PRIMAL SCREAM JAPAN TOUR 2013
久しぶりの登場は新木場STUDIO COAST。以前は定期券を買った方がいいんじゃないか?と思うぐらい頻繁に取材に来ていたんだけどね…ホントに久しぶり。
今日の取材はPRIMAL SCREAM。
だいぶ前に機材の紹介のみでMarshall Blogに登場してもらったことがあったっけ。
PRIMAL SCREAMは結成30年!
ニュー・アルバム『MORE LIGHT』を携えての5年ぶりの来日だ。
Darrinのドラム・キット。
残念がらバス・ドラムのロゴが隠れているがNATAL。
キットは22"Bass、12"Tom、14"&16"FloorのTraditional Custom(Snareは後出)。Darrinの希望でMapleのキットを用意した。ハイハットスタンドもツイン・ペダルもNATALだ。
こちらもDarrinのリクエストに応えた14"x5.5"のMetal Snare。材はアルミ。これがまたものすごく魅力的な音で驚いた!「これぞスネア!」って感じ。
Darrinは14"と16"、双方のFloorをうまく使用していた。
NATAL(ナタール)は1965年創業のイギリスのパーカッション・ブランド。現在ではMarshall社の傘下でドラム・キットを中心にビジネスを展開している。
以前、あるドラマーが自分のキットにウットリしているのを見て「何がそんなにカッコいいのよ?」と言ったら「なんだよ、Marshallなんてただの黒い箱じゃねーの!」と言われてしまったが、ん~、こうして見るとドラムってのも実に愛いヤツよの~。
今日は残念だけど、自分が面倒をみているドラム・ブランドのロゴがステージの中央に鎮座ましましているのを見ると、確かにグッとくるものがあるわ。
NATAL、マジでカッコいいわ~!
サックス&フルートも入ってサウンドもバラェティに富んだものとなった。
実は、私、このバンドこんなにMarshallなのにまったく縁遠くて、「初めて観たし、聴いたし」って状態なのね。
スコットランドはグラスゴーのバンド。グラスゴーといえば世界で3番目に地下鉄を開通させた古都。The Sensational Alex Harvey Bandもグラスゴーの出身だ。
すいません。ハッキリ申しまして、私この手のタイプのロックはまったくの門外漢なので、いつものように曲がどうのだのサウンドがどうのなどということは申せません。ま、この正直加減がマーブロのいいとこジャン?
ギターはふたりともガッツのあるMarshallサウンド。ガッツがあるといっても歪みまくっているとかそういうことではなく、これもまたよきかな。骨のある筋が通ったサウンドね。
何かショウはダラ~っと退廃的なムードの中進んでいく…ように見える、私には。
Simoneのベースがまたいい。上へ下へのラインの起伏でビート感をグイグイ引き出していく。
Darrinもストレートなプレイで着実にバンドを律動させる。
ジワリジワリと盛り上がっていく。なんかこう「悪魔を憐れむ歌」を何回も聴いているような感じで妙な高揚感がクリエイトされていく。
Bobbyの強烈な個性だけでなく…
バンド・メンバーの色合いもジックリと醸造されていく印象を受けたステージだった。
ますますの活躍を期待したい。