NATALを手で叩いてみた!! by てぃっしー (ニタニタ動画)
それにしてもこの人の人気はすさまじい。今、「好きなドラマーは?」の問いに最も数多く名前が挙げられるのが「ブライアン・ティッシー」ではなかろうか…。今さら触れるまでもなく、ブライアンはNATALのドラマーだ。
私なりのブライアンのドラミングに対するイメージはとにかく「音楽的」であると思う。その叩姿は、まるで歌を歌い、ギター・ソロやカッコいいギター・リフを弾いているかのようだ。
や はり、こうしたことは洋の東西を問わず、日本の売れっ子ドラマーさんたちにも同じことを感じる。そしてそういうドラマーのプレイは、レガートならレガー ト、スネアならスネア、バスドラならバスドラ、それだけ単体で聴いていても飽きることがない。そしてキマってうるさくない。音は大きいのにうるさく感じさ せることがない。
反対にやたら手は早く動くし、パワフルなのだが、うるさくてとても聴いていられないドラマーもいるがアレはツライな…。音楽を根こそぎブチ壊してしまう。
ドラムってのはプリミティブなだけに、プレイヤーの素養や資質がモロに出てしまうからおもしろい。
Marshallの創立50周年記念コンサート『50YEARS OF LOUD LIVE』でもハウス・ドラマーとして大活躍してくれた。
そのブライアンが主宰しているのが、敬愛するジョン・ボーナムへのトリビュート・コンサート『BONZO BASH』だ。
「bash」というのはアメリカの俗語で「にぎやかなパーティ」を意味する。日本語的に言えば「ドンチャン騒ぎ」となろうか?ドラムだけに「ドンチャン」だ。
コレは2013年のNAMMの時に開催されたBONZO BASH。
この時のことはすでにMarshall Blogでレポートしている。
演奏される曲は当然すべてZeppelinナンバー。私もキライじゃないからね、そりゃ楽しいですよ。
ところが、時差ボケの状態でMarshallの連中と軽くイッパイやりながら爆音の中にいるともう猛烈に眠くなっちゃってね…。
翌日、「シゲ、昨日のBASHどうだった?」なんて訊かれて、「最高、最高!Zeppelin好きだから!」なんて言ってたら他のヤツに「ウソつけ!シゲ、オマエ思いっきり舟漕いでたじゃねーか!」なんてからかわれちゃったりしてね。
でも、コンサートの内容はとてもヨカッタ。
後日会ったブライアンはこの刺青を見せてくれた。
へ?コレ、ジョン・ボーナムのマークじゃなくてジミー・ペイジじゃん?
ブライアンは大のジミー・ペイジ・ファンなのだそうだ。
ブライアンにもらったピック。
ブライアンのドラミングが至極音楽的なのはこういうこと、つまり、ドラム以外の楽器もよく知っていて、音楽全体を考えてのプレイを心掛けているからなのではなかろうか?
さて、今年も開催されたBONZO BASH。
その中で鳥肌モノのブライアンの動画がアップされていたので紹介する。Zeppelinの新企画盤も発売されたことだしちょうどいいタイミングじゃん?!
スティックを使わない手によるドラム・ソロ。もちろん「Moby Dick」のアレだ。
今年の1月、ニュージャージーでの演奏。アキれるほどカッコいい!
見りゃわかるけど、ドラムはもちろんNATAL。オマケ的に他の動画も…「アキレス」。
ちなみにこの「アキレス」は英語圏の人たちは「アキリース」と発音する。「アキレス」ではまず通じない。
コレで一番困ったのが「ケンタウロス」。あのエフェクターを指して言おうとしたがトコトン通じなかった。
アレ、「セントァ」と「セ」にアクセントを置いて発音する。ゼンゼン違うじゃねーか!
早 期英語教育もいいけどね、こういうことも教えておかないと英語圏の人と話しをする時に恥をかく。英語は出来るようになるかもしれないが、「英語の文化」に 丸っきり無知であることが露呈してしまう。これだといくら英語がうまく話せても「世界の田舎者」としてバカにされ続けちゃうよ。
もう一発、「Kashumir」。
このあたりの曲は絶対にコンサートの佳境で演奏されるので、私には実物を観る機会は永遠に来ないかも…舟漕いでるから!
NAMM 2013でのBONZO BASHのレポートはコチラ
NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
日本語版は只今準備中です。
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