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2016年10月28日 (金)

1000のMarshall Blog! <Day5:最終回>

『1000のMarshall Blog!』もいいよ最終回!
おかげさまで毎日膨大なアクセス数を頂戴しております。
しめしめ、これからも毎日誰かからメッセージもらっちゃおうかな?
  
ここまで4回にわたり前書きで、Marshall Blogの「写真」や「文章」について書いてきた。
最終回の今日は、特にテーマを定めずにMarshall Blogを制作していて感じることや思ったこと、思い出したことを書き記しておくことにする。
  
<Marshall Blogアレコレ>
●物故者について
我々は洋の東西を問わず、この4年間で一体どれだけ貴重な、そして偉大な才能を失ったことだろう?
Marshallに関係している方のご不幸には都度「訃報」を掲載しているが、その回数は決して少ないものではなかった。
ジャズ界も含め、Marshallに関係していない方の物故も数え合わせると恐ろしくなってくる。
言い方は悪いが、本当に観れるうちに観ておいた方がいい。
偉大な音楽家あるいは演奏家の芸というものは、人生を賭して膨大な時間と多くは経済的犠牲を費やして成り立っているもので、才能に代えはきかない。
東京に住んでいる人が、「いつでも行かれるから東京タワーに上ったことがないの~」なんて言っているのとはワケが違う。
訃報を掲載するのはいつもツライ。
  
●お祝いごとについて
一方、結婚、出産等、おめでたい話題も少なくない。
かつて、ポール・ギルバートの息子さんも登場したことがある通り、外人はこういうのゼンゼン平気なんだけど、日本のミュージシャンは国民性からか、イメージの問題からか、比較的隠したがる傾向が強いね。
Marshall Blogはおめでたいことが大好きなのでド~ンとやっちゃいたいといつも思っているのです。
誰かやらない?マーブロ婚。よろこんで取材しますよ!
  
●出張取材について
コレはくやしい。
4年、1000回のうち取材目的で東京もしくは東京近郊から離れて取材をしたのは、西から山口、名古屋、三重、栃木、山形だけ。
こうして振り返ってみると、思っていたよりゼンゼン少なかった!
今は出張しなくても高速道路が整備されたおかげで、昔より容易に地方のバンドが東京に出て来れるようになったけど、やっぱり現地には現地の空気ってものがあるじゃない?
フェスティバルは大の苦手なので、そのために遠くへ出向く気はまったく起らないけど、地方のライブハウスの取材なんてやりたいよな~。Marshallがおいてあるハコ。
三重や栃木の時みたいにバッチリ観光ガイドもつけてさ…。
また、大阪なんかでは面白そうなイベントが目白押しだもんね。
チャンスがあれば出張取材は積極的に取り組みたい部分なのです。
  
●Marshall Blogは宣伝
なかなかキツいマーブロ・ドッキリでこういうのがある。
「どうしてMarshall BlogはMarshallを使っているバンドしか取り上げてくれないんですか?」
「すいません!ボクらのバンドもMarshall Blogで紹介して頂けませんか?Marshall使っていませんけど…」
コレに似たヤツで、「ヘッドはMarshallじゃないけど、ハコにある1960をいつも使っています!それじゃダメですか?」とか「対バンがMarshall使ってます」とか…。
もうイッチョ…
「Marshall Blogに出して頂くには何か試験とかオーディションがあるんですか?」
答えはそれぞれ記すまでもないでしょ?
アノね~、Marshall BlogってMarshall関連を宣伝するためのひとつのツールなんですよ。
何でMarshallを使っていないのにMarshall Blogで紹介しなきゃなんないの~?
でもね、これらのお誘いやリクエストはそれだけMarshall Blogの地位が確立されてきたということを如実に表しているワケで、実は私はうれしいんですよ。おもしろいし。
そうだ!いい機会なのでココは商売っ気出させてもらいます。
どうせ取材させてもうらうなら、ヘッドもキャビもMarshallでお願いします!
    
●アクセス数とSNSの関係のミステリー
コレがわからない!
いくら調べても謎が解けない!
コチラではどの記事にどこからアクセスされたか…ということがわかるようになっているんだけど、その傾向が正確に読みほどけないの。
つまり、記事へのアクセス数と記事の下についているfacebookの「いいね!」の数、さらにfacebookの私のアカウントへの「いいね!」の数、それからTwitterのリツイートや「いいね!」の数がどう関連しているのかがサッパリわからない。
規則性が見出せないのだ。
たとえば、アクセス数は何千件にも上るのに、記事の中の「いいね!」の数が数十個というパターンのバンド。
反対に記事の中の「いいね!」の数は多いのに、肝心のアクセス件数が伸び悩むグループ。
最近ようやくわかってきたのは、アクセス件数が伸びるのは、Twitterでの拡散が盛んな時ということと、記事の話題が若いバンドの時はTwitterからのアクセスが多いということ。
それと、記事によるのかもしれないが、携帯よりPCでの閲覧の方が圧倒的に多いといこと。
私はTwitterの取り扱い方というか、精神性が今一つ理解できなくて操作に戸惑うことが多いのだけれど、明らかにfacebookよりTwitterの方が機動力と影響力が強いようですな。
まぁね、上に書いたように確かにMarshall BlogはMarshallの宣伝ツールであって、どなたがお読みになるにしろアクセス件数が多い方がありがたい。
だけど、幅広く音楽の楽しみを知ってもらう…なんていう大義名分も抱えているので、それほどアクセス数には拘泥しないようにしているつもり。
でも、マァ、アクセスが多いに越したことはないわね~。(どっちなんじゃい?!)
テレビで取材でもしてくれないかな?やっぱ宣伝だから。
  
