・フォン」って言ってたでしょ?「セルホ」、「モバホ」…両方ムリなく略せるし…。それなのに、スマート・フォンが出てきた途端、こっちは「スマホ」って呼んでるじゃない?どうして「リコー」にならないんだろうナァ。日本人独特のリズム感によるところなんでしょうな。

私だってやっぱり英語の表記がカッコいいと思うことが多々ある。でも、日本語で表記できるものは日本語を使った方がいいと思うし、何でもかんでも英語表記するのはキチンと英語の勉強をしてからの方がいいと思うんだよね。(でもどうしても英語単語を使った方がラクな時があるの。「クリエイト」とか「インスパイア」とかね)

せめて着ているTシャツにプリントしてある文言の意味ぐらいは知っておいた方がいい。

それと、日本分なのに外来語、もしくは海外の固有名詞の部分だけアルファベットにしてある文ってよく見かけるじゃない?あれも何だかナァ。日本語を話しているのにところどころ、キマって短い単語だけ本格的な英語になっちゃう帰国子女のコントがあるでしょ。アレみたい。(ああいうネタは大好きです)

当ブログでもアルバムの紹介や『イギリス紀行』などでは英単語を交えることがあるけど、アレは固有名詞だけ。「原題」とか「原名」を尊重してのことで、ある部分だけEnglishでexpressすることはnothingなのdeath!

でもね、ドイツ人の友達にきいたけど、彼らもそうなんだって。ドイツ語表記より英語表記の方がカッコいいと思われているんだそうです。同じアルファベットなのにね!

日本語も英語も様式にこだわるところが美しいのだ!ってんで、今日のレポートは『Jill岡垣☆様式美大作戦』。

まずタイトルがいい!

出演は岡垣正志率いるJill's Project-EXとAphrodite。もうこの手のサウンドが好きな人にはタマらないであろうライブだった。

Jill's Project-Exの岡垣正志。やっぱり「様式美サウンド」にはキーボードが絶対に欠かせない!ロックにおける鍵盤楽器の使われ方としてもっとも重要で、もっともカッコいいsituation、あ、イカン、シチュエーションだと思う。ホントにこうしたキーボードが入っているバンドって少なくなった。

Tr_IMG_0075

ギターは足立"You"祐二と、

Tr_IMG_0079

日下部"Burny"正則。
Tr_IMG_0008
アンコールのみに登場したのが…

Tr_IMG_0053

KRUBERABLINKA(クルベラブリンカ)赤尾和重に…
Tr_IMG_0093

Strange, Beautiful and Loudの三宅庸介
Tr_IMG_0296

そうバーニーを除いてはみな岡垣さんのTerra Rosaに関わった方々だ。

Tr_IMG_0031

バーニーといえばレス・ポールとMarshall。でも335もいいもんだ。ビグズビー付きというところがまた泣かせるね!実はこの日、バーニーが出るのを知らなくてビックリしちゃったんだけどね…。でも久しぶりに会えてうれしかった!
Tr_IMG_0017

相変わらずのド迫力ヴォイス!和重さん最高!

Tr_IMG_0101

三宅サウンドもいいように大炸裂!スンゲェ音の存在感!生粋のMarshallistだ。
Tr_IMG_0083

うちわ片手に爆笑MCを展開する和重さん。エエなぁ~。死ぬほどわろたわ~!

Tr_IMG_0022

短い時間ではあったが、コッテリ系の様式美サウンドは観る者の心をわしづかみにした!

Tr_IMG_0097

そして!来る10月13日、そんな仲間が集う狂熱の様式美の宴がまたも開催される!題して…

『クルベラブリンカと究極の楽師達@東京キネマ倶楽部はちょっぴりテラローザです』

クルベラブリンカ率いる和重さんの呼びかけで、この愛すべきサウンドを様式美あふれる会場でゲップが出るほど堪能しようと言う企画なのだ!
Tr_IMG_3997

出演は…ジム・マーシャルに次いでシゲブログのオープニングを飾ってくれた、アタシの大好きなクルベラブリンカ…赤尾和重(vo)、 鈴木広美(g)、 山崎浩一(b)、 泉谷賢(ds)、 岡田英之(key)。
Tr_IMG_0162

スペシャル・ゲストとして、Love Missile…足立祐二(g)、 瀧田イサム(b)、 山崎  慶(ds)。

Tr_IMG_0086

YOUさん、またマーシャル弾いてくれるといいネェ。他では聴くことのできない独特のサウンドがカイカンなのよ!

Tr_IMG_0084

さらに、これまた大好きなYosuke Miyake’s Strange,Beautiful and Loud…三宅庸介(stratocaster)、山本征史(b)、金光健司(ds)。
Tr_IMG_0271

「完成されたスタイル」という魅力を猛烈に教えてくれる三宅さんのギター。
Tr_IMG_0318

「ワン・アンド・オンリー」という言葉が実にシックリくるね。
Tr_IMG_0179

さらにさらに、岡垣さんも出演してくれるのだ!

そしてTerra Rosaの曲も演奏される!

Tr_IMG_0226

時は10月13日。会場は東京キネマ倶楽部。この凄まじくも素敵な連中が日本一様式美を誇る会場に解き放たれるのだ!ク~、タマランね~!
Tr_IMG_3943

これは見逃せないでしょう!

「様式美」と言葉でいうのは簡単なんだけど、実際にこの手の音楽を演奏することは決してたやすいことではない。過酷な鍛錬に耐え抜いた屈強な精神の持ち主だけが習得できる器楽演奏の技術をぶつけ合うのがこの手の音楽なのだ。「選ばれし者たちが奏でる音楽」といっていいかもしれない。そういうところがス・キ!
Tr_IMG_0016

(一部敬称略 2012年8月4日 目黒Live Stationにて撮影)

2013年7月 5日 (金)

GUITAR☆MAN #006

さて、6回目を迎えた「GUITAR☆MAN」…

10
今回は東京鶯谷の「東京キネマ倶楽部」での開催となった。
20 このゴージャスな雰囲気の会場にピッタリの出演者と演目でファンの心をとらえた。
ま、これは完全に私的なイメージなんだけど、今までで一番ギター、ギターしていたように感じたな。
30 いつものようにギター・エンジェルが登場。
50v バラの花をプレゼント!
60v そしてメンバーが入場する。

今日の出演者は…
70v 大槻啓之
110vルーク篁
120v
向山テツ
100v 西脇辰弥
130v
MISUMI
140v Bret Gillen145v ayane
150v そして親方、伊藤広規。
160v At last never least、最後に登場したのは森園勝敏
80vギター・エンジェルからギターを渡される。
71ちょっと、森さん、ナニやってんのッ?!
72そして、GUITA☆MANが始まった!
170_2 いきなり、いきなりですよHumble Pie!エネルギーの塊のようなバンドだからね。MISUMIさんのパワフル・ボイスがSteve Marriottに迫る!
180v 2曲目から登場したのは金子マリ
友情出演だ。
90v歌うはCarol Kingの「I Feel the Earth Move」。
この曲、マリさんにピッタリだよね!
190 そして「Hush」。第一期Deep Purpleの代表曲だ。でも作曲はJoe Southというアメリカのシンガーソングライターによるもの。この人はギタリストとしても優秀な人で、アレサの「Chain of Fools」やディランの『Blonde on Blonde』のレコーディングにも参加している。
200v 森さん、広規さん、テツさんの3人のユニット、Thlee of Usでもよくこの曲を演っている。
210v だから演奏はお手の物!
220v いつも通り、ここで「Purple Haze」によるメンバー紹介が入る。   
230v 大槻さんは1987とJTM45に1960BX。
240v ルークさんはJVM210Hに1960Aだ。
250v 続いてはZZ TOPの「Rough Boy」。Billy GibbonsとDusty Hillにロンドンで会ったことは以前にも書いた。すごくおとなしい人たちだった。「日本に行ったらMarshallよろしく頼むぜ」なんて言ってたけどゼンゼン来ないじゃん。
260 Freeの「Whishing Well」。これも人気曲だね~。

この「Well」を「よい」のwellだと思っている人もいるようだが、これは「井戸」とか「泉」という意味。石油を掘る井戸のことを「油井(ゆせい)」っていうでしょ?あれはまわりの土がくずれないようにセメントで固めながら掘り進むんだけど、地熱でセメントがすぐに固まって用をなさない。そこで登場するのが油井掘削専門の特殊なセメント。これを英語で「Oil Well Cement」という。はい、これで「well」の意味が頭に入りましたね~。だからこれは「願いの泉」。
270v Jeff Beck Groupの「Tonight I'll be Staying Here with You」。オレンジのヤツね。もとはBob Dylanの曲。
今日はBeckフリークがふたりいるのでBeckナンバーが多いよ!
280 「Jumpin' Jack Flash」のアレサ・バージョン。
290v これはスゴかった!
『Quadrophenia』から「Real Me」。もちろんThe Whoだ。
300v 「お医者さんよ、母さんよ、本当のオレが見えるかい?」…若者の行き場のない悶々とした精神世界を描いた物語のオープニング曲。問答無用でカッコいい曲だ。(『Quadrophenia』は『名所めぐり』でまたやります)
310v 1969年から1973年に『Tommy』、『Who's Next』、『Quadrophenia』と立て続けに力作・話題作・問題作を発表したこの頃のThe Whoは創作能力だけでなく、演奏能力も頂点を極めていたと思う。
320 さすが広規さんとテツさん!見事にJohn EntwistleとKeith Moonの役割を果たしていた!ちなみにMarshallにはKeithのいとこのBarryという人がいる。重役ね。
330v さて、休憩をはさんで第2部。「」スペシャル・ゲスト!」と紹介されてサブ・ステージから出てきたのは…
340v なんだ、ウチの社長だよ!

Jonathan Ellery。『Marshall Chronicle』やMarshall Blogに度々登場しているので顔をご存知の方も多かろう。
ちょうど来日していたのでGUITAR☆MANに来てもらった。んで、せっかくだからということで急遽ステージであいさつをしてもらったというワケ。通訳はMISUMIさん。
350 広規さんと約1年ぶりの再会!
360 アララ、ハグハグしちゃって!
昨年の6月、広規さんがロンドンに赴いた際、Marshallの工場にお連れしたのであった。なんたって広規さんは超長年のマーシャル・プレイヤーだからね。
370 広規さんがお土産のTシャツをさっそく着ているのを発見!
380 なんで笑ってたんだっけか?楽しそうな広規さん。
390 お返しにと広規さんから「うまか棒」をプレゼント。日英友好条約成立。イギリスとは付き合いがながいからね。でも、イギリス人は極東の小国で自分の国が「イギリス」と呼ばれているのを誰ひとりとして知らない。ジョンも知らない。
ちなみに、「生麦事件」ってあるでしょ?あの騒ぎで薩摩藩士に殺されたイギリス人の一行の親分の名前がMarshallさんというんです。知ってた?詳しくは吉村昭先生の『生麦事件』をご覧あれ。
400 友情の握手!
この後、もらったうまか棒を指して「シゲ、これは一体なんだ?」としつこく訊いてきてたよ。
410 さて、日英友好の儀式も完了して…と。
420 いきなりバリバリのハード・ロック!
430 AC/DCの「Back in Black」!
440 これは盛り上がるに決まってる!
443v MISUMIさんもBrian Johnsonになりきっての激唱!Brian Jonesも生粋のGeordie、つまりNew Castle生まれ。だから彼がAC/DCの前に参加していたバンドがGeordie。
445 ここはもう思い切りルークさんに行っていただきましょう!
450v 気の済むまで弾きまくったルークさん。客席からは大きな歓声!
460 Misumiさんもエキサイト~!
475vJefferson Airplainの「Somebody to Love」。
470 ここで雰囲気がガラリと変わる。
『Meddle』のナンバー、「One of These Days」。もちろんFloyd。
490 ここはブッチャーになったつもりの広規さん(そんなバカな!)のディレイを駆使したベースを存分に楽しむ。
それにしてもなんでも器用にこなす人だ。それでいて広規さんらしさを失わないところがスゴイ。
510v西脇さんも大活躍!
500 第2部はJeff Beckネタが集中する。
まずは大槻さんフィーチュアで「Diamond Dust」。 
520 ん~、とろけるよな演奏!タマリマセン!
530 テツさんも守備範囲が恐ろしく広い人だ。でも、テツが叩き出すドラムはホンモノのロック・ビートでありテツさんしかクリエイトできない「テツ・ビート」でもある。
Ra:INのときもmintmintsの時もそうだが、テツさんのドラムはレガートだけ、スネアだけ聞いていても十分にロックを感じさせてくれる。
530v これもはやったナァ…Bostonの「More than a Feeling」。

The Zombiesの「Time if the Season」も飛び出した。ああ、Rod Argent大好き!Rick Wakemanの後任としてRod ArgentがYesに誘われていたらしいことは案外知られていないようだ。
540 このメンツなら当然出るでしょ、「Stratus」。「ストラトゥス」。
(また書いちゃう…)フランクフルトの展示会で、MarshallのデモンストレーターのChris GeorgeとDoug Aldrichが演奏する時、急にそこに居合わせたBernie Marsdenが一緒に参加することになった。
「Bernie、一緒に演ろうぜ!」とDougがいうと「いいよ!ナニ演るの?」と訊くと「ストラトゥス」とDougが答える。するとBernieが「いいよ、ストラトゥスね」とま~ったく何も決めないでいきなり演奏してた。何が言いたいのかというと、これはJeff Beckが取り上げて有名になる前に、本場では定番のジャム・セッション曲として定着していること。それと発音は「ストレイタス」ではなく「ストラトゥス」だということ。

スゴイ演奏だった。Bernieのギターの音があまりにも太くて(身体も太い!いつもアイスを舐めてる)ビックリしたね。
550v これももうお手のモノ曲ですな。広規の超絶グルーヴが迫りくる!
560v 今日はあの時のBernieとDougの演奏にまったく引けをとらない充実した演奏!
570 Jeff Beckがふたりいるからね。
580 各人の強烈な熱演の連続に観客も押されっぱなしだ!
590 もういっちょJeff Beck。
600 「Goodbye Pork Pie Hat」。これも森さんのオハコだ。
610 ギターでこの曲というとすぐにJeff Beckを連想する人が多かろうが、他にも名演があるよ。McLaughlinのもそうだけど、こっちはギター嫌いとして有名だったこの曲の作者、Charles Mingusのアルバムから。御大Larry Coryell、ベルギーのヤング・ジャンゴPhilip Catherine、今ではすっかりベテランになったJohn Scofieldらが参加した『Three or Four Shades of Blues』に収録されている。この曲ではCoryellとCatherineが弾いている。
しかし!このアルバムは1977年の作品。でも『Wired』は1976年なんだよね。

コレ、もしかしたらMingusが『Wired』を聞いて、「ナンダ、このイギリス人のギタリストは…俺の曲をこんな風に弾きやがって…Rahsaanは昔からの仲間だからまだいいにしても、なんだこのギターは…ウネウネしやがって…(間)…ん、なかなかいいもんじゃのう。いっちょ俺もやってみるか…。どれどれよさそうなギタリストを集めてみるか…」なんてことになっていたとしたらおもしろい。
620 今回も素晴らしいクロマチック・ハーモニカの妙技で観客を魅了した西脇さん(写真は違うけど…)。
630 そしてGUITAR☆MANの6回目も佳境に入る!
640v こないだみんな見に行ったVan Halen(といってもいいでしょう)の「You Really Got Me」。
650 なんか、Van Halenから1曲選ぶのが定番になってきましたかな?
660_2 今回は歌だけでなく、爆発的なMISUMIさんのアクションも大きな見どころだった。
680私は何回かBeppを拝見しているがこれほどアクティヴなMISUMIさんを見るのは初めて!MISUMIさんだけでなくみんな楽しそうで観ているほうも気持ちがいい!

700
素晴らしい演奏、最高の素材、素敵な雰囲気…やっぱりそうした要素が起こした化学反応ともいえるのだろう。それがGUITAR☆MANショウなのだ!
690_2

本編最後はJoe Cockerバージョンの「With a Little」。Jimmy Pageのアレンジですな。     

今日も楽しかった~!

 
伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規公式ウェブサイト
710v 次回のGuitarManは7月10日、渋谷DUO MUSIC EXCHANGEです。是非お出かけくだされ!
GUITAR☆MANの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト
720(一部敬称略 2013年6月7日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2013年7月 4日 (木)

【緊急告知!】アースシェイカーがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!~30th Anniversary Tour

デビュー25周年を迎えてアルバム『Quarter』を発表したのが2008年3月。オイオイ、あれからもう5年も経っちゃったのかよ!本当に昨日のことのように感じるな。最近、ますます人の名前が思い出せなくなってるのもムリないわ…。

そう、EARTHSHAKERはデビュー30周年を迎えたのである!我々、バーじゃあるまいし気安く「シェイカー、シェイカー」なんて呼んでるけど、30年の活動たるや大変な業績である。

おめでとうEARTHSHAKER!!

