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2023年6月

2023年6月30日 (金)

大山まき『Unchained Tour 2023』の初日公演

 
ニューアルバムの発売を記念した『Unchained Tour』を展開している大山まき。10vコレがその去る6月7日に発表した新しいアルバム『Valkyrie(ヴァルキリー)』。
まきちゃんのアルバムは『Monster』、『Unstoppable』とリアルタイムで聴いてきたけど、これまで同様、今回も全編通して素晴らしい出来。
いわゆる「力作」。
紫のジョージ紫さんが参加しているのも大きな聴きどころのひとつ。
曲もアレンジも演奏も最高に充実したこの作品は、まきちゃんのマスターワークスになることでしょう。20c今日レポートする「ー東京編ー」と銘打った公演はツアーの初日。
まきちゃんの気合の入りようはいつにも増して強力だった!30vファン一同から贈られた祝い花。
やっぱりまきちゃんは「赤」のイメージだね。40v定刻通りにショウはスタート。Vv今回のメンバーは…

大山まき
110v 斉田'KAZZ'和典70v佐野優80v中山直樹
 
…というまきちゃんのライブではおなじみのメンバー。
そしてにゅー・アルバムのレコーディング・メンバー。
90vレパートリーはもちろん『Valkirie』の収録曲が中心。100キタキタキタキタキタ~!
ノッケからスゴイ迫力!…いつものことだけどね。60vもちろんKAZZのギターも大フィーチュア。120v今日は愛用のMarshall JVM410Hと1960Aのハーフス・タック2列セット。130付属のフットコントローラーも大活躍だ。140おおおお~っと!
まきちゃん、さっそく2曲目から自慢のギターを披露!150へへへ、まきちゃんもMarshallなんだぜ。
ギターの色に合わせてASTORIA CUSTOM。
160ASTORIA CUSTOMは極上のオーバードライブ・サウンドがウリの1チャンネルのモデル。
軽いクランチにしたセッティングのサウンドが素晴らしい!
まきちゃんの腕か?
イヤ、Marshallの値段か?
自分で弾くギターのサウンドに負けじと歌にも熱情がこもる!170vこんなシーンは最早「ギタリストまき」だ!
190ツアー初日の初ギター、完璧にキマりました!180vやっぱり、まきちゃんは赤がお似合いだわ。
410「オイ!オイ!オイ!
東京の荒くれものたち!兵(つわもの)たち!『Valkyrie』リリース・ワンマンライブへようこそ!
心はどこまでも自由に、今日も大声を聞かせてくれるかな?
ブチかましていきましょう!よろしく!」と軽く挨拶をして…200次々とニュー・アルバムの曲を披露していく。210vさて、Marshall Blogとしては今回まきちゃんがリリースしたニュー・アルバムのタイトル『Valkyrie』について一筆揮っておかねばなるまい。
…というのは、ココのところ「Valhalla(ヴァルハラ)」とか、「ギュルヴィのたぶらかし」とか、ナゼか北欧神話がらみの話題に出くわすのだ。
英語表記の「Valkyrie(ヴァルキリー)」はドイツ語で表記すると「Walküre(ワルキューレ)」。
あのワーグナーの『ニーベルングの指輪』の「ワルキューレ」。
北欧神話に出て来る、戦場で生きる者と死ぬ者を決める複数の半神半人のこと。
「ハイ、キミ、死んじゃって」と、死ぬとキメた相手のトドメを刺す。
そして、ヴァルキリーは死んだ戦士を「ヴァルハラ城」に連れて行く。
他にも巫女みたいなことをしたり、死者のもてなしを担当したりと、かなり忙しいらしい。
さらに戦場から離れると、歌を歌い、戦死のために糸を紡ぎ、機(はた)を織る。
そのヴァルキリーが紡ぐ赤い糸は人間の臓物で、織り機は武器と死体で作ったモノだのだそうだ。
スゴイな。
こうしてMarshall Blogを書いていると、案外西洋の神話の話題に出くわすことがあって、「ギリシア神話」と「ローマ神話」については買って来た本で都度調べるようにしている。
日本書紀に出て来るそもそも読むことさえできない神様の名前をアタマに入れるのも大変な苦痛だけど、西洋の神話の神様も血脈がやたら複雑なんだよね~。
とても「北欧」まではカバーしきれないので「ヴァルキリー」についてはココまで。20c ひとつだけ…上に出て来たお城の「Valhalla(ヴァルハラ)」について。
ヴァルハラは北欧神話の主神「オーディン」の宮殿。
最近も来日したカナダのバンドに「Yetti Valhalla(イエティ・ヴァルハラ)」というチームがあるんだけど、この北欧神話からバンド名を拝借したそうだ。
驚いたのはレッド・ツェッペリン。
「Immigrant Song(移民の歌)」に「♪Valhalla, I am comming」という歌詞が出て来るんだよね。
直訳ロッカーの王様が「♪寒い国からやって来た 白夜の大地に温泉湧き出る」と歌っているように、この曲はヴァイキングのことを歌っているとされているので、シチュエーションはバッチリだ。Is
新しいレパートリーだけでなく、セットリストには従来の人気曲もタ~ップリ組み込まれている。230「ずっと大好きな、大事にしているジャジーな曲」と紹介しただけでわかっちゃう「Swing Out」。
220v『Monster』から「Suevivor」や…240_2「Monster」などなど。250vまた、『Valkyrie』には「Mera Mera」や…255「浮世ドライブ」のような、以前からライブで演奏して来た曲も収録されている。260だからお客さんも勝手知ったるところなのだ。280何度もフィーチュアされるKAZZの激烈ソロ!
やっぱりこういうエキサイティングな音楽はMarshallに限るな、ウン。290今回のアルバムも全曲が「作詞 大山まき」と…
320「作曲 斉田和典」で固められた。
この2人、スッカリ萎え衰えてしまった昨今のハードなロックの分野においてマレに見る元気イッパイのソングライティング・チームではなかろうか?
頼もしいとしか言いようがない!
0r4a0247この2人が制作する音源はホント、チャンとステレオと向かい合って聴きたくなっちゃうもんね。
私はチャンと30cmウーハーを搭載したスピーカーのオーディオセットで聴いています。330そして、まきちゃんのステージを見ていていつも思うのは、「ああ、この人ってコレを演るためにこの世に生まれて来たんだナァ」ということ。
私もずいぶん色々なライブを見てきたけど、「ナンだってこんなことやってるんだろう?」という人がいっくらでもいるからね。
翻ってみるに、40年チョット前、すなわち1980年代の初頭ぐらいまでのライブハウスのステージはまきちゃんみたいな人たちばっかりだったんだよ。
いわゆる「ロックの時代」で、アニメにもSNSのアクセス数にも左右されないチャンと「ロック」という「音楽」があった。
310今時そんな「ロック」を感じさせてくれるこの2人の仕事は理屈抜きで素晴らしいと思う。340ってなことを考えているウチにアッと言う間に本編もあとわずか!
300ステージと客席が信じられないぐらい一体化して本編を終了した。0r4a0332「まきちゃん」
「かわいい」
「まきちゃん」
「かわいい」
「まきちゃん」
「かわいい」
これが大山まきのライブの「アンコール」の掛け声なので、これから初めて行く人は覚えておこう!
「アンコール!アンコール!」なんてやったら笑われるよ。0r4a0370アンコールはバンドメンバーお揃いのツアーTシャツで登場。350まずはアルバムの発表に先立ち、MVを撮影してリリースした「My Only Hero」。
そういえば、「シングル・リリースっていうモノがもう無くなったのか?」という話があって、誰かが「今はビデオを公開することがシングルのリリースなんだよ」と答えていたが、「なるほどな~」と思ったよ。
わかっちゃいるけど…時代は変わったネェ。
355そのビデオはコチラ。

まきちゃんは三度ギターを手にして熱唱!370vビデオと同じくKAZZのソロももちろんフィーチュアされる。380「アレ?エエエエ~、ウッソ~!誰が用意してくれたの?」
0r4a0424 「チョット~!ビックリして言葉にならない!
本当にありがとうございます。みんなのお陰で『Valkyrie』が生まれた~‼」
ココは正真正銘のサプライズ。
後で本人に訊いたところ、ケーキが登場することを本当に知らなかったのだそうだ。
まきちゃんの誕生日ではなくてニュー・アルバムの誕生日ね。
420「スゴイ!
年に誕生日が2回もあるね…ということはこれから年に3回、4回と名作が生まれるごとに誕生日が増えていくワケですね?
そしたら毎回、爆音でお祝いしてくれ!
みんなの元にCDが届くことがうれしい…メッチャうれしい!
ホントに、作ってよかった~!」
爆音はMarshallでお願いします。
430v「も~、本当にビックリしたわ~。
今回のアルバムは自分の中に革命を起こして作った曲で、出会ってくれたみなさんの刺激と衝撃で生まれた曲たちです。
ホントに後悔なしで作り上げた1枚です。
別れというものは、自分のすぐ近くにあるモノなのやな…と思って生きています。
だからこそ今、全力で関わってくれる人にはコチラも全力で返したいし、関わっていきたいし、もっと知りたいって思う。
そして、自分がおばあちゃんになった時とか死ぬ時とかに人生を顧みて、『あの時やっておけばヨカッタ!』と絶対後悔したくないなという気持ちで作ったんです。
こうして皆さんによろこんで頂いて本当にうれしいです。
今日ステージに上がった瞬間、みんながうれしそうな顔で迎えてくれたから、我ながら『あ~、いい作品作ったんだな~』とマジで思いました。
ありがとう!」
もうひといきで泣きそうなまきちゃん。
450v「これからもどんどん時代が変わっていくし、もしかしたら自分の出番じゃないんだろうな?と思う瞬間がこれからあるかも知れない。
やっぱり、私が生きてる中で今が1番パワーがあって最高の自分やと思うので、その『今の最高の自分』をもっともっと更新して、熱中して人生をやり切りたいと思います」
はい、泣いた。460v感動のスピーチが終わったところで最後!470「Pain Killer」と新しい曲を披露して4人が燃え尽きた!480v

490v

500

Img_3735ツアーは残り3公演。
ライブ会場でアナタは「生」と判定されるか、それとも「死」と判定されるか…。
いずれにせよノリにノッている大山まきをお見逃しなく!
 

大山まきの詳しい情報はコチラ⇒大山まきOfficial Site

520 

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過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
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200 (一部敬称略 2023年6月10日 渋谷Spotify O-CRESTにて撮影)

2023年6月26日 (月)

リアクション ザ ブッタ/木田健太郎のBREAK the CODE

 
おかげさまで世界中のギター・プレイヤーからの支持を受け続けているMarshall CODE。
20_2 
その魅力を伝えるビデオ・シリーズ『BREAK the CODE』の新作が出来!10s今回のデモンストレーターは極めてクォリティの高い曲の数々と個性あふれる演奏で人気を集るリアクション ザ ブッタの木田健太郎。
1_健太郎くんはレコーディングでも…20ステージでももちろんMarshall。40vステージではオリジナルのSilver Jubileeのハーフ・スタックを愛用している。50v…ということで、バッチリのサウンドを作って来てくれた。
さっそく撮影。
家で作り込んで来たセッティングをチェックして…と。60v音楽の素材はいつもステージで演奏している人気ナンバーを4曲。
それらの曲のギター・サウンドをCODEで再現する。
1曲目は「Seesaw」。90vCODEのセッティングを解説するトークもスラスラ!1_talk 2曲目は「Curtain Call」。
80ギターをセミアコに持ち替えて「Ready?」。
人気曲が続く。
100順調、順調!0r4a0020 そして、最後を楽しい「オンステージ」で締めくくってくれた。
110vその健太郎くんのBREAK the CODEはコチラ。
お疲れさまでした!
健太郎くんの完璧な準備のおかげで撮影はスイスイ。
とっても楽しい撮影だった!
 
リアクション ザ ブッタの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

120

 

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200 (一部敬称略)

2023年6月24日 (土)

D_Drive Chiiko~NATALひとり旅

 
D_DriveのChiikoちゃんがNATALを試しにヒョッコリひとりで東京に出て来てくれた。
ウソ…本当の目的は東京のウマいもんと酒。
ウソ…それもあるけど、NATALの輸入販売元のヤマハミュージックジャパンさんにご協力頂いてカホンやカウベル等のNATALのパーカッションをイジってみよう!というワケ。
10vまずはCafe Racerのキットを叩いて準備運動。20「コレ…エライ音、よろしおますナァ」
猛烈な関西弁で一気にその場がなごむ。
関西弁はサシムキ笑いを取るのに楽でいいよナァ。
(「サシムキ」は山口地方の方言で「とりあえず」という意味です。Chiikoちゃんとは何の関係もないけど、最近この言葉について調査をしたものですから…)30vでは早速本日の本題。
まずはカホンから。40「ハァ~、コレも音、よろしいナァ」とご満悦のチーさま。
そう、NATALのカホンってすごく評判いいのよ。
音と使い勝手とお値段。
ようするに「コスパが良い」というヤツ。50vそして、実は今日のメインであるところのカウベル。
♪カンカン0r4a0016♪コンコン60「ナンや、エライ音のバリエーションが豊かですナァ」
ホント…ピッチやらサスティンやら、いかにもハンドメイド感が漂う。70続けて♪カンカン。
すべてのサイズを試す。
80♪コンコン
まるでユキちゃんがどっかから現れて来そうな雰囲気。
「ユキちゃん」とは『ハイジ』に出て来るヤギね。
D_DriveのYukiちゃんではありません。
しかし、アレってペーターとかクララとか出て来るけど、ナンでヤギだけ日本の名前なんだろう。
それとスイスだかオーストリアには「ユキ」という名前があるのかしらん?65vそれでは実戦で使うとどうなるか。
「古き良き街(I Rmember the Town)」なんかで実際にカウベルを使っているからね。90♪カンカンカンカン100vおお~ナイス・チョイス!
ちょうどいいバランで音が抜けて来よる!
なるほどココへ来る前にChiikoちゃんがしきりに「カウベルだけはひとつひとつ試さなアカンのですわ。アレだけはどうにもならしまへん!」と言っていた理由がわかった。110ということで次のライブから導入決定!0r4a0047_2で、次のライブはいつじゃろな?
7月2日の新横浜。
楽しみが増えました。72_3Chiikoちゃんはジルジャン・プレイヤーでもあるので、新商品にトライ。
コレも大変気に入った様子だった。
色々と楽しかったネ!120ん、「オマエがジルジャンのナニを知っているのか?」って?
今日は最後に少しだけZildjianのことについて書きましょうか?
フフフ、アメリカのHal Leonard(ハル・レナード)社から刊行されているジルジャンの歴史本『A History of the Legendary Cymbal Makers(ジルジャンの軌跡)』の日本語対訳書の監修をしたのはナニを隠そうこの私なのです。
数年前のMarshall本ほどではないにせよ、コレも大変な仕事だった。
外注した下訳ではどうしてもならなくて、結局自分で丸々1冊原語で読んでかなりの量を書き直した。
でも、ジルジャンはジャズと共に発展した歴史があるので、原文で読んでいてもとてもオモシロかったし、大分勉強になった。
実際にジルジャン社の中興の祖であるアヴェディス・ジルジャンとの親交が深かったせいもあるが、まぁアメリカでのバディ・リッチのスターっぷりには驚かされた。
私も30年近く前にニューヨークの「Botomline」でバディ・リッチ・オーケストラを観たけど、メッチャクチャかっこよかったナァ。
もちろん、バディ・リッチはとっくの昔に亡くなっていたのでドラムスはディヴ・ウェックルだったけどね。
いいの、サックスのスティーヴ・マーカスのファンだから。130b今年、Zildjian社は創業400周年を迎える。
Marshallは去年60周年を迎えたところですからね、400年というのはスゴイ!
そもそも「Zildzian」というのは「シンバルを作る人」という意味だからね。
トルコから始まった連綿とした歴史がある。
で、輸入販売をしているヤマハさんとの歴史もとても長く、今年で72年になるのかな?
というのは、2001年にZildjian社とヤマハさんの関係が50周年を迎え、それを記念する式典が今は無き六本木のスイートベイジル139で開催されたのね。
そのイベントの台本を書いたのが私。
そうる透さん、菅沼孝三さん、大坂昌彦さんをお招きして3つの異なるバンド・フォーマットをお見せした。
とりわけ、公私混同で私の大学時代に参加していたビッグバンドを呼んで孝三さんと組み合わせたのは我ながらとてもいいアイデアだったと思う。
カウント・ベイシーの「Magic Flea」を演奏し終わった時の割れんばかりの歓声は今でも耳に残っている。
このイベントの評価が高く、某社からブッキングのお仕事の誘いも頂戴したがもちろんお断りした。
2度のMarshall GALAの台本はこの辺りの経験も基にして書き上げた。
3回目はどうなるか!140Chiikoちゃんお疲れさまでした!
 
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200 (一部敬称略 協力:株式会社ヤマハミュージックジャパン どうもありがとうございました!)

2023年6月20日 (火)

Girls Guitar Three vol.6~RIe a.k.a. Suzaku、磯貝真由 & 大久保初夏

 
ジョー・サトリアーニらの「G3」の向こうを張って女性のギタリストを3人集め、Rie a.k.a. Suzakuがホステスを務めるシリーズ企画「GG3(Girl Guitar Three)」の6回目の公演が開催された。
NATALドラムスが大活躍をしたのだが、他のライブと重なってしまって私はお邪魔することができなかった。
このイベント、スキでしてね…行きたかったのよ~。
以前にも同じことをしたことがあったが、再びRieちゃんとスタッフの方にお願いをしてお写真をシェアして頂き、こうしてMarshall Blogを1本編ませて頂いた。
10v最初のギタリストは…15磯貝真由20ホステス・バンドは…
 
キーボーズに深井麻梨恵。30vベースは星野李奈。40そしてドラムスはGG3の「Hired Gun」、森はるか。50vもちろん、はるかちゃんはNATAL。
モデルはCafe Racer。
今、このキットは松田聖子ちゃんとツアー中。
601曲目はオシャレ・テイスト炸裂の「violet liquor」。
そして、ユッタリ・ムードの「願い」へとつないだ。
70他に「Fateful day」と「To the ocean」の2曲を演奏した。
全4曲…さすが「GG3のHired Gun」、どんなタイプの曲でもNATALでスラリと叩き切ってしまうはるかちゃん!80v2番目にステージに上がったのは大久保初夏。85初夏ちゃんのステージの1曲目は「Super Stupid」…私のことかいッ!?
90v2曲目は「少女A」。
麻梨恵ちゃんも…100李奈ちゃんも絶好調!
3曲目は「Won't be wrong」。110vそして最後は「I wanna take a limo」。115v初夏ちゃんも4曲。
このイベントはスムーズな演出が素晴らしくてね~、全編がアッという間に終わっちゃうんだよ。120vということでもうトリの出番。125トリはもちろんRie a.k.a. Suzaku。
Rieちゃんとは最近ヒョンなことで盛り上がっていましてね。
それはナニかと言うと…しょうぎたい。
「しょうぎ」ったって藤井くんではありませんよ。
「彰義隊」ね。
130v幕末、身を呈して薩長のインチキ官軍と戦い、幕府軍のトップであり、寛永寺の貫主であり、そして皇族でたった1人朝敵になってしまった輪王寺宮を守った佐幕派の雄姿たち。
それが彰義隊。
1868年7月4日、両軍は上野の山で干戈を交え、たった半日で勝負がついた。
残念ながら彰義隊弱し。激負け。
下は上野恩賜公園にある彰義隊の戦死者碑。
150一方、コレは南千住の円通寺に残されている寛永寺の入り口に会った「黒門」。
近くで見ると穴だらけ。
薩長軍の撃った銃の弾痕だ。
この門があった場所からチョット先、現在の上野松坂屋がある場所に西郷隆盛が来ていたらしい。170この円通寺にはこうした彰義隊隊員の追弔碑がいくつも並んでいる。180v長州藩の連中はココには書けないような残忍なことを彰義隊にした。
例えば、近隣住民には戦死者の骸を埋葬することを厳に禁じ、そのまま朽ち果てるまで放置させた。
長州は会津にもコレをやってるんだよ。
その彰義隊の憐れな姿を見かねたこの円通寺の住職が長州の禁を破り、自分の寺に隊員の死骸を引き取って手厚く埋葬した。190vコレは今ではとても人気のある観光スポットとなった「谷中商店街」の「夕焼けだんだん」の階段を上がった左側にある経王寺という古刹。
やはり山門にはニセ官軍が打った弾痕がいくつも開いている。
ニセ官軍の連中はこの寺に逃げ込んだ彰義隊の隊員を追いかけて捕えては非情なことをしたらしい。
現在観光客でにぎわうこの寺の前の通りは、当時死体の山だったそうだ。
 
以上はほんのサワリ。
まだまだ彰義隊に関する情報は山ほどあって、Rieちゃんとこの辺りの勉強会をしてみよう…ということになっているワケ。
160Rieちゃんのステージの1曲目は2020年リリースの『World Journey』から「Rudra」。210そこから「Sunrise」を取り上げて『World Journey 2』収録の「Paris Dusk」につなげた。220vそして、最後はRieちゃんのキラー・チューン「Wangan Street」で出番を締めくくった。
そのうち「彰義隊」の曲が出来上がってくるのを楽しみにしています。
このネタ、まだ誰もやっていないんじゃない?Img_1841_2 そしてアンコールはお待ちかねのセッション。230今回はまず「Superstition」から。
240v歌は初夏ちゃんが歌ったのかしらん?
300真由ちゃんも歌がメチャクチャうまいからネェ。250セッションの2曲目は「GG3」では定番の「Led Boots」。260v最後まで各ギタリストの持ち味を十分に活かしたサポートを見せてくれた3人。270v

280

290v興奮のウチに演奏は終了。
その後はお待ちかねの記念撮影コーナー。
「あ~、楽しかった!」とこの場にいたら言っていたハズ。
次回はお邪魔できるといいナァ。
 
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200 (一部敬称略 2023年5月7日 汐留BLUE MOODにて撮影 ※写真提供:K.Murakamiさん ご協力ありがとうございました!)

2023年6月19日 (月)

清水保光 SHIMIZU WORKS BASE 2023 feat. 吉越由美 「一夜限りの再戦」 <第2部>

 
さて、しばしの休憩をはさんで『一夜限りの再戦』が続く。
第2部の1曲目は、今日発売の記念をしている新譜『RE-AWAKE』の中から「Galaxy Parasdise」。
パラダイスね…「日本二十六聖人」のような隠れキリシタンの小説なんかを読むと、「パラディソ」という言葉がよく出て来る。
コレはポルトガル語で「天国」という意味。
それと必ずセット出ててくるのが「デウス様」。
「全能の神」である「ゼウス」から来ているのかな?…と思うと、コレは全く違うのだそう。
「ゼウス」はギリシア神話で最もエライ神様のこと…「全能の神」ですな。
一方、「デウス」はラテン語あるいはコレもポルトガル語で単に「神様」という意味になるらしい。
コレ、熱心なキリストの教徒の前ではかなり「まぜるな危険!」の度合いが高いそうなので要注意。
 
