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ライブ・レポート Feed

2013年3月25日 (月)

WE LOVE BAKUFU SLUMP 大無人

先週からお送りしている爆風スランプの偉業を称えるトリビュート・アルバム『爆風トリビュートComplete』の発売記念ライブ『WE LOVE BAKUFU SLUMP』。

熱狂の前夜祭が大成功のうちに終了し、今日はいよいよ本祭りが開催される。

開催されるのだが…

30cd

何じゃ、コリャ?! 首都圏は7年振りの大雪でどこもかしこも真っ白けのけ!カメラを入れた重いガラガラを引きずるのも地獄の苦しみで、会場のO-EASTに着くまでにもうヘロヘロになっちゃったよ。

O-EASTやO-WESTは何かと思い出深い大好きなライブハウスだ。O-WESTではマーシャル祭りを開催した。

2004年の新潟県中越地震の時はちょうどO-EASTにいた。天井から吊り下げられたPAスピーカーが揺れ(防災対策が完全なのでパニック一切なし)、観客はビックリ。誰が出演していたがは覚えていないが、そのバンドは地震にまったく気づかずにそのまま演奏を続けた。演奏中あまり観客がにぎやかだったので、その曲の終了後、「どうだい!よかったろ?!」みたいなMCをしたところ、観客が口ぐちに「地震だった!」と告げるとそのバンドは驚いたやら、恥ずかしいやらで目を白黒させていた。

そして、2年前の3月10日にもO-EASTにいたことはちょっと前のマーブロに書いた

さらに今回の大雪だ。今日も忘れようにも忘れられないコンサートになることは必至だろう。

20

しかもこの日は成人式。せっかくの晴れ着が気の毒に…。

でもね、雪はすべても無垢の純白に塗り替えてくれる縁起のいいものだそうですよ。天候も味方してくれたと思おうじゃないの!

10v

今日もマーシャルづくしだよん!昨日は撮れなかったからね。ステージ上手のようす。向かって右から橘高さんの1987と1960AX、SHARAさんのMF400B、ヒロアキくんのJMD501、みんなで使うDSL100と1960A。 コレに加えて下手にはDSL100Hと1960Aがワンセット用意されている。

やっぱり、こういう大舞台はマーシャルじゃなきね~!積んで、並べてサマになるのはマーシャルだけよ!

35

こちらも昨日どうしても撮影できなかった…三井ぱんと大村はん。

このふたりで記念すべきコンサートは幕を開けた!

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三井雅弘

50v

ギターはサビエル大村

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曲は「スパる」。

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渋い三井さんの声と深い大村さんのギターでジックリと聴かせた。

なんか、このイベント、昨日に引き続いてあまりにも色々な方々が出るので何となくウッドストックを連想してしまった…というのは大ゲサか?しかも、三井さんの声と大村さんのルックスがリッチー・ヘヴンス的だったんだもん!

80

ファンキーさん率いるハウス・バンドが登場。

ファンキー末吉

81v

ベースは和佐田達彦

82v

ギター、米川英之。それにキーボートの田口智治が加わった布陣だ。

バンド形態以外の出演者の伴奏はハウス・バンドが担当した。

83v

そこへ、昨日の前夜祭でも大いに会場を沸かせた小畑秀光が合流。

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曲は昨日と同じ「びっくりミルク」と「人間はなぜ」。

100

しかし、ステージも客席も昨日とは打って変わって大きいため、派手なアクションが演奏をより充実したものにしてしまう!

110

最高にパワフルな演奏に大喝采が送られた!

120

総合司会は昨日同様、三井さん。三井さんひとりでもおもしろいのにそこにいろいろな人が絡んで、さらに爆笑シーンを作り出していく。

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続いての登場はCutt

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昨日はマイクを握っての登場であったが、今日は予定通り弾き語りのスタイル。

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「月光」を熱唱!

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このセットも心がこもった素晴らしい演奏となった。

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森田釣竿がステージに上がる。

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歴史的にこうした漁師系のミュージシャンっていうのが時折出てくるね。やっぱり日本人は「魚」だよ。

…と思ったら、森田さん、「漁港」の人なのね。だいぶ前に野音で拝見しましたわ。パンタさん企画の反戦イベントで、4月の雨のエラク寒い日だったけど、妙にテンションの高い「漁港」のステージをみんな食い入るようにして見入っていたのを覚えている。

180

O-EASTには大きい楽屋が2つあって、この日、上の階の楽屋の芳名表のひとつが「マグロ様」となっていた。昔、「マグロ丸」というバンドがあったが、まさかそれじゃあるまいし、また海系の新しいバンドか…と思っていたらホンモノのマグロだった!

190

ホンモノのマグロを森田さんがステージで解体していくという趣向。

210v

鮮やかな手つきで巨大なマグロに包丁を入れていく!…ってなんのレポート?マーシャルの「M」はマグロの「M」ってか?

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それしにても新鮮でいいマグロだ!終演後、楽屋でご相伴にあずかったが、ウマイのなんのって!

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手に持っているのは目玉! こんなライブ初めて見た!だってボーカリストがマグロの目玉持って歌ってるんだゼ!

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切り分けたマグロをちゃんとビニール袋に入れて客席にプレゼントしたには笑った!

マグロのおかげでまったく歌が耳に入らなかったかも…!曲は「45歳の地図~COME BACK青春!~」。

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今度は雰囲気がガラリと変わって…
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ファンキーさんの弾き語りで「坂出マイラブ」。

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ジックリ、しっとり、なかなかにいい雰囲気!

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そして、またまた雰囲気が変わる!

しっかし忙しいショウだ!でも、こんなだから全然飽きない!

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EARTHSHAKER!

285

あ~、何たるホーム感!いつも撮らせていただいている方々がファインダーに入ってくると本当にホッとするもんですわ。

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西田"MARCY"昌史

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石原"SHARA"愼一郎

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甲斐"KAI"貴之

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そして、工藤"KUDO"義弘

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今日もSHARAさんはJVM410HとMF400Bのコンビネーションだ。

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爆風の曲は「ひどく暑かった日のラヴソング」をプレイ。

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シェイカーらしいアレンジでバッチリきめる!やっぱりシェイカーはいいナァ~。

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MARCYさんも楽しそうに大シャウト!

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相変わらずのブッといギター・サウンドが心地よい。何をどういう風にやってもSHARAさんの音はSHARAさんの音だね。

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EARTHSHAKERつづく

(一部敬称略 2013年1月14日 渋谷O-EASTにて撮影)

2013年3月22日 (金)

WE LOVE BAKUFU SLUMP 前夜祭 <後編>

爆風スランプの偉業を称え、総勢70名以上が参加して制作された2枚組のトリビュートCD『爆風トリビュートComplete』。このCDの発売を記念して催されたライブ『WE LOVE BAKUFU SLUMP』の前夜祭。昨日に引き続きその<後編>をお送りする。

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Cuttに続いて登場したのは44MAGNUMの梅原"Paul"達也。

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さすが大御所!堂々たる存在感で「愛がいそいでる」を熱唱!

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ここで、ハウス・バンドのメンバーとして活躍する米川英之をフィーチュア。

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田口智治と…

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渡辺英樹も加わり、米田渡でC-C-Bの「Beat the Meat」をプレイ。

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ここも相当盛り上がった!
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ツヤのある音色で縦横無尽に弾きまくる米川さん。存分にそのテクニシャンぶりを見せてくれた。

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そして、「Runner」。会場は完全に興奮状態だ!

写真では隠れてしまっているが、菅沼孝三も加わり、ツイン・ドラムになっている。

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まだまだ続く飛び道具!

江川ほーじん田川ヒロアキを呼び込んで手数セッションだ!

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これが何ともゴージャスなファンキーさんと孝三さんのツイン・ドラム!

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三井さんをボーカルに迎えて「東の島にブタがいた」と…

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超速「無理だ!」。何が無理ってこのテンポ?以前から手数セッションのステージで見聞きしていたが、今日は御大も加わってなおさらすさまじい~!

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思いっきり混沌状態にしておいて、まるで火消しのように登場してくれたのが上野まなちゃん。

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さわやか~。飲みすぎた後にいただくお茶漬けよろしく、かわいい歌声でボサノバをサラサラっと流し込んでくれた。曲は「カンカン」。最高のスマイル~!

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それにしてもファンキーさんってメチャクチャいい曲をたくさん作ってるよナァ~。

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そしていよいよ最後のコーナーに突入!

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二井原実、登場!

また、ガラリと雰囲気が変わるからスゴイ!

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またベースが仮谷さんにスイッチして2曲を演奏。

ドラムが孝三さんということなので、デッド・チャップリンの曲が選ばれた。

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「Far Away」と「Money Eater」。

やっぱり圧倒的な迫力で一瞬のうちに聴衆の心をわしづかみにしてしまう二井原さん!

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米川さんのギター・ソロも冴えわたる!

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そして、ここで二井原さんがスペシャル・ゲストを呼び込んだ。

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この人、1986年結成のアメリカのベテラン・へヴィメタル・バンド、スキッド・ロウのギタリスト、スコティ・ヒル。

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田川ヒロアキのギターを借りてブルースを1曲。

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「弾き方が違うぞ~!」のかけ声に会場は大爆笑!

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もちろん本場仕込みのギターは…ってこんな表現はヤダね!やっぱり、プレイに説得力があるというか、華を持っているというか…西洋人特有のロックのDNAをまき散らすね。

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ロックのDNAなら二井原さんもまったくヒケをとらないけどね!この盛り上げようは天才の域を超えている!

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もちろんお客さんも大喜びよ!

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スコティも実に楽しそう!

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大喝采を浴びるスコティ・ヒル。

この時は、ステージのスコティを撮影しただけだで、彼に直接挨拶をすることもなかった。ところが、偶然は恐ろしいというか、世界は狭いというか、このライブの数日後、たまたまあるイベントで知り合った方を介してスコティと電話で話す機会を得たのだ。

話をしたところ、最高に感じのいい人で、写真の使用もふたつ返事でOK。「マーシャル大好き」ということで、私も大好きになってしまった!

また日本に来るというので、その時にはカメラかついで絶対取材に行かなくちゃ!

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そして、いよいよフィナーレ!

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出演者が勢ぞろいして「リゾ・ラバ」を大合唱!

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ファンキーさんもラスト・スパート!

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みんな楽しそう!

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冒頭に登場して思い切り会場を沸かしたザ・キャプテンズの傷彦も加わって最高のフィナーレとなった。

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最後はみんなで記念撮影。あ~、本当に面白かった~。

コレ、まだ前夜祭だかんね。明日のO-EASTはどんなことになるのやら…。

まさかあんなことになるとはね~。朝起きて驚いた~!

ファンキー末吉の詳しい情報はコチラ⇒Funky末吉HomePage!!

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注:大爆笑の総合司会をご担当された三井さん。司会だけでなく「三井ぱんと大村はん」というユニットで渋く「スパる」を聴かせてくれたのだが、イスでの演奏だったためにステージ上のふたりがまったく見えず撮影不可…。その他にもご登場いただいたが、それぞれ15秒ほどの出番で、しかも照明がめっぽう暗かったため残念ながらこちらも撮影できす…。ファンの皆様失礼しました。次回からのO-EASTのレポートではしっかりご登場いただきますのでご期待ください。

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(一部敬称略 2013年1月13日渋谷Milky Wayにて撮影)

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Shige Blog更新しました⇒エイドリアン・ブリューを撮ったよ

2013年3月21日 (木)

WE LOVE BAKUFU SLUMP 前夜祭 <前編>

2階のキャバレーを通り過ぎて、4階の渋谷屋根裏の入口の横の壁に貼ってあったチラシで初めて目にしたような気がする。それを見て「ばくふうじゅう」って言っていたら、ちょっと年上のギタリストの友人に「アレ、『ばっぷがん』って読むんだぜ」と教えられた。

一方、日曜の朝、11時ぐらいに東京12チャンネルで放映していた『ロックおもしロック』という番組の中のアマチュアのバンド合戦に妙な出で立ちで変な曲を演奏していたのが「スーパー・スランプ」だった。

あれから随分と時間が経ったが、ファンキーさんやほーじんさんやホッピーさんと今こうしてお近づきにさせて頂いている姿を誰があの時想像できたであろうか?

そして、爆風スランプが活動を休止してから14年。こちらももう随分時間が経った。そして、その偉業をたたえるべく、バラエティ豊かなミュージシャンが集い、爆風スランプへのトリビュート・アルバムを発表した。

そのアルバム発表記念イベント『WE LOVE BAKUFU SLUMP』が2日間にわたって開催された。両日ともふんだんにマーシャルが使われるということでマーブロも完全取材を敢行。これがまぁ、楽しいのなんのって!2日間大いに爆風スランプの音楽を堪能してきたのであった。

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初日は『前夜祭』と銘打って渋谷のMilky Wayで開催された。

当然のことながらもう超満員で、ステージ前で撮影することなんて到底ムリムリ!一番後ろに陣取って、ほとんど最初から最後まで脚立に上りっぱなしという過酷な環境。でも、あんまりおもしろいんでアッという間に終わっちまった!

でもね、まったくマーシャルが見えん!なので、一応紹介しておくと、使用されたモデルはJCM900 4100にDSL100H。それぞれに1960A。さらに田川ヒロアキのJMD501。基本的にギターはほぼ100%マーシャル・サウンドとなった。

主催のファンキーさん。そして総合司会を務めた三井雅弘さん。MCが圧倒的におもしろいさね。

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2番目に登場したバンドからレポートスタート。

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沖縄からやってきた4人組、「オズ」。

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ボーカルのNARUMIちゃんが何しろ魅力的!

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チャーミングにして最高にパワフル!

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登場した途端、グイッと観客を惹きつけてしまう力強い魔力(?)を持っているようだ。

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オズはタイトなオリジナル曲の他、爆風スランプのナンバーは「きのうのレジスタンス」を演奏。

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これまたサビのメロディがNARUMIちゃんの声にピッタリでジックリと聴き込んでしまったよ。

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会場の雰囲気がグッとしまって登場したのが2月にアムステルダムでのレコーディングを終了させたCRACK BANQUET

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2010年結成のイキのいいバンドだ。

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これまたキャラの濃いフロント!カミジョウテツヤ。

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とにかくものすごい勢い!

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ワイルドなギター・プレイはシタンダアキラ。

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紅一点、サックスのユアサイクカ。

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こういうストレートなロックってのはやっぱいいもんだね。

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ベースはフルヤシュンスケ。

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オリジナル曲2曲の他に爆風スランプの「シンデレラちから一杯憂さ晴らしの歌今夜はパーティー」を演奏。

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メンバーひとりひとりのキャラクターが立っていて、それでいて統一感のある演奏が素晴らしかった!サマソニへの出演も決定しているこれkらの活動が楽しみなバンドだ。

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ここからはファンキーさんも参加してのハウス・バンド+ゲストの演奏となる。

まずは小畑秀光が歌う。

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「びっくりミルク」をじっとりとヘビィにプレイ。これがまたいい!

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ファンキーさんの気合の入ったドラミングが切り込んでくる!

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小畑さんはDSL100Hを使用…まったく見えないけど…。

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ベースはマーブロでは田川バンドなどでおなじみの仮谷克之

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2曲目は「人間はなぜ」。しっかし、なんちゅー歌だ?! でもロックはこれでいいのだ!聴いてて♪気持ちいいから~!

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ここはここでまた大盛り上がり!ホントに今日は芸達者ばっかりで飽きないわ~!

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次に登場するはCutt

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雰囲気がグッと変わる。

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ギターを抱えて歌う予定だったが、マイクだけの熱唱に予定変更。

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ハウス・バンドのギター米川英之のソロも冴えわたる!

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出演者のスタイルや方法はそれぞれ異なれど、熱演に次ぐ熱演で、その爆風スランプへの尊敬と愛情がひしひしと伝わってくる。後半も実に楽しみなのだ~!

ファンキー末吉の詳しい情報はコチラ⇒Funky末吉HomePage!!

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つづく

(一部敬称略 2013年1月13日 渋谷Milky Wayにて撮影)

2013年3月15日 (金)

Paul Gilbert Live in Japan~DAY2

ポール・ギルバート来日公演レポートの2回目。2013年1月16日のステージのレポート。

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アッチャ!皆さん衣装が昨日と同じだった。でも昨日アップしたのは15日の初日に撮った写真だけで構成しているし、今日は正真正銘16日撮影の写真でお送りします!

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両日とも満席。男性客圧倒的に多し!年齢層は高め。

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ギター好きが大集合したコンサートだ。

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バンド・メンバーは昨日紹介した通り、キーボードはエミ・ギルバート。

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ベースはケリー・レミュー。

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ドラムはトーマス・ラングだ。

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1曲目は『Vinrato』のオープニング曲でもある「Enemies (in Jail)」。

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イントロのホール・トーンのフレーズがカッコいい!

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このホール・トーンの部分はなんでもチャカ・カーンが演っている「And the Melody Still Lingers On」 すなわちガレスピーの「A Night in Tunisia」にヒント得たという。 このチャカの「チュニジア」を初めて聴いた時は興奮したな~…って実はチャカにではなくて、このアレンジにね。

もちろん曲の中に有名なチャーリー・パーカーの「Famous Alto Break」と呼ばれるピック・アップ・ソロを使ったところね。Dialというレーベルのレコーディングでのファースト・テイクで飛び出したバードの超絶神業ソロ。残念ながら他のレコーディング・メンバーのミスでそのテイクがボツになってしまった。その後何テイクかやり直したが、ファースト・テイクのような奇跡は起こらなかった。

チャカのテイクではバードのソロにユニゾンでハービーがシンセを重ねている。

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世の中スゴイやつっているもんで、大学の時いっしょにやっていたテナー・サックスのヤツがこのソロをラクラクと吹いていた。普通サックスなんて家で練習したりできないでしょ?だから「どうやってコピーしたの?」と訊いたら「え、家にあったリコーダーで…」っていうじゃない?リコーダーでチャーリー・パーカーをコピーするのもスゴイし、コピーしたということは、あの複雑極まりないフレーズをリコーダーで吹けるワケだから恐ろしい。その友達は当然のようにプロになって今でも大活躍している。今週彼のステージを撮影してきた。

ポールがアイデアを得たのはこの部分ではなく、さっきも書いたようにイントロのホール・トーンのヴォイシングだ。

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この曲、実に密度が濃くていいね。それにこの曲を私に聴かせるのが楽しみ…とポールが言ってくれていたのもうれしい。

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そういえば、一昨日に降った大雪で大変な目に遇ったって言ってたな…。FMの生ライブ番組に出るためにどこかそう遠くないスタジオに行ったんだけど、行きは40分で着いたけど、帰りは4時間かかったとか…。

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2曲目はアルバムの2曲目「Rain and Thunder and Lightning」 。

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一転してハードなリフのドライビング・チューン!

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4ビートになったりして、コロコロと曲が展開していく…こういう曲はいいねぇ。大好き。さすがトーマス・ラング!

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エミさんのジャジーなソロも大フィーチュアだ。

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ポールのソロも大爆発!

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4人がものスゴイ勢いで押し寄せてくるような演奏がタマラン!ポールはきっとこういうのやりたかったんだろうね~…というこのバンドのショウケース的な曲と見たが、どうなのよ?

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続いてタイトル曲「Vibrato」。オクターバーを聴かせたリフがクール!いかにもポールらしい軽快なファンキー・アメリカン・ロックだ。

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Racer Xのレパートリーから「Scarified」。

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あまり目立った場面はなかったが、着実に自分のパートをこなしたケリー。以前、フレディ・ネルソンと来た時もちょっと似た感じのベーシストだったな。こういう控え目なタイプのベースが好きなのかな、ポールって?あ、これは失言かな?

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もうひとつカバーが続く。パット・トラバースの「Go All Night」。ホント、パット・トラヴァース好きだな~!

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『Vibrato』から「Bivalve Blues」。こってりドップリのマイナー・ブルース。「Bivalve」っていうから真空管がプッシュ・プルで動いている歌かと思ったらトンデモナイ!

真空管の話が出たところで今回のマーシャルの話を…。写真にあるように今回はJVM410Hと1960Aのコンビを2セット。VintageModernも捨てがたかったようだが、JVMでいくことになった。

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その2台のJVMをステレオでふって、曲によってはそれぞれ回転数の異なるフェイザーをセットしてステレオ感を倍増させるという手法。11月のギター・クリニックの時と同じセッティングだ。

で、「Bivalve」というのは「二枚貝」のこと。「海の底で悲しい歌を歌う以外にやることがない」という切ない歌なのよ。このあたりはさすがポールで、ブルースの歌詞の傾向をそのまま踏襲しているということだろう。

「オイラがもし●●だったら~」とか「オイラは、●●なのさ~」みたいなヤツね。「Catfish Blues」とか…。この手の歌だと、私はサンハウスの「ナマズのうた(そのままだ~)」なんてのが大好き!菊さんの歌が猛烈にカッコいいからね。

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『Vibrato』からの曲が続く。「Put it on the Char」。何でもこれはもともと「char」ではなくて「chair」だったのをレコード会社のスタッフが「i」を落としてしまった。それでも意味が通じるのでそのままにしておいた…というこれまたいかにもポールらしい話。インストだからOK。

「char」というのは鉄板のこと。イギリスへ行くとレストランのメニューに「Char Grilled Stake」というのを見かける。これはよくステーキにアミアミの焦げ目をつけて焼くでしょ?あれを焼くのが「char」。ギタリストでもたむけんでもない。

オクターバーを使ったポール・ギルバート・フレーズ炸裂のへヴィ・チューン。ここでもホール・トーン・スケールをうまく使ってるね。

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そして先ごろ亡くなったデイヴ・ブルーベックの「Blue Rondo a la Turk」。家が牧場だったために若い頃は「カウボーイにジャズができるかよ!」ってな侮辱も受けたらしいが、何せ1959年にこの曲「トルコ風ブルー・ロンド」が収録された『Time Out』がビルボードのヒット・チャートの2位まで上がる大ヒットアルバムになっちゃたもんだから一気にスター・ピアニストになってしまった。このアルバムにはロック・ファンにもおなじみの「Take Five」が収録されている。

私はデイヴ・ブルーベックよりも「Take Five」を作曲した相棒のアルト、ポール・デスモンドの方が好きかな。どう聞いても病み上がりで録音したとしか思えないような元気のない音色が昔は好きでなかったけど、この頃とてもよくて…。枯れてて。ま、熱心に聴いているワケではないけど、聴いてるこっちも存分に「枯葉」状態になってるのね?

で、「Take Five」を演らないのがこのバンドのいいところ。

ここはエミさん、思いっきりフィーチュア!

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この9/8拍子の妙チクリンなテーマをやすやすと弾いて、ブルースのパートでは裏コードを駆使した過激なフレーズがバンバン飛び出した。

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ポールとの掛け合いの場面も幾度となくフィーチュアされ、キーボード・プレイヤーとしての実力と存在感を十二分にアッピールした。

さらに『Vinrato』から「Atmosphere on the Moon」。

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ここでトーマス・ラングのドラム・ソロ。これがまたスゴイときてら!

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トーマスを見たのはずいぶん久しぶりのことだ。大分前に親友のHudson Musicの社長、Rob Wallisにすすめられてフランクフルトで観た時以来だ。ロブはあのDCIの創設者。もう長い付き合いで、いっしょに仕事をすることはなくなったが、いまだに仲良くしてもらっている。先日もNAMMで行き会ってお互いの子供の成長の話しで盛り上がった。

さて、そのロブがすすめてくれたコンサートというのがドイツのシンバル・メーカーが主催したもので、当時、新進気鋭とされた3人のドラマーの腕比べ的な企画で、出演者がマルコ・ミネマン(マルコもポールとやってるよね?マルコはその後、エディ・ジョブソンのバンドで来た時にO-EASTで観た)、ジョニー・ラッブ、そしてトーマス・ラングという顔ぶれ。もちろん全編ドラム・ソロだったけど面白かった。あの、私、ドラム好きですから。

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テクニックとパワーがマッチしたすさまじいソロで会場を大いに沸かす!

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スティックも無事キャッチ!

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素晴らしいドラマーだ!

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Racer Xの「Technical Difficulties」をはさんでポールさんの弾き語りコーナー!

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完全にポールとギターだけという演出で音量的にはもっともおとなしい時間帯ではあったが、ストンプをしながらRacer XやMr.Bigのレパートリーを9曲演奏。コンサートのハイライトといってもよかろう。

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「To Be with You」

「Hurry Up」

「Mr. Spock」…

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「Paris Hilton Look Alike」

「Alligator Farm」

「Superheroes」…

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「Space Ship One」

「To Be with You」

「Green-Tinted Sixties Mind」

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いつも楽しそうに演奏するポールだけど、このコーナーは特に楽しそうだったな~。

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バッチリ決まった~!

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もうひとつ『Vibrato』から「Pronghorn」。プロングホーンというのはカモシカみたいなヤツ。

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ここでもエミさんのソロをフィーチュア。

上にも書いたが、ふたりの掛け合いは見応え十分だった。

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ポールが弾くフレーズを正確になぞるエミさん。完璧なアドリブ!エ、これも?といった長いポールの奏でるギターのフレーズもエミさんがキーボードで再現してしまう。

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本編最後はゴキゲンな「Down to Mexico」でしめくくった。

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ここでポールのMC…ソングリストには次の曲は「アンコール」って書いてあるよ。でも引っ込まないでこおまま演っちゃおうか!…とそのまま演奏を続けた。

アンコールはすべてカバー曲。ポール曰く「ボクのギターの先生はカバー・ソングなんだよ!」

もったいぶらず平気でカバー・ソングを演奏する。先人へのリスペクトとエンタテインメント精神を感じるね。カッコいいですよ。

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今回用意された曲はまず、フェイセズの「Stay with Me」。1971年のアルバム『A Nod Is as Good as a Wink...To a Blind Horse(馬の耳に念仏)』から。これいい曲だよね~。

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オリジナルではロン・ウッドのソロの前にロッド・スチュアートが「ギッター!」っていうんだけど、そこもちゃんと再現しているのがかわいかった。自分がギターなのに!

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そして「Still Got the Blues」。当然トリハダ。シングル・コイルでもメッチャ太い音!というかポール・ギルバートの音やね。ギターのボリュームを上げ下げして音色を的確に作るサマもカッコよかった!

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ここで出てきたのがジョージー・フェイム。1970年のシングル「Somebody Stole my Thunder」。なんでここでジョージー・フェイム?

ちなみに、ミッチ・ミッチェルはかつてジョージー・フェイムとブルー・フレイムスのドラマーだったんよ。で、バンドがなくなって、受けたアメリカ人ギタリストのバンドのオーディションで最後まで競ったエインズリー・ダンバーにコイン・トスで勝った。そのアメリカ人ギタリストがジミ・ヘンドリックスだったのね。

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ポリスの「Synchronicity」。

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エミさんのコーラスが素敵だった!

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そしてAC/DCの「C.O.D」と「Beating around the Bush」ですべてを終えた。

「♪Beating around the bush!」って叫ぶケリーがよかったね。「Beat around the bush」は「藪のまわりを叩く」という意味。「Don't beat around the bush!」で「まわりくどいことを言うな!」という意味になる。幸いまだ外人に言われたことはないがそろそろ言われそうだナ。

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アンコールに若干違いがあったが、本編は2日ともまったく同じセットリスト。

両日とも本当にエンタテインメント性に長けた素晴らしいコンサートだった。もちろんマーシャルの音も最高!

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Paul Gilbertの詳しい情報はコチラ⇒Paul Gilbert Official Site 

※現在のHomeのページに使われている写真は今回の来日公演時に撮影したものです。ってんで是非見てみてくだされ!

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(一部敬称略 2013年1月16日 赤坂BLITZにて撮影)

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Shige Blog更新しました⇒『カイズ』~クルベラブリンカのセカンド・アルバム

2013年3月14日 (木)

Paul Gilbert Live in Japan~DAY1

昨年9月に発表した『Vibrato』を引っ提げてのポール・ギルバートの来日公演。東京では赤坂BLITZで2日間開催された。今回のアルバムはポールの思い入れも深いようで、マーブロでもこのアルバムにまつわる話題をこれまでいくつかアップしてきた。

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そんな時期の来日公演だけにショウの取材をとても楽しみにしていた。ポールは快く取材をOKにしてくれて両方の東京公演にお邪魔をしてきた。

今日はその初日、1月15日のようすをレポートする。

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今回のバンドはポールの他にベース、キーボード、ドラムというカルテット編成。

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プログラムはもちろん『Vibrato』を中心に組まれていた。

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しかし、そこはポールのこと、当然サービス精神満点、起伏に富んだセット・リストで一流のロック・ショウを演出していた。

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もはや、ギタリストとかシンガーとかいう枠を完全に通り越して、一大エンタテイナーという地位を確立しているように見えるよね、ポールさんは。

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ポール・ギルバート

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キーボードとコーラス、エミ・ギルバート。

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ベースとコーラス、ケリー・レミュー。

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ドラムはトーマス・ラング!

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『Vibrato』のレコーディングに参加したメンバーでもあり、息の合った演奏はさすが!

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個人的にはインストのパートが増えていつも以上に楽しめたな~。

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徹底的にお客さんを楽しませようとする姿はいつも通り。

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照明もバッチリとショウの内容にマッチしていて素敵だった。

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中盤ではパット・メセニー・モデルを持ち出して弾き語りを披露。

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いい表情!

