Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« 2020年12月 | メイン

2021年1月

2021年1月19日 (火)

LOUDNESS 40th Anniversary Special Live『THANK YOU FOR ALL』-extra- GOLDEN ERA <後編>


「クレイジ~~、ナ~イツッ!!!」
バックドロップが旭日旗に変わり、ココから本編の後半に入った。
このステージのルックスで興奮度が増すんだよね~。10_cn_2 高崎晃

20_2二井原実

30_3山下昌良

40v_2鈴木政行

50v_2「Crazy Nights」から『Thunder in the East』ゾーンに入って「Like Hell」。60_lhこの曲のソロも全く素晴らしい!
高崎さんのギター・ソロはそれだけで1曲になっちゃうからね。
まるでクリフォード・ブラウン。
ジャズでもロックでも「いいソロ」というモノはそういうもんだ。
つまり音列に全く無駄がないのだ。70v_2高崎さんのアルペジオに…80_hc激情のギターが重なり…
106二井原さんの歌声がかぶさる。105vそして地を這うようにヘヴィな3連!90vドラムスは西田竜一にスイッチ。
曲は同じく『Thunder in the East』から「Heavy Chains」。
いつも書いてるけど、とても好きな1曲。100v「Heavy Chains」が終わると照明が落ち、天井に吊られたミラーボールにピンスポットが当たった。
110_sl『Hurricane Eyes』から「So Lonly」。
センチメンタルに、メランコリックに二井原さんが丁寧に歌い込む。115そして、コチラも歌を歌っているかのようなギター・ソロで曲をドラマチックに演出する。
コレもいつも書いているけど、「バラードを聴かせるバンド」は「いいバンド」の証なんだよ。

120そしてエンディングは二井原さんのド迫力のカデンツァ。
いいな~、こんな声が出るなら私だって思いっきり叫びたいわい。130v竜さんの紹介と新譜制作の進捗状況の発表があって早くも本編最後のセクションだよ。
LOUDNESSのコンサートってホント時間が経つのが早いんだよな~。
140_rrこのセクション最初の曲はシングル「Road Racer」。
コレまたノリノリの楽しいドライビング・チューン。
最後まで盛り上がっていくぞ~!!
150v12月上旬にして今年最初のライブだからね…つまり久々のステージだからしてメンバーの皆さんもとても楽しそうだ!160_2このセクションで高崎さんは新しいギターを使用。
楽屋で話していらしたが、とてもお気に入りなのだそうです。
音も色もヨカッタ!170_2それともうひとつ…やはり開演前の楽屋で「コレ見てみい」と私に手渡してくれた新しいシグネチャー・ピック。
世界発売のアイテム。
普通のオニギリ型よりサイズがチョット小ぶりで、厚みもあって大変に硬い。
最初からエッジにテーパーが付いているので、時間が経っても音が変わらないのだそうだ。
やっぱりね、ロック・ギターを弾くにはこのオニギリ型が一番いいと思うね。
ロック・ギターらしい音がする。
力も入れやすいので女性のギタリストなんかは絶対にオニギリがいいと思うのよ。
3回使えて経済的だし。
ジャズは確かにマンドリン・タイプの方がいい。
Tpコレはもうだ~いぶ前に高崎さんから頂戴した使用済みのピック。
まるで缶切りの刃のように片側だけがすり減っている。
グッグッとピックを押し込むような心持で弦に当てているのだろう。

1220r4a0587

1220r4a0588_2

そんな久しぶりのライブのせいか、いつもよりステージでのからみが多かったような気がする。
180_2それも今回のライブの見どころだった。
230_2曲は「Let It Go」につながる。190_ligいつもだったら「♪レリゴ、レリゴ」大騒ぎとなる人気ナンバーだけど、今回は気持ち先行のスタイルで…。
それでもスゴイ熱気だったよ!200_v山下さんも新しいベースで臨んだ。
シマウマみたいでキレイだな。210流麗にソロを奏でる高崎さんが実に気持ちよさそうだ!
誰でも気に入った楽器を弾くってのは本当に楽しいものだからね。

220vさらに「Rock'n Roll Gypsy」。240_rrg3曲連続で「楽しい系」のドライビング・ナンバーが続いた。
コレは珍しいよね。
やっぱり「感謝祭」感にあふれているのだ!250_2しつこいようだけど、この曲のギター・ソロもやっぱり素晴らしい。
まるで協奏曲の独奏パートのようだ。260v本編の最後を飾ったのは「Metal Mad」。270_mm高崎さんはドロップDチューニングのギターに持ち替えて超重量級のサウンドで暴れまくった。280v本編最後のカラミ!
シャッターを切っていてうれしい瞬間のひとつ。300_2極上のロック・チューンをつないで構成したゼイタクな本編が終了。310そして、アンコール。
高崎さんが「8118」に持ち替えた。330_2会場に流れるSEは「8118」。310_sofそう、最近作『Rise to Glory』からの2曲だ!320_2リード・チューンの「Soul on Fire」と…
400v「I'm Still Alive」。
両方好きだ~!340v最近のライブでも必ず取り上げられる2曲。
今から何年か経ってまた「感謝祭」が企画される時にはきっと本編に繰り入れられるであろう最新の代表曲だ。350v_2最後はドラマーそろい踏み!360『THANK YOU FOR ALL -extra-GOLDEN ERA』を締めくくったのは「S.D.I.」。380_sdやっぱりコレが出ないとね!
最後を締めくくる5人のメタル・ラッシュ!

390

450

420v

430

440ココでもからみでうれしいな!
410イヤ~、オモシロかったな~。
 
しかし、曲だよな~、曲。
とにかく曲のクォリティの高さに尽きると思う。
こうしたクロニクル的なプログラムだとモロにそれを感じてしまう。
どこをどう切っても、どこをどう掘ってもいい曲揃いだもんね。
要するに最終的には「曲」が世界レベルなんだな。
そしてそれを魅力的に響かせる個々人の技量。
曲が良くても演奏がダメなら意味がないからね。
反対に演奏がスゴくても曲がツマらなければコレまた意味がない。
その2つの要素が本当にガッチリ噛み合わさっているのがLOUDNESSなんだと思う。
以前、フランクフルトでMarshallの会食の時にトイレで一緒になったポール・ギルバートも私にそんなことを言っていた…「LOUDNESSの曲はメロディアスで素晴らしい」って。
そう言われて、まるで自分のことのようにうれしかったわ。
私も日本人ですから!
 