以前、Marshallは年に一度開催されるフランクフルトの展示会(「MUSIK MESSE(ムジーク・メッセ)」といって15年ぐらい前までは世界最大の楽器の展示会だった。最近では「MUSIC CHINA」という上海で開催される展示会が世界最大とされている)の時に、そこに集まった世界中のディストリビューターを招待して大掛かりなパーティを開催していた。
私はそこで表彰されちゃったりしたんだけどね…。
ある時、テーブルでポルトガルの人たちとテーブルを同じくしたことがあった。
どうなったか…ないのよ。話すことが。
ポルトガルという国について知っていることといえば、首都がリスボンということと、16世紀に南米に乗り込んで原住民を殺戮して言葉を奪いブラジルを我が物にしたが、ポルトガルは領土も資源も乏しく国力がなかったので、植民地政策をそれ以上拡大するず欧州列強の落ちこぼれとなった…ということぐらい。
まさかそんな話はできないし、かといって黙っているのはバカだと思われる恐れがあるので、「そうだ!」と思って強引に脳ミソの奥底から話題を引っ張り出した。
ツマらない話よ。
「普段日本人が使っている『パン』とか『カステラ』とか『天ぷら』とかって元はアナタの国の言葉なんですよね?
たしか『金平糖』や『バッテラ』や『シャボン』や『コップ』もそうでしたよね。
オランダが日本に入り込む前は我々はとっても仲がヨカッタということですよね」
相手の皆さんはそんなことに全く興味がなく、私がいたテーブルは会場中で最もシラけた雰囲気のテーブルとなってしまった。
あの場では「沈黙は金」だったのかも知れない。
「ポルトガル」というと必ずこの時のことを思い出す…って、今ダレも「ポルトガル」だなんて言ってないんだけどね。
そう、話題は「パラダイス」!
コレがこれから演奏する「Galaxy Paradise」を収録しているニュー・アルバム『RE-AWAKE』。190cd「レコ発」ということで、にぎやかな特別バージョンの演奏が企画された。
由美さんがサイリウムをお客さんに配って、それを振り回しながら「♪Galaxy paradise」のところをみんなで一緒に歌いましょう!という趣向。
それを説明している由美さん。
20「じゃ、練習してみましょう!せ~の~」…30「♪ギャラクシ~ パラダア~イス」
バッチリ、バッチリ!
細工は流々、仕上げを御覧じろ…ってか?40そして、後半がススタート!50_gp清水保光の開放弦を使った独特のフレーズに…
70お召し替えをした吉越由美が妖しく歌を重ねる。60大舘寛幸と…80長井VAL一郎の強力リズム・セクションがパワフルに曲を膨らませていく。90リズムは3連、I-IV-Vのコード進行が基本の曲展開…ロックはコレでいいのだ!
マディ・ウォーターズが「The blues got had a baby and they named their baby rock and roll」と歌った通りなのだ!
今、その「ブルースの子供」はどこへ行った?…みんな行方不明になっちゃった!100v「さぁ、いくよ~!」110「♪ギャラクシ~ パラダア~イス」120「ちぇんちゅ~!」
本番もバッチリでした!
由美さん、大満足!130「Galaxy!Paradise!ニャンニャン!
ありがとうございました!」
由美さんのトーク。
「で、バンドに入るか入らないかみたいな感じでメンバーが集まった時にバッティング・センターへ行った…」S41a0229 「さっきのバンド結成の時の話の続きをしたいワケね?
だったらまず場所を説明しなきゃ!」0r4a0500 「アソコ…今でもすぐそこにあるバッティング・センターにメンバー揃って行ったんです。
で、しみっちょが『次にホームランを打ったらバンド入るか?』って言われて…私は絶対にムリだと思ったんですよ。
私なんか5年も通ってるのに打ったことないから…」0r4a0887 「わかりやすく説明しますと、さっきの電話の話のように、吉越がPlanet Earthに入るか入らないかっていう瀬戸際の頃だったんです。
用のない時に一緒に時間を過ごすのはバンドをうまく運営する秘訣ですから、みんなで遊びに行ったりしていたんですよ。
それでも全く落ちないんですよ。
そこで、吉越に『何がしたい?』って訊いたら、『バッティング・センターに行きたい』って言ったんです…夜中に。
で、すぐそこにあるバッティング・センターに来たんです。
そこの網にはホームランを表す的が付いていて、『オレが球を的に当ててホームラン打ったらバンドに入れよ』っていうことになった。
吉越の顔にはハッキリと『当たるワケね~じゃん!』書いてあった。
やっぱオレとしてはそこで闘魂をムキ出しにして『イッチョやってやろ~!』ってなっちゃうワケですよね。
それで打ったらスコ~ンと本当に的に当っちゃったんです!」0r4a0504 「そう!『マジかよ~!』と思った!
そのマジックに『コレは宇宙だぁ!』と感じて…名前もPlanet Erthだし、『宇宙関連』ってことで観念したんです。
『じゃあ、よろしくお願いします、チァ~ッス!』って言って加入させてもらいました』
150v「一緒にバンドをやっていた方もいらっしゃるかと思うんですが、この人はこうゆう人なんで、今日お話ししました取り扱い方を覚えて帰ってくださいね。
先頭に立たせるとこの人はナニをしでかすかわからない」
160v「そう、私は野良ネコのケンカぐらいしか止められないんです。
皆さんの気持ちとかもチョットしかわからないかもしれない。
でもホントに大好き、みなさん大好き!と思うんですけど…愛だとIloveと思うんですけど。
そう、猫の周波数がチョットわかるくらいで…」
由美さんのトークは文字起こしが大変に困難なことがあるのでココで演奏のコーナーへ戻ります。
170第2部の2曲目は『RE-AWAKE』の発売に先駆けて配信リリースされた「ただそれだけで」。0r4a0524 Tシャツ1枚になってますます気合を込めたしみっちょのギターがヘヴィに唸る!0r4a0414 寛幸くんもTシャツだけになって大暴れ!220vVALさんは引き続き脇目も降らずにジックリとヘヴィなビートを叩き出す。230v由美さんの激情がそのまま歌になったかのような熱演。
とても由美さんにマッチしている曲ではあるまいか?
210v終演後、お客さんからギターのサウンドに関するおホメの言葉をたくさん頂いたしみっちょ。
もちろんしみっちょはMarshallを愛用。
Tシャツを見れば一目瞭然か…。0r4a0558 長年にわたって使い慣れている愛器Vintage Modern 2466を持ち込んだだけのことはあった。250腕にもMarshall。
Vintage ModernやTシャツ同様に愛用のスウェット・バンドも欠かすことのできない楽器の一部だ!270「吉越も好きにしゃべれば?」
290「いいの?こんな風に皆さまにお会いできて今夜の奇跡に感謝しております!
ちぇんちゅ~!みんなI Love you!
今日はしみっちょの新しいソロ・アルバムのリリースということで参加させてもらいました。
辛いカレーを食べてたな…っていうのは覚えているんですけど…昔、ドリルでバァーって早弾きす奏法があったんですが今回はゼンゼン違う。
『しみっちょ、ドリルは?』って訊いたら『ナニそれ?』って。
全然違う感じでまた30年振りにアルバムを一緒に作らせて頂きました。
そして今日ライブで皆さんにお届けできることを本当にうれしく思っています。
ありがとうございます!」280続けても『RE-AWAKE』から『「さよなら」という始まりの愛』。
ん?…アクロバチックなタイトルだな。
作詞は由美さん。310_shu個人的に由美さんの思い出が宿されている曲とのこと。
一体、どんな思い出なのか?
この日はそれが語られることはなかった。320v第2部でも息の合ったコンビ―ネーションを見せてくれるバンド・メンバーだち。330そして、第2部でも「ギター!」340ハーモニクスから入ったソロはやがてトリッキーなタッピングでクライマックスを迎えた。Img_0164本編も残すところあと1曲。
「ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
ボクはこの手の曲がずいぶん昔からボク好きで、こうゆう感じで人前で演ろうとするとそれなりに覚悟をしなくてはならないんですけど…。
今回はボクのアルバムでレコーディングからマスタリングまで影となり日向となり助けてくれた友人がいるんです」
と、アルバムの制作に携わった友人に感謝の言葉を贈った。
370「幸せです!Happyです!
皆さんも、明日もおいしいご飯を食べて、水分も適当に摂って、いい夢を見られたらいいナァ~って思います。
そして、また会いたいナァ~って思います。
けど、もうじきに終わっちゃうと思うとチョットうるって来てるのかな?
チョット鼻水が出ちゃった。
ゴメンなさい!」0r4a0576 この日の本編を締めくくった1曲ももちろん『RE-AWAKE』からのチョイス。Img_0220 パワーみなぎる皆さんだけに、最後は「オラオラオラ~!」と締めくくるのかと思っていたらさにあらず。
大人の雰囲気の曲を落ち着いてジックリと聴かせてくれた4人なのであった。430v

410v

420v

440vこうして『一夜限りの再戦』の本編が終了した。450「ちぇんちゅう~!」460vさて、このカルテット、「一夜限り」ということになっていたが、もう復活が決定している。
VALさんの関係するイベントにお呼ばれ出演することになったのだ!
ファンの皆さん、ヨカッタね~!
 
小岩のオルフェウスか…2014年4月25日にココでNATAL(ナタール)のイベントを開催したんだけど、VALさんのご協力なしには実現しない企画だった。
「NATAL」なんてまだ日本で全く知られていない頃の話。
だから大変ありがたかったです。
アレから9年、おかげさまでNATALも徐々に知名度を上げ、「ドラマーさんの間でその名前を知らない人はほとんどいない」という風に伺っております。
うれしい限りです。
あ、それとこのライブハウス…ウチの上の子の高校の同級生が勤めていて、初めて行った時に「〇〇くんのお父さんですよね?」と言われてビックリしたことがあった…と、私にとって思い出深きハコなのです。
Koそして、アンコール。
「ありがとうございます!。
Planet Earthのファースト・アルバムは1993年に発売されたんですが、ものすごいスピードでレコーディングしたんです。
その時、曲のストックは120~130くらいあったかな?
なので、ファースト・アルバムを出して、すぐにセカンド・アルバムを出すことになったんですが、リリース直前である方がバンドをお去りになりまして…すべてがリセットになって今日を迎えています」
540「今日を迎えるにあたって、マジメな言い方をすれば『人間万事塞翁が馬』ということでしょうか?
ボク自身ここ何年かギターを弾くような状態ではなかったんです。
でも、ツライことがあっても、色々なことがあっても、こうしてまた素敵なメンバーとこうした曲を演ることができるの本当に恵まれてるし、続けて来てヨカッタと思います。
そしてたくさんの皆さんにお越し頂いて、再会できて、自分たちの音楽でお迎えができて、そして楽しんで頂いて…心から感謝致します
ありがとうございます!」
0r4a0775「今日は写真や動画の撮影禁止って言ってたけど…録りたいよね?
じゃあOKにしようかな?
せっかくなんで皆さんに動画を撮って頂いて…吉越さん中心でお願いします」。
「イヤイヤ、ココは『しみっちょコール』だから!」
490「ハイッ!し~みっちょ!し~みっちょ!ヘイ!し~みっちょ!し~みっちょ!」0r4a0767 マンザラでもないしみっちょ。
550…と盛り上がったところでその幻のセカンド・アルバムに収録されることになっていた「風になりたい」。
0r4a0620 本編の最後とは雰囲気がガラリと変わっての超ヘヴィ・ナンバー。0r4a0611 もちろんギター・ソロもヘヴィなのをブッ込んできた。
0r4a0663「エリーゼのために」のクォーテーションがシブいゾ!
0r4a0691 それにしてもこの曲は由美さんの激唱がスゴかった!
まるで積もりに積もった恨みを誰かにブツけるような迫力だった。
とても「ちぇんちゅ~」とかやっているような人が歌っているとは思えん!0r4a0612「今日は皆さんとHappyな時間を過ごせて本当に幸せです!ありがとうございました!」
0r4a0887_2 そして再び「しみっちょコール」。
530vしみっちょが最後にもう一度メンバーを紹介してこの日の最後の曲に取り掛かった。500v曲は30年前のバンド名を冠した「Planet Earth」。0r4a0584イントロのハデなキメから寛幸くんのベースと…0r4a0849 VALさんのドラムスが猛烈に、そして徹底的にドライブした!
580vしみっちょはクラシカルなギターのキメ・フレーズから華やかなシュレッディングへ!590vそして、由美さんが叫ぶ!
イヤ~、この曲もスゴかった!570v感動のエンディング!
 
終演後、「感動した!」とか「うれしかった!」とか「来てヨカッタ!」等、心底ライブを楽しんだ声が客席のアチコチから聞こえて来た。
特にコアなファンの皆さんには、日の目を見ることがなかったアンコールの2曲がとてつもないプレゼントになったようだった。
演る方も、観る方もハッピー、ハッピー。
ライブの神髄を目の当たりにしたような気になった。
ドームやアリーナやフェスばかりがライブじゃないのよ。600最後は記念撮影。630みんなで「ちぇんちゅ~!」。
 
清水保光の詳しい情報はコチラ⇒YASUMITSU SHIMIZU OFFICIAL WEBSITE640

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70

200 (一部敬称略 2023年5月7日 新宿Crawdaddy Clubにて撮影)

2023年6月16日 (金)

清水保光 SHIMIZU WORKS BASE 2023 feat. 吉越由美 「一夜限りの再戦」 <第1部>

 
今日は新宿から。
Crawdaddy Clubさんのドアに貼ってあるのは…10 コレ…清水保光のニュー・アルバム発売記念ライブ。
早いウチからチケットは完売!20v_2だから会場は満席。
定刻になり、オープニングのSE曲が2曲流れる。
ステージに現れたのは…
 
長井VAL一郎(以下「VALさん」)80v大舘寛幸
90vさらに「♪イノキボンバイエ」の声高らかに清水保光(以下「しみっちょ」)が登場。
ホントに好きだね~「燃える闘魂」。100vコレがその新しいアルバム『RE-AWAKE』。
50cd_2まずはアルバムのオープナーのインストゥルメンタル・ナンバー「RE-AWAKE」。40v_2さて、前述の通り今日のライブは『RE-AWAKE』のリリースを記念するものだが、アルバムのレコーディングに参加しているのが、1993年にPLANET EARTHでメジャー・デビューした際の盟友、吉越由美。
下は当時の『GIGS』のインタビュー記事。
やっぱり30年前から「燃える闘魂」なのね。
残念ながら先頃GIGSは休刊になってしまったけれど、しみっちょもGIGSに登場していたお年頃があったのか~(失敬!)。
しかし…「若さ」というものはかくも貴重なものか。
人間って「年寄り」の時間が一番長いんだもんね。
若い頃はそれに気がつかないものだ(深い意味はありません)。
70v_2
大きな拍手に包まれて由美さん登場!0r4a0100吉越由美60vこれで役者は揃った!
『RE-AWAKE』の収録順通りに2曲目に「Blue Sky」を演奏。0r4a0006 由美さんの爆発的なパワーを得て本格的に「一夜限りの再戦」がスタートした!
170v待ってましたのギター・ソロ。260v数か月前に同じ場所で演奏した時、しみっちょはJVMを使用したが今回はVintage Modern 2466を2台持ち込んだ。
1台は最近探し当てたスペア。
もちろんこれらのアンプ・ヘッドは『RE-AWAKE』のレコーディングでも大活躍した。
この紫のカバリング、なつかしいナァ。
「紫:黒」の比率が「7:3」だったかな?
このモデルのためにMarshallが新しく色合いを指定して生産したカバリングだった。
設計したのは現在もニューカッスルの名門バンドGeordieでギターを弾いているスティーヴ・ドーソン。
「Geordie(ジョーディ)」というのはニューカッスル出身者の愛称。
「どさん子」とか「水戸っぽ」みたいなヤツね。
だからスティングもブライアン・フェリーもジョーディだ。
AC/DCのボーカルズのブライアン・ジョンソンもジョーディで、バンドのGeordieのオリジナル・メンバーだ。120このVintage Modernシリーズは、2006年、現在もMarshallのフラッグ・シップ・モデルとて君臨しているJVMシリーズと同時に登場した。
Uk1その年の10月27日、世界中の関係者を集めてMarshall本社にあった「Theatre(シアター)」と呼ばれていたホールで発表会が開催された。
Vintage Modernのデモンストレーターを務めたのは当時Whitesnakeに在籍していたダグ・アルドリッチ。
この時の渡英は私にとってとても意義のあるモノとなった。
ナゼなら、この時にタバコを止めたんですわ。
だって当時の為替レートでひと箱1,500円ぐらいしたんだもん。
バカバカしくなって止めちゃった。
この時から17年近く経った今の今まで、ただの1本も口にしていません…ありがとうVintage Modern!
ちなみにこのTheatreは現在「Marshall STUDIO」として稼働している。
 
Marshall STUDIOの記事はコチラ⇒Marshall STUDIO(と言ってもアンプのSTUDIOではありません)Rimg0043新宿に戻って…スピーカー・キャビネットはお店備え付けの1960BX。130v足元はこんな感じ。
今日はトーキング・モジュレーターはなし。140_2はい、そんな布陣で臨んだソロがバッチリとキマりました~!
闘魂燃やしてます!
180超ベテランのVALさんと…
190しみっちょの若き相棒、寛幸くんとのコンビネーションもバッチリ。
寛幸くんはキャリアをスタートさせた頃からVALさんを存じ上げていたが、今回20年越しの初共演となった。200「ちぇんちゅ~!」
「オオオオオ~!」
客席から特大の歓声が送られた! 
150vしみっちょの弾く重厚なギター・リフからスタートしたのは「War Machine」。210v30年前のしみっちょと由美さんの共作。
PLANET EARTHのファースト・アルバム『BIG BANG』の収録曲だ。220cdゴキゲンなドライビング・チューン!
「♪We are war macine」と由美さんが歌うパ―ト、「♪み~な~ご~ろ~し~」と歌っているのかと思った。
ずいぶん物騒な曲だナ~、と思っちゃいました。
ちなみにイタリア語で「皆殺し」は「strage(ストラージェ)」と言います。230転調して、寛幸くんのソロ!
いかにもプレシジョンのサウンド!240v寛幸くんのペダルボード。
ナント山本征史さん作のネコ大仏の「お示し」が入っていた!
「あげろ体温」
まさに39.6度級のソロだった!
あ、「39.6度」は最近実際に打ち立てた自己最高体温です。250そしてギター・ソロ。
ハードに、そしてメロディアスに!0r4a0043 いいコンビですナァ。
とても30年ぶりとは思えない…それとも「30年ぶり」だからいいのかナ?270_2「普段、日曜日のこの時間帯はおウチでサザエさんを観ながら夕食を摂ったりされていらっしゃることと思いますが、今日は色んなことを全て忘れて最後まで目一杯楽しんでいきましょう。
声を出せる人は出して頂いて…明日からの日常生活に戻るためにパワーを蓄えて帰ってください。
よろしくどうぞ!
ところで、ボクの新しいアルバム『RE-AWAKE』は手に入れて頂けましたでしょうか?
アルバムにはこのメンバーで作った曲もありますし、いろんなパターンで作った曲も収録されております。
この場を借りてお力を貸して頂いたみなさんに心から感謝申し上げます」
280v「となりの人にもしゃべらせたいんですけどチョット危険なんで…。
何言ってるかがわからない。
30年ぶりに会っても全く変わっていないんですよ!
多分、考古学的に言うと『シーラカンス』ってこういうことなんだと思います。
要するにナニも変わってない」
ナニを言われても全くヘッチャラな由美さん。0r4a0168「…と言うことで、お許しがでましたので歌っていま~す!
よろしく!」0000r4a0171 「今日は一応ボクが総合司会という形でやっていきますのでよろしくお願いします。
じゃ、次の曲いくよ!いいですか?」310v続いての曲は寛幸くんのベースから。320v_tiしみっちょが「由美さんにピッタリな曲」と紹介した『RE-AWAKE』収録の「トドメ ノ イチゲキ」。0r4a0069 なるほど由美さんの熱唱がマッチするヘヴィな1曲!340「ギター!」350キメのフレーズからソロへ。
コンパクトにまとまった!360v「皆さん、トイレ休憩は大丈夫ですか?
脱水症状を起こすとイケないと思って…私はいつも大丈夫です。
そしてみなさんが声あげてくれたらもっともっと大丈夫です!
ちぇんちゅ~、ちぇんちゅ~、ちぇんちゅ~!」
480v30年の長い長いお付き合いを活かした2人の会話いろいろ。
380_2「さて、『PLANET EARTH』ってバンドをご存じですか?
さっきから言っている通り30年前にポリドールからアルバムを出したんですよ。
その時、ポリドールさんの他にも大手のレーベルがPLANET EARTHの獲得に声をかけてくれたんです。で、その会社の本社のランチ・タイムでプレゼンテーションをすることになりました。
『その演奏が良ければ契約しましょう』という流れですね」
390v「そのランチ・タイムのライブでこの人がいきなりナニを言ったか…。
さっき演った「『War Machine』が流れているところで、この人いきなり『ケンカを売りに来ました!』ってやったんですよ!
それでもう、スタッフの人が『何なの、このバンドは?』てなっことになって見事に契約が流れたという…。
メンバー一同キミを損害賠償で訴えようかと思った。
プロレスラーだったら『破壊屋』ですよ!」0r4a0214「そんなことない。
でも、アレですよ…しみっちょからPLANET EARTHのお誘いを頂いて…」
この由美さんの話の続きはまた後で…。
0r4a0213_2 ハイ、また30年さかのぼってそのPLANET EARTHの『BIG BANG』から「たった独りで」。410_tth「♪たった独りで」の由美さんの熱唱が印象的に残るヘヴィ・ナンバー。420vその熱唱に呼応するかのようなハードなギター・ソロ。
そうそう、ロック・ギターはこうでなきゃイケねぇ。430数年前に由美さんのライブを客席から観たという寛幸くん。
それが今日は同じステージに立っているどころか、肩をスリ合わせる間柄だ!440終始もくもくとヘヴィなリズムを打ち出すVALさん。
450vナニせ由美さん、スゴイ迫力です。0r4a0002 「今のはPLANET EARTHに吉越が入って2番目に出来た曲なんですよ。
一番最初に作ったのはさっき演った『War Machine』でした。
その頃、吉越はまだPLANET EARTHに加入していなかったんですが、曲のアイデアだけがあったんですね。
それで、東中野のスタジオに取りあえず入ってみようということになって『War Machine』ができた。
その時の吉越って迷彩柄のズボンに、自分で描いたドクロの絵が背中に入っているシャツを着ていましてね、スッゲー変な娘だったのね」
470v「すごい記憶力…私なんか昨日のこともすぐ忘れちゃうのに。
だけど私も覚えてるよ」
ココからがさっきの話の続き。
「まだ私がPLANET EARTHに入ろうかどうか迷っていた時、毎日夜中の3時ぐらいにしみっちょが電話して来たんですよ。
パンクとかハードロックとか、私はそういうのを知らなかったから自信がなくて『できない、できない!』って毎日毎日断ってたんですよ。
すると、また3時ぐらいに『あ、しみっちょです』って電話がかかってきて『決心はついた?』みたいなことを言われて…アレは何計画でしたっけ?」0r4a0211 「え、そんな話したっけ?」
「エヘヘ…チョットやり返してやったぜ!」
485次の曲もその思い出の30年前。
『BIG BANG』から「キミを愛してしまった」。470_kas疾走感溢れるドライビング・チューン。
ブレイクで聞かせるパンチ・ラインの「♪君を愛してしまった」のパートが気持ちいいですな。486_kas寛幸くんはコーラスでも大活躍。
好きなんだって、コーラス。490v転調してのギター・ソロ。
Vintage Modernの太いサウンドがグイグイとせり出して来る!
510v元のキーに戻るところが何ともスリリングだ。520由美さんはココで休憩。
「ちぇんちゅ~!ありがとうございました!」
530v_2ココでしみっちょがメンバーを紹介。
「今日のオープニングですが、『猪木ボンバイエ』が流れる前に2曲ほど流れました。
あの2曲は、実はボクとVALさんが初めて一緒にレコーディングをした仕事だったんです。
ところが権利の関係で世の中に出せなかったんです。
あの時初対面だったんですね?…アレ?オレの話聞いてない?
長井VAL一郎!」
540「ナンでしたっけ、さっきの曲って?」
ズルッ!
この日、VALさんに久しぶりにお会いすることが出来てうれしかったナァ。
いつ以来だろう?…こういう時は「マーさく君」の出番。
マーさく君のおかげですぐにわかった。
2017年の3月のEXシアター以来だった…6年ぶりだったのか!
550v「ベース、大館寛幸!」
560vVALさんから説明があったんだけど、VALさんはCOMNCERTO MOONのオリジナル・メンバーで、脱退後、ATOMIC TORNADOを立ち上げた。
その時のメンバーには寛幸くんのお兄さんのダッチ―がいた。
ダッチ―は2007年、JVMが日本に輸入された最初期から使ってくれたギタリストのウチのひとり。
VALさんもおっしゃっていたけど、この日私もチョー久しぶりにダッチ―に会った。
そして、VALさんがATOMIC TORNADOを脱退して、ダッチ―の弟である寛幸くんが加入した。
そんな歴史。
勉強になるナァ。570第1部の最後は2021年にリリースしたアルバム『Wind Fron The East』から…575cdタイトル・チューンの「Wind From The East 2021」。580_wfe第1部の最後だからしてガツンとハードなヤツを演るのかと思いきや、ジックリと聴かせて前半を終了した3人。
今度は「Geronimo's Hill」を演ってもらいたいナァ。
リクエストしておきますよ!590v

600v

610v清水保光の詳しい情報はコチラ⇒YASUMITSU SHIMIZU OFFICIAL WEBSITE0r4a0031 <第2部>につづく
 

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(一部敬称略 2023年5月7日 新宿Crawdaddy Clubにて撮影)

2023年6月15日 (木)

松田聖子ツアー2023~『Parade』はNATALで!

 
アチコチで大活躍の売れっ子ドラマー、伊藤ショボン太一。
ウマいからな~…この人が叩き出すリズムには圧倒的に「音楽」というものを感じる。
反対にテクニックは感じさせない。
とてもいいドラマーだと思う。
そしてもうひとつ…ショボンちゃんが何よりもいいドラマーだと思うのはNATALにゾッコンということなのだ!(当社比)10vショボンちゃんとはナンダカンダでずいぶん長いお付き合いをさせてもらっているけど、一番最初にこのMarshall Blogに登場して頂いたのはいつのことだったかな?
こういう時には「マーさく君」が大活躍!
  ↓  ↓  ↓
Marshall Blog INDEX1_3_index ホラ、すぐに「2014年3月1日の横須賀芸術劇場」だってわかっちゃう。
あ~、便利だ「マーさく君」!こんな便利なモノはいまだかつて見たことがない(当社比)!
 
それは9年前のことだった。
お若いのに…なかなかの貫禄でしたな。380 とにかく、いつでも…20vどこでも…NATAL。30ドラム・キットだけでなくNATALカホンも大のお気に入り。
この人が叩くカホンはスゴイよ。
ジャズ・ビートなんかを叩かせると猛然とスウィングしちゃう。530v つい先日も「RED-i(レッド・アイ)」というアイドル・グループのバックでNATALサウンドを炸裂させてくれたばかり。40vそのショボンちゃんは2021年にリリースされた松田聖子の40周年記念アルバムの続編のレコーディングに4曲ほど参加している…のはその当時にレポートした通り。50cd 今回はその流れもあって先週からスタートした聖子ちゃんのツアー『Parade』に参加している。
60そのツアーのリハーサルが始まる直前、Marshallの事務所へ泊りがけでやって来て使用するNATALを入念に調整した。
そして、リハーサル当日の朝、スタジオに出発!…の図。
「ガンバりまっす!」70v今回はメインのキットにウォルナットをチョイス。
当初、大好きなブビンガのキットで臨むつもりであったが、レパートリーの音源を耳にして急遽ウォルナットに変更した。
ショボンちゃんは自分のスタジオではウォルナットのキットを使用しているので勝手知ったるところなのだ。8010"、12"、16"、22"というごくスタンダードなコンフィグレーションからなるキット。
14"×5.5"のデフォルトのウォルナットとアルミ・シェルのスネアドラムを組み合わせた。Xx スタンド類、ペダル、イスもすべてNATAL。
90今回のツアーでは、ショウの中盤に小さめのキットも使うことになっており、そちらにはCafe Racerを選んだ。
12"、14"、18"のコンフィグレーション。
100
コチラもハードウェはすべてNATAL。
スネアドラムは14"×5.5"のメイプル。110ツアーTシャツに身を包んだショボンちゃん。
なんかドラム・キットがホントにちっちゃく見えるナァ。120vツアーは9月上旬まで。
さいたまスーパーアリーナ、大阪城ホール、日本武道館、福岡国際センター、日本ガイシセンターで10本のコンサートが予定されていて、先日、武道館での2回の追加公演が決定した。
 
詳しい情報はコチラ⇒松田聖子オフィシャルサイト

130「初日のスーパーアリーナ、メッチャよかったです!」と公演翌日にショボンちゃんから連絡を頂戴した。
NATALのドラム・サウンドでたくさんの人を楽しませてあげて来てくだされ!
 
