ライブ・レポート Feed

2013年7月 3日 (水)

【NAONのYAON 2013】 vol.5(最終回) : SHOW-YA登場、そしてフィナーレ!

英語に「extravaganza」という単語がある。「エクストラヴァガンザ」…昔英語を一生懸命勉強していた頃に(今でも勉強してまっせ~、気持ちだけ)この言葉に出っくわして「変な単語~!」と思った。
Frank ZappaはオープニングのMCでこの言葉を比較的よく口にするが、他の人がこの単語を使っているのをついぞ口にしているのを聞いたことがない…エクストラヴァガンザ…エクストラヴァガンザ…変だ。
それもそのハズ、この単語は「大規模で感動的なショウ」という意味で、そう滅多にエクストラヴァガンザにはお目にかかれないからだ。

この『NAONのYAON 2013』は正真正銘のExtravaganzaだった。

そして、その壮麗なショウもいよいよ最後を迎えるに至った。

SHOW-YAの登場だ!
10_4
ここまで4時間以上。「今日は長いよ~!」と開演前に恵子さんにハッパをかけられて気合は入れて撮影に臨んではいたが…。

いくら楽しいショウでもさすがでっかいカメラをブラさげて舞台に集中しているのは精神的にも肉体的にも年齢的にも楽なものでは決してない。それでも、目の前にカッコいいミュージシャンとMarshallが並んでりゃ元気も百倍。

お客さんたちもさすがに疲れたろう…と後ろを振り返ると…
20 みんな手なんか上げちゃって、ゼンゼン疲れてないじゃーないの~!

Nya1_img_0668それどころか、一番盛り上がっちゃってる!  
40 そりゃそうだ!お待ちかねの5人が目の前のステージに立ってるんだから!

寺田恵子!
50v_2 中村美紀!
60v_2 五十嵐sun-go美貴!
70v_3仙波さとみ !
80v_2 角田mittan美喜!
90v 1曲目は「私は嵐。」
100_3 ステージに登場する度に衣装を変え、爆笑MCを放り込んで、ゲストの皆さんと大熱唱…恵子さんはこの日、まったく休むヒマがなかった。
110v_2 でも、この大役は恵子さんだから務まったようなものだろう。
160v_2どのシーンの恵子さんも最高に魅力的だったが、やはり何といっても…
185この時間が一番輝いていた!
155既報の通り、各メンバーもバックバンドとして何回もステージに登場し、熱演を披露してくれたが、やっぱりこの場面が一番素敵だった。

130v最後まで爆音を轟かせながらsun-goさんのお供を務めたJVM410Hと…
70v1960BDM(右端)。
80あまた使用されたMarshallの中でも抜群に存在感のあるサウンドを炸裂させていた。
190v「嵐」のピック・アップ・ソロ!
120v さとみさんも堂々たるプレイで各シーンを忘れがたきものに演出した。
195v「嵐」お定まりの恵子さんとsun-goさんの決めポーズ!野音でもバッチリだぜ!
 
140v それにしてもモノスゴイ迫力!
150_2 まるでPAの音を何段階も大きくしたかのような音圧!すさまじい演奏だ!
 
250_2何せ時間がないでね~。ヘタをすると、野音は時間になると問答無用で電源落とされちゃうからね。そういうシーンは実際には見たことはないけど…。

っていうこともあってか、いつもはキャプテンの手回しオルガンのようなイントロで始まる「流星少女」だが、今回はいきなりギターからスタート。

170v_3 イントロもチョイと端折って歌いだした恵子さん。わかりますよ~。時間が有り余った時のおしゃべりと時間がまったく足りない中での演奏…ツライものだ。もちろん恵子さんはそんなことおくびにも出さずに平然とステージをこなす。さすがだ!
220v_4堰を切ったかのようにあふれ出るドライブ感!
Nya1_img_0339mittanも水を得た魚のようなプレイでSHOW-YAサウンドを爆発させる!
180 普段のコンサートでも盛り上がるこの曲。この特別な舞台ではなおさらのこと。  330_2メンバーもノリノリだッ!
200v
225v  240v_3
215v 「流星少女」もバッチリと決まっていよいよ…
205 「最後の曲」の恵子さんのアナウンスに当然観客は「エ~!」となる。
すると恵子さん、「ウルせーな!時間がねーんだよ!」ときた!究極の恵子節!こういう恵子さんがまた素敵なのさ!
230v_3曲は当然待ってましたの「限界LOVERS」!
3505年ぶりの『NAONのYAON』本編最後の曲だけにメンバーの力も入る1曲だ!
226 
255v
270_3
280_2 耳なじんだ曲だけど、今日は一段と感慨深いな~。
260v_3この5年ぶりに開催された一大イベントに至るまでいくつかの布石があった。
290v_2 『MUONのYAON』、『NAONのBATTLE』、『ROAD to YAON』等々…。
285幸運にして私はそのどれもにスタッフとして参加させて頂いた。この日が来るのはズッと先のような感じがしていたんだよね。
300v それが、あと一週間になり、明日になり、今日になり、リハが始まり、本番が始まり…なんともうコレが最後じゃないのよ!
310_2 なんかメチャクチャさびしい気分になってしまったよ。「どうかこのお祭りが永遠に終わらないように!」って!きっと客席の誰もがそう思ったに違いない。
345 野音ステージでのサオまわし!
360
370_2 ばっちりキマッタ~!
380_2 そしてエンディングへ突入!
385 本編を締めくくる恵子さんの熱唱!
390_2 そして、会心の笑み!
320v_2狂熱の野音!
395あ~、終わっちゃった。
400v最後は出演者が全員ステージに上がってのグランド・フィナーレ!
日比谷野外音楽堂創立90周年実行委員会委員長の湯川れい子さんがステージに上がりご挨拶。

そして、来年も『NAONのYAON』が開催されることが発表された。ヤッタね!
410 この日の出演者は出も出たりなんと66人。

全員で「ああ無情」を大合唱!湯川れい子さんの作品だ。

そして圧巻は出演ギタリストたちによるソロまわし!
420_2 冒頭に書いたように正真正銘のEXTRAVAGANZAだったのだ!
430 ステージにひとり残る恵子さん。
440 マイクなしの「ありがとう!」の絶叫!
460 また来年!
470 5回にわたってお送りした『NAONのYAON 2013』レポート、いかがでしたか?

アップが遅くなってしまった分、グ~ンとサイズを拡大してお送りしてみた。
前後編、あるいは3本立てという企画はマーブロでは珍しくないが、【50 YEARS OF LOUD LIVE】を除けば、ひとつのイベントで5回シリーズというのは今までなかったかな…。爆風スランプのトリビュートは6本立てでお送りしたが、2回分のコンサートだった。

それぐらいのボリュームに値する素晴らしく楽しいイベントだったと思う。名実ともに日本を代表する大イベントに参加できたことを誇りに思っている。

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICAL SITE
480

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

 

2013年7月 2日 (火)

【NAONのYAON 2013】 vol.4 : 中川翔子、相川七瀬登場!

杏子さんのステージでひとしきり盛り上がった後、ガラリと雰囲気が変わった。

ステージ上には、恵子さん、Cyntia、DESTROSE、LoVendoЯ、石田ミホコちゃん、それにゲストに神取忍が加わり東日本大震災のチャリティのコーナーとなった。

もちろん震災のこと、2012年5月7日にここの小音楽堂で『MUONのYAON』と題してアンプラグドのライブをしたこと、それが今につながっていること、会場に募金箱があることなどが告げられ、またアンプラグドで「上を向いて歩こう」を合唱したのであった。

そして、いよいよ『NAONのYAON 2013』も大詰め!

中川翔子の登場だ!
まずは一曲、「空色デイズ」。

10v
ここはほとんどSHOW-YAがサポート。
中村美紀…
20v_3 仙波さとみ…
30v 五十嵐sun-go美貴…
40v_4 そして角田mittan美喜…
すっかりお召し換えで来るSHOW-YAのステージへの期待も募る。
45

1曲目を終えた後、恵子さんを除いたSHOW-YAの4人に加え、D_DriveからYukiと…
50v Chiikoも参加。この日、このふたりの活躍は特筆すべきものがあった!
60v それにしてもこの盛り上がりよう!
さすがしょこたん、そのようすをテレビでは何度も見ていたが、実際のステージはその何倍ものスケール。
70 バックも一丸となってしょこたんをサポートする。
80v 何しろこのふたりのツイン・ドラムですからね~。SHOW_Drive。超ド級のへヴィっぷりなのだ!
85 流麗なソロをキメて見せるYukiちゃん。

360vこちらのギターのペアも抜群のコンビネーションだ。
100_2この通り!

150
それにしてもこの華奢な身体の中のどこにこれだけのパワーが潜んでいるのか?と驚く怒涛のパフォーマンス。
110v さらに恵子さんが加わった!
120_2 アニメ「聖闘士星矢」のオープニング曲、「ペガサス幻想」!って知りませんが…ワタシは。
130_2 ま~、とにもかくにもものスゴイ盛り上がりようでしてな…この日のハイライト・シーンのうちのひとつだったですよ。
140_2 ここで恵子さんがハケて代りにステージに上がったのは相川七瀬。 

350v まずは、ステージに残ったしょこたんと「恋心」という曲をデュエット。しょこたんはこの曲が大好きでカバーもしてるそう。ああ、『NAONのYAON』はみんなを幸せにするナァ。
170 バックは変わらないSHOW-Drive状態。
180v_3 何の揺るぎもない安定した演奏!
190_2
200_2
210 D_Driveのふたりも絶好調!
220v_3
230
開演してからもうかれこれ4時間近くが経過しているが、お客さんの熱気はますます上がるばかりだ!
240 「ここで1曲バラードを歌わせてください」と七瀬ちゃん。遠慮しがちに紹介した曲は「ヒカリノミ」。
250 sun-goさんは座奏。この「座奏」って言葉、なんか変じゃない?んなことはどうでもいいか。
260 感情を込めてジックリと歌う七瀬ちゃん。
265v それにこたえるかのようにく奏でるsun-goさんのギターがやさしい。
270v そして最後は七瀬ちゃんのキラー・チューン「夢見る少女じゃいられない」…ってこのタイトルをタイプしている時、あのメロディが頭のなっているからおもしろい。うたの力というものは我々が意識していないところまで及んでいるものだ。
七瀬ちゃんもFuzzy Controlがサポートをしていた頃の他、何回かショウを拝見させてもらっているが、ますます可愛くなって、かつ深みが増して、一流のシンガーとしての存在感をアッピールしてきたように思う。
280 この曲でも飛びっきりの演奏を聴かせてくれたバック陣。
400さとさんの熱演ぶりもスゴかった!
370D_Driveのふたりの出番もコレが最後。ホント、大活躍でしたナァ~。
300_2 もう1回書いとくか…Yukiちゃんは愛用のMarshll JCM2000 TSL100とスピーカー・キャビネット1960Aのコンビネーションですから。
320sun-goさんとのツーショットもコレで見納め。
380
390大歓声に応える七瀬ちゃん!
420私に気づいてニコリとカメラ目線をくれたmittan。
310 さすがのリズム隊!
340v この後はいよいよSHOW-YAのステージだ!  290
  「♪夢見る少女じゃいられない」 
160vSHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
410v最終回につづく

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年7月 1日 (月)

【NAONのYAON 2013】 vol.3 : シシドカフカ、土屋アンナ、夏木マリ、矢沢洋子、杏子登場!

レポート第3弾、『NAONのYAON 2013』も中盤に入って登場したのは…

10_2 シシドカフカ  !
20v

「Hunger & Anger」。あの「♪プリプリプププ」ね。思わず一緒に口ずさんじまった!CMの効果ってのはスゴイものだ。
30_2 あのCMでもカッコよくキメていたカフカちゃんだが、ライブではパワーも倍増!
70v_2やはり注目度も高いので、カフカちゃんの一挙手一投足に歓声が上がる。
50_2 2曲目は「愛する覚悟」。70年代ロックの香りがプンプンする骨太の曲。いい感じ~!
 40v_3

女性でドラム&ボーカル、そしてこうしたガッツのある曲調…そこらへんのフニャフニャした歌を歌ってるボクちゃんたちのバンドよりまったくロックだよね。まったくカッコいい。

草食系とか肉食系とかいう表現はあまり好きじゃないので使わないようにしているけど、やっぱりへヴィで骨太のロックは肉喰からだよね。そういう風に考えると、ホント、最近のガール・バンドは肉食系だ。

ロックの再興は女の子たちがしてくれるのかもしれない。でもね、男子だって負けちゃいないゼ。近々いいバンドをマーブロで紹介するからね!

60_2

3曲目、最後は「MUSIC」という曲。これまたストレートでゴキゲンなドライビング・チューン。

『NAONのYAON』、中盤も盛り上がってるゾ~!

ハラペコ。
 80 で、続いての登場は土屋アンナ
90 いつみてもカッチョえ~!
100

ギターに安達久美が入る。

アンナちゃんは昨年の10月に『NAONのBATTLE』というイベントでSHOW-YAと共演済みだ。
110 このセット、SHOW-YAからはsun-goと…
120 mittanが参加。カフカちゃんとのツイン・ドラムだ。
1301曲目は「Rose」。
140 アンナちゃんも肉食系のコッテリしたステージングが圧巻だ。徹頭徹尾、華やかな人だ。
150v_2 2曲目は「Brave Vibration」。アンナちゃんらしい曲で魅力が爆発!
160
3曲目には恵子さんと石田ミホコが合流、ミホコちゃんは元サッカー選手でね、出演者のサインが入ったサッカーボールをキックしたのね。

230v_2

で、この3人とくれば… 

170v_2そう、Lady Ga Gaの「Bad Romance」に決まってる。 
180v_2 ナゼ決まっているかと言えば、やはり『NAONのBATTLE』で共演済みだからなのだ!
190 …ということでイキの合った演奏が素晴らしかったね!
200 これは実にいい選曲だと思わない?
210v_3 バックを務めたsun-goもmittanも完璧にサポート!
220v_2恵子さんこれで衣装は何着目かな?シーンに合わせて都度着替えてくる恵子さんの衣装も見どころだった。 
240v_2矢沢洋子が続いて登場する。

矢沢永吉のお嬢ちゃん。これがまた声も歌い方も実にロック・ボーカルのそれでカッコいい! ナント言うか、バイブレーションがロックなんだな~。
250v_21曲だけの参加だったのが残念! もっと聴きたかった!
260v_2 そして、シークレット・ゲスト扱いだった夏木マリがステージに上がる。また雰囲気がガラリと変わるね。
270_2 ここはジャニスで…。まずは恵子さんと「Move Over」。
290v

2人ともノリノリ!波長がピッタリ(のよう)なのだ!

300

マリさん曰く、「年齢は記号」…か、けだし名言だな。

マリさんはGIBIER du MARIで何度か拝見したり、撮影させていただいているが、本当にいつも元気でカッコいい。ナンカこう生きているが楽しくてしょうがない…という感じ?イヤ、生きているウチはジャンジャン楽しんじゃおうよ!って感じかな?別にイッパイご一緒させていただいたワケでもないんだけど、すごくそういう感じが伝わってくるんだよね。
2曲目は「Cry Baby」。 

280v中盤を締めくくるのは杏子。 
杏子さんはこの春に私が友人が関係している震災のチャリティ・イベントにご出演され、そこで撮影させていただいたばかり。その時は、比較的シットリとした曲が多かったが、今回は存分にロックンクローラーぶりを見せてくれた。

そういえば、震災のチャリティといえば、SHOW-YAが企画して、やはりここの小音楽堂で開催された『MUONのYAON』というイベントにも杏子さんは出演されていたっけ。

曲は「JAVA BLUES」。リッケンがよく似合う杏子さん。これは文句なしにカッコいいでしょう?!
310v ギターを下ろした後、「幕末wasshoi」という曲で赤い着物を着て、クルクルと舞うシーンがあった。それが実にきれいでカッコよくてバッチリ写真に収めたんだけどここでは非公開。見たければやっぱ現場に行かないと!
320v 3曲目はBarbeeの「MIGHTY WOMAN」。ここではSCANDALのHARUNAちゃんがジョインして爆発的に盛り上がった!
330v

いよいよ『NAONのYAON』も後半に突入!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

つづく

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年6月28日 (金)

【NAONのYAON 2013】 vol.2 :LoVendoЯ、平野綾、星屑スキャット、Yuki&Chiiko登場!

続いての登場はLoVendoЯ(ラベンダー)。

10_4

モーニング娘。の「田中れいなとバンドやりたい女子メンバー大募集!」というオーディションで約4,000人の応募者の中から選ばれた3人のメンバーとサポート・メンバーで構成されたバンド。

20_5 田中れいな
30_4 ツイン・ボーカルにツイン・ギターというグループだ。
 40
 サラっとしたとても心地よいサウンド。シャカリキにメタルで暴れまわるガール・バンドもカッコいいけど、こうしたアイドルっ気のあるタイプもいいね。
50_3 こういうのは絶対に野郎にはできないんだから!

交互に歌ったり、ハモったり、ツイン・ボーカルの魅力が十分に発揮されていた。Three Dog Nightじゃないけど、マルチ・ボーカルっていうのは楽しいもんだよね。

問題は歌っていない時のボーカルさんの行動。ボーっと突っ立ってるワケにもいかないし、いちいち袖に引っ込むのもよそよそしくて変だし…。イアン・ギランみたいにコンガを叩くとかしないとね。お、イアン・ギランが叩いていたコンガはNATAL(ナタール)といって今はMarshallグループの一員ですからね。

その点、女性ボーカルは得だ。舞っているダケで絵になるからね!

60_3

ビシッと決めるれいなちゃん。カッコいい~!

70v_2
さて、ここでバンド系の出演者が終了して、ソロのみなさんが登場してくるよ。

80_3そこで恵子さんが登場して、バック・バンドを紹介する。 
90v SHOW-YAから仙波さとみ…

100_3 五十嵐sun-go美貴…
110v 中村美紀…
120_2それにD_DriveからギターのYuki。 
130 同じくD_DriveからChiiko。
 140v 
  この5人がバックを務めるは、平野綾。
150v 曲は「LOVE☆GUN」。
160_3 さすが腕利きたちの演奏だけあって、今までの出演者たちとはまた違った味わい。
170v_2CaptainとさとみさんがSHOW-YA以外で演奏するのを見るのは初めてかな?

180_2 
2曲目のレベッカの「フレンズ」のソロをビシっと決めたYukiちゃん。

185v

もちろん愛用のJCM2000 TSL100を使用している。

213vいつも楽しそうにドラムを叩くChiikoちゃん…
   190

大舞台とあって尚一層楽しそうだ!

