Kelly SIMONZ～"the 5th" High Resolution Live 2013
Kelly SIMONZがシリーズで開催してきた東京キネマ倶楽部でのコンサート。今回は第5回目を迎えた。
昨日レポートしたCrying Machineのが出番を終え、いよいよ御大の登場！
今回もbAd TRIBEでのパフォーマンス。
Kelly SIMONZ
Tim Miller
Yosuke Yamada
もうマーブロではおなじみの面々だ。
Kellyさんもシリーズ・コンサートということで観客を飽きさせないよう毎回色々な趣向をこらしてきた。
今回は対バンがあって時間がいつもより短いということもあろうが、オープニングのビデオを除いては何の仕掛けも弄さないかなりストレートなステージ。
ギター1本（実際には数本だけど…）とマーシャルさえありゃ十分！…的な、ガッツのあるステージ。
弾いて弾いて弾きまくり、そして歌いまくる。何となくいつもより密度の濃さとスムーズさを感じさせるステージ運びが結果的に素晴らしいコンサートを演出した。
Kellyさん自身もすごく生き生きと演奏していたように見えた。
もちろんそれも信頼のリズム隊が控えてのこと。
バンドとしての結束もも深まり盤石の態勢での激演。
カメラ目線だが頭は演奏に集中しているYosuke。
彼のドラミングもbAd TRIBEサウンドに欠かせない要となった。
オープニングは「Future Destination」。
いきなりKelly節全開で滑り出し好調！
続いて「Anything Goes」。Cole Porterの同名曲とは似ても似つかないハード・チューン！
Kellyさん言うところの「インストゥルメンタルだぜ！」の代表のような曲だ。
この日もKellyさんのMarshallは絶好調！図太くも美しいトーンが迫りくる！
「Silent Scream」
そして、泣きの部。「Blue Monday」だ。このバラードがまたいい具合にプログラムに挟み込まれているんだな…。
聴く者すべての魂を揺さぶるビブラート！
「Angel Eyes」…
「Aftermath」と歌を交えた熱演が続く。
情感タップリに弾き込まれたのは「Cry for the Moon」。
怒涛のドラミングで最後までバンドをドライブさせまくったYosuke！
激演はまだ続く！「悲愴」だ。
「Now Your Turn」で本編は終了。この曲はなんかすごくKellyさんのショウのエンディング・テーマにぴったりだよね。
アンコールは「Opus#1」。
猛然とスパートするKelly SIMONZ！しっかしよう弾くナァ～。
この曲や今日は演らなかったけど、「Rondo KSV007」あたりが一番Kelly Musicを感じさせるな。それは誰も踏み込むことのできないKelly SIMONZだけの聖地だからだ。
そしてアンコール2曲目はCrying MachineのMASHAを呼び込んでの演奏。
「Kelly SIMONZ」さんですか？」とMASHAがある楽器店でエフェクターを試奏しているKellyさんに声をかけたことから付き合いが始まったという。KellyさんはMASHAを「トーンで音楽している数少ない音楽家の友人」と呼ぶ。
曲は「Eternal Flame」。MASHAが昔がんばってコピーした曲だ。
Kellyさんのこの顔！Scarlet Gardenの時もそうだが、お父さんのように後輩をやさしく見守るKellyさんのニコニコ顔が好きだ。
憧れのミュージシャンとの共演。うれしいだろうナァ～。
しかし演奏は「共演」には収まるハズもなく、すぐさま「競演」に早変わりした。
すさまじいシュレッディングの応酬！昨日も書いたが、ふたりともフレーズの密度が濃いので聴いていてもまったく飽きることがない！
最後はbAd TRIBEとCrying Machineでご挨拶。
ああ、また今日もいいコンサートだった！おい、ちょっと待て、7人しかいない。ひとり足んねーぞー！
Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒++Kelly SIMONZ Official Website++
Crying Machineの詳しい情報はコチラ⇒Crying Machine Official Web Site
（一部敬称略 2013年4月27日 東京キネマ倶楽部にて撮影）