Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

ライブ・レポート Feed

2013年6月 7日 (金)

マジで『バンドやろうよ!!』~SCANDAL編 <後編>

Shige Blog 2012年9月3日 初出

以前のブログでも書いたし、前回も書いた。でもまた書くよん!

今回のオリンピックでも数えきれないほど出て来たでしょ~?歌にまつわる思い出なんかでも「勇気をもらった」とか「元気をもらった」とかよく言うじゃん?あの「勇気」ってナニかね?何の「勇気」なんだろうな?「この歌聴いてお化け屋敷に入れるようになりました!」とかいうことかね?んなワケないか…。

ま、おそらく「何事にも負けまいぞ!」と困難に立ち向かおうとする意志のことを言うんだろうけど、ホントにそんなんなっちゃうのかね?そんなにスゴイ歌なんですかい?ちなみに我々の世代では、そういう状況に陥った時に使う言葉は「勇気」ではなくて「根性」だったね。もろに星一徹に育てられた世代だから。

「この歌を聴いて『根性』をもらいました!」なんて言うヤツいないな。もはや飛雄馬も月々1,480円お得にすることばかりで「根性」は忘れていのかもね。もしかして「根性」って死語なのかな?それとも「勇気」より「根性」の方が大変なのかな?

で、ですよ。もうひとつの「元気をもらった」っての。これも最初意味がわからなかった。元気をもらう?コンサートでアリナミンでも配ってのかと思った(…これはウソです)。

ところが、ある時SCANDALを撮らせてもらっていて、ハツラツとしている自分に気づいたんですよ!あんな感覚、ロイ・ブキャナンを観た時も、パット・マルティーノを観た時も、志ん朝を観た時にもなかった!「スゲエ、これか?! SCANDALが元気をくれた!」と思ったね。あれから大好きだな…SCANDAL!

SCANDAL『バンドやろうよ!! vol.3~SCANDAL編』レポートの後編!後半でも元気を分けてもらってきた!

Band_IMG_4015

元気を分けてくれたいつもの4人!今日もメンバー紹介から!

RINA!

Band_IMG_0498

TOMOMI!
Band_IMG_0438

MAMI!
Band_IMG_0253

HARUNA!
Band_IMG_0483

SCANDALの3回目の登場は7月11日にリリースされたシングル「太陽スキャンダラス」で!

Band_IMG_0493

この日の出演はSCANDALを除いて全員が沖縄出身のバンドなのだ。
Band_IMG_0457

太陽の本場から来たバンドに負けないようにSCANDALも大熱演!

Band_IMG_3963

「♪たいよ~すきゃ~んだらす」という個所がメッチャ耳に残るな~。
Band_IMG_0476
SCANDALはこういうちょっとマイナーのアップテンポの曲がよく似合う。

Band_IMG_0521

MAMIちゃんも大熱唱!
Band_IMG_0444

観客をあおるMAMIちゃん!メンバーの一挙手一投足に観客が沸き返る!
Band_IMG_0527

TOMOMIちゃんもあおる!

Band_IMG_3954

そして続けて「HARUKAZE」。

Band_IMG_0191

軽やかなポップチューンの中に等身大(この言葉、一度使ってみたかった!)のSCANDALの姿が見え隠れする佳曲だ。
Band_IMG_0434

そうなんだよね、SCANDALの曲は歌詞とメロディのバランスがいいのよ。邦楽の場合、歌詞の意味がストレートに入って来てしまうので、歌詞が立派すぎるとメロディが死んでしまうし、メロディがあまりにも荘厳だとどんなに崇高なことを歌ってもバカバカしく聞こえてしまう。これですよ。SCANDALの曲はこのあたりが実にスマートなの。
Band_IMG_0493

熱演の連続に崩れ落ちるTOMOMIちゃん。TOMOMIちゃんにはこの後もう一仕事残っているのだ!
Band_IMG_0042

最後は出演者全員による演奏!何とニギニギしいことか!dollsも合流だ~!

あ~、今日も元気をもらったニャ~!ありがとうSCANDAL!!

SCANDALの詳しい情報はコチラ⇒SCANDAL Official website

バンドやろうよ!!の詳しい情報はコチラ⇒ティーンの自己表現・自己実現を応援する参加・体験型サイト teena

ところでTOMOMIちゃんが弾いているのはESP製のオリジナル・ベース。

Band_IMG_4129

コンサート終了後にそのオリジナル・ベースに関するTOMOMIちゃんのスペシャル・インタビューが収録された。
Band_IMG_4219

「この世に1本しかないベースをつくっちゃおう!」という企画で出来上がった思い入れたっぷりの楽器だけにTOMOMIちゃんの話しにも熱がこもる。
Band_IMG_4207

インタビューには実際に製作に携わったESPミュージカルアカデミーのOBも参加した。
Band_IMG_4202

お気に入りのベースと一緒にハイ、ポ~ズ!
Band_IMG_4246

インタビューの内容はコチラをチェック!⇒teena Official Website
Band_IMG_4254

楽しいインタビューでした!
Band_IMG_4269

(一部継承略 2012年7月16日 SHIBUYA AXにて撮影)

2013年6月 6日 (木)

マジで『バンドやろうよ!!』~SCANDAL編 <前編>

Shige Blog 2012年8月30日 初出

もはやガール・バンドの頂点に達したといっても過言ではないSCANDALが主催するイベントが『バンドやろうよ!!』。好評に好評を重ね、今回で3回目を迎えた。SCANDAL、FLIP、ステレオポニー、7!!が集まり、あまりにもにぎにぎしく、かつゴージャスなイベントとなった。

それにしても、女子の勢いの強いこと!卓球、バドミントン、サッカー、柔道、アーチェリー、レスリング、水泳等々、ロンドン・オリンピックでも女性陣の活躍には目をみはるばかり。

音楽においても、中学や高校の吹奏楽部だって女子ばかりだもんね。バンドもそう。私は数年にわたり関西最大の高校生のバンドコンテストの審査員をさせてもらっていたが、出場者は約9割が女子だった。

まさにこの『バンドやろうよ!! vol.3』はそんな女子のパワーを感じさせてくれる熱狂のイベントとなった。

ホントのところはね、女の子でも男の子でもいいから、いい音楽を聞いて「自分も演ってみたい!」という気持ちになって、みんなでマジでバンドやってもらいたいのよ。

メッチャにぎにぎしく展開したライブもいよいよお待ちかね、SCANDALの登場だ!

Band_IMG_4016

HARUNA
Band_IMG_0169
MAMI

Band_IMG_0504

TOMOMI

Band_IMG_0264

Rina
Band_IMG_0497

SCANDALの出演は3番目。

Band_IMG_3999

ただでさえ盛り上がっているのに、お待ちかねのSCANDALがポコッと出て来たもんだから会場はタマッタもんじゃない!

Band_IMG_0463

SCANDAL1回目の登場はいきなり「瞬間センチメンタル」!
Band_IMG_0482

MAMIちゃんのイントロの「♪タリラリラン、タリラリラン」だけで会場はさらにヒートアップ!

Band_IMG_0206

DSL50と1960AXのコンビネーションでソリッドなギターを聴かせてくれるであろうMAMIちゃん!

Band_IMG_0441

コーラスも完璧!

Band_IMG_3998

TOMOMIちゃんのよく練られたベース・ラインはSCANDALサウンドをへヴィに、そしてディープにする。

Band_IMG_0412

長く美しい髪を振り乱してのカッコいいアクションも楽しみ!
Band_IMG_3956

もちろんボーカルでも大活躍だ。
Band_IMG_0417

RINAちゃんのクリスピーなドラミングはいつ聴いても気持ちいい!
Band_IMG_0496

密度が濃いのはドラミングだけじゃなくて、ドラムセットもエラク密。いつもRINAちゃんを撮るすき間がなくて苦労しちゃうんよ~。ごめんね~、RINAちゃん。
Band_IMG_0488

SCANDALってひとりひとりの役割がキチッと明らかになっていて、それぞれがダイアモンドみたいに輝いてる。

Band_IMG_0452

ドラゴンボールは世代が違うのでわからないので…そーだな…『インディ・ジョーンズ』の2作目に出てくる石みたいに、そのダイアモンドが4つくっつくととてつもないパワーを生み出すんだ。

Band_IMG_0181

それでいて熱い中にもどこかクールさが漂っている。これは本当のプロの仕事だと思うのですよ。
Band_IMG_0199

2回目の登場では「Love Survive」を持ってきた。イントロのオクターブ・フレーズがバッチリ決まったMAMIちゃん!
Band_IMG_0047

時にパワフルに、時にセンシティブにSCANDALメロディをゴージャスに編み上げるHARUNA。今日もたくさんの声援が飛び交っていた!
Band_IMG_0424

ホント、SCANDAL見ると元気になった気分がするんだよね~。
Band_IMG_0193

SCANDALの詳しい情報はコチラ⇒Official website
Band_IMG_3964

つづく

(一部敬称略 2012年7月16日 SHIBUYA AXにて撮影)

2013年5月31日 (金)

Guitar☆Man #004 <後編>

Guitar☆Manの第4回目。ショウはますますヒートアップ!

10

セカンド・セットのギター・エンジェル。

11

今度は今さんに渡された。広規さんの顔!楽しそうだナァ~。

12

さて昨日の続きをば…。

これもGuitar☆Man定番の洋楽メドレー。1曲目がSantanaの「Europa(哀愁のヨーロッパ)」なのだが、ここで大二さんからご講話が…。大二さんの音楽への造詣の深さは並大抵ではない。造詣が深いだけでなく、数々の来日ミュージシャンとの共演履歴もあまりにスゴイ。なにしろ浅草の国際劇場のエレベーターにFrank Zappaとたった2人きりで乗り込んだことがあるというのだから尋常ではない。

さて、大二さんの話とは…このSantanaとTom Costerのペンになる「Europa」は邦題が「哀愁のヨーロッパ」になっとるが、「Europa(エウロパ)」というのは木星の衛星のうちのひとつで、「ヨーロッパ」とは関係ない。そもそも「Europa」と「Europe」でつづりが違うのだ!「当時、このエウロパは地球に似た環境を持ち、もしかしたらそこに住むことができるかもしれない」ということがわかり、それをイメージして作られた曲なのであ~る。

それを当時の日本のレコード会社の担当者が「ハイハイ、ヨーロッパね。哀愁のメロディだナァ」と勝手に思い込んで「哀愁のヨーロッパ」にしちゃったのだ…という。以上大二さん。

そうだよね~。そういわれてみればそうだ。Santanaを熱心に聴いたことがないもんで、恥ずかしながらこれは気がつかなんだ。このレコード会社の人、後で恥ずかしかったろうナァ~。完全に取り返しがつかないもんね。

真相を尋ねたら「イヤ、これはあくまで邦題であって衛星とは関係ない!オレのイメージじゃい!」って開き直るだろうナァ~。でも、真相を知っても我々日本人は「この曲=ヨーロッパ」というイメージが払拭できないのではなかろうか?私も曲名を指すときにほとんど100%原題を使うが、この「哀愁のヨーロッパ」だけは「哀愁のヨーロッパ」って呼んできた。そこにこの曲の落とし穴があったワケだ。もし、原題を使っていればもっと早く気がついたと思うんよ…ま、どうでもいいか?しかし、みなさんはこの曲を聴いてヨーロッパのどこを連想しますか?少なくともロンドンはないな~。

ちなみに木星の衛星というとイオ、ガニメデ、そしてこのエウロパあたりが有名か?66個もあるんだって!地球なんて1個だけなのに!太陽系の中でもっとも多くの衛星を持つ惑星は土星だったが、発見が相次ぎ木星が今一番多いのだそうである。

20

ということで弾き手は今さん。説得力あるわ~、だんだん「エウロパ」に聴こえてきた!

30v

今回の洋楽メドレーはスゴかった。

40_2

続いて飛び出したのが「Superstition」、BB&Aバージョン。

50

そしてのけ反ったのが次の「Paranoid」!あまりにも強引で思わず笑った!

90v

そうそう、大二さん、「どんな音楽も好きで楽しむけど、どうしても苦手なのが3つある。それがBlack SabbathとUriah HeepとIron Butterflyなんだよね~」 わかる~。私も同じ。Heepはキライではないけどどうも感情移入ができん。私も「In-A-Gadda-Da-Vida」が名曲だとは特段思わないしな…。でも、Black Sabbathは恥ずかしながらこの歳になってナンカよくなってきて最近聴いちゃったりしてるのよ。観念するとなかなかSabbathもいいもんですよ、大二さん!

70_2

また強引にねじ伏せたのがGrand Funk Railroadの「We're an American Band」。

広規さん曰く、「Mel Schacherというのは案外やるよ!」。そうだよね~、このバンド、Mark FarnerとよくてDon Brewer(この曲のボーカルはDon Brewer)ぐらいだもんね、目立つの。

そして、洋楽メドレーはFreeの「All RIght Now」で締めくくられる。

60v_2

ここでGuitar☆Man #004は意外な展開を見せる。

西脇さんが奏でる絶望感にあふれた、切なくも不吉なコード…。

100v_2

♪カンケンコンケン~、と有名な4つのギターの音で緊張感が極限に達する。ギターがふたりいるアマチュア・バンドがこの曲をやると誰がこの♪カンケンコンケン~を弾くかで取っ組み合いのケンカになるという…(本当はならないと思う)。

110

そして、泣きのギター!これぞストラトキャスターってか?!

315

曲はPink Floydの「Shine on You Crazy Diamond」。もちろん「Crazy Diamond」とは数年前に亡くなったSyd Barrettのことだ。

115v

まさかこんな曲が出るとは!大二さんのリクエストかな?それにしてもスゴイ人たちだ!

120

後半には西脇さんのクロマチック・ハーモニカが大フィーチュアされる。

130v_2

これはあんまりカッコいいんでないの~!?

140v_2

人差し指より親指でピコピコした方がカッコよく見える…と西脇さん。最高の見せ場だ!

ところで、この「Shine on You Crazy Doamond」が収録されている『Wish You Were Here』。タイトル曲の「Wish You Were Here」ってあるでしょ?Floyd得意のフォーキーな曲。イギリスの連中がアコギを手にすると必ずコレを弾くんだよね。で、知ってた?この曲ってフランスの有名なジャズ・ヴァイオリニスト、Stephane Grappelliが参加してるって?もうほとんど聞こえないんだけど、5:21のところで、そういわれてみれば程度の感じ。Dave Gimoreが「カントリーみたいな感じで…」と演奏依頼をし、このDjango Reinhardtの相棒の天才ヴァイオリニスト(数々のジャズ作ももちろん素晴らしいが、Yehudi Menuhinと組んだ『Tea for Two』が愛らしい名盤だ!)はそれなりに弾きこなしたらしい。しかし、録音の状態が悪くものすごく小さな音で録られてしまった。「これじゃ聴こえん!」ということでFloydはジャケットにGrappelliの名前を入れなかったという話だ。この時、Roger WatersがGrappelliに渡したギャラは£300だったという。安い。

150

そして、次もスゴかった!

今さんがアコギに持ち替えて演奏されたのは「I'm not in Love」。

160

西脇さんが苦心の末に作り上げたコーラスが会場に充満する!

170

ここで広規さんはピアノにスイッチ。Eric Stewartのパートだ。

180_2

オリジナルはバスドラムの音だけだが、大二さんはブラシでサウンドを補強。

190v

もう10ccが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでしてね。できれば私が歌いたかった?

200_2

でもなかなか実物を観るチャンスがなくて、結局観たのは2010年のアストロ・ホールでの来日公演。Graham GouldmanとRIck FennとPaul Bergessが昔のメンバーだった。そういえば、その時会場で出くわしたイギリス大使館の知り合いにちょうど来日していた紹介されたBPI(British Phonographic Institute)の時のおエライさんを紹介してもらった。

「ショウはどうだい?」と訊かれ、「10ccは子供のころから大好きでしたが、なかなかショウを観る機会がなくて、今回がはじめてです。最高なんですが、オリジナル・メンバーがGrahamだけというのがちょっと…」と答えてしまった。あんなこといわなきゃよかったナァ~。

普段は軽佻浮薄な今風のイギリスの音楽を売り込むことを生業としている人が10ccのショウに来ているなんてチョットうれしくもあった。彼もこういうロックの方がいいにキマてる。

10ccのようなバンドは絶対にアメリカからは出てこないだろう。そういうところがまた大好きなのだ。

80_2

Graham Gouldmanの名ベース・ソロを完璧に再現する広規さん!サスガ!

210v_2

そしてすぐさまピアノへ!難波さんも認める天才マルチ・プレイヤーの面目躍如たるシーンだった!

220v

誰?ステージでシャンペンなんか冷やしてんのはッ?!

「マリー・アントワネットのような彼女が素敵なキャビネットにキープしているMoet & Chandon」…「素敵なキャビネット」って1960のことだったのね?!んなワケないか…「Killer Queen」なんかもいいんじゃない? Marshallじゃないけど…。でもJimがなくなった時、Brian Mayは弔辞を寄せてくれていました。

230v

しっかし、今回のGuitar☆Manは選曲といい、演奏といい、雰囲気といい、まったくもって素晴らしい。

235

今日もジャニスを1曲。

240v_2

ツワ~、完璧なカッティング!

260

オリジナルのFull Tilt Boogieよりカッコいいい!

250v

早希子さん絶唱の「Half Moon」!

290v

広規さん、猛烈に楽しそう!そう、何しろ今回はノリが違う!

280v

…と、ここでガラリと雰囲気が変わって「Stairway to Heaven」。今さんの完璧なアコースティック・ギター。

300v

JPJのパートを忠実になぞる西脇さん。

310v

歌うはSyuartOさん。

320_2

Led Zeppelinは広規さんも得意とするところだ。

320v

やはり大人気のこの曲…

326

名人たちの熱演にみんなジ~ックリと聴き入っていた。

330v

ソロは土方さん。広軌さんがこの有名なJimmy Pageのソロを完璧に弾いてるのを見たことあるもある!

