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2020年8月

2020年8月25日 (火)

スタジオ・ジョニー~Jonny Plays Studio <STUDIO VINTAGE編>…いいこと教えてあげる!

  

60年になんなんとするMarshallの歴史の中心に君臨する1959とJCM800 2203。
それらが数々の名演/名盤誕生の瞬間に立ち会い、ロック・ギターの発展に計り知れない業績を残してきたことに異論を唱えるロック・ギタリストはいないだろう。
しかし、そのサウンドはとにかくラウド!
「♪大きいことはいいことだ」の時代はいずこへ…今ではスッカリちいさいものばかりがもてはやされるコンパクトな時代になってしまった。
ってんで、Marshallも時代のニーズに呼応するべくリリースしたのがSTUDIOシリーズ。
1959と2203、加えて2555Jubileeの3つの100Wモデルを20Wにパワー・リデュースしたモデル。
おかげさまで世界中で好評を頂戴しております。

10そのSTUDIOシリーズの1959の方、つまりSTUDIO VINTAGEシリーズを若きギター・ヒーロー、Johnny Yoshi Hiroにデモンストレーションにお願いし、その動画を公開した。
Johnnyくんは今年2月に解散したLuther Smoke Dokeyes時代に何度かMarshall Blogにご登場頂いている。
とにかく若い。
24歳になったか、ならないか…それなのこのTシャツ。
よくこんなの売ってるな。
JohnnyくんはチャンとTシャツのオジちゃんの顔が見えるように撮影時にわざわざギターを掛け直してくれた。
誰かこのオジちゃんを知ってる人いますか?
05この人は、Little Jimmy Dickens(リトル・ジミー・ディケンズ)というカントリーの大御所。
「Little」というぐらいで、150cmの伸長を活かし(?)、ギランギランのスパンコールの衣装をまとって人気を集め、1983年にカントリーの殿堂入りを果たした。
え?私は知ってるのかって?
現代音楽から民族音楽まで、「音楽」とあれば何でも楽しむ私だけど、自慢じゃないがジャズ以外の黒人音楽とカントリー・ウェスタンだけはダメだ。
他にも苦手な音楽はあるけれど、ソウルとカントリーは私の二大天敵なのだ。
ブルーグラスはまだいんだけど、どうしてもカントリー&ウエスタンは受け付けない。
やっぱり私はレッドネックからはほど遠い、根っからのイギリス紳士なんだな。(ウソこけ!)
だからこのお方を知るワケがない。
でも、「Grand Ole rpry(グランド・オール・オープリー)」に参加してたのね?
「Grand Ole Opry」だけはDoyle Dylesのおかげでかろうじて知ってる。11_ljd2 この1965年の「May the Bird of Paradise Fly up Your Nose」という曲が最大のヒット曲なのだそうだ。
聴いてみるとスゴいのよ…ギターが。
もうさすがにコレはフザけているんじゃないか?と思うぐらい威勢の良いディレイのかけっぷり!
そのギターはGrady Matinという人。
ハハハ!やっぱりな…エコープレックスがちょうど発売された頃だったんだって!
誰でもこうやりたくなる気持ちはわかる!
Jdsグラディ・マーチンは、ロニー・ホーキンス、ロイ・オービソン、エルヴィス、レオン・ラッセル、ジョーン・バエズ、J.J.ケールなんかとも共演している人。
写真だけ見るとひと昔前まで浅草演芸ホールに出ていたようなイメージだ。
マルベル堂でブロマイドを売っていそう?
この人、カイ・ウィンディングの『Modern Cowboy』というアルバムに参加しているのには驚いた。
トロンボーンでカントリー?
さすがに気になって聴いてみたが、ま、トロンボーンのイージー・リスニング・ミュージックみたいな?
悪くはないけど、やっぱりJay & Kaiの方がケタ違いにカッコいい。

Gm カントリーの脱線ついでに…。
あったんですよ、Marshallにも。
「4140 Club & Counry」というカントリー用のモデル。
ゼンゼン歪まなかったらしい。11_cc お、それと、今日の記事のタイトル。
「スタジオ・ジョニー」というのは、ブレヒト=ワイルの「Surabaya Johnny(スラバヤ・ジョニー)」という曲のシャレ。
私はワイルが大好きなので、Johnnyくんに許可をもらった上でこういうタイトルにさせてもらった。
Johnnyくんはワイルを知らなかった。
ヒヒヒ、コレでおあいこね。11_kw こんな具合で、Johnnyくんがウチに来るとそっち方面の音楽の話で盛り上がる。
「リッチー」や「イングヴェイ」の名前はただの1回も出て来ない。
何となく方向性がピッタリだったのは、オーネット・コールマンの『Dancing in Your Head』ぐらいか?
Johnnyくんはサザン・ロックにも造詣が深くてね。
Marshall Tucker BandだのBlack Oak Arkansasとかいう名前が毎回出て来る。
こないだはHydraの話もしたな。
私はサザン・ロックはそれほど聴いていないんだけどね。
一方、彼はプログレのようなヨーロッパ然とした類の音楽がカラッきしダメ。
こうしてゼンゼン話が合わないようだけど、だからこそ実に面白い。
24歳とは全く思えん。
この動画を撮影の後、お疲れさん会で酔っぱらって、Status QuoやFoghatを一緒に弾かせてもらったの実に楽しかった。
ウチのセガレより全然若いんだよ。
こんな若い人と楽しく仕事ができるなんて、私はなんてシアワセなんだ!20さて、Johnnyくんにデモをしてもらったのは、20WヘッドのSV20H。

30それを2x12"のSV212と…

401x12"に組合わせる。

50そして、同じく20Wのコンボ、SV20Cも弾いてもらった。

60STUDIOシリーズは完全真空管仕様。
ECC83が3本と…

70EL34が2本搭載されている。

80やっぱりね…真空管アンプですよ。
タイトルにある「いいこと」とはこのことなの。
ご存知のようにMarshallはCODEというデジタル・アンプをやっているでしょ?
おかげさまでコチラも好評で、本当にレコーディングで使っているプロ・ギタリストがいるぐらいのサウンド・クォリティなワケ。
それで今頃それのデモ動画をセッセと作っていることもご存知でしょう?
CODEもSTUDIOも同じ場所で撮影しているんだけど、特に防音の処理をしていない部屋なので、外には丸聞といえば丸聞こえなの。
ところが!
同じような音量にしているつもりでも、外へ漏れ聞こえて来る音の大きさが真空管アンプとデジタル・アンプとではゼンゼン違うのよ!
コレが「音のヌケ」というヤツなのね。
真空管アンプは文字通りジャンジャン音が外へ抜けていってしまう。
長いコトやっていたら間違いなく「オワマリさんコース」だろう。
こんなにも違うモノかと今更ながら驚いた。
道理でデジタル・アンプのギターの音が、大きな会場では後ろまで届かないことがよくわかった。
もうひとつ…。
ビデオ・カメラに収録される音が全く違う。
機械はしょうじきだよ~。
コレも同じ音量でやってても、真空管アンプの方は収録している音が簡単に割れてしまうんよ。
音の周波数の加減なのかナァ?
そこでその場でビデオ・カメラのメーカーに電話して、音声入力の調整の仕方を教えてもらい、最小にセットして試してみた。
結果…ダメ。
どうしても音が割れちゃうの。
こんなことを体験したら、いくらPAの技術が進化しても大きなコンサート会場では真空管アンプを選ぶべきということがわかりますね。
「ギター・アンプはやっぱり真空管に限る」ということへの理解が深まったのはとても「いいこと」でした。
CODEのコスパも素晴らしいけどね。
一応、両方立てておかないと…。
でも、とにかくアレにはビックリした。
そんなことがあって、実は今回の撮影は3回目のチャレンジだったのよ!
毎回、事後の「音楽飲み会」の方が楽しみだったりして…。
90STUDIOシリーズは元のモデルのルックスも忠実に再現しているところがうれしい。110この黒と金と白のカラー・コーディネーションはジム・マーシャルの偉大な発明だと思うよ。

120
160

130リア・パネルは今風にアレンジされている。

125SV212のハンドルはこれまたうれしいメタル仕様。

140vこの1x12"がまたいいんだ~。

150それでは、Johnnyくんの新曲「Daydream Waltz」をフィーチャしてお送りしましょう!

Ddw『スタジオ・ジョニー <STUDIO VINTAGE編>』をどうぞ~!