とにかく2020年もかろうじてLOUDNESSの音楽をナマで味わうことができてヨカッタ!
460さて、LOUDNESSの周辺情報…
 
今月発売の「BURRN! Presents 炎Vol.3(シンコーミュージック刊)」、そして来月発売の「ヴァンヘイレンのムック(河出書房新社刊)」に高崎さんのインタビューが掲載されるので要チェック!

B2_2

B2_1 <前編>でTシャツを紹介した通り、40周年を記念するグッズがたくさん出来しているのでチェックをお忘れなく!
お求めはコチラ⇒公式ウェブサイト

40logoそして、ライブ情報。
延期となってしまっていた公演が下記の予定で振り替えになっている。
●福岡5月8日(金)Zepp Fukuoka →2021年5月15日(土)Zepp Fukuoka
●大阪5月9日(土)Zepp Osaka Bayside →2021年5月8日(土)Zepp Osaka Bayside
●広島5月10日(日)BLUE LIVE広島 →2021年5月14日(金)BLUE LIVE 広島
●愛知5月15日(金)Zepp Nagoya →2021年5月6日(木)Zepp Nagoya
●香川5月16日(土)高松festhalle →2021年5月9日(日)高松festhalle
●北海道5月22日(金)Zepp Sapporo →2021年5月21日(金)Zepp Sapporo
●宮城5月24日(日)仙台Rensa →2021年5月19日(水)仙台Rensa
●東京5月29日(金)Zepp Tokyo →2021年4月30日(金)Zepp Tokyo
 
まったく余談を許さないコロナの状況ゆえ、予定の変更が避けられない状況が出て来るかも知れないのでLOUDNESSの公式ウェブサイトで常に新しい情報を仕入れておいてくださいね!
とにかくまたみんなで集まれる日までStay safe!
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

470 

200 
(一部敬称略 2020年12月11日 EXシアター六本木にて撮影)

2021年1月18日 (月)

LOUDNESS 40th Anniversary Special Live『THANK YOU FOR ALL』-extra- GOLDEN ERA <前編>

 
ここ数年恒例になっていた年末の『Rock Beats Cancer』とそれに続くLOUDNESSのコンサート。
「ああ、今年はなしか~!」と残念がっていたら急転直下状況が変わり、LOUDNESSのコンサートが開催されることになった。10やっぱり「LOUDNESSが観れない年」なんて「ロックを聴かない年」みたいなモノじゃないか!
だからうれしかったね~。
お年玉の前借りみたいなもんだ。
しかも、LOUDNESSは40周年イヤー中なワケだし…ということでショウは『LOUDNESS 40th Anniversary Special Live『THANK YOU FOR ALL』-extra- GOLDEN ERA』と題された。
「THANK YOU FOR ALL」…「すべての皆さんにありがとう!」、LOUDNESSのLOUDNESSによるLOUDNESSファンのため「感謝祭」だ!

20コレは当日のイベントTシャツのB面。21vA面には40周年のロゴが黄金に輝いている。22出番を待つこの日の高崎さんの愛竿たち。25オープニングSEの流れる中メンバーが登場。
興奮するね~。30_2二井原実

40v高崎晃

50v山下昌良

60v鈴木政行

70vステージ上手で今日も高崎さんのお供をするのは…

80Marshall!

90世界最高峰のロック・ギター・サウンドをクリエイトするいつものリグ。

100MIDI搭載のラック・プリアンプJMP-1が2006年に製造中止となってから早15年。
そんなに経ったのか…高崎さんの影響で今でも探している人が多いと聞く。

110「歴代のMarshallの音が出る」と、海外ではこんなシャレた広告でデビューしたんよ。
約30年前にMarshallはアナログでコレをやった。
今となってはデジタルでチョチョイのチョイだもんな~。
もっともデジタルの音質がアナログの音質を超えることは永久に不可能なので、その結果は言うに及ばずなのだが…。
120r4a0794 ペダル・ボードの中には初代The Guv'nor。
発売当時は「アナタのアンプがMarshallになる!」という触れ込みで大ヒットしたが、この「Marshall化」を掲げたペダルっていまだに出続けているもんね。
ビックリよ!
それより、Marshallアンプを買っちゃった方が断然手っ取り早いですよ~。
120v
ショウは高崎さんの弾く「Loudness」のリフからスタートした!130_ld一気に爆発するLOUDNESSサウンド。
やっぱコレでないと!
140二井原さんも絶好調~!

150続けて『The Birthday Eve』から「Rock Shock」。150_rs前の「Loudness」に続けて揺籃期のLOUDNESSレパートリーを冒頭に並べた。160ドラムスの先行はあんぱんさん。
バッチリお元気だ!
180冒頭からステージを練り歩く山下さん。
ドラム・ライザーに上がってあんぱんさんを鼓舞する。
170そして高崎さんのソロが炸裂だ!
あ~、ホントにコンサートが開かれてヨカッタ、ヨカッタ…つくづくそう思ったわ。S41a0237「2020年は本当に大変な年になりました。
LOUDNESSに関してはコレが最初で最後のライブです。
ステージにこうして立てることがとてもうれしいです。
このライブでストレスを発散して気持ちよく帰ってくださいね。
でもね、いつもと同じライブではないです…声出しダメ…歌もダメ。
オレたちはライブを盛り上げますので皆さんは『脳内妄想』でお願いします。
デビュー・アルバムからいきます」185v_mcまた高崎さんの弾くリフでスタートするのは…190_ht同じく『The Birthday Eve』から「High Try」。
この曲が取り上げられるのは珍しいよね。120r4a0176_2 「LOUDNESSの感謝祭」だからして、選曲もいつもとは違うのだ。210v続いては時代が下って「In the Mirror」。220_itmおなじみの人気曲だけあって会場内の熱気が増す。
でも二井原さんがMCでおっしゃった通り、声出して騒いじゃダメよ!230普段なら「タッカ~ン!」と声がかかる所だけど今日はガマン。
その代わり高崎さんの「世界のギター・ソロ」をジックリ味わった!
250騒ぐばかりがコンサートじゃありませんからね。
この素晴らしいサウンドを骨の髄まで食らい尽くすべし。
ま、LOUDNESSのファンの皆さんはいつもジックリ聴いて楽しんでいるけどね。240続けてあんぱんさんのフィルからブッ放す「Milky Way」。260_mw胸のすくようなドライビング・チューン。280疾駆しまくる曲をより鮮やかに彩る高崎さんの華麗なプレイ。290ここまでの最初のセクションで約1年間の空白を取り戻したようだ。
それほど熱のこもったパフォーマンスなのだ。270「心の中で歌ってください!」と「Crazy Doctor」。305_cdここも盛り上がったよ~。320ハイライトのギターのキメ・フレーズからソロへ。310v客席に熱湯を注ぎ続ける二井原さん。
この辺りが前半のクライマックス!
330「Crazy Doctor」の余韻に浸ることも許さず間髪入れずあんぱんさんのドラムスが鳴り響く。340v_ep久しぶりの「Esper」だ!
350v「エスパー」だけに光速のナンバー。(←コレがわかる人はきっと私たち世代でしょう。東芝ね)
寸分の狂いも見せずに有意義な音を連ねてソロを組み立てていく様は、まるで大地震にも揺らぐことのない超高層ビルを築き上げていくようだ。360vココまでが前半。
客席にいる全員が心の中で絶叫していたに違いない。
 
LOUDNESSの詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

370<後編>につづく
 

200 
(一部敬称略 2020年12月11日 EXシアター六本木にて撮影)

2021年1月12日 (火)

創作の時、それは今!~お友達の力作を味わう

 
写真はロンドンの北部の丘陵地、マズウェル・ヒル。
『Muswell Hillbillies』でおなじみのThe Kinksの地元だ。
この町は「Harringay(ハリンゲイ)」という自治区(Borough=バラ)に属していて、その人口は23万人弱というから厚木市とかつくば市ぐらいの規模になる。
そのマズウェル・ヒルに住むイギリス人の友人からのメールを見て驚いた。
10しばらく前にその友人からメールがあった時、「ハリンゲイでは毎日1,300人ほどの感染者が出ている」と知ったからだ。
それからまた2週間ほど経ってから受け取ったメールには「感染の勢いが止まる気配がなく、毎日2,000人が新たに感染している」書かれていた。
スゴイ…と思うよね?
だって人口が23万人程度のエリアで感染者が毎日2,000人も増えているなんて、今のところの日本では考えられないでしょ?
ところが、それからしばらくして昨年末に受け取ったメールによれば、その数がナント4,000にも達していた。
ほんのわずかの間に感染者が3倍!
こんなことをしたところで意味はないのだが、「自治体」ということで、ハリンゲイの状況を東京都に置き換えて計算してみた。
今、東京都の人口は1,400万人らしい。
コレにハリンゲイの感染者の割合を単純に当てはめると…24.3万人!
24万を超える感染者が毎日東京で出ていたらどうなのよ?
イギリスがどんな状況にあるか、コレでおわかり頂けたのではないだろうか?
日本とイギリスとでは検査の実施率がケタ違いに違うだろう。
東京でも欧米諸国のように多くの人が制限なく検査を受けられる態勢になっていたら24万ぐらいなっちゃうんじゃないの?
20日本にいると実感が湧かないが、イギリスでは時間や観客数の制限もナニも関係なく、とにかくコンサート、リサイタル、ミュージカル、オペラ、演劇といった類のナマのエンターテインメントを開くことが全くできないらしい。
ゼロですよ、ゼロ。
それだけに「配信ライブ」の人気が衰えないらしい。
 
隔週でやっているMarshall Recordsとのインターネット・ミーティングの冒頭では、こうしていつもお互いの国のエンターテインメント事情を報告し合っている。
そうしてイギリスではライブが全くできない状況ゆえ、プロデューサーはレーベル所属のミュージシャンたちにこう言っているそうだ…「今は創造の時。とにかく曲を作るべし!創作に集中できるチャンスだぞ!」
こんな話を友人のミュージシャンに伝えると、「シゲさん、それもわかりますけど…そんな気になれるワケないじゃないですか~」なんて言われちゃう。
そんな気持ちもわからないでもないわな~。
でも、昨年の後半、我がMarshall/NATAL/EDENがらみのバンドがゾロゾロと新作を完成させて送って来てくれた。
普段、Marshall Blogではディスク・レビューだけの記事はアップしないんだけど、レコ発ライブも思う通りできない状況なので、今回まとめてココにご紹介させて頂くこととした。
だってどれも力作なんだもん!
ダマって見過ごすワケにはいかないよ。30まずは…
 
ハイダンシークドロシー
2019年末を以って25年在籍した犬神サアカス團を脱退した情次2号(g)とジン(b)が新しく結成した4人組。
「ハイダンシーク」って最初字面だけでは何のことかピンと来なかったんだけど、声に出してみてわかった、
「Hide and seek」…つまり「かくれんぼ」のことね。
ま、ジャンルで言うとビジュアル系ということになるんだけど、すごくシアトリカルな感じがしてスッカリ気に入ってしまった。11下は9月にリリースした初のフル・アルバム『ヒトリランド』。
私がシアトリカルなイメージを持つ要因は圧倒的に谷琢磨の歌唱。
色んな声色を使って独特の世界を作り出している。
コレ、ライブでアルバム通りのパフォーマンスを聴くことができれば相当スゴイと思うよ。
きっとそれを演じてくれるのだろう。
Marshallのクランチ・トーンでズカーンと全部の弦をかき鳴らすパワフルなギターはジョニーちゃんならではのもの。
ジン兄の低音がグイグイ引っ張っていくリズム隊も魅力的だ。

