SHOW-YA 35th Anniversary Live『組曲』~SHOW2 <前編>
さて、今回はSHOW-YAの35周年を記念するイベントのひとつ『組曲』のソワレのレポート。
パフォーマンスの内容はマチネーと同じなので、正直パフォーマンスの内容についてアレやコレやと多くのことを書くことがムズカシい。
そこで、前回とは趣を変えてSHOW-YAがデビューした1985年のことを少し書くことにして記事の内容を補うことにしよう。
さっそくですが…上の「パフォーマンス」という言葉ね、今ではごく普通に我々がクチにするけど、この英単語が流行語大賞の「新語」という部門で選出されたのは1985年のことだった。
この年の流行語大賞は「イッキ!イッキ!」だって。
昔はよく「イッキ」でぶっ倒れて救急車で運ばれているヤツがニュースになっていたけど、最近はあんまり聞かなくなったね。
ま、もちろん当世はコロナでイッキどころじゃないけど。
この年、NTTが発足した。
テレフォンカード流行ったね~。このころはまだ「電電公社」名義のカードが混在していた。
Marshallにもこんなのがあったんよ。 7月には御巣鷹山の日航の事故が発生した。
スーパーマリオブラザーズの発売もこの年…ということはSHOW-YAとスーパーマリオは同期だったのね?
今では全くゲームには寄り付かない私でも、正直コレには夢中になったわ。
ま、前回のSHOW-YAのライブのレポートに書いた通り、当時は富山の下宿のひとり暮らしで他にやることもなかったからね。
映画は『ゴーストバスターズ』に『グレムリン』か…両方とも今の家内と映画館に観に行ったナァ。
邦画の一番のヒットは『ビルマの竪琴』だって…ナンでやねん?
音楽はチェッカーズと明菜ちゃん旋風が吹き荒れていたようだ。
まだまだ歌謡曲に力があった時代だね。
洋楽は私の感覚で恐縮だけど、全くピンと来る曲もアルバムもなかった。
それじゃ、総理大臣が誰だったかわかる?
中曽根さんだった。
それが今から35年前の1985年。
脱線御免。
その100年前…つまり1885年の総理大臣は誰だったか?
伊藤博文だった。 私なんか「千円札」というとまだコレのイメージが結構強いんだよね。
100年前の1885年12月22日に日本で最初の内閣が成立したんだネェ。
そのメンバーがスゴイ。
伊藤博文以下、井上馨、大隈重信、山縣有朋、松方正義、黒田清隆、榎本武揚等…まるで歴史の教科書に出て来るような「明治オールスターズ」!
当たり前か…。
その頃の渋谷はまだキツネやタヌキのパラダイスだったろう。
それから135年後の渋谷店。
いよいよ『SHOW-YA 35th Anniversary Live「組曲」』の2回目のステージが始まった!寺田恵子
みなさんお召し替えをされてフレッシュな気分でもうイッパツ!
変わらないのはsun-go☆さんの轟音をクリエイトする…
sun-go☆さんが奏でる真空管アンプの純で上質なギター・サウンドを耳にするとホッとするね。
耳の肥えたSHOW-YAファンなら私が言っていることがよくおわかりになるハズだ。
今度はこっちから「♪I can't see」。
よく見えます。すごい熱気だ~!
「サンキュ~!
こんにちは~…こんばんは?」
この時は6時開演だった。
「今年最後のライブになります。今年もあと半月あるんだよね。
みんな年末年始はどうやってお過ごし?」
お客さん「シーン」。
「しゃべっちゃダメなんだよね。
昔はカウントダウン・イベントなんてよくやったもんですわ。
私のワガママで年末はライブをやりたくないんですよ…家でユックリしたいから。
今年は年内でもお参りができるんだよ。
毎年芸事の神様にお参りに行くんです…私がアマビエみたいでしょ!
アマビエの実写版があれば応募したいな~。
その時はみんな、応援してね!」
大晦日って都内の電車は終夜運転するでしょ?
何のためかご存知ですか?