Johnny Yoshi Hiroの詳しい情報はコチラ⇒Twitter と Instagram

170v今日はココまで。
<STUDIO CLASSIC編>につづく。
 

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【BREAK the CODE】vol.6~04 Limited Sazabys RYU-TA

 
おかげさまで好評を頂戴しているCODEのデモ動画シリーズ『BREAK the CODE』。
第6弾は若者の間で絶大な人気を誇る04 Limited SazabysのRYU-TAが登場!

11_2040404 Limited Sazabysは2018年、八王子で開催された『天狗祭り』というイベントのレポートでMarshall Blogにご登場頂いたことがあるのよ。

330_2RYU-TAさんはJ1960Aの上にJVM410Hを2台積んでの登場でうれしかったな。

310 今回の動画では自分たちのバンドの曲のギター・パートをCODE25で再現する…というスタイルでご登場頂いた。
 
04 Limited Sazabysの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE

 

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2020年8月18日 (火)

【BREAK the CODE】vol.5~CHOJI (I Don't Like Mondays.)


第一線で活躍するプロ・ギタリストがMarshall CODEシリーズの魅力を紹介する『BREAK the CODE』。
第5弾はI Don't Like Mondays.のCHOJI。

11_2choji2お台場で開催された『Chimera Games』という野外のイベントで初めてCHOJIくんにお目にかかったのは2016年のこと。
それからしばらくはナニもなかったんだけど、2018年に田川ヒロアキさんが出演した福島を応援するイベント『がんばっぺ福島』でバッタリ再会。
「ああ、あの時のMarshallの方でしたか?」と相成った。
そうなるともう話は簡単。
何度かのI Don't Like Mondays.のショウにお邪魔した後、昨年11月に開催した『Marshall GALA2』にご出演して頂いたという流れ。

11_dsc_3980『Marshall GALA2』の終了後、同じく出演して頂いた私の大好きなベースの大御所、小笠原義弘さんがご自身のブログにこんなことを書いていらっしゃった。
コンサートが終了してそのまま会場で開いた会食の時のこと。

「ギリギリまで交流会、いや打ち上げ。
この時に仲良くなったのがCHOJIさん
なんか、気になる感じの格好良さがありましてね、色々話をした」

「気になる感じの格好良さ」
このことである。(←久しぶりの池波正太郎風)
ミュージシャンがミュージシャンをカッコいいと思うのは本当にカッコよさを感じた時だ。
この場合の「カッコいい」というのはルックスはもちろんのこと、ギターや音楽のことも含んでいる。
人を惹き付けるロック・ミュージシャン特有のオーラを感じ取ったのだろう。
私もそう思っていたのでコレを読んだ時にすごくうれしかった。
そうなのよ。
80年代にロックという音楽が一般大衆の間に浸透した後、誰もがエレキ・ギターやドラム・スティックを手にしてバンドをやるようなったのはいいけれど、ロック・スター然としたヤツがいなくなっちゃった。
どこにでもいるようなボクちゃんがギターをかき鳴らしながら「ありがとう、ありがとう」と歌う姿は、70年代のロックの黄金時代を経験した連中にはどう間違えても「ロック」には見えない。
そんな時代にあって、CHOJIくんはルックスもギターも、い~か~に~も「ロック」を感じさせてくれる存在なのだ。
11_dsc_3924今回、CHOJIくんは首っ引きでCODEをイジり倒してくれて、4つほどサウンドを作って実演してくれた。
11_2choji1ギターの演奏は完全にアドリブということだが、CHOJIくんのプレイはすごく「音楽」を感じさせてくれるんだな。
その場で思い浮かんだフレーズがまるで作曲したモノであるかのように響く。
『Marshall GALA2』でのセッション・バンド、THE GUV'NORS用に書き下ろしてくれた「Sanctuary」もすごくヨカッタ。
ファンク調になる前の曲の展開の仕方がタマらなくよくできているのだ。
「Sanctuary」は『BREAK the CODE』の中でも使わせて頂いた…けど、わからないだろうからゼヒ『Marshall GALA2』のビデオのTHE GUV'NORSをご覧頂きたい。
とにかく、私はルックスやギター・プレイもさることながら、そのCHOJIくんの音楽性に注目しているのだ。
 
CHOJIの詳しい情報はコチラ⇒I Don't Like Mondays. Official Site
0r4a9703CHOJIくんの『BREAK the CODE』がコチラ。

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Code_family_2 『BREAK the CODE』はまだまだ続きま~す!

Btc 

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2020年8月17日 (月)

『LIVE & TALK』のD_Drive Yuki

 

ビデオに使用するためのスチール写真を別にすれば、生きてギターを弾く人の姿を久しぶりに撮影した。
いざカメラを手にしたのはいいけど、シャッターがどこにあるのかスッカリ忘れてしまっていた…とまではいかないけど、と~にかくカメラとは長い間ご無沙汰だった。
一番最後に撮影したライブは1月のNAMMの時のことで、被写体はMrshallのブースのデモンストレーション・ステージで演奏するD_Driveだった。
そして、とうとうやって来た「復活の日」。
現場は『LIVE & TALK』という15日に放映されたインターネットの生配信番組。

107ケ月ぶりにレンズを向けたのは偶然にもD_DriveのYukiちゃんだった。
顔を合わせるのもNAMM以来。

30v何しろ「生放送」だからね。
放映時間に向けて着々と準備が進む。20番組のホストを務めるのは三谷佳之。
三谷さんは楽器系フリーマガジン「DiGiRECO」の編集長としてその名がよく知られている。
実は私、三谷さんとは20年を超える付き合いで、昔々、私が教則ビデオの仕事をしている時に、その通販ビジネスを申し出て頂いた。
「ハァ?ビデオの通販?そんなの当たり前じゃん?」と、きっと今の若い人は嗤うだろう。
トンデモナイ!
Amazonが出て来るはるか以前の話なのだ。
「VHS」っていうヤツ。
黒いケースの中に磁気テープが入っていてクルクル回るヤツ。
三谷さんにはずいぶんご熱心に取り組んで頂いて、今でも感謝至極なのだ。
ここ数年は楽器フェアやライブ会場で本当に時々お行き会いするぐらいであったが、それがまたこうしてYukiちゃんを通じて仕事でご一緒できるなんてとても喜ばしいことだ。

50放映時間がいよいよ迫って来た!
私はこの手の配信関係の現場ってのに初めてお邪魔したんだけど、妙な感じがするねェ。
映像や音声のテストをするにつれて緊張感は高まってくるんだけど、お客さんがいないので「ホントに本番なのか?」みたいな。55三谷さんのオープニング・トークに続いてさっそく1曲プレイ。

60今日は、ギターはいつも通りだけどMarshallは普通のJVM410Hと1960A。
「今なら空いているから」…と、Yukiちゃんは最後の最後までいつもの「Yuki's Blue Rose Special」の三段積みを新幹線に載せて持って来てくれようとしていたんだけど、持って来られてもコチラ側の取り回しが大変なのでナントカ説得して遠慮頂いた。

40v いつもはコレね。

11_0r4a0117 当然バッキング・トラックを用いての演奏。
Yukiちゃんはいつも弾いているパートをそのままプレイ。
ウ~ム、初めからなので、私もD_Driveと知り合って11年になるか…。
D_Driveとはずいぶん色んな場面にお付き合いして来た。
それだけでなく、音楽ゲームの発表会やら、NHKの「うたコン」やら、ケータイ電話の発表会やら、企業のパーティの余興やら、Marshallが必要な現場とあらば、Yukiちゃん単独の現場も何度もお手伝いして来た。
して考えてみると、それらの現場で演奏するのは人の曲を弾くことが多く、Yukiちゃん単独の場面でドップリとD_Driveの曲を弾くのを見たのはコレが初めてかも知らんな。
今までD_Driveの曲を演奏する時はたいていSeijiさんと一緒だったと思うんよ。
そういう意味ではレアなシチュエーション。

70v…ということとは関係なしにバリッバリいつも通り「Attraction 4D」を弾き進むYukiちゃん。

80v両手を駆使したテクニックで「Attraction 4D」の見せ場をアッピール。
85後で聞いたら、「生」ということでエラい緊張していたんだって。
どんな場面でもそれを感じさせないのが彼女のスゴイところ。
NHKホールでもパシフィコ横浜でも、はたまたロンドンでも上海でもアナハイムでも全然ヘッチャラに見えるの。
名前は出しませんけど、どんなに大物でも本番前は人が変わったように険しくなっちゃうアーティストさんもいらっしゃるんですよ。
本番が終わるやいなやいつも通りの優しい人に戻るんだけどね。
その点、D_Driveって4人ともいつもヘッチャラだわ。
本番前⇒本番⇒本番後=全部同じ。

