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2015年6月19日 (金)

THE DAY OF THE JAPANESE ROCK~6月28日は『日本のロック』の日!

今日の記事はコンサートの告知。
もううれしくてウキウキしちゃうコンサートだ。
『日本のロック』にドップリ浸かってしまおうという企画。

そう、「日本のロック」である。
イギリス人に「UK Rockといっても通じない。「ハァン?」と言われてしまうのが関の山だ。
イギリス人が自分たちのロックを「British Rock」と呼ぶように、この場合、我々も「ジャパニーズ・ロック」などと言わず「日本のロック」という日本語を使いたい。「日本のロック」なのだから…。

ああ、「日本のロック」!
J-POPやら最近のロックのフリをしているつもりの童謡とは似ても似つかない「悪」の芳香漂う不良の音楽!(飽くまでもイメージです)
いつかも書いたように私は洋楽至上主義で、「日本のロック」に親しみ出したのは70年代の後半、高校1年ぐらいの頃だった。
その頃、ロック、とりわけ「日本のロック」はまだ大人のための音楽で、私にはものすごく危険なイメージがあった。当時、ライブハウスに通う高校生なんてほとんどいなかったからね。
その「危険」というイメージは、パンク・ロックに見られるような「暴力」か「破壊」とかいう物理的なものではなく、「まだ見てはいけない大人の世界」を覗いてしまうような精神的な危険だ。
「日本のロック」にはそんな思い出がいつもつきまっとている。
だから「がんばれ」だの「ごめんね」だの「ありがとう」だのと歌っている最近のバンドさんが演っている音楽が「童謡」に聴こえてしまうのだ。

さて、今日ご案内するのは『伝説のロッカーたちの祭典』というコンサート。
出演は、
★外道
★頭脳警察
★めんたんぴん
★三文役者
★THE 卍
…という面々。
まさに「大人のFUJI ROCK」、あるいは「ジジイのサマソニ」!いいんだよそれで。
今時、こんなコンサートが開催されることにまずはオドロキ…そしてヨロコビ!

まずは、大人のみなさん、6月28日、新宿スペース・ゼロにお集まりください。
この会場は2000年にJim Marshallを迎えて『マーシャル祭り』を開催したゆかりの地。
もし、大人の皆さんにお年頃のお子さんがいらっしゃれば是非連れて来て頂きたい。
日本人が演る「ロック」の本当のカッコよさを教えてあげる絶好のチャンスになると思う…「大きなお世話!」と言われちゃうかも知れないけど。
もちろん、この記事を読んで興味を持ってくれた若者諸君!待っているぞよ!

M_densetsu2 さてさて、とにかくどの出演者も実に楽しみだよね。
先日ROLLYさんにお会いした時に「なんでTHE 卍が『伝説』なんですかネェ?大先輩に混ざって緊張しちゃいますわ~」などとおっしゃっていたが、ROLLYさんももはや伝説!

M_img_0066_2 佐藤研二さん、ロジャー高橋さんとともに伝説の1ページを彩ってくれるに違いない。
(※写真は先日レポートしたROLLYさんが参加しているOrquesta Libreのもの。THE 卍のステージではありません)

M_s41a6697_2 つけめん全盛の今、「めんたんぴん」などと書けば若い人たちには「麺単品」などと勘違いされそうだが、決して替え玉ではない。本物の日本のロック・バンドだ。(←ココしゃれになってます)
1969年に結成した小松出身の日本のGreatful Dead。
30年ぐらい前、小松にはよく行ったナァ。隣の根上(ねあがり:ゴジラ松井の故郷)というところへ何度も仕事で通った時代があったっけ。

さて、実は私は70年代の活動盛んなりし頃にはめんたんぴんを拝見したことがなかった。
そして今から7年前、オガンちゃんに誘われて、日比谷野音で初めてその姿を目の当たりにした。松浦さんがサポートでギターを弾き、オガンちゃんがベースを担当したのだ。
この時も「木こりの歌」とか「One More Saturday Night」とか、メチャクチャかっこよかった。
その後、中心人物のひとり飛田一男さんが亡くなってしまったのは残念至極だが、まだこうして活動をしてくれているのはうれしい限りだ。
今回も松浦善博さんがサポートで参加するというので楽しみ倍増!
しかし、麻雀ってやってる人見かけなくなったナァ。
(野音で撮った写真を掲載しようとしたのだが、どうしても出て来なかった!残念!!)

そして、三文役者。
出演者中、三文役者ほど「伝説」という単語がシックリくるバンドはいまい。
私が大学の時、2年ほどお世話になっていたということで、半ば公私混同で記事を2編掲載したので、詳しいことはソチラをご参照頂きたい。

三文役者なわたし <前編>
三文役者なわたし <後編>

M_img_0519_2 「伝説」のレパートリーもセット・リストに組み込まれているようだ。
哲さんの絶唱ぶりが楽しみでタマらない!

M_img_0425_2頭脳警察は私のロックのルーツのひとつ。
頭脳警察と三文役者がいなければ日本のロックは一切聴いていなかったかもしれないな~。

M_img_2458_2 もちろんPANTAさんは今でも多方面でバリバリご活躍を続けている。
切れ味鋭いカミソリのような言動は健在だ。

M_img_2442_2 そして、当日は盟友トシさんとの化学反応を存分に見せてくれるだろう。
ふたりが結合した時の元素記号は…「ZK」だ!
(※写真は2010年に撮影したもの)

M_img_1552_2 一昨年、結成40周年を迎え、今年『Rocking THE BLUES』というニュー・アルバムをリリースし、ますます血気盛んな外道!
そのレコ発公演のレポートをMarshall Blogに掲載したことは読者の記憶にも新しいだろう。

M_img_0005関係者からお聞きするところによると、今回秀人さんは大変気合が入っているそうであ~る!
新旧レパートリーを取り混ぜたオールタイム・ベストのセットリストで臨む?
いち時代を作った猛者たちの競演だ。秀人さんの激演ぶりが見ものだ。

M_img_0087_2 以上が出演者の顔触れ。
楽しみなことこの上なし!

★     ★     ★     ★     ★     ★
スゴイ写真がでてきたのでオマケ。
1978年か79年の渋谷屋根裏の楽屋。開演まえのスナップショット。
左から三文役者のちぇり~(大竹亨)、ひとり飛んで顔が半分隠れているのが私、そして哲さん。
一番右がPANATAさん!その左隣は先日の三文役者にもゲスト出演した片山さん。
撮影はSANAさん。
なつかしいな~。憧れのPANTAさんがお見えになってメチャクチャうれしかった。
老後のことなどまったく考える必要のないお気楽な時代だった。

M_sp2さぁ、28日お待ちしております!
え、なんでかって?
微力ながらMarshallはこのコンサートサポートさせてもらっているのだ!
とにかくこんなの滅多にないからお見逃し無きよう!
この顔触れ…次はないかもよ!

Densetsu2(一部敬称略)