340

「I'm not in Love」とこの曲でアコースティックを弾いた今さん。そういわれてみれば…なのだが、アコギの出番はこれがGuitar☆Man史上初だったのだ!今さんとはアコギの仕事でご一緒させていただいたことがあったが、ブルーグラスがお好きで、よく超絶フレーズを弾いていらした。

思い出した!その頃、雑誌の取材があって、色んなアコギを今さんに弾いていただいたのだが、ギターを換えるたびに今さんがローGを弾かれるのだ。ジャラーンって。もちろんチューニングの状態をチェックされているのだが、尋ねてみた…「どうして必ずローGを弾かれるんですか?」…と。 「ローGが一番チューニングの狂いをチェックしやすいんですよ」 その時の対談相手の著名ギタリストも「そうそう!」と完全に同意されていた。これ企業秘密?

でも考えてみると、オープンコードで全部の弦をいっぺんに、かつ自然にならせるのはEとGだけなんだよね。CもいけるがGの方が全然鳴りがいい。さすが!ま、たまにはGuitar Man(自分のこと)らしいことを書いてみました。

325v

そして最後はGuitar☆Manのテーマ曲ともいうべき「Smoke on the Water」。

350_2

もうノリは最高潮ですね。やっぱりこのリフはロックのすべてを包含しているのかもしれない。イギリス人も大好きね。

380_2

Guitar☆Manショウではすっかりおなじみの浦田"AMAZING"健志も飛び入り!

420

そしてアンコール。広規さんも前に出てきたゾ~!

360_2

ファースト・セットではVan Halenの「Panama」が…。

370

Van Halenもメチャクチャはまりますナァ。ようするにナニを演っても完璧なのよ、このお方たちは!

390_2

いつにも増して楽しそうな広規さんを見てこっちもハッピーになるね!

400

「ギターはこう弾くものです」ということを思い知らされずにはいられない2人のプレイ。ハイ、できません。

410

今さんはご持参のワイアレスを駆使して会場を練り歩く!

440v

セカンド・セットではDoobiesの「Listen to the Music」。

450

もうコレもんですよ!土方さんも楽しそう!

セカンド・セットではアンコールの拍手がまったく鳴りやまず、広規さんの「やっちゃう~?」の一声で「Panama」を演奏。盛り上がりはさらにワン・ステージ上に突入した!

460

観るたびに大きな満足感を与えてくれるGuitar☆Manだが、今回のショウはとりわけ素晴らしかった。自分好みのタイプの音楽やグループの曲が取り上げられたこともあったし、達人たちの名人芸にドップリと浸かることができた。

邦楽メドレーと極一部を除いてはすべて70年代の曲だ。すなわちロックの黄金時代だ。いつも訴えていることだが、こうした活動を通じて、人類が作ったこの偉大なエンタテインメントの財産を次世代に伝承していかなければならないとつくづく思った。

470

6月のGuitar☆Manは…

6日 : Guitar☆Man Live #005 - King of Pops

7日 : Guitar☆Man Live #006 - Smoke on the Water

ともに会場は東京キネマ倶楽部。あの荘厳な会場で味わうGuitar☆Man…たまりまへんナァ~。

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

<Guitar☆Man過去のレポートはコチラ>

2013年2月10日 #001 @汐留Blue Mood <前編>

2013年2月10日 #001 @汐留Blue Mood  <後編>

2013年3月7日   #002  @目黒Blues Alley Japan

2013年4月10日 #003 @六本木Sweet Basil 139

(一部敬称略 2013年5月9日 渋谷JZ Bratにて撮影)

2013年5月30日 (木)

Guitar☆Man #004 <前編>

5月9日に開催されたGuitar☆Manショウの第4回目。

回を重ねるごとにどんどんエキサイティングなショウになってきた!

今回も入れ替え制の2回興行。両公演ともアンコールの一部を除きまったく同じ内容だ。マーブロでは1回分の公演を<前・後編>に分けてレポートするが、若干第1&2部の写真が混在することをお許しいただきたい。「アレ?洋服の色が違うじゃんけ!」という場面もあるが、理由はそれによるものである。

10v

今回も入口に展示されたチャリティ・ギターたち。

20v

「赤いピック募金」も募られた。実にステキなアイデアだ!

30

今回もステージはMarshallづくし!

40

いつものアニメーションからギター・エンジェルが登場。はじめてみる人はドッキリ、いつも見てる人はニンマリ。

50v

ステージに向かう途中、お客さんのテーブルに赤いバラが配られた。

60v

そして赤いバラが白いギターに持ち替えられ…

70

今日のギター・マン、土方隆行に手渡された。

80

Guitar☆Man #004のスタートだ!

90

今回のメンバーは…

親方・伊藤広規

100v

今剛

110v

初回につづいて2回目の登場となる土方隆行。

120v

岡井大二

130v

西脇辰弥

140v

そしてボーカル陣…

政野早希子

170v

StuartO

150v

アラキマキヒコ

160v

オープニングはなんとDeep Purpleの「Speed King」!「♪土曜の夜、宵越しの銭は持たねーぜ」ってヤツね。

180

今さん、いっきなりノリノリ!

190

やっぱりこのハード・ロックの黄金時代を代表するようなリフを名人2人が弾くとスゴイね。重みが違う。これがホントのへヴィ・ロック!

200

もちろんキーボードと…

210v

ギターの掛け合いのパートもホンモノに勝るとも劣らないシャープさだ!

220

広規さんのハード・ロック・ベース!素晴らしい!

215

次に出たのがGuess Who。Guess Whoといえば「American Woman」。カナダを代表するバンド。カナダも本当にいいバンドやミュージシャンが多い。というか本当にいいバンドじゃないと出てこれないんだろうけど。

こりゃGuess Whoが出たとなると、BTOが出る日が近いかな?

230

こういう絞り出すようにしてシャウトする曲はアラキさんによく似合う。

240v

そしていつも演奏される邦楽メドレー。

250

「ルビーの指環」。何せ今さんが弾いてるからね、ホンモノは。

270v

「黄砂に抱かれて」、「木枯らしに抱かれて」そして「Automatic」と続いた。「Automatic」も今さんだ。

260v

司会はNACK5の山本昇。出演者のトークもGuitar☆Manショウの大きな魅力のひとつだ。

ここで話しているのは…なんと昔、1フロアに2世帯入っているマンションで土方さんと今さんが同じ階に住んでいたという話し!

広規さんの顔!

271

こっちは広規さんと西脇さんのデュエットMCコーナー。

275

西脇さんが「あんなこともできる、こんなこともできる」とシンセサイザーの機能を実演。

276

「ギター・マンとはいえキーボードにも注目してね!」と西脇さん。ナニをナニを!注目せざるを得ないような活躍ではござらんか!

277

「Purple Haze」でおなじみのメンバー紹介。

280

今さんとMarshall。いいね~。カッコいい!JVM210Hと1960AVの組み合わせだ。

ちょっと今さんの思い出を…。初めて今さんのギターを耳にしたのはPANTA&HALの『マラッカ』だった。『マラッカ』はそれこそ盤面が白っぽくなるまで聴き込んだ愛聴盤で、日本のロックの名盤の一角と信じて疑わない。そのタイトル曲、「マラッカ」のソロ。まったく驚いた。メロディアスでスリリングで美しくて…。もちろん必死になってコピーした(途中まで)。今でもそのパートが来ると何かしていても絶対にその手が止まって耳をそばだててしまう。日本のロック・ギター史に残る名ソロだ。

もうちょっと…。昔、銀座に「ローディ・プラザ」という日立の高級オーディオのショウ・ルームがあった。ステレオの視聴用に無料でレコードが聞けるとあって中学生のころから毎週日曜日、セッセと通ってはレコードを聴き漁っていた。何しろテレビやラジオ以外に無料でロックを聴く方法なんてなかったからね。

で、そのコーナーの傍らに立派なステージがあって、生の演奏を自分でその場でレベルやパンを調整し、ミキシングして2chのカセット・テープに録音する「ミキシング体験コーナー」みたいものがあった。そこで日立のカセット・テープを買わなくてはならないのは言うまでもない。

高校のある日、そのローディ・プラザに行くと(ずいぶん長いこと通ったものだ。そういえば、そのローディ・プラザの奥にMorning Sunという輸入レコード店があって、そこでKing Crimsonの『Earthbound』を買おうとしたら、『お兄ちゃん、Island盤の方がいいんじゃないの?』と訊かれ、ワケもわからずいわれるままにイギリスから取り寄せてもらったことがあった。中学3年ぐらいの時だったから、一体いくらかかるのか心配で仕方なかったが、2,000円で売ってくれた。いまだに安いんだか高いんだかわからないが大事に取ってある)、「ミキサー席が空いていますのでミキシング体験しませんか?」と声をかけられた。誰が出演するのか尋ねると、生演奏ではなくてPANTA&HALの8チャンネルの音源をミックスするんです…と聞き、狂喜乱舞。PANTA&HALのオリジナル・メンバーの演奏だからね。

「HALのテーマ」とかそれこそ「マラッカ」とか数曲の音源が流され、興奮しながら聴き入った。なかでもあの長い長い「マーラーズ・パーラー」で今さんが何十回と弾くオブリガードのすべてがすさまじく、これもよくコピーしたものだった(途中まで)。何しろ弾けば弾くほどメロディが多彩になり、ネタが尽きるどころか増えていく一方なのである。このテープは門外不出で大切に保管している。

おまけで…このミキシング体験で別の日に生演奏を録ったバンドがBAD SCENEで、ゲストで登場した銀次さんが壮絶なソロを弾いていた。このテープも門外不出の宝物だ。ちなみにBAD SCENEにはCharさんも在籍していたことがあり、広規さんがアオジュンさんらと結成したMagical Cityのギターだった牧野元昭さんもかつてメンバーだった。

ええ~い、脱線ついでに…。牧野さんはその昔、某楽器雑誌に「ジャズ・ギター講座」というコラムを執筆しておられ、Bill Evensの『Undercurrent』の「My Funny Valentine」のJim Hallの4つ切りを採譜し、誌面に掲載されたことがあった。当時こんなの他になくて、喜んでスクラップした。今でもどこかのウチの蔵書にそのスクラップがはさまっているハズ。

いい時代だった。

290

大二さんは丸っきりいつものペースで優雅に叩く!

300

しっかし、広規さんってスゲェな。何をやってもグイグイ引っ張るそのグルーブ感!本レポート<後編>ではもっともっと活躍してしまうのだ!

今日もVBA400とVBC810でブイブイいわす!

305v

アクションもバッチリの西脇さん。Liv Moonの時以来。

310

もくもくと弾き続ける土方さん。今日はVintageModern2466のパワー・アンプと1960Aを使用。土方さんはキャビネットはA派だ。

実は土方さんについても私には門外不出の音源がある。土方さんには事あるごとにMarshallのデモのお仕事をお願いしてきたが、Marshall初のデジタル・アンプ、JMD:1のデモンストレーション音源がそれだ。JMD:1はプリアンプがデジタル回路になっていて、歴代のMarshallのサウンド12種類がサンプリングされていて、それEL34、つまり真空管で増幅するという便利で音の良いモデルだった。田川ヒロアキ氏やAldiousのYoshiちゃん等今でも愛用しているプレイヤーは多い。

ウェブサイト用のデモ音源を土方さんに弾いてもらったのだ。わざわざそのデモのために短い曲を書き下ろしてくれて、12通りの演奏をしていただいた。16ビートのカッティングからへヴィなリフ、灼熱のソロ等々、どれもがヨダレがでそうな演奏で今でも時々聴いている。その極めつけは(へへへ、私のアイデアなんだけど…)、Brian Mayよろしく何種類かの音を使ったひとり多重奏の「God Save the Queen」だった。

そんなふたりのギタリストが登場した今日のGuitar☆Man…最後の最後まで楽しみがテンコ盛りだ!

320

今さんのリクエストだという「Reelin' in the Years」。「Do It Again」につづいて発売されたSteely Danのファーストアルバム、『Can't Buy a Thrill』からのシングル曲。1973年、Billboardのヒットチャートの11位をマークした。この曲好きな人、多いね。

390

グエッ!イントロのギター、Elliot Randallク・リ・ソ・ツ!

そういえば、この曲Skunkも参加してるんだったっけ…最近どうしてるんだろう。

Gm4_img_5552

聴きどころはサビのコーラス。

350

そして中間のツイン・リード。

360

ああ、なんてカッコいい曲なんだろう!

ちなみにこの曲にパーカションで参加しているVictor Feldmanはイギリスの人。なんとお父さんがロンドンのOxford Streetにある「100 Club」の創始者だ。「イギリス―ロック名所めぐり」で紹介しているので見てみてね⇒コチラからどうぞ

370v

思わずサビの「♪あ~ゆり~りにんじい~い~ず」のところはやっぱりいっしょに歌っちゃうよね。最近ずいぶんDanはご無沙汰してるけど久しぶりに聴きたくなった!

このメンバーで「My Old School」か「Hey Nineteen」演ってもらいたいな~。「My Old School」はSkunkのソロが完コピになるんだろうナァ~、いいナァ~。

385

そしてThe Ventures。「Slaughter in Tenth Avenue」。平たく言えば「10番街の殺人」。私はベンチャーズにはちょっと近寄らないが、この曲は好き。1曲の中でこんなに強引に4回も転調する曲なんて普通ない。で、調べてみた。なんと、この曲、作者はRichard Rogersなのね~。「Walk Don't Run」がJohnny Simithなのは知っていたけど、これは知らなんだ。しかも、同名のバレエのための曲なんだってね~。

380

これまた実に軽やかな演奏で楽しいなったらたのしいな!

330

6月のGuitar☆Manは…

6日 : Guitar☆Man Live #005 - King of Pops

7日 : Guitar☆Man Live #006 - Smoke on the Water

ともに会場は東京キネマ倶楽部。あの荘厳な会場で味わうGuitar☆Man…たまりまへんナァ~。

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

つづく

(一部敬称略 2013年5月9日 渋谷JZ Bratにて撮影)

2013年5月29日 (水)

WHITESNAKE Live in Japan

そして、コンサート。

追加公演を含めた3回の東京公演のうち、7日の中野サンプラザのレポート。

お定まりの少々押してのスタート。客電が落ちてからもしばらくはメンバーが現れず興奮がさらに高まってしまう。

10

David Coverdale

30v

Doug Aldrich

40v_2

Reb Beach

50v

Michael Devin

60v

Tommy Aldridge

70v

もうそこに立ってるだけでロック。年齢なんかまったくどうでもいいことを思い知らされるような圧倒的な存在感。

80v

WHITESNAKEを撮ったのは初めてではないが、やっぱり夢中になって撮っちゃうね。問答無用でみんなカッコいい。

DougのMarshallも昨日確認しちゃったことだし、今日は下手なコメントは控え目にして写真集として楽しんでいただければ…と思う。

500

オープニングは「Give Me All Your Love」。

290v

枝ではなくロックの幹にいる人はやはり重みが違う。

90

楽屋の廊下ですれ違って、ポンと肩を叩いてあの声で「Hi, how are you?」なんてやってくれるDavid。ニコニコと陽気でステキな人だ。

100

あ~、クソ~、カッコいいナァ~。

390v

310

何回でも書く。Doug Aldrichは今日もカッコいいのだ!

120v

昨日紹介した1959で素晴らしく情熱的なサウンドをクリエイトする。

130

400v

下手のReb。

160v

ペンタトニックを中心にブルージーにフレーズを練り上げるDougとは対照的にトリッキーなプレイで観衆の目を惹く。

150

サウンドもDougに比べると鋭角的だ。

180v

コーラスでも大活躍のMichael Devin。

190

もちろんMarshall。VBA400とVBC810のコンビネーションだ。

200v

このMichael、ブルース・ハープの腕前も抜群で、コンサートの半ばではDougのギターとともに飛び切りカッコいいデュオ・プレイを聴かせてくれた。

210

ドラムがBrian Tichyでないのが少々さびしかったが、Brianはもうすでに自分の道を歩み出しているのだ。

代って参加のTommy Aldridge。彼もやたらと感じのいい人で、楽屋でも気軽に声をかけてくれる。

220v

230

240

素晴らしいプレイの連続で観客は総立ち!

250_2

その昔、Foreignerが1977年にデビュー・アルバムを発表した時、メンバーがイギリス人とアメリカ人の混成なるがゆえに「Foreigner(異邦人)」というバンド名になったと喧伝していたが、もうメンバーの多国籍化というのは当たり前になっちゃったね~。

ブリティッシュ・ロックの権化と呼んでも過言ではなかろうDeep Purpleから派生したこれまたブリティッシュ・ロックを代表するバンドのメンバーが創始者を除いてみんなアメリカ人になっちゃったもんね。

260

一時期のイギリス人がアメリカ人や世界のミュージシャンに与えたブリティッシュ・ロックの影響たるや尋常なものではない。70年代のハード・ロックのBritish Invationだ。その結果がもたらしたものは、ブリティッシュ・ハード・ロック・アーティストの枯渇だ。もちろんそれは結果論でしかないが、完全にアメリカ人がブリティッシュ・ロックを引き継いでしまった。

WHITESNAKEのオリジナル・メンバーって全員イギリス人だったんですよ!

Marshallの50周年記念コンサートもそう。ほとんどの出演者がアメリカ人だった。

360

音楽に国境なないし、カッコいいロックをやってくれるなら国籍も洋の東西も問わない。でも、あまりにもイギリス勢がさびしすぎる。これもいつも書いていることだが、ショウを見ていて改めて考え込んでしまった。

520v

また、長きにわたってMarshallのデモンストレーターを務めたGeoff Whitehornがこう言っていたのを思い出す。「Deep PurpleにSteve Morseが入ったのは残念だ…。なんでアメリカ人を入れるんだ…」と。つまり、「オレを入れろ」ということだ。

これを聞いて、思ったことがふたつあった。ひとつは彼がDeep Purpleの加入につながっている同一線上で音楽を活動をしていること。そして、日本はまったくそお同一線の上にいないということ。もっとも彼は今でもProcol Harumで活躍していることだけでも十分スゴイが…。

そして、Deep Purpleの音楽をイギリス人として誇りにしていることだった。

とにかくイギリス勢にはがんばってもらいたい。

270v

その偉大なブロティッシュ・ロックの歴史の一部を作った人が目の前でマイクスタンドを振り回して暴れているのだからタマラナイ!

280

300

DougとRebのギター・バトルは大きな見せ場だ。

110

以前は「あ~か~こ~な~、ノースキャロライナ出身~、ミスター、ダ~グ、アルドリッチ~!」なんてやってたんだけどね。もうやらない。

330v

ただひたすら弾く!Dougのプレイに特徴であるオーバーベンドが炸裂!ニュイ~~ンってヤツね。

340v

そしてDougがつむぎだすフレーズはどこまでもブルージーだ。

320

Rebは後攻。

410

こちらは思い切りコンテンポラリーなプレイ。正確で一分の狂いも乱れもない!

Ws_img_4098

それでいてエモーショナル!
420

このバトルも何回か見ているが、以前はただふたりが「これでもか!これでもか!」と弾き狂うだけだったのが、今回はバトルの後半では美しく、かつスリリングにハモっちゃったりなんかして観ていて最高におもしろかったナ。

170v

Dougってさ、プレイだけじゃくてアクションもカッコいいんだよね~。

480v

どう動いてもビシっとキマる!左手の指の形もカッコいい。

140v

ホント、いつかWembleyのレポートでも書いたけど、彼らは自分のスタイルを執拗なまでに守るんだよね。ちょっとの妥協も許さない。

本番前にMarshallの前で撮った写真も「見せて、見せて」と言って一枚一枚「いいね~」とか「ん~」とかその場で反応してくれる。どれもカッコいいので一体何がいいのか悪いのか皆目見当もつかないのだが、とにかく人前に出す自分をすごく大切にしているんだな。あ、ちなみに一枚一枚チェックはしてもDougは全然神経質じゃないの。そこがまた奔放でステキ!

350v

リズム隊も強力だった!

430

実は…私はTommy AldridgeというとPat Traversなんだよね。あとBlack Oak Arkansas。

440

マァ、バッチンバッチンと痛快に叩きまくる姿はやっぱりロックの歴史そのものだわね。

460

450

サポート・キーボードのBrian Ruedy。ステージ上手の少し離れたところでプレイしていたが、バンド・サウンドをガッチリ厚くしていた。

470

イヤ~、やっぱりいいね、こういうロックは。

え?どうもいつもと様子が違うって?写真を多く載せすぎたにしてもコメントが少なすぎるだろうって? 曲名も1曲目しか書いてねーじゃねーか!って?

490v

ハイ。特段書く必要は何もないんだけど、正直に言ってしまいましょう。

私、WHITESNAKEってまったく通らなかったんですよ。デビューした時のことはよく覚えているんだけど、チョットその頃違う世界にいたもんですから…。

でも、そんなの関係ない!今聴いていいものはいい!とにかくこういうのが「ロック」なんだよ!

でもさ、Deep Purpleの『Made in Europe』なんかを聴き直してみるとマジでDavidの声ってスゴイな…。 こういう声を出す人、出せる人ってまだまだいるでしょうに…一体どこへ行っちゃってるんだろう。

私はこういう声の歌でロックが聴きたいよ。

WHITESNAKE…いつまでもがんばって欲しいバンドだ!

510

(敬称略 2013年5月7日 中野サンプラザホールにて撮影 ※協力:Creativeman Productions

2013年5月28日 (火)

WHITESNAKE Live in Japan~Doug AldrichのMarshall

2011年のLOUD PARK以来の来日となったWHITESNAKE。今回は香川まで足を延ばした全7回公演のジャパン・ツアーだ。

Dougとは昨年の9月のWembley以来。あの時に撮影した写真を渡したところ大層よろこんでくれた。

彼はいつだってMarshall Blogに快く協力してくれる。

Marshall Blogのスタート時にはメッセージも送ってくれた。⇒A Message from Doug Aldrich

で、開演前にMarshallをバックに記念撮影。

相変わらずカッコいいわぁ~。

10

さて、今回の来日公演…ステージはMarshallオンパレード!

20

ギター・アンプもベース・アンプもすべてMarshall!気持ちいい~!

やっぱり誰が何といおうとコレですよ、コレ。ロックはコレでいいの!

実はWHITESNAKEのMarshall WallはLCのキャビネット、つまりXキャビが基本なんだけど、今回はチョイと事情があってスタンダード・ブラックのフレット・クロスのキャビが並んだ。

30

ステージ袖にセットされたDougのヘッド類。上がメインの1959。

40v

これがメインの1977年製の1959。

ご覧の通り改造が施されていて、マスター・ボリュームつきの2チャンネル仕様になっている。通常のVOLUME1と2はMASTERとなり、Inputの左下についているノブがGAINに変更されている。他にも派手な改造が加えられている。

Input部は完全に1 Input仕様になっていて、上段のジャックはまったく使用しないためか、ホコリがはいらないようキッチリとふたがしてある。

50

下段はJMP時代(1981年以前、JCM800シリーズが発表される前)の2203。1978年製。こちらも2チャンネル仕様に改造されているが、メインの1959ほどではない。

右端のVOLUMEのノブがLes Paulのモノが使われているが、特に意味はない。ありあわせのモノを使ったようだ。Inputの下のノブはGAIN。

60

背面のようす。

まずメインの1959から。プリ管(ECC83)が2本増設されている。パワー管はカリフォルニアの真空管ディストリビューターのARS ElectronicsのEL34が搭載されている。

一番左のノブはその横についているSEND/RETURNのSENDレベル。さらにその隣にはループのACTIVE/BYPASS切り替えスイッチがついている。その隣が出力を切り替えるスイッチ(ちょっとここ不確かです)。その右はMASTERのA/Bを切り替えるフットスイッチのジャックだ。後はSPEAKER OUT。

つまり、大ざっぱにいえば、MASTER VOLUME回路を2系統にして、出力を変えることによって音色をコントロールしているということだ。

パワー管には前回交換した日付が記され、ヒューズ・ボックスの横にはしっかりと予備のヒューズが貼りつけられている。

一方、下段の2203はACTIVE/BYPASSのスイッチか、出力切り替えのスイッチのどちらかがないだけで、後は1959と同じ仕様に改造されている。

こちらはどうも使われていないようであったが、キャビネットには結線されていた。

70v

もう一度キャビネットの写真を…。

こちら(ステージ上手)がDougのキャビ群。すべてBキャビだ。Dougは1959を2台に、2203を1台に結線している。上に書いたように2203はスペアのようだが、1959チームの方は常時2台とも鳴らしている。鳴らしているキャビはBV。

20

足元のようす。

Dougはヤケクソにいろんな音色を使うギタリストではないが、それでもシンプル!

80

エフェクターはラックにも組み込まれている。

90

Dougの愛竿たち。

100v

今日はこれでおしまい。

「エ、ライブのレポートはどうしたって?それは明日の楽しみだ!ナニ?待ちきれないって?それじゃ、少しだけ…予告編だゼ!」

120

130v

140v

150v

160v

170v

「じゃ、また明日な!」

110v

Doug AldrichのMarshall50周年記念コンサートのようすはコチラ⇒【50 YEARS OF LOUD LIVE】vol.2

つづく

(敬称略 2013年5月7日 中野サンプラザホールにて撮影 協力:Creativeman Productions

 

2013年5月23日 (木)

Kelly SIMONZ~"the 5th" High Resolution Live 2013

Kelly SIMONZがシリーズで開催してきた東京キネマ倶楽部でのコンサート。今回は第5回目を迎えた。

昨日レポートしたCrying Machineのが出番を終え、いよいよ御大の登場!

10_2

今回もbAd TRIBEでのパフォーマンス。

20_2

Kelly SIMONZ

30

Tim Miller

40

Yosuke Yamada

もうマーブロではおなじみの面々だ。

50

Kellyさんもシリーズ・コンサートということで観客を飽きさせないよう毎回色々な趣向をこらしてきた。

60

今回は対バンがあって時間がいつもより短いということもあろうが、オープニングのビデオを除いては何の仕掛けも弄さないかなりストレートなステージ。

70v_2

ギター1本(実際には数本だけど…)とマーシャルさえありゃ十分!…的な、ガッツのあるステージ。

80_2

弾いて弾いて弾きまくり、そして歌いまくる。何となくいつもより密度の濃さとスムーズさを感じさせるステージ運びが結果的に素晴らしいコンサートを演出した。

90

Kellyさん自身もすごく生き生きと演奏していたように見えた。

140v_2

もちろんそれも信頼のリズム隊が控えてのこと。

100v

バンドとしての結束もも深まり盤石の態勢での激演。

110v

カメラ目線だが頭は演奏に集中しているYosuke。

120v_2

彼のドラミングもbAd TRIBEサウンドに欠かせない要となった。

130v_2

オープニングは「Future Destination」。

190v_3

いきなりKelly節全開で滑り出し好調!

150

続いて「Anything Goes」。Cole Porterの同名曲とは似ても似つかないハード・チューン!

170v

Kellyさん言うところの「インストゥルメンタルだぜ!」の代表のような曲だ。

230v

この日もKellyさんのMarshallは絶好調!図太くも美しいトーンが迫りくる!

290v

「Silent Scream」

135v

地を這うようなTimのベースが大活躍の「Time」。

270_2

そして、泣きの部。「Blue Monday」だ。このバラードがまたいい具合にプログラムに挟み込まれているんだな…。

160

聴く者すべての魂を揺さぶるビブラート!

210

「Angel Eyes」…

220

「Aftermath」と歌を交えた熱演が続く。

200

情感タップリに弾き込まれたのは「Cry for the Moon」。

180v

故Gary Mooreに捧げられた曲だ。

310v_2

怒涛のドラミングで最後までバンドをドライブさせまくったYosuke!

280v_2

激演はまだ続く!「悲愴」だ。

250v

「Now Your Turn」で本編は終了。この曲はなんかすごくKellyさんのショウのエンディング・テーマにぴったりだよね。

320v

アンコールは「Opus#1」。

260_2

猛然とスパートするKelly SIMONZ!しっかしよう弾くナァ~。

240

この曲や今日は演らなかったけど、「Rondo KSV007」あたりが一番Kelly Musicを感じさせるな。それは誰も踏み込むことのできないKelly SIMONZだけの聖地だからだ。

300v

そしてアンコール2曲目はCrying MachineのMASHAを呼び込んでの演奏。

330

「Kelly SIMONZ」さんですか?」とMASHAがある楽器店でエフェクターを試奏しているKellyさんに声をかけたことから付き合いが始まったという。KellyさんはMASHAを「トーンで音楽している数少ない音楽家の友人」と呼ぶ。

350_2

曲は「Eternal Flame」。MASHAが昔がんばってコピーした曲だ。

Kellyさんのこの顔!Scarlet Gardenの時もそうだが、お父さんのように後輩をやさしく見守るKellyさんのニコニコ顔が好きだ。

340_2

憧れのミュージシャンとの共演。うれしいだろうナァ~。

360v

しかし演奏は「共演」には収まるハズもなく、すぐさま「競演」に早変わりした。

370

すさまじいシュレッディングの応酬!昨日も書いたが、ふたりともフレーズの密度が濃いので聴いていてもまったく飽きることがない!

380

最後はbAd TRIBEとCrying Machineでご挨拶。

ああ、また今日もいいコンサートだった!おい、ちょっと待て、7人しかいない。ひとり足んねーぞー!

390

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒++Kelly SIMONZ Official Website++

Crying Machineの詳しい情報はコチラ⇒Crying Machine Official Web Site

400

(一部敬称略 2013年4月27日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2013年5月22日 (水)

Their Time Has Come ~Crying Machine登場!

シリーズで展開している東京キネマ倶楽部でのKelly SIMONZのコンサート。『"the 5th" High Resolution Live 2013』と題されてその第5回目が開催された。

今回サポート・アクトとして登場したバンドがCrying Machine。2009年結成の関西出身のバンドだ。

また、関西ですよ。ロックの世界において、どうしてこうも関西勢というのはいつの世も強いのだろう。私も大阪に数年住んでいたことがあるが、生活は別に東京と変わらないといえば変わらない。ポークカレーとチクワブがないことぐらいか?それなのに古今東西、ナント関西出身のバンドの強力なことよ!

10

これがですよ…大変によろしい。何の予備知識もないままに当日のリハーサルではじめて音を聴いたのだが、思わず聴き入ってしまった。

20

メンバーは;

Hundred Voltage VocalのHILE

30v

Emotional GuitarのMASHA

40v

Satanic KeyboardのYOSISI

50v

Stylish BassのFUKO

60v

Alternative DrumのSHUNの5人。

ひとりひとりのキャラが際立っていていい感じ!

70v

「ま、シゲさんが「いい!」なんて言うところを見ると、どうせギターのヤツがピロピロっとバップ・フレーズを弾いたかプログレ風味がちりばめられている…とかそんなところだろう」…なんて思ってるでしょ?

ゼンゼンちゃうねん。

サウンドはX JAPAN以降世代のハード~メタル風味にB'zが好きだった、あるいは好きなんだろうナァと思わせるものだが、まったくそれだけに収まらない、「バンド」としての魅力にあふれかえっているのだ。

下は2012年9月に発表されたセカンド・アルバム『The Time Has Come』。A面とB面に6曲ずつ収録されている…といってもまさか両面CDというワケではなく、B面の1曲目にインストを持ってきてチョイと雰囲気を変えてはいるが、全12曲が続けて収録されている。Kellyさんがライナーを寄稿している。

ああ~、色々言いたい!

どの曲もよく練られていて、聴きどころが満載だ。「Sail Away」 という曲の3:02から3:15には度胆を抜かれたよ。中間部のアイリッシュ風のパートも最高にカッコいい。

ギター・リフも秀逸だ。

我々世代がCrying Machineというバンドを形容するとすれば、シンプルに「ポップなハード・ロック」ということになってしまうのだが、前述のA/B面のアイデアもしかり、このバンドにはロックの黄金時代と今をつなぐ見えないパイプのようなものを感じたね。

できればCDを聴いてからライブを観たかったな…。

90cd

こちらは5月8日に発売されたばかりのシングル『Brilliant Future』。「Brilliant」はイギリス人がよく使う言葉だ。アメリカ人は滅多に言わないような気がするな。やっぱりCrying Machine、ちゃんと黄金のブロティッシュ・ロックを吸収しているか?

爽快なドライビング・チューンが2曲収録されている。Mashaのギターもスロットル全開だ。

100cd_3

さて、ライブ。

80

当然ステージでのパフォーマンスもCDとまったく変わらない密度の濃さで抜群の演奏力を見せる。

110

「100V」どころか「230V」もあるのではないかいうステップアップしまくりのHILE。

120v

最初から最後まで気合の入った歌いっぷりは見事だ。

130v

ハッキリ言って、この人は最高です。『The Time Has Come』にも数々の作品を提供している中心人物ひとり。

140v

もう、とにかくアクションがスゴイ!ま、気を悪くされるかもしれないが、「ふなっしー」のような鋭敏な動きでステージ狭しと暴れまくる。どうにもそのアクションが曲とマッチしておらず、かえってモノスゴイ存在感をクリエイトしてしまう。あんまり動きが速くて写真が撮りにくいのがタマにキズってか?

150v

Flying Vベースを下げて黙々と低音を刻み続けるFUKO。

160v

え、なんでこういう音楽やってるの?と思わせなくもないたたずまいだが、よく練られたベース・ラインがガッチリとバンド・サウンドに食い込んでいる。

170

パワフルでへヴィなドラミング。

180

SHUNのドラムはCrying Machineのサウンドをハードに演出している大きな要素だ。

190v_2

そしてMASHA。

200v

ギター・ソロが絶滅しそうな状況下、皮肉なことに続々と現れ続けるシュレッダー。弾けないか、弾きすぎるか…MASHAはこの激しい2極化の環境下に現れた新しいギター・ヒーローかもしれない。

210v

そのカギは「メロディ」とトーンを含めた意味での「フィーリング」だ。

220v

MASHAも他の追随を許さない抜群のテクニックを持ったシュレッダーだが、それだけに収まりきれないスケールの大きさがあり、また反対に密度の濃さを感じさせる。

230

そして、トーン。おそらく右手のアタックがものすごく力強く正確なのであろう。じつに小気味のいいギター・サウンドだ。愛器は1987。彼も根っからのマーシャリストだ。名前からしてMASHAだからね。Marshallはそういうギタリストを裏切らないし、Marshallを愛するギタリストはそれを知っている。

240v

シュレッディングというのは両刃の剣のようなところがあって、好きな人なら死ぬまで速く弾いてくれることを望むのだろうが、そうでない一般ファンにはチトつらい。全部同じに聴こえちゃうからね。いいメロディとD難度の技をうまくちりばめることがどうしても肝要になってくる。

Paul GilbertやJoe Satrianiなんかはそういうところを実にうまくコントロールしていて、ギターだけ弾いていても観る者を飽きさせない。このMASHAのプレイにもそういうところがあるように思える。そして、ギター・ソロが曲を殺すことがない。

曲があってのギター・ソロ…彼はそれがよくわかっているのではなかろうか?

250

私がこのバンドをなぜ気に入ったのかというと、答えはいつもMarshall Blogに書いてきたことを感じたからだ。

260

それは、もうロックが進化することができなくなっていて、音楽の抜け殻しか作れなくなってきていることは論を俟たない。これを打開するにはもう温故知新しかない。でも、ただ古いモノを聴いてそれをマネするだけでは意味がないというか、またぞろロクでもないものができてしまうことは明らかだ。

270

60年代や70年代初頭のロックがなぜあれほどクリエイティブでカッコよかったかというと、アレを生み出す空気があったからで、今同じことをやっても「ああ、なつかしい」で終わってしまうだろう。

今の若い人たちには、自分の育った環境で培った感性を持って温故知新をしてもらいたいのだ。

300

これは私が勝手に感じたことなので本人たちはどう思うかはわからないが、Crying Machineはそれ実践しているように見えたのだ。

今回のアルバムはセルフ・プロデュースで制作されたが、次回はドロッドロのブリティッシュ・ロッカーのベテラン・ギタリストあたりがプロデュースを手伝ったら面白くなるのでは?と個人的好みで期待したりもしている。

320

アコギももって歌ってみたかったというHILE。バッチリきまってたよん!

