WORLD GIRLS GUITAR COLLECTION vol.0 <前編>~Mary's Blood & CYNTIA
緞帳の降りた舞台に登場したのはMary's BloodのEYEちゃんとSAKIちゃん。
「イェ~イ!盛り上がってるか~い?まだ始まってないけど~!」
たしかに…。
「〚NAONのYAON〛の時にやった『GUITAR GIRLS COLLECTION』を抜き取ってシッカリ聴いてもらおうということ!」と、このイベントの説明からスタート。
コレね。
今年の『NAONのYAON』でやったヤツ。
この時のレポートはコチラ。
「世界初だから『WORLD COLLECTION』っていう名前をつけた」…そうだ。
その前に、今のガール・バンド界を代表する2つのグループがステージに上がった。
まずは…
CYNTIAは日比谷野音以来…というか、『NAONのYAON』以外でのMarshall Blogへの登場は滅多にないよ。
2曲目の「閃光ストリングス」ではSAKIちゃんが登場!
スゲエ歓声!
YUIちゃんとのギター・バトルは前半の、そのまた前半の見せ場。
そう、この日はイベントのタイトルが示すように、ファッション・ショーのスタイルを模したコンサ―トゆえ、ランウェイが設けられた。
要するに「出ベソ」ね。
時々こういう現場で撮影のお仕事を頂戴するんだけど、コレ、結構大変なんだよね~。
上下の移動で、いつもの何倍もの時間と労力がかかってしまうのよ。
それとどうしも逆光の場面が増えてしまう。
でも普段とは違う写真が撮れるのでシャッターを切っていておもしろい!ハッピを着て、大きなウチワを手にしたAYANOちゃんのこのパーフォーマンスは初めて見た。
チョット私にはむずかしかったな~。
いつも野音ではCYNTIAの他、サポートでモクモクと鍵盤を叩いている姿しか見たことがないので結構ビックリしました。
AZUちゃんはMarshallのベース・キャビネットVBC412を愛用してくれているんだぜ。今日は違うけど。
CYNTIAらしい、可愛くて、激しくて、にぎやかなステージで会場は大いに盛り上がった!
CYNTIAの詳しい情報はコチラ⇒Cyntia Official Website
続いてはMary's Blood。
ダークな照明の中に佇む5人。
SAKIちゃんは今日も愛用、かつトレード・マークのMarshall JVM410Hのハーフスタック、タトゥー・モデル。
オープ二ングは「Coronation Day」。
「戴冠の日」ね。
Mary's Bloodの「Mary」はヘンリー八世の長女、あるいはスペインから嫁いだ最初の奥さん、キャサリン・オブ・アラゴンの娘、あるいは「1000日のアン」で知られるヘンリー八世のアン・ブーリンの娘であるエリザベスI世の腹違いのお姉さんのMaryを指している。
父への恨みを晴らすべく、カソリックを擁護し、容赦なくプロテスタントを弾圧した「血のメアリー(Bloody Mary)」。
実はほぼ同じ時代のスコットランドの女王もMaryといった。
この辺りがやたらと忙しい。
そして、このスコットランドのメアリーは当時の君主(スぺインの無敵艦隊を破ってイギリスを一気に世界の一等国ののし上げた)エリザベス一世の意思に反して、国家反逆罪で処刑されてしまう。
コレでスゴイ話があるんだけど、あまりにも血なまぐさいので、さすがにガール・バンドちゃんの回ということもあるし、今日は止めとく。
そうだナァ、犬神サアカス團の時にでも書くか…あ、今、犬神サアカス團のライブ・レポートで大脱線を制作中なの。
ほぼ取材が終わってコレから書くところ。
その手の話に興味のある方は乞うご期待!
ランウェイの先端に立ってポーズをキメるEYEちゃん。
カッコいい~。
コチラは移動が大変です。
コブシを振って観客をあおるSAKIちゃん。
浴びせられる歓声も大きいわ~!
SAKIちゃんのソロが冴えわたる!
ココでMaryが6人編成になる。
「邪悪なオーラを中和してくれる」と紹介されて登場したのはYUIちゃん!
さっきのお返しですな。
曲は「Moebius Loop」。
「メビウス」といえばサ、今、タバコってスゴイね、種類が!
「メビウス」って昔の「マイルドセブン」のことでしょ?
私は止めてようやく10年が経ったけど、その間にメチャクチャ銘柄が増えたよね~?
コンビニで「メビウスください」とお客さんが言うと、店員さんが「ア、バンゴーデオネガイシマ~ス」なんて答えているシーンに出くわすことがあるけど、アレはムリもないと思う。
私はフランク・ザッパに憧れてWinstonが吸いたかったんだけど、強くて断念。KENT MILDを愛飲してた。
止めてから2年ぐらい吸っちゃった夢を見たけど…ホントに止めてヨカッタと思う。
ココでEYEちゃんからMaryのライブ告知。
それは10月9日、つまり来週から全国16か所を巡るツアー。
今回はいつもより細かい行程になっているそうなので、より多くの人にMary's Bloodを観て頂けそうだ。Maryの持ち時間もはや後半!
「Bloody Birth Day」を持って来た。
「オイ、チッタ!声の準備できてるか?」
コール&レスポンスで盛り上がるコーナー。
SAKIちゃんもガンガンあおって会場の熱を上げていく!
よくさ、最近のコンサートって「かかって来いよ!」ってやるじゃない?
誰が最初にアレをやり出したのかは知らないけど、本当にお客さんたちがステージに上がってかかってきたらどうするの?
「イケるのか~、チッタ~?」なんてのも昔はそれほどやらなかった。
外タレのマネッコなんだろうけど、地名を当てハメるパターンもあるでしょ?「イケるのか~、渋谷~?」みたいに。
今、渋谷だけでも数え切れないほどのライブハウスがあるので、アレは住所までキチンで入れたらどうかと思うんだよね。
例えば、「イケるのか~、渋谷区道玄坂2-14-8~!」みたいに。コレはO-EASTの住所。
一方、O-WESTになると、「イケるのか~、渋谷区円山町2-3~!」と、すぐ向かいにあるのに町名がガラっと変わってしまう。
おもしろいね~。
すいません、こんなことで紙幅を割いてしまって!
ま、アホな冗談だけど、タオルを回したり、独特なフリで曲に合わせて身体を動かしたり…ずいぶんコンサートのやり方も変わったもんだよな~、とつくづく思うワケ。
いかにもMaryらしい、ストレートに突っ走るドライビング・チューン。
この曲はギターのバッキングがおもしろい。
セカンド・コーラスにだけリフ処理が施されている。
それとサビの8小節パターンが繰り返される、その2回目に入る前のバッキングがおっそろしくクールなんだよね。
ランウェイの周りはもうエキサイトメントのカタマリ!
みんな大よろこびだ~!
さてさて、上述のEYEちゃんがMCで触れていたツアーとはコレ。
『Raise the Flag Tour 2017』だ。
初日は10月9日の柏PALOOZA。
そして千秋楽は11月19日の品川インターシティホール。
…と、ひとまず、CYNTIAとMary's Bloodで大いに盛り上がっておいて、ショウはこの後メイン・ディッシュの『WORLD GIRLS GUITAR COLLECTION』に移ったよ!
Mary's Bloodの詳しい情報はコチラ⇒Mary's Blood Official Site