この直近の5年間にもいろいろあった。真夏の横田基地で演奏したり…これはSMCが飛行機の格納庫で演奏をしているところなんだけど、ここはまったく風が抜けなくて、サウナ以上の暑さだったっけ。サウナは汗をかくためにはいるから暑くて当然だけど、ここは違うさね。思い出しただけでも汗が出てくる?

Es_img_0041夜は大観衆の前で熱狂のシェイカー節を披露。

Img_1107
この時も暑かった!しかも行き帰りも東名が大渋滞でね~。11年の7月の富士スピードウェイ。F1レースの開会式で恵子さんといっしょにMARCYさんが「君が代」を斉唱して「Start to engine!」を絶叫したり…いろいろ楽しかった。
Es_img_0074 レーシング・コースに設置されたステージ車で上でタップリとライブも披露した。
Es_img_1016 「30年」ですよ、「30年」!言い古されてはいるけど、EARTHSHAKERがデビューした年に生まれた子はもう30歳だかんね。

途中、いろいろあったにしてもこうして4人が一緒に演奏活動を続けていることは誠によろこばしい。

で、その30周年を記念した大ツアーが6月23日よりスタートした。11月まで続く37本の大ツアーだ!

10 で、今日のマーブロはそのツアーの3本目、厚木でのコンサートをレポートする。
20_2 夫婦が30年寄り添っていたら銀婚通り越して「真珠婚」だからね。メンバーは;

石原"SHARA"愼一郎
30v 西田"MARCY"昌史
40v 甲斐"KAI"貴之
50v 工藤"KUDO"義弘
60v ご存知のように30周年を記念したアルバムも発表された。その名もズバリ『THE EARTHSHAKER』。「THE」ですからね、唯一無二のものなのだ。この世でただひとつ地球を揺さぶるモノあのだ。
もちろんタイトルにふさわしく、シェイカーだけが成し得る音世界が展開している。
70cd それと同時に発売されたのがMARCYさんの…
80v
『MARCY』
90cdSHARAさんの…
100v 『SHARA』。
このアルバムについてはすでにマーブロでも紹介している
110cd そうした30周年を記念する企画が目白押しの中のツアーなワケ。だから気合も入っちゃうワケ。
120_2 SHARAさんのツアーのお供は当然Marshallね。タカシくんごくろうさまです。
130v ヘッドはJVM410H。アレレ、以前は下段のサブがTSL100だったんだけど、サブもJVMになってる!

140 キャビネットはMF400Bだ。
150 足元のようす。
160 これらの組み合わせがアホほど厚みのあるサウンドをクリエイトする。ま、SHARAさんが弾くからなんだけどね。
170v さて、ショウの方はというと…スゴかった~。
180 これから観る人のために今日のレポートは、詳しく書くことができないが…
200vとにかくスゴかった!ということだけは書いておかなければなるまい。
190写真でこのスゴさが伝わればいいんだけど…。

310v私も職業柄、こうして何回もEARTHSHAKERの演奏を目の当たりにしてきたが、なんかいつもより音の密度が濃いというか、説得力が高いというか…何とも表現しにくいね。
220 でも当の本人たちはまったく気負った雰囲気がなく、至って平静だ。
230v 観ているこっちの方が「30年」という長い歴史の重みに感激しているのかもしれない。
240v そう音楽家はただひたすら自分の音楽を作るのみなのだ!
250 30年間、EARTHSHAKERのリズムをキープしてきたふたり。
260v この名リズム隊なくしては成り立たない。
270
280 この日も鉄壁の演奏でフロントのふたりをひたすら鼓舞した。
290v 選曲も観てのお楽しみで詳しくは触れないが…
300 もちろんニュー・アルバム『THE EARTHSHKER』の曲も演奏される。
320v こっれがまらスゴイ出来なのよ。
210vファンの人たちですら、まだそう耳なじんでいないかもしれないが心配ご無用。
330 もうね、目の前のホンモノの演奏に接するだけでぶっ飛んじゃうよ。
340 『THE EARTHSHAKER』収録の曲はシェイカーのコンサートの新しいスタンダードになるかもしれない。
350v この日はあの超大作も演奏された。(これぐらい言ってもいいでしょう?)
360v おおっ!SHARAさんの弾き語りも?! んなことはないか…。でもなんかやさしい歌声が聞えて来そうでしょ?
370 それにしても恐るべきはSHARAさんのギターの音。
380v 好きな人はもう先刻気が付いているだろうが、いつも使っている白いSHARAモデル以外にもその黒バージョンが登場。
390v 曲によって使い分けていたが、とにもかくにもすさまじいサウンド。太く、ブ厚く、そして美しい。十分にらウドなのだが、まったくうるさく感じない。
400v これがSHARAサウンドなのだ。同じ機材を使っても絶対に同じ音は出ない。なぜなら、この極上のサウンドはSHARAさんの指から出ているのだから…。
460v工藤さんはドラム・ソロを披露。やっぱりコレがなくちゃね!
410 渾身のドラミング!
420v 「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声が楽しい!
430 30年のシェイカーの定番だ。
440v もちろんおなじみのナンバーもタップリと!
450 このふたりのコンビネーションは日本のロック史にシカとその名を刻まれ忘れられることはないだろう。
470 SHARAさんお得意のアクションもキマッた!
480v アンコールに入り、30th Anniversary Tourの3本目が終わろうとしている。あと34本!
490v これから全国を回るが、EARTHSHAKERを観たことのある人もない人もコンサート会場に足を向けていただきたい。
日本のロック・バンドのホンモノのロック・ショウを観てもらいたいのだ!
500v 最後は「30年前、この曲からはじまった」と紹介される「●●●●●●●●●●●」。
485v大変に見ごたえのあるショウだった。
デビューから30年。メンバーも当然齢を30重ねたことになるが、そんなことを全然感じさせないステージだった。

私が若いころは、「30歳までに大成しなかったら一生花を咲かすことができない」というのが常識だった。

ロックは高齢化が進んでいる。この高齢化は世にいう「高齢化」とは異なり、歓迎すべきものである。年々幼稚化していくロックを上の方から引っ張り上げてくれているのだから。
それにロックは今でも新しい音楽だ。老衰死したロックミュージシャンはまだいないのではないか?どこまでできるか実践したロック・ミュージシャンはいないのだ。
510 EARTHSHAKERにはロック・ミュージシャンの限界に挑戦してもらいたいと思う。しかもこの4人のメンバーで!
みなさん、会場に足を運んでください。とにかくEARTHSHAKERを観ておいてください。

最後にもう一度…おめでとうEARTHSHAKER!
520さて、30周年を記念してこんなん出ました。なんとSHARAさんとMARCYさんのテイスティングによる『EARTHSHAKER COFFEE』!

530cfEARTHSHAKERの詳しい情報はコチラ⇒EARTHSHKAER OFFICIAL SITE

ツアー日程はコチラ⇒earthshaker live
540v(一部敬称略 2013年6月30日 厚木THUNDERSNAKEにて撮影)

2013年7月 3日 (水)

【NAONのYAON 2013】 vol.5(最終回) : SHOW-YA登場、そしてフィナーレ!

英語に「extravaganza」という単語がある。「エクストラヴァガンザ」…昔英語を一生懸命勉強していた頃に(今でも勉強してまっせ~、気持ちだけ)この言葉に出っくわして「変な単語~!」と思った。
Frank ZappaはオープニングのMCでこの言葉を比較的よく口にするが、他の人がこの単語を使っているのをついぞ口にしているのを聞いたことがない…エクストラヴァガンザ…エクストラヴァガンザ…変だ。
それもそのハズ、この単語は「大規模で感動的なショウ」という意味で、そう滅多にエクストラヴァガンザにはお目にかかれないからだ。

この『NAONのYAON 2013』は正真正銘のExtravaganzaだった。

そして、その壮麗なショウもいよいよ最後を迎えるに至った。

SHOW-YAの登場だ!
10_4
ここまで4時間以上。「今日は長いよ~!」と開演前に恵子さんにハッパをかけられて気合は入れて撮影に臨んではいたが…。

いくら楽しいショウでもさすがでっかいカメラをブラさげて舞台に集中しているのは精神的にも肉体的にも年齢的にも楽なものでは決してない。それでも、目の前にカッコいいミュージシャンとMarshallが並んでりゃ元気も百倍。

お客さんたちもさすがに疲れたろう…と後ろを振り返ると…
20 みんな手なんか上げちゃって、ゼンゼン疲れてないじゃーないの~!

Nya1_img_0668それどころか、一番盛り上がっちゃってる!  
40 そりゃそうだ!お待ちかねの5人が目の前のステージに立ってるんだから!

寺田恵子!
50v_2 中村美紀!
60v_2 五十嵐sun-go美貴!
70v_3仙波さとみ !
80v_2 角田mittan美喜!
90v 1曲目は「私は嵐。」
100_3 ステージに登場する度に衣装を変え、爆笑MCを放り込んで、ゲストの皆さんと大熱唱…恵子さんはこの日、まったく休むヒマがなかった。
110v_2 でも、この大役は恵子さんだから務まったようなものだろう。
160v_2どのシーンの恵子さんも最高に魅力的だったが、やはり何といっても…
185この時間が一番輝いていた!
155既報の通り、各メンバーもバックバンドとして何回もステージに登場し、熱演を披露してくれたが、やっぱりこの場面が一番素敵だった。

130v最後まで爆音を轟かせながらsun-goさんのお供を務めたJVM410Hと…
70v1960BDM(右端)。
80あまた使用されたMarshallの中でも抜群に存在感のあるサウンドを炸裂させていた。
190v「嵐」のピック・アップ・ソロ!
120v さとみさんも堂々たるプレイで各シーンを忘れがたきものに演出した。
195v「嵐」お定まりの恵子さんとsun-goさんの決めポーズ!野音でもバッチリだぜ!
 
140v それにしてもモノスゴイ迫力!
150_2 まるでPAの音を何段階も大きくしたかのような音圧!すさまじい演奏だ!
 
250_2何せ時間がないでね~。ヘタをすると、野音は時間になると問答無用で電源落とされちゃうからね。そういうシーンは実際には見たことはないけど…。

っていうこともあってか、いつもはキャプテンの手回しオルガンのようなイントロで始まる「流星少女」だが、今回はいきなりギターからスタート。

170v_3 イントロもチョイと端折って歌いだした恵子さん。わかりますよ~。時間が有り余った時のおしゃべりと時間がまったく足りない中での演奏…ツライものだ。もちろん恵子さんはそんなことおくびにも出さずに平然とステージをこなす。さすがだ!
220v_4堰を切ったかのようにあふれ出るドライブ感!
Nya1_img_0339mittanも水を得た魚のようなプレイでSHOW-YAサウンドを爆発させる!
180 普段のコンサートでも盛り上がるこの曲。この特別な舞台ではなおさらのこと。  330_2メンバーもノリノリだッ!
200v
225v  240v_3
215v 「流星少女」もバッチリと決まっていよいよ…
205 「最後の曲」の恵子さんのアナウンスに当然観客は「エ~!」となる。
すると恵子さん、「ウルせーな!時間がねーんだよ!」ときた!究極の恵子節!こういう恵子さんがまた素敵なのさ!
230v_3曲は当然待ってましたの「限界LOVERS」!
3505年ぶりの『NAONのYAON』本編最後の曲だけにメンバーの力も入る1曲だ!
226 
255v
270_3
280_2 耳なじんだ曲だけど、今日は一段と感慨深いな~。
260v_3この5年ぶりに開催された一大イベントに至るまでいくつかの布石があった。
290v_2 『MUONのYAON』、『NAONのBATTLE』、『ROAD to YAON』等々…。
285幸運にして私はそのどれもにスタッフとして参加させて頂いた。この日が来るのはズッと先のような感じがしていたんだよね。
300v それが、あと一週間になり、明日になり、今日になり、リハが始まり、本番が始まり…なんともうコレが最後じゃないのよ!
310_2 なんかメチャクチャさびしい気分になってしまったよ。「どうかこのお祭りが永遠に終わらないように!」って!きっと客席の誰もがそう思ったに違いない。
345 野音ステージでのサオまわし!
360
370_2 ばっちりキマッタ~!
380_2 そしてエンディングへ突入!
385 本編を締めくくる恵子さんの熱唱!
390_2 そして、会心の笑み!
320v_2狂熱の野音!
395あ~、終わっちゃった。
400v最後は出演者が全員ステージに上がってのグランド・フィナーレ!
日比谷野外音楽堂創立90周年実行委員会委員長の湯川れい子さんがステージに上がりご挨拶。

そして、来年も『NAONのYAON』が開催されることが発表された。ヤッタね!
410 この日の出演者は出も出たりなんと66人。

全員で「ああ無情」を大合唱!湯川れい子さんの作品だ。

そして圧巻は出演ギタリストたちによるソロまわし!
420_2 冒頭に書いたように正真正銘のEXTRAVAGANZAだったのだ!
430 ステージにひとり残る恵子さん。
440 マイクなしの「ありがとう!」の絶叫!
460 また来年!
470 5回にわたってお送りした『NAONのYAON 2013』レポート、いかがでしたか?

アップが遅くなってしまった分、グ~ンとサイズを拡大してお送りしてみた。
前後編、あるいは3本立てという企画はマーブロでは珍しくないが、【50 YEARS OF LOUD LIVE】を除けば、ひとつのイベントで5回シリーズというのは今までなかったかな…。爆風スランプのトリビュートは6本立てでお送りしたが、2回分のコンサートだった。

それぐらいのボリュームに値する素晴らしく楽しいイベントだったと思う。名実ともに日本を代表する大イベントに参加できたことを誇りに思っている。

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICAL SITE
480

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

 

2013年7月 2日 (火)

【NAONのYAON 2013】 vol.4 : 中川翔子、相川七瀬登場!

杏子さんのステージでひとしきり盛り上がった後、ガラリと雰囲気が変わった。

ステージ上には、恵子さん、Cyntia、DESTROSE、LoVendoЯ、石田ミホコちゃん、それにゲストに神取忍が加わり東日本大震災のチャリティのコーナーとなった。

もちろん震災のこと、2012年5月7日にここの小音楽堂で『MUONのYAON』と題してアンプラグドのライブをしたこと、それが今につながっていること、会場に募金箱があることなどが告げられ、またアンプラグドで「上を向いて歩こう」を合唱したのであった。

そして、いよいよ『NAONのYAON 2013』も大詰め!

中川翔子の登場だ!
まずは一曲、「空色デイズ」。

10v
ここはほとんどSHOW-YAがサポート。
中村美紀…
20v_3 仙波さとみ…
30v 五十嵐sun-go美貴…
40v_4 そして角田mittan美喜…
すっかりお召し換えで来るSHOW-YAのステージへの期待も募る。
45

1曲目を終えた後、恵子さんを除いたSHOW-YAの4人に加え、D_DriveからYukiと…
50v Chiikoも参加。この日、このふたりの活躍は特筆すべきものがあった!
60v それにしてもこの盛り上がりよう!
さすがしょこたん、そのようすをテレビでは何度も見ていたが、実際のステージはその何倍ものスケール。
70 バックも一丸となってしょこたんをサポートする。
80v 何しろこのふたりのツイン・ドラムですからね~。SHOW_Drive。超ド級のへヴィっぷりなのだ!
85 流麗なソロをキメて見せるYukiちゃん。

360vこちらのギターのペアも抜群のコンビネーションだ。
100_2この通り!

150
それにしてもこの華奢な身体の中のどこにこれだけのパワーが潜んでいるのか?と驚く怒涛のパフォーマンス。
110v さらに恵子さんが加わった!
120_2 アニメ「聖闘士星矢」のオープニング曲、「ペガサス幻想」!って知りませんが…ワタシは。
130_2 ま~、とにもかくにもものスゴイ盛り上がりようでしてな…この日のハイライト・シーンのうちのひとつだったですよ。
140_2 ここで恵子さんがハケて代りにステージに上がったのは相川七瀬。 

350v まずは、ステージに残ったしょこたんと「恋心」という曲をデュエット。しょこたんはこの曲が大好きでカバーもしてるそう。ああ、『NAONのYAON』はみんなを幸せにするナァ。
170 バックは変わらないSHOW-Drive状態。
180v_3 何の揺るぎもない安定した演奏!
190_2
200_2
210 D_Driveのふたりも絶好調!
220v_3
230
開演してからもうかれこれ4時間近くが経過しているが、お客さんの熱気はますます上がるばかりだ!
240 「ここで1曲バラードを歌わせてください」と七瀬ちゃん。遠慮しがちに紹介した曲は「ヒカリノミ」。
250 sun-goさんは座奏。この「座奏」って言葉、なんか変じゃない?んなことはどうでもいいか。
260 感情を込めてジックリと歌う七瀬ちゃん。
265v それにこたえるかのようにく奏でるsun-goさんのギターがやさしい。
270v そして最後は七瀬ちゃんのキラー・チューン「夢見る少女じゃいられない」…ってこのタイトルをタイプしている時、あのメロディが頭のなっているからおもしろい。うたの力というものは我々が意識していないところまで及んでいるものだ。
七瀬ちゃんもFuzzy Controlがサポートをしていた頃の他、何回かショウを拝見させてもらっているが、ますます可愛くなって、かつ深みが増して、一流のシンガーとしての存在感をアッピールしてきたように思う。
280 この曲でも飛びっきりの演奏を聴かせてくれたバック陣。
400さとさんの熱演ぶりもスゴかった!
370D_Driveのふたりの出番もコレが最後。ホント、大活躍でしたナァ~。
300_2 もう1回書いとくか…Yukiちゃんは愛用のMarshll JCM2000 TSL100とスピーカー・キャビネット1960Aのコンビネーションですから。
320sun-goさんとのツーショットもコレで見納め。
380
390大歓声に応える七瀬ちゃん!
420私に気づいてニコリとカメラ目線をくれたmittan。
310 さすがのリズム隊!
340v この後はいよいよSHOW-YAのステージだ!  290
  「♪夢見る少女じゃいられない」 
160vSHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
410v最終回につづく

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年7月 1日 (月)

【NAONのYAON 2013】 vol.3 : シシドカフカ、土屋アンナ、夏木マリ、矢沢洋子、杏子登場!