205v
3曲目には中川しょこたんも登場して「God Knows…」をふたりで熱唱。アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌だそうで…それ聞いても海のモノとも山のモノともわかりません。「God Ony Knows」なら大好きよん。

とにかく明るくて、可愛くて、にぎやかで楽し~です!
 230_2
sun-goさんはいつも通りの鉄壁のへヴィ・ギター!

210v_2

恵子さんもソデから応援!
いっつも楽しそうにしていて、見ているこっちがうれしくなる。  
215v

この2人はmintmintsとD_Driveのダブル・フィーチュア・ショウで共演済み。
 220_2だから手慣れたものなのです! 
  195昨日書いた通り、『NAONのYAON』が成立する条件は「出演者が女性であること」。『NAONのYAON』初の「三本足の出演者」として恵子さんが紹介したのが…
240v_2 星屑スキャット!
250_2 ミッツ・マングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーというメンバー。

まずはカラオケで「コスメティック・サイレン」。
260_2

そして、バンドが加わる。

ドラムは角田mittan美喜にスイッチ。

も~、いつもなんだけど、今回は特にmittanのポジションが撮りにくくて、撮りにくくて…。

300_2バックの面々はフロントが2本足だろうが、3本足だろうが、おかまいなしに完璧演奏をキメてくれる。

恵子さんを除くSHOW-YAの4人の他に渡辺敦子、富田京子も加わった。ここではSHOW-YAの3人の写真を2枚ずつアップしとくね。

320v_2 270v_2

280v 310v   290v

330 
段々暗くなってきた!  
 340v
2曲目がスゴカッタ!曲はプリプリの「DIAMOND」と「限界LOVERS」だったんだけど… 
350_2 恵子さんが香さんの格好をして「DIAMOND」を歌い、杏子さんが恵子さんの格好をして「限界LOVERS」を歌ったんだゼ!
360v 恵子さんもスッカリなりきっちゃって!
370v とってもよく似合う?!
380v もちろん会場はヤンヤの拍手と笑い声で大騒ぎだ!

それにしてもこの日の恵子さんの活躍ぶりったらスゴイ。まだまだショウは中盤ですからね!この先どうなることやら!
390vこのコーナー、最後は全員でキャンディーズの「年下の男の子」を激演して終わり。おもしろかった~! 
400_2 SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE
 410v

つづく

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年6月27日 (木)

【NAONのYAON 2013】 vol.1 : SCANDAL、Cyntia、DESTROSE登場!

お待たせしました!だいぶ遅くなっちゃったけど、4月29日に開催された『NAONのYAON』のレポート、怒涛です。

お待たせしちゃった分、ドップリとマーブロらしいレポートをお送りします。行った人はあの興奮をもう一度、行かれなかった人は行ったつもりで興奮していただけるとうれしいなったらうれしいな!

10_2

さて、この『NAONのYAON』、第一回目は1987年に開催している。カルメン・マキや石川秀美、美保純などが出演している。「番外編」を除けば過去6回開催されており、最後が2008年の開催であった。

だから、今回は5年ぶりの開催となる。このイベントは①出演者が女性、②開催は野音、というタイトル通りの条件を満たさないと、『NAONのYAON』とならない。

当然と言えば当然だが、なかなか大変よ。今はガール・バンドがメッチャ増えたけど、1987年なんてまだまだ少数派だったに違いない。そんな中、回数を重ねてきたからこそ『NAONのYAON』は日本を代表する名イベントのひとつになっているのだ。

20_2

過去6回の記録を見ると、かわいそうに、雨やら曇りの開催が多かったようだ。

野音の雨はキツイからね~。傘が禁止だからカッパを着るでしょ、するとこれが蒸れて蒸れて。春先なんかはまだ結構寒い日があるからね、風邪ひきそうでコワイ。ま、一方では雨も野音の名物みたいなところもあるか…。

野音は今年で90年を迎える。1923年(大正12年)の開業だからJim Marshallと同じ年だ。現在の大音楽堂は3代目の設備だそうだ。1983年に改装をしているというのだから、今のヤツももう30年も経っているのか…。ついこないだ改装したような感じがするけどな~。

今日は晴天の極み!5年ぶりの『NAONのYAON』と野音の90周年を祝福してくれているかのような好天だ!

30_2

ステージはチョット違うのもあるけど、Marshallだらけ!

40_2

舞台下手もこの通り!こりゃちょっとしたMarshall祭りだワイ!やっぱり大舞台にはMarshallがシックリ来るね~!

50_2

キャプテンの機材も紹介しておこう。

60_2

これはsun-goさんのセット。使い慣れたJVM410H。

70v

キャビネットはステージ向かって一番右の1960BDMだ。もっかい見てみようか。

Nya1_img_0575

リハーサル中のmittan。ドラム台の上から見下ろす客席は絶景だ。すかさずパチリ!

85_2

5年ぶりの大イベントの復活を祝う生花もドッサリ!

90_2

リハーサルも無事終了。後は開場を待つだけ…。

100_2

そして開場。満員御礼~!

110_2

開演を今か今かと待ちわびる観客の前にまず登場したのは、先に開催された『<NAONのYAON>への道~CUTE GIRL LIVE』の出場者たち…「白いんげん豆」、「dolls」、「稚菜」、「Su凸ko D凹koi」の面々。

120

そして、恵子さんが登場して同コンテストで優勝した「HICCUP PANTHER」を紹介した。さすが、優勝バンドたけあって大いに雰囲気を盛り上げ、オープニング・アクトの重責を見事にこなして見せたのだった。

130v

これにsてオープニング・アクトの部が終了。ここからが本編。再度登場した恵子さんが声高らかに紹介するトップ・バッターは…

150

SCANDAL! え、もう出ちゃうの?!

ますは「LOVE SURVIVOR」…

160_2

HARUNA

170v

MAMI

180v

TOMOMI

190v

RINA

200v

ファインダー越しに何回も観ているSCANDALだが、野外は初めて。

210v

太陽の下のSCANDALもまたよき哉。

220

…と思ったら、曲は「太陽スキャンダラス」!

もっと観たいSCANDALだけど、次の曲で最後。

230

曲は「DOLL」。恵子さんがジョインした~!

240v

SCANDALは全員楽器持ってるからね、恵子さんも…って、それ~?!サメか?ま、ご本人は「コレがホントのエア・ギター!」とか言ってたけど…。

250

恵子さんのSCANDALもいいナァ~。

255v

HARUNAちゃんと掛け合いで歌うのだ。

260

恵子さんが歌ってもこうしてシックリくるというのはSCANDALの音楽が正真正銘のロックだからなんだゼ。

260v

もうノッケからこんなお祭りムードだかんね~。今日は最高にハッピーな一日になりそうだ!

270v

最後は観客にサメ・ギターを飛ばす!

280

次に恵子さんが紹介して登場したのは…

290

Cyntia

300

ギターのYUIちゃんは前のバンドの時からのお付き合い。Marshall可愛がってるの。ちっちゃな身体から図太いトーンをバンバンひねり出す!

310

ボーカルのSAKI。

320v

ベースのAZU。

330

キーボードはAYANO。ドラムはKANOKOの5人組ガール・メタル・バンドだ。

340v

各人のシッカリしたテクニックで極上のメタル・サウンドをクリエイトする。

350

『<NAONのYAON>への道~CUTE GIRL LIVE』にもゲストで出演してくれた。

360

AZUちゃんも前のバンドの時からの付き合いで、Marshallのベースキャビネット、VBC410を普段は愛用してくれている。ものすごい激しいアクションは相変わらずだ!

375v

Cyntiaは「Rum to the Future」と「Through the Fire and the Desire」の2曲を演奏。

370

「嬢メタル」なんて言葉が一時よlく使われたけど、もう意味ないね。この迫力!…もはや「嬢」も「旦那」もありゃせんわね。

380

短い時間ながらも存在感を十二分にアッピールしたステージだった。

390

続いての登場はこれまた正統派ガール・メタル、DESTROSE

400

上手ギターのMina隊長を中心に結成され、2012年に今のメンバー初のシングルを発表した。

410

ボーカルはMarina。

420v

そうだ!DESTROSEは数年前に来日したIron Maidenのトリビュート・バンド、The Iron Maidensの前座を務めていたんだっけ。アレも我ながらいいレポートだったんだけどナァ。

DESTROSEは「Fenixx - to revive」と「Sword of Avenger」の2曲を演奏した。

430

つづく

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

(一部敬称略 2013年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

2013年6月26日 (水)

祝!D_Drive初の東京ワンマンライブ<後編>

 2012年9月13日 Shige Blog  初出

 1960年代にはテケテケ、70年代にはクロスオーバー、それからしばらくお休みで90年代あたりからの癒し系…と歌なしの音楽、いわゆるインストゥルメンタル・ミュージックは時代を超え、スタイルや目的を変えつつ脈々と民衆の心に息づいているといえよう。

それにしても、あのグリッサンドを「テケテケ」と表現した日本人の語感ってスゴイと思わない?

私はインストが好きだ。もちろん「歌」も好きだけど、やっぱり楽器がメロディを奏で、即興演奏で腕を競うという形態がとてもスキ。何回も書くけど、楽器を習得するには膨大な時間と気の遠くなるような地道な努力が必要だ。そこに一種の 「道」を感じるワケ。「ギター道」とか「ドラム道」とかのね。ステキ。

誰にでも気軽にたしなめるのが音楽の魅力であることは認める。でも、やっぱり音楽は最低限のちゃんとした演奏技術を身につけてからにしてもらいたい。「Fが押さえられないけど作曲してます」なんてのはナシだよ。 

やっぱり音楽はウップンばらしでなないのですよ。私もいい加減、長いことロックを聴き、その変遷を見てきたが、最近のロックはコンサート会場で騒ぐだけが目的になっていて、音楽などどうでもいいようにしか私には見えて仕方ない。

コンサートの盆踊り会場化はおかしいと思うし、また、暴れていさえすればよしとしているステージ上のミュージシャン・サイドもどうかと思う。別にグルグル輪になって騒いだり、観客の上でゴロゴロしたりするだけが「ノル」という感情表現では決してあるまい。反面、あまりもにジッと聴かせる正当なロックが少なくなってしまったことの証左であろう。

もう少し、演奏する方は観客をジックリと聴かせる音楽をクリエイトするべきだし、観客は真摯に音楽を受けとめる努力をするべきではなかろうか?前にも書いたが、ジェフ・ベックのコンサートでノッケから席を立つのは本当に本当に止めてもらいたい。

そういう環境下でインストゥルメンタル・ミュージックが大きな支持を受けていることは大変によろこばしい。EARTHSHAKERのSHARAさんのmintmints、カシオペアの活動再開、田川ヒロアキのニューアルバムもインストとのことだ。そしてD_Drive…。

レコード会社の親友に言わせると「シゲさん、インストは厳しいよ!癒し系なら話しは別だけど…」という。確かにセールスを考えればそういうことなのだろう。でも、こうして消えることなくインストゥルメンタル・ミュージックが注目されているのはジックリと音楽を聴きたいと思っている人が増えて来ているということなのではなかろうか?そうであれば本当にうれしいことだ。ナンダカンダ言ったって日本は本国アメリカよりベンチャーズの本場なんだから!

D_Driveが21世紀のベンチャーズとなって、多くの若者が楽器を手にするようになることを願って止まない。

以上…ではない!それでは、再度D_Drive初の東京ワンマン・ショウの会場にご案内しましょう!

※当該の親友は、実際にはセールスだけにとらわれない良質な国内外のロック作品を多数制作、配給してくれています。

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 オープニングはセカンド・アルバム『ACCELERATOR』でも1曲目を飾っている「hyper Driving high」。何かが迫りくるような緊張感あふれるオープナーだ!

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そして、CDと同じく「M16」へ。M16…イギリスのフリーウェイか?はたまたゴルゴ13か?M16 Assault Rifle、欲しかったナァ~、MGCのモデルガン!

楽しそう!そう、楽しそうなのだ。きっと本当に楽しいのだろう。

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光るポジション・ドットだけがD_Driveのトレード・マークじゃないゾ!この笑顔もD_Driveの特長だ!

3曲目はファースト『Something to Drink』の1曲目、「Runaway Boy」を持ってきた。各アルバムのキラー・チューンを冒頭に並べるなんて、いかにD_Driveがこのショウに燃えているかがよくわかるというものだ!
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ハイ、メンバー紹介!今日はドラムから…Chiiko
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ベース、Shimataro
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ギター、Yuki
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そして、Seiji
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D_DriveはMCも楽しい。MCの主任はYukiちゃん。
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Seijiさんのおしゃべりがまた楽しい。この日のテーマは「休みの日ナニしてる?」。大阪人独特のフラ(落語用語。おもしろいことをしたり、言わなくても、生まれつき自然に人を笑わせることができる特殊能力)がスパークする!

昔のロック・バンドはほとんどしゃべらなかったんだけどね。今はMCが楽しいこともいいショウのひとつの大きな条件tなった。いいことだ。エンタテインメントなんだから笑いが必要なのだ。
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このギター陣ふたりのギター・バトルがまた素晴らしい。そして、その時のふたりのアクション!押したり引いたり…一回でいいからやってみたいニャ~。エ?どう弾くかって?知ってる限りのバップ・フレーズ並べませ~…3つぐらいしかないけど!
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Shimaちゃんのベースはね、ベースであり、第3のギターなのだ。たとえベースラインをステディになぞってリズム楽器に徹している時でも、ラインは至極メロディアスで、アンサンブルを思いっきり厚くするギターっぽい役目をしている。また実際にギターとオクターブユニゾンでテーマの断片を弾いたり…ようするにやりたい放題!?あ、いい意味で言ってま~す!
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ショウが進むにつれてますます鋭く冴えまくるChiikoちゃん!イタズラにソロが入らないところもシブイ!
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その後は「Escape from...」、「Peach Fizz」、「Champagne」、「Mr. Rat Boots」と『Something to Drink』から数曲続けられた。弾きなれた曲ばかりでますますドライブ感が増していく!
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照明がブルーに変わる。重々しいブルーだ。曲はYukiちゃんフィーチャーの「Unkind Rain」。

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ニコニコだけでなく、こうしたへヴィなD_Driveもいいもんだ。

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曲はまた『ACCELRATOR』に戻って「Lost Block」。そして。今年6月にリリースされたシングルから「Among the Destruction」が演奏され、「Mystery Zone」がこれに続いた。

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本編残すは2曲のみ!エ~、もう~?!

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本編の〆は同じく6月発売のシングル「Russian Roulette」と人気曲「Screw Driver」!

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何度もイベントでD_Driveを観て来て、いつも「短いナァ~」と物足りなく思っていたが、ナンダ、ワンマンで観ても短いじゃん!イヤ、もちろん楽しいから短く感じているだけなんだけど…もっと観たいナァ~!…とみんな思ってるもんだからすぐにアンコールの嵐!
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そして登場!ナントゲストに冠徹弥!

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スンゲェ~、パワ~!
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オリジナル曲、「傷だらけのヘビーメタル」と「中3インマイドリームス」を演奏。
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何回か共演しているだけにD_Driveとのイキはピッタリ!
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顔でキメる冠!
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Classic Rock Jamの常連でロック・スタンダードを歌う冠さんを何回も観ているが、こうしてオリジナル曲を歌うのを初めて見た。自分で「ヘンな曲やらせちゃってゴメンね~」とかおっしゃっていたが、全然カッコよかった!

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冠さんとの競演を観ていてD_Driveのバンクバンドってフトカッコいいなと思った。ナゼかボブ・ディランやヴァン・モリソンのバック務めているザ・バンドを連想してしまった!ナゼかはわからない。
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ま、言ってみりゃ歌ありのD_Driveだったワケだが、なかなかいいもんだ。イヤイヤ、ダメダメ!D_Driveにはしっかりとインスト路線を突き進んで頂きます。ボカロなんて絶対に使わないでよ!

冠徹弥の詳しい情報はコチラ⇒THE冠公式サイト
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冠さんで盛り上がった後ももうひと盛り上がり!
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お待ちかねの「Cassis Orange」!
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そして「Over REV」。

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思い切りエキサイトはしているものの、最後まで少しも演奏のスキを見せないところはサスガ!
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ファンを睥睨するYukiちゃん。「D_Driveについて来れる?」のシーンだ!
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D_Driveが東京を制覇した夜。打ち上げで飲んだカシス・オレンジやピーチ・フィズはさぞかし美味であったろう。
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D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
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ホントにアッという間だった!また来てね!がんばれD_Drive!!
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(一部敬称略 2012年8月5日 六本木morph Tokyoにて撮影)

2013年6月25日 (火)

祝!D_Drive初の東京ワンマンライブ<前編>

2012年9月12日 Shige Blog 初出

「ボカロ」ってのが人気なんだって?こういうのを目の当たりにするにつけ、手塚治虫の『火の鳥』を思い出してゾッとする。コンピューター同士がケンカして核戦争になっちゃうヤツね。

ドラムの次は歌か…やっちまったな~…っていう感じがする。大げさに言えば、「利便性」とかいうものとは程遠い芸術に対する倫理性を問いたくなるような…クローン人間とか人造人間とか、ああいう類のものに手を出してしまったような…。音楽終末時計の針をまた進ませてしまった感じがするな。

こういうことの積み重ねは音楽をドンドン陳腐化させて、最後は破たんさせてしまうだろう。そして、また振り出しに戻る。ま、これもまたよかろう。開発業者には感謝すべきかも知れない…と言うのはイヤミがすぎるか?

でもさ、自分の作ったフレーズを本当にリッチー・ブラックモアが弾いたかのような音色で再現されたらどうする?でもね、それは絶対にありえないんですよ。何故なら リッチーの音は、もしくはジミヘンやベックの音は、彼らが血のにじむような鍛錬の時間を積み重ねて、スタイルを試行錯誤して、空気を震わせてはじめ てああいう音になるワケで、ITくんだりに真似されてはタマランのだ!だからちゃんとしたアンプで大きい音で弾く必要があるのですよ。それがロックだから!

ところで、ナゼ音楽を聴くのか? それは「快感」を得たいからじゃない?