280v

少しの乱れも見せずに1時間のステージを完璧にこなしたMASHA。すごい集中力だ。

290

動きに目が離せないYOSISI!

310v

エレガントにステージを舞い、バンドをドライブさせたFUKO。

330v

SHUNのハードなドラミングも最後まで爆発し続けだった!

340

なんか一筋の光明をCrying Machineに見出したような気すらしたね。まさに「Brilliant Future」だ。そしてそんなバンドをMarshallがサポートしていることがうれしい。やっぱりいいロックにはMarshallが必要なのだ。

「The time has come」…そう、Crying Machineの時代が来た。

350

Crying Machineの詳しい情報はコチラ⇒Crying Machine Official Website

360

(一部敬称略 2013年4月27日 東京キネマ倶楽部にて撮影)

2013年5月21日 (火)

SHOW-YA 『GENUINE DIAMOND RELEASE TOUR~HARDEST ROCK~』

Shige Blog 2012年7 月20日初出

ホンマ、毎回書いてるけど…とにかく乗りに乗ってるSHOW-YA…シゲブログでは開始早々【3Days】で登場して頂いているが、もうとにかく素晴らしい。見るたびにグレードアップしていくようで(コレも毎回書いてる!)、一体どこまで登りつめるのか楽しみでしょうがない!

今日のレポは大分時間が経ってしまったが、ニュー・アルバム『GENUINE DIAMOND』の発売記念ツアーのファイナルだ。会場はLIQUID ROOM。

ここのところ、しばらくイングリッシュ・エールばかりだったので恵比寿に帰って来た!

「アップが遅いじゃねーか!」って?! ヘヘヘ、ワザとなのよ、ワザと。…というのも残念ながらSHOW-YAのライブの間がしばらく空くでしょ?ファンのみなさん、さびしいと思ってね…忘れた頃にド~ンと写真満載でお送りしようという算段なのさ!

今回のレポは、かなりボリューミー。これで9月まで待てるでしょ?

エ、待てない?んじゃ繰り返し読んでシゲブログのアクセス回数上げちゃってくだセイ!
ところで、このレポート、必ず『GENUINE DIAMOND』を流しながら読んでね!持ってない人はまずCDを用意しよう!

コレです。

Gd
じゃあ、いきま~す!!
Show_ya_IMG_5560

ステージには紗幕。オープニングSEが流れるまで、SHOW-YAのアーティスト写真が投影される。そして、SHOW-YAデビュー当時からの写真をフラッシュ!そこに投影されるセリフ…

「女達の戦いは始まった…」 、「戦いは決してやめない…」

キマった~! 紗幕に映るメンバーの影!会場のあちこちで歓声が上がる。観客はいきなり超興奮状態に!

Show_ya_IMG_5206

ドォォォォォ~ン!文字通り、幕が落とされ、戦いの火蓋は切られた!

Show_ya_IMG_5211
強力な女戦士達の登場だぁ!
Show_ya_IMG_0031
まずは「Bloody Rose ~薔薇の紋章~」、そして「奪い取れ」。いきなりのハードな2曲に、ソールドアウトのLIQUID ROOMが揺れたね!
Show_ya_IMG_5552
「命の火花は咲き乱れるままに」、「嵐の荒野に一人咲き誇る」…「Bloody Rose」という、ちょっとゴシックでサディスティックなタイトルとは印象が異なる気高い歌詞が、今のSHOW-YAそのものだ。

今回SHOW-YAのメンバーは、新しい衣装でお出ましだ。ロック・コンサートはひとつの総合エンターテインメントだからね。

誰でも知ってる超ベテラン・ベーシストがあるインタビューで「若いミュージシャンに何か伝えたいことは?」と訊かれて「キタねー格好でステージに立つなって言いたい」とズバリおっしゃっていた。その通り!

こうしてキチッとステージ衣装を身にまとってお客さんをエンターテインするというのは非常に大切なことだと思う。

ボーカルの寺田恵子。透き通るような白い肌に黒が映える。胸の薔薇のタトゥーと同じ、赤と黒の衣装がとっても魅惑的!
Show_ya_IMG_0020

キーボードは中村”captain”美紀。今日は一段と艶やかな出で立ちだ。

Show_ya_IMG_0353
ギター、 五十嵐”sun-go”美貴。ハードな黒い革の衣装。戦う彼女にふさわしい戦闘服だ!
Show_ya_IMG_0056
ベースは仙波さとみ。ロングストレートの髪の毛に似合う、流れるようなラインの黒い衣装。白いベースが彼女の武器。
Show_ya_IMG_5260
ドラムの角田”mittan”美喜。大胆に脇があいたオーガンジー(生地の種類)のコスチューム。mittanにピッタリ!

Show_ya_IMG_0034

音楽、衣装、ステージング、照明、セットリスト……。そのトータルコーディネートが、SHOW-YAのRock Showなのだ!
Show_ya_IMG_0054
「Rolling Planet」、「SURVIVOR」、「BATTLE EXPRESS」と続く。ん~これはなかなかいいショット!
Show_ya_IMG_0081
「情熱の薔薇を撒け 人生はパレード」…恵子さんの華やかさ、はかなさ、危うさと良く合う歌詞だ。
Show_ya_IMG_0060
おーっと、気をつけれっ! sun-goの大きなアクションに、ファンはハートを鷲掴みにされる。彼女の足と一緒にブーンと振り回される気分だ。ただし、カメラマンの頭をふんづけてはいけない!
Show_ya_IMG_5234
「SURVIVOR」は、会場全体でサビを歌う。
今回リリースされた『GENUINE DIAMOND』に収録された新曲だが、ライブでは一昨年から演奏されている。回を重ねるごとに進化し、今回のCD収録となったわけだが、レコーディング後のライブでも、さらに進化中だ。スゲェ!

  Show_ya_IMG_5242
ハァ~…(ため息)。この情熱的な表情と、声に、すっかりマイってしまう。絶対に手を抜かないからね、恵子さんは!
Show_ya_IMG_0131
『GENUINE DIAMOND』リリース後、単独でインストアライブを行った恵子さん。情熱的なアコースティックギターの弾き語り。
Show_ya_IMG_0170
このブログを読んだ人の中にも、彼女のアコギライブを体験した人もいるハズだ。

Show_ya_IMG_0209
あちこちの会場で、老若男女を問わず観る者を虜にしてきた。ひとつひとつステージが、全部彼女の武器になるのだ!
そう、向かうところ敵なし!それどころか、向かうところの敵を首ったけにして引き連れてくる。
Show_ya_IMG_0136
続いて「OUTSIDER」、「性~SAGA~」、そして「流星少女~Shooting Star 196X~」。「OUTSIDERは」、イントロのユニゾンが強烈だ。

『GENUINE DIAMOND』について、TVでキャプテンがコメントした言葉が印象に残っている。
「このアルバムは技術的にも最高傑作。誰にもコピーできない。」 ク~、カッコいい!キャプテンが言うところがまたタマらん!静かな声でのコメントだったが、その自信に満ちあふれ微笑んだ顔は忘れない。

さとさんもバリバリに乗りまくってる!
Show_ya_IMG_5445
さて、SHOW-YAのライブのもうひとつのお楽しみ!こればっかりはライブに来ないと観れないよ~!

「どーもー!こんにちはー!mittanでーす!」…そうMCコーナー!
「達人」みったんがマイクを持つと、そのパワフルなドラミングからは想像できない、mittanワールドが広がる。ちょっと言葉では伝えられないな。もうマイクを持ったその場おもしろい!味わいたければ……ライブに来なきゃダメだ!
Show_ya_IMG_0182
後ろではなにやらヒソヒソ。ナニを話してるんだろう?!
Show_ya_IMG_0195
sun-goの「オッケー!」って。もう何でもオッケー!

Show_ya_IMG_0202
どう、このものすごく楽しそうなこのダンス。思わずこちらも踊っちゃう。
Show_ya_IMG_0205
さて、こんな大爆笑のおしゃべりコーナーから、バラードナンバーの演奏へ。気持ちを切り換えて…「In My Arms」…と。

「ごめん、入れない」とつぶやいたsun-go、笑いすぎちゃったの!でも、策座に気持ちを入れ換えて…と。そして、観客の高まった心をぐいっとつかんで、曲の世界へ一気に引き込んでいくギター。
Show_ya_IMG_5409
つらいことがあっても、泣けない、苦しいことがあっても、泣けない…
そんな、泣きたくても泣けない大人達のために、SHOW-YAが奏でる大人の子守歌なのだ。
Show_ya_IMG_0216
しっとり落ち着いたところで、ソロコーナー。
中村”captain”美紀!!
  Show_ya_IMG_0160
彼女に操られる新旧の鍵盤たち。クロい衣装がカッコいい。

これぞハードロック・キーボード!という壮大なソロを弾きまくるキャプテン。このコーナー大好き!
Show_ya_IMG_0304
続いて、角田”mittan”美喜!
Show_ya_IMG_0370
さっきの「みったんワール」ドはまぼろしだったのか?攻撃的な激しいプレイが炸裂。「流星少女」のPVの時から愛用している新色のスリータムのセットで、オーディエンスを煽る。
Show_ya_IMG_0435

そして、彼女自身のテンションを上げる銅鑼。もちろん、ファンも銅鑼があれば最高潮。
ジョワ~~~~~ん。五臓六腑に染み渡る銅鑼の音。

しかしサ、こうしてイエスみたいにメンバー各人の器楽演奏を見せるバンドってもうほとんどなくなっちゃったよね。そういう意味でもSHOW-YAのやっていることはまったく正しいと思っちゃうんだよね。
Show_ya_IMG_0453
ソロコーナーのドラムから流れるように続くのは……「Count8」。

この曲は、SHOW-YAのリズム隊(さとさん+みったん=さとみったん)の曲だ。さとみったんの曲には、「Rock Train」、「Paranoia Paradise」などリズムに特徴がある曲が多いけれど、この曲は特にノリがいい。4ビートだもんね。他のメンバーも、演奏するのがとても楽しそう!
Show_ya_IMG_0505
ノリノリの恵子さん、ち、近い!実はこういう写真撮るのムズカシイんだよね。皆さんニョキって乗り出してくれるんだけど、絶対に照明が当たらないから顔が真っ暗になっちゃうの…。さすが恵子さん、これは結構うまくいった。

Show_ya_IMG_5477
さとさんのベースはメロディアスなことでよく知られているけど、今回のアルバムでの彼女の存在感は特にスゴイ。SHOW-YAの曲のベースライ ン自体は、動きが複雑だ。でも、彼女の長い指が指板の上を動く時、押さえていると言うより、まるでなでているように滑らかに見える。とても艶めかしい のだ。
Show_ya_IMG_5514
そして、クライマックスはこの3曲。みんな、ヘッドバンキングの準備はいいか。頭振って帰れよ~っ!!
Show_ya_IMG_5399
と繰り出されるのは怒涛の3曲!「ギャンブリング」、「私は嵐」に続いて「限界LOVERS」だ!クライマックスだよん!
Show_ya_IMG_5373
とにかく最後の最後まで力いっぱい歌い上げる恵子さんの迫力は誰にもマネができん!

Show_ya_IMG_5576
そして、何よりもバンドのCD再現力がハンパない。
Show_ya_IMG_5471
「私は嵐」サビの大合唱!つい一緒に歌っちゃうよね~!
Show_ya_IMG_5591
JKN48(熟女ナメんなよ48と読む)を卒業するが、こんなパワフルでゴージャスで妖艶なJNK48、見たことあるか?
Show_ya_IMG_0550
sun-goもこれでもかと弾きまくっている。彼女の図太いサウンドは何物にも替え難い。一心不乱にギターをかき鳴らす様は、トリハダものなのだ。
Show_ya_IMG_5540
そして、サオまわし。だんだんうまく撮れるようになってきた!

本編が終わり、メンバーはステージから下がったが、鳴り止まない「SHOW-YA」コール!!

Show_ya_IMG_5612
そして、アンコールはしっとりこの曲から。「Life With You」
Show_ya_IMG_5558
ファンを見つめながら歌う恵子さん。ターゲットになった人はナミダボロボロ、大泣き!スゲエ、恵子さん、人ひとり歌で思いっきり泣かせちゃった!

Show_ya_IMG_5571
深い歌詞。覚えやすいコーラスのメロディ。新しいSHOW-YAスタンダードの誕生だ。
Show_ya_IMG_0573
しっとりした後に「メンバー紹介」。mittan、ステージの前に登場。

「みなさんごいっしょに~!A!B!C!、A!B!C!」って…何かと思ったらエー!ビー!スィー!えー!びー!すー!」だって!ここは恵比寿 LIQUID ROOM。 18歳の頃、この街でバイトをし、プロを目指していた、という感動的な話しもひっついた。
Show_ya_IMG_5603
mittanの「えー!びー!すー!」に合せてバスドラを踏む恵子さん。シェルの色と髪の色が良く似合っている。
Show_ya_IMG_0586
さとさんもお立ち台に乗り、ファンを盛り上げる!
Show_ya_IMG_5608
ステージと客席が一体になるってこういうこと。SHOW-YAのライブでは、この時に何て言うか知ってる? そう、「WE ARE SHOW-YA!」です。ファンとスタッフはSHOW-YAの6人目のメンバー。そんなこと言われたらファンのみなさんはグっと来ちゃうよね。
Show_ya_IMG_5595
最後はおなじみの「Fairy」!
Show_ya_IMG_0614

そしてファンと「フェアリー」の大合唱。恵子さんは会場にマイクを差し出す。気持ち良さそうな表情だ。sun-goも「私に聞こえるように歌ってよ」とばかりに、挑発的な表情を作る。
Show_ya_IMG_5641
そして、どんなに激しくても乱れない演奏。それがSHOW-YAの実力だ。

Show_ya_IMG_5643
恵子さんも悔いが残らないようにしているのか、と思えるほどのヘッドバ~ンキング!
Show_ya_IMG_0628
ステージ前の柵に足をかけるさとさん。ここ、結構ステージと柵の間に距離があるんだよね。でも、さとさんはそんなことモノともせずヒラリ!とひとっ飛び!ファンも大よろこび!

 Show_ya_IMG_5649
最後は、ファンの声援に全員で挨拶。
Show_ya_IMG_5628
SHOW-YA、22年ぶりのアルバム『GENUINE DIAMOND』のツアーはこの日で終了。

最近はTVへの露出度も増え、復活したことを知ってライブ会場に足を運ぶ旧来のファンや、新しいファンもどんどん増えている。

LIVEに参戦してファンになった人、インストアライブでファンになった人、TVを見てファンになった人、そして昔からファンの人、みんなで今後も戦い続けるSHOW-YAについていこうではないの!
「戦いは決してやめない…」のだから!

来春、うれしいことにあの伝説のイベント「NAONのYAON」を復活させるという。

そして、それに先駆け、この秋から、ジャンルを問わず女性アーティストとSHOW-YAがバトる新企画「NAONのBATTLE」が開催される!これは楽しみだ!このシリーズの予定は…

「NAONのBATTLE~Vol.1」 × ZONE     9月9日(日) 赤坂BLITZ OPEN 16:30 START 17:00
「NAONのBATTLE~Vol.2」 × 土屋アンナ 10月19日(金) 渋谷O-WEST OPEN 18:00 START 18:30

もう遠慮なくジャンジャンやってもらいたいね!

SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YA OFFICIAL SITE

(一部敬称略 2012年5月19日 恵比寿LIQUID ROOMにて撮影)

TSP ETERNAL PHOENIX TOUR 2012

Shige Blog 2012年7月13日初出

沢田泰司の魂を受け継ぐバンド…TSP。

Tsp_IMG_0073

6月6日に初のミニ・アルバム『MAD CLUSTER』を発表した。

Mc

そして、リリースに合わせた『ETERNAL PHOENIX TOUR 2012』と銘打ったツアー敢行。実際にはこの後もう1公演が追加されたが、代々木でのツアー・ファイナルの様子をレポートする。

いよいよ再始動した姿をわが目で確認しようと会場は完全ソールド・アウトの超満員となった!
Tsp_IMG_0041

ギターのShu。TSPのリーダーであり、魂であり、頭脳であり、そして原動力だ。
Tsp_IMG_8666

ドラムはHINA。ボーカル、ドラム・ソロと大活躍!

Tsp_IMG_8738

TAIJIのパートという大役をこなすベースのYou+。
Tsp_IMG_8790

ボーカル、【K】。

最近は名前の表記に凝る人が増えたナ。にぎやかで楽しい!

Tsp_IMG_8707

1曲目から得体の知れない何か危険なものが爆発したかのような疾走感!

Tsp_IMG_0111

そして、アリが入り込む隙間もないくらいの万全のまとまり感!

Tsp_IMG_0161

TAIJIが乗り移ったかのような鬼気迫るShuのギター・プレイ!オープニングはニューアルバム収録の「THE REASON」だ。
Tsp_IMG_0091

ギター・プレイだけでなく、味のあるMCも魅力だ。

Tsp_IMG_8657
次いで演奏されたのは、「TSP」と決定する前にバンド名の候補となっていたという「Desperate Angel」。
Tsp_IMG_8750

3曲目はアルバムのタイトル・チューン「MAD CLUSTER」。HINAの歌がまたいいんだナ~。

Tsp_IMG_8724

「MAD CLUSTER」以外にも数曲で渋いノドを聴かせてくれたHINA。TSPサウンドの大きなチャームポイントとなっていることは間違いない。

Tsp_IMG_8781

おまけにド迫力のドラム・ソロも!

Tsp_IMG_8650

ドラム・ソロにジョインしてベース・ソロを披露したyou+。

Tsp_IMG_8778

TSPサウンドの重要な要素であるへヴィネスをガッチリと支えただけでなく、ショウを盛り上げる重要なキーマンぶりを見せた。

Tsp_IMG_8680

大爆音の中でTSPのボーカリストとしての存在感を十二分にアッピールした【K】。

Tsp_IMG_8701

緩急自在な歌いっぷりは見事だった。「デーモン、デーモン、デーモンズ・ライド!」のリフレインが耳に残ってる!
Tsp_IMG_8715

このHINAのポーズが新生TSPの充実ぶりを明確に表しているように見える!
Tsp_IMG_8785

ニュー・アルバム全曲を中心に、アンコールを含む13曲を鉄壁の演奏で編み上げた。

Tsp_IMG_0122

5人目のメンバーとして紹介されたTAIJI。

Tsp_IMG_0455_2

これらのショットは2010年12月5日に高田馬場でのTAIJIの雄姿。偶然にも撮らせてもらっていた。

今回のステージでは姿を見せることはできなかったが、間違いなくTAIJIの魂はステージの上にあった…。

Tsp_IMG_0421_2

そして、へヴィネスの饗宴は一時の隙間もなく最後の最後まで繰り広げられたのであった。

Tsp_IMG_0038
TSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP Official Website

Tsp_IMG_0167
(一部継承略 2012年6月17日 代々木Laboにて撮影)

 

2013年5月20日 (月)

Dos a tres caids!~CONCERTO MOON 炎の三番勝負~<vs. 人間椅子:後編>

Shige Blog 2012年7月10日初出

続いての登場はお待ちかねの人間椅子!

ギターの和嶋さんとは昨年末、ベーシストの山本征史さんのイベントの時に「和嶋工務店」として島紀史氏や三宅庸介氏とともにご一緒させていただいたが、人間椅子を見るのは今回がはじめて。もちろんテレビでは昔からチョクチョク拝見してはいたが…。楽しみにしていた。

Cm_IMG_9879

ショウがスタート!オワ~、カッチョいい!
Cm_IMG_9424

へヴィなリフに乗った独特の世界観がタ、タマラン!
Cm_IMG_9418

和嶋さんのギターの音がまたスゴイ!前回ご一緒した時は「自分のキャビネットじゃないので音がいつもと違う」とおっしゃっていたが、なるほどコリャすさまじい!
Cm_IMG_9872

昨日も出したけど、もっかい。向かって右のセットが和嶋さんのマーシャル。ヘッドは1987。キャビネットは1960TV。そうなんですよ、この1960TVはユニットがCelestionのG12M-25。いわゆるGreenback。ビンテージ・サウンドのイメージが強いが、使いようによってはものすごく凶暴な音を出してくれる。何年か前に「Blood Red Shoose」というデュオ・バンドの女性ギタリストがDSL50と1960TVを組み合わせて使っていたが、あれもドスのきいたものスゴイ音だった。(1960TVは入力が100Wしかないので使い方に気をつけてね!)

Cm_IMG_9552

そう!ノンちゃんも絶賛の和嶋さんのサウンドは実にドスがきいている。SGとの組み合わせの手本のようなサウンドだ。SGとマーシャルといえばアンガス・ヤング?ザッパ?それともザル・クレミンソン?(この人はグラスゴー出身だ。やっぱこないだ行けばよかったナ、Glasgow)それとも和嶋慎治?…というぐらい自己を確立したサウンドだ!

Cm_IMG_9871

ベースは鈴木研一。ねずみ小僧での格好をしてイカ天に登場したのは衝撃だったな。ナレーターが「日本文学との融合!そうか、こんなやり方があったのか?!」とか言ってたような気がするが、格好や題材もさることながら、やっぱり70年代サウンドをしっかりと踏襲した音楽に魅力を感じたね。ブラック・サバスとかよく形容されているようだけど、私にはアリス・クーパーとかそれこそセンセーショナル・アレックス・ハーベイ・バンドとかを感じる。Budgieのカバーの映像なんかも残っていますよね?いいナァ~。

Cm_IMG_9864

そして鈴木さんは出家された。しかし、その誇り高きサウンドはナニも変わっていない!

Cm_IMG_9860

ドラムはナカジマノブ。タイトでへヴィなドラミングが人間椅子サウンドにベストマッチだ!

Cm_IMG_0235

和嶋さん、CONCERTO MOONを指して「あの人たちの楽屋から聴こえてくるのはプロレスかディープ・パープルの話しばっかり!しばらくディープ・パープルの話しをしていたかと思うとプロレスの話しになる。でまた、しばらくするとディープ・パープルの話しをしてる」

いやはや、まったく和嶋さんのおっしゃる通り!特にノンちゃんと耕作さんがスゴイ。このふたり、今回のリハで3日間いっしょにいたらしいんだけど、3日間を通じて7割がたディープ・パープルの話しだったらしい。

そして、和嶋さんが続ける…「まったく、ニック・シンパーだのロッド・エヴァンスだの…誰も知らんつーの!」

和嶋さんゴメンナサイ!ニック・シンパーの話しを出したの私なんです!ナゼかというと、以前にレポートした「ジムマーシャルの生涯を祝う会」にニック・シンパーが来ていたんですよ。それを話したのです。彼と認識できる人は会場におらず、例え「ディープ・パープルの初代ベーシストだってば!」と説明を受けても「ロジャー・グローバーじゃないの?」ってなことになってしまう。そんな時は「シーッ!本人に聞こえちゃうよ!」なんてことになる。

あ、ここはディープ・パープルの「Hush!(シーッ!)」にひっかけております。ウマイ!初期のヒット曲ね。これこそニック・シンパーがベースじゃん。

ってな具合で和嶋さんのMCがまた愉快!
Cm_IMG_0254

また楽しみがひとつ増えた!
Cm_IMG_0251

人間椅子の詳しい情報はコチラ⇒人間椅子オフィシャルサイト

Cm_IMG_0229

さてアンコール。人間椅子が1曲プレイ、そして和嶋さんの呼び込みでCONCERTO MOONのメンバーが加わる。
Cm_IMG_9875

人間協奏曲(またはムーン・チェア)は人間椅子の3人にノンちゃんと久世ちゃんという布陣。

Cm_IMG_9880

「なんだい、コンチェルト・ムーンってバンドはMCがウケないとピックを投げられるのかい?」、「いえ、あれピックじゃなくて二銭銅貨なんですよ(こんなことは言っていません)」なんてなごやかムード。それだけにこれからの爆発ぶりが楽しみだ!

Cm_IMG_9876

そして、ジャージャ、ジャージャ、ジャージャージャージャージャジャジャと必殺の名曲がスタート!おわかりですよね?!
Cm_IMG_9440

大正解!「Speed King」!結局、ディープ・パープル!
Cm_IMG_9886

それにしても何とピッタリコンとした選曲!
Cm_IMG_9894

上手のふたりに負けずにこっちもきれいにまとまってる!

Cm_IMG_9931

何物にも替え難いパープル・チューン!燃えまくるノンちゃん!
Cm_IMG_9942

全員が一丸となった鬼気迫る熱演!
Cm_IMG_9943

間奏では和嶋さんがジョン・ロードのフレーズを、ノンちゃんがリッチーのフレーズを再現して会場を大いに沸かせた。

Cm_IMG_9915
ギター・バトルもハンパじゃない!

歯弾き…
Cm_IMG_9950

背弾き…
Cm_IMG_9954

暴れ…
Cm_IMG_9457

ブギュ~ン、ギュイーン、ピック・スクラッチ合戦!

Cm_IMG_9933

「ナ~ナナナナ~」のところ。気持ち良さそう!

Cm_IMG_9906

こっちも気持ちよさそうだ!

Cm_IMG_9959

インヤ~、素晴らしい演奏でした~。おもしろかった~。
Cm_IMG_9466

楽屋でパチリ!お疲れさまでした~!

さて、「三番勝負」の第2試合の相手はEARTHSHAKERだ!8月26日、場所は同じくここ渋谷BOXX。奇跡の対決をお見逃しなく!

CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site
Cm_IMG_9969
(一部敬称略 2012年6月23日 渋谷BOXXにて撮影)

Dos a tres caids!~CONCERTO MOON 炎の三番勝負~<vs. 人間椅子:前編>

Shige Blog 2012年7月9初出

先日レポートしたのはKelly SIMONZ率いるBad Tribeとの血で血を洗う大決戦だった。そして、CONCERTO MOONはまたここに自ら新たな対決の場を設けた。

Cm_IMG_9363

その名も「炎の三番勝負」!今、乗りに乗ってるCONCERTO MOONが3つのバンドと対決する。
Cm_IMG_9375

とにか~く!刺激的な対抗バンドを迎えて燃えに燃えまくってみようという暑苦しくも華麗なイベントなのだ!

第1勝負は結成20年を優に超すベテラン「人間椅子」!コイツぁ、楽しみだゼイ!

Cm_IMG_9566

持ち時間は1時間ずつ。だからモタモタしとれん!

1曲目は『Rain Forrest』収録の「Victim of Desire」。超ストレートなブリティッシュ・ハード・ロック・テイストが最高に気持ちいい!!
Cm_IMG_9391

今日もノッケからスロットル全開の親分、島紀史!
Cm_IMG_9591

今日も1959での登板。向かって左側がノンちゃんのセット。今日はハーフスタック。お札が貼ってあるのが和嶋さんのマーシャル。触らないように…。
Cm_IMG_9552

足もとのようす。最近チョコチョコとアタッチメントのないようが入れ替わってる。
Cm_IMG_9553

ドラムは人気者、長田昌之
Cm_IMG_0139

前回から加わってくれているオリジナル・メンバーの三谷耕作。

Cm_IMG_9573
耕作さんのバックライン。これナント1959。1992ではない。キャビはHIWATTの4×12"。
Cm_IMG_9556

ボーカル、久世敦史
Cm_IMG_9779

2曲目はグッと新しく「Savior Never Cry」。
Cm_IMG_0206

もう完全に入りこんでるノンちゃんの雄姿!凄まじい熱気だ!さっきまで楽屋でずっとディープ・パープルの話しに興じていた人と同一とは思えない!
Cm_IMG_9380

これまたストレートな「Run to the Sky」が3曲目。久世ちゃんの声がバッチリとマッチするナァ。
Cm_IMG_9384

何となくだけど、スロットル全開の中に今日はエラク落ち着いてプレイしている感じがする。ノンちゃんのソロも端正に聴こえる。時間が短い分、ジックリと弾きこんでいるという言い方もあるかもしれない。すごくいい!
Cm_IMG_9599

もちろん爆発ぶりはいつもと何ら変わらないんだけどね。
Cm_IMG_9789

ホントにこの人のベースはスゴイ!ジェット・エンジンのついた重戦車ってとこか?もうバンド・アンサンブルにトロリとマーブル状に溶け込んでいるんだけど、アイデンティティは全く失われていない。どこにベースがいるかすぐわかる。
Cm_IMG_0005

テクニックや音楽性もさることながら、このベースの音!ビンテージ系のマーシャルのベース・アンプの音って、これにしか出せない独特の味わいがあるんだよね。某プロフェッショナル・ギタリストも「これまでの人生のウチで一番いいベースの音かもしれない!」と終演後絶賛されていたが、ホント、そう言いたくなるのは当然の極上サウンド!1959ってスゲェな。100Wだゼィ。
Cm_IMG_0109

長田ちゃんは安定したドラミングで全曲ファスト・テンポのセットリストを難なく乗り切った。

Cm_IMG_0171

親分とのイキは完璧すぎるくらいピッタリ!曲はもちろんギャグの時もピタリとつける長田ちゃんの機転の早さは天下一品だ。コッテリだ。
Cm_IMG_0146

1時間の尺では残念ながらドラム・ソロもお披露目できないが、その分、パワー全開!もっとも何時間叩いても、どれだけソロをやってもパワーは最後まで落ちないんだけどね。

Cm_IMG_0163
『Life on the Wire』から「Cheating Fortune Teller」。イントロのリフがタマラン!

Cm_IMG_9657

もうCONCERTO MOONの声と化した久世敦史。「Over the Fear」「Live to Win」「From Father to Son」と続く。
Cm_IMG_9779

クラシック・レパートリーを完全に消化して、イヤ昇華させてCONCERTO MOONワールドを紡いでいく。
Cm_IMG_9682

そして「It's Not Over」、「Angel of Chaos」、「Change my Heart」と最後まで丁寧に新旧のレパートリーを編み込んだ。こういうのっていいな…。

Cm_IMG_9808

…というのも、総帥・島紀史が弦残のCONCERTO MOONに満足し、自分の歴史と将来をバンドのメンバーに預けているかのような印象を受けたからだ。
Cm_IMG_9670

それにしても完全無欠のギター・プレイ!心から快哉の声を上げたい!でも、1時間はちょっと短いナ…。
と物足りない感を故意に残させつつ、舞台を人間椅子に受け渡した。セッションがまた一層楽しみとなる!

Cm_IMG_9691

CONCERTO MOONのくわしい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

Cm_IMG_9414
<後編>につづく

(一部敬称略 2012年6月23日 渋谷BOXXにて撮影)

2013年5月17日 (金)

Koenji Rock Show!!!~STAND他登場!

今日の主役はベーシスト。先週も登場してもらった…

10

山本征史!

30v

今回は山本征史率いるトリオ、STANDのライブのレポート。

20

メンバーはCONCERTO MOONの総帥、島紀史。ノンちゃん。

St_img_1680

ドラムは金光KK健司。征史さんとともに先週も登場してもらった。

50v

征史さんはおそらく伊藤広規と並んでマーブロへの頻出度が高いマーシャル・ベーシストだ。

60v

夜叉を15年間にわたり牽引し、サンハウスの柴山俊之率いるZi:LiE-YA に在籍し、現在は三宅さんのStrange Beautiful & Loudや人間椅子・和嶋慎治の和嶋工務店で活躍しているのが征史さん。 日本ロック・ベース界の重要人物のひとりだ。

そして満を持して立ち上げた自身のバンドがこのSTANDだ。征史さんは「メタル色の強い、歌もののロックンロール」とSTANDの音楽を形容しているが、まさに言い得て妙。

160v

「ロックなんてこんなもんさ!」と突き放しておいた先にホンモノのロックを感じさせるというか、ものすごい情熱を感じるんだよね。ロックってこんなもんですよ!
80v

大分前にマーブロでも紹介したことがあるが、これデビューアルバム。ジャケットからしてこれだもん。あんまりスゲェ。Hipgnosisもビックリのインパクトだ。ところが内容は全然マジでカッコいいロックなんだゼ。

曲が粒ぞろいで、ロックがまだ大人のものだった時代を思い出させてくれる充実の内容だ。

Bonno

その征史さんのお供を長年務めているのがこの1977年製の1992 SUPER BASS。

70v

ギターの島紀史については、マーブロ上ではもはや何の説明も必要としないだろう。

90

最近お熱のMAJOR 1967で登場だ。

100v

最近はすっかりメジャー・ハンター(?)と化したノンちゃん。今2台目。ますます理想郷に近づいてきた?!

早くPigを見つけてもらって、その音を聴いてみたい!

120

足元のようす。

130

ヘッドルームが大きいせいか、とてもクリア(クリーンという意味ではない)でヌケの良いサウンドが素晴らしい。音はデカイがやかましくはない。

140v

ノンちゃんの1959もVintageModernのサウンドも好きだが、これもかなり好き。

40v

もうひとつ好きなのは、STANDでプレイする時のノンちゃんの姿だ。

210v

とても楽しそうなのである。…というとCONCERTO MOONの時は辛そうなのかというと、もちろんまったくそうではない。STANDの時はどこかリラックスしていて、そのさまは(昔の)高校生がお小遣いをためてようやく借りたスタジオに入って、日頃の練習の成果を思う存分発表しているような…。絶品だ。

205

またKKのドラムが素晴らしい。素材の性質上、シンプルにストレートにひたすら音楽をドライブさせることに専念する。Strange~のKKとは違うパワー・ヒッターとしての魅力が爆発する。

250v

この3人のエネルギーとテクニックがぶつかり合うもんだからタマッタもんじゃない!

150

それと忘れてはならないのはこのバンドは歌ものバンドということ。

170v

この征史さんの声がまたいいんだ。鼻にかかった他ではチョット見かけない(聴きかけない?)タイプの声で、それが曲とすさまじい演奏にうまい具合に絡み合うのだ。

180

もちろん2人のインタープレイもタップリ!

190

ノンちゃんの火を噴くようなプレイはいつも通り。

200v

熱しきった油の中に見え隠れするおいしいフレーズがたまらない!

214v

ベースを弾いても…

220

歌をうたっても…

245v

大熱演の征史さん!

230v

1992は100W のヘッドだ。基本的には1959と回路が近い。ベースの100Wアンプといえば今ではヘタをすりゃ練習用のアンプぐらいに感じるが、1970年代の最初のころはみんなコレだった。やっぱりロックの音なんだよね。

215v

そういうこともあってSTANDのサウンドが大変にシックリ来るのかもしれない。

270

今、なかなかこうしたロックのエキスを詰め込んだバンドに出くわさないからね。STANDにはこの調子で我が道を突き進んでいってもらいたいのだ。

240_2

290v

260v

山本征史の詳しい情報はコチラ⇒山本征史Official Site

300

この日続いての登場は加納秀人率いるATOMIC POODLE(アトミック・プードル)!

310

加納秀人

320v

満園庄太郎

330v

五十嵐公太

470

イヤ~、久しぶりだ、秀人さん!最後にお会いしたのは五反田で開催された『Classic Rock Jam』の時だから…2011年1月。え~、そんな前かよ~!この日、楽屋を訪ねた私を見つけるやいなやハグハグしてくれた。

350

ゼンゼン変わらない秀人さん。まずヤケクソに若い!「拾得」の時となんら変わらないロックのかたまりだ!

370

秀人さんも、もちろん外道デビューの頃からの根っからのMarshallistだが、大きい会場でしかMarshallを使用しない。

360v

1970年代初頭の、日本のMarshall史でいえば黎明期の1959を所有しているのだが、音がまったくクリーンな分、ケタ違いにラウドなので大きい会場でないと使い辛いのだ。

St_img_1770
庄太郎ちゃんもマーブロへの登場頻度がかなり高いベーシストだ。もちろんそれだけ多くの現場をこなす人気ベーシストということだ。

380v

彼のベースも好きだナァ。

400v

カッコいいからね。派手なアクションに目を奪われがちだけど、アップテンポの曲で現れるランニングのラインなんてタマらんよ!サウンドも男らしい!