S41a0085「トーク」のコーナーでは、三谷さんの質問に答える形で使用したテクニックを開設するYukiちゃん。
三谷さんはBlack Sabbathを愛するキャリアの長いギタリストなのだ。

90「わたしの速さについて来れる?」でおなじみ、Yukiちゃんは教則ビデオのヒットメーカーだからして、こうしたチュートリアルはお手のもの。

95プロフィールやD_Drive、活動内容についてのトークを経て2曲目のライブ。
Yukiちゃん作の「GEKIRIN-逆鱗-」。

100vYukiちゃんは演奏前に作曲のアイデアを訊かれ、「ドラゴンボール」をテーマにして「GEKIRIN」を作ったことを説明。
「ベジータと悟空が…」と三谷さんに説明していて、「あの、ベジータとかってわかります?」とYukiちゃん。
三谷さんは正直に「わかりません…」って。
そうですよね、わかるワケがない。
「ドラゴンボール」がテレビで始まった頃、我々はもう社会に出て働いてましたからね。
まだその頃、アニメは子供のモノだったんですよ。
ところがこの「GEKIRIN」、海外でも若い人に説明すると、その「ドラゴンボール」のことがバッチリ通じるんだよね。
ホント、「ドラゴンボール」と「ジブリ」のスゴさを実感するよ。
チョット脱線するけど布袋さんのバンドのドラマーのSteve Barneyは堺正章の「西遊記」が大好きで、学校から帰ってテレビで見るのをとても楽しみにしていたと言っていた。
イギリスでのタイトルは「Monkey」。
ただの「猿」だった。
でも「プロゴルファー猿」のことは知らなかった。
140
機材関係のトークがあって、続けて「Unkind Rain」を演奏。
海外でも人気のあるバラード曲だ。S41a0028『Maximum Impact』の紹介もバッチリ。
収録曲の由来を訊かれて「コメント書き込んで下さい!」とブラウン管の向こうで見ているハズのSeijiさんに助け舟を求める場面も!
スゴイ世の中になったもんです。
「ブラウン管」なんて言っているようじゃダメだね。
コレ、何て言うの?
「パソコンの前」とか「スマホのコッチ」とか?130そして、最後の曲へ。150v今回の『LIVE & TALK』を締めくくったのは7月24日に配信リリースされたD_Driveの新曲「Thumbs Up」。
Seijiさんの作曲なんだけど、海外での評判もよく、モーツァルトやベートーベンの交響曲になぞるレビューも現れたのには私も驚いた。
他の人がやらないことをやるオリジナリティを尊ぶ海外の連中の芸術に対する姿勢を目の当たりにした思いだ。

11_tuddミキシング後のデータをアビィロード・スタジオに送ったりして、私もこの曲を何度も聴いているけど、Yukiちゃんのパートを単独で耳にしたのはこの時がはじめて。
フーム、「Yukiちゃんのパートってこうなっているのか…」と感心して聴いていたら、このドヤ顔をしてくれました。160タッピングやクリケット奏法を混ぜ込んで華麗に弾きこなしてくれた。

「Thumbs Up」のサワリはコチラ。


「Thumbs Up」のお求めはコチラ

D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive Official Website

170Q&Aや雑談のコーナーも交えて盛りだくさんで放映されたYukiちゃんの『LIVE&TALK』。
生配信は終わってしまったけど、アーカイブで見ることができるというので見逃した方はゼヒ!
 
『LIVE&TALK』の詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト

180そして、YukiちゃんといえばMarshall。
Marshallといえば、STUDIOもあるけど、今はCODE。
YukiちゃんがCODE25の使い方の先生をしてくれる『BREAk the CODE』をゼヒご覧あれ!


こういうのを書くのも久しぶりだったな~。
もう炊きたての新米に質のよい辛子明太子を頂いた時のゴハンのようにサラサラと筆が進んだわ。
やっぱりライブ・レポート書きたいね。
 

200 
(一部敬称略 2020年8月15日 都内某スタジオにて撮影)

2020年8月11日 (火)

【BREAK the CODE】vol.4~里村源太朗 & KAN

11_gk

アーティスト直伝のサウンド・メイキングでMarshall CODEの魅力をお伝えするシリーズ『BREAK the CODE』の第4弾。

10今回のデモンストレーターはNAKED MACHINEの里村源太朗。
05源ちゃんとはVintage Modernが発売された時にリリースされたこのプロモーションDVDのお仕事以来の長いお付き合いなんだけど…

90dvd 今回初めてこの手の企画にご登場頂いた。30そして、今回はゲストをお迎えした。
同じくNAKED MACHINEのKAN。
KANちゃんにはトークの部をご担当頂いた。
「ゲスト」というより「助っ人」かな?
100vバンド・メイトだけあって周波数がピッタリと噛み合った気持ちのよい内容に仕上がった。

50「源」と…

70v「KAN」…まさに「玄関」でキチっと靴を揃えて上がって来てくれたような折り目正しい仕事っぷり。
私も撮影や編集の作業をしていてとても楽しかった。
この時の「楽しさ」は動画をご覧頂く皆様に「還元」します。

60v源ちゃんは愛用している1959やJCM800、Jubilee等のモデリングを使用して6つのオリジナル・サウンドを披露。
バリッバリにシュレッドしてくれる。

80源ちゃんのトークのヘルパーとして参加してくれたKANちゃんは持ち前の魅力的なお声でセッティングや商品の説明をしてくれた。

40それではご覧頂きましょう、里村源多朗&KANの『BREAk the CODE』!


最後のトークで衝撃の発表をしてしまった源ちゃん…NAKED MACHINEの次回作が楽しみだ!20vNAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIAL WEBSITE

3540445968_logo_2CODEの詳しい情報はコチラ⇒ヤマハミュージックジャパンMarshallウエブサイト

110「Marshall Japan」チャンネルの登録をお願いします!⇒YouTube

120s 

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2020年8月10日 (月)

【イギリス-ロック名所めぐり】vol.51~変わりゆくロンドン <その3>トッテナム・コート・ロードとチャリング・クロス

 
『変わりゆくロンドン』の3回目。
さすがにひとりで10年以上やっていると何度も同じことを書くことになってしまうな…でも、いいの。
見てなかったり、覚えていない人の方が多いから。
何しろ書いた本人の記憶もおぼつかないんだから仕方ない。
ま、3,000本近く書いてるからね。
今回は何度も登場しているチャリング・クロス・ロードとデンマーク・ストリートの話題。
でもテーマは「変わりゆく」だから。
同じ内容にはならない。
それどころか、もう何度も「名所めぐり」に出てきているデンマーク・ストリートで新しい大発見をしてしまったのだ!
古き良きブリティッシュ・ロック・ファンの皆さん、乞うご期待!
 
さて、今私が立っているのはオックスフォード・ストリートとチャリング・クロス・ロードの交差点。

9_2背中はコレ…「Tottenham Court Road Station(トッテナム・コート・ロード駅)」。
私が初めてココに来た時、この駅舎がある場所には中国人が経営していたのであろうか、外の看板に漢字がズラ~っと並ぶ大きなフィッシュ&チップス屋があった。
一度だけ入ったことがあった。
フィッシュ&チップスの「フィッシュ」の具は何と言っても「Cod」や「Haddock」等のタラ系が主役だが、この店にはエビだのシャケだの色んなモノを揚げていた。
ナニをオーダーしたかは覚えていない。
店の写真を撮っておけばヨカッタ…。
105_2そうそう、タラで思い出した!
最近オモシロい話を聞いた。
あのグルメご用達の「ミシュラン・ガイド」っていうのあるでしょ?
アレの審査員ってタラとサバの区別も出来ないのが普通らしいよ。
全部「fish」…フランスだから「poisson(ポワソン)」か?
ちなみにフランスではエイプリール・フールのことを「Poisson d’Avril(ポワソン・ダヴリル)」という。
意味は「4月の魚」。
ココまでは知ってる。
でもこの魚が一般的に「サバ」を指すことは知らなかった。
サバはオツムが弱く、4月になると簡単に釣ることができるようになるかららしい。
で、ミシュランの審査員ね…コレは仕方ないと思うんですよ。
ナゼなら、西洋はフォークとナイフでしょ?
我々のように器用に箸を操って魚一匹を解体して食べるなんてことがない。
魚料理となると、いつでも切り身をソテーしたり、練ったり、揚げたり、魚の形のまま食べる機会がまずないので種類なんてわからないんだろう。
それじゃ、まるで「目黒のさんま」だ。
そもそも魚を焼くことを禁止しているアパートが多いと聞いた。
ニオイがイヤなんだって。
勇気のある人、大島のクサヤかなんかを持って行って焼いてみたら?
 
