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2015年7月 8日 (水)

伝説のロッカーたちの祭典 <第3部>~外道&合同

 「日本のロックの異端児!!!」…いよいよ最後の出演者がROLLYさんから声高らかに紹介される。

10v外道!

20加納秀人

30松本慎二

40そうる透

50外道はMarshall Blogには三月ぶりの登場となる。最近作『Rocking the BLUES』の発売記念ライブのレポート以来だ。

60v秀人さんの1971年製のMarshall 1959。モノスゴイきれい。大事に使ってくれているのだ。

65この1959で歴史に残る名演を残してきた。

70今日の一曲目は「Rockで行こうよ!」。

90v

『Rocking the BLUES』収録のゴキゲンな外道ロックンロール!

80

続いても同アルバムから「What a BITCH」。

100「イエロー・モンキー」調のへヴィなナンバー。

110現在の外道はこういう曲調が実によくマッチする!

115v秀人さんのスペイシーなギターが縦横無尽に宙を飛び交う!

120vゴリンゴリンの松本さんのベースが暴れまくる「Get Down」。

130vニュー・アルバムは外道のピュアなロック・テイストを存分に吸収したクールなナンバーが満載だ。それらがより一層外道のステージの幅を広げることになったと言ってよかろう。

140もう一曲ニューアルバムから…これぞリアル・ロックンロール!

150v「Shake it Baby」だ!

170v

7th丸出しのコーラスから定番のコード進行のサビまでロックンロールの楽しさの真髄を教えてくれる。
こういうサウンドは秀人さんならでは!のものだ。理屈も問答も無用の秀人ロック!

160残りは外道クラシックス。
この光景を見ればオールド・ファンはナニを演っているかが一発でおわかりだろう。

180外道ダンス…「何?」だ。
お客さんもコレを待ち構えていたかのようなノリのよさ!

185当然三人の演奏も激しさを増していく~ッ!

190

200

210「♪外道のワッペン背中にしょって」…「ビュンビュン」だ!

220v40年の長きにわたって息吹き続ける日本のロックのスタンダード。
真のロック・チューンはとこしえに息絶えることはなく、いつの時代も新鮮さを保っている。

230その代表がコレ。
「♪ゲ~ゲ~ゲ~、ゲゲゲゲゲゲゲ、ゲ~ゲ~ゲ~ゲ~、ゲド~」…

240v…「香り」。

250v外道はおのが香り、そして外道は「日本のロック」の香りと姿なのだ。

260vこの曲も初めて聴いた時にはビックリしたナァ。
「日本にもこういうバンドがあったのかッ?!」って。
外道を観る度にその感動がよみがえる…今だからこそかもしれない。
席から立ち上がるお客さんもいてコンサートは最高潮を迎えた。

270外道の詳しい情報はコチラ⇒アイノア公式ウェブサイト

280そしてアンコール。今日の出演者が大集結だ。
ステージの上で談笑するPANTAさんと哲さん。

290秀人さんのリードでブルースを…

300ギター・ソロのリレーだ!
まずは琢己さん。

310ROLLYさん…

320大竹さん…

330そこから「Purple Haze」へなだれこんだ!
400
忠平さんが歌う「Purple Haze」!ド迫力!

340哲さん、ジミヘンの曲なんか歌ったことないでしょうにッ!大丈夫なのか?!
そこは持ち前のド根性で突破成功!

350ベースのソロまわしも!
後ろのドラマー・グループの方も楽しそう!

360そして、ギター・ソロまわし。

380

390お客さんをジャンジャンあおる哲さん!暴れまくってたナァ。

410ソロはドラム・チームへ!

420vドラマーが入れ替わる瞬間は透さんが繋いだ。
これがまたおかしくて、おかしくて!
ナゼかおとぼけキャッツ時代の「スティーヴ・ガッド、スティーヴ・ガッド」を思い出してしまった!

430vみんな素晴らしく気合の入ったソロだ!

440vそして透さんの出番…乱打!連打!激打!

450v何とも長~~~い「Purple Haze」。でも最高に楽しかった!

460今日、日本のロックを作って来た偉大なミュージシャンたちの演奏を目の当たりにして思った…やっぱり音楽ってのは「声」だね。

どのバンドも曲のオリジナリティや演奏の独創性に長けていることはもちろんなんだけど、忠平さん、ROLLYさん、哲さん、PANTAさん、そして秀人さん、皆さん歌声がスゴイ。
みんなワン&オンリーで、何人の侵入も許さない自分だけの世界を持っている。

テレビで散見される今時のロック・バンドがみんな同じに聴こえて、区別がつかないのは、み~んな同じようなソフトな声をしているからではないだろうか?
もちろんどのバンドの曲も歌詞のテーマ曲も酷似していることもある。
「ウサギのロック」なのだ。
今日はたっぷりと「ライオンのロック」を聴かせてもらった。

やはり、ブルースに端を発した「ロック」という音楽は、いくら一般大衆化して、ビジネスの対象となっても、言い換えれば軟弱になったとしても「心の叫び」の部分は温存し続けて欲しいと思う。
「叫び」は「声」だ。
だから、私はいつまでも彼らの歌や演奏に「真のロック」を感じてしまうのだ。
いつまでも「日本のロック」を奏で続けて欲しいと思う。

Drおわり

1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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(一部敬称略 2015年6月28日 新宿スペースゼロにて撮影)