【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。

« 【Marshall GALA レポート】 vol.9: D_Drive | メイン | 【Marshall GALA レポート】 vol.11: e-ZUKAチーム »

2016年3月28日 (月)

【Marshall GALA レポート】 vol.10: ルーク篁チーム

先回のD_Driveのレポートの終演後のMCのところ…お気づきになられた方もいらっしゃるかと思うが、そう、私も衣装替えをしてみた。
黒づくめで少しは細く見えるかと期待したけど、ダメだな。
久しぶりに人前に立つこの日のためにダイエットしようとしていた…というか、チョットは努力していたつもりだけど、この歳になると代謝量が減ってなかなか痩せないし、ガマンも長続きしない。
かつては10kg超の減量を4、5回やって来たんだけどな…。
私のことなんかどうでもいいか…。
A_dsc_7094
さてさて~、今日レポートするルークさんのチームは盛り上がったよ~。
予てからお知らせしているメンバーがステージに上がった。
ところで今日のタイトルで、ご登場のルークさんのグループを「チーム」と呼ばせて頂いた。
最近日本ではあまりこの言葉を使わないようなイメージがあるが、イギリス人はよく使う。
何かひとつのことをみんなでやり遂げようとする時、その仲間を指して「We are a team!」なんて言ったりする。「group」とも「circle」とも絶対言わない。
「team」はいい言葉なのだ。
だから、今回のイベントにご参加頂いた方々は出演者、スタッフを問わず「Marshall GALA Team」なのです。
そして、Marshall、NATAL、EDENを愛する人は「Marshall Family」なのです。コレはMarshallの創始者、Jim Marshallが好きな言葉だった。
そのJimの意志を引き継いで、私は日本のMarshall Familyを育てたいと思っているのです。
前置きオワリ!

 Mary's BloodからSAKI!

20vBARAKAから依知川伸一!

30NAKED MACHINEから石川達也!
トップ・バッターのTHE SHRED MASTERSでも登場してくれた達也くんの♪ドンドンパンでこのチームのパフォーマンスが始まった。
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

40♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
SAKIちゃんが轟音とともに目の覚めるようなシュレッディングをブチ込む!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

50♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
オート・ワウを使った渋いフレーズで依知川さんがソロを引き継ぐ!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

60♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
数日前のリハーサルの時にも「一番盛り上げるぞ~!」と張り切っていたルークさんがいない!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
…と思ったら~!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
サブ・ステージにその雄姿を現した!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
誰もが予想&期待した通り、フレディ姿のルークさんだ~!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
70v♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
曲は「Killer Queen」…なワケねーだろ!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

80♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
歌詞も完璧にフレディになり切ったルークさんが楽しくも勇ましい!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

90v♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
BARAKAでQueenのカバー・アルバムを出したばかりの依知川さん。さすが、コーラスが完璧だ!
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

100♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
この人はひたすら、ドンドンパン、ドンドンパン。とにもかくにもドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパンだ。
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

110v♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
SAKIちゃんのギターが絡む!いい感じだ!
SAKIちゃんのBraian Mayっぷりも見事!Brian MayはMarshallじゃないけどね。
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

120♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
しかし、Braian Mayもうまいこと考えたもんだ。こんなの盛り上がるに決まってるもんね!
この曲が入った『News of the World』がリリースされた時、私は高校1年だったんだけど、コレ聞いて「なんじゃ、コリャ?」と思ったもんだけどね。
今では何人も知る一大ロック・スタンダードになっちゃった。
このアルバムもロンドンは有名なLadbroke GroveのSarm Studioで録音したんだね。知らなかった。
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

120v♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン
最後まで完璧に歌い切った、そしてフレディになり切ったルークさん。客席から割れんばかりの喝采が浴びせられた。
♪ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン、ドンドンパン

130vはい、ここで「ドンドンパン」はおしまい。
曲は「We Will Rock You」…あ、わかっちゃった?