チョット横道にそれて、また「火の鳥」の話しになるが、悪徳不動産星(?)業者(名をズダーバンという)にダマされて新婚のカップルが不毛の星に移住してしまう話しがあったでしょ?そのカップルには女児が生まれず、ご主人が早逝してしまう。残された奥さんは、子孫を絶やさないように宇宙生命体と冬眠装置を使って何代にもわたり自分の子供との間にまた子供を作っていく。時間が経てば経つほど地球への望郷の念が募る。何百年だか何千年だか経って懐かしの地球へ帰って来る。しかし、そこで待ち受けていたモノは…。

なんてシレっと書くとアジもソッケもないんだけど、最後に出て来るサン・テグジュペリの一節がまた実に効果的で、思い出しただけで泣けて来る。私は「火の鳥」はこの6巻(「望郷編」とかいうのかな?)までしか読んでいないのだが、そのどれも素晴らしい出来の中でこの6巻が一番好きだ。これを書いているだけで涙を落してしまう。

その中で、とても印象的なシーンがあった。その星は不毛の無人星だからそこに生まれた子供は音楽など存在すら知らないワケ。で、入植した2人の荷物の中に音楽の再生装置があって、何代か後の子供がなんかの拍子に偶然に再生された音楽を耳にしてこういう。

「ねえ、お母さん、この音ナ~ニ?」

「これはね、音楽っていうの。ビートルズっていうのよ」

「ふーん、とても気持ちのいい音だね!」

もうずいぶん長い間読んでないのでもちろん正確に再現はできていないと思うが、そんなシーンがあった。

とあるジャズ好きの薬学の先生の本で読んだのだが、現在の科学技術をもってすれば、脳のある部分に電気的刺激を与えることによって、好きな音楽を聴いた時と同じ脳の状態を作り出すことができるというのだ。つまり、音楽を聴かなくてもお気に入りの音楽を聴いたような快感を電気的に得られるというワケ。しかし、この先生はこう結論づける。

「でも、ナニもそんなことをする必要なんかない。いい音楽を聴けばいいだけの話しなんだから…」

で、冒頭に戻って、それほど機械の力を借りて音楽をやるくらいだったら、いっそのことこの先生のおっしゃった方法の方がよっぽど手っ取り早くはないかい?

それでも音楽はなくならないに決まってるんだけどね。でも、もう何十年かするとさ、小さい子がお母さんにこう訊くんだよ…「お母さん、昔、音楽って人間がやってたの?」とか「お父さん、『ガッキ』ってナ~ニ?」、そして「人間て歌が歌えるの?」って!

ま、大げさにして被害妄想的なことをつい書いてしまったが、ここまでひどくはならないことを期待している。ナゼなら「音楽はフリコ」で良くない時代が続けば必ず良い時代に戻って来るから。

 今日は、私の戯言とも「ボカロ」とも縁もゆかりもない、地道な努力で器楽演奏技術を身に付けて、ちゃんと人力で音楽をクリエイトしている素敵な「音楽家」たちの登場だ。私はこういうバンドに大きな安堵感を覚える。彼らが早急にフリコをいい方向に戻そうしてくれているのはマッチガイナイ!(フリコが戻りすぎか?)

珍しく今日は機材の紹介から。

上手のギターはJCM2000 DSL100と1960AXを使用。

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下手はTSL。キャビネットは1960Aだ。

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ドラムはドラムセット!って当たり前か…。ブルーを基調としたデザインがカッコいい!
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そして弾き手はこの方々!D_Drive!!

ステージへ向かう直前のショット。バタバタはしていたが、変な緊張感は全くなし!いつも楽しそうで、演奏することがうれしそうで…ホント、入れてもらいたくなるバンドのナンバー1だ!
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そしてショウがスタート!会場はチョ~満員!パンパンよパンパン!
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大阪を拠点に活動しているD_Driveは地元では何度もワンマンライブを催してきた。もちろんこれまで何度も上京してライブやクリニックをこなしてきたが、実はこの日が初の東京ワンマン!めでたいね!その初のワンマン・ショウをこうして満員のファンが出迎えてくれたのだ!
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上手ギター、リーダー、D_Driveの頭脳、Seiji
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下手ギターのYuki
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ベースはShimataro
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ドラムはChiiko
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せっかくの東京初ワンマンなので、もうちょっと機材の写真を載せておこうね。
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Seijiさんの足元のようす。
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こちらはYukiちゃんの足元。
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TSLの付属フットスイッチをそのまま使ってくれている。
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Shimataroさんのセットはコチラ。
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えらくニート!
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Chiikoの足元は見えないがペダル数種。
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もう一回ドラムセット出しとこう!
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やっぱちこちら(東京)ではなかなかタップリとD_Driveを観るチャンスがないので、もうノッケから「待ってました」感が異常に強い、まさにロケット・スタート!

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縦横無尽に指板の上を動きまくる流麗なプレイで観客を圧倒するSeiji。
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速弾きだけでなく、情感豊かにメロディを歌い上げる泣きのギターも魅力だ!
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アウンの呼吸でSeijiとフレーズをやり取りするYuki。
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様々なテクニックを駆使してSeijiと渡り合うが、決して技術一辺倒の冷淡さを感じさせることがない。

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ステージ中央でヒラヒラと蝶のように舞いながらギターを引く姿が魅力的だ。
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この人もテクニックは完璧!

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よく見てると実に色んな事をやっとる!でもやっぱりテクニックが鼻につくような感じはしないんだよね~。ネコちゃんが大好きなやさしく、にこやかな性格だからかな?色のついた漬物は私も苦手だ!
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何となくウチの下の子に似てるんだよな~。そういえば彼は当ブログの『イギリス紀行2012』を読んでくれていて、終演後イギリスのビールの話しで大いに盛り上がった!うれし楽しかった!
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ショウの後、有名な音楽評論家の方と意見が一致。「ドラムが滅法カッコいいよね~!」って!
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そう、彼女のクリスピーさはいい加減スゴイ!胸のすくようなストレート・アヘッドなドラミングなのだ!
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メンバー紹介でSeijiさんが彼女のことを「ドラムと『おもしろ担当』!」と紹介したのよ。確かにChiikoちゃんは最高に明るくて楽しい人で紹介は間違っていないと思うんだけど、「おもしろ担当」という言葉がメチャおもしろくて、ステージ前の柵中でひとりで爆笑してしまった!
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今日はココまで。

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Web Site
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さて、D_Driveはその卓越した器楽演奏能力を活かして、これまで数種もの教則DVDをリリースしてきた。そのどれもが個性的で充実した内容を誇り人気を博している。

ちょっとオリジナル解説を付けてみたので読んでみてチョ!

まず、SeijiさんのDVD。『リズムからソロまで完璧に弾けるギター・トレーニング』。これはこの日会場のみで発売された特別ジャケット仕様。

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通常版はこちら。本当に何でも「完璧」にやることは大変なことだよね。このDVD、ギター・プレイングを「完璧」にするためとはいえ、おっそろしく至れりつくせりの内容になっとるで~!

Seijiさんのギターに対する情熱がステージから発されるそれとは違う形で表現されているように思う。「完璧」なギター・プレイを目指すためのDVDこそが「完璧」なのさ!

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Yukiちゃんの第2弾DVD。『ゼッタイ弾ける!スウィープ超入門』。前作は速弾きに関する内容で「私の速さについてこれる?」が「大賞」は逃したものの流行語にもなった。(ホンマか?)

今回はスウィ―プ編。そしてこれはSeijiさん作と同じくはこの日会場のみで発売された特別ジャケット仕様。


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スウィ―プね~。「邪道」だったんだよ、オジちゃんがギター弾くのに夢中になってた頃は…。全部ピッキングしなきゃいけなかったの!それがね~、これが有名になったのはフランク・ギャンバレか?

それよりズ~と前、1950年代にはバーニー・ケッセルなんかがバリバリもうこのテクニックを使っていたけどね。でもそうしたテクニックが体系化されて音楽表現のひとつの手法として確立されたのはいいことなんじゃねーの?しかも先生がYukiちゃんときてりゃマスターしない手はなかろうが!


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私はドラマーじゃまったくないけど、コレおもしろかったニャ~。Chiikoちゃんの『ゼッタイ叩ける!ドラム・フィルイン超入門』

これまでおもしろかったドラムの教則ビデオって、テリー・ボジオ、サイモン・フィリップス、マイク・ポートノイとか?カーター・ビュフォードもスゴかった。一時期教則ビデオの仕事をやってたもんでずいぶん勉強したんですよ。

で、このChiikoちゃんのはかなりいいと思ったね。楽しい。でも一番はChiikoちゃんの竹を割ったようなドラミングを観れることだった。
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D_Driveで教則DVDが出てなかったのはSimaちゃんだけだったの。ところが!ついに出るよ。ベーシスト諸君、お待ちどうさまでした!現在鋭意制作中!乞うご期待!
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 教則DVDの詳しい情報はコチラ⇒アトス・インターナショナル公式ウェブサイト

<後編>につづく

(一部敬称略 2012年8月5日 六本木morph Tokyoにて撮影)

2013年6月24日 (月)

The Paisleys & JUICY HALF ジョイントLIVE <後編>

今日は…っていつもだけど、思いっきり最初っから脱線させてくだセェ。もんのスゴイ遠回りします。

オッサンの昔話しを読む時間がない人はまでワープしてください!

では…

1970年代の前半、フジテレビに夜中の11時55分から始まる『洋画の窓』という5分枠の番組があった。
映画の予告編を2本放映するという何の工夫もない内容だったが、映画が大好きだった私は毎晩眠い目をこすりながら、ラジカセをテレビにつないで録音するのを常としていた。
ビデオなんてない時代だからね、後から音だけでも楽しもうというワケだ。

ある晩、まったく前情報がない作品の予告編がその番組から流れてきた。『ファントム・オブ・パラダイス(Phantom of the Paradise)』という映画。

その頃はブライアン・デ・パルマなんてまったく知られていない時分の話しで、主演もポール・ウィリアムス、ウィリアム・フィンレイ、ジェシカ・ハーパーと知らない人たちばかりで、普通であれば、こんないかにも「B級でござい」という映画に何の興味も示さないところではあったが、銀色の奇怪なマスクをつけた怪人が劇場の中を暴れまわるシーンが妙に印象的で何か運命的なものを感じていた。

私は中学に入った頃、毎週日曜日には有楽町に出かけ、片っ端から話題の映画を観ていた。で、ある日、観る映画がなくなり、スバル座で「あの銀色の仮面の怪人」の映画かかかっていることを思い出した。

ま、半分ダマされたつもりで入ってみたところ、場内はガラガラもいいところだった。
ところが例の運命的感覚以外、何の期待も予備知識もなかったせいか、その映画はまばたきをするヒマもないくらいおもしろかった。

大きな眼鏡をかけた不気味な主演の小男が「Old Fashioned Love Song」なんて名曲を作った男であることはその時はツユ知らなかった。
ちなみにポール・ウィリアムスは悪魔に魂を売ったプロデューサーの役を演じたのだが、その役名を「スワン」といった。これはツェッペリンを意識してたのかな?…なんて後年ちょっと思ったりもした。
そのスワンが営むレコード・レーベルが「Death Reacord」といって、鳥の死骸をロゴ・マークに使用していた。
ま、もちろん悪趣味ではあるが、1974年という制作時期を考慮すると、先のロック・ファッションのイメージをすでに具現化していたように思える。昔の方が進んでいたともいえよう。
とにかく大好きな映画のひとつだった。

さらに時代は下って…近田春夫さんがBEEFというバック・バンドを率いて活動した後、女性をひとり含んだ4人組のバンドがデビューした。
当時、とても珍しかった女性だけのバンド、GIRLSの中で一番好きだったイリアさんが加入していたバンドだったので注目した。

バンドの名前がジューシィ・フルーツ。
すぐにピンと来た。ハハン、近田さんも好きなのかって…。
「ジューシィ・フルーツ」も前身の「BEEF」も『ファントム・オブ・パラダイス』に登場するバンドとシンガーの名前だったのだ。

ま、完全に「だからナンダ?」という類の話しなのだが、これは前から書きたくて書きたくて、どこで書こうかとそのチャンスをズッと狙っていたのだ。

それがね~、こうしてホンモノのイリアさんのステージに接することができる日が来るなんて。チャンス到来!
いつ書くの?今でしょ!
すみません、コレばっかりで…。でもこれは今年の「流行語大賞」は確実でしょう。
やっぱりこういうはやり言葉というのは実用性が高くないと絶対に普及しないね。

さて、『The Paisleys & JUICY HALF ジョイントLIVE 』の後半。The Paisleysに続いての登場はJUICY HALF。

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JUICY HALFはその名の示す通り、ジューシィ・フルーツに在籍した2人が結成し2009年より活動している。

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4人のウチの2人だから「ハーフ」ね。

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メンバーは、ジューシィ・フルーツから…

ボーカル&ギターのイリアと…

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ドラムの高木利夫。
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そして、HALFから参加しているリード・ギターにアキシロと…

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ベースのジェフ…の4人。

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この日はですね~、も~どっぷりとシアワセ状態だった。The Paisleysを存分に楽しんだ後、このJUICY HALF。

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とにかく両バンドとも出てくる曲、出てくる曲、どれもが可愛くて楽しくて…。どんなに聴いても聴き足りない!
乙女心のようにワクワク、ドキドキ…(乙女になった経験はないが、きっとこんなんだろう)。
ああ初恋の気分ってこんなんだったんじゃないかしら…(アホか、オレは?!でもホントにそうなの)。

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1曲目は「ふりむかないで」。1962年のザ・ピーナッツのヒット曲。この頃の歌謡曲は殺人的にクォリティの高い曲がズラリと並んでいる。歌謡曲バンザイなのである。

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靴下を直しているところを見られたくない、初々しい乙女の気持ちを歌った唄。
いい曲だナァ。さすが宮川先生。
今時、こんな女の子いないわナァ。電車の中で化粧だもんナァ。それじゃこういう曲もできるワケない。

「♪ふりむかないで~、お願いだから~、今ね、3つ目のツケマ乗せてるところなの~」じゃ歌にならんわな。

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「♪じゅっちゅうはちきゅ~」 のコーラスがかわいい「十中八九NG」。これはジューシィ・フルーツのレパートリー。これもいい曲だナァ。

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JUICY HALFもコーラス最高!

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やっぱり美しいコーラスというのは曲のグレードを格段にアップさせるね。

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もともと曲がいいところへ持ってきて、こうした王道的手法による完璧な演奏をするもんだから悪いワケがない。

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「夢見るシャンソン人形」のカバー、「夢見るシェルター人形」。
イリアさんの声が曲にピッタリとマッチしてる!

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もちろんインスト・パートもエキサイティング!

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その昔、ジューシィ・フルーツがテレビに出た時(しょっちゅう出てたけど)、何の番組だったかは覚えてないが、The Manhattan Transferの「Twilight Tone」を演ったんですよ。
しかも、イリアさんとギターの方があの有名なJay Graydonのギター・ソロを完コピしてた。トリハダもののカッコよさだった。

で、今回この時のことをドラムの高木さんにうかがってみたところ、「アレは確か、レパートリーがまだ少なくて、カッコいいからコレやろうよ!みたいにして演ったんじゃなかったかナァ~。イリアは難なくサラッとギター・ソロをコピーしてたみたいだったよ!」ですって。さすがイリアさん!

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「これがそうなのね仔猫ちゃん」…

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「そんなヒロしに騙されて」…「恋はベンチシート」…

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それにしても有名な曲が多いな。

アキシロさんはサム・ピックを使用している。

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アキシロさんもJVM210Hと1960Aを使用。

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「燃ゆる瞳」…

ジェフさんもリッケンだね。こういうタイプの曲はリッケンか…。

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「メビウス・ラブ」。コレいい曲だナァ~と思ったら「そんなヒロシに騙されて」のB面にカップリングされ、あるラジオ局の「B面ベスト10」という企画で10週連続1位を獲得したとか…

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そうだろうな~、いい曲だもん。
続いて「ツイ・ツイ・ツイッター」、これはJUICY HALFのオリジナル・ソング。可愛いタイトルだね~。

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ショウはいよいよ終盤。ここでやっぱり「ジェニー」。これも思い出があってね~。

テレビで見た時、「♪そ~すれば、と~にかく」の「と」ところのコードにビックリした。翌日学校でバンドをやっている連中が集まって、「オイ、昨日のアレ見たか?『とにかく』のところのコード、どうなってんだ?」って話になったんだけど誰もわからない。

で、幾日かして楽器屋に入り浸っているヤツが「あれ、わかったゾ!」と答えを持ってきた。「あれ、ディミニッシュっていうんだってよ!」と聴いてみんなビックリ。

程度が低いと笑わば笑え…当時は今みたいに教則本やらDVDなんかなかったからね。
コードといえばメジャーとマイナーしか知らなかったし、短7度の役割も知らなかった。
みんな自分たちの耳だけを頼りに、手さぐりでロックの研究をしてたんだから。

それを聞いてみんなこう言った…「あれがディミニッシュってヤツか~。話しには聞いていたけど、初めて見た!」…なんて、明治時代にはじめてバナナを食べた一般市民のようなことになった。いい時代だったナァ。

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いい時代だったのは、こういうジューシィ・フルーツのようなステキなバンドや歌手がジャンジャンTVに出て、いい曲をたくさん提供してくれていたことなのね。

やっぱり歌謡曲があった時代はよかった。ロックと歌謡曲が完全に分かれていた時代。もちろん当時、私は「ナンでぇ歌謡曲なんてカッコ悪い!アイドルなんか関係ネェ!」とロック一辺倒だった。

でもね、最近、やたらと「昭和歌謡」の番組やってるでしょう?恥ずかしながら、正確ではないにしろあの当時の歌ならほとんど歌えるんだよね。
それだけ一般大衆にそうした音楽が浸透していたかのが我ながらよくわかる。
曲のクォリティが格段に高かったからだ。永遠に残る歌たちも少なくないだろう。

私の中でのベストは「木綿のハンカチーフ」。
今でも聴けば泣く。
だからカラオケなんかで歌ったことはない。泣いちゃうから。
あの藤丸さんが奏でる美しいダブル・ストップのイントロに導かれて展開するコール&レスポンス式の純愛物語。ああ、コレ書いてても泣けるわ。

でもさ、今は「華やいだ街」へわざわざ「君への贈りもの」を探しに行かなくったて、クリック一発、いつでもどこでも欲しいものが手に入る。
風情もナニもあったもんじゃないね。MJGのところでも書いたけど、利便性というのは間違いなく風情を殺す。
両立はできないことになってる。こんなことでレコード・ジャケットもなくなっちゃうんだから恐ろしい。

こうした風情があったからいい歌詞が書けたし、いい旋律や編曲ができたんだと思う。

そうそう、実は今、「編曲」という音楽のひとつの醍醐味も失われていることに気を配るべきだと思うんですよ。
ビッグ・バンドやオーケストラがなくなっちゃったからね。

伝承、伝承、とにかくいいものや正しいことを後世に伝えないと!そういう意味では今日のコンサートは実にいい機会だった。

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「夢ゆめ御用心」、「おとめのカウントダウン」、「そわそわストリート」…と信じられないくらいの佳曲がゾロゾロ出るわ出るわ!

この「おとめのカウントダウン」なんてナニこれ?もう歌詞もメロディもステキすぎるわい!恥ずかしながら写真を撮りながら脚立の上で身体を揺らしちまった!

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それにしても歌にギターに最高にキュートなイリアさんなのだ!
ちょっとした仕草が歌声が可愛いのなんのって!