12_cdコレはアルバムのリード・チューン、シングルとしてリリースされた「メーズ」。
ライブが楽しみだ!…と思ったら1月17日の 『@-streaming-LIVE2021』という配信イベントに出演するそうだ。
観たいな~。

ハイダンシークドロシーの詳しい情報はコチラ⇒オフィシャルウェブサイト

 
BLINDMAN

35中村達也

50vRay

60戸田達也

70v松井博樹80v實成峻

90前作『Reach for the Sky』から2年。
11枚目のアルバムは『EXPANSION』。
ん~、タイトル通り「拡張」しとる!
上のメンバーになっていかにも「絶好調!」という感じ。
コ~レ、1曲目…一番最初に聴いた時は3/4+2/4の変拍子かと思ったんだけど、ワルツなのね?
こんなの初めて聴いた。
前作の「Da Doo Ron Ron」のような「大リーグボール2号」はないけれど、全曲まっすぐの剛速球。
やっぱロックはこうでなきゃいけネェ。
そして、ギターの音はこうやってMarshallで出さなきゃいけネェ。
5曲目のインストね、メロディもさることながらギリギリと粗い砂を噛むようなギター・サウンドが素晴らしい。
泣きに泣いてピカルディ・ケイデンス…いいね~。
その他の曲もすべて聴きごたえ十分!
毎回こうして実に密度の濃い正統派ハードロック・サウンドを送り出してくれるBLINDMANに快哉の声を上げたい。
そして、このままどんどん「Expand」していって頂きたい。
 
1月29日に『LIVE EXPANSION Vol.2 -ZERO RANGE IMPACT-』と銘打った2回目のレコ発ライブが配信されるそうだ。
観たいな~。
 
BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL SITE
40cd 

amber lumber

95森永JUDYアキラと…

110v山本征史のデュオ・チーム。
ココはまるでコロナなんかこの世に存在しないような絶好調ぶり…に見える。
もちろんライブの運営等、苦労は絶えないことと思うが、いつもナニかを作っていて立ち止まっていることが全くないように感じるのだ。120そうして11月の下旬に発表したのが3枚目のフル・アルバム『Hundred Suns』。
『運命の輪っか』で「初会」、『Mother Moon』で「裏を返し」て、このアルバムで完全に「馴染み」となったamber lumberの音楽世界(この辺、何のことかは五代目古今亭志ん生あたりの廓話を聞いて調べてください)。
アキラさんのウイスキー・ボイスと征史さんの分厚いベースが絡み合って深い世界を演出するスタイルは唯一無二のモノ。
いいんだよ、潮騒から始まって日が昇るこのアルバム。
「ランデブー」のアキラさんの声には感動ものだし、出るべくして出た感じの沖縄テイスト、「ウートートゥー」もジックリ聴き込んでしまう。
「I Wanna be Your Blood」のカッコよさは一体ナンダ?
歌の文句で心臓だの、腎臓だの臓器の名前を聴いたのは、なぞなぞ商会が『Rocky Horror Show』の「Time Warp」を改作したヤツ以来か?
「ヨルノガッコウ」では征史さんのメルヘン・テイスト爆発!
amber lumberの個性と魅力がギンギンに詰め込まれた1枚。
征史さんの筆によるジャケットのイラストも毎回いいね。
タロット・カードをモチーフにしているのだそうだ。
100cdamber lumberは音だけでなく、ビジュアルにも力を注いでいるのが大きな特徴。
やっぱり目に見えるモノは印象を強くするからね。
征史さんの作品はamber lumberの音楽の一部なっていることは間違いない。
フランク・ザッパは幼い頃、絵が楽譜だと思っていたんだって。
つまり、「音楽」を記録している媒体が「絵」ということね。
そして、大人になって音楽で身を立てるようになり、ある日オーケストラの団員に同じ絵を見せて感じるままにそれぞれの楽器を演奏させた。
結果…出て来る音はあまりにも全員バラバラで失望したそうだ。
この征史さんの描くイラストね…コレは誰が見てもamber lumberの音楽を演奏する気がする。
   
amber lumberの最新情報はコチラ⇒Official Twitter
125 
CONCERTO MOON

126ついに出た現在のメンバーによるオリジナル・アルバム。
通算13枚目!130cd現在のメンバーとは…
 
島紀史140芳賀亘

150v中易繁治160v三宅亮

170v河塚篤史

180すごくオモシロかったの、このアルバム。
まだ完成する前に「途中経過」ということで、車の中でノンちゃんに少し聴かせてもらったの。
今となってはどの曲かはわからないけど、「アレ、いつになくポップだね~」と私が言うと「そうでしょ!」なんて言ってた。
イヤイヤ、出来上がって全編を通して聴いてみると、「ポップ」なんていう印象は全くなかったわ。
確かにいわゆる「耳なじみの良い曲」のようなイメージはあるんだけど、巷間で「ポップ」という言葉で表現される音楽のように全く甘くない。
どの曲も、「新しい声」を得て、「新しいCONCERTO MOONの音」を作り上げた「歓喜の歌」に私には聞こえる。
ノンちゃんの信念は岩をも貫き通すのだ。
8曲目の「Rise and Fall」ね。
王道ハード・ロックのリフから歌が入って「お!変形マイナー・ブルースか!」と驚いているウチに場面がコロコロ変わっていくこのスリル!
今までのCONCERTO MOONのレパートリーにこういうのはなかったんじゃん?
とにかく全編を通して素晴らしいのはノンちゃんのギターの音。
やっぱりチャンとスタジオで4x12"キャビネットを思いっきり鳴らして録るギターの音はいいね。
天然マグロだよ。机の上で育てる養殖マグロとはワケが違う。
昔はみんなこうやってたんだよ。
インストの9曲目を聴いてごらんなさい!
便利なだけがいいワケじゃ決してないということを島紀史が泣きながらギターで訴えかけているようではないか。
最後は笑うんだけどね…あ、コレもピカルディ・ケイデンスだわ。
 
下はデラックス・エディションの様子。
ボーナスCDには芳賀ちゃんの歌と亮くんのキーボーズで取り直した「Between Life and Death」、「Struggle to the Death」、「Life on the Edge」の3曲を収録している。
買うなら「デラックス」だ!