390v

公太さんは前回のClassic Rock Jam以来。ストレートなドラミングが気持ちいい!

410v

以前からではあるけど、リード・ボーカルもフィーチュア!

440

歌にコーラスにもちろんドラムにATOMIC POODLEの要の公太さんなのだ。

420v

ATOMIC POODLEはかなり前、つまりデビューしたての頃から見せてもらっている。最初の頃は外道のレパートリーが多かったが、今回は「いつものところでブルースを」と「宇宙からの叫び」ぐらいだったかな?

大半がオリジナル曲で構成されるようになっていた。これらの曲がまたいい!適度にポップで適度にハードで…やっぱりロックを知り尽くした人たちが、「ロックで人を楽しませる」という目的で書いて、そして演奏しているように見えたね。ヒイキ目まったくなくして、すごくいい!

450v

庄太郎ちゃんの「Fire」も飛び出した!

460v

この日のトリは高橋竜の「帰ってきた謎の高橋竜セッション」。

480

もちろん竜さんの本職はベーシストで、大槻ケンヂの特撮や難波さんのNUOVO IMMIGRATO、令文さんとの竜文などで大活躍している。やはりMarshallのベース・アンプをお使いいただいている。

しかしこの日はアコギを手にボーカルとして登場。声スゴイからね、竜さんは。

490

素材はTOTOをはじめとした80年代のヒットソング。

私は80年代に入って2年ほど経ったあたりからFrank Zappa以外のロックをリアルタイムでまったく熱心に聴かなくなった。「80年代がロック暗黒時代のはじまり」を唱えるひとりで、「ベスト・ヒットUSA」にも何の興味のなかった。ヘソ曲がりだからね。

しかし、こうして30年の時を経てそうした時代の曲を聴いてみると、なかなかいいもんだね~。これは、それらの曲が結果的に30年の風雪に耐えられる素養を備えていたということなのであろう。もちろん竜さんたちの演奏が素晴らしいということもある。

今巷間流れている曲が30年後にどうなっているか…。ロックの黄金時代を知る人たちには愚問といえよう。その時、いったい誰がそれを懐かしんでいようか?30年後なら何とか見届けられるかな?興味あるな…。まずはγ-GTPを減らすことから始めなきゃ…。

500v

三者三様、実におもしろいライブだったな…。やっぱりこういうロックはいいね!

510v

(一部敬称略 2013年4月22日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2013年5月15日 (水)

Strange Beautiful & Loud~Sound Experience 7

三宅庸介の音楽をタップリ、ジックリ楽しむシリーズ『Sound Experience』。

180v

出演はおなじみStrange Beautiful and Loudとゲスト・ギタリストだ。

10

最近ではスーパーでグレープフルーツを見かけると「Stratify」のイントロのドラムが聞こえてくるようになった!

20

Strange Beautiful and Loudは

三宅庸介

30v

山本征史

40v

金光KK健司

50v

普段、普通の音楽を聴いている人、特に若い人にとってはキテレツ極まりない音楽に聴こえるんだろうナァ。人間だもの、得意不得意の別はあるにしても、時代に迎合しない極めて独創的な道を歩んでいるこのようなバンドは徹底的に応援したい。

90v

三宅さんの音楽が特段「新しい」などと言うつもりは毛頭ない。だって「新しい」ということがエライともまったく思わないんだもん。

テレビでよく新人のバンドが紹介されて「新しい」とか「今までにない」とか喧伝しているのをよく見かけるが、「お~コレは!」なんていうのに出くわしたことがない。ただのマスコミの「売らんかな」の宣伝惹句にしか聞こえない。

まさかマスコミは本気でそう思って宣伝しているのだろうか?

そうかと思うと、アイルランドの若いバンドが60年代風のロックを演奏していて「新鮮だ!」と大絶賛していたりする。何ていうグループだったっけかナァ。エルトン・ジョンがプロデュースを買って出た…とかいう。別に新鮮でも何でもないよ。騒いでいる連中が勉強不足なだけだ。

ま、これはしょうがないのはよくわかってる。「音楽は振り子」だから。どんなにカッコいいロックでもさすがにみんな同じことをやって、時間が経てば何か新しい(実際には、新しいと勘違いしている)ものを求めるのは自然の摂理で、そこにマスコミのビジネスチャンスがあるワケね。

それよりも、新しいか古いかは別にして、曲の良し悪しというのは大変重要な問題で、この点は明らかにレベルが低下してきた、というより出尽くした感があると思うね。だからそれを「新しい!」と騒いでごまかしているのではないかと観ている。

120v

そうだな…ビートルズの「I Will」やら「For No One」とか「Here There and Everywhere」とかと最近テレビによく出ている「○○○○○(ここは好みでないバンドやミュージシャンの名前を好きに入れてください)」の曲を比べてごらん。

どっちがいいかは自動的に答えが出てくるでしょ?比べることに無理もあるけど…相手はマッカトニー卿だからね。

ハイ。次に、そうした名曲を若い人たちが全く知らないという風に思ってください。知っているのは「○○○○○(ここは好みでないバンドやミュージシャンの名前を好きに入れてください)」のどこまで行っても平坦でつまらないバラードばかり。

どうでしょうか?若い人たちが気の毒に思えてこない?

ここで重要なのはビートルズだけではなくて、ジミ・ヘンとかツェッペリンとか、人類は無限の音楽財産を持っているということなのよ。ナゼみんなでそれを教えてあげない?!

そんなビートルズの連中にしたってエルヴィスをはじめとしたアメリカのロンクンロールをキッチリと学んだからこそああいう新しく素晴らしい音楽を生み出すことができたんでしょ?ちゃんと勉強しないと…。古きをたずねる時が来たんですって。

いつ温故知新を実践するの?今でしょ?(最近こればっか)

とにかく、我々は与えられるものを甘受するだけでなく、それに惑わされないようにしっかりと過去の遺産を吸収しておくべきなのですよ。

大幅に脱線してしまったが、最近行ってきたフェスティバルで見た光景がいつになく胸に突き刺さったもんだからつい書いてしまった。ステージの音楽に合わせて飛び跳ねて踊り狂っているだけのいつもの光景なんだけどね…。

また、いつもと同じこと言ってら!と思われるだろうが、マーブロは私がやっている以上は言い続けます。

三宅さん、ごめんなさい。またやっちまった!

60v

かといってですな、三宅さんの音楽にものすごく郷愁を覚える…とかそういうことはない。だから面白いんだろうね、聴いてて。新しいとか古いとか、そういうことを超越した音楽だから。

しかし、ギターのサウンドは確実に愛着を感じるものだ…それはヘンドリックス。

三宅さんのフロントの音にはまったくもって感心してしまう。

80v

その三宅さんのギター・サウンドは愛用のDSL100と1960BVとストラトキャスターから生み出される。

70v

ベースもMarshallだ。

以前から書いてきたが、征史さんのMarshallベース・サウンドが実にこのバンドのサウンドにマッチする。

95v

SUPER BASS1992。1977年製。

146v

三宅さんの宙を飛び交うギターを迎え撃つような自由なプレイが素晴らしい。

100v

このバンドでベースを担当するのは相当難しいだろうが、最高にオモシロイんじゃないかな?

130v

それも、このドラムあってこそ!

140

歌うように、メロディを奏でるようにドラムを叩く人だ。

150v

耳をそばだてなければ聞き取れないようなピアニシシモの音からハイドンの94番も(それこそ)ビックリのフォルテシシモまで自由自在にクリエイトするダイナミクスの魔術師だ。

160

Brian Tichyも好きだというKKだが、ま、私は勝手に心の中で「Dan Gottlieb」だと思ってるんね。

170v

ね、こうして三宅さんの一挙手一投足に目と耳をそばだててピタリとマッチしたドラミングを提供する。

Sbl_img_0169_2

ま、こうしたストイックな音楽の求道者三人が集まって展開する音楽をひと目見ようと動員数も順調に上向いている。

190

ショウの内容はアルバム『Lotus and Visceral Somgs』からの曲を中心に演奏される。 いつも通りの白熱した演奏。

200v

アレ?何だこりゃ?と気が付いた。…といっても何の写真かはわかるワケがないよね。これはアルバムには入っていない「If」という曲のサビを弾いているところ。て何枚か撮ってみた。

310

これが三宅さんの曲にしては非常に覚えやすいメロディで、アルバムに入っていなくても毎回ライブで演奏されるからとてもなじみが深い曲なのね。

「アレ?」と思ったのはメロディが半音下がるだけなのにフィンがリングがエラク忙しい…。で、よ~く観ていてわかったのが、半音下の音をワザワザそこだけ違う弦で出しているんですわ。

これはサキソフォンなんかでいう「オルタネイト・フィンガリング」というヤツ。音が同じなのに違う押さえ方で出してやることによって複雑なニュアンスを加える手法ね。マイケル・ブレッカーはエリック・クラプトンのフレーズをこれを使ってサックスで再現していたりするね。比較的昔から使われている手法だけど、やっぱりブレッカーにようにブッ速く吹ききるには大変な技術を必要とするらしい。

ギターと言う楽器は弦の太さとフレットの高低で音程を定めているため、構造上場所は違えど同じ音を出すポジションがいっぱいあるでしょ?このことがギターを演奏技術を複雑にして、色んなことができるようになっているワケ。

その点、サックスは弦が1本しかないのと同じようなものだから、違うところを押さえていたら同じ音なんか出そうにないと思うけどさにあらず。こういうオルタネイト・フィンガリングってのがたくさんあるんだって。クラリネットなんかもっとすごくて、同じ音列でも上昇する時と下降する時とでは押さえるところが違ったりするってーじゃんね。オモシロイもんですな(以上、協力はサックス吹きの親友)。

320

一応三宅さんに確認してみたところ、大当たり。ニュアンスを豊かにするためにこのテクニックを使っているとのこと。5弦解放のAか6弦5フレットのAなんてことは考えることはあっても、こんな比較的速いフレーズでこういうことをするところがいかにも三宅さんらしい。

ちなみに初めてこのころを指摘されたそうだ…エヘン!

330

「Stratify」や「Bloom」、「Fantasia」等アルバム収録の曲を4曲、それ以外の「Petal」、「If」等、全8曲を演奏して本編を終了した。

340v

やっぱり阿吽の音楽というか、会話で成り立つ音楽というか、こういうタイプの音楽は演奏者がこなれればこなれるほど迫力が増して面白くなってくる。

350v

しかし、それが過ぎてしまうと、それこそ新鮮味を失い始めてしまう恐れがある。

そのカギはやはり「曲」にあると思う。演奏者の力をいつまでも引き出し続ける魅力な「曲」。三宅さんの作品にはそうした能力を持った曲が揃っているのだ。

360

ちょーっと三宅さん、どしたん、その汗!まるで風呂上がりじゃないの!マー風呂か?

…と後で訊いたら、かわいそうに下手側のエアコンが壊れていて三宅さんのところだけサウナ状態だったそうですわ。

Sbl_img_0450

アンコールにはゲストを迎え入れる。

365

今日のゲストは…

370

足立YOU祐二! 的な?

380v

まずは「Stratus」。また出たよ~!前回書き忘れちゃったけど、三宅さん曰く、Stratocasterの「Strato」もどうやらこの言葉に関係しているらしい。

390

怒涛のソロ・バトル。これはスゴカッタ!

400

YOUさんはJVM410Hと三宅さん所有の1936を使用。JVMの使用チャンネルはOD1/GREENだ。ゲインをやや低めに設定して、さらにギターのボリュームを調整して音を作る。

410v

このサウンドがまた独特でしてね。MarshallじゃないMarshallの音?

以前にもシェイカーの工藤さんや甲斐さんたちといっしょのバンドでDSLのサウンドを聴かせていただいたけど、あんなDSLの音初めて聴いたもんね。今回もそう。

Sbl_img_0258

2曲目は三宅さんの歌で「Litte Wing」

420v

もちろん歌につづいてはまたギター・バトル。繰り返し何度も順番が回ってくるたびに、YOUさんは毎回必ずその回のソロのテーマというか、見せ場のようなものが出てきて(もちろん即興)、時にはひとりで、時にはふたりでそれを展開していく様が何ともスリリングだった。

430v

YOUさんJVMをして曰く、「ボリュームを落としてバッキングをした時もギターの音がバンドによ~くなじむ」…なるほど。

もちろんソロの時のサウンドも絶品だ。

440

三宅さん、当日のリハの時、YOUさんがどうやってJVMで音を作るか観察されたらしい。「フムフム、ゲインは?トレブルは?」みたいに…。ところが、最初に音を出した瞬間からもうYOUさんの音だったのでどうにも観察のしようがなかったって!

それにしてもこれほど「もっと聴きたい!」と思わせるギター・バトルも珍しいな…。

Sound Experience 8 も楽しみじゃん?!

450v

三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Strange Beautiful and Loud

460

(一部敬称略 2013年4月18日 三軒茶屋Grapefruit Moonにて撮影)

 

2013年5月12日 (日)

島紀史、 ケリー・サイモン~神南の大決戦<後編>

Shige Blog  2012年5月25日 初出

ワイルドじゃないかもしれないけどヨ~、コーラの入ったペットボトルのフタを閉めてヨ~、思いっきり振って振って振ってヨ~、フタを開けてみな~!吹き出すだろ~?スゴイ勢いだろ~…それが今のコンチェルト・ムーンなんだゼ~。

と長田ちゃん言っている…かどうかはわからない。でもこの顔を見ればわかる!

DamIMG_0367

『ATTACK IF THE DOUBLE AXEMEN vol.2』レポートの後編はCONCERTO MOONの登場だ!

DamIMG_4288

冒頭に長田ちゃんが言っている(本当は言ってない)通り、信じられないくらいの勢い!

DamIMG_4293

CONCERTO MOONのライブを撮り出してからずいぶんと時間が経つ。何回ステージを経験しただろうか…。
DamIMG_0477

それでも、このバンドのパワーというか爆発力というか…何といえばよいのか、固体がいきなり気体になってしまうようなその勢いには毎回毎回驚かされる。
DamIMG_4331

ベーシストが変わっての初ツアー。さすが気心の知れた昔の仲間との演奏だ!

DamIMG_4299
CONCERTO MOONの総帥、島紀史。

DamIMG_0424

バンドで2番目に古い。ドラムの長田昌之。
DamIMG_0653

昨年9月にCONCERTO MOONの初ステージを踏んだ久世敦史。
DamIMG_0388

このツアーが久しぶりの登板となるCONCERTO MOONオリジナル・メンバーの三谷耕作。
DamIMG_0416

久世ちゃんの初ステージの時にも充分に感じたことなのだが、実にみずみずしい!オッサンぞろいのバンドにはにつかわしくない形容かもしれないが、「みずみずしい」としかいいようがないのだ。
DamIMG_0444

しばらくキーボード、ベース、ボーカル、ベースと数年の間にメンバーの出入りが何回かあった。ま、気丈なノンちゃんのこと、そんな素振りは全く見せることはなかったが、音楽的にもバンドの運営的にも苦労や心配は絶えなかったことであろう。

DamIMG_0560

それが旧友の帰還によって払拭されたのであろう、実に素晴らしいプレイの連続であった。

DamIMG_0538

それは「いつもより多く弾いてます!」とか「いつもより速く弾いてます!」とかいう類のものではなくて、「楽しさ」に裏打ちされたスーパー・プレイだったように感じた。「これだよ!オレが待っていたのは!」と心の中で叫んだに違いない。

DamIMG_4449
そんなノンちゃんと共に大いに演奏を盛り上げたのが、久世ちゃんだ。

DamIMG_4327

声量がますます増し、もう完全にCONCERTO MOONの声になった!
DamIMG_4411

このポーズが目印だ!

1曲目の「Savior Never Cry」から休みなしの大熱唱だかんね。やっぱりロックはこういう声じゃないと!
DamIMG_4532

耕作さんのCONCERTO MOONでの演奏を見るのははじめてではない。、が、今回すごく思ったのは、重さはそのままに、バンドの低域がすごくクリアになったということ。そしてドライブ感が増した。ベースの音が抜けて聴こえてくるのだ。
DamIMG_4318

現在はサポート・メンバー扱いとなっているが、私なんかはこのままずっとCONCERTO MOONの低域を支えてもらいたいと願っているのよ!
DamIMG_4478

長田ちゃん、こないだバッタリ会ったね。比較的近くに住んでいるのにまったくすれ違ったこともなかったのにね…。あれからおいしいもの食べれた?…それはヨカッタ!…という長田昌之
DamIMG_0675

今回は時間の関係で渾身のドラムソロはなかったが、濃~いドラミングを1時間のパフォーマンスにブチ込んでくれた。

DamIMG_0632

選曲は最近作『Savior Never Cry』からタイトル曲をはじめ4曲。

DamIMG_4384

合間には「Surrender」や「Inside Story」、「Take You to the Moon」、「Changing My Heart」、「From Father to Son」といったおなじみの曲がプレイされた。

DamIMG_4407

こうした旧作をなんのケレン味もなく自家薬籠中のものにしてしまうところに久世ちゃんのスゴサを感じる。

DamIMG_4373

見ての通り。すっかりといいコンビのノンちゃんと久世ちゃん。その姿は「From father to Son」だ。

DamIMG_4440

ギターをPAにこすりつけるアクションもいつより気合いが入った!

DamIMG_4571

…とまあ、約1時間。息をつくヒマもないくらいの疾走感あふれるステージだった。

DamIMG_4549

この後は、『Dos a tres caidas!~コンチェルト・ムーン 炎の三番勝負~』と銘打ったライブが開催される。また勝負だ!最初の試合が6月23日、同じ渋谷BOXXで人間椅子と…楽しみだ!

ところでメタル界はこれからスペイン語が流行るの?ヴァモス!

CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Ofiicial Site

DamIMG_4583

オラ!そしていよいよAxemanのそろい踏みだ!ギターバカ一代!いいネェ~!

DamIMG_4591

曲は「Kill the King」!このリフは盛り上がるよね~!何たってはじめて聴いたのが武道館でのホンモノの演奏だったからね。

DamIMG_0502

久世ちゃんの「でんじゃーでんじゃー」という歌声がまたいい!
DamIMG_0526

2曲目はJudas Priestの『Screaming for Vengeance』から「The Hellion~Electric Eye」だ。
DamIMG_4602

よく聴いたなぁ~、このアルバム…ってウソです。でもね、中2ぐらいの時にジューダスが出てきてラジオで「the Ripper」を聴いた時の衝撃ったらなかったのよん!
DamIMG_4621

その時の衝撃を思い出させてくれる感動的なパフォーマンス!
DamIMG_4690

素晴らしいソロの応酬!「オレが、オレが」だけではない「ゆずり合いの精神」も見受けられる完璧なバトル。これが大人のギター合戦だ!え?とてもそうには見えないって?このふたりじゃやむを得ないな!
DamIMG_4714

そして、これに戻る。

DamIMG_0117

ああ、感動的なフィナーレ!ギター愛する者どうしの心の交流。みんなギターが大好きなんだ!

DamIMG_4727

前のブログの時から一体何回書いたか皆目見当もつかないが、本当にこうした器楽をふんだんに取り入れた音楽を保護しないとマズいよ。もちろん、技術を競うだけがギターや楽器全般の喜びや楽しみでは決してないけれど、ギターを低くぶら下げて、少々歪ませてジャンジャカとコードをストラミングしているだけがギターではまったくない。ロック・ギターのもっともカッコいいところを切り捨てちゃってる!

このふたりのように弾けるようになるには、毎日10時間以上の練習を何年も積んでこなければならないだろう。普通の人間にはそんなこと出来ないのが当たり前だ。練習できることこそが「才能」だからね。

でも、こういう演奏を見て「ああカッコいいな!オレもソロ弾きてーな!」なんて思ってくれるギターキッズが出てきてくれればそれでいいのだ!

そういう意味でも実に内容の濃い、意義深いライブだった。
DamIMG_4736

(一部敬称略 2012年4月21日 渋谷BOXXにて撮影)

 

島紀史、 ケリー・サイモン~神南の大決戦<前編>

Shige Blog 2012年5月24日 初出

小さい頃「どうしてゴジラとガメラが戦わないんだろうな…やればいい勝負になるのにな」と思った人は、私だけでは決してあるまい…。

もちろん、その頃はまさか「怪獣が所属する映画会社が違うから戦わない」なんてことはまったく知らなかった。

そこへいくとハリウッドではエイリアンとプレデターを組み合わせるという暴挙に出たことがあった。「天ぷらとスイカ」あるいは「うなぎと梅干」的なあまり食い合わせがいいとは思えない企画だと思った。しかも続編まで作っちゃうのだからよっぽどネタに困っていたに違いない。

その点、音楽はいい。もちろんレコード会社の契約等の制限はあるにせよ、「見てみたい!」というドリームマッチが比較的簡単にかなうのだから。戦って街が破壊されることもないし…。

DamIMG_0061

前回、中間英明を迎えて大好評だった『ATTACK OF THE DOUBLE AXEMEN』。去る4月にこの好企画が再現された。
DamIMG_0077

今回のカードは島紀史率いるCONCERTO MOONと…

DamIMG_0094

Kelly SIMONZ率いるBAD TRIBEという組み合わせ。

それ聞いただけでギター好きにはトリハダもんだろう~?

DamIMG_0092

今回のDOUBLE AXEMENは倉敷、高知、博多、大阪、名古屋、東京と6ケ所を巡るツアーとなった。

DamIMG_0088

で、そのツアーに先駆けてPR動画を撮影しているところが、今ご覧いただいている写真だ。

かなりいい感じ?!

DamIMG_0080

格闘家らしく、「正々堂々と戦おうゼ!」と固い握手を交わしているワケではないが、このふたりが揃うと、どうも格闘技っぽくなってしまうのは恐ろしいまでの気迫がそうさせるのか?

イヤ、彼らはギター格闘家なのだ!

これは実はどうしても撮りたかった構図なの。ガメラとゴジラが握手している写真が見当たらなかったので…。

DamIMG_0117

元ネタはコレ。Thad Jones & Mel Lewis Jazz Orchestraの『Live in Tokyo』ね。ノンちゃんがメル・ルイスでケリーさんがサド・ジョーンズだ。(これについては特に意味はない)

Tm

そしてライブ!渋谷BOXXでの千秋楽のようす。

ツアー中登板の順序を日によって変えていたそうだが、この日はKelly SIMONZ's BAD TRIBEの先攻だ。

DamIMG_4029

今回はダブル・フィーチュア・ショウということでワンマンの時のような演出は一切なし。
DamIMG_0024
ショッパナからフル・スロットルのブッ飛ばし大会!

DamIMG_0052

メンバーはおなじみベースにティム・ミラー。

DamIMG_0039
ドラムは山田陽介。

DamIMG_0124

そしてKelly SIMONZ。

DamIMG_4062

この日も、Jaw Droppingな超絶技巧で観客の度肝を抜いてくれた。

DamIMG_4123

たたみかける怒涛のハードドライビン・チューン!盛り上がるのなんのって!
DamIMG_4128

ティムは安定したプレイでBAD TRIBEサウンドを下支えする。

DamIMG_4103

流暢な関西弁を交えたMCコーナーも人気だ!
DamIMG_4202

ふたりのイキもピッタリで、お互いに自分たちがやろうとしていることを理解しているのがわかるようだ。

DamIMG_4213

ますますバンド・サウンドに溶け込んできた陽介のドラミング。
DamIMG_0086

アクションもバッチリだゼ~。かなりワイルド!

DamIMG_0136

このふたりの相性も抜群だ!

DamIMG_0048

インスト曲も人気のコーナーだ。歌の入った曲とはまた雰囲気をガラリと変えるところがまたニクイ!徹頭徹尾弾きまくる雰囲気がアリアリと出てくるのでお客さんも期待に胸をふくらませてしまうのだ!みんなどれだけギター好きなのよ~?!
DamIMG_4059

私もバンド状態のインスト・コーナーが大好き!やっぱ手に汗握っちゃうよね!実際はカメラを持っているので握れないんだけどサ。

DamIMG_4262

Kellyもファインダーをのぞくのがとても楽しいアーティストのいひとりだ。「どうやって撮ってやろうか!」とアレコレ考えるのが最高に楽しいのだ。また、こういう人って、「ああ、今あそこのライトの下に立てばいいのが撮れるのになぁ!頼むから動いてくれ!」と念じると、どうもそれが不思議と伝わるらしく、その通りに動いてくれるんだよね~。

以前のブログのライブ・レポートではモノクロ写真を多数使っていたが、もうやめ。総天然色でKellyの魅力を引き出すことに最近努めている。
DamIMG_0056

Kellyの魅力は目にも止まらない光速弾きだけではない。心を揺さぶるようにて大きく弦を揺らすビブラートで歌い上げるバラードも人気の的だ。だからバラードで大歓声が沸き起こる。
DamIMG_0227

そしてまたエンディングに向けて大スパート!
DamIMG_0246

ティムもノリノリで観客をあおる!
DamIMG_0460

1時間程度のショウではあったが様々な要素がふんだんに盛り込まれた楽しいショウであった!

DamIMG_0361

Kelly SIMONZ's BAD TRIBEの詳しい情報はコチラ⇒++Kelly SIMONZ Official Website++

DamIMG_0440

ライブはもちろんのこと、教則本、レッスン、SNSと八面六臂の活躍を続けるkelly SIMONZ。これからはどんな活動を展開するのかとても楽しみだ!

<後編>につづく
DamIMG_0195

(一部敬称略 2012年4月21日 渋谷BOXXにて撮影)

好評の『Relaxin' at IWAKI ALIOS』~秘蔵写真で分析する伊藤広規の魅力!

Shige Blog 2012年5月10日初出

とてもうれしい知らせが届いたよ!

5月2日にリリースした『Relaxin' at IWAKI ALIOS』がどうにも大好評なのだ!

Sleeve

日本を代表するベーシスト、伊藤広規のライブ盤だ。

Koki_IMG_0175

やっぱり、いい加減みんないい音楽を聴きたがってるんだナァ~…と思わざるを得ない大快挙にひとりほくそ笑んでいる。だっていいもんね~。

Koki_IMG_0266

私はこの名作に自分の撮った写真をスリーブに使っていただき、かつライナー・ノーツを執筆させてもらう僥倖にあずかったが、その中にこんなことを書いた…広規さんは、平気でアマチュア・バンドのライブに出演してしまうような人で、根っから音楽を愛し、音楽の力を信じている人…と。
Koki_IMG_0408

そんな片鱗を見せてくれたのがこの今年1月のライブ。
Koki_IMG_0004

パワフルな演奏!Processionというバンド。
Koki_IMG_0015

メンバーは…

Koki_IMG_0075
Koki_IMG_0040
Koki_IMG_0019

…とご覧の皆さまには馴染みがないかもしれない。

ベースは我らが伊藤広規!気合いの入った演奏だ!
Koki_IMG_0055

それもそのはず、実はこのバンド、広規さんの学生時代の仲間でやってるバンドなのだ! …ってシレっと言ったけど、スゴクね?だってバンドの中に山下達郎の右腕がいるんだゼ!もちろん、お友達にとっては広規さんはその前に「お友達」なんだけど。

Koki_IMG_0044

キーボードもプロ。広規さんのパートナーのくり子さん。『Relaxin' at IWAKI ALIOS』の最終に収められている名曲「わたげ」の作曲者だ。

Koki_IMG_0035
ホントに広規さんはスゴイよ。アマチュアのステージだからといって、バカにしたりナメたりする風情など微塵も見せない!それどころか、ナンカ自分が一番楽しんでいるかのような極上のプレイなのよ!ツェッペリンの「ロックンロール」なんかを演奏したんだけど、ものすごいドライブ感!

ベースの仕事をしていて、休みの日に趣味のベース?でも、気心の知れた昔からの仲間と楽しそうに演奏する姿は、達郎さんのステージとはまた違った広規さんの魅力をアッピールしていた。

ま、もっともナニに向けてドライブしているかっていうと「打ち上げ」なんだけどね!イヤ、実際、この日の打ち上げはメッチャ楽しかった!同じく広規さんが高校時代にいっしょにバンドやっていたというお友達がもうヤケクソに強力で、腹がねじれるほど笑わせていただきました。

Koki_IMG_0026

ところ変わって…横浜。
Koki_IMG_0012 (2)

森園勝敏。

Koki_IMG_0005
伊藤広規。

以前から展開しているデュオ・チーム「こうもり」。あ、この名前はウソです。今勝手に思いつきで書いちゃいました!

以前から展開しているデュオ・チーム「森広規」。これ、私が昔お世話になっていた鉄工所と同じ名前なんだよね…「森工機」ていうんだけど。あ、またウソです!

本当の名前は「森園・伊藤」。ウワ!黒板の右端に書いてある「今日の日直」みたい!このストレートさがまたいいんだけどね。

Koki_IMG_0020_1
この2人、ナント誕生日が1日違い!仲いいですよね~!はるばる南阿蘇からバースデイケーキが届けられたよ!

Koki_IMG_0010
当然、2人の「バースデイ・ライブ」ってことになるんだけど、当日スゴイことが起こった!ナント、予定していた会場の設備に不具合が出て使用不可となり、本番直前にライブ会場を同じ横浜の「YCC」に変更したのよ!出演者も、スタッフも、お客さんもみんなで引っ越し!私も子供の頃からずいぶんライブに通っているけど、こんなのははじめてだな。よかったぜ~、会場が東京ドームじゃなくて!

そんなことぐらいで文句を言ったりする人なんかひとりもいなくてね…実にいい雰囲気なのですよ!

Koki_IMG_0044 (2)

それもこれも、この2人の演奏が素晴らしいからなの!

Koki_IMG_0051Koki_IMG_0041_1

曲はブルースをブルースを中心にいつも2人が演奏しているシブいスタンダード集。張り合うワケでもなく、かといってダレるワケでもなく、2人の音楽を愛でる気持ちがにじみ出てくるような深~いパフォーマンスなのだ。いくら聴いてもまったく飽きることがない!

Koki_IMG_0058_1

お客さんも、鋭くもあたたかい2人の演奏を舐めるようにして味わう。いいね、こういうライブは。

アレ、今気がついたけど、ここって天井が船みたいになってるんだ?!
Koki_IMG_0071
ここでも広規さんのドライブ感!ドラムがいらないくらいにグイグイと音楽引っ張っていく!

Koki_IMG_0101

私が思うに、広規さんのベースってトリッキーで派手なことを実はやっているんだけど、それを感じさせないところがあるのね。ただのリズム楽器ではなくて、「音楽を作るベース」とでも言うのかな?やることすべてがその音楽にカチッと組み込まれていく。決して出しゃばらないけど、ものすごい存在感!結果、目立ってる!みたいな。いるじゃないそういうベース弾く人って。

Koki_IMG_0077

でも、この赤いジャケットは充分に派手だ!え?何で「赤」かって?イエイエぜんぜんまだですよ!
Koki_IMG_0121
森さん、実は先月体調を崩されましてね。大変心配しましたが、今はお元気になられました。森さんにもしものことがあったらどうしよう?!日本のギターはどうしたらいいんだ?!

森さんは日本のギター界の宝なのだから…気をつけていただかないと困ります、ウン。また極上のフレーズでシブ~くブルースをキメる森さんを味わいに行こう!皆さんも必ず、必ずライブを観てくださいね。がんばれ森さん!

この日はゲストでマリさんも2曲歌ってくださり、2人のお誕生日に素敵な花を添えてくれた。

Koki_IMG_0130

伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規オフィシャル・ウェブサイト

Koki_IMG_0303

『Relaxin' at IWAKI ALIOS』はレコミンツ他、ディスク・ユニオン、タワーレコード、HMV等の大手CDストア他の店舗、並びに各種通販でお買い求めいただけます。

Sleeve

伊藤広規のベースの魅力をこのアルバムで十二分にお楽しみあれ!

そうそう!今年もいわきの「街かどコンサート」への出演が決定したんだって!またこの5人の奇跡の演奏の再演がのぞめるかも?! 楽しみ!

Koki_IMG_0466

(一部敬称略 2012年1月29日 浅草KURAWOOD、2月19日 横浜YCCにて撮影)

2013年5月10日 (金)

ひっさしぶりの手数セッションはやっぱりスゴかった!の巻

エ~、また今日も田川ヒロアキ?!

その「また」である。3連チャン。でも今日は主役ではない、今日は3人のメンバーが全員主役の手数セッションだ。

10

以前のマーブロには頻繁に登場してもらっていたが、今のMarshall Blogになってからは意外にもこれが初登場。

元々は八王子のLive Bar『X.Y.Z.→A』のほーじんさんの企画で始まったこのバンド。あんまりスゴかったてーんで後に再演。それが評判に評判を呼んでパーマネント化した。Marshall Blogが休んでいた間もセッセとライブを重ね、今となってはこのバンド特有のひとつの大きなスタイルを確立したといっても過言ではないだろう。

20

全国各地からのお呼ばれも多、数々のツアーもこなしてきた。

つい先日、4月下旬にも9連続という無謀というか乱暴というか強硬スケジュールをこなしてきたばかり。途中、高速道路でタイヤがバーストしてしまうという命に関わる派手なアクシデントも発生したが、各地で絶賛を浴びながら無事に帰還した。

これはそのツアーのPVの撮影時のもよう。真剣にツアーの日程を説明しているふたりの後ろでスゴイ形相で走り回っているのはほーじんさん。

30

参加しているというより完全に邪魔をしている?孝三さんはとりあえず完全無視状態。

とにかくお疲れさまでした!

40

さて、今日のレポートはちょっと日をさかのぼること3月下旬の高円寺SHOWBOATの時のもようだ。

ひっさしぶりの手数セッション…愉快痛快、スカッとする好演がテンコ盛りでやっぱりスゴかった!

50

元祖手数王、菅沼孝三。

60

江川ほーじん

70

田川ヒロアキ

80

今日はJCM900 4100と1960Aのコンビだ。

90v

一年以上ぶりに観る手数セッションはいい意味で何も変わっていなかった!

100v

ワザとワザの応酬、興奮のインタープレイだ!

110v

「Ave Maria」とは似ても似つかないゲリラ戦が手数セッション。

120

あーあー、譜面台ぐらい出せばいいのに!

130v

やっぱりスカッとするナァ~、ほーじんさんのプレイ。

140v

でもこの日は実はとラブが降りかかっていてややそっちも気になるようす。それは後半でレポートするね。

150v

レパートリーはおなじみの手数スタンダードが中心。

160v

宙返りができるタイガー戦車… そんなイメージのリズム隊。ちなみにコンピュータは搭載していない。すべてアナログの人力走行だ!

170

やっぱり好きだな、孝三さんのドラム。

180

いつかまたビッグ・バンドでプレイしてもらう日を夢見ていたりしているんよ。また「Magic Flea」演ってもらいたいね。

190

この写真!Buddy Richみたいでしょ!

200v

この日も2部構成。

第2部は着替えて出てきたヒロアキくんのア・カペラのギター・ソロから。

何も変わっちゃいない!

210

「何も変わらない」というのは実はとてもスゴイことで、演っている方も飽きずに、そして聴いている人たちを飽きさすことなく同じことをするのがホンモノのアーティストなのだ。欧米ではそういう人たちが歓迎され尊敬される。

220

もっともインプロヴィゼーション比率が極端に高いこのバンドのことだから、毎回全曲新曲ということも言えるがね。

230v

それで笑っちゃったのが、どうも「手数セッションは演奏はスゴイけど、曲がどうも…」という人がいるらしくて、ヒロアキくん曰く「だから曲じゃないって!手数の品評会なんですよ!」

220v

いつも曲のクォリティの重要性を説くマーブロだけど、こうしたバンドにはそれは無用。

240v

「名演あれど、名曲なし」

これぞインプロヴィゼーション・バンドの真髄なのだ。

250

だからこそ一音一音に命をかける。

このほーじんさんの表情…さっきPVの撮影でふざけまくっていた人とは完全に別人だ。

250v

ほーじんさんのア・カペラ・ソロもすさまじい!