●URLの変更について(お詫び)
以前から謝ろうと思っていたんだけど、途中でURLを変更してしまったため、旧URL時代に頂戴した過去の記事へのfacebookの「いいね!」がすべて消えてご破算になってしまいました。もうだいぶ前の話よ。
昔の記事の「いいね!」が極端に少ないのはそのせいなのです。
この場をお借りして、当時「いいね!」を押して頂いた方々にお詫び申し上げます。
  
●Marshallファミリーについて
長いことやっていると、どうしてもMarshallから離れて行く方も出てくる。
とても残念だし、寂しいことなのだが、追いかけるようなことは一切していない。
楽器は音楽を作るための道具だからして、そのミュージシャンがその道具を必要としない、あるいは違う道具が必要と感じてMarshallを離れることを止めるワケにはいかない。
でも、Marshallはガンコにずっと同じ場所にい続けるでしょう。
そこに集まってくれるミューシャンはMarshallファミリーの大切なメンバーであるからして、できる限りのサポートをして差し上げたいと思っている。
これはちょっとJim Marshallイズムかな?
来たれMarshallファミリーへ!
  
…ということで最終回、
今日もそのステキなMarshallファミリーのメンバーから頂戴したメッセージをご紹介します。
  

  

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ルーク篁 (CANTA)
30v

Marshall Blog 1000回達成おめでとうございます!!!
これは、Marshallのブランド力もさることながら、牛澤さんの人間力の成せる偉業ですね!
本当に素晴らしい!
2000回までの間に、僕も何回登場できるか楽しみです。
出来れば最多出場目指しつつ、堅実な活動をしていく所存です。
アレ、自分の話になっちゃった。。。失礼しました。
「いつも隣にMarshall Blog」そんな気持ちでお互い頑張りましょう!
今後ともよろしくお願いいたします!!! 
  
ルーク篁の詳しい情報はコチラ⇒CANTA Official Web Site
  
<ルークさんへ> 
どうもありがとうございます!
ありがたいことにルークさんともずいぶん長年にわたってお付き合いさせて頂いております。
Marshall Roadshowのお手合わせをお願いしたり、楽屋にウリに会い行ったり、ルークさんのビンテージMarshallコレクションを見せて頂いたり…そして、最近ではMarshall GALAで大熱演をして頂きました。
ソロでも、CANTAでも、聖飢魔IIでもMarshallお世話になりっぱなしなのです…というと何か出てきそうですが、出ていくのは私。
カメラを持ってルークさんのライブにお邪魔するのは大きな楽しみなのです。
こないだのソロもメッチャ面白かった!
そして、ひとたび関連記事をマーブロに上げた時のルークさんファンからの反応のよさ!
とにかくもう~、やってて張り合いがありますわ~。
これからもドンドン出ちゃって頂きたいものです。
Marshallともども今後とも何卒よろしくお願い申し上げます!
  
★先日のソロ・コンサートのレポートは最近すぎるので、反対にルークさんが今のMarshall Blogに初めてご登場いただいた記事を調べてみたら…ナント!これもMarshall Blogに関する記事だった!
それはコレ。ま~、ルークさん&CANTAファンで読んだことのない人はこの世にいないと思うけど、念のためにリンクしておこう。
【マーシャル・ギタリスト対談】マーシャル・ブログを語る <前編><後編>

変則ワザだけど、コレはソロ記事ではないので併せてライブ・レポートのおススメも挙げておこう。
秋CANTA '14 秋の少食健康習慣TOUR~千秋楽 at 新宿BLAZE
早いナァ~、この時からもう二年か…。
このツアーでは雷電sなんがNATALを使ってくださいましてね…お気に召していただいてててもうれしかった。
しかし、このツアー・タイトルってルークさんが考えてるの?
  

   

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高崎晃 (LOUDNESS)

1_Marshall Blog 1000回!
おめでとうございます。
最近アメリカの某アンプを使う時もありますが、自分のサウンドの肝はいつの時代もやはりMarshallで、Marshallが後ろに並んでるだけで…こう、なんというか、安心感があり、どんなでかい野外ステージでも音飛び最高で自分のサウンドを引き出せる素晴らしいアンプです。
特に本場ヨーロッパ仕様のは本当ヤバい位鳴りあげます。
いつの日か僕のシグネチャーモデルが誕生するのを期待しつつ修行を重ねます。
ROCKに精通してる牛澤さんが書くBlogは読み応えがあって、写真も近年素晴らしくいつも楽しみにしております。
英国Marshallから選ばれたその感性で今後も日本のROCKの活性化になるようなBlogを出来るだけ長く続けてください。
  
