EXCITERS MEETING <前編>~D_Driveの巻
もうクセでね…どうしても「West Side」という言葉が先に出てしまう。
『ウエストサイド物語』をひとりで観に行ったのは、忘れもしない…アレはいつのことだったっけな~。
なんや、忘れとるやんけ!…イヤ、昨日一昨日とLOUDNESSさんにご登場頂いていたものだから少しばかり二井原さんのギャグを拝借してみた。
映画『ウエストサイド物語』は、中学校一年生の時に日比谷のスカラ座にひとりで観に行ったのが最初。
それからテレビで観て、今でも時々DVDで観て、サントラ盤やバーンスタインのCDを聴いて、Dave LiebmanやRichi Coleのジャズのカバー・アルバムを聴いて…かれこれ42年の付き合いなるのでコレもやむを得まい。
間違えずにユックリ言うと…新宿の…ライブハウス…WILD(無事通過!)…SIDE…TOKYO。
復唱すると、新宿のライブハウス、WILD SIDE TOKYOの開店8周年を迎えるイベントにD_DriveとCONCERTO MOONが出演した。
要するにCONCERTO MOONとD_Driveの「ダブル・ヘッドライナー」だ。「ツーマン」ではない。
今日&明日はそのレポート。
まずは「D_Drive編」。
余計なお世話なんだけど…驚いたことにアメリカに「Ddrive」っていうバンドがあるんだね~。
インターネットをやっていて偶然出くわしたんだけど、Don MancusoなるLou Grammのバンドのギタリストがやってるんだとか…。
Lou GrammはForeignorが初来日した時に武道館に観に行ったが、やっぱり「ディー・ドライブ」と来れば、「Dは大文字、アンダーバーに小文字でdrive」のD_Driveだよ。
すなわち…
Seiji
Chiikoのおなじみの面々。
ちなみに「D-Rive」というアイドル・グループもいるようだ。
D_Driveは今年で8年目だからWILD SIDE TOKYOとほぼ同級生。
CONCERTO MOONとはすでに昨年3月のMarshall GALAで同じステージに立っている。
オープニングは「Advance and Attack」から…
「M16」と、立て続けに3曲ブチかました。
もうこの3人の表情で演奏への入れ込み具合が容易に想像できるでしょ?
「8周年おめでとうございます!今日は普段あまりやらない曲を演ったりします!」とYukiちゃんの挨拶が入り、次の曲を紹介した。
Seijiさんが『トムとジェリー』をイメージして作ったという曲、「Mr. Rat Boots」。
『上には上がある』というトムとジェリーのデビュー作の原題は「Puss Gets the Boot」という。
「puss」というのは「ネコちゃん」という意味。
この曲とは関係なしに、皆さんネコがお好きだよね~。
確かこのShimaちゃんもネコ好きのハズだ。
今週、とある「猫の町」に行ってきた。谷中じゃないよ。
近々レポートをアップするので乞うご期待。
さて、今日もD_Driveのドライブ機器をチェックしておこうか。
まずはSeijiさんから。
ご存知の通り、向かって右がSeijiさん愛用のJCM2000 DSL100ECと1960AX。
現在発売中のWeROCK誌のYukiちゃんのコラム、『Yuki姐さんの…「ツーマンと言うんじゃない!」』に…あ、コラムのタイトルが違うわ!
Take2。
Yukiちゃんのコラム、『Rock Guitar Cafe』にナゼYukiちゃんがMarshallを使うのかが詳しく書いてある。
タイトルは「私はマーシャル・サウンド!」…コレは本当です。
いいことがた~くさん書いてあるので是非ご覧あれ。
結論を急げば、やっぱりホンモノの真空管のアンプが一番!ということよ。
ShimaちゃんはMarshallファミリーのEDENを愛用。
この日はWT-800ヘッドとD410XSTキャビネットを2台積み上げ8x10"仕様でステージに臨んだ。
実は、コレはCONCERTO MOON対策だったのね。
運搬手間の都合上、普段はキャビネットについてはEDEN以外のモノを使用することが多いのだが、この日は特別。
CONCERTO MOONのド迫力サウンドに負けまいとどうしてもキャビネットもEDENにしたい!とShinaちゃんからリクエストがあったのだ。
EDENのキャビ、メッチャ破壊力あるからね。重すぎて腰への攻撃力もハンパじゃないけど。
やっぱり電気楽器というのはムダに大きかったり、重かったりすることはないのね。全部音と関係している。
楽器もオーディオも電気で音を出す装置は「小さいことはいいことだ」より「大きいことはいいことだ」が根本だよ。
「小さいパラゴン」なんてどんなに科学が進歩しても実現できっこない。
一変してYukiちゃん作のバラードの「Unkind Rain」。
久しぶりだったので緊張したとか…。
コレを書いている今、すなわち昨日の午後、東京はスゴイ雨よ。
関西でも記録的な豪雨だとか…まったくUnkindだ。
好評の「Seijiさんケガシリーズ」は新ネタを披露。
捻挫が治って来たかと思ったら今度はアバラをやっちゃったとか…。
私も5~6年ぐらい前にやったんだけど、Seijiさんに話を聞いてみたら状況はまったく同じ。わき腹を強打してアバラ骨にヒビが入った。
コレがものすごく痛いんだよね~。
厄介なのは治療法がないことで、何しろ放っておくより治療のしようがない。痛み止めを飲むほどでもないし、クスリはできるだけ飲みたくない。
だから、セキやクシャミが出るときなんざ地獄の苦しみよ。
Seijiさんはステージでは脳内でアドレナリンを出して痛みを和らげているとか…。
続いてもYukiちゃんの作品で「Shape of Your Life」。
季節限定演目「どこかに春が」。
そして、最近作からSeijiさん作の「Last revenge」でブッとばす!
そして最終セクション。
このYukiちゃんのポーズは「Russian Roulette」。
今回の会場はステージ前にプレスピットがないため、170cmぐらいの高さの脚立を持参して客席の一番後ろに設置。そして、終始その上から撮影した。
いつも間近でD_Driveを見ることが多いのだが、こうしてヒキで見ていると、ステージ上のメンバーの所作が見渡せておもしろい。
するとあることに気付いた。
Yukiちゃんって、この「Russian Roulette」のタイトルコールだけではなくて、ずいぶん色んなポーズを取ってるんだな~。
コレは曲中のハンドクラッピングのパート。二拍三連で手を打つとこ。
ひとりしかいないのにナゼか「前へならえ」も!
我々が小学生の時って、やたら「前へならえ」をやらされたな。
腕が疲れちゃってサ。朝礼が大ッキライだった。
一番前のチッコイ奴がうらやましかった。だってホラ、両手を腰に当てるだけじゃん?
それと「小さく前へならえ」は意味がないと思う。
こんな勝利のポーズまで!
Yukiちゃんは忙しい…ということを再認識した。
熱狂的な演奏で自分とお客さんのアドレナリンを思い切り分泌させたSeijiさん。
興奮が冷めた時のアバラの痛さは想像を絶するものだろうよ。
お大事に!
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