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2013年2月18日 (月)

Kelly SIMONZ~The End of the Beginning

まだレポートしていない昨年のライブが残っている。そのうちのひとつが12月16日、ホームともいうべき東京キネマ倶楽部で開催されたKelly SIMONZのライブだ。

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『東京キネマ倶楽部 the forth 「The End of the Beginning」 "The best of best Kelly SIMONZ 1998-2012"』と銘打った(なげぇ~)ワンマン・コンサート。

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Kellyさんの超速IT作業によりすでに世に出ている写真も多く、もはや「なつかし感」すら漂うかもしれないが、写真集として楽しんでいただければマーブロとしてもうそれで本望!

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マーシャルの前でパチリ。これ、リハーサル時に撮ったかと思うでしょ?イエイエ本番のさなかなのよ。さすが、どんな時も余裕のKellyさん。私のサインでシレっとマーシャルの前に移動して本番中にポーズをつけてくれた!
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今日は上手にフル・スタックが3セット設置された。
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使用された1959、1987はともに改造を施してある。

1987はEQをほとんど中点に設定。

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1972年製の1959はMiddleをフル、Bassを8にセットするかたわらPresenceも8程度まで上げ、輪郭を際立たせている。

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足元のようす。いたってシンプル。

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BAD TRIBEの面々…

Kelly SIMONZ

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Tim Miller

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Yosuke Yamada

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冒頭、Kellyさんは下手のサブ・ステージから登場。
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オープナーは「Eternal Flame」。

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しょっぱなから怒涛の超絶全開でケリー・ワールドを炸裂させる。

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2曲目は「Cry For Love」。

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前回はいろいろと仕掛けを盛り込んだ演出だったが、今回はかなりストレートな進行だ。

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やはり慣れ親しんだホーム・グラウンドでの演奏だけあってケリーさんものびのびだ~!

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BAD TRIBEという「バンド」としての統一感も猛烈にアップしている。

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重厚な低音でケリーさんの向こうを張るティム。

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フロント陣を徹底して鼓舞するYosuke。

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NAMMでのデモンストレーションでフィーチュアされた新しいギターもこの時披露された。

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「Forever」

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NAMMでの演奏も孤軍ながら充実したものであったが…

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(順序は後先ながら)やはり盟友と組んずほぐれつのパフォーマンスを展開する姿は一層超絶技に魔力をふりかける。

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「Blue Monday」

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泣きのソロ炸裂!

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ケリーさんも思いっきりステージを楽しんでる!

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「Angel Eyes」

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しっとりと、そして激しく「As Years Passing By」…

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中盤の「Soul Free」では白熱のドラム・ソロを披露したYosuke。

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これでもか!とたたみかけるパワー・プレイに…

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会場から大きな拍手が湧き上がった。

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そしてショウは後半戦に突入。「後半戦いってみよ~」←本当はこんなこと言いません。

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「Future Destination」から「Anything Goes」。

ケリーさんの曲のタイトルってこの「Anything Goes」とか「Angel Eyes」のようなドンズバなものや、「As Years Passing By」のようにジャズのスタンダードを連想させるものがいくつかある。いい感じだ。

日本のメタルの曲のタイトルって英語圏の人が本当に使うんかいな?というビッグ・ワーズを使ったものや(外人がジューダス・プリーストのアルバム・タイトルを指すとき以外に「Vengeance」って言葉を口にしたのをいまだかつて聞いたことはない)、形容詞と名詞の組み合わせでできているものが圧倒的に多いからね。間違っても「Ship arriving too late to save a drowing witch」なんてのはないね。

そこいくと、ケリーさんの曲のタイトルはちょっと普通の日本のメタル曲のそれとは違うね。これもアメリカ生活の経験がモノを言っているんだろうな。

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余裕~その2。もちろん本番中!

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途中で弦をぶっちぎるほどの熱演!

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ティムのクリアで図太いゴリンゴリンのベース・サウンドも間違いなくBAD TRIBEの重要なサウンド・ファクターだ。

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ケリーさんと何度もポジションを交換し存在感を示すTim Miller!

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もちろんトレードマークのクラシック・ネタも思いっきり見せてくれた…「悲愴」だ。

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他にも「Opus #1」、「Stay in my Heart」、「Silent Scream」等の人気曲もプレイ。

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『The best of best Kelly SIMONZ 1998-2012』と副題されただけのことはある、アンコールも含めた全18曲、充実のワンマン・ショウだった。

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全編スロットル全開の演奏で会場を魅了した3人!

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終演後、ちょうどイギリスから日本に遊びに来ていたマーシャル社のグレイスとパチリ。右はグレイスのボーイ・フレンドのデイヴ・ロイド。デイヴはGetgoneというバンドでドラマーとして活躍している。

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Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

Kelly SIMONZのNAMM 2013での活躍はコチラ↓

【NAMM2013レポート】Thursday ~初日 その2

【NAMM2013レポート】Friday ~2日目

【NAMM2013レポート】Saturday ~3日目

【NAMM2013レポート】Sunday ~最終日

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(一部敬称略 2012年12月16日東京キネマ倶楽部にて撮影)