高崎晃の詳しい情報はコチラ⇒LOUDNESS Official Website

  
<高崎さんへ>
どうもありがとうございます!
高崎さんとかLOUDNESSの話題になると、どうしても書きたくなってしまうのは、例のヤツ。
欧米で名前が自然に出るロック・ギタリストはAkira Takasakiだけ…という事実。
『Thunder in the East』から30年以上たった今でも音楽家として、もちろんギタリストとして尊敬されている…という現実。
そういうギタリストは高崎さんとジャズでいえば渡辺香津美さんだけだ。
アニメでもコスプレでもなく、はたまたカワイ子ちゃんが「弱いものイジメはダメ!」と歌うワケでもなく、欧米人の文化を、彼らと同じやり方を用いて、彼らを感動させたからこそその名前と偉業が生き続けているのだと思う。
あのね~、本当に気持ちいいもんですよ。
色白の毛むくじゃらでどデカい連中(アタマは薄い場合が少なくない)が、LOUDNESSの話になると「イェ~イ、アッキラ・タックサキ~!」って大騒ぎするんだから!
やっぱり、LODNESSって海外の空気が漂っているんだよね。
例え二井原さんが日本語で歌っても「日本のロック」という感じがしないのね。
またぞろ香津美さんを引き合いに出してしまって恐縮だけど、やっぱり若いころの香津美さんも先輩ジャズメンから「この子のギターは舶来の香りがする」といわれていたらしい。
やはりそういうモノは生まれ持ってのモノなんでしょうね~。
私なんか「マルドメ」ですよ。「丸っきりドメスティック」ってヤツ。
とにかく、そんな高崎さんとお仕事ができて光栄なのです。
それと、写真。
高崎さんもメッセージで触れてくださっているけど、最近はチラホラとオフィシャルで撮らせて頂いてもいて光栄至極なワケです。
これには長いことお付き合いさせて頂いている、現在のマネージャーさんのお気遣いもあるんだけど、やっぱり現場では緊張するね~。
なぜなら高崎さんも写真がお好きなんですよね。
でも、開演前にひとこと「牛澤さんの写真はエエからな~」なんてたとえお世辞でもやさしいひとことをかけてくださる。
するとその緊張も吹っ飛んで、「やったるで~!」という気持ちになるのです。
そんなヤル気満々でシャッターを切った写真が、最近上梓された『高崎晃/ギター・カラオケ(ドレミ楽譜出版社)』スコア・ブックの表紙に使われたのはうれしかった!

9_img_0057これからも世界のLOUDNESSとして、ヘヴィメタルの歴史にその名を刻み続けて頂きたい!
  
★これ以前にもオフィシャルで撮らせて頂いたことはあったんだけど、結構緊張した思い出がある35th Anniversary Year Special Live "SHOCKING DEVIL'S LAND"をおススメさせて頂きましょう。

   
   

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寺田恵子 (SHOW-YA)

Fullsizerender_2Marshall Blog連載1000回おめでとうございます!
雨にも負けず、風にも負けず、蒸し風呂のような暑さや身動きのとれない脚立の上にもかかわらず、SHOW-YAメンバーの決めポーズ、おいしいショットをいつも押さえてくれてありがとうございます!!
感謝しています!!
これからも目線時々送るのでよろしくね!

 
寺田恵子の詳しい情報はコチラ⇒KEIKO TERADA OFFICIAl SITE


<恵子さんへ>
ありがとうございます!
これまでSHOW-YAさんの写真を何万枚撮らせて頂いたかな~。
いくらシャッターを切っても飽きることはないのです。
それは仕事だからではなくて、恵子さんもSHOW-YAもドンドンカッコよくなっているから。
チョット前に『NAONのYAON』をギネス認定に申請しようというのがあったけど、私としてはSHOW-YAそのものがギネスから認証を受けても何の問題もないと思うのです…『世界でもっとも歴史が長く、カッコいいガールバンド』として!
恵子さんはアコギは演るけど、エレクトリックはお弾きにならない。
よってMarshallをお使いになることはないんだけど、恵子さんも声がMarshallだよね。
JCM800なのだ!だからメッセージをお願いしたのです。
これからもガンガン撮らせて頂いて、マーブロにお出になって頂きます!
目線お待ちしております!ドキドキしちゃう~!
  
P.S. : SHOW-YAナベ、教えてくださってありがとうございました!
  
★SHOW-YAの記事はズバ抜けて多い。毎回オフィシャルで撮らせて頂いているし、ナントならば『NAONのYAON』があるからね。6本立てとかだから、スゴイ数になってしまうありがたイベントなの。
富士スピードウェイのF1レースで恵子さんがMARCYさんと「君が代」を歌い、「Starto to engine!」と絶叫したことがあった。コレは2011年の話。
だから記事はもう残っていない。
…ということで素直にSHOW-YAの30周年記念コンサートのおめでたレポートを挙げておきましょう。
あの感動をふたたび!~30th Anniversary LIVE 『SHOW-YA BIG 30』 <前編>。三本立てだ~!

