曾我泰久LIVE!LIVE!LIVE!JAPAN TOUR 2013
今年1月のバースディ・コンサートの時に「今度のツアーはメンバーのみんなの故郷で演奏しよう!」という言葉に偽りなく、それぞれの出身地での公演を含む全国ツアーを敢行したヤッチン。
山口出身の田川ヒロアキ。
京都出身の和佐田達彦。
そして香川出身のファンキー末吉。
今回のMarshallはJVM210Hと1960AX。
そして、ズラリと並んだステージのギター。これまでヤッチンが自分の音楽をクリエイトするために愛用してきたギターたちだ。
今回、それらの思い出深いギターをすべて使用してヤッチンの音楽活動を振り返ってみようってワケやね。
田川ヒロアキは愛用のJMD501。
田川ヒロアキとMarshallが織りなす相も変わらない美しいギター・サウンドでソロにバッキングにと大活躍だった。
いきなりヤッちんの上質なPOPワールドが飛びだす!ああ、さわやかでいいナァ~。
まずは最近集中して使っているミドリのGuyatone。
中学生の時、Roly GarllagherがGuyatone製のMarrolyというギターを使っていることが話題になった。
シングル・カッタウェイのフラット・トップのモデルで、このヤッチンのモデルもそうかな?
で、Rolyが「Guyatone」を「ガイアトーン」と読んだという話しがどこからともなく伝わって来て、そんなことも話題になっていたっけ。今みたいにクリックひとつで何の情報でもゲットできる時代じゃないからね。
この「Marroly」というのは名前に「Roly」が入ってるんだね。今気がついた。
ちなみに英語圏の人は英語読みできるところをまず英語式に読んでしまうクセがあるようだ。「Guya」というのは頭に「Guy(=ガイ)」という英単語が入っているからまずそれを英語式に読んで「ガイアトーン」になってしまったのだろう。
今日はヤッチンの弾きまくりも期待できそうだ!こちらはいつも通り弾きまくりの田川さん。
「Let's get together」、「Midnight Train」、「XYZ」と曲が続く。
THE GOOD-BYE時代から使っているという白いストラトキャスターでは「僕の月面計画」、「One more kiss you!」、「秘密」を演奏。
用意されたのはエレクトリックだけではなく数本のアコギも登場。
ヤッチンのソロ活動は23年に及び、年に1枚のペースでCDを発表し続けて来た。
ヤッチンの「ここでバンドの皆さんにはゆっくりくつろいで頂きます」というアナウンスに忠実に従う和佐田さん。まじめな人だ。
ここからヤッチンの弾き語りコーナー。
「せっかくなので30年前のTHE GOOD-BYEのデビュー曲「気まぐれワンウェイ・ボーイを…」と言った瞬間、会場は割れんばかりの大歓声!残念でした、演りません。
「あの曲をひとりで演るワケないでしょ!」とヤッチン。ここは公演地によって演目が異なったようだ。ヤッチンが会場の雰囲気を見てその場で決めたのだろう。
今日は「思い出のLONG VACATION」。
本年7月2日に不幸にも亡くなられたTHE GOOD-BYEのベーシスト、加賀八郎さんの思い出を語りながらアコギをウクレレに持ち替えて「Going Home」を歌う。
前回、この曲を聴いた時のステージには加賀さんがヤッチンの横にいたのにナァ…。
今年でTHE GOOD-BYEはデビュー30周年を迎える。
そして、楽器を降ろし、ひとり多重録音で「見上げてごらん夜の星を」を。
ヤッチンは小学校5年の時にジャニーズ事務所に入り、お兄さん格のフォーリーブスのバックダンサーを務めていた。その時、フォーリーブスが歌っていたのがこの曲だったという。
心温まる素晴らしい歌唱。
ここでメンバーのソロ・コーナー。
「僕は彼の前では普通のギター・キッズに戻ってしまう」と田川ヒロアキを紹介。
ヒロアキくんは大好評の「アヴェ・マリア」を交えてギター・ソロを構築。
おなじみのメロディを一音一音祈るようにして弾く。
メロディを際立てているのはその美しい音色。華美な装飾を施すなく、ともすれば折れてしまうような単音のプレイが心を打つ。
こういうプレイはヒロアキ君ならではのものだ。
もちろん後半は弾きまくりのティロリロ状態!
お客さんも盛り上げどころをよく心得ていてかなりいい感じ!
替わっての登場はバーべQ和佐田!
この日のために1,500円で髪を切って来たそうで…。
壮絶なスラップ!
こういう派手なプレイもカッコイイが、ランニング・ベースもタマランよ。いつかの「爆風トリビュート」の時のプレイは本当にスゴかった。アレは忘れもしない…エーといつだったっけナァ~…忘れとるやんけ!ってヤツですな(二井原さんMCより借用)。本当は覚えてるの。それはコチラ(ヤッチンも登場してます)。
ファンキーさんは衣装を新調!でもなんでGS風?
衣装といえば、以前紹介した「はち王子さま」の衣装もスゴイからね。もうすぐまたツアーに出るようなので絶対に観た方がいいッスよ!マーブロもまた取材に行くぞ!
ファンキーさんのドラム・ソロはいつも盛り上がるな~!
「ファンキー~~~~~~~~~~~~すえよし~~~!!!!!!!!!」と和佐田さんがソロを占める。
しかし、この2人があんなスゴイ演奏をするんだからな~!だからカッコいいのだ!
バンド・メンバーが好きなだけ好きなことをやった後、ヤッチンがアコギを下げて再入場。曲は「Another World」。
そしてショウは後半に突入。ギターはまたコレ。
「約束の場所で」と「流されて」をプレイ。
今回はこれだけギターを並べたということもあってか、ヤッチンのギター・ソロは前回のバースディ・ライブの時よりはチョット多め。余計なことを一切しない音を選ぶソロだ。
個人的にはもっと弾いてもらいたいな~。
ヤッチン、今度はチェリー・サンバーストのレスポール。
Guyaのギターを見慣れているせいか、レスポールがよく似合うな。「Please Believe Me」と…
「Yes! Yes!! Yes!!!」。
ヒロアキ君はボーカル、キーボード、ギターと大忙し!本編最終パートの大盛り上がりセクション!
和佐田さんもノリノリだ!ここは真剣!
ヤッチンとヒロアキくんのギター・バトル!
長いツアーの最終日、またメンバーがバラバラに自分の仕事に帰って行くのはさびしいけど、演奏は楽しそう!
お客さんも大熱狂!
本編最後の曲は赤のストラトキャスターで「UP BEAT」。占めて19曲。
よく練られた楽しいステージだった~!
アンコール…ヤッチンの呼び込みでステージに入って来たファンキーさん、なんと中国と電話中!
アンコールのギターはTHE GOOD-BYE時代にLAで購入したというリッケン。
曲はこないだThe Paisleysでもやっていた「気になる女の子」。
みんなで「♪ア、アン、ア、アン」の所を歌おうというワケ。
さずがヤッチン、おしゃれ!タオルをキチンと首に巻いてる。
曲は「Stand Alone」。
今日はゲストの登場もまったくない、4人だけのストレートなコンサート。なんか、本当に仲がよさそうで見ているこっちも楽しくなる。
「いい音楽を楽しく奏でよう!」というヤッチンの気持ちが伝わって来るいいコンサートだった!
11月17日にはTHE GOOD-BYEの30周年を記念するコンサートも開催される。あまりの人気にマチネーが追加になったそうだ。これも楽しみだね!
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