SHOW-YA 35th Anniversary Live『組曲』~SHOW 1 <前編>
「35周年イヤー」のSHOW-YA。
2020年は『NAONのYAON』の中止も余儀なくされ臍を噛む思いをしたが、11月末に六本木でコンサートを敢行。
その中でアナウンスした通り、SHOW-YAの35年の歴史を綴った組曲を披露するショウがその翌月に開催された。
名付けて『SHOW-YA 35th Anniversary Live「組曲」』。
ショウは同日2回公演となった。
今日と明日はまずマチネーのレポート。会場の入り口に設置された恵子さんのボード。
「ICheck」という新型コロナウイルスの抗体検査キットのパンフレットを収めたスタンド。
以前、恵子さんの吹き出しは「熟女なめんなよ!」だったような…そう、今は「コロナなめんなよ!!」なのだ。
そしてコレは「ICheck」の公式ウェブサイト。
恵子さんがイメージ・キャラクターとして登場している。
前回のEXシアターの開演前のステージで私が撮らせて頂きました。
ICheckの詳しい情報はコチラ⇒ICheck公式ウェブサイト
もちろん、目玉の「組曲」を最初に演るワケがない。
オープニングはおなじみ「Fairy」。sun-go☆さんはいつもの機材でいつもの轟音。
つまりMarshallだ!
フットコントローラーも大活躍。
「BLUE ROSE」ってのが気になる?いつものFairyポーズ。
実はこのFairyポーズをうまく撮るのはムズカシイ。
ステージの真下、いわゆる「前っツラ」から狙うとポーズの動きをとっている間は2人の顔を同時に収めることができない。
ナゼなら恵子さんは左手、sun-goさんは右手と動かす腕が違うので、下から狙うとどちらの腕が必ず顔に被ってしまうからだ。
この会場は真ん中に通路があることに加え、客席の勾配が急なので、顔の高さでカメラを構えることができるというワケ。
この会場でもう何回も撮っているので、それらのことを知っていてこの瞬間を狙っていた。
カレコレ10年以上SHOW-YAさんのライブを撮らせて頂いていますからね、そりゃ狙います。 ホント、今年はSHOW-YAのステージの姿を見る機会がほとんどなかったので、こうした見慣れた定型のポーズひとつひとつがすごく愛おしく感じる。ギター・ソロから…
キーボーズのソロへ。とにかく5人ともハツラツ感があふれ出てる!
最高にパワフルなオープニングをブチかましてくれた!
今日も幸先がいいぞ!「こんにちは!SHOW-YAです!
SHOW-YAの35周年が始まるよ~。
今年最後のSHOW-YAのライブとなります。
年末ぐらい騒ぎたいよね~」
「でも、ダメダメ~!
心の中で叫んだり、コブシを上げたり、各々自分の中で楽しんで帰ってください!」 2曲目は「Out of Limits」。
SHOW-YAの歴史巨編「組曲」の他にはクロニクル的な要素が特に加味されることはなかった。
「組曲」へのイントロ…ではなくてヴァースかな?
ナント派手でダイナミックなヴァースであることか!
※「ヴァース」とは曲の本編に入る前に演奏する歌入りの導入部のこと。普段は省略されることが多いが、「第二のアメリカ国家」とアダ名されるホーギー・カーマイケルの「Stardust」なんかはヴァースごと有名だ。
ちなみに映画『ラ・ラ・ランド』をご覧になった人は覚えているかもしれないが、映画の最初の方で彼のアパートを訪れた彼女が部屋にあった汚いイスに無造作に座ろうとすると「オイ、気をつけろ!それはホーギー・カーマイケルが使っていたイスなんだぞ!」と怒るシーンがあった…気持ちはわかる。
私はあのシーンが一番印象に残った。
…ってんで、1989年のアルバム『Outerlimits』のオープナーで爽快にブッ飛ばす!ステージのヘリでお客さんを挑発する恵子さん。
でもお客さんは声を出せないのよ。ハード・ドライビングなギター・ソロ!「Are you readyッ?!」
続けてアルバム通りの曲順で「Look at me」。ココもノリノリでいくぞ~!