伊藤ショボン太一の詳しい情報はコチラ⇒Twitter140 

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3_index  200 
(一部敬称略 写真提供:伊藤ショボン太一)

2023年6月14日 (水)

ついにMarshall冷蔵庫が国内で正規に発売されました!

 
よく『コレを英語で言えますか?』なんて本を見かけるでしょ?
さすがに最近はそうした本に興味をそそられることはなくなったけど、昔は私も腰巻の惹句に吸い寄せられてよく買ったもんです。
それでも身近にある物をスンナリと英語で言うことがムズカシかったりするよね。
自分の身体のパーツだって言えない個所がまだ山ほどあるもんね。
例えば「人中」…鼻と口の間にある溝のことね。
アレは「Philtrum(フィルトラム)」というらしい。
それじゃ「ふくらはぎ」は?
「calf」という…発音はアメリカでは「キャーフ」、イギリスでは「カーフ」かな?
「耳たぶ」は?…「lobe」ね。
じゃ、「つむじ」は?
これは言葉を知っていれば簡単…「hair whirl(ヘア・ワール)」ね。
「whirl」というのはグルグル回っているモノのこと。
…と、こんなことをやっていると、自分がまだまだナニも知らないことを知って情けなくなってくる。

1_partsチョット脱線。
かつて、The Whoの『Quadrophenia(四重人格)』のハイドパーク公演にも参加したイギリスの名ギタリストがMarshallのプロモーションで来日してイッパイやった時の話。
ナゼか「前立腺」の話題になった。
「前立腺」は英語で「prostate(プロステイト)」っていうのね。
ところがそれを知らない日本人のスタッフが「『プロステイト』って一体ナンですか?」と訊いた。
すると間髪入れずにそのギタリストがこう答えた。
「Behind the balls, in front of the ass hole」
コレを当意即妙に口にしたので「prostate」の意味を知っている連中一同がその説明を聞いて大爆笑してしまった。
場所が場所だけに私もタマタマ「prostate」が「前立腺」を意味することを知っていたのでヒックリ返って笑ってしまった。
いい思い出です。
あ、下品な話題でスミマセン。London_tommy 家電製品の英語名も結構怪しい。
まさか「電子レンジ」の英語の名称が「chin」だと本気で思っている人はいないだろうけど、「microwave oven」、通称「microwave」とスッと言える人は存外に少ないのでは?
冷房装置だって「cooler」じゃ通じないしね。
いちいち「air consitioner」というのは実に面倒なので「cooler」というのはうまい言葉だと思う。
ちなみにMasrshallへ行って「air conditioner」の話をすることはまずない。
必要としないから。
本当に「羨ましい」と思ったけど、最近はイギリスも夏の暑さがひどく、家にエアコンを備え付ける人も増えて来ているようだ。
それと、イギリスには蚊がいないんよ。だから網戸がない。
セミもいない…ハズ。
何しろ夏に渡英しても鳴き声を聞いたことが一度もない。

1_acmw じゃ、冷蔵庫は?
コレは今となってはよく知られているか?
「fridge(フリッジ)」だよね。
でも、フルネームは「refrigerator(リフレジレイター)」ですからね。
コレが「長い!」ってんで短縮されて「fridge」になっているんだけど、短縮すると間に「d」が入って来るところが何ともトリッキーではあるまいか?
気になって調べてみると、昔は「frige」と「d」抜きで綴っていたこともあったらしいが、英語を母国語
とする皆さんにとって「フリッジ」と発音するためには本能的にどうしても「d」を入れないと気が済まないらしい。
要するにシックリこない…そこで強引に「d」を間に突っ込んで「fridge」に定着したそうだ。
とういうことは、「リフレジレイター」は「フリッジ」と省略しようということが初めから決まっていたことになるわね?…どうやって決めたんだろう?
きっと発音のしやすさだけで決定したんでしょうナ。
日本人が「リフレジレイター」を省略したらかなりの確率で「リフレジ」にしていたことでしょう。
「ちょいとアンタ…リフレジにビールが冷えてるよ!」なんてナンか締まらないな。
 
ウワ、イケね!こんなに書いちまった!
…ということで今日は冷蔵庫の話題。
 
Marshallの冷蔵庫がついに正規輸入品として発売されました~!10最早Marshall Blogをご愛読頂いているMarshallファンの読者の皆さんには特に説明することもないでしょう。20あのMarshallの冷蔵庫「Marshall Fridge」です。30これまで個人輸入で日本に入って来ていましたが、このMarshall Fridgeは日本市場に合わせた100Vの仕様で、政府から義務付けられているチョー厳しい各種のテストをすべてクリアした正規の品物です。40Marshallのリアルなパーツを使用したルックス。
いいデザインというのは飽きないもんだネェ。
私も四半世紀の間、仕事で朝から晩までこのデザインと向き合っているけど、それでも魅力に感じるもんね。
50むか~し、新商品の企画に関する会議が本国イギリスであった時に、私が「冷蔵庫はいかが?」というアイデアを出したことがあった。
でもね、それって私のオリジナルのアイデアではなくて、ある人の発言がヒントになったものだったのです。60その「ある人」とは、ジミ・ヘンドリックス。
会ったことはないけど…妹さんには会ったことがあるけど。
ジミはかつてこう言った。70「オレが愛用しているマーシャルの真空管アンプが大好きなんだ。
チャンと鳴りさえすれば、世界中のどこを探したってアレに敵うモノはナニひとつありはしない。
冷蔵庫を2台並べたような見てくれも最高だ」75v_2私は「コレだ!」と思って会議で提案したけどシカトだったナァ、あの時は。
ココだけの話…私は結構Marshallに新商品のアイデアを出して来たんだゼ。
私の提案とは全く関係がないにしても、時と形を越えてこうして正規に日本に入ってくるようになったのはうれしい限り。80今までの個人輸入品だと値段がマチマチで、「エ~ッ?」というのも散見されたが、この度の正規輸入による天下統一でそういうこともなくなることでしょう。
税抜き本体価格99,000円。
1年間の品質保証つき。
90今年の夏は暑いらしいからね~。
部屋にMarshallフリッジを置いて…100Marshallビールを冷やしてカッ~っとやりましょうよ!

110v2

そのウチ、チョット前に紹介したMarshallのジンも入って来ますから!

120v_2輸入販売元はMarshallビールで大ヒットを飛ばした「株式会社都商会」さん。160都さんのウェブサイトからもオーダーできるので是非チェックしてみてください。
  
Marshall冷蔵庫の詳しい情報はコチラ⇒都商会公式ウェブサイト

1_group


★★★★★「マーさく君」をよろしく!★★★★★
 
Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マーさく君」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!
 
マーさく君はコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX 

3_index  200




2023年6月13日 (火)

Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』出来!~「マーさく君」登場!

 
2012年10月26日に現在のMarshall Blogをスタートして以来、10年7か月の間に投稿した記事の数は今日現在で2,200本を越えるに至りました。
ココまで続けて来られたのも記事の制作にご協力くださる皆さまとご高覧頂いている読者の皆さまのおかげとこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
さて、この度『Marshall Blog INDEX』なるMarshall Blogの「索引ウェブサイト」を制作したことをご案内申し上げます。
通称「マーさく君」。
 
Marshall Blog INDEXはコチラ⇒Marshall Blog INDEX
1_index 2,200本…2008年から始めた昔のMarshall Blogも合計すると約3,100本。
我ながら飽きもせず、よ~書いたナァと感心するやら呆れるやら…。
ところが正直、書いた本人の記憶にないモノも少なくなく、昔の記事を見返してみるに「ああ、そういえばこんなこと書いたっけナァ~」と関心するやら、驚くやら…。
さすがにコレだけやっていると記憶に残っていない記事があるのは当然だと思うし、よしんば書いたことは覚えていても「ナニをどういう風に書いたのかまでは覚えていない」なんてことはちっとも珍しくないと思うワケです。
だって「人間だもの」…。Start 
困るのは「ナニを書いたのかを覚えていない」ということより、「書いたかどうか覚えていない」というヤツなのです。
数えきれない脱線で容赦なく色んなことを書いて来ましたからネェ。
コチラとしてはエラそうに同じことを丸々繰り返し書くのは恥ずかしいし、どうしても繰り返して書きたいことには「以前にも書いたことだが…」と但し書きを付けたいのです。
さもないと「コイツ、ボケ出してるナ」なんて思われちゃいますからね。
ボケるにはまだチト早い。 
「ナンカ、コレは昔に書いた記憶があるナァ…イヤ、ないか?…イヤ、書いたか?」となってしまった時にはITの得意技である「検索機能」を活用しますわね…いわゆる「ググる」というヤツ。
ところが、コチラの検索の仕方が悪いせいか、思うような結果を得られないことが多くて大変イライラしてしまうのです。
「ああ、こんな時にMarshall Blogのアーティスト別の索引でもあればいいのにナァ…」と思い始めたのはもうもう大分前のこと。
マァ、つべこべ言っていないで作ればいいんだけど、大変に根気を要する作業になることもわかりきっていたので二の足を踏んでいたのです。Index_logo それでも少しずつやっていけば、きっといつかは完成するだろうと、もういつのことだったかは忘れたがとりあえず手をつけてはみた。
実際にやってみたところ、思った通りコレがヤケクソに面倒な作業で飽きるのナンのって!
始めてすぐにホッポリ出してしまったのです。
それから随分と時間が経過してしまったのですが、フト重大なことに気がつきました。
「重大なこと」というのは、時系列で記事を積み重ねていく「ブログ」という表示スタイルでは、苦心して書いた記事が時の経過とともにドンドン埋没していってしまい、滅多なことでは二度と人の目に触れなくなってしまっているということでした。
こんな状態では、折角ギタリストの三宅庸介さんに指摘して頂いたMarshall Blogの大きな意義である「記録を半永久的に残す」という役割が果たされていないではないか!
「記録」というモノは人の目に触れて初めて役に立つワケだから…ということで、決死の覚悟で索引づくりの作業を再開したのです。
作業としては実に単純で、記事のタイトルとその記事に付されている独自のURLを、新しく作った索引のページにひたすらコピペしていくだけ。
それでも軽く7,000回以上はこの作業を繰り返したかな?
精神的にも時間的にもコレばかりやっているワケにはいかないので、だいたい1回の作業あたり3ケ月分を処理するように努めました。
それでも3ケ月分ずつ約11年分の記事を片づけるには毎日取り組んでもひと月半近くの時間を要しますからね。
なかなかにマッシブなでタイム・コンシューミングな仕事です。
 
