Marshall Blogに掲載されている写真並びに記事の転載・転用はご遠慮ください。
【マー索くん(Marshall Blog の索引)】
【姉妹ブログ】
【Marshall Official Web Site】
【CODE/GATEWAYの通信トラブルを解決するには】

« D_Driveと夜のドライブ <新横浜strage編> | メイン | 曾我泰久 Birthday LIVE ~ 5∞ <後編> »

2021年2月 6日 (土)

曾我泰久 Birthday LIVE ~ 5∞ <前編>

 
さて、Marshall Blogのライブ・レポートも今回から2021年に入る。
多い時には年間150回以上足を運んだライブも昨年はたったの17回。
果たして今年はどうなることやら…。
まずはここ数年ウチの恒例のライブ始めとなっているヤッチンのバースデイ・コンサートが無事に開催されてホッと胸を撫でおろしている。
コレがないとウチの1年が始まらないのよ!
今年の開催は1月9日、何しろ東京で2回目の「緊急事態宣言」発出の翌日に当たっていたからね。
心配しましたよ。
10
それともうひとつ心配だったのはショウのタイトルね。
昨年のライブ・レポートでは「58歳」を「ご破算で願いまして~は」と来るのではないかと予測していた。
見事にハズレ!
「8」を横にして「∞」として来たよ!
「∞」の記号は英語で「Infinity」とか「Unlimited」という。
なんでこの形が「無限大」を意味するか…。
ローマ数字の1000を表す「ↀ(CIƆ)」をデフォルメしたデザインなのだそうだ。
太古の昔はドでかい数字を表す機会がなく、大ゲサに言うと、「12345…たくさん」とやっていた。
だから「1,000」はメッチャ大きな数字なワケ。
一方、コレに似た記号で、「相似(similarity)」を意味する「∽」という「S」を横向きにしたヤツがある。
こっちはそのままラテン語の「similis」もしくは英語の「similar」の頭文字Sを横にしたといわれているんだって。
マーブロはタメになるナァ~。

30
それで「58 ★GO★Infinity」としたのはいかにもウマい!
「無限大」ね…無限大ってどれだけ大きいと思いますか?
昔読んだ本にこんなことが書いてあった…ドイツかどこかの学者が、「無限大がどれだけ大きいかを説明することは不可能である」と宣言し、「それでも強引に説明せざるを得ないとしたら私はこう表現する」としておいて、こう説明した。
「地球の大きさの鋼鉄の球があるとする。そこへ百万年に1回飛んでくるハエがいる。そのハエが着地することによってその地球大の鋼球がスリ減って無くなるまでに要する時間より長いモノが『無限大』ではなかろうか」…みたいな。
ま、ずいぶん前に読んだ本のことなので正確に覚えてはいないが、それぐらい限りないモノが「無限大」なのだそうですよ。
その反対なのが私の財布の中身だわ。
あまりの軽さゆえハエに持って行かれそうなんだから!
 
さて、チョット気の長い話だけど、来年ヤッチンは59でしょ?
ヤッチンは1963年生まれ。
私と学年が同じの早生まれだから忘れようがない。
すると63年生まれの59歳でしょ?
「59-63」だよ。
ハイ、来年のライブのタイトルは『還暦手前で5963(ゴクローサン)』にキマりですな。
スイマセン!何しろこういうことを考えるのが好きなもんで…。
とにかく、もういい加減にコロナはご破(58)算ににしてもらいたい!58「明けましておめでとうございます!
そして、2021年最初のライブにお越し頂きありがとうございます。
一昨日58になりました」

20「特に意味はありませんが、今日1日だけリーゼントでやってまいります!
声を出せないので大変ですが最後まで楽しんでいってください!」
 
曾我泰久40vバックはこのライブのいつもの面々。
 
田川ヒロアキ

50vいつも通りヒロアキくんはMarshall。
アンプ・ヘッドはJVM210H、スピーカー・キャビネットは1936。60v和佐田達彦

70v和佐田さんはEDEN(イードゥン)。
ヘッドはWTP600、スピーカー・キャビネットはD410XSTとD115XST。80v野津永恒

100ドラムスはファンキー末吉さんが南シナ海の向こうにいらっしゃっているので…
 
衛藤浩一

110vヤッチンももちろんMarshallです。

120アンプ・ヘッドはJVM210H、スピーカー・キャビネットは1936。

130vあ、そうそう、「ザ・ギタリスト曾我泰久」にMarshallのSTUDIOシリーズを試奏して頂いたレポートはご覧頂きました?
未読の方はコチラをどうぞ⇒曾我泰久 Plays STUDIOシリーズ 

10さて、今回のバースデイ・ライブ、ド頭から「UP BEAT」で景気よくいった~!140ノッツと…

150ヒロアキくんのソロが炸裂!
2人の派手でダイナミックなソロがヤッチンを強力にサポートする!
相変わらず美しいギターの音でいらっしゃいます。

150v「最高~!」
はい、バッチリ決まりました!

S41a0031 矢継ぎ早に衛藤さんのスネアとバス・ドラムのコンビネーションが入って来る。S41a0635 「みんなノッケからいい感じだね!
声が出せないのに、声が聞こえてきたように感じます。
次の曲は途中で『ヘイ!』という掛け声のパートがありますが、そこはひとつコブシを挙げて頂きます!」

160「ワン、ツー、スリー、フォー!」

170v_lgt2曲目は「Let's get together」。
 
この曲のイントロが私には実に心地よい。
映画『ウッドストック』のCountry Joe McDonald & The Fishを思い出させてくれるからだ。

180「ヘイ!」
皆さん、ペンライトを持つ手を元気に上げていらっしゃいました。
ヤッチンは「コブシ」って言ったのに…イヤ、どちらでもOKです。190b続けて「45rpm」。200_45ん~、いいメロディだな~。
サビの展開も意外でオモシロイし。
スキ。210v「改めまして明けましておめでとうございます。
この大変な時に足を運んで頂きまして本当にありがとうございます。
こんなに大勢の方の前で歌を歌えるなんて…この幸せを噛みしめて最後までいきたいと思います」220vバンド・メンバーからひとことずつあって…
 
全員参加の「Virgin Snow」。230_vsステージ上手に登場したのは…
 
加賀谷綾太郎250v日高隼人
 
コレにてsources完成。260v「この季節になるとどうしても歌いたくなる」という曲。
今年、雪国は「ヴァージン・スノー」どころではない大変なことになっておりまが、季節を問わずこの曲は魅力的だ。
特にサビ。270トレモロ・アームを大胆に使ってメロディを上げ下げするヒロアキくんのソロはまるでヴァージン・スノーに描かれるシュプールのようだ。
スキーか…一体もう何年行っていないだろう?
学生の時は夢中になったし、長野に住んでいた時は毎週のように裏山の飯綱高原に子供を遊ばせに行ったものだった。
何しろ父に連れられて私が苗場で初めてスキーをした時、子供用のストックがまだ竹だったからね。
靴は完全にヒモだった。
古い話よ。280v続けては、楽しい楽しい「お気楽にいこう」。
作詞は衛藤さん。290v_ori「最近のライブは2部構成にして、途中に10分間の休憩を挟んでいたんですけど、今日は休憩がありません。
休憩がないので、次の曲の間におトイレに行きたい方はゼヒいらしてください」

300「チョット、チョット!」ということで衛藤さんコーナー。310_ei以前は現場が日本橋ということもあって衛藤さんコーナーは「花のお江戸は華盛り」が定番だったが、30年ぶりにTHE GOOD-BYEが10枚目のアルバム『Special ThanX』をリリースしたので、その中から「笑顔がIchiban」を熱唱。

320ヒロアキくんのギターでユニゾンでカズーも披露。330vココからゲストの野村義男さんが登場。
 
まずは「涙のティーンエイジブルース」。340_nt「Two Nights」

0r4a0205 「Out of the Time」

360v_oot…と、合間にタ~ップリとトークを交えながらプレイ。
すると…

370_hkbバースデイ・ケーキが登場!
ヤッチンのこのコンサートで、バースデイ・プレゼントはあってもケーキが登場したことって今までなかったんじゃん?

380vということで思いっきりフ~!
私も口止めされたんだけど、このケーキは完全にサプライズ。
ヤッチンは本当にこのことを知らなかったのです。390そして、衛藤さんからはいつも通り葉牡丹のプレゼント。

400vそして、野村さんからは「イエロー・サブマリン」柄のウクレレがプレゼントされた。

410うれしそうなヤッチン

420vそれと…やっぱりコレがないと!
葉牡丹の花言葉は「ヤッチン大好き」。
開演前、楽屋の隅に厳重に保管されていました。430「Hong Kong Blues」

450_ap歌、ギター、トーク満載!
「赤いポルシェ~TAKE OFF」で盛り上がって野村さんのゲスト・コーナーを終えた。

455v「ココで新曲を聴いて頂きます。
本邦初公開。
『Virgin Snow』他の歌詞を書いてくれた田口俊さんにナニも言わずに詩をお願いしたんです。
ホンワカした曲調なのでラブソングが返ってくると思っていたんですが、このご時世ですので色々な想いを入れて作ってくれました。
ボクの曲と合体して新境地となりました。
タイトルを頭に思い浮かべて聴いてください」

460vタイトルは「2020(にーまるにーまる)」。
なるほどホンワカしてとてもいい雰囲気の中に2020年がウマい具合に描かれておりますな。470_2020ショウは後半に入っている。

480さて、この日のアーカイブ映像が2月13日まで観ることができます!
記事と見比べて間違いさがしをしないでお楽しみください。
 
詳しくはコチラ⇒オフィシャル・ウェブサイト

22021年のカレンダー好評発売中!
私が撮らせて頂いたライブ写真もたくさんご採用頂いておりますので安心して壁にかけて2021年をお過ごしください。

曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

120r4a0642<後編>につづく
 

200 

(一部敬称略 2021年1月9日 日本橋三井ホールにて撮影)