楽器フェア 2016~Kelly SIMONZ CODEを弾く!
ドワ~!
なんていい天気なんだ~!
寒くなったり、暑くなったり、この老体にはタマったもんじゃないけど、ここ最近ものスゴく天気が悪かった…というイメージがあったので秋晴れ大歓迎!
「夏大キライ」の裏返しで、強がって「冬の方が好き」なんてよく言ってるけど、ホントは寒いのだってイヤなのよ。
これぐらいの陽気がずっと続くといいナァ。
それでも北海道はスゴイ雪で大変みたいだし、銀座線は一部が不通になっているし、韓国は上へ下への大騒ぎになっているし、なかなかに世の中は騒々しい。
何しろこんなに大きなノコギリが地面に突き刺さっちゃう。
大騒ぎの元は…
楽器フェア。
前回は会場を変えて、3年ぶりの開催となった。
アレから2年。また隔年の開催となったようで、とてもよろこばしいことだ。
いきなりの英語脱線で恐縮だが、「一年おき」って英語で何て言うか知ってる?
「every other year」って言うんだけど、案外スッと出てこない人が多い。
昔、ある楽器関係の書籍の翻訳をある人に「仕事」としてお願いしたら、「毎回他の年」とかいう訳になっていてビックリ仰天したことがあった。
もちろん「year」を「day」にすれば「一日おき」となる。覚えておくと便利な表現だ。
ハイ、脱線終わり。
これができた時は、上の三角のところに展示場がある…と、勝手に思っていたんだけど、全然違うのね?
コレは飾りなのかしらん?
今日のレポートは11月5日(土)の午後にお邪魔した時のもよう。
とにかくまずはMarshallのスタンドへ…ブースか?
アメリカの人は割合「スタンド」って呼んで、イギリスの人は「ブース」とも呼んでいる傾向がある気がするな。
あるネイティブさんによると、「展示会等で何かを展示するためのスペース」という意味は変わらないんだけど、「ブース」は壁に囲まれているというイメージがある…という話を聞いたことがある。
さて、今回のMarshallの展示、主役はまずココかな?
1959とJVMで歴史を俯瞰しているところ?
その間にあるのが…先月発売になったばかりのCODE。
CODE25とCODE50の山。
ここに1962年から2007年のMarshall45年分のサウンドがデジタル・データで詰まっている。
CODEが発売されて10日近く経った。
会場ではたくさんの楽器店の方々に久しぶりにお会いしたけど、私を見かけるなり声をかけて頂いて、皆さん「CODE、大好評でよく売れていますよ~!」と教えてくれた。
CODEのヒットを当て込んで、初回から大量に仕入れてくれた大型店でもすぐに完売。「お代わり」を待っているところ…だとか。
うれしいわ~。マジでうれしいわ~。
だから言ったんだよ、オレは…JMDの開発の時によ~!
「プリアンプは〇〇、パワーアンプはXX、キャビは△△、みたいに自分で組み合わすことができるようにしたらどうか?」ってサ。
言わないこっちゃない!
あ、でも私、JMD好きなんです。
CODE物語はコチラ ↓ ↓ ↓
①BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<前編>
②BREAK THE CODE!~その暗号を解け!<後編>
ASTORIAも楽器フェア初登場。
目立つな~。
弾くとその素晴らしさがもっと目立つんだけどね…。
そうそう、ASTORIAの前でひっさしぶりにある若手ギタリストに会った。
彼はテレビのメジャーな音楽番組や「〇〇音楽祭」の類の現場でバンバン活躍している腕利きなんだけど、やっぱりASTORIA CLASSICみたいなコンセプトのアンプがMarshallから出るのをずっと待っていたんだって。
そうだろな~。わかるよ。
ASTORIAの詳しい情報はコチラ⇒いよいよASTORIAが出るよ!
従来のモデルもズラリ。
ま、壁がないのが寂しいけど、片付けるのが大変なのよく知ってるから…。
防音室も用意されているので爆音で試したい方はどうぞ。
どなたか弾いている最中に失礼!