Cp_4  
仕分けの方法については熟考を重ねました。
Marshall Blogの記事の概ね8割は「ライブ・レポート」なので、ココの仕分けが肝心。
まずは国内のバンドまたはアーティストを洋邦の別に分けました。
基本は全てのカテゴリーを通じて時系列と50音順です。
バンド名に付けられている冠詞は省略。
濁音や半濁音で始まるバンド名はすべて素の文字の行に入ってもらいました。
つまりTHE GOOD-BYEの最初の文字の素は「く」なので「カ行」のバンドとなるワケ。
同様に「ヴ」みたいのは「ア行」ね。
それから、グループへの帰属性が高いアーティストはソロ活動の記事でバンドの欄に、反対に所属アーティストによる運営度が高い印象が強いバンドはソロ・アーチストの項目に繰り入れさせて頂いた。
1_kokunai海外のバンド/アーティストはアルファベット順だからスンナリ。
こういうことをする時にはアルファベットは実に簡単でありがたい。
ロシアや韓国のバンドがいたら大変なことになっていたけど今回はセーフ。
この歳でキリル文字やハングル文字を学習するのはあまりにも大変だからね。
Photo一方、ダブル・ヘッドライナーのように複数のバンドが出演するライブのレポートはそれぞれのバンドの項目に記事のタイトルとURLを貼り付けてやらなければならないでしょ。
コレがベラボーに厄介だったわ~。
貼り付ける時は1回コピーしたモノを複数回ペーストして使い回してやればいいだけなんだけど、それぞれのバンドが属するカテゴリーの作成ページに移動するのが大きな苦痛だったのです。
イライライライラ…。
それから1回とか2回しか登場しなかったバンドやアーティストね。
私が取材に寄り付かなくなった手合いもあるにはあるが、現れては消え、現れては消え…こういうバンドの数がバカにならない。
特に若いバンドの皆さんね。
各カテゴリー内にそうしたチームの項目を個別に設けると、イタズラに紙幅を増やしてしまうので、「その他のバンド/アーティスト」というカテゴリーに入ってもらった。
ただし、例外が多々あります。
ブレています。
この辺りは忘れている記事がたくさんあったので、作業をしていて存外に楽しかったナ。
登場回数が増えてきた場合には独立した項目を設けていくつもりです。
2_  Marshall発の情報や本国のウェブサイトの翻訳は「Marshall関連」というカテゴリーに集約しました。
コレが思いの他多くてちょっと驚いたナ。
ま、Marshall社が運営しているブログなのでそうでなくちゃイケないんだけどね。2_ Marshall GALA関連はイベントのレポートの以外の告知記事がスゴかったね。
必死に宣伝したのです。
記念に全部網羅しておいた。
おかげさまで過去2回とも大きな反響を頂戴し、今でもライブ会場などで「またGALAをやってください!」というリクエスト頻繁に頂戴するのはとてもうれしいことです。
安心してください、考えていますよ…GALA~!1_galaコレもツラかった…「イベント」の類。
もちろん複数のバンドやアーティストが出演するからでしてね。
本当は当該のイベントに出演されている各々の皆さんをアーティスト別の項目に表示したかったし、その結果が「索引」の目的であることもわかっていたんだけど…断念!
もう、コレはイベント単位で「各種イベント」というカテゴリーに括らせて頂いた。
シリーズで開催されたイベントについては単独の項目を設定した。
そして、単発やそれに近いイベントは「その他のイベント」に括らせて頂いた。
いつかまたヤル気の波が到来した時にブラッシュ・アップしたいと思っています。
今は完全に燃え尽きちゃって白い灰になっているからムリ。2__2「イギリス-ロック名所めぐり」はチョット強引な記事も含めて65本に及んだ。
実は、筆者としてはコレを皆さんに読んでもらいたいと常々思っているのです。
ロックの全盛期を知らない若い人が読んだとしてもオモシロくないでしょうけど、コアなロック・ファンにはゼヒご一読頂きたい。
だって、他にこんなのないでしょう?
コロナ以降、渡英するチャンスがなくて、このカテゴリーの新しい記事を書くことが出来ないことは私にとって苦痛でもあるんですよ!
ムリをしていくつか書こうかと思って集めたネタもあるんだけど…。
とにかく、航空運賃と円安が早いウチにもう少し落ち着いてくれることを願うばかりだ。
今、1ポンドって178円とかでしょう?チョット前まで130円ぐらいだったんだよ。
20年チョット前は平気で250円とかだったんだけどね…。2__3「ミュージック・ジャケット・ギャラリー(MJG)」も自慢のカテゴリー。
コレも「名所めぐり」と一緒で、本当に長いこと真剣にロックを聴いてきた人以外にはオモシロくも何とも類のモノかも知れません。
でも、それだけにコアなロック好きにはお楽しみ頂けると信じているヤツ。
2016年から投稿がパタリと途絶え、2022年に苦し紛れに強引にネタをヒネリ出すかのように再開した風ではあるんだけど、そんなことはありませんから。
まだもうひとつ書いていないネタも残っているのでどうぞお楽しみに!
コレも「名所めぐり」同様、Marshall Blogでしかお目にかかれないであろう記事だと思っているので、またギャラリーの常設展が再開することがあれば続けていきたいと考えている。2_mjgもうひとつのお楽しみ…「名所めぐり」や「MJG」と並んでいつも楽しく筆を執っているのが「私の〇〇」。
案外コレを楽しみにしてくださっている読者が多いということを知ってとてもうれしかった。
取材で出かけた先の「旅日記」を題材の主としているが、もう自分勝手なウンチクを並べるのがオモシロくて仕方ない。
それに折角時間を割いて読んでくださったのですから、ナニがしか「タメになること」を提供したじゃんねぇ。
そんなつもりで書いています。
特に歴史関係。
若い頃は何の興味もなかったけど、読書が一番の趣味となってからというもの、「歴史」が最高にオモシロイ。
2__4「その他の話題」には年末年始のご挨拶からエッセイっぽいものまで、他のカテゴリーには入らない記事を集めた。
案外掘り出しモノが見つかるかも?
今日現在まででこのカテゴリーの記事数が128本…そのウチ36本が訃報だった。
Marshall Blogの訃報は洋の東西を問わず、Marshallに深く関連していた方、Marshall Blogにご今日を頂いていた方、私が個人的に深い思い入れを抱いていた方を掲載の対象にさせて頂いているが、ココのところ訃報が多すぎる。2__5Marshallに直接関係のないイギリスの旅日記はShige Blogで展開してきたが、勝手ながら「副教材」的に掲載させて頂くことにしました。
本当のことを言うと、自信作&苦心作だからなのです。
だって、もう「同じ規模で開催されることは将来二度とないであろう」と謳われたロンドンの「スタンリー・キューブリック展」をココまで詳しくレポートした日本の記事なんて他にないでしょう?
あったらゴメンね。2_shigeバナーのデザインは、「下町のひとりヒプノシス」でおなじみの梅村デザイン研究所さん。
 
こうして2,200本を超す全ての記事をいずれかのカテゴリーに押し込みました。
しかし…今回の作業を通じてまたしても痛感したね~。
この11年、特にこの3年はコロナがあったせいもあるけど変わってしまったゼ~、ロック業界は。
微力ながら私はこのMarshall Blogを通じて少しでもかつて「ロック」と呼ばれた音楽の延命と発展のお手伝いたいと思っている。
アクセスや「いいね!」の数が多いモノが「いいモノ」では決してありませんからね。
「いいモノ」かどうかはアクセスや「いいね!」の多寡ではなく、皆さんの感性がキメるのです。
私としては、もこれからも「Marshall Blogでプッシュしていたから、カッコいいバンドに違いない」なんてことを言われるようにガンバっていきたいと思っています。
ヒマな時には「マーブロ・サーフィン」するもよし、ゼヒともMarshall Blog INDEXをご活用をください!
そして、掲載ミュージシャンの皆さんにはPRツールのひとつとして「マーさく君」をご利用頂ければ幸いでございます。
 
Marshall Blog INDEXはコチラ⇒Marshall Blog INDEX3_index

2023年6月 9日 (金)

『RED-i "2nd ONEMAN LIVE"~赤く塗りつぶせ~』のNATAL

 
CLUB CITTAも久しぶりだわ~。
今日はアイドルのコンサートだゼ!10『赤く塗りつぶせ』と題した「RED-i(レッド・アイ)」という6人組チーム。202回目の単独公演を記念したお祝いの祝い花やアイテムはロビーににぎやかせていた。30開演時間となり、赤く彩られた紗幕にメンバーのシルエットが投影されると、もう客席は大騒ぎ。
ほとんど若い男の子たち。40そして、紗幕が振り落とされてRED-i登場!
オープニングは「ラプソディノイズ」。
いきなりCO2ドバ~ッ!15一糸乱れぬ迫力のパフォーマンス!0r4a0030今度は火!
曲はなるほど「Fire x Fire」。47曲は続けて「新世界」。60「GRAB THE SKY」と続いて…70MCでメンバー全員がこの日の感動をひと言伝えた後は「アナタニ愛を」。110今回のビッグ・ステージにはリアルなバンドを従えて臨もう!ということで結集したのが…
 
須賀勇介
500v山本耕平130v本間智行
520vそして、ドラムスは伊藤ショボン太一…という面々。150vショボンちゃんはもちろんNATAL。160今回は10"、12"、16"、22"のブビンガ。170コレがまた信じられないぐらい音がいい!180スネア・ドラムはお気に入りのアルミ・シェルの14”×5.5”。190ペダルもNATALだ。200「アナタニ愛ヲ」
歌って踊って、踊って歌って…スゴイねぇ。210私は案外こういうパフォーマンスが好きでしてネェ。
80vだって、スゴイじゃない?
こんなの死ぬほど練習しないとできないワケじゃん?
フリを覚えるだけでもスゴイですよ。90「THIS LIFE」…100「魂の声」…220「I CAN BE」と曲は続く。230v波やセミのSEから「激夏」。
こうして前半のステージを終えてメンバーはステージを降りた。
短い間だけどユックリ休んでくださいね!240休憩時間に上映されたビデオで次の単独公演の告知がされ、お召し替えしたメンバーが再びステージに姿を現した。14 マッカッカのライトの中、これまた深紅の「Red-i」旗が登場。
第2部の1曲目は「The PHOENIX」。335v またいきなりファイヤーボール!
コレ、すんごい熱いんだゼ。
300赤と黒のコントラストがカッコいい衣装!260v「NEXT BATTER」…
340v「全員踊れ~!」
「DANCE! DANCE」ではまたCO2ドバー!
こっちは冷たいの。0r4a0217 とにかくサービス満点!
若い男性で埋め尽くされた会場はもう大騒ぎよ!
310vお客さんも組んずほぐれつ、凄まじいまでのエキサイトもよう!
290v続けて「NEVER DIE」。
400vそれにしてもゴキゲンなショボンちゃんのドラミング!315自分で言うのもナンだけど、何しろ音が素晴らしい!
叩き手が優秀だからなんだけどね。316vバンドのメンバーを紹介した後は「IT'S ROCK'N'ROLL SHOW」。
426そしていよいよクライマックス!Img_1074 大興奮の中、「CRAZY SUNRISE」で本編の幕を下ろした。470そしてアンコール。
RED-iの6人だけでなく、バンドメンバーも全員赤装束にお着換えしての登場。480アンコールの1曲目は「Born to be Summer」。490赤いシャツがお似合いのショボンちゃん。530アンコールでも鬼気迫るドラミングを披露してくれた。540vそして最後の最後は「ライラックの空」。0r4a0262 「RED-iでした!どうもありがとうございました!」
475イヤ~、全17曲、息もつかせぬ怒涛のパフォーマンスに圧倒されました!
 
RED-iの詳しい情報はコチラ⇒公式TwitterImg_1265

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
大人気!イギリスの音楽賞総ナメのガール・チームはNOVA TWINS!
 
<K.B.B.>

<Choose Your Fighter>


Marshall Recordsからのファースト・アルバム『スーパーノヴァ』絶賛発売中!
 
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9img_9727 

200 (一部敬称略 2023年5月1日 CLUB CITTA川崎にて撮影)

2023年6月 7日 (水)

曾我泰久バースデイ・ライブDVD『感激ROCK+』e-写真集<下巻>

 
それでは、先日リリースされた曾我泰久のライブDVD『感激ROCK+』付属「e-写真集」の<下巻>、
すなわちDVDの「DISC-2」の写真集いってみましょう!20dvdバースデイ・セレモニーを含む熱狂のTHE GOOD-BYEコーナーの後、ヤッチンのレギュラー・バンドのメンバー全員が再びステージに上がった。
ところで…<上巻>で何度か触れたように、このDVDセットはMCの様子まで限りなく完全にショウの内容を収録している。
ところが…実はこのDISC-2の最初の場面が始まる直前、DVDには収録されなかった瞬間があるのです。
それがどういう場面だったのか、真ん中の前の方の席でコンサートをご覧になられていたお客さんは記憶されているかも知れない。
ナニが起こったのかは…へへへ、一応「ヤッチンと私だけの秘密」にしておく。
もうチョットでヤバかったんだけど、ヤッチンが私が出したサインに気がついて事なきを得た…とだけ記しておきましょう。
ね~、ヤッチン? 
30_2曾我泰久40v田川ヒロアキ60v和佐田達彦70vそうる透80soucesの3人…
野津永恒90v加賀谷綾太郎100v日髙隼人110vそして、曲の冒頭から豪快なブロウを聴かせてくれた鍬田修一。120v…とくれば曲は「Stand Alone」。140鍬田さんと向き合ってヤッチンも豪快なストラミング・アクションを見せてくれた。130v 客席はどうしようもないぐらい盛り上がっちゃってます。
最後までブッ通しでいくぞ~!
ヤッチンのライブはいつも後半がスゴイ。
MCなしにドド~っと続けて演奏しちゃう。
今回はこの「Stand Alone」を皮切りにナント8曲連チャンだった!
0r4a0565 続けてはヴァイオリンの音色が最高に美しい「Carry On」。150_co毎回書いているけど、このサビね。
いつ聴いてもいいよね~。
そういえば<上巻>の宮城道雄のところに出て来た甘粕正彦大尉ね。
デヴィッド・リーンの映画にもなった『アラビアのロレンス』で知られるイギリスの軍人、トーマス・エドワード・ロレンスがヒーローだったんだって。160後半でもヒロアキくんのコーラスとヤッチンの歌が完璧なコンビネーションを聴かせてくれた。S41a0660 ヤッチンのギター独奏。180_ybこのソリッドなギター・サウンドを出しているのはMarshall JVM410Hと1960A。
大きな会場でのライブのヤッチンのレギュラー・リグだ。190vそして、聞き馴染みのあるリフに突入。
曲は「約束の場所で」。200vさっきはスチール・ドラムのサウンドを聴かせてくれたノッツがこの曲ではシタールのサウンドでかなり辛めスパイスを与えてくれた。
しかし…ちょっとインド過ぎない?この曲ってこんなにインディアンだったっけ?
カレーどころじゃなくて、タンドリーとか、ビリヤニとか、マサラの域!
でもカッコいい!210v_sitarこの曲もサビの展開が素晴らしい。
とても好きな曲。S41a0672 ヒロアキくんのソロもいつになくインドっぽいな。230v_indヒロアキくんのMarshallもJVM。
JVM210Hと1960A。
ヒロアキくんの愛器。
アメリカに行った時もわざわざシカゴからロサンゼルスのスタジオまでJVMを取り寄せて降り寄せて録音した。240vチョット雰囲気を変えて「愛を育てよう」。S41a0610 客席はホッコリ・ムードね。260_asヒロアキくんがコンパクトながら内容の濃いソロをキメる。280ノッツのピアノもカッコよかった!290vギターの2人が奏でるアンサンブルが楽しいのは…0r4a0523「Love potion」。310v数回出て来るギターのキメのフレーズを2人が向かい合って弾くのはこの曲の見せ場のひとつ。300_lpこうしたギターのアンサンブル・パートがまた魅力的。
でも、チョットしか見せない。
そこがヤッチンのウマいところ。330v透さんのドラムスが炸裂して…340v_ngs和佐田さんのベースが唸って…350ヤッチンがファンク・ストラミングをかぶせる。360v「流されて」はいつもショウの後半のハイライトだ。370定番をポーズを交えて熱唱するヤッチン。380おお!トリッキーにしてメロディアスなソロ!
これぞ田川節!
 
