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2014年8月28日 (木)

【イギリス - ロック名所めぐり vol.14】 エジンバラ(Edinburgh)にも行ってみた

今日の「名所めぐり」はウスイ。そして、短い。
前回のニューキャッスルはなかなかに内容が濃くなったので、併せて2本にして連作としてご覧いただきたい。
ニューキャッスルからも電車で約1時間半と近いし。

スコットランドの首都、エジンバラ…それにしても最近のスコットランド独立騒ぎには驚くね。通貨や油田の枯渇等の経済的な問題が大きく、どうも反対の動きに固まっていきそうだけど、イングランドでは「行かないで…」なんて結構真剣に心配している一般市民も少なくないようだ。

我々は「イギリス」ということで完全に一本化してあの国を見ているが、実際に行って、図柄の全く異なるスコットランドの1ポンド紙幣なんかを手にすると、「コレ、ロンドンで使えるのかいな?ああ、ここではイギリスとは別の国のつもりなのか…」と実感したりするのだ。

ちなみにイギリスの人たちは「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」という大層な名称の自分たちの国が、東の小さな島国では単に「イギリス」と呼ばれていることは夢にも思っていない。

10さて、エジンバラ…エジンバラ…どう考えてもロックっぽいイメージがない。せいぜいBay City Rollersぐらいだ。
Jethro Tullがエジンバラかと思っていたらドンズバではなかった。
エジンバラに行く前にロックに関する情報を集めようとしたが、とうとうナニも得ることができなかった。

30でも行った。
ロックのファッションの店のような土産屋。
せっかくスコットランドに来たんだからタータンのスカートの一着でも買っていくか!…なんてことは思わないわな。絶対はかないもん。

40それにしても素晴らしい街のいでたち。
エジンバラは電車の線路がある峡谷を境に旧市街と新市街に分かれていて、そのどちらもがユネスコの世界遺産に指定されている。

天気がメチャクチャ悪くて…ゼンゼンいい写真が取れなかったのが返す返すも残念だ。
それと、行ったのは5月の末だったんだけど、もう寒くて寒くて。厚手のセーターにしっかりしたダウン・ジャケット、つまり真冬の格好をしていてもまだ寒かった。それでも現地の人はシャツ一枚とかで平気そうなんだよね。やっぱり寒い国の人たちなのだ。
写真は旧市街の目抜き通りRoyal Mile。この道を行った突き当りにエジンバラ城がある。

50_2さて強引に名所を探しましょう。
まずはGenesis…。5枚目のスタジオ・アルバム『Selling England by the Pound(月影の騎士)』のA面の3曲目に「Firth of Fifth」って曲があるでしょ。
メッチャかっこいい曲。イントロのTony Banksのクラシック調のピアノでまずヤラれちゃうヤツね。

D_img_0147 お、タネ明かしをする前に…このアルバム、70年代の粒ぞろいのGenesisの諸作の中でも確かに名盤だと思う。
それもそのハズ、Marshall Blogにもよく出てくるCLASSIC ROCK誌の別冊「RROG ROCK」のライターが選ぶ「THE TOP 30 PROG ROCK ALBUMS」で、『炎』、『宮殿』、『頭脳改革』、『危機』、『狂気』を抑えて見事第一位に輝いている。(この雑誌、奥付に発行年月日が書いていないんだけど、たぶん2007年の発行だと思う)

それにしてもプログレの邦題ってスゴイな。なんかもう単語ひとつでナニを指しているかわかっちゃう、という。これぞ日本のレコード会社のもくろみ。目的達成!
おかげで外人と話すときにエラク苦労する。だいたい『月影の騎士』ってナンだよな。

『恐怖の頭脳改革』なんて恥ずかしいだろ。後にELPが同名の曲を吹き込んでいるけど、原題は「Brain Sald Surgery」。昔、名古屋のなぞなぞ商会が「脳ミソサラダの外科手術」って曲を演ってたけど、ELPの方もそういう邦題にすればよかったんだよ。そうすれば今頃あのアルバム「脳ミソ、脳ミソ」って呼ばれていた。そっちの方が可愛いじゃん?

スミマセン、今回内容が薄いので「脱線」で紙幅を埋めています。
D_img_0140 さて、Genesis。題名の由来はここから…イヤ、正確に言うと、このRoyal Mileを下の写真の方向へ下ったところにある。(エジンバラ城への反対の道)
このまま進んでいくとドンドン道が下って行き、やがて北海に連なる入り江に出る。対岸はスウェーデンだ。
その入り江の名前が「Firth of Fourth」という。「firth」は「入り江」のこと。Genesisのこの名曲「Firth of Fifth」は、スコットランドに実在する入り江の名前のゴロ合わせだった。

ギタリストのSteve HackettはMarshallですから。

そういえば、昨日登場したスティーヴは「Genesisなんか聴いたことない」って言ってたな。
「Prog Rock」とはもちろん「プログレッシブ・ロック」のこと。向こうの人はみんな「プロッグ・ロック」と呼ぶ。

70vそれにしてもナニもない!この情報化の時代、事前に調べてないものは現地に行ってもなにもない!
コレはライブハウス。でもただそれだけ。

80vスティーブにも確かめたんだけど、コレはややそれっぽい。駅からほど近いところにある「PLAYHOUSE」という劇場。
今はミュージカルや芝居専門の劇場になっているようだが、以前はロックのコンサートも開かれていたようだ。
オープンは1929年。シート数は何と3000以上。
ウェンブリー・アリーナアールズ・コートのようなスポーツ・イベントを開催する巨大な施設を除けば、現在も使用している多目的劇場としては全英で一番大きいそうだ。
シート数に限って言えばロンドンのHammersmith Apollo(旧ハマースミス・オデオン)の方が多いが、こちらはコンサート専用でミュージカルには使用されることがない。

パッと見ると大して大きくはなさそうだが、この場所は高台で、建物はすぐ後ろから下に限りなく延びている。

色々調べてみたが、残念ながらどんなバンドに出たのかはわからなかったが、出たものを他にひとつ見つけた。
それは6階に夜な夜な現れる幽霊。アルバートというグレイのコートを着て、冷たい風とともに突然現れるのだそうだ。
さまざまな憶測が飛んだらしいが、事故で亡くなった舞台係かここで自殺をした警備員ではないかと言われている。

100やっぱり、エジンバラ出身のバンドというとホントにBay City RollersとPilotぐらいしかわからないな。
そこへ行くと同じスコットランドでもお隣のグラスゴーは結構イケてる。
古くはThe Sensational Alex Harvey BandにBeggar's Opera、Aztec Camera、Snow Patrol、Primal Scream、Franz Ferdinand、Mogwai等々。
Dunfermlineという町からはJethro TullとNazarethが出て来ている。

なんか文学優先の真面目そうな雰囲気もあるし、エジンバラではロックが育たなかったのかな?

ま、後はこんなジャズ・クラブぐらい?
コレじゃネタにならんわな~。
110
やっぱエジンバラのロックの名所はあきらめよう。
エジンバラの「バンド」や「ライブ」といったらコレにつきる!
60
明日は土曜日ですな…後はコレで我慢してください。

D_img_0137…とマァ、ロックの名所としてはゼンゼンダメだけど、街は信じられないぐらい美しい。
すべての景色が絵はがきみたいで、ゴミも落ちてなくてとても清潔だ。
ただ天気は悪いし、寒い。北海道より緯度がゼンゼン北だからね。
天気がいい時を狙ってまた訪れてみたいと思っている。

ここでは街の案内をゼンゼンしていないので、ゼヒこちらをご覧いただきたいと思う。
Shige Blog : イギリス紀行2012 その7~エジンバラ
Shige Blog : イギリス紀行2012 その8~エジンバラ2
Shige Blog : イギリス紀行2012 その9~エジンバラ3

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つづく