コレは「Marylebone(マリルボン)」にある魚屋。
こうして魚屋では魚の形のまま売ってるけどね。
ウインドウに写り込んでいるのは私。
6月なのにダウンジャケットを着ています。
今年の暑さはスゴイって!
ロンドンでも35℃だっていうからね。
でもエアコンがないのが普通なんだよ。
Marshallの事務所もエアコンが付いていないことは何度か書いた。

11_img_0712 トッテナム・コート・ロードの駅に戻って…。
滅多にこの駅を使うことはないんだけど、昨年、超久しぶりにホームに降り立った。
「スカル・シェーバー」いいナァ。
90秒でバッチリだぜ。
この写真を撮った時は父の日が間近だったのでボーナスで替え刃が付いていた。
買っておけばヨカッタな…。

Img_9529ホームの壁面にはこんなタイル細工が施してあって楽しい。

Img_9531デンマーク・ストリートが近いせいか楽器をモチーフにした図柄も見受けられる。

Img_9530シャーロック・ホームズの話を紹介しているベイカー・ストリート駅のように、ロンドンの地下鉄には近隣の名物や由来を展示している駅がいくつかあってとても興味深い。
最近は東京の地下鉄でもそういうのをチョクチョク見かけるね。

Img_9532いいね~、トンネル式のコンコース。
ホームのデコレーションだけでなく、駅の作りやこういうコンコースの作りを見て歩くのもロンドンの地下鉄の楽しみのひとつ。

Img_9535好きでしてね~、ロンドンの地下鉄…。
昨年もMarshall GALAの時、Marshallの人に頼んでわざわざイギリスからこの本を買って持って来てもらっちゃった。
忘れ去られてしまっているロンドンの地下鉄を探訪する…みたいな本。
11_0r4a0209さて、地下鉄だけにコンコースで脱線。
私はサッカーには何の興味もないんだけど、「アーセナル」という名前ぐらいは知ってる。
それで「Cockfoster(コックフォスター)」というピカデリー線の東の終点の駅に行った時の帰りに寄ってみた。
駅からすぐのところにこのバカでかいスタジアムがあったね。
隣はもう民家なのよ。
11_rimg0041 「アーセナル」のスタジアムがあるのはやっぱり「アーセナル駅」ですわな。

11_rimg0050 ココのコンコ―スが断然スゴイ!
もう『大脱走』か、松代の大本営跡か、というぐらいの長大トンネル!

11_rimg0052行けども行けどもホームにたどり着かない。
コレはもしかして施工ミスではないのか?
間違えて設計図と違う所にホームを造ったに違いない。
あるんですよ。
トンネルを両側から掘削していて、いつまで経ってもこっち側と反対側の切羽(穴を掘り進んでいる一番先端のところ)がハチ合わせにならない。
それもそのハズ、片方は上に、もう片方は下に掘り進んでしまっていた…なんてドリフのコントみたいな話を聞いたことがあった。
今はレーザー光線の直進性を利用したり、計測の技術が飛躍的にアップしてmm単位の誤差もなく設計通りにトンネルを掘り進めることができる。
それでも25年ぐらい前、私が長野自動車道のあるトンネルの現場を担当していた時に、他の現場で掘削中に進路のズレが発生してしまい、途中で軽微な設計変更をせざるを得なかった…なんて話をその現場のゼネコンの人から聞いたことがあった。
 
とにかくこのアーセナル駅はオモシロいよ~。
私は知っている限りでは、ココのコンコースが一番フザけているな。
フィンズベリー・パーク駅もいいコンコースだけど、アーセナルの比ではない。

11_rimg0053 はい、軌道に戻ってトッテナム・コート・ロード駅。

Img_9537トッテナム・コート・ロードの交差点にある「The Flying Horse」というパブ。
ココはいいですよ~。
オックスフォード・ストリートに面して営業している唯一のパブ。

Img_9545その並びにはかつて大きなVirgin Mega Storeがあった。
地下には、「Sound Control(サウンド・コントロール)」という恐らくはロンドンで一番大きかったであろう楽器屋があった。
Marshallの三段積みがズラリと並んでいてね~。
立派なお店だったけど洋服屋になっちゃった。
その楽器屋さん自体の経営が立ち行かなくなってしまったんだね。
チェーン店の楽器屋といしてもイギリスで一番大きかったんじゃないかな?

11_vmsoコレはそのヴァージン・メガ・ストアで買った『This Is Spinal Tap』のDVD。
当時、日本ではリリースされていなかった。
この数年後、日本で映画が初公開され、まさかそのお手伝いをするなんてコレを買った時には想像すらできなかったな。

その様子はコチラ⇒映画『スパイナル・タップ』を11倍楽しむ
 
14サウンド・コントロールが洋服屋になっても、ヴァージン・メガ・ストアはしばらくの間残っていた。でも、結局「hyper hyper」とかいう洋服屋になっちゃった。
変わりゆく~。

15vそして今は「Primark(プライマーク)」。
プライマークは許す。
イギリス版ユニクロね。
さすがロンドンの最中心地、変わりゆくスピードが他とは違う!

16ところがココのプライマークがヒッデエの!
そんなロケーションだけあってこの店舗はいつでも混んでるんだけど、日曜日の夕方にパジャマと下着を買いに行ったワケ。
大型店舗ゆえ、レジがズラ―っと並んでいるんだけど、そこで対応している店員は2人だけ。
当然、レジ待ちの列はアホほど長くなってみんなキューキューしてる(ココ、イギリスで「列」を意味する「queue(キュー)」のシャレになってます)。
他にも店員は大勢いるのに!
でも、列に並んでいるお客さんは誰ひとりイライラしている風ではない。
私だけカリカリ、イライラ、ムカムカ…。
今朝、テレビのニュースでやっていたけど最近は「レジハラ」っていうのがあるんだって?
客がレジの人に向かって狼藉を働くヤツ。
もう私なんかそれになっちゃいそうだった…でも、英語でそれをやったら返り討ちに合うのはわかりきっているので大人しくしていたけどよ。
軽く1時間は並んだゼ。11_img_9544 トッテナム・コート・ロードの交差点をチョット過ぎたあたりのチャリング・クロス・ロード沿い。
ライブハウスの「UFO Club」はどうもココにあったくさい。
色々と調べてきたんだけど、確かなことがわからない。
「UFO Club」といえば、Pink Floydのかつての本拠地ですからね。
その後を引き継いだのがSoft Machine。
「UFO」は「ユーフォ―」と読んでいたらしい。
「ユーエフオー」と読むのかとばっかり思っていた。Img_9555トッテナム・コート・ロード駅の地上に出たところ。
いきなりこんなストリート・パフォーマンスを演ってる。
こんな繁華街で考えられん!
演奏しているのはただの有名曲のコピー。
オジさんゴミ箱にもたれて爆睡してる。
そういえば、海外から来た誰かに言われたんだけど、Marshallの社長だったかな?…東京ってゴミ箱が全く無くなったよね?
いつかの「ナンジャラサミット」以来か?
それなのにこんなに街が清潔なのはスゴイ。
ロンドンだったら、もうゴミだらけになってるゼ。
バスの向こうに見えているのは「Dominiaon Theatre(ドミニオン劇場)」。

106_2ドミニオンの前にはこうして随分長いことフレディが「デ~オ」だった。
調べてみるとドミニオンでの『We Will Rock You』は2002年の3月に始まって2014年の3月まで、4,600回の堂々たるロングラン。
私が観た時は200回記念とか言ってブライアン・メイが出て来て「Bohemian Rhapsody」のソロをナマで弾いてたからね、大分前のことだった。
その時点で客の入りもそれほど良いワケではなくて、正直、アレがこんなロングランになるとは予想できなかった。

10vこうしてスコンとなくなってしまうと寂しいね。

11_2昨年6月のようす。

125_2これは上とは別の日に撮った写真。
『BIG』の看板が上がった。
この3か月後の9月から11月までドミニオンで上演されたそうだ。

12_2トム・ハンクスの映画『ビッグ』のミュージカル版。
私はブロードウェイのシュバート・シアターでオリジナル・キャストの公演を観たんだけど、すごくオモシロかったし、音楽もすごくヨカッタ。
あの床のピアノがある「FAOシュワルツ」がすぐ近くだからね。
『My Fair Lady』をコヴェント・ガーデンで観たり、UFOのPhil Moggが歌う「Lights Out」をロンドンで聴いた時と同じ種類の感動。
自慢に聞こえたらゴメン。