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乾坤一擲、「ここぞ!」というところで決めるハイテクニックが光る。しかし、いまだに「速弾きの王様」みたいに紹介されるのを目にするけど、どうなんだろうね?

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もはや速弾きはポールの音楽では山椒みたいなものだと思いますが…。

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エミさんとの掛け合いもスリリングで見応え十分!

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今回はエミさんのソロもタ~ップリとフィーチュアされた。

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マーシャルはJVM410Hと1960Aを使用。ステレオで2セットが用意された。

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盤石なリズム隊。

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しかも、演奏は実にそつなく自然だ。

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そんなリズム隊にのって縦横無尽に自身の音楽を奏でるポールが実に楽しそう!

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おなじみ、アンコールはカバー・ソングで固められた。

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このコーナー、どんな曲が選ばれるか…これがまた楽しみなのね。

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アンコールの構成に若干の変更が加えられたが、2日ともほぼ同じ進行。どちらも素晴らしい出来でまったく飽きずに2日間連続して楽しめた。

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JVMを使ってもシングル・コイル・ギターの特長がいいように強調されて気持ちいいわ~。

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ショウの詳しい内容はまた明日…お楽しみに!

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Paul Gilbertの詳しい情報はコチラ⇒Paul Gilbert Official Site 

※現在のHomeのページに使われている写真は今回の来日公演時に撮影したものです。ってんで是非見てみてくだされ!

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<DAY 2>につづく

(一部敬称略 2013年1月15日 赤坂BLITZにて撮影)

 

2013年3月 8日 (金)

Mr. T Rock Live "Alive and Well M"~森園勝敏、復帰祝いライブ <後編>

第2部は金子マリからスタート。

マリさんは年明けということもあって、キッチリと日頃の御礼を述べたご挨拶からスタート。気持ちのいいもんです。

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マリさんはギターの弾き語りで「イルカ達のように」を披露。

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ギター1本というシチュエーションにマリさんの声がひときわ心にしみる。

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マリはんは後にもご登場いただくが、ここはもう1曲弾き語りで「風に立つ」を熱唱。

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歌を歌っているかのような森さんのギターとは反対に、まるで楽器のようなマリさんのうた。「歌は楽器のように、楽器は歌のように…」、サミー・デイビスやエラ・フィッツジェラルドを聴いているといつもれを思い出してしまうのだが、マリさんの歌もこのことをよく教えてくれる。

マリさん、4月1日から京都の磔磔で「たっぷり金子な7日間」という企画を催す。森さんも出演するし、渋谷毅さん(渋谷毅オーケストラの『Live '91』は私の大の愛聴盤なのだ~!)と小川美潮さんと組んだ日もあって…観たい、撮りたい!東京でやってほしいナァ~。

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続いては鈴木茂のセット。 茂さん、グリコさん、庄太郎ちゃんの布陣。

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1975年発表の日本のロックを代表する名盤、『Band Wagon』から「砂の女」。

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殺人的にいい曲だ。II-Vを繰り返してII-V-Iからディミニッシュでつないで、またII-Vに持ってくるところが鳥肌もんだ。あんまりカッコいい!

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『Band Wagon』でのドラムはデヴィッド・ガリバルディ。グリコさんはガリバルディに一歩も引けをとらないグルーヴを見せてくれた!

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庄太郎ちゃんもこの名曲にすっかり溶け込んで素晴らしいプレイを繰り広げる。

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アンプはEDENのWT800とD410XSTだ。

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そして、2曲目も同じく『Band Wagon』から「100Wの恋人」。森さんが加わる。

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「100W」とは電球のこと。ちょっとユーモラスな松本隆さんの歌詞も魅力的だ。

私にとって「100Wの恋人」は1959だ。愛人は2203。

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レコードではビル・ペインがピアノを弾いているが、このステージでは森園勝敏がギターを弾いた。

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歌の延長線のようなボトルネックがこれまた素晴らしい。

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実は茂さんを撮るのは今回が初めてではなく、おととしの暮れにステージ丸々撮らせていただいたことがあった。あの演奏もスゴかったなぁ。やっぱりしばし聴き惚れてシャッターが切れなかった瞬間があった。

なんか、日本人じゃないんだよね、音楽のあり方が…。ホンモノなの。ロックがクリエイティブだった時の空気が漂ってくる。間の時代なんかまったく存在していなくて、そのころの音楽があたかも続いていたかのように感じるんだよね。

今日の出演者の多くがそうした魔力みたいなものを持っていると思う。こういうライブこそ若い人たちが観るべきなんだよね。若いバンドの人たちが満杯になったライブハウスの観客を前に、暴れながら大音量で演奏しているものよりよっぽどパワフルだと思う。いい音楽が生来持っている本当の力のようなものを知っている人たちばかりだからね。

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ここでまた雰囲気が一転!なんとグランド・ファンク! こっれがまたスゴかった! 茂さんの後だけにまたスゴかった!

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マーク・ファーナー役はエージ・ファーナー。

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ベースは鳴瀬喜博

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ドラムは岡井大二に交替。

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曲は「Inside Looking Out」。アニマルズのカバー。

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これがお盆に正月、クリスマスにハロウィン、三社と鳥越と下谷(と矢先も)の祭りがいっぺんに来ちゃったようなにぎやかな演奏!お客さんもこの無責任までに派手なパフォーマンスに大喜び!

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また、ナルチョさんがダイナミックなこと!ナルチョさんはキャビネットはマーシャルだったんだけど、今日はメル・サッチャー役なもんでヘッドは「ナントカ」ってのが指定。これがまたジージー・ジージー、ギンギンに歪むアンプでナルチョさんも笑ってた。

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それにしても今時GFRってのもスゴイナァ。アルバムは何枚も持っているけど、ほとんど私は聴くことがない…でも、こんなにエキサイティングなパフォーマンスを見せられたら久しぶりに聴いてみようかな?って気になっちゃうよ!

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コレだもん!

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やっぱりせっかくやるからには、成りきらなきゃソンソン!ものすごい歓声が上がった充実のセットだった。

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「イヤ~、すごかったね~。エージにはもっと演ってもらいたいんだけど、1曲が長いからな~」と高橋さん。

GFRとは関係なしに、転換時には森さんへのインタビューもはさまれた。

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弾いてもしゃべっても豪快なナルチョさん!久しぶりだ。前回は中野サンプラザで開催されたジャニス・ジョプリンのトリビュート・コンサートでVBAを弾いていただいたっけ。

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森さんが再び加わって「Susie Q」。

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この曲も森さんのライブではよく取り上げられる。しかし、森さんの選曲は勉強になると前回のRepublic Saxophoneのレポートで書いたけど、本当に影響を受けて、J.J. CaleだのFreddie KingだののCDを買い込んでしまいましたよ。アタシャ、ほとんどブルース聴かなかったんだから~。J.J. Caleなんて生まれて初めてCD買ったわ。

「まだ早い」といわれかも知れないけど、生きてる間にできるだけたくさんのいい音楽を聴いておきたいと思うんだよね。こういうライブはそのいいネタ探しにもなる。大先輩の皆さんが演奏する曲はいいロックの、ホンモノのロックの宝庫だからね。

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…とそれほど説得力のあるギターなのさ!

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そしてフィナーレ。メンバーを呼び込む森さん。

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マリさんと、

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ジョージさんを呼び込んで…

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ジェファーソン・エアプレーンの「Somebody to Love」。

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この曲を演奏している人たちをトンと見かけない。こんな有名な曲なのに。曲のイメージが強すぎちゃうのかな?

でも、今日のメンバーがひとたび演奏を始めると空気がまたガラっと変わってみなさんなりのサイケになるんだな~。めちゃカッコいい!

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最後に1曲は「Venus」。

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これまた皆さん板についた演奏で、聴いていて痛快極まりない!

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森さんも本当に元気になられてよかった。でもご無理は禁物ですぞ!

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最後に記念撮影。みんなニコニコで楽しそう!もちろん観客の皆さんも大満足。最近は不幸にして「●●トリビュート」みたいなライブが多い中、大ギタリストの快気祝いの演奏会なんてとても喜ばしいことだ。こんな機会を作ってくだすった高橋さんにこの場をお借りして心から感謝申し上げます!

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高橋さんの「アンコールはありませ~ん」の〆の言葉で解散!

あ~、楽しかった!

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(一部敬称略 2013年1月11日 原宿クロコダイルにて撮影)

2013年3月 7日 (木)

Mr. T Rock Live "Alive and Well M"~森園勝敏、復帰祝いライブ <前編>

ステージの造作はまだ謹賀新年。

昨年末の最後のライブのレポートとして森園勝敏のバンド、Republic Saxophoneの復活を伝える記事を掲載した。やはり日本のロックを作った巨人として、森さんのような人はいつでも第一線にいなければならないのだ。それが偉大なアーティストの宿命であり、義務であり、特権であり…反対に聴く方からすれば「願い」であったり「喜び」であったりもするワケだ。

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そして、個人的にコンサートを企画して森さんの現場への回帰をお祝いした人がいる。それがこのお方、高橋重夫氏。

以前のブログでもレポートしたが、自分が還暦を迎えた時もCharさんや鮎川さん、森さん等豪華絢爛な友人のギタリストを招いてライブしちゃった楽器業界の重鎮だ。かつてはレコード会社に在籍し、四人囃子の『一触即発』にもExecutive & Advising producedの項にその名前がクレジットされている。

『一触即発』に関して、ご本人は謙遜して「イヤ~、何もしなかったよ~」とおっしゃるが、この世紀の名盤のジャケットに名前が印刷されるなんて…羨ましいことこの上ない!一生残るもんナァ。日本のロックの歴史に名前が残っちゃうんだからね~!

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さて、高橋さんの「森さんの復活を祝う」ご挨拶の後、すぐに演奏がはじまった。

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まずは森さんが登場して「Sleepwalk」。よく森さんが「Lady Violetta(レディ・ヴィオレッタ)」のエンディングでチラリとこの曲のテーマを弾いたりしているが、今日はこの美しい曲を全編披露。いい曲だよね~。

日本ではブライアン・セッツァーの演奏で有名になったのかな? 元はSanto & Johnnyというブルックリン出身のデュオ・チームの1959年のヒット曲。名曲だけあってシャドウズからダニー・ガットンまでヤケクソにいろんな人がカバーしている。

ジェフ・ベックは1985年の『ポーキーズ最後の反撃!(Prkey's Revenge)』という1985年の映画のサウンドトラックでこの曲を録音している。シュワちゃんの『ツインズ』の中ではない。

「ラ・バンバ」で有名なリッチー・ヴァレンスの伝記映画、『ラ・バンバ』の中でも印象的にこの曲が使われていたが、あれは元々サンタナが弾いたんだって。残念ながら映画にそのトラックは使われなかったけど、聴いてみたかったな。なんか仰々しい「Sleepwalk」なんだろうナァ。

そういえばラリー・カールトンのもよかったな。渋谷のタワー・レコードがまだハンズのハス向かいにあった頃、クリムゾンの『Discipline』とディ・メオラの『Electric Rendezbous』と同時に買ったのを覚えてる。そんな時代だ。

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サイドギター、高橋重夫。

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ドラムは盟友、岡井大二。マーブロでもすっかりおなじみだ!

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ベースは遠藤雅美(ガミ)。ひっさしぶりにお会いしたナァ~。「アレッ?太ったナァ~」なんて声をかけられてビックリした。

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2曲目は森さんが下がって西山毅が登場!

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曲はアストロノウツの「Hot-Doggin'」。高橋さん、せっかくの出番なのにスミマセン。アタシ全然知らないんですアストロノウツとかスプートニクスとか…。

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さらに加山雄三の「Black Sand Beach」。『若大将』は好きです。あの映画を観るたびに「ああ、オレも田能久の家に田沼雄一で生まれたかったナァ~」と思ったもんです。でも加山雄三は『赤ひげ』かナァ。保本登。若大将シリーズの合間の1年で『赤ひげ』を撮ったんだってネェ。よく黒澤さんがそれをよしとしたよなぁ。

高橋さん、ふたたび出番中にスミマセン!テケテケ系疎いんですよ~。黒澤明の話ならいくらでも…。でも高橋さん、とても楽しそうだ!

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ドラムが富岡グリコ義弘に、ベースが満園庄太郎にスイッチして「Scatterbrain」。

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難なく9/8拍子でノリまくるグリコさん。

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西山さんのキッ~ク!で曲を〆る。

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続いては「'Cause We've Ended as Lovers」、「哀しみの恋人達」。「私たち、恋人同士ではなくなったから~」みたいな。

西山さんの弾くこの曲は絶品です。一寸の隙もない演奏はまさに芸術品。最初のヴァイオリン奏法の一音で電気が走る。テレキャスターで弾くところを見てみたい。

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庄太郎ちゃんとも長い付き合いをさせて頂いている。そういえば西山さん、庄太郎ちゃんと若手ドラマーの3人と組んで何回かマーシャルのイベントやったっけナァ。アレ、楽しかったナァ。

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共演する機会も多いこの2人の呼吸はもちろんバッチリだ。

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続いてギターが5Xのジョージ吾妻。ボーカルが…

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久世敦史。エ~、なんで久世ちゃん?! 驚いたわ~。まさかここで久世ちゃんといっしょになるとは!念のために書いておきますが、久世敦史は名門へヴィ・メタル・バンド、コンチェルト・ムーンのシンガーですから

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大ベテラン、ジョージさんの堂々たるプレイが迫りくる!曲は「Crossroad」。

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庄太郎ちゃんはEDEN WT800とD410XSTを使用。庄太郎ちゃんらしい芯のしっかりしたブットいサウンドが気持ちいい!

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もう大笑いしたのは、どうも庄太郎ちゃんは昔から久世ちゃんのことを知っていて、ナンカの仕事でいっしょにアメリカへ行ったこともある仲だとか…。それで、今回のステージで久世ちゃんが「コンチェルト・ムーンのボーカル!」と紹介されるのを聴いて庄太郎ちゃんが真顔で、「チョチョチョ!」と割って入り、「ナニ、お前、コンチェルト・ムーン入ったの?知らなかった!」と本気で驚いてる。その様子が最高におかしくて!お客さんも大笑い!

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このセット、2曲目は「Gimmie Some Lovin'」。

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スティーヴ・ウインウッドとは毛色が違うが十分にいい感じ!

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グリコさんもギンギンにフロント陣をあおる!

へヴィ級のセットだった!

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木暮"shake"武彦が登場。

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アコースティック・ギター1本でガラリと雰囲気を変える。

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心を込めてギターと真摯に向き合う姿が聴衆の耳目を引き付ける。

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グリコさんがジェンベで加わる。

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2曲目にはビートルズの「Norwegian Wood」。

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そして「カジノドライブ」をアコースティックに演じ上げた。

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色々とバラエティに富んだ音楽スタイルが登場したイベントであったが、どちらかといえば静謐なshakeさんのコーナーは他とは違った時間が流れていたようで強く印象に残った。

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第1部の最後には再び森さんと西山さん、大二さんが登場して「Lady Violetta(レディ・ヴィオレッタ)」を演奏。

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何回聴いてもいい曲だニャ~。

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西山さんとのコンビネーションもバッチリだ。西山さんは海外のギター・ジャイアンツへのリスペクトはもちろんのこと、寺内タケシをはじめとした日本のロック・ギタリストへの傾倒ぶりに関しても人後に落ちることはない。こうした日本のロック史に燦然と輝く名曲が素材とくれば、その演奏の密度は驚異的なものになるのは当然だ。美しい~!

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前回のRepublic Saxophoneのレポートでも書いたが、まだ100%の回復ではないという森さんの指。もちろん一刻も早い完璧なリカバリーを望むが、今の時点でも十分に納得のいく音楽的仕上がりだ。すさまじいまでに重厚にメロディが繰り出されてくる。

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庄太郎ちゃんのバラードもまたいい。後半のギター・ソロに展開した時の引っ張り方がカッコいい!

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もちろんオリジナル・レコーディングの『ゴールデン・ピクニックス』でドラムをプレイしているのは大二さん。あまりにも素晴らしいアルバム。今でも愛聴している。天才音楽家たちと時代の空気が作り出した奇跡の一枚だ。

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これにて第1部終了。第2部も楽しみだ!

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<後編>へつづく

(一部敬称略 2013年1月11日 原宿クロコダイルにて撮影)

 

2013年3月 5日 (火)

Guitar☆Man #001<後編>

<後編>いきます。<後編>といっても間に休憩があって、今からその後半のレポートをお届けするワケではござらんよ。

当日は17:00と20:00の2回公演で、選曲・内容は同じ。本稿ではその両公演で撮影した写真を混成して1回分の公演としてレポートしている。途中から衣装が変わっているメンバーさんがいるのはそのためね。

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日本の名曲に続いて演奏されたのはジミー・ジェイムス。もとい、ジェイムス・マーシャル・ヘンドリックス。要するにジミヘン。

やっぱり「Purple Haze」のリフはロックの象徴だ。それに乗ってメンバーが紹介された。

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ベースは伊藤広規

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ドラムの渡嘉敷祐一

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キーボード、難波弘之

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ギター、土方隆行

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ギター、北島健二

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充実したマルチ・ボーカル…

MICKEY-T

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StuartO

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浦田健志

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難波さんのオルガンに導かれてプロコル・ハルムの「A Whiter Shade of Pale(青い影)」。これは当然選ばれるだろう。ユーミンにも達郎さんにも多大な影響を与えたというこの曲、何しろ世界で最もオンエアされた曲だというのだから…。

私なんかは「ウワッ、またコレか!」という耳タコ状態な感じがしないでもないが、発表された1967年(意外に新しい)当時は大変な反響だったようだ。プロコル・ハルムはラテン語で、「Beyond these things」とか「Of these far off things」いう意味らしいが、正確なラテン語ではないらしい。

私はあまりプロコル・ハルムは得意な方ではないが、『Grand Hotel』は大好き。その他にも、ハッとするような素敵な曲があってやはり長年活動を続けるだけの魅力を存分に備えているイギリスを代表するバンドといえよう。今は無き新宿厚生年金会館大ホールで観た四人囃子とのダブル・フィーチュア・ショウは最高に見ごたえがあった。

ところが、世の中ではご年配の方を中心に、やはり「プロコル・ハルム=青い影」というピタゴラス級の定理があって、現在プロコル・ハルムで活躍中のギタリスト、ジェフ・ホワイトホーンをマーシャルのイベントで呼んだ時に(ビクターさん主催の『Marshall Night』)、オフステージでやはり年配の男性から「青い影」、「青い影」と言われソロ・ギターでポロリポロリと弾いて見せていた。ジェフもサラリと弾いたところを見ると、こういう場面に世界中で出くわすのであろう。ところが、そのプレイがすごくよくて、失敬ながら私的にはすっかりこの曲を見直してしまった…という次第。

ちなみに、この曲の原題がスラスラ出てくる年配の方々は私を含めほとんどいないと見ている。歌詞はキテレツで意味がまったく分からないが、「青い影」はひとまずいい邦題といえるだろう。

ちなみに達郎さんは2001年の難波さんのプロ・デビュー25周年のコンサートでこの曲を歌っている。

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カタやんのFのオクターヴの16のカッティングで始まるのはフォーカスの「Sylvia」。

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メロディは北島さんが担当。ふたりヤン・アッカーマンだ!

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この曲は難波さんと北島さんのチョイスだそうだ。今度またおふたりがお顔を合わせる機会があれば「Focus II」にしてもらいたいナァ。難波さんだったらPFMでもいいナァ…ってイベントの趣旨がズレるか…。

でも待てよ、いつか「Progressive☆Men」っていうのはいかがだろうか?相当受けると思いますよ。なんたって日本は世界のプログレ大国だからね。ウン、絶対いい。

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やっぱりタイス・ヴァン・レアの難波さん。リハの時は「In the Court of the Crimson King」の後半をひとりメドレーで演ってくれた!ク~、タマらん!絶対プログレ編やった方がいいよ。その時はプロデュースさせてもらいたいナァ~。

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ロックの代表曲のメドレーが次に来た。

正直、北島さんや土方さんのイメージではないが、まずはT-Rexの♪ジャカジャ~ン、「20th Century Boy」だ。

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ローリング・ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」。

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シカゴの「25 or 6 to 4」…「Twenty Five or Six to Four」。ここに「長い夜」という意味はない。これじゃ原題のままシングル盤出せないもんね。

この表現、学校で教わったかな?「4時25、6分前」。要するに「3時35分か34分」という意味。ま、ネイティヴの人がこんな細かいこと言っているのを聞いたことはないけど、「10 to 6(5時50分)」とか「Quarter to 12(11時45分)」なんてのはいつも言ってる。反対に「すぎ」は「past」を使う。「A half past 8(8時半)」とか「10 past 11(11時10分)」とか。

この歌はドラッグ関連の歌と言われたが、作ったロバート・ラムは「ただの一日のうちの一時」とそれを否定している。

シカゴは聴かなかったナァ。でもこれは文句なしにいい曲だよね。

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続いてはTOTOの「Child's Anthem」。コレ邦題は「子供の凱歌」っていうんだ?変なの。(人知れず訂正しました。三宅さんありがとうございます!)

ところでこの曲って車かなんかのCMに変な風にアレンジして使われてたでしょ?譜割りがまったく同じなのに裏メロが表になっちゃってるような…。すごく気持ち悪い。

これね~スゴイ思い出があってね~。以前も書いたことあるんだけど、もう以前のブログは誰も見れないからまた書いちゃおっと!

何年か前にTOTOが来日してアンコールでこの曲を演った。この曲、メロディをルカサーが弾くでしょ?で、どういうワケかチューニングがあまりにもメチャクチャだったんですよ。どんな優秀なギタリストでもあのチューニングじゃメロディをさらうことはできないってくらい。ピッチが狂ってしまったオープン・チューニングみたいだった。

どうやら、ルカサーは自分のギターの音が聴こえなかったのか、聴いていなかったのか、それに気がつかずお構いなしにドンドンとメロディを弾いてしまった。外ではどんな素人でも気が付くぐらいヘンテコリンなサウンドになっているもんだから観客が騒ぎ出した。かなりメロディが進んだところでルカサーはようやくそれに気が付いた。

するとどうしたかというと、そのギターを反対側のステージの袖にギターを放り投げ、それを受け取ったギター・テクに向かって思い切り首を切る仕草をしたのだ。「F%&#in' ba"!&d!  You got fired!!」って。TOTOのような世界の超一流のバンドでもこんなことがあるのかと本当に驚いたね。でも、「IV」を出した頃、今の家内(あ、今も昔も今の家内です)と観に行った武道館のコンサートはよかったな~。

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もちろんこのバンドではそんなトラブルはありえない。イヤ、むしろこういう曲は非常にシックリ来ると思った。どうだろう?

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メドレーの最後は「いつものラーメン」。イヤイヤ「♪There's motor runnin'」の歌いだしでおなじみの「Born to be Wild」。この邦題は実にいいね。カナダのステッペン・ウルフは日本ではこの曲しか知られていないが、海外ではモンノすごく人気があったんよ

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そして「Layla」。こんな有名な曲、よ~っぽど演奏能力がなかなかできませんよ。それを演っちゃう!

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生命保険のCMでも使われている後半のジム・ゴードンのピアノのところを、広規さんが「あのタルいところ」とリハーサルで呼んでいたのを聞いて大笑いしちゃった!デュアンの人気もあって、「アソコがいいんじゃん!」という人も多いが、私も広規さん派でしてね…。もうおかしくておかしくて。

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ところが、そんなタルいパートも目の前で難波さんに弾かれた日にゃ、そりゃ飛び切り美しくて実にいいもんです。

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まだまだ出てくるロックの超スタンダード。
カッティングの鬼、土方さんから始まる「Long Train Runnin'」。

それにしてもウマイ。一流のプロに「ウマイ」なんて言うのは失礼なのは百も二百も承知している。でも、土方さんのプレイを形容する時、「ウマイ」という言葉が一番ピッタリくる思うんだよね。付け加えるなら「問答無用にウマイ」かな?

JCM800がリイシューされた時からお付き合いさせていただいているが…ウマイ。

明日の記事でもお名前だけ拝借しようと思っている。

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やっぱり人気のこの曲…やっぱり快感の広規グルーヴ。「Relaxin' at IWAKI ALIOS」のライナー・ノーツでも書かせてもらったが、広規さんのベース・ラインだけを聴いていても音楽になってしまう。それは青山純さんとのデュオ・アルバム「A*I」でタップリと堪能できるが、やっぱり真骨頂はライブにおけるプレイだろう。
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マルチ・ボーカルを利しての「♪Without love」。

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海外のバンドの曲をカバーする時、ケタ違いに大きな問題となるのがコーラスなんだよね。欧米の人ってどうしてああコーラスがウマイんだろう。岡井大二さんとそんな話をしたことがあったが、大二さん曰く「声が似てくるんだよ。だからきれいに重なるんだよ」と教えてくれた。確かにそうなんだよな。似てるというか似せるというか…。もちろん発音の問題も大きい。

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今回は専門家が3人で合わせるので安心。全編で美しハモりを聴かせてくれた。

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「時代の音楽を作って来た」と昨日、出演者のみなさんを紹介したが、百恵ちゃんの「ロックロール・ウィドウ」で実際にドラムを叩いているのは渡嘉敷さんだそう。広規さんから情報をいただきました!

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この曲では渋いソロを聴かせてくれた北島さん。

33~34年ぐらい前、私が高校生のころ、友人とやっていたバンドのドラムのヤツが胃炎で練習に来れなくなってしまった。その時、ある人が「ドラマーを連れて行ってあげる」と近所の練習スタジオに現れたそのドラマーが北島健二だった。ドラムもスゴイプレイだったけど、私のフライングVを使って目の前でヴァン・ヘイレンの「Eruption」を弾いてくだすった。その当時、北島さんは某誌のためにコピー譜を書かれていたハズだ。しかもその直後、図々しくも一緒にギターも弾いてもらった。

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でね、その時北島さんにお訊きしたんですよ。今でもハッキリと覚えてる。「アンプは何をお持ちなんですか?」って。すると北島さんは「マーシャルとブギだよ」って(今でいえば)シレっとお答えになった。

もうこれがカッコよくてね~。今の若い人たちにはわからないだろうけど、当時はマーシャルもブギも高くて高くて、弾くことはおろか、においを嗅ぐことすら難しかった。そんな時代だからね。「マーシャルとブギだって~!やっぱプロはスゲェ!」と女子高生のように(その時は)本当に高校生だったけど)友達と猛烈に感激したものだった。

今にして思うと、そういう時、その手の質問ってギターのことを訊くと思うのね。でも、なぜかギター・アンプについて訊いたナァ。それが今こうしてマーシャルのスタッフになって仕事をしているんだから我ながら驚いてしまう。やっぱりなんかの因縁だね。

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これでもか!と迫りくる有名曲。小林克也さんに紹介された本編最後の曲は「Hotel California」だ。

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StuartOさんが身振り手振りで歌いながら詞の内容を説明。

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ここでも、2人のギターも存分に楽しめたよね~。

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最後の♪ティララ、ティララのハモりも完璧!

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ちょっとサラっと終わりすぎた感じがするけど、本編はひとまず終了。

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アンコールではまず、難波さんとMICKEY-Tさんが登場。

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デュエットでベット・ミドラーの「The Rose」を演奏した。

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渾身の歌声が会場に染み入る。

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バンド・メンバーが呼び込まれるが、広規さんの楽器がない!…と思ったら…。

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あ~、これがやりたかったのね~。

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この顔!鼻の下がエキストラ・ロング・スケールになってますよ、広規さん!

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冒頭で2回の公演の内容・選曲は同じと記したが、広規さんがチューしてもらったのは2回目のみです。

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泣いても笑っても…の最後の1曲はこれまたドスタンダード「Stairway to Heaven」。バンドも観客も天国へ一直線だ~!

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渡嘉敷さん、お待たせしました、ツェッペリン!

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スケールのデカイ演奏はさすが!最後の最後までさすが!

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有名なギター・ソロを同時に弾いてしまう2人。

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実に楽しそうなギター・マンたち!

こういう末代にまで継承される曲や演奏はもう永久に出てこないだろうね。

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ベース・マンも楽しそう…には見えないがこれは写真のせい。真剣です。

メンバー全員、昔を思い出しての楽しい楽しい演奏会となった。

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ギター・マンたちが握手を交わしてすべての演奏が終了した。

いい音楽と素晴らしい演奏、この系譜を絶やさないことは、幸運にもロックの黄金時代を経験した者が負うもはや重要な責務ではなかろうか?

もうCDが消滅し出し、iTunesすら近い将来駆逐される時代が来ると喧伝される音楽業界。定額でいくらでも好きなだけ好きな音楽が聴ける時代がすぐに来るらしい。そういう環境になれば若者がいい時代のロックに触れる可能性がもしかしたら出てくるかもしれない…とも思えない。

もういい加減にしたらどうだろう。そんなことよりいい音楽を作ることをみんなで考えた方がいいのではないのかね?便利そうで聴こえはいいが、そんな環境で、今日演奏された曲のように将来みんなに好んで演奏されるようないい音楽などが育まれるワケがない。

柄ではないが、SNSに目をやると多くの音楽関係者が業界の現状を嘆き憂えているようだ。しかし、誰かが何かをしているようにはほとんど見えない。エラそうに言っている私もこうしてブログでブーブー文句をタレているのが関の山だ。そう考えると、こうしたGuitar☆Manのような企画は大変有益であると思う。

昔を思い出しておやじさんが押入れからギターを取り出すのも大いに結構だが、同時にこのGuitar☆Manというイベントが、単なる懐古趣味に陥らず若い世代に向けたイベントに成長してもらうことを願ってやまない。そういう趣旨ならMarshallはよろこんでお供をさせていただきますよ!

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※Guitar☆Manの第2回目の公演が3月7日(あさって!)に控えています!

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

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(一部敬称略 2013年2月10日 汐留Blue Moodにて撮影)

2013年3月 4日 (月)

Guitar☆Man #001<前編>

過日、リハーサルのようすをレポートしただけで大変な反響があった「Guitar☆Man」。大きな期待が注がれる中、その第1回目が開催された。2回の公演は双方とも多数の立ち見が出るほどの満員で大成功を収めた。

最高の音楽素材、確かな演奏テクニック、いかに多くの人がこうした王道ロックの復活を待ち望んでいるか…と理解して差支えないだろう。

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当日展示されたチャリティのサイン入りギター。広規さんのサイン、全部で7画。目立つ~!

このギターはGuitar☆Manによる楽器支援プロジェクト第1弾として、三陸新報(宮城県・気仙沼市)の募集により抽選で選ばれた、気仙沼市にお住まいの高校に後日寄贈された。
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ただ今リハーサル中!

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デザートもおしゃれにキメてみた。

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さて、ショウは冒頭、短いアニメーションが上映され…

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ミューズ(音楽の神)がギターを携えて登場。

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これからの演奏に大きな期待を抱く観客の中を優雅に歩む音楽の女神…。

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抱えるギターは演奏のの熱狂を示唆する聖火のようにも見えた。(アタシもよー書くわ!)

…とは書いたが、この女性の役回りは「Guitar Angel」というのだそうだ。

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そして、ついにギターが北島健二に手渡され…

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…ショウがスタートした!

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タイトルに「#001」とあるようにこのイベントはシリーズで開催される。その記念すべき第1回目の出演者は…

北島健二

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土方隆行

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難波弘之

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渡嘉敷祐一

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ステージ上手に陣を張るボーカル・チーム、左からMICKEY-TStuartO浦田健志

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そして、このプロジェクトの中心的存在の伊藤広規

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1曲目はディープ・パープルの「Burn」。

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永遠に弾きつがれて欲しい、非の打ちどころのない4小節のギター・リフ。

ギター・リフこそロックなのよ!

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そして、ギター・マンたちはこうしたカッコいいフレーズを弾ける楽器を選んだことを至高の喜びにしているのだ。

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最高のギター・マンたち。ふたりだからギター・メンだ。

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難波さんもお茶の子さいさいにジョン・ロードのパートを再現!

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「バ~~~ン!」 ボーカル陣の絶唱も聴きどころ!

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昨年の9月にロンドンで本物のグレン・ヒューズが歌うのを目の前で見てきたけど、本家に負けないド迫力だ!

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やはり、いい演奏はリズム隊がしっかりしている。この2人がいれば百人力だ。

広規さんはシャツだってMarshallだ!

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イアン・ペイスも楽々こなす渡嘉敷さん!

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続いてもディープ・パープルで「Smoke on the Water」。

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♪ジャッジャッジャ~、ジャッジャッジャジャ~か…。ああ、このフレーズを人生でこれまで何千回聴いたことだろう。しかし、今日はどこか飛び切り新鮮に聴こえる。この2人が弾いてくれているから当然か…。ものスゴイ拍手だ!きっとお客さんも皆そういう感覚があったんじゃないかな?

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トリッキーでスリリング、そしてロック・テイストあふれる北島さんのプレイはいつの時代も人気の的だ!

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このイベントはMarshallがサポートしている。「ギターの魅力を見直そう」的なイベントの趣旨に賛同したからだ。したがってステージにはマーシャル・アンプがお目見えする。

北島さんのマーシャルはVintageModern2466と1960A。残念ながらVintageModernはすでに製造中止になってしまったが、KT66を使用したマイルドなディストーションと中域の張り出た図太いトーンで根強いファンを持っている。

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足元のようす。

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味わい深い音色と完成されたメロディ、まったく危なげないソロで聴く者をウットリとさせてくれる土方さんのプレイ。

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土方さんはJVM410Hと1960A。プリアンプ搭載のマルチ・エフェクターをつないでJVMのパワー・アンプだけを使用していた。JVMにはPOWER AMP INSERTという機能がついており、パワー・アンプだけを気軽に使えるように設計されている。

でもね、土方さんも普段はVintageModernを愛用しているのよ。

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グルーヴの鬼神、広規さん。どんな曲を演奏しても破格のノリをクリエイトする日本のベース界の屋台骨だ。加えて大のマーシャル・ファンというのもうれしい限り。達郎さんとの仕事もすべて1992 SUPER BASSでこなしてしまう。

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今回使用のマーシャルは新しくゲットした1994年製の限定版1992 SUPER BASS。Bキャビネットが縦長の通称「ヘンドリックス・スタック」のベース版。「Barney」というアダ名もある。

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そして昨年6月、とうとうイギリスのマーシャル社まで行ってしまった!マーシャルの本社の入口ホールで社長のジョナサン・エラリー(Jonathan Ellery)とチャリティ・バンダナを持って記念撮影。そういえばこの時、「そうだ!」とジョンが思い出して、わざわざ自分の部屋にこのバンダナを取りに行ってくれたのよ!

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今回、ベースとマーシャルの間につながれたEDENのDIペダル、WTDI。EQやコンプレッサー、エンハンス機能が詰まっている。

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実はこのペダル、そのマーシャルに行った時のお土産。向かって右のEDEN担当のルーク・グリーン(Luke Green)がプレゼントしてくれた。工場の近くの古い古いパブ、YE OLDE SWANの前でパチリ。

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と話は汐留に戻って…。

ここでもジョン・ロード役を完璧に立ち回る難波さん。

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ナント渡嘉敷さん、今回が人生「初パープル」だそうだ。とてもそんな風には見えないスティックさばきだったよね~!

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ここでガラリと趣を変えて、日本の曲を演奏。

アン・ルイスの「WOMAN」。

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メドレーで百恵ちゃんの「ロックンロール・ウィドウ」と工藤静香の「黄砂に吹かれて」。

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その時代の音楽を実際に作り、演奏してきた人たちだけにまったく違和感がない。

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「ロックンロール・ウィドウ」のようなストレートな8ビートもお手のもの!

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2人のギター・マンのドライビング・ギターが会場をドンドン盛り上げていく!

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司会はNACK5の山本昇。山本さんとはSCANDALのコピー・バンド・コンテストなんかで何回かご一緒させているんだ~。短い時間に相手の魅力を引き出してしまうインタビューの達人だ。

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ホンワカ~。広規さんのまわりはいつもホンワカしてる~。

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カメラを向けるとこの通り!サービス精神も満点!

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出演者全員が一言ずつ感想を求められた。みなさんさすが!ごあいさつもお上手!

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「広規は休憩ばっかり!」という厳しいご指摘も一部あったが(会場は大爆笑。ちなみに「莫大小(バクダイショウ)」とはメリヤスのこと)、メンバー全員、「楽しい!」という感想で統一された。

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やっぱり演奏している方が楽しくなければ、見ている方は到底楽しめない。その点、これほど演る方、見る方ともに楽しめたライブも珍しかったのでは?<後編>でドンドン紹介していくが、誰もが知っている耳慣れた不滅の名曲の連続に、見ているほうも演奏している ような気分に至ったのではなかろうか?

少なくても私はシャッターを切りながら頭の中でギターを弾いていたよ!

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出演者がアイテムを持ち寄り物販コーナーも設置され好評を博していた。

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※Guitar☆Manの第2回目の公演が3月7日に控えています!

詳しくはコチラ⇒Guitar☆Man公式ウェブサイト

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<後編>につづく

(一部敬称略 2013年2月10日 汐留Blue Moodにて撮影)

2013年2月28日 (木)

曾我泰久Special LIVE! LIVE! LIVE! <後編>

怒涛のロック・ギター・コーナーを経て大盛り上がりの『曾我泰久 Special LIVE! LIVE! LIVE!』。後半に向けて熱狂度はますますアップ!

雰囲気も変わって演奏されたのは「君の歌」。今、大暴れしていった野村義男が作詞、ヤッチンが作曲の共作。

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ここで、バック・バンドをフィーチュアするコーナーに入る。

まずは田川ヒロアキがア・カペラでギター・ソロを披露。

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ヤッチン曰く、「彼を見ているとホント、ギターキッズになってしまう!」

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いつも通りの危なげないプレイで大喝采を浴びた。 もちろんMarshall JMD501がお供だ。

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そしてバンド編成で「My Eternal Dream」。

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こうしたドライビング・チューンでも圧倒的なテクニックが光る和佐田達彦

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疾走感あふれるファンキー末吉のドラミングがまた最高に気持ちいい!

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この曲は田川自身のテーマ・ソングともいうべき十八番。ここぞ!とばかりにすさまじい演奏を繰り広げる。

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ますますギター・プレイに磨きがかかる田川ヒロアキ。

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ベース・ソロもバッチリと披露!プレイだけでなく芯がしっかりしたベース・サウンドも和佐田ベースの大きな魅力のひとつ。

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そして、ド迫力のファンキーさんのドラム・ソロ。竹を割ったような小細工無用のストレートなドラミングがメッチャ気持ちいい!

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今日は広いステージでアクションもバッチリ~!

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サポート・バンドのインスト・コーナーを経てアコースティック・ギターで加わるヤッチン。曲は「Another World」。

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オープン・チューニングでかき鳴らすヤッチンがカッコいい!まるで「カシミール」のアコギ版だ!

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「約束の場所で」。シングル『music life』に収録された1曲。

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「Round & Around」 と続きショウはクライマックスへと導かれる。

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それにしても、ヤッチン、スタイルはいいし、歌うまいし、そしていつもいつでもニコニコしていて素敵な人だ。後日、ほかのイベントの楽屋でご一緒させていただいた時も、やさしくて、もの静かで、親切で、上品で、ニコニコで…なんかやさしい兄貴みたいな…。ああ、私もこういう大人になりたかったナァ~。とても学年が一緒とは思えません。

そういえばドゥィージル・ザッパに初めて会った時もこういう印象だったな~。

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ヤッチンのバラエティに富んだレパートリーを緩急自在に完全サポートしたサポート・バンド。

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こちらも見どころ満点のハイライトのひとつだった。

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ヒロアキくんは自分のバンド3月15日、江古田の超老舗ライブ・ハウス「マーキー」でファンキーさんと共演する。これも楽しみだ。もちろんマーシャルがお供するでござる。

詳しい情報はコチラ⇒fretpiano Staff Blog

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「Stand Alone」。ヤッチンがソロ活動を始めたときに作ったという曲。くじけそうになった時に今でも自分で口ずさむという。音楽にはそういう力があることを信じている人だけが作れる曲だ。

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総立ちの会場。お客さんもヤッチンの歌や演奏を一音も聞き逃すまいという真剣な態度で臨む。激しいときには激しく、静かな時には静かに音を味わうようにしてステージを凝視する姿が印象的であった。

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いよいよ本編最後。「Dear Friend」ではギターを置いて歌に専念する。

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祈るようにして歌うヤッチン…。

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20歳の頃に書いたというこの曲はヤッチンの作品の中でももっとも人気のある曲で自身でもとても大切にしているという。そして、これからもずっと歌い続けていくであろうという。ミュージシャンというのは素敵な職業だ。

こうして本編が終了した。

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そして、アンコール。

ヤッチンがひとりずつメンバーを紹介した後に演奏されたのは「21st Century」。演奏する側も観る側も実に楽しそうだ!

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最後は今日の出演者全員が大集合。

その前にヨッちゃんからバースデイ・ケーキのプレゼント!明日でナントゲージューというヤッチン。若い!年齢より20は軽く若い!お誕生日おめでとう!

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曲は「愛を育てよう」。

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芸達者が勢揃いのフィナーレは何とも圧巻!

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昨日もチョコッと書いたが、私は今回初めてヤッチンのライブに接したが、同世代ということもあって聴いていた音楽も一部重なることもあるのであろう、演奏される曲が無理なくとてもシックリ来るものばかり…。時折ニヤリとさせられる部分もあったりして実に聴いていて楽しかった。リクエストを言わせてもらえば、もっとギターが聴きたかったかな?

お客さんのマナーも素晴らしく、演奏者、演出等どれをとっても一流のエンタテインメントだったと思う。

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曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒Soga Yasuhisa Official Web Site

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(一部敬称略 2013年1月6日 日本橋三井ホールにて撮影)

2013年2月27日 (水)

曾我泰久Special LIVE! LIVE! LIVE! <前編>

長きにわたって安定した活動を第一線で続ける曾我泰久。50回目の誕生日の1日前にたくさんの仲間が駆け付けた今年初頭のライブ。バラエティに富んだ内容でとても楽しいライブとなった。

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曾我泰久。若い!

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バックは腕利きぞろいだ。

ドラムにファンキー末吉

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ベースは和佐田達彦

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ニュー・アルバムが好評田川ヒロアキ。アンプはもちろん愛用のJMD501(現在製造中止)。

このトリオが中心となり、多数のゲストを迎え、ピアノやストリングスが加わるというゴージャスな演奏となった。

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1曲目は「Up Beat」。初めからライブを意識して作ったというイキのよいナンバーでスタート。

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続いて「ハダカノココロ」。そう、一度きりの人生、こうしていいライブ楽しまなくちゃ!

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「OH・MY・GOD」。ビートルズを意識して作ったという曲。なるほどヤッチンの曲はどれも耳になじみやすく、どれも安心して楽しめる!

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私は今回初めてヤッチンのライブに接した。昔、THE GOOD-BYEをテレビで見ていた頃、ヤッチンはバリバリとリード・ギターを弾いていた…ような気がする。「すげぇギターうまいナァ」という印象が強いのね。ところが、今回のライブではソロはほとんどヒロアキくんが弾いていた。

もちろん、ヒロアキくんもそれを受けて極上のプレイでヤッチンの期待に応えていたことは言うまでもなかろう。

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アコギに持ち替えて「Go Ahead Again!」。

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ライブ用にソウルっぽいアレンジに仕上げた「One More Kiss You!」。

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そしてここからゲスト・コーナー。

雷鳴のごとくにぎやかにトップ・バッターで登場したのがTHE GOOD-BYEのドラマー、衛藤浩一!

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完全にお祭り状態で、曲は「花のお江戸は華盛り」。にぎやかだ~!

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祭り装束だけでなく、蜘蛛の巣まで仕込んでくる入念な演出!

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ヤッチンも楽しそうだ!

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そして杉真理が登場。雰囲気がグッとマイルドに!