   
   

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TORNADO-GRENADO

Tg_5マーシャル・ブログ連載1000回おめでとうございます!
僕らTORNADO-GRENADE(トルネード-グレネード)は、今時ちょっぴり時代錯誤なヘヴィメタル・バンドなんですが…ある日のライブで声をかけてくださったのが、このマーシャルブログの筆者である、シゲさん!!
あの時はマーシャル・ブログに取り上げてくださり、ありがとうございました!
マーシャルはTORNADO-GRENADEにとって不可欠な存在です。
TORNADO-GRENADEは今年の2月にプロモーション・ビデオの撮影を行ったのですが、マーシャル無しではとても完成し得なかったでしょう。
そのプロモーション・ビデオの撮影風景をマーシャル・ブログに取り上げていただけたことにより、多くの人から「マーシャル・ブログがきっかけでTORNADO-GRENADEを知ったよ!」と言われました。
これからもマーシャルで音楽を演奏し、マーシャルの素晴らしさをたくさんの人に伝えていきます。
これからもよろしくお願い致します!!
 
TORNADO-GRENADEの詳しい情報はコチラ⇒official website
  
<トルネードの皆さんへ>
どうもありがとう!
Heavy metal strikes back!…いいと思うよ~。「時代錯誤」なんてことは決してない。
いいモノはいつでもいいモノなんですよ。いつも記事に書いている通り。
オレなんか70年前のジャズをよろこんで聴いているし、50年前のビートルズを指して「古い」というヤツは誰もいないでしょ。
それにいつも書いているけど、新しいモノがいいモノとは限らない。
そもそも新しい音楽何ていうものは、もうないよ。
新しいかどうかは音楽の内容やリスナーが決めるハズなのに、マスコミが「新しい」と騒いているだけの話。
皆さんや私が大好きなあの70年代のハード・ロックの手法だって50年代のジャズを模しただけ…という指摘があるんだから。
土台、今「新しい」と言われるモノは、時代のあだ花として消えゆくだけだから。レンタルCD店の店頭のワゴンを見れば一目瞭然でしょう。
自分が信じる音楽をとにかくできるだけたくさん聴いていい耳を鍛えてくだされ!
そうして独自に作り上げた音楽をMarshallは裏切ることはないでしょう。
50年以上の間、いいロックの現場にはいつだってMarshallがあったんだから。
TORNADO-GRENADEにはMarshallが良く似合う。
あなた方は、若い人と仕事をすることが楽しいと実感させてくれるバンドです。
これからもよろしくお願いします!
  
★若いだけに進化が激しいので最新のライブ・レポートをリンクしておこう。
塚本"JOE"旭 Presents 平成カレー大戦ぽんぽこ Z
  

   

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植村和紀

9_img_0212マーシャル・ブログ1,000回更新おめでとうございます! 
 私のEMI時代にお互いザッパ好きというご縁があって、最初に牛澤さんにお会いしたのが2008年8月。
マーブロのカテゴリのひとつの項目にして頂いているミュージック・ジャケット・ギャラリー常設展(以下、MJG)のスタートが2008年の10月なので、まさに牛澤さんとの出会いはMJGの歴史そのものです。
ロックはもとよりジャズなどの幅広い音楽や映画の見識をお持ちの牛澤さんによって詳細にレポートされたMJGの軽妙洒脱な文章にはいつも感心させられており、また時に勉強させて頂いております。
私が特に好きな箇所は、牛澤さんがお持ちのCDジャケットやコンサート・プログラムなどに触れた脱線気味の蘊蓄に溢れるユーモラスな文章です。
マーブロのMJGレポートを私のメル友(新聞社の編集委員や音楽雑誌の編集長などを含む約150名)に何回か送った際にも、その内容の面白さと深さに好リアクションがありました。
そして何より驚愕するのは、その膨大な文章量です。
一度会社で全てプリントアウトしたらゆうに300枚を越えており、かなりの冷や汗ものでした。
これもひとえに牛澤さんの音楽への飽くなき探求心や愛情の表れだと思います。
お陰様でMJG常設展は10月(今回は古今東西の絵画をモチーフにしたアート・ジャケットLP135点とアート・パッケージCDボックス12点を展示)で9周年を迎えました。これからも“継続は力なり”をモットーにお互い頑張りましょう!
  
MJGの詳しい情報はコチラ⇒金羊社公式ウェブサイト

  
<植村さんへ>
どうもありがとうございます。
考えてみると、植村さんとの出会いの一番の元はポール・ギルバートなんですよね。
レコード会社のご担当の方が「フランク・ザッパに家に行ったことのある人を紹介しますよ」と、植村さんをご紹介くださった。
赤坂のレバ刺しの店。
そしたら、私も植村さんもレバ刺しが苦手で「ナンだよ!」ってなことになりましたよね…って、アレから8年も経ってるんですか?
世の中変わりますね、そのザッパの家も今となってはレディ・ガガ邸ですもんね~。
ご存知ない方のために植村さんをご紹介させて頂きますが、写真にあります通り、実は二人で一人…ウソウソ、藤子不二雄じゃないってば!
向かって左の方が植村さん。日本屈指のレコード・コレクター。
LPは2万枚、CDは4万枚越え、それとは別に紙ジャケットのCDが5千枚以上。ロックのボックス・セットは地上にあるものすべてをゲットしないと気が済まないという方。
間違いなく病院で強めのお薬を出してもらった方がいいでしょうね。
ウチには今、LPが2000枚、CDが5000枚ぐらいあるかな?ま、「屁」ですよ、「屁」…植村コレクションに比べれば…。
そして、ジャケットの魅力をうったえ続けていたっしゃって、こうして日本経済新聞にもご登場された。               