レポート第3弾、『NAONのYAON 2013』も中盤に入って登場したのは…

10_2 シシドカフカ  !
20v

「Hunger & Anger」。あの「♪プリプリプププ」ね。思わず一緒に口ずさんじまった!CMの効果ってのはスゴイものだ。
30_2 あのCMでもカッコよくキメていたカフカちゃんだが、ライブではパワーも倍増!
70v_2やはり注目度も高いので、カフカちゃんの一挙手一投足に歓声が上がる。
50_2 2曲目は「愛する覚悟」。70年代ロックの香りがプンプンする骨太の曲。いい感じ~!
 40v_3

女性でドラム&ボーカル、そしてこうしたガッツのある曲調…そこらへんのフニャフニャした歌を歌ってるボクちゃんたちのバンドよりまったくロックだよね。まったくカッコいい。

草食系とか肉食系とかいう表現はあまり好きじゃないので使わないようにしているけど、やっぱりへヴィで骨太のロックは肉喰からだよね。そういう風に考えると、ホント、最近のガール・バンドは肉食系だ。

ロックの再興は女の子たちがしてくれるのかもしれない。でもね、男子だって負けちゃいないゼ。近々いいバンドをマーブロで紹介するからね!

60_2

3曲目、最後は「MUSIC」という曲。これまたストレートでゴキゲンなドライビング・チューン。

『NAONのYAON』、中盤も盛り上がってるゾ~!

ハラペコ。
 80 で、続いての登場は土屋アンナ
90 いつみてもカッチョえ~!
100

ギターに安達久美が入る。

アンナちゃんは昨年の10月に『NAONのBATTLE』というイベントでSHOW-YAと共演済みだ。
110 このセット、SHOW-YAからはsun-goと…
120 mittanが参加。カフカちゃんとのツイン・ドラムだ。
1301曲目は「Rose」。
140 アンナちゃんも肉食系のコッテリしたステージングが圧巻だ。徹頭徹尾、華やかな人だ。
150v_2 2曲目は「Brave Vibration」。アンナちゃんらしい曲で魅力が爆発!
160
3曲目には恵子さんと石田ミホコが合流、ミホコちゃんは元サッカー選手でね、出演者のサインが入ったサッカーボールをキックしたのね。

230v_2

で、この3人とくれば… 

170v_2そう、Lady Ga Gaの「Bad Romance」に決まってる。 
180v_2 ナゼ決まっているかと言えば、やはり『NAONのBATTLE』で共演済みだからなのだ!
190 …ということでイキの合った演奏が素晴らしかったね!
200 これは実にいい選曲だと思わない?
210v_3 バックを務めたsun-goもmittanも完璧にサポート!
220v_2恵子さんこれで衣装は何着目かな?シーンに合わせて都度着替えてくる恵子さんの衣装も見どころだった。 
240v_2矢沢洋子が続いて登場する。

矢沢永吉のお嬢ちゃん。これがまた声も歌い方も実にロック・ボーカルのそれでカッコいい! ナント言うか、バイブレーションがロックなんだな~。
250v_21曲だけの参加だったのが残念! もっと聴きたかった!
260v_2 そして、シークレット・ゲスト扱いだった夏木マリがステージに上がる。また雰囲気がガラリと変わるね。
270_2 ここはジャニスで…。まずは恵子さんと「Move Over」。
290v

2人ともノリノリ!波長がピッタリ(のよう)なのだ!

300

マリさん曰く、「年齢は記号」…か、けだし名言だな。

マリさんはGIBIER du MARIで何度か拝見したり、撮影させていただいているが、本当にいつも元気でカッコいい。ナンカこう生きているが楽しくてしょうがない…という感じ?イヤ、生きているウチはジャンジャン楽しんじゃおうよ!って感じかな?別にイッパイご一緒させていただいたワケでもないんだけど、すごくそういう感じが伝わってくるんだよね。
2曲目は「Cry Baby」。 

280v中盤を締めくくるのは杏子。 
杏子さんはこの春に私が友人が関係している震災のチャリティ・イベントにご出演され、そこで撮影させていただいたばかり。その時は、比較的シットリとした曲が多かったが、今回は存分にロックンクローラーぶりを見せてくれた。

そういえば、震災のチャリティといえば、SHOW-YAが企画して、やはりここの小音楽堂で開催された『MUONのYAON』というイベントにも杏子さんは出演されていたっけ。

曲は「JAVA BLUES」。リッケンがよく似合う杏子さん。これは文句なしにカッコいいでしょう?!
310v ギターを下ろした後、「幕末wasshoi」という曲で赤い着物を着て、クルクルと舞うシーンがあった。それが実にきれいでカッコよくてバッチリ写真に収めたんだけどここでは非公開。見たければやっぱ現場に行かないと!
320v 3曲目はBarbeeの「MIGHTY WOMAN」。ここではSCANDALのHARUNAちゃんがジョインして爆発的に盛り上がった!
330v

いよいよ『NAONのYAON』も後半に突入!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

つづく

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年6月28日 (金)

【NAONのYAON 2013】 vol.2 :LoVendoЯ、平野綾、星屑スキャット、Yuki&Chiiko登場!

続いての登場はLoVendoЯ(ラベンダー)。

10_4

モーニング娘。の「田中れいなとバンドやりたい女子メンバー大募集!」というオーディションで約4,000人の応募者の中から選ばれた3人のメンバーとサポート・メンバーで構成されたバンド。

20_5 田中れいな
30_4 ツイン・ボーカルにツイン・ギターというグループだ。
 40
 サラっとしたとても心地よいサウンド。シャカリキにメタルで暴れまわるガール・バンドもカッコいいけど、こうしたアイドルっ気のあるタイプもいいね。
50_3 こういうのは絶対に野郎にはできないんだから!

交互に歌ったり、ハモったり、ツイン・ボーカルの魅力が十分に発揮されていた。Three Dog Nightじゃないけど、マルチ・ボーカルっていうのは楽しいもんだよね。

問題は歌っていない時のボーカルさんの行動。ボーっと突っ立ってるワケにもいかないし、いちいち袖に引っ込むのもよそよそしくて変だし…。イアン・ギランみたいにコンガを叩くとかしないとね。お、イアン・ギランが叩いていたコンガはNATAL(ナタール)といって今はMarshallグループの一員ですからね。

その点、女性ボーカルは得だ。舞っているダケで絵になるからね!

60_3

ビシッと決めるれいなちゃん。カッコいい~!

70v_2
さて、ここでバンド系の出演者が終了して、ソロのみなさんが登場してくるよ。

80_3そこで恵子さんが登場して、バック・バンドを紹介する。 
90v SHOW-YAから仙波さとみ…

100_3 五十嵐sun-go美貴…
110v 中村美紀…
120_2それにD_DriveからギターのYuki。 
130 同じくD_DriveからChiiko。
 140v 
  この5人がバックを務めるは、平野綾。
150v 曲は「LOVE☆GUN」。
160_3 さすが腕利きたちの演奏だけあって、今までの出演者たちとはまた違った味わい。
170v_2CaptainとさとみさんがSHOW-YA以外で演奏するのを見るのは初めてかな?

180_2 
2曲目のレベッカの「フレンズ」のソロをビシっと決めたYukiちゃん。

185v

もちろん愛用のJCM2000 TSL100を使用している。

213vいつも楽しそうにドラムを叩くChiikoちゃん…
   190

大舞台とあって尚一層楽しそうだ!

205v
3曲目には中川しょこたんも登場して「God Knows…」をふたりで熱唱。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌だそうで…それ聞いても海のモノとも山のモノともわかりません。「God Ony Knows」なら大好きよん。

とにかく明るくて、可愛くて、にぎやかで楽し~です!
 230_2
sun-goさんはいつも通りの鉄壁のへヴィ・ギター!

210v_2

恵子さんもソデから応援!
いっつも楽しそうにしていて、見ているこっちがうれしくなる。  
215v

この2人はmintmintsとD_Driveのダブル・フィーチュア・ショウで共演済み。
 220_2だから手慣れたものなのです! 
  195昨日書いた通り、『NAONのYAON』が成立する条件は「出演者が女性であること」。『NAONのYAON』初の「三本足の出演者」として恵子さんが紹介したのが…
240v_2 星屑スキャット!
250_2 ミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーというメンバー。

まずはカラオケで「コスメティック・サイレン」。
260_2

そして、バンドが加わる。

ドラムは角田mittan美喜にスイッチ。

も~、いつもなんだけど、今回は特にmittanのポジションが撮りにくくて、撮りにくくて…。

300_2バックの面々はフロントが2本足だろうが、3本足だろうが、おかまいなしに完璧演奏をキメてくれる。

恵子さんを除くSHOW-YAの4人の他に渡辺敦子、富田京子も加わった。ここではSHOW-YAの3人の写真を2枚ずつアップしとくね。

320v_2 270v_2

280v 310v   290v

330 
段々暗くなってきた!  
 340v
2曲目がスゴカッタ!曲はプリプリの「DIAMOND」と「限界LOVERS」だったんだけど… 
350_2 恵子さんが香さんの格好をして「DIAMOND」を歌い、杏子さんが恵子さんの格好をして「限界LOVERS」を歌ったんだゼ!
360v 恵子さんもスッカリなりきっちゃって!
370v とってもよく似合う?!
380v もちろん会場はヤンヤの拍手と笑い声で大騒ぎだ!

それにしてもこの日の恵子さんの活躍ぶりったらスゴイ。まだまだショウは中盤ですからね!この先どうなることやら!
390vこのコーナー、最後は全員でキャンディーズの「年下の男の子」を激演して終わり。おもしろかった~! 
400_2 SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
 410v

つづく

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年6月27日 (木)

【NAONのYAON 2013】 vol.1 : SCANDAL、Cyntia、DESTROSE登場!

お待たせしました!だいぶ遅くなっちゃったけど、4月29日に開催された『NAONのYAON』のレポート、怒涛です。

お待たせしちゃった分、ドップリとマーブロらしいレポートをお送りします。行った人はあの興奮をもう一度、行かれなかった人は行ったつもりで興奮していただけるとうれしいなったらうれしいな!

10_2

さて、この『NAONのYAON』、第一回目は1987年に開催している。カルメン・マキや石川秀美、美保純などが出演している。「番外編」を除けば過去6回開催されており、最後が2008年の開催であった。

だから、今回は5年ぶりの開催となる。このイベントは①出演者が女性、②開催は野音、というタイトル通りの条件を満たさないと、『NAONのYAON』とならない。

当然と言えば当然だが、なかなか大変よ。今はガール・バンドがメッチャ増えたけど、1987年なんてまだまだ少数派だったに違いない。そんな中、回数を重ねてきたからこそ『NAONのYAON』は日本を代表する名イベントのひとつになっているのだ。

20_2

過去6回の記録を見ると、かわいそうに、雨やら曇りの開催が多かったようだ。

野音の雨はキツイからね~。傘が禁止だからカッパを着るでしょ、するとこれが蒸れて蒸れて。春先なんかはまだ結構寒い日があるからね、風邪ひきそうでコワイ。ま、一方では雨も野音の名物みたいなところもあるか…。

野音は今年で90年を迎える。1923年(大正12年)の開業だからJim Marshallと同じ年だ。現在の大音楽堂は3代目の設備だそうだ。1983年に改装をしているというのだから、今のヤツももう30年も経っているのか…。ついこないだ改装したような感じがするけどな~。

今日は晴天の極み!5年ぶりの『NAONのYAON』と野音の90周年を祝福してくれているかのような好天だ!

30_2

ステージはチョット違うのもあるけど、Marshallだらけ!

40_2

舞台下手もこの通り!こりゃちょっとしたMarshall祭りだワイ!やっぱり大舞台にはMarshallがシックリ来るね~!

50_2

キャプテンの機材も紹介しておこう。

60_2

これはsun-goさんのセット。使い慣れたJVM410H。

70v

キャビネットはステージ向かって一番右の1960BDMだ。もっかい見てみようか。

Nya1_img_0575

リハーサル中のmittan。ドラム台の上から見下ろす客席は絶景だ。すかさずパチリ!

85_2

5年ぶりの大イベントの復活を祝う生花もドッサリ!

90_2

リハーサルも無事終了。後は開場を待つだけ…。

100_2

そして開場。満員御礼~!

110_2

開演を今か今かと待ちわびる観客の前にまず登場したのは、先に開催された『<NAONのYAON>への道~CUTE GIRL LIVE』の出場者たち…「白いんげん豆」、「dolls」、「稚菜」、「Su凸ko D凹koi」の面々。

120

そして、恵子さんが登場して同コンテストで優勝した「HICCUP PANTHER」を紹介した。さすが、優勝バンドたけあって大いに雰囲気を盛り上げ、オープニング・アクトの重責を見事にこなして見せたのだった。

130v

これにsてオープニング・アクトの部が終了。ここからが本編。再度登場した恵子さんが声高らかに紹介するトップ・バッターは…

150

SCANDAL! え、もう出ちゃうの?!

ますは「LOVE SURVIVOR」…

160_2

HARUNA

170v

MAMI

180v

TOMOMI

190v

RINA

200v

ファインダー越しに何回も観ているSCANDALだが、野外は初めて。

210v

太陽の下のSCANDALもまたよき哉。

220

…と思ったら、曲は「太陽スキャンダラス」!

もっと観たいSCANDALだけど、次の曲で最後。

230

曲は「DOLL」。恵子さんがジョインした~!

240v

SCANDALは全員楽器持ってるからね、恵子さんも…って、それ~?!サメか?ま、ご本人は「コレがホントのエア・ギター!」とか言ってたけど…。

250

恵子さんのSCANDALもいいナァ~。

255v

HARUNAちゃんと掛け合いで歌うのだ。

260

恵子さんが歌ってもこうしてシックリくるというのはSCANDALの音楽が正真正銘のロックだからなんだゼ。

260v

もうノッケからこんなお祭りムードだかんね~。今日は最高にハッピーな一日になりそうだ!

270v

最後は観客にサメ・ギターを飛ばす!

280

次に恵子さんが紹介して登場したのは…

290

Cyntia

300

ギターのYUIちゃんは前のバンドの時からのお付き合い。Marshall可愛がってるの。ちっちゃな身体から図太いトーンをバンバンひねり出す!

310

ボーカルのSAKI。

320v

ベースのAZU。

330

キーボードはAYANO。ドラムはKANOKOの5人組ガール・メタル・バンドだ。

340v

各人のシッカリしたテクニックで極上のメタル・サウンドをクリエイトする。

350

『<NAONのYAON>への道~CUTE GIRL LIVE』にもゲストで出演してくれた。

360

AZUちゃんも前のバンドの時からの付き合いで、Marshallのベースキャビネット、VBC410を普段は愛用してくれている。ものすごい激しいアクションは相変わらずだ!

375v

Cyntiaは「Rum to the Future」と「Through the Fire and the Desire」の2曲を演奏。

370

「嬢メタル」なんて言葉が一時よlく使われたけど、もう意味ないね。この迫力!…もはや「嬢」も「旦那」もありゃせんわね。

380

短い時間ながらも存在感を十二分にアッピールしたステージだった。

390

続いての登場はこれまた正統派ガール・メタル、DESTROSE

400

上手ギターのMina隊長を中心に結成され、2012年に今のメンバー初のシングルを発表した。

410

ボーカルはMarina。

420v

そうだ!DESTROSEは数年前に来日したIron Maidenのトリビュート・バンド、The Iron Maidensの前座を務めていたんだっけ。アレも我ながらいいレポートだったんだけどナァ。

DESTROSEは「Fenixx - to revive」と「Sword of Avenger」の2曲を演奏した。

430

つづく

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年6月26日 (水)

祝!D_Drive初の東京ワンマンライブ<後編>

 2012年9月13日 Shige Blog  初出

 1960年代にはテケテケ、70年代にはクロスオーバー、それからしばらくお休みで90年代あたりからの癒し系…と歌なしの音楽、いわゆるインストゥルメンタル・ミュージックは時代を超え、スタイルや目的を変えつつ脈々と民衆の心に息づいているといえよう。

それにしても、あのグリッサンドを「テケテケ」と表現した日本人の語感ってスゴイと思わない?

私はインストが好きだ。もちろん「歌」も好きだけど、やっぱり楽器がメロディを奏で、即興演奏で腕を競うという形態がとてもスキ。何回も書くけど、楽器を習得するには膨大な時間と気の遠くなるような地道な努力が必要だ。そこに一種の 「道」を感じるワケ。「ギター道」とか「ドラム道」とかのね。ステキ。

誰にでも気軽にたしなめるのが音楽の魅力であることは認める。でも、やっぱり音楽は最低限のちゃんとした演奏技術を身につけてからにしてもらいたい。「Fが押さえられないけど作曲してます」なんてのはナシだよ。 

やっぱり音楽はウップンばらしでなないのですよ。私もいい加減、長いことロックを聴き、その変遷を見てきたが、最近のロックはコンサート会場で騒ぐだけが目的になっていて、音楽などどうでもいいようにしか私には見えて仕方ない。

コンサートの盆踊り会場化はおかしいと思うし、また、暴れていさえすればよしとしているステージ上のミュージシャン・サイドもどうかと思う。別にグルグル輪になって騒いだり、観客の上でゴロゴロしたりするだけが「ノル」という感情表現では決してあるまい。反面、あまりもにジッと聴かせる正当なロックが少なくなってしまったことの証左であろう。

もう少し、演奏する方は観客をジックリと聴かせる音楽をクリエイトするべきだし、観客は真摯に音楽を受けとめる努力をするべきではなかろうか?前にも書いたが、ジェフ・ベックのコンサートでノッケから席を立つのは本当に本当に止めてもらいたい。

そういう環境下でインストゥルメンタル・ミュージックが大きな支持を受けていることは大変によろこばしい。EARTHSHAKERのSHARAさんのmintmints、カシオペアの活動再開、田川ヒロアキのニューアルバムもインストとのことだ。そしてD_Drive…。

レコード会社の親友に言わせると「シゲさん、インストは厳しいよ!癒し系なら話しは別だけど…」という。確かにセールスを考えればそういうことなのだろう。でも、こうして消えることなくインストゥルメンタル・ミュージックが注目されているのはジックリと音楽を聴きたいと思っている人が増えて来ているということなのではなかろうか?そうであれば本当にうれしいことだ。ナンダカンダ言ったって日本は本国アメリカよりベンチャーズの本場なんだから!

D_Driveが21世紀のベンチャーズとなって、多くの若者が楽器を手にするようになることを願って止まない。

以上…ではない!それでは、再度D_Drive初の東京ワンマン・ショウの会場にご案内しましょう!

※当該の親友は、実際にはセールスだけにとらわれない良質な国内外のロック作品を多数制作、配給してくれています。

Dd_IMG_5266

 オープニングはセカンド・アルバム『ACCELERATOR』でも1曲目を飾っている「hyper Driving high」。何かが迫りくるような緊張感あふれるオープナーだ!

Dd_IMG_5431

そして、CDと同じく「M16」へ。M16…イギリスのフリーウェイか?はたまたゴルゴ13か?M16 Assault Rifle、欲しかったナァ~、MGCのモデルガン!

楽しそう!そう、楽しそうなのだ。きっと本当に楽しいのだろう。

Dd_IMG_5791

光るポジション・ドットだけがD_Driveのトレード・マークじゃないゾ!この笑顔もD_Driveの特長だ!

3曲目はファースト『Something to Drink』の1曲目、「Runaway Boy」を持ってきた。各アルバムのキラー・チューンを冒頭に並べるなんて、いかにD_Driveがこのショウに燃えているかがよくわかるというものだ!
Dd_IMG_5426

ハイ、メンバー紹介!今日はドラムから…Chiiko
Dd_IMG_0426

ベース、Shimataro
Dd_IMG_0095

ギター、Yuki
Dd_IMG_0177

そして、Seiji
Dd_IMG_5332

D_DriveはMCも楽しい。MCの主任はYukiちゃん。
Dd_IMG_0376

Seijiさんのおしゃべりがまた楽しい。この日のテーマは「休みの日ナニしてる?」。大阪人独特のフラ(落語用語。おもしろいことをしたり、言わなくても、生まれつき自然に人を笑わせることができる特殊能力)がスパークする!

昔のロック・バンドはほとんどしゃべらなかったんだけどね。今はMCが楽しいこともいいショウのひとつの大きな条件tなった。いいことだ。エンタテインメントなんだから笑いが必要なのだ。
Dd_IMG_0380

このギター陣ふたりのギター・バトルがまた素晴らしい。そして、その時のふたりのアクション!押したり引いたり…一回でいいからやってみたいニャ~。エ?どう弾くかって?知ってる限りのバップ・フレーズ並べませ~…3つぐらいしかないけど!
Dd_IMG_5532

Shimaちゃんのベースはね、ベースであり、第3のギターなのだ。たとえベースラインをステディになぞってリズム楽器に徹している時でも、ラインは至極メロディアスで、アンサンブルを思いっきり厚くするギターっぽい役目をしている。また実際にギターとオクターブユニゾンでテーマの断片を弾いたり…ようするにやりたい放題!?あ、いい意味で言ってま~す!
Dd_IMG_5766

ショウが進むにつれてますます鋭く冴えまくるChiikoちゃん!イタズラにソロが入らないところもシブイ!
Dd_IMG_0206

その後は「Escape from...」、「Peach Fizz」、「Champagne」、「Mr. Rat Boots」と『Something to Drink』から数曲続けられた。弾きなれた曲ばかりでますますドライブ感が増していく!
Dd_IMG_0121

照明がブルーに変わる。重々しいブルーだ。曲はYukiちゃんフィーチャーの「Unkind Rain」。

Dd_IMG_5358

ニコニコだけでなく、こうしたへヴィなD_Driveもいいもんだ。

Dd_IMG_5557

曲はまた『ACCELRATOR』に戻って「Lost Block」。そして。今年6月にリリースされたシングルから「Among the Destruction」が演奏され、「Mystery Zone」がこれに続いた。

Dd_IMG_5568

本編残すは2曲のみ!エ~、もう~?!

Dd_IMG_5469

本編の〆は同じく6月発売のシングル「Russian Roulette」と人気曲「Screw Driver」!

Dd_IMG_0318
何度もイベントでD_Driveを観て来て、いつも「短いナァ~」と物足りなく思っていたが、ナンダ、ワンマンで観ても短いじゃん!イヤ、もちろん楽しいから短く感じているだけなんだけど…もっと観たいナァ~!…とみんな思ってるもんだからすぐにアンコールの嵐!
Dd_IMG_5499

そして登場!ナントゲストに冠徹弥!

Dd_IMG_0157

スンゲェ~、パワ~!
Dd_IMG_5734

オリジナル曲、「傷だらけのヘビーメタル」と「中3インマイドリームス」を演奏。
Dd_IMG_5683

何回か共演しているだけにD_Driveとのイキはピッタリ!
Dd_IMG_5761

顔でキメる冠!
Dd_IMG_5735

Classic Rock Jamの常連でロック・スタンダードを歌う冠さんを何回も観ているが、こうしてオリジナル曲を歌うのを初めて見た。自分で「ヘンな曲やらせちゃってゴメンね~」とかおっしゃっていたが、全然カッコよかった!

Dd_IMG_0408

冠さんとの競演を観ていてD_Driveのバンクバンドってフトカッコいいなと思った。ナゼかボブ・ディランやヴァン・モリソンのバック務めているザ・バンドを連想してしまった!ナゼかはわからない。
Dd_IMG_5745

ま、言ってみりゃ歌ありのD_Driveだったワケだが、なかなかいいもんだ。イヤイヤ、ダメダメ!D_Driveにはしっかりとインスト路線を突き進んで頂きます。ボカロなんて絶対に使わないでよ!

冠徹弥の詳しい情報はコチラ⇒THE冠公式サイト
Dd_IMG_0149

冠さんで盛り上がった後ももうひと盛り上がり!
Dd_IMG_5636

お待ちかねの「Cassis Orange」!
Dd_IMG_5325
そして「Over REV」。

Dd_IMG_5764

思い切りエキサイトはしているものの、最後まで少しも演奏のスキを見せないところはサスガ!
Dd_IMG_0452
ファンを睥睨するYukiちゃん。「D_Driveについて来れる?」のシーンだ!
Dd_IMG_5392

D_Driveが東京を制覇した夜。打ち上げで飲んだカシス・オレンジやピーチ・フィズはさぞかし美味であったろう。
Dd_IMG_0179 (2)
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
Dd_IMG_0194 (2)
ホントにアッという間だった!また来てね!がんばれD_Drive!!
Dd_IMG_5846

(一部敬称略 2012年8月5日 六本木morph Tokyoにて撮影)

2013年6月25日 (火)

祝!D_Drive初の東京ワンマンライブ<前編>

2012年9月12日 Shige Blog 初出

「ボカロ」ってのが人気なんだって?こういうのを目の当たりにするにつけ、手塚治虫の『火の鳥』を思い出してゾッとする。コンピューター同士がケンカして核戦争になっちゃうヤツね。

ドラムの次は歌か…やっちまったな~…っていう感じがする。大げさに言えば、「利便性」とかいうものとは程遠い芸術に対する倫理性を問いたくなるような…クローン人間とか人造人間とか、ああいう類のものに手を出してしまったような…。音楽終末時計の針をまた進ませてしまった感じがするな。

こういうことの積み重ねは音楽をドンドン陳腐化させて、最後は破たんさせてしまうだろう。そして、また振り出しに戻る。ま、これもまたよかろう。開発業者には感謝すべきかも知れない…と言うのはイヤミがすぎるか?

でもさ、自分の作ったフレーズを本当にリッチー・ブラックモアが弾いたかのような音色で再現されたらどうする?でもね、それは絶対にありえないんですよ。何故なら リッチーの音は、もしくはジミヘンやベックの音は、彼らが血のにじむような鍛錬の時間を積み重ねて、スタイルを試行錯誤して、空気を震わせてはじめ てああいう音になるワケで、ITくんだりに真似されてはタマランのだ!だからちゃんとしたアンプで大きい音で弾く必要があるのですよ。それがロックだから!

ところで、ナゼ音楽を聴くのか? それは「快感」を得たいからじゃない?

チョット横道にそれて、また「火の鳥」の話しになるが、悪徳不動産星(?)業者(名をズダーバンという)にダマされて新婚のカップルが不毛の星に移住してしまう話しがあったでしょ?そのカップルには女児が生まれず、ご主人が早逝してしまう。残された奥さんは、子孫を絶やさないように宇宙生命体と冬眠装置を使って何代にもわたり自分の子供との間にまた子供を作っていく。時間が経てば経つほど地球への望郷の念が募る。何百年だか何千年だか経って懐かしの地球へ帰って来る。しかし、そこで待ち受けていたモノは…。

なんてシレっと書くとアジもソッケもないんだけど、最後に出て来るサン・テグジュペリの一節がまた実に効果的で、思い出しただけで泣けて来る。私は「火の鳥」はこの6巻(「望郷編」とかいうのかな?)までしか読んでいないのだが、そのどれも素晴らしい出来の中でこの6巻が一番好きだ。これを書いているだけで涙を落してしまう。

その中で、とても印象的なシーンがあった。その星は不毛の無人星だからそこに生まれた子供は音楽など存在すら知らないワケ。で、入植した2人の荷物の中に音楽の再生装置があって、何代か後の子供がなんかの拍子に偶然に再生された音楽を耳にしてこういう。

「ねえ、お母さん、この音ナ~ニ?」

「これはね、音楽っていうの。ビートルズっていうのよ」

「ふーん、とても気持ちのいい音だね!」

もうずいぶん長い間読んでないのでもちろん正確に再現はできていないと思うが、そんなシーンがあった。

とあるジャズ好きの薬学の先生の本で読んだのだが、現在の科学技術をもってすれば、脳のある部分に電気的刺激を与えることによって、好きな音楽を聴いた時と同じ脳の状態を作り出すことができるというのだ。つまり、音楽を聴かなくてもお気に入りの音楽を聴いたような快感を電気的に得られるというワケ。しかし、この先生はこう結論づける。

「でも、ナニもそんなことをする必要なんかない。いい音楽を聴けばいいだけの話しなんだから…」

で、冒頭に戻って、それほど機械の力を借りて音楽をやるくらいだったら、いっそのことこの先生のおっしゃった方法の方がよっぽど手っ取り早くはないかい?

それでも音楽はなくならないに決まってるんだけどね。でも、もう何十年かするとさ、小さい子がお母さんにこう訊くんだよ…「お母さん、昔、音楽って人間がやってたの?」とか「お父さん、『ガッキ』ってナ~ニ?」、そして「人間て歌が歌えるの?」って!

ま、大げさにして被害妄想的なことをつい書いてしまったが、ここまでひどくはならないことを期待している。ナゼなら「音楽はフリコ」で良くない時代が続けば必ず良い時代に戻って来るから。

 今日は、私の戯言とも「ボカロ」とも縁もゆかりもない、地道な努力で器楽演奏技術を身に付けて、ちゃんと人力で音楽をクリエイトしている素敵な「音楽家」たちの登場だ。私はこういうバンドに大きな安堵感を覚える。彼らが早急にフリコをいい方向に戻そうしてくれているのはマッチガイナイ!(フリコが戻りすぎか?)

珍しく今日は機材の紹介から。

上手のギターはJCM2000 DSL100と1960AXを使用。

Dd_IMG_5236

下手はTSL。キャビネットは1960Aだ。

Dd_IMG_5238

ドラムはドラムセット!って当たり前か…。ブルーを基調としたデザインがカッコいい!
Dd_IMG_5240

そして弾き手はこの方々!D_Drive!!

ステージへ向かう直前のショット。バタバタはしていたが、変な緊張感は全くなし!いつも楽しそうで、演奏することがうれしそうで…ホント、入れてもらいたくなるバンドのナンバー1だ!
Dd_IMG_5250

そしてショウがスタート!会場はチョ~満員!パンパンよパンパン!
Dd_IMG_5252

大阪を拠点に活動しているD_Driveは地元では何度もワンマンライブを催してきた。もちろんこれまで何度も上京してライブやクリニックをこなしてきたが、実はこの日が初の東京ワンマン!めでたいね!その初のワンマン・ショウをこうして満員のファンが出迎えてくれたのだ!
Dd_IMG_5298

上手ギター、リーダー、D_Driveの頭脳、Seiji
Dd_IMG_5329

下手ギターのYuki
Dd_IMG_5409

ベースはShimataro
Dd_IMG_5352

ドラムはChiiko
Dd_IMG_0210

せっかくの東京初ワンマンなので、もうちょっと機材の写真を載せておこうね。
Dd_IMG_0012
Seijiさんの足元のようす。
Dd_IMG_5233

こちらはYukiちゃんの足元。
Dd_IMG_0179

TSLの付属フットスイッチをそのまま使ってくれている。
Dd_IMG_5234

Shimataroさんのセットはコチラ。
Dd_IMG_0309

えらくニート!
Dd_IMG_5235

Chiikoの足元は見えないがペダル数種。
Dd_IMG_0216

もう一回ドラムセット出しとこう!
Dd_IMG_5240

やっぱちこちら(東京)ではなかなかタップリとD_Driveを観るチャンスがないので、もうノッケから「待ってました」感が異常に強い、まさにロケット・スタート!

Dd_IMG_5534

縦横無尽に指板の上を動きまくる流麗なプレイで観客を圧倒するSeiji。
Dd_IMG_0031

速弾きだけでなく、情感豊かにメロディを歌い上げる泣きのギターも魅力だ!
Dd_IMG_0153

アウンの呼吸でSeijiとフレーズをやり取りするYuki。
Dd_IMG_0123

様々なテクニックを駆使してSeijiと渡り合うが、決して技術一辺倒の冷淡さを感じさせることがない。

Dd_IMG_0323

ステージ中央でヒラヒラと蝶のように舞いながらギターを引く姿が魅力的だ。
Dd_IMG_0182

この人もテクニックは完璧!

Dd_IMG_0189

よく見てると実に色んな事をやっとる!でもやっぱりテクニックが鼻につくような感じはしないんだよね~。ネコちゃんが大好きなやさしく、にこやかな性格だからかな?色のついた漬物は私も苦手だ!
Dd_IMG_5347

何となくウチの下の子に似てるんだよな~。そういえば彼は当ブログの『イギリス紀行2012』を読んでくれていて、終演後イギリスのビールの話しで大いに盛り上がった!うれし楽しかった!
Dd_IMG_5765

ショウの後、有名な音楽評論家の方と意見が一致。「ドラムが滅法カッコいいよね~!」って!
Dd_IMG_0194

そう、彼女のクリスピーさはいい加減スゴイ!胸のすくようなストレート・アヘッドなドラミングなのだ!
Dd_IMG_0065

メンバー紹介でSeijiさんが彼女のことを「ドラムと『おもしろ担当』!」と紹介したのよ。確かにChiikoちゃんは最高に明るくて楽しい人で紹介は間違っていないと思うんだけど、「おもしろ担当」という言葉がメチャおもしろくて、ステージ前の柵中でひとりで爆笑してしまった!
Dd_IMG_0202

今日はココまで。

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
Dd_IMG_5376

さて、D_Driveはその卓越した器楽演奏能力を活かして、これまで数種もの教則DVDをリリースしてきた。そのどれもが個性的で充実した内容を誇り人気を博している。

ちょっとオリジナル解説を付けてみたので読んでみてチョ!

まず、SeijiさんのDVD。『リズムからソロまで完璧に弾けるギター・トレーニング』。これはこの日会場のみで発売された特別ジャケット仕様。

S1s

通常版はこちら。本当に何でも「完璧」にやることは大変なことだよね。このDVD、ギター・プレイングを「完璧」にするためとはいえ、おっそろしく至れりつくせりの内容になっとるで~!

Seijiさんのギターに対する情熱がステージから発されるそれとは違う形で表現されているように思う。「完璧」なギター・プレイを目指すためのDVDこそが「完璧」なのさ!

S2

Yukiちゃんの第2弾DVD。『ゼッタイ弾ける!スウィープ超入門』。前作は速弾きに関する内容で「私の速さについてこれる?」が「大賞」は逃したものの流行語にもなった。(ホンマか?)

今回はスウィ―プ編。そしてこれはSeijiさん作と同じくはこの日会場のみで発売された特別ジャケット仕様。


Y1s

スウィ―プね~。「邪道」だったんだよ、オジちゃんがギター弾くのに夢中になってた頃は…。全部ピッキングしなきゃいけなかったの!それがね~、これが有名になったのはフランク・ギャンバレか?

それよりズ~と前、1950年代にはバーニー・ケッセルなんかがバリバリもうこのテクニックを使っていたけどね。でもそうしたテクニックが体系化されて音楽表現のひとつの手法として確立されたのはいいことなんじゃねーの?しかも先生がYukiちゃんときてりゃマスターしない手はなかろうが!


Y2
私はドラマーじゃまったくないけど、コレおもしろかったニャ~。Chiikoちゃんの『ゼッタイ叩ける!ドラム・フィルイン超入門』

これまでおもしろかったドラムの教則ビデオって、テリー・ボジオ、サイモン・フィリップス、マイク・ポートノイとか?カーター・ビュフォードもスゴかった。一時期教則ビデオの仕事をやってたもんでずいぶん勉強したんですよ。

で、このChiikoちゃんのはかなりいいと思ったね。楽しい。でも一番はChiikoちゃんの竹を割ったようなドラミングを観れることだった。
C1

D_Driveで教則DVDが出てなかったのはSimaちゃんだけだったの。ところが!ついに出るよ。ベーシスト諸君、お待ちどうさまでした!現在鋭意制作中!乞うご期待!
Dd_IMG_5662

 教則DVDの詳しい情報はコチラ⇒アトス・インターナショナル公式ウェブサイト

<後編>につづく

(一部敬称略 2012年8月5日 六本木morph Tokyoにて撮影)

2013年6月24日 (月)

The Paisleys & JUICY HALF ジョイントLIVE <後編>

今日は…っていつもだけど、思いっきり最初っから脱線させてくだセェ。もんのスゴイ遠回りします。

オッサンの昔話しを読む時間がない人はまでワープしてください!

では…

1970年代の前半、フジテレビに夜中の11時55分から始まる『洋画の窓』という5分枠の番組があった。
映画の予告編を2本放映するという何の工夫もない内容だったが、映画が大好きだった私は毎晩眠い目をこすりながら、ラジカセをテレビにつないで録音するのを常としていた。
ビデオなんてない時代だからね、後から音だけでも楽しもうというワケだ。

ある晩、まったく前情報がない作品の予告編がその番組から流れてきた。『ファントム・オブ・パラダイス(Phantom of the Paradise)』という映画。

その頃はブライアン・デ・パルマなんてまったく知られていない時分の話しで、主演もポール・ウィリアムス、ウィリアム・フィンレイ、ジェシカ・ハーパーと知らない人たちばかりで、普通であれば、こんないかにも「B級でござい」という映画に何の興味も示さないところではあったが、銀色の奇怪なマスクをつけた怪人が劇場の中を暴れまわるシーンが妙に印象的で何か運命的なものを感じていた。

私は中学に入った頃、毎週日曜日には有楽町に出かけ、片っ端から話題の映画を観ていた。で、ある日、観る映画がなくなり、スバル座で「あの銀色の仮面の怪人」の映画かかかっていることを思い出した。

ま、半分ダマされたつもりで入ってみたところ、場内はガラガラもいいところだった。
ところが例の運命的感覚以外、何の期待も予備知識もなかったせいか、その映画はまばたきをするヒマもないくらいおもしろかった。

大きな眼鏡をかけた不気味な主演の小男が「Old Fashioned Love Song」なんて名曲を作った男であることはその時はツユ知らなかった。
ちなみにポール・ウィリアムスは悪魔に魂を売ったプロデューサーの役を演じたのだが、その役名を「スワン」といった。これはツェッペリンを意識してたのかな?…なんて後年ちょっと思ったりもした。
そのスワンが営むレコード・レーベルが「Death Reacord」といって、鳥の死骸をロゴ・マークに使用していた。
ま、もちろん悪趣味ではあるが、1974年という制作時期を考慮すると、先のロック・ファッションのイメージをすでに具現化していたように思える。昔の方が進んでいたともいえよう。
とにかく大好きな映画のひとつだった。

さらに時代は下って…近田春夫さんがBEEFというバック・バンドを率いて活動した後、女性をひとり含んだ4人組のバンドがデビューした。
当時、とても珍しかった女性だけのバンド、GIRLSの中で一番好きだったイリアさんが加入していたバンドだったので注目した。

バンドの名前がジューシィ・フルーツ。
すぐにピンと来た。ハハン、近田さんも好きなのかって…。
「ジューシィ・フルーツ」も前身の「BEEF」も『ファントム・オブ・パラダイス』に登場するバンドとシンガーの名前だったのだ。

ま、完全に「だからナンダ?」という類の話しなのだが、これは前から書きたくて書きたくて、どこで書こうかとそのチャンスをズッと狙っていたのだ。

それがね~、こうしてホンモノのイリアさんのステージに接することができる日が来るなんて。チャンス到来!
いつ書くの?今でしょ!
すみません、コレばっかりで…。でもこれは今年の「流行語大賞」は確実でしょう。
やっぱりこういうはやり言葉というのは実用性が高くないと絶対に普及しないね。

さて、『The Paisleys & JUICY HALF ジョイントLIVE 』の後半。The Paisleysに続いての登場はJUICY HALF。

10_2

JUICY HALFはその名の示す通り、ジューシィ・フルーツに在籍した2人が結成し2009年より活動している。

20

4人のウチの2人だから「ハーフ」ね。

30

メンバーは、ジューシィ・フルーツから…

ボーカル&ギターのイリアと…

40v_2

ドラムの高木利夫。
140

そして、HALFから参加しているリード・ギターにアキシロと…

60v

ベースのジェフ…の4人。

70v_2

この日はですね~、も~どっぷりとシアワセ状態だった。The Paisleysを存分に楽しんだ後、このJUICY HALF。

80

とにかく両バンドとも出てくる曲、出てくる曲、どれもが可愛くて楽しくて…。どんなに聴いても聴き足りない!
乙女心のようにワクワク、ドキドキ…(乙女になった経験はないが、きっとこんなんだろう)。
ああ初恋の気分ってこんなんだったんじゃないかしら…(アホか、オレは?!でもホントにそうなの)。

90

1曲目は「ふりむかないで」。1962年のザ・ピーナッツのヒット曲。この頃の歌謡曲は殺人的にクォリティの高い曲がズラリと並んでいる。歌謡曲バンザイなのである。

120v

靴下を直しているところを見られたくない、初々しい乙女の気持ちを歌った唄。
いい曲だナァ。さすが宮川先生。
今時、こんな女の子いないわナァ。電車の中で化粧だもんナァ。それじゃこういう曲もできるワケない。

「♪ふりむかないで~、お願いだから~、今ね、3つ目のツケマ乗せてるところなの~」じゃ歌にならんわな。

100_2

「♪じゅっちゅうはちきゅ~」 のコーラスがかわいい「十中八九NG」。これはジューシィ・フルーツのレパートリー。これもいい曲だナァ。

130_2

JUICY HALFもコーラス最高!

50v

やっぱり美しいコーラスというのは曲のグレードを格段にアップさせるね。

150v

もともと曲がいいところへ持ってきて、こうした王道的手法による完璧な演奏をするもんだから悪いワケがない。

160_2

「夢見るシャンソン人形」のカバー、「夢見るシェルター人形」。
イリアさんの声が曲にピッタリとマッチしてる!

170v

もちろんインスト・パートもエキサイティング!

180

その昔、ジューシィ・フルーツがテレビに出た時(しょっちゅう出てたけど)、何の番組だったかは覚えてないが、The Manhattan Transferの「Twilight Tone」を演ったんですよ。
しかも、イリアさんとギターの方があの有名なJay Graydonのギター・ソロを完コピしてた。トリハダもののカッコよさだった。

で、今回この時のことをドラムの高木さんにうかがってみたところ、「アレは確か、レパートリーがまだ少なくて、カッコいいからコレやろうよ!みたいにして演ったんじゃなかったかナァ~。イリアは難なくサラッとギター・ソロをコピーしてたみたいだったよ!」ですって。さすがイリアさん!

190

「これがそうなのね仔猫ちゃん」…

200_2

「そんなヒロしに騙されて」…「恋はベンチシート」…

210v_2

それにしても有名な曲が多いな。

アキシロさんはサム・ピックを使用している。

250v

アキシロさんもJVM210Hと1960Aを使用。

220v_3

「燃ゆる瞳」…

ジェフさんもリッケンだね。こういうタイプの曲はリッケンか…。

260v

「メビウス・ラブ」。コレいい曲だナァ~と思ったら「そんなヒロシに騙されて」のB面にカップリングされ、あるラジオ局の「B面ベスト10」という企画で10週連続1位を獲得したとか…

280v_2

そうだろうな~、いい曲だもん。
続いて「ツイ・ツイ・ツイッター」、これはJUICY HALFのオリジナル・ソング。可愛いタイトルだね~。

270v

ショウはいよいよ終盤。ここでやっぱり「ジェニー」。これも思い出があってね~。

テレビで見た時、「♪そ~すれば、と~にかく」の「と」ところのコードにビックリした。翌日学校でバンドをやっている連中が集まって、「オイ、昨日のアレ見たか?『とにかく』のところのコード、どうなってんだ?」って話になったんだけど誰もわからない。

で、幾日かして楽器屋に入り浸っているヤツが「あれ、わかったゾ!」と答えを持ってきた。「あれ、ディミニッシュっていうんだってよ!」と聴いてみんなビックリ。

程度が低いと笑わば笑え…当時は今みたいに教則本やらDVDなんかなかったからね。
コードといえばメジャーとマイナーしか知らなかったし、短7度の役割も知らなかった。
みんな自分たちの耳だけを頼りに、手さぐりでロックの研究をしてたんだから。

それを聞いてみんなこう言った…「あれがディミニッシュってヤツか~。話しには聞いていたけど、初めて見た!」…なんて、明治時代にはじめてバナナを食べた一般市民のようなことになった。いい時代だったナァ。

230

いい時代だったのは、こういうジューシィ・フルーツのようなステキなバンドや歌手がジャンジャンTVに出て、いい曲をたくさん提供してくれていたことなのね。

やっぱり歌謡曲があった時代はよかった。ロックと歌謡曲が完全に分かれていた時代。もちろん当時、私は「ナンでぇ歌謡曲なんてカッコ悪い!アイドルなんか関係ネェ!」とロック一辺倒だった。

でもね、最近、やたらと「昭和歌謡」の番組やってるでしょう?恥ずかしながら、正確ではないにしろあの当時の歌ならほとんど歌えるんだよね。
それだけ一般大衆にそうした音楽が浸透していたかのが我ながらよくわかる。
曲のクォリティが格段に高かったからだ。永遠に残る歌たちも少なくないだろう。

私の中でのベストは「木綿のハンカチーフ」。
今でも聴けば泣く。
だからカラオケなんかで歌ったことはない。泣いちゃうから。
あの藤丸さんが奏でる美しいダブル・ストップのイントロに導かれて展開するコール&レスポンス式の純愛物語。ああ、コレ書いてても泣けるわ。

でもさ、今は「華やいだ街」へわざわざ「君への贈りもの」を探しに行かなくったて、クリック一発、いつでもどこでも欲しいものが手に入る。
風情もナニもあったもんじゃないね。MJGのところでも書いたけど、利便性というのは間違いなく風情を殺す。
両立はできないことになってる。こんなことでレコード・ジャケットもなくなっちゃうんだから恐ろしい。

こうした風情があったからいい歌詞が書けたし、いい旋律や編曲ができたんだと思う。

そうそう、実は今、「編曲」という音楽のひとつの醍醐味も失われていることに気を配るべきだと思うんですよ。
ビッグ・バンドやオーケストラがなくなっちゃったからね。

伝承、伝承、とにかくいいものや正しいことを後世に伝えないと!そういう意味では今日のコンサートは実にいい機会だった。

240v_2

「夢ゆめ御用心」、「おとめのカウントダウン」、「そわそわストリート」…と信じられないくらいの佳曲がゾロゾロ出るわ出るわ!

この「おとめのカウントダウン」なんてナニこれ?もう歌詞もメロディもステキすぎるわい!恥ずかしながら写真を撮りながら脚立の上で身体を揺らしちまった!

290_2

それにしても歌にギターに最高にキュートなイリアさんなのだ!
ちょっとした仕草が歌声が可愛いのなんのって!

300v

ああ、ジックリと聴いてしまった。本編は終了。

アンコールはThe Paisleysの3人も加わった。

310_2

ヤッチンがジューシィ・フルーツについて語る。

320

やっぱりみんな好きだったんですネェ。ヤッチンのパートナーのギタリストはJUICY FRUITSの曲をすべて歌えちゃうとか…。

330

で、アンコールは「恋愛タクティクス」。これも可愛い曲だ。

340

ヤッチンも楽しそう!

360

そして、最後はBay City Rollersの「二人だけのデート(I Only Want to be with You)」。元はイギリスの歌手、Dusty Springfield(ダスティ・スプリングフィールド)の1963年のヒット曲。

370v

毎日のように「ぎんざNOW」で大騒ぎしていたベイ・シティ人気をヘソ曲がりな中学生だった私は決して快く思わなかったが、今聴くとなかなかよかったりするんだよね。

あまりの人気でボーカルのレスリー・マッコーエンの変な噂まで出てきたりしてね。コンサートではまったく演奏していないとかサ…考えてみるとエア・バンドの先駆けだったりして?! んなことないか…。

380

いい曲だよね。個人的にこの曲はFrank Zappaの「Let's Make the Water Turn Black」と似ていると思ったりするのだが、ここでは関係ない…みんなこんなに楽しそうなんだもん!

その人気のベイ・シティ、今ね、ホームのエジンバラへ行ったってベイ・シティの「べ」の字も出てこないよ。ま、英語の国だから「べ」は出てこないのが当たり前か…。

390

お客さんもおおよろこび!

400

大いに盛り上がって今日の出し物はすべて終了。あ~楽しかった!

410

楽屋へ戻って記念撮影…で終わる予定だったんだけど、すさまじい「アンコール」の声!このままじゃ収まらない!

420

そこで、もう一度出演者が全員ステージに上がりご挨拶。そして完全にこの日のステージは幕を下ろした。

430

これはジューシィ・フルーツ名義でリリースした29年ぶりのシングル『ちょっとだけ★ナラバイ』。6~7月までNHKの『みんなのうた』で放送されているので要注目!

Jh

あ~、ホントに今日は楽しんだな。

JUICY HALFの詳しい情報はコチラ⇒JUICY HALF facebook

The Paisleysの詳しい情報はコチラ⇒曾我泰久オフィシャル・ウェブサイト soga21.com

440

(一部敬称略 2013年5月19日 渋谷Rexにて撮影)

2013年6月21日 (金)

The Paisleys & JUICY HALF ジョイントLIVE <前編>

曾我泰久が長年にわたる構想を練り上げて2009年より活動を開始したトリオ・バンドがThe Paisleys。

ペイズリーとはあのアイビー・ルックでおなじみの…といっても最近では「アイビー・ルック」なんて言葉もスッカリ聞かなくなったが…いわゆる「勾玉もよう」というヤツ。

このペイズリーという柄は水滴の形をした野菜をモチーフにしていて、ペルシアまたはインドがその起源とされている。3世紀初頭から存在していたとか…。18~19世紀にヨーロッパで広く普及し、一般的なものとなった。スコットランドのペイズリーというところでこの模様が用いられた衣料品が量産されたことより「ペイズリー」と呼ばれるようになったんだそうだ。アメリカの古いキルト作者たちの間では「ペルシアン・ピクルス」などと呼ばれている。

50

…ということなんかさておいて、The Paisleys…いいんだゼ~、このバンド。

サイケデリック・ロック・バンドを標榜して結成したとのことだが、ナンノナンノ、「サイケデリック・ロック」なんて言葉は全然無用の上質なポップ・ロック。

10

メンバーは曾我泰久、ヤッチン。

20v

ベースに風祭東

30v

ドラムが大島賢治

40v

とにかくね~、曲が飛びっきりいいんだ! スッカリ気に入っちゃった!

100

3人のやりたいことのベクトルが完全に一致していて、やわらかい音楽ながら出ている音はかなり硬質だ。

60

「硬い」というのは音や曲のことではなく、緻密で完成度が高いということだ。3人で「いい音楽をつくろうじゃないの!」という意気込みがヒシヒシと伝わってくるのよ。

そこには何の仕掛けもサプライズもなく、とにかくいい歌詞をいいメロディに乗っけて美しいアンサンブルで奏でよう…このことだけ。

70v

そして、3人とも歌がウマイ!

80v

リード・シンガーが曲ごとに代ることによってバンドの音楽性がさらに拡張していく。

ヤッチンの構想からスタートしたバンドなのかもしれないが、民主性が高く、ヤッチンばかりがフィーチュアされることはない。リード・ボーカルを担当するのは、11曲中ヤッチンが5曲、風祭さんが4曲、大島さんが2曲という構成。

90v

そう、ジョンと…

150

ポールとジョージみたいだ。ウワッ!気が付いてみれば風祭さん、サウスポーだ!

130

ヤッチンはピアノを弾きながら1曲。

105

「こんな日に」…

110v

ヤッチンの歌はやさしくていいナァ。聴いてる方も知らず知らずのうちにニコニコとやさしい表情になってしまうよ。

120

風祭さんもピアノで1曲。「sarah」という曲。

140v

演奏は完璧!百戦錬磨のベテランたちだけあって、インスト・パートでは抜群のドライブぶりを見せてくれる!

160

また風祭さんのリッケンの音がいいんだ~!

170

大島さんのドラムもガ~ッチリとThe Paisleysの音楽に溶け込んでいる。完璧なアンサンブル!

190v

ヤッチンはJVM210Hと1960Aのコンビネーション。すっかりお気に入りのJVMだ。

260

でもね~、ヤッチンにはもっとギターソロ弾いてもらいたいんよ~。名シンガーであるばかりじゃなく、名ギタリストなんだから!

220v_2

このバンドのもうひとつの強みはナント言ってもコーラス!

180v

一糸乱れぬ完璧なハーモニー。聴いてて気持ちいいわ~。

「♪アアン、アアン、アッアアアアン」で有名な「気になる女の子」も演奏。フィンガー5がやってたんですね。The Messengersというアメリカはミネソタのグループの1971年の曲。原題は「That's the Way a Woman Is」という。本国のヒットチャートで62位をマークしたが、曲は日本での知名度の方が高いらしい。そうか、最近CMで流れてたのか…。

200

The Paisleysの音はもうビートルズなんですよ。どの曲も私なんかは思わずニヤリとしてしまう。

240v

素材が凝っていて…たとえば「I'm the Walrus」が出てきたりして、それがまた実に巧妙で深い!ある種、サンハウス的な指向と言えなくもないが、とにかくカッコよくて気持ちいい!

250

これはヤッチンとも楽屋で話したことなんだけど、ビートルズを超すことはできないし、する必要もない。それならばリスペクトしちゃおう…的なことを。それでいいのだ。

230v

いつもマーブロに書いているけど、やはり一番クリエイティブだった頃の音楽を聴いて、自分の世代の感性を注入する。これが肝要だと改めて思ったね。

ビートルズをコンテンポラリーな(つまりエルヴィス以降ということ)ロックの第一世代とするならば、ヤッチンたちはそれを直接聴いて育った第二世代だ。70年代前半、日本にロックがあった頃活躍していた名バンドたちもしかり、第二世代までは素晴らしいものがクリエイトされるようだ。

270

全11曲。ヤンヤの拍手。どの曲もものすごく楽しめたよん!オススメです。

もっと聴きたいな~。次回もお邪魔しちゃうぞ!

310

ところで、イギリスの人ってホントに傘をささない。NYCの人なんかもそうだけど、イギリス人ってドシャ降りでも傘ささないんだよね。私も理由はわからない。ご存知の通り天気がコロコロ変わるロンドンは1日数回思いっきり雨を降らさないと気が済まない。私なんかは雨が降り出すたびにデイバッグを背中から下ろして傘を引っ張り出して濡れないようにするんだけど、かえって周囲の人から奇異な目で見られちゃう。「ホント、日本人って傘好きね~」みたいな…。冗談じゃない、こっちは旅先で熱でも出したらそれこそ命取りだから気をつけているのさ!ま、東京にいてもすぐに傘さすけど…。

あ、ゴメンなさい。イヤ、これは今年3月に発売されたヤッチンのジャズ・アルバム『The Swinging in the Rain』収録曲の1節の話し。

まずタイトルがいいね。「Swing」の現在分詞に冠詞をつけて「スウィングすること」と名詞にした。もちろん、『Singin' in the Rain(雨に唄えば)』の転用だ。

ジーン・ケリーが、ドナルド・オコナーの「吹き替え」という名アイデアとデビー・レイノルズ(この人は『スターウォーズ』のレーア姫や『ブルース・ブラザーズ』に出てくるジョン・ベルーシに復讐を挑む謎の女を演じたキャリー・フィッシャーのお母さん)との愛に最高にハッピーな気分になり、雨の中で歌って踊る…。映画『雨に唄えば』のハイライト・シーン。

この「The Swinging」という言葉が、念願のジャズ・アルバムを作り上げたヤッチンのハッピーな気持ちと雨の中で歌い踊るジーン・ケリーのハッピーな気持ちをダブらせるのだ・

それとジャケット。ん~、ウマイことやりましたな。Jckie McLeanの『A Fickle Sonance (4089)』。これまでにもJoe JacksonやElvis CostelloのようにBlue Noteのデザインをモチーフにしたジャケットがあったが、この『The Swinging in the Rain』は秀逸でしょう。『A Fickle Sonance』に目をつけるところが面白い。

ちなみにJackie McLeanは『A Fickle Sonance』の以前に『Swing, Swang, Swingin' (4024)』という名盤を発表している。ここでも「Swingin'」…何かの符合かな?

ピアノ・トリオをバックにスイングするヤッチンもまたステキ哉。曲は相変わらずやさしく都会的だ。初のジャズ・アルバムだからといって決して力んだりすることはない。

ビートが「8」から「4」に変わっても、ここにあるのは完全なヤッチン・ミュージックだ。是非一聴していただきたい。

Cd

ヤッチンはファンキーさん、和佐田さん、そして田川ヒロアキさんらと組んでまた8月からツアーに繰り出す。各メンバーの故郷で演奏するという、前回の『Live! Live! Live!』で約束した通りの旅程。東京公演をまたMarshall Blogでレポートしたいと願っている。

詳しくはウェブサイトをご覧いただきたいが、また公演ごとにヤッチンが簡単なコメントをつけていて感激。なんという気遣い!

280v

曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒Soga21.com

290

<後編>につづく

(一部敬称略 2013年5月19日 渋谷Rexにて撮影)

2013年6月18日 (火)

THANX RONNIE JAMES DIO LIVE vol.2~IN MEMORIES OF COZY POWELL<後編>

さて、後編いってみよ~!

残り2つのバンドはともにRainbowのトリビュート。Ronnieの長く輝かしいキャリアの中にあって、やはりRainbow時代がハイライトということになるのであろうか。

出演はRonnie Handsomeman[EIZO Sakamoto Unit]。

10

EIZO SAKAMOTO

20

ギターは清水保光。

30

ベースに臼井OZMA孝文。

40v

ドラムは本間大嗣だ。

50v

Judy Garlandの「We must be over the rainbow…rainbow…rainbow」のセリフに導かれてスタートするのは当然「Kill the King」。

このユニットはキーボードなしだ。

60v_2

武道館でコレを見た時、まだ子供だったんで何とも思わなかったけど、コンサートのオープニングで新曲を堂々と演っちゃうんだもんね~。「♪でいんじゃっ、でいんじゃっ」って。よっぽど自身があったんだろうね。

でも、結局は後世に残る名曲にになった。やっぱりリッチーはスゴイね。

70_2

清水さんも根っからのマーシャリストだ。

80v

見よ!このスウェット・バンド!

90

この日はJCM900 4100で縦横無尽にリッチーを演じた。

100v_2

EIZOさんは「Classic Rock Jam」のレポートでもMarshall Blogに登場していただいているが、その昔、某大手レコード会社の主催で「Marshall Night」というイベントを開催したことがあって、その時も惜しみない協力をしていただいた。あの頃マーブロやっていたらナァ~。おもしろい記事が残ったと思うんだけど…まだあの時はブログもなければ、私も写真に興味すらなかった…。あの時のEIZOさんが歌ってくれた「Speed King」が忘れられない。

110v_2

2曲目はDeep Purpleの「Mistreated」だ。愛の虐待の歌だ。

子供の頃、この曲のタイトルって「ミステリー・テッド」で、テッドという人のミステリーの歌かと思ってた。

130v

今日も大絶唱のEIZOさん。まるでロニーに憑りつかれているかのようにシャウトし続ける…憑りつかれているのだ!

120v

3曲目は「Sixteenth Century Greensleeves」。

140

そして「Stargazer」。

やっぱり好きな音楽に没頭している姿はプロアマの境なくみんな楽しそうだ。

150_2

OZMAさんもステージ下手で汗みどろになって暴れまくる!

160v

近寄られるだけで周囲の気温が上がってしまうような燃えたぎるプレイだ!

170v

バシバシと破壊的なまでにパワフルなドラミングを見せてくれた本間さん。

180v

ドラム・ソロも大フィーチュア。 もちろんチャイコの「1812年」つき!

190

何しろこのイベントはRonnieだけでなくCozyにもトリビュートされたものだからして、ここは大きなハイライトとなった。

200v

文句なしの快演!

それにしても荘厳なクラシックの曲とドラム・ソロを組み合わせるなんてよく考えたものだ。これもCozyだから成せるワザなのだろう。

210v

EIZOさんのエネルギッシュなステージングでいいように盛り上がってしまう!

220_2

「Gates of Babyron」。

240

いよいよこのセットも大詰めだ!

250v_2

そして最後はハード・ロック野郎どもの人生讃歌、「It's Only Rock'n'Roll」…なワケない!「Long Live Rock'n'Roll」だッ!

240v_2

見事にリッチーを演じきった岸町の名人。

260v_2

なんか、このセット…恐ろしく燃え尽きた感が強いなぁ。モノスゴイ熱演だったからね~。

265

そして、Marshall Full Stackがステージに現れる。

この盛り上がり状態をキープしつついよいよ最後のバンドの登場だ!

270v_2

「工藤"KUDO→"義弘、島紀史 with 虹の騎士ショー」だ。

Judy Garlandの「We must be over the rainbow…rainbow…rainbow」のセリフに導かれてスタートするのは当然「Kill the King」ってさっきといっしょだ~!

いいの、いいの、カッコいいものは何回見たってカッコいいのさ!それに誰だってコレはやりたいもんね~!ナンバー・ワンかどうかはわからないが、ロック・コンサートのオープニングのベスト10には間違いなくランク・インするだろう。

280

最後をビシと決めるべく、DIOKEN再登場!

290v_2

ん、アノ人っぽく撮れたと思わない?

島紀史

300v

ベースはSHIGE NAKAYASU。

Dio_img_7319

キーボードはTOSHI SHIMADA。

320v

ドラムは工藤"KUDO→"義弘。名前がグレードアップしてる四輪工藤屋さん!

330v_2

DIOKENさん、最後の出番!思いっきり歌うゾ~!

340v_2

「Kill the King」を歌いこむDIOKENさん。本当にうれしそうだ。

350

一方のノンちゃんはといえば…

360

Concerto Moonの時とも、またSTANDの時とも違う、完全ギター小僧のノンちゃん。

370v_2

そう、ここにもリッチーが舞い降りてきているのだ。しっかし、みんな好きだな~、ブラックモアさん。

380v_2

Moogのサウンドに導かれしは「Tarot Woman」。

Dio_img_7285

次第に大きくなるギターの「♪ジャリジャリリ、ジャリジャリリ、タットコロタン、タットコロタン」には興奮しますナァ。

そういえば、中学1年か2年の時、「エイト」という近所のコインのゲーム・センターに入り浸ったことがあって、ある日そこのマスターがロックが好きだということを知った。こっちは子供だから、もしかしたらロックのレコードをカセットにダビングしてそのマスターにプレゼントすればいくらかコインをただでもらえるかも…と考えた。

で、ビートルズを数本と、その時の新譜、『Rising』をプレゼントしてみた。すると、案の定気をよくしたそのマスターが、「誰にも言うなよ…」といって数十枚のコインをお礼にプレゼントしてくれた。

480_2

数日後、そのゲーム・センターに行くと、マスターに呼び止められた。差し出した彼の手のひらには『Rising』がダビングされているハズのカセット・テープが乗っていて、彼はこう言った。

「あのサ、悪いけどコレは返すわ。うるさくてとても聴けないよ…」だって。この曲を聴くとこの時のことを思い出すんだよね。

ま、普通の人はこうなんだよね。でも今日のこの人たちは違う。根っからハード・ロッカーなのだ。どうしてそこまでのめり込めるかって?答えはカンタン。カッコいいからです。
あまりにもいろんな音楽が聴きたいアタシャ浮気性でちょっと失格ね。でも大好きよ。そうでなきゃ毎回毎回、あんなにボヤいていられません。

400_2

このキャビも最近は見なくなったナァ。1980年代半ばまで製造されていた4×12"のベース用キャビネットが1935。

410_3

しっとりと「Catch the Rainbow」。

420v

こうしてジックリ歌いこむDIOKENさんを目の当たりにすると、これまたRonnieが乗り移っているかのように感じる。

430v

「Stargazer」。ここもダブっちゃったけど、名曲、名曲!何回も聴こう!

310v

演りそうで演らない「Man on the Silver Moutain」。

Dio_img_5178

そして「Still I'm Sad」からソロ・コーナーへ。

まずはキーボード・ソロ。

390

続いてギター・ソロ。ん~、やっぱMAJORのサウンドは強力やね。

Dio_img_7294

そして、ドラム・ソロ。
440v_2

工藤さんのドラム・ソロはいつもEARTHSHAKERのステージで楽しませてもらっているが、やっぱりいつもとはチョイと違うね。

450

ここでも「1812年」を導入してもCozy成りきりプレイだ!

460v_2

全身をスティックに換えたかのような鬼気迫るソロ!会場からは大歓声が飛び交っていた!

470v_2

ここのセットも、ホント、命をささげるかのような熱演でお客さんも大よろこびだった。

385v

これにて本編が終了。長い!

そして最後は3人のRonnieによる豪華パフォーマンス!バンドは「工藤"KUDO→"義弘、島紀史 with 虹の騎士ショー」だ。

490

今日は決まってらぁね、「Lomg Live Rock'n'Roll」だ!

500

EIZOさんの金井克子バージョンRonnie。

510

五木ひろしバージョンRonnie。

520v

もうここは各々Ronnieへの万感の思いを込めての熱唱だ。

530

あるものはRitchieへの思慕の念を込めて!

540

この連中に任せておけばロックも長生きすることだろう。

560

熱唱、激唱、爆唱、とにかく素晴らしい歌にまみれまくったコンサートだった。

550

これがロック!そして、やっぱりこういうロックはやっぱりMarshallじゃないとダメだね!

570

大仕事を終えたDIOKENさん。本当にいいイベントだった。昨年、「来年もやるぞ!」と宣言して開かれた今回の第2回目の「THANX RONNIE JAMES DIO」。今回も宣言してたかな?…とにかく来年も開催して欲しい!

そして来年は若い人たちにもジャンジャン告知して見てもらおうよ。「カッコいいロックはこれだよ!」、「ロックはこう歌うもんなんだよ!」「ギター・ソロってカッコいいだろう!」って教えてあげましょう。

今、芸術や文化でもっとも大きな問題となっているのは「伝達」です。次の世代にいいものが伝わらない。先輩が誰も教えてあげないから。若者が「売らんかな」のマスコミのいい餌食になっちゃう。

じゃ、いつ教えるの?今でしょ!と言いたいところだが、来年のこのイベントまで待つことにしよう。DIOKENさん、がんばって!

