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2015年7月15日 (水)

BUDGIE PLAYS NATAL in JUNO REACTOR

おはようございます。
今日は(も)余談から…。
皆さんは「虫の知らせ」っての信じますか?私は信じていたんだけど、この現象は科学的に解明されていると聞いて信じなくなった。
「虫の知らせ」は単なる偶然で、齢を重ねて経験が増せば増すほど確率的にそういうことが起こりやすくなるそうだ。
しかし!…しかし、しかし、しかし!
今朝ばかりは心底驚いたし、間違いなく私の周りにはハエか蚊が飛んでると確信したぜよ。
東京新聞の朝刊の「筆荒」というコラムにアティカス・フィンチの話しが出ていたのだ!
アティカス・フィンチといえば、『アラバマ物語』の主人公で、昨日のMarshall Blogで紹介したばかり!(未読の方はコチラをどうぞ!⇒【MJG】サウンドトラック盤ジャケット特集<前編>
今時の日本でこんなマイナーな存在が人の口にのぼることはまずあるまい。
まさか、この東京新聞のライターはMarshall Blogを読んでるのかな?
でも、あるメジャー誌の編集委員の人がMarshall Blogの『ミュージック・ジャケット・ギャラリー』を楽しみにしているということを聞いたことがある。うれしいね!
こうなると田川ヒロアキじゃないけど、「Marshall Blogはもはやひとつのメディアである」なんて言葉を鵜呑みにしたくなる。
それもこれも毎日読んで頂いている皆様のおかげです。ありがとうございます。


さて、東京新聞のアティカス…興味深いことが書いてあったので簡単に記しておく。
『アラバマ物語(To Kill a Mockingbird)』の原作はハーパー・リーという女流作家で、89歳で続編を上梓したんだって。
タイトルは『Go Set a Watchman(見張りを置いてこい)』といって、そこにもアティカスが登場するんだけど、こともあろうに「差別主義者」として描かれているんだそうだ。
何しろピューリッツアー賞作家の新作である。アメリカン・ヒーロー・ナンバーワンである。
さすがにこれには「裏切られた!」との批判が広がっているそうだ。
ところが、この「ウォッチマン」は『アラバマ物語』より前の作品にも登場していて、人種差別問題にはどっちつかずな立場を取っており、それが当時の南部の実際の風潮だったらしい。
リーさんはこの新作で批判を浴びることは予想出来ていたが、「現実は複雑で、世の中は変わる」というメッセージを伝えたかったのではないか…と東京新聞は空想している。
以上、朝になって書き加えた。それにしても驚いた~。

さて、小生、勉強不足である。言わなくてもわかってるか…?
「トランス・シーン」というものがあるそうな…「trance」というのは「恍惚」とか「失神」とかいう意味。
昔、ありましたな~、「失神ショー」っていうの。オックスね。
今から17年前、腰を患って入院した時、オックスの元メンバーの方とそこで一緒になった。当時私はまだタバコをのんでいて、喫煙室でご一緒して色々な話しをその方からお聞きするのを結構楽しみしていた。
「失神」の話しはしなかったけど…。
その人、腹腔鏡手術をして、何やらお腹から管がピロピロと飛び出していたけど、医者にムリを言って病院を抜け出して地方公演に出かけて行ってた。プロってスゴイと思った。

ま、「失神」までいかなくても、アイドルを応援する男の子たちなんかも完全にトランス状態ってヤツだよね。
大声を出しながら一心不乱にペンライトを振り回す姿はむしろ美しい。
高校の時、大学の推薦入学の手続きをしなければならない大事な日に学校をサボって、ハッピを着て、メガホンを持って、郁恵ちゃんの応援に行ってしまったがために大学に行かれなくなってしまったヤツがクラスにいた。後でソイツに聞いたら、親にエラク怒られたそうだ…当たり前だ。
でもね。そういう風に我を完全に忘れて夢中になれるものがあるのを大変うらやましく思うよ。
いいナァ、自分もトランスしてみたいナァ…。

で、今日のレポートはそのトランス・シーンのパイオニア、「Juno Reactor」。
私もトランスするぞ!何しろNATALだし!
…と楽しみにしていたんだけど、残念!
イギリス行きと重なってしまい、参加できなくなってしまった。
仕方ないので、プロモーターの方にお願いして写真をシェアしてい頂いたものを掲載する。
NATAL、一生懸命働いてます!

10NATALをの使い手はイギリス人ドラマー、Budgie。

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イヤ~、ここでも勉強不足のそしりは免れない。
ある日Marshallから連絡が来て、「Budgieが行くからNATALで面倒みてやってチョーダイ」とのこと。
「お!Budgieが来るのか!和嶋さんや鈴木さんがよろこぶぞ!」なんて構えていた。
その後、何回かイギリスとやり取りをしていたら、どうも様子がおかしい。
すると「おいシゲ、あのな、Budgieってバンドじゃなくて人だぞ、ドラマーだよ、Siouxsie & the Bansheesのドラム!」だって言うじゃんよ!
どうすんだよ、みんなに言っちゃったよ、「バッジーが来る」って。
私の周りは「ウソ!またやってんだ!」なんてもう大喜びしちゃってんだぞ!

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Siouxsie & the Bansheesか…わからなかったワケだ。だいたい読めないから…。
高校の時にコピーしてたヤツがいたっけな。
ちなみにイギリスでは「Budgie」は「ブジー」と発音する。

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ブジーのリクエストは、メイプルのROCKキット。

20すなわち、12"、13"、16"、22"のコンフィギュレーション。

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スネアはHandhammeredシリーズのブロンズ。右下に見える茶色っぽいヤツ。

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こういうヤツね。

I_hholdbronzesnare2 このキットを自在に操り、エキサイティングなドラム・プレイを見せてくれた…と、実際に観に行った同じNATALプレイヤーの英太郎さんから後に聞いた。観たかったな~。

40そして、満員のO-EASTはトランスしまくりだったそうな。
私もトランスしそこなったのは残念だった!

80JUNO REACTORの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト(英語)

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1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。

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★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版:現在日本語版制作中!)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト


(一部敬称略 2015年5月22日 渋谷TSUTAYA O-EASTにて撮影 ※協力:エムアンドアイカンパニー 撮影:KOTARO MANABE)