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ああ、ジックリと聴いてしまった。本編は終了。

アンコールはThe Paisleysの3人も加わった。

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ヤッチンがジューシィ・フルーツについて語る。

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やっぱりみんな好きだったんですネェ。ヤッチンのパートナーのギタリストはJUICY FRUITSの曲をすべて歌えちゃうとか…。

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で、アンコールは「恋愛タクティクス」。これも可愛い曲だ。

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ヤッチンも楽しそう!

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そして、最後はBay City Rollersの「二人だけのデート(I Only Want to be with You)」。元はイギリスの歌手、Dusty Springfield(ダスティ・スプリングフィールド)の1963年のヒット曲。

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毎日のように「ぎんざNOW」で大騒ぎしていたベイ・シティ人気をヘソ曲がりな中学生だった私は決して快く思わなかったが、今聴くとなかなかよかったりするんだよね。

あまりの人気でボーカルのレスリー・マッコーエンの変な噂まで出てきたりしてね。コンサートではまったく演奏していないとかサ…考えてみるとエア・バンドの先駆けだったりして?! んなことないか…。

380

いい曲だよね。個人的にこの曲はFrank Zappaの「Let's Make the Water Turn Black」と似ていると思ったりするのだが、ここでは関係ない…みんなこんなに楽しそうなんだもん!

その人気のベイ・シティ、今ね、ホームのエジンバラへ行ったってベイ・シティの「べ」の字も出てこないよ。ま、英語の国だから「べ」は出てこないのが当たり前か…。

390

お客さんもおおよろこび!

400

大いに盛り上がって今日の出し物はすべて終了。あ~楽しかった!

410

楽屋へ戻って記念撮影…で終わる予定だったんだけど、すさまじい「アンコール」の声!このままじゃ収まらない!

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そこで、もう一度出演者が全員ステージに上がりご挨拶。そして完全にこの日のステージは幕を下ろした。

430

これはジューシィ・フルーツ名義でリリースした29年ぶりのシングル『ちょっとだけ★ナラバイ』。6~7月までNHKの『みんなのうた』で放送されているので要注目!

Jh

あ~、ホントに今日は楽しんだな。

JUICY HALFの詳しい情報はコチラ⇒JUICY HALF facebook

The Paisleysの詳しい情報はコチラ⇒曾我泰久オフィシャル・ウェブサイト soga21.com

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(一部敬称略 2013年5月19日 渋谷Rexにて撮影)

2013年6月21日 (金)

The Paisleys & JUICY HALF ジョイントLIVE <前編>

曾我泰久が長年にわたる構想を練り上げて2009年より活動を開始したトリオ・バンドがThe Paisleys。

ペイズリーとはあのアイビー・ルックでおなじみの…といっても最近では「アイビー・ルック」なんて言葉もスッカリ聞かなくなったが…いわゆる「勾玉もよう」というヤツ。

このペイズリーという柄は水滴の形をした野菜をモチーフにしていて、ペルシアまたはインドがその起源とされている。3世紀初頭から存在していたとか…。18~19世紀にヨーロッパで広く普及し、一般的なものとなった。スコットランドのペイズリーというところでこの模様が用いられた衣料品が量産されたことより「ペイズリー」と呼ばれるようになったんだそうだ。アメリカの古いキルト作者たちの間では「ペルシアン・ピクルス」などと呼ばれている。

50

…ということなんかさておいて、The Paisleys…いいんだゼ~、このバンド。

サイケデリック・ロック・バンドを標榜して結成したとのことだが、ナンノナンノ、「サイケデリック・ロック」なんて言葉は全然無用の上質なポップ・ロック。

10

メンバーは曾我泰久、ヤッチン。

20v

ベースに風祭東

30v

ドラムが大島賢治

40v

とにかくね~、曲が飛びっきりいいんだ! スッカリ気に入っちゃった!

100

3人のやりたいことのベクトルが完全に一致していて、やわらかい音楽ながら出ている音はかなり硬質だ。

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「硬い」というのは音や曲のことではなく、緻密で完成度が高いということだ。3人で「いい音楽をつくろうじゃないの!」という意気込みがヒシヒシと伝わってくるのよ。

そこには何の仕掛けもサプライズもなく、とにかくいい歌詞をいいメロディに乗っけて美しいアンサンブルで奏でよう…このことだけ。

70v

そして、3人とも歌がウマイ!

80v

リード・シンガーが曲ごとに代ることによってバンドの音楽性がさらに拡張していく。

ヤッチンの構想からスタートしたバンドなのかもしれないが、民主性が高く、ヤッチンばかりがフィーチュアされることはない。リード・ボーカルを担当するのは、11曲中ヤッチンが5曲、風祭さんが4曲、大島さんが2曲という構成。

90v

そう、ジョンと…

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ポールとジョージみたいだ。ウワッ!気が付いてみれば風祭さん、サウスポーだ!

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ヤッチンはピアノを弾きながら1曲。

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「こんな日に」…

110v

ヤッチンの歌はやさしくていいナァ。聴いてる方も知らず知らずのうちにニコニコとやさしい表情になってしまうよ。

120

風祭さんもピアノで1曲。「sarah」という曲。

140v

演奏は完璧!百戦錬磨のベテランたちだけあって、インスト・パートでは抜群のドライブぶりを見せてくれる!

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また風祭さんのリッケンの音がいいんだ~!

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大島さんのドラムもガ~ッチリとThe Paisleysの音楽に溶け込んでいる。完璧なアンサンブル!

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ヤッチンはJVM210Hと1960Aのコンビネーション。すっかりお気に入りのJVMだ。

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でもね~、ヤッチンにはもっとギターソロ弾いてもらいたいんよ~。名シンガーであるばかりじゃなく、名ギタリストなんだから!

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このバンドのもうひとつの強みはナント言ってもコーラス!

180v

一糸乱れぬ完璧なハーモニー。聴いてて気持ちいいわ~。

「♪アアン、アアン、アッアアアアン」で有名な「気になる女の子」も演奏。フィンガー5がやってたんですね。The Messengersというアメリカはミネソタのグループの1971年の曲。原題は「That's the Way a Woman Is」という。本国のヒットチャートで62位をマークしたが、曲は日本での知名度の方が高いらしい。そうか、最近CMで流れてたのか…。

200

The Paisleysの音はもうビートルズなんですよ。どの曲も私なんかは思わずニヤリとしてしまう。

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素材が凝っていて…たとえば「I'm the Walrus」が出てきたりして、それがまた実に巧妙で深い!ある種、サンハウス的な指向と言えなくもないが、とにかくカッコよくて気持ちいい!

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これはヤッチンとも楽屋で話したことなんだけど、ビートルズを超すことはできないし、する必要もない。それならばリスペクトしちゃおう…的なことを。それでいいのだ。

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いつもマーブロに書いているけど、やはり一番クリエイティブだった頃の音楽を聴いて、自分の世代の感性を注入する。これが肝要だと改めて思ったね。

ビートルズをコンテンポラリーな(つまりエルヴィス以降ということ)ロックの第一世代とするならば、ヤッチンたちはそれを直接聴いて育った第二世代だ。70年代前半、日本にロックがあった頃活躍していた名バンドたちもしかり、第二世代までは素晴らしいものがクリエイトされるようだ。

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全11曲。ヤンヤの拍手。どの曲もものすごく楽しめたよん!オススメです。

もっと聴きたいな~。次回もお邪魔しちゃうぞ!

310

ところで、イギリスの人ってホントに傘をささない。NYCの人なんかもそうだけど、イギリス人ってドシャ降りでも傘ささないんだよね。私も理由はわからない。ご存知の通り天気がコロコロ変わるロンドンは1日数回思いっきり雨を降らさないと気が済まない。私なんかは雨が降り出すたびにデイバッグを背中から下ろして傘を引っ張り出して濡れないようにするんだけど、かえって周囲の人から奇異な目で見られちゃう。「ホント、日本人って傘好きね~」みたいな…。冗談じゃない、こっちは旅先で熱でも出したらそれこそ命取りだから気をつけているのさ!ま、東京にいてもすぐに傘さすけど…。

あ、ゴメンなさい。イヤ、これは今年3月に発売されたヤッチンのジャズ・アルバム『The Swinging in the Rain』収録曲の1節の話し。

まずタイトルがいいね。「Swing」の現在分詞に冠詞をつけて「スウィングすること」と名詞にした。もちろん、『Singin' in the Rain(雨に唄えば)』の転用だ。

ジーン・ケリーが、ドナルド・オコナーの「吹き替え」という名アイデアとデビー・レイノルズ(この人は『スターウォーズ』のレーア姫や『ブルース・ブラザーズ』に出てくるジョン・ベルーシに復讐を挑む謎の女を演じたキャリー・フィッシャーのお母さん)との愛に最高にハッピーな気分になり、雨の中で歌って踊る…。映画『雨に唄えば』のハイライト・シーン。

この「The Swinging」という言葉が、念願のジャズ・アルバムを作り上げたヤッチンのハッピーな気持ちと雨の中で歌い踊るジーン・ケリーのハッピーな気持ちをダブらせるのだ・

それとジャケット。ん~、ウマイことやりましたな。Jckie McLeanの『A Fickle Sonance (4089)』。これまでにもJoe JacksonやElvis CostelloのようにBlue Noteのデザインをモチーフにしたジャケットがあったが、この『The Swinging in the Rain』は秀逸でしょう。『A Fickle Sonance』に目をつけるところが面白い。

ちなみにJackie McLeanは『A Fickle Sonance』の以前に『Swing, Swang, Swingin' (4024)』という名盤を発表している。ここでも「Swingin'」…何かの符合かな?

ピアノ・トリオをバックにスイングするヤッチンもまたステキ哉。曲は相変わらずやさしく都会的だ。初のジャズ・アルバムだからといって決して力んだりすることはない。

ビートが「8」から「4」に変わっても、ここにあるのは完全なヤッチン・ミュージックだ。是非一聴していただきたい。

Cd

ヤッチンはファンキーさん、和佐田さん、そして田川ヒロアキさんらと組んでまた8月からツアーに繰り出す。各メンバーの故郷で演奏するという、前回の『Live! Live! Live!』で約束した通りの旅程。東京公演をまたMarshall Blogでレポートしたいと願っている。

詳しくはウェブサイトをご覧いただきたいが、また公演ごとにヤッチンが簡単なコメントをつけていて感激。なんという気遣い!

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曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒Soga21.com

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<後編>につづく

(一部敬称略 2013年5月19日 渋谷Rexにて撮影)

2013年6月18日 (火)

THANX RONNIE JAMES DIO LIVE vol.2~IN MEMORIES OF COZY POWELL<後編>

さて、後編いってみよ~!

残り2つのバンドはともにRainbowのトリビュート。Ronnieの長く輝かしいキャリアの中にあって、やはりRainbow時代がハイライトということになるのであろうか。

出演はRonnie Handsomeman[EIZO Sakamoto Unit]。

10

EIZO SAKAMOTO

20

ギターは清水保光。

30

ベースに臼井OZMA孝文。

40v

ドラムは本間大嗣だ。

50v

Judy Garlandの「We must be over the rainbow…rainbow…rainbow」のセリフに導かれてスタートするのは当然「Kill the King」。

このユニットはキーボードなしだ。

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武道館でコレを見た時、まだ子供だったんで何とも思わなかったけど、コンサートのオープニングで新曲を堂々と演っちゃうんだもんね~。「♪でいんじゃっ、でいんじゃっ」って。よっぽど自身があったんだろうね。

でも、結局は後世に残る名曲にになった。やっぱりリッチーはスゴイね。

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清水さんも根っからのマーシャリストだ。

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見よ!このスウェット・バンド!

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この日はJCM900 4100で縦横無尽にリッチーを演じた。

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EIZOさんは「Classic Rock Jam」のレポートでもMarshall Blogに登場していただいているが、その昔、某大手レコード会社の主催で「Marshall Night」というイベントを開催したことがあって、その時も惜しみない協力をしていただいた。あの頃マーブロやっていたらナァ~。おもしろい記事が残ったと思うんだけど…まだあの時はブログもなければ、私も写真に興味すらなかった…。あの時のEIZOさんが歌ってくれた「Speed King」が忘れられない。

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2曲目はDeep Purpleの「Mistreated」だ。愛の虐待の歌だ。

子供の頃、この曲のタイトルって「ミステリー・テッド」で、テッドという人のミステリーの歌かと思ってた。

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今日も大絶唱のEIZOさん。まるでロニーに憑りつかれているかのようにシャウトし続ける…憑りつかれているのだ!

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3曲目は「Sixteenth Century Greensleeves」。

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そして「Stargazer」。

やっぱり好きな音楽に没頭している姿はプロアマの境なくみんな楽しそうだ。

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OZMAさんもステージ下手で汗みどろになって暴れまくる!

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近寄られるだけで周囲の気温が上がってしまうような燃えたぎるプレイだ!

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バシバシと破壊的なまでにパワフルなドラミングを見せてくれた本間さん。

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ドラム・ソロも大フィーチュア。 もちろんチャイコの「1812年」つき!

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何しろこのイベントはRonnieだけでなくCozyにもトリビュートされたものだからして、ここは大きなハイライトとなった。

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文句なしの快演!

それにしても荘厳なクラシックの曲とドラム・ソロを組み合わせるなんてよく考えたものだ。これもCozyだから成せるワザなのだろう。

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EIZOさんのエネルギッシュなステージングでいいように盛り上がってしまう!

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「Gates of Babyron」。

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いよいよこのセットも大詰めだ!

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そして最後はハード・ロック野郎どもの人生讃歌、「It's Only Rock'n'Roll」…なワケない!「Long Live Rock'n'Roll」だッ!

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見事にリッチーを演じきった岸町の名人。

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なんか、このセット…恐ろしく燃え尽きた感が強いなぁ。モノスゴイ熱演だったからね~。

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そして、Marshall Full Stackがステージに現れる。

この盛り上がり状態をキープしつついよいよ最後のバンドの登場だ!

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「工藤"KUDO→"義弘、島紀史 with 虹の騎士ショー」だ。

Judy Garlandの「We must be over the rainbow…rainbow…rainbow」のセリフに導かれてスタートするのは当然「Kill the King」ってさっきといっしょだ~!

いいの、いいの、カッコいいものは何回見たってカッコいいのさ!それに誰だってコレはやりたいもんね~!ナンバー・ワンかどうかはわからないが、ロック・コンサートのオープニングのベスト10には間違いなくランク・インするだろう。

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最後をビシと決めるべく、DIOKEN再登場!

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ん、アノ人っぽく撮れたと思わない?

島紀史

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ベースはSHIGE NAKAYASU。

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キーボードはTOSHI SHIMADA。

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ドラムは工藤"KUDO→"義弘。名前がグレードアップしてる四輪工藤屋さん!

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DIOKENさん、最後の出番!思いっきり歌うゾ~!

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「Kill the King」を歌いこむDIOKENさん。本当にうれしそうだ。

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一方のノンちゃんはといえば…

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Concerto Moonの時とも、またSTANDの時とも違う、完全ギター小僧のノンちゃん。

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そう、ここにもリッチーが舞い降りてきているのだ。しっかし、みんな好きだな~、ブラックモアさん。

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Moogのサウンドに導かれしは「Tarot Woman」。

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次第に大きくなるギターの「♪ジャリジャリリ、ジャリジャリリ、タットコロタン、タットコロタン」には興奮しますナァ。

そういえば、中学1年か2年の時、「エイト」という近所のコインのゲーム・センターに入り浸ったことがあって、ある日そこのマスターがロックが好きだということを知った。こっちは子供だから、もしかしたらロックのレコードをカセットにダビングしてそのマスターにプレゼントすればいくらかコインをただでもらえるかも…と考えた。

で、ビートルズを数本と、その時の新譜、『Rising』をプレゼントしてみた。すると、案の定気をよくしたそのマスターが、「誰にも言うなよ…」といって数十枚のコインをお礼にプレゼントしてくれた。

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数日後、そのゲーム・センターに行くと、マスターに呼び止められた。差し出した彼の手のひらには『Rising』がダビングされているハズのカセット・テープが乗っていて、彼はこう言った。

「あのサ、悪いけどコレは返すわ。うるさくてとても聴けないよ…」だって。この曲を聴くとこの時のことを思い出すんだよね。

ま、普通の人はこうなんだよね。でも今日のこの人たちは違う。根っからハード・ロッカーなのだ。どうしてそこまでのめり込めるかって?答えはカンタン。カッコいいからです。
あまりにもいろんな音楽が聴きたいアタシャ浮気性でちょっと失格ね。でも大好きよ。そうでなきゃ毎回毎回、あんなにボヤいていられません。

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このキャビも最近は見なくなったナァ。1980年代半ばまで製造されていた4×12"のベース用キャビネットが1935。

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しっとりと「Catch the Rainbow」。

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こうしてジックリ歌いこむDIOKENさんを目の当たりにすると、これまたRonnieが乗り移っているかのように感じる。

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「Stargazer」。ここもダブっちゃったけど、名曲、名曲!何回も聴こう!

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演りそうで演らない「Man on the Silver Moutain」。

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そして「Still I'm Sad」からソロ・コーナーへ。

まずはキーボード・ソロ。

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続いてギター・ソロ。ん~、やっぱMAJORのサウンドは強力やね。

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そして、ドラム・ソロ。
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工藤さんのドラム・ソロはいつもEARTHSHAKERのステージで楽しませてもらっているが、やっぱりいつもとはチョイと違うね。

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ここでも「1812年」を導入してもCozy成りきりプレイだ!

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全身をスティックに換えたかのような鬼気迫るソロ!会場からは大歓声が飛び交っていた!

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ここのセットも、ホント、命をささげるかのような熱演でお客さんも大よろこびだった。

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これにて本編が終了。長い!

そして最後は3人のRonnieによる豪華パフォーマンス!バンドは「工藤"KUDO→"義弘、島紀史 with 虹の騎士ショー」だ。

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今日は決まってらぁね、「Lomg Live Rock'n'Roll」だ!

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EIZOさんの金井克子バージョンRonnie。

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五木ひろしバージョンRonnie。

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もうここは各々Ronnieへの万感の思いを込めての熱唱だ。

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あるものはRitchieへの思慕の念を込めて!

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この連中に任せておけばロックも長生きすることだろう。

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熱唱、激唱、爆唱、とにかく素晴らしい歌にまみれまくったコンサートだった。

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これがロック!そして、やっぱりこういうロックはやっぱりMarshallじゃないとダメだね!

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大仕事を終えたDIOKENさん。本当にいいイベントだった。昨年、「来年もやるぞ!」と宣言して開かれた今回の第2回目の「THANX RONNIE JAMES DIO」。今回も宣言してたかな?…とにかく来年も開催して欲しい!