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詩は杉さん、曲を共作した「同級生」を披露。

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ユニオン・ジャックのシャツがバッチリの杉さん。

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ふたりのやさしい歌声に会場はホンワカ~。

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続いてもTHE GOOD-BYEの盟友、ベースの加賀八郎

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作詞を加賀さんが担当したTHE GOOD-BYE時代の曲、「Going Home」をこれまたホンワカと熱演!

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ヤッチンはウクレレに持ち替え。

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ここでも安定したテクニックを見せてくれた。

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ん~、心温まる歌唱に演出。曲がいいからね。

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そして石井一孝がステージに上がる。

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数日前、「ロック名所めぐり」で偶然『レ・ミゼラブル』のことを書いたが、石井さんはマリウスの役を400回以上演じ、2003年には史上最年少の35歳でジャン・バルジャンの役を射止めたスター俳優だ。マリウス役からジャン・バルジャン役に就いた人は世界で3人だけだそうだ。

ヤッチンとはみるからに気が合う音楽仲間という感じでおしゃべりにも熱が入る!

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曲は共作の「Melodies for You」。

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2人ともいかにもこの曲を大切にしているようで、丁寧な歌いまわしが印象的だった。

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また舞台は大きく雰囲気を変える。

野村義男が登場したのだ!

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ギターを交換してみる。

ギターのポジションが高いの低いのと爆笑MCで会場がさらに盛り上がる!

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ヨッちゃんの尽きることないギャグ!しかし、真剣に「オレ、エアギター反対だから…」という意見が飛び出してうれしかった。同意します。ギターはちゃんと練習して弾けたほうがエアなんかより全然面白いよ。

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THE GOOD-BYEの「midnight Train」。

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このコーナーはヨッちゃんらしくロック・テイストあふれるエキサイティングな場面となった。

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ギター合戦が楽しい!

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ファンキーさんがフロント陣を思い切りプッシュ!

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和佐田さんもファンキーさんとの鉄壁のコンビネーションでゴリゴリとドライブさせる!

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ヨッちゃん、ヤッチンと交じってウルトラ・テクニックをかますヒーちゃん!

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この勢いが止まるワケもなく、このセットでもう1曲「Doll」を演奏。

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ヨッちゃんも活力あふれるプレイで思い切り盛り上げる。

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何しろ、2曲を演奏してアンコールがかかってしまうぐらいの盛り上がりようだったんだから!

そして、コンサートは後半へと突入する。

曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒Soga Yasuhisa Official Web Site

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<後編>につづく

(一部敬称略 2013年1月6日 日本橋三井ホールにて撮影)

2013年2月26日 (火)

祝!復活Republic Saxophone

Republic Saxophoneは森園勝敏のバンドで、ほぼ1年ほど活動を休止していた。理由は森さんの健康。

その森さんが見事復活を果たし、Republic Saxophoneの活動を昨年末に再開させた。祝!

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復活の場は森さんのホームでもある西荻窪のTerra。くつろいだ雰囲気の中で最高の演奏が繰り広げられた。

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森園勝敏

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ベースは大西真

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キーボードは石井為人。

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ドラムはおなじみ岡井大二。

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オープニングは「Susie Q」。

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Freddie Kingの「Tore Down」。

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さらにJ.J. Caleの「Crazy Mama」。何たる渋さ、何たる安定感!

それに森さんの選曲は実に勉強になるわ。Fredie KingやらJ.J. Caleなんて自分では絶対聴かんもんね。

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…といってもそれらはただの形式というか、単なる材料にすぎなくて、聴いている音楽は「森園勝敏の音楽」なのだ。

続いて「After Midnight」。これはクラプトンのカバーで有名にあったが、これも元はJ.J. Caleの曲。

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そして、ジャズ・ギタリストの関雅樹が加わる。関ちゃんはちょっと前にもマーブロに出てもらった

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曲はCharles Mingusの「Good Bye Pork Pie Hat」。ロック・ファンにはJeff Beckの「Wired」ですっかり有名になったが、もともとはミンガスの代表作…のひとつ。ミンガスは名曲が多いからね。ミンガスのことはこないだ「Guitar★Man」の時にちょっと書いたね。

この曲はミンガスがテナー・サックスの巨人、Lester Youngにささげた曲。レスターはポーク・パイ・ハットがお気に入りだった。初めてレコーディングしたのは1959年3月のことで、そのわずか2か月後にレスターが急逝し、多くのジャズメンがこの曲をカバーした。ロックでは先に書いた通りベックのバージョンに人気が集まるが、1966年にはPentangleもカバーしている。John McLaughlinのアコギ・バージョンもJoni Mitchellの歌バージョンも素晴らしくカッコいいが、私はナント言ってもRhasaan Roland Kirkの『The Return of the 5000 Lb. Man』が一番好き。このアルバム自体が大の愛聴盤なのね。

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森さんのはベック・バージョンだ。

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森さんがタメタメで音数少なくジックリ弾いているかと思うと関ちゃんがジェット戦闘機のように鋭く切り込んでくる。このコントラストがこの師弟の面白いところだ。

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ここで何しろスゴかったのは為人さん。 実はこの写真は「Pork Pie Hat」の時に撮ったものではない。あまりにもカッコいいソロをジックリ聴きたくてシャッターを切るのがイヤだったのだ。なんてウィントン・ケリーみたいなことを言っとりますが…でもホントこういうプレイに出会うとシアワセ~!

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為人さんはバークリー出身のジャズメン。ザ・プラターズのメンバーとして全米を回ったり、レイ・チャールズと共演した経験を持つキーボードの達人だ。もちろんこの曲以外でも最高のプレイを聴かせてくれた。

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ジェフ・ベックの「Behind the Veil」。『Guitar Shop』収録のあのレゲエのパターンのヤツだ。惚れてまうやろ!森さんは存外にこのアルバムに収録されている曲をよく演奏する。

一部最後はデヴィッド・フォスター、ダニー・コーチマー、ジム・ケルトナーらが在籍したLAのバン、Attitudesの「Promise me Moon」。森さんはこの曲を1979年のアルバム『Cool Alley』で取り上げている。ちなみにこのアルバムのドラマーはジム・ケルトナーだ。

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森さんを支える4人の演奏も素晴らしいのひとことに尽きる。

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安定感に優れているばかりでなく、ベテランの滋味がいいように出ているのだ。

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そして、ダラダラとインプロヴィゼーションで時間をつぶすなどということは絶対にしない。良質なシングル盤を次から次へと聴いているようで実に楽しい。

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やっぱりこういう立派な演奏を多くの人に見てもらいたいものだ。

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ここで休憩。

これは森さんの足元。

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このおもちゃ箱をひっくり返したようなヤツは関ちゃんの。アンプは2187。森さんもマーシャルだ。

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さて、2部がスタート。

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2部では大西さんに代わって日本のタル・ウィルケンフェルド、大関明子が登場。

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曲はやはりベックの「The Pump」。

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2曲目はこれまたたくさんの人が取り上げているThe Metersの「Cissy Strut」。 へヴィな大二さんのドラムが気持ちいい!

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続いては「Mercy, Mercy, Mercy」。スイス人Joe Zawinul作。

アキちゃんはいつも通り大ベテランに混ざっての好演。

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彼女のベースはメチャクチャ重い。奇を衒ったプレイがまったくない分、限りない確実性がバンドに安定を与える。

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ここでゲスト。

きもちのいい夕方に

ボタンの穴から

のぞいたらくしゃみなんて出そうになって

アァ、空がやぶける

アァ、音も立てずに

ロック・ファンならだれでも知っている、イヤ、日本のロックの最重要部分として知っておかなければならない名曲の歌詞だ。

曲は「一触即発」。作曲は森園勝敏、そして、作詞はこの写真中央の末松康生。

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末松さんは自己のブルース・バンド「よろこんで」で活躍中だ。

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「都都逸をやろう」とリクエストがあったが、「このバンド、都都逸はやっていない」ということでブルースに変更。カッコいいブルース・ハープをキメてくれた。

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さすが、稀代の名作詞家、コメの銘柄をちりばめた最高に素敵なブルースを歌ってくれた。結局都都逸?

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続いてはBuzzy Feitenのオリジナル・ジャズ・ブルース「Buzzy's Blues」。バズ・フェイトンもフレットの開発ですっかり有名になっちゃったけど、出てきた時は「またスゲェギタリストが現れた!」って大騒ぎだったんよ。アタシャ、ハードロックに夢中でチョコッと聴いただけだったけど…。

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森さんは案外Larsen=Feiten Bandの曲を演奏したりする。

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本編最後は「Lady Violetta(レディ・ヴィオレッタ)」。

間違いなく日本の音楽史に残る世紀の名曲だけあってすべてが聴きどころだが、やっぱりソロに入るEm7をG/Aに置きかえたところの果てしない展開感は何にも代えがたい快感だ。

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ここは関ちゃんが素晴らしかった!ま、いつもこの曲のソロを楽しみにしてるんだけど、今日は最後に一発かましてくれた。関ちゃんのギターはロック・フレーズとジャズ的アウト・フレーズが実にいい塩梅で混ざりこんでいて、ソロを聴くのが楽しみなギタリスト。今日もそんな感じで気持ち良く弾き込んでいたが、そのの最後を#11thで〆たのだ。

こんなこと、普通のロック・ギター・ソロだったら「あ、間違えてら!」となってしまうが、関ちゃんはそこに向けてその前のソロの中でちゃんと物語を作ってきているから何の違和感もまく「カッコいい~!」となってしまう。

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アンコールではまずはの「Ya Ya」という曲をプレイ。間違っても桑田圭祐じゃないよ。関ちゃんに聴いたらスティーヴ・ミラーの「Born 2 B Blue」収録の古い曲だと。で、調べてみた。作曲はLee Dorseyというルイジアナの黒人ミュージシャンの曲。このリー・ドーシーの作品のほとんどはアラン・トゥーサンが務めており、バックはThe Metersが担当している。

この曲はペトゥラ・クラークもレパートリーに加えている。 他にもジョン・レノンが『Rock 'n' Roll』に収録している。それよりも映画『アメリカン・グラフィティ』にも挿入されていた。チッ、ペトゥラ・クラークを除いて全部持ってるけど気が付かなかったからアタシも情けない…。

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そして、またまたフレディ・キングの「Palace of the King」。

オルガンのモジュールを操る為人さん。また、このオルガンがいいんだ~!

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アキちゃんのベースで大西さん再登場!

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大二さんのダイナミックなドラミング…いいナァ~。

「All Blues」をプレイ。

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あ~、今日もいい演奏だった~ 。なんか森さんのライブってアッという間に終わっちゃうんだよね。もちろん、ジックリと演奏を聴かせてくれるもんだから時間の過ぎるのが異常に早いのね。

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森さん自身によれば、実はまだ100%は復調しておらず、左手の薬指と小指の動きが自在ではないという。元々、音数が多い方ではないし、速弾きなどとは違う世界の人なのだが、音数が減った分、ますます凄みが増した。一音一音、魂を込めるようにして弾くギターは「凄まじい」の一言につきる。本当に素晴らしいギターだ。

この森園勝敏の至芸、ジャンルを問わずギター・ファンの人たちには見逃して欲しくない。そして、いい音楽のそばにはいつもマーシャルがるってこと…。

まずは復活を心から祝いたい!

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(一部敬称略 2012年12月28日 西荻窪Terraにて撮影)

2013年2月21日 (木)

REQUEST OF THE MOON~ファンが選ぶCONCERTO MOONベスト20<後編>

「ファンが選ぶCONCERTO MOONのベスト20を演奏する集い」レポートの後編。

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火の玉(fireball)のような勢いで12曲を突っ走ってきた。

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ここから残された8曲は人気第1位に向かって順に演奏された。

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さっそく第8位。99年のアルバム『Rain Forest』収録の「Unstill Night」。

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いかにもノンちゃんらしいリフに乗ったドライビング・チューン。

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「Time to Die」と「Change My Heart」が同点で6位。

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汗だくなのはノンちゃんと久世ちゃんだけではない。

耕作さんも…
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長田ちゃんも…

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完璧なコンビネーションでバンドをプッシュする!

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遠藤さんも渾身のプレイで勝利感満タン!
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第5位は「Alone in Paradise」 。

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98年のアルバム『Fragments of the Moon』から。
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クラシックなレパートリーも自在に自家薬籠中のものとしてしまう久世ちゃんの吸収力もスゴイ。
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こっちのコンビネーションも抜群だ。実に楽しそう!

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第4位が「Concerto Moon」。

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アッレ~、この曲が1位かと思ってたりしたんだけどね…個人的には。

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17曲を演奏して本編が終了。残り3曲の発表はアンコールに持ち越されることになった。

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♪アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!

そして 、島紀史が再びステージ現れた!

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謎の覆面ドラマー!

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なんだ、長田昌之ちゃんじゃないか!誰かと思ったよ~!
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まずは第3位に選ばれた曲を演奏する。

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「From Father to Son」だ!

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やはり長年演奏され続けているクラシック・ムーンも根強い人気を誇るね。

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耕作さんも自分のオリジナルTシャツで登場しているぞ!

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そして、第2位は「Angel of Chaos」。
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近作の同名アルバムから。

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クラシックなレパートリーが上位を占めるような雰囲気がなくもなかったが、ここへ来てコンテンポラリーなアルバムからセレクトされた!
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ここで第1位の発表を残して5人はステージから姿を消した。

そして、2度目のアンコール。
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いよいよ最後の1曲を残し、興奮気味のメンバーたち!
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選ばれた曲は久世ちゃんの初参加作となった『Savior Never Cry』からタイトル曲「Savior Never Cry」!

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最近作からの曲が人気第1位という結果は実によろこばしい!

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ファンのみんながCONCERTO MOONの進んできた道を、そしてこれから進んでいくであろう道を支持しているに違いないからだ。
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出た!ノンちゃんの必殺技、寝弾き!

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モニターに隠れて残念ながら見えないが、ギターに覆いかぶさって弾いている。これは満足のいくプレイができた時にノンちゃんが見せるよろこびの表現なのだ…と私は見ている。

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20曲を熱演した5人のスーパーマンたち。複数形だからスーパーメンか(中華料理みたいだな…)。CONCERTO MOONってホントすごいバンドだ!

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CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

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(一部敬称略 2012年12月21日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2013年2月20日 (水)

REQUEST OF THE MOON~ファンが選ぶCONCERTO MOONベスト20<前編>

まだまだ続く昨年末のライブのレポート。

今日は12月21日の目黒鹿鳴館でのCONCERTO MOONのライブ。

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この日は来場したお客さんにノンちゃんが密かに録音した新曲のデモンストレーションを収録したCDがプレゼントされた。

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また、物販ではオリジナルTシャツに混じって2013年の卓上カレンダーも販売された。

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2012年のライブの名場面集だ。私が撮った写真がすべてではないが、あった、あった、あの場面やこの場面、あっという間の1年だったネェ。
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こちらは今回のライブとは関係なしにファンクラブ会員にプレゼントされた「月協奏曲夫婦箸」。ファンクラブに入っておくと得だよ!