11_0r4a0218ロンドンの神保町「Charing Cross Road(チャリング・クロス・ロード)」。
この通りをテムズ川に向かって行き…

20トラファルガー広場を過ぎて左に曲がったところにロンドンで5番目に大きなターミナル駅、「チャリング・クロス駅」がある。
ケントの「Sevenoaks(セブンオークス)」という所に行く時に一度だけ利用した。

12img_0130このトッテナム・コート・ロードの交差点周辺は再開発の工事が盛んだ。
しかし…一体、コレ何年やってるんだ?
私が見ている限りでも、短く見積もっても8年は続いているのではなかろうか?
前回家内と来た時、ココで大きなターバンを巻いて休憩しているインド人の工事人夫を見かけた。
「こんなところでもターバンを巻いていなければならないの?」と、インド人より家内がビックリ。
今にして思うと、アレって絶対ヘルメットかぶれないよな。
どうしてるんだろう?アブないぞ。

30こんな状態の時もあった。
一時期はチャリング・クロス通りが直進できなかった。
左にチョコっと見えているビルはEMIのロンドン本社かな?
今はケンジントンの方に移っている。11_img_1827 去年の様子。
いつ工事が完了するのかは知らないが、この周辺は跡形もなく変わりゆくだろう。

40この辺りには「London Astoria(ロンドン・アストリア)」というコンサート会場があった。
2009年に廃業してしまった。
たくさんのロック・バンドがライブ・アルバムやライブ・ビデオをココで録っているが、割合新しめのが多く、私の心にグッと来るアイテムがなかったので例は挙げない、ゴメン。
開業が1976年と遅めだからだな。
この前を通ると「木曜日はゲイの日!」なんて看板がかかっていて、最初に見た時はチョット驚いたものだった。

50テムズ川方面に向かってチャリング・クロス・ロードを望む。
「FOYLES(フォイルズ)」はイギリスで一番の本屋なの。
この来歴がオモシロい。
1903年に公務員試験に失敗したウィリアムとギルバートのフォイル兄弟が大量に保有していた公務員試験用の教科書を売却。
その教科書がバカ売れし、持っていた点数以上の注文を受けてしまった。
一体、どれだけ持っていたの?…というか、それほど勉強していたにもかかわらず合格できないイギリスの公務員試験ってどこまでムズカシイのよ!
ハハン…私もそうだったけど、フォイル兄弟は試験前に資料をコピーしただけで勉強した気になるタイプだったんだな?
とにかく、「コイツぁ商売になるぞ」ってんで、自宅で古本屋をスタートさせ、1906年からチャリング・クロス・ロードに店舗を構えイギリスでNo.1の本屋さんになっちゃった!
ナニせ本棚の専有面積と書籍の数に関しては世界最大の書店としてギネス・ブックにも登録されていたらしいよ。

60v確かにいい本屋なのよ。
上の方の階にはクラシックを中心としたCDのコーナーもあって、音楽や美術関係の書籍の品揃えも豊富。
コレは去年の6月のショウ・ウインドウのようす。
英語の教科書のディスプレイ。
店内でもハデに宣伝していて危うく買いそうになっちまったが、グッとこらえた。
買って帰ってもどうせやらねーから。
東京駅の八重洲口の向かいにある「八重洲ブックセンター」は姉妹店なんだって。
そういえば「八重洲ブックセンター」にも他の書店ではまず見かけないオモシロそうな英語の参考書がズラリと並んでるのよ。
アイツらグルだったんだな~。
70私がFOYLESで買った本。
ま、どこにでも売っている本なんだろうけど、「フォイルズで買った」ということで。
一番右は「アナタのアクセントを取り除く」イギリス英語発音の本。
ゼンゼン取り除かれないよ。
もっとも熱心にやっているワケではないんだけど、イギリス発音に憧れて意地でアメリカ英語を忘れようとしているんだけど、そんなことをしているウチにすっかりワケがわからなくなってきた。
とにかくイギリス人と接する時には「r」で舌を巻かないこと、そして「t」だの「k」だのの子音はハッキリ発音すること、コレだけはナントカ励行できているつもり。
その代わりアメリカ人と話す時は犬神凶子さんよろしく、徹底的に舌を巻いている。
そうそう、よく日本人が「♪Happy birthday to you」を英語っぽく歌っているつもりで「♪ハッピボーッデイツーユー」ってやっているのを見かけるが、アレだけはマジでヤメて欲しい。
恥ずかしくてトリハダが立っちゃうのだ。
11_0r4a0224上にチャリング・クロス・ロードは「ロンドンの神保町」と書いたけど、そうなの。
本屋や古本屋がチョコチョコと並んでいてね、もう大好き。

11_img_8358下は「Cecil Court(セシル・コート)」という小さな古本屋が集まった路地。
どうせ買っても洋書は読まない…というか読む根気がないので滅多に買うことはないが、この雰囲気を味わうだけでシアワセ。
ちなみに「世界一の古本屋街」と謳われる神保町は、元々は新潟の長岡の方が古本屋を開店したことに始まり、同郷の人を誘ったことからあの辺りに古本屋でき始めた。
よって神保町の古本屋さんは長岡出身の方が多いらしい。

11_img_8338フォイルズのとなりにあるのがコレ。
「The Montagu Pyke(ザ・モンタギュー・パイク)」という大型パブ。
値段が安いことで人気の「Wetherspoon(ウェザースプーン)」系列の店。
いつも繁盛しているのは変わらない。

80ココが今のパブに変わる前はMarqueeの第3号店だった。90Marqueeに変わる前は「The Montagu Pyke」という1911年開業の映画館だった。11_img_0758だから店内がこんなに広いのね?

11_img_8344The Whoのバナーが飾ってあるけど、The Whoはこの3号店には出てなかったんじゃないかしらん?

11_img_8345入り口のところに飾ってある案内板。
見ている人は誰もいない。
いつも私だけだ。

11_img_0761チョットすいません。
色々書いていたらエラく長くなって来ちゃった。
この先、このまま「デンマーク・ストリート」をやろうと思っていたんだけど、次に出て来る話題があまりにも長くなってしまったので、それが終わった時点で1回区切って終わりにします。
100さて、そのモンタギュー・パイクを過ぎて次のブロックにあるのが「Palace Theatre(パレス・シアター)」。
「Royal English Opera House(王立オペラ劇場)」として開業したのが1891年。
オモシロい背景があってココに書きたいんだけど長くなるので止めておく。
「Listed Building」のGradeII*の指定がかかっている。
 
下は2012~13年にかけての様子。
『Singin' in the Rain(雨に唄えば)』を上演していた。
タマタマ公演が終了した時に通りかかったんだけど、地方から来ていたのかナァ?
おジイちゃん、おバアちゃんの団体さんが劇場の前の「Cambridge Circus(ケンブリッジ・サーカス)」を埋め尽くしていた。
ま、私もおジイちゃんとして、この演目には文句なし。
舞台に本当に大量の雨を降らすのが話題になったんじゃなかったっけ?
これだけ大量のおジイちゃん&おバアちゃんの団体さんなんだけど、日本のそうした方々とはゼンゼン雰囲気が違うんだよね。
お年寄りはお年寄りなんだけど、みんな背が高くて姿勢が良くて、当たり前なんだけど洋装が似合って、白髪で、色が白くて、目が青くて…いわゆる「年寄り臭く」ない。

Img_7941今は「Harry Potter」を上演している…イヤ、していない。
コロナ禍で今年の3月に一旦打ち切られている。
1度でいいからこの劇場に入ってみたいと思っているんだけど、ハリー・ポッターじゃナァ。
とにかく、パレスシアターはチャリング・クロスを歩いていて一番目立つ建造物であることは間違いない。

0r4a0681チャリング・クロス・ロードと交差するのシャフツベリー・アヴェニューをチョット入って行った右側に「FOPP」というCD屋がある。
写真の右側、ロールス・ロイスの後に写っている建物ね。
ココも何年か前に持ち主が変わったのか、店名が変わったな。
前は「Zaza」とか「Zizi」とか、「Vivi」とか、そんなような名前だった気がする。
そのCD屋は通常品の他に売れ残ったのであろうCDやDVD、それに本を扱っていて、結構色んなのを買ったな。
為替が有利な時にはそうしたアイテムをメチャクチャ安く買うことができる。
去年行った時にはいいのがなくてなんにも買わなんだ。

Img_0409その手前のマック。
何やらプラークが取り付けられている。

Mc『84 チャリング・クロス・ロード
ヘレーネ・ハンフが書いた本によって世界的に知られることになったMarks & Co.という本屋がかつてココにあった。』

Plaqueそう、チャリング・クロスといえば『チャリング・クロス街84番』…コレをやらないと!
 