そして来年は若い人たちにもジャンジャン告知して見てもらおうよ。「カッコいいロックはこれだよ!」、「ロックはこう歌うもんなんだよ!」「ギター・ソロってカッコいいだろう!」って教えてあげましょう。

今、芸術や文化でもっとも大きな問題となっているのは「伝達」です。次の世代にいいものが伝わらない。先輩が誰も教えてあげないから。若者が「売らんかな」のマスコミのいい餌食になっちゃう。

じゃ、いつ教えるの?今でしょ!と言いたいところだが、来年のこのイベントまで待つことにしよう。DIOKENさん、がんばって!

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4時半ちょうどに始まって、全部終了したのが10時過ぎ。私も子供の頃からずいぶんとたくさんのコンサートに立ち会ってきたが、フェスティバルでもないのにこんなに長いイベントは初めてかもしれない。でも、昨日も書いた通り、「アレ、一体どこでこんなに時間を喰っちゃったんだろう?」と不思議に思うくらいアッという間の約6時間だった。

やっぱり出演者たちの、音楽やRonnie、Cozy、Ritchieに対する並外れた愛情やあこがれが生み出す熱演がそう感じさせたのであろうし、やっぱりカッコいいロックはいくら聴いても飽きないということなのだ。そうでしょ、絶対?

ま~、疲れはしたけどね。でもホントにおもしろかった!

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(一部敬称略 2013年5月18日 渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2013年6月17日 (月)

THANX RONNIE JAMES DIO LIVE vol.2~IN MEMORIES OF COZY POWELL<前編>

いつも書いているように、ロックたるもの、カッコいいギター・リフとソロ、そして男性的な野太いボーカル…こてに尽きると思っているし、考え方を変えるつもりも毛頭ない。ま、毛頭自体かなり少なくなってきた昨今その思いはさらに確固たるものになっている。

それもこれも、やはりロックの洗礼を受けた時分、まだそうしたカッコいいほぼ第一世代のハード・ロックが世の中に残っていて、その薫陶をドップリと受けているからに他ならない。

何しろ生まれて初めて聴いた生のロックの声がRonnie James Dioだったのだから。

中学2年生の時、1976年の12月の日本武道館でのことだった。ま~、驚いたね、世の中にこんなにデカイ音があるのかと思って…。それが今ではその爆音の犯人の組織に入って仕事をしているんだから人生どうなるかわからないもんだ。

下はその時のプログラム。入場料は1階席だったけど、3,000円だったハズ。

少しこのプログラムを見てみようか。あるラジオ局の方がこんなことを言ってる…『最近のイギリスというものは、ひと頃もてはやされたブリティッシュ・ロック、まあ早い話が、やたらすごいサウンド・イクイップメントを積み重ねたPAシステム、そこから出てくるもの凄い馬力のハード・ロック・サウンドというものがあまり聞かれなくなってきまして、ちょっと残念な気がします』としておいて、『かわりにオリビア・ニュートン・ジョンのさわやかなヴォーカルが電波をせん領(ママ)、そして、ベイ・シティ・ローラーズが若いティーンの間でアイドルになっています。』

もうこの頃からダメだったんだね~。この直後、パンクやらニュー・ウェイヴが登場してイギリスのハード・ロックは完全に「ロック英国病」に罹患していまだに回復の目途すらたたん。

数日前に紹介したTHE TREATMENTなんて頼もしい若者もいるにはいるが、焼け石に水。聴く方に下地がないことに加えて作る側(演奏する側ではない)の世代もドンドン変わってしまい、もはやどんな劇薬をもってしても早期な治癒は望めそうにない。

もう少しプログラムを読み進める。安全バンドのデビュー・アルバムの宣伝がデカデカと登場する。そう、Blackmore's Rainbowの前座だった。このころは「オープニング・アクト」なんて呼ばずにちゃんと「前座」という言葉を使っていた。

安全バンドのメンバーだった中村哲さんは森園さんや広規さんの関連でしょっちゅう撮影させていただいているし、マーブロにもご登場願っている。長沢ヒロさんもしかり。しかし、残念ながら勉強不足でこのアルバムは聴いたことがない。で、この広告のページに収録曲の解説が施してあり、その最後に「(演奏予定曲)」とクレジットされている。いかに…いかに!こうしたコンサートを大切にしていたかが想像されるのですよ。

それから…あったあった、好きなページ。この頃に来日したバンドの告知のページ。1977年の初頭に来日公演を予定しているバンドとして、Lynyrd Skynyrd(中野サンプラザ×4!)とRobin Trower(中野サンプラザ×3!)が出ている。ああ、両方とも行ってよかったナァ。いい時代だったよナァ。

イカン!ノッケからえらく脱線しちまった!

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そう、とにかくDio。とにかくカッコよかった。

その後、特にRonnieを追いかけたりはまったくしなかったが、彼の残した足跡の大きさを思い知ったのは、それから34年後のこと。場所はロンドン。

Classic Rock誌が主催する70年代のロックの黄金時代のバンドを集めたフェスティバル『HIGH VOLTAGE FESTIVAL』の時のことだ。出演者の(私的に)豪華な顔ぶれに加え、このフェスティバルはMarshallも協賛しているため、AAAパスを貰ってどこでもスイスイ入り込める最高のフェスティバルだった。以前、Marshall Blogで詳細にレポートしたがもう見れなくってしまったので、その後の状況を含めてまたいつか新しくレポートを書き下ろしてみたいと思っている。

これがその時のプログラム。

これをひっくり返すと…

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そう、この大フェスティバルがRonnie James Dioに捧げられたのだ。

フェスティバルにはHeaven and Hellが登場し、数万人の観客が「Heaven and Hell」の「♪オーオー」を合唱する姿は超感動的だった。

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プログラムの中には「Ronnie James Dio STAND UP AND SHOUT」と銘打ったガン撲滅の基金が紹介されている。会場でも寄付を募っていた。

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さて、その偉大なロック・シンガーを崇拝するものはこの世に星の数ほどいようが、その中でもこの人の輝きは一等星であろう。

マーブロ初登場。名前からしてスゴイ。DIOKENだ!

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そのDIOKENさんが主催するRonnieへのトリビュート・コンサート、『THANX RONNIE JAMES DIO LIVE vol.2』にお邪魔してきた。

タイトル通り、今回が2回目。みんな好きね~。そして、今回は副題に『IN MEMORIES OF COZY POWELL』がひっつきCozyへのトリビュートを兼ねたコンサートへと発展した。

ま~、これがね~、アータ、夕方の4時半に始まって終わったの何時だと思う?

10時過ぎよ、10時過ぎ!ほぼ6時間に及ぶコンサートだったんですよ。疲れましたよ、そりゃ。激疲れに決まってんジャン。ところがね、これが終わってみると、「アッレ~、どこでこんなに時間喰っちゃったのよ~?」というくらいアッという間の出来ごとだったんだから!

やっぱり、こうしたカッコいいロックを愛でる者たちが集って作り出す空間だから、時の経つのも早いのね。

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さて、最初に登場したるはHEAVEN and HELLのトリビュート・バンド、『HEAVEN & HELL cover unit』。

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メンバーはDIOKEN。

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ギターはPUNKY。

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反町"YUKI"哲之のベース。

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そして、キーボードがKou。

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ドラムはナント、ファンキーさん!

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ファンキーさんが一番最初に登場したのは…何しろ出番を速めに終わらせて、後はユックリとチューハイを飲みながら客席でこのショウを楽しんじゃおうという作戦!

ファンキーさん、本当に最後まで客席に座ってジックリとステージを鑑賞されたのであった。

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それにしても、DIOKENさんのこのなりきよう!

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好きなんだね~。もちろん歌いっぷりは完璧!

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ギター・ソロもタップリとフィーチュア。

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とにかくこの成りきりようをとくとお楽しみあれ!

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もうノッケからモノスゴイ熱気でしてね…いかにこの手のロックが愛されているかがわかるってもんですわ。

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続いてはelfのトリビュート・バンド、『elf cover unit』。

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DIOKEN。

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ギターはTHE BEGGARSのDannie。

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ベースは横山"SOUGO"壮五。

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ひっさしぶり!キーボードのはんだすなお。

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ドラムはDIOKENさんの実弟、赤間慎。

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コーラスにKANが加わった。

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ロス出身のBIG ELFはよく知っているんだけど、elfの曲を聴くのはこれが初めて…。

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エラくアメリカンなんですな~。知らなかった。

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このセットは他と雰囲気がガラリと違ってまたいいアクセントになったね。

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そして、今度はDIOのトリビュート・バンド、『DIO cover unit [Ray with aDIOs]』。

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DIOKENさんはひと休みして…

ボーカルはRay。

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ギターが里村源多朗。

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ベースがKassy。

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キーボードはHEAVEN & HELLトリビュートでも登場してくれたKou。

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そして、ドラムは出原卓。

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実は源多朗さんはだいぶ前にご一緒させていただいたことがあった。

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2007年だったかな?VintageModernが発売になった時、YOUNG GUITAR誌の付録DVDの企画にご登場いただいた。あの時以来だ。

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あの時もガッツのあるプレイで異彩を放っていた。

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今回は愛用の1959で以前にもましてすさまじいプレイをタップリと見せてくれた。

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Rayさんとの絡みもバッチリ。

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RayさんのボーカルもDIOKENさんと味わいが違ってコレまたグー。

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相変わらずの出原さんの激パワフル・ドラミング!爆弾が落っこちたのかと思った!

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Ronnie James Dioという人は1962年からプロの活動をしていたんですってね。ビートルズとスタート同じだもんね。それから67歳で亡くなるまでギンギンに歌い続けたんだからスゴイ。67歳ですよ!ま、ポールなんかも歌ってはいるものの、ロニーのやっていることとは違うからね。スゴイ人だったんだナァ。

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胸をはだけて、低い位置でギターを情熱的に弾きまくる源多郎さんの姿はダグ・アルドリッチの姿のようだった。この前の週にダグに会っていたからなおさらそう見えたのかもしれない。

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途中からステージに持ち込まれたロニーのポートレイトを背に熱演を繰り広げた。

やっぱりボーカルだけでなくギターが主役を務めるのカッコいいロックなのだ。そして、その傍らにMarshallがあるのが定石というものだ。

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ここで前半が終了。かれこれ3時間近く経ってんの。

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<後編>につづく

(一部敬称略 2013年5月18日 渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2013年6月14日 (金)

THE TREATMENT in OZZFEST JAPAN 2013

「コレ聴いてごらん。シゲなら絶対気に入ると思うよ」…と、2年前にイギリスの友人からもらったCDがコレ。

ケンブリッジ出身のTHE TREATMENTのデビュー・アルバム『THIS MIGHT HURT』だ。

まずタイトルがいい。「痛いかもしれませよ…」。病院の治療室でこれを言われるほどイヤなものはない。何しろ医者が「痛い」って言うくらいなんだから想像を絶する苦痛が予想される。特に歯医者。「ガマンできなかったら手を挙げてくださいね」と言われた瞬間にガマンできず手が挙がるわ!

そしてジャケット。今は違うデザインになっているようだが、こっちの方がいい。ゴム手袋をはめたオッサンが処置室から顔を出して「痛いかもしれませんよ…」でメンバーが「イヤだ~!」と絶叫している図。おもしろいじゃないの。

痛くったってしょうがない、治療(Treatment)なんだから!

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内容は、友人の言うことに間違いはなく、私の耳にピッタリシックリとくる、イギリス然とした正統派ハード・ロックだった。

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「何が?」って、Marshallの分厚い音色で奏でられるギターリフとソロ。そして聞きようによってはスティーヴン・タイラーにも似た感のあるこれまた図太い声のボーカル。もうこれで合格。

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このバンド、ギター・アンプはMarshall、ドラムはNATALを使っている。その関係でOzzfestのパフォーマンスをMarshall Blogで取材させてもらうことになった。「それじゃ自由に使っていいよ」…と、ギターのふたりとドラマーの最新のアー写も送ってきてくれた。いいバンドだ~!

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そしていよいよその雄姿を現した!

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ステージの袖で出番を待つ彼らのそばにしばらくいたのだが、若い…メチャクチャ若いでねーの。イヤ、若いってのは知ってたけど、そばで見るとまだ子供だよ。肌なんかツルっとしちゃって。

OZZFESTへ行ってもコレしか見ない!若いんだもん、応援してやんなきゃ!

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メンバーは5人。

ボーカルのマット・ジョーンズ(Matt Jones )。

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ギターのベン・ブルックランド(Ben Brookland)。

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もうひとりのギター、タゴール・グレイ(Tagore Grey)。

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ベースはリック"スウォグル"ニューマン(Rick"Swoggle"Newman)。

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ドラムのダーニ・マンズワース(Dhani Mansworth)という面々。
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今年で二十歳ぐらいなんじゃないの?

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そんな若者がこういう正統派のブリティッシュ・ロックをバッチリとキメてくれるのだからうれしい限りだ。

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ステージ狭しと飛び回るマット。

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CDの印象とは異なる歌いっぷりで、もっとワイルドな感じだった。

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喉がはちきれんばかりにシャウトする姿はホンモノのハード・ロック・シンガーだ。

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丸っきり役目を分配しているワケではないが、ベンが主にソロを弾き、

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タゴールがサイド・ギターに徹するというコンビネーション。

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ベンにしても「オレがオレが」のチャキチャキのシュレッダーというワケではなく、あくまで曲の中で生きるソロを弾いている感じ。

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タゴールもソリッドにバッキングを務め、バンド・サウンドをガッチリと固める。

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リズム隊も強力だ。

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スウォグルも徹底的にステージを駆け回りお客さんを扇動する。

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シンプルでストレートなドラミングも気持ちがいい!

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こうした直球勝負のブリティッシュ・ロックにはもってこいのリズム隊といえよう。

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これも毎度Marshall Blogで書いていることだが、とにかくイギリス勢にはがんばってもらいたいところ…と思っていると、The DarknessやThe Answerのようなバンドが出てきて「さすがイギリス!」と思わせてくれるのだが、

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最近どーもそういうバンドが長続きしない…。やっぱりダメなのかしらん?と思っているとこうしてまた出てくる。やっぱりイギリスはおもしろい。

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しかし、このバンド、CDで聞いているより音楽のイメージがウンとAC/DCに似ていることに驚いた。

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インストゥルメンタリゼーション(この言葉一度使ってみたかった!音楽を構成する楽器の配置のこと)が同じと言うことや、ふたりのギターの役割がどうとか、そういうことではない。 ましてや曲が極端に似通っているワケでもない。

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おそらく、無駄をすべてそぎ落としたハングリーなロックという共通点が根底にあるからではなかろうか?

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そして、やぱりこうした正統なブリティッシュ・ロックにはMarshallのギター・サウンドがシックリくる。

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すなわち伝統のブリティッシュ・ロックサウンドだ。

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NATALは1965年に創立したパーカッション・ブランドで数年前にMarshallが買収した。Brian Tichyが愛用していることでも知られている。

そうそう、NATALといえばThin LizzyのBrian DowneyもNATALプレイヤーだ。そのThin Lizzy、2週間前にMarshallの工場内にあるTheatre(劇場)でコンサートを開いたのだそうだ。従来のメンバーはScott GorhamとBrian Downeyしかいないが、内容は相当よかったらしい。何しろ曲がいいもんね。観たかったな~。

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MCもほとんどないこれまたストレートな構成。

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出てくる曲、出てくる曲がビシっと音楽的にキマっていて聴きごたえ十分!

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このTHE TREATMENT、他の若手バンドと比べると、若い聴衆にはもはや毛色の違う部類に映るのだろうなァ。一体どういう風に聴こえるんだろう?

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冒頭に書いた通り、このTHE TREATMENTの前後の出演者を見るにとどまったが、やはりロックは先祖返りを必要としているように感じた。

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このバンドがブリティッシュ・ロックにTREATMENTを施してくれるのを期待している。少々痛いかもしれないよ!

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(敬称略 2013年5月11日 幕張メッセにて撮影)

2013年6月12日 (水)

GRANRODEO LIVE 2013 G8 ROCK☆SHOW <後編>

後編いきます!

ところで、「万里の長城と自分のMarshall Wallが世界2大壁」とイングヴェイは公言しているが、ナンノナンノ、GRANRODEOのステージにいつも所狭しと並べられているMarhallの壁もスゴイですぜ。

1959のフルスタックが上下合わせて10セット。これがなければGRANRODEOのステージにはならない。Marshall Wallの美しさ、カッコよさを熟知しているe-ZUKAさんのロック美学に他ならない。Rock Showには不可欠なアイテムなのだ。Marshall Stackにはロックの浪漫が詰まりまくっているということだ。

そして、実際にe-ZUKAさんのギターの音を増幅しているのはコレ。JCM2000 DSL50だ。その名が示す通り50Wのモデル。

何も100Wばかりが大型ギター・アンプではない。100Wモデルに比べて音量が控え目というだけでなく、50Wモデルには50Wモデルの鳴りというものがある。100Wのモデルほど派手ではなく、かといって地味というワケでもなく、コンパクトな鳴りというか、何とも言い表しにくい独特の魅力があるのだ。これを求めてMichael Schenkerも筋肉少女帯の橘高文彦氏も50Wのモデルを愛用している。

以前、e-ZUKAさんはVintageModrnも愛用していた。

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さて、後半というか中盤というか…ここでまた場面が変わる。

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GRANRODEOのアコースティック・セットだ。

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曲は「希望の彼方へ」。

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おしゃべりも交えてホンワカムードのコーナー。

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瀧田さんもアコベに持ち替え。

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GRANRODEOのステージはMCも楽しい。

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しっとりと歌うKISHOWさんの声がまたカッコいいのなんのって!

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コーラス・ワークもバッチリとキマッタ!

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ここでね~、またGRANRODEOに関心してしまったんよ~。

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こうしてワザワザ転換してですよ、手をかけているワケで、これからアコースティック・セットをタップリと続けるのかと思ったら…

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何とアコースティック・コーナーはこの1曲だけ。

やっぱり昨日書いた通り、GRANRODEOはRock Showが何たるかをよく知っていると思ったね。もうとにかく外に出て暴れまわりたがる小さい子供のようだ。

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そうして怒涛の後半戦へと突入する。もうここまで来るとお客さんも後はブっ飛ばしまくることがわかりきっているので、会場の温度がジワリと上がった感じがしますな。

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まずは「RIMFIRE」。

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スカっと決めるロック・ビート。GRANRODEOの真骨頂。

この曲いつやるの?今でしょ!

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ジーナちゃんを背負って豪快にプレイ!

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ひたすら楽しく演奏するのもGRANRODEO流。

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しかしなんだね、とりわけe-ZUKAさんはいつも実に楽しそうにギターを弾くよね。

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もうライブが楽しくて楽しくてタマらないって感じ。

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だから見ている方も最高に楽しいのだ!

