【NAMM2013レポート】Thursday~初日 その2
さて、Kelly SIMONZのデモンストレーション。日本を代表するギター・メーカー、FUJIGENのブースで行われた。
猛烈な弾き倒し!
離日前からテンションを上げていたケリーさん。そのテンションをそのまま持ち込んで爆発させた。
曲は「ロンド」をはじめおなじみのケリー・スタンダード。
今回は歌は一切なく、ケリーさんがステージに上がっている間中ギターのサウンドで埋め尽くされた!
まさに休符なしの鬼気迫る演奏!
高いテンションだけでなく、何かを強引につかみ取ろうとする者だけが持つ怖いくらいのハングリーな迫力をまき散らしていた。
『四季/春』もプレイされた。
はじめは観客もパラパラだったが、いつの間にか黒山の人だかりに!
結果、大ウケ!人が少ない(それでも混んでる)初日からこの調子なのだから、爆発的に混雑する週末にはブースがパニック状態になることだろう。
終演後はたくさんの人が握手やサイン、CDを求めた。ケリーさん会心の笑み!
Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website
そして、初日の夜にはジョン・ボーナムのトリビュートコンサートが開催された。こうしたNAMMの間にしか実現しないスペシャルなコンサートもNAMMの楽しみのひとつだ。
NAMM会場から車で20分くらいのサンタ・アナというところにあるライブハウスで開催。1,000人をちょっと欠けるくらいのキャパくらいの会場は超満員!むちゃくちゃ空気悪そう!
ジョン・ボーナムへのトリビュートというくらいだから主役はドラマー。一曲ずつ入れ替わり立ち代わりドラマーが変わる。
もちろん曲はすべてレッド・ツェッペリン。
おかまいなしに新旧…というか初期、後期の曲が入り混じって飛び出してくる。
もうお気づきのことと思うが、ギター・アンプ、ベース・アンプ、ドラム・セットすべてはマーシャルのファミリー・ブランドなのだ。つまりMarshall、NATAL、EDEN。要するにスポンサーということなのね。うれしいね~、こういう光景は大歓迎だ!
マッドさんかと思った!スミマセン、出演者はこのイベントのウェブ・サイトを参考にしてください。
BONZO BASH NAMM JAM 2013の詳しい情報はこちら⇒NATAL Official Web Site
ステージ脇に待機しているブライアン・ティッシーを紹介。
この人「Royal Orleans」を演奏したんだけどエライかっこよかった!
カーマイン・アピス登場。
ブライアンはまずはギタリストとしてステージに上がった。
曲は「Good Times Bad Times」.。ドラマーはもう交替している。何しろ1曲ずつだけだから。エンディングだけで叩いてた人もいた。
ギター・ソロをキメるブライアン。
続いて「Heartbrealer」。
またボーカルの人の声がロバート・プラントによく似てるんだ~。英語がとびっきりうまい!
ブライアンは真ん中のソロを完コピで披露!
ジャンジャン変わるドラマー!誰が誰だかサッパリわからん!
すっかりおいしいところを持っていくブライアン。というのも彼はこのコンサートの発起人なのだ。
テスラのギタリスト登場。
スッゲ~、パワフルそうなヤツが出てきた~。もし有名な人だったらごめんなさいね。
曲は「Celebration Day」。
予想通りモノスゴイ迫力!
やっぱりこのあたりの曲は人気があるね。
ニコ登場!ニコはこの日の昼に会った。会う時はいつも愛想よくハグハグしてくれる。いつもニコニコしていて本当に素敵な人だ。名前がニコだもんね。
ブライアンがドラムにつく。曲は「Rain Song」。
ブライアンはちょっと前にホワイトスネイクを脱退してしまった!5月に来日するだけに実に残念!でもNATALは使い続ける。このNATALドラム、海外では驚くべきスピードで評判を得ているようだ。
転換の間をつなぐカーマインとニコ。ニコは話がとてもうまい。
この人はスゴかった!アリス・クーパーのドラマー。
これスティックがブレて写ってるでしょう?
エレクトリック・イール・ショックのジャイアンみたいにスティックを2本ずつ持ってるの。この人でアリス・クーパーの演奏を是非聞いてみたい!
アンスラックスのドラマーも登場。
昔から言われているけど、向こうの人は本当にバスドラが強力だ。力があるとかそういう次元の話しではなくてとにかく重い。相手がボンゾともなれば余計か。
とにかくツェッペリンの人気は衰えることを知らない。イヤ、また、燃え上がってきているかのように見える。実によろしいことだ。ツェッペリン世代のみなさん!自分たちだけで楽しんでいないで若い人たちにもこの魅力を伝えてあげようじゃあ~りませんか!
つづく
(一部敬称略 2013年1月24日 ロサンゼルス、アナハイムにて撮影)