本当は初詣のためではないんですよ。
アレは借金をした人が年内にお金を貸し主に返せるようにひと晩中電車を動かしている…イヤ、コレは戦前の話なので正確には「動かしていた」かな?
その年の借金は、その年のウチに返済してキレイな身体でお正月をめでたく迎えましょう…ということなのだそうです。
コレが「年を越す」とか「年を越せない」という意味だったんだね。「Start your engine!!」
2曲目は「Out of Limits」。
今日2回目の猛烈ドライブ!
もう若い人はこういうロックを全く知らないからね。
ホント、SHOW-YAにはずっとずっとコレを続けていて欲しい!
「どうですか!?今年最後のライブは、キャプテン?」
「楽しいで~す!」「Are you ready?」
お客さん:無言+何らかのアクション
「Are you ready?」
お客さん:無言+何らかのアクション続けて「LOOK AT ME!」。
キャプテン!
2人ともよくこんなにイナバウれるなァ。
とてもマネできん。
「前屈」とかいって、手を伸ばして身体を前に曲げて柔軟度を測るヤツあるでしょ?
自慢じゃないけど私、人生でプラスの結果を出したことが一度もありません。
子供のころからいつもマイナス。sun-go☆!
間違いなく「女だけのロックンロール」の世界最高峰です。
「どうもありがとう!
なかなか声を出せませんが楽しんでますか?
こっちがしゃべってみんながシーンとしているとナンカ無視されてる感じがあるんだよね。
アクションがあるとわかりやすいからさ、爆笑の時はこうするとか、クスクスの時にはこうだとか…」
と恵子さんがお客さんが反応を示すアクションを提案してくれたんだけど、適格に反応をするのはなかなかムズカシかったね。
「今日は特別なライブ…いつもスペシャルなんだけど。
今年は色々やりたいことがあったんだけど全部できなくなっちゃった。
SHOW-YAはチャレンジし続けるバンドだってことを知って欲しい。
…ということでメンバーからひとこと」いつも通りmittanから。
「2020年、こんな大変な中に来てくださって皆さんありがとうございます!」「今日は今年の締めくくりということで『組曲』という大曲もありますし、皆さんのために心を込めて演奏したいと思います。
最後までよろしくお願いします」「さとちゃんで~す!みんな元気かな?」
「今年最後のライブですが、大変な状況の中こうしてステージに立てることはとても幸せです。
ありがとう!
来年もついて来てね!」
「最年長のキャプテンです」
「35年…話したいことはイッパイありますが、ライブができること、みんなとステージに立てること、すべて支えてくれている皆さんがいるからです。
皆さんに感謝したいと思います。
では、sun-go☆ちゃんです」「SHOW-YAの平均年齢のsun-go☆です」
「みんなが言ったように、残念ながら医療関係の方のように今日来れない人もいます。
そういう人たちの分まで来れている人たちと盛り上がりたいと思います。
35年…みんなと来れたことにありがとう!」「みんながいい話をしたので私はいい話はしません。
30周年の時にはみんなで祝ったじゃないかぁ…で、この次も!と思ってみんなで盛り上がることを考えたけど、できなかった…。
でも、みんなに対して、音に対して熱い思いを持っています。
みんなも持っていると思います。
ずっとずっとSHOW-YAについて来てください!」4曲目は「TROUBLE」。
ギンギンで素晴らしい。
ああ、こういう音楽が再び隆盛を極める時代がまた来るといいのにナァ。sun-go☆さんのギターから…
前半最後の曲、「You Turn Me Over」へ突入!
前半のハイライト。
「ずっと昔から支えてくれてた人、途中から支えてくれている人、そして、新しく支えてくれている人、SHOW-YAにとってはすべて6人目のメンバーです!
紹介します…And, and, and…You~!
We are SHOW-YA!!」
♪ジャ~ジャッ
♪ジャ~ジャッ
♪ジャ~ジャッ
「One, two three, four!」で飛び出すキャプテンのキーボーズ。
そして、前半のクライマックスへ!
楽しいね~!
SHOW-YAの詳しい情報はコチラ⇒SHOW-YAオフィシャルサイト