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2016年12月 2日 (金)

Kelly SIMONZ~TOMO & KELLY GUITAR ACADEMY 2016 <後編>

今しか書くタイミングがないので、Kellyさんには申し訳ないが強引に割り込ませて頂く。
私は日本人が騒ぐハロウィンを好きではない。
ナゼなら歴史や意味を知らずしてよその国の文化をただ商売のネタにしているからだ。
クリスマスも同様だが、もうコレは避けようがないだろう。
そこへ持ってきて今度は「ブラック・フライデー」と騒いでいる。
もういい加減にしろって!
日本には「勤労感謝の日」はあってもそもそも「感謝祭(Thanksgiving Day)」はない。
このブラック・フライデーというのは感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日のこと。
アメリカはこの日を境にクリスマスまで一気に盛り上がる。
デパートはバーゲンを始め、クリスマス・プレゼントのアイテムを中心に売って売って売りまくる。
海外は日本のように「国民の休日」が多くなく、夏とクリスマスのシーズンに長~い休みを取って家族とユックリすごす。
つまり、もうこのシーズンが楽しみで、待ち遠しくて仕方がない。
そして、クリスマスには愛する人に気持ちを込めてプレゼントをしてクライマックスを迎える。
その代わりクリスマスが終わればドッチラケよ。正月はほとんどめでたくない。Marshallは2日から普通に営業している。
そのクリスマスの盛り上がりのスタート・ラインがこのブラック・フライデーなワケ。
土台精神と背景が違うのだ。
日本のは一体ナンだ?
そりゃ「歳末大売出し」より聞こえはいいかもしれないが、ワケわからず人様の文化で浮かれるのはヤメろって!
こういう上っ面だけのツマミ喰いの「海外文化カブレ」をしているからいつまでたっても「英語がヘタな国民」から脱することができないと思うし、個人消費を活性化したいなら、もっと抜本的な根治治療を施さないとラチが開かないぞ!
ま、こうして考えてみると、この西欧の文化ってのは非常にうまいことビジネスと文化を組み合わせていると思うよね~。
「ブラック・フライデー」ったって、Steely Danの名盤、『Ketty Lied』の1曲目を聴いてごらん。
ヒヒヒ、さすがDonald Fagen!
あ、ちなみに私は実際には彼の地に住んだことがなく、この季節の現場に居合わせたことがないので、上はアメリカの友人からの聞き伝えにはなること申し添えておく。
Kellyさん、お邪魔しました!
   
『TOMO & KELLY GUITAR ACADEMY 2016』も後半に入る。
トモさんの「Kyoto」を教材にギターについてあれこれ語った後は、もうひとつの人気曲「Just Funky」を取り上げて、作曲についての考察が行われた。

10そして、トモさんのライブ・コーナー。

20トモ藤田

30vバック陣はそのままで…Yosuke Yamada

40vキーボードに盛山こういち

50vベースは坂本学。

60v曲は「Just Funky」。
小気味よいカッティングが聴く者を魅了する!

70vカッティングは魅惑のギター奏法のうちのひとつと言ってよいだろう。
Roland Bautista、Al McKayといったアース勢やNile Rogers、「♪ゴーットバッター」で人気者になったRay Parker Jr.等、海外にはカッティング職人がたくさんいるのに対し、日本はトンと聞かないネェ。
何でだろう?
答えは簡単。そうしたカッティングの妙を必要とするファンク・ミュージックが浸透していないからだろう。
私もその手の音楽に関しては余りにも門外漢だが、1枚だけ人様におススメできるアルバムがある。
それはHerbie Hancockの『V.S.O.P』だ。
ココで聴けるRay Parker, Jr.とWah Wah Watsonのコンビネーションはいつ聴いてもトリハダものだ。
このアルバム、内容としてはHerbieのジャズの仕事とファンクの仕事がカップリングされたニューポートのライブ盤なのだが、もうひとつどうしようもなくカッコいいシーンがジャズの面に収録されている。
それはHerbieのメンバー紹介。
Tony Williamsから始まって、「The greatest…ルォン・カーラー」と紹介されたRon Carterがベース・ラインを刻み、Freddie Hubbardが加わり、「ウェイン・ショーラー」が出てくるサマは子供の頃にはじめて聴いた「Smoke on the Water」と同じ興奮を覚える。
そして曲がHerbieの代表作「Eye of the Hurricane」だからタマったもんじゃない。
普段ジャズを聴かないロック・ファンがいきなりコレを聴いても「カッコいい!」と思わざるにはいられないだろう。
それと、ロック界のカッティング名人で忘れてならないのは、私の場合は、絶対「ジャ・ナッカーマン」、すなわち、Jan Akkerman。
こないだ来日していたのにゼンゼン話題になっていないのは一体どういうことだろう?