80それで、植村さんは「Music Jacket Gallery」と称してレコード・ジャケットのギャラリーを主宰されているのは予てからのマーブロ読者であればよくご存知でしょう。
その展示アイテムから抜粋して解説を加えているのがマーブロにおける私の仕事なんだけど、最近はあまりにも時間がないために作業が大幅に遅れていて植村さんにはご迷惑をおかけしている状況が続いている。
…というのも、ジャケット一点一点について情報を集めて文章にするのに膨大な時間がかかるワケ。
また、よしゃいいのに私もキライじゃないもんだから調べ出したら面白くてもう止まらない。
脱線が脱線を呼んで収集がつかなくなってしまうのだ。
そんな具合で止めどもなくアップが遅れていますが、必ず書き上げますから!
ところで、このMJGに関わるようになって、ひとつ驚いたことがある。
記事に書く内容はインターネットから吸い上げることが多いし、ネットがなかったらこんな作業はとてもできやしない。
で、そのソースはほとんど海外なのね。海外の音楽なんだから当たり前なんだけどね。
そこで思い知るのが、日本語で知ることができるロックの情報の少なさよ!
西洋音楽に関しては、日本が圧倒的に辺境の地であることを知ってビックリした。
確かにね、イギリスへ行って現地の年配の方々とブリティッシュ・ロックの話をしていると私ですら大きな劣等感に苛まれるもんね。
そんなことを知ったからこそ、このMJGのカテゴリーで脱線を重ねてもっと日本人のロックに関する知識や経験を上げたいと思っているのです。
こういうのを大きなお世話っていうんでしょうな~。
ところが、正直言ってアクセス件数は、「ライブ・レポート」などに比べるとガタ落ちします。
でもいいの。読んだ人だけ楽しんで頂けて、得をしてくれさえすれば!
    
植村さんの夢はその大コレクションを活かしたジャケットの博物館を作ることだ。
実現することを期待して止まない。
今度、「Marshallジャケット展」やりましょ!
(写真の右側の方はかつて金羊社にお勤めだった奥平さん。ご定年になられて久しいが、カメラがお好きで、お邪魔した時にはいつも写真の話で盛り上がったものだ。奥様が陰陽座の大ファンで、Marshall Blogのレポートをいつも楽しみにしておいでだった。奥平さん、お元気にしていらっしゃるかしら?)                                                

★植村コレクションの一部をご覧になって呆れてください。
The Amazing Uemura Collection~Music Jacket Galleryの源

  
  

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梅村昇史
(梅村デザイン研究所)

1_1牛澤さん、祝 Marshall Blog 1000回!
バンドをやっていない、ギターも弾かないオレが何故このマーシャル・ブログの末席に加わっているのか。
実はワタクシ、2010年版のマーシャル製品カタログの表紙デザインをさせていただいておりまして、そのトピックでマーブロに登場しているのです。
その際、ブログ用に写真撮影もしていただいたのですが、マーブロの記事は写真もテキストもとても丁寧で、シゲさんの仕事ぶりに大いに感銘を受けたのであります。
毎回のライブ・レポートを見ると、そのことはよーくわかりますよね。プレイヤーへの愛を感じます。
カタログの仕事は個人的にとてもメモリアルなもので、今後も自分の仕事のアーカイブの重要作の部に生き続けるであろうと思います。
この機会を与えてくださった牛澤さんに感謝。そしてこのデザインをOKにしてくださったことにつきましては感謝1000倍であります。
牛澤さん、お身体を大切に。そしてミュージシャンのみなさんの更なる活躍と相まって、目指せ10000回。
ささやかな記念の品として、『1000回記念CDアルバム』のイマジナリー・カバー・デザインを作成しました。
ジミヘンも参加してます。イマジナリー的に。
1_3_2

  

梅村デザイン研究所の詳しい情報はコチラ⇒facebook

 
<梅村さんへ>
メッセージとイマジナリー・ジャケット、どうもありがとうございます!
梅村さんはデザイナーであり、イラストレーターでもある。
コレが梅村さんが手がけた2010年のMarshallの日本語版カタログの表紙。
イギリスからも大絶賛されたし、私は今でも世界で一番カッコいい楽器のカタログの表紙だと思っている。