580v

4時半ちょうどに始まって、全部終了したのが10時過ぎ。私も子供の頃からずいぶんとたくさんのコンサートに立ち会ってきたが、フェスティバルでもないのにこんなに長いイベントは初めてかもしれない。でも、昨日も書いた通り、「アレ、一体どこでこんなに時間を喰っちゃったんだろう?」と不思議に思うくらいアッという間の約6時間だった。

やっぱり出演者たちの、音楽やRonnie、Cozy、Ritchieに対する並外れた愛情やあこがれが生み出す熱演がそう感じさせたのであろうし、やっぱりカッコいいロックはいくら聴いても飽きないということなのだ。そうでしょ、絶対?

ま~、疲れはしたけどね。でもホントにおもしろかった!

590

(一部敬称略 2013年5月18日 渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2013年6月17日 (月)

THANX RONNIE JAMES DIO LIVE vol.2~IN MEMORIES OF COZY POWELL<前編>

いつも書いているように、ロックたるもの、カッコいいギター・リフとソロ、そして男性的な野太いボーカル…こてに尽きると思っているし、考え方を変えるつもりも毛頭ない。ま、毛頭自体かなり少なくなってきた昨今その思いはさらに確固たるものになっている。

それもこれも、やはりロックの洗礼を受けた時分、まだそうしたカッコいいほぼ第一世代のハード・ロックが世の中に残っていて、その薫陶をドップリと受けているからに他ならない。

何しろ生まれて初めて聴いた生のロックの声がRonnie James Dioだったのだから。

中学2年生の時、1976年の12月の日本武道館でのことだった。ま~、驚いたね、世の中にこんなにデカイ音があるのかと思って…。それが今ではその爆音の犯人の組織に入って仕事をしているんだから人生どうなるかわからないもんだ。

下はその時のプログラム。入場料は1階席だったけど、3,000円だったハズ。

少しこのプログラムを見てみようか。あるラジオ局の方がこんなことを言ってる…『最近のイギリスというものは、ひと頃もてはやされたブリティッシュ・ロック、まあ早い話が、やたらすごいサウンド・イクイップメントを積み重ねたPAシステム、そこから出てくるもの凄い馬力のハード・ロック・サウンドというものがあまり聞かれなくなってきまして、ちょっと残念な気がします』としておいて、『かわりにオリビア・ニュートン・ジョンのさわやかなヴォーカルが電波をせん領(ママ)、そして、ベイ・シティ・ローラーズが若いティーンの間でアイドルになっています。』

もうこの頃からダメだったんだね~。この直後、パンクやらニュー・ウェイヴが登場してイギリスのハード・ロックは完全に「ロック英国病」に罹患していまだに回復の目途すらたたん。

数日前に紹介したTHE TREATMENTなんて頼もしい若者もいるにはいるが、焼け石に水。聴く方に下地がないことに加えて作る側(演奏する側ではない)の世代もドンドン変わってしまい、もはやどんな劇薬をもってしても早期な治癒は望めそうにない。

もう少しプログラムを読み進める。安全バンドのデビュー・アルバムの宣伝がデカデカと登場する。そう、Blackmore's Rainbowの前座だった。このころは「オープニング・アクト」なんて呼ばずにちゃんと「前座」という言葉を使っていた。

安全バンドのメンバーだった中村哲さんは森園さんや広規さんの関連でしょっちゅう撮影させていただいているし、マーブロにもご登場願っている。長沢ヒロさんもしかり。しかし、残念ながら勉強不足でこのアルバムは聴いたことがない。で、この広告のページに収録曲の解説が施してあり、その最後に「(演奏予定曲)」とクレジットされている。いかに…いかに!こうしたコンサートを大切にしていたかが想像されるのですよ。

それから…あったあった、好きなページ。この頃に来日したバンドの告知のページ。1977年の初頭に来日公演を予定しているバンドとして、Lynyrd Skynyrd(中野サンプラザ×4!)とRobin Trower(中野サンプラザ×3!)が出ている。ああ、両方とも行ってよかったナァ。いい時代だったよナァ。

イカン!ノッケからえらく脱線しちまった!

10v

そう、とにかくDio。とにかくカッコよかった。

その後、特にRonnieを追いかけたりはまったくしなかったが、彼の残した足跡の大きさを思い知ったのは、それから34年後のこと。場所はロンドン。

Classic Rock誌が主催する70年代のロックの黄金時代のバンドを集めたフェスティバル『HIGH VOLTAGE FESTIVAL』の時のことだ。出演者の(私的に)豪華な顔ぶれに加え、このフェスティバルはMarshallも協賛しているため、AAAパスを貰ってどこでもスイスイ入り込める最高のフェスティバルだった。以前、Marshall Blogで詳細にレポートしたがもう見れなくってしまったので、その後の状況を含めてまたいつか新しくレポートを書き下ろしてみたいと思っている。

これがその時のプログラム。

これをひっくり返すと…

20v

そう、この大フェスティバルがRonnie James Dioに捧げられたのだ。

フェスティバルにはHeaven and Hellが登場し、数万人の観客が「Heaven and Hell」の「♪オーオー」を合唱する姿は超感動的だった。

30v

プログラムの中には「Ronnie James Dio STAND UP AND SHOUT」と銘打ったガン撲滅の基金が紹介されている。会場でも寄付を募っていた。

40

さて、その偉大なロック・シンガーを崇拝するものはこの世に星の数ほどいようが、その中でもこの人の輝きは一等星であろう。

マーブロ初登場。名前からしてスゴイ。DIOKENだ!

50

そのDIOKENさんが主催するRonnieへのトリビュート・コンサート、『THANX RONNIE JAMES DIO LIVE vol.2』にお邪魔してきた。

タイトル通り、今回が2回目。みんな好きね~。そして、今回は副題に『IN MEMORIES OF COZY POWELL』がひっつきCozyへのトリビュートを兼ねたコンサートへと発展した。

ま~、これがね~、アータ、夕方の4時半に始まって終わったの何時だと思う?

10時過ぎよ、10時過ぎ!ほぼ6時間に及ぶコンサートだったんですよ。疲れましたよ、そりゃ。激疲れに決まってんジャン。ところがね、これが終わってみると、「アッレ~、どこでこんなに時間喰っちゃったのよ~?」というくらいアッという間の出来ごとだったんだから!

やっぱり、こうしたカッコいいロックを愛でる者たちが集って作り出す空間だから、時の経つのも早いのね。

60v

さて、最初に登場したるはHEAVEN and HELLのトリビュート・バンド、『HEAVEN & HELL cover unit』。

70

メンバーはDIOKEN。

80

ギターはPUNKY。

90v

反町"YUKI"哲之のベース。

100v

そして、キーボードがKou。

110v

ドラムはナント、ファンキーさん!

120

ファンキーさんが一番最初に登場したのは…何しろ出番を速めに終わらせて、後はユックリとチューハイを飲みながら客席でこのショウを楽しんじゃおうという作戦!

ファンキーさん、本当に最後まで客席に座ってジックリとステージを鑑賞されたのであった。

130

それにしても、DIOKENさんのこのなりきよう!

140v

好きなんだね~。もちろん歌いっぷりは完璧!

150

ギター・ソロもタップリとフィーチュア。

160

とにかくこの成りきりようをとくとお楽しみあれ!

170

190v

180

もうノッケからモノスゴイ熱気でしてね…いかにこの手のロックが愛されているかがわかるってもんですわ。

210

続いてはelfのトリビュート・バンド、『elf cover unit』。

220

DIOKEN。

230v

ギターはTHE BEGGARSのDannie。

240v

ベースは横山"SOUGO"壮五。

250v

ひっさしぶり!キーボードのはんだすなお。

260v

ドラムはDIOKENさんの実弟、赤間慎。

270v

コーラスにKANが加わった。

280v

ロス出身のBIG ELFはよく知っているんだけど、elfの曲を聴くのはこれが初めて…。

300

エラくアメリカンなんですな~。知らなかった。

290v

このセットは他と雰囲気がガラリと違ってまたいいアクセントになったね。

310

そして、今度はDIOのトリビュート・バンド、『DIO cover unit [Ray with aDIOs]』。

320

DIOKENさんはひと休みして…

ボーカルはRay。

330v

ギターが里村源多朗。

340v

ベースがKassy。

350v

キーボードはHEAVEN & HELLトリビュートでも登場してくれたKou。

360v

そして、ドラムは出原卓。

370v

実は源多朗さんはだいぶ前にご一緒させていただいたことがあった。

390v

2007年だったかな?VintageModernが発売になった時、YOUNG GUITAR誌の付録DVDの企画にご登場いただいた。あの時以来だ。

380v

あの時もガッツのあるプレイで異彩を放っていた。

470v

今回は愛用の1959で以前にもましてすさまじいプレイをタップリと見せてくれた。

400

Rayさんとの絡みもバッチリ。

410_2

RayさんのボーカルもDIOKENさんと味わいが違ってコレまたグー。

430

相変わらずの出原さんの激パワフル・ドラミング!爆弾が落っこちたのかと思った!

405a 405b

405c_2 405d_2

Ronnie James Dioという人は1962年からプロの活動をしていたんですってね。ビートルズとスタート同じだもんね。それから67歳で亡くなるまでギンギンに歌い続けたんだからスゴイ。67歳ですよ!ま、ポールなんかも歌ってはいるものの、ロニーのやっていることとは違うからね。スゴイ人だったんだナァ。

420

胸をはだけて、低い位置でギターを情熱的に弾きまくる源多郎さんの姿はダグ・アルドリッチの姿のようだった。この前の週にダグに会っていたからなおさらそう見えたのかもしれない。

450v

途中からステージに持ち込まれたロニーのポートレイトを背に熱演を繰り広げた。

やっぱりボーカルだけでなくギターが主役を務めるのカッコいいロックなのだ。そして、その傍らにMarshallがあるのが定石というものだ。

460v

ここで前半が終了。かれこれ3時間近く経ってんの。

480

<後編>につづく

(一部敬称略 2013年5月18日 渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2013年6月14日 (金)

THE TREATMENT in OZZFEST JAPAN 2013

「コレ聴いてごらん。シゲなら絶対気に入ると思うよ」…と、2年前にイギリスの友人からもらったCDがコレ。

ケンブリッジ出身のTHE TREATMENTのデビュー・アルバム『THIS MIGHT HURT』だ。

まずタイトルがいい。「痛いかもしれませよ…」。病院の治療室でこれを言われるほどイヤなものはない。何しろ医者が「痛い」って言うくらいなんだから想像を絶する苦痛が予想される。特に歯医者。「ガマンできなかったら手を挙げてくださいね」と言われた瞬間にガマンできず手が挙がるわ!

そしてジャケット。今は違うデザインになっているようだが、こっちの方がいい。ゴム手袋をはめたオッサンが処置室から顔を出して「痛いかもしれませんよ…」でメンバーが「イヤだ~!」と絶叫している図。おもしろいじゃないの。

痛くったってしょうがない、治療(Treatment)なんだから!

10

内容は、友人の言うことに間違いはなく、私の耳にピッタリシックリとくる、イギリス然とした正統派ハード・ロックだった。

20v

「何が?」って、Marshallの分厚い音色で奏でられるギターリフとソロ。そして聞きようによってはスティーヴン・タイラーにも似た感のあるこれまた図太い声のボーカル。もうこれで合格。

30v_5

このバンド、ギター・アンプはMarshall、ドラムはNATALを使っている。その関係でOzzfestのパフォーマンスをMarshall Blogで取材させてもらうことになった。「それじゃ自由に使っていいよ」…と、ギターのふたりとドラマーの最新のアー写も送ってきてくれた。いいバンドだ~!

40v

そしていよいよその雄姿を現した!

50

ステージの袖で出番を待つ彼らのそばにしばらくいたのだが、若い…メチャクチャ若いでねーの。イヤ、若いってのは知ってたけど、そばで見るとまだ子供だよ。肌なんかツルっとしちゃって。

OZZFESTへ行ってもコレしか見ない!若いんだもん、応援してやんなきゃ!

60

メンバーは5人。

ボーカルのマット・ジョーンズ(Matt Jones )。

70v

ギターのベン・ブルックランド(Ben Brookland)。

80v

もうひとりのギター、タゴール・グレイ(Tagore Grey)。

90v

ベースはリック"スウォグル"ニューマン(Rick"Swoggle"Newman)。

100v

ドラムのダーニ・マンズワース(Dhani Mansworth)という面々。
110v

今年で二十歳ぐらいなんじゃないの?

130

そんな若者がこういう正統派のブリティッシュ・ロックをバッチリとキメてくれるのだからうれしい限りだ。

140_2

ステージ狭しと飛び回るマット。

150v

CDの印象とは異なる歌いっぷりで、もっとワイルドな感じだった。

210

喉がはちきれんばかりにシャウトする姿はホンモノのハード・ロック・シンガーだ。

320v

丸っきり役目を分配しているワケではないが、ベンが主にソロを弾き、

160

タゴールがサイド・ギターに徹するというコンビネーション。

170v

ベンにしても「オレがオレが」のチャキチャキのシュレッダーというワケではなく、あくまで曲の中で生きるソロを弾いている感じ。

290

タゴールもソリッドにバッキングを務め、バンド・サウンドをガッチリと固める。

200

リズム隊も強力だ。

180

スウォグルも徹底的にステージを駆け回りお客さんを扇動する。

230v

シンプルでストレートなドラミングも気持ちがいい!

190v

こうした直球勝負のブリティッシュ・ロックにはもってこいのリズム隊といえよう。

250v

これも毎度Marshall Blogで書いていることだが、とにかくイギリス勢にはがんばってもらいたいところ…と思っていると、The DarknessやThe Answerのようなバンドが出てきて「さすがイギリス!」と思わせてくれるのだが、

220

最近どーもそういうバンドが長続きしない…。やっぱりダメなのかしらん?と思っているとこうしてまた出てくる。やっぱりイギリスはおもしろい。

330v

しかし、このバンド、CDで聞いているより音楽のイメージがウンとAC/DCに似ていることに驚いた。

240v

インストゥルメンタリゼーション(この言葉一度使ってみたかった!音楽を構成する楽器の配置のこと)が同じと言うことや、ふたりのギターの役割がどうとか、そういうことではない。 ましてや曲が極端に似通っているワケでもない。

270

おそらく、無駄をすべてそぎ落としたハングリーなロックという共通点が根底にあるからではなかろうか?

280

そして、やぱりこうした正統なブリティッシュ・ロックにはMarshallのギター・サウンドがシックリくる。

300

すなわち伝統のブリティッシュ・ロックサウンドだ。

Tr_img_6581

NATALは1965年に創立したパーカッション・ブランドで数年前にMarshallが買収した。Brian Tichyが愛用していることでも知られている。

そうそう、NATALといえばThin LizzyのBrian DowneyもNATALプレイヤーだ。そのThin Lizzy、2週間前にMarshallの工場内にあるTheatre(劇場)でコンサートを開いたのだそうだ。従来のメンバーはScott GorhamとBrian Downeyしかいないが、内容は相当よかったらしい。何しろ曲がいいもんね。観たかったな~。

310

MCもほとんどないこれまたストレートな構成。

340

出てくる曲、出てくる曲がビシっと音楽的にキマっていて聴きごたえ十分!

350

このTHE TREATMENT、他の若手バンドと比べると、若い聴衆にはもはや毛色の違う部類に映るのだろうなァ。一体どういう風に聴こえるんだろう?

360

冒頭に書いた通り、このTHE TREATMENTの前後の出演者を見るにとどまったが、やはりロックは先祖返りを必要としているように感じた。

370

このバンドがブリティッシュ・ロックにTREATMENTを施してくれるのを期待している。少々痛いかもしれないよ!

380

(敬称略 2013年5月11日 幕張メッセにて撮影)

2013年6月12日 (水)

GRANRODEO LIVE 2013 G8 ROCK☆SHOW <後編>

後編いきます!

ところで、「万里の長城と自分のMarshall Wallが世界2大壁」とイングヴェイは公言しているが、ナンノナンノ、GRANRODEOのステージにいつも所狭しと並べられているMarhallの壁もスゴイですぜ。

1959のフルスタックが上下合わせて10セット。これがなければGRANRODEOのステージにはならない。Marshall Wallの美しさ、カッコよさを熟知しているe-ZUKAさんのロック美学に他ならない。Rock Showには不可欠なアイテムなのだ。Marshall Stackにはロックの浪漫が詰まりまくっているということだ。

そして、実際にe-ZUKAさんのギターの音を増幅しているのはコレ。JCM2000 DSL50だ。その名が示す通り50Wのモデル。

何も100Wばかりが大型ギター・アンプではない。100Wモデルに比べて音量が控え目というだけでなく、50Wモデルには50Wモデルの鳴りというものがある。100Wのモデルほど派手ではなく、かといって地味というワケでもなく、コンパクトな鳴りというか、何とも言い表しにくい独特の魅力があるのだ。これを求めてMichael Schenkerも筋肉少女帯の橘高文彦氏も50Wのモデルを愛用している。

以前、e-ZUKAさんはVintageModrnも愛用していた。

450

さて、後半というか中盤というか…ここでまた場面が変わる。

460

GRANRODEOのアコースティック・セットだ。

465

曲は「希望の彼方へ」。

470

おしゃべりも交えてホンワカムードのコーナー。

480v

瀧田さんもアコベに持ち替え。

490v

GRANRODEOのステージはMCも楽しい。

500v

しっとりと歌うKISHOWさんの声がまたカッコいいのなんのって!

510

コーラス・ワークもバッチリとキマッタ!

520v

ここでね~、またGRANRODEOに関心してしまったんよ~。

540v

こうしてワザワザ転換してですよ、手をかけているワケで、これからアコースティック・セットをタップリと続けるのかと思ったら…

550v

何とアコースティック・コーナーはこの1曲だけ。

やっぱり昨日書いた通り、GRANRODEOはRock Showが何たるかをよく知っていると思ったね。もうとにかく外に出て暴れまわりたがる小さい子供のようだ。

530

そうして怒涛の後半戦へと突入する。もうここまで来るとお客さんも後はブっ飛ばしまくることがわかりきっているので、会場の温度がジワリと上がった感じがしますな。

560

まずは「RIMFIRE」。

570

スカっと決めるロック・ビート。GRANRODEOの真骨頂。

この曲いつやるの?今でしょ!

580

ジーナちゃんを背負って豪快にプレイ!

600

ひたすら楽しく演奏するのもGRANRODEO流。

590

しかしなんだね、とりわけe-ZUKAさんはいつも実に楽しそうにギターを弾くよね。

605v

もうライブが楽しくて楽しくてタマらないって感じ。

610

だから見ている方も最高に楽しいのだ!

620v

そして、このテクニック。正確なシュレッディングとエモーショナルなビブラート。 それに音色が色っぽいんだよね。冒頭で触れた50W感がよく活かされていると思う。

625v

そんなギターだからいくら弾いてもらっても大歓迎。でも弾かない。e-ZUKAさんがGRANRODEOの音楽を、KISHOWさんの歌を大事にしているからね。ギター・ソロは曲を構成する一部。絶対に出すぎたりはしないのだ。このサジ加減がまたいいんだな~。

630v

「O-GRAVITY」

645v

これでもか!と幾重にも押し寄せてくるハードなトラックたち。

650

「メズマライズ」。

646v

「Mesmerize」とは「催眠術をかける」という意味。同じ「催眠術をかける」という意味で「hypnotize」 という単語があるが(Fleetwood Macに「Hypnotized」というBob Welch作の名曲がある)、こっちは懐中時計を目の前で揺らせて眠らせて質問に答えさせちゃうヤツ。

655

GRANRODEOの方の「催眠」は、魅力で相手をくぎ付けにしてしまう催眠術だ。まさにこの曲のタイトル通りではあるまいか?!

ステージ周りを縦横無尽に爆走するe-ZUKAさん。KISHOWさんに負けない驚異のエネルギーだ!

656v

これだけ走り回って、暴れまわって、自分のパートが来るとビシッとソロをキメて見せる。大変なことですよ。

665v

「アウトサイダー」 ときて…

670

「modern strange cowboy」。

680

ここで意外にも雰囲気を変える。

ピアノに向かうe-ZUKAさん。曲に入る前にツラツラっと弾いたメロディはJohn Coltraneの「A Love Supreme」の「Part 1 -Acknowledgement」の断片だったのを私は聞き逃さなかった。

690v

だだっ広いステージにグランド・ピアノが1台、そして2人のロックンローラー…絵になるね~!

700

♪We wanna rock'n'roll!

一転してストレートなエイト・ビートに会場が揺れる!

740v

昨日触れたポールの「Venus and Mars/Rock Show」、Argentの「God Gave Rock'n'Roll to You」…これまでにもゴキゲンなロック讃歌があったけど、この曲も最高だ!

720

それにしても信じられないくらいのパワーだ。最後の最後まで全く手を抜くことなくシャウトし続けるKISHOWさんの姿は真のロックンローラーだ!

725v

KISHOWさんが観客をアオるたびに場内の温度が上がる!

745v

VALさん、渾身のドラミング!隙間からカメラ目線ありがとう。フォト・クレジットがデカくてゴメンちゃい!

750_2

初めてGRANRODEOのコンサートにお邪魔した時には驚いたものだ。ファンの男女比が拮抗しているといっても過言でないぐらい男性ファン、つまりRODEOBOYが多いのだ。

730v

そのRODEOBOYたちの多くがe-ZUKAさんのギタープレイに憧れていると信じている。「ギターってカッコいいな~」ってね。

それで彼らは「いつかはe-ZUKAさんのようにステージに立って、Marshall Wallを背中にギターを弾くんだ!」と決心していてくれればうれしい限りだ。

760v

1回の公演で1万人。半分が男の子として、その半分がe-ZUKAさんファンでギターを弾きたいと仮定すれば、難なくMarshallが2,500台売れる計算になるな…シメシメ…イヤ待てよ、最近は女の子の方が元気あるからな…。RODEOGIRLもジャンジャンギター弾いてくれるとして…ヒヒヒ…ということはもっとMarshall売れるか?

…なんてことは考えてはいませんから!!! ご心配なく!

RODEOBOYのみなさん、RODEOGIRLのみなさん、ギターってカッコよくておもしろいもんですよ。e-ZUKAさんを見てるから釈迦に説法か…。とにかく何かをやるには憧れのヒーローやヒロインが必要だ。そしてもっとギターに必要なのはいい音楽なんだよ。

みんなにはGRANRODEOのロックがあるし、e-ZUKAさんという最高のギター・ヒーローがいる。ギターをやらないと損するよ!

それじゃいつギター始めるの?今でしょ!…もういいか。

770v

こうして本編が終了。終わっちゃったよ~。

775

そしてアンコール。

780

「Once & Forever」…

790v

「Darlin'」…

800

Van Morrisonじゃないけど、もうこうなっちゃうと誰にも止められない!

810v

ステージだけじゃ狭すぎる~!客席通路でも激演!

822

MCをはさんで「桜色第2ボタン」。 この曲では天井から桜色の風船が!

835

その数、3万個!曲の美しさもあいまって、最高の空間が目の前に現れた!

855

まだまだ観たい聴きたい会場の歓声に応えてダブル・アンコール。

830

曲は当然「Go for it !」。

800v

お客さんとバンドのコール&レスポンスはコンサートのハイライトのひとつ。

820v

KISHOWさんの「さぁVALさんいってみようか~!」というのがメッチャかっこいい!

そしてKISHOWさん…

840v

じゃーんぷ!

850v

こうしてアンコールを含めた全23曲が終了した。

860

会場中のお客さんにお礼のあいさつをして回るメンバーたち。

870

リズム隊の素晴らしい演奏も感動的だった。

880

アタシャこの会場で一番歳を取ったRODEOBOYだったんだろうナァ~。RODEOジジイだ。でも最高に楽しんだぜ!写真もいいのがたくさん撮れた!

ポップでありながらロック。ロックでありながらポップ。 GRANRODEOはテレビで見かける凡百のバンドっぽい歌手たちとは一線を画す。どうちがうかといえば、GRANRODEOはロックなのだ。

900

KISHOWさんの破天荒にカッコいい声、e-ZUKAさんのギター・リフにスリリングなソロ。高い曲のクォリティ。このふたりのやっていることはロックの必要条件を満たしていると思う。それに何としてもお客さんを楽しませようという至高のエンターティナー魂。

テクノロジーの進歩によってさまざまな局面で取り組み方が異なっているのであろうが、GRANRODEOのやっていることの核は黄金時代のロックのそれと大差ない。言い方を換えれば、黄金時代のロックの核を引き継いでいるのだ。

RODEOBOYもRODEOGIRLも私の子供たちと同じか、それより下の世代だろう。しかし、彼らや彼女がGRANRODEOのロックを古臭いと感じることはあるのであろうか?

あるハズがない。だからこうして一声で1万人や2万人もの若者が集まるのだ。

GRANRODEOの音楽はKISSやギターヒーローがウジャウジャいた時代の音楽に薫陶を受けたe-ZUKAさんの感性が元になっていることは論を俟たない。

若者たちだってそうした黄金時代のロックを楽しむDNAを持っているのだ。カッコいいものを希求するのは人間の自然の摂理なのだ。今日ここに集まった、また明日集まってくるファンは幸運にもGRANRODEOの音楽を通じて、「いいロック」を知った。

どうか若い人たちにはいいロックを聴いて欲しいと思う。KISSをはじめとしたe-ZUKAさんがギターを練習しながら夢中になって追いかけたロック・アーティストをさかのぼってみてはどうだろう?GRANRODEOの音楽がもっと面白くなるかもよ!

ちなみに以前は過去の音楽にあれほど興味を示さなかったウチの子供は、ドンドン音楽をさかのぼって聴いている。Zeppelin、Purple、Sabbath、Crimson、お気に入りはEmerson, Lake & Palmerのようだ。どういう風の吹き回しか尋ねてみたところ、返ってきた来た答えは…「だってカッコいいじゃん!もう最近のは飽き飽きだよ」…だそうだ。彼はRODEOBOYではないが、GOODBOYだ!(下の子はKISHOWさんファン)

910

GRANRODEOの音楽はKISHOWとe-ZUKAという2人の才能が化学反応を起こして生まれた真のロックなのだ。

920

ロジャーくんもジーナちゃんもダンサーも全員勢ぞろいのグランド・フィナーレ!あ~おもしろかった。

930

昨日も書いたようにどうしても抜けられないプライベートの用事があったので、この翌日の公演『FLASH NIGHT』にお邪魔することができなかったのが返す返すも残念だ。翌日のセットリストを見せてもらったが、今日とほとんど違う内容だ。何たるサービス精神!観たかったな~。そして、マーブロでレポートしたかった!

7月20&21日には富士急ハイランドで「夏の野外ライブ」2daysが開催される。これも楽しみ~!また取材行かせてもらっちゃおうかな~!

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

940

(一部敬称略 2013年4月20日 横浜アリーナにて撮影)

2013年6月11日 (火)

GRANRODEO LIVE 2013 G8 ROCK☆SHOW <前編>

ショウが始まるのを待ちながら スポーツアリーナのスタンドに腰をおろす」…

思わずアノ曲を口ずさんでしまうような光景…。

ここは横浜アリーナ。

GRANRODEOのコンサート、『GRANRODEO LIVE 2013 G8 ROCK☆SHOW』が今、まさに始まろうとしている。

01

予定の開演時間を少しだけ過ぎて客電が落ちる…。

割れんばかりの歓声。

コンサートでもっとも興奮する瞬間だ。この瞬間の感動だけはいくつになっても、何年たっても変わらない!

03

赤や緑やイチゴ酒どころの騒ぎではない!豪華絢爛なステージセットと息をのむような美しい照明の数々!

02

10,000人のRODEO BOYとRODEO GIRLの興奮がハナっからイッキに爆発!

10_2

そしてGRANRODEOの2人が登場!

20_2

Rock Showの始まりだ~!楽しいなったら楽しいな!

30_2

今回は、1日目を『CRACK NIGHT』、2日目を『FLASH NIGHT』と題した横浜アリーナ2DAYSの公演。両日とも満員御礼の20,000人動員だ!

40

今日レポートするのはその1日目、『CRACK NIGHT』のもよう。ホントは両日とも行きたかったんだけどね~、『FLASH NIGHT』の方はどうしても抜けられないプライベートの用事で観れなかったのよん!プライベートのバカ~!

50

KISHOW!

60v_4

e-ZUKA!

70v

今日も抜群のロックンロールを炸裂させてくれるハズだ!

80_2

オープニングは「Can Do」。

90_2

疾駆するドライビング・チューンでもちろん会場は大爆発!

100

いきなりバリッバリのギター・ソロ!

120_2

「慟哭ノ雨」…

140

「Infinite Love」へと続く。

オープニングとはいえ、全速力で駆け抜けた3曲!

190v

GRANRODEOのふたりをサポートするのは…

ベースに瀧田イサム

瀧田さんは昨年12月、足立YOU祐二さんのLOVE MISSILEでマーブロにご登場いただいて以来。

160v_2

長井一郎

VALさんは新マーブロ初登場!つまり旧マーブロの時にやはりGRANRODEOのレポートでご登場いただいているのだ。

150v

しっかし、KISHOWさん、いつ聞いてもカッコいい声だニャ~。

170v

KISHOWさんの声だけでなく、e-ZUKAさんの通る声、つまり抜けまくるギターの音色も素晴らしい。Marshallを使って歌うe-ZUKAさんの声だ。

200v

長い間ライブ活動をともにしているリズム隊だけあってアンサンブルが完璧!

210

とても4人で演奏しているとは思えない音の厚みだ。

220

MCをはさんで「delight song」。

230

「ROSE HIP-BULLET」…アヂィィィィィ~!

240

やったことはないけど、護摩業のような熱さ!早く消えちクリィ~!アチチチチチチチ!顔が火照る!

ほら、ステージのフロントの3人もあまりの熱さに後ずさりして見えなくなっちゃった!

250

「♪バラ色に染まれ~」の「れ」の転調にドッキリするね。この音、「D」かな?Dbか…。ん?…「♪バラよりも赤く」の「く」はBだ。カッコいいな。

265v

さすがe-ZUKAさん。曲も凝ってる。

260v

♪ダメダメ、モヤモヤの「BRUSH the SCAR LEMON」から「Beat it, Love!」。

270v

この照明!すべての瞬間がまさにスペクタキュラーで写真を撮っても撮ってもキリがない。

175v

しっかし、一時も休む瞬間がない怒涛のハード・チューンの連続。

255v

もちろんお客さんは大喜び!

ホラ、アタシャ、プレスピットの中に入って写真を撮ってるでしょ?前の方のお客さんの顔がよ~く見える。中には感動して泣いてるのもいるけど、みんなニッコニコよ。実に楽しそう。

280

…と思ったらここでバッサリと場面が変わる。

286

下手からダンサーの皆さんが登場し…

Gr_img_9651

幽玄の世界を演出する。
290

295

衣装を換えてダンサーたちと「偏愛の輪舞曲」。

303

「Y.W.F」へと続く。

305v

ま~、次から次へと色んな物が出てきてまったくステージから目が離せない。

306v

このダンサーとのシーンも演出がバッチリで何の違和感もない!That's Entertainment!

310

バンド・メンバーのソロもタ~ップリ。

320v

パワフルなVALさんのドラム・ソロ!

325

瀧田さんはスラップはもちろん、様々なテクを披露。

330

客先まで出張サービスも…。

340

e-ZUKAさんのギター・ソロ。

350v

e-ZUKAさんのギターソロといえば…今でも鮮明に覚えているんだけど、アレはいつだっけナァ~…って覚えとらんやんけ!(これはパクリです)…というのはウソで、はじめてe-ZUKAさんのギター・ソロをZEPPで観た時のこと。驚いたね。ブルーの暗めの照明の中でバリバリとバップ・フレーズを弾き出しましてね。異常にカッコよかった。

360

今回はジャズはなし。

ストレートに弾き倒し、最後にはこの緑のギターからロケット弾が!

370_2

そのロケット弾でステージの左右にロジャーくんとジーナちゃんが現れるという仕組み。これはスゴイ!

390

大成功!

380v

何のイベントだったか、これは本当にハッキリとは覚えていないんだけど、e-ZUKAさんのプレイを初めて見たのはJCBホール(今、名前違うのかな?)で、なんかいきなりステージに出てきてDSLにケーブルを突っ込んで、オケに合わせて猛烈にギターを弾き狂っている姿だった。

シビれちゃったのは、弾くだけ弾いた後、ウッドストックのAlvin Leeみたいにポイッとギターを投げ捨て、お辞儀もしないでシレっとステージから去って行ったシーン。

「ちょっと今の誰?ダレ?だれ?」ってな感じだった。

410

それが、ズッカズッカとマーシャルをズラリと並べて、写真を撮らせていただいて、マーブロに出てくだすって…うれしいもんですな!

400

「CRACK STAR FLASH」~「Shake the Fake」~「背徳の鼓動」と濃いめの曲がまたまた続く!しかし、このバンド、バラードがないな~。

これでいいのだ!イヤ、こうでなきゃイカン。だってコレはRock Showなんだから!バラードは家で聴いてくれよ!

420_2

ステージ・ギミックがテンコ盛りの演出も楽しいけど、やっぱりね、2人が書く曲が素晴らしい。理屈抜きに楽しめる。私なんかはKISSに影響を受けたというe-ZUKAさんのロックに対するフィーリングが世代的によくわかる。(私のが年輩だがね)曲の端々に出てくる仕掛けにニヤっとさせられるんよ。

430_2

ここまででほぼ前半。こんなに盛り上がっちゃって後半どうすんの~?

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

440

<後編>につづく
To Be Continued…