田川ヒロアキの心意気
自分の身銭を切って人のために何かをしてあげる…なんて、イザとなるとなかなかできないもんですよ。
Marshallという会社は、伝統的にチャリティ活動にとても積極的で、「ジム・マーシャルの生涯を祝う会」に出席した時、そうしたチャリティ関係の出席者の数が、音楽関係のそれより多いことにかなり驚いた。
医療関係やスポーツ関係の団体に至るまで、さまざまな方面で「Marshall」という会社、あるいは「ジム・マーシャル」の篤志ぶりが広がっていたのだ。
コレはジム自身が裕福でない家庭に生まれ、幼少時に重い病に苛まれていた時に、施しを受けたからかも知れないし、元より西洋では「Noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)」という概念が発達していて、富める者が貧しい者を助けたり、地位の高い人が進んで人のイヤがる仕事をしたりする「慈愛と奉仕の精神」が息づいているからかも知れない。
ジム・マーシャル亡き今もMarshall社は様々なチャリティ活動に積極的に参加している。
さて、我らが田川ヒロアキ。
今日お邪魔しているのは日本赤十字社の本部。
しばらく前に毎日新聞社の主催する西日本の豪雨災害支援のチャリティ・コンサートの時にレポートしたように、ヒロアキくんは7月以降にライブ会場で販売した『THEME PARK』のすべての収益金をプールしてきた。
その収益金に関連企業さんからの支援金を合わせ、今回それを西日本豪雨と北海道震災への「義援金」として日本赤十字社に収めに赴いたのだ。
写真は贈呈式の様子。ご担当の高橋課長と。
ヒロアキくんは、今年の初夏から立て続けに発生した災害に対し、自分たちにも何か出来ないかと考え、西日本地域のテーマ曲も沢山収録されているアルバム『THEME PARK』から被災地へ義援金を送ることを決心。
そのことをライブ会場やウェブサイト上で発信してきたところ、ファンや周囲の方々からたくさん気持ちを寄せてもらった。
はじめは「西日本の豪雨災害への義援金」ということで活動を展開していたが、9月に入り「北海道胆振東部地震」が発生。
結果、双方の災害に対する義援金というスタイルで日赤に預かって頂くことになった。
ヒロアキくんは震災発生直後に初の札幌ライブを演ったこともあり、被災地に向けた思いも大きかったようだ。
ヒロアキくん、エライ!
ところで、「義援金」と「支援金」の違いとはナニか?
高橋課長からの説明によると、日赤の場合、「義援金」は全額を被災地に送られる。
一方、「支援金」は日赤の活動資金として活用される…のだそうだ。
このことがわかっていないと、寄付が被災地に届いていないのでは?という疑義が生じることもあるのでご注意頂きたいとのこと。
最近は東南アジアへの活動の場を広げているヒロアキくん。
今後も世界を視野に入れた活発な行動が計画されている。
Marshallがそんなヒロアキくんをサポートしています。
田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano