【緊急告知!】アースシェイカーがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!~30th Anniversary Tour
デビュー25周年を迎えてアルバム『Quarter』を発表したのが2008年3月。オイオイ、あれからもう5年も経っちゃったのかよ!本当に昨日のことのように感じるな。最近、ますます人の名前が思い出せなくなってるのもムリないわ…。
そう、EARTHSHAKERはデビュー30周年を迎えたのである!我々、バーじゃあるまいし気安く「シェイカー、シェイカー」なんて呼んでるけど、30年の活動たるや大変な業績である。
おめでとうEARTHSHAKER!!
この直近の5年間にもいろいろあった。真夏の横田基地で演奏したり…これはSMCが飛行機の格納庫で演奏をしているところなんだけど、ここはまったく風が抜けなくて、サウナ以上の暑さだったっけ。サウナは汗をかくためにはいるから暑くて当然だけど、ここは違うさね。思い出しただけでも汗が出てくる?
この時も暑かった!しかも行き帰りも東名が大渋滞でね~。11年の7月の富士スピードウェイ。F1レースの開会式で恵子さんといっしょにMARCYさんが「君が代」を斉唱して「Start to engine!」を絶叫したり…いろいろ楽しかった。
レーシング・コースに設置されたステージ車で上でタップリとライブも披露した。
「30年」ですよ、「30年」!言い古されてはいるけど、EARTHSHAKERがデビューした年に生まれた子はもう30歳だかんね。
途中、いろいろあったにしてもこうして4人が一緒に演奏活動を続けていることは誠によろこばしい。
で、その30周年を記念した大ツアーが6月23日よりスタートした。11月まで続く37本の大ツアーだ!
で、今日のマーブロはそのツアーの3本目、厚木でのコンサートをレポートする。
夫婦が30年寄り添っていたら銀婚通り越して「真珠婚」だからね。メンバーは;
石原"SHARA"愼一郎
西田"MARCY"昌史
甲斐"KAI"貴之
工藤"KUDO"義弘
ご存知のように30周年を記念したアルバムも発表された。その名もズバリ『THE EARTHSHAKER』。「THE」ですからね、唯一無二のものなのだ。この世でただひとつ地球を揺さぶるモノあのだ。
もちろんタイトルにふさわしく、シェイカーだけが成し得る音世界が展開している。
それと同時に発売されたのがMARCYさんの…
『MARCY』
SHARAさんの…
『SHARA』。
このアルバムについてはすでにマーブロでも紹介している。
そうした30周年を記念する企画が目白押しの中のツアーなワケ。だから気合も入っちゃうワケ。
SHARAさんのツアーのお供は当然Marshallね。タカシくんごくろうさまです。
ヘッドはJVM410H。アレレ、以前は下段のサブがTSL100だったんだけど、サブもJVMになってる!
キャビネットはMF400Bだ。
足元のようす。
これらの組み合わせがアホほど厚みのあるサウンドをクリエイトする。ま、SHARAさんが弾くからなんだけどね。
さて、ショウの方はというと…スゴかった~。
これから観る人のために今日のレポートは、詳しく書くことができないが…
とにかくスゴかった!ということだけは書いておかなければなるまい。
写真でこのスゴさが伝わればいいんだけど…。
私も職業柄、こうして何回もEARTHSHAKERの演奏を目の当たりにしてきたが、なんかいつもより音の密度が濃いというか、説得力が高いというか…何とも表現しにくいね。
でも当の本人たちはまったく気負った雰囲気がなく、至って平静だ。
観ているこっちの方が「30年」という長い歴史の重みに感激しているのかもしれない。
そう音楽家はただひたすら自分の音楽を作るのみなのだ!
30年間、EARTHSHAKERのリズムをキープしてきたふたり。
この名リズム隊なくしては成り立たない。
この日も鉄壁の演奏でフロントのふたりをひたすら鼓舞した。
選曲も観てのお楽しみで詳しくは触れないが…
もちろんニュー・アルバム『THE EARTHSHKER』の曲も演奏される。
こっれがまらスゴイ出来なのよ。
ファンの人たちですら、まだそう耳なじんでいないかもしれないが心配ご無用。
もうね、目の前のホンモノの演奏に接するだけでぶっ飛んじゃうよ。
『THE EARTHSHAKER』収録の曲はシェイカーのコンサートの新しいスタンダードになるかもしれない。
この日はあの超大作も演奏された。(これぐらい言ってもいいでしょう?)
おおっ!SHARAさんの弾き語りも?! んなことはないか…。でもなんかやさしい歌声が聞えて来そうでしょ?
それにしても恐るべきはSHARAさんのギターの音。
好きな人はもう先刻気が付いているだろうが、いつも使っている白いSHARAモデル以外にもその黒バージョンが登場。
曲によって使い分けていたが、とにもかくにもすさまじいサウンド。太く、ブ厚く、そして美しい。十分にらウドなのだが、まったくうるさく感じない。
これがSHARAサウンドなのだ。同じ機材を使っても絶対に同じ音は出ない。なぜなら、この極上のサウンドはSHARAさんの指から出ているのだから…。
工藤さんはドラム・ソロを披露。やっぱりコレがなくちゃね!
渾身のドラミング!
「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声が楽しい!
30年のシェイカーの定番だ。
もちろんおなじみのナンバーもタップリと!
このふたりのコンビネーションは日本のロック史にシカとその名を刻まれ忘れられることはないだろう。
SHARAさんお得意のアクションもキマッた!
アンコールに入り、30th Anniversary Tourの3本目が終わろうとしている。あと34本!
これから全国を回るが、EARTHSHAKERを観たことのある人もない人もコンサート会場に足を向けていただきたい。
日本のロック・バンドのホンモノのロック・ショウを観てもらいたいのだ!
最後は「30年前、この曲からはじまった」と紹介される「●●●●●●●●●●●」。
大変に見ごたえのあるショウだった。
デビューから30年。メンバーも当然齢を30重ねたことになるが、そんなことを全然感じさせないステージだった。
私が若いころは、「30歳までに大成しなかったら一生花を咲かすことができない」というのが常識だった。
ロックは高齢化が進んでいる。この高齢化は世にいう「高齢化」とは異なり、歓迎すべきものである。年々幼稚化していくロックを上の方から引っ張り上げてくれているのだから。
それにロックは今でも新しい音楽だ。老衰死したロックミュージシャンはまだいないのではないか?どこまでできるか実践したロック・ミュージシャンはいないのだ。
EARTHSHAKERにはロック・ミュージシャンの限界に挑戦してもらいたいと思う。しかもこの4人のメンバーで!
みなさん、会場に足を運んでください。とにかくEARTHSHAKERを観ておいてください。
最後にもう一度…おめでとうEARTHSHAKER!
さて、30周年を記念してこんなん出ました。なんとSHARAさんとMARCYさんのテイスティングによる『EARTHSHAKER COFFEE』!
EARTHSHAKERの詳しい情報はコチラ⇒EARTHSHKAER OFFICIAL SITE
ツアー日程はコチラ⇒earthshaker live
(一部敬称略 2013年6月30日 厚木THUNDERSNAKEにて撮影)