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そして、このテクニック。正確なシュレッディングとエモーショナルなビブラート。 それに音色が色っぽいんだよね。冒頭で触れた50W感がよく活かされていると思う。

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そんなギターだからいくら弾いてもらっても大歓迎。でも弾かない。e-ZUKAさんがGRANRODEOの音楽を、KISHOWさんの歌を大事にしているからね。ギター・ソロは曲を構成する一部。絶対に出すぎたりはしないのだ。このサジ加減がまたいいんだな~。

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「O-GRAVITY」

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これでもか!と幾重にも押し寄せてくるハードなトラックたち。

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「メズマライズ」。

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「Mesmerize」とは「催眠術をかける」という意味。同じ「催眠術をかける」という意味で「hypnotize」 という単語があるが(Fleetwood Macに「Hypnotized」というBob Welch作の名曲がある)、こっちは懐中時計を目の前で揺らせて眠らせて質問に答えさせちゃうヤツ。

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GRANRODEOの方の「催眠」は、魅力で相手をくぎ付けにしてしまう催眠術だ。まさにこの曲のタイトル通りではあるまいか?!

ステージ周りを縦横無尽に爆走するe-ZUKAさん。KISHOWさんに負けない驚異のエネルギーだ!

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これだけ走り回って、暴れまわって、自分のパートが来るとビシッとソロをキメて見せる。大変なことですよ。

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「アウトサイダー」 ときて…

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「modern strange cowboy」。

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ここで意外にも雰囲気を変える。

ピアノに向かうe-ZUKAさん。曲に入る前にツラツラっと弾いたメロディはJohn Coltraneの「A Love Supreme」の「Part 1 -Acknowledgement」の断片だったのを私は聞き逃さなかった。

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だだっ広いステージにグランド・ピアノが1台、そして2人のロックンローラー…絵になるね~!

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♪We wanna rock'n'roll!

一転してストレートなエイト・ビートに会場が揺れる!

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昨日触れたポールの「Venus and Mars/Rock Show」、Argentの「God Gave Rock'n'Roll to You」…これまでにもゴキゲンなロック讃歌があったけど、この曲も最高だ!

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それにしても信じられないくらいのパワーだ。最後の最後まで全く手を抜くことなくシャウトし続けるKISHOWさんの姿は真のロックンローラーだ!

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KISHOWさんが観客をアオるたびに場内の温度が上がる!

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VALさん、渾身のドラミング!隙間からカメラ目線ありがとう。フォト・クレジットがデカくてゴメンちゃい!

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初めてGRANRODEOのコンサートにお邪魔した時には驚いたものだ。ファンの男女比が拮抗しているといっても過言でないぐらい男性ファン、つまりRODEOBOYが多いのだ。

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そのRODEOBOYたちの多くがe-ZUKAさんのギタープレイに憧れていると信じている。「ギターってカッコいいな~」ってね。

それで彼らは「いつかはe-ZUKAさんのようにステージに立って、Marshall Wallを背中にギターを弾くんだ!」と決心していてくれればうれしい限りだ。

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1回の公演で1万人。半分が男の子として、その半分がe-ZUKAさんファンでギターを弾きたいと仮定すれば、難なくMarshallが2,500台売れる計算になるな…シメシメ…イヤ待てよ、最近は女の子の方が元気あるからな…。RODEOGIRLもジャンジャンギター弾いてくれるとして…ヒヒヒ…ということはもっとMarshall売れるか?

…なんてことは考えてはいませんから!!! ご心配なく!

RODEOBOYのみなさん、RODEOGIRLのみなさん、ギターってカッコよくておもしろいもんですよ。e-ZUKAさんを見てるから釈迦に説法か…。とにかく何かをやるには憧れのヒーローやヒロインが必要だ。そしてもっとギターに必要なのはいい音楽なんだよ。

みんなにはGRANRODEOのロックがあるし、e-ZUKAさんという最高のギター・ヒーローがいる。ギターをやらないと損するよ!

それじゃいつギター始めるの?今でしょ!…もういいか。

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こうして本編が終了。終わっちゃったよ~。

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そしてアンコール。

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「Once & Forever」…

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「Darlin'」…

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Van Morrisonじゃないけど、もうこうなっちゃうと誰にも止められない!

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ステージだけじゃ狭すぎる~!客席通路でも激演!

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MCをはさんで「桜色第2ボタン」。 この曲では天井から桜色の風船が!

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その数、3万個!曲の美しさもあいまって、最高の空間が目の前に現れた!

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まだまだ観たい聴きたい会場の歓声に応えてダブル・アンコール。

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曲は当然「Go for it !」。

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お客さんとバンドのコール&レスポンスはコンサートのハイライトのひとつ。

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KISHOWさんの「さぁVALさんいってみようか~!」というのがメッチャかっこいい!

そしてKISHOWさん…

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じゃーんぷ!

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こうしてアンコールを含めた全23曲が終了した。

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会場中のお客さんにお礼のあいさつをして回るメンバーたち。

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リズム隊の素晴らしい演奏も感動的だった。

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アタシャこの会場で一番歳を取ったRODEOBOYだったんだろうナァ~。RODEOジジイだ。でも最高に楽しんだぜ!写真もいいのがたくさん撮れた!

ポップでありながらロック。ロックでありながらポップ。 GRANRODEOはテレビで見かける凡百のバンドっぽい歌手たちとは一線を画す。どうちがうかといえば、GRANRODEOはロックなのだ。

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KISHOWさんの破天荒にカッコいい声、e-ZUKAさんのギター・リフにスリリングなソロ。高い曲のクォリティ。このふたりのやっていることはロックの必要条件を満たしていると思う。それに何としてもお客さんを楽しませようという至高のエンターティナー魂。

テクノロジーの進歩によってさまざまな局面で取り組み方が異なっているのであろうが、GRANRODEOのやっていることの核は黄金時代のロックのそれと大差ない。言い方を換えれば、黄金時代のロックの核を引き継いでいるのだ。

RODEOBOYもRODEOGIRLも私の子供たちと同じか、それより下の世代だろう。しかし、彼らや彼女がGRANRODEOのロックを古臭いと感じることはあるのであろうか?

あるハズがない。だからこうして一声で1万人や2万人もの若者が集まるのだ。

GRANRODEOの音楽はKISSやギターヒーローがウジャウジャいた時代の音楽に薫陶を受けたe-ZUKAさんの感性が元になっていることは論を俟たない。

若者たちだってそうした黄金時代のロックを楽しむDNAを持っているのだ。カッコいいものを希求するのは人間の自然の摂理なのだ。今日ここに集まった、また明日集まってくるファンは幸運にもGRANRODEOの音楽を通じて、「いいロック」を知った。

どうか若い人たちにはいいロックを聴いて欲しいと思う。KISSをはじめとしたe-ZUKAさんがギターを練習しながら夢中になって追いかけたロック・アーティストをさかのぼってみてはどうだろう?GRANRODEOの音楽がもっと面白くなるかもよ!

ちなみに以前は過去の音楽にあれほど興味を示さなかったウチの子供は、ドンドン音楽をさかのぼって聴いている。Zeppelin、Purple、Sabbath、Crimson、お気に入りはEmerson, Lake & Palmerのようだ。どういう風の吹き回しか尋ねてみたところ、返ってきた来た答えは…「だってカッコいいじゃん!もう最近のは飽き飽きだよ」…だそうだ。彼はRODEOBOYではないが、GOODBOYだ!(下の子はKISHOWさんファン)

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GRANRODEOの音楽はKISHOWとe-ZUKAという2人の才能が化学反応を起こして生まれた真のロックなのだ。

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ロジャーくんもジーナちゃんもダンサーも全員勢ぞろいのグランド・フィナーレ!あ~おもしろかった。

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昨日も書いたようにどうしても抜けられないプライベートの用事があったので、この翌日の公演『FLASH NIGHT』にお邪魔することができなかったのが返す返すも残念だ。翌日のセットリストを見せてもらったが、今日とほとんど違う内容だ。何たるサービス精神!観たかったな~。そして、マーブロでレポートしたかった!

7月20&21日には富士急ハイランドで「夏の野外ライブ」2daysが開催される。これも楽しみ~!また取材行かせてもらっちゃおうかな~!

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

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(一部敬称略 2013年4月20日 横浜アリーナにて撮影)

2013年6月11日 (火)

GRANRODEO LIVE 2013 G8 ROCK☆SHOW <前編>

ショウが始まるのを待ちながら スポーツアリーナのスタンドに腰をおろす」…

思わずアノ曲を口ずさんでしまうような光景…。

ここは横浜アリーナ。

GRANRODEOのコンサート、『GRANRODEO LIVE 2013 G8 ROCK☆SHOW』が今、まさに始まろうとしている。

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予定の開演時間を少しだけ過ぎて客電が落ちる…。

割れんばかりの歓声。

コンサートでもっとも興奮する瞬間だ。この瞬間の感動だけはいくつになっても、何年たっても変わらない!

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赤や緑やイチゴ酒どころの騒ぎではない!豪華絢爛なステージセットと息をのむような美しい照明の数々!

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10,000人のRODEO BOYとRODEO GIRLの興奮がハナっからイッキに爆発!

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そしてGRANRODEOの2人が登場!

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Rock Showの始まりだ~!楽しいなったら楽しいな!

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今回は、1日目を『CRACK NIGHT』、2日目を『FLASH NIGHT』と題した横浜アリーナ2DAYSの公演。両日とも満員御礼の20,000人動員だ!

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今日レポートするのはその1日目、『CRACK NIGHT』のもよう。ホントは両日とも行きたかったんだけどね~、『FLASH NIGHT』の方はどうしても抜けられないプライベートの用事で観れなかったのよん!プライベートのバカ~!

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KISHOW!

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e-ZUKA!

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今日も抜群のロックンロールを炸裂させてくれるハズだ!

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オープニングは「Can Do」。

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疾駆するドライビング・チューンでもちろん会場は大爆発!

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いきなりバリッバリのギター・ソロ!

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「慟哭ノ雨」…

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「Infinite Love」へと続く。

オープニングとはいえ、全速力で駆け抜けた3曲!

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GRANRODEOのふたりをサポートするのは…

ベースに瀧田イサム

瀧田さんは昨年12月、足立YOU祐二さんのLOVE MISSILEでマーブロにご登場いただいて以来。

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長井一郎

VALさんは新マーブロ初登場!つまり旧マーブロの時にやはりGRANRODEOのレポートでご登場いただいているのだ。

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しっかし、KISHOWさん、いつ聞いてもカッコいい声だニャ~。

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KISHOWさんの声だけでなく、e-ZUKAさんの通る声、つまり抜けまくるギターの音色も素晴らしい。Marshallを使って歌うe-ZUKAさんの声だ。

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長い間ライブ活動をともにしているリズム隊だけあってアンサンブルが完璧!

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とても4人で演奏しているとは思えない音の厚みだ。

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MCをはさんで「delight song」。

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「ROSE HIP-BULLET」…アヂィィィィィ~!

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やったことはないけど、護摩業のような熱さ!早く消えちクリィ~!アチチチチチチチ!顔が火照る!

ほら、ステージのフロントの3人もあまりの熱さに後ずさりして見えなくなっちゃった!

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「♪バラ色に染まれ~」の「れ」の転調にドッキリするね。この音、「D」かな?Dbか…。ん?…「♪バラよりも赤く」の「く」はBだ。カッコいいな。

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さすがe-ZUKAさん。曲も凝ってる。

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♪ダメダメ、モヤモヤの「BRUSH the SCAR LEMON」から「Beat it, Love!」。

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この照明!すべての瞬間がまさにスペクタキュラーで写真を撮っても撮ってもキリがない。

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しっかし、一時も休む瞬間がない怒涛のハード・チューンの連続。

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もちろんお客さんは大喜び!

ホラ、アタシャ、プレスピットの中に入って写真を撮ってるでしょ?前の方のお客さんの顔がよ~く見える。中には感動して泣いてるのもいるけど、みんなニッコニコよ。実に楽しそう。

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…と思ったらここでバッサリと場面が変わる。

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下手からダンサーの皆さんが登場し…

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幽玄の世界を演出する。
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衣装を換えてダンサーたちと「偏愛の輪舞曲」。

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「Y.W.F」へと続く。

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ま~、次から次へと色んな物が出てきてまったくステージから目が離せない。

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このダンサーとのシーンも演出がバッチリで何の違和感もない!That's Entertainment!

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バンド・メンバーのソロもタ~ップリ。

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パワフルなVALさんのドラム・ソロ!

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瀧田さんはスラップはもちろん、様々なテクを披露。

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客先まで出張サービスも…。

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e-ZUKAさんのギター・ソロ。

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e-ZUKAさんのギターソロといえば…今でも鮮明に覚えているんだけど、アレはいつだっけナァ~…って覚えとらんやんけ!(これはパクリです)…というのはウソで、はじめてe-ZUKAさんのギター・ソロをZEPPで観た時のこと。驚いたね。ブルーの暗めの照明の中でバリバリとバップ・フレーズを弾き出しましてね。異常にカッコよかった。

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今回はジャズはなし。

ストレートに弾き倒し、最後にはこの緑のギターからロケット弾が!

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そのロケット弾でステージの左右にロジャーくんとジーナちゃんが現れるという仕組み。これはスゴイ!

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大成功!

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何のイベントだったか、これは本当にハッキリとは覚えていないんだけど、e-ZUKAさんのプレイを初めて見たのはJCBホール(今、名前違うのかな?)で、なんかいきなりステージに出てきてDSLにケーブルを突っ込んで、オケに合わせて猛烈にギターを弾き狂っている姿だった。

シビれちゃったのは、弾くだけ弾いた後、ウッドストックのAlvin Leeみたいにポイッとギターを投げ捨て、お辞儀もしないでシレっとステージから去って行ったシーン。

「ちょっと今の誰?ダレ?だれ?」ってな感じだった。

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それが、ズッカズッカとマーシャルをズラリと並べて、写真を撮らせていただいて、マーブロに出てくだすって…うれしいもんですな!

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「CRACK STAR FLASH」~「Shake the Fake」~「背徳の鼓動」と濃いめの曲がまたまた続く!しかし、このバンド、バラードがないな~。

これでいいのだ!イヤ、こうでなきゃイカン。だってコレはRock Showなんだから!バラードは家で聴いてくれよ!

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ステージ・ギミックがテンコ盛りの演出も楽しいけど、やっぱりね、2人が書く曲が素晴らしい。理屈抜きに楽しめる。私なんかはKISSに影響を受けたというe-ZUKAさんのロックに対するフィーリングが世代的によくわかる。(私のが年輩だがね)曲の端々に出てくる仕掛けにニヤっとさせられるんよ。

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ここまででほぼ前半。こんなに盛り上がっちゃって後半どうすんの~?

GRANRODEOの詳しい情報はコチラ⇒GRANRODEO Official Website

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<後編>につづく
To Be Continued…

2013年6月 7日 (金)

マジで『バンドやろうよ!!』~SCANDAL編 <後編>

Shige Blog 2012年9月3日 初出

以前のブログでも書いたし、前回も書いた。でもまた書くよん!

今回のオリンピックでも数えきれないほど出て来たでしょ~?歌にまつわる思い出なんかでも「勇気をもらった」とか「元気をもらった」とかよく言うじゃん?あの「勇気」ってナニかね?何の「勇気」なんだろうな?「この歌聴いてお化け屋敷に入れるようになりました!」とかいうことかね?んなワケないか…。

ま、おそらく「何事にも負けまいぞ!」と困難に立ち向かおうとする意志のことを言うんだろうけど、ホントにそんなんなっちゃうのかね?そんなにスゴイ歌なんですかい?ちなみに我々の世代では、そういう状況に陥った時に使う言葉は「勇気」ではなくて「根性」だったね。もろに星一徹に育てられた世代だから。

「この歌を聴いて『根性』をもらいました!」なんて言うヤツいないな。もはや飛雄馬も月々1,480円お得にすることばかりで「根性」は忘れていのかもね。もしかして「根性」って死語なのかな?それとも「勇気」より「根性」の方が大変なのかな?

で、ですよ。もうひとつの「元気をもらった」っての。これも最初意味がわからなかった。元気をもらう?コンサートでアリナミンでも配ってのかと思った(…これはウソです)。

ところが、ある時SCANDALを撮らせてもらっていて、ハツラツとしている自分に気づいたんですよ!あんな感覚、ロイ・ブキャナンを観た時も、パット・マルティーノを観た時も、志ん朝を観た時にもなかった!「スゲエ、これか?! SCANDALが元気をくれた!」と思ったね。あれから大好きだな…SCANDAL!

SCANDAL『バンドやろうよ!! vol.3~SCANDAL編』レポートの後編!後半でも元気を分けてもらってきた!

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元気を分けてくれたいつもの4人!今日もメンバー紹介から!

RINA!

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TOMOMI!
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MAMI!
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HARUNA!
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SCANDALの3回目の登場は7月11日にリリースされたシングル「太陽スキャンダラス」で!

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この日の出演はSCANDALを除いて全員が沖縄出身のバンドなのだ。
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太陽の本場から来たバンドに負けないようにSCANDALも大熱演!

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「♪たいよ~すきゃ~んだらす」という個所がメッチャ耳に残るな~。
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SCANDALはこういうちょっとマイナーのアップテンポの曲がよく似合う。

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MAMIちゃんも大熱唱!
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観客をあおるMAMIちゃん!メンバーの一挙手一投足に観客が沸き返る!
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TOMOMIちゃんもあおる!

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そして続けて「HARUKAZE」。

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軽やかなポップチューンの中に等身大(この言葉、一度使ってみたかった!)のSCANDALの姿が見え隠れする佳曲だ。
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そうなんだよね、SCANDALの曲は歌詞とメロディのバランスがいいのよ。邦楽の場合、歌詞の意味がストレートに入って来てしまうので、歌詞が立派すぎるとメロディが死んでしまうし、メロディがあまりにも荘厳だとどんなに崇高なことを歌ってもバカバカしく聞こえてしまう。これですよ。SCANDALの曲はこのあたりが実にスマートなの。
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熱演の連続に崩れ落ちるTOMOMIちゃん。TOMOMIちゃんにはこの後もう一仕事残っているのだ!
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最後は出演者全員による演奏!何とニギニギしいことか!dollsも合流だ~!

あ~、今日も元気をもらったニャ~!ありがとうSCANDAL!!

SCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAL Official website

バンドやろうよ!!の詳しい情報はコチラ⇒ティーンの自己表現・自己実現を応援する参加・体験型サイト teena

ところでTOMOMIちゃんが弾いているのはESP製のオリジナル・ベース。

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コンサート終了後にそのオリジナル・ベースに関するTOMOMIちゃんのスペシャル・インタビューが収録された。
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「この世に1本しかないベースをつくっちゃおう!」という企画で出来上がった思い入れたっぷりの楽器だけにTOMOMIちゃんの話しにも熱がこもる。
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インタビューには実際に製作に携わったESPミュージカルアカデミーのOBも参加した。
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お気に入りのベースと一緒にハイ、ポ~ズ!
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インタビューの内容はコチラをチェック!⇒teena Official Website
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楽しいインタビューでした!
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(一部継承略 2012年7月16日 SHIBUYA AXにて撮影)

2013年6月 6日 (木)

マジで『バンドやろうよ!!』~SCANDAL編 <前編>

Shige Blog 2012年8月30日 初出

もはやガール・バンドの頂点に達したといっても過言ではないSCANDALが主催するイベントが『バンドやろうよ!!』。好評に好評を重ね、今回で3回目を迎えた。SCANDAL、FLIP、ステレオポニー、7!!が集まり、あまりにもにぎにぎしく、かつゴージャスなイベントとなった。

それにしても、女子の勢いの強いこと!卓球、バドミントン、サッカー、柔道、アーチェリー、レスリング、水泳等々、ロンドン・オリンピックでも女性陣の活躍には目をみはるばかり。

音楽においても、中学や高校の吹奏楽部だって女子ばかりだもんね。バンドもそう。私は数年にわたり関西最大の高校生のバンドコンテストの審査員をさせてもらっていたが、出場者は約9割が女子だった。

まさにこの『バンドやろうよ!! vol.3』はそんな女子のパワーを感じさせてくれる熱狂のイベントとなった。

ホントのところはね、女の子でも男の子でもいいから、いい音楽を聞いて「自分も演ってみたい!」という気持ちになって、みんなでマジでバンドやってもらいたいのよ。

メッチャにぎにぎしく展開したライブもいよいよお待ちかね、SCANDALの登場だ!

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HARUNA
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MAMI

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TOMOMI

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Rina
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SCANDALの出演は3番目。

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ただでさえ盛り上がっているのに、お待ちかねのSCANDALがポコッと出て来たもんだから会場はタマッタもんじゃない!

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SCANDAL1回目の登場はいきなり「瞬間センチメンタル」!
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MAMIちゃんのイントロの「♪タリラリラン、タリラリラン」だけで会場はさらにヒートアップ!

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DSL50と1960AXのコンビネーションでソリッドなギターを聴かせてくれるであろうMAMIちゃん!

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コーラスも完璧!

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TOMOMIちゃんのよく練られたベース・ラインはSCANDALサウンドをへヴィに、そしてディープにする。

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長く美しい髪を振り乱してのカッコいいアクションも楽しみ!
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もちろんボーカルでも大活躍だ。
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RINAちゃんのクリスピーなドラミングはいつ聴いても気持ちいい!
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密度が濃いのはドラミングだけじゃなくて、ドラムセットもエラク密。いつもRINAちゃんを撮るすき間がなくて苦労しちゃうんよ~。ごめんね~、RINAちゃん。
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SCANDALってひとりひとりの役割がキチッと明らかになっていて、それぞれがダイアモンドみたいに輝いてる。

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ドラゴンボールは世代が違うのでわからないので…そーだな…『インディ・ジョーンズ』の2作目に出てくる石みたいに、そのダイアモンドが4つくっつくととてつもないパワーを生み出すんだ。

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それでいて熱い中にもどこかクールさが漂っている。これは本当のプロの仕事だと思うのですよ。
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2回目の登場では「Love Survive」を持ってきた。イントロのオクターブ・フレーズがバッチリ決まったMAMIちゃん!
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時にパワフルに、時にセンシティブにSCANDALメロディをゴージャスに編み上げるHARUNA。今日もたくさんの声援が飛び交っていた!
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ホント、SCANDAL見ると元気になった気分がするんだよね~。
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SCANDALの詳しい情報はコチラ⇒Official website
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つづく

(一部敬称略 2012年7月16日 SHIBUYA AXにて撮影)

2013年5月31日 (金)

Guitar☆Man #004 <後編>

Guitar☆Manの第4回目。ショウはますますヒートアップ!

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セカンド・セットのギター・エンジェル。

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今度は今さんに渡された。広規さんの顔!楽しそうだナァ~。

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さて昨日の続きをば…。

これもGuitar☆Man定番の洋楽メドレー。1曲目がSantanaの「Europa(哀愁のヨーロッパ)」なのだが、ここで大二さんからご講話が…。大二さんの音楽への造詣の深さは並大抵ではない。造詣が深いだけでなく、数々の来日ミュージシャンとの共演履歴もあまりにスゴイ。なにしろ浅草の国際劇場のエレベーターにFrank Zappaとたった2人きりで乗り込んだことがあるというのだから尋常ではない。

さて、大二さんの話とは…このSantanaとTom Costerのペンになる「Europa」は邦題が「哀愁のヨーロッパ」になっとるが、「Europa(エウロパ)」というのは木星の衛星のうちのひとつで、「ヨーロッパ」とは関係ない。そもそも「Europa」と「Europe」でつづりが違うのだ!「当時、このエウロパは地球に似た環境を持ち、もしかしたらそこに住むことができるかもしれない」ということがわかり、それをイメージして作られた曲なのであ~る。

それを当時の日本のレコード会社の担当者が「ハイハイ、ヨーロッパね。哀愁のメロディだナァ」と勝手に思い込んで「哀愁のヨーロッパ」にしちゃったのだ…という。以上大二さん。

そうだよね~。そういわれてみればそうだ。Santanaを熱心に聴いたことがないもんで、恥ずかしながらこれは気がつかなんだ。このレコード会社の人、後で恥ずかしかったろうナァ~。完全に取り返しがつかないもんね。

真相を尋ねたら「イヤ、これはあくまで邦題であって衛星とは関係ない!オレのイメージじゃい!」って開き直るだろうナァ~。でも、真相を知っても我々日本人は「この曲=ヨーロッパ」というイメージが払拭できないのではなかろうか?私も曲名を指すときにほとんど100%原題を使うが、この「哀愁のヨーロッパ」だけは「哀愁のヨーロッパ」って呼んできた。そこにこの曲の落とし穴があったワケだ。もし、原題を使っていればもっと早く気がついたと思うんよ…ま、どうでもいいか?しかし、みなさんはこの曲を聴いてヨーロッパのどこを連想しますか?少なくともロンドンはないな~。

ちなみに木星の衛星というとイオ、ガニメデ、そしてこのエウロパあたりが有名か?66個もあるんだって!地球なんて1個だけなのに!太陽系の中でもっとも多くの衛星を持つ惑星は土星だったが、発見が相次ぎ木星が今一番多いのだそうである。

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ということで弾き手は今さん。説得力あるわ~、だんだん「エウロパ」に聴こえてきた!

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今回の洋楽メドレーはスゴかった。

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続いて飛び出したのが「Superstition」、BB&Aバージョン。

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そしてのけ反ったのが次の「Paranoid」!あまりにも強引で思わず笑った!

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そうそう、大二さん、「どんな音楽も好きで楽しむけど、どうしても苦手なのが3つある。それがBlack SabbathとUriah HeepとIron Butterflyなんだよね~」 わかる~。私も同じ。Heepはキライではないけどどうも感情移入ができん。私も「In-A-Gadda-Da-Vida」が名曲だとは特段思わないしな…。でも、Black Sabbathは恥ずかしながらこの歳になってナンカよくなってきて最近聴いちゃったりしてるのよ。観念するとなかなかSabbathもいいもんですよ、大二さん!

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また強引にねじ伏せたのがGrand Funk Railroadの「We're an American Band」。

広規さん曰く、「Mel Schacherというのは案外やるよ!」。そうだよね~、このバンド、Mark FarnerとよくてDon Brewer(この曲のボーカルはDon Brewer)ぐらいだもんね、目立つの。

そして、洋楽メドレーはFreeの「All RIght Now」で締めくくられる。

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ここでGuitar☆Man #004は意外な展開を見せる。

西脇さんが奏でる絶望感にあふれた、切なくも不吉なコード…。

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♪カンケンコンケン~、と有名な4つのギターの音で緊張感が極限に達する。ギターがふたりいるアマチュア・バンドがこの曲をやると誰がこの♪カンケンコンケン~を弾くかで取っ組み合いのケンカになるという…(本当はならないと思う)。

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そして、泣きのギター!これぞストラトキャスターってか?!

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曲はPink Floydの「Shine on You Crazy Diamond」。もちろん「Crazy Diamond」とは数年前に亡くなったSyd Barrettのことだ。

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まさかこんな曲が出るとは!大二さんのリクエストかな?それにしてもスゴイ人たちだ!

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後半には西脇さんのクロマチック・ハーモニカが大フィーチュアされる。

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これはあんまりカッコいいんでないの~!?

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人差し指より親指でピコピコした方がカッコよく見える…と西脇さん。最高の見せ場だ!

ところで、この「Shine on You Crazy Doamond」が収録されている『Wish You Were Here』。タイトル曲の「Wish You Were Here」ってあるでしょ?Floyd得意のフォーキーな曲。イギリスの連中がアコギを手にすると必ずコレを弾くんだよね。で、知ってた?この曲ってフランスの有名なジャズ・ヴァイオリニスト、Stephane Grappelliが参加してるって?もうほとんど聞こえないんだけど、5:21のところで、そういわれてみれば程度の感じ。Dave Gimoreが「カントリーみたいな感じで…」と演奏依頼をし、このDjango Reinhardtの相棒の天才ヴァイオリニスト(数々のジャズ作ももちろん素晴らしいが、Yehudi Menuhinと組んだ『Tea for Two』が愛らしい名盤だ!)はそれなりに弾きこなしたらしい。しかし、録音の状態が悪くものすごく小さな音で録られてしまった。「これじゃ聴こえん!」ということでFloydはジャケットにGrappelliの名前を入れなかったという話だ。この時、Roger WatersがGrappelliに渡したギャラは£300だったという。安い。

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そして、次もスゴかった!

今さんがアコギに持ち替えて演奏されたのは「I'm not in Love」。

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西脇さんが苦心の末に作り上げたコーラスが会場に充満する!

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ここで広規さんはピアノにスイッチ。Eric Stewartのパートだ。

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オリジナルはバスドラムの音だけだが、大二さんはブラシでサウンドを補強。

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もう10ccが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでしてね。できれば私が歌いたかった?

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でもなかなか実物を観るチャンスがなくて、結局観たのは2010年のアストロ・ホールでの来日公演。Graham GouldmanとRIck FennとPaul Bergessが昔のメンバーだった。そういえば、その時会場で出くわしたイギリス大使館の知り合いにちょうど来日していた紹介されたBPI(British Phonographic Institute)の時のおエライさんを紹介してもらった。

「ショウはどうだい?」と訊かれ、「10ccは子供のころから大好きでしたが、なかなかショウを観る機会がなくて、今回がはじめてです。最高なんですが、オリジナル・メンバーがGrahamだけというのがちょっと…」と答えてしまった。あんなこといわなきゃよかったナァ~。

普段は軽佻浮薄な今風のイギリスの音楽を売り込むことを生業としている人が10ccのショウに来ているなんてチョットうれしくもあった。彼もこういうロックの方がいいにキマてる。

10ccのようなバンドは絶対にアメリカからは出てこないだろう。そういうところがまた大好きなのだ。

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Graham Gouldmanの名ベース・ソロを完璧に再現する広規さん!サスガ!

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そしてすぐさまピアノへ!難波さんも認める天才マルチ・プレイヤーの面目躍如たるシーンだった!

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誰?ステージでシャンペンなんか冷やしてんのはッ?!

「マリー・アントワネットのような彼女が素敵なキャビネットにキープしているMoet & Chandon」…「素敵なキャビネット」って1960のことだったのね?!んなワケないか…「Killer Queen」なんかもいいんじゃない? Marshallじゃないけど…。でもJimがなくなった時、Brian Mayは弔辞を寄せてくれていました。

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しっかし、今回のGuitar☆Manは選曲といい、演奏といい、雰囲気といい、まったくもって素晴らしい。

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今日もジャニスを1曲。

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ツワ~、完璧なカッティング!

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オリジナルのFull Tilt Boogieよりカッコいいい!

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早希子さん絶唱の「Half Moon」!

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広規さん、猛烈に楽しそう!そう、何しろ今回はノリが違う!

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…と、ここでガラリと雰囲気が変わって「Stairway to Heaven」。今さんの完璧なアコースティック・ギター。

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JPJのパートを忠実になぞる西脇さん。

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歌うはSyuartOさん。

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Led Zeppelinは広規さんも得意とするところだ。

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やはり大人気のこの曲…

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名人たちの熱演にみんなジ~ックリと聴き入っていた。

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ソロは土方さん。広軌さんがこの有名なJimmy Pageのソロを完璧に弾いてるのを見たことあるもある!

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「I'm not in Love」とこの曲でアコースティックを弾いた今さん。そういわれてみれば…なのだが、アコギの出番はこれがGuitar☆Man史上初だったのだ!今さんとはアコギの仕事でご一緒させていただいたことがあったが、ブルーグラスがお好きで、よく超絶フレーズを弾いていらした。

思い出した!その頃、雑誌の取材があって、色んなアコギを今さんに弾いていただいたのだが、ギターを換えるたびに今さんがローGを弾かれるのだ。ジャラーンって。もちろんチューニングの状態をチェックされているのだが、尋ねてみた…「どうして必ずローGを弾かれるんですか?」…と。 「ローGが一番チューニングの狂いをチェックしやすいんですよ」 その時の対談相手の著名ギタリストも「そうそう!」と完全に同意されていた。これ企業秘密?

でも考えてみると、オープンコードで全部の弦をいっぺんに、かつ自然にならせるのはEとGだけなんだよね。CもいけるがGの方が全然鳴りがいい。さすが!ま、たまにはGuitar Man(自分のこと)らしいことを書いてみました。

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そして最後はGuitar☆Manのテーマ曲ともいうべき「Smoke on the Water」。

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もうノリは最高潮ですね。やっぱりこのリフはロックのすべてを包含しているのかもしれない。イギリス人も大好きね。

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Guitar☆Manショウではすっかりおなじみの浦田"AMAZING"健志も飛び入り!

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そしてアンコール。広規さんも前に出てきたゾ~!

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ファースト・セットではVan Halenの「Panama」が…。

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Van Halenもメチャクチャはまりますナァ。ようするにナニを演っても完璧なのよ、このお方たちは!

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いつにも増して楽しそうな広規さんを見てこっちもハッピーになるね!

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「ギターはこう弾くものです」ということを思い知らされずにはいられない2人のプレイ。ハイ、できません。

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今さんはご持参のワイアレスを駆使して会場を練り歩く!

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セカンド・セットではDoobiesの「Listen to the Music」。

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もうコレもんですよ!土方さんも楽しそう!

セカンド・セットではアンコールの拍手がまったく鳴りやまず、広規さんの「やっちゃう~?」の一声で「Panama」を演奏。盛り上がりはさらにワン・ステージ上に突入した!

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観るたびに大きな満足感を与えてくれるGuitar☆Manだが、今回のショウはとりわけ素晴らしかった。自分好みのタイプの音楽やグループの曲が取り上げられたこともあったし、達人たちの名人芸にドップリと浸かることができた。

邦楽メドレーと極一部を除いてはすべて70年代の曲だ。すなわちロックの黄金時代だ。いつも訴えていることだが、こうした活動を通じて、人類が作ったこの偉大なエンタテインメントの財産を次世代に伝承していかなければならないとつくづく思った。

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6月のGuitar☆Manは…

6日 : Guitar☆Man Live #005 - King of Pops

7日 : Guitar☆Man Live #006 - Smoke on the Water

ともに会場は東京キネマ倶楽部。あの荘厳な会場で味わうGuitar☆Man…たまりまへんナァ~。

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

<Guitar☆Man過去のレポートはコチラ>

2013年2月10日 #001 @汐留Blue Mood <前編>

2013年2月10日 #001 @汐留Blue Mood  <後編>

2013年3月7日   #002  @目黒Blues Alley Japan

2013年4月10日 #003 @六本木Sweet Basil 139

(一部敬称略 2013年5月9日 渋谷JZ Bratにて撮影)

2013年5月30日 (木)

Guitar☆Man #004 <前編>

5月9日に開催されたGuitar☆Manショウの第4回目。

回を重ねるごとにどんどんエキサイティングなショウになってきた!

今回も入れ替え制の2回興行。両公演ともアンコールの一部を除きまったく同じ内容だ。マーブロでは1回分の公演を<前・後編>に分けてレポートするが、若干第1&2部の写真が混在することをお許しいただきたい。「アレ?洋服の色が違うじゃんけ!」という場面もあるが、理由はそれによるものである。

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今回も入口に展示されたチャリティ・ギターたち。

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「赤いピック募金」も募られた。実にステキなアイデアだ!

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今回もステージはMarshallづくし!

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いつものアニメーションからギター・エンジェルが登場。はじめてみる人はドッキリ、いつも見てる人はニンマリ。

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ステージに向かう途中、お客さんのテーブルに赤いバラが配られた。

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そして赤いバラが白いギターに持ち替えられ…

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今日のギター・マン、土方隆行に手渡された。

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Guitar☆Man #004のスタートだ!

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今回のメンバーは…

親方・伊藤広規

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今剛

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初回につづいて2回目の登場となる土方隆行。

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岡井大二

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西脇辰弥

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そしてボーカル陣…

政野早希子

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StuartO

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アラキマキヒコ

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オープニングはなんとDeep Purpleの「Speed King」!「♪土曜の夜、宵越しの銭は持たねーぜ」ってヤツね。

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今さん、いっきなりノリノリ!

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やっぱりこのハード・ロックの黄金時代を代表するようなリフを名人2人が弾くとスゴイね。重みが違う。これがホントのへヴィ・ロック!

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もちろんキーボードと…

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ギターの掛け合いのパートもホンモノに勝るとも劣らないシャープさだ!

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広規さんのハード・ロック・ベース!素晴らしい!

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次に出たのがGuess Who。Guess Whoといえば「American Woman」。カナダを代表するバンド。カナダも本当にいいバンドやミュージシャンが多い。というか本当にいいバンドじゃないと出てこれないんだろうけど。

こりゃGuess Whoが出たとなると、BTOが出る日が近いかな?

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こういう絞り出すようにしてシャウトする曲はアラキさんによく似合う。

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そしていつも演奏される邦楽メドレー。

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「ルビーの指環」。何せ今さんが弾いてるからね、ホンモノは。

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「黄砂に抱かれて」、「木枯らしに抱かれて」そして「Automatic」と続いた。「Automatic」も今さんだ。

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司会はNACK5の山本昇。出演者のトークもGuitar☆Manショウの大きな魅力のひとつだ。

ここで話しているのは…なんと昔、1フロアに2世帯入っているマンションで土方さんと今さんが同じ階に住んでいたという話し!