こちらはEDENコーナー!
こうして並べるとEDENもルックスがいいね!
EDENは新しいヘッド、「TERRA NOVA」をフィーチュア。
お、おととい偶然「TERRA ROSA」の取材をしたばかり!
縁起がいいね~!
EDENも従来品をバッチリとディスプレイ。
EDENは先日Silexのデビュー・ライブで素晴らしいプレイを見せてくれたhibikiくんが担当してくれた。
さて、土曜日のCODEのデモンストレーターはKelly SIMONZ。
ステージの準備は完了。
CODE50とそれを操作するソフト、Marshall GATEWAYがインストールされたiPadが用意された。
Kellyさん、出番でっせ~!
あ、さっき試奏していたのはKellyさんだったのね!(ホントはわかっていたけど…)
ここのところのKellyさんの八面六臂の活躍ぶりを如実に表す人だかり!
KellyさんがGATEWAYに施したセッティングが後ろのディスプレイに大きく表示される親切な演出。
一曲目は「Future Distination」。
Kellyさんのステージには欠かすことのできないメロディアスなスピード・チューン。
この曲でのKellyさんはプリセット51番の「JCM800」を使用。
ウン、CODEのJCM800は確かによくできてる。
ResonanceとBassを上げ気味にして迫力の低域を狙った…っていうところかな?
エフェクターは全編を通じてDELAY/STUDIOだけを使用。
今回はほとんどメロディだけなので、旋律を際立たせるために「やや深めにかけた」とのことだ。
何の違和感も表さず、いつも通りの激烈なシュレッドを見せてくれた。
CODEのレスポンスの優秀性が証明されたようなもの…だって、Kellyさんについて行ってるんだから!
CODEだけにテクノロジーも「高度」だ。
KellyさんによるCODEのコンセプトや機能の説明に聴き入るお客さんたち。
ドンドン人が増えて来る!
ここでセッティングを変更してプリアンプを45番の「Plexi」にする。
CODEはPresenceの設定具合で音が劇的に変わるセッティングがあるので注意。
上のPresenceの設定といいBassの設定といい、Middleを10にしたにしても結構ハイ寄りなセッティングといえようか。
上で触れたPresence同様、ノイズゲートのThresholdの値もサウンド・メイキングに大きな変化をもたらす。このノイズゲート、ものすごく効きがいいので、その使い方によっては毒にも薬にもなるので、上げるばかりではなくて、下げて使ってみるのも一考だ。
二曲目はヴィヴァルディの『四季』から「春」。
Kellyさんのオハコだ。
プリアンプを「Plexi」にセットしての華麗な演奏…Kellyさんはいつものステージでは1959を使っているからね。
それほど違和感が少ない弾き心地なのだ!
同じセッティングでさらに「Opus #1」。
そうそう、やっぱり「Opus」でデモンストレーションをして欲しかったの!
あのいつものスリリングでアクロバチックなプレイが迫りくる!
おそるべしCODE!
サングラスをハズしての激演!
ギタリストをそんな「弾く気」にさせてくれるのがCODEなのだ。
辺りは通路の交通整理がでるほどの盛況ぶり!
この日、Kellyさんを初めて見る方がどれぐらいいらっしゃったのかはわからないが、ビックリしたろうナァ。
そんな方は1959や1960がズラリと並ぶ東京キネマ倶楽部のKellyさんのライブにゼヒお出かけ頂きたお。再度ビックリすること請け合いだ。
kellyさんは全国各地でサービス満点のセミナー活動を展開しているけど、それで満足してはイケませんぜ。
やっぱり「キネマ」でのライブを観ないと!
短い時間ながらも充実のデモンストレーション。
私は次の予定が入っていたのでコレで会場を離れたが、Kellyさんはこの後もう一回舞台に上がった。
そちらの回も大盛況だったと聞いた。
Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website
<つづく>
(一部敬称略 2016年11月5日 東京ビッグサイト 楽器フェア2016会場にて撮影 ※協力:株式会社ヤマハミュージックジャパン)