120r4a0506ところで、ノンちゃんのCODEのデモ動画『BREAk the CODE』は観てくれた?
アタシャ、も~うれしくてね~…というのはその再生回数。
ま、コレには拘泥しないようにしているんだけど、私も人の子、回数が増えればうれしいにキマってる。
でも単純に回数だけのことを言っているんじゃありません。
テレビ・タレントの動画のようの「何万回」には及びもつかないけど、こうしたチャンとしたギターをまじめに弾く動画を視聴してくれる人が日本にまだそこそこ残っていた…ということがうれしいのだ。「音楽の正義」を見たような気がするワケ。
わっかるかな~、わっかんネェだろうな~。
とにかく、「演奏がスゴイ」、「音がいい」、「オモシロイ」と、ご覧になった方からはすごく高い評価を頂戴したこともうれしかった。
ハイ、まだご覧になってない方はコチラからどうぞ。
このシリーズ、強力なヤツがまだ残っているので、チャンネル登録して待っててね。
 
さて、『Rain Fire』をお聴きになられた方、ノンちゃんがビデオの中で言っているCODEで録音したパートはおわかりになられたかな?
当たれば本人からピックもらえるからね~。
え、私?わかったっかて?
ゼンゼンわかりません!…と言っておかないと商売に差し控えるでしょ?
 
CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒Official Site
Npick
FATE GEAR
 
先日のオンラインの楽器フェアで大熱演してくれたFATE GEARもニュー・アルバムをリリースした…と言いたいところだけど、製造サイドのミスが見つかり、作り直しで已む無く発売を延期。
そして、明日(1月13日)発売される!190FATE GEAR、4枚目のフル・アルバム『The Sky Prison』は、「メアリーとアン」という実在した女海賊をモチーフにしたコンセプト・アルバム。
今作でも曲によって異なるシンガーを起用するスタイルを採用。
9曲中5曲をNANAちゃんが担当。
そして大山まきちゃんが2曲でド迫力のノドをブチかましてくれている。
「歌入りの音楽」と言うのは最終的には「歌手の声」を聞かせるためのモノなので、歌い手が変わると音楽が変わってしまうのが必定だ。
このバンドはそれを実にうまく利用しているんだな。
もちろんその「声」に呼応する曲もバラエティに富んでいて聴くものを飽きさせない。
今回も出て来たケルト風味っていうのかな?最後の曲みたいなのはオモシロイね。
こういうテイストをドンドン取り入れて他のガール・メタル・バンドとの差別化を図ってもらいたいと私なんかは思いますね。
プロジェクト制度を活用してもっともっと色んなことにトライしてみればいいと思う。
そうそう、リード・チューンの「The Sky Pirate」のJillさんのヴァイオリンがメッチャかっこいいのだ!
200さて、毎度お楽しみのFATE GEARの特典コーナー。
10月下旬にレポートした通り、今回のアーティスト写真は私が撮らせて頂いていて、それらの写真を使った特典アイテムをたくさん制作して頂きました。
ん~、うまいこと使うもんですな~。
この日蒸し暑くてね~、でも苦労して遠くまでお邪魔した甲斐があったというモノです。
隊長、どうもありがとう!220CD屋さんによって扱っているアイテムが異なるので、FATE GEARのウェブサイトで確認してCDをお買い求めくださいまし。
卓上カレンダーや…

230 
ホログラムのトレーディング・カードが2種…

240

250 
そして、おなじみフォト・ブック。
なんかもう、撮影したのがなつかしいな。260それから1月27日には「Scars in my Life」のシングルが発売される。
コチラも私めの写真で特典グッズを作ってもらいっています。
 
FATE GEARのこの辺りの詳しい情報はコチラ⇒FATE GEAR Official Website

210v
 
  
さて、我がMarshall Recordsも海の向こうからガンバってます。
Marshall Recordsは流行りすたりに捕らわれないコアな音楽を送り届けることを目的として設立されたレーベルですからね。
ガッツのある音源がゾロゾロ出て来てる。
…ということで最近作をご紹介。

270
GRAND SLAM

 
大分時間が経ってしまったけど…ローレンス・アーチャー率いるGRAND SLAMMの『Hit the Ground』。
私はこの辺りとなるとゼンゼン通ってないので、余計ことは書かないようにしよう。
言えることは「ロック」です。
私が知っている「ロック」とは基本的にこういう音楽を指す。
Thin Lizzyは『Bad Reputation』からリアルタイムで聴いていたけど、なんかあの時あたりの自分を思い出すわ~。280cdモロにThin Lizzyなヤツを聴いてみて!

REWS
 
元はギターとドラムスの女子2人のチームだったRews。
今ではボーカルズ/ギターのショーナ・トーヒルだけになっちゃった…でもRewsというグループ。
日本で言うとスーパーフライとかTMレボリューションみたいなものか?
またショーナが快活で魅力的な人なんだ。
ココは若いだけあってパンキッシュな要素が強い今風のサウンドを作っているけど、日本のそれとは全然違って、やっぱりロックの本場の国の雰囲気が強く漂っているんだな~。
ハードでストレートだけどチョット捻った感じのサウンドが聴いていてとても気持ちがいい。290cdニュー・アルバムの『Worriors』からリード・チューンの「Today We're Warriors」をどうぞ。
我々の世代は「Warrior」といったらWishbone Ashと相場はキマっていたんだけどね。

BAD TOUCH
 
昨年、イギリスのライブハウスを救済するキャンペーンが張られた時、キキ・ディーの「I've Got Music in me」で参加したバンド。
もうこのバンドも70年代丸出しでサ…いいんですわ~。
とりあえずイギリスからこういうバンドが出て来る限り、地球上からロックがなくなることはないだろう。
日本はもう風前の灯だもんね。
このバンドはまず、ひたすらシンガーのスティーヴィー・ウエストウッドのカッコよさを楽しむ。
Marshall Liveで観た髪を振り乱し、ステージを執拗に踏みつける彼のカッコよさといったら!