さて、いかがでしたか?
この新しい手法。まるで自分が「ドンドンパン」の会場にいたような感じになったでしょ?
あたかも眼前でルークさんが熱演しているようだったでしょ?
エ?そんなワケないって?
でも、こんなことができるのはこの曲だけだよ。
ボ・ディドリーでもできるかな?♪ドンストトットンストトットンって。
とにかく今晩は「♪ドンドンパン」の夢を見そうだな…。

ね~。
ルークさん、ロンドンのEarl's Courtにある「Garden Lodge」と呼ばれているかつてフレディが住んでいた家でもトリビュートしてるんだよ。
詳しくはコチラ

140「さ、お遊びはコレくらいにして…」とルークさん。
ここで場面がガラっと変わる。
ルークさんはフレディ装束を解いて素に戻る。
すると眼前の譜面台に乗ったファイルから何やら紙を取り出した。
ナンダナンダ?イッタイ何をしようてんだ?
「今日はMarshallの社長がいらっしゃっている…ということで、ジョナサン・エラリーさんに手紙を書いてきました!」
ド~、大歓声。
ルークさんが日本語で読み上げてSAKIちゃんが英語に通訳するという趣向だ。
さすがルークさん。
生半可なマーシャリストではない。そして根っからのエンタティナーなのだ!

150「親愛なるジョナサン・エラリーさま

本日はこのような素晴らしい機会を与えて頂き本当にありがとうございました。
実は…お話ししなければならないことがあります。
ボクは先日まで人間ではありませんでした…悪魔だったのです!」


ドッカ~ン!この日一番の大爆笑!!
ルークさん、うらやましいナァ、必殺技があって。

「こんなボクですが、Marshallアンプが大スキです。心の底から大スキです。どうか私をMarshallアンプのエンドーサーにしてください!

よろしくお願いします!

ルーク篁
ドッカーン!また大爆笑。
160
それを聞いたらジョンも立ち上がってOKサイン出してやんの!
見た目はイカツイけどノリがいいのだ。
そしたらSAKIちゃんもチャッカリしてて「私もお願いします」だって!

ところで、この写真、二階席の奥に(写真でいう左側)ステージを見ている人がたくさんいるでしょう?ビデオから起こした写真なので見にくいけど。
皆さん、出演者の方々なの。
普段のライブでは、自分の出番が終わると楽屋へ戻って休むのが普通の光景なんだけど、Marshall GALAは違った。
決して楽屋に居場所がなかったワケではなくて、皆さんが皆さんの音楽をこうして熱心に鑑賞(敵情視察?)されていた。
コレもすごくうれしかった。

A_ok3_2 ところで、ルークさんがこんなことを言うから後でジョンから、「シゲ、ところであのLukeというギタリストはチョット前まで本当に悪魔だったのか?お前悪魔と付き合ってるのか?」と真顔で訊かれてしまった…なワケない!
ってか、あなた方、既にエンドーサーみたいなもんでしょうに!
でもワザワザこんなことを仕込んで来てくれるなんて本当にありがたいことです。

170vイキのいい達也くんのカウントで始まる2曲目。

180おなじみのリフはFreeの「Wishing Well」。ただしGary Mooreバージョン。歌うはもちろんルークさん!
この曲が出て来る度に書いてるけど「well」は「井戸」とか「泉」っていう意味ね。だから石油を採掘する穴を油井っていうけど、英語では「oil well」という。
「wishing well」は「望みの井戸」が元の意味。
古来、ヨーロッパでは水には神様が宿っていると信じられていて、井戸は生活に欠かせないもので神様からのありがたい贈り物と考えられていた。
そして、コインを投げ与えて願い事をすればそれが叶うという風習がいつしか生まれた。
それが「wishing well」。
この曲のタイトルを王様式に強引に和式に意訳すれば「銭洗い弁天」ぐらいになろうか?チョット違うか?

190vふたりのギタリストがこの有名なリフをオクターブで奏でる快感!

200v着実に四分音符を刻み続ける依知川さん。

210v重すぎず軽すぎず、忠実にルークさんのプレイをバックアップする達也くん。
カウント一回止められてドキっとしちゃったね~!

A_dsc_6911 もうルークさんは観客と一心同体だ!
ドンドンパンはあったにせよ、やっぱりこうして一瞬にしてお客さんをグワっとひとまとめにして自分の側へ持ってきちゃう求心力は尋常じゃない。スターの証しだ。

220vさっきは通訳で活躍したSAKIちゃん。
Mary's Bloodの時とはまた違う表情で身体をクネらせたり、かがんで見せたり、飛び跳ねたり、とにかく楽しそう!
こういうところはイベントならではの楽しみだ。
写真右上段の白いMarshallはSAKIちゃんの愛機。日本に1セットしか入っていないエミリー・ウッドという女性タトゥー・アーティストの作品が施されたJMN410Hと1960A。
SAKIちゃんのトレード・マークだ。
230そして、SAKIちゃんのソロ。
ま~、弾くわ弾くわ、実力派No.1ガール・メタル・バンドのギタリストの壮絶シュレッディング!
340
Mary's Bloodは今年も『NAONのYAON』への出演が決定している。

240vオリャ~!絶唱の後はルークさんのソロ。
王道的なフレーズから入ってから、ズタズタに切り刻む。
でも、ダラダラとは弾かない。
CANTAの時もそうだが、言いたいことを言ってコンパクトにソロをまとめるのがルーク流。
そして一気にエンディングへ持っていった!
Gary Mooreバージョンとはいえほとんど原曲通り。やっぱいいな、Freeは。

250ココで、また雰囲気が変わる。
ステージ中央前方に歩み出たルークさんが猛烈な勢いでア・カペラ・ソロを弾き出した!

260vそれを受けてSAKIちゃんも何かがのり移ったかのように、タッピングを交えて猛然とシュレッドする!

270vそうなの。
ギター・バトルなの。
2回ずつソロを弾いた後は2人でブッ速いアンサンブルを奏でる。
数多くの見せ場をMarshall GALAに期待していた。
実際、これまでにもたくさんの見せ場があって、さらにショウはまだ続くワケだけど、ん~、ココは大きな大きな見せ場になったな。
2人とも使用MarshallはJVM410H。
ガシガシとしたピッキングの音が気持ちいいね~。Marshallが作りだしたピュアなロック・ギターのサウンドだ。
やっぱりこういうところで使うギター・アンプは真空管アンプに限りますな。

280♪ジョコジョ~ン……ジョコジョーン。
どデカい火の玉のぶつかり合いのようなソロ・バトルの後は、ルークさんが'E'のローコードを会場全体に鳴り響かせる。
そしてこれまたおなじみのリフ。
達也くんが入ってビートを刻めば会場はもう大ノリノリの桃源郷!

300v曲はT.Rexの「21st Century Boy」。
ルークさん、T.Rex大スキなんですってね。
それだけに「立て板に水」的なナチュラルな演奏だ。
この曲はホントに強いよね。
CMにBGMにと、テレビでコレを聞かない日はないぐらい。
ロックの永遠のスタンダード曲と言って差し支えあるまい。

T.Rexはボーカル/ギターとパーカッションからなるグループ。要するに頭脳警察といっしょ。
で、T.Rexと来れば、マァMarc Bolanですわな。コレは誰でも知ってる。
私はまったくファンではなかったけど、中学3年の時、新聞の朝刊にMarc Bolanの死亡記事が出ていたのを発見してビックリしたナァ。
ホンじゃパーカッションの人は誰だか知ってる?
Micky Finnという人なんだけど、この人、NATALのエンドーサーだったんですよ。
つまりT.Rexの作品の中でMickyが叩いているパーカッションの音はNATALの音なのだ。
Mickyだけじゃなくて、Mic Fleetwoodも、John Bonhamも、Charlie Wattsも、Ian GillanもみんなNATALのパーカッションを使ってたんよ。
今回はドラムだけでNATALパーカッションの出番はないけれど、    NATALは今でも盛んにパーカッションの生産をしております。

290v

ベースだけでなく全編コーラスでも抜群のパフォーマンスを見せてくれた依知川さん。
やっぱりこの世代ですもんね、ノッて当然!

310ルークさんに続いてソロをブチかますSAKIちゃん。

Dsc_7032 お~っと、ココでまたバトルだ~!
ココは相手のことはお構いなしに「オレが、オレが」、「イヤ、ワタシが、ワタシが」で同時に一気に弾き切るタイプのヤツ。
大いに盛り上がった~!