「田川節」か…そういうのが本当にあるのかどうか調べてみると、「♪月が出た出た」でおなじみの「炭坑節」ね。
あの曲は現福岡県田川市の後藤寺町の見番の芸子たちによって昭和7年に日本で初めてレコードに吹き込まれたのだそうだ。
だから、「炭坑節=田川節」と言ってもいいかも知れない。
S41a0824 ヤッチンの歌に続いて…
400v和佐田さんのソロ!
アノね、この和佐田さんのソロは痛快この上なくてもちろん最高にカッコいいんだけど、この曲のヤッチンの歌のバッキングのベースラインを聞き逃がしてはあまりにもモッタイない。
本当にカッコよくて、聴き惚れてしまい、いつもシャッターを切る指が止まってしまうのだ。
390vさてさて、怒涛の「8曲連続コーナー」もいよいよクライマックス!
タオルの準備はできたかな~?
「Yes! Yes!! Yes!!!」だ~!
420_yyy「♪おかしなことだとわらわれたりもするのさ…田川くん!」430v「♪そんなことにとまどい~」
ギターだけでなく、歌のコンビネーションも完璧!
440v「♪Nice」450やっぱりメチャクチャ盛り上がるナァ!460もうイッチョ「♪Nice」
Img_0093エエイ、もうイッチョ!
最後の「Nice!」Img_0095 間髪入れず透さんのドライビング・ドラムスとともに始まった『感激ROCK+』本編の最後の曲。
「あ、ワン、ツー、ワンツースリーフォー!」480_ubヤッチンのカウントも高らかに「UP BEAT」!
どうしてもカウントの時に「あ」って入れちゃうよね。
「あ、ワン、あ、ツー、あ、ワンツースリーフォー!」てやる人もいるもんね。
英語圏の人は絶対に「あ」を入れることはありません。
「あ、どした!」とか、「あ、ドッコイしょ!」とかね、この間を「あ」で埋めるのは日本人ならではのリズム感覚。
コレができるのは日本人の特権なのです。
ん、待てよ…若い人は「あ」を使わないのかな?
490「♪心をボクに預けて…」510v「♪さぁ、同じ時を一緒に過ごそうよ」
530「♪地球は回り続ける」
これまで10年間もヤッチンの写真を撮らせて頂いていて、今まで無意識にシャッターを切って来たのか、こうして見るとずいぶんフリのパターンがあることに気づきますナァ。
今回の「e-写真集」のおかげでそれがよ~くわかった!
445vヒロアキくんのソロや…500ノッツのソロも大フィーチュアされて…
520会場は興奮のるつぼ!0r4a0566 「最高だよ~!」
最後の最後まで大熱演を見せてくれたヤッチン。550v「どうもありがとう!」
こうして盛り上がりに盛り上がって本編を終了した。
560『曾我泰久 Birthday LIVE 感激ROCK+』好評発売中!
 
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10そして、アンコール。
「本当に最高の時間を作ってくださいましてありがとうございました!」
まずはヤッチンから丁重なる感謝の言葉がファンに贈られた。570vアンコールの1曲目は衛藤さんと野村さんをお迎えしてTHE GOOD-BYEの「悲しきRadio Girl」。
還暦を過ぎた人、これから還暦を迎える人、まだまだ還暦まで時間がある人の別を問わず、ステージに上がった全員が赤いイベントTシャツに着替えて登場。580v本編の時と同様、ノッツと…
590v和佐田さんがお供を務める。
和佐田さんは着替えた感じが全くしないナァ。
600v「♪You」
620v
そして、最後の最後は「Forever Friends」。
610ヤッチンのレギュラー・バンドのメンバーが全員合流!
透さんに…
630vヒロアキくんに…640v鍬田さんとsourcesの2人。
みんな赤!…戦前&戦中だったら大変です。
大石先生どころではありません(映画『二十四の瞳』より)。
650そして、ゴキゲンなツイン・ドラムスで…
670ヤッチンが最後の熱唱を聴かせてくれた。660vいつも楽しそうに演奏するヤッチンだけど、今回は取り分け最初から最後まで最高に楽しそうだった!680vエンディングもバッチリ!690「ありがとうございます!」690vメンバーを送り出して…700

710ステージにひとり残って…720いつも通り最後のご挨拶したヤッチン。730v「どうもありがとう!」
Marshall Blog初めての試み「e-写真集」はいかがでしたか?
ゼヒ、DVDをご覧くださいね!
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200 (一部敬称略 2023年1月7日 品川ステラ・ボールにて撮影)

2023年6月 5日 (月)

曾我泰久バースデイ・ライブDVD『感激ROCK+』e-写真集<上巻>

 
4年ぶりとなるファン・クラブのバス・ツアー…台風が当たってしまって大変でしたね。
ヤッチン・ファンの皆様におかれましては、スタッフさんご苦労もあって、ヤッチンとのひとときを楽しくご安全にお過ごしになられたことと存じます。
 
さて、「1年の計はヤッチンにあり」……私の「新年の仕事始め」がヤッチンのバースデイ・コンサートとなってからどれぐらいの月日が流れたことだろう?
今ちょうどこのMarshall Blogの編纂作業に取り組んでいて、2,200本を上回る記事を出演者や出来事別に時系列に整理している。
そこで調べてみると…ヤッチンに初めてMarshall Blog登場して頂いたのが2013年。
ヤッチンの50歳を記念する日本橋三井ホールでのバースデイ・コンサートのレポートだった。
その時からアッという間に丸10年が経過したのだ。
早ェ~!
下はその時のヤッチン…そんなに変わらないな。20vsそして、今年も新年早々『感激ROCK+』と題して還暦を迎えたヤッチンのバースデイ・コンサートが開催された。10_2
いつもであれば、開催のひと月後ぐらいにMarshall Blogでコンサートの内容をレポートするところなのだが、今年はそれをしなかった。
その理由はコンサートの模様を収録したDVDをリリースすることが決まっていたので、いわゆる「ネタバレ」を避けたというワケ。
そして、この度当該のDVDがいよいよ出来した。
コレがまるでMarshall Blogを読んでいるかのような、細大漏らすことのない、限りなく「完全」に近い収録状態!
となれば、コンサートの内容をココでゴチャゴチャとレポートをするのはヤボというもの。
だってDVDを観ればいいんだから。
ところが、当日の会場の状態が信じられないぐらい写真撮影に適した環境で、何しろシャッターを切っていて笑いが止まらなかった。
私も長いことライブの写真を撮って来たけど、こんなの本当に珍しい。
コレをお蔵入りさせたんじゃ私があまりにも気の毒だ!
しからば…というワケで、今年のバースデイ・ライブのレポートはDVD付属の「e-写真集」とシャレ込ませて頂くにした。
ビデオと写真というのは全く異なる趣きがあるものでしてね、ゼヒDVDをご覧になる傍らこの「e-写真集」もお楽しみ頂きたいと思います。
ホントはね…Marshall Blogに掲載する写真は転用を防止するために極端にデータを軽くしてた低画質の写真を掲載しているんだけど、元の写真は大きなポスターにできるレベルの美しい画質なのです。
そして、ココには掲載できないメチャクチャいい写真がたくさんありましてね。
ああ、それをファンの皆さんに披露できないのがとても悔しい!
いつか『音楽家に歴史あり…曾我泰久ライブ写真展』なんてイベントが企画されて10年分の写真を披露することができたらうれしいナァ。
000dvdさて、今回は一生に一度しかない「還暦」を記念するライブだからね、いつもとは会場を替えて、ユーミンが名付けたという品川の「ステラ・ボール」で開催された。
「stellar」ね…「星の」という意味の形容詞。
転じて「Stella」という女性の名前なんかにも適用されますな。
「Stella by Starlight(星影のステラ)」なんていう美しいジャズのスタンダード曲もある。
そして、「ステラ」と聞いてはダマっていられないのがエリア・カザンの1951年の映画『欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)』がらみの話。
その私とステラの関係はココに記してあるのでゼヒご覧あれ。
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【イギリス-ロック名所めぐり】vol.41 ~ V&A『Theatre & Performance』の最新展示

1010v_2 ハイ、ステラ・ボール…現在リハーサル中。40_2ロビーのようす。
ズラリと並んだ祝い花。60_2こういうのがあるんですネェ。
そぼろ弁当かと思った!
80バルーンのスタンドには…
90_2こんなメッセージ・ボードが…。
100_2ウワ!
「曾我殿の13人」さんから巨大なスタンド花が!
パチンコ屋の開店よりにぎやか!
70_2そして、記念写真用の等身大のヤッチンのパネル。110vホール内ではスムーズにリハーサルが完了して…50_2客入れが始まった。
130物販は大盛況!
140パネル、やってるやってる!
150なるほど…こうして見ると元がボーリング場だったことがよくわかるな。
私が(=ヤッチンが)小学校2年生ぐらいの頃、ボーリングが大ブームで、そこら中にボーリング場がオープンした。
それもつかの間、アッという間にブームが去り、林立していたボーリング場が次から次へと姿を消していった。
その当時はさぞかしいいギターがたくさん生産されたハズ。
というのも、ボーリングのレーンには硬い「メイプル」というギターやベースのネックと同じ材料が使用されていて、昔はボーリング場が潰れるとそのメイプル材がギターやベースに転用されたというのだ。120前置きは以上。
それではDVDの「DISC-1」から。

000bm1_2
「新年明けましておめでとうございま~す!」
155コレコレ!
「三社祭」の新門よろしく、ヤッチンのこのご挨拶でその年の私の仕事がスタートする!160_2♪タンタンタタタン タタタタッタタン
ハリのあるドラムスのキメ・フレーズからスタートしたのは「アポロでドライヴ」。170_2冒頭、ステージに上がったのは…
 
曾我泰久180v田川ヒロアキ190v野津永恒200v鍬田修一210v和佐田達彦240vそうる透250vヤッチンのお供はいつも通りMarshall。260v_2Marshall 「JVM410H」が2台と「1960A」が背後からヤッチンをサポ―ト。
Marshallでガッチリ!270v_2ヒロアキくんもいつものMarshall。280v_2ヤッチンのMarshallの兄弟モデル「JVM210H」と同じく「1960A」。290v_2ヤッチンは今日は珍しくテレキャスターを提げての登場。300_adコーラスでも大活躍のヒロアキくんもいつものテレキャスター・モデル。
赤だ!310v_2ヤッチンのジャケットも赤。
320v_2ヤッチンの還暦をお祝いしてか、和佐田さんも赤!
なかなかの赤ゾッキのステージ!
(筆者註:「ゾッキ」は群馬地方の方言で「お揃い」という意味。女性のストッキングの「ゾッキ」もこれからきている。また、印が付けられてB級品として廉価で大量処分販売される新古本のことを「ゾッキ本」と呼ぶ)S41a0755 1曲目から総立ち&大盛り上がり…いつものことだけど。330_22曲目も透さんのドラムスから。340_45転調がカッコいい「45RPM」。350キメのフレーズを弾く2人。
ヤッチン、とても楽しそうだ!3603曲目も透さんのパワフルなカウントからスタート。
「Steppin' Out」を持って来た。370ココではsourcesのヴァイオリンの2人が加わる。
 