300cd最新アルバム『Kiss the Sky』から「Strut」という曲をどうぞ。

 
KING CREATURE
 
コチラはもっともハードめなKING CREATUREがチョット前にリリースした『Set the World on Fire』。
今回もヘヴィなナンバーをゾロリと揃えてMarshall Recordsのメタル方面を堅持してくれている。
そんなメタルメタルはしてないけどね。310cdニューアルバムからは1曲目と2曲目のビデオが制作されているようだけど、2曲目の「Cptives」をどうぞ。
コワモテだけど、実際は会ってすぐに自分からfacebookの友達申請をしてくるような気さくな方々です。


…と、日本より厳しいコロナ環境にあるイギリスでも皆さんガンバっていらっしゃいます。
ちなみに未着のKING CREATUREの盤を除いてた3枚はすべてカラー・レコード。
普通の黒い盤に比べてカラーレコードは音が良くない…なんて話を聞いたこともあるけど、とりあえずカラーはうれしい。
なんでだろうね?315まだまだコロナは続きそうだ。
今は創造の時…アーティストの皆さん、力作を楽しみにしています! 

 

200_2

2021年1月 7日 (木)

曾我泰久 Plays STUDIOシリーズ

   
使いやすい、持ち運びはすい、カッコいい、カワイイ、そして何よりも音が最高!…と、好評のSTUDIOシリーズ。
今回は曾我泰久さんにご試奏をお願いした。10大きなステージでは必ずMarshallを使用して頂いているヤッチン。
最近のソロのステージではギター・ソロのパートのほとんどを田川ヒロアキさんに任せ、シンガーとしての役割に集中しているが、ナンのナンの、The GOOD-BYE時代からバリバリをギターを弾きこなして来た大ベテラン・ギタリストなのだ。
実際、私が若い頃、THE GOOD-BYEがテレビに出ていて、ヤッチンがギターを弾いているのを目にすると「ウマい人だナァ」なんて思ったりしたモノよ。
S0r4a0076ヤッチンはかなり前からこのSTUDIOシリーズに興味を持って頂いていて、いつでもご試奏頂きたかったのだが、忙しい人だからなかなか実現できないでいた。

12ss

それが、コロナのせいもあってお時間ができたので、先日の神田明神ホールのコンサートの時にスンナリと話がまとまった。
我が事務所の近くのスタジオにお越し頂き、半日ドップリとMarshall風呂を浴びて頂いた…というワケ。
楽しみにしていたSTUDIOシリーズ…さて、どんな展開になったのかな~?
STUDIO CLASSICとSTUDIO VINTAGE、それぞれ3種類、合計6通りの組み合わせでトライして頂いた。
20では、まず…
SC20H+SC212
から…30vMarshall シゲ(以下「M」):いかがですか?ずいぶんタップリと弾かれましたね?
曾我泰久(以下「Y」):そうですね…小さいワリにとにかく音がデカくて驚きました。
M:20Wなんですけどね…さすが真空管アンプです。
Y:それと、音がキュッとまとまっているのがすごく印象的でした。
このギターってすごくハイ(高音域)がでるんですけど…
M:ね~!(実際に弾かせて頂いたところ、私もいい加減色んなギターを弾いたけど、高域のリッチさにはビックリよ!)
Y:でしょ?でも出て来る音がすごくバランスよくまとまっていて、初めてこのギターの素音を聴いた感じがする…。
2人:(爆笑!)

40Y:今まで色んな所でこのギターを弾いてきたんですが、エフェクターを必ず通していたんですよ。
M:わかります。
Y:今回、このSTUDIOシリーズ本来の音が知りたかったので直でつないでみたんですが、やっぱり音の「まとまり感」がスゴいのと…あと、攻撃性がスゴい!
M:攻撃性?
Y:「弦の響き」みたいなモノをすごく感じますし、ボクが思っている「ロックの音」っていうのかな?…今、自分が演っている音楽にすごくマッチするように思いました。
M:歪みの感じはいかがですか?狙った通りの感じ?
Y:そうですね。ヘンに歪みすぎたりしないし、ベチャっとせずに音を押し出してくれる。

50vM:曲を作る時、楽器にインスパイアされることってありますか?
Y:あります。
M:その点でこのMarshallはいかがですか?ハードな曲ができちゃう?
Y:クランチがすごく気持ちいいですからね。
ギターのボリュームを落とした時の音の粒立ちの良さがまたいいんですね。
シゲさん、さっきおっしゃっていましたけど、あのセブンス・コードが出ちゃんですよ!
2人:(爆笑!)※ココでのセブンス・コードはビートルズの「She's a Woman」や「Back in the U.S.S.R.」などで聴ける典型的なコード・フォームのこと。
M:「明星」の付録の歌本に載っている押さえ方ですよね!
Y:ボクはコレでセブンス・コードを覚えたんです!60 
SC20H+SC112

70vM:さて、ヘッドはさっきと同じですが、キャビネットが2x12"に変わりました。
Y:こうもサウンドが変わるモノなんですね~。
M:最終的に音を出しているのはスピーカー・キャビネットですからね。
Y:やっぱり、小さいのに音が大きいという印象です。2x12"よりギュッとしたイメージ。
M:芯があるみたいな?
Y:そう。コレで十分ですよね。「STUDIOシリーズ」というだけあって、レコーディングでは当然、ステージでも完璧に使えますよね。
M:皆さんそういうご感想です。
Y:やっぱり。音の印象としては、キャビネットが小さくても全く物足りないことはない。
それでキャビネットの個性がすごく出ていると思います。
2x12"よりこの1x12"の方が音の粒立ちハッキリするような感じがボクにはあります。
M:THE GOOD-BYEの時に野村さんの小型アンプに対抗するにはもってこいじゃないですか?
Y:ハハハ!見た目はね!

80 
SC20C

90vY:いいですね。すごくいい。
こんなに小さいのにMarshall独特のガッガッという押し出し感が出ている。
昔、レコーディングでこのガッガッが欲しくてMarshallを用意してもらったことがあったんです。
ボクの中のMarshallのイメージは、この背中を押してくるようなガッガッなんです。
それで、こんなに小さいのにそれがバッチリ出ているところはホントにスゴいと思います。
M:チャンク(chunk)の時ですよね?
Y:チャンク?
M:右手の平でミュートして低音弦を8分で弾くことを英語圏では「チャンク」っていうんですよ。Marshallの本を翻訳していてコレがわからなくて苦労しました。
Y:ヘェ~。
100M:スタックとコンボの選択のこだわりってナニかありますか?
Y:見た目はスタックですね…やっぱりカッコいいですからね。
M:Marshallのお家芸でございますから!
Y:正直…コンボがこんなにいい音を出すなんて知らなかったですよ!ちょっとビックリです。
M:ひとつの箱の中にアンプとスピーカーが一緒になっているのと、スタックのように別々になっているのとでは音がゼンゼン違うと言われています。
Y:なるほど…それと、さっきシゲさんがやってくれたように、コンボ・アンプを壁に近づけたり、反したりするだけでまた聞こえ方がゼンゼン変わって来るのにも驚きました。
深いですよね~。110 
SV20H+SV212

120vM:ココからはSTUDIO VINTAGEです。
Y:アノ~、ボク、本当にゼンゼン詳しくなくて…。
M:イエイエ、皆さんがお詳しいと私の商売がやりにくくなっちゃいますからね。
Y:ハハハ。
この形は馴染みがあるんです。昔、フォーリーブスのバックのギタリストの方がこういうのを使っていらっしゃったんです。
(※1959のこと…こういうヤツ ↓ ↓ ↓)

1959  
M:その時代は1959ぐらいしかなかったんですよ。
Y:郷ひろみさんの時もMarshallでしたね。
ウン…ジャニーズはもうみんなMarshallでしたよ!
M:我々世代はみんな、「Marshall」といえば「1959」ですから。
いかがです?
Y:CLASSICシリーズより、より弦の音が聞こえるような感じがします。
M:弦の音が1本1本ハッキリ聞こえるようなイメージですよね。
Y:そうそう!ちゃんと歪んでいるのにそう聞こえるんですよ。塊になっていなくてすごくキレイな音。
M:そして、音が大きくてもうるさくない…ま、ウルサイ方もいらっしゃいますが。
Y:そう、気持ちいい!
さっき教えて頂いた、インプットの場所によって音が変わる設計もスゴイですよね。
M:それは「音質」というよりも、ギターの出力を考慮してのことだったんですけどね。
Y:この時代にスゴいアイデアだと思います。
あと、見た目がメチャクチャかっこいいですよね。
200 M:最近気が付いたんですが、この黒と金と白…このデザインって、ジム・マーシャルはロンドンのパブの看板からヒントを得たんじゃないかと思うんですよ。
ロンドンには黒字に金の文字を入れた看板を掲げているパブがたくさんあるんです。
Y:あ~、なるほど!
あ、シゲさん、イギリス人って本当に傘をささないんですか?
M:滅多なことではさしません。雨が降ると結構風が出ることも多く、「ささない」というより「させない」ことも少なくないんです。みんなビチョビチョになっていますけどヘッチャラです。
あのパーカーってあるでしょ?
Y:あの洋服の?
M;アレ、イギリスでは「フーディ」っていうんです。フードが付いているから「フーディ」。
イギリスではフードは飾りではなくて、傘の代わりなんです。
雨が降って来ると傘をささずに、みんな一斉にアレをかぶり出します。130v 
SV20H+SV112

150vM:こちらでも1x12"のキャビネットをお試しいただきました。
Y:も~、ね。いいですね!ホントに…いい!
「キタ!」って感じがします。
M:このコンビネーションは確かにすごく人気があるんです。
Y:音の立ち上がりがスゴいですよね。反応が早い。
M:弾き手にとってとても重要なポイントですよね。
Y:あと、ギターのボリュームを絞っていってクリーンに近くなった時の音がまたメチャクチャいいじゃないですか!
ギターのボリュームを調整するだけで音の表情がガラっと変わります。
ボリュームを下げても音がちっともペタペタしなくてすごくキレイなんです。
M:いいアンプの証拠です。そして真空管アンプならでは特性です。
Y:それと、ピッキングの強弱を驚くほど正確に表現してくれるます。
すごく上品に作られていると感じました。
M:値段の安いアンプではこうはいかない。やっぱり「ただ銭は取らない」ということです。160v 
SV20C

170vM:VINTAGEのコンボです。
Y:コレもいいナァ~。
M:コンボらしいコンボ。コンボ派にはタマらないモデルだと思います。
Y:コンボらしいコンボ?
M:はい、スタックに比べてやっぱりガタイが小さい分鳴りがコンパクトなんですね。音の大小ではなくて。
ですからこの後、またスタックに戻ると鳴り方がゼンゼン違うことがすごくよくおわかりになると思います。

180vY:コレもやっぱり弦の1本1本が聞こえるようだし、カタマリになった時のパンチ力はすさまじいですよね。
M:場所は取らないし、軽いし、見た目はいいし。
Y:ビックリです。こんなに小さいモノがあんなに大きな音を出しているようには全く思えません。
大したモノです。
M:ありがとうございます!
Y:イエイエ、こちらこそ念願がかないました!

190v実は…サササとそれぞれ音を出してイッチョ上がり!みたいになるのかな?なんて思っていたりしたんだけどトンデモナイ!
1台1台とにかく丁寧に、そしてジックリと時間をかけてお試し頂いて、結局時間イッパイになってしまった。
ヤッチンも好きね~。
…と言うぐらい魅力的なMarshallなのです。210その後はMarshallの事務所で音楽談義。
マイナーなロックから、ジャズ、クラシック、ミュージカルまで、私が好き勝手に選んだ音楽をガマンして聴いてもらいながら、色々なおしゃべりをさせて頂いた。
ショウビジネス界でのキャリアが半世紀ににもなろうかという方のお話だからね、いつも事務所へ来るミュージシャンとはまたゼンゼン違う話題ばかりでも~最高にオモシロかった!
お疲れさまでした。0r4a1486さて、今日は1月7日。
ヤッチンの誕生日なのだ。
 
お誕生日おめでとうございます!
 