330v曲間もお楽しみだったアッという間の3曲。
「たった3曲でこの汗!」
熱演した~。

350v「僕らの世代はMarshallとともに育ったようなものですからね。はじめは見たこともなかったんですが、色々と調べると、このアンプだからあの(ギター・ヒーローの)音が出るんだということがわかってきて憧れました。」
そして、ズッとMarshall。
ありがたいことです。

ちょっとボヤいていいですか?いつものヤツ。
今日ルークさんは3つのロック・スタンダードを聴かせてくれた。
Queenは1977年、FreeとT.Rexはともに1973年のリリース。
それぞれ約40年経ってる。40年経ってもテレビからそのメロディが流れ、我々は40年も前の音楽をこうして楽しむことができる。
翻ってみるに、今テレビで流れている、新しいとされる音楽を2056年に聴くことができるだろうか?
私は残念ながらそれを見届けることはできそうにないが、まずもって無理だろね。
まずもって何も残っていないでしょう。その時も「ロック「と言う音楽が存在していればきっと「♪ドンドンパン」で盛り上がっているに違いない。
ま、ジジイがボヤいでも仕方がないけどね、音楽を取り巻く世情は実に辛辣だということ数日前の新聞を読んで知った。
「最近の女子中学生は通信制限がかかるので音楽をダウンロードしない」ということが記してあった。要するに音楽を聴かなくてもヘッチャラということ。
んなことはどうでもいい。私はこの「配信」っていうヤツは一度もしたことがないし、これからも絶対にしないと思っているから。
驚いたのは、そういう子たちは「音楽を聴く手段はストリーミングしかない」と思っている…ということだった。
結果、「音楽は必要ない」ということ。
CDを買わないどころか、いよいよCDというものがあることすら知らない世代が現れているそうだ。音楽が無くなって行く気配が漂ってきたね~。
売り上げ至上主義のツケが回って来て、皮肉にも音楽がビジネスに抹殺されようとしているということか。
私は何と言われようともMarshallを通じて、また、こういう機会を通じて、いい音楽や今日GALAのステージで皆さんが演奏したようなカッコいいロックの延命措置に努めたいと真剣に思っている。

360v人間界へお戻りになられて色々とお立て込みでルークさんのGALAへのご出演はムズカシイかと思っていた。
ところがある方のサポートも頂いてお願いをしてみると、「Marshallのためなら」とご出演をご快諾頂いた。そして、この興奮のパフォーマンス…お誘いして本当にヨカッタ!
写真はこの日に配布された4月9日の赤坂BLITZからスタートするCANTAの春のツアーの情報を掲載した新聞「カンスポ」。
またMarshall Blogで取材させてくださいね!

CANTAの詳しい情報はコチラ⇒CANTA Official Web Site

390

下はMary's Bloodの最新作『Bloody Palace』。
SAKIちゃんのギターがタップリフィーチュアされた、No.1メタル・ガール・バンドの面目躍如たるメロディアスながらもドハード&ドへヴィの一大巨編!
この日、物販コーナーで販売されて好評を頂戴した。

Mary's Bloodの詳しい情報はコチラ⇒Mary's Blood Official Site

380cd

そして、MCでも触れた通り、書道家・依知川風人でもある依知川伸一さん率いるBARAKAの最新作、『A Night at the Open』。
一目瞭然、Queenのカバー・アルバム。ホンモノのジャケットはライオンと鷲だが、コチラは狛犬と鶴になってる。
ちゃんと狛犬も「あ」と「ん」の口をしている。つまりココにQueenのすべてが詰まっているってこと…か?
とにかく痛快無比のBARAKA流Queenをお試しあれ!最後のQueenメドレーは圧巻!

BARAKAの詳しい情報はコチラ⇒BARAKA official website
依知川風人の記事はコチラ⇒【Marshall Blog】芸術の春・依知川風人の世界

370cd

そしてドラムの達也くんが参加しているNAKED MACHINEもよろしく!

NAKED MACHINEの詳しい情報はコチラ⇒OFFICIALWEBSITE
<つづく>

(一部敬称略 2016年3月6日 東京キネマ倶楽部にて撮影 ※撮影:Nica Azuma)