広規さんの顔!

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こっちは広規さんと西脇さんのデュエットMCコーナー。

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西脇さんが「あんなこともできる、こんなこともできる」とシンセサイザーの機能を実演。

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「ギター・マンとはいえキーボードにも注目してね!」と西脇さん。ナニをナニを!注目せざるを得ないような活躍ではござらんか!

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「Purple Haze」でおなじみのメンバー紹介。

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今さんとMarshall。いいね~。カッコいい!JVM210Hと1960AVの組み合わせだ。

ちょっと今さんの思い出を…。初めて今さんのギターを耳にしたのはPANTA&HALの『マラッカ』だった。『マラッカ』はそれこそ盤面が白っぽくなるまで聴き込んだ愛聴盤で、日本のロックの名盤の一角と信じて疑わない。そのタイトル曲、「マラッカ」のソロ。まったく驚いた。メロディアスでスリリングで美しくて…。もちろん必死になってコピーした(途中まで)。今でもそのパートが来ると何かしていても絶対にその手が止まって耳をそばだててしまう。日本のロック・ギター史に残る名ソロだ。

もうちょっと…。昔、銀座に「ローディ・プラザ」という日立の高級オーディオのショウ・ルームがあった。ステレオの視聴用に無料でレコードが聞けるとあって中学生のころから毎週日曜日、セッセと通ってはレコードを聴き漁っていた。何しろテレビやラジオ以外に無料でロックを聴く方法なんてなかったからね。

で、そのコーナーの傍らに立派なステージがあって、生の演奏を自分でその場でレベルやパンを調整し、ミキシングして2chのカセット・テープに録音する「ミキシング体験コーナー」みたいものがあった。そこで日立のカセット・テープを買わなくてはならないのは言うまでもない。

高校のある日、そのローディ・プラザに行くと(ずいぶん長いこと通ったものだ。そういえば、そのローディ・プラザの奥にMorning Sunという輸入レコード店があって、そこでKing Crimsonの『Earthbound』を買おうとしたら、『お兄ちゃん、Island盤の方がいいんじゃないの?』と訊かれ、ワケもわからずいわれるままにイギリスから取り寄せてもらったことがあった。中学3年ぐらいの時だったから、一体いくらかかるのか心配で仕方なかったが、2,000円で売ってくれた。いまだに安いんだか高いんだかわからないが大事に取ってある)、「ミキサー席が空いていますのでミキシング体験しませんか?」と声をかけられた。誰が出演するのか尋ねると、生演奏ではなくてPANTA&HALの8チャンネルの音源をミックスするんです…と聞き、狂喜乱舞。PANTA&HALのオリジナル・メンバーの演奏だからね。

「HALのテーマ」とかそれこそ「マラッカ」とか数曲の音源が流され、興奮しながら聴き入った。なかでもあの長い長い「マーラーズ・パーラー」で今さんが何十回と弾くオブリガードのすべてがすさまじく、これもよくコピーしたものだった(途中まで)。何しろ弾けば弾くほどメロディが多彩になり、ネタが尽きるどころか増えていく一方なのである。このテープは門外不出で大切に保管している。

おまけで…このミキシング体験で別の日に生演奏を録ったバンドがBAD SCENEで、ゲストで登場した銀次さんが壮絶なソロを弾いていた。このテープも門外不出の宝物だ。ちなみにBAD SCENEにはCharさんも在籍していたことがあり、広規さんがアオジュンさんらと結成したMagical Cityのギターだった牧野元昭さんもかつてメンバーだった。

ええ~い、脱線ついでに…。牧野さんはその昔、某楽器雑誌に「ジャズ・ギター講座」というコラムを執筆しておられ、Bill Evensの『Undercurrent』の「My Funny Valentine」のJim Hallの4つ切りを採譜し、誌面に掲載されたことがあった。当時こんなの他になくて、喜んでスクラップした。今でもどこかのウチの蔵書にそのスクラップがはさまっているハズ。

いい時代だった。

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大二さんは丸っきりいつものペースで優雅に叩く!

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しっかし、広規さんってスゲェな。何をやってもグイグイ引っ張るそのグルーブ感!本レポート<後編>ではもっともっと活躍してしまうのだ!

今日もVBA400とVBC810でブイブイいわす!

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アクションもバッチリの西脇さん。Liv Moonの時以来。

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もくもくと弾き続ける土方さん。今日はVintageModern2466のパワー・アンプと1960Aを使用。土方さんはキャビネットはA派だ。

実は土方さんについても私には門外不出の音源がある。土方さんには事あるごとにMarshallのデモのお仕事をお願いしてきたが、Marshall初のデジタル・アンプ、JMD:1のデモンストレーション音源がそれだ。JMD:1はプリアンプがデジタル回路になっていて、歴代のMarshallのサウンド12種類がサンプリングされていて、それEL34、つまり真空管で増幅するという便利で音の良いモデルだった。田川ヒロアキ氏やAldiousのYoshiちゃん等今でも愛用しているプレイヤーは多い。

ウェブサイト用のデモ音源を土方さんに弾いてもらったのだ。わざわざそのデモのために短い曲を書き下ろしてくれて、12通りの演奏をしていただいた。16ビートのカッティングからへヴィなリフ、灼熱のソロ等々、どれもがヨダレがでそうな演奏で今でも時々聴いている。その極めつけは(へへへ、私のアイデアなんだけど…)、Brian Mayよろしく何種類かの音を使ったひとり多重奏の「God Save the Queen」だった。

そんなふたりのギタリストが登場した今日のGuitar☆Man…最後の最後まで楽しみがテンコ盛りだ!

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今さんのリクエストだという「Reelin' in the Years」。「Do It Again」につづいて発売されたSteely Danのファーストアルバム、『Can't Buy a Thrill』からのシングル曲。1973年、Billboardのヒットチャートの11位をマークした。この曲好きな人、多いね。

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グエッ!イントロのギター、Elliot Randallク・リ・ソ・ツ!

そういえば、この曲Skunkも参加してるんだったっけ…最近どうしてるんだろう。

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聴きどころはサビのコーラス。

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そして中間のツイン・リード。

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ああ、なんてカッコいい曲なんだろう!

ちなみにこの曲にパーカションで参加しているVictor Feldmanはイギリスの人。なんとお父さんがロンドンのOxford Streetにある「100 Club」の創始者だ。「イギリス―ロック名所めぐり」で紹介しているので見てみてね⇒コチラからどうぞ

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思わずサビの「♪あ~ゆり~りにんじい~い~ず」のところはやっぱりいっしょに歌っちゃうよね。最近ずいぶんDanはご無沙汰してるけど久しぶりに聴きたくなった!

このメンバーで「My Old School」か「Hey Nineteen」演ってもらいたいな~。「My Old School」はSkunkのソロが完コピになるんだろうナァ~、いいナァ~。

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そしてThe Ventures。「Slaughter in Tenth Avenue」。平たく言えば「10番街の殺人」。私はベンチャーズにはちょっと近寄らないが、この曲は好き。1曲の中でこんなに強引に4回も転調する曲なんて普通ない。で、調べてみた。なんと、この曲、作者はRichard Rogersなのね~。「Walk Don't Run」がJohnny Simithなのは知っていたけど、これは知らなんだ。しかも、同名のバレエのための曲なんだってね~。

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これまた実に軽やかな演奏で楽しいなったらたのしいな!

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6月のGuitar☆Manは…

6日 : Guitar☆Man Live #005 - King of Pops

7日 : Guitar☆Man Live #006 - Smoke on the Water

ともに会場は東京キネマ倶楽部。あの荘厳な会場で味わうGuitar☆Man…たまりまへんナァ~。

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

つづく

(一部敬称略 2013年5月9日 渋谷JZ Bratにて撮影)

2013年5月29日 (水)

WHITESNAKE Live in Japan

そして、コンサート。

追加公演を含めた3回の東京公演のうち、7日の中野サンプラザのレポート。

お定まりの少々押してのスタート。客電が落ちてからもしばらくはメンバーが現れず興奮がさらに高まってしまう。

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David Coverdale

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Doug Aldrich

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Reb Beach

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Michael Devin

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Tommy Aldridge

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もうそこに立ってるだけでロック。年齢なんかまったくどうでもいいことを思い知らされるような圧倒的な存在感。

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WHITESNAKEを撮ったのは初めてではないが、やっぱり夢中になって撮っちゃうね。問答無用でみんなカッコいい。

DougのMarshallも昨日確認しちゃったことだし、今日は下手なコメントは控え目にして写真集として楽しんでいただければ…と思う。

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オープニングは「Give Me All Your Love」。

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枝ではなくロックの幹にいる人はやはり重みが違う。

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楽屋の廊下ですれ違って、ポンと肩を叩いてあの声で「Hi, how are you?」なんてやってくれるDavid。ニコニコと陽気でステキな人だ。

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あ~、クソ~、カッコいいナァ~。

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何回でも書く。Doug Aldrichは今日もカッコいいのだ!

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昨日紹介した1959で素晴らしく情熱的なサウンドをクリエイトする。

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下手のReb。

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ペンタトニックを中心にブルージーにフレーズを練り上げるDougとは対照的にトリッキーなプレイで観衆の目を惹く。

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サウンドもDougに比べると鋭角的だ。

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コーラスでも大活躍のMichael Devin。

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もちろんMarshall。VBA400とVBC810のコンビネーションだ。

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このMichael、ブルース・ハープの腕前も抜群で、コンサートの半ばではDougのギターとともに飛び切りカッコいいデュオ・プレイを聴かせてくれた。

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ドラムがBrian Tichyでないのが少々さびしかったが、Brianはもうすでに自分の道を歩み出しているのだ。

代って参加のTommy Aldridge。彼もやたらと感じのいい人で、楽屋でも気軽に声をかけてくれる。

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素晴らしいプレイの連続で観客は総立ち!

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その昔、Foreignerが1977年にデビュー・アルバムを発表した時、メンバーがイギリス人とアメリカ人の混成なるがゆえに「Foreigner(異邦人)」というバンド名になったと喧伝していたが、もうメンバーの多国籍化というのは当たり前になっちゃったね~。

ブリティッシュ・ロックの権化と呼んでも過言ではなかろうDeep Purpleから派生したこれまたブリティッシュ・ロックを代表するバンドのメンバーが創始者を除いてみんなアメリカ人になっちゃったもんね。

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一時期のイギリス人がアメリカ人や世界のミュージシャンに与えたブリティッシュ・ロックの影響たるや尋常なものではない。70年代のハード・ロックのBritish Invationだ。その結果がもたらしたものは、ブリティッシュ・ハード・ロック・アーティストの枯渇だ。もちろんそれは結果論でしかないが、完全にアメリカ人がブリティッシュ・ロックを引き継いでしまった。

WHITESNAKEのオリジナル・メンバーって全員イギリス人だったんですよ!

Marshallの50周年記念コンサートもそう。ほとんどの出演者がアメリカ人だった。

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音楽に国境なないし、カッコいいロックをやってくれるなら国籍も洋の東西も問わない。でも、あまりにもイギリス勢がさびしすぎる。これもいつも書いていることだが、ショウを見ていて改めて考え込んでしまった。

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また、長きにわたってMarshallのデモンストレーターを務めたGeoff Whitehornがこう言っていたのを思い出す。「Deep PurpleにSteve Morseが入ったのは残念だ…。なんでアメリカ人を入れるんだ…」と。つまり、「オレを入れろ」ということだ。

これを聞いて、思ったことがふたつあった。ひとつは彼がDeep Purpleの加入につながっている同一線上で音楽を活動をしていること。そして、日本はまったくそお同一線の上にいないということ。もっとも彼は今でもProcol Harumで活躍していることだけでも十分スゴイが…。

そして、Deep Purpleの音楽をイギリス人として誇りにしていることだった。

とにかくイギリス勢にはがんばってもらいたい。

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その偉大なブロティッシュ・ロックの歴史の一部を作った人が目の前でマイクスタンドを振り回して暴れているのだからタマラナイ!

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DougとRebのギター・バトルは大きな見せ場だ。

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以前は「あ~か~こ~な~、ノースキャロライナ出身~、ミスター、ダ~グ、アルドリッチ~!」なんてやってたんだけどね。もうやらない。

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ただひたすら弾く!Dougのプレイに特徴であるオーバーベンドが炸裂!ニュイ~~ンってヤツね。

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そしてDougがつむぎだすフレーズはどこまでもブルージーだ。

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Rebは後攻。

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こちらは思い切りコンテンポラリーなプレイ。正確で一分の狂いも乱れもない!

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それでいてエモーショナル!
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このバトルも何回か見ているが、以前はただふたりが「これでもか!これでもか!」と弾き狂うだけだったのが、今回はバトルの後半では美しく、かつスリリングにハモっちゃったりなんかして観ていて最高におもしろかったナ。

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Dougってさ、プレイだけじゃくてアクションもカッコいいんだよね~。

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どう動いてもビシっとキマる!左手の指の形もカッコいい。

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ホント、いつかWembleyのレポートでも書いたけど、彼らは自分のスタイルを執拗なまでに守るんだよね。ちょっとの妥協も許さない。

本番前にMarshallの前で撮った写真も「見せて、見せて」と言って一枚一枚「いいね~」とか「ん~」とかその場で反応してくれる。どれもカッコいいので一体何がいいのか悪いのか皆目見当もつかないのだが、とにかく人前に出す自分をすごく大切にしているんだな。あ、ちなみに一枚一枚チェックはしてもDougは全然神経質じゃないの。そこがまた奔放でステキ!

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リズム隊も強力だった!

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実は…私はTommy AldridgeというとPat Traversなんだよね。あとBlack Oak Arkansas。

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マァ、バッチンバッチンと痛快に叩きまくる姿はやっぱりロックの歴史そのものだわね。

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サポート・キーボードのBrian Ruedy。ステージ上手の少し離れたところでプレイしていたが、バンド・サウンドをガッチリ厚くしていた。

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イヤ~、やっぱりいいね、こういうロックは。

え?どうもいつもと様子が違うって?写真を多く載せすぎたにしてもコメントが少なすぎるだろうって? 曲名も1曲目しか書いてねーじゃねーか!って?

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ハイ。特段書く必要は何もないんだけど、正直に言ってしまいましょう。

私、WHITESNAKEってまったく通らなかったんですよ。デビューした時のことはよく覚えているんだけど、チョットその頃違う世界にいたもんですから…。

でも、そんなの関係ない!今聴いていいものはいい!とにかくこういうのが「ロック」なんだよ!

でもさ、Deep Purpleの『Made in Europe』なんかを聴き直してみるとマジでDavidの声ってスゴイな…。 こういう声を出す人、出せる人ってまだまだいるでしょうに…一体どこへ行っちゃってるんだろう。

私はこういう声の歌でロックが聴きたいよ。

WHITESNAKE…いつまでもがんばって欲しいバンドだ!

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(敬称略 2013年5月7日 中野サンプラザホールにて撮影 ※協力:Creativeman Productions

2013年5月28日 (火)

WHITESNAKE Live in Japan~Doug AldrichのMarshall

2011年のLOUD PARK以来の来日となったWHITESNAKE。今回は香川まで足を延ばした全7回公演のジャパン・ツアーだ。

Dougとは昨年の9月のWembley以来。あの時に撮影した写真を渡したところ大層よろこんでくれた。

彼はいつだってMarshall Blogに快く協力してくれる。

Marshall Blogのスタート時にはメッセージも送ってくれた。⇒A Message from Doug Aldrich

で、開演前にMarshallをバックに記念撮影。

相変わらずカッコいいわぁ~。

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さて、今回の来日公演…ステージはMarshallオンパレード!

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ギター・アンプもベース・アンプもすべてMarshall!気持ちいい~!

やっぱり誰が何といおうとコレですよ、コレ。ロックはコレでいいの!

実はWHITESNAKEのMarshall WallはLCのキャビネット、つまりXキャビが基本なんだけど、今回はチョイと事情があってスタンダード・ブラックのフレット・クロスのキャビが並んだ。

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ステージ袖にセットされたDougのヘッド類。上がメインの1959。

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これがメインの1977年製の1959。

ご覧の通り改造が施されていて、マスター・ボリュームつきの2チャンネル仕様になっている。通常のVOLUME1と2はMASTERとなり、Inputの左下についているノブがGAINに変更されている。他にも派手な改造が加えられている。

Input部は完全に1 Input仕様になっていて、上段のジャックはまったく使用しないためか、ホコリがはいらないようキッチリとふたがしてある。

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下段はJMP時代(1981年以前、JCM800シリーズが発表される前)の2203。1978年製。こちらも2チャンネル仕様に改造されているが、メインの1959ほどではない。

右端のVOLUMEのノブがLes Paulのモノが使われているが、特に意味はない。ありあわせのモノを使ったようだ。Inputの下のノブはGAIN。

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背面のようす。

まずメインの1959から。プリ管(ECC83)が2本増設されている。パワー管はカリフォルニアの真空管ディストリビューターのARS ElectronicsのEL34が搭載されている。

一番左のノブはその横についているSEND/RETURNのSENDレベル。さらにその隣にはループのACTIVE/BYPASS切り替えスイッチがついている。その隣が出力を切り替えるスイッチ(ちょっとここ不確かです)。その右はMASTERのA/Bを切り替えるフットスイッチのジャックだ。後はSPEAKER OUT。

つまり、大ざっぱにいえば、MASTER VOLUME回路を2系統にして、出力を変えることによって音色をコントロールしているということだ。

パワー管には前回交換した日付が記され、ヒューズ・ボックスの横にはしっかりと予備のヒューズが貼りつけられている。

一方、下段の2203はACTIVE/BYPASSのスイッチか、出力切り替えのスイッチのどちらかがないだけで、後は1959と同じ仕様に改造されている。

こちらはどうも使われていないようであったが、キャビネットには結線されていた。

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もう一度キャビネットの写真を…。

こちら(ステージ上手)がDougのキャビ群。すべてBキャビだ。Dougは1959を2台に、2203を1台に結線している。上に書いたように2203はスペアのようだが、1959チームの方は常時2台とも鳴らしている。鳴らしているキャビはBV。

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足元のようす。

Dougはヤケクソにいろんな音色を使うギタリストではないが、それでもシンプル!

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エフェクターはラックにも組み込まれている。

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Dougの愛竿たち。

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今日はこれでおしまい。

「エ、ライブのレポートはどうしたって?それは明日の楽しみだ!ナニ?待ちきれないって?それじゃ、少しだけ…予告編だゼ!」

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「じゃ、また明日な!」

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Doug AldrichのMarshall50周年記念コンサートのようすはコチラ⇒【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.2

つづく

(敬称略 2013年5月7日 中野サンプラザホールにて撮影 協力:Creativeman Productions