1_2梅村さんには、このお仕事だけでなく田川ヒロアキの名盤『Ave Maria』のジャケットや現Marshall Blogの初代バナーのデザインをお願いした。
Shige Blogのバナーも梅村さんの作品だ。
梅村さんは、植村さんのご紹介で知り合った(ややこしい!)。
要するにザッパつながりだ。
私も15歳の時に初めてザッパを聴いて、40年以上ほぼ追いかけて来たつもりだけど、梅村さんにはかなわないナァ。
何しろ梅村さんは「この世にあるザッパの音源をすべて聴く」という荒行に取り組んでいるのだ。
私はジャズや現代クラシックにも忙しいもんで、ザッパばっかり聴いているワケにもいかないのね。
…と、いいたいところなんだけど、梅村さんはジャズも現代音楽にも手を伸ばしていて、その知識の深さにいつも驚かされてしまう。
それでね、この方の音楽の批評の切り口が滅法おもしろいのです。
私なんかいつもハラ抱えて笑っちゃう。
リトル・フィートを「なんだかのプログレ」と評してみたり、ビーチボーイズほど悲惨な音楽を作ったグループはいない…とか、正確ではないんだけど、考えてみたこともない評論が次から次へと出てきて愉快痛快!
つまらないことをしかつめらしく書いている音楽ライターなんか一掃して梅村さんに任せれば、音楽評論が俄然おもしろくなると思うよ。
今の音楽ライターにヴァレーズやクセナキスやリゲティを勉強している人なんかいないでしょ?
で、最後に。
私は梅村さんのデザインやイラストがひたすら好きなのです。
色んな作風があってひとことでは「どう」と言えないんだけど、「上品さ」があるんだよね。イラストはすごく可愛いし。
ポートフォリオをミュージシャンに見せるとたいていの人は気に入ってくれる。当然だと思う。
ソフト・マシーンやジミ・ヘンドリックスのジャケをやっているからね。
ミュージシャンの皆さん、ゼヒ梅デ研にご用命を!私が作品を見たいから!
まずはMarshall Recordsのアルバムからかな?
  
★Marshall Blogの記事はコチラ⇒『ウッポニウム・デヴァンダの新しいテキスト』~梅村昇史の作品展
  
  

Marshall_logo_square_7 

Shu(TSP)

1__2Marshall Blog、1,000回達成、おめでとうございます!!!!!!
Marshall Blogといえば牛澤さん! 
牛澤さんといえば、実は学校の大先輩なのです! 
そして、もう公私ともども、ウン十年もお世話になっております。
昔から、私のマーシャルに関しては、牛澤さんがいなければありえなかったと言っても過言ではありません。
そして、生前TAIJIが最後となったTSPのライヴの模様もMarshall Blogで掲載して頂きました。
その時、牛澤さんから言われた「今までごめんね。あんな、すごい音を出すと思ってなかった」というのが僕の中ではメチャメチャうれしい褒め言葉でした(今までどう思っていたか気になりますが/笑)。
これからも、僕のうしろにはマーシャル・サウンドが鳴り響き続けます。
レコーディングでもプラグ・インやデジタル全盛になった昨今ですが、僕は頑なにマーシャル・アンプで鳴らした音を録っています。
録るの難しいです(笑)。
だからこそ、生のアンプの音だと思ってます。
Marshall Blog、つぎは2000回目指して牛澤さんが奮闘してくれることでしょう。
そのうち100回ぐらい登場できたらうれしいです!
これからもよろしくお願いいたします!
   
TSPの詳しい情報はコチラ⇒TSP Official Website
   
<Shuちゃんへ>
どうもありがとう!
そうなんだよね。
Shuちゃんの後輩ぶりはスゴイよ。何しろ中学、高校、大学の三点セットだからね。
まったく同じ仕様で私の先輩には宇崎竜童さんがいらっしゃる。
高校&大学というくくりでは数日前に登場した犬神サアカス團の犬神情次2号。ANTHEMの清水さんも後輩だけど私と担任が同じだった。その担任が今校長やってるんだってよ!
あの英語の先生ね。水泳部の顧問の。
…って、こんな話はどうでもいいにキマってるか?
CLOUD NINEの時代からSHUちゃんのことを見てきているけど、ホント、いつもMarshallを大事にしてくれているのがよくわかる。
とてもうれしく思っています。
JMP-1にEL34 100/100、それにMODE FOURキャビという今となってはなかなか珍しいバックラインを愛用してくれているんだけど、それだけに個性的な音作りをしていたのよ。それで私もビックリしてそう言ったんだろうね。
そう泰司さんの最後のステージ。
今でもよく覚えているよ。
高田馬場のライブハウスで、プレスピットに入っていたんだけど、ショウの最後にベースを振り回してぶっ壊したじゃない?
今だから言うけど、エライ怖かったんよ~。
まずは月賦支払い中のカメラを保護しないと!ってんで逃げ回りながら撮影したんだ。
それから起こったことは本当にビックリした。
泰司さんの訃報を耳にした時、私はSHOW-YAのみんなと富士スピードウェイにいてねsun-goさんと真っ青になったんよ。
TSPもメンバーの変更が比較的多い方で大変だね。
でも、ガンバってバンドをまとめて、ド迫力の音楽をクリエイトし続けてください。
Marshallの方からはバンドを脱退することはありませんから!
(Shuちゃん、ゴメン!登場順を「Y」でやっちまった!)

