Paul Gilbert Live in Japan~DAY1
昨年9月に発表した『Vibrato』を引っ提げてのポール・ギルバートの来日公演。東京では赤坂BLITZで2日間開催された。今回のアルバムはポールの思い入れも深いようで、マーブロでもこのアルバムにまつわる話題をこれまでいくつかアップしてきた。
そんな時期の来日公演だけにショウの取材をとても楽しみにしていた。ポールは快く取材をOKにしてくれて両方の東京公演にお邪魔をしてきた。
今日はその初日、1月15日のようすをレポートする。
今回のバンドはポールの他にベース、キーボード、ドラムというカルテット編成。
プログラムはもちろん『Vibrato』を中心に組まれていた。
しかし、そこはポールのこと、当然サービス精神満点、起伏に富んだセット・リストで一流のロック・ショウを演出していた。
もはや、ギタリストとかシンガーとかいう枠を完全に通り越して、一大エンタテイナーという地位を確立しているように見えるよね、ポールさんは。
ポール・ギルバート
キーボードとコーラス、エミ・ギルバート。
ベースとコーラス、ケリー・レミュー。
ドラムはトーマス・ラング!
『Vibrato』のレコーディングに参加したメンバーでもあり、息の合った演奏はさすが!
個人的にはインストのパートが増えていつも以上に楽しめたな~。
徹底的にお客さんを楽しませようとする姿はいつも通り。
照明もバッチリとショウの内容にマッチしていて素敵だった。
中盤ではパット・メセニー・モデルを持ち出して弾き語りを披露。
いい表情!
乾坤一擲、「ここぞ!」というところで決めるハイテクニックが光る。しかし、いまだに「速弾きの王様」みたいに紹介されるのを目にするけど、どうなんだろうね?
もはや速弾きはポールの音楽では山椒みたいなものだと思いますが…。
エミさんとの掛け合いもスリリングで見応え十分!
今回はエミさんのソロもタ~ップリとフィーチュアされた。
マーシャルはJVM410Hと1960Aを使用。ステレオで2セットが用意された。
盤石なリズム隊。
しかも、演奏は実にそつなく自然だ。
そんなリズム隊にのって縦横無尽に自身の音楽を奏でるポールが実に楽しそう!
おなじみ、アンコールはカバー・ソングで固められた。
このコーナー、どんな曲が選ばれるか…これがまた楽しみなのね。
アンコールの構成に若干の変更が加えられたが、2日ともほぼ同じ進行。どちらも素晴らしい出来でまったく飽きずに2日間連続して楽しめた。
JVMを使ってもシングル・コイル・ギターの特長がいいように強調されて気持ちいいわ~。
ショウの詳しい内容はまた明日…お楽しみに!
Paul Gilbertの詳しい情報はコチラ⇒Paul Gilbert Official Site
※現在のHomeのページに使われている写真は今回の来日公演時に撮影したものです。ってんで是非見てみてくだされ!
<DAY 2>につづく
(一部敬称略 2013年1月15日 赤坂BLITZにて撮影)