加賀谷綾太郎380v日髙隼人390vヤッチンのポーズのルーティン満載!
S41a0161 
555  
S41a0158和佐田さんのベースが実にいい。
「くいだおれ人形」を連想させる衣装でモクモクと弾いていらっしゃるが、ジェイムズ・ジェマーソンばりのグルーヴがとにかく素晴らしい。420v_2安心してください!
MCもほぼ100%DVDに収録されています。
ココでバンド・メンバー全員からひとこと。430v_2まずは透さんから。
「めでたい!」440v♪ツィ~ツイ~ツツツィ~。
いつものアレにつづいてヒロアキくんも還暦のお祝いの言葉を贈った。
ちなみに「アレ」は宮城道雄の「春の海」という曲。
「宮城道雄」というとこの曲ばかりが有名だけど、「宮城検校」と呼ばれた「箏の神様」は作曲家としても偉大な存在だった。
ちなみに宮城道雄は内田吐夢監督の1955年の『自分の穴の中で』という映画に特別出演し、コンサートの場面で自作曲をガツンと披露している。
コレがメチャクチャかっこいい!
そんなこともあって、先日谷中にある宮城道雄のお墓参りをしてきた。
ところで、この内田吐夢。
水上勉の『飢餓海峡』なんかを撮った超有名な映画監督だけど、愛新覚羅溥儀を担ぎ出して満州国建国の立役者となった甘粕正彦(『ラストエンペラー』の坂本龍一ね)は、終戦の5日後の昭和20年8月20日に青酸カリを飲んで自決した。
その時、その様子を嗅ぎつけてスっ飛んで来た内田吐夢の両腿の間に頭を乗せで息を引き取ったっていうんだよね。
大正12年委勃発した「甘粕事件」という有名な話もあるんだけど、コレはまた8月の葉山のイベントのレポートの時に。450あいさつ上手のノッツ。460v_2ノッツだけじゃなくて、soucesの皆さんはとてもトークがお上手。470v綾太郎くんなんかもう「立て板に水」だよ。480v鍬田さんは5年ぶりの共演だったそうで…前回からそんなに経ったの~?490v恒例により和佐田さんはトークのトリ。
もうみんな期待しちゃってる!
もちろん今年も大ウケでした。
以上の楽しいトークもすべてDVDに収録されています。500v_24曲目に収録されているのは「Virgin Snow」。510_vsAのペダルトーンがオシャレ。520v_2そして、サビのメロディが秀逸なのね。
540_jsfyヒロアキくんの美しいMarshallトーンのソロ。530vストリングスの効果満点!550_2季節はいきなり夏へ!
曲は「Just Summer for You」。570v鍬田さんのソロ。
ココで全バンドメンバーがステージに上がった。
560vコレもいい曲だナァ。
こうなると夏冬だけでなく、春秋の曲も並べて欲しくなるぞ。S41a0023 ココでスペシャル・ゲスト登場!580「待たせたね!」
衛藤浩一!
590vおなじみのトーク・コーナー。
このクダリもすべてDVDに収録されているよ。
衛藤さんの「明けましておめでとうございます!」へのヤッチンのレスポンスに注目ね。
590
ギターを持ち替えたヤッチン。
ひとりしきりしゃべった後は…595v衛藤さんコーナーの定番「花のお江戸は華盛り」。600vファンク・ストラミングと「アラよっと!」に徹するヤッチン。S41a0396 そして、ソロ。S41a0368 衛藤さんもとても楽しそうだ!640ココで野村義男さんが合流してTHE GOOD-BYEコーナーに突入する。650v_mtc衛藤さんはドラムスに回る。660vベースは和佐田さん。670vそして、ノッツを加えた5人体制のTHE GOOD-BYE。675vまずは「祭り気分でTAKE A CHANCE」。680v_ntbドラミングも絶好調の衛藤さん!690v続けて「涙のティーンエイジ・ブルース」。
歌詞に注目!
S41a0534 「Go to the ぱらだいす」では衛藤さんがサンバ調のドラミングを披露。710_gtp鍬田さんが合流。
720vノッツのスティール・ドラムがゴキゲン。
でも、スティール・ドラムはサンバの故郷ブラジルの楽器ではなくて、トリニダード・トバゴが発祥。
元来は「スティール・パン」といって、トリニダード・トバゴの宗主国であるイギリスが太鼓の使用を禁止したことから、空き缶などで代用したのが起源とされている比較的歴史の浅い楽器。
オセロ・モリノ―なんていう達人がいて、一時脚光を浴びていたけど、今どうしているんだろう?S41a0773もちろんトークもタ~ップリ収録。
お客さんとのやり取りコーナーも丸ごと収められている。
何しろ収録時間がDISC-1だけで100分ですからね。
見応えがスゴイ!700vお客さんのバツグンのレスポンスで楽しそうなことこの上なし!S41a0554最近作『Special ThanX』から「アカン Be Love」も取り上げた。740_ablヤッチンのお誕生日というえば…ヤッパリこれは欠かせない!750vsoucesの2人が奏でるお誕生日メロディが流れる中…760今年もヤッチンに葉ぼたんが贈呈された。
「お誕生日おめでとう!」
クドいようだけど、DVDにはこの辺りの他のシーンも完全収録されています。770お誕生日のセレモニーで盛り上がった後は「Hong Kong Blues」。S41a0481 香港からお越しのお客さんも客席にいらして盛り上がる~!784vTHE GOOD-BYEコーナーの最後を締めくくったのは「赤いポルシェ~TAKE OFF」。805鍬田さんとsourcesの3人が加わった…810ゴージャスな編成。840ますます熱気を帯びるヤッチンの歌声!820v和佐田さんと…830v衛藤さんのコンビネーションもバッチリ!
800v最高の雰囲気でショウの前半をこなしたヤッチンであった!
そして、このテンションが怒涛の後半に持ち込まれた。850v曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒Soga21.com
 
DVD『感激ROCK+』のお求めはコチラをご利用ください⇒公式オンラインショップ0r4a0019<DISC-2>につづく
 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
バディ・ガイに認められた実力派ギタリスト/シンガー、ローレンス・ジョーンズ。
 
<Anywhere With Me>

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200 (一部敬称略 2023年1月7日 品川ステラボールにて撮影)



2023年6月 2日 (金)

Marshall London Dry Gin発売!

 
今度はコレ…Marshallのジン。10s_2 「イギリスのアルコール飲料」というと、スコッチ・ウィスキーかエールがまず頭に浮かぶでしょ?
私なんかイングリッシュ・エールが大好きなので、パブに行ったらとにかくエールしか飲まないし。
周囲を見るとラガーを飲んでいる人も少なくないが、「なんでイギリスでラガーなんか飲むのよ?!」といつも思う。
上面だの下面だの発酵方法の別を問わず男は総じてビール系。ヌルいやつね。
一方、女性はどうするかというと、ジンをオーダーすることが多いようだ。
ジン・トニックとか、ジン・ライムとか、マティーニとか。
で、現地の女性にこの辺りの事情を尋ねてみると、やはり女性がパイント・グラスを傾けてエールをグビっとやる姿はあまり好ましくないのだそうだ。
そうしている女性もよく見かけるけどね。
ウチの家内もエールが大好きで、平気でグビっとやっちゃうよ。だって日本のビールより断然美味しいからね。20「ジン」とくれば、「ビフィーター(Beefeater)」とか「Bombay Sapphire(ボンベイ・サファイア)」とか、「タンカレー(Tanqueray)」とか、日本でも普通のスーパーで売っているような銘柄も色々あるが、もちろんジンは女性のためのアルコール飲料に限ったモノではない。
それどころか、イギリスのスーパーの酒類売り場に行くと、信じられないぐらいたくさんのジンの銘柄が流通していることに驚かされる。30色もとりどり、香りは千差万別、値段もマチマチ。
入れ物がシャレていて、ビールの缶を眺めているより断然楽しいし、実際にどれも独特の風味があっておいしい。
ヒックリ返っちゃうんであんまりは飲めないけどね。
下の写真は数年前、Marshallの友達のカールに「イギリスでしか手に入らないジン」とリクエストして持ってきてもらったジン。
ラズベリーとブラックベリーのテイストでピンク色なの。
アルコール度数は40%。
とても美味しかった。Img_0039 で、この「ジン」というヤツ…そんな具合にイギリスで盛んということであれば、スコッチ・ウイスキーのようにイギリス発祥の酒かと思うとさにあらず。
発祥はイタリアらしいが、1660年頃、オランダの医者がジュニパー・ベリー(Juniper berry)という果実をベースに解熱と利尿の効用を持つ薬酒を開発し、その「ジュニパー・ベリー」のフランス語バージョン「ジュニエーブル」として普及した。
昔のヨーロッパの貴族はフランス語が公用語だったからね。40v_2下がそのジュニパー・ベリー。
この「なんとかベリー」ってのはものスゴい種類があるのね。
17世紀の終盤、オランダ総督だったウィリアム3世がイングランド国王に迎えられてその「ジュニエーブル(Genievre)」がイギリスに伝わった。
その時に「この名前、長くね?」ということで、バッサリと「Gin」という名前に短縮してしまったそうだ。
そのジンが時を経て特に製法が厳密に規定されているイギリス独特の「ロンドン・ドライ・ジン」に進化した。
言い換えると、この製法の規定に則って製造すれば、ロンドンで作っていなくても「London Dry Gin」と名乗ることができるそうだ。
5jp チョットここで名前の短縮について脱線。
よく日本人は苗字と名前から一字ずつ取っ略称を通称にすることがあるでしょう?
例えが古くて恐縮だけど、「ハマコウ(浜田幸一)」とか「ヤマカジ(山本嘉次郎)」とか。
コレは江戸の昔(あるいはもっと以前)からある日本人の習慣なんだよね。
屋号から来ているのかも知れない。
「綿屋半兵衛」で「綿半」とか、炭屋平六で「炭平」とか、「鍋屋久左衛門」で「鍋久」みたいな呼び方が普通だったから。
一方、英語も名前を省略するのがお手のもの。
「アレキサンダー」を「アレックス」って呼んだり、「エリザベス」を「ベス」にしたり。
こういう呼び名は「ニックネーム」ではなくて「demunitive(ディミュニティブ)」という。
それで…1969年公開の『1000日のアン(Anne of the Thousand Days)』というヘンリー8世の2番目のお妃であるアン・ブーリンを主役据えた映画があった。
なかなかオモシロい映画でね、リチャード・バートンがヘンリー8世を演じた。
で、アン・ブーリンはフランス系カナダ人のジュヌヴィエーヴ・ビジョルドというカワイイ女優さんが熱演した。
英語圏の人はこの「ジュヌヴィエーヴ(Genevieve)」を「ジェネヴィーヴ」と発音する。5anne ところで、Marshall Recordsから音源を発売しているバンドのひとつにGen and the Degenerates(ジェン&ザ・ディジェネレイツ)というチームがある。
ここの女性シンガーの名前は「ジェネヴィーヴ」。
元来のフランス風に読めば「ジュヌヴィエーヴ」。
で、そんなん面倒なので「Gen(ジェン)」というディミュニティヴを使っている。
まさにこの感覚が「ジュニエーブル(Genievre)」を「ジン(Gin)」にしたのではないか…と、私は勝手に思っているワケ。
コレが言いたかった!5gen話を戻して…
そのロンドン・ドライ・ジンのひとつがこの「Marshall London Dry Gin」。
ジュニパー・ベリーとコリアンダーのタネのコンビネーションに柑橘系のさわやかな香りを加えたスムーズな飲み心地。
自然植物原料をスウェーデン製の原酒に12時間浸し、大型の銅製の釜で蒸留した。
低温でこの工程を進めることによりフレッシュなテイストに仕上がるそうだ。
50黒、金、白のMarshallトリコロールとスクリプト・ロゴが映えるボトル・デザイン。
何に適用しても相変わらずカッコいいナァ。60vリアはこんな感じ。
これもカッコいい。65vアルコール度数は43%。700ml入り。

70vああ~ん!フタはノブのデザインにすればヨカッタのに!

80v_2

スウェーデンの「Live Brands Factory」が製造。90v_2 …ということで、本家Marshallのウェブサイトでは早くもオリジナル・カクテルが紹介されているよ。
 
コレは「シグネチャー・ジン・アンド・トニック(Signature Gin & Tonic)」。
★50ml Marshall London Dry Gin
★100~150ml メディタレイニアン・トニック・ウォーター
★15~20ml 赤ワイン
★ローズマリーをチョコッと
★ピング・グレープフルーツ

江戸切子のグラスで頂きたい感じですな。100もうひとつは…
クローバー・クラブ(Clover Club)」。
★40ml Marshall London Dry Gin
★10ml リレ・ブラン
★30ml 新鮮なレモン
★30ml ラズベリー&ブラックベリー・ティー・シロップ
★卵白
★金粉を飾りに

「シロツメクサの会」?シャレになってるのかな?110この商品は酒販ルートを通じて日本国内でも販売される予定です。
発売の際には、Marshall Blogを通じてお知らせ致します。
特に飲んだくれのギタリストの皆さん、よろしくお願いします。120_4 

 

☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
 
オルタナティブなパンクロッカー、パーティ・スターター、混沌の使者…そんな呼び名がピッタリのDegenerates。
揺れ動くブリティッシュ・ロック・シーンの中にあって、このチームをもっとも印象的なバンドのひとつにしているのは、アンセミック・ロックの暴動と侵略がもたらすカッコよさ、そして存在感と魅力に満ちたライブ・パフォーマンスだ。

<Underwear>

<Runaway Blues>

Gen and the Degeneratesの7インチEP『アンダーウェア(Underwear』絶賛発売中!

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