  
★最近チョットご無沙汰で最新のTSPをカバーしきれてなくてゴメン!ダメな先輩だ!
とりあえずメンバーが今に一番近いということでコレを…The Unknown World <前編>~TSPの巻

  
  

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山本征史
(STAND、Strange,Beautiful and Loud他)

Photoマーシャルブログ1000回、おめでとうございます。
夜叉の頃からお世話になってますが、SBL、STANDといつも愛情たっぷりのライブレポートを書いて頂いてありがとうございます。
一度僕のベースを江戸落語の名人、八代目三笑亭可楽と三代目桂三木助になぞらえて書いて頂いたことは忘れられない勲章です。
五代目小さんに憧れつつも川柳、円丈、白鳥を追いかけてしまう変態落語ファンの僕なので、古典の名人、それも飛び切り淡麗辛口で格好いい可楽や三木助にたとえられて嬉しいやら恐縮するやらです。
マーブロの魅力は、①演者への深い愛情と、②知識の豊富さに加えて、③ぶっ飛んだ比喩表現と、④ぶっ飛び過ぎて話が脱線して行くところ…にあると思います。
芋づる式に脱線して行く様はまるで人間国宝、柳家小三治の枕さながら。
これからも大いに脱線しつつ愛情たっぷりのライブレポートをよろしくお願いします。
僕は78年製のSUPER BASSを愛用していますが、立川談志よろしく「伝統を現代へ」の精神で、これからもマーシャルを使い続けますので、お力添えをよろしくお願いします。

  
山本征史の詳しい情報はコチラ⇒BLACK CAT BONE

  

<征史さんへ>
どうもありがとうございます!
マァ、そう来るとは思いましたわネェ。
チョット前のSTANDのレポートにも書いた通り、私なんざ、パートタイムの落語ファンみたいなもんで征史さんの足元にも及びませんわ。
昨日もレコード屋で志ん生の定番のCDがお手頃価格で何枚か出ていたんだけど、結局「志ん生」じゃなくて「ウディ・ショウ」になっちゃった。
イヤ、相手が征史さんだから「ボブ・クランショウ」か…。
ありがたいマーブロの分析をして頂きましたが、征史さんこそ音楽や楽器に対する愛情や知識が人一倍で、モノスゴイ熱気を感じさせてくれる人だと思っています。
もちろんSBLでのぶっ飛んだベース・ラインはあのトリオの大きな魅力のひとつ。
前にも書いたことがあるように記憶していますが、私が征史さんの歌声って好きで、STANDも最高に楽しんでいます。
そして、もうひとつ。
征史さんって、あの荒れ狂うベース・プレイからは想像できないぐらい、めちゃくちゃロマンチストでセンシティブな人ですよね。
豪放磊落なSTANDの音楽の中にそれがうまい具合に現れているところが面白い。
また、ベースの音がいいんだよな~。
あの1992とプレシジョンの組み合わせは何物にも代えがたい!
これからもあの音、そのお声で山本征史の音楽を作り続けてくださいね!
  
★コレは珍しんじゃないかと思って選んでみたのはSTANDのジミ・ヘンドリックス追悼のステージ、 『Sound Experience 17』 ~ Tribute to Jimi

    

  …ということで、皆様から頂いたメッセージをすべてご紹介させて頂きました!
皆さん、ご協力ありがとうございました!
ついでにもうひとり…蛇足的にメッセージを送らせてやってください。

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牛澤滋由貴
(Marshall Amplification)

9_img_0185なんか、私が出て来ちゃうこと自体「脱線」ですな…。
  
総勢48名の方々からメッセージを頂戴しました。
この企画を思いついて皆さんに持ちかけたところ、全員にご賛同を賜り、お忙しいにもかかわらず、期日に遅れることなくメッセージと写真をお送りくださいました。
改めましてご協力に心から感謝申し上げます。
また、最後までお読み頂きました読者の皆さん、本当にありがとうございました。
ここまでの1004本すべての記事に目を通して頂いている方ももしかしたら少なくないかもしれません。
そんなことを考えると、とても感激しますが、気が引き締まる思いです。
ところで、この企画、たった5回のシリーズでしたが、思ったより制作に苦労を強いられてしまいました。
頂いたメッセージに答辞を付けるということは最初から決めでいたのですが、実はここまで書き込むつもりはなかったのです。
それこそ「ありがとうございました!これからもMarshallとMarshall Blogをよろしく…ね!」程度にしておこうかと思っていたのです。
ところが、皆さんのメッセージを拝見したところ、まるで転勤に伴う転出者か定年退職者への送辞のように丁寧、かつ心温まるものばかりで、簡単にお答えするなどということがとてもできませんでした。
私もMarshall Blogばかりが仕事ではないワケで、他の用事に取り掛かるとマーブロに費やす時間がそれだけ少なくなり、毎晩の徹夜を余儀なくされました。
ジジイは夜更かしに滅法弱いのです。
でも、皆さんが本当に子細にマーブロをお読み頂いていることがわかってとてもうれしかった。
特に時折気になっていた「脱線」について…。
なんだよ、みんな脱線好きなんジャン!
ま、この脱線も闇雲に話題から反れるのでは面白くなくて、いかにうまく自然に脱線するかに腐心しているのです。
だから四六時中考えています。今からボケ防止のだめに…チガウチガウ!
いつも何かを考えて脳ミソをアイドリング状態にしておくと、「あ、そうだ!コレだ!」という局面に遇いやすい。
つまりネタを発見しやすくなる。Marshall Blogをやっているとボケてなんかいられないのです。
ところが、ココに大きな問題がひとつあって、確かに齢を重ねて記憶力が加速度的に低下しているでしょ?
いいネタを覚えておくことが困難になってきているんですよ。
だから、いつでも小さなノートとペンを首からブラ提げておいて、興味のある話題に出くわした際に片っ端から書いていく…なんてことをやろうかと思っているのです。
え、携帯電話を使えばいいじゃん?って?
イヤイヤ、やっぱり書かないとダメなんですね。携帯で文字を打つのはつい億劫になってしまって細かいところまで記録しておけない。
スケールは大幅に異なるにしろ、コレは私の大好きな井上ひさしも同じ悩みを持っていたようで、情報をノートに書き記しておいたそう。
でも、それだと検索ができないので、小さなカードを作り、情報を書き込み、それをジャンルごとに分けて保管することを試みた。
ああいう人になると、一冊の本を編むのに、関係する本を最低でも大きな書架二つ分読むらしい。
したがって、得る情報の量も膨大なもので、今度はその情報を書き込んだカードを適切に分類することが出来なくなってしまい、カード式もボツとした…なんて話を聞いたことがあります。
ノートに書き込んだ情報にフラグをつけてPCで保管するのが一番いいんだろうね…そんな時間あるワケねーじゃん!
  
目についたのが、「豊富な音楽の知識」というお言葉。
うれしいですね~。
今まで膨大な時間とお金をかけて来た甲斐があったというものです…なんてことは毛頭思っていなくて、ただみんなが聴いていない音楽を聴いているだけなんですわ。
例えていうなら、サッカーのグランドで卓球をやっているようなもの。
マイルス・デイヴィスのアルバムを発売順に並べることはできても、イングヴェイの『Rising Force』の一曲目は何かも知らないんですよ。(…と思って念のために曲名を調べてみたら、コレやばいじゃんか!)
で、ココはもう開き直るしかないと思っています。
皆が知っていることを書いたって意味がないし、にわか勉強をしてもすぐにメッキがはがれるのはわかりきっているので、ムリはもうしないの。
知らないことは「知らない」って正直に言った方がカッコいいと思う年頃になったのです。
その代わりコルトレーンやアーチー・シェップのよさやショスタコーヴィチやペンデレツキのカッコいいヤツだったらいくらでもお教えできます。
素直に「知らない」と打ち明けて、教えてもらって、それが気に入ればまた楽しいじゃない?
反対に私の記述で皆さんの音楽の興味の幅が広がってくれればうれしいと思うのです。
  
次に、ものの見事に皆さんから「次は2000回がんばってください!」とありがたい檄を頂戴しました。
毎日更新して4年で1000回…ということが分かった。
すなわち2000回達成の時には還暦チョット手前。
すると、2500回の時には還暦ですよ!
いいよ、私は頑張りましょう。若い人と仕事をするのはとても楽しいし…。
その代わり、みんなも音楽続けていてくださいよ~!
そして、読者の皆さんも「いいね!」押し続けてくださいよ~!
何か楽しくなってきたね!
私が死んだ時には、撮り貯めた数十万枚の写真ってどうなるんだろね…。
ズッと後になって「古のロック・ミュージシャンの姿をとらえた写真が大量に発見された」なんてニュースになったらおもしろいな。
  
やっぱり毎日あのボリュームをこなすのは大変なんです。
どうしても面倒な時もあります。
やっとのことで一編仕上げるともう次の日の分を編まなければならない。その次の日も、また次の日も…。
それを5回やるとアッという間に週末が来て取材に出かける…それで一週間が終わっちゃう。早いですよ~。
でももう身体がそういリズムになっちゃってる。
この仕事をやっていられるのもMarshall社が全面的に支持をしてくれているからです。さもなければとてもやっていられない。
繰り返しになりますが、しかし何と言っても読んで頂ける皆さんのおかげでMarshall Blogは成り立っています。
読む人がいなければ、やっていても何の意味もありません。
これからもご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
 
最後に…コレは脱線ではありません。
前にも触れましたが、記事を書作るにあたり家内に絶大なサポートをお願いしています。
ショウの記録や、校正、そして、読者としての的確な批評…。
私の写真をいつも見ているせいか(ナンチャッテ!)、思いのほか写真もなかなかのセンスで、時折撮影の手伝いもお願いしています。
今やMarshall Blogの制作には欠かすことのできないスタッフになっています。
人使いの荒いこのブラック亭主によくもここまで協力してくれていると感謝しています。
この場をお借りしまして家内に心から御礼を申し上げたいと思います。
  

さぁ、来週からの記事を仕込まなきゃ!
どうもありがとうございました。
また2000回記念でお会いしましょう!