下がその舞台の「Marks & Co.」という1920年代に開業した本屋。
チャップリンやジョージ・バーナード・ショウが客としてよく来ていた。
チャリング・クロス通りにはこういう古式ゆかしい本屋が今でもチョコチョコと残っている。

Marksコレがその本屋を世界的に有名にしたヘレーネ・ハンフの『84, Charing Cross Road』。
1950年代のはじめ、ニューヨークに住む女流作家が「Marks & Co.」に手紙で中古の本を注文する。
その注文を受けたマークスの主人であるフランクが真摯な対応で本を販売したことから、大西洋を挟んだ文通が始まり、その交流はフランクが死ぬまで20年も続いた。
しかし、最後まで2人は面会することはなかった…という、静かな大人のラブストーリー。
コレ実話で、実際のヘレーネとフランクが交わした手紙で構成した手紙文学。
下の本がどういうタイミングでの版なのかは知らないが、向かって右はアメリカのポスト。
左はイギリスのポスト。
実にカワイイじゃありませんか。
ま、私はこの本を読んだワケではござんせんが…。

11_2book でも、映画はDVDで観た。
邦題は『チャリング・クロス84番地』。
正式な原題は『A big love affair that began in a little bookstore at 84 CHARING CROSS ROAD A true story. (チャリング・クロス街84番地の小さな本屋ではじまった大きな愛のできごと 真実の話)』というようだ。

Filmこの作品、制作がメル・ブルックスなんだよね。
メル・ブルックスは『ヤング・フランケンシュタイン』などのヒットで知られるコメディ映画監督/俳優。
中学1年生の時に数寄屋橋の「ニュー東宝シネマ1」に観にいったな~。
ジーン・ワイルダーって苦手なんだけど、コレは最高にオモシロかった。Yfそれと、この『ブレージング・サドル』なんてのも私が中学2年ぐらいの時に封切りになって話題になっていた。
コレは観たかどうか覚えていない。Bsヘレーネを演じたのは『卒業(Graduate)』のミセス・ロビンソンを演じた名優アン・バンクロフト。
メル・ブルックスとアン・バンクロフトは2005年にアンが亡くなるまで夫婦だった。
Mr私はロビンソン夫人より「サリバン先生」の方が印象が深いかな?
ヘレン・ケラーの伝記映画『奇跡の人(The Miracle Worker)』ね。
アン・バンクロフトはコレで1962年のアカデミーで主演女優賞を獲得。
ヘレン・ケラーを演じたパティ・デュークも助演女優賞を獲った。
私は45年ぐらい前に1度しか観たことがないんだけど、下は確かヘレンが初めて「水」という言葉を口に出そうとしているシーン。
「『ウォーター』って言ってごらん!言いなさい!」とサリバン先生。
ヘレンは懸命に「ウオーアー」と発音する…と、そんな感動的なシーンだった。
「水」はヘレン・ケラーが初めて口にした単語なのだ。
ヘレン偉い!
イギリスに行けば「water」を「ウォーアー」と発音している人は珍しくもナントもないんだけどね。

Hk_2本屋の主人、フランクを演じるのはハンニバル・レクター。
大丈夫、この映画ではカジッたりしないから。
物静かで、重厚で…実にいい演技だ。Hlフランクの奥さんを演っているのはジュディ・デンチ。
デンチといえば「エリザベス1世」。

有閑マダムに食人鬼に女王様…なんとスゴいキャスト!
もっとスゴいのはこの映画、ナント、日本未公開~!
ま、「名画」とは言わないけど、なんで公開しなかったんだろう?
こういうところに日本人のエンタテインメントに対するセンスの悪さというか民度の低さを感じざるを得ないんだよね。
『スパイナル・タップ』なんかも悪い方の良い例だ。Er1でも、公開しなかった理由がわからなくもないような気もするな。
というのは舞台となった1950年代のイギリスの社会的背景を知らないとオモシロくないかもしれない。
例えばヘレーネがポンドではなくてドルで送金するところ。
今は「ポンド」とその100分の1の補助貨幣「ペンス」の2種類しかないので何も難しいことはないが、1971年まではその間に「シリング」というもうひとつの補助貨幣が存在した。
コレがややこしい。
1ポンドは20シリング。
1シリングは12ペンス。
だから50年前までは1ポンドは240ペンスだった。
ヘレーネはコレがややこしくてわからない。
だからドルで払っちゃう。
Roxy Musicの「Three and Nine」はそのあたりのややこしさを歌った曲。

2s それからイギリスの配給制度。
イギリスは第二次世界大戦が終わった後、1954年まで配給制度が布かれていた。
戦争画終わってから9年ですよ!
食料や衣料など、徐々に制限は緩和していったんだけど、1954年の最後まで配給の対象になっていたのはバナナだったんだって。
コレ、この映画の中にちゃんと出て来る。
おかしな話でドイツやフランスの方がイギリスより早く配給制度が終了した。
コレは戦争に勝ったイギリスのカッコつけで、自分たちは配給制を続けて、そういった国々に優勢的に食料を回していたらしい。
一種のノブレス・オブリージュだったのだろうか?
庶民はタマったもんじゃない。
よく「イギリスの食事はマズイのは産業革命で忙しくて食事どころではなかった」という話を聞くが、「食えさえすればいい」という戦後のこうした食料事情もあったらしい。
それとジャガイモとパンは戦後の1947年に配給制になった。
この配給は50年代に入る前には解消したが、コレは戦争ではなく農作物の不作によるものだった。
そんなせいか、映画の中ではパンを丁寧に切り分けるシーンが出て来る。
下の写真の左下は戦時中の配給手帖。

11_0r4a0820エリザベス女王の戴冠式の様子をテレビで見ていて、女王が画面に映ると見ていた家族全員が思わずイスから立ち上がってしまうシーンとかね。
上で紹介したセシル・コートもチラリと登場する。
もうひとつ、コレは後で知ったことなんだけど、この本屋さんの創業者、Benjamin Marks(ベンジャミン・マークス)の息子のLeo Marks(レオ・マークス)は戦時中ブレッチリ―・パークで暗号解読の仕事をしていたんだって!
私はこの映画、メチャクチャよかったです。

Img_0405今日出て来た「トッテナム・コート・ロード」と前回やった「ソーホー」という名前だけはアタマに入れておいてくださいまし。
ああ、今日はロンドンではなく、記事の内容が変わってしまった!
 

200

2020年8月 7日 (金)

【BREAK the CODE】vol.3~GLIM SPANKY 亀本寛貴

 
プロ・ギタリストがMarshall CODEシリーズの魅力をお伝えするシリーズ『BREAK the CODE』の第3回目はヤマハミュージックジャパン提供の亀本寛貴編。
亀本さんは人気のGLIM SPANKYのギタリスト。
いつもMarshallをお使い頂いているということで以前からヤマハミュージックジャパンさんに何度かライブにお誘い頂いていたんだけど、毎回先約が入っていてお邪魔できないでいた。
そして、今回は『BREAK the CODE』で初対面!
イヤ~、若いのにこんなに艶っぽいギターをお弾きになられるなんて!
70年代ロックオヤジにはうれしい限り。
何とかしてGLIM SPANKYのライブに行かせてもらっておけばヨカッタ!
イヤイヤ、今後の楽しみが増えた…ということだ!

11_3k そして、亀本さんの『BREAK the CODE』。
CODEの魅力をタップリとご覧くださいまし!

次回の『BREAK the CODE』は8月11日を予定しています。
また思いっきりシュレッドします。
それまで間に「Marshall Japan」チャンネルの登録をお願いします!⇒YouTube

Btc

 

200_2

 

2020年8月 5日 (水)

【イギリス-ロック名所めぐり】vol. 50 ~変わりゆくロンドン<その2>ソーホーあたり

 

昨年、ロンドンの街を歩いていてやたらと目についたのが工事現場。
も~、アッチコッチで立て直しの工事をやっていた。
変わりゆく~!

