D_Drive フロア・ライブ vol.7 <前編>
「キミ…こんなにいいライブを一体どこで?」
「ストラージェ!」いつかも書いたんだけど、この一音節のいかにもそれっぽい「strage」という単語が実は英語になくてイタリア語になってしまう。
発音は「ストラージェ」で、意味はどうしても「皆殺し」なんだよね。
そう、最高の演奏とサウンドでお客さんを皆殺しにしちゃうのがD_Driveの「フロア・ライブ」。
ナンダカンダでもう「vol.7」だって。
毎回、土曜日と日曜日の2回公演なので、今回は延べ14回目のステージということになる。
いつもは土曜日にお邪魔しているんだけど、このレポートは日曜日の分、すなわちその14回目の公演。Chiikoちゃんの激烈なドラム・フィルでショウがスタート。
珍しい…「GEKIRINー逆鱗ー」をオープナーに持って来た。
ギターを見ればわかるように今日はドロップDチューニングのレパートリーからのスタートだ。Yukiちゃん作のドヘヴィ・ナンバー。
続けて「Russian Roulette」。
珍しい展開が新鮮!
「♪タスタスタスタス」…再びChiikoちゃんのドラムスから「1000000 hp」。
いつもはショウの最後の方に出てくるこの曲…こんなに浅いところで出て来るとナンカ不思議な感じがするナァ。
ひとしきりソロを回して…「ベースッ!」。「ジブン、チャンとやりなはれや!」
「わかってまんがな」
4人のくんずほぐれつのインタープレイ!
ノッケからスゴいテンションでスタートした「フロア・ライブ」。
今日も楽しくなりそうだ!「こんにちは!D_Driveです。皆さん、お元気でしょうか?
Strageでのフロアライブはもうvol.7になりました。
この前は私の姉とコラボした『ART』というイベントでした。
今回は普通のフロア・ライブなんですが、初めてお越し頂いた方はいらっしゃいますか?」「あ、いらっしゃいますね…ありがとうございます!
初めての皆さんにチョット説明しておきますと…。
ご覧頂きます通り、アンプやドラムスに音を拾うためのマイクが一切立っていません。
つまり、PAシステムを全く使わず、私たちが奏でる楽器のナマの音を皆さんに味わっていただこう…と、こういうライブでございます。
ですので、お越しいただく度に座る場所を変えて聞こえてくる音の違いを楽しんで頂くようなこともオモシロイかな~と思ってます。Yukiちゃんの「フロア・ライブ」の説明でまた思い出した。
昔、今よりズッと景気がヨカッタ頃、頻繁にMarshallのクリニックを開催していた。
私が商品の説明をして、腕利きのギタリストがデモンストレーションをするというよくあるヤツ。
当時、いつも大きな不満だったのが、雑誌で喧伝されるのがいつもギターについてのことばかりで、ギター・アンプにスポットライトが当たることが滅多になかった…今も同じだけど、当時は私も若かったのでいつもコレにカリカリ来ていた。
だって、木材の材質がなんであろうと、ピックアップを換えようと、ギターの音を出しているのはアンプでしょ?
ナン千万円のギターと1万円のギター・アンプの組み合わせと1万円のギターと何十万円かのギター・アンプの組み合わせと、どちらが良い音を出すか?
コレは間違えなく後者なワケ。
ま、そんなことを言って何とかMarshallを1台でも多く売るような啓蒙活動にも似た営業活動を毎週のようにやっていた。
その活動での殺し文句のひとつが…「ドームでも武道館でも、みなさんがライブで聴いているギターの音ね、アレはギターの音ではなくてアンプの音なんですよ!」というヤツ。
コレを言うとみんな「フムフム」とか「なるほど」とやってくれるんだけど、ある日、いつも通りコレをやったところ、客席からこんな声が上がった。
「ウソこけ!アレはPAの音じゃないか!」って。
思わず私も「フムフム、なるほど」…じゃなくて!
ま、それはヘリクツというモノでしょう。
でも、「フロア・ライブ」はYukiちゃんの説明の通り、正真正銘アンプやドラムスの音だけでお客さんにD_Driveの音楽をお届けしているのです。
SeijiさんのギターはMarshallの音。Yukiちゃんのギターの音もMarshallの音。
ToshiくんはEDEN(イードゥン)の音。
ChiikoちゃんはNATALの音。
コレは夜の姿。
「昨日もココで演奏したんですが、その前の日には大移動して来ました。
すごく雪が心配だったんですけれど、大した影響もなく到着することが出来ました。
もう本当に今年はラッキーだなと思ってます」
D_Driveは数年前に東京の大雪の時に国道246号線で地獄を見ていますからね。ココから『DYNAMOTIVE』のドロップDゾーン。
まずは「古き良き街(I Remember the Town)」。Seijiさんの街の思い出をChiikoちゃんのタイト極まりないグルーヴで綴る。
いくつかあるD_Driveの手拍子ナンバーのひとつ。
精緻なギター・アンサンブルの後のこの手拍子のパートが楽しい。続いては『DYNAMOTIVE』の曲順通りYukiちゃん作の「Get Away」でブッ飛ばす!
ん?コレBメロのバッキングのメロディってメッチャかっこいいな~。
Toshiくんと…
Chiikoちゃんのピックアップ・ソロもスカっとキマった!
続いては空と海が放つ青い「Gradation」。
コレは5年前のリリースか…。
よくSeijiさんが曲の解説をしていたのを思い出すナァ。 この曲もみんなで手拍子を打って楽しかったネ。
「あと2曲演ったら換気タイムです。
その間に是非ドリンクを飲んで頂きたいなと思っています。
アルコールが解禁になっていますのでジャンジャン飲んでください!」
このStrageさんはバーの雰囲気がありますからね!
会場ごとのその雰囲気っていうか、お店の独特の雰囲気も楽しみの1つかな~と思ってまして、Strageさんなんかはお酒がすごくマッチするのではないんでしょうか…。
キミ、こんないいバーを一体どこで…ストラージェ」 「バーにしたらスゴく広いですよね。
詰め込んだら相当な数の集客が出来ると思います。
D_Driveは結構バーで演る機会が多くて、普通のバーだと、ココの1/3ぐらいのお客さんの数になるのかナァ。
ココはデカい…で、横のライブハウスNew Side Beachはさらにデカい
その横はもう!
今日は『ももクロ』さん2daysですかね」「ココに何回も来てくださっている方って多くいらっしゃるじゃないですか。
会場のファンというか…会場も含めてファンみたいな感じでいらっしゃってくれてるのがすごくありがたいと思います。
あと2曲演りましたら1回換気をさせて頂きたいと思っております。
7弦ギターを持ちまして『DYNAMOTIVE』からいきたいと思います!」まずはYukiちゃんの哀調ギターでスタートする「Be Yourself」。
不気味でヘヴィなパートと絡まって…
曲は最後まで劇的に展開していく。
コレもChiikoちゃんスタートの「Break Out」。
こうして見るとドラムスから始まる曲って結構あるな。7弦の低域をうまく使ったSeijiさんのリフ。
どこまでもヘヴィに突き進む!
後半の壮絶なギター・アンサンブル!
今日もバッチリとキマった!
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive official website
春を満載した<後編>に続く。
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