Vsopトモさんの「Just Funky」はこの1995年のファースト・アルバム『Put on Your Funky Face』に収録されている。

9_cd01 …ということは、もう20年以上もレパートリーに収まっているトモさんの大愛奏曲なのだ。

80今回も大好きなトモさんのサポートでゴキゲンなYosukeくん!
しかし、この人もこういう音楽からSilexまで音楽の幅を一気に広げて来たよ~!110v
もう1i曲も同じくファンク調の「Confidence Cat」。

90vこういうGrant Greenの「Windjammer」のような、正に真っ黒なファンク・チューンってのはカッコいいよね~。
なかなか日本人にはこの味が出せない。

100そこはさすがトモさん。
日本人ばなれしたグルーヴとあふれ出る密度の濃いフレーズの連続で聴く者の耳をくぎ付けにしてしまった。
  
トモ藤田の詳しい情報はコチラ⇒Tomo Fujita Official Website
120
トモさんのセットで2曲演奏した後、Kellyさんが加わった。

130曲は「Littel Wing」。
140v
もちろん歌はKellyさんだ。
150

曲の後半にはお定まりのソロ交換だ。
160
ソフトに、しかしシッカリと言葉を投げかけるトモさん。

170
ガツ~ンと雄弁に自分を主張するKellyさん。

180v予想通りの展開が逆におもしろい!

185続いて「I Love you More Than You'll Ever Know」…古典ですな。
Blood, Sweat & Tears。

190もちろんKellyさんがBS&Tの曲をそのまま演奏するワケもなく、コレはGary Mooreが取り上げていたんだね…そのGaryバージョン。

230v
この曲でもふたりのギターが火花を散らした!

210Yosukeくんの顔!いつもニコニコなのに…真剣すぎてコワイ!

220本編の最後を締めくくったのはStevie Wonderの「Isn't she Lovely」。

240Kellyさん、この曲好きだな~。
過去にも何回かKellyさんのステージで取り上げられている。

250vおっそろしくバラエティに富んだレパートリーを完璧にこなしたバック陣!

260v

270

280vKellyさんも大熱唱だ!

290もちろんこの愛らしいh曲でもタップリとギター・ソロがフィーチュアされた。
320v
事前には聞いていたけど、Kellyさん、今回全曲で違うギターを使ったんよ。
気が付いた?
Kellyさんの愛器のサウンドの違いを楽しむステージでもあったのだ。

310vさて、アンコールの前にCM。
今年5月に東京キネマ倶楽部で開催した『Kelly SIMONZ's BLIND FAITH -Are You Ready To Ride 2016-』のライブ映像がブルーレイとなり、すでに発送が開始された。
サウンドはラインとオーディエンスの音をミックスした「一発録り」で、ライブの臨場感はバツグン!
ド迫力なカメラワークも必見だ。

330dvdそしてマーシャル・コマーシャル。
先日の楽器フェアでKellyさんにデモンストレーションをお願いしたMarshall初のフル・モデリング・アンプシリーズCODE。
340

54年の歴史に名を刻む名機の音をふんだんにを詰め込んだ機能がウケにウケ、初回に日本上陸したCODE25とCODE50は瞬時にして完売してしまった。

335今後も続々と入荷が予定されているので、楽器店でお見かけの際にはゼヒお試し頂きたい。

CODEの詳しい情報はコチラ⇒CODEネームは'D'

350さて、アンコール。1曲目はKellyさんとACADEMYバンドによる「Opus #1」!

370やっぱコレが出ないとね~!

380上述の楽器フェアでもCODEを使って弾いてくれた。お客さんの目がテンになっていたことは言うまでもない。

390v今日もまるで決壊したダムの水流のような音の勢いに圧倒されっぱなし!
会場はKellyサウンドの洪水となった。

400最後はトモさんも加わって「Just "Transcendental" Funky」。

410「transcendental」なんて「出る単」にも載っていないようなビッグ・ワードだ。
私の記憶ではネイティヴの外人がこの言葉を使っているのはただの一度もない!勉強になる。
Kellyさんは「超絶」という意味で使っているののでコレは「超絶Just Funky」ということになる!
   
蛇足ながら、音楽の場合は「virtuoso(名人の)」という専用の単語がある。
「virtuoso」は名詞では「名人・達人」という意味。「名人技」という風に使いたいときは「virtuosity」という単語を使う。

420ココでもKellyさん、やってくれました!
胸のすくような壮絶シュレッディング。やっぱりKellyさんはこうでなくちゃね!

430何しろ盛りだくさんの内容で昨年に続いて大成功の運びとなった『TOMO & KELLY GUITAR ACADEMY 2016』であった!

440さて、さてさて!
来る12月4日…ってもう明後日じゃんかよ~!
『HIGH RESOLUTION LIVE 2016』と銘打ってBAD TRIBEとSilexの共演が実現する!
場所はMarshallオフィシャル・ライブハウス、東京キネマ倶楽部。
「Yosuke 血祭」という物騒な副題が付けられたお祭り!

450vf実は2013年4月にも『HIGH RESOLUTION LIVE』が開催されたことがあった。
その時のようすはコチラ;
その1:Their Time Has Come ~Crying Machine登場!
その2:Kelly SIMONZ~"the 5th" High Resolution Live 2013

すなわち今回KellyさんとMashaくんが同じステージに立つのは2回目のことなのだ。
ただし、前回のMashaくんはCrying Machineとしての登場だった。
今回は話題沸騰中のSilexでの出演。
実に楽しみではないか!

14317532_1022915974495922_9089135_2でもね、私、行かれないの。
残念ながらMarshall Blogでレポートはできないので、皆さん実際に出かけてモノホンを見て来てくだされ!
私の分もよろしく!

Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website

Img_04721965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
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(一部敬称略 2016年10月7日 東京キネマ倶楽部にて撮影)