DAMIJAW 47都道府県 tour“Be with You!!!!!”2~原田喧太 Plays Marshall!
以前勤めていた会社に「日本のすべての県庁所在地に行ったことがある」のが自慢の先輩社員がいた。もちろん社用でそうした都市を飛び回っていたのだが、本当に「すべて」を回ったとなると結構スゴイことで、普通のサラリーマンでコンプリートを達成した人は案外いないのではなかろうか。ちなみに建設に関連している仕事だ。
ミュージシャンとなると仕事柄そうした経験を持ち合わせている人はグッと多くなるだろうし、もう何周もした人も多かろう。いずれにしても大変なことには違いない。移動だけでも大きな労苦を強いられるだろうし、知らない土地で過ごす休日も初めは目新しかろうが、たまには落ち着く自分の家でゴロゴロしたいという時も多かろう。
しかし、ツアーは続くのだ!して、その47都道府県をくまなく回るツアーを1月にスタートし、5月に終了させたのがka-yu率いるDAMIJAW。現代の伊能忠孝か松尾芭蕉か…しかも、2011年に続いてこれが2回目!
ギターは我らが原田喧太!
Marshall Blog、久しぶりの登場だ!
そのヴァーサティリティあふれるプレイはますます磨きがかかり、まるで助さんと格さんをひとりで演じているようなギター・プレイ!ってナニ言ってんだ?! ようするに頼りがいがあるギターだってことよ!
その喧太をサポートするのが2セットのJVM410HとMF280B。
足元のようす。
開演前にパチリ!
そんな喧太を擁したDAMIJAW…
私は以前にもDAMIJAWのステージに何回かお邪魔させてもらっている。
たたみこむようなパワフルさが痛快で、以前にも増して力がみなぎっているように感じたね。
この公演が長い長いツアーの最終日で、よけいにエキサイトしていただろう…ということを割り引いてもすさまじい演奏だった。
喧太の暴れようは、ま、いつも通りなんだけど…
要所、要所に出てくるソロが実に充実していて、また一段と円熟味を増してきた!
コーラスもバッチリ!歌うまいからね、喧ちゃんは。お、ナンダこのパイプは?!
そうトーキング・モジュレーターもチョコッと使用されたのであった。
喧ちゃんのギターの持ち味が生かされているのは何もアップ・テンポの攻撃的な曲ばかりではない。
おとなしめの曲での抒情的なプレイも実に感動的だ。
DAMIJAWのショウのハイライト!
ka-yuが「はい、お前!」、「そこの赤いシャツ!」、「そっちのモジャモジャ」とか、ステージからひとりひとりに抽出してステージに上がらせて、みんなで踊り狂うのだ。
このコーナーが最高にエキサイティング!大好き!ああ、オレももう30歳若かったらナァ~!
緑っぽく光っているのは喧ちゃんのギターのポジション・ドット。こんなところでソロをキメている!
このコーナーのスゴイところはお客さんの節度。ka-yuに選ばれるとサッとステージに上がってきて、ひとしきり踊り狂った後、サッとまた客席に帰り元の状態に収まる。ダラダラしない。選ばれた時のその喜びようを見るのも私的楽しみのひとつ。
バラエティに富んだ曲調をもったレパートリーが続く。
でも、やっぱりこのバンドはへヴィにロックロックしたナンバーが私には一番シックリくる。
喧太がMarshallで奏でる重々しいギターリフがカッコいいのと、ka-yuのパワフル歌とペースが前面に押し出されるからなのであろう。
昔はふたりでMarshallのクリニックなんかよくやったんだよね~。最後にJim Marshallが来日した時の楽器フェアではデモ演奏で熱演してくれたっけ。
DAMIJAW以外にも幅広い音楽ジャンルと人的ネットワークで多くのファンを魅了する原田喧太。ますます楽しみなギタリストだ。
さて、こうして盛り上がった「DAMIJAW 47都道府県tour "Be with You!!!!!2"」。このO-EASTでの千秋楽のようすを完全収録したDVD&Blu-rayが2013年9月25日に発売されることが決定した!DAMIJAW初の映像作品。
特典映像には、47都道府県ツアーの名シーンも収録している。DAMIJAWの魅力を是非あなたのお茶の間で!原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site
DAMIJAWの詳しい情報はコチラ⇒DAMIJAW Official Web Site
(一部敬称略 2013年5月17日 渋谷O-EASTにて撮影)