10古い建物を復元するワケでもなかろう。
きっと従前とはガラリと変わってモダンなビルが立ち、味も素っ気もない東京の街のように近づいていくのだろうか?
そういうことを考えると「Listed Building」という歴史的な建物の保存義務を規定した条例は実に意義深いことだと思う。
しかし、いくら古いモノを大切にすると言われているイギリス人でも上下水道や冷暖房の効率化、建物自体の利便性を考慮すれば近代的な建物の方がいいにキマってるわな。
大分前にMarshallの友達が家を買って、私を招待してくれたことがあった。
彼の家は、伝統的なイギリスの建造物に似せたレンガづくりの重厚な外観の集合住宅で、中は最新の設備が備え付けられたモダンな仕様になっていた。
そこで、私は彼に尋ねた。
「こういうモダンな住まいと歴史的な家とでは、どちらが人気があるの?」と。
彼の答えは…庭付きのクラシックな家に住むことはひとつのステイタスだから、できれば築100年、200年の家に住みたいとみんな思っている。
若い人ほどそういう傾向があるとも言った。
ところが、リフォームに莫大な費用がかかることに加え、いくら修繕を加えても次から次へと設備の不都合が出て来て、経済的に大変な負担を背負い込むことが少なくなく、敬遠せざるを得ないという。
何せそれまでテムズ川にタレ流していた下水を下流に流す工事に着手したのが1855年、すなわち165年も前のこと。
その下水道を今でもそのまま使っているとは思わないが、全般的にかなり老朽化が進んでいることは間違いないだろう。20しかしコレ、どの現場もオモシロイの。
自立できないワケではないんだろうけど、ピッタリと棟続きで建てちゃうもんだから、歯抜けになると心もとないのか、こうして支保工を入れて隣接の構造物の倒壊を防いでいる。
見事な「ご近所付き合い」だ。
この下は工事をしているワケではないんだろうけど。
30vココは18年前に初めて来た時から変わらない名門ジャズ・クラブ「Ronnie Scott's」。

40でも高齢化が進んで久しいジャズ界にあっては、出演者の面々は相当変化があってもおかしくない…と、去年の6月のスケジュールを見てみると、お~、シェップが出てる!
Archie Sheppは観たいな~。
Airto MoreiraとFlora Purim夫妻もご健在のようだ。
その昔、Retuen Foreverが来日した時、記者会見でブラジル人のAirto Moreira(アイアート・モレイラ)がファースト・ネームの読み方を訊かれて無言でこう答えた。
彼は慣れた手つきで自分の目、耳、そしてつま先を指した。
「Eye, ear toe」ということ。
ウマい!
きっと年がら年中尋ねられていたんだろうね。

11_img_9759_2 コレはウチにある最も古いRonnie Scott's の写真。
2009年に撮ったもの。
ゼンゼン今と変わらない感じ。

11_img_0036ハハハ、上の階では改装工事をしてら。

11_img_0037「Ronnie Scott」というと、今では結果的にライブハウスのオヤジ…ということになるが、元々は1950年代の後半に活動したジャズ・サキソフォニスト。
イギリスのテナーの巨匠、Tubby Hayesと組んで『The Couriers of Jazz』なんてコンボをやっていた。
そして、1959年に「Ronnie Scott's」を開店した。
確か最初は今とは違う場所にあったんじゃないかな?
Tubby Hayesはカッコいいよ~。
Alan Holdsworthと演っていたGordon BeckなんかはTubbyのコンボの出身だ。
ちなみに「courier」というのは本来「案内人」とか「添乗員」とかいう意味だけど、今では「宅急便」という意味でこの単語を使っている。
43cdこの時はロニー・スコッツを借り切ってのClass5の発表会だった。
私は期せずしてロニー・スコッツに入れるのがうれしくてね~。
ロンドンに行くたびに店の前で出演者を確認するんだけど、観たいアーティストが出演していた試しがなくて、それより以前にロニー・スコッツには入ったことがなかったのだ。
 
このClass5、やっぱりいいアンプでサ。
チョット前に発見したんだけど、フルアコをつないで歪まない程度にボリュームを上げて弾くと、もうタマらん!
もう「ベルベット・サウンド」っての?
「ビロード」のような音?
日暮里に行ってもなかなかコレほど上質なベルベットを見つけるのはムズかしい。
実際、全国的に有名な日暮里繊維街でもベルベットだのビロードってあんまり沢山扱ってないんだよね。
ちなみにジーパンのEDWINは日暮里の出身です。

で、このClass5、ギターのクォリティが2ランク上がったかのように鳴らしてくれる。
やっぱりギターの音はアンプだね。
そして、真空管だよ。
デジタル技術の隆盛でギター・アンプの勢力図がおかしなことになって久しいが、やっぱりね、いいモノは変わりゆかないよ。
最後まで残る。
 

C5 
この時、我々Marshallチームは工場から50人乗りぐらいの大型バスでロンドンに向かった。
そんな大きなバスを店の前につけることはできないので、最寄りの大通りであるシャフツベリー・アベニューに停めざるを得ない。
「大通り」と言ってもせまいロンドンの中心地だからして車線は2つしかない。
しかも世界の演劇の中心地でもある観光のメッカだからしてビジターがウジャウジャだ。
そんなところに大型車両を停めたりしたら大渋滞を誘発してしまうので、条例か何かで「停車は上限2分」と決められているのだそうだ。
30人はバスに乗っていたであろうか?
それだけの人数をたった2分でバスから下車させられるワケない。
この時の運転手さんがスゴかった。
バスが停車した途端、運転席から後ろを振り向いて「Get off!  Het Off!!  Hurry, hurry, hurry! Hurry up!! Get O~~ff!  ゲ~ットオ~フ!!」と絶叫し出したのだ。
もう形相が恐ろしくもあり、可笑しくもあり…とにかく大絶叫!
もちろん2分で全員がバスから出て来れるワケもなく、10分ぐらいは停車していたかな?
幸い、違反切符は切られていないようだった。Img_0045店の中はこんな感じ。

11_img_0042この時はJoe Bonamassaがヘッドライナーを務めた。

11_img_0078お土産で傘を買ったんだけどアレ、どうしたかナァ?

45真向いにあるビルにブルー・プラークが付いている。50v1764~65年までモーツァルトはココに住んでいたっていうんだよね。
ヴォルフガングが8歳の時のこと。
前年の4月にツアーに出たモーツァルト一家、1764年の4月にロンドンに到着するやいなやバッキンガム宮殿で時の国王ジョージ3世に謁見。
最初はココではなく、トラファルガー広場の近くの床屋に2階に部屋を借りていた。
ロンドンはすっかりモーツァルト・フィーバー(←なつかしい言葉!)!
そして、コンサートをすればヴォルフガングは3時間で100ギニーを稼ぎ出したという。
コレ、おとっつぁんのレオポルドの8年分の収入に等しい額だったという。
オヤジ、ウハウハだわな。
その後、オヤジが身体を悪くしてチェルシーに移動。
回復したところで、ココに移り住んだ。
ヴォルフィーはロンドンにいる間に『交響曲第1番』の他、43の『ロンドン小曲集』等を作ったとされている。
60sロニー・スコッツからすぐ近くの「Greek Street(グリーク・ストリート)」にある「The Coach and Horses(コーチ&ホーセズ)」というパブ。
「ウエスト・エンドで最も有名なパブ」と自ら謳っている。
18世紀からこの場所にパブがあって、今のこのビルは19世紀に建てられ「Grade II」に指定されている。

11_img_9770以前にも何度もこの前を通っていて珍しくもナントもないんだけど、そこに掲げられていた看板がフト目に入った。

70コレ。

80v「アサヒ」というのは「ウンコ」でおなじみの「アサヒビール」のことね。11_2ab「STOP FULLERS」の「FULLERS」とは…コレ。

11_img_1787イギリスに来ると恐らく最初に覚えるであろうエールの銘柄のひとつ「London Pride」を醸造している会社。
 

Lp
コレは以前ハマースミスのホテルを定宿にしている時、早朝に散歩をしていて出くわしたフラーズの醸造所。
11_img_1781コレが滅法クサイ。
ホップを蒸すんだか、煮るんだかする時のニオイなのだそうだ。
ホテルに帰って受付の若い女性に「Fuller'sの醸造所に行って来た」と伝え、「ナニあれ?激クサじゃん!」と言おうとすると彼女はすかさず、「アラ!とてもいい香りだったでしょ?あの香りはハマースミスに住んでいる私たちの自慢なのよ!」と言われ、とても「クサイ」だなんて言えなくなってしまった。
「クサイ」と言うか、とにかく人生で一度も経験したことがない得体の知れないニオイなのね。
ま、クサイわ。