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ステージ上に配置された今日のセット・リスト。1曲目から20曲目まで全部「ひみつ」だ。

そう、今日のマーブロのタイトルが示す通り、今日のセットリストはコンチェルト・ムーンの人気曲ベスト20で構成され、それが本番中に実際に演奏されるという演出なのだ。もちろん20曲の順番すべてがメンバーの頭の中に入っているワケではなく、これはダミー。ノンちゃんのギター・テク、石井ちゃんの力作だ。

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今日のノンちゃんのセット。メインはすっかり心の師匠に倣って1967 MAJORになっている。

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お、令文さんとおそろいのエコー・チェンバー!足元はそれのON/OFFスイッチだけのスッキリ状態。
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ノンちゃんのエフェクター類。昔はもっとゴテゴテいろんなもんが入っていたんだけど、年々エフェクター・ボードの中身が簡素になってくる。

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こちらはステージ下手のマーシャル。向かって右はベースの三谷耕作の1959。左は遠藤均が使用したJCM2000 DSL100。

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そして、ショウが始まる。今日は長丁場だぞ~!

ノンちゃんが颯爽とステージ上に現れた!大喝采!

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音が目に見えるような大爆音のロケット・スタート!

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ロック・バンドの人気曲の投票となると派手なファスト・チューンが有利に決まってる。これから20曲、全速力の怒涛のパフォーマンスが繰り広げられるのだ!

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島紀史

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長田昌之

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久世敦史

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サポート参加の 三谷耕作。

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同様にキーボードは遠藤均。

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オープニングは「Dream Chaser」。この曲が第20位というワケではない。

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ショウの後半、上位ランキングの曲のみ第1位に向かって順に演奏された。

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ここ鹿鳴館はCONCERTO MOONにとってはホーム・グラウンドのようなもの。そうしたなじみの深い環境でこの集大成的な企画をお披露目できるのもさぞかしやり甲斐があったことだろう。

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「Over and Over」、「Like a Beast」、「The Shining Light of the Moon」と続く。

それだけにノンちゃんも容赦なく気合をブッ込む!

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もう完全にフロント・マンとしても地位を確立した久世ちゃん!

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こないだメタルとは縁もゆかりもないライブでいっしょになってビックリしちゃった!
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毎日いきいき長田ちゃんも入魂のドラミング!

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たまにはこんなショットもよかろうに…。

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この企画を耕作さんで実現できたのもよろこばしいことでないの!

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またしてもブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリなのだ!気持ちいい!
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「Lonely Last Journey」、「Lies and Betrayal」、「Tell Everything」、「King and the Judas」…

もちろん一糸乱れぬ弦チームのコンビネーション。

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ニヤリ…「このバンドはキーボードのサウンドがシックリくる」と確信したシーン…かどうかは私は知らない。

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ノンちゃんのギターとの掛け合いはショウのみどころのひとつであった。
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これでもか!と互いに一歩も引かないソロの応酬!!

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「Holly Child」、「Into the Fire」と来て…

一転してしっとりとノンちゃんのギターを堪能できる「Rain Forest」。
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お客さんの耳目がノンちゃんの指先に注がれる。気持ちいいだろうニャ~、こんなんしてギター弾いたら!
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そして、ショウは後半戦に突入する。

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まったく疲れを見せない長田ちゃん。後半戦に向けてパワー全開だ!

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しっかし、CONCERTO MOONってすごいよ。これだけのパワーで理屈抜きに徹頭徹尾ストレートなメタル・チューンを演奏し通すバンドは日本の宝といえよう。

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CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site
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<後編につづく>

(一部敬称略 2012年12月21日 目黒鹿鳴館にて撮影)

2013年2月19日 (火)

Strange Beautiful & Loud~Sound Experience 6

ゾロリと並んだベテランそうな3台のマーシャル・ハーフ・スタック。もうこれだけでいいライブになる予感がする?!

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三宅庸介率いるStrange, Beautiful and Loud…「孤高のトリオ」の印象がますます際立ってきた。

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今、日本になければならないバンドのひとつであることは間違いない。
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マーシャル&ストラトキャスターの三宅庸介。

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ベースは山本征史

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金光KK健司

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三宅さんの愛用マーシャルはDSL100と1960BV。DSLはもっとも初期の1997年製。生誕から16年を経てますます鳴りまくっている。

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足元のようす。
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今日も「If」でショウの幕を開ける。 イントロとサビのメロディが大変印象的な曲。

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いつ聴いてもすごく三宅庸介を感じさせるテーマ的な作品と私はとらえている。

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魅惑の闇のワルツ…2曲は「Mani」。

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たおやかに歌いまくるギターが素晴らしい。

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鉄壁のリズム隊も健在だ。

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バリエーション豊かなベース・ラインでアンサンブルを分厚くする征史さん。

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また、このSUPER BASSの音がいいんだ~!

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征史さんのマーシャルは1977年製の1992。

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いつも書いているが、このあたりのマーシャルのベース・アンプ、つまりSUPER BASSってのは実によろしいな。

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表現力に長けたKKのドラミングのこのバンドの大きなみどころのひとつだ。
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群を抜いて幅の広いダイナミックレンジと、まるで三宅さんの思考回路がそのままインプットされたような息のあったプレイは驚嘆に値する。

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MCでは三宅さん直々にマー本『Marshall Chronicle』の紹介が!

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三宅さんは、石原SHARA慎一郎、ルーク篁、島紀史の各氏とマーシャルについての対談に参加してくれて、濃~い話題を提供してくださった。さすが、第1級のマーシャル・ソムリエ!

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「これ、仲間うちでは『大人のエロ本』って呼ばれてるんですよ!」…結構、結構!男なら誰でも読みたくなりますわな!こないだNAMMへ持って行って海外の人たちにも見せたけど、みんな「Wow!」だの「Amazing!」だの「Unbelievable!」だの、大変な賛辞を頂戴した。

そして、この『Marshall Chronicle』、おかげさまで初版は完売!増刷が決定しました!100%私がやったワケではないけれど、苦労した~。がんばった甲斐があったってもんだ。毎日朝から夜中までかかりきりで取り組んだからね。

ご支援をいただきました皆様どうもありがとうございます!まだご覧になられていない方は是非!

Marshall Chronicleの詳しい情報はコチラ⇒日本で初めてのマーシャル本、『Marshall Chronicle』ついに出来!~メイキング・オブ・マーボン

amazonでもお求めいただけます⇒amazon

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「Ring」、「Stratify」 と続く。「Stratify」は名盤『Lotus and Visceral Songs』のオープニング曲。5/4拍子のテーマを持った、これまたいかにも三宅さんらしい強烈な印象を持った作品だ。

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それもそのはずタイトルからして「Stratify」なんて三宅さんらではのもの。この次は「Marshallology(マーシャル学)」なんて曲をお願いしたいものだ。

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同じアルバムから、しかも収録順に4曲をプレイ。「Sorcerer」、「Bloom」、「Solitary Past」、「Fantasia」。

関係ないけど、「Sorcerer」といえばマイルスが真っ先に来るんだろうが、ハンガリーのギタリスト、ガボール・ザボのライブ・アルバム『The Sorcerer(1967年)』もすごくいいぞ!クリーン・サウンドといえば聴こえはいいけど、よくもマァこんなペラペラなサウンドで弾けるナァ~…みたいな。でもこれがいいんだナァ。昨日も聴いちゃった!ギタっていいナァ。

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「Solitary Past」…これも実に三宅さんっぽい。このイントロのコード!1弦からE、Gb、E、Cかな?完全にディスコード。でも、これ一発で三宅ワールド全開だね。げに自分だけのイメージやスタイルを作りだすというのは大切なことだとつくづく思う。

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アップテンポの曲を並べてギンギンに盛り上がるとかいう雰囲気ではないのだが、3人とも自分たちの音楽にドンドン入り込んで内面から白熱化していくさまがよくわかる。

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そして、三宅さんが頭の中に描いている音を完璧に具現化していくのだ。
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す、すごい!まったく同じポーズ!バンドがいかに一体化しているかの証拠か?!

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「Petal」と「Virtue」を演奏して本編は終了。

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今日はちょうど三宅さんの誕生日ということで、アンコールでは自分で自分にプレゼントが送られた。そのプレゼントというのはバースデイ・ケーキのような「モノ」ではなく「人」 だ。マーシャルを使う人…。

足元はこれ。

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その「人」のマーシャルがコレ。

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1974年製の1959。ヘッドの上の変圧器とテープ・エコーでもうわかっちゃうのね…。

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もちろん大谷令文だ!

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つまり三宅さんは自分への誕生プレゼントとして令文さんとの共演を選んだというワケだ。

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久しぶりに接した令文さんのギター。 相変わらず最高の図太いトーンにしびれた~!「いい音」ってのはこういうのを指すことはマッチガイない!
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2人が選んだ曲は、まず「Scatterbrain」。

オリジナルとは異なりスロー・テンポのアレンジ…と思いきや当然爆発!

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ユニゾンで完璧にあのテーマを弾ききるサマは圧巻!

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一音一音に魂が込められる!

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影響を受けた大先輩を相手に一歩も引けを取らない三宅さん!誕生日だしね!
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もちろん令文さんも容赦なし! めちゃくちゃスリリング!

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2曲目は令文さんの名曲「Raven Eyes」。

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もう完全に「ギターの鬼」と化している!

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それにしてもカッコいい曲だ!令文さんのやることはすべて「ホンモノ」感がある。後日詳述しますね。
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この曲は間違いなく三宅さんのリクエストなのだろう。そういえばノンちゃんも「Raven Eyesいいんだよな~」って言ってたっけ…。

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2人ともデカイから迫力があるのなんのって!

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楽しそうな三宅さん!最高のお誕生会になりましたな?!

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三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Yosuke Miyake's Strange, Beautiful and Loud

大谷令文の詳しい情報はコチラ⇒大谷令文ホームページ

最後はギター・デュオでGary Mooreの「Sunset」を厳粛にプレイした。

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冒頭に書いたように「いいライブ」になるということはわかってはいたけど…素晴らしかった~!

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お誕生日おめでとうございます!

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(一部敬称略 2012年12月19日三軒茶屋Grapefruit Moonにて撮影)

2013年2月18日 (月)

Kelly SIMONZ~The End of the Beginning

まだレポートしていない昨年のライブが残っている。そのうちのひとつが12月16日、ホームともいうべき東京キネマ倶楽部で開催されたKelly SIMONZのライブだ。

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『東京キネマ倶楽部 the forth 「The End of the Beginning」 "The best of best Kelly SIMONZ 1998-2012"』と銘打った(なげぇ~)ワンマン・コンサート。

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Kellyさんの超速IT作業によりすでに世に出ている写真も多く、もはや「なつかし感」すら漂うかもしれないが、写真集として楽しんでいただければマーブロとしてもうそれで本望!

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マーシャルの前でパチリ。これ、リハーサル時に撮ったかと思うでしょ?イエイエ本番のさなかなのよ。さすが、どんな時も余裕のKellyさん。私のサインでシレっとマーシャルの前に移動して本番中にポーズをつけてくれた!
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今日は上手にフル・スタックが3セット設置された。
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使用された1959、1987はともに改造を施してある。

1987はEQをほとんど中点に設定。

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1972年製の1959はMiddleをフル、Bassを8にセットするかたわらPresenceも8程度まで上げ、輪郭を際立たせている。

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足元のようす。いたってシンプル。

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BAD TRIBEの面々…

Kelly SIMONZ

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Tim Miller

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Yosuke Yamada

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冒頭、Kellyさんは下手のサブ・ステージから登場。
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オープナーは「Eternal Flame」。

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しょっぱなから怒涛の超絶全開でケリー・ワールドを炸裂させる。

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2曲目は「Cry For Love」。

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前回はいろいろと仕掛けを盛り込んだ演出だったが、今回はかなりストレートな進行だ。

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やはり慣れ親しんだホーム・グラウンドでの演奏だけあってケリーさんものびのびだ~!

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BAD TRIBEという「バンド」としての統一感も猛烈にアップしている。

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重厚な低音でケリーさんの向こうを張るティム。

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フロント陣を徹底して鼓舞するYosuke。

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NAMMでのデモンストレーションでフィーチュアされた新しいギターもこの時披露された。

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「Forever」

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NAMMでの演奏も孤軍ながら充実したものであったが…

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(順序は後先ながら)やはり盟友と組んずほぐれつのパフォーマンスを展開する姿は一層超絶技に魔力をふりかける。

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「Blue Monday」

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泣きのソロ炸裂!

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ケリーさんも思いっきりステージを楽しんでる!

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「Angel Eyes」

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しっとりと、そして激しく「As Years Passing By」…

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中盤の「Soul Free」では白熱のドラム・ソロを披露したYosuke。

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これでもか!とたたみかけるパワー・プレイに…

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会場から大きな拍手が湧き上がった。

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そしてショウは後半戦に突入。「後半戦いってみよ~」←本当はこんなこと言いません。

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「Future Destination」から「Anything Goes」。

ケリーさんの曲のタイトルってこの「Anything Goes」とか「Angel Eyes」のようなドンズバなものや、「As Years Passing By」のようにジャズのスタンダードを連想させるものがいくつかある。いい感じだ。

日本のメタルの曲のタイトルって英語圏の人が本当に使うんかいな?というビッグ・ワーズを使ったものや(外人がジューダス・プリーストのアルバム・タイトルを指すとき以外に「Vengeance」って言葉を口にしたのをいまだかつて聞いたことはない)、形容詞と名詞の組み合わせでできているものが圧倒的に多いからね。間違っても「Ship arriving too late to save a drowing witch」なんてのはないね。

そこいくと、ケリーさんの曲のタイトルはちょっと普通の日本のメタル曲のそれとは違うね。これもアメリカ生活の経験がモノを言っているんだろうな。

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余裕~その2。もちろん本番中!

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途中で弦をぶっちぎるほどの熱演!

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ティムのクリアで図太いゴリンゴリンのベース・サウンドも間違いなくBAD TRIBEの重要なサウンド・ファクターだ。

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ケリーさんと何度もポジションを交換し存在感を示すTim Miller!

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もちろんトレードマークのクラシック・ネタも思いっきり見せてくれた…「悲愴」だ。

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他にも「Opus #1」、「Stay in my Heart」、「Silent Scream」等の人気曲もプレイ。

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『The best of best Kelly SIMONZ 1998-2012』と副題されただけのことはある、アンコールも含めた全18曲、充実のワンマン・ショウだった。

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全編スロットル全開の演奏で会場を魅了した3人!