…ということで、毎年恒例のバースデイ・ライブが今週末に開催される!
ウチのライブ仕事始め。
緊急事態宣言がまた出されるけど、開演時間も早いし、規定をバッチリ遵守しての開催なので安全で楽しいコンサートになることでしょう!
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

Mh
 

200_2
(一部敬称略 2020年11月 都内某スタジオにて撮影)

2021年1月 5日 (火)

【訃報】アレキシ・ライホのMarshall

 
この記事より先に「新年のごあいさつ」を投稿した。
本当にただのご挨拶だけで1本編むのも気が引けたが、めでたい新年の最初の投稿が「訃報」になってしまうのもどうかと思い、苦肉の策でコレを2021年の2本目の記事とさせて頂いた。
…というのは、昨日飛び込んできたアレキシ・ライホの訃報。
「ナニ、アンタ、アレキシ知ってんの?」とすぐにツッコミが入りそうだが、ご指摘の通り…失礼ながら音楽は存じ上げません。
でも、2008年の7月7日に会ったことがあるの。
ナゼか場所は名古屋のダイアモンドホールで、当時のYOUNG GUITAR誌の編集長と一緒だった。
それがどうしてそういうことになったのかサッパリ覚えていない。
アレキシにはMarshallを貸し出してあって、機材の取材を申し込んでいたんだと思う。
私は前日に名古屋に用事があって、翌日にChildren of Bodomの名古屋公演があるのでちょうどいい…なんてことになって、インタビューを予定していたヤンギさんと相乗りさせて頂いたような気がする。
私の手元には残っていないんだけど、ヤンギさんのインタビューの後にアレキシの写真を撮ったんじゃなかったかな?
それが下のムックのためだったような気がするけど、最近は思い違いをしていることが少なくないので真相はわからない。
インタビューの間中ひと時も缶ビールを手から離さず、面倒くさそうに話すこの時の様子はお世辞にも「愛想が良い」と言える態度ではなかったが、いかにも「何か自分だけのモノを作り上げているロック・ギタリスト」という自信に満ち溢れた雰囲気で、小柄な体躯から出ている雰囲気は迫力満点だった。
あれがロック・ミュージシャンのデフォルト・スタイルと言えなくもないわな。Ygal_2 以下、今は見ることができない2008年7月11日付けのMarshall Blogの記事を大幅に再編して故人を偲ばせて頂く。
 
★   ★   ★   ★   ★   ★

コレがアレキシのMarshall。
アンプ・ヘッドはJCM800 2203KK。
御存知の通りSlayerのケリー・キングのシグネチャー・モデルだ。
アレキシは今年に入ってからこの2203KKを使用し始めた。
実はコレがはじめてレギュラーで使うマーシャルなのだそうだ。
以前はブースターが搭載されたアクティブ・ピックアップのギターを他社製のラック・タイプのアンプに組み合わせて使っていた。
ところが、そのギターのつくりが非常に繊細で、ステージ・アクションの激しさからか故障が頻発。
加えてサウンドが安定しないために、オーソドックスなピックアップに交換した。
そして、新しいアルバムをレコーディングする時にスタジオにあった2203KKにトライしたが、アレキシはその音に満足できなかった。
Img_2228しかし、ギターのピックアップをディストーションがやや深いモノに交換したところ、2203KKから出てくる音がガラリと変った。
アレキシ曰く、2203KKの魅力は「ヌケのよさ」と「中域の厚み」。
その素晴らしさは特にソロの時に発揮され、アレキシが今まで一度も経験したことのない納得のいくギター・サウンドになったそうだ。
 
下がメインで上がスペア。
Img_2233メインの2203KKのセッティングがデカデカと記されている。
「Pre-Amp」、すなわちゲインが「9」だって。
マスターは「3.5」だけど、コレでもかなり狂暴なサウンドだ。
「THE BEAST」スイッチは常時ON。
それだけにノイズ・ゲートもかなりガッチリと使っている。
GAINも含めたほとんどのコントロールには触ることがなく安定しているらしい。
エフェクターで歪ませることはなく、ピックアップのディストーションと2203KKですべての歪みを作り出している。
Img_2216リアのようす。Img_2220キャビネットは1960Bを1台だけ使用しているが、2×8Ωで出力している。

Img_2224アレキシ使用の1960B。
Img_2231コレはそのリアパネルのようす。
当然「8Ω STEREO」で結線しているのだが、SPEAKER OUTのひとつはキャビネットにダイレクトに、もうひとつは間にダイレクトボックスを経由させている。
いつもこの方法でキャビネットをつないでいるそうだ。
「本当は16Ω一発でつないだ方が音がいいんだけどね!」とは2001年からアレキシについているギターテクのノイビ氏。
そりゃそうでしょう。
Img_2223 出番を待つアレキシの愛器たち。Simg_2230_3
★   ★   ★   ★   ★   ★
 
以上。
Marshall Roadshowで日本国中を回って2203KKのデモンストレーションをやったっけナァ。
もう13年も前か…。
今にして思うと音のはもちろん、個性があってとてもいいモデルだった。
高崎さんが試奏された時、ノイズゲートの性能の良さに笑いながら「コレ、危険やナァ~。お婆さんが近くにおったらビックリして死んでまうで!」なんておっしゃられたのをよく覚えている。
「イヤイヤ、お婆さんはまず近寄る機会がありませんから!」なんて大笑いしたっけ。
ちなみに、アレキシは「ケリーとは仲良し」と言っていた。
  
Alexi "Wildchild" Laiho…享年41歳。
長い間病床に臥せっていたとか。
才能あるギタリストのご逝去を心からお悔やみ申し上げます。
 

200_2


 


新年のごあいさつ

 

明けましておめでとうございます
 
年末に好き勝手なことをズラズラを書かせてもらったので特にありません。
今日から2021年のMarshall Blogをスタートします。
年明け早々また大変なことになりそうですが、今年もみんなで元気に楽しくやっていきましょう!
今年もMarshall Blogをご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 

 

Simg_8213 (写真は「ロンドンの初日の出」のつもり。早くロンドンに行けるようになるといいな~)
 

200