11_img_1786この1845年創業の由緒あるエールのブランドが変わっちゃったのよ~!
2019年、アサヒビールがフラーズを買収しちゃった。
そこでさっきの看板をもう1回見てみる。

11_img_1785「STOP FULLERS」というのは「フラーズを止めて!」ということ。
フラーズはこの場所の借地権保有者で、「もう借地契約を更新しない」とパブの経営者を脅かしているというワケ。
それで、フラーズを買収したアサヒビールに「フラーズの愚行」を止めさせてこの歴史あるパブを助けて!…と訴えているワケ。
The Coarch and Horsesはヴィーガン向けのパブとして、またコックニー・スタイルのパブをリバイバルさせた店としてそれなりの成功を収めている。

80vそして、このパブの内装が『Jeffery Bernard is Unwell』という芝居のセットにそのまま再現されたということで有名なのだそうだ。
この芝居、オリジナル・キャストのひとりはピーター・オトゥールだったという。
『アラビアのロレンス』でT.E.ロレンスを演じた人ね。
イギリスを代表する名優。
Jbu『ロレンス』もいいんだけど、私はこの『マーフィの戦い(Murphy's War)』という作品が大好きだった。
もう小学校の時から観てないけど…。
11_2murphyその後、どうなったか確かなことはわからないが、フラーズのウェブサイトを見るとこのパブが載っているので、恐らくは元の鞘に収まって、変わりゆかなかったのだろう。
めでたし、めでたし。
今度ソーホーに行ったらエールを飲みに行ってみよう。

11_img_9769その近くで出くわした黒人のストリート・ミュージシャン。
もうホンモノのブルースのムード満点!
カッコいい!90ところが…メッチャ、ギターヘタでやがんの!
何しろ抑えたコードの音のいくつか出てないの。
ブチブチブチ!みたいな。

100vまた「Wardour Street(ウォードー・ストリート)」。
この辺りにイタリア料理の惣菜屋があって一度買って食べてみたことがあったが、美味しかったな。
ケーキもスゴクおいしかった。

105せっかくすぐ近くまで来たので一応様子を見に来た。110v_2元Marqueeの2号店。
ココは何の変りもなし。
ヨカッタ。

120「Brewer Street(ブリュワー・ストリート)」はウォード―・ストリートから「Glasshouse Street(グラスハウス・ストリート)」までを結ぶソーホー地区を象徴する通りのひとつ。
「Brewer」なんて、昔ココに醸造所でもあったのだろうか?
調べたけどわからなかった。
色んな店が立ち並ぶが、一番目を惹くのは風俗方面の店舗だろう。
近くにはドアの入り口に露出度の高い服を身にまとったお姉さんが立っていて、「チョイとそこ行くお兄さん」と声をかけてくれる店もチラホラ。
かつて、その手の店の値段を現地の友人に尋ねたことがあるが、だいたい「座って30,000円」ぐらいの感覚ではないか?と言っていた。
コレはもう大分の話で、その頃は1ポンドが230円ぐらいだったので今では格段にお得になっているハズだ。350この緑色の本屋はチェーン店でこの辺りに何軒か店舗を構えている。
1階が新古本屋で、売れ残った新品の本を8~9割引きで販売している。
レジにいるのはいつも東欧系の人。
地下はポルノ・ショップ。
ま、地下の商品の売上げが屋台骨なんだろうな。
でも、うれしいことに1階は音楽や映画の本の在庫が充実していて、私も行く度にココを覗くのを楽しみにしている。
ロンドンにはそういう新古本屋がいくつかあって、すごくうらやましい。
オマケがゴチョゴチョ付いているThe Whoの本や色々な写真集、他にも辞書の類を結構買った。
それでも、私が知っているだけで、ここ数年の間にもう3、4店は廃業していて寂しい限りだ。
そういうところも「変わりゆく」なの。
この本屋の横の路地を抜けると…

360「Berwick Street(バーウィック・ストリート)」に入る。

365変わりゆく~!
ココはいつもこうしてチョットしたマーケットが立っている。
それは変わらないんだけど、左側の工事しているビルね。

370以前は中古レコード屋が何軒か入っていて、中を覗くのが楽しみだった。
いいモノはなかったけど、やっぱりうれしいじゃん?、ロンドンで中古レコードなんて。
400この写真の右側にあるビルぐらいだったのかナァ。
1階から5階ぐらいまで窓が開けっぱなしになっていて、中の様子が丸見えだったのね。
アレは何時ぐらいだったんだろう…調べてみよう。
ーーー間ーーー
よく知られている通り、イスラム教徒は1日に5回の礼拝の義務がある。
ファジュル(夜明け)、ズフル(正午過ぎ)、アスル(午後)、マグリブ(日没後)イシャー(夜)の5回。
だから、アレは「アスル」だったハズ。
ビルの中から数人の男性がゾロゾロっと通りに出て来て、マットを敷いてその上に座る。
何かの合図があったのだろうか、外のマットの上の人たちをはじめ、ビルの1階から5階の人たちまで全員が一斉に同じ方向を向いて一糸乱れぬ仕草で礼拝を始めたのだ。
アレは圧巻だった。
それを見て感動していたのは私だけだった。
ヒースロー空港には祈祷や礼拝のための部屋があるし、ニューヨークからロサンゼルスに向かった時には飛行機の中でそうした儀式を執り行う夫婦を見たこともある。
そんなシーンを日本で見た経験はない。
そういう時、日本ってのはホントに世界から遠いところにあるんだな~と思うワケ。

380この時、特に歌が聞こえてきた記憶はないが、いいんですよ…イスラム教の経典「コーラン」を歌うように読誦する「クルアーン」。
「微分音階」という半音を9つにまで細分して音程を取る超絶技巧がとにかくトリハダもの。
「クルアーン」とは「コーラン」のことね。
このCDはおススメです。

Photoこんな花屋のスタンドなんてのは雰囲気があっていいね。390どんな風に改装されるんだろう…変わりゆくな~。410バーウィック・ストリートをジャンジャン進むと出て来るのがこのピザ屋。
「JAZZ@PIZZA EXPRESS」という看板通り、地下がジャズのライブハウスになっている。
以前、元Soft MachineのJohn Etherridgeが出ていて、観れずに大変悔しい思いをした。
そして、ココで録音したライブ・アルバムがあるのを後から知って喜んでゲット。
期待して聴いてみたら大したことなくてエサ―リッジを見れなかった悔しさは消え失せた。

420階下から演奏している音が漏れ聞こえてくる。
日曜なのでマチネーがあるようだ。
おお~、メッチャうまいブルース・ギター!
誰かと思ってスケジュールを見てみると…Bernie Marsdenだった。

430vハイ、これで今来た道をもどる。
するとこういう景色になる。440例のコレね。

450cd_2ブリュワー通りに向かってドンドン戻る。

460「Reckless Records(レックレス・レコーズ)」は有名なレコード屋さん。
この辺りは以前まだもう少しレコード屋さんがあったんだけどな。
ArgentのCDを買った店はどこだったっけか?

470もう1軒。

480v「Sister Ray(シスター・レイ)」というお店。
ん?…この看板。
レコード盤のイラストかと思っていたら、コレ、それだけじゃなくて「Hit the mark」になっているんだ。
「標的に当たる」という意味。
つまり、「ウチの店なら探していたモノが見つかりますよ!」ということを表しているに違いない。

490何回か入ったことはあるけど、ナニか買ったことはないナァ。
実は今回、このお店の3階が大きく変わったのです。
それは…500vこんな感じ。510ココ、Marshall Recordsの新しい事務所なのだ!

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520vコレらはまだ引っ越し中の写真なんだけど、今はもうココで仕事をしている。

530vイヤ~、比較的ロンドンに来るたびに前を通りかかっていたおなじものビルに身内が引っ越して来るなんて実にうれしいナ。
次回ロンドンに行った時にお邪魔するのがすごく楽しみだ!
変わりゆくな~。

550<つづく> 
 
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2020年8月 4日 (火)

【BREAK the CODE】vol.2~真壁雄太

CODEの魅力をお届けする『BREAK the CODE』。
第2弾は真壁雄太。 

Code_family実は『Marshall GALA2』の予告編のビデオの時同様、今回もオープニングとエンディングのジングルの制作を雄太くんにお願いしている。

11_mv 雄太くんの『BREAk the CODE』では4種類のサウンドを紹介。
CODE25から流す自作ナンバーのバッキング・トラックに合わせて痛快に弾き狂って頂いた。
最後までご覧あれ!

CODEの詳しい情報はコチラ⇒ヤマハミュージックジャパンMarshallウエブサイト

 

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