キャプテンのキーボーズ!
ソロだけじゃなくてバッキングのオルガンもカッコいい!ギター・ソロもいったらんかい!
イエ、ギター・ソロお願いします!始まってまだ3曲なのにすでにクライマックス!…な感じ
「楽しんでますか?
皆さんが元気にライブに足を運んでくれることが私たちの励みになります。
そして、私たちも皆さんの励みになりたいと思います」
ココで恒例のスピーチ・コーナー!まずはいつも通りmittanから。
「滅多にないSHOW-YAの昼のコンサートにおいで頂きありがとうございます!…
…2020年は大変な年になってしまいました。
2021年がよい年になるように心を込めて演奏したいと思います!」
「さとちゃんで~す。
今年最後のライブになってしまったけど、こうしてステージに立てて皆さんに会えること、楽しみしてました……来年も結構ガンバります!
(お客さんの声「エ、結構?」)……イヤ、全力でガンバります!」「こんにちは、キャプテンです!
今日は短いひと言あいさつ…色んな事がありましたが、みんなの前でライブができること、5人でココに立てるシアワセに感謝したいと思います。
ありがとう!
次はSHOW-YAの番長…sun-go☆!」「35周年…ココまで来れたこと、ココにいるみんな、スタッフ、ココに来れなかった人たち全員のおかげだと思います。生きてこの5人で演奏できる、生きてみんなもライブに来てくれる…コレは『当たり前じゃない』とつくづく感じた今年でした。
美紀ちゃんが70になるまでガンバりたいと思います!」
「いつまで演り続けていられるかわからないけど、みんながSHOW-YAを支え続けてくれる間はガンバります。
イッパイいろんなことを計画していたんだけどな~。
こんなことになるとは誰も思わなかったよね。
身体中のエネルギーを発散しないとブッ壊れちゃうからSHOW-YAのライブで発散してください!
あ~あ、こんなハズじゃなかったのにナァ~」
ホント、ホント。
今日は皆さん、短めのご挨拶。
MCの後はすぐに「TROUBLE」に取り掛かった。
コレも『Outerlimits』からなのね?
このドライブ感、タマりまへんな~。
ブレイクの直後に飛び出すギター・ソロ。
スリル満点!しかし、盛り上がってるな~!
お客さんも声を出して騒ぎたいだろうな~。
ガマン、ガマン。
騒ぐだけがロック・コンサートじゃないよ!
sun-go☆さんのギター・イントロから「You Turn Me Over」へ。
楽しいね~。
この曲が出て来ると何と言うか…ひとつの区切りが入るみたいな?
そう、この後は『組曲』のセクションに突入するのだ。「ヘーイ!今年最後のメンバー紹介をするよ!」
「ドラムス~、mittan!!」
「キーボーズ、キャプテン!」
※恵子さんは実際には「キーボード」という言葉をお使いになられていますが、勝手ながらマーブロでは英語圏での慣習に倣い、「キーボード」と「ボーカル」はそれぞれ「キーボーズ」、「ボーカルズ」と複数形で表記させて頂いております。
そして、SHOW-YAで歌を歌っていらっしゃる恵子さん。
「SHOW-YAにはとてもとても大切な6番目のメンバーがいます。
紹介します…and, and, and…You!!
We are SHOW-YA!」
「いくつになっても戦うことをあきらめたくありません!
ずっとロックンロールしていくので最後までSHOW-YAについて来いよ~!
いくぞ~!」
♪ジャ~ジャ!
ココまでが前半。
この後、この日のメインイベント『組曲』に突入する。
『組曲』は<後編>でお楽しみください。
Marshall Blogも「組」になっております。
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト