吉永GOKI訓春生誕祭<中編>~MOONSHINE
高円寺の大人のロックバー「Magic V」が主催する『吉永GOKI訓春生誕祭』のレポートの<中編>は、MOONSHINE。
ん?チョットちょっと待てよ…MOONSHINEに登場してもらうのは久しぶりなのは百も承知、二百も合点なんだけど、前回Marshall Blogがレポートしたのは去年の9月17日、場所は同じShow Boatでのライブだってよ!
おッかしいナァ、そんなに時間が経っているワケがないんだけどナァ。
でも、そんなもんか?
MOONSHINEはそんなに頻繁にステージに上がっているワケでもないし、コチラもいつもナニかと被ってしまってなかなかお邪魔できなかったからね。
毎週末、取材に行きたいライブが幾重にも重なってしまってホントに困っちゃうんですよ。
1日ズレてくれていればナンでもないんだけどネェ。
そんなワケで楽しみにしていた久しぶりのMOONSHINE。 さて、MOONSHINEはこれまで『DEMO』と銘打った音源を3枚発表してきた。
1曲目はその2枚目『-SECOND DEMO-』から「残像」。
会場にアコースティック・ギターをストラミングするCDの音源が流れて…
ド~ン!
そのまま滑らかにリアルの演奏につなげた。
藤井重樹Carlie Tanakla(以下「チャーリー」)河野充生金光健司NATALエンドーサーの金光さんは当然NATAL。
ブビンガのキット。
下の写真はダブル・タムの状態だが金光さんはシングル・タムのドラマ―なので…12"のタムタムのみを使用。
そのNATALドラムスを操り、この曲の作者である河野さんのベースと絡み合って生み出すグルーヴは天下一品だ。ノッケから大激唱の藤井さん。それにチャーリーのソロが続く。チャーリーのMarshallは「JCM2000 DSL100EC」。
何度も書いて恐縮だが、このモデルは、その昔私がMarshallに頼んで50台限定で作ってもらったビンテージ・ルックスのDSL100。
今とは違ってその当時は簡単に特別仕様のモデルを作るなんてことはできなかった。
「ま、シゲのリクエストならば」ということで作ってくれた。
発表したその日に売り切れになった。
キャビネットは普通の「1960A」。2曲目はまだ音源になっていない「引き裂かれた絆」。
ミディアム・テンポのヘヴィ・チューン。
チャーリーのバッキングがエラくカッコいい! そしてギター・ソロに差し掛かると…
リズムが3連に変わる。
トリハダもの。そしてまた戻る。
この辺りのカチっとしたイキの合い方が何とも気持ちがいい。しかし…藤井さんの声がスゴすぎる~!「改めましてMOONSHINEです…よろしくどうぞ。
今日はDEALSのギタリスト、吉永GOKI訓春さんのバースデイ・イベントということで、たくさんお集まり頂きましてありがとうございます。
今日はお祭りですよ。
ワッショイ、ワッショイみたいな曲は演りませんけど…ゴメンなさいね」 3曲目にムーンシャイナーたちが演奏したのはまだ音源化されていない「Snow」。
この後の金光さんの暴露MCによると…本当はこのステージまでに正式なタイトルが付くハズだったのだが、どうしてもシックリくるモノが出て来なかったので、この場はデモ時代から使っている「Snow」という曲名にした…のだそうだ。
チャーリーが目撃したところによれば、藤井さんが楽屋で「もうダメだ~!」と観念していたシーンがあったとか…見たかった!
だから音源になる時には納得のいくタイトルのアイデアを得て今日とは異なる曲名になることだろう。心地よい河野さんの3連のベースに乗って… このチームならではのメロディと演奏があふれ出す。
コーラスの最後に登場するリズム・トリックがオモシロイ。 チャーリーの指からしか出て来ない独特なフレーズをつなげてのギター・ソロが続く。
全員参加のコーラス・パートで締めくくる展開も意外だ。 続けて「夜と朝」。
いいね~、このタイトル。
チョット美川憲一みたいだけど、このチームは「このチームだけのもの」をたくさん抱えている。
この日本語の曲名もそのひとつ。私は大賛成。
歌詞が日本語にもかかわらず曲名だけ英語という様態は昔からどうにも認めがたく思っている。
どうせ一般人が新渡戸稲造や岡倉天心や幣原喜重郎のような英語の達人になることは不可能なのだから、もう英語はあきらめて徹底的に日本語を極めた方がカッコよくはないか?
また、そっちの方がはるかにムズカシイように思う。
日本語って本当にカッコいい言葉だと思うよ。
英語は必要とする人が必要となった時に徹底的に勉強すればいいのだ。
だから小学校の低学年の授業に英語を取り入れるなんてことはせずに、その分子供たちに徹底的に日本語の本を読ませるべきなのだ。
で、その「夜と朝」はスローなワルツ。
チャーリーのアルペジオをバックにスケールの大きい歌を藤井さんが聴かせてくれる。
この曲もまだ音源になっていない。
河野さんがアルペジオにまわると…チャーリーのソロが炸裂。
既成の概念にとらわれることのない奔放なギター・ソロもMOONSHINEの大きな魅力のひとつ。そして藤井さんの歌とチャーリーのギターが絡み合って曲はクライマックスを迎えた。 ココでさっき演った「Snow」のタイトルに関しての大ゲンカがあって(←ウソですよ!)、年内のライブ告知。
そして、前掲のコレまでの3枚の音源を紹介。 この3枚ね。 コレまでは「DEMO」と銘打って音源を3曲ずつ発表してきたが、MOONSHINEは正式なアルバムのレコーディング作業を進めているのだが、なかなか出て来ない。
私なんかはその仕上がりをとても楽しみにしているものだから、いささか「東海さんの墓普請」の感じがしないでもない。
そのレコーディングの様子はアルバムがリリースされる時にMarshall Blogでレポートする予定。
※筆者註:「東海さんの墓普請」が意味するところは長崎出身の方にお尋ねください。
5曲目は『THIRD DEMO』のオープナー、チャーリー作の「咆哮ーShoutー」。
このギターのフレーズはすごい。
ま、言ってみればたった1音(正確には2音ぐらい)でジョワ~っと印象的な雰囲気を作り出しちゃう。
またこの音がいい。
ハヤリにとらわれて変なことをせず、ちゃんと真空管のアンプを使って出した自分の音楽を大切にしている人のサウンドだ。
それに合流するのはタイトル通りの藤井さんの咆哮。
これまた「すさまじい」のひと言に尽きる!ギター・ソロを経て…曲はクルクルと表情を変えていく。「♪シャララララ」
藤井さんは最後までシャウトに徹して…みんなで大暴れしてフィニッシュ!
ちなみにこの曲が入っている『THIRD DEMO』には藤井さんが故藤岡幹大氏とやっていたNight Buzzの曲「がんじがらめ」も収録されている。
私、幹大ちゃんとは昔ずいぶん一緒に仕事をしたんですよ。
なのでうれしかった。
金光さんのシンバルからスタートするのは「ひび割れた記憶」。
オラオラまた日本語の曲名だ!
MOONSHINEのステージでは取り上げられてきた『SECOND』の中の1曲。
この日、MOONSHINEが演奏した7曲中、CDに入っている曲は4曲。
まだ音源になっていない曲を3曲も取り上げた。
商売っ気がないのか、出し惜しみしているのか、それとも何かの意地か?
普通のバンドであればCDに入っている曲をゾロリと演奏して「CD買ってチョーダイ」とやるところなんだけど、MOONSHINEはそれを良しとしないのだ。
CDは家で聴け、オレたちはライブでしか聴けない曲を演るぜ!…ということか?
カッコいいぞMOONSHINE!それでいいのだ!
この曲もリズムがコロコロと変わって…MOONSHINEの魅力がギッシリと詰まっている。
そしてこのコーラスのメロディ!
一度聴いたら耳にコビりつくこと間違いなし。もちろんチャーリーのギター・ソロも飛び出してくる
ナンカとっても不思議な魅力があるんだよね、このチーム。
「ありそうでなかった」というのとはまた違うオリジナリティがある…とでも言えばわかるかな?
わっかんねェだろうな。
メンバーの皆さんは百戦錬磨の腕の立つ楽器名人ばかり。
各人の個性と技術を持ち寄り、お互いの良い所を打ち消さないようにして、極めて均等に引っ張り合いながらひとつのモノを作り上げている…という感じがするんだけどどうだろうか?「どうもありがとうございました!
この後もVAXPOPが十分に盛り上げてくれると思います。
皆さん、最後まで楽しんでいってください!」 最後に演奏したのは河野さん作のMOONSHINEのキラー・チューン。
『FIRST DEMO』に収録されたその名も「MOONSHINE」。
コレで最後か…もっと聴きたいんですけど。いつも締めくくりに演奏するこの曲。
「♪Dancin' in the moonlight, You're always on my mind」…今日も全員参加のコーラスがドラマチックに響いて感動的な幕引きを演出した。 「どうもありがとう!」
<つづく>
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