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終演後、ちょうどイギリスから日本に遊びに来ていたマーシャル社のグレイスとパチリ。右はグレイスのボーイ・フレンドのデイヴ・ロイド。デイヴはGetgoneというバンドでドラマーとして活躍している。

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Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

Kelly SIMONZのNAMM 2013での活躍はコチラ↓

【NAMM2013レポート】Thursday ~初日 その2

【NAMM2013レポート】Friday ~2日目

【NAMM2013レポート】Saturday ~3日目

【NAMM2013レポート】Sunday ~最終日

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(一部敬称略 2012年12月16日東京キネマ倶楽部にて撮影)

      

 

2013年2月13日 (水)

EARTHSHAKER絶好調!

順調にツアーをこなすEARTHSHAKER。今日のレポートは年末(遅くてスミマセン!でも順番にやってんのよ!)のHEAVEN'S ROCKでのステージ。

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さすがベテランの味…撮りなれているせいもあるが、最高のホーム気分。

撮影と音楽の両方を楽しんじゃえ!

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西田MARCY昌史

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石原SHARA慎一郎
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甲斐KAI貴之
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工藤KUDO義弘
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今日もゴキゲンのギター・サウンド!

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SHARAさんの愛機、もうすっかりおなじみのJVM410H。下段はサブのJCM2000 TSL100だ。

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キャビネットはMODEFOURシリーズのMF400B。

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このコンビネーションこそSHARAサウンドなのだ!

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MMARCYさんも絶好調!
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全身を震わせて魂を爆発させる。

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このライブは昨年12月のものだが、「来年も」、つまり今年もぜん速力で駆け抜けると宣言し会場を沸かした。実に頼もしい!

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着実に自分の仕事をこなす甲斐さん。
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このメロディアスなベースラインがあってこそのシェイカー・サウンドだ。

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鉄壁のギター・プレイを見せてくれたSHARAさん。

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ちょっといつもとは違うイメージを持って撮影してみた。

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何とかこの分厚いギター・サウンドを写真に収めようとしているつもりなのだ!

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ソロにバッキングに荒々しくも繊細なギター・プレイでシェイカー・サウンドの核を構成するSHARAさんのギター。

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盲腸のキズもすっかり癒え(って何年前の話だ?!)、全編4輪駆動でシェイカーをドライブさせた工藤さん。

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定番のドラム・ソロもバッチリきまった!

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オープニングが「炎に身を焦がして」、そして「火の鳥」。

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MARCYさんのMCが入って、「SULLY」、「SHOCK ME」と続く。

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「THE COURSE OF LIFE」、「そこにある詩」

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「誇りである為に」で工藤さんのソロ!実は工藤さんのドラム・セットって前から見ると隙間がなくて顔を撮るのが実に厳しい。今日は、セットのヨコにスペースが入ったので思いっきり寄って撮ってみた!工藤さん、お邪魔しました~!

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「LABYRINTH」、「K?R?K?R」…

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ドンドン盛り上がって行く!

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「DON'T LOOK BACK」、「GAMBLER」…

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ショウのクライマックスに入った!「挑戦者」…

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そして「MORE」。

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本編の最後は楽しい楽しい「RADIO MAGIC」!
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最後までビシッとキメるSHARAさん!
アンコールは「愛だけは消さないで」、「WALL」そして「走り抜けた夜の数だけ」をプレイ。

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会場が大合唱するライブってのは実に感動的でいいもんだ!やっぱりそういう曲が揃ってるからね、シェイカーは!

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アンコールも含めて全19曲、全速力で駆け抜けた!

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やっぱりEARTHSHAKERのようなバンドがいてくれないと日本のロックは寂しいね。何といっても日本のロックの幹なんだから!枝はいくらでも生えてきて、すぐに枯れていく。幹は枯れることがないのさ!

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終演後の握手会も長蛇の列だ。

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EARTHSHAKERの詳しい情報はコチラ⇒EARTHSHAKER OFFICIAL SITE

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(一部敬称略 2012年12月14日HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3にて撮影)

2013年1月22日 (火)

関雅樹のギター~日英パブ考

イギリスに行った時の楽しみのひとつに「パブ巡礼」がある。といっても決して大ゲサなものではではなく、地元で地元の人たちに囲まれて地元のエールをグビっと流し込むだけだ。

しかし、これが場所場所でいろんなお店やエールがあってとても楽しい。たいていは1パイント(pint:568ml)単位で注文するので、ま、そうたくさん飲めるワケでもないんだけどね。お腹が張っちゃうし、トイレから離れられなくなっちゃう。2杯までが無難においしい、というところだろう。

イギリスの連中に訊けば、もともとこのパブなるものは、もともと狭い家に友達を連れてくることができないので、仕事帰りに仲間と「チョイとイッパイ引っかけよう」というものらしい。さらに、街が運営している、なんだっけな…「ナントカクラブ」っていうのがあって、仲間が集まってパブよりも安く飲める施設もある。

ロンドンの中心部などでは、昼間っから満員のパブも珍しくないが、夕方になるとものすごい混雑となる。客のほとんどが男性だ。男女のカップルも珍しくはない。地方に行けば女性だけで来ているケースもよく見かけるが(Mom's night outってヤツかな?)、女性ひとりっていうのはほとんど見たことないような気がするな…。

で、パブでビールだけを1杯飲んで家に帰って家族と食事をする。ドップリ飲む人もいるが、たいていはサラリとうがい程度にしておく。すると500円もかからないで上等なエールが飲めて、仕事場で溜めた一日のウサを友達と晴らすことができるという仕組みだ。晩酌する人はあまりいないように聞く。

いいシステムなんだけど、通勤時間のことなんかを考えると日本じゃムリだろうね。

連中は1パイントのエールを1時間ぐらいかけてチビチビ飲む。でも、元々キンキンに冷えているものでもないから、さめてもそう味は変わらないし、炭酸の状態もひどくはならない。私はグビっといっちゃうけどね。

そして、週末となると生バンドが入る店がたくさんある。このパブでの生演奏というのもイギリスの音楽文化のひとつではなかろうか。

1966年頃に発売された1974や1958というコンボはパブの演奏を考慮して設計されたということを聴いたことがあるし、実際「パブ・ロック」なんて言葉もあるぐらいだからね。

山本恭司さんはロンドン在住時代、スティーブ・マリオットがパブで演奏しているのを観たとおっしゃっていたが、実にうらやましい。

もちろんこんなケースは特別で、普通は地元のバンド、いわゆるハコバンが登場して、みんながよく知っている名曲を無難にお送りする。お客さんはみんな英語がウマいから当然合唱となる。乗れば踊る。演奏している方も実に楽しそうだ。音楽とともに週末の夜を楽しむ。これがイギリスのパブだ。

そういう光景を目の当たりにするたびに、欧米の人は本当に音楽と生活していることを感じる。楽しみ方を知っているっていえばいいのかな?すべての行動に音楽が絡んでいるっていうのかな?

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今日は都内のパブからお送りする。アイリッシュ・パブの老舗で、しょっちゅうライブをやっている本格派だ。
出演はMackie's Band。

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ギターは関雅樹。以前のブログにも登場してもらっている森園勝敏のお弟子さんだ。といっても、関ちゃんは完全にジャズ畑の人で、森さんとはスタイルが全く違う。

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関ちゃんは車に乗りながらいつも『Nefertiti』とか『Miles Smiles』なんかを聴いているタイプの人だが、こうしてロック系の仕事もさかんにこなしている。また、「Arm Up Guitar School」というギター教室を開講しており、たくさんの生徒さんを抱えている。氏はアンプなどのメンテナンスも得意なので、このスクールに行けば機材の知識も身につくというワケだ。

この日は恵比寿のアイリッシュ・パブでの演奏だ。

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普段は思い切りのいい、アグレッシブにしてスペイシーなギターを弾いているが、まさかこんな場でそんなギターは弾けまい。

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ソロにバッキングに、ボーカルのマッキーさんを完璧にサポートするギター・プレイに徹する。

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アンプはすべてマーシャル。愛用の1987Xのコンボ、2187Xをメインに2204(白)曲によって使い分けている。

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関ちゃんはマーシャルをよく「振り幅の大きなアンプ」と形容する。つまり、ギンギンのハード・ロックやメタルの用途だけでなく、使い方によってはどんな音楽にもマッチするということ。すなわちマーシャル・クリーンの信奉者だ。

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mackie(マッキー)こと川上真樹

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ベースはのまぐちひろし

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ドラムは八木一美
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レパートリーは主にアメリカン・ロック。イーグルスとかそういうのね。

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元来、外国の方の来客が多い店なので、こうしたライブが盛り上がる。しかも、この日はマッキーさんの誕生祝いということもあって、盛り上がりようはいつもより激しかった。

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休憩時間にパチリ。

日本も気軽にイッパイできて、いい演奏が聞けるようなパブ文化が浸透するといいね。

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関雅樹やArm Up Guitar Schoolの詳しい情報はコチラ⇒Seki's Web
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(一部敬称略 2012年10月12日 恵比寿What The Dickens!にて撮影)

2013年1月21日 (月)

樋口宗孝追悼ライブ vol.4 EVERLASTING MUNETAKA HIGUCHI 2012 5th MEMORIAL~LOUDNESS編

樋口宗孝追悼ライブの第4弾。

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一度きりの再結成したSLYに続いて登場したのはLAZY。

ゴージャスでハードなサウンドに乗って絶唱する影山さんが圧巻だった!

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そして、いよいよLOUDNESSの登場だ!

オープニング曲は「LOUDNESS」。

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揺るぐことのない王者としての風格!

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世界がうらやむタッカンのギター・サウンドはもちろん健在!

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名器JMP-1とRoger Mayerのパワー・アンプそして1960から繰り出される芳醇なサウンドは何人も否定しえない極上のサウンドだ。

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いくらマネをしようとも絶対にマネのできない理由は使い手が高崎晃だからなのだ!

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再登場の二井原実。

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山下昌良

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鈴木政行

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やはり、タッカンのギター・サウンド、二井原実のヴォイス、強靭なリズム隊…

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そして、世界を魅了し続ける名曲の数々との融合による核爆発がLOUDNESSなのだ!
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後半にはシンボルのライジング・サンのバック・ドロップが現れますます会場が盛り上がる!

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「In the Mirror」、「Crazy Night」、「Crazy Doctor」、「S.D.I.」等、代表曲が次々と繰り出される。

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やはり、大盟友の追悼演奏ということもあり、他のライブとは趣を異にした熱のこもった演奏で、満員の観客も感動の嵐に包まれた。

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世界に誇るバンドの名ドラマーの偉業を称えるために、今後も大きく発展してもらいたい日本を代表するイベントだ。

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LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS -Official Website-
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(一部敬称略 2012年12月2日 ZEPP Tokyoにて撮影)

樋口宗孝追悼ライブ vol 4 EVERLASTING MUNETAKA HIGUCHI 2012 5th MEMORIAL~SLY編

第4回目を迎えた樋口宗孝追悼ライブ『EVERLASTING MUNETAKA HIGUI』。今回も日本が誇る大ドラマーを偲んでたくさんのファンが駆けつけた。

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今回はもちろんのLOUDNESSの他、LAZY、そして一日だけ再結成したSLYが登場した!

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二井原実

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石原SHARA慎一郎
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寺沢功一
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そして…樋口宗孝。
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樋口さんは音源と映像で参加した。それでも恐ろしほどの存在感!

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それにしてもSLYは何というゴージャスなメンツだったのだろう!

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1998年に活動を停止して以来だから、14年ぶりの登場となった。
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1994~1998年とたった5年に満たない短い期間の活動であったSLY。楽屋でも話しが出ていたが、残念ながら当時は時代が追い付かなかった。追い付かなかった、もしくは遅かったのかもしれない。それはわからないが、時の大衆と迎合しなければ、どんなに偉大なミュージシャンの素晴らしい所業であっても時代を味方につけなければならない…ということは明らかだ。
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しかし、今、こうしてSLYを見てみると、時代に流されない音楽は決して朽ち果てることがないことがよくわかる。まさにEverlastingなのだ!

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どの曲もどの演奏もあまりに素晴らしい!私は残念ながらオリジナルの4人の演奏を生で聴いたことはなかった。樋口さんの音源を使ってこの迫力なのだから恐れ入る。普段はドンシャリだの配信だの最新テクノロジーのことを手放しで喜んだりはしない私だが、こういうことは大歓迎だ。

そういえばZappa Plays Zappaでお父さんの映像と共演したドゥイージルもそのいい例だ。あの場合は映像のお父さんのソロに合わせて人間がバッキングをしていた。結果としては同じことか。

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とにかく樋口さんご健在なる頃のSLYの実際の演奏を聴いてみたかった!大変な後悔だ。
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EARTHSHAKER、mintmints、SMC、さまざまなイベントと、SHARAさんには多くの取材の機会を与えて頂いているマーブロだが、何となくこのSLYのSHARAさんはいつもと違う雰囲気があった。
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でも、機材はいつもと同じマーシャルだ。JVM410H。

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MF400B。

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そして足元のようす。TONEBENDERが目立つナァ。
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もちろん同じ機材だし弾き手も同じなので音像はいつもと変わらないのだが、どうもいつもよりハードでエッジが利いているように私には響いた。

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これもSLYというドハードな世界が作り出す空気感によるものなのだろう。快感だ~!
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低音部隊もすさまじい演奏!

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てらちんもmintmintsや『Classic Rock Jam』などのイベントで数多くマーブロにご登場いただいているが、こちらもナ~ンとなくいつもと違う雰囲気…。
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やはり、プレイといい、音といい、アクションといい、渾身のパフォーマンスだった。もちろんいつも渾身ですけどね。じゃ、いつもと同じじゃんか!っていわれりとチョット違う…って感じ。
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みんな久々のSLYということに加え、もちろん樋口さんへの追悼の気持ちを存分に込めたのであろう。
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ステージでは久しぶりの共演をよろこぶ姿も…。
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これ本番中よ!ステージの上!
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てらちんとも…
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固い握手とハグハグで旧交をあたためた。
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それにしてもすさまじい演奏!
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何しろスケールがデカい!
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持ち時間内に演奏された7曲はすべてアルバム『$£¥』から選ばれた。
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ソロを取ってはいつもより弾きまくりハジけまくりだったSHARAさん。
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あ、いつものSHARAさん!
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後半の暴れまくりようが尋常ではなかったてらちん!
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ハード・ロック・ベーシストの最高峰であることを十分に示して見せてくれたステージだった!

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SLYのメンバーの詳しい情報はコチラ

●石原SHARA慎一郎⇒石原"SHARA"慎一郎 official website

●二井原実⇒The Official Website

●寺沢功一⇒Dancing Finger

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緊張感みなぎるスゴイ演奏だった!またやって欲しいなぁ~。

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あ、SHARAさん、思いっきりタイミングずれた!
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(一部敬称略 2012年12月2日 ZEPP Tokyoにて撮影)