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2013年4月18日 (木)

QUEENS OF NOISE IN TOKYO その2~KRUBERABLINKA

いいですか?「ロック」ですよ、「ロック」。質問をひとつ…

いわゆる「ロック」のボーカルと言われてあなたは誰を頭に思い浮かべますか?

ロバート・プラント?イアン・ギラン?カヴァーデイル?ロッド・スチュアート?スティーヴ・マリオット?ロジャー・ダルトリー?ロニー・ジェイムス・ディオ?…ディオをのぞいた他が全部イギリス人なのは私がアメリカンよりブリティッシュ・ロックを好むからだし、ロニーもイギリスのバンドにいたワケだから全部イギリスだ。そして、彼らにはイギリス以外の共通項がある。

それは「男性的で野太い声」だ。まさかラ・ムーのボーカルがロックっぽいとお思いの方はいないであろう。

「ロックが歌謡曲化した」時代がかつてあったが、今では「歌謡曲がロック化」したんだね。「バンド=ロック」だとして、テレビにでているバンドの形態をしている人たちのボーカルの声は我々が知っている「ロック」の声ではないでしょう。思いっきり女性の声で歌っている男性ボーカルもいるもんね。ま、それも個性といえばそれまでなんだけど…。少なくとも「ロック」とは言い難いだろう。

昔は先に挙げたボーカル・グレイツのような野太い声が出ない人はボーカリストにはならないもんだったよね。そういう人はフォークを演ってた。

私は小学校の音楽会の時、クラスを代表して「エーデルワイス」を歌った。歌がうまいということよりも、ま、声がデカくて元気がよかったということなの、たぶん。でも、ロックを聴くようになってからは歌はやめたね。だって、自分の声はロックを歌う資格のない細い声なんだもん。それにギターの方がおもしろいと思ったし。サラリーマンやめてからすっかりカラオケもやらなくなった…ま、元から好きじゃないけど。

それと最近のボーカリストで目につくのは、めったやたらのハイトーン。「とにかく速ければいい」というギターの速弾き合戦みたいに、、とにかく声が高ければいい…みたいな。ケヴィン・エアーズはどうすんのよ?でもあれでもカッコいいロックだぜ。

ま、どう歌おうが、どうロックをやろうが、大きなお世話なんだけどね。でもね~。

野太い男性的な声とカッコいいギター・リフにソロ…ギターの音はマーシャルだ。ステレオタイプなどと思わないでいただきたい。これはロックのひとつの揺るぎない「定義」なのだと思っている。

『QUEENS OF NOISE IN TOKYO』の2番目のバンドはこの「定義」のかたまりだ!皮肉なことに男性的な素晴らしいボイスは女性によるものだが、定義自体が曲がることはない。この素晴らしいロックの声を持ったシンガーのバンドを堪能していただきたい。

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赤尾和重率いるKRUBERABLINKA(クルベラブリンカ)。マーブロでは昨年10月の東京キネマ倶楽部でのライブのレポート以来2度目の登場だ!

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KRUBERABLINKAは今年2月にニュー・アルバム『Kaizu』を発売したばかり。

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地元関西ではレコ発のライブを開催した。キネマではシレっと『Kaizu』収録の新曲を演奏したが、東京ではこれが現実的にアルバムお披露目ライブのようなタイミングとなった。

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赤尾和重

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鈴木広美

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山崎浩一

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泉谷賢

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片岡祥典

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この5人がKRUBERABLINKA!

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私はこのバンドがオープニングSEに使っていたヌスラット・ファテ・アリ・ハーンが大好きなんだけど、今回は模様替えでカッワーリー(パキスタンの宗教音楽。これを聴きながら興奮してあの世にいくのが最上のシアワセとされる)ではなくなったいた。

1曲目は『Kaizu』の1曲目、「宇宙は滾(たぎ)れ」。漢検準1級ぐらいの問題に出てきそうな「滾る」。ま、私は難なく読めたけどね…。歌詞がスゴイことはShige Blogにも記した通り。

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昨年のキネマでも演奏されたアップ・テンポのキラー・チューンだ。

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ノッケから気合が入りまくりの大ロック・スペクタクル!

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独特なギター・リフとツボを押さえたシャープなギター・ソロが魅力の広美さん。

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今回はDSL100Hと1960Aコンビネーションだ。

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冒頭でもちょっと触れたが、こうしたロックの鏡のような音楽にはマーシャルから繰り出されるギター・サウンドが一番しっくりくる。

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2曲目はファースト・アルバムから「だれも」。

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「誰もいない」のリフレインが印象的なへヴィ・ブギ。

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MCをはさんで『Kaizu』から「エナメル」。いいハード・ロック・バンドの作品には必ずあるであろうスローなへヴィ・チューン。

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へヴィといえばこのリズム隊!

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今回はベース・ソロはなかったが、山崎さんの存在感の大きいストレートなペース・プレイがバンドのサウンドを引き締める。

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そしてポンちゃんのクリスピーなドラミング。

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この2人が化学反応を起こし、KRUBERABRINKAを重金属に仕立て上げるのだ。

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アレ?っと思った方も多いことだろう。そう、メンバーが変わったのである。

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ナント、ロック・キーボードの人なんだろう!「ロックのオルガンはこう弾くんじゃい!」と言わなかったが、言ったも同然。こういうキーボード・プレイヤーがいるとバンド・サウンドは俄然分厚くなる。

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みんな聴きたいギター・ソロもバッチリきまる!やっぱマーシャルって音抜けが素晴らしい!

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4曲目はファースト・アルバムから「砂山」。

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ここはジックリ、シックリのCazさんの聴かせどころじゃい!

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続いて広美さんのギター・ギター・ソロ。

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またまたキマった!

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そのまま『Kaizu』の4曲目に収録されている「帳」。

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これもいかにもKRUBERABLINKAらしいアップ・テンポの重要曲だ。

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B音連発のシンプルにしてインパクトの強いリフを持つ『Kaizu』のタイトル曲「Kaizu」。

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「♪心の声をもっと叫ぼう」と歌い上げるCazさん。アルバムのタイトル・チューンだけあってとても印象的な曲だ。
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いつも楽しそうにベースを弾いている山崎さん。

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残すは最後1曲。

当然、「Don't be so Mad」!これが来るとわかっていてもつい興奮しちゃうね!ファースト・アルバムのオープニング。5人が一体となってこの疾走感あふれるKRUBERABLINKAの代表曲を奏でる姿には誰もが圧倒されてしまう!

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今日は50分の持ち時間でちょっと物足りませんな。聴きたい曲がまだまだあったんよ、「太陽」とか「業火」とか…。ニュー・アルバムからは「野ばら達へ」も聴きたかった。

イヤイヤ、ガマンガマン。次回の東京でのワンマンあたりまで2枚のアルバムを聴いておとなしく待つことにするとしよう。

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ロック、ロックした秀逸な曲と確かな技術に裏打ちされた完璧な演奏。非の打ちどころのないステージ・マナー。やっぱりKRUBERABLINKAは「ハードロックなんたるか」を定義づけんとする見応えのあるステージだった。

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そんな素晴らしい曲と演奏をそのままパックしたニュー・アルバム『Kaizu』…是非聴いてもらいたい。

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ホラ、Cazさんも言ってる…「メッチャ、ええで!アメちゃんいるか?」って!

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KRUBERABLINKAの詳しい情報はコチラ⇒KRUBERABRINKA facebook

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赤尾和重の詳しい情報はコチラ⇒kazue akao official website

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(一部敬称略 2013年3月20日 目黒鹿鳴館にて撮影)