255v

あまりの熱演ゆえ、ストローでジュースを吸い上げて水分を補給しながら演奏する。エ、違う?

260v

もちろんこれは一般的にトーキング・モジュレーターと呼ばれているもの。ほーじんんさんのハンド・メイドで「トーク・ボックス」と名付けられている。

「Let It Be」を熱唱している。ボカロなんてらん、いらん!これで十分よ!

このほーじんさんを観てみろ!Beck Boggert & Appiceの『Live in Japan』ライブを聴いてみろってんだ!ボカロなんか比べ物にならんぐらいカッコいいぞ!(ボカロについてはまた他の機会でジックリと…)あ、Joe Perryもうまく使ってたよね。

ところでこのトーキング・モジュレーター、昔はJeff Beckにあこがれてサ、ラジカセにギターつないで、カミの筒をくっつけたイヤホンを口の中に入れてマネっこをして楽しんだっけな…そういうのやらなかった?

ところが、このトーキング・モジュレーターなるもの、「加えたパイプの振動が脳に悪影響を与えて使いすぎるとアホになる」という噂が流れてね。ラジカセ作戦をみんなピタリとやらなくなった時期があったんよ。今考えてみれば元々アホがそんなことをやるワケであって、気にすることはなかったんだけどね!

270v

しっかし、これだけ弦を叩きつけているとなると、いつかは右手の親指がすり減ってなくなってしまうのでは?と心配のひとつもしたくなるぐらいのバカチコぶり!痛快!

280

また、フレーズがいいんだよね~!

290v

ソロが孝三さんにバトンタッチされる。

300

孝三さんのソロ。

まずはジョウ・ハープ。

320v

ディジュリドゥ。

310

おなじみパチカ。

315

沖縄の軽打楽器、三板(さんば)。

それにホーミーも。

330v

西洋の打楽器、ジャズ・ドラム・セット。

宙を舞うスティック!

340v

ガッチリとくわえこんだスティック。

350v

もう孝三さんのドラム・ソロを何回拝見しただろうか…ゼンゼン飽きない。毎回もっと見たい!と思わせるところが何と言ってもスゴイ!

30年ぐらい前、Dizzy Gillespieの『Dream Band Jazz America』というビデオをジャズ喫茶で観た。そこに登場したMax RoachがCount Basie Orchestraのドラマー、"Papa" Joe Jonesに捧げて「Mr. Hi-Hat」という曲を演奏していた。それは文字通りハイハット1本だけを使ったすさまじい演奏で、もう目が点になった。その足で同じレーザー・ディスクを買いに行った。

後年、孝三さんがそのMax Roachのハイハット・ソロと同じことをされていてまた驚いた。もう驚いてばっかりなんです、私の人生。何か頼んでるか、何か探してるか、何か謝ってるか、何かに驚いてるか…これだけで人生の起きている時間の大半を過ごして来ました…。

で、幸運にも2001年に世界一のシンバル・メーカーに関するイベントの台本の制作を頼まれた。その時出演したドラマーは孝三さんの他に、そうる透さんと大坂昌彦さんで、まっさきに頭に浮かんだアイデアがこの「Mr. Hi-Hat」だった。つまり、この3人のスーパー・ドラマーがハイハットだけでバトルをしたらどうなるであろうか…。孝三さんにこのアイデアを持ちかけるとすぐに迎合してくれて、ハイハットだけを使った曲を作ってくれたのだった。あんなスゴイ演奏もう二度と見れないだろうナァ…。

孝三さんのドラム・ソロを観ているとたいていこの時のことを思い出すのだ。

360

特別ゲストも登場。

370v

ヒロアキくんのお琴にのって「さくらさくら」を熱唱するケロミン。

380

ほーじんさんのトラブルとはコレ。車の荷台のヘリの部分に弁慶の泣き所を強打してしまったのだ。これは痛いですよ。エグれる寸前ぐらいのところまで行っちゃってたからね~。みなさん、機材の積み下ろしには十分気をつけましょう!

390v

好例の順手・逆手交換コーナー。

400

2人ともヘタ~!

410

やっぱりコレだな。楽しそうなふたり!

420

「Let It Be」、「Come Together」、「All my Loving」と、メンバーが好きなビートルズ・ナンバーも交えてますます手数ぶりが冴えたライブだった。

430

とにかくこういうライブは観れるうちに数多く観ておくに限る。この先、世代が変わったらこういうことができる人たちの数が極端に減るだろうからね。

そういう意味でもいつまでも、そして何が何でも手数セッションには無茶な演奏を続けていってもらいたいのだ。

440v

菅沼孝三の詳しい情報はコチラ⇒手数王 菅沼孝三オフィシャルウェブサイト

450v

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

460v

(一部敬称略 2013年3月25日 高円寺SHOWBOATにて撮影)

2013年5月 9日 (木)

Marshall and Car Race~田川ヒロアキ in 筑波サーキット<後編>

大盛況のOLD/NOW CAR FESTIVAL。

会場には車以外にも車に関するグッズを販売する露店がズラリ。ミニカーからキーホルダーから生写真から色んな物を販売している。笑っちゃったのは何の変哲もないSDカード。要するに車やレースクイーンを撮影するカメラマンたちへのサービスだ。

あ~あ、これらが全部中古レコードかCDだったらナァ~。

20_2

さて、30分のステージを終え、マネージャーと現れた先は…

30v

レース・サーキット。

30_2

大急ぎでマーシャルをセットするスタッフ!

40_2

早く、早く!

50_2

60_2

70

演奏直前に何やら小声で話しかけるスタッフの親分。「田川ちゃん、行っちゃって!ドーンと行っちゃって!」と伝えているのかどうかはわからない。

Ht2_img_5216_3

もう弾いていいすか~?と訊いているワケではない。 まだレースに出場する車が到着していない。

80v_2

車の到着を待ち構えている…の図。

90

来た来た!

100_2

レースが出走する車はスタート・ポジションにつく。

120_2

こういう車ね。なんていうのかわかりませんが…。レーシングカー然としたヤツね。

130v

ドライバーがスタートラインに立ち、ヒロアキくんの「君が代」を受ける。

140

ライブの時にはかぶっていた帽子を脱いで国歌演奏に臨む。

150v

マーシャルの君が代だ!

160_2

普段のライブでは緊張しないが、さすがに大舞台で「君が代」を演奏するとなると話しは違う…と言っていたヒロアキくん。なるほど緊張は隠せないようだ。

170v

どんな「君が代」になるとも知れず演奏の開始を待つ選手たち。

180_2

いよいよ演奏が始まった!

195

アンプはJMD100と1960Aを2台。

180v

いきなり♪ギュイーンだ! もちろん遠慮無用の大爆音!

190_2

あ~あ~、メロディを奏でる他にライトハンドも交えて、マァ、やりたい放題!いいね~!

200v_2

選手の皆さんもさぞかし驚いたことだろう。ギュイーンだから。

実は国家斉唱というか国家演奏というか、撮影するの今年入って2回目なんだよね。「君が代」って歌ってると長いけど、撮影しているとものすごい短いのよ!シャッター・チャンスを逃さないように必死なのです!

210

キマッタ~!

230_2

このドヤ顔!

240v

「オイ、我ながらキマッタぜ~」…などとカッコつけている時間などまったくなく…

250v_2

大急ぎで撤収~!

260

早くしないと轢かれてまうど~!

270_2

これがその実際の演奏の動画。

チョコチョコとカメラを持って動き回っているのは私…。落ち着きがなくて恥ずかし~。一体どういう展開になるのかわからないし、シャッター・チャンスは逃したくないし、気がつきゃ逆光だし…で、アタフタしているのですわ。

<書き足し部分>

冒頭のグイーンはもちろんエンジンの音。こういう芸当の元祖的存在と言えばJimi Hendrixで、もちろんMarshallがなかったら実現できなかった。

1978年にカリフォルニアのオンタリオ・モーター・スピードウェイ(この時も!)で開催された『Carifornia Jam2(「カル・ジャム・ツー」なんて呼ばれて、確か東京12チャンネルかなんかでテレビ放映した記憶があるな…)』にはカナダの強力なHendrixフォロワーのFrank Marinoが出演してこのグイーンをやった。そして、そのグイーンに合わせて頭上を飛び交うセスナ機が急降下したりして観客の度胆を抜いた。やっぱスケールがでかい!

これを知ってかヒロアキくんもこのグイーンをかましたったワケや。

爆音で知られるMarshall。何年か前に「Marshallの爆音でガラスが割れるか?」というテレビ局の企画に付き合って、大学の研究室にこもって日がな一日Ebを弾き続けたことがあった。その時に測定ではEbの音が供試体の板ガラスを一番振動させる周波数だったからだ。ま、色々な条件が重ならないととてもガラスを割ることができないことがわかり、結果的に番組自体はボツになった。

それでもガラスの振動はすさまじいものでMarshallの爆音ぶりには満足のいく結果だった。

しかしね、このレーシング・カーのエンジン音たるやMarshallの比じゃないね。この音はホントにデカイよ。ま、みなさんそれがよくてサーキットにお見えになるんでしょうけどね。

275f

国歌演奏も無事に済んでいよいよレースがスタートした。

275a

275b

275c

275d

275e

275g

275h

275i

ちょっとこれだけ岩石オープンみたいだね。そういえば、『チキチキマシン猛レース』っていうのは原題を『Wacky Race(ヘンテコレース)』というのは知っていたんだけど、ブラック魔王とケンケンの本名は知らなかった。ブラック魔王はRichard "Dick" Milhous Dastardlyという。「Rchard Milhous」というのは元アメリカ大統領のニクソンの名前。ケンケンはMuttleyという。

275j

ちなみにこれらの写真はレースふたつ分を混ぜている。

275k

そしてイベント・ステージのエリアに無事帰還。

280v_2

待っていたのはサインを求めるファンの人たち。CDの販売も好調だった!

290_2

サインももうお手のもの!「田川」と幾何学的な文字面なのでサインもしやすい。これが「渡嘉敷さん」とか「瀧澤さん」とかだったら大変だったぜ。

300v_2

すべて終了後、「体験ラン」のお誘いが…。オリジナルのマツダコスモでサーキットを走ろうというのだ。

310_2

「生きててよかった~!」と大喜びのヒロアキくん。

320

アレ? 運転はしないのか…。

それではコースを1周。いってらっしゃ~い!

330

レーサー気分を味わえたようで、ご満悦のヒロアキくん。大興奮で降りて来たよ。ヨカッタね!

340

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

5月23日には昨日紹介したメンバーによるライブも開催されるので要チェック!

350_2

(一部敬称略 2013年5月5日 筑波サーキットにて撮影 ※取材協力:株式会社オルウェイズ

 

2013年5月 8日 (水)

Marshall and Car Race~田川ヒロアキ in 筑波サーキット<前編>

曜日の感覚がスッカリなくなって久しいが、やっぱり世の中ゴールデン・ウィークとなるとやっぱりなんかウキウキするね。

皆さまにおかれましては楽しい連休をお過ごしになられたことと存じます。

私はといえば…どこへ行ったってものすごい人出だし、お金はかかるし、疲れるし…で、ゴールデン・ウィークは家でゴロゴロしながらテレビの渋滞情報を見るのを一番の楽しみにしている。

10

でも今年はここへ来た。筑波サーキット。

5日に開催されたのが車に関する催しがテンコ盛りの「オールド・ナウ・カーフェスティバル」という車のイベント。

1986年から続いているってーんだからスゴイ。

フェラーリ・カップ、JAF筑波スーパーFJ選手権シリーズ第2戦、ロードスター・パーティ・レースⅡ 第2戦、数々のデモ・ラン(こんな言葉あるのね?)等々、色んな企画が目白押し。

20

え?車に興味があるのかって?ないない。まったくないのよ!私は電車育ちでしてね、親が運転ギライということもあって残念ながら見事に興味ないんだよね~。趣味的な感覚で「車が欲しい」と思ったことはマジで人生で一度もないかもしれないのよ。

30

会場は、ま~、よくもこんなに集めたな~と感心してしまうぐらいの車であふれかえってる。

35

ポルシェとかフェラーリぐらいはわかるんだけどあとはサッパリだな。ただ、最近車に詳しいギタリストから教わったんだけど、Jeff BeckですっかりおなじみになっちゃったBilly Cobhamの「Stratus」は「層雲」という意味で、ランチャ・ストラトスの「ストラトス」なんだそうだ。この単語、辞書を見ると発音は「ストレイタス」になっているけど、向こうの人は「ストラトゥス」と発音するから海外でこの曲を演奏する人は要注意!

40

フェラーリ。これは知ってますよ。ああ、イングヴェイがいたらナァ~。

The Beach Boys的な意味合いでなく、ロックと車ってのはすごく近しいよね。Marshallもなんかのレースのスポンサーをしていたし、いつかラリーのゲームでMarshallのロゴを付けた車が走っていたりもした。

50

でも、今回このフェスティバルにお邪魔したのはコレ。残念ながら車とは関係ない。

田川ヒロアキがライブ・イベントに登場し、かつ、レースの前の国歌演奏をするってーんで駆け付けた!

60

この日は実にいい天気だったでしょ。楽屋はステージ横のテント。イヤ~、風がまったく通らないビニールハウス状態なもんで暑いのなんのって!!

出番前のヒロアキくん。手数セッションの怒涛の9連続ライブ・ツアーが終わってまったく休むヒマがない!

70v

イベント・ステージではレース・クイーンの撮影会。

80v

ちょっと私も撮らせてもらった。 初めての経験。

90v

司会の方が仕切りまっくてクイーンたちに「あっち向け、こっち向け」って指図をするのがおもしろい。

100

カメラマン諸氏、みなさんすさまじいまでの気合と高級機材でパチパチ撮りまくる!

それがですね~、ちょっとその仕上がりを除き見たんだけど、メッチャクチャうまい!これスタジオで撮ったんじゃないの~?と我が目を疑うぐらい。

110

イヤ~、色々な世界があるもんだな…と。

120

出番を待つJCM900 4100とMF280A。

125v

ちびっ子相手にこんなショウも。「秘密戦隊ゴレンジャー・ショウ」!ウソウソ、古すぎか…。今のはえ~と、「獣電戦隊キョウリュウジャー」だよ、もちろん。この「~ジャー」もよく続いてるよね~。少子化が進んで苦戦されているんだろうけど、是非がんばって欲しいと思う。「食卓戦隊デンシジャー」とか、「六弦奏者リックデリンジャー」とかね。

130

コレしかしね~、大変ですよ。この炎天下で衣装をつけて暴れまくって…。

150

これからの季節、もっとも厳しい仕事のうちのひとつだろう。

160

でも子供たちがうれしそうにしている姿はナニモノにも代えがたいですな…。ウチの子も「ジュウレンジャー」ってのに夢中になっていたっけ。子供たちに夢を売る素晴らしいお仕事です。

170

キュウリュウジャーの後に登場するは我らが田川ヒロアキじゃー!

180

実は、ヒロアキくんはこの日を大変楽しみにしていたという。

190

彼は目の障害がなければカー・レーサーになりたかったという。鋼鉄の塊が音速で走り来る姿を想像して書いた曲が彼のテーマ・ソング的曲「My Eternal Dream(永久なる我が夢)」。これでライブが始まった!毎回ライブでも演奏される人気曲だ。

200v

それをいよいよホンモノのレース場で演奏したのだ!

250v

今回のバンドのメンバーは…

ベースにFUKUSHIN。

210v

ドラムにはその盟友、田口耕郎…というトリオ編成。

220v

夢がかなったというだけあって、ノッケからドライブしまくる!

230

さっきまでちょっと見せていたお疲れモードも跡形もなく吹っ飛んでまさに会心の出来!

260v

「夢をかなえる」ということは、すごいパワーを生み出すということやね。どんな時でも「夢」をもたなきゃいかん!

240

ガラッと変わって最新作『Ave Maria』からメンデルスゾーンとショパン。

270

なんかこういうところで聴くクラシック曲って妙にプログレっぽく響くな…。

300v

これもヒロアキ流のシャレか?ビートルズ好きの彼が選んだ次の曲は「Drive my Car」。そのまんまじゃないの~!

360

原曲よりちょっとハードに仕上げたアレンジはこのリズム隊とバッチリ!

280v

290

今回はボーカル曲がひとつだけということもあって一曲入魂の絶唱!

375v

そして、「Ave Maria」。

310

快晴の休日の午後を美しく彩る。しかし、弾き手のよさもあるけど、マーシャルってきれいな音を出すよナァ~。

370v

今回演奏時間が30分と短く、もう最後の曲。

350

これまたレースっぽい曲、というかそのままズバリの「Speedway」。アルバム『Ave Maria』のオープナーだ。

390

ゴリゴリのドライビング・チューン!

320v

FUKUSHINさんのベース・ソロも大フィーチュア!

330v

思いっきりバンドをプッシュする田口さん。

340v

こういう機会なので当然初めて田川ヒロアキを見たお客さんも多く、また、生のロック・バンドを普段見ることのない人たちが集まるワケだが、緩急取り混ぜたレパートリーもよく、ものすごい反響だった。

380v

目のハンディキャップだの、変な弾き方だの、そんなことはまったく関係なしに、田川ヒロアキが自分の音楽とギターで多くの人々を感動させた瞬間だった。恐るべし「逆手戦隊タガージャー」!

400v

田口さんのリードでステージを降りるヒロアキくん。この後、すぐに国家の演奏だ!さぁささぁさ、急いでサーキットへ向かえ!

410

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

420v

<後編>につづく

(一部敬称略 2013年5月5日 筑波サーキットにて撮影